Top オーディオ製品 比較2025' Beatsヘッドホン/イヤホン34機の性能とおすすめ・選び方:Beats by Dr.Dre

2025年06月14日

比較2025' Beatsヘッドホン/イヤホン34機の性能とおすすめ・選び方:Beats by Dr.Dre

【今回レビューする内容 】2025年 最新のビーツのヘッドホン・イヤホンの価格・性能とおすすめ「最強機種」の選び方:機種の違いや評価・口コミランキング:ビーツバイドクタードレー

【比較する製品型番Beats Studio Pro MQTP3PA/A MQTT3PA/A MQTQ3PA/A MQTR3PA/ABeats Solo 4 MUW23PA/A MUW43PA/A MUW33PA/A Beats Solo 3 Wireless MX432PA/A Beats Flex MYMC2PA/A MYMG2PA/A MYME2PA/A MYMD2PA/A Powerbeats Pro MY582PA/A MY5D2PA/A MY592PA/A Beats Studio Buds + MQLH3PA/A MQLK3PA/A MQLJ3PA/A Beats Studio Buds MJ4Y3PA/A MJ4X3PA/A MJ503PA/A MMT73PA/A Beats Fit Pro MK2F3PA/A MK2J3PA/A MK2G3PA/A MK2H3PA/A Beats Solo Buds MUVW3PA/A MUW03PA/A MUVY3PA/A MUVX3PA/A Beats Powerbeats Pro 2 MX723PA/A MX733PA/A MX743PA/A MX753PA/A

今回のお題
Beatsのヘッドフォンやイヤフォンのおすすめはどれ?

 どもAtlasです。

 今日は、2025年6月現在最新の、Beatsヘッドフォン(Beats by Dr.Dre)の比較です。

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 アメリカで大ヒットし、世界のスポーツ選手などを使ったコマーシャル戦略が功を奏して有名になったビーツ・エレクトロニクスのヘッドフォンを紹介します。

 Apple約3000億円で買収されたことでも話題となりました。

 2022年に「かなり製品数を整理」しましたので、今回は、最新機種を全機種・全色紹介きています。

音質の良さ    ★★★★★
ノイズキャンセル ★★★★★
防塵・防滴性   ★★★★★
疲れにくさ    ★★★★★
ワイヤレス    ★★★★★
総合評価     ★★★★★

 というわけで、以下では、いつものように、各製品を機種ごと比較します。

 そして、最後の「結論」部分では、上表のようなポイントから、「Atlasのおすすめ機種!」を提案する形で記事を進めていきます。

1・完全ワイヤレスイヤホンの比較
2・左右直結Bluetoothイヤホンの比較
3・ハイレゾ対応イヤホンの比較
4・ノイキャン対応イヤホンの比較
5・Bluetoothヘッドホンの比較
6・ノイキャンヘッドホンの比較
7・ハイレゾヘッドホンの比較
8・Beatsのヘッドホンの比較
9・ネックスピーカーの比較
10・おすすめヘッドホンの選び方 【結論】

 なお、今回の記事はこのブログのヘッドホン比較シリーズの8回目記事として書きました。

1・Beatsのヘッドホンの比較

 はじめにヘッドホンの製品から見ていきます。

 2021年の展開数の整理で、有線専用のBeats EPを含めて、大規模な整理が行われ、展開数が減りました。

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 なお、以下の記事では、、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記しています。


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 【2024年発売】

 1・ Beats Solo 4 MUW23PA/A
 2・ Beats Solo 4 MUW43PA/A
 3・ Beats Solo 4 MUW33PA/A
  ¥29,410 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

 【2018年発売】(黒のみ)

 4・ Beats Solo 3 Wireless MX432PA/A
  ¥22,545 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

再生周波数帯域:
コーデック:SBC・AAC
3D音響:対応(空間オーディオ)
カメラでの最適化:対応  
ヘッドトラッキング:対応
連続再生時間:50時間
ドライバー:40mm
マイク:搭載  
ノイキャン:
防水性能:
重さ:217g

 Beats Solo4は、Beatsのオンイヤー型のBluetoothヘッドホンです。

 「Beats Solo4 wireless」という名前ではないですが、実際はBluetooth対応です。

 有線のみのヘッドホンの展開がなくなったので、名前をシンプルにしたと言えます。ちなみに、本機は有線(ワイヤード)でも利用できます。

 なお、旧シリーズが残ります。

 ただ、中身のドライバーが新設計です。また、後述する、空間オーディオ(のパーソナライズ機能)とヘッドトラッキングに非対応な世代です。後述する立体音響は、音楽(apple music)のみ対応で、Apple TVや、FaceTimeなどは有効になりません。

 値段差以上に差があるので、やはり新機種でしょう。

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 本体の重さは、217gです。

 前世代と多少みかけが変わった程度で、重さも同じで、軽めです。

 カップも小さいのは同じで、小さめのオンイヤーです。

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 ドライバーは、40mmです。

 ヘッドホンでは以前はこのサイズが普通でした。

 ただ、最近は、他社機で30mm前後も増えたので、サイズを強調する意味はあります。

 一般的な原則として、大きいほど音質は良くできますので。

 接続方法は、Bluetooth 5.3です。

 旧世代は、有線非対応でしたが、今回は両方とも対応です。

 音質は、低音はドライバーサイズ由来でしょうが充実します。

 もともとブランド傾向としてストリート系の音楽に強いブランドでしたので、そのあたりは引き続き重視していると言えます。

 ただ「妙なブースト」はさせていないので、聴き疲れにくい音に思えます。この部分は、旧モデルで聴いた印象と少し変わりました。中・高音域も、サイズ感をふまえていえば良いです。

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 Bluetoothコーデックは、SBC AACに対応します。

 なお、「ロスレス(=CD以上の音質)」のような書き方がありますが、上位コーデックには非対応です。

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 これは、USB-Cで有線接続した場合、内蔵DACがロスレス対応(CD音質)という意味です。DACがハイレゾ対応ビットレートである記述はないです。

 CDグレードの、48kHz/16bitあたりのDACかと思います。

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 立体音響は、空間オーディオに対応します。

 Appleが最近推す規格です。

 空間オーディオという名前自体は(商標でないので)各社でいろいろ使っています。

 Appleの「空間オーディオ」は、7.1chまでのドルビーほか、映画用の立体音響技術のドルビーアトモスを音源として 利用する形式です。

 ドルビーアトモスは、映画館のような上からの振り下ろし音を3D的にフォローできるサラウンド規格で、ネットを含む映画コンテンツで採用が多い音響規格です。これらのデータを利用しつつ、再計算して立体音響を再現します。

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 特に、 Solo4からはiPhoneのカメラ(TrueDepth)を使い頭の形を測定して、カスタマイズする機能を備えるようになりました(=パーソナライズされた空間オーディオ機能

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 音楽コンテンツは、iPadを含むiOS系のデバイスを利用して、Apple Musicアプリで配信されるDolby Atomos対応コンテンツが「空間オーディオ」として再生できます。

 なお、本機は、Mac OS(itunes)でも利用できます(Intel Macは一部機能制限あり)。そちらでも空間オーディオは利用できます。

 映像コンテンツは、Apple TVアプリ中のドルビーアトモスなどの対応コンテンツのみです。このほか、Netflix・Amazon Musicなどの空間オーディオも、(Atmosとして)も再生可能です。

 あとは、FaceTime通話でも使われます。

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 ヘッドトラッキング機能は、もうひとつの見どころです。

 空間オーディオ対応の Appleの純正コンテンツ利用時に有効にできる機能です。

 これは、内蔵される加速度・ジャイロセンサーを利用し、利用者の頭の向きに連動して、立体音響(ドルビーアトモス)の方向性を正しく調整する技術です。ようするに、普通のスピーカーのように、自分が首を振ったりしても、音が正しく定位します。

 技術自体は10年以上前に確立していました。立体音響についても、ゲーム用ヘッドホン(写真はJBL Quantum ONE)などで既に先行しました。

 ただ、ワイヤレスイヤホンでは初で、素直に「すごい技術」だと素直に思います。ちなみに、2022年から「Dolby Head Tracking」という汎用規格が登場したので、他社にも普及していきそうです。

 通信安定性は、Bluetooth 5.3(Class 1 Bluetooth)です。

 最新であり問題ないです。

 連続再生可能時間は、50時間です。

 充電は付属のUSBケーブルで行います。

 ノイズキャンセリングには、非対応です。

 パッド部分によるアナログ(パッシブ)なノイズ対策のみです。

 外音取り込みも対応しません。

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 以上、 Beats Solo4の紹介でした。

 ヘッドトラッキングや、パーソナライズを含めて、本格的に「空間オーディオ」を楽しめるヘッドホンでは「最安」と言える製品です。

 ノイキャンが非搭載なので、通勤・通学時にはやや厳しいですが、これらを自宅などで楽しむ場合、コスパが良いです。オンイヤー型で、軽く、長時間でも疲れにくい部分を含めて、完成度は高いです。

 音質も、(ノイキャンを搭載しなかったからとも言えますが)40mmと今だと大きめといえるドライバーを搭載しています。余裕のありつつも、爆発しない低音域も、好感触です。


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 【2023年8月発売】

 【通常モデル】

 【ブラック】

 5・Beats Studio Pro MQTP3PA/A
  ¥44,740 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

 【ディープブラウン】

 6・Beats Studio Pro MQTT3PA/A
  ¥44,770 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

 【ネイビー】

 7Beats Studio Pro MQTQ3PA/A
  ¥44,770 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

 【サンドストーン】

 8・Beats Studio Pro MQTR3PA/A
  ¥44,770 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

再生周波数帯域:
コーデック:SBC・AAC
3D音響:対応(空間オーディオ)
カメラでの最適化:対応  
ヘッドトラッキング:対応  
連続再生時間:22時間
ドライバー:40mm
マイク:搭載  
ノイキャン:1マイク式(自動)
防水性能:
重さ:260g(2個)

 Beats Studio Proは、Beatsの上位モデルとなるワイヤレスヘッドホンです。

 現在だと、Beats Solo4上位機にあたります。

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 本体の重さは、260gです。

 重さは「ほどほど」ですが、本機は口径がやや大きなオーバーイヤー型です。

 先ほどみたSoloはオンイヤー型でしたので、比べると、やや大きめになります。

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 ドライバーは、おなじ40mmです。

 先述のように、一昔前は、このサイズは各社のオーバーヘッド型の「定番」でした。

 しかし「小粒」な30mm増えました。そのため40mmは、セールスポイントになる時代です。

 構造的には、素材は非開示です。

 ただ、二層構造の振動板を採用します。マグネットも旧世代(solo3)との比で25%アップなので、solo4と比べても強いでしょう。マイクロベントで音抜けも良くしています。

 (Apple的な表現ですが)最大80%の音の歪みが減少し、ほぼゼロとの触れ込みです。

 音質は、試聴の限り、低音域を強調しつつも、中高音もある程度まで聴ける印象です。

 やはり、ジャンル的には「ヒップホップやメタル、ジャズやエレクトロ・R&B」といったジャンルに強みがありそうです。

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 接続方法は、同じく、Bluetooth 5.3(Class 1)です。

 こちらも、USB-C接続に対応です。

 DACは、一方、24bit/48kHzまでの対応と、下位機と異なり明記があります。

 入門水準とはいえ、有線だとハイレゾ対応水準と言えます。最近は、定額音楽サービスでも、ハイレゾ音源は増えたので、(高度ではないにせよ)良いです。

 このほか、3.5mmアナログオーディオケーブルが付属です。利用時はバッテリーなしでも駆動します。

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 Bluetoothコーデックは、SBC AACのみ対応です。

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 立体音源の再生は、Apple MusicやApple TVなどの「空間オーディオ」に対応です。

 カメラを使った耳の形の「パーソナライズ」ができる部分、また、ヘッドトラッキング機能を装備する部分を含めて、下位機と同じです。

 先ほど書いたように、7.1chまでのドルビーほか、映画用の立体音響技術のドルビーアトモスを音源として、立体音響を実現するものです。

 連続再生可能時間は、22時間です。

 ノイズキャンセラをオフにした場合は、40時間です。

 バッテリー、40時間まで保ちます。

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 ノイズキャンセリング機能は、搭載です。

 ノイキャンは、技術グレードがありますが、こちらはシンプルな1マイク式です。

 外側のマイクで騒音は分析しますが、内側にマイクがなく、ユーザーの視聴状況はみれないタイプです。

 ただ、周囲の環境に応じて自動にかかりを調整するピュアアダプティブノイズキャンセリング(Pure ANC)です。

 周囲の騒音の種類をAIが識別し自動的にモード調整する高度な仕組みを持ちます。この部分で言えば、「1マイク式(自動)」あたりの表現が適当かと思います。

 メガネや耳の形状の装着環境を、音声信号で解析する機能もありますし、結構高度です。

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 外音取り込みは、対応です。

 仕事時、あるいは、外出先での利用には便利です。

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 以上、Beats Studio Proの紹介でした。

 オーバーイヤー型で余裕のある形状なので音質重視の場合、Soloより良いでしょう。

 外出先で利用するような場合も、外音取り込み(ヒアスルー)やノイキャンもあるので、どこでも使えそうです。

 その上で、これは下位機と同じですが、コンテンツ面で、ヘッドトラッキング機能を含めた「空間オーディオ」が利用できます。最近のトレンドなので、対応していて損はないと思います。

 Apple純正のヘッドホンはかなり高めですし、ミドルクラスのApple製ヘッドホンとして、本機は人気が出そうです。iPhoneを含むApple製品と合わせるのには向くでしょう。

2・Beatsのイヤフォンの比較

 つづいて、ここからは、イヤフォンタイプの製品を紹介していきます。


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 【2020年発売】

 9・Beats Flex MYMC2PA/A 【黒】
 10・Beats Flex MYMG2PA/A 【青】
 11・Beats Flex MYME2PA/A 【灰】
 12・Beats Flex MYMD2PA/A 【黄】
  ¥7,051 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

再生周波数帯域:
コーデック:SBC・AAC
3D音響:
カメラでの最適化:  
ヘッドトラッキング:  
連続再生時間:12時間
ドライバー:
マイク:搭載  
ノイキャン:
防水性能:
重さ:24g(2個)

  Beats Flexは、ネックバンド型のBeats製品です。

 2017年に発売されたBeatsXの後継機で、比較的安いモデルとして人気です。

 なお、このタイプは、スポーツ用というより、ウォーキングしながら聴くタイプです。

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 軽量性は、24グラムと高水準です。

 音質面では、再生周波数帯域やドライバーについての情報は、「複層構造ドライバ」という表現以外は、非開示です。

 以前、同社からは2WAY式も出ていましたが、本機については1ドライバのようです。

 BeatsXとも音質が異なるので、ドライバ自体か、少なくとも、そのチューニングは異なると思います。

 とはいえ、本機も、ストリート用に発展してきたブランドらしく、ハッキリとした「低音」が特徴的です。

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 Bluetoothコーデックは、 SBC・AACに対応です。

 iPhoneなら問題ないでしょう。

 通信安定性については、最新のH1チップは不採用です。

 ただ、Class 1のBluetoothですので、作ほど見たBluetoothヘッドホンと同じで、一般的にいえば「安定的」なほうです。

 連続再生可能時間は、12時間です。

 旧機種よりパワーアップした点で、十分な時間です。

 急速充電にも対応しており、50分の充電で1.5時間の再生も可能です。

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 そのほか、本機は、収納時のために、マグネットのようにくっつく仕様です。

 この状態にすると自動的に音楽が停止、外すと再生される仕様はユニークです。

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 以上、Beats FleX の紹介でした。

 比較的安い価格で買える製品ですし、入門用には良いでしょう。音質も、同社の特長を感じられます。

 他社機と比べても、W1チップを含めてApple製品に最適化された作りで、iPhoneとのBluetooth接続は特にスムーズです。

 ただ、スポーツ用として設計されておらず、泡沫防水性能がない点と、(マイクほか)外音取り込み機能もない点が、注意点です。

 とはいえ、シンプルに音楽を聴ければよいという方は、格安機の中では候補でしょう。


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 【2023年発売】

 【ブラック/ゴールド】

 13・ Beats Studio Buds + MQLH3PA/A
   ¥18,882 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

 【トランスペアレント】

 14・ Beats Studio Buds + MQLK3PA/A
   ¥18,882 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

 【アイボリー】

 15・ Beats Studio Buds + MQLJ3PA/A
   ¥18,882 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

再生周波数帯域:
コーデック:SBC・AAC
3D音響:(限定対応)
カメラでの最適化:
ヘッドトラッキング:
連続再生時間:6時間
ドライバー:8.2mm×2
マイク:搭載  
ノイキャン:1マイク式
防水性能:IPX4
重さ:5g×2

 Beats Studio Buds + は、Appleが2023年に発売したTWS型イヤホンです。

 2021年に登場したモデルの改良版となります。

 旧機と比べて、ノイキャン精度の強化(1.6倍)を含むマイクの改良がありました。あと、一長一短ながら、ベント(孔)の改良で音抜けも良くなりました。

 一方、新機種を含めてですが、このシリーズは、価格設定としては、純正のApple AirPodsより安めに設定されていて、若者むけの入門機扱いといった感じです。

 使い勝手の部分で、ワイヤレス充電ができないなどの「差」はつけていますが、大事なラインナップでしょう。

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 本体色は、現行で3種類です。

 トランスペアレント(透明)が珍しく思いました。

 重量は、片側5gです。

 かなり軽量です。

 超小型ではないですが、ファッションとして装着しても違和感がないような設計です。

 イヤーピースは、3サイズから選択可能です。

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 ドライバー、8.2mmのドライバを2基搭載する2ドライバー仕様です。

 音の傾向は上位機と同じで、(密閉度の違いによる部分ほかは)差はあまり感じません。

 ただ、低音域はかなりしっかりでる傾向です。

 一方、本機は、新機種になってベント(孔)が3箇所になりました。

 音抜けや装着時の快適性がアップしますが、音量によっては音漏れはしやすそうです。

 静粛性が求められる場所での利用には、音量面で注意が必要です。

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 Bluetoothコーデックは、明言はされません。

 従来通りのSBC・AACの構成です。

 立体音響は、空間オーディオをフォローします。

 ヘッドトラッキングと、カメラによるパーソナライズ非対応です。

 この仕様の場合、音楽(Apple Music)以外は立体音響になりません(Apple TV不可)。

 接続安定性の面では、Bluetooth(Class1)ですし、問題ないです。

 一方、こちらはApple製チップが非搭載です。

 従来通りiPhoneとのペアリングはできますし、Siriにも対応しますが、Apple IDに連動する一部機能(デバイス自動切替など)には対応しません。

 ノイズ対策は、搭載です。

 先述のように、新機種で、精度が強化されました。

 ただ、方式の変更ではなく、従来通りの1マイク方式です。

 マイクサイズを3倍にすることで、情報量を増やした上で解析することでの性能向上のようです。

 なお、タッチ操作による外音取込には対応します。

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 連続再生時間は、6時間となります。

 充電ケースからは約3回充電が可能です。

 また、5分の充電で最大1時間分の再生が可能です。

 マイクは、デュアルビームフォーミング対応のマイクが搭載です。

 防水性は、IPX4水準です。

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 以上、Beats Studio Buds +の紹介でした。

 購入しやすい価格に抑えつつ、ノイキャンを搭載した機種です。

 購入しやすい価格に抑えつつ、1マイク式の範疇では強力なノイキャンを搭載した機種です。

 ただ、本機はベントが多いので、そこからの(ごくわずかな)音漏れの可能性があるのは、利用したいシーンによっては注意点です。

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 【2021年7月発売】

 【ホワイト】

 16・ Beats Studio Buds MJ4Y3PA/A
   ¥13,800 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

 【ブラック】

 17・ Beats Studio Buds MJ4X3PA/A
   ¥13,800 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

 【Beatsレッド】

 18・ Beats Studio Buds MJ503PA/A
   ¥13,800 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

 【オーシャンブルー】

 19・ Beats Studio Buds MMT73PA/A
   ¥13,800 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

再生周波数帯域:
コーデック:SBC・AAC
3D音響:
カメラでの最適化:
ヘッドトラッキング:
連続再生時間:6時間
ドライバー:8.2mm×2
マイク:搭載  
ノイキャン:1マイク式
防水性能:IPX4
重さ:5g×2

 なお、旧機が一部残ります。

 水準としては少し安めですが、先述のように、ノイキャン精度ほか、マイクにかかわる部分が旧式です。

 また、甲乙ありつつですが、ベント(孔)の関係で、音抜けの部分でもがあるでしょう。

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 【2024年発売】

 20・Beats Solo Buds MUVW3PA/A
 21・Beats Solo Buds MUW03PA/A
 22・Beats Solo Buds MUVY3PA/A
 23・Beats Solo Buds MUVX3PA/A
   ¥8,900 Amazon.co.jp (7/3執筆時)

再生周波数帯域:
コーデック:SBC・AAC
連続再生時間:18時間
3D音響:
カメラでの最適化:
ヘッドトラッキング:
ドライバー:
マイク:搭載  
ノイキャン:なし
防水性能:
重さ:5.7g×2

  一方、2024年にBeats Solo Budsという製品が追加投入されました。

 本機の下位機にあたります。

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 イヤホンが同社では最小サイズという触れ込みで実際小さめです。

 実際、重さはともかく小粒です。

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 ドライバーも、しっかり、 Beatsの特長である2ドライバー構造です。

 他社の小型機と比べて、小型化しても音質面の好感を持てる部分は好感が持てます。

 一方、本機は、ユニットサイズの関係で、結構大きなベント(孔)があります。それなりに音漏れはするでしょう。シーンは選びます。

 ノイキャンは、ただ、非搭載です。

 おそらく載せるには、ドライバーを犠牲にしないといけないので、諦めた感じに思います。

 加えて、マイクはありますが、外音取り込みに非対応です。

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 結論的にいえば、ノイキャンを利用しなくても良いシーンでないと、音質はあまり期待できないでしょう。逆に、ノイキャンを利用しなくても静かな場所(図書館など)で利用する場合、音漏れを気にする必要がありそうです。

 これらの部分で、あまり日本向きな仕様ではないです。



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 【2022年発売】

 【ブラック】

 24・Beats Fit Pro MK2F3PA/A
   ¥21,109 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

 【セージグレイ】

 25・Beats Fit Pro MK2J3PA/A
   ¥21,109 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

 【ホワイト】

 26・Beats Fit Pro MK2G3PA/A
   ¥21,109 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

 【ストーンパープル】

 27・Beats Fit Pro MK2H3PA/A
   ¥21,109 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

再生周波数帯域:
コーデック:SBC・AAC
3D音響:対応(空間オーディオ)
個人最適化:
連続再生時間:6時間
ドライバー:
マイク:搭載  
ノイキャン:Wマイク式
防水性能:
重さ:5.6g×2

 Beats Fit Pro も、Beatsの完全ワイヤレスイヤホンです。

 Beatsはもともと別のメーカーでしたが、だいぶ前にApple傘下になっています。

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 本体色は、2023年に新色が加わり、多くなりました。

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 装着方法は、ウイングを利用するインイヤー型です。

 イヤーチップほか、ウイングチップで引っかけて固定する方式です。

 チップ部分は柔軟性があるエストラマー系の素材でフィット感重視で、長時間付けていても疲れにくいよう工夫されます。

 しっかり固定もされるので、ワークアウトでの利用やも対応します。

 重量は、5.6gです。

 Apple純正のAirPods Proとだいたい同じ重さであり、軽いです。

 フックがあるので、運動していてもズレにくいと言えます。

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 イヤーピースは、3サイズから選択可能です。

 他社だとウイング部分も複数のサイズが同梱されるものがありますが、本機については先述のように、ウイング部分が柔軟なのでこれで問題ありません。

 音質面では、情報非開示です。

 方式としては、同社が伝統的に採用してきた2ドライバー仕様です。サイズは8mm強だと思われます。

 本家のAirPodsと比較すると、やや低音域が充実した音質です。

 一方、本機も、それらと同じで、構造的に(微細ながら)ベントがあるので、そこからの(ごくわずかな)音漏れはありえます。

 極度の静粛性の求められる図書館ほかでは少し気をつけた方が良いでしょう。

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 Bluetoothコーデックは、対応するコーデックの記載がないです。

 ただ、iPhoneに最適化された仕様ですから、SBC・ AACに対応でしょう。

 立体音響は、Appleの「空間オーディオ」に対応します。

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 また、 先述のカメラでのパーソナライズ機能ほか、「ヘッドトラッキング機能」が利用できます、

 内蔵される加速度・ジャイロセンサーを利用し、利用者の頭の向きに連動して、立体音響の方向性を正しく調整する技術です。要するに、普通のスピーカーのように、自分が首を振ったりしても、音が正しく定位します。

 この2つに対応する仕様だと、音楽(Apple Music)のドルビーアトモス音源以外に、Apple TVの対応映映像や、FaceTimeも空間オーディオ化できます。

 接続安定性の面では、Apple H1チップを搭載するため、(iPhoneとの)通信安定性・音の遅延が減少に効果を発揮します。

 同社の人工知能、Siriも利用可能です。

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 ノイズキャンセリングは、Wマイク式です。

 片側3マイク搭載(内1,外2)で、音楽の音をふまえてハイブリッドに分析します。

 リアルタイム分析(Adaptive ANC)はしかし、非対応です。

 この部分は、Appleブランドで売られるTWS型イヤホンとの差と言えます。 

 外音取り込みは、可能です。

 ただ、リアルタイム分析ができないので、ソニーやアンカーにみられる、自動でのレベル調整は不可です。

 連続再生時間は、6時間となります。

 充電ケースは17時間分の電源を保ち、5分の充電で1.5時間分の再生が可能です。

 マイクは、こちらも搭載です。

 指向性がある、デュアルビームフォーミングマイクで、風切り音対策もあるので、この部分は配慮があります。

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 防水性は、IPX4等級です。

 耐汗/防沫仕様といえますが、完全に防雨ではないグレードです。

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 以上、Beats Fit Pro の紹介でした。

 装着については、従来のタイプであるPowerbeats Proよりフィット感が高く、その部分も含めて、音質に安定感がありました。

 ノイキャンについては、本家のAppleのほうが精度やかかりは良いのです、普通に通勤通学用ならば、そちらかと思います。また、ベント(孔)がある部分も、逆の意味で注意してください。

 ただ、装着したときのデザイン性(格好良さ)は純正よりこちらが良いです。また、ワーク合うつとで動いても外れにくいともいえるので、総合的にバランスは決して悪くない、良製品だと感じます。


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 【2025年発売】

 【ジェットブラック】

 28・Beats Powerbeats Pro 2 MX723PA/A
   ¥35,710 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

 【クイックサンド】

 29・Beats Powerbeats Pro 2 MX733PA/A
   ¥35,710 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

 【エレクトリックオレンジ】

 30・Beats Powerbeats Pro 2 MX743PA/A
   ¥35,710 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

 【ハイパーパープル】

 31・Beats Powerbeats Pro 2 MX723PA/A
   ¥35,710 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

再生周波数帯域:
コーデック:SBC・AAC
3D音響:(限定対応)
カメラでの最適化:対応  
ヘッドトラッキング:対応  
個人最適化:高度ヘッドトラッキング可
連続再生時間:10時間
ドライバー:
マイク:搭載  
ノイキャン:Wマイク式
防水性能:IPX4
重さ:20.3g(2個)

 Beats Powerbeats Pro 2 も、Beatsが販売する、完全ワイヤレスイヤホンです。

 こちらは、完全に「ワークアウト特化型」とイヤホンと言えます。

 202503121620.jpg

 約5年降りに、新機種に更新されました。

 装着形状が変わったほか、ノイキャン機能も、このシリーズでは初めて搭載です。そのほか、LED光学センサーによる心拍数の計測に対応しました。

 あとは、後述する、音質のパーソナライズに対応した点、制御チップがH1チップから、H2チップに進化した点、連続再生時間が1時間短い、9時間となるのが目に付く違いです。

--

 結論的にいえば、ノイキャン部分や、空間オーディオなど、ここ5年間で注目されたトレンドが採用されるのは新機種だけです。

 形状面の進化(軽量化)を含めて、今選ぶならば、新機種でしょう。

 202503121614.jpg

 装着方法は、イヤーフック型です。

 かなりユニークで「尖った」デザインですが、前回以上に今回はアスリート向けですし、問題ないでしょう。

 柔らかい外装と形状記憶合金の採用で、フィット感重視です。

 重量は、片側で8.7gです。

 旧機より、1.5gほど軽量化されました。

 イヤーピースは、5サイズから選択可能です。

 音質面では、技術面は、情報非開示です。

 基本的に、充実した低音域が強調できる仕様です。

 従来通りの2層ドライバー仕様で、音質の方向性は同じです。

 202503121628.jpg

 立体音響は、Appleの空間オーディオをフォローします。

 旧機だと、Apple Music(ドルビーアトモス音源)のみの対応でしたが、今回から制限がないので、既にみたAirPods Pro 2や、Beats Fit Proと同じです。

 Apple Vision Proとのペアリングもできます。

 音質のパーソナライズも、25年機から対応になりました。

 AirPods Pro 2と同じアダプティブイコライゼーションに対応です。

 内側のマイクを利用して実際聞いている音を把握し、中低音域の周波数を調整をする技術です。

 加えて、iPhoneのカメラ(TrueDepth)を使って、空間オーディオ利用時にパーソナライズする機能も、やはり、AirPods Pro 2と並んで採用です。

 ヘッドトラッキングも、25年機からは対応です。

 Bluetoothコーデックは、対応するコーデックの記載がないです。

 ただ、本機も、SBC・ AACに対応でしょう。

 接続安定性の面では、Apple H2チップを搭載するため、上位機同様です。

 ただ、空間オーディオには非対応です。

 202506152241.jpg

 ノイズキャンセリングは、Wマイク式です。

 マイクは、片側3マイク搭載(内1、外2)であり、AirPods Pro 2と性能は同じです。

 リアルタイムは、騒音状況(種類)に応じたかかりの調整はAirPods Pro 2と異なり「なさない」仕様です。

 イヤホンの装着状況は、リアルタイムで「見ている」(Adaptive EQ)のですが、この仕様だと、普通、Adaptive ANCとは言わないので、Wマイク式としました。

 まあ、Wマイク式の範疇では「ちょい上」と考えてください。スポーツ用のイヤホンとしては、あって欲しい性能とも言えます。

 外音取り込みモードも、搭載です。

 連続再生時間は、最大10時間との表記です。

 ケース側は35時間分です。

 ただし、Appleの場合、ノイキャンオン時かは未記載なので、利用する場合、1時間程度短くなるかもしれません。

 マイクは、搭載です。

 片側3つのマイクで、ここもAirPods Pro 2と同じという表記です。

 風切り音を含む雑音低減、ボイスターゲッティング機能などが装備です。

 防水性は、IPX4等級です。

 雨天での利用は問題ないでしょう。

---

 以上、Powerbeats Pro 2の紹介でした。

 デザイン性からしてワークアウト専用といった色合いの製品です。

 ただ、先ほどみたBeats Fit Proに比べても、激しく動いても落ちにくく装着感も快適ですので、その用途には合いそうです。

 改良によって形状とドライバー周り以外の機能性は、AppleのAirPods Pro 2と(だいたい)同じになったとも言えますし、ワークアウト向けの上級機として、各社と推しても存在感がある製品です。

ーーー

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 【2019年発売】(2021年型番変更)

 【ブラック】

 32・ Powerbeats Pro MY582PA/A
  ¥23,800 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

 【アイボリー】

 33・ Powerbeats Pro MY5D2PA/A
  ¥33,800 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

 【ネイビー】

 34・ Powerbeats Pro MY592PA/A
  ¥33,800 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

再生周波数帯域:
コーデック:SBC・AAC
3D音響:(限定対応)
カメラでの最適化:
ヘッドトラッキング:
連続再生時間:9時間
ドライバー:
マイク:搭載  
ノイキャン:
防水性能:
重さ:20.3g(2個)

 なお、本機の旧機種が残ります。

  201907281355.jpg

 ただ、先ほども少し書いたように、形状が旧式です。

 そのほか、ノイキャンが非対応であるほか、立体音響や、音質のパーソナライズなど、2019年以降の5年間で「トレンド」になった機能が、全て省略です。

 その上で、制御チップがH1世代です。

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 結論的にいえば、価格をふまえたとしても、本機を選ぶ選択肢は、今では「ない」と言えます。

今回の結論
ビーツ製品のおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、Beatsのイヤホン・ヘッドホンの比較でした。

 最後に、いつものように、Atlasの「おすすめ」を提案しておきます。


 第1に、ヘッドホン型の製品で、音質や使い勝手の部分でおすすめなのは、

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 【2023年8月発売】

 【通常モデル】

 【ブラック】

 5・Beats Studio Pro MQTP3PA/A
  ¥44,740 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

 【ディープブラウン】

 6・Beats Studio Pro MQTT3PA/A
  ¥44,770 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

 【ネイビー】

 7Beats Studio Pro MQTQ3PA/A
  ¥44,740 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

 【サンドストーン】

 8・Beats Studio Pro MQTR3PA/A
  ¥44,770 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

再生周波数帯域:
コーデック:SBC・AAC
3D音響:対応(空間オーディオ)
カメラでの最適化:対応  
ヘッドトラッキング:対応  
連続再生時間:22時間
ドライバー:40mm
マイク:搭載  
ノイキャン:1マイク式(自動)
防水性能:
重さ:260g(2個)

音質の良さ    ★★★★★
ノイズキャンセル ★★★★☆
防塵・防滴性   ★★☆☆☆
疲れにくさ    ★★★★☆
ワイヤレス    ★★★★☆
総合評価     ★★★★★

 Beats Studio Pro でしょう。

 下位機(solo4)でもよいですが、ドライバー周りの工夫と、ノイキャンの部分でややががあるように思います。

  202307231423.jpg

 ドライバーは、40mmです。

 小型のSoloとドライバーのサイズ自体は同じですが、マグネットを含む構造の部分で差があり、音質の部分で差があります。

 小型化していないオーバーイヤー型である分、音質や没入感は上です。

 ノイズキャンセラーは、1マイク式ながら、周囲の状況に合わせて利きを自動調整するタイプなので、問題ないです。

 ノイキャンがあるので、自宅のほか、飛行機での出張時に使うにも便利でしょう。こちらは、外音取り込みも対応になので、汎用性も利便性も高まりました。


 第2に、通勤通学時に利用するのに向くイヤホンとしては、

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 【2023年発売】

 【ブラック/ゴールド】

 16・ Beats Studio Buds + MQLH3PA/A
   ¥18,882 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

 【トランスペアレント】

 17・ Beats Studio Buds + MQLK3PA/A
   ¥18,882 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

 【アイボリー】

 18・ Beats Studio Buds + MQLJ3PA/A
   ¥18,882 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

再生周波数帯域:
コーデック:SBC・AAC
3D音響:(限定対応)
カメラでの最適化:
ヘッドトラッキング:
連続再生時間:6時間
ドライバー:8.2mm×2
マイク:搭載  
ノイキャン:1マイク式
防水性能:IPX4
重さ:5g×2

音質の良さ    ★★★★★
ノイズキャンセル ★★★★☆
防塵・防滴性   ★★★★☆
疲れにくさ    ★★★★☆
ワイヤレス    ★★★★☆
総合評価     ★★★★★

 Beats Studio Buds+ で良いでしょう。

 形状的にアクティブな利用にはさほど向きませんが、この用途では最適です。

 202106161356.jpg

 完全ワイヤレスの問題点(音ズレや雑音)は、数世代の改良で、既に解決したと言えます。

 その上で、移動中の利用に便利な、外音取り込みや、ノイキャンを搭載し、充電なしに8時間(充電ケースを利用して24時間)と、電池寿命も十分です。

 ヘッドトラッキングパーソナライズは非対応ながら、コンテンツ面で「空間オーディオ」をフォローするのも良い部分です。

 音質面を含めて、通勤通学時に使う製品をBeatsで選ぶならば、本機でしょう。

 低音を出すためベント(空気穴)が3箇所あるので、極小の音漏れが伴うとは言えますが、通勤通学時ならば問題ないかと思います。

 公共の図書館などはちょっと問題になるかもしれません。


 第3に、ジョギングなどワークアウトの利用時に向く、ワイヤレスイヤフォンとしては、

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 【2022年発売】

 【ブラック】

 27・Beats Fit Pro MK2F3PA/A
   ¥21,109 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

 【セージグレイ】

 28・Beats Fit Pro MK2J3PA/A
   ¥21,109 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

 【ホワイト】

 29・Beats Fit Pro MK2G3PA/A
   ¥21,109 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

 【ストーンパープル】

 30・Beats Fit Pro MK2H3PA/A
   ¥21,109 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

再生周波数帯域:
コーデック:SBC・AAC
3D音響:対応(空間オーディオ)
個人最適化:
連続再生時間:6時間
ドライバー:
マイク:搭載  
ノイキャン:Wマイク式
防水性能:
重さ:5.6g×2

音質の良さ    ★★★★★
ノイズキャンセル ★★☆☆☆
防塵・防滴性   ★★★★☆
疲れにくさ    ★★★★★
ワイヤレス    ★★★★★
総合評価     ★★★★★

 Beats Fit Proでしょう。

 イヤーフックのPowerbeats Pro 2もありますが、あちらは完全に「ワークアウト特化型」なので、スポーツ以外の場所でも利用する場合、本機が良いように思います。

  202202101336.jpg

 ワークアウトに使う場合、ずれ落ちにくいフィット感が大事になります。

 その部分で、柔軟で簡単に合わせられるウイングチップを開発し、不快にならず長時間付けられる部分で、本機は優れます。

 Atlasが装着した中では、フィット感と外れにくさの部分で、本機が最も良く感じました。

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 スポーツ用で考える場合、IPX4相当の防水は、あまり強いとも言えないのですが、必要十分でしょう。

 あとは、落とさないような安定した形状、外でも危険なく利用できる外音取り込みモード、風切り音対策などの必要な要素は網羅します。。

  202202101359.jpg

 その上で、 本機はノイズキャンセラーが搭載ですので、室内トレーニングなどで集中したい場合にも利用可能です。

 トレーニング室内などの雑音やBGMを打ち消したい場合に向きます。

 202202110929.jpg

 コンテンツ面でも、Beatsのイヤホンタイプでは、「空間オーディオ」におけるパーソナライズと、ヘッドトラッキングに対応です。

 音質面では、先述のように、ベントがあるので、音漏れの部分で図書館などでは向かない機種ですが、ワークアウト用ならば問題ありません。

 むしろ、本機の低音の力強さと、音抜けの良さがプラスに作用するでしょう。

ーーー

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 【2025年発売】

 【ジェットブラック】

 28・Beats Powerbeats Pro 2 MX723PA/A
   ¥35,710 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

 【クイックサンド】

 29・Beats Powerbeats Pro 2 MX733PA/A
   ¥35,710 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

 【エレクトリックオレンジ】

 30・Beats Powerbeats Pro 2 MX743PA/A
   ¥35,710 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

 【ハイパーパープル】

 31・Beats Powerbeats Pro 2 MX723PA/A
   ¥35,710 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

再生周波数帯域:
コーデック:SBC・AAC
3D音響:対応(空間オーディオ)
個人最適化:高度ヘッドトラッキング可
連続再生時間:10時間
ドライバー:
マイク:搭載  
ノイキャン:Wマイク式 )
防水性能:IPX4
重さ:8.7g ×2

 ただ、完全にスポーツ特化で使う場合、・Beats Powerbeats Pro 2が、圧倒的に良いです。

 完全に「ワークアウ」用のハイエンドとしての設計なので。

  202503121614.jpg

 装着方法は、イヤーフック型です。

 完全に耳が髪の毛で隠れる感じでないと、通勤通学時だと、かなり目立つだろう「尖った」デザインです。

 ただ、多ジャンルのアスリートに装着試験をした形状で、動いてもつけ心地がよく、ずり落ちにくい仕様です。

 重さも、このタイプで、片側で8.7gならば、聴き疲れしないでしょう。

 オープンエア(開放型)ではないので、ジムのワークアウトなどで没入感が欲しい場合も、問題ないです。

 202506152241.jpg

 ノイキャンは、こちらも、Wマイク式です。

 そのため、リアルタイム分析で、騒音の種類によって「かかり」の調整は行わないですが、本機は、 イヤホンの装着状況は、リアルタイムで「見れる」仕様です(Adaptive EQ)。

 本機は、スポーツ用ですし、ここは「気が利いている」と言えます。

 立体音響も、音質のパーソナライズも、ヘッドトラッキングも、AirPods Pro 2同様に使えます。

 制御チップも同じ、H2チップです。

 こうした部分で、iOSユーザーで、ワークアウト特化で考える場合、本機が良いかと思います。

 ただ、形状が、普段のファッショとしては、かなり「尖っている」ため、普段柄糸の汎用で考える場合、先ほどのBeats Fit Proが良いかと思います。 

 202503121620.jpg

 LED光学センサーによる心拍数の計測も、あればあったで、スポーツ向けには便利でしょう。

補足:イヤホン・ヘッドホン関連記事の紹介

 というわけで、今回は、Beatsのヘッドホンの紹介でした。

 201810061305.jpg

 なお、このブログ「モノマニア」には、ヘッドホン・イヤホンについて、他に、以下のような比較記事があります。

1・完全ワイヤレスイヤホンの比較
2・左右直結Bluetoothイヤホンの比較
3・ハイレゾ対応イヤホンの比較
4・ノイキャン対応イヤホンの比較
5・Bluetoothヘッドホンの比較
6・ノイキャンヘッドホンの比較
7・ハイレゾヘッドホンの比較
8・Beatsのヘッドホンの比較
9・ネックスピーカーの比較
10・おすすめヘッドホンの選び方 【結論】

 よろしければ、これらの記事をご覧ください。

 とくに、10番の記事は、全記事の「まとめ」として、どのようにイヤホンを選ぶべきか、スペック表の読み方などをまとめています。

 よろしければご覧ください。

 201809170924.jpg

1・ソニーのウォークマンの比較
2・ハイレゾ対応ポータブルアンプ

 また、このブログには、他にもオーディオ関係の記事がありますので、こちらもよろしくお願いします。

 最後になりましたが、この記事がお役に立ったようでしたら幸いです。Twitter Facebook はてなブックマークボタンから記事を共有していただければ嬉しいです。

 ではでは。

posted by Atlas at 11:00 | オーディオ製品

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