比較2017' 快適なゲーム用PCモニター15製品の性能・おすすめと選び方:(7)応答速度が速いゲーミングモニター・ゲーミングディスプレイ

2017年07月08日

比較2017' 快適なゲーム用PCモニター15製品の性能・おすすめと選び方:(7)応答速度が速いゲーミングモニター・ゲーミングディスプレイ

今回レビューする製品:2017年 各社の人気ゲーミングモニターの性能・おすすめと選び方:ゲーム用の「最強モニター」:IIYAMA ProLite GB2488HSU-B2 BenQ XL2430T XL2730Z XL2411Z ASUS ROG SWIFT PG279Q IODATA EX-LD2381DB EX-LD2071TBI IYAMA ProLite XB2481HSU Acer K242HLbid VIEW SONIC VX2363Smhl-W VX2263Smhl-W EIZO FORIS FS2735 LCD-RDT272XPB LCD-RDT242XPB PG278QR LCD-GC271XCVB・アクション・FPS・シミュレーション・ゲーム向けモニターの口コミランキング

今回のお題
ゲームに向いたパソコンモニターのおすすめはどの機種?

 ども、Atlasです。今日はパソコン用モニターの比較です。

 このブログ「モノマニア」では、最新液晶ディスプレイについて全部で9つの記事があります。

第1回・27インチの液晶モニタ
第2回・
24インチの液晶モニタ

第3回・
23インチの液晶モニタ

第4回・
21インチの液晶モニタ
第5回・4K5K解像度の液晶モニタ   
第6回・タッチパネル式モニタ
第7回・ゲーム向けの液晶モニタ
第8回・Mac向けの液晶モニタ
第9回・液晶モニターの選び方とおすすめ 【まとめ】

 このうち、今回は、7番の記事です。

 ゲームをプレイするのに向いたディスプレイ(ゲーミングディスプレイ)について、賢い選び方を説明したいと思います。読者から複数の依頼があったので、書くことにしました。

 いつものように、各機種を比較した後、最後に、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案する形式で書きたいと思います。

ゲームディスプレイの選び方の基本

 言うまでもないことですが、一口に「ゲーム」と言っても、各種あり、多様です。

第1回・27インチの液晶モニタ
第2回・
24インチの液晶モニタ

第3回・
23インチの液晶モニタ

第4回・
21インチの液晶モニタ
第5回・4K5K解像度の液晶モニタ   

 第1に、静止画中心のテキストゲーム、動画については、いわゆる「ゲーム専用ディスプレイ」を選ぶ必要性はないでしょう。高速に画面を切り替える必要がないからです。こうした用途の場合、同じ予算ほどで「ゲーム専用ディスプレイ」を選ぶと、液晶の視野角や色目が多少落ちるので、かえってオススメできません。

 上記1〜4のリンクで比較・紹介している、視野角が広く高品質なIPS液晶モニターのうち「5ms以上の応答速度」をもつ機種を選ぶのが「正解」です。

 第2に、PS4やXBOXなど家庭用ゲーム機についても、PCゲームをしないならば、「ゲーム専用ディスプレイ」を選ぶ必要性はないです。ゲーム機側が、高速の画面切替に対応していないからです。

 この場合も、上記1〜4のリンクで紹介している、高品質なIPS液晶モニターのうち、HDMI端子「5ms以上の応答速度」を持つ機種を選ぶと良いでしょう。さらに、暗部補整機能を持つモデルにすれば、より「完璧」です。

 第3に、PCにてのアクション・RPGゲーム、FPSゲーム、シミュレーションゲーム、レースゲームについては、以下で紹介していく「ゲーム専用ディスプレイ」の購入が効果的です。

 こうしたゲームの最新機種は、リフレッシュレート(1秒間に画面を書き換える回数)を多く設定できるため、ゲーミングモニターを利用することで、コマ落ちや残像感がなく、「ぬるぬる」と画面が動きます。以前、問い合わせのあった、ファイナルファンタジーXIVもこの部類です。

 今回の記事は、この「3番目」の用途に沿ったゲーミングモニターのうち人気機種を数機種紹介していきます。

 なお、「PCゲームを中心に考えているが、ワープロその他でも使いたい」という方ですが、今回紹介するような「ゲーム向けのモニター」でも十分対応できます。ただ、その場合、性能の良いモニタースタンドを装備する機種を優先して選ぶと満足度が高いと思います。その点についても、後ほど詳しく書いていきます。

低価格のゲーム用モニター

 では、ここから、ゲーム用として「デンキヤで売れている機種」を価格の安いものから比較していきたいと思います。なお、以下では、おすすめできるポイントを赤字系で、イマイチな部分を青字系で書いていきます。


  

 1・IODATA EX-LD2381DB【23.6インチ】
  ¥14,980 Amazon.co.jp (7/8執筆時)
 2・IODATA EX-LD2071TB【20.7インチ】
  ¥11,700 Amazon.co.jp (7/8執筆時)

 リフレッシュレート: 最大75.0Hz
 応答速度: 14ms(オーバードライブ6.1ms)
 コントラスト比 :1000:1
 輝度:250cd/m

 視野角:178度(ADSパネル)
 接続端子: アナログRGB DVI-D HDMI

 はじめに紹介するのは、IO-DATA社のEX-LD2381DBです。23.6インチの中型のモニターですが、1.5万円を切る価格で人気があります。電気街の専門店では「ゲーム用激安機」として売っていました。

 サイズは、縦55cm×横41cmほどですので、学習机の上に置くにはベストサイズですね。なお、こちらは、「姉妹機」として多少小さな20.7インチのEX-LD2071TBもあります。

 リフレッシュレートは、この機種は最大75Hz(1秒に75回画面を書き換える回数)です。ですから、ファイナルファンタジーやFPSゲームのような高速描画対応ソフトには対応しません。

 応答速度は、14m/秒です。応答速度とは、画面の色変化に要する速度です。こちらは、使用するソフトに依存せず、どのソフトにも関係するスペックです。応答速度が早いほど、遅延が少なくなり、ゲームや動画視聴の上で快適です。ただ、この機種は、14msと非常に遅く、オーバドライブ機能を使っても6.1msに止まります。この点で、ゲームに向いたモニターとは言いがたい面があります。

 視野角は、178度と広いです。最近ではじめた、ADS液晶パネルを採用します。こちらは、見やすいIPS液晶の下位モデルで、価格の割に評価は高いです。暗部補整については、取り立てて技術はありません。また、コントラスト比が1000:1と低いのも多少難点でしょう。

 接続端子は、 DVI-DのほかHDMIが付属します。HDMI端子があるので、PCのほかゲーム機もつなげたい場合には有利でしょう。

 ディスプレイスタンドは、「価格なり」の性能です。上下移動はできず、画面の角度を上下に変えられるだけです。

 以上、IO-DATAのEX-LD2381DBの紹介でした。格安なので、自作PCショップでよく見かける国産モニターです。ただ、「ゲーム」という用途で考えた場合、応答速度などの点で、あまりオススメできる機種ではないですね。


  

 3・IIYAMA ProLite XB2481HSU XB2481HSU-B1【23.8インチ】
  ¥19,395 Amazon.co.jp (7/8執筆時)  

 リフレッシュレート: 最大75.0Hz
 応答速度: オーバードライブ時・4ms
 コントラスト比 :3000:1
 輝度:250cd/m
 視野角:178度(VAパネル)
 接続端子: アナログRGB DVI-D HDMI

 つづいて、紹介するのはイイヤマのディスプレイです。日本のディスプレイメーカーとしては古株ですが、現在はマウスコンピュータ傘下です。

 サイズは、23.8インチです。先ほどの機種と同じで、学習机の上に設置するには良い、多少大きめなワイドモデルです。

 リフレッシュレートは、この機種も最大75Hzです。そのため、FPSなどの高速描画対応ゲームで、描画速度を上げたい場合はこれがボトルネックになります。

 応答速度は、オーバードライブ時4m/秒です。5msを切っており、低価格機としては優秀な部類です。

 視野角は、178度と広いです。こちらは、中級グレードのVA液晶を採用しますが、AMVA方式というコントラストが高く設定できる新型パネルです。コントラスト比は3000:1高いので、色再現性が良く、この点でゲームにも向いています。

 接続端子は、こちらも、DVI-DのほかHDMIが付属します。HDMI端子があるので、PCのほかゲーム機もつなげたい場合には有利でしょう。

 201607301026.jpg

 ディスプレイスタンドは、イイヤマはかなり高機能です。上下左右の移動や回転が可能です。基本的に、モニターは目とモニターを90度の角度で合わせると疲れにくく、見やすいと言われます。フレキシブルに調整できるこの機種は、長時間プレイするゲーマーには良い選択肢ですね。

 以上、イイヤマのモニターの紹介でした。高性能なスタンドを搭載し、コントラスト比も高い良機種と言えるでしょう。リフレッシュレートを高く設定できない点で、「真のゲーミングモニター」と言えない部分はありますが、ゲーム以外の用途を含めて、総合力は非常に高いモニターです。


 

 4・Acer K242HLbid 【24インチ】
  ¥12,980 Amazon.co.jp (7/8執筆時)

 リフレッシュレート: 最大75.0Hz
 応答速度: オーバードライブ時・5ms
 コントラスト比 :1000:1
 輝度:250cd/m
 視野角:170度(TNパネル)
 接続端子: アナログRGB DVI-D HDMI

 こちらは、台湾のACERのモニターです。視野角が狭い代わりに格安のTN液晶を利用したお買得モデルですね。

 サイズは、24インチで、横方向に約57cmと僅かに大きめな格安モニターです。

 ただ、リフレッシュレート・応答速度とも並であり、また、視野角・コントラスト比は、イイヤマのモデルと比しても低いため、性能面で強調する部分は少ないです。ディスプレイスタンドも、固定式で、角度のみ調節可能な仕様です。

 価格的には、IO-DATAとライバルでしょう。ゲーム用と考える場合、応答速度の点ではこちらの方がやや有利液晶の品質ではこちらがやや不利ですね。いずれにしても、(できれば)もうすこし予算をかけた方が良いと思います。


 

 5・VIEW SONIC VX2363Smhl 【23インチ】
  ¥18,555 Amazon.co.jp (7/8執筆時)
   
 6VIEW SONIC VX2263Smhl【21.5インチ】
  ¥19,876 Amazon.co.jp (7/8執筆時)

 リフレッシュレート: 最大75.0Hz
 応答速度: オーバードライブ時・2ms
 コントラスト比 :1000:1
 輝度:250cd/m
 視野角:178度(IPSパネル
 接続端子: アナログRGB DVI-D HDMI

 つづいて、米国西海岸のVIEW SONICのモニターです。アメリカではよく見かけますが、日本で見かけるようになったのは最近です。

 サイズは、23インチ21.5インチの2サイズです。24インチ前後のモニターに較べると、縦方向にコンパクトで、わりと小型の机でも対応できます。

201607301049.jpg

 リフレッシュレートは、この機種も最大75Hzです。しかし、応答速度は、オーバードライブ時2m/秒とかなり高速です。ClearMotiv IIという同社の独自技術でこの性能を成しています。高速な画面描写のあるゲームでも、「ぼやけ」にくい機種です。

 視野角は、178度と広いです。とくにこの機種については、目が疲れにくいIPS液晶を利用しており、ワープロやブラウジングなど、ゲーム以外の用途にも向きます。一方、コントラスト比は、1000:1とさほど高くなく、色域の再現性の点では、イイヤマの機種などには及ばない感じですね。

 接続端子は、こちらも、DVI-DのほかHDMIが付属します。ディスプレイスタンドは、あまり力を入れていません。画面の角度を上下に変えられるだけです。

 以上、VIEW SONICのモニターの紹介でした。高品質で見やすいIPS液晶を採用している点応答速度がかなり高速である点が「売り」です。この点で、イイヤマの格安機の「ライバル製品」と言えますね。どちらが良いかは難しいところですが、記事の最後でまとめようと思います。

ハイグレードなゲーム用モニター

 では、続いて、3万円を越える中級グレードのモニターを紹介していきます。


 

 7・IIYAMA ProLite GB2488HSU-B2【24インチ】
  ¥34,388 Amazon.co.jp (7/8執筆時)
   

 リフレッシュレート: 最大144.0Hz
 応答速度: オーバードライブ時・1ms
 コントラスト比 :1000:1
 輝度:350cd/m
 視野角:170度(TNパネル)
 接続端子:
DVI-D DisplayPort×1 HDMIコネクタ ×2

 GB2488HSU-B2、イイヤマの「ゲーミングディスプレイ」です。メーカーが「ゲーム用」と明言する機種としては、格安と言える製品です。

 サイズは、24インチです。机の上の設置に向いたワイドタイプのディスプレイです。

201607301103.jpg

 リフレッシュレートは、この機種から、最大144Hzです。絵の書き換え速度が速いため、対応するゲーム・ソフトの場合、残像感が大幅に軽減されます。現在の標準では、このレートをクリアしている機種を「ゲーミングモニター」と言うようです。

 応答速度は、オーバードライブ時、1msと現状では最も高速なスペックです。高いリフレッシュレートと合わせて、「ゲーム向き」な仕様です

 視野角は、TN液晶を利用するため、多少狭く、170度です。TN液晶は、応答速度・リフレッシュレートが出しやすいため、ゲーム用としてよく用いられます。IPS液晶などに較べると、静止画などの液晶の見やすさは劣るのですが、ゲームについてはその特性から「向いている」液晶タイプです。ただ、視野角の狭さは、なるべく正面から見るようにすれば、ゲームの場合、問題ありません。

 コントラスト比は、パネル自体は1000:1とさほど高くありません。ただ、このグレードの機種の場合、ソフト的な補整が充実しています。スポーツゲームモード、シューティングゲームモード、シミュレーションゲームモードなどの各種自動調整機能や、黒つぶれに対処できるBlackTuner調整など、価格なりに高機能です。輝度も350cd/mと高いため、映画のような高解像度のゲームでも力を発揮するでしょう。


 201607301112.jpg

 このほか、テキストゲームに向く、文字の輪郭補正など、面白い機能は色々搭載されます。また、対応するビデオカードが必要ですが、AMD FreeSyncテクノロジーにも対応します。


こちらは、中級グレードのVA液晶を採用しますが、AMVA方式というコントラストが高く設定できる新型パネルです。コントラスト比は3000:1高いので、色再現性が良く、この点でゲームにも向いています。

 接続端子は、こちらも、DVI-D・HDMI・DisplayPortが付属します。

 201607301026.jpg

 ディスプレイスタンドは、イイヤマらしく、柔軟性に富む仕様です。先ほども書きましたが、モニターと目線の高さ・角度を合わせることが、長時間プレイ時の疲れ目の低減には重要です。このモニターは、その点で優れます。

 以上、イイヤマのゲーミングモニターの紹介でした。多少価格は高いですが、ゲームに向いた諸機能が網羅されており、お買得感は高いです。ゲーム中心に考えた場合、最も良い選択肢の1つでしょう。


 

 9・BenQ XL2430 【24インチ】
  ¥42,800 Amazon.co.jp (7/8執筆時)
 9・BenQ XL2730Z 【27インチ】
  ¥79,800 Amazon.co.jp (7/8執筆時)   

 リフレッシュレート: 最大144.0Hz
 応答速度: オーバードライブ時・1ms
 コントラスト比 :1000:1
 輝度:350cd/m
 視野角:170度(TNパネル)
 接続端子:
DVI-D DisplayPort×1 HDMIコネクタ ×2

 XL2430、台湾のBenQの発売するゲーミングモニターです。サイズは、ゲーム用として一般的な24インチです。ただ、姉妹機として27インチの大きいモデルも準備されています。

 性能面は、イイヤマのGB2488HSU-B2と似通っています。リフレッシュレートは、最大144Hz応答速度1ms視野角170度です。おそらく、パネルの供給元が同じだからだと思います。

 201607301126.jpg

 補整機能は、黒つぶれを防ぐBlack eQualizerや、文字の輪郭をはっきりさせる超解像度各種ゲームモードの搭載はイイヤマと同じです。一方、独自機能としては、輪郭ブレを軽減するブレ削減モードは、とくに評判が良いです。また、BenQは、FPSゲームとの連携にとくに力を入れており、元プロゲーマーの設定するFPSモードが搭載されていたり、マウスの応答性を高めるインスタントモードが搭載されます。

 接続端子は、こちらも、DVI-DのほかHDMIが付属します。HDMI端子があるので、PCのほかゲーム機もつなげたい場合には有利でしょう。なお、高リフレッシュレートに対応する場合は、DVI-DかDisplayPortを選ぶ必要があります。

 201607301132.jpg

 ディスプレイスタンドは、イイヤマ同様に高機能です。また、イイヤマに較べるとゲームに特化した仕様です。高さや角度の調節ができるほか、ヘッドホンフックが付属します。台座も大きめで、キーボードなどの入力振動でモニターがずれないような配慮が成されます。

 以上、BenQゲーミングモニターの紹介でした。事実上のイイヤマのGB2488HSU-B2のライバル機種です。両者を比較すれば、補正性能やディスプレイスタンドなどの点で、より、ゲームに特化された仕様です。ゲーム専用機として購入する場合は、比較優位がありそうです。

ーーー

 

 9・BenQ XL2411Z 【24インチ】
  ¥29,800 Amazon.co.jp (7/8執筆時)

 なお、BenQ には、XL2411Zというリフレッシュレート最大144Hz対応の廉価版の24インチモニターもあります。ただ、こちらは、旧式のディスプレイスタンドです。使い勝手がよく、安定感のあるスタンドはBenQの「最大の売り」の1つなので、こちらはあまりオススメできません。


 

 10・I-O DATA ゲーミングモニターLCD-RDT272XPB【27型】
   ¥47,298 Amazon.co.jp (7/8執筆時)
 10・I-O DATA ゲーミングモニター LCD-RDT242XPB【23.8型】
   ¥35,300 Amazon.co.jp (7/8執筆時)

 リフレッシュレート: 最大75.0Hz
 応答速度: オーバードライブ時・3.2ms
 コントラスト比 :1000:1
 輝度:250cd/m
 視野角:178度(IPSパネル
 接続端子: アナログRGB DVI-D HDMI

 LCD-RDT272XPB、アイオーデータの「ゲーミングモニター」です。同社のモニターでは「高級ライン」になります。こちらには、兄弟機として23.8型もあります。

 ゲーミングモニターの世界では、数年前まで三菱電機が幅を利かせており、RDTシリーズという名機がありました。三菱は残念ながらモニター販売から撤退したのですが、RDTシリーズについては、技術協力を受けたアイオーデータが、後継機にあたるこちらを継続生産しています。

 性能面は、しかしながら、リフレッシュレートは、最大75Hzと高速対応せず、応答速度もオーバードライブ時に3.2msと最近の水準からは多少距離がある感じです。

 ただ、27インチ規格で、視野角が広く、視認性のよいISPディスプレイを搭載しているのがこの機種の魅力です。高速対応していないゲームなどがメインならば、こちらを選んだほうが、目の疲れには良さそうですね。

 201610031345.jpg

 補整機能は、三菱時代からのこの機種の「売り」です。ギガクリアエンジン2という三菱由来の超解像度技術が採用されており、とくに黒つぶれや、ノイズリダクションに強いです。ただ、この側面については、他社の追い上げもあるため、昔に較べると突出してよいというレベルではなくなっている印象ですね。

 接続端子は、こちらも、DVI-DのほかHDMIが付属します。HDMI端子は4つあるので、複数のゲーム機につなげたい場合は有利です。

 ディスプレイスタンドは、三菱時代からあまりよい印象がないのですが、こちらも、上下の角度調整のみ対応で、高さの調節もできません。別売りのモニターアームが欲しくなります。

 以上、アイオーデータのRDTシリーズの紹介でした。有名なシリーズの後継機ですが、応答速度等の点から、最近の動きの激しいゲームへの対応は標準的かそれ以下です。ただ、IPS液晶を採用し、画面も27インチと大きめですので、「普段はワープロなどだが、大画面で、時々ゲームをしたい」という場合には向くと言えます。


  
 10・I-O DATA ゲーミングモニターLCD-GC271XCVB 【27型】
  ¥47,648 Amazon.co.jp (7/8執筆時)


 リフレッシュレート: 最大144.0Hz
 応答速度: オーバードライブ時・6ms
 コントラスト比 :3000:1
 輝度:300cd/m
 視野角:178度(VAパネル)
 接続端子: DisplayPort×1 HDMI×2

 LCD-GC271XCVB、アイオーデータが2017年に発売した新しいGigaCrystaシリーズのゲーミングモニターです。写真では分かりにくい家もしれませんが、こちらは27インチの湾曲液晶ディスプレイを採用します。LGの特許技術ですね。

 性能面も、下位機種と比較すると、リフレッシュレート最大144Hzとこの価格帯の製品としては優秀であり、画面の動きもなめらかでしょう。ただ液晶もVA液晶のため、コントラスト比は高めです。

 応答速度は、その一方で、オーバードライブ時に6msと最近の水準とくらべて多少低いです。

 補整機能は、この機種もギガクリアエンジン2という三菱由来の超解像度技術が採用されており、とくに黒つぶれや、ノイズリダクションに強いです。

 接続端子は、 DisplayPortHDMIが付属します。HDMI端子は2つあります。

 ディスプレイスタンドは、こちらも、角度調整のみ対応で、高さの調節ができません。別売りのモニターアームを購入したいですね。

 以上、アイオーデータのLCD-GC271XCVBの紹介でした。没入感のある湾曲液晶ディスプレイを採用するのが魅力ですね。画面の隅から隅まで注意する必要のあるゲームには向くと思います。コントラスト比も高いため、ゲームコンテンツでの利用には向くでしょう。

高級なゲーミングモニター

 最後に、10万円を超えるような、高級なゲーミングモニターを紹介します。


  
 12・ASUS ROG SWIFT PG279Q 【24.5インチ】
  ¥96,842 Amazon.co.jp (7/8執筆時)
 リフレッシュレート: 最大165.0Hz

 応答速度: オーバードライブ時・4ms
 コントラスト比 :1000:1
 輝度:350cd/m
 視野角:178度(IPSパネル)
 接続端子:
DisplayPort×1 HDMIコネクタ

 ROG SWIFT PG279Q台湾のASUSの発売するゲーム専用モニターです。「超高価格」ですが、びっくりするほど売れている機種です。

 サイズは、27インチで、比較的大きなディスプレイです。こちらは、ここまで紹介してきたフルHD(1,920×1080)を越える2K解像度対応(2,560×1,440)なので、より美麗に表示できます。

 リフレッシュレートは、最大165Hzです。一般的には、ここまで高速な倍速液晶は不要でしょうが、ゲームの世界では有効です。変更もワンボタンで可能で、便利です。

 応答速度は、こちらは、オーバードライブ時4msと、下位機種よりも遅くなります。ただ、この機種は、視野角が広く、高画質だけれども、コントラストと応答速度が上げにくいIPS液晶を採用している機種です。それをふまえれば、十分以上です。画面の美麗さでは、下位機種より1段階抜けているでしょう。補整面でも、ビデオカードの対応が必要ですが、NVIDIA G-SYNCに対応します。

 その他、ゲームのタイプに合わせた、画面の自動調整機能や、FPSゲームに便利なカウンタータイマーが搭載されています。

 接続端子は、HDMI・DisplayPortが付属します。ディスプレイスタンドは、角度や高さ回転に対応する、フルスペックの高機能アームが搭載されます。

 以上、ASUSのゲーミングモニターの紹介でした。価格的には完全に「プロ用」のモニターです。しかし、高画質な2K対応のIPS液晶が採用された上、倍速対応液晶を採用すれば、この程度の価格になるのは現状仕方ないでしょう。ゲームのスピード面の画質だけでなく、静止画表示を含めて、総合的に画質の良いモデルを選ぶとするならば、この機種は「最適解」の1つでしょう。


   


 13・ASUS ROG SWIFT PG278QR 【27インチ】
  ¥89,937 Amazon.co.jp (7/8執筆時)

 リフレッシュレート: 最大165.0Hz
 応答速度: オーバードライブ時・1ms
 コントラスト比 :1000:1
 輝度:350cd/m
 視野角:170度(TNパネル)
 接続端子:
DisplayPort×1 HDMIコネクタ

 PG278QR 台湾のASUSの発売するROG SWIFTシリーズのゲーム専用モニターです。

 サイズは、27インチです。解像度も同じで、2K解像度対応(2,560×1,440)です。

 リフレッシュレートも同様の最大165Hzです。

 応答速度は、こちらはオーバードライブ時1ms高速です。ただし、液晶は視野角の狭いTN型です。コントラスト比も1000:1と伸びていません。画面の美麗さでは、下位機種より劣るでしょう。補整面では、ビデオカードの対応が必要ですが、NVIDIA G-SYNCに対応します。その他、ゲームのタイプに合わせた、画面の自動調整機能は同様に搭載されています。

 接続端子は、こちらも、DVI-D・DisplayPortが付属します。ディスプレイスタンドは、角度や高さ回転に対応する、フルスペックの高機能アームが搭載されます。

 以上、ASUSのゲーミングモニターPG278QR の紹介でした。液晶画面の品質はPG279Qに及びません。その点を考慮すれば、1msという高速応答や恋うリフレッシュレートを得たい方で、かつ、2K解像度の27インチの大画面モデルが欲しい方にふさわしいモデルですね。

ーーー

   
 14・ASUS ROG SWIFT PG258Q 【24.5インチ】
  ¥75,318 Amazon.co.jp (7/8執筆時)

 リフレッシュレート: 最大240.0Hz
 応答速度: オーバードライブ時・1ms
 コントラスト比 :1000:1
 輝度:400cd/m
 視野角:170度(TNパネル)
 接続端子:
DisplayPort×1 HDMIコネクタ

 なお、PG258Qという同シリーズの下位モデルがあります。

 スペック面では、パネルがフルHD1,920×1,080解像度の劣る24.5インチパネルを採用している点で、PG278QR に劣ります。一方で、輝度は400cd/m リフレッシュレートは、最大最大240.0Hzとさらに高く設定できるため、画面のなめらかさはより上位でしょう。

 それ以外のスペックは同等です。ディスプレイスタンドは、縦横自在の高性能アームで液晶は視野角の狭いTN型です。


 

 15・EIZO FORIS FS2735【27インチ】
  ¥122,323 Amazon.co.jp (7/8執筆時)   

 リフレッシュレート: 最大144.0Hz
 応答速度: オーバードライブ時・4ms
 コントラスト比 :1000:1
 輝度:350cd/m
 視野角:178度(IPSパネル)
 接続端子:
DisplayPort×1 HDMI×2

 FORIS FS2735、日本のディスプレイ専業メーカーであるEIZOゲーム専用の2Kモニターです。

 こちらは、ASUSのROG SWIFT PG279Qと恐らく同じパネルを利用した2K対応のIPS液晶採用の製品です。そのため、サイズ・応答速度・輝度・視野角などは同じスペックです。

 リフレッシュレートはオーバドライブできず、最大144Hzまでと、ASUSよりもスペック的にダウンしていますね。

 201607301205.jpg

 一方、EIZOの場合は、ソフト的な画像補正機能が充実しています。例えば、明暗両方に補整に強い力を発揮するSmart Insight Demolitionの能力は高いです。シネマ的な映像効果の再現性はASUSよりも高いと感じます。また、バックライトの制御で高リフレッシュレート時の残像感を軽減するMotion Blur Reductionも搭載します。遅延も、0.05フレーム(0.35ms)未満とかなり優秀です。

 一方、ビデオカードと連動する補整は、AMD FreeSyncに対応します。AsusはNVIDIA系でしたので、この点は異なりますね。

 接続端子は、HDMI・DisplayPortが付属します。ディスプレイスタンドは、EIZOは品質の良さや堅牢性に定評があり、角度や高さ回転にはもちろん対応します。

 以上、EIZO高級ゲーミングモニターの紹介でした。ほぼ同一スペックと言える、ASUSに較べると多少高いのがネックですね。ただ、EIZOは国内工場で生産し、色ムラなどの検品体制がしっかりしているという安心感があります。保証も5年間あるため、その点も、比較優位のポイントですね。

今回のお題
ゲームに向いたパソコンモニターのおすすめはこの機種!

 というわけで、今回は、ゲーム用のパソコンモニターの比較でした。最後に、いつものように、Atlasのおすすめ機種!を提案しておきたいと思います。


 第1に、高リフレッシュレートのゲームに対応するモデルとして、費用対効果がもっとも高いと言えるのは、

 

 9・BenQ XL2430 【24インチ】
  ¥42,800 Amazon.co.jp (7/8執筆時)  

 リフレッシュレート: 最大144.0Hz
 応答速度: オーバードライブ時・1ms
 コントラスト比 :1000:1
 輝度:350cd/m
 視野角:170度(TNパネル)
 接続端子:
DVI-D DisplayPort×1 HDMIコネクタ ×2

 ベンキューのモニターでしょう。最も重要な応答速度リフレッシュレートの点で、現在の標準に対応する機種としては価格も安価です。また、他機種に較べると、ゲーム向きの補整機能が充実しています。4万円前後のモニターとしては「最強」でしょう。

 モニタースタンドの使い勝手も、細かい部分で配慮があり好印象です。多少高めですが、下位機種との違いが明確である点で「買って後悔の少ない」モニターだと思います。

  
 10・I-O DATA ゲーミングモニターLCD-GC271XCVB 【27型】
  ¥47,648 Amazon.co.jp (7/8執筆時)

 リフレッシュレート: 最大144.0Hz
 応答速度: オーバードライブ時・6ms
 コントラスト比 :3000:1
 輝度:300cd/m
 視野角:178度(VAパネル)
 接続端子: DisplayPort×1 HDMI×2

 一方、27インチサイズについては、同じく高リフレッシュレート対応のLCD-GC271XCVB が良いと思います。湾曲ディスプレイ採用で、隅の部分の視認性が良く、ゲームにも向くでしょう。

 応答速度は並ですが、とにかく速度が要求されるようなゲームでないならば、臨場感と画質補正・コントラスト比を優先してこちらを選んだ方が満足度は高いでしょう。


 第2に、比較的低価格で、ゲーム用モニターを選ぶ場合にオススメなのは、

 

 5・VIEW SONIC VX2363Smhl 【23インチ】
  ¥18,555 Amazon.co.jp (7/8執筆時)
    
 6VIEW SONIC VX2263Smhl【21.5インチ】
  ¥19,876 Amazon.co.jp (7/8執筆時)

 リフレッシュレート: 最大75.0Hz
 応答速度: オーバードライブ時・2ms
 コントラスト比 :1000:1
 輝度:250cd/m
 視野角:178度(IPSパネル
 接続端子: アナログRGB DVI-D HDMI

 米国のVIEW SONICのモニターでしょう。リフレッシュレートは未対応ながら、応答速度はかなりの高速で、しかも、高品質なIPS液晶を採用していますから。あまり動きの少ないゲームや、動画の閲覧も、価格に比して高品質だと思います。

ーー

  

 3・IIYAMA ProLite XB2481HSU XB2481HSU-B1【23.8インチ】
  ¥19,395 Amazon.co.jp (7/8執筆時)  

 リフレッシュレート: 最大75.0Hz
 応答速度: オーバードライブ時・4ms
 コントラスト比 :3000:1
 輝度:250cd/m
 視野角:178度(VAパネル)
 接続端子: アナログRGB DVI-D HDMI

 同様に、イイヤマの ProLite XB2481も良い機種だと思います。応答速度は負けますが、高品質なディスプレイアームの採用や、高いコントラスト比は魅力です。その点で、長時間利用される方、動画を良く閲覧される方は、この機種を選んでも良いと思います。

 第3に、高級なゲーミングモニターとして「最強」と言えるモニターは、

  
 12・ASUS ROG SWIFT PG279Q 【24.5インチ】
  ¥96,842 Amazon.co.jp (7/8執筆時)

 リフレッシュレート: 最大165.0Hz
 応答速度: オーバードライブ時・4ms
 コントラスト比 :1000:1
 輝度:350cd/m
 視野角:178度(IPSパネル)
 接続端子:
DisplayPort×1 HDMIコネクタ

 EIZOと悩みましたが、価格面とリフレッシュレート面で、ASUSのROG SWIFT PG279Qを推します。2K対応のIPS液晶が採用され、応答速度・リフレッシュレートの面だけでなく、画像の美麗さ、目の疲れにくさの点でも、能力が高い機種です。

 予算があれば、この機種を導入すれば、満足度が高いでしょう。

ーーー

 

 15・EIZO FORIS FS2735【27インチ】
  ¥122,323 Amazon.co.jp (7/8執筆時)   

 一方、EIZOFS2735も良い機種です。また、ゲームだけでなく、ワープロやブラウジング・映画鑑賞などにフルに使いたい場合は、補正能力の高いこちらの方が総合的には良いかもしれません。2万円ほど高い部分は、5年間の保証と国内検品体制による「安心料」とも考えられますしね。

ーーー 

 というわけで、今回は、ゲーミングモニターの比較でした!

第9回・液晶モニターの選び方とおすすめ 【まとめ】
 なお、上のリンク記事では、主にモニターサイズの観点から、全9回の記事を横断的にまとめています。ゲーミングモニター以外も選択肢にしている方は、ぜひご覧ください!

 また、モニターを購入する「ついで」に、ゲーム関係の周辺機器もお探しの方は、よろしければ、こちらもご覧ください。

 ではでは!
posted by Atlas at 11:56 | Comment(0) | PC用液晶モニター

今回のモノマニアはいかがだったでしょうか?

このブログモノマニアでは家電や「モノ」を比較した記事が他に300ほどあります。

よろしけば、下部のリンク集もご覧ください。

<広告>

 この記事がお役に立てたようならば、右のリンクから「家電ブログランキング」にクリック投票お願いします。  201302192014.jpg
          

Googleなどの検索エンジンでは

「モノマニア」「家電ジャンル」or「型番」

の単語入力で、このブログの個別記事検索ができます!



<PR>

約200記事の完全なリンク集は、【トップページ】の下部にあります。

今後の
記事は【Twitter アカウント】でツイートしています。お題も募集中!
monomani31.png