【今回レビューする内容】2023年 最新ゲーミングモニターの性能とおすすめ:PS5 120Hz対応 1ms 高リフレッシュレート 144Hz 165Hz 240Hz 対応:AMD FreeSync G-SYNCの違い:FPS・RPGほか
【比較する製品型番】Dell S2421HGF G2422HS G2722HS G2723HN LG 27GN650-B 24GN650-B 24GQ50F-B 27GQ50F-B 27GN650-BAJP 24GN600-B 27GN600-B 24GN65R-B 27GN65R-B BenQ XL2411K EX2710S EX2510S XL2731K HP OMEN 25i X24ih ASUS VG259QR VG279QR VG279Q1R VG258QR-R VG278QR-R VG258QR-J VG278QR-J XG256Q XG276Q XG16AH XG16AHPE XG16AHPE-W IODATA EX-LDGC243HDB KH2470V-ZX LCD-GC243HXDB EX-LDGC221HTB LCD-GC221HXB EX-LDGC242HTB LCD-GC242HXB EX-GC272HXDB LCD-GC272HXDB IIYAMA GB2570HSU GB2560HSU-B2 GB2470HSU-B1 GB2770HSU-B1 Acer VG272LVbmiipx VG242YPbmiipx XV270Pbmiiprfx VG270Sbmiipfx XV270Pbmiiprfx VG240YSbmiipfx SigmaLine KG1 KG251QSbmiipx XF3 XF243YPbmiiprx AOC G2490VX/11 24G2SPE/11 27G2SPE/1 GH-GLCC238AZ-WH GH-GLCC238AZ-BK MSI Optic G272 MSI G243 G251 G241 G2722 JAPANNEXT JN-IPS245FHDR165 JN-IPS27FHDR144 JN-GT236FHDR165 JN-VG238FHD1 JN-315MV165FHDR JN-IPS27FHDR165
今回のお題
スペックの良いゲーミングモニターのおすすめはどの機種?
ども、Atlasです。
今日は、2023年2月現在、最新のゲーミングモニターの比較です。
ゲーム用としてもジャンル的に高リフレッシュレートを必要とする方に向けての専門記事です。
1・格安ゲーミングモニターの比較
レート:144Hz -165Hz
解像度:フルHD
画面:平面
予算:2万円〜
2・高速ゲーミングモニターの比較
レート:240Hz -390Hz
解像度:フルHD
画面:平面
予算:3.5万円〜
3・2.5Kゲーミングモニターの比較
レート:144Hz--360Hz
解像度:WQHD(2.5K)
画面:平面
予算:5万円〜
4・4Kゲーミングモニターの比較
レート:144Hz
解像度:4K
画面:平面
予算:10万円〜
5・曲面ゲーミングモニターの比較
レート:144Hz〜165Hz
解像度: UWWQHDほか
画面:曲面
予算:3万円〜
6・ゲーミングモニターまとめ
=最終的なおすすめ機種の提案【結論】
上表リンクにあるように、今日は、全6回の記事構成です。
リフレッシュレート・解像度・平面/曲面の違いで、記事を分けています。
1回目記事(今回)は、導入編です。
「ゲーミングモニター全体選び方の基本」をはじめに紹介します。
そのあと、入門者向けのフルHD(〜165Hz)解像度の平面型のモニターを比べていきます。
既に「目当ての製品」が決まっている方は、上のリンクをご利用頂いても結構です。
よろしくお願いします。
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あらかじめ、本題に入る前に、「ゲーミングモニターとは何か?」すこし理解が怪しいと感じている初心者の方に、すこし「注意」をしておきます。
ゲーミングモニターは、仕様が特殊です。
仕事との兼用も、できなくはないにしても便利ではない機種が多いです。
また、Eスポーツの対象になるような「反応を競う」ゲームではなく、「普通」のジャンルのPCゲームを「普通」にやるだけならば、「普通」のモニターのが良いです。
「仕事・家庭向き」のモニターから、「ゲームが得意なモニター」を選んでください。
1・液晶モニターの選び方【導入編】
2・31.5型フルHDモニターの比較
3・27.0型フルHDモニターの比較
4・24.1型フルHDモニターの比較
5・23.8型フルHDモニターの比較
6・21.5型フルHDモニターの比較
7・4K解像度のモニターの比較
8・WQHD解像度のモニターの比較
9・タッチパネルモニターの比較
10・Mac向けPCモニターの選び方
「仕事・家庭向き」のモニターは、全くの別記事として比較しています。
さしあたって、1番の記事(こちら)で、基本事項をまとめています。
解像度(フルHD/2.5K/4K)と、HDRの対応状況の部分で、「ゲーム向き」としてAtlasが紹介した機種などを選べば、OKです。
ただし、PS5など高リフレッシュレート機につなげる場合で、4K/120Hzに対応する機種が欲しい場合は、ゲーミングモニターの記事が適切だと思います。
このまま今回の記事をお読みください。
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液晶のみやすさ ★★★★★
スタンドの性能 ★★★★★
応答速度 ★★★★★
リフレッシュレート ★★★★★
品質保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、以下では、本格的なゲーミングモニターを比較していきます。
そして、最後の「結論編」(こちら)では、上表のようなポイントから、「Atlasのオススメ機種」を提案していきます。
また、既に「目当ての機種(型番)」がある場合は、ここまでの記事で、各ジャンルの執筆時の最新機は「だいたい網羅」したと思うので、Gooleほかの検索エンジンで「型番+家電批評モノマニア」で検索したほうが、素早くたどりつけるかもしれません。
よろしくお願いします。
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1・ゲーミングモニターの比較
2・ゲーミングマウスの比較
3・ゲーミングキーボードの比較
4・東プレキーボードの比較
5・PCデスクの比較
6・PCチェアの比較
7・PC用スピーカーの比較
・ゲーミングの選び方の基本
1・オーバードライブ(応答速度)
2・リフレッシュレート
3・暗部補整(黒挿入)
4・チラツキ軽減(Sync)
はじめに「ゲーミングモニターの選び方の基本」の説明からです。
この種のモニターは、激しい画面上の動きに対応させることが「最も重要」です。
つまり、キャラの残像感を減らすための「応答性」と、画像を乱れずに表示させる「正確性」とが求められます。
上表にあげたのは、そのために重要な「4つのスペック」です。以下、順番に説明していきます。
1・オーバードライブ(応答速度)
第1に、オーバードライブ(応答速度)です。
モニターの画面が切り替わるまでの時間を、PC用語で「応答速度」と言います。
オーバードライブは、モニターの応答速度を高めるための基本技術です。
映像の残像感の軽減と、遅延対策のために重要なので、どのモニターにも備わります。
応答速度の値は 「最大1ms」「最大0.5ms」などの数字でカタログに示されます。
各機ともオーバードライブを「最大にかけた場合」の数字を出すのが普通です。
0.5msなど数字が小さいほど、性能が良いことになります。
しかし、ゲーミングモニターの場合、単純に「数字が良い機種を選べばよい」わけではないのが難しいところです。
オーバードライブ技術は、電圧操作で液晶の色の切替(スイッチ)を速くすることで、文字通り「無理やり高速化」させるという仕組みです。
そのため、過度に使うと残像・チラツキ・画質劣化などの点で、多かれ少なかれ映像美(視認性)が犠牲になります。
極論すれば、応答速度の数字は良いが「使い物にならない画質」のモニターというものもありえます。
「かかり具合」は調整できますが、せっかく「応答速度」を重視して選んだ意味は、消えるでしょう。
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結論的にいえば、「ゲーミングモニター」の場合、応答速度は重要だが、カタログを見て、その数値の良さだけみて選んではいけない、と言えます。
この部分についてもう少しだけ、「深掘り」しておきます。
応答速度は、「それを表す単位」に注意が必要です。
昔からある「GtoG」は「黒→白→黒」への切替所要時間を示したものです。
この単位は、パネル本来の性能が分かるので、モニターを較べる場合(ある程度)信頼性が担保される数字です。誠実な製品はだいたいこのスペックをだします。。
しかし、メーカー主導でMPRT・VRBなどで別の単位が最近登場しました。この表記「だけ」する企業が近年増えています。
測定法がことなるので、GtoGの値と同列に見られません。
例えば、MPRTは、人間の五感(視覚)で測る尺度です。そのため、あとで説明する「暗部補整(黒挿入)」ほか、パネルに起因しない部分の技術を「込み」でみた場合の「応答速度」をしめす値です。
それはそれで意味のある数字です。
しかし、原理的に「GtoG」より良い数字が出る(=出てしまう)ので、宣伝のために各社は掲示するわけです。
はっきり言えば、GtoGの値を出さないパネルは、「GtoGだと値が低いから」その数字を出す場合がほとんどです。
これでは、パネルの優秀性がわからないので、今回の記事では、GtoGの値を重視して、各機を比較するように心がけました。
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応答速度(オーバードライブ)の数字があてにならないとすると、何を見て製品を比較すれば良いのか?と、言う話になるかと思います。
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結論的にいえば、使用される「パネルの種類」から、それを測るのが良いです。
上表は、液晶パネルの種類による性質の違いを示したものです。
細かいパネルの性質については、【液晶モニターの選び方】の記事で詳しく書きました。また、今回の各機の紹介の部分でも、特に重視して個別に説明しています。
そのため、以下では、応答速度に関わる部分だけ、抜き出して説明しておきます。
現行のゲーミングモニターは、Fast-IPS・Nano-IPSなど、液晶のスイッチング方式の改良で、応答速度を高めた改良型のIPSパネルが主流です。
そういったパネルを採用しが分かる機種で、1ms(GtoG)をだせている機種ならば「まず問題ない」といえます。
逆に、IPSを含めて、MPRT値の応答速度しか書いていない機種は、少し怪しいと思って良いです。
安めのゲーミングモニターの場合、TNパネルを選ぶのは、少し昔までは「あり」でした。
TNは、格安ながら、パネル自体の応答速度が高めやすいという性質があるからです。その点で、ゲーム用として人気がありました。
しかし、近年、Fast-IPSがだいぶ安くなり、TNとほぼ変わらない値段で手に入ります。
TNは「映像美(視認性)」の部分で大きな課題もあるので、ゲーミング用からは近い将来「退場」するものと思います。
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一方、最近の動向にふれると、安めのゲーミングモニターにVAパネルを採用する企業が増えました。
VAは「黒が締まる」ので映像美は楽しみやすいです。その点でTVでも使われます。
しかし、応答速度がどのパネルよりも増して落ちるので、ゲーム用には不利です。
数が増えたのは、調達価格が「安い」部分と、店頭で「華やかに見える(=売りやすい)」部分からだと感じます。したがって、VAは、ゲーミング用にはオススメできません。
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改めて、結論を言えば、現状では、Fast-IPSか、その「上位互換」といえる諸パネルを選ぶのが良いと思います。今回の記事でもそうしています。
2・リフレッシュレート
第2に、リフレッシュレートです(垂直走査周波数)。
リフレッシュレートとは、「ざっくり」言うと、1秒間に「絵が何コマ書き換えられるか」を示す数字です。
普通のモニターは、1秒/60コマ書き換わる仕様(60Hz)が標準です。
ゲーミングモニターは、上位機だと、1秒/240コマ(240Hz)を超えるものもあります。
パラパラ漫画を想像すると良いですが、枚数が多いほど「キャラがなめらかに動く」という「映像美」的な効果が得やすいです。
加えて、FPSゲームの場合、残像感軽減のほか、コマ数が多い点で視認性(敵の発見速度)の強化につながります。
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結論的にいえば、144Hz以上に対応する機種が、今のゲーミングモニターの最低水準です。
ただし、フルHDならまだしも、WQHD・240Hz・4K・360Hzなどと、リフレッシュレート・解像度を「欲張る」と、モニター購入予算に加えて、求められるPC(ビデオカード)のスペックも跳ね上がります。
バランスをとって、選ぶことが重要です。
個人的には、性能を追う方も、WQHD(2.5K)解像度で、160Hzあたりまで出せれば十分だと思います。
3・暗部補整(黒挿入)技術
第3に、黒挿入技術(暗部補整)です。
TVではお馴染みの技術です。
PCモニターでも特定の企業(LG・ASUS・BenQなど)が取り入れる機種があります。
搭載目的は、オーバードライブと目的は同じです。
ただ、高速に動くキャラの視認性(敵の発見速度)と、結果的な残像感の低減に、主眼に置いた技術といえます。
具体的な手法は、1フレームと1フレームの間に「真黒」なフレームを入れるか、あるいは、バックライト全消灯での「疑似的な黒」を作るするのが「基本」となります。
「人間の脳を錯覚」を利用した「残像感軽減」技術ですが、実用的な効果があります。
ただし「副作用」はあります。
例えば、輝度低下やチラツキが増えることもあります。また、基本機能(HDR・Adaptive-Sync)と「重ね掛け」できない機種場合も多いです。
とはいえ、問題があれば、この機能もOFFにすることはできます。
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結論的にいえば、黒挿入技術は「プラスアルファ」として重視してよい価値がある技術だと言えます。
今回の記事でも注目して比較しています。
3・ディスプレイとの同期技術
第4に、ディスプレイとの同期技術です。
こちらは、「映像の正確な表示」に関わる部分です。
原理の説明をしておきます。ややこしいので、分からなくてもOKです。
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オンラインゲームなどで、前後画像が混ざったり、画面が裂けたようにチラつく現象がたまに起こります(ティアリング)。
これは、PC(ビデオカード)が送るコマ数(フレームレート)と、モニターで設定したコマ数(リフレッシュレート)が噛みあわないために起こる現象です。
多くのゲームはたいてい「可変フレームレート」なので、ビデオカードがその変化に対応できず、「処理落ち」するのが、発生原因です。
これを避けるために、フレームレートとリフレッシュレートとを強制的に同期させる仕組みが、ビデオカードにはあります(VSYNC)。
ただ、この機能を使うと、一瞬画面が「フリーズ」したかのように、画像がコマ飛びしたように、酷くカクつくという、別の「副作用」が生じます(スタッタリング)。
チラツキ・カクツキは、いずれも、Eスポーツには、天敵です。
その対策のため、業界団体は、アダプティブシンク(Adaptive-Sync)という規格を、2015年に制定しました(VESA規格)。
これは、ビデオカード側も「可変リフレッシュレート技術」を使い、モニター画面の表示タイミングをカードが制御する技術です。V-SYNCの弱点を解決できます。
ただし、アダプティブシンク(Adaptive-Sync)規格は、Display-Portの接続規格ですので、HDMIなどの場合は互換性が担保されません。
実際、AMDとNVIDIAという、「世界二強」のビデオカードメーカーが、この規格をベースにした、「独自の上位規格」を色々だしています。
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そして、モニターを販売する企業に「うちのほうの規格を採用してね?」のようなことをやっています。
そのため、特に性能の良い上位モニターを買う場合は、購入するモニターを選ぶ前に、どちらの「派閥」につくのか、あるていど決めておかないといけません。
関係性が「ややこしい」ので、メーカーごとに整理しておきます。
1・FreeSync
=チラツキ・レスポンス改善
2・FreeSync Premium
+ カクツキ(LFC)防止
3・FreeSync Premium Pro
+HDR使用時も対応
第1に、AMD(RADEON)を採用するビデオカードの場合です。
AMDの場合、Free-syncという機能名で出します。
先述のアダプティブシンク規格に準拠しますが、DPほか、HDMI接続もサポートするのが特長です。
「FreeSync Premium」など、上位規格だと、カクツキ対策もなされるなど、高度化していきます。
HDMIで利用したい場合、ないし、上位機能を利用したい場合は、AMD FreeSync対応の同社のビデオカードと、それに対応するモニターを組み合わると良いでしょう。
1・G-SYNC compatible
=チラツキ・カクツキ改善
2・G-SYNC
+上記に高度に対応(黒挿入)
3・G-SYNC Ultimate
+HDR 600使用時も対応
第2に、NVIDIA(GeForce)を採用するビデオカードの場合です。
同社の場合、G-syncという名前です。
本機もアダプティブシンク規格に準拠し、DPで動作します。HDMIは、上表2番目のG-SYNC以降に対応する場合は、動作します。
G-SYNC compatibleは、実際的にはアダプティブシンクなので、「AMD FreeSync互換」と言って良いです。
しかし、「G-sync」以降の場合、モニターにNVIDIA製の専用チップが内蔵する必要があるので、対応モニターは少ないです。
ただ、先ほどみた黒挿入技術(ULMB)をチップ自体が備えるほか、超高リフレッシュレートに対応できるなど、それなりに高度です。
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結論的にいえば、この部分は、両社の最下位の技術(=FreeSync・G-SYNC compatible)しか採用しない格安モニターを選ぶ場合、あまり気にしなくて良いです。
DPでつなげる限りにおいて「アダプティブシンク」互換であり「同じ」なので。もちろん、記載がないと動作保証がないですし、ノンサポートになるリスクはありますが。
一方、高性能なビデオカードを使っている上級者の場合は、モニター側が、AMD・NVIDIAで、「どちらの派閥に対応か?」に注意して選ぶ必要があります。
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1・格安ゲーミングモニターの比較
レート:144Hz -165Hz
解像度:フルHD
画面:平面
予算:2万円〜
2・高速ゲーミングモニターの比較
レート:240Hz -390Hz
解像度:フルHD
画面:平面
予算:3.5万円〜
3・2.5Kゲーミングモニターの比較
レート:144Hz--360Hz
解像度:WQHD(2.5K)
画面:平面
予算:5万円〜
4・4Kゲーミングモニターの比較
レート:144Hz
解像度:4K
画面:平面
予算:10万円〜
5・曲面ゲーミングモニターの比較
レート:144Hz〜165Hz
解像度: UWWQHDほか
画面:曲面
予算:3万円〜
6・ゲーミングモニターまとめ
=最終的なおすすめ機種の提案【結論】
以上、かなり長かったですが、「ゲーミングモニターの選び方の基本」でした。
ここまでお読み頂いたら、あとは、予算と必要なスペックに応じて、上記リンクから、お好きな記事に「飛んで」もらってOKです。
途中で書いたように、3回目記事でみる、WQHD(2.5K・平面)あたりが、性能が期待できて、そこそこ安くもあるラインで、個人的にはオススメです。
なお、「スペックよくわからん!」という方も、一応最後の「結論編」(こちら)では、こうした要素について(できるだけ)問題ない機種を「おすすめ」として提案していくつもりです。
よろしくお願いします。
1・格安ゲーミングモニターの比較
ここからは、フルハイビジョン(フルHD)解像度のリフレッシュレート144Hz-165Hzクラスのゲーミングモニターを紹介します。
比較的低予算で買えるゲーミングモニターです。
1・格安ゲーミングモニターの比較 (1)
1-1:DELL〈米国〉
1-3:LG〈韓国〉
1-4:BenQ〈台湾〉
2・格安ゲーミングモニターの比較 (2)
2-1:ASUS〈台湾〉
2-2:アイオーデータ〈日本〉
2-3:イイヤマ〈日本〉
2-4:HP〈米国〉
3・格安ゲーミングモニターの比較 (3)
3-1:ACER〈台湾〉
3-2:その他の製品〈各社〉
4・ゲーミングモニターの比較 【結論】
=最終的なおすすめ機種の提案
今回は、上表のようなメーカー順に、製品を紹介していきます。
1-1・デルのモニターの比較
はじめに、米国のデルのゲーミングモニターです。
同社はデスクトップに強いPCメーカーなので、ゲーミングモニターも多く展開します。
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なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【2022年発売】
【23.8インチ】
1・Dell G2422HS
¥31,800 Amazon.co.jp (2/25執筆時)
【27インチ】
2・Dell G2722HS
¥29,800 Amazon.co.jp (2/25執筆時)
スタンド:チルト・高さ
【27インチ】(下位機)
3・Dell G2723HN
¥24,732 DELL直販 (2/25執筆時)
スタンド:チルトのみ
周波数: 最大165Hz
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:350cd/m2
パネル: Fast-IPS ノングレア
コントラスト比: 1000:1
同期技術: G-Sync-C & FreeSync Premium
応答速度:1ms (GtoG)
HDR:
USB給電:
接続端子: HDMI 2.0×2 DP
スタンド:チルト・高さ
VESA: 100mm
スピーカー:
保証期間: 3年間
G2422HS は、DELLの23.8インチのゲーミングモニターです。
画面サイズは、27インチについては2系統あります。
G2723HNは実際的に下位機種で、スタンドの高さの調整に非対応です。
あとの部分は、23.6インチ気を含めて同じなので、同時に見ていきます。
モニター解像度は、フルHD(1920×1080)です。
格安機の場合、だいたいそうなります。
液晶パネルは、非光沢のIPSです。
IPSは、視野角が広く、視認性も良い点で、近接視聴のPC用としては「目に優しい」と言えるパネルです。
仕事用として最も向くパネルです。しかし、2010年代後半までは、応答速度が高まらないので、ゲーム用だと(表示に問題がある)TNパネルがゲーミング用だと普通でした。
応答速度は、しかし、オーバードライブ時に1msです(GtoG)。
つまり、本機は、速度を高めた新しいIPSパネルになります。今回は、Fast-IPSと呼称し、区別しています。
LGやAUOがこの速度を出せますが、本機もその類です。
なお、同じような速度の出せるパネルで、より上位のものとしてとして、Nano-IPSというものがあります。
こちらは、広色域化されたディスプレイで、色表現が巧みです。本機の場合、動画用の色域(DCI-P3)が示されないことから、「映像美」については、旧来の水準です。
輝度は、350cd/m2です。
リフレッシュレートは、最大165Hzです。
格安機としては、やや高い数字です。
チラツキ対策は、AMD系のFreeSync Premiumに対応します。
また、NVIDIA G-Sync Compatibleの表記も同時にあります。
画質面での補整機能は、基本「PC側任せ」です。
例えば、先述の「黒挿入技術」をふくめて、特段の補正がないです。
「目の優しさ」については、チラツキ防止のフリッカー対策はありますし、最低限の性能はあります。
なお、モードは、標準ほか、FPS・MOBA/RTSモード程度です。
接続端子は、HDMI2.0とDisplayPortが1つずつ付属します。
いずれの接続方法でも、165HzまでフルHDで対応可能です。
ディスプレイスタンドは、チルト角度(上下26度)と、高さ(100mm)の調整が可能です。回転や左右の角度調整はできませんが、必要十分でしょう。
保証は、3年です。
DELLのモニターは、上位機もそうですが、普通の保証以外に、「3年間のプレミアムパネル交換保証(無輝点保証)」があります。
常時消灯(黒点)こそ保証されませんが、この部分も、同社の「売り」と言えます。
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以上、DellのG2422HS の紹介でした。
IPS液晶で輝度も無理に高くはしていない機種です。その点で、仕事との兼用で、ゲームもしたい場合に割と良いでしょう。
ただ、コントラスト強化の部分はさほど性能が良くないので、映画や動画の「映像美」については、ビデオカードの性能に依存する部分はあります。
格安モニターは、なにかしらを「諦めない」とこの価格にはならないので、皆さんが「何を重視したいか」を考えるのが重要です。
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【2020年発売】【23.8インチ】
4・Dell 23.8インチ S2421HGF
¥39,800 楽天市場 (2/25執筆時)
周波数: 最大144Hz
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:350cd/m2
パネル: TNノングレア
コントラスト比: 1000:1
同期技術: FreeSync Premium
応答速度:1ms (GtoG)
HDR:
USB給電:
接続端子: HDMI×2 DP
スタンド:上下高さ
VESA: 100mm
スピーカー:
保証期間: 3年間
なお、DELLは「 S2421HGF」というTN液晶の製品もだしています。。
参考までに記すと、TNパネルは液晶はパネルにより性質が変わります、
視野角が170度と狭いほか、画面に黄色系の色味がかかるでるので、「視認性(=目の疲れにくさ)」と「映像美」という2点において、一般モニターとしては不人気です。
一方、応答速度が高められる性質があるので、ゲーミングモニターでは、2020年前後までは、TNも多かったと言えます。
ただ、先述のように、比較的安いFast-IPSの登場で、若干の例外を除けば、ほとんど市場からなくなっています。
いずれにしても、TNは、他社モデルで安く在庫があっても、今は選ばないほうが良いかと思います。
1-2・LGのモニターの比較
続いて、LGエレクトロニクスのモニターです。
同社は、自社で(部品としての)IPSパネルが生産できる世界的企業です。性能の良い機種が割安の場合が多いです。
【2022年発売】
【23.8インチ】
5・LG UltraGear 24GN65R-B
¥24,900 Amazon.co.jp (2/25執筆時)
(旧型番)
5・LG UltraGear 24GN650-BAJP
¥25,873 Amazon.co.jp (2/25執筆時)
【27インチ】
6・LG UltraGear 27GN65R-B
¥33,455 Amazon.co.jp (2/25執筆時)
(旧型番)
【27インチ】(350cd/m2)
6・LG UltraGear 27GN650-B
¥33,000 Amazon.co.jp (2/25執筆時)
スタンド:前後左右高さ回転
【2020年発売】
【23.8インチ】
7・LG UltraGear 24GN600-B
¥24,900 Amazon.co.jp (2/25執筆時)
【27インチ】
8・LG UltraGear 27GN600-B
¥24,900 Amazon.co.jp (2/25執筆時)
スタンド:チルト
周波数: 最大144Hz
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:300cd/m2
パネル: Fast-IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
同期技術: FreeSyn & G-Sync
応答速度:1ms (GtoG)
HDR:HDR10
USB給電:
接続端子:HDMIx2 DPx1
VESA: 100mm
スピーカー:
保証期間: 3年
24GN65R-Bなどは、LGが販売するゲーミングモニターです。
発売時期の違いで複数の機種があります。
主には、画面サイズと、スタンド性能の違いです。
スタンドがチルトのみの2機は、あまりおすすめできません。
あとは、27GN650だけ、輝度が350cd/m2に僅かに数字が良いのが目に付く違いです。
モニター解像度は、フルHDで1920×1080です。
液晶パネルは、IPS液晶との表記です。
ただ、スイッチングの改良で、応答速度の強化を図ったパネルになるので、他社の言い方だとFast-IPSというのが適当です。
LGはこの言い方はとりませんが、便宜上、そのように記しておきます。
いずれにしても、自社でパネルを生産できるメーカーなので、性能の割に価格は安いです。
色空間は、sRGB 99%の旧水準なので、「nano-IPS」のような広色域タイプではないです.
リフレッシュレートは、最大144Hzです。
チラツキ対策は、カクツキにも対応できるAMD FreeSync Premiamに対応します。
そのほか、「NVIDIA G-SYNC Compatible」表記もあります。
HDRは、HDR10の水準ですが、対応です。
これは、多くのゲームで対応する、輝度表現に関する新規格です(ハイダイナミックレンジ)。
「映像美」に関わる技術で、対応コンテンツを再生する場合、明暗差がハッキリつきます。
応答速度は、オーバードライブ時に1msです。
先述のようにIPSの改良型なので、この速度が出ます。
画質面での補整機能は、LGは充実します。
第1に、「ゲーム」については、黒挿入技術(1ms Motion Blur Reduction)がまず強調できます。
フレームとフレームの間に「真黒」なフレーム(常時消灯)を挿入することで、残像感の低減を目指す技術です。
ただし、利用する場合は、FreeSyncが利用できない点、その点で、若干チラツキが発生する可能性があること、120Hz以上のリフレッシュレート時のみ動作する点に注意が必要です。
また、暗部補正のブラックスタビライザーに対応します。
ゲーム用の「暗部補正」機能として、各社とも付属します。
先述のように、IPSはコントラストに少し難があるため、こうした対策は効果があるでしょう。
第2に、「目の優しさ」の部分でも、フリッカー対策があります。
そのほか、DASモードなど、FPSではお馴染みの低遅延化機能も網羅です。
ディスプレイスタンドは、高性能です。
「前後左右上下高さ」全方向に調整できるフルスペックです。
一方、それぞれの可動幅は製品ランクで異なります。本機は高さ110mm・チルト角度20度なので、(必要十分の性能ですが)あくまで入門機の範疇です。
接続端子は、HDMIx2 DisplayPortx1という構成です。
本機は、HDMIだと144Hzまで、DPだと165Hzまでのフォローです。
付属ケーブルは、1.5mのDisplayPortケーブルのみが付属です。
・ LGエレクトロニクス UltraGear GP3
¥24,794Amazon.co.jp (11/2執筆時)
スピーカーは、内蔵しません。
ただ、LGの場合、同社のV字台座にあう専用設計のスピーカーがあります。【PC用スピーカーの比較記事】で取りあげています。
保証は、3年間です。
DELLと同じで、同社も保証期間内において無輝点保証を付けます。
この種の保証があるのは、ゲーミングでは2社だけなのでポイントです。
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以上、LGの27GN650の紹介でした。
IPS液晶ですので、仕事にも向きます。
また本機は、その弱点となるコントラストの部分を補正で強化できる点で、動画視聴などを含めた、マルチな用途で高品質とも言えます。
軽視されがちな「目の優しさ」の部分に、IPS液晶・高性能スタンド・フリッカー対策と、欲しい部分は網羅的です。
バランスが良く、値段もそれなりに抑えられているため、かなり良い選択肢に思えます。
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【2022年発売】
【27インチ】
9・LG UltraGear 24GQ50F-B
¥22,400 Amazon.co.jp (2/25執筆時)
【23.8インチ】
10・LG UltraGear 27GQ50F-B
¥27,900 Amazon.co.jp (2/25執筆時)
周波数: 最大165Hz
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/m2
パネル: VA ノングレア
コントラスト比:1000:1
同期技術: FreeSync Premium
応答速度:5ms (GtoG)
HDR:
USB給電:
接続端子:HDMIx2 DPx1
スタンド:チルト
VESA: 75mm
スピーカー:
保証期間: 3年
なお、同社からは、液晶をVA液晶とした以上の廉価版もあります。
VA液晶は、テレビ用としては(黒が締まるので)見どころがあるパネルです。
ただ、応答速度が(IPS以上に)高めにくい部分があります。
その部分ほか、輝度などのスペックを見ても、仕様を気にして買うような製品には思えません。あまりオススメしません、
1-4・ベンキューのモニターの比較
続いて、台湾のベンキューのモニターです。
ゲーミングモニターには、台湾勢は強いですが、同社もその傾向があります。
【2020年発売】
【24インチ】【144Hz】
11・BenQ ZOWIE XL2411K
¥31,091 Amazon.co.jp (2/25執筆時)
【27インチ】【165Hz】
12・BenQ ZOWIE XL2731K
¥35,700 Amazon.co.jp (2/25執筆時)
周波数:最大144Hz
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:320cd/m2
パネル: TNノングレア
コントラスト比: 1000:1
同期技術:
応答速度:1ms (GtoG)
HDR:
USB給電:
接続端子:HDMI2.0 HDMI DP
スタンド:前後左右高さ回転
VESA: 100mm
スピーカー:なし
保証期間: 1年(本体は3年)
XL2411K は、台湾のBenQの発売する24インチ・ゲーミングモニターです。
画面サイズは、24.0インチです。
TNだけ存在するサイズですが、23.8インチとほぼ同じです。
27インチ機も、2021年に追加されましたが、パネルサイズ以外の性能は同じです。
モニター解像度は、フルHDで1920×1080です。
液晶パネルは、TNです。
視野角が狭い一方で、応答速度が高めやすいパネルです。
一方、本機はフレームがゴツいです。
これは、画面下部からの光反射を防ぎ、視認性を高めるためのゲーム用の工夫です。
リフレッシュレートは、最大144Hzです。
チラツキ対策は、 FreeSyncなどには未対応です。
設定が必要なので、やや初心者には向かない構成でしょう。
応答速度は、オーバードライブ時に1msとなります。
TNパネルですし、標準です。
画質面での補整機能は、強調する部分は多いです。
第1に、「ゲーム」に関わる部分では、残像感軽減のための、DyAc技術(Dynamic Accuracy)を搭載します。
LGの「黒挿入」同じで、バックライト制御で、LEDをオフにして「黒画面」を作る方式です。
方式の限界で、利用中の輝度の低下と、フリッカー対策がオフになるなど限界がありますが、効果は結構あります。
そのほか、ゲーム向けの暗部補正(Black eQualizer)・色域強化(Color Vibrance)などの機能を搭載です。
なお、Black eQualizerは、主にゲームの暗部補正用なのでオフにできますが、IPSのコントラストの弱さを補う部分で、普通の映像(映画)にもおそらく使えると思います。
第3に、「目の優しさ」の部分では、フリッカー対策があります。
接続端子は、HDMI2.0・HDMI・DPです。
片側はHDMI1.4ですが、HPの場合、フルHDならHDMIでも144Hzまではいけるようです。
ディスプレイスタンドは、前後左右高さ回転と対応できる「パーフェクトスタンド」です。
高さはとくに、155mm幅なので、柔軟性は高いです。
保証期間は、ベンキューは、本体は3年ですが、パネルは1年です。
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以上、BenQのXL2411Kの紹介でした。
TNパネルである部分で、ゲーム特化型ですが、その用途だけで言えば、スタンド部分や映像の調整力を含めて高度と言って良い製品です。
ただ、FreeSyncなどに対応していない部分と、TNパネルとしては多少高めの価格設定ではあります。
【2021年発売】
【27インチ】
13・BenQ MOBIUZ EX2710S
¥43,273 Amazon.co.jp (2/25執筆時)
【24.5インチ】
14・BenQ MOBIUZ EX2510S
¥39,273 Amazon.co.jp (2/25執筆時)
周波数:最大165Hz
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:400cd/m2
パネル: IPS ノングレア
コントラスト比: 1000:1
同期技術: FreeSync Premium
応答速度:2ms (GtoG)
HDR:HDR 10
USB給電:
接続端子:HDMI2.0×2 DP
スタンド:前後左右高さ
VESA: 100mm
スピーカー: 2.5W×2
保証期間: 1年(本体は3年)
EX2710Sも、BenQの発売するゲーミングモニターです。
モニター解像度は、フルHDで1920×1080です。
画面サイズは、24.0インチと27インチがあります。
結構なサイズ差ですが、値段はあまり変わりません。
設置スペースが許すならば、27インチでしょう。
液晶パネルは、IPS液晶です。
TNパネルと比較すると、「目が疲れにくい」特性があります。
また、TNのように不自然な色味がでないので、長時間利用する場合の眼精疲労軽減の部分で、高いメリットがあります。
パネルの刻みやスペックから、台湾のAUO製(IPS-AMVA)でしょう。
先述のように、同社は、高付加価値パネルを最近出してきています。
応答速度は、2ms(GtoG)です。
スペックシートでは、MPRT値で1msと出ています。あまり浸透していない規格なので、比較する場合は、2msと考えた方が良いです。
いずれにしても、IPS液晶としては相当数値が良く、何らかの対処がなされています。
リフレッシュレートは、最大165Hzです。
HDRは、HDR10対応です。
ゲーム側がHDR対応ならば、輝度表現が向上します。
さらに、本機は、HDRiという独自技術を入れています。
内蔵の明るさセンサーを利用しつつ、周囲の明るさに合わせてディテールを調整するので、暗部表現などに配慮しつつのHDR画質強化が行われます。
標準画質のコンテンツも「HDRiエミュレート」で疑似的にHDRを再現できます。
チラツキ対策は、 AMD FreeSync Premiumに対応します。
上位対応なので、通常のチラツキとレスポンス改善効果のほか、低フレームレート表示時のカクツキの改善効果もあります。
画質面での補整機能は、下位機と構成がことなります。
第1に、「映像美」は、ブライトネスインテリジェンスプラス(B.I.+)が注目点です。
輝度の調整技術の1つですが、露出オーバーにならない範囲で輝度を的確に調整します。
結果的に、映像のコントラストを鮮明にする効果も期待できます。
これに使われる環境光センサーは、照明の明るさだけでなく、照明の色温度も検知して調整します。そのため、実空間における調整力は、シンプルな明るさセンサーだけ搭載の機種より、本機は高いでしょう。
第2に、「目の優しさ」の部分では、この環境光センサーで、を利用して、室内光の照度と、明かりの色温度のに応じて輝度が調整されます。フリッカー対策もあります。
結論的にいえば、環境光センサーが本機のポイントです。それを活かして、機能を強化している部分が良い部分です。
ちなみに、テレビにも似たような機能があります。照明の色も見れる機種が出てきました、方向性は同じです。
一方、「ゲーム」は、各種モードなどが充実しますが、黒挿入などの残像感軽減に関する補正はないです。
接続端子は、HDMI2.0×2 DPです。
HDMI端子は、2つともHDMI2.0なので、高リフレッシュレート対応です。
ディスプレイスタンドは、多機能スタンドです。
縦表示(ピボット)はできませんが、それ以外は可動幅も、高さ13cm、チルト角度25度と平均以上あり、そこそこ優秀です。
スピーカーは、本機は2.5Wのステレオスピーカーです。
他社も同じですが、出力が弱いので、基本的にはヘッドホンほか、【PCスピーカーの比較記事】で紹介したような製品を利用する方が良いでしょう。
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以上、BenQのEX2710Sの紹介でした。
しかし、「目によいIPS液晶」で、高リフレッシュレートに対応し、スタンドの稼働性もあり、しかもこの価格という点で、費用対効果はある機種と言えます。
とくに、環境光センサーを利用する方向性は、本機の独自性で、良い効果をもたらしそうです。
結論的にいえば、普段は普通のゲームをするが、たまにFPSなどもするという方に向くでしょう。
解像度の面で、フルHDで十分ならば、本機を「指名買い」でもよさそうです。
次回につづく!
入門ゲーミングモニターのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、入門グレードのゲーミングモニターの比較の1回目記事でした。
しかし、記事はまだまだ「続き」ます。
2・格安ゲーミングモニターの比較 (2)
2-1:ASUS〈台湾〉
2-2:アイオーデータ〈日本〉
2-3:イイヤマ〈日本〉
2-4:HP〈米国〉
3・格安ゲーミングモニターの比較 (3)
3-1:ACER〈台湾〉
3-2:その他の製品〈各社〉
4・ゲーミングモニターの比較 【結論】
=最終的なおすすめ機種の提案
続く2回目記事(こちら)では、ASUSなどの入門グレードの機種を引き続きみていきます。
液晶のみやすさ ★★★★★
スタンドの性能 ★★★★★
応答速度 ★★★★★
リフレッシュレート ★★★★★
品質保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最終回となる結論編(こちら)で、今回紹介した製品を含めて、Atlasのおすすめ機種を提案していきたいと思います。
引き続きよろしくお願いします。
2回目記事は→こちら
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