【今回レビューする内容】2022年 Bluetoothスピーカーの性能とおすすめ・選び方:ハイレゾ対応:音質・重低音からの選び方:防水:防水 お風呂 海 キャンプ用 性能・人気ランキング
【評価する製品型番】SONY SRS-XB13 SRS-XB12 SRS-XB01 SRS-XB23 LSPX-S3 BALMUDA The Speaker M01A-BK Bose SoundLink Micro Bluetooth speaker SoundLink Color Bluetooth speaker II SoundLink Mini II Special Edition SoundLink Revolve II Bose SoundLink Revolve+ II Bluetooth speaker JBL GO 3 JBL CLIP 4 FLIP 5 JBL FLIP 6 CHARGE 5
今回のお題
最新のBluetoothスピーカーのおすすめはどの機種?
ども、Atlasです。
今回は、2022年4月現在、最新のポータブルBluetoothスピーカの比較です。
1:SONY〈日本〉
2:バルミューダ〈日本〉
3:BOSE〈米国〉
4:JBL-1〈米国〉
5:Beats〈米国〉
6:ANKER〈米国〉
7:B&O〈北欧〉
8:その他〈各社〉
ソニー・BOSEほか、各社の製品を、メーカー順に比較していきます。
1万円以下で買える格安モデルから、3万円以上の音質重視モデルまで、広く紹介するつもりです。
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音質 ★★★★★
重低音 ★★★★★
防水性 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
バッテリー ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最後の結論では、上表のような観点から「Atlasのおすすめ機種!」を提案していきます。
よろしくお願いします。
1・今回の記事構成について
1・小型Bluetoothスピーカーの比較
重さ:250g〜1kg
価格:5000円〜
音声AI:非搭載
用途:自宅&アウトドア(軽さ重視)
2・大型Bluetoothスピーカーの比較
重さ:1kg〜20kg
価格:20000円〜
音声AI:非搭載
用途:自宅&アウトドア(音質/音圧重視)
3・Wi-Fiスマートスピーカーの比較
重さ:300g〜10kg
価格:20000円〜
音声AI:搭載
用途:自宅(音質&利便性重視)
はじめに、今回の記事構成について、説明しておきます。
Bluetoothスピーカーは、新製品だけに限定しても、100種類を超える数があります。
このブログ「家電批評モノマニア」でも、90機以上はフォローしますが、一度に比較するには「数が多すぎる」ため、記事を3つに分けています。
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1回目記事(今回)では、「重さが1kg未満」と軽く、軽量で持ち運べる、カジュアルなBluetoothスピーカーを紹介します。
価格的にも1万円以下の製品が多く導入しやすいです。
主に、家庭で持ち運んで使ったり、屋外で使う、小型で、防水性のあるモデルを多く紹介します。
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2回目記事(こちら)では、「重さが1.5kg以上」で、やや高額なBluetoothスピーカーを扱います。
屋外などでの音楽、ダンス用、学校行事などのほか、家庭用でも、しっかりした低音が欲しい場合は、2回目の記事をお読み下さい。
なかには、「ハイレゾ音源」や「空間オーディオ」に対応できる上級機もあります。
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3回目記事(こちら)では、ど音声Assistant付きのBluetoothスピーカーを紹介します。
GoogleやAmazonのAIをネイティブで搭載するタイプです。
音声アシスト付は、重さにかかわらず、全てそちらで紹介します。
なお、「選び方が良く分からない」という方は、今回の記事で「選び方の基本」もフォローしますので、とりあえず、今回の1回目記事からご覧ください。
2・Bluetoothスピーカーの選び方の基本
というわけで、本題にはいります。
Atlasは、ここ数年、相当数のBluetoothスピーカーを試聴し、また、記事として比較してきました。
その成果をふまえて、今のところの「結論」をいえば、「Bluetoothスピーカー選びに失敗しない」ための選び方のポイントは次の「3点」です。
1・スピーカーユニットのサイズ
2・スピーカーユニットの配置
3・Bluetooth圧縮規格のグレード
4・本体の重さと防水等級の高さ
上表の「3点」を押さえておけば、予算や用途の違いはあるにせよ「的外れなスピーカーを選ぶことはまずない」と言えます。
これらは、重要な部分なので、あらかじめ、順番に解説しておきます。
2-1・スピーカーユニットのサイズ
第1に、スピーカーユニットのサイズです。
Bluetoothスピーカーは、他方式のスピーカーに比べて、本体の「コンパクト性」を売りにするスピーカージャンルです。
そのため、スピーカーユニット(=音の鳴る部分)の口径(サイズ)を過度に小さくしている製品があります。
この点から言えば、見た目のデザインの良さからだけスピーカーを選んでしまうと、音質・音圧的に満足しない「音の悪いBluetoothスピーカー」を選んでしまう危険性が高いです。
このほか、Bluetoothスピーカーは音を増幅するアンプが内蔵された「アクティブスピーカー」なので、W(ワット)で表されるスピーカーの総合出力の値も確認する必要があります。
こちらも、十分な注意が必要です。
2-2・スピーカーユニットの配置
第2に、スピーカーユニットの配置です。
左右にスピーカーを置く「ステレオ構成」については、一般的なので説明不要でしょう。
ただ、音が拡がるように特殊なスピーカーユニットの配置をさせた「360度全方位スピーカー」が出ています。
左右にスピーカーが配置される「ステレオ構成」は、(厳密には)スピーカーとスピーカーの真ん中に人間がいないと、定位感に欠けます。
本格的なオーディオシステムなら良いのですが、小型のBluetoothスピーカーの場合、リスニングポイントが狭く、ステレオ感を得にくいという欠点がありました。
それならば、ということで登場したのが、「360度全方位スピーカー」です。
音の方向性(指向性)をなくし、部屋の全方位に向けて音を拡散させる仕組みで、基本的にスピーカーをどこにおいても、良質なサラウンド感を得れる、という製品です。
格安で小型のスピーカーについては、(ステレオより)この方向性のが、現実的な音質が良いので、各社とも、(ステレオのラインナップを減らしても)こうした製品を増やしています。
音楽コンテンツについても、こうしたスピーカーへの「対応」が今後すすみます。
「水平方面」だけでなく「高さ方面」の音データの情報を持つ「空間オーディオ音源(3Dオーディオ)」が、今後かなり流行する兆しがあるからです。
これは、もともと、映画用の音声技術(ドルビーアトモス)だったのですが、2021年以後は、Amazonに加えて、Appleも、「通常の音楽コンテンツ」で対応を増やす予定です。
高さ方面「サラウンド感」を表現しやすい「360度全方位スピーカー」は、こうした状況に適合的なので、ますます流行するでしょう。
3・スマートスピーカーの比較
重さ:300g〜10kg
価格:20000円〜
音声AI:搭載
なお、現状では、「360度全方位スピーカー」は、どちらかというと、3回目記事で紹介するような、AI搭載型でかなり流行しています。
(普通の)Bluetoothスピーカーにもいくつかありますが、「決め打ち」で探すならば、そちらの記事も、後ほどご確認ください。
2-3・対応する圧縮規格のグレード
第3に、対応するコーデック(圧縮規格)のグレードです。
Bluetoothは、Wi-Fiに比べて、電力を使わない分、「回線が細い」無線方式です。
そのため、スマホなどの再生機器から、音源を特定の圧縮規格で縮めてから、スピーカーに送っています。
圧縮転送規格は、上表に示したように、主に6種類あります。
このうち、どの製品でも対応するのがSBC規格です。
しかし、Bluetoothスピーカーとスマホなど再生機器と双方が「より上位の規格」に対応していると、上位圧縮規格が自動で使われ、音質がかなり良くなります。
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結論的にいえば、iPhoneの場合は、上位規格であるAAC規格、Android系ならばApt-X規格に準じた製品を選ぶと満足度が高いでしょう。
ただ、米国のBOSE社など、SBC規格の劣化した音質を「アップコンバート」する技術に長けるメーカーもあります。
そのため、今回の記事では、音質の部分についてはとくに、機種ごと個別に説明を加えました。
2-4・重さと防水等級の高さ
第4に、本体の重さと防水等級の高さです。
本体の重さは、大部分がバッテリーの重量が占めます。そのため、重さとバッテリー寿命とのバランスがとれた製品を選ぶのがポイントです。
その上で、お風呂や野外で利用されたい場合は、防水性を考える必要があります。
防水性については、上表のように、JIS規格による等級分けがあります。
そのため、スピーカーに「どの程度の防水性」「どの程度の防塵(砂・泥)」があるのか、消費者が分かるようになっています。
今回は、この部分をしっかり「ランクわけ」して説明していきます。
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結論的にいえば、Atlasとしては、少なくともお風呂や野外で利用するならば、IPX5は最低クリアして欲しいと考えます。
さらに、海岸など、砂や泥が飛ぶような環境ならば、「最強クラス」のIPX67規格をオススメします。
ただし、完全防水の製品は、シールをする関係で、本体が重くなったり、音質に悪影響を与えている場合もあります。そのため、性能のバランスが重要となるため、今回はこの点にも注意して比較します。
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というわけで、Bluetoothスピーカーを選ぶにあたって重要視すべき点を4つ紹介しました。
以下の記事では、これらの点を特に重視しながら、各社のBluetoothスピーカーを比較します。
なお、PC専用・TV専用と考えている方は、専用設計のスピーカーを紹介している、以上の記事もあります。
とくに、TVで使う場合は、(普通のBluetoothだと)映像に帯する音の遅延問題があるため、専用設計のスピーカー利用が望ましいです。
音質的にも、中音域が充実しないと聞きにくいので、「音楽兼用」でもTV近くに置くならば、5番の記事で紹介するタイプが適当です。そちらの記事をご覧ください。
3・Bluetoothスピーカーの比較
それでは、具体的な製品比較にはいります。
・Bluetoothスピーカーの比較 (1)
3-1:SONY〈日本〉
3-2:バルミューダ〈日本〉
3-3:BOSE〈米国〉
3-4:JBL-1〈米国〉
・Bluetoothスピーカーの比較 (2)
4-1:JBL-2〈米国〉
4-2:Beats〈米国〉
4-3:ANKER〈米国〉
4-4:B&O〈北欧〉
4-5:その他〈各社〉
4-6:最終的なおすすめの提案【結論】
以下では、以上のような企業順で、各社の製品をみていくつもりです。
3-1・ソニーのBluetoothスピーカー
はじめにSONYのBluetoothスピーカーを紹介します。
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なお、以下では、Atlasのおすすめのポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で書いていきます。
【2021年発売】
1・SONY SRS-XB13【各色】
¥6,993 Amazon.co.jp (4/20執筆時)
【2019年発売】
1・SONY SRS-XB12【各色】
¥6,200 Amazon.co.jp (4/20執筆時)
スピーカー出力:5W
スピーカー直径:46mm×1
高音再生力:20kHz
低音再生力:20Hz
対応コーデック: SBC/AAC
再生可能時間:16時間
サイズ: 直径75×高さ95mm
重さ: 253g
SONY SRS-XB13は、ソニーでは最も安いスピーカーです。
本機については、旧機種 SRS-XB12が残ります。
主な相違点は、充電端子がUSB-Cになった部分と、ステレオ入力端子が新機種で「省略」になった部分です。
音質面は、同じなので、基本的に値段で決めて良いでしょう。
本体の重さは、253gです。
サイズも直径75×高さ95mmで、手に載るほどの超小型のBluetoothスピーカーです。
防水性は、IP67規格に対応します。
水深1メートルで30分の耐用性があります。
さらに、この規格の場合は、防塵性も保証されますから、雨天の泥水や砂被りにも強い「耐久性最強」な機種です。防錆(さび)でもあるので、海辺でも問題ないです。
スピーカーの性能は、さほど良い機種ではありません。
迫力のある音楽を鳴らすのに必要なパワーは、5Wと小さく、スピーカーの径も46mmと小さいです。音質は期待できません。
マルチペアリングは、対応します。
そのため、どちらかと言えば、2台購入してステレオ化するべき製品です。
Bluetoothは、SBCほか、音質が多少良いAACも対応です。
バッテリーは、16時間もちます。
なお、充電端子は本体側は(丸い)USB-C端子です。付属のUSB-C to USB-Aケーブルを利用して、充電を行う仕様です。
充電器は未付属ですが、スマホ用などとしてお持ちの方は多いかと思います。
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以上、SONY SRS-XB13の紹介でした。
水に強い、というのが唯一の特長です。
音質は、(1台では)あまり重視されていない設計なので、2台分買うならば、基本的に、続いて紹介するような上位機種がコスパは良いでしょう。
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2・SONY SRS-XB01 【各色】
¥3,643 Amazon.co.jp (4/20執筆時)
スピーカー出力:3W
スピーカー直径:37.5mm×1
高音再生力:20kHz
低音再生力:20Hz
対応コーデック: SBC
再生可能時間:6時間
サイズ: 幅81.5×高さ57.5×奥行56.5mm
重さ: 160g
なお、SONYからは、さらに小口径のSRS-XB01という製品も出ています。
160gと軽量で、なにより小さいので、発想次第で色々な用途に使えそうです。
ただ、その場合、IPX5相当で水没や砂ホコリなどに負ける耐久性なので、注意が必要です。音質面を期待して導入する機種でもないでしょう。
【2020年発売】
3・SONY SRS-XB23 【各色】
¥10,404 Amazon.co.jp (4/20執筆時)
スピーカー出力:14W
スピーカー直径:42×51mm×2
高音再生力:非公表
低音再生力:非公表
対応コーデック: SBC AAC LDAC
再生可能時間:12時間
サイズ: 約218×76×76mm
重さ: 580g
SONY SRS-XB23は、ソニーの入門用のBluetoothスピーカーです。
本体の重さは、580グラムです。
先ほどの製品より重量感はありますが、スマホ2台と少しの重さですから、まだまだ「軽量」と言えます。
本体の長さは、20センチほどですから、気軽に持ち運びんで利用するには便利な機種です。
なお、置き方は、縦でも横でも音質は変わらないような設計です。
防水性は、相当高い機種です。IP67規格に対応します。
水深1メートルで30分の耐性があります。
さらに、この規格の場合は、防塵性も保証されますから、雨天の泥水や砂被りにも強い「耐久性最強」な機種です。防錆(さび)でもあるので、海辺でも問題ないです。
スピーカーの性能は、総合出力が14Wです。ソニーはこのグレードから、ステレオです。
また、今回のモデルチェンジで、左右のスピーカーが楕円形形状の新型ユニットに変わりました。
サイズは、42×51mmという変則的なサイズです。スピーカーは、口径(面積)が大きなほど音圧が確保できます。
軽量性を維持したまま、サイズを大きくする工夫は、この形状のスピーカーならば効果的でしょう。
なお、トゥイーターがなく、全レンジを1機でまかなうスピーカーユニットを「フルレンジ」と言います。
低音域の再生力は、スピーカー単体ではさほど強くないです。
ただし、この機種は、空気振動を利用して低音を強調するパッシブラジエーターが左右に2機あるので、小型の割には迫力のある低音が出ます。
さらに、定評のあるEXTRA BASSモードを利用すれば、バランスを崩さずに重低音を強調することも可能です。
Bluetoothは、一般的なSBC規格のほか、音質が良く、音の遅延も少なめなAACに対応します。そのため、スマホや携帯音楽プレーヤーの圧縮音源の再生力は高いといえます。
さらに、ハイレゾ音源の転送ができるLDAC規格に対応します。しかし、スピーカー性能の関係でハイレゾ音質の再生はできず、したとしても音質は劣化します。
マルチペアリングは、この機種も対応します。
そのため2台購入して左右の「ステレオ」、ないし「ダブルモード」での試聴が可能です。
ただし、その場合は、コーデックは、SBCの利用に限定化されます。
「パーティ」機能は、ソニーのXBシリーズの得意とするところです。
他社機にも見られるライティング機能のほか、同時に100台までチェーン(数珠つなぎ再生)できる、ワイヤレスパーティーチェーン機能も搭載です。
音質の再現力については、DSEEという独自技術が採用される点が注目点です。
Bluetoothスピーカーの場合、スマホ等からBluetoothで飛ばす場合、ロスレスのCD音質の音源でも一度圧縮してから送ります。
そのため、スピーカー側で劣化した音質を再現する技術が重要になります。DSEEはそのための技術で、高い音源再現力があります。
このほか、ClearAudio+やS-Masterなど、ノイズを軽減し、音をクリアにする諸技術が搭載されます。
スマホアプリは、SONYのMusic Centerアプリ(iOS/Android)に対応します。
そのため、楽曲の再生・停止だけでなく、イコライザーなどの操作も、スマホだけで可能です。
バッテリーは、12時間保ちます。
充電は本機も、充電器がない仕様です。スマホの充電器やPCのUSB端子で充電します。
なお、2020年機からは、本体側が(丸い端子の)USB-Cですので、付属ケーブルはUSB-C to USB-Aになっています。
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以上、SONY SRS-XB23の紹介でした。
1万円前後で買える小型Bluetoothスピーカーとしては良いスピーカーを搭載します。
また、DSEEをはじめとする音質再現技術も高度です。大きさも小型で、気軽に持ち運びできますし、1万円前後の予算で選ぶならば、良いスピーカーでしょう。
説明書もわかりやすく、スマホ(iPhone/android)や音楽プレーヤと簡単につなげられると思います。その点、「初心者に優しい」モデルです。
【2021年】
4・SONY LSPX-S3
¥35,271 Amazon.co.jp (4/20執筆時)
【2019年】
4・SONY LSPX-S2
¥54,800 Amazon.co.jp (4/20執筆時)
スピーカー出力:11W
スピーカー直径:46mm+α
高音再生力:
低音再生力:
対応コーデック: SBC AAC LDAC
再生可能時間:8時間
サイズ:94mm×277mm
重さ: 1100g
SONY LSPX-S3は、若干特殊なBluetoothスピーカーです。
旧機種が残りますが、スピーカーの口径が1cm小さいほか、タッチセンサーが非搭載になるので、新機種が良いです。
本体の重さは、1100gです。
バッテリー式のLEDランタン(ライト)としても使える、デザイン家電ですから、その分重さはあります。
1kgを超えますが、Φ9.4cm×28cmというサイズのため、用途的な部分で、小型機として紹介しています。
スピーカーの性能は、総合出力が8Wです。
表面のガラスが振動板の役割をしているユニークな製品です。2016年に発売された初代機から、3世代目となりますが、初号機・2号機ともに音質はかなり高かったです。
楽器と同じ振動方法で、静かなところで聴くと、つややかな音を奏でていました。寝室BGM向きです。
加振器が円状に音を発生させるため、音が広がりやるく、臨場感が高いスピーカーです。
高音域の再生力は、2世代目はハイレゾ対応でした。
ただ、今回は、周波数帯域をださず、実質的に非対応です。
音は良いですが、高解像度を聴くようなシステムではないですので、これで良いかと思います。
構造的には、引き続き、ガラスの部分が有高域を再生するトゥイーターとなっているため、結構特徴的な高音域が楽しめるでしょう。
低音域の再生力も、周波数帯域は出しません。
ただ、第2世代では60Hzからでした。
10mmのドライバサイズの違いがあるので、中低音域はある程度、強化されています
ただ、用途的に「響く重低音」というわけではないです。
Bluetoothは、下位機種同様に、SBC・AAC規格に対応します。
また、ハイレゾが伝送可能なLDAC規格にも対応しますが、先述のように、スピーカー部分で、ハイレゾ認証はなくなりました。
音質の再現力については、先述のDSEEが採用されます。
バッテリーは、8時間ですが、ランタンの輝度を最大/音量半分にした状態の数値です。
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以上、SONY LSPX-S3のスピーカーでした。
不思議で特徴的な音がする面白いユニットです。光を利用するという点では、後述のバルミューダが、似た発想の機種を後から出しました。
ただ、小型でベッドサイドに置きやすいのは本機でしょう。
3-2・バルミューダのBluetoothスピーカー
続いて、日本のバルミューダ(バルミューダデザイン)のコーヒーメーカーです。
Atlas自身もですが、同社の工業デザインファンが多くいて、毎年出る新家電を楽しみの人も多いブランドです。
【2020年発売】
5・バルミューダ The Speaker M01A-BK
¥38,500 Amazon.co.jp (4/20執筆時)
スピーカー出力:8W
スピーカー直径:77mm
高音再生力:非公表
低音再生力:非公表
対応コーデック: SBC
再生可能時間:7時間
サイズ: 約188×105×105mm
重さ: 1000g
BALMUDA The Speakerは、デザイン重視の家電を多く販売する日本のバルミューダが2020年に発売する製品です。
本体の重さは、1000グラムです。
基本的にはオシャレな自宅空間において使うものです。
防水性は、ありません。
スピーカーの性能は、総合出力が8Wです。
また、一見、真空管アンプを思わせるデザインですが、この部分は、飾り(照明)です。
音楽に合わせてLEDライティングが連動するという仕掛けで、ようするに、デザインです。
音に関わる構成は、上部に取り付けられた77mmのユニットのみからなる、密閉型の360度スピーカの部分をみれば良いでしょう。
低音域の再生力は、出力的に期待はできません。
Bluetoothも、一般的なSBC規格のみです。
音質の再現力についても、特に、アップコンバートについての指摘はないです。
バッテリーは、7時間保ちます。
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以上、BALMUDA The Speakerの紹介でした。
音質については、ライフスタイル系雑誌の評価の高い部分がありますが、ただ、今回の評価軸では、あまり評価できません。
【スマートスピーカーの比較記事】でも360度スピーカーは各種紹介しました。ユニット構成だけで比較すれば、1万円前後で購入できるレベルです。
同社おなじみの「開発ストーリー」を読んでも、音質部分での説明の歯切れの悪さを感じます。
また、照明との融合という観点でも、SONYのグラスサウンドスピーカー LSPX-S2が、こうした発想で先行していました。
音質上の独創性もあちらのがだいぶ上で、組み合わせ的に「二番煎じ」の感が強いです。
とはいえ、音と連動して揺らめくLEDユニットの美しさが本機の新しさです。屋外用ではライティング(イルミネーション)できる機種はありますが、室内・寝室用でこの発想は「新しい」と思います。
今のところ、評価するなら(音質と言うより)この部分という製品です。
3-3・BOSEのBluetoothスピーカー
つづいて、BoseのBluetoothスピーカーの紹介です。
Boseは、アメリカ初の世界的な音響メーカーです。
独特の音響哲学があり、「小さなスピーカーでどれだけ低音を膨らませるか」を重視しています。
「BOSEサウンド」は、Bluetoothスピーカーのようにサイズの限られるスピーカーにおいて特に力を発揮します。
【2017年発売】
6・Bose SoundLink Micro Bluetooth speaker
¥12,800 Amazon.co.jp (4/20執筆時)
対応コーデック:SBC
再生可能時間:6時間
サイズ: 98(W) x 98(H) x 35(D)mm
重さ: 290g
Bose SoundLink Micro Bluetooth speaker は、アメリカのBOSEの小型Bluetoothスピーカーです。
本体の重さは、290グラムです。
長さは10センチほどですので、完全に持ちはこび用です。
写真のように、「登山時の熊よけの提案」はおもしろいですね。完全防水にも対応します。
防水性は、こちらも、JBLと同じでIPX7準拠です。お風呂やプールで安全に使えます。
泥や砂などの粉じんに関する指標はないものの、上位機的な範囲なら、野外でも問題ないでしょう。
スピーカーの性能は、注意が必要で、単体ではステレオに非対応です。
ユニットは、高音域から低音域までカバーする1つのフルレンジスピーカーに、低音を補うための電磁気回路がないスピーカー(パッシブラジエーター)を2つという構成です。
低音域の音質は、BOSEの製品らしく、小型でも充実します。
大音量の再生には向きませんが、適度な音量ならば、バランス良く聴けます。1万円以下の防水スピーカーと比較すると、明らかに音質の程度が異なります。
高音域の音質は、同社の製品は、(鳴らないわけではないですが)従来からさほど強調されません。
マルチペアリングは、対応します。
2台用意して、左右の「ステレオ再生」や、同じ音を鳴らす「パーティモード」に対応します。同社の場合、スマホでペアリング対応するため、利便性は良いです。
Bluetoothは、一般的なSBC規格のみ対応です。
BOSEは、アップコンバート技術が高いため、伝統的にSBC以上の上位のコーデックに非対応です。
ただ、本機はステレオではない小型機ですし、音質の部分を重視した機種とも言いにくいです。
バッテリーは、6時間のバッテリーと長くは持ちません。
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以上、Bose SoundLink Micro Bluetooth speaker の紹介でした。
アウトドアでの利用を考えていて、できるだけ軽量で、防水性が期待できる製品を選ぶならばこれでしょう。ただし、ステレオではない点は注意です。
【2017年発売】
7・Bose SoundLink Color Bluetooth speaker II
¥16,500 Amazon.co.jp (4/20執筆時)
対応コーデック:SBC
再生可能時間:8時間
サイズ: 127(W) x 1321H) x 56(D)mm
重さ: 540g
BOSEのSoundLink Color Bluetooth speaker II は、BOSEの中位機で、こちらはステレオです。
高価なBOSE製品としては値頃感があり、人気もあります。
本体の重さは、540グラムです。
長さも12センチほどです。こちらは、片手でも持ち運べるポータブルサイズです。
防水性は、一方で、等級情報がなく「防滴仕様」とだけあります。
おそらくIPX4かそれ以下でしょう。とはいえ、水に沈没させない限りは、お風呂でも使えそうなグレードです。
スピーカーの性能面では、Bose社はスペックの多くが非公開です。
しかし、この製品も、少なくとも2つのスピーカーユニットと2つのパッシブラジエータを搭載する機種です。
低音域の再生力は、短時間ですが静かな環境で視聴しましたが、音質的にはしっかり低音が強調されるBoseサウンドを踏襲しており、大音量再生時の音割れも少ないです。
高音域の再生力も、分離構造が作用してそれなりに高いです。
しかし、やはり強調するべきは「豊かな低音」という機種です。
Bluetoothは、SBCのみに対応です。
ただ、Boseは、DSP(デジタル・シグナル・プロセッシング)技術に伝統的に優れます。同社は、圧縮音源の失われた音の再現や、ノイズの軽減力については格段にうまいです。
音質がさほど良くないSBC音源を綺麗に再生する用途に向くため、遅延はともかく、音質は期待できます。
マルチペアリングは、こちらも、対応します。
2台用意して、左右の「ステレオ再生」や、同じ音を鳴らす「パーティモード」に対応します。設定は、この機種の場合も、スマホアプリが利用できるため、容易です。
バッテリーは、一方で、8時間のバッテリーとさほど長くは持ちません。
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以上、SoundLink Color Bluetooth speaker II の紹介でした。
音質は、最近流行の「ワイドに広がる」感じです。BOSE製品として、同じほどの価格の防水スピーカーに比べると、低音の厚みが感じられるスピーカーです。
【2019年発売】
8・Bose SoundLink Mini II Special Edition
¥24,191 Amazon.co.jp (4/20執筆時)
対応コーデック:SBC
再生可能時間:10時間
サイズ: 180(W) x 51(H) x 58(D)mm
重さ: 680g
BOSEのSoundLink Mini Bluetooth speaker II は、同社の定番製品で、2015年以来、息の長いロングセラーです。
2019年に Special Editionとして新型番となり、充電方式がUSB-C端子に変わりました。
本体の重さは、680グラムです。
軽いとも言えませんが、長さは18センチほどですから、持ち運べるサイズです。
防水性は、一方で、等級情報がない製品です。
頑丈ですが、保証がなくなるため、酷使はできない機種です。
スピーカーの性能面は、やはり多くの情報が非公開です。
ただ、左右に1つずつのフルレンジ型ウーファーに、低音を補うパッシブラジエータが前後1機ずつです。
音質は、やはり強調するべきは「豊かな低音」という機種です。縦長の形状が奏功して、下位機種よりも、全音域のステレオ感は良好です。
Bluetoothは、やはり、SBCのみに対応です。
マルチペアリングは、機能として持ちません。
バッテリーは、10時間となります。
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以上、Boseの SoundLink Mini II Special Edition の紹介でした。
ロングセラーだけあり、小型機としてはBoseらしい豊かな低音を鳴らせる機種です。
一方、設計がやや古いため、防水性の部分が弱いほか、スピーカー部分の「個性」が、同社の最近の機種と比較すると薄く、「昔ながらのステレオ」という感じはあります。
個人的には、「音の革新性」という点で、BOSEから選ぶとしたら、続く上位機のほうがおすすめです。
【2021年】
9・BOSE SoundLink Revolve II
¥27,500 Amazon.co.jp (4/20執筆時)
対応コーデック:SBC
再生可能時間:12時間
サイズ:直径82x高さ152mm
重さ: 660g
SoundLink Revolve II Bluetooth speaker は、BOSEの小型スピーカーの上位機です。
Bose SoundLink Revolveの後継機となる2世代目で、バッテリー持続時間と防水スペックが強化されました。
本体の重さは、670gです。
超軽量ではないですが、軽量です。
サイズも、直径8cm・高さ15cmほどの円筒形です。
防水性は、IP55です。
この場合、防水等級はIPX5に準じ、水没しない限りOKです。
その上で、防塵性は、完全防塵ではないもの「配慮はある」ということになります。
ただ、お風呂やプールはともかく、砂浜での利用は避けた方が良いでしょう。
高額ですが、モダンなデザインで本体の質感と格好良さは圧倒的です。
一方、本機は、各社の音声AIは未装備です。
ただ、上部のマルチファンクションボタンの長押しで、スマホのAIアシスタントの呼び出しは可能です。
出先で、ニュースや天気予報を聞くなどの使い方が考えられます。
面白い部分では、一般的なカメラ三脚に取り付けられるユニバーサルマウントに対応する点です。
カメラ三脚はどれも共通企画なので、安いもので構いません。なお三脚はこのブログの【カメラ・ビデオ用三脚の比較記事】で特集しています。
その場合、多少凝った利用法も可能です。
スピーカーの性能面は、この機種もスペック非公開です。
一方、仕組みは、冒頭でも詳しく説明した「全周囲360度スピーカー」です。
左右にスピーカーが配置される「ステレオ構成」と比べると、リスニングポイントが広く、音の広がり(サラウンド感)は良好です。
本機の場合、ウーファーが下向きで、下部のデフレクターを利用して拡散させるという仕組みをとります
低音は2つのパッシブラジエータを搭載するものの、BOSE製品としては、さほど強調されないレベルです。
逆に言えば、「聴き疲れない」ので、持ち出して使うだけでなく、抜群のインテリア性を活かしワンルームマンションなどに気軽に備えるのに向く気がします。
Bluetoothは、SBC規格です。
しかし、下位機種で説明したように、Boseは「音を独自色で作り直す」ような部分があるので、この部分のクオリティは度外視しても良いでしょう。
マルチペアリングは、こちらも、対応します。
ステレオ的に本機を構成したい場合には良いでしょう。
バッテリーは、最大で13時間持ちます。
充電は、専用クレードルを使いますが、この出来も良くデザイン性は高いです。
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以上、SoundLink Revolve II Bluetooth speakerの紹介でした。
「部屋の真ん中に置けるスピーカー」というのはこれまであまりなかったジャンルで、個人的にもより長い期間試したいと思える機種です。
持ちはこび向きに作られたモデルですが、自宅でも便利に使えそうです。
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10・Bose SoundLink Revolve+ II
¥38,500 Amazon.co.jp (4/20執筆時)
対応コーデック:SBC
再生可能時間:16時間
サイズ:直径105x高さ1845mm
重さ: 910g
なお、本機の上位機として、Bose SoundLink Revolve+ II Bluetooth speakerという製品があります。
比較する場合、やや大型で、重さも910gに増加しています。
そのため「ハンドル」が付いています。
スピーカーユニットのサイズは、仕組みとしては同じですが、ユニットが大きいので音圧が増しています。
大きめのリビングや野外での利用ならば、これくらいのパワーがあっても邪魔ではないでしょう。
あとはほとんど同じで、あえて言えば、バッテリー持続時間が17時間と少し長いです。
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本機については、重さがある点をどう評価するかで、評価が分かれそうな機種です。
その場合、ハンドルを装備する点はプラスに働くでしょうが、見かけはイマイチスマートさに欠けますね。選ぶならば、下位機種だと思います。
3-4・JBLのBluetoothスピーカー
続いて、アメリカのJBL社が発売している防水タイプのスピーカーを紹介します。
JBLは、世界的な音響メーカーです。
BOSEよりは価格帯が低い製品が多いですが、やはり「JBLサウンド」と呼ばれる独特の音響哲学をもちます。味付けの少なめな、中音域が充実するサウンドが得意です。
【2020年発売】
11・JBL GO 3
¥4,800 Amazon.co.jp (4/20執筆時)
【2018年発売】
11・JBL GO 2
¥5,915 Amazon.co.jp (4/20執筆時)
スピーカー出力:4.2W
スピーカー直径:43×47mm×1
高音再生力:20Hz
低音再生力:110Hz
対応コーデック: SBC
再生可能時間:5時間
サイズ:幅87,5 x高さ75x 奥行41.3mm
重さ: 209g
GO 3 は、JBLが2018年に販売した初級者向けのBluetoothスピーカーです。
新旧両機種あります。
新機種は、すこしだけ大きくなり、重さも増えました。しかし、出力ほか、スピーカーユニットのサイズが大型化したため、新機種の方が音質は上位です。今選ぶなら新機種でしょう。
本体色は、黒(JBLGO3BLK)・青(JBLGO3BLU)・赤(JBLGO3RED)・白(JBLGO3WHT)・ピンク(JBLGO3PINK)・オレンジ(JBLGO3ORG)と多色構成です。
これは、人気機種ゆえでしょう。
本体の重さは、209グラムで、長さは9センチほどです。
要するに、スマホ並みの重さで、「手のひらサイズ」というコンセプトのスピーカーです。
防水性は、IPX7準拠です。
この点がこの機種の2つめの「売り」で、「水に30分浸けても壊れない」性能です。
ただし、防塵・防錆については対応度が不明です。とはいえ、野外でも常識的な範囲では使えます。
スピーカーの性能は、本体のサイズ感が反映されます。
なぜなら、43×47mmの変則的な形状野スピーカーが1つ内蔵であり、ステレオではないからです。
出力も4.2Wなので、音圧も低めです。
周波数帯域をみても、低音域を鳴らしきる実力はないでしょう。
Bluetoothは、一般的なSBC規格のみに対応です。
マルチペアリングは、この機種は非対応です。
バッテリーは、5時間保ちます。
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以上、JBL GO 2 の紹介でした。
音質を重視する場合、あまり向かない機種です。ただし、圧倒的に小型で、持ち運びやすいので、相当なニーズが生じている状況です。
音質重視の今回のコンセプトでは「選外」とせざるを得ないものの、コンパクト機として存在感のある機種です。ハンズフリー通話にも対応します。
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【2021年発売】
12・JBL CLIP 4
¥7,480 Amazon.co.jp (4/20執筆時)
スピーカー出力:5W
スピーカー直径:40mm×1
高音再生力:20Hz
低音再生力:100Hz
対応コーデック: SBC
再生可能時間:3時間
サイズ:幅86,4 x高さ50x 奥行46mm
重さ: 239g
なお、音質を比較する今回の記事からは少し外れますが、JBLの防水タイプで最小となるのは、JBL CLIP4です。
本機は、IPX67準拠ですので、防塵性もあります。ただ、サイズ感に比して、バッテリー量が少ないので、使途はより選ぶでしょう。
【2021年発売】
13・JBL Bluetoothスピーカー FLIP 6
¥10,890 Amazon.co.jp (4/20執筆時)
【2019年発売】
13・JBL Bluetoothスピーカー FLIP 5
¥9,091 Amazon.co.jp (4/20執筆時)
スピーカー出力:30W
スピーカー直径:45×80mm+16mm
高音再生力:20kHz
低音再生力:63Hz
対応コーデック: SBC
再生可能時間:12時間
サイズ: 68×178×72(mm)
重さ: 550g
FLIP5は、JBLが出しているBluetoothスピーカーです。
新旧両機種あります。
価格差はありますが、新機種は、ウーファーサイズはそのままに、スピーカーユニットにトゥイーターが加わり2WAYになりました。その上で若干小型化し、Bluetoothのバージョンも上がっているので、選ぶならば新機種です。
本体の重さは、550グラムです。
長さは18センチほどで、(下位機種ほどではないにせよ)かなり小型です。
防水性は、こちらはIPX67準拠です。
したがって、防塵・防錆に性もあるため、浴室で質の良い音楽が聴きたい場合ほか、屋外で利用したい場合も、良い選択肢でしょう。
スピーカーの性能は、総合出力が30Wです。
トゥイーターが加わったので、旧機種より出力が10W上がりました。
FLIP5は、楕円形の44×80mmのドライバーが1機と、高音域を担当する16mmのトゥイーターという構成です。
単機ではステレオ再生はできない点はこれまでのFLIPと同じですが、音域は広くなり、総合的な音質は向上しています。
マルチペアリングは、対応します。
2機つなげた場合は、ステレオ再生も可能です。
複数のスピーカーにコネクトできるJBLパーティブーストに対応するため、最大100機までつなげます。
Bluetoothは、しかし、SBC規格のみに対応です。
ただ、携帯して屋外で利用したり、お風呂で利用するタイプの製品なので、この面はさほど重視しなくて良いでしょう。
バッテリーは、12時間保ちます。
本体サイズは、550gなので、スマホ2台ほどの重さです。
屋外で利用するには最適な機種だと思います。
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以上、FLIP6の紹介でした。
ある意味、ポータブル製品におけるJBLの「顔」といえるシリーズで、バージョンが上がるたびに性能向上が見られます。
前回の改変で強化された低音域はそのままに、中・高音域を強化したといえます。中・低音域のバランスの良さは、試聴の限り引き続いています。
「完全防水・防塵」ですので、水辺やお風呂での利用に向くでしょう。
一方、2.0chのステレオ構成には単機ではなりませんが、屋外で1機立てて使うような使い方ならば、(定位も何もないので)この方式で良いでしょうし、音も拡がるでしょう。
ただ、自宅で利用するならば「2台」用意してステレオ再生を楽しんで欲しいかな、と思います。
【2021年発売】
14・JBL Bluetoothスピーカー CHARGE5
¥11,088 Amazon.co.jp (4/20執筆時)
【2019年発売】
14・JBL Bluetoothスピーカー CHARGE4
¥29,200 Amazon.co.jp (4/20執筆時)
スピーカー出力:40W
スピーカー直径:52×90mm+20mm×2
高音再生力:20kHz
低音再生力:60Hz
対応コーデック: SBC
再生可能時間:20時間
サイズ:幅223×高さ96.5×93×奥行94mm
重さ: 960g
CHARGE5は、JBLの防水スピーカーの最新機種です。
なお、旧機種が残りますがただ、スピーカー構成が異なります。
新機種は、従来の1ユニットのフルレンジ式から、20mmのトゥイーターを加えた2ウェイ式になったので、音質の差はあるでしょう。
パワーも10W上がっているため、新機種のほうが良いかと思います。
なお、「チャージ」の名前の由来は、本機のバッテリーから、USB経由でスマホの充電に対応するためです。(四角い普通の)USB-A端子ですから、手持ちのスマホの充電ケーブルで使えると思います。
本体の重さは、主にバッテリー充電機能の搭載が理由で、995gと増しています。
本体色は、ブラック(JBLCHARGE5BLK)ほか、レッド(BLCHARGE5RED)・ブルー(JBLCHARGE5BLU)など、5色から選べます。
防水性能は、こちらも、IPX67に対応します。
防水・防塵性を兼ね備えており、ビーチでの利用も可能です。
スピーカーの性能は、総合出力が40W(RMS)です。
同社の場合、RMS表記ですので、他社基準にあわせれば、数字以上に音圧は評価できるでしょう。
ユニットは、52×90mmのウーファー1基と20mmのトゥイーターを2基装備した製品です。
さらに低音を強化するため、パッシブラジエータを2基備えるため、1kg未満の機種としては、音圧がそれなりに期待できます。
一方、変則的な構成で、(単機では)ステレオではないですが、サイズ感からすると、この構成でも良いかと思います
低音域の音質は、周波数特性をみても60Hzからですので、多少下位機種より伸びています。
マルチペアリングは、対応します。
2台をBluetoothでペアリングして、ステレオ機にすることも可能です。
Bluetoothは、やはりSBC規格のみに対応です。
ただ、先述のように、BOSE同様、JBLの場合も、あまりこの部分は気にしなくてOKです。
Bluetooth 5.1にも対応するので、通信安定性は高いです。
バッテリーは、20時間と下位機種に較べると2倍に増量しています。
なお、チャージ用の端子は本体充電用とは別です。
本体の充電用は(丸い)USB-C端子で、付属のUSB-C to USB-Aケーブルを利用して行います。
USB充電器は未付属ですが、スマホのものを使うか、PCで充電すれば問題ないでしょう。
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以上、CHARGE5の紹介でした。
やや重いですが、JBLのこの形状の製品は、スピーカーユニットサイズが大きさが、音質にかなり依拠するところがあります。
その点で言えば、豊かな低音がありつつ、ボーカルなどの音の帯域である「中音域」を邪魔しない、いわゆるJBLサウンドとしての完成度はこちらのほうが高いでしょう。
重さは難点ですが、予備的なスマホバッテリーとしても使えますし、欠点とも言えません。
ちなみに、Atlasとしては、自宅では、ステレオ再生用に2台欲しいので、軽量なFLiP4と、外出に便利なCHARGE41台ずつ欲しいかな?と、当初考えていました。
ただ、ユニットサイズが異なるので、そのような使い方は止めた方が良いでしょう。
次回につづく!
Bluetoothスピーカーのおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、Bluetoothスピーカーを紹介してきました。
記事はもう少し続きます。
・Bluetoothスピーカーの比較 (1)
3-1:SONY〈日本〉
3-2:バルミューダ〈日本〉
3-3:BOSE〈米国〉
3-4:JBL-1〈米国〉
・Bluetoothスピーカーの比較 (2)
4-1:JBL-2〈米国〉
4-2:Beats〈米国〉
4-3:ANKER〈米国〉
4-4:B&O〈北欧〉
4-5:その他〈各社〉
4-6:最終的なおすすめの提案【結論】
次回の後編記事(こちら)では、米国のBeatsとAnkerや日本のサーモスやパナソニックなどの人気スピーカーをさらに紹介します。
その上で、紹介した全機種から、最終的な、Atlasのおすすめ機種!を提案したいと思います。
予算別・目的別に提案するのでぜひご覧ください。
後編記事は→こちら
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