【今回レビューする内容】2026年 ゲーミングモニターの性能とおすすめ・選び方:フルHD解像度モニター: 高リフレッシュレート対応
今回のお題
ゲーミングモニターのおすすめはどれ?
ども、Atlasです。
今日は、2026年4月現在、最新のゲーミングモニターの比較です。
基本となるリフレッシュレートほか、パネル品質や応答速度、あるいは、チラツキ対策などの部分にに注目して各機を比較しました。

1・フルHDゲーミングモニターの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:LG〈韓国〉
1-3:BenQ〈台湾〉
2・フルHDゲーミングモニターの比較 (2)
2-1:ASUS〈台湾〉
2-2:イイヤマ〈日本〉
3・フルHDゲーミングモニターの比較 (3)
3-1:フィリップス〈オランダ〉
3-2:アイオーデータ〈日本〉
3-3:TVS レグザ〈日本〉
4・フルHDゲーミングモニターの比較 (4)
4-1:DELL〈米国〉
4-2:ソニー〈日本〉
4-3:TCL〈中国〉
4-4:レノボ ほか
5・フルHDゲーミングモニターの比較 (5)
5-1:最終的なおすすめの提案【結論】
記事では、ゲーミングモニター特有の「選び方の基本」をはじめに紹介します。
そのあと、メーカー順に各機の比較していきます。
ーー
1・フルHDゲーミングモニターの比較
レート:144Hz -610Hz
解像度:フルHD
画面:平面パネル
2・2.5Kゲーミングモニターの比較
レート:144Hz--480Hz
解像度:WQHD(2.5K)
画面:平面パネル
3・4Kゲーミングモニターの比較
レート:144Hz-240Hz
解像度:4K
画面:平面パネル
4・曲面ゲーミングモニターの比較
レート:144Hz〜240Hz
解像度: UWWQHDほか
画面:曲面パネル
なお、今回の記事は、ゲーミングモニターの比較記事全体では1回目記事となります。
例えば、2.5K・4Kなど解像度部分にこだわりたい方、あるいは、曲面モニターを「マスト」としてお探しの場合は、2回目記事以降のフォローです。
記事が別なので以上のリンクをご利用ください。
---
ただ、ゲーミングモニター全体の「選び方の基本」は、今回の記事の冒頭で紹介します。とりあえず、このまま続けてご覧ください。
よろしくお願いします。
1-1・ゲーミングの選び方の基本
1・オーバードライブ(応答速度)
2・リフレッシュレート
3・暗部補整(黒挿入)
4・チラツキ軽減(Sync)
はじめに「ゲーミングモニターの選び方の基本」の説明からです。
この種のモニターは、激しい画面上の動きに対応させることが「最も重要」です。
つまり、キャラの残像感を減らすための「応答性」と、画像を乱れずに表示させる「正確性」とが求められます。
上表にあげたのは、そのために重要な「4つのスペック」です。
以下、順番に説明していきます。
1・オーバードライブ(応答速度)

第1に、オーバードライブ(応答速度・応答時間)です。
モニターの画面が切り替わるまでの時間を、PC用語で「応答速度」と言います。
オーバードライブは、モニターの応答速度を高めるための基本技術です。
映像の残像感の軽減と、遅延対策のために重要なので、どのモニターにも備わります。

応答速度の値は 「最大1ms」「最大0.5ms」などの数字でカタログに示されます。
各機ともオーバードライブを「最大にかけた場合」の数字を出すのが普通です。
0.5msなど数字が小さいほど、性能が良いことになります。
しかし、ゲーミングモニターの場合、単純に「数字が良い機種を選べばよい」わけではないのが難しいところです。
オーバードライブ技術は、電圧操作で液晶の色の切替(スイッチ)を速くすることで、文字通り「無理やり高速化」させるという仕組みです。
そのため、過度に使うと残像・チラツキ・画質劣化などの点で、多かれ少なかれ映像美(視認性)が犠牲になります。
極論すれば、応答速度の数字は良いが「使い物にならない画質」のモニターというものもありえます。
DELLやLGなどだと、通常の高速時の最大速度と、オーバクロック的な最大速度(Extreme時 /Faster時)とを併記する場合もありますが、区別しない企業もあります。
「かかり具合」は調整できますが、実際「使えない」レベルならば、せっかく「応答速度」を重視して選んだ意味は、消えるでしょう。
ーーー
結論的にいえば、「ゲーミングモニター」の場合、応答速度は重要だが、カタログを見て、その数値の良さだけみて選んではいけない、と言えます。
この部分についてもう少しだけ、「深掘り」しておきます。

応答速度は、「それを表す単位」に注意が必要です。
昔からある「GtoG」は「中間色(グレー)から中間色(グレー)」への画面の切替所要時間を示したものです。「黒→白→黒」より実際利用であり得るのでそうしています。
この単位は、パネル本来の性能が分かるので、モニターを較べる場合(ある程度)信頼性が担保される数字です。誠実な製品はだいたいこのスペックをだします。
しかし、メーカー主導でMPRT・VRBなどで別の単位が最近登場しました。この表記「だけ」する企業が近年増えています。
測定法が異なるので、GtoGの値と同列に見られません。
例えば、MPRTは、「人間の五感(視覚)で測る尺度です。
そのため、あとで説明する「暗部補整(黒挿入)」ほか、パネルに起因しない部分の技術を「込み」でみた場合の「応答速度」をしめします。速度も色を混ぜない「黒→白→黒」と甘い尺度であるので、数字が出やすいです。
それはそれで意味のある数字です。
しかし、原理的に「GtoG」より良い数字が出る(=出てしまう)ので、宣伝のために各社は掲示するわけです。
はっきり言えば、GtoGの値を出さないパネルは、「GtoGだと値が低いから」その数字を出す場合がほとんどです。
これでは、パネルの優秀性がわからないので、今回の記事では、GtoGの値を重視して、各機を比較するように心がけました。
ーーー

応答速度(オーバードライブ)の数字があてにならないとすると、何を見て製品を比較すれば良いのか?と、言う話になるかと思います。
---
結論的にいえば、使用される「パネルの種類」から、それを測るのが良いです。

上表は、ゲーミングモニターに採用される、主な液晶パネルの性質の違いを示したものです。
このジャンルは「応答速度」の改善を志向したパネルが多いです。
現在このジャンルの主力と言える、スイッチングを改良しネイティブ4-5ms(OD時1ms)水準の「Fast-IPS」をはじめ、同種の改良を経た「Fast-VA」、あるいは、もともとその部分が強いTNを改良し、ネイティブでも0.5ms水準を実現する「Fast-TN」パネルも開発されています。

そのほか、高級ゲーミングモニターだと、バックライト部分にMiniLEDを使って、輝度強化を測る製品がみられます。HDRに重要なピーク輝度を強化する目的です。
かたそういった製品の場合、高輝度に負けない「色域」を確保するため、ブルーLEDと特殊フィルムを併用して「色域」を強化すする量子ドット技術を使う製品も見られます。
テレビではお馴染みの技術です。
そのほか、これも「TVのトレンド」ですが、パネル自体が液晶ではなく、OLED(有機EL)になるものもあります。

白ピクセルを用いる、LG系のWLED採用機、量子ドット技術を用いるサムスン系のQD-OELD採用機双方とも、ゲーミングモニターには見られます。
いずれも、「黒の締まり(コントラスト比)」は、液晶より大きく優ります。
応答速度も、0.03〜0.02ms (GtoG)水準と、あらゆる液晶パネルを超える水準です。
一方で、価格の高さに比して、輝度が弱いのが共通する難点です。
この部分が、一般モニターでOLED系が普及しない理由ですが、ゲーミングは「暗闇」で使う場合もが多いため、このジャンルの上位機だと、積極的な採用がみられます。
なお、こうした、細かいパネルの性質は、【液晶モニターの選び方】の記事で詳しく書きました。また、今回の各機の紹介の部分でも、特に重視して個別に説明しています。
そのため、以下では、応答速度に関わる部分だけ、抜き出して説明しておきます。

現行のゲーミングモニターは、Fast-IPS・Nano-IPSなど、液晶のスイッチング方式の改良で、応答速度を高めた改良型のIPSパネルが主流です。
そういったパネルを採用しが分かる機種で、1ms(GtoG)をだせている機種ならば「まず問題ない」といえます。
逆に、IPSを含めて、MPRT値の応答速度しか書いていない機種は、少し怪しいと思っても良いです。

TNパネルは、応答速度の部分で現在も選択肢にできる「場合」があります。
映像美(画質・視野角)」の部分で課題があるので、その部分に優れている上で、応答速度が速いFast-IPSが格安ででてきたので、最近は目立たないパネルです。
あえて言えば、TN(24型前後)は、Eゲーム競技用の実機として使用される場合が多いようで、その方面の根強いニーズがあります。
一方、最近、ネイティブの応答速度が1.7mmで、OD時に0.2msあたりまで速くできるEsports-TNです(E-TNパネル・Fast TN)をAUOが開発しました。
TNはゲーミング用から、消滅するカテゴリのパネルかと思いましたが、伸びしろはありそうです。

VAパネルは、ゲーミング用の格安機で採用例がわりと多いです。
調達価格が「安い」部分と、店頭で「華やかに見える(=売りやすい)」部分からだと感じます。
たしかに「黒が締まる」ので映像美は楽しみやすいです。その点でTVでも使われます。
応答速度は、しかし、標準で10ms以上です。
OD時でもFast-IPS・TNほど伸びない上で、画質も落ちやすいのでゲーム用には不利です。
ただ、TNの場合と同じで、近年「Fast-VA(RAPID-VA)」といえる、ネイティブの応答速度を強化したVAがでてきました。
---
以上、応答速度の説明でした。
現状では、Fast-IPS・Nano-IPS相当のパネルが、値段と性能のバランスが良いと言えます。
ただ、Fast-IPSでも、色域・輝度などの画質部分で複数のパネルがあるので、そういった部分にも注目して、今回の記事を構成するつもりです。
2・リフレッシュレート

第2に、リフレッシュレートです(垂直走査周波数)。
リフレッシュレートとは、「ざっくり」言うと、1秒間に「絵が何コマ書き換えられるか」を示す数字です。
普通のモニターは、1秒/60コマ書き換わる仕様(60Hz)が標準です。
ゲーミングモニターは、上位機だと、1秒/240コマ(240Hz)を超えるものもあります。
現行の最高峰は、1秒/500コマ(500Hz)です。
パラパラ漫画を想像すると良いですが、枚数が多いほど「キャラがなめらかに動く」という「映像美」的な効果が得やすいです。
加えて、FPSゲームの場合、残像感軽減のほか、コマ数が多い点で視認性(敵の発見速度)の強化につながります。
---
結論的にいえば、144Hz以上に対応する機種が、今のゲーミングモニターの最低水準です。
ただし、フルHDならまだしも、WQHD・240Hz・4K・360Hzなどと、リフレッシュレート・解像度を「欲張る」と、モニター購入予算に加えて、求められるPC(ビデオカード)のスペックも跳ね上がります。
バランスをとって、選ぶことが重要です。
個人的には、性能を追う方も、WQHD(2.5K)解像度で、160Hzあたりまで出せれば十分だと思います。
3・暗部補整(黒挿入)技術

第3に、黒挿入技術(暗部補整)です。
ゲーミングモニターだと、VRB( Visual Response Boost)や、モーションブラー軽減技術などとも呼ばれます。
TVではお馴染みの技術です。
PCモニターだと、GtoG(1ms)ではなく、MPRT (1ms)の製品は、たいていの場合、未記載でも基本この技術を使っており、それを併用した際の「最高速度」となります。
搭載目的は、「オーバードライブ」と目的は同じですが、手法が異なります。
ただ、高速に動くキャラの視認性(敵の発見速度)と、結果的な残像感の低減に、主眼に置いた技術といえます。
液晶は、バックライト光をカラーフィルタを通して色表現しているので、色の変更時、前の色が「残像」的に残ってしまうという性質に起因する難点があります。それを克服するものです。

具体的な手法は、提供企業・技術によって変わります。
大きく言えば、1フレームと1フレームの間に「真黒」なフレームを入れる「黒フレーム挿入」と、一瞬LED消灯を交えて「疑似的な黒」を作る「ストロボ」系に分けられます。
いずれも「人間の脳を錯覚」を利用した残像感軽減技術ですが、実用的な効果があります。
ただし「副作用」はあります。
例えば、輝度低下やチラツキが増えることもあります。また、HDR・VRR・フリッカーレスとの併用に制限がかかる場合もあります。

ただ、VRR(可変リフレッシュレート)との併用は、カクツキ・ティアリング対策と「併用可能」とした、改良版が各社から出ています。
また、高級機に限りますが、ゾーン制御を伴う新しいバックライト方式で、輝度低下やチラツキも抑制できる仕組みを持つ機種も出ています。
現在進行形で、進化しつつある分野と言えます。
−
結論的にいえば、黒挿入技術は「プラスアルファ」として重視してよい価値がある技術だと言えます。
先述のように、副作用もあるわけですが、問題があれば、機能もOFFにすることはできますので「あって損はない」です。-
今回の記事でも注目して比較しています。
3・ディスプレイとの同期技術
第4に、ディスプレイとの同期技術です。
こちらは、「映像の正確な表示」に関わる部分です。
原理の説明をしておきます。ややこしいので、分からなくてもOKです。
ーーー
オンラインゲームなどで、前後画像が混ざったり、画面が裂けたようにチラつく現象がたまに起こります(ティアリング)。
これは、PC(ビデオカード)が送るコマ数(フレームレート)と、モニターで設定したコマ数(リフレッシュレート)が噛みあわないために起こる現象です。
多くのゲームはたいてい「可変フレームレート」なので、ビデオカードがその変化に対応できず、「処理落ち」するのが、発生原因です。

これを避けるために、フレームレートとリフレッシュレートとを強制的に同期させる仕組みが、ビデオカードにはあります(VSYNC)。
ただ、この機能を使うと、一瞬画面が「フリーズ」したかのように、画像がコマ飛びしたように、酷くカクつくという、別の「副作用」が生じます(スタッタリング)。

チラツキ・カクツキは、いずれも、Eスポーツには、天敵です。
その対策のため、業界団体は、アダプティブシンク(Adaptive-Sync)という規格を、2015年に制定しました(VESA規格)。
これは、ビデオカード側も「可変リフレッシュレート技術(=VRR:Variable Refresh Rate)」を使い、モニター画面の表示タイミングをカードが制御する技術です。V-SYNCの弱点を解決できます。
ただし、アダプティブシンク(Adaptive-Sync)規格は、Display-Portの接続規格ですので、HDMIなどの場合は互換性は(必ずしも)担保されませんので、各モニターの仕様を細かく観る必要はあります。
それもあり、AMDとNVIDIAという、「世界二強」のビデオカードメーカーは、この規格をベースにした、「独自の上位規格」を定め、色々な製品をだしています。
ーー
そして、モニターを販売する企業に「うちのほうの規格を採用してね?」のようなことをやっています。
そのため、特に性能の良い上位モニターを買う場合は、購入するモニターを選ぶ前に、どちらの「派閥」につくのか、あるていど決めておかないといけません。
関係性が「ややこしい」ので、メーカーごとに整理しておきます。

1・FreeSync
=チラツキ・レスポンス改善
2・FreeSync Premium
+ カクツキ(LFC)防止
3・FreeSync Premium Pro
+HDR使用時も対応
第1に、AMD(RADEON)を採用するビデオカードの場合です。
AMDの場合、Free-syncという機能名で出します。
先述のアダプティブシンク規格に準拠しますが、DPほか、HDMI接続もサポートするのが特長です。
「FreeSync Premium」など、上位規格だと、カクツキ対策もなされるなど、高度化していきます。
HDMIで利用したい場合、ないし、上位機能を利用したい場合は、AMD FreeSync対応の同社のビデオカードと、それに対応するモニターを組み合わると良いでしょう。

1・G-SYNC compatible
=チラツキ・カクツキ・ティアリング改善
2・G-SYNC
= 専用ハードで対応範囲や画面の安定性をより強化
3・G-SYNC Pulsar
= 加えて、VRRのまま動体ぼけも低減
4・G-SYNC Ultimate
= 最上位G-SYNC。HDR・色・コントラストも強化
第2に、NVIDIA(GeForce)を採用するビデオカードの場合です。
同社の場合、G-syncという名前です。
本機もアダプティブシンク規格に準拠し、DPで動作します。HDMIは、上表2番目のG-SYNC以降に対応する場合は、動作します。

G-SYNC compatibleは、実際的にはアダプティブシンクなので、「AMD FreeSync互換」と言って良いです。
しかし、「G-sync」以降の場合、モニターにNVIDIA製の専用チップが内蔵する必要があるので、対応モニターは少ないです。
ただ、例えば、G-SYNC Pulsar系だと、先述のように、モーションブラー(ブレ軽減)も対応できるなど高度です。
ーー
結論的にいえば、この部分は、両社の最下位の技術(=FreeSync・G-SYNC compatible)しか採用しない格安モニターを選ぶ場合、あまり気にしなくて良いです。
DPでつなげる限りにおいて「アダプティブシンク」互換であり「同じ」なので。もちろん、記載がないと動作保証がないですし、ノンサポートになるリスクはありますが。
一方、高性能なビデオカードを使っている上級者の場合は、モニター側が、AMD・NVIDIAで、「どちらの派閥に対応か?」に注意して選ぶ必要があります。
4・選び方の「まとめ」
以上、かなり長かったですが、ゲーミングモニターの「選び方の基本」でした。

1・フルHDゲーミングモニターの比較
レート:144Hz -610Hz
解像度:フルHD
画面:平面パネル
2・2.5Kゲーミングモニターの比較
レート:144Hz--480Hz
解像度:WQHD(2.5K)
画面:平面パネル
3・4Kゲーミングモニターの比較
レート:144Hz-240Hz
解像度:4K
画面:平面パネル
4・曲面ゲーミングモニターの比較
レート:144Hz〜240Hz
解像度: UWWQHDほか
画面:曲面パネル
ここまでお読み頂いたら、あとは、予算と必要なスペックに応じて、上記リンクから、お好きな記事に「飛んで」もらってもOKです
なお、Atlasとしては、途中で書いたように2回目記事でみる、WQHD(2.5K・平面)あたりが、性能が期待できて、そこそこ安くもあるラインでオススメです。
1-2・LGのモニターの比較

はじめに、LGエレクトロニクスのモニターです。
同社は、自社で(部品としての)IPSパネルが生産できる世界的企業です。性能の良い機種が割安の場合が多いです。
1・フルHDゲーミングモニターの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:LG〈韓国〉
1-3:BenQ〈台湾〉
2・フルHDゲーミングモニターの比較 (2)
2-1:ASUS〈台湾〉
2-2:イイヤマ〈日本〉
3・フルHDゲーミングモニターの比較 (3)
3-1:フィリップス〈オランダ〉
3-2:アイオーデータ〈日本〉
3-3:TVS レグザ〈日本〉
4・フルHDゲーミングモニターの比較 (4)
4-1:DELL〈米国〉
4-2:ソニー〈日本〉
4-3:TCL〈中国〉
4-4:レノボ ほか
5・フルHDゲーミングモニターの比較 (5)
5-1:最終的なおすすめの提案【結論】
比較基準にしやすいので、はじめにみることにします。
-----
なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字系で記していきます。

【2024年発売】
【23.8インチ】
1・LG UltraGear 24GS65F-B
¥19,400 Amazon.co.jp (4/7執筆時)
【27インチ】
1・LG UltraGear 27GS65F-B
¥26,800 Amazon.co.jp (4/7執筆時)
スタンド:チルト 高さ 回転
【23.8インチ】
2・LG UltraGear 24GS60F-B
¥14,980 Amazon.co.jp (4/7執筆時)
スタンド:チルト
リフレッシュレート: 最大180Hz
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:300cd/m2
パネル: Fast-IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
同期技術: FreeSync
応答速度:1ms (GtoG)
HDR:HDR10
USB給電:
接続端子:HDMIx1 DPx1
VESA: 100mm
スピーカー:
保証期間: 3年
24GN650-BAJPなどは、LGが販売する、フルHD解像度のゲーミングモニターです。
画面サイズは、23.8インチと、27インチです。
スタンドの稼働性の違いで2系統ありますが、仕様は同じなので、同時にみていきます。
リフレッシュレートは、最大144Hzです。
入門機の水準です。

パネルは、Fast-IPSです。
スイッチングの改良で、応答速度の強化を図ったパネルです。
LG自体はこの言い方はとりませんが、今回は便宜上、そのように記しておきます。
応答速度は、オーバードライブ時にGtoGで1msです。
そのほか、輝度(300cd/m2)、色域(sRGB 99%)、コントラスト比(1000:1)とも、IPSのスタンダードな性能はあります。
チラツキ対策は、無印のFreeSyncです。
加えて、DPのみ対応ですが、G-SYNC Compatibleの表記があります。

HDRは、HDR10の水準ですが、対応です。
多くのゲームで対応する、輝度表現に関する規格です。
ゲームや映画の規格対応も進んでいる「映像美」に関わる技術です。
対応コンテンツを再生する場合、明暗差がハッキリつきます。

画質面補整機能は、ゲームモニターでおなじみな機能は網羅です。
DASモード、クロスヘア、暗部強調、FPSカウンターなどです。
一方、少し前のLG機は、黒挿入技術(1ms Motion Blur Reduction)がありました。
フレームとフレームの間に「真黒」なフレーム(常時消灯)を挿入することで、残像感の低減を目指す技術です。現行機では、モニター側の仕様でこれを行う機種の展開は、終わりました。
ただ、この技術は「選び方の基本」で書いた弊害がある点ほか、LGの場合(ASUS上位機と違い)FreeSyncと併用できないなどの制限があったのであまり使われなかったのかもしれません。
そのほか、「目の優しさ」の部分では、フリッカー対策があります。

ディスプレイスタンドは、高さ・チルト角度の調整できます。
調整幅は、高さ110mm・チルト角度(上15° 下5°)と縦回転です。
左右(スイーベル)と縦回転は不可ですが、ゲーミング用なら必要十分でしょう。

接続端子は、HDMIx2 DisplayPortx1という構成です。
フルHD機ですので、、HDMI・DPともに、本機の最大値(144Hz)で扱えます。

スピーカーは、内蔵しません。
他社もですが、内蔵スピーカーは音質にかなり限界があるため、このブログの【PC用スピーカーの比較記事】で取りあげたような専用製品をおすすめします。
保証は、3年間です。
同社は上位機もそうですが、保証期間内において無輝点保証を付けます。
この種の保証が充実するのは、LGのほかは、DELくらいなのでポイントです。ただし、常時点灯は保証外です。
---
以上、LGの24GN650-BAJPなどの紹介でした。
Fast-IPSを採用するゲーミング用です。応答速度・リフレッシュレートとしても入門機としては、その用途で十分な水準があります。
一方、他社機と比べる場合、黒挿入技術など処理面の独自性や、部屋の照明の明るさや色温度をみて画質調整する環境光センサーのような、独自性には若干欠けます。
とはいえ、ゲーミングに向くスペックである上で、「目に優しい」IPS系です。スタンドもほどほどの可動性があります。
そこまで輝度が高くない点で、ある程度画面輝度は落とせるでしょうし、仕事との兼用にも良いでしょう。こうした部分で、「ライトなゲーミング用」の格安機としてプレゼンスがあると言えます。
一方、画面サイズは、用途に合わせてでも良いです。ただ、最近だと2.5K(WQHD)の高解像度パネルも安くなってきた現状で言えば、27型ならば、画面密度が細かいむしろそちらが良いかなとは感じます。24.5型ならば、FHDでも問題ないです。
ーーーー
このほか、LG機からは、フルHDのゲーミング用モニターとして次のようなモデルの販売があります。順番にみておきます。

【2025年発売】
【23.8インチ】
3・LG UltraGear 24G411A-B
¥16,071 Amazon.co.jp (4/7執筆時)
【27インチ】
3・LG UltraGear 27G411A-B
¥19,837 楽天市場 (4/7執筆時)
リフレッシュレート: 最大140Hz
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/m2
パネル: IPS ノングレア
コントラスト比:1500:1
同期技術: FreeSync
応答速度:5ms (GtoG)
HDR:HDR10
USB給電:
接続端子:HDMIx1 DisplayPort1.4x1
スタンド:チルト
VESA: 100mm
スピーカー:
保証期間: 3年
なお、24GN650-BAJPなどは、LGが販売するゲーミングモニターの格安機です。
パネルは、(Fast)ではない普通のIPSです。
それもあり、応答速度がOD時最大で5msと、今どきのゲーミング用としては、入門用と考えても物足りない数字です。
その上で、輝度が暗めであるほか、リフレッシュレートも、144Hzはオーバークロック時(通常120Hz)になります。
---
結論的にいえば、一応ゲーミング向けの「UltraGear」系列ながら、ライトなゲーミング用としても弱めの仕様です。仕事用の格安機を探していて、PS5などにつなげたい用途向けです。
1-3・ベンキューのモニターの比較

続いて、台湾のベンキューのモニターです。
ゲーミングモニターには、台湾勢は強いですが、同社もその傾向があります。

【2025年発売】
【24.5インチ】
4・BenQ MOBIUZ EX251
¥24,800 Amazon.co.jp (4/7執筆時)
【27インチ】
5・BenQ MOBIUZ EX271
¥26,980 Amazon.co.jp (4/7執筆時)
リフレッシュレート:最大180Hz
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:400cd/m2
パネル: Fast-IPS ノングレア
コントラスト比: 1000:1
同期技術: FreeSync
応答速度:1ms (GtoG)
HDR:HDR 400
USB給電: 65W
接続端子:HDMI2.0×2 DP1.2 USB-C
スタンド:チルト
VESA: 100mm
スピーカー: 2.5W×2
保証期間: 1年(本体は3年)
MOBIUZ EX251などは、BenQのフルHD解像度のゲーミングモニターです。
MOBIUZシリーズは、次回のハイリフレッシュレート記事で見る、Fast-TN採用の「プロ」向けのZOWIEシリーズとは異なるラインで、同社の「ライトゲーマー」向けラインです。
画面サイズは、24.5インチと27インチがあります。
結構なサイズ差ですが、値段はあまり変わりません。
設置スペースが許すならば27インチでしょう。ただ、先述のように、この解像度ならば、画面密度の点で2.5K(WQHD)解像度の製品でも良い気はします。
液晶パネルは、Fast-IPSです。
IPSとの記述ですが、応答速度が1ms(ネイティブ5ms)ですし、その仲間です。
製造企業は特定できませんが、スペック的にAUOだと思います。
IPSですので、TNパネルと比較すると「目に優しい」です。パネル部分だけで言えば、ゲーム以外の用途(文字を見つめる仕事)にも共用しやすいです。
コントラスト比(1000:1)はIPSとして普通の数字です。しかし、 輝度(400cd/m2)は高めで、色域(DCI-P3 95%)も広色域パネルではないですが、数字は良いです。
ゲーミング向きの、標準より「ちょい上」IPSパネルです。
リフレッシュレートは、最大180Hzです。
オーバークロック時ですが、若干高めです。

HDRは、HDR400対応です。
本機は、平均輝度が400cd/m2とスペックが良いのでHDR400の水準はありそうです。
ただ、黒レベルなど他の認定基準が及んでいないか、申請上の理由かと思います。
加えて、HDRiというベンキュー独自機能があります。
内蔵の環境光センサー(アンビエント照明センサー)を利用し、周囲の明るさや、部屋の照明色に合わせてディテールを調整します。
これで暗部表現などに配慮しつつのHDR画質強化が行われます。
標準画質のコンテンツも「HDRiエミュレート」で疑似的にHDRを再現できます。
チラツキ対策は、 AMD FreeSync です。
上位規格ではない「無印」なので、通常のチラツキとレスポンス改善のための簡単な装備です。

画質面での補整機能は、独自色が強いです。
第1に、「映像美」は、ブライトネスインテリジェンスプラス Gen2 (B.I.+ Gen2)が注目点です。
輝度の調整技術の1つですが、露出オーバーにならない範囲で輝度を的確に調整します。
結果的に、映像のコントラストを鮮明にする効果も期待できます。
これに使われる環境光センサーは、照明の明るさだけでなく、照明の色温度も検知して調整します。そのため、実空間における調整力は、シンプルな明るさセンサーだけ搭載の機種より、本機は高いでしょう。
本機は第2世代ですが、この世代は起点としたい明るさをユーザーが自由に決定できるようになり、利便性が増しました。
第2に、「目の優しさ」の部分では、この環境光センサーで、を利用して、室内光の照度と、明かりの色温度のに応じて輝度が調整されます。フリッカー対策もあります。
結論的にいえば、環境光センサーが本機のポイントです。それを活かして、機能を強化している部分が良い部分です。
ちなみに、テレビにも似たような機能があります。照明の色も見れる機種が出てきました、方向性は同じです。
一方、「ゲーム」は、各種モードなどが充実しますが、黒挿入などの残像感軽減に関する補正はないです。

接続端子は、HDMI2.0×2 DP1.2 USB-Cです。
HDMI2.0は、通常240Hzまでいけるのですが、本機はDSC技術かなにかの関係で、165Hzにボトルネックがあるようです。
それ以外の端子なら、本機の最大リフレッシュレート対応です。
スタンドは、チルト角度(上 20° 下5° )のみの調整です。
VESA対応はあるので、不満に感じたらアームを換装したら良いかと思います。
スピーカーは、本機は2.5Wのステレオスピーカーです。
他社も同じですが、出力が弱いので、基本的にはヘッドホンほか、【PCスピーカーの比較記事】で紹介したような製品を利用する方が良いでしょう。
保証は、パネルは1年です。本体は3年です。
---
以上、BenQのMOBIUZ EX251 などの紹介でした。
「ライトなゲーミング用」としては、よくまとまった製品です。
リフレッシュレートほか、Fast-IPSクラスのパネルで応答速度は問題なく、IPS独特の広視野角もたのしめます。
その上で、環境光センサーを利用する方向性は、本機の独自性で、映像美の方向性でも、目の優しさの方向性でも良い効果をもたらすでしょう。
また、HDRに対応しないような「ごく普通」のゲームや映画は、独自のHDRi対応の部分で、このグレードの、フルHDのIPS機としては、割と良く「見せて」くれそうです。
仕事用としても、IPSパネル・環境光センサーと「目に優しい」要素は兼ね備えます。
唯一、スタンドの稼働性は課題ですが、ゲーミング用なら(まあ)良いかもしれません。問題に感じたら、アームをあとでつけ替えるなどしても良いでしょう。

【24.1インチ】
【2025年発売】
6・BenQ ZOWIE XL2586X+
¥186,868 Amazon.co.jp (9/20執筆時)
リフレッシュレート:最大600Hz (Oc)
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:320cd/u
パネル: Fast-TNノングレア
コントラスト比: 1000:1
同期技術:
応答速度:0.5ms (GtoG)
HDR:
USB給電:
接続端子: HDMI 2.1×3 DP1.4
スタンド:チルト 左右 高さ
VESA: 100mm
スピーカー:
保証期間: 1年(本体は3年)
XL2586X+は、ベンキューのZOWIEシリーズに属するハイエンド機です。
後ほど下位機も見ますが、このシリーズは「プロゲーマー」向けの、相当ストイックな仕様になります。

本体の形状は、独特で、没入感を高めるための「アイシールド」が装備です。
不要ならば着脱可能です。
モニター解像度は、フルHDで1920×1080です。
リフレッシュレートは、新機種で、最大600Hzです。

パネルは、2024年に登場したFast-TN搭載モデルです。
輝度は、320cd/uで、色空間(色域)は、DCI-P3 95%です。
色域はとくに、TNとしてはずば抜けてよい水準です。
応答速度は、その上で、GtoGで最大0.5msです。
ネイティブでも1.7msと、スイッチングはかなりのパネルです。
TNとしては、相当価格が高いのは、こうした技術ゆえでしょう。
一方、すでにみたAsusのFast-TN搭載モデルと同じAUOのパネルサイズですが、輝度と応答速度は、BenQの方が若干ですが弱いです。
HDRも、こちらは非対応です。

色空間は、ただ、DCI-P3のカバー率が95%と高めです。
本機の場合カラーフィルム(ビビッドカラーフィルム)を採用することで、TN特有の黄色み(白身)を帯びる画質劣化を防止する技術を採用します。
テレビ出言うところの「バックライトブーストフィルム」の類の技術かなと思いますが、実際、TNの弱点が1つ「片付いて」います。
視野角は、ただし、同じですが、まあこれは仕方ないでしょう。

画質面での補整機能は、強調する部分は多いです。
「ゲーム」に関わる部分では、残像感軽減のための、DyAc技術(Dynamic Accuracy)を搭載します。
LGの「黒挿入」同じで、バックライト制御で、LEDをオフにして「黒画面」を作る方式です。
方式の限界で利用中の輝度の低下と、フリッカー対策がオフになるなど限界がありますが、効果は結構あります。

一方、24年の改変で、従来のDyAc+技術(Dynamic Accuracy)がDyAc 2 に改善されました。
これにより、モーションブラー(残像)のさらに軽減されるようになっています。
少し、仕組みを書いておきます。

一般的に、PCモニターの場合、バックライトのLEDは直下型配置ではなく、エッジ型であるのが普通です。ストリップ上に配置されるLEDの光を偏光フィルムなどで拡散させて画面全体を明るくしています。
本機もエッジ型です。ただ、光源(backlight strip)を左右2箇所に配置した上で、エリア制御できるようにしています。
テレビで見られる技術の応用に思えますが、実際効果的でしょう。

ゲーム向けの暗部補正(Black eQualizer)・色域強化(Color Vibrance)などの機能を搭載です。
なお、Black eQualizerは、主にゲームの暗部補正用なのでオフにできますが、IPSのコントラストの弱さを補う部分で、普通の映像(映画)にもおそらく使えると思います。
チラツキ対策は、Adaptive-Syncです。
FreeSyncなど各社の上位規格には非対応でです。
旧機だと、FreeSyncとDyAc+技術の共存ができなかったので、その関係で今回省略なのかなと思います。

スタンドは、チルト 左右 高さと調整できます。
とくに高さは、工業用ベアリングを採用することで、スムーズで細かい調整が素早くできる用にしています。
調整幅は、チルト(上35度 下5度)、左右90度と高さ15.5cmです。

接続端子は、HDMI2.1とDisplayPor1.4tです。
規格的に、HDMI2.1でも最大リフレッシュレートが通るため、DP含め全端子対応です。
ただ、い600Hzに対応するためには、ビデオカード側のスペック(、NVIDIA RTX 40シリーズ AMD RX 7000シリーズ)も必要です。
保証期間は、パネルは1年です。

そのほか、S-Switchという、手元操作で、ディスプレイの画質設定が1ボタンで変えられる、有線リモコンも付属です
---
以上、XL2586X+の紹介でした。
同じパネルを利用する、ASUSのROG Swift Pro PG248QPより、ストイックに、E-Sportsに有利な機能を突き詰めた機種に思えます。色域強化も、映像美というより、TNの弱点である視認性の強化のためでしょう。
そうした部分に魅力に感じる方にむく、相当突き詰めたプロ向けに思えました。
ーーー
なお、このシリーズについては、以下のような、下位機、旧機があります。
順番にみておきます。

【24.5インチ】(補足予定)
【2024年発売】XL2566X Plus
7・BenQ ZOWIE XL2566X+
¥117,979 Amazon.co.jp (9/20執筆時)
7・BenQ ZOWIE XL2566X+-JP
¥117,980 楽天市場 (9/20執筆時)
リフレッシュレート:最大400Hz
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:320cd/u
パネル: Fast-TNノングレア
コントラスト比: 1000:1
同期技術:
応答速度:
HDR:
USB給電:
接続端子: HDMI 2.1×3 DP1.4
スタンド:チルト 左右 高さ
VESA: 100mm
スピーカー:
保証期間: 1年(本体は3年)
第1に、 XL2566X+です。
サイズは、24.5インチです。
先ほどの機種より、気持ち大きいですが、下位機です。
リフレッシュレートは、最大で400Hzです。

パネルは、 Fast-TN表記です。
応答速度は、執筆時、全ての方式について非開示です。
おそらくAUOが22年に出した、パネルスペックで、ネイティブ1.4ms(typ)のパネルかと思います。上位機は1.7msでしたので、ここで差があります。
GtoG表記ならば、おそらく0.5msという理解で良いと思います。
ただ、先述のDyAc 2 は装備で、S-Switchもあります。
色域は、P3 76%あたりです。パネルデータからの推測です。
色域が低いのは、先述の色域を強化するフィルムがないからです。
輝度は、320cd/uですので上位機と同じです。
ネイティブパネル(400cd/u)から少し落ちるのは、本機の独自技術の特性からでしょう。
---
結論的にいえば、あまり情報がないのですが、リフレッシュレートほか、応答速度と色域の部分で、上位機とはグレード差があると見て良いです。
ーー

【2024年発売】
8・BenQ ZOWIE XL2546X+
¥95,758 Amazon.co.jp (9/20執筆時)
リフレッシュレート:最大280Hz
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:320cd/u
パネル: Fast-TNノングレア
コントラスト比: 1000:1
同期技術:Adaptive-Sync
応答速度:
HDR:
USB給電:
接続端子: HDMI 2.0×3 DP1.2
スタンド:チルト 左右 高さ
VESA: 100mm
スピーカー:
保証期間: 1年(本体は3年)
第2に、XL2546X+です。
同年発売機ですが、先ほどの機種のさらに下位機です。
リフレッシュレートは、(低くはないものの)280Hzになります。
こちらも、色域を強化するフィルムがないので、DCI-P3のカバー率ほかのデータが未開示です。

パネルは、 本機もFast-TN表記です。
ただ、応答速度面の公開は本機もありません。
スタンドは、こちらも、ベアリングを利用する新方式のスタンドです。
あとの部分は、さきほどの製品と同じです。
---
結論的にいえば、上位機とは性能差もありますが、価格差もかなりありますので、予算によってはで選択肢にできるでしょう。
Fast-IPSに「勝てる」0.5msの応答速度をもちますし、最大240Hzの高リフレッシュレートならば、必要十分にも思います。その上で、DyAc 2 に対応ですし、オリジナリティもあります。
ストイックな(高速)ゲーム用という性質は変わらないので、以前から ZOWIE を利用している方の買換には良いかと思います。
ーーー

【2025年発売】
9・BenQ ZOWIE XL2540X+
¥54,445 Amazon.co.jp (9/20執筆時)
リフレッシュレート:最大280Hz
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:320cd/u
パネル: Fast-TNノングレア
コントラスト比: 1000:1
同期技術:Adaptive-Sync
応答速度:
HDR:
USB給電:
接続端子: HDMI 2.0×3 DP1.2
スタンド:チルト 左右 高さ
VESA: 100mm
スピーカー:
保証期間: 1年(本体は3年)
第3に、XL2546Xです。
同年発売機ですが、先ほどの機種のさらに下位機です。
リフレッシュレートは、280Hzになります。
かなり安いですが、こちらは、DyAc 2、あるいは、DyAcともに不採用です。
となると、アイシールドと、コントローラーほどしか個性はないと言えます。
応答速度は、同社はこのシリーズの情報公開をやめたので、非公開です。
ただ、Fast-TN表記なので、おそらく、1ms(最大0.5m)あたりで、悪いことはないと思います。
---
結論的にいえば、安いですが、上位機を見てしまうと、若干「選びにくい」感じがあります。

【2022年発売】【27インチ】
10・BenQ MOBIUZ EX270M
¥94,660 Amazon.co.jp (9/20執筆時)
リフレッシュレート:最大240Hz
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:400cd/u
パネル: Fast-IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
同期技術: FreeSync Premium
応答速度:1ms (GtoG)
HDR:HDR10
USB給電:
接続端子:HDMI2.0×2 DP1.4
スタンド:チルト 左右 高さ
VESA: 100mm
スピーカー: 2.5W×2+5W
保証期間: 1年(本体は3年)
MOBIUZ EX270Mは、BenQの発売する27インチのゲーミングモニターです。
先ほどの機種に比べると、オーソドックスなモデルです。
モニター解像度は、フルHDで1920×1080です。
リフレッシュレートは、最大240Hzです。

液晶パネルは、IPSです。
応答速度は1msなので、いわゆるFast-IPSです。
色空間は、動画用のDCI-P3は示されず、sRGB99%とだけの表示なので、画質を強化した広色域化タイプのIPSではない普通のものです。
チラツキ対策は、 FreeSync Premiumです。
オーソドックスですし、解説は不要かと思います。
画質面での補整機能は、本機も色の彩度を数値調整できるColor Vibrance を搭載です。
ただ、黒挿入(DyAc+)はつきません。
先述のように、制限があるからだと思いますが、最近搭載しない機種はメーカー問わず増えてきました。

ただ、「映像美」という部分では、HDRiが目立ちます。
本機には、環境光センサーが備わっていて、部屋の照明の明るさほか、照明の色温度も検知して調整します。
それを使って、HDR効果をコンテンツに適して最適化する機能です。
とくに、この機能については、HDRコンテンツ以外(普通のSD画像)についても、同じ処理をするので、普通の映像の輝度表現も向上します(HDRiエミュレート)
テレビではよく見る技術ですが、PCモニターの場合「レア」です。
一方、「目の優しさ」の部分では、この環境光センサーで、を利用して、室内光の照度と、明かりの色温度のに応じて輝度が調整されます。フリッカー対策もあります。
結論的にいえば、環境光センサーが本機のポイントです。それを活かして、機能を強化している部分が良い部分です。

接続端子は、HDMI2.0が2系統に加えてDisplayPort 1.4です。
フルHD機ですので、HDMIでも240Hzの高リフレッシュレート対応です。
ディスプレイスタンドは、前後左右高さ回転に全て対応しです。
チルト角度(上15° 下5°)、左右(30度)、高さ(10cm)と、調整幅は若干狭めですが、必要十分の性能です。
---
以上、BenQのMOBIUZ EX270Mの紹介でした。
高リフレッシュレート機ですが、環境光センサーを利用したHDR処理にむしろ特徴があります。HDRに関わらず画質が強化される部分で、動画を含めたマルチメディア用途には向きます。
ただ、その場合、解像度がフルHDである部分で、物足りないともいえるので、すこしバランスが悪くも感じます。
次回につづく!
フルHDゲーミングモニターのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、フルHDのゲーミングモニターの比較の1回目記事でした。
しかし、記事はまだまだ「続き」ます。

2・フルHDゲーミングモニターの比較 (2)
2-1:ASUS〈台湾〉
2-2:イイヤマ〈日本〉
3・フルHDゲーミングモニターの比較 (3)
3-1:フィリップス〈オランダ〉
3-2:アイオーデータ〈日本〉
3-3:TVS レグザ〈日本〉
4・フルHDゲーミングモニターの比較 (4)
4-1:DELL〈米国〉
4-2:ソニー〈日本〉
4-3:TCL〈中国〉
4-4:レノボ ほか
5・フルHDゲーミングモニターの比較 (5)
5-1:最終的なおすすめの提案【結論】
続く2回目記事(こちら)では、ASUSなどのモニターを引き続きみていきます。
画質の良さ ★★★★★
目疲れしにくさ ★★★★★
スタンドの性能 ★★★★★
応答速度 ★★★★★
リフレッシュレート ★★★★★
品質保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最終回となる結論編(こちら)で、今回紹介した製品を含めて、Atlasのおすすめ機種を提案していきたいと思います。
引き続きよろしくお願いします。
2回目記事は→こちら
ーー
今回の記事がもし皆さんのお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで、話題を共有していただければ嬉しいです。ではでは。
