【今回レビューする内容】2022年 最新ゲーミングモニターの性能とおすすめ:PS5 120Hz対応 1ms 高リフレッシュレート 144Hz 165Hz 240Hz 対応:AMD FreeSync G-SYNCの違い:FPS・RPG・シミュレーション・テキストゲーム向き機種など
【比較する製品型番】Dell S2421HGF G2422HS G2722HS G2723HN LG UltraGear 27GN650-B 24GN650-B 24GQ50F-B 27GQ50F-B 27GN650-BAJP BenQ ZOWIE XL2411K MOBIUZ EX2710S EX2510S XL2731K
今回のお題
ゲーミングディスプレイのおすすめはどの機種?
ども、Atlasです。
今日は、2022年10月現在、最新のパソコン用モニターの比較です。
FPSゲームのほか、ゲームジャンル別に、ふさわしい「ゲーム用」液晶モニターの選び方を紹介します。
1・格安ゲーミングモニターの比較
レート:144Hz -165Hz
解像度:フルHD
予算:2万円〜
2・高速ゲーミングモニターの比較
レート:240Hz -390Hz
解像度:フルHD
予算:3.5万円〜
3・2.5Kゲーミングモニターの比較
レート:144Hz--240Hz
解像度:WQHD
予算:4万円〜
4・4Kゲーミングモニターの比較
レート:144Hz
解像度:4K
予算:10万円〜
5・曲面ゲーミングモニターの比較
レート:144Hz〜165Hz
解像度:フルHD WQHD UWWQHD
予算:3万円〜
6・ゲーミングモニターまとめ
=最終的なおすすめ機種の提案
今回は、記事を全6回をにわけての構成です。
1回目記事となる、今回は、比較的格安な、フルHD解像度で165Hzまでのリフレッシュレートに対応する入門機の紹介です。
上位機などをお探しの場合、上記リンクから該当記事への移動をお願いします。
ただ「ゲーミングモニター全体選び方の基本」は、今回1回目記事で説明します。
よろしければ、初回記事からお読みください。
よろしくお願いします。
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液晶のみやすさ ★★★★★
スタンドの性能 ★★★★★
応答速度 ★★★★★
リフレッシュレート ★★★★★
品質保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、以下では、各社のモニターを一機ずつ比較していきます。
そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、「Atlasのオススメ機種」を提案していきます。
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1・ゲーミングモニターの比較
2・ゲーミングマウスの比較
3・ゲーミングキーボードの比較
4・東プレキーボードの比較
5・PCデスクの比較
6・PCチェアの比較
7・PC用スピーカーの比較
0・ゲーム用モニターの選び方の基本
0-1・FPS・アクション・スポーツ
0-2・RPG・シミュレーション
0-3・テキスト中心のゲーム
0-4・家庭用のゲーム機(PS5)
はじめに、「ゲーム用PCモニターの選び方の基本」を書いておきます。
重視したい「ゲームジャンル別」の選び方の基本と、「注意するべきスペック」を順番に解説します。
0-1・FPS・アクション・スポーツなどのゲーム
はじめに、FPS・レース・スポーツゲームです。
FF14など「アクション多めのRPG」も含めます。
このカテゴリは、「求められるスペックが、ゲームの中での最もシビア」です。
逆に言うと、これらに対応できるモニターは、他のどのゲームでも「快適にできる」といえるます。「要注目」です。
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こうしたゲームの場合、激しい画面上の動きに対応させることが、「選び方の基本」です。
ちまり、キャラの残像感を減らすための「応答性」と、画像を乱れずに表示させる「正確性」とが求められます。
このために、モニター側に重要な「5つのスペック」について、順番に説明していきます。
・応答速度
=4mm以下ならOK
第1に、オーバードライブ(応答速度)です。
「オーバードライブ」は、応答速度を高めるための基本技術です。主に、残像感の軽減にと、遅延対策に効果があります。
ゲーム用でない「一般モニター」を含めて、この機能は基本装備です。
モニターのスペック表の「応答速度」は、多かれ少なかれ、オーバードライブをかけている状態での数値です。
「オーバードライブ」は、電圧操作で液晶の色の切替(スイッチ)を速くすることで、文字通り「無理やり高速化」させる技術です。
そのため、技術的な裏打ちがなく、応答速度のが不自然に高いものは、「非実用的な設定」の場合もありえます。
そのままだと、残像・チラツキ・画質劣化など、映像美(視認性)への「すさまじい副作用」が生じます。
「オーバードライブ」は、「かかり」が設定できるので、「致命傷」にはならないです。しかし、せっかく「応答速度」を重視して選んだ意味は、消えるでしょう。
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結論的にいえば、「ゲーミングモニター」の場合、「応答速度」の数値だけみて選ぶと「失敗」します。
オーバードライブをかけない状態での、パネルの応答速度は、だいたい「非公表」ですので、比べることもできません。
加えて、一般的なGtoGではなく、MPRTなど別の単位しかださないモニター、先述の「副作用」が確実にでるだろう数値で「標準」とする場合も、実際ありえます。
「いかに応答速度の数値を小さく出すか」の不毛な広告競争が業界で行われています。
「ゲーミングモニター」のおいては「応答速度」という数値の信頼性が揺らいでいます。企業が「ゲーム化」させているとも言えます。
好ましくない状況です。
実際的でわかりやすい基準を、VESAなりが定めるべきだと思います。
さて、これではスペックからは「まともにモニター選べない」わけで、我々は困ります。
しかし、一昔前の「4-5ms(IPS液晶・VA液晶)」「1ms(TN液晶)」という数値は、ある意味「目印」にはなります。
これ以下の数値の機種で、「速度向上の理由」を、カタログで「言葉を濁さず、明瞭に表現できている」なら、評価できます。
実際、LGのFast-IPSやNano-IPSなど、スイッチング技術の改良で、「正常進化」させているパネルもありますので。
逆に、そうでないならば、0.5〜4mm位の範囲内なら、数字に惑わされずに、まあ「同程度かな」と考えて、検討材料から外すのが良いかと思います。
Atlasも、このような部分に(できるだけ)注意しつつ、今回は書いていくつもりです。
なお、IPS・VN・TNなどのパネルの特性の違いについては、【液晶モニターの選び方】の記事で詳しく書きました。
今回の各モニターの比較でも書くことにします。
・リフレッシュレート
144Hz以上
第2に、リフレッシュレートです。
リフレッシュレート(垂直走査周波数)とは、「ざっくり」言うと、1秒間に「絵が何コマ書き換えられるか」を示す数字です。
ゲーム用ではない「一般モニター」は、1秒間に60コマ書き換わる仕様(60Hz)が普通です。
しかし、「ゲーミングモニター」は、上位機だと、1秒/240コマ(240Hz)を超えるものもあります。
この場合、(パラパラ漫画ではないですが)「キャラがなめらかに動く」という「映像美」的な効果が得やすいです。
FPSゲームの場合、残像感軽減のほか、コマ数が多い点で視認性(敵の発見速度)の強化につながります。
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結論的にいえば、144Hz以上に対応する機種が、PC用ゲーミングモニターの最低水準です。
ただし、フルHD/144kHzならまだしも、2.5K/240z・4K/360Hzなどと、スペックを「欲張る」と、予算のほか、求められるPC(ビデオカード)のスペックも跳ね上がります。
バランスをとって、選ぶことも重要です。
第3に、黒挿入技術です。
オーバードライブと目的は同じです。
ただ、高速に動くキャラの視認性(敵の発見速度)と、結果的な残像感の低減に、主眼に置いた技術です。
テレビでも使われる技術ですが、PCモニターでも特定の企業(LG・ASUS・BenQなど)が取り入れます。
具体的な手法としては、1フレームと1フレームの間に「真黒」なフレームを入れるか、「バックライト全消灯での疑似的な黒」を作るするのが「基本」となります。
「人間の脳を錯覚」を利用した「残像感軽減」技術ですが、実用的な効果があります。
ただし、「副作用」もあり、輝度低下やチラツキが増えることもあります。また、基本機能(HDR・Adaptive-Sync)と「重ね掛け」できない機種もあります。
なお、問題があれば、この機能もOFFにすることはできます。
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結論的にいえば、黒挿入技術は「プラスアルファ」として重視してよい価値がある技術だと言えます。
今回の記事でも注目して比較していくつもりです。
第4に、ディスプレイとの同期技術です。
こちらは、「映像の正確な表示」に関わる技術といえます。
オンラインゲームなどで、前後画像が混ざったり、画面が裂けたようにチラつく現象がたまに起こります(ティアリング)。
これは、PC(ビデオカード)が送るコマ数(フレームレート)と、モニターで設定したコマ数(リフレッシュレート)が噛みあわないために起こる現象です。
多くのゲームはたいてい「可変フレームレート」なので、ビデオカードがその変化に対応できず、「処理落ち」するのが、大半の発生原因です。
それを避けるために、フレームレートとリフレッシュレートとを強制的に同期する仕組みが、ビデオカードにはあります(VSYNC)。
ただ、その機能を使うと、一瞬画面が「フリーズ」したかのように、画像がコマ飛びしたように、酷くカクつくという、別の「副作用」が生じます(スタッタリング)。
チラツキ・カクツキは、いずれも、Eスポーツには、天敵です。
対策のため、業界のVESA規格として、アダプティブシンク(Adaptive-Sync)という規格を、2015年に制定しました。
ビデオカード側も「可変リフレッシュレート技術」を使い、モニター画面の表示タイミングをカードが制御する技術です。V-SYNCの弱点を解決できます。
アダプティブシンク(Adaptive-Sync)という規格は、Display-Portの接続規格です。
そして、二大ビデオカードメーカーが、それをベースに「上位規格」を色々だしており、関係性が「ややこしい」です。整理しておきます。
1・FreeSync
=チラツキ・レスポンス改善
2・FreeSync Premium
+ カクツキ(LFC)防止
3・FreeSync Premium Pro
+HDRにも対応
第1に、AMD(RADEON)を採用するビデオカードの場合です。
同社の場合、Free-syncという機能名です。
アダプティブシンク規格に準拠しますが、DPほか、HDMI接続もサポートします。
「FreeSync Premium」など、上位規格に対応するモニターがあります。
HDMIで利用したい場合、ないし、上位機能を利用したい場合は、AMD FreeSync対応の同社のビデオカードと、対応モニターを組み合わると良いでしょう。
1・G-SYNC compatible
=チラツキ・カクツキ改善
2・G-SYNC
+上記に高度に対応(黒挿入)
3・G-SYNC Ultimate
+HDR 600にも対応
第2に、NVIDIA(GeForce)を採用するビデオカードの場合です。
同社の場合、G-syncという名前です。
アダプティブシンク規格に準拠し、DPで動作します。HDMIについては、上表2番目のG-SYNCに対応する場合は、動作します。
最下位のG-SYNC compatibleは、実際的には「AMD FreeSync互換」と言ってOKです。
一方、上位の「G-sync」場合、モニターに専用チップが内蔵する必要があるので、対応モニターは少ないです。
ただ、先ほどみた黒挿入技術(ULMB)などをチップ自体が備えるなど、高度です。
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以上、AMD RadeonとNvidia GeForceの状況の説明でした。
簡単に言えば、各社の「最下位グレード」は、DPでつなげる限りにおいて「アダプティブシンク」互換であり「同じ」といってOKです。
PCがどちらの社のビデオカードでも、「最下位グレード」の機能は使えるでしょう。
ただし、動作保証はないです。つまり、ノンサポートになるリスクがあります。
結論的にいえば、この部分は簡単で、「自分のPCのビデオカードに対応する方を選ぶ」ということで、OKでしょう。また、これからPCを買い直すという方は、「両方に対応」を表明しているものを選ぶと良いかと思います。
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以上、FPS・アクション・スポーツにあったほうが良い機能を説明してきました。
他にもありますが、具体的な製品紹介の部分で、おいおい説明することにします。
0-2・RPG・シミュレーションなどのゲーム
第2に、PC用のシミュレーションゲームやRPGです。
言いかえれば「反応の遅れが致命傷にならない」類のゲームです。
こうしたジャンルの場合、応答速度(遅延対策)やリフレッシュレートは、不要です。
ただし、「映像美」という観点で、「キャラのなめらかな動き」を体感したいならば、リフレッシュレートを重視し、モニターを選ぶのは「あり」です。
そうでもない場合は、普通の60Hzの「一般モニター」で「質の良いもの」を選んだほうが、満足度は高いと思います。
機能を「欲張る」と価格だけが上がっていきます。
リフレッシュレートより、2.5K・4Kなど「モニター解像度」の高さや、「HDR(高輝度表示技術)」対応を優先したほうが、費用対効果は高いです。
このジャンルの場合、(リフレッシュレートの高い)ゲーミングモニターが果たして必要かは、再検討しても良いかと思います。
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一方、「一般モニター」を選ぶ場合も、次の2点は注意してください。
第1に、画面の縦横比(アスペクト比)です。
ゲームソフトは、縦横比16:9を前提に作っています。
現状で24.1インチ、22.5インチのモニターは縦横比16:10(WUXGA)となるので、ゲーム目的には選ばないようにしましょう。
PC側で「アスペクト比固定」もできますが、「絶対」ではありません。少なくとも、フル画面時の左右の「黒帯」は無駄に長くなります。
第2に、画面の大きさと解像度です。
4Kの高解像度モニターが欲しい人は、多いと思います。
しかし、レトロゲーは、Windowsの場合、デフォルトで4K(高DPI)表示に対応していないので、OSが代わりにアップスケーリング(仮想化DPI)をしています。
その場合、全画面表示をむくめ、拡大表示をすると、画像や文字が「ぼやける」難点があります。
目安としては、だいたい2015年以前のものはそうなる可能性が高いです。
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結論的に言えば、古いソフトを使わないならば、2.5K・4Kでも好きな解像度の製品を選んでOKです。
MMO RPGなどで、エリアを広く、ステータスなどを細かく出したいなどの目的があれば、3840x2160(4K)や、2560x1440(WQHD 2.5K)を選ぶ意義はありそうです。
その上で、目が疲れないIPSパネル採用モニターで、HDR対応なら言うことはありません。
昔のソフトを含めて考えたい場合、解像度の部分でフルHDのモニターに止めるのが無難です。整数アップスケーリングに対応するビデオカードを選ぶと、さらに対応させやすいでしょう。
1・フルHDのPCモニターの比較
2・4K解像度PCモニターの比較
3・2.5K解像度PCモニターの比較
そういった製品でよさそうならば、以上のリンクで、たくさん紹介しています。
0-3・テキスト中心のゲーム
第3に、静止画中心のテキストゲームゲーム(読みゲー)です。
このジャンルのゲームは、なおさらゲーミングモニターである必要性はないです。
また、静止画メインなら、HDR対応パネルである必要性も薄いです。
結論的にいえば、「文字を見つめるのは意外と疲れる」点をふまえて、上の記事で紹介した機種から、静止画表示(写真表示)に定評のある、IPS液晶採用機を選ぶと良いでしょう。
「映像美」を追求したい場合、sRGB100%級の、デザイナー向け「広色域化パネル」でも良いです。
ただ、輝度を標準より上げている「動画デザイナー向け」は、テキストを読む場合の「目の優しさ」の部分で、短所になります。
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結論的にいえば、テキスト視認性が良いIPS液晶採用機を「マスト」としつつ、「目の優しさ」と「色域」に配慮があるモニターを選ぶと満足度が高いです。
なお、解像度は、2015年以前のレトロゲーの対応などを考えると、2.5K・4Kよりも、1920×1080(フルHD)のモニターを基本にすると良いです。
加えて、「目線とモニターを水平に保てる」稼働性の高いスタンドを装備するモニターが良いでしょう。
「目への優しさ」は、このブログが最も注目するところなので、【液晶モニターの選び方】で、この点について、もう少し詳しく書いています。
0-4・家庭用ゲーム機のソフト

第4に、家庭用ゲーム機のソフトです。
PS5は、4K/120Hzの高リフレッシュレートに対応します。
そのため、「高リフレッシュレート」の「ゲーミングモニター」を導入するのは、「あり」な状況になっています。
しかし、ゲーム機とモニターの相性(仕様)があり、確実性がない状況です。
ざっと見た感じ、(DPではなく)モニター側のHDMIで、フルHD/120Hzか4K/120Hz(120コマ)が通ることがカタログで示されている機種か、あるいは、165Hz以下のリフレッシュレートの機種が、現状では確実性が高いです。
2.5K(WQHD)は対応できない機種があるようです。動かない報告の事例もわりとあります。
結論的にいえば、基本的に商売なので、「PS5 120fps Ready!」みたいな広告を各社ともだしてくると思うので、そこまで待つのも手かとは思います。
例えば、ASUSは、対応情報をだしはじめました。
一方、4K解像度について言えば、PS4 Pro以降、4K HDR表示に対応しています。
つまり、現状で「最強」なのは、「高リフレッシュレート対応」で、しかも、「4K・HDR」にも対応する液晶モニターです。
ただ、現状で「10万円以上」です。
そのため、予算面で「どの要素かを諦める」のがよいでしょう。
この場合、高リフレッシュレートを取るよりも、4KとHDR部分を優先したほうが、全体的な画質向上効果は高いでしょう。
また、別の角度から言えば「4K HDR」で「120Hz」対応の大画面テレビが既に出ています。
したがって「あえてPCモニターを選ぶ必要性があるのか」も、考えるべきです。
いくつか比べて見ましょう。
第1に、応答速度は、遅延・残像を含めて、テレビよりPCモニターは有利です。
第2に、画質は、PCモニターはノングレア(非光沢)なので、「映像美」という観点で、テレビに負けます。
第3に、安定性は、ゲーム機は、DPでなくHDMIでつなげる部分で、動作の不確実性があります。
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1・4K液晶テレビの比較
予算:7万円〜
2・有機ELテレビの比較
予算:13万円〜
結論的にいえば、家庭用ゲーム機で「映像美」を楽しみたいならば、現状では、大画面テレビの方が、一般的に無難です。
ただし、その場合、40型以上の大画面機にはなります。
机で使える小型・中型が欲しい場合、今回紹介するゲーミングモニターを探す意味はあるでしょう。
ただ、同じソフトがPC用にあるなら、そっち環境を整備した方が確実ではあります。
0-5・以下の記事構成
1・格安ゲーミングモニターの比較
レート:144Hz -165Hz
解像度:フルHD
予算:2万円〜
2・高速ゲーミングモニターの比較
レート:240Hz -390Hz
解像度:フルHD
予算:3.5万円〜
3・2.5Kゲーミングモニターの比較
レート:144Hz--240Hz
解像度:WQHD
予算:4万円〜
4・4Kゲーミングモニターの比較
レート:144Hz
解像度:4K
予算:10万円〜
5・曲面ゲーミングモニターの比較
レート:144Hz〜165Hz
解像度:フルHD WQHD UWWQHD
予算:3万円〜
6・ゲーミングモニターまとめ
=最終的なおすすめ機種の提案
以上、かなり長かったですが、「ゲーミングモニターの選び方の基本」でした。
ここからは、具体的な製品比較に入ります。
今回の記事は、記事を6つに分けて説明します。
主に、リフレッシュレートと解像度の違いから分けましたが、実質的には「最低予算」でみることになるでしょう。
なお、ここまで読まれれば、「どこから読んでも同じ」なので、決め打ちのサイズなどがある場合は、以上のリンクをお使いください。
1・格安ゲーミングモニターの比較
ここからは、フルハイビジョン(フルHD)解像度のリフレッシュレート144Hz-165Hzクラスのゲーミングモニターを紹介します。
比較的低予算で買えるゲーミングモニターです。
1・格安ゲーミングモニターの比較 (1)
1-1:DELL〈米国〉
1-3:LG〈韓国〉
1-4:BenQ〈台湾〉
2・格安ゲーミングモニターの比較 (2)
2-1:ASUS〈台湾〉
2-2:アイオーデータ〈日本〉
2-3:イイヤマ〈日本〉
2-4:HP〈米国〉
3・格安ゲーミングモニターの比較 (3)
3-1:ACER〈台湾〉
3-2:その他の製品〈各社〉
4・ゲーミングモニターの比較 【結論】
=最終的なおすすめ機種の提案
今回は、上表のようなメーカー順に、製品を紹介していきます。
1-1・デルのモニターの比較
はじめに、米国のデルのゲーミングモニターです。
同社はデスクトップに強いPCメーカーなので、ゲーミングモニターも多く展開します。
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なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【2022年発売】
【23.8インチ】
1・Dell G2422HS
¥25,799 Amazon.co.jp (10/31執筆時)
【27インチ】
2・Dell G2722HS
¥29,800 Amazon.co.jp (10/31執筆時)
スタンド:チルト・高さ
【27インチ】(下位機)
3・Dell G2723HN
¥39,040 楽天市場(DELL) (10/31執筆時)
スタンド:チルトのみ
周波数: 最大165Hz
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:350cd/m2
液晶方式: Fast-IPS ノングレア
コントラスト比: 1000:1
同期技術: G-Sync-C & FreeSync Premium
応答速度:1ms (GtoG)
HDR:
USB給電:
接続端子: HDMI 2.0×2 DP
スタンド:チルト・高さ
VESA: 100mm
スピーカー:
保証期間: 3年間
G2422HS は、DELLの23.8インチのゲーミングモニターです。
画面サイズは、27インチについては2系統あります。
G2723HNは実際的に下位機種で、スタンドの高さの調整に非対応です。
あとの部分は、23.6インチ気を含めて同じなので、同時に見ていきます。
モニター解像度は、フルHD(1920×1080)です。
格安機の場合、だいたいそうなります。
液晶パネルは、非光沢のIPSです。
IPSは、視野角が広く、視認性も良い点で、近接視聴のPC用としては「目に優しい」と言えるパネルです。
仕事用として最も向くパネルです。しかし、2010年代後半までは、応答速度が高まらないので、ゲーム用だと(表示に問題がある)TNパネルがゲーミング用だと普通でした。
応答速度は、しかし、オーバードライブ時に1msです(GtoG)。
つまり、本機は、速度を高めた新しいIPSパネルになります。今回は、Fast-IPSと呼称し、区別しています。
LGやAUOがこの速度を出せますが、本機もその類です。
なお、同じような速度の出せるパネルで、より上位のものとしてとして、Nano-IPSというものがあります。
こちらは、広色域化されたディスプレイで、色表現が巧みです。本機の場合、動画用の色域(DCI-P3)が示されないことから、「映像美」については、旧来の水準です。
輝度は、350cd/m2です。
リフレッシュレートは、最大165Hzです。
格安機としては、やや高い数字です。
チラツキ対策は、AMD系のFreeSync Premiumに対応します。
また、NVIDIA G-Sync Compatibleの表記も同時にあります。
画質面での補整機能は、基本「PC側任せ」です。
例えば、先述の「黒挿入技術」をふくめて、特段の補正がないです。
「目の優しさ」については、チラツキ防止のフリッカー対策はありますし、最低限の性能はあります。
なお、モードは、標準ほか、FPS・MOBA/RTSモード程度です。
接続端子は、HDMI2.0とDisplayPortが1つずつ付属します。
いずれの接続方法でも、165HzまでフルHDで対応可能です。
ディスプレイスタンドは、チルト角度(上下26度)と、高さ(100mm)の調整が可能です。回転や左右の角度調整はできませんが、必要十分でしょう。
保証は、3年です。
DELLのモニターは、上位機もそうですが、普通の保証以外に、「3年間のプレミアムパネル交換保証(無輝点保証)」があります。
常時消灯(黒点)こそ保証されませんが、この部分も、同社の「売り」と言えます。
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以上、DellのG2422HS の紹介でした。
IPS液晶で輝度も無理に高くはしていない機種です。その点で、仕事との兼用で、ゲームもしたい場合に割と良いでしょう。
ただ、コントラスト強化の部分はさほど性能が良くないので、映画や動画の「映像美」については、ビデオカードの性能に依存する部分はあります。
格安モニターは、なにかしらを「諦めない」とこの価格にはならないので、皆さんが「何を重視したいか」を考えるのが重要です。
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【2020年発売】【23.8インチ】
4・Dell 23.8インチ S2421HGF
¥(28,536) Amazon.co.jp (10/31執筆時)
周波数: 最大144Hz
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:350cd/m2
液晶方式: TNノングレア
コントラスト比: 1000:1
同期技術: FreeSync Premium
応答速度:1ms (GtoG)
HDR:
USB給電:
接続端子: HDMI×2 DP
スタンド:上下高さ
VESA: 100mm
スピーカー:
保証期間: 3年間
なお、DELLは2022年まで「 S2421HGF」というTN液晶の製品もだしていました。
現在は、在庫限りで廃止のようです。
参考までに記すと、TN液晶は
液晶はパネルにより性質が変わります、視野角が170度と狭いほか、画面に黄色系の色味がかかるでるので、「視認性(=目の疲れにくさ)」と「映像美」という2点において、一般モニターとしては不人気です。
一方、応答速度が高められる性質があるので、ゲーミングモニターでは、2020年前後までは、TNも多かったと言えます。
ただ、先述のように、比較的安いFast-IPSの登場で、若干の例外を除けば、ほとんど市場からなくなっています。
いずれにしても、TNは、他社モデルで安く在庫があっても、今は選ばないほうが良いかと思います。
1-2・LGのモニターの比較
続いて、LGエレクトロニクスのモニターです。
同社は、自社で(部品としての)IPSパネルが生産できる世界的企業です。性能の良い機種が割安の場合が多いです。
【2020年発売】
【23.8インチ】(24GN650-B同級品)
5・LG UltraGear 24GN650-BAJP
¥27,047 Amazon.co.jp (10/31執筆時)
【27インチ】
6・LG UltraGear 27GN650-B
¥32,874 Amazon.co.jp (10/31執筆時)
周波数: 最大165Hz
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:350cd/m2
液晶方式: Fast-IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
同期技術: FreeSyn & G-Sync
応答速度:1ms (GtoG)
HDR:HDR10
USB給電:
接続端子:HDMIx2 DPx1
スタンド:前後左右高さ回転
VESA: 100mm
スピーカー:
保証期間: 3年
24GN650-Bは、韓国のLGが販売するゲーミングモニターです。
27インチ機もありますが、輝度が300cd/m2になる以外は同じなので、同時に紹介します。
モニター解像度は、フルHDで1920×1080です。
液晶パネルは、IPS液晶です。
スイッチングの改良で、応答速度の強化を図ったパネルですので、Fast-IPSというのが適当です。
LGはこの言い方はとりませんが、便宜上、そのように記しておきます。
いずれにしても、自社でパネルを生産できるメーカーなので、性能の割に価格は安いです。
上位に、広色域化した「nano-IPSパネル」もありますが、本機もゲーム向きです。
リフレッシュレートは、最大165Hzです。
カタログスペックは144Hzとしているのですが、DPだとこの数字なので、他社と表記を合わせると、こうなります。
チラツキ対策は、カクツキにも対応できるAMD FreeSync Premiamに対応します。
そのほか、「NVIDIA G-SYNC Compatible」表記もあります。
多くのゲームで対応する、輝度表現に関する新規格です(ハイダイナミックレンジ)。
「映像美」に関わる技術で、対応コンテンツを再生する場合、明暗差がハッキリつきます。
応答速度は、オーバードライブ時に1msとなります。
仕様をみても、利用時の機能制限がないので、優秀だと思います。
画質面での補整機能は、LGは充実します。
第1に、「ゲーム」については、黒挿入技術(1ms Motion Blur Reduction)がまず強調できます。
フレームとフレームの間に「真黒」なフレーム(常時消灯)を挿入することで、残像感の低減を目指す技術です。
ただし、利用する場合は、FreeSyncが利用できない点、その点で、若干チラツキが発生する可能性があること、120Hz以上のリフレッシュレート時のみ動作する点に注意が必要です。
また、暗部補正のブラックスタビライザーに対応します。
ゲーム用の「暗部補正」機能として、各社とも付属します。
先述のように、IPSはコントラストに少し難があるため、こうした対策は効果があるでしょう。
第2に、「目の優しさ」の部分でも、フリッカー対策があります。
そのほか、DASモードなど、FPSではお馴染みの低遅延化機能も網羅です。
ディスプレイスタンドは、高性能です。
「前後左右上下高さ」全方向に調整できるフルスペックです。
一方、それぞれの可動幅は製品ランクで異なります。本機は高さ110mm・チルト角度20度なので、(必要十分の性能ですが)あくまで入門機の範疇です。
接続端子は、HDMIx2 DisplayPortx1という構成です。
本機は、HDMIだと144Hzまで、DPだと165Hzまでのフォローです。
付属ケーブルは、1.5mのDisplayPortケーブルのみが付属です。
・ LGエレクトロニクス UltraGear GP3
¥24,794Amazon.co.jp (11/2執筆時)
スピーカーは、内蔵しません。
ただ、LGの場合、同社のV字台座にあう専用設計のスピーカーがあります。【PC用スピーカーの比較記事】で取りあげています。
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以上、LGの27GN650の紹介でした。
IPS液晶ですので、仕事にも向きます。
また本機は、その弱点となるコントラストの部分を補正で強化できる点で、動画視聴などを含めた、マルチな用途で高品質とも言えます。
軽視されがちな「目の優しさ」の部分に、IPS液晶・高性能スタンド・フリッカー対策と、欲しい部分は網羅的です。
バランスが良く、値段もそれなりに抑えられているため、かなり良い選択肢に思えます。
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【2022年発売】
【27インチ】
8・LG UltraGear 24GQ50F-B
¥20,790 Amazon.co.jp (10/31執筆時)
【23.8インチ】
9・LG UltraGear 27GQ50F-B
¥27,791 Amazon.co.jp (10/31執筆時)
周波数: 最大165Hz
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/m2
液晶方式: VA ノングレア
コントラスト比:1000:1
同期技術: FreeSync Premium
応答速度:5ms (GtoG)
HDR:
USB給電:
接続端子:HDMIx2 DPx1
スタンド:チルト
VESA: 75mm
スピーカー:
保証期間: 3年
なお、同社からは、液晶をVA液晶とした以上の廉価版もあります。
VA液晶は、テレビ用としては(黒が締まるので)見どころがあるパネルです。
ただ、応答速度が(IPS以上に)高めにくい部分があります。
その部分ほか、輝度などのスペックを見ても、仕様を気にして買うような製品には思えません。あまりオススメしません、
1-4・ベンキューのモニターの比較
続いて、台湾のベンキューのモニターです。
ゲーミングモニターには、台湾勢は強いですが、同社もその傾向があります。
【2020年発売】
【24インチ】【144Hz】
10・BenQ ZOWIE XL2411K
¥25,800 Amazon.co.jp (10/31執筆時)
【27インチ】【165Hz】
11・BenQ ZOWIE XL2731K
¥35,750 Amazon.co.jp (10/31執筆時)
周波数:最大144Hz
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:320cd/m2
液晶方式: TNノングレア
コントラスト比: 1000:1
同期技術:
応答速度:1ms (GtoG)
HDR:
USB給電:
接続端子:HDMI2.0 HDMI DP
スタンド:前後左右高さ回転
VESA: 100mm
スピーカー:なし
保証期間: 1年(本体は3年)
XL2411K は、台湾のBenQの発売する24インチ・ゲーミングモニターです。
画面サイズは、24.0インチです。
TNだけ存在するサイズですが、23.8インチとほぼ同じです。
27インチ機も、2021年に追加されましたが、パネルサイズ以外の性能は同じです。
モニター解像度は、フルHDで1920×1080です。
液晶パネルは、TN液晶パネルです。
視野角が狭い一方で、応答速度が高めやすいパネルです。
一方、本機はフレームがゴツいです。
これは、画面下部からの光反射を防ぎ、視認性を高めるためのゲーム用の工夫です。
リフレッシュレートは、最大144Hzです。
チラツキ対策は、 FreeSyncなどには未対応です。
設定が必要なので、やや初心者には向かない構成でしょう。
応答速度は、オーバードライブ時に1msとなります。
TNパネルですし、標準です。
画質面での補整機能は、強調する部分は多いです。
第1に、「ゲーム」に関わる部分では、残像感軽減のための、DyAc技術(Dynamic Accuracy)を搭載します。
LGの「黒挿入」同じで、バックライト制御で、LEDをオフにして「黒画面」を作る方式です。
方式の限界で、利用中の輝度の低下と、フリッカー対策がオフになるなど限界がありますが、効果は結構あります。
そのほか、ゲーム向けの暗部補正(Black eQualizer)・色域強化(Color Vibrance)などの機能を搭載です。
なお、Black eQualizerは、主にゲームの暗部補正用なのでオフにできますが、IPSのコントラストの弱さを補う部分で、普通の映像(映画)にもおそらく使えると思います。
第3に、「目の優しさ」の部分では、フリッカー対策があります。
接続端子は、HDMI2.0・HDMI・DPです。
片側はHDMI1.4ですが、HPの場合、フルHDならHDMIでも144Hzまではいけるようです。
ディスプレイスタンドは、前後左右高さ回転と対応できる「パーフェクトスタンド」です。
高さはとくに、155mm幅なので、柔軟性は高いです。
保証期間は、ベンキューは、本体は3年ですが、パネルは1年です。
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以上、BenQのXL2411Kの紹介でした。
TNパネルである部分で、ゲーム特化型ですが、その用途だけで言えば、スタンド部分や映像の調整力を含めて高度と言って良い製品です。
ただ、FreeSyncなどに対応していない部分と、TNパネルとしては多少高めの価格設定ではあります。
【2021年発売】
【27インチ】
12・BenQ MOBIUZ EX2710S
¥39,364 Amazon.co.jp (10/31執筆時)
【24.5インチ】
13・BenQ MOBIUZ EX2510S
¥34,200 Amazon.co.jp (10/31執筆時)
周波数:最大165Hz
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:400cd/m2
液晶方式: IPS ノングレア
コントラスト比: 1000:1
同期技術: FreeSync Premium
応答速度:2ms (GtoG)
HDR:HDR 10
USB給電:
接続端子:HDMI2.0×2 DP
スタンド:前後左右高さ
VESA: 100mm
スピーカー: 2.5W×2
保証期間: 1年(本体は3年)
EX2710Sも、BenQの発売するゲーミングモニターです。
モニター解像度は、フルHDで1920×1080です。
画面サイズは、24.0インチと27インチがあります。
結構なサイズ差ですが、値段はあまり変わりません。
設置スペースが許すならば、27インチでしょう。
液晶パネルは、IPS液晶です。
TNパネルと比較すると、「目が疲れにくい」特性があります。
また、TNのように不自然な色味がでないので、長時間利用する場合の眼精疲労軽減の部分で、高いメリットがあります。
パネルの刻みやスペックから、台湾のAUO製(IPS-AMVA)でしょう。
先述のように、同社は、高付加価値パネルを最近出してきています。
応答速度は、2ms(GtoG)です。
スペックシートでは、MPRT値で1msと出ています。あまり浸透していない規格なので、比較する場合は、2msと考えた方が良いです。
いずれにしても、IPS液晶としては相当数値が良く、何らかの対処がなされています。
リフレッシュレートは、最大165Hzです。
HDRは、HDR10対応です。
ゲーム側がHDR対応ならば、輝度表現が向上します。
さらに、本機は、HDRiという独自技術を入れています。
内蔵の明るさセンサーを利用しつつ、周囲の明るさに合わせてディテールを調整するので、暗部表現などに配慮しつつのHDR画質強化が行われます。
標準画質のコンテンツも「HDRiエミュレート」で疑似的にHDRを再現できます。
チラツキ対策は、 AMD FreeSync Premiumに対応します。
上位対応なので、通常のチラツキとレスポンス改善効果のほか、低フレームレート表示時のカクツキの改善効果もあります。
画質面での補整機能は、下位機と構成がことなります。
第1に、「映像美」は、ブライトネスインテリジェンスプラス(B.I.+)が注目点です。
輝度の調整技術の1つですが、露出オーバーにならない範囲で輝度を的確に調整します。
結果的に、映像のコントラストを鮮明にする効果も期待できます。
これに使われる環境光センサーは、照明の明るさだけでなく、照明の色温度も検知して調整します。そのため、実空間における調整力は、シンプルな明るさセンサーだけ搭載の機種より、本機は高いでしょう。
第2に、「目の優しさ」の部分では、この環境光センサーで、を利用して、室内光の照度と、明かりの色温度のに応じて輝度が調整されます。フリッカー対策もあります。
結論的にいえば、環境光センサーが本機のポイントです。それを活かして、機能を強化している部分が良い部分です。
ちなみに、テレビにも似たような機能があります。照明の色も見れる機種が出てきました、方向性は同じです。
一方、「ゲーム」は、各種モードなどが充実しますが、黒挿入などの残像感軽減に関する補正はないです。
接続端子は、HDMI2.0×2 DPです。
HDMI端子は、2つともHDMI2.0なので、高リフレッシュレート対応です。
ディスプレイスタンドは、多機能スタンドです。
縦表示(ピボット)はできませんが、それ以外は可動幅も、高さ13cm、チルト角度25度と平均以上あり、そこそこ優秀です。
スピーカーは、本機は2.5Wのステレオスピーカーです。
他社も同じですが、出力が弱いので、基本的にはヘッドホンほか、【PCスピーカーの比較記事】で紹介したような製品を利用する方が良いでしょう。
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以上、BenQのEX2710Sの紹介でした。
しかし、「目によいIPS液晶」で、高リフレッシュレートに対応し、スタンドの稼働性もあり、しかもこの価格という点で、費用対効果はある機種と言えます。
とくに、環境光センサーを利用する方向性は、本機の独自性で、良い効果をもたらしそうです。
結論的にいえば、普段は普通のゲームをするが、たまにFPSなどもするという方に向くでしょう。
解像度の面で、フルHDで十分ならば、本機を「指名買い」でもよさそうです。
次回につづく!
ゲーミングモニターのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、ゲーム用のパソコンモニターの比較でした。
しかし、記事はまだまだ「続き」ます。
1・格安ゲーミングモニターの比較 (1)
1-1:DELL〈米国〉
1-3:LG〈韓国〉
1-4:BenQ〈台湾〉
2・格安ゲーミングモニターの比較 (2)
2-1:ASUS〈台湾〉
2-2:アイオーデータ〈日本〉
2-3:イイヤマ〈日本〉
2-4:HP〈米国〉
3・格安ゲーミングモニターの比較 (3)
3-1:ACER〈台湾〉
3-2:その他の製品〈各社〉
4・ゲーミングモニターの比較 【結論】
=最終的なおすすめ機種の提案
続く2回目記事(こちら)では、今回紹介できなかった各社の製品をみていきます。
1・液晶のみやすさ ★★★★★
2・スタンドの性能 ★★★★★
3・応答速度 ★★★★★
4・リフレッシュレート ★★★★★
5・品質保証 ★★★★★
6・総合評価 ★★★★★
その上で、最終回となる結論編(こちら)で、今回紹介した製品を含めて、Atlasのおすすめ機種を提案していきたいと思います。
引き続きよろしくお願いします。
2回目記事は→こちら
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