【今回レビューする内容】2023年 ポータブルBluetoothスピーカーの性能とおすすめ・選び方:ハイレゾ対応:音質・重低音からの選び方:防水:防水 お風呂 海 キャンプ用 性能・人気ランキング
【比較する製品型番】SONY RS-XB100 SRS-XB13 SRS-XB01 SRS-XB23 SRS-XE200 SRS-XE300 LSPX-S3 ・Bose SoundLink Micro Bluetooth speaker SoundLink Flex Bluetooth speaker bundle SoundLink Mini II Special Edition SoundLink Revolve II Revolve+ II JBL FLIP 6 GO 3 ECO CHARGE 5 XTREME 3 PULSE 5 BALMUDA The Speaker M01A-B Anker Soundcore Motion X600 A3130011 SoundCore 3 Soundcore Boost Soundcore Mini 3 A3109011 Flare Mini Motion+ B&O Beosound A1 2nd Gen Beosound Explore Marshall EMBERTON II STOCKWELL II WILLEN CANON albos Light&Speaker ML-A HUAWEI Sound Joy シャープ DL-FS01L-S ・ヤマハ WS-B1A ほか
今回のお題
最新のBluetoothスピーカーのおすすめはどの機種?
ども、Atlasです。
今回は、2023年6月現在、最新のBluetoothスピーカの比較です。
音質面の違いを生むBluetoothコーデックや、アンプ出力、あるいは、スピーカー構成などに注目しながら、各社の製品をみていきます。
1・小型Bluetoothスピーカーの比較
2・大型Bluetoothスピーカーの比較
なお、今回の記事は、Bluetoothスピーカーの種類ごと、記事を2つに分けています。
1回目記事(今回)は、「軽量で持ち運べる」タイプに限定しての紹介です。
高音質なモデルもありますが、最大でも2kg以内のBluetoothスピーカーだけを扱います。
2回目記事(こちら)は、重め(2kg以上)のBluetoothスピーカーの紹介です。
家庭での据置や、音楽活動用に使うタイプです。
とくに、低音域がパワフルな機種を探していた方は、2回目記事をご覧ください。
よろしくお願いします。
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音質 ★★★★★
重低音 ★★★★★
防水性 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
バッテリー ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、今回は、小型のBluetoothスピーカーを比較していきます。
その上で、最後の結論では、上表のような観点から「Atlasのおすすめ機種!」を提案していきます。
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1・小型Bluetoothスピーカーの比較
2・大型Bluetoothスピーカーの比較
3・Wi-Fiスマートスピーカーの比較
4・PC用スピーカーの比較
5・TV用サウンドバーの比較
6・ブックシェルフスピーカの比較
なお、今回は、このブログ「モニマニア」のスピーカー関連記事全体の1回目記事として書きました。
1-1・Bluetoothスピーカーの選び方の基本
1・スピーカーユニットのサイズ
2・スピーカーユニットの配置
3・Bluetooth圧縮規格のグレード
4・本体の重さと防水等級の高さ
はじめに、小型のBluetoothスピーカーの「選び方の基本」の説明からです。
今回紹介する製品、それ以外の製品を選ぶ際に役立つだろう、基本的な部分を4点、あらかじめみておきます。
第1に、スピーカーユニットのサイズです。
Bluetoothスピーカーは、他方式のスピーカーに比べて、本体の「コンパクト性」を売りにするスピーカージャンルです。
そのため、スピーカーユニット(=音の鳴る部分)の口径(サイズ)を過度に小さくしている製品があります。
この点から言えば、見た目のデザインの良さからだけスピーカーを選んでしまうと、音質・音圧的に満足しない「音の悪いBluetoothスピーカー」を選んでしまう危険性が高いです。
このほか、Bluetoothスピーカーは音を増幅するアンプが内蔵された「アクティブスピーカー」なので、W(ワット)で表されるスピーカーの総合出力の値も確認する必要があります。
こちらも、十分な注意が必要です。
第2に、スピーカーユニットの配置です。
左右にスピーカーを置く「ステレオ構成」については、一般的なので説明不要でしょう。
ただ、音が拡がるように特殊なスピーカーユニットの配置をさせた「360度全方位スピーカー」が出ています。
左右にスピーカーが配置される「ステレオ構成」は、(厳密には)スピーカーとスピーカーの真ん中に人間がいないと、定位感に欠けます。
本格的なオーディオシステムなら良いのですが、小型のBluetoothスピーカーの場合、リスニングポイントが狭く、ステレオ感を得にくいという欠点がありました。
それならば、ということで登場したのが、「360度全方位スピーカー」です。
音の方向性(指向性)をなくし、部屋の全方位に向けて音を拡散させる仕組みで、基本的にスピーカーをどこにおいても、良質なサラウンド感を得れる、という製品です。
格安で小型のスピーカーについては、(ステレオより)この方向性のが、現実的な音質が良いので、各社とも、(ステレオのラインナップを減らしても)こうした製品を増やしています。
音楽コンテンツについても、こうしたスピーカーへの「対応」が今後すすみます。
「水平方面」だけでなく「高さ方面」の音データの情報を持つ「空間オーディオ音源(3Dオーディオ)」が、今後かなり流行する兆しがあるからです。
これは、もともと、映画用の音声技術(ドルビーアトモス)だったのですが、2021年以後は、Amazonに加えて、Appleも、「通常の音楽コンテンツ」で対応を増やす予定です。
高さ方面「サラウンド感」を表現しやすい「360度全方位スピーカー」は、こうした状況に適合的なので、ますます流行するでしょう。
ただ、「360度全方位スピーカー」は、今回もANKER機ほかをみますが、どちらかというと、3回目記事で紹介するAI搭載型のほうが展開される機種は多いです。
このタイプでお探しならば、そちらの記事も、後でご確認ください。
第3に、対応するコーデック(圧縮規格)のグレードです。
Bluetoothは、Wi-Fiに比べて、電力を使わない分、「回線が細い」無線方式です。
そのため、スマホなどの再生機器から、音源を特定の圧縮規格で縮めてから、スピーカーに送っています。
圧縮転送規格は、上表に示したように、多くの種類あります。
このうち、どの製品でも対応するのがSBC規格です。
しかし、Bluetoothスピーカーとスマホなど再生機器と双方が「より上位の規格」に対応していると、上位圧縮規格が自動で使われ、音質は良くなります。
一方、音楽では問題にならないのですが、(タブレットほかでの)映像視聴にも使いたい場合、「音の遅延(映像との音ズレ)」の問題もあります。
先ほどの表では、数字が大きいほど遅いことになります。
なお、音楽鑑賞には問題ないので、LDACなどその部分を度外視して、音質を向上させた規格も存在します。
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結論的にいえば、iPhoneの場合は、上位規格であるAAC規格、Android系ならばApt-X規格に準じた製品を選ぶと満足度が高いでしょう。
ただ、米国のBOSE社など、SBC規格の劣化した音質を「アップコンバート」する技術に長けるメーカーもあります。
そのため、今回の記事では、音質の部分についてはとくに、機種ごと個別に説明を加えました。
第4に、本体の重さと防水等級の高さです。
本体の重さは、大部分がバッテリーの重量が占めます。そのため、重さとバッテリー寿命とのバランスがとれた製品を選ぶのがポイントです。
その上で、お風呂や野外で利用されたい場合は、防水性を考える必要があります。
防水性は、上表のように、JIS規格による等級分けがあります。
そのため、スピーカーに「どの程度の防水性」「どの程度の防塵(砂・泥)」があるのか、消費者が分かるようになっています。
今回は、この部分をしっかり「ランクわけ」して説明していきます。
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結論的にいえば、Atlasとしては、少なくともお風呂や野外で利用するならば、IPX5は最低クリアして欲しいと考えます。
さらに、海岸など、砂や泥が飛ぶような環境ならば、「最強クラス」のIPX67規格をオススメします。
ただし、完全防水の製品は、シールをする関係で、本体が重くなったり、音質に悪影響を与えている場合もあります。そのため、性能のバランスが重要となるため、今回はこの点にも注意して比較します。
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というわけで、小型のBluetoothスピーカーを選ぶにあたって重要視すべき点を4つ紹介しました。
・Bluetoothスピーカーの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:SONY〈日本〉
1-3:BOSE〈米国〉
1-4:JBL -1〈米国〉
・Bluetoothスピーカーの比較 (2)
2-1:JBL- 2〈米国〉
2-2:バルミューダ〈日本〉
2-3:ANKER〈米国〉
2-4:B&O〈北欧〉
2-5:マーシャル〈英国〉
2-6:その他〈各社〉
・Bluetoothスピーカーの比較 (3)
=最終的なおすすめの提案【結論】
小型機種だけでも結構な数があるので、今回は、以上のようなメーカー順で、比較を進めます。
1-2・ソニーのBluetoothスピーカー
はじめにSONYのBluetoothスピーカーを紹介します。
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なお、以下では、Atlasのおすすめのポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で書いていきます。
【2023年発売】
1・SONY SRS-XB100 【各色】
¥7,792 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
【2021年発売】SRS-XB12後継品
1・SONY SRS-XB13【各色】
¥7,510 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
アンプ出力:5W
スピーカー直径:46mm×1
高音再生力:7kHz
低音再生力:100Hz
コーデック: SBC AAC
バッテリー:16時間
サイズ: 幅76×高さ95×奥行76mm
重さ: 274g
SONY SRS-XB100は、ソニーでは最も安いスピーカーです。
旧機種が残ります。基本仕様はほぼ同じで、Bluetoothのバージョンが上がった(4.2→5.2)部分が目立つ程度です。
ただ、値段差もないですし、通信安定性が上がる部分で新機種を選べばOKです。
本体の重さは、253gです。
サイズも直径75×高さ95mmで、手に載るほどの超小型のBluetoothスピーカーです。
防水性は、IP67規格に対応します。
水深1メートルで30分の耐用性があります。
さらに、この規格の場合は、防塵性も保証されますから、雨天の泥水や砂被りにも強い「耐久性最強」な機種です。防錆(さび)でもあるので、海辺でも問題ないです。
スピーカーの性能は、さほど良い機種ではありません。
迫力のある音楽を鳴らすのに必要なパワーは、5Wと小さく、スピーカーの径も46mmと小さいです。音質は期待できません。
マルチペアリングは、対応します。
そのため、どちらかと言えば、2台購入してステレオ化するべき製品です。
Bluetoothは、SBCほか、音質が多少良いAACも対応です。
バッテリーは、16時間もちます。
なお、充電端子は本体側は(丸い)USB-C端子です。付属のUSB-C to USB-Aケーブルを利用して、充電を行う仕様です。
充電器は未付属ですが、スマホ用などとしてお持ちの方は多いかと思います。
このほかマイク搭載なので、スマホを介して通話も可能です。
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以上、SONY SRS-XB100の紹介でした。
水に強い、というのが唯一の特長です。
音質は、(1台では)あまり重視されていない設計なので、2台分買うならば、基本的に、続いて紹介するような上位機種がコスパは良いでしょう。
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【2018年発売】
2・SONY SRS-XB01 【各色】
¥5,000 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
アンプ出力:3W
スピーカー直径:37.5mm×1
高音再生力:
低音再生力:
コーデック: SBC
バッテリー:6時間
サイズ: 幅81.5×高さ57.5×奥行56.5mm
重さ: 160g
なお、SONYからは、さらに小口径のSRS-XB01という製品も出ています。
160gと軽量で、なにより小さいので、発想次第で色々な用途に使えそうです。
ただ、その場合、IPX5相当で水没や砂ホコリなどに負ける耐久性なので、注意が必要です。音質面を期待して導入する機種でもないでしょう。
【2020年発売】
3・SONY SRS-XB23 【各色】
¥11,701 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
アンプ出力:14W
スピーカー直径:42×51mm×2
高音再生力:
低音再生力:
コーデック: SBC AAC LDAC
バッテリー:12時間
サイズ: 約218×76×76mm
重さ: 580g
SONY SRS-XB23は、ソニーの入門用のBluetoothスピーカーです。
本体の重さは、580グラムです。
先ほどの製品より重量感はありますが、スマホ2台と少しの重さですから、まだまだ「軽量」と言えます。
本体の長さは、20センチほどですから、気軽に持ち運びんで利用するには便利な機種です。
なお、置き方は、縦でも横でも音質は変わらないような設計です。
防水性は、相当高い機種です。IP67規格に対応します。
水深1メートルで30分の耐性があります。
さらに、この規格の場合は、防塵性も保証されますから、雨天の泥水や砂被りにも強い「耐久性最強」な機種です。防錆(さび)でもあるので、海辺でも問題ないです。
スピーカーの性能は、総合出力が14Wです。ソニーはこのグレードから、ステレオです。
また、今回のモデルチェンジで、左右のスピーカーが楕円形形状の新型ユニットに変わりました。
サイズは、42×51mmという変則的なサイズです。スピーカーは、口径(面積)が大きなほど音圧が確保できます。
軽量性を維持したまま、サイズを大きくする工夫は、この形状のスピーカーならば効果的でしょう。
なお、トゥイーターがなく、全レンジを1機でまかなうスピーカーユニットを「フルレンジ」と言います。
低音域の再生力は、スピーカー単体ではさほど強くないです。
ただし、この機種は、空気振動を利用して低音を強調するパッシブラジエーターが左右に2機あるので、小型の割には迫力のある低音が出ます。
さらに、定評のあるEXTRA BASSモードを利用すれば、バランスを崩さずに重低音を強調することも可能です。
Bluetoothは、一般的なSBC規格のほか、音質が良く、音の遅延も少なめなAACに対応します。そのため、スマホや携帯音楽プレーヤーの圧縮音源の再生力は高いといえます。
さらに、ハイレゾ音源の転送ができるLDAC規格に対応します。
しかし、スピーカー性能の関係でハイレゾ音質の再生はできず、したとしてもハイレゾ水準の音ではないです。
マルチペアリングは、この機種も対応します。
そのため2台購入して左右の「ステレオ」、ないし「ダブルモード」での試聴が可能です。
ただし、その場合は、コーデックは、SBCの利用に限定化されます。
「パーティ」機能は、ソニーのXBシリーズの得意とするところです。
他社機にも見られるライティング機能のほか、同時に100台までチェーン(数珠つなぎ再生)できる、ワイヤレスパーティーチェーン機能も搭載です。
音質の再現力については、DSEEという独自技術が採用される点が注目点です。
Bluetoothスピーカーの場合、スマホ等からBluetoothで飛ばす場合、ロスレスのCD音質の音源でも一度圧縮してから送ります。
そのため、スピーカー側で劣化した音質を再現する技術が重要になります。DSEEはそのための技術で、高い音源再現力があります。
このほか、ClearAudio+やS-Masterなど、ノイズを軽減し、音をクリアにする諸技術が搭載されます。
スマホアプリは、SONYのMusic Centerアプリ(iOS/Android)に対応します。
そのため、楽曲の再生・停止だけでなく、イコライザーなどの操作も、スマホだけで可能です。
バッテリーは、12時間保ちます。
充電は本機も、充電器がない仕様です。スマホの充電器やPCのUSB端子で充電します。
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以上、SONY SRS-XB23の紹介でした。
1万円前後で買える小型Bluetoothスピーカーとしては良いスピーカーを搭載します。
また、DSEEをはじめとする音質再現技術も高度です。大きさも小型で、気軽に持ち運びできますし、1万円前後の予算で選ぶならば、良いスピーカーでしょう。
説明書もわかりやすく、スマホ(iPhone/android)や音楽プレーヤと簡単につなげられると思います。その点、「初心者に優しい」モデルです。
【2022年発売】(各色)
4・SONY SRS-XE200 B
¥13,809 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
アンプ出力:(15W前後)
スピーカー直径:42×51mm×2
高音再生力:非公表
低音再生力:非公表
コーデック: SBC AAC LDAC
バッテリー:16時間
サイズ: 約208×90×94mm
重さ: 800g
SRS-XE200も、ソニーのBluetoothスピーカーの中級機です。
本体の重さは、800グラムです。
ここまでみた製品よりは重さはありますが、まだまだ「ポータブル」と言える重さです。ストラップ付きで、持ちはこび面で配慮があります。
防水性は、本機もIP67規格に対応します。
スピーカーの性能は、本機はアンプ出力が非公開です。
ただ、下位機種(SRS-XB23)とスピーカーユニットは同サイズなので、15W前後でしょう。
スピーカー構成は、42×51mmセンチのウーファー2基を搭載する、ステレオのフルレンジです。
本機も変則的な形のウーファーですが、小さい筐体でも「口径を稼ぐ」ための工夫です(X-Balanced Speaker Unit)
低音域の再生力は、下位機種と較べる場合、上下にパッシブラジエーター(電気回路がないスピーカーユニット)があるので、低音の膨らみは本機の方が少し上でしょう。
電子回路(DSP)で低音を補う仕組みもあります。
ただ、本機は音圧よりも、リスニングエリアの広さにより工夫がある機種です。
前面スピーカーの開口部を狭くし、スピーカーの五角柱ボディに反射させることで、音を広範囲に拡散させるシステムです(Line-Shape Diffuser)
その点では、リビングなど、皆が不特定の場所に座るような空間にマッチするでしょう。
Bluetoothは、SBC・AAC・LDACという構成です。
下位機種と同じですので、詳しい説明はしません。
バッテリーは、16時間保ちます。
マルチペアリングは、対応です。
2台購入して、ワイヤレスステレオとして利用することができます。
最大100台までのパーティーコネクトにも対応です。
音質の再現力は、本機もDSEEに対応できます。
これも下位機種と同じです。
その他の部分は、スマホアプリなどを含めて、下位機種と変わりません。
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以上、SONYのSRS-XE200の紹介でした。
音質面では、特にリスニングエリアの広さ部分で下位機種よりも性能が期待できます。
その部分で、多人数が座るリビング、あるいはダイニングキッチンで、動きながら利用する場合に下位機種より向くでしょう。
音の方向性はあるので、設置場所は(実質的に)壁ぎわに限られるとはいえ、そこに問題がないならば、良い製品に思えます。
【2022年発売】
5・SONY SRS-XE300
¥20,094 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
アンプ出力:(30W)
スピーカー直径:49×71mm×2
高音再生力:非公表
低音再生力:非公表
コーデック: SBC AAC LDAC
バッテリー:30時間
本体サイズ:幅460×高さ256×奥行215mm
重さ:1.3kg
SRS-XE300は、1つ上でみた製品を大きくしたものです。
重さは、1.3kgです。
本体色は、黒(RS-XE300 BC)・白(RS-XE300 HC)・ブルー(RS-XE300 LC)という構成です。
防水性は、本機もIP67表記です。
ただ、持ち手はない部分は注意点です。
スピーカーは、49×71mmセンチのウーファー2基を搭載する、ステレオのフルレンジです。
上下のパッシブラジエーターで補う方式で、構造は下位機と同じです。ただ、少しユニットサイズが大きめで、ゆとりがあります。
Line-Shape Diffuserほか、音の広がりに関する工夫は、下位機種と同じです。
アンプ出力は、本機も「非開示」になります。
旧機種のスペックを参考にあえて言えば、30W相当でしょう。
バッテリーは、24時間持ちます。
そのほかの、部分は、対応コーデックなどを含めて、1つ上でみた機種と同じです。
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以上、SONYのSRS-XE300の紹介でした。
1.5kg未満のクラスの製品としてはですが、低音の圧はあります。2kg前後のクラスと比べても、さほど引けを取らないスペックです。
下位機種同様、壁際に置けば、広範囲でしっかり可聴できるため、室内でのBGM用には向く機種の1つです。
【2021年発売】
6・SONY LSPX-S3
¥38,384 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
アンプ出力:11W
スピーカー直径:46mm+α
高音再生力:
低音再生力:
コーデック: SBC AAC LDAC
バッテリー:8時間
サイズ:直径94mm×高さ277mm
重さ: 1.1kg
SONY LSPX-S3は、若干特殊なBluetoothスピーカーです。
旧機種(LSPX-S2)の後継品ですが、口径が少し大きくなり、タッチセンサーも搭載になりました。
本体の重さは、1100gです。
バッテリー式のLEDランタン(ライト)としても使える、デザイン家電ですから、その分重さはあります。
1kgを超えますが、Φ9.4cm×28cmというサイズのため、用途的な部分で、小型機として紹介しています。
スピーカーの性能は、総合出力が8Wです。
表面のガラスが振動板の役割をしているユニークな製品です。2016年に発売された初代機から、3世代目となりますが、初号機・2号機ともに音質はかなり高かったです。
楽器と同じ振動方法で、静かなところで聴くと、つややかな音を奏でていました。寝室BGM向きです。
加振器が円状に音を発生させるため、音が広がりやるく、臨場感が高いスピーカーです。
高音域の再生力は、旧機はハイレゾ対応でした。
ただ、今回は、周波数帯域をださず、実質的に非対応です。
音は良いですが、高解像度を聴くようなシステムではないですので、これで良いかと思います。
構造的には、引き続き、ガラスの部分が有高域を再生するトゥイーターとなっているため、結構特徴的な高音域が楽しめるでしょう。
低音域の再生力も、周波数帯域は出しません。
ただ、第2世代では60Hzからでした。
10mmのドライバサイズの違いがあるので、中低音域はある程度、強化されています
ただ、用途的に「響く重低音」というわけではないです。
Bluetoothは、下位機種同様に、SBC・AAC規格に対応します。
また、ハイレゾが伝送可能なLDAC規格にも対応しますが、先述のように、スピーカー部分で、ハイレゾ認証はなくなりました。
音質の再現力については、先述のDSEEが採用されます。
バッテリーは、8時間ですが、ランタンの輝度を最大/音量半分にした状態の数値です。
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以上、SONY LSPX-S3のスピーカーでした。
不思議で特徴的な音がする面白いユニットです。
光を利用するという点では、バルミューダ(The Speaker M01A-BK)や、キヤノン(albos Light&Speaker ML-A)など、後発のライバルもでてきました。
それらは後で見ますが、音質面ほか、小型でベッドサイドに置きやすい部分で、本機の存在感は引き続きある印象です。
1-3・BOSEのBluetoothスピーカー
つづいて、BoseのBluetoothスピーカーの紹介です。
Boseは、アメリカ初の世界的な音響メーカーです。
独特の音響哲学があり、「小さなスピーカーでどれだけ低音を膨らませるか」を重視しています。
「BOSEサウンド」は、Bluetoothスピーカーのようにサイズの限られるスピーカーにおいて特に力を発揮します。
【2017年発売】
7・Bose SoundLink Micro Bluetooth speaker
¥14,000 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
コーデック:SBC
バッテリー:6時間
サイズ: 98(W) x 98(H) x 35(D)mm
重さ: 290g
Bose SoundLink Micro Bluetooth speaker は、アメリカのBOSEの小型Bluetoothスピーカーです。
本体の重さは、290グラムです。
長さは10センチほどですので、完全に持ちはこび用です。
写真のように、「登山時の熊よけの提案」はおもしろいですね。完全防水にも対応します。
防水性は、こちらも、JBLと同じでIPX7準拠です。お風呂やプールで安全に使えます。
泥や砂などの粉じんに関する指標はないものの、上位機的な範囲なら、野外でも問題ないでしょう。
スピーカーの性能は、注意が必要で、単体ではステレオに非対応です。
ユニットは、高音域から低音域までカバーする1つのフルレンジスピーカーに、低音を補うための電磁気回路がないスピーカー(パッシブラジエーター)を2つという構成です。
低音域の音質は、BOSEの製品らしく、小型でも充実します。
大音量の再生には向きませんが、適度な音量ならば、バランス良く聴けます。1万円以下の防水スピーカーと比較すると、明らかに音質の程度が異なります。
高音域の音質は、同社の製品は、(鳴らないわけではないですが)従来からさほど強調されません。
マルチペアリングは、対応します。
2台用意して、左右の「ステレオ再生」や、同じ音を鳴らす「パーティモード」に対応します。同社の場合、スマホでペアリング対応するため、利便性は良いです。
Bluetoothは、一般的なSBC規格のみ対応です。
BOSEは、アップコンバート技術が高いため、伝統的にSBC以上の上位のコーデックに非対応です。
ただ、本機はステレオではない小型機ですし、音質の部分を重視した機種とも言いにくいです。
バッテリーは、6時間のバッテリーと長くは持ちません。
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以上、Bose SoundLink Micro Bluetooth speaker の紹介でした。
アウトドアでの利用を考えていて、できるだけ軽量で、防水性が期待できる製品を選ぶならばこれでしょう。ただし、ステレオではない点は注意です。
【2022年発売】
8・BOSE SoundLink Flex Bluetooth speaker
¥15,701 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
コーデック:SBC
バッテリー:12時間
サイズ: 201W) x 90(H) x 52(D)mm
重さ: 580g
BOSEのSoundLink Flex Bluetooth speaker bundle は、2022年登場のBOSEの新型です。
本体の重さは、580グラムです。
本機も片手でも持てます。
防水性も、IP67等級です。
防水・防塵性が完全に保証されます。
スピーカーの性能は、やはり細かいスペックは非開示です。
ただ、正面に1スピーカー、前後にパッシブラジエータという組み合わせのようです。
一方、本機は、POSITIONIQテクノロジーが注目点です。
スピーカーを置いている向きを検知して、自動で音質(イコライザ)を最適化するという技術です。
仕組みは(例によって)非公開です。
方向検知ができるので、ジャイロセンサーを積んでいるか、あるいは、マイクは確認できるので、それを利用したものかだと思います(要調査)。
低音域の再生力は、同社の製品の良い部分であり、本機も強調できます。
高音域の音質は、特段強調する部分はないです。
Bluetoothは、SBCのみに対応です。
ただ、Boseは、DSP(デジタル・シグナル・プロセッシング)技術に伝統的に優れます。同社は、圧縮音源の失われた音の再現や、ノイズの軽減力については格段にうまいです。
音質がさほど良くないSBC音源を綺麗に再生する用途に向くため、遅延はともかく、音質は期待できます。
ただし、映像視聴時の音ズレはどうにもならないでしょう。
マルチペアリングは、対応します。
バッテリーは、12時間なので意外と保ちます。
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以上、SoundLink Flex Bluetooth speaker bundleの紹介でした。
短期で利用する分には、シンプルなモノラルオーディオですが、POSITIONIQテクノロジーは、実際、持ち運んで使う場合「効く」でしょう。
小型機の場合、無造作に置く・吊すなどのシーンが間違いなく考えられますし、下手に「ステレオ対応」や「コーデック」などほかの部分を重視するより、効果はありそうです。
その意味、IPX67と防水・防塵性に配慮がある部分も良い仕様です。
ただ、逆に言えば、持ち運ばず、普通に縦置きして利用するならば、別に良い機種はあるとは言える製品です。
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【2017年発売】(在庫限り)
9・Bose SoundLink Color Bluetooth speaker II
¥11,421 楽天市場 (6/24執筆時)
コーデック:SBC
バッテリー:8時間
サイズ: 127(W) x 132(H) x 56(D)mm
重さ: 540g
なお、この重量グレードの旧機種となるのが、以上の製品です。
ただ、2023年に終売で、在庫限りです。
こちらはIPX4の「防滴仕様」ですので、この部分は下位機種以下です。
スピーカーは、やはり中身の説明はないです。
ただ、形状的に言って、サラウンド感や音圧の部分で課題があり、新形状にしたと言えますので、選ぶならば新機種と言えます。
実際、サラウンド感については、最近他社も重視してきたので、やや時代遅れ感をふまえた、完全改良だったのだと思います。
【2019年発売】
10・Bose SoundLink Mini II Special Edition
¥23,397 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
コーデック:SBC
バッテリー:10時間
サイズ: 180(W) x 51(H) x 58(D)mm
重さ: 680g
BOSEのSoundLink Mini Bluetooth speaker II は、同社の定番製品で、2015年以来、息の長いロングセラーです。
2019年に Special Editionとして新型番となり、充電方式がUSB-C端子に変わりました。
本体の重さは、680グラムです。
軽いとも言えませんが、長さは18センチほどですから、持ち運べるサイズです。
防水性は、一方で、等級情報がない製品です。
頑丈ですが、保証がなくなるため、酷使はできない機種です。
スピーカーの性能面は、やはり多くの情報が非公開です。
ただ、左右に1つずつのフルレンジ型ウーファーに、低音を補うパッシブラジエータが前後1機ずつです。
音質は、やはり強調するべきは「豊かな低音」という機種です。縦長の形状が奏功して、下位機種よりも、全音域のステレオ感は良好です。
Bluetoothは、やはり、SBCのみに対応です。
マルチペアリングは、機能として持ちません。
バッテリーは、10時間となります。
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以上、Boseの SoundLink Mini II Special Edition の紹介でした。
ロングセラーだけあり、小型機としてはBoseらしい豊かな低音を鳴らせる機種です。
一方、設計がやや古いため、防水性の部分が弱いほか、スピーカー部分の「個性」が、同社の最近の機種と比較すると薄く、「昔ながらのステレオ」という感じはあります。
個人的には、「音の革新性」という点で、BOSEから選ぶとしたら、続く上位機のほうがおすすめです。
【2021年発売】
11・BOSE SoundLink Revolve II
¥23,400 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
コーデック:SBC
バッテリー:12時間
サイズ:直径82x高さ152mm
重さ: 660g
SoundLink Revolve II Bluetooth speaker は、BOSEの小型スピーカーの上位機です。
Bose SoundLink Revolveの後継機となる2世代目で、バッテリー持続時間と防水スペックが強化されました。
本体の重さは、670gです。
超軽量ではないですが、軽量です。
サイズも、直径8cm・高さ15cmほどの円筒形です。
防水性は、IP55です。
この場合、防水等級はIPX5に準じ、水没しない限りOKです。
その上で、防塵性は、完全防塵ではないもの「配慮はある」ということになります。
ただ、お風呂やプールはともかく、砂浜での利用は避けた方が良いでしょう。
高額ですが、モダンなデザインで本体の質感と格好良さは圧倒的です。
一方、本機は、各社の音声AIは未装備です。
ただ、上部のマルチファンクションボタンの長押しで、スマホのAIアシスタントの呼び出しは可能です。
出先で、ニュースや天気予報を聞くなどの使い方が考えられます。
面白い部分では、一般的なカメラ三脚に取り付けられるユニバーサルマウントに対応する点です。
カメラ三脚はどれも共通企画なので、安いもので構いません。なお三脚はこのブログの【カメラ・ビデオ用三脚の比較記事】で特集しています。
その場合、多少凝った利用法も可能です。
スピーカーの性能面は、この機種もスペック非公開です。
一方、仕組みは、冒頭でも詳しく説明した「全周囲360度スピーカー」です。
左右にスピーカーが配置される「ステレオ構成」と比べると、リスニングポイントが広く、音の広がり(サラウンド感)は良好です。
本機の場合、ウーファーが下向きで、下部のデフレクターを利用して拡散させるという仕組みをとります
低音は2つのパッシブラジエータを搭載するものの、BOSE製品としては、さほど強調されないレベルです。
逆に言えば、「聴き疲れない」ので、持ち出して使うだけでなく、抜群のインテリア性を活かしワンルームマンションなどに気軽に備えるのに向く気がします。
Bluetoothは、SBC規格です。
しかし、下位機種で説明したように、Boseは「音を独自色で作り直す」ような部分があるので、この部分のクオリティは度外視しても良いでしょう。
マルチペアリングは、こちらも、対応します。
ステレオ的に本機を構成したい場合には良いでしょう。
バッテリーは、最大で13時間持ちます。
充電は、専用クレードルを使いますが、この出来も良くデザイン性は高いです。
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以上、SoundLink Revolve II Bluetooth speakerの紹介でした。
「部屋の真ん中に置けるスピーカー」というのはこれまであまりなかったジャンルで、個人的にもより長い期間試したいと思える機種です。
持ちはこび向きに作られたモデルですが、自宅でも便利に使えそうです。
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【2021年発売】
12・Bose SoundLink Revolve+ II
¥37,515 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
コーデック:SBC
バッテリー:16時間
サイズ:直径105x高さ1845mm
重さ: 910g
なお、本機の上位機として、Bose SoundLink Revolve+ II Bluetooth speakerという製品があります。
比較する場合、やや大型で、重さも910gに増加しています。
そのため「ハンドル」が付いています。
スピーカーユニットのサイズは、仕組みとしては同じですが、ユニットが大きいので音圧が増しています。
大きめのリビングや野外での利用ならば、これくらいのパワーがあっても邪魔ではないでしょう。
あとはほとんど同じで、あえて言えば、バッテリー持続時間が17時間と少し長いです。
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本機は、重さがある点をどう評価するかで、評価が分かれそうな機種です。
その場合、ハンドルを装備する点はプラスに働くでしょうが、見かけはイマイチスマートさに欠けますね。選ぶならば、下位機種だと思います。
1-4・JBLのBluetoothスピーカー
続いて、アメリカのJBL社が発売している防水タイプのスピーカーを紹介します。
JBLは、世界的な音響メーカーです。
BOSEよりは価格帯が低い製品が多いですが、やはり「JBLサウンド」と呼ばれる独特の音響哲学をもちます。味付けの少なめな、中音域が充実するサウンドが得意です。
【2021年発売】
13・JBL Bluetoothスピーカー FLIP 6
¥13,392 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
【2019年発売】
13・JBL Bluetoothスピーカー FLIP 5
¥12,870 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
アンプ出力:30W
スピーカー直径:45×80mm+16mm
高音再生力:20kHz
低音再生力:63Hz
コーデック: SBC
バッテリー:12時間
サイズ: 68×178×72(mm)
重さ: 550g
FLIP5は、JBLのBluetoothスピーカーです。
新旧両機種あります。
価格差はありますが、新機種は、ウーファーサイズはそのままに、スピーカーユニットにトゥイーターが加わり2WAYになりました。その上で若干小型化し、Bluetoothのバージョンも上がっているので、選ぶならば新機種です。
本体の重さは、550グラムです。
長さは18センチほどで、(下位機種ほどではないにせよ)かなり小型です。
防水性は、こちらはIPX67準拠です。
したがって、防塵・防錆に性もあるため、浴室で質の良い音楽が聴きたい場合ほか、屋外で利用したい場合も、良い選択肢でしょう。
スピーカーの性能は、総合出力が30Wです。
トゥイーターが加わったので、旧機種より出力が10W上がりました。
FLIP5は、楕円形の44×80mmのドライバーが1機と、高音域を担当する16mmのトゥイーターという構成です。
単機ではステレオ再生はできない点はこれまでのFLIPと同じですが、音域は広くなり、総合的な音質は向上しています。
マルチペアリングは、対応します。
2機つなげた場合は、ステレオ再生も可能です。
複数のスピーカーにコネクトできるJBLパーティブーストに対応するため、最大100機までつなげます。
Bluetoothは、しかし、SBC規格のみに対応です。
ただ、携帯して屋外で利用したり、お風呂で利用するタイプの製品なので、この面はさほど重視しなくて良いでしょう。
バッテリーは、12時間保ちます。
本体サイズは、550gなので、スマホ2台ほどの重さです。
屋外で利用するには最適な機種だと思います。
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以上、FLIP6の紹介でした。
ある意味、ポータブル製品におけるJBLの「顔」といえるシリーズで、バージョンが上がるたびに性能向上が見られます。
前回の改変で強化された低音域はそのままに、中・高音域を強化したといえます。中・低音域のバランスの良さは、試聴の限り引き続いています。
「完全防水・防塵」ですので、水辺やお風呂での利用に向くでしょう。
2.0chのステレオ構成には単機ではなりませんが、屋外で1機立てて使うような使い方ならば、(定位も何もないので)この方式で良いでしょうし、音も拡がるでしょう。
ただ、自宅で利用するならば「2台」用意してステレオ再生を楽しんで欲しいかな、と思います。
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【2020年発売】
14・JBL GO 3
¥4,773 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
15・JBL GO 3 ECO
¥5,245 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
アンプ出力:4.2W
スピーカー直径:43×47mm×1
高音再生力:20Hz
低音再生力:110Hz
コーデック: SBC
バッテリー:5時間
サイズ:幅87,5 x高さ75x 奥行41.3mm
重さ: 209g
なお、同社からは、超小型のJBL GO 3という製品の展開もあります。
JBL GO 3 ECOは、再生プラスチック採用の「エコ」モデルですが、中身は同じです。
本体の重さは、209グラムで、長さは9センチほどです。
要するに、スマホ並みの重さで、「手のひらサイズ」というコンセプトのスピーカーです。
本体色は、黒(JBLGO3BLK)・青(JBLGO3BLU)・赤(JBLGO3RED)・白(JBLGO3WHT)・ピンク(JBLGO3PINK)・オレンジ(JBLGO3ORG)と多色構成です。
小さいながら、IPX7準拠の防水性もある堅牢な製品である部分が人気です。
スピーカーの性能は、ただ、43×47mmと小さく、ステレオでもないです。
出力も4.2Wなので、音圧も低め、BluetoothもSBCで、ペアリングもできません。
とはいえ、5時間保つバッテリーの部分を含めて、キャンプほかに持ち出す「ちょっとしたスピーカー」としては、良いかと思います。
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【2021年発売】
16・JBL CLIP 4
¥7,500 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
アンプ出力:5W
スピーカー直径:40mm×1
高音再生力:20Hz
低音再生力:100Hz
コーデック: SBC
バッテリー:3時間
サイズ:幅86,4 x高さ50x 奥行46mm
重さ: 239g
さらに、音質を比較する今回の記事からは少し外れますが、JBLの防水タイプで最小となるのは、JBL CLIP4です。
本機は、IPX67準拠ですので、防塵性もあります。ただ、サイズ感に比して、バッテリー量が3時間と少ないので、使途はさらに選ぶでしょう。
【2021年発売】
17・JBL Bluetoothスピーカー CHARGE5
¥15,955 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
アンプ出力:40W
スピーカー直径:52×90mm+20mm×2
高音再生力:20kHz
低音再生力:60Hz
コーデック: SBC
バッテリー:20時間
サイズ:幅223×高さ96.5×93×奥行94mm
重さ: 960g
CHARGE5は、JBLの防水スピーカーです。
人気のあったCHARGE4の後継品で、スピーカー構成が2WAY式に改良された機種です。
「チャージ」の名前の由来は、本機のバッテリーから、USB経由でスマホの充電に対応するためです。(四角い普通の)USB-A端子ですから、手持ちのスマホの充電ケーブルで使えると思います。
本体の重さは、主にバッテリー充電機能の搭載が理由で、995gと増しています。
本体色は、ブラック(JBLCHARGE5BLK)ほか、レッド(BLCHARGE5RED)・ブルー(JBLCHARGE5BLU)など、5色から選べます。
防水性能は、こちらも、IPX67に対応します。
防水・防塵性を兼ね備えており、ビーチでの利用も可能です。
スピーカーの性能は、総合出力が40W(RMS)です。
同社の場合、RMS表記ですので、他社基準にあわせれば、数字以上に音圧は評価できるでしょう。
ユニットは、52×90mmのウーファー1基と20mmのトゥイーターを2基装備した製品です。
さらに低音を強化するため、パッシブラジエータを2基備えるため、1kg未満の機種としては、音圧がそれなりに期待できます。
一方、変則的な構成で、(単機では)ステレオではないですが、サイズ感からすると、この構成でも良いかと思います
低音域の音質は、周波数特性をみても60Hzからですので、多少下位機種より伸びています。
マルチペアリングは、対応します。
2台をBluetoothでペアリングして、ステレオ機にすることも可能です。
Bluetoothは、やはりSBC規格のみに対応です。
ただ、先述のように、BOSE同様、JBLの場合も、あまりこの部分は気にしなくてOKです。
Bluetooth 5.1にも対応するので、通信安定性は高いです。
バッテリーは、20時間と下位機種に較べると2倍に増量しています。
なお、チャージ用の端子は本体充電用とは別です。
本体の充電用は(丸い)USB-C端子で、付属のUSB-C to USB-Aケーブルを利用して行います。
USB充電器は未付属ですが、スマホのものを使うか、PCで充電すれば問題ないでしょう。
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以上、JBLのCHARGE5の紹介でした。
やや重いですが、JBLのこの形状の製品は、スピーカーユニットサイズが大きさが、音質にかなり依拠するところがあります。
その点で言えば、豊かな低音がありつつ、ボーカルなどの音の帯域である「中音域」を邪魔しない、いわゆるJBLサウンドとしての完成度はこちらのほうが高いでしょう。
重さは難点ですが、予備的なスマホバッテリーとしても使えますし、欠点とも言えません。
ちなみに、Atlasとしては、自宅では、ステレオ再生用に2台欲しいので、軽量なFLiP4と、外出に便利なCHARGE41台ずつ欲しいかな?と、当初考えていました。
ただ、ユニットサイズが異なるので、そのような使い方は止めた方が良いでしょう。
【2020年発売】
18・JBL TUNER 2 FM JBLTUNER2FMBLKJN
¥12,509 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
アンプ出力:5W
スピーカー直径:44mm
高音再生力:20kHz
低音再生力:75Hz
コーデック: SBC
バッテリー:12時間
サイズ: 幅178×高さ162×奥行75.7mm
重さ: 543g
JBL TUNER 2 FMも、JBLのスピーカーです。
本機は、レトロな外観な製品ですが、Bluetoothスピーカーです。
ただ、アンテナが象徴的ですが、基本的にFMラジオ(ワイドFM)を楽しむ方に向けた製品です。
一方、さきほどのJBL HORIZON 2と異なり、時計としての機能はないので、本機は寝室ではないです。
本体の重さは、543gです。
防水性能は、IPX7に対応します。
屋外での利用も想定されています。
スピーカーの性能は、一方、本機は、5Wという出力の上、44mmのフルレンジ1機のモノラルスピーカーです。
Bluetoothは、やはりSBC規格のみに対応です。
バッテリーは、12時間までとなります。
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以上、JBL TUNER 2 FMの紹介でした。
寝室用のHORIZON 2と同じで、主にFMを利用したい方に向けた製品です。
一方、軽量化・防水性を優先した構成でモノラル音声ですから、ある意味、野外で仕事をしながらの流し聴きのような使途が考えられるでしょう。
次回につづく!
Bluetoothスピーカーのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、小型のBluetoothスピーカーの比較の1回目記事でした。
しかし、記事はまだまだ「続き」ます。
・Bluetoothスピーカーの比較 (2)
2-1:JBL- 2〈米国〉
2-2:バルミューダ〈日本〉
2-3:ANKER〈米国〉
2-4:B&O〈北欧〉
2-5:マーシャル〈英国〉
2-6:その他〈各社〉
・Bluetoothスピーカーの比較 (3)
=最終的なおすすめの提案【結論】
次回の2回目記事(こちら)では、JBLの残りの製品をみた後で、Ankerなどの人気スピーカーをさらに紹介します。
音質 ★★★★★
重低音 ★★★★★
防水性 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
バッテリー ★★★★★
総合評価 ★★★★★
3回目記事は、結論編(こちら)です。
今回紹介した全機種から、最終的な、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。予算別・目的別に提案するのでぜひご覧ください。
2回目記事は→こちら
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