比較2017'【ゲーム種類別】17機のゲーム用モニターの特長とおすすめ(前編)(7):応答速度1ms・高リフレッシュレート144Hzモニターなど

2017年10月10日

比較2017'【ゲーム種類別】17機のゲーム用モニターの特長とおすすめ(前編)(7):応答速度1ms・高リフレッシュレート144Hzモニターなど

今回レビューする製品:【2017年10月】 ゲームジャンル別人気ゲーミングモニター・ゲーム用PCディスプレイの性能・おすすめ・選び方:「最強モニター」:EIZO FORIS FS2735FORIS FS2434-R ASUS ROG SWIFT PG258Q PG278QR PG279Q BenQ ZOWIE XL2546 XL2540 XL2411Z XL2430 IIYAMA ProLite GB2488HSU-B3 XB2481HSU-B1 I-O DATA LCD-GC271XCVB LCD-RDT272XPB LCD-RDT242XPB K242HLbid EX-LD2071TB EX-LD2381DB ファイナルファンタジーXIV・アクション・FPS・シミュレーション・テキストゲームなどゲーム向けモニターの口コミランキング

今回のお題
ゲームに向いたパソコンモニターのおすすめはどの機種?

 ども、Atlasです。今日はパソコン用モニターの比較です。

 このブログ「モノマニア」では、最新液晶ディスプレイについて全部で9つの記事があります。

第1回・27インチの液晶モニタ
第2回・
24インチの液晶モニタ

第3回・
23インチの液晶モニタ

第4回・
21インチの液晶モニタ
第5回・4K5K解像度の液晶モニタ   
第6回・タッチパネル式モニタ
第7回・ゲーム向けの液晶モニタ
第8回・Mac向けの液晶モニタ
第9回・液晶モニターの選び方とおすすめ 【まとめ】

 このうち、今回は、7番の記事です。

 ゲームをプレイするのに向いたディスプレイ(ゲーミングディスプレイ)について、賢い選び方を説明したいと思います。読者から複数の依頼があったので、書くことにしました。

 いつものように、各機種を比較した後、最後に、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案する形式で書きたいと思います。

ゲームジャンル別のモニターの選び方

 PCモニターでゲームをする場合、最初に考えるべきは「どのようなゲームが好きか?」です。

 以下、いくつかにジャンル分けして、ゲーム用モニターの選び方の基本について解説するところからはじめます。


1・アクション・FPS・スポーツ・レースなど

   

  バトルフィールド
  ¥7,750 Amazon.co.jp (10/9執筆時)

 第1に、パソコン用として発売されているFPSゲーム(ガンシューティング)・レースゲーム・スポーツゲームです。

 これらについては、画面上で激しい動きがあるため、「画面の応答速度が1ms」で、「リフレッシュレート(画面の書換)が144Hz以上」という特長がある「ゲーミングモニター」と呼ばれるジャンルの液晶を選ぶことが必要です。

 具体的なおすすめ製品については、後ほど、紹介していきます。


    

 信長の野望・大志
  ¥8,320 Amazon.co.jp (10/9執筆時)

  

 ファイナルファンタジーXIV
  ¥6,264 Amazon.co.jp (10/9執筆時)

 第2に、パソコン用として発売されているシュミレーションゲーム・RPGなどです。

 このジャンルのゲームについては、高レベルの「応答速度」「リフレッシュレート」は不要です。むしろ、「液晶の品質(画質)」「目の疲れにくさ」を重視し、「IPS液晶採用モニター」を選ぶのがよいです。

第9回・液晶モニターの選び方とおすすめ 【まとめ】

 そうした、モニターは、市場に多くあり、このブログでもこれまで40機種以上紹介してきました。

 しかし、紹介してきた機種が全てゲームに向くか?というと微妙です。ゲーム独自の問題があるからです。

画面の縦横比の問題

 それは、画面の縦横比の問題」です。大抵のゲームは、縦横比16:9を前提にゲームを作っています。

 しかし、例えば、24インチのビジネスモニターに多い1920×1200のモニターは、縦横比16:10です。そのため、スクリーンサイズ表示すると、アスペクト比が崩れ、画面が横伸びし「顔が太って見える」ようになってしまいます。ビデオカード側で「アスペクト比固定」する方法もありますが、「面倒」です。

 結論的に言えば、ゲーム用に選ぶ場合、液晶画面の大きさはどれでも良いので、タテヨコの比率が10:9である、解像度が1920×1080(フルHD)のモニターが良いです。

 詳細なモデルでは、2K解像度4K解像度のモニター16:9の比率ですから、アスペクト比問題は生じません。ただ、解像度に未対応のゲームは視認性が悪いため、現状で考えれば、フルHD1920×1080(縦横比16:9)のモニターが「最も無難な選択肢」です。

 その上で、レースゲームやスポーツゲームなどにも対応させるため、「5ms以上の応答速度」をもつ機種を選ぶと良いでしょう。

 具体的なおすすめ製品は、後ほど紹介してきます。

3・シュミレーション・テキストゲームなど

   

 第3に、静止画中心のテキストゲームゲームです。これは、基本的には、シュミレーションゲーム・RPGと同じ選び方で構いません。

 ただ、その基準に加えて、「文字を見つめるのは意外と疲れる」ので、「目線とモニターを水平に保てる」高性能なモニターアームを採用した製品が良いでしょう。

 加えて、長時間ゲームをする方は、「モニター輝度が十分に落とせる」製品を選ぶのもポイントとなります。なお、「PCゲームを中心に考えているが、ワープロその他でも使いたい」という方にもこれらの指標は重要です。

3・市販のゲーム機ソフト
  

  PS4 FIFA 18
  ¥6,834 Amazon.co.jp (10/9執筆時)

 第4に、家庭用ゲーム機のソフトです。

 この場合、高レベルの「リフレッシュレート」は不要です。なぜなら、ゲーム機側が、高速の画面切替に対応していないからです。ただ、動きのあるジャンルのゲームは、応答速度はある程度あった方が良いでしょう。

ーーー

 というわけで、ジャンル別の選び方の基本を紹介しました。

1・低価格モニター
2・高画質モニター
3・高速対応モニター

 これをふまえて、以下では、次の3つの区分でゲーム用モニターを紹介していくことにします。

 とくに、2番では、「IPS液晶」を採用した高画質モニターを、3番では「応答速度とリフレッシュレートが高い」高速モニターを紹介します。

低価格のゲーム用モニター

 では、ここから、ゲーム用として「デンキヤで売れている機種」を価格の安いものから比較していきたいと思います。

 なお、以下では、おすすめできるポイントを赤字で、イマイチな部分を青字で書いていきます。


  

 【23.6インチ】

 1・IODATA EX-LD2381DB
  ¥13,980 Amazon.co.jp (10/9執筆時)

 【20.7インチ】
 2・IODATA EX-LD2071TB
  ¥11,700 Amazon.co.jp (10/9執筆時)

 リフレッシュレート: 最大75.0Hz
 
解像度:1920×1080
 輝度:250cd/m
 液晶方式: ADSパネル
 コントラスト比: 1000:1
 応答速度:14ms
 倍速液晶: 6.1ms
 接続端子:アナログRGB DVI-D HDMI
 スタンド: チルトのみ【VESA100mm】
 スピーカー: 内蔵(1w×2)
 保証期間: 3年間

 はじめに紹介するのは、IO-DATA社のEX-LD2381DBです。23.6インチの中型のモニターですが、1.5万円を切る価格で人気があります。電気街の専門店では「ゲーム用激安機」として売っていました。

 サイズは、縦55cm×横41cmほどですので、学習机の上に置くにはベストサイズですね。なお、こちらは、「姉妹機」として多少小さな20.7インチのEX-LD2071TBもあります。

 リフレッシュレートは、この機種は最大75Hz(1秒に75回画面を書き換える回数)です。ですから、ファイナルファンタジーやFPSゲームのような高速描画対応ソフトには対応しません。

 応答速度は、14m/秒です。応答速度とは、画面の色変化に要する速度です。こちらは、使用するソフトに依存せず、どのソフトにも関係するスペックです。応答速度が早いほど、遅延が少なくなり、ゲームや動画視聴の上で快適です。ただ、この機種は、14msと非常に遅く、オーバドライブ機能(倍速液晶)を使っても6.1msに止まります。この点で、ゲームに向いたモニターとは言いがたい面があります。

 視野角は、178度と広いです。最近ではじめた、ADS液晶パネルを採用します。こちらは、見やすいIPS液晶の下位モデルで、価格の割に評価は高いです。暗部補整については、取り立てて技術はありません。また、コントラスト比が1000:1と低いのも多少難点でしょう。

 接続端子は、 DVI-DのほかHDMIが付属します。HDMI端子があるので、PCのほかゲーム機もつなげたい場合には有利でしょう。

 ディスプレイスタンドは、「価格なり」の性能です。上下移動はできず、画面の角度を上下に変えられるだけです。

 以上、IO-DATAのEX-LD2381DBの紹介でした。格安なので、自作PCショップでよく見かける国産モニターです。ただ、「ゲーム」という用途で考えた場合、応答速度などの点で、あまりオススメできる機種ではないですね。


  

 【23.8インチ】

 3・IIYAMA ProLite XB2481HSU-B1
  ¥18,804 Amazon.co.jp (10/9執筆時)  

 リフレッシュレート: 最大75.0Hz
 
解像度:1920×1080
 輝度:250cd/m
 液晶方式: VAパネル
 コントラスト比: 3000:1
 応答速度:非公開
 倍速液晶: 4ms
 接続端子:アナログRGB DVI-D HDMI
 スタンド:上下左右高さ回転【VESA100mm】
 スピーカー: 内蔵(1w×2)
 保証期間: 3年間

 つづいて、紹介するのはイイヤマのディスプレイです。日本のディスプレイメーカーとしては古株ですが、現在はマウスコンピュータ傘下です。

 サイズは、23.8インチです。先ほどの機種と同じで、学習机の上に設置するには良い、多少大きめなワイドモデルです。

 リフレッシュレートは、この機種も最大75Hzです。そのため、FPSなどの高速描画対応ゲームで、描画速度を上げたい場合はこれがボトルネックになります。

 応答速度は、通常の値は非公開です。ただし、オーバードライブ利用時で4m/秒です。5msを切っており、低価格機としては優秀な部類です。

 視野角は、178度と広いです。こちらは、中級グレードのVA液晶を採用しますが、AMVA方式というコントラストが高く設定できる新型パネルです。コントラスト比は3000:1高いので、色再現性が良く、この点でゲームにも向いています。

 接続端子は、こちらも、DVI-DのほかHDMIが付属します。HDMI端子があるので、PCのほかゲーム機もつなげたい場合には有利でしょう。

 201607301026.jpg

 ディスプレイスタンドは、イイヤマはかなり高機能です。上下左右の移動や回転が可能です。基本的に、モニターは目とモニターを90度の角度で合わせると疲れにくく、見やすいと言われます。フレキシブルに調整できるこの機種は、長時間プレイするゲーマーには良い選択肢ですね。

 以上、イイヤマのモニターの紹介でした。高性能なスタンドを搭載し、コントラスト比も高い良機種と言えるでしょう。リフレッシュレートを高く設定できない点で、「真のゲーミングモニター」と言えない部分はありますが、ゲーム以外の用途を含めて、総合力は非常に高いモニターです。


 

 4・Acer K242HLbid 【24インチ】
  ¥13,774 Amazon.co.jp (10/9執筆時)

 リフレッシュレート:最大75.0Hz
 
解像度:1920×1080
 輝度:250cd/m
 液晶方式: TNパネル
 コントラスト比:1000:1
 応答速度:非公開
 倍速液晶:5ms
 接続端子: アナログRGB DVI-D HDMI
 スタンド:チルトのみ【VESA100mm】
 スピーカー: 内蔵(1w×2)
 保証期間: 1年間

 こちらは、台湾のACERのモニターです。視野角が狭い代わりに格安のTN液晶を利用したお買得モデルですね。

 サイズは、24インチで、横方向に約57cmと僅かに大きめな格安モニターです。

 ただ、リフレッシュレート・応答速度とも並であり、また、視野角・コントラスト比は、イイヤマのモデルと比しても低いため、性能面で強調する部分は少ないです。ディスプレイスタンドも、固定式で、角度のみ調節可能な仕様です。

 価格的には、IO-DATAとライバルでしょう。ゲーム用と考える場合、応答速度の点ではこちらの方がやや有利液晶の品質ではこちらがやや不利ですね。いずれにしても、(できれば)もうすこし予算をかけた方が良いと思います。

高画質なゲーム用モニター

 続いて、高リフレッシュレート未対応ながら、それなりの応答速度を持ち、画質も良い製品を紹介します。

  

 アクションゲームはやらず、シュミレーションゲーム・テキストゲームなどが「メイン」ならば、このカテゴリがおすすめです。

 ネットワーク上でプレイするRPGの場合もこのグレードの製品のほうが「目が疲れにくい」ため良いと思います。


   

 5・I-O DATA LCD-RDT242XPB
   ¥33,769 Amazon.co.jp (10/9執筆時)

 リフレッシュレート:最大75.0Hz
 
解像度:1920×1080
 輝度:250cd/m
 液晶方式: IPSパネル
 コントラスト比: 1000:1
 応答速度:14ms
 倍速液晶:3.2ms (GtoG)
 接続端子: アナログRGB DVI-D HDMI
 スタンド:チルトのみ【VESA100mm】
 スピーカー: 内蔵(2w×2)
 保証期間: 5年間

 LCD-RDT242XPB、アイオーデータの「ゲーミングモニター」です。同社のモニターでは「高級ライン」になります。

 サイズは、23.8インチです。学習机サイズにも手軽におけるモニターサイズですね。

 リフレッシュレートは、こちらについては、最大75Hzと高速対応しません。

 応答速度は、この機種の場合、オーバードライブ時3.2msと確保されるため、動きのあるゲームもある程度まで得意といえます。

 視野角は、視野角が広く、視認性のよいIPSディスプレイを搭載しているのがこの機種の魅力です。ゲーム用でも、高リフレッシュレートに対応していない「普通のゲーム」ならば、むしろ「目が疲れにくい」こちらの方が使い勝手は良いでしょう。

 コントラスト比は、パネル自体は1000:1と並の水準です。

 201610031345.jpg

 補整機能は、三菱時代からのこの機種の「売り」です。ギガクリアエンジン2という三菱由来の超解像度技術が採用されており、とくに黒つぶれや、ノイズリダクションに強いです。ただ、この側面については、他社の追い上げもあるため、昔に較べると突出してよいというレベルではなくなっている印象ですね。

 接続端子は、こちらも、DVI-DのほかHDMIが付属します。HDMI端子は4つあるので、複数のゲーム機につなげたい場合は有利です。

 ディスプレイスタンドは、三菱時代からあまりよい印象がないのですが、こちらも、上下の角度調整のみ対応で、高さの調節もできません。別売りのモニターアームが欲しくなります。

 以上、アイオーデータのLCD-RDT242XPBの紹介でした。有名なシリーズの後継機ですが、高リフレッシュレートに未対応のため動きの激しいゲームへの対応は標準的です。ただ、IPS液晶を採用するのは大きな魅力です。高リフレッシュレートに対応するようなアクションゲームをやらないならば、性能のバランスがとれた良い製品と言えます。

 また「普段はワープロなどだが、大画面で、時々ゲームをしたい」という場合には向くと言えます。


  

 6・I-O DATA LCD-RDT272XPB【27型】
   ¥47,298 Amazon.co.jp (10/9執筆時)

 リフレッシュレート:最大75.0Hz
 
解像度:1920×1080
 輝度:250cd/m
 液晶方式: IPSパネル
 コントラスト比: 1000:1
 応答速度:14ms
 倍速液晶:3.2ms (GtoG)
 接続端子: アナログRGB DVI-D HDMI×4
 スタンド:チルトのみ【VESA100mm】
 スピーカー: 内蔵(2w×2)
 保証期間: 5年

 LCD-RDT272XPB、アイオーデータの「ゲーミングモニター」です。

 サイズは、27インチです。やや大きめのディスプレイをゲーム用に狙っている場合、価格的にもお勧めできる製品です。

 リフレッシュレートは、こちらについては、最大75Hzと高速対応しません。その点で、アクションゲームにはこちらも向きません。

 こちらも、応答速度は、オーバードライブ時3.2msで、液晶は、IPSディスプレイを搭載補整機能も、三菱由来の超解像度技術を採用するなど、下位機種同様の高スペックを誇ります。接続端子は、こちらも、DVI-DHDMIが4系統付属します。

 ディスプレイスタンドは、上下の角度調整のみ対応です。ただし、【VESA100mm】に対応するため、他社製の高性能アームを取り付けるなどの「改造」は可能でしょう。

 以上、アイオーデータのLCD-RDT272XPBの紹介でした。下位機種同様に、シュミレーションゲームやRPGなどのレベルならば、「視認性のよいIPS液晶を搭載するこの機種が良い」でしょう。画面は大きいですが、フルHDですので、アスペクト比問題が発生しないのもメリットです。


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 7・EIZO FORIS FS2434-R
  ¥37,200 Amazon.co.jp
(10/10執筆時)

 リフレッシュレート:最大61.0Hz
 
解像度:1920×1080
 
輝度:250cd/m2
 液晶の方式:IPS ノングレア
 コントラスト比:1000:1
 応答速度:
 倍速液晶:4.9ms(GTG)
 接続端子: DVI-D、HDMI×2
 スタンド:上下左右高さ【VESA100mm】
 スピーカー:内蔵(0.5w×2)
 保証期間:5年

 FS2434-R は、老舗のディスプレイメーカーEIZOから発売されているゲーム用ディスプレイです。「ゲーム用」と銘打った製品では、10万円以下では唯一の同社製品でしょう。

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 サイズは、23.8インチです。写真のように超狭額で、画面の縁が殆ど無い、オシャレで没入感の得やすいディスプレイです。

 リフレッシュレートは、こちらについては、最大71Hzと高速対応しません。

 応答速度も、オーバードライブ時4.9msと、アイオーデータに比べて多少弱めの水準です。

 視野角は、こちらも視認性のよいIPSディスプレイを搭載します。「目が疲れにくい」良質なディスプレイです。特に映像の場合、液晶の検品と個体差の調整には力を入れており、色ムラの少なさなど品質の良さではとくに定評があります。

 コントラスト比は、パネル自体は1000:1と並の水準です。

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 補整機能は、映像も、高級テレビでも利用される超解像度技術や暗部視認性向上技術である「Smart Insight 2」が採用されます。とくに、映像は「静止画を綺麗にみれる」製品として定評があります。動きの少ないテキスト系のゲームなどとの相性は「折り紙付き」です。また、ワープロや写真を扱う仕事やブラウジングにも向くでしょう。

 接続端子は、こちらも、DVI-DのほかHDMIが2系統付属します。

 ディスプレイスタンドは、三菱時代からあまりよい印象がないのですが、こちらも、上下の角度調整のみ対応で、高さの調節もできません。別売りのモニターアームが欲しくなります。

 モニタースタンドは、EIZOの場合、上下・左右の角度調整及び、モニタースタンドの高さを最大6センチ幅で変えられるスタンドが付属しています。VESA規格に対応しているので、別売りの高性能アームに付け替えることもできます。

 以上、EIZO FORIS FS2434 の紹介でした。ライバルはアイオーデータの製品でしょう。オーバードライブ時の応答速度はアイオーデータが上ですが、スタンドの品質、液晶の検品体制の高さや、静止画に強い画質調整機能は魅力です。

 これをふまえると、RPGやレースゲームなどある程度動きのあるものはアイオーデータが得意ですが、それ以外のシュミレーションゲームやテキストゲームならば、EIZOが良いでしょう。また、ゲームだけでなく、ワープロなど仕事にも使う場合も、こちらが有利ですね。

 他メーカーに較べて検品がしっかりしており、個体差も少ないため、保証も安心の5年間ですので、品質の点でオススメです。


  
 8・I-O DATA LCD-GC271XCVB
  ¥47,648 Amazon.co.jp (10/9執筆時)

 リフレッシュレート:最大144.0Hz
 
解像度:1920×1080
 輝度:400cd/m
 液晶方式: VAパネル
 コントラスト比:3000:1
 応答速度:21ms
 倍速液晶:6ms (GtoG)
 接続端子: DisplayPort×1 HDMI×2
 スタンド:上下・高さ【VESA100mm】
 スピーカー: なし
 保証期間: 5年間

 LCD-GC271XCVB、アイオーデータが2017年に発売した新しいGigaCrystaシリーズのゲーミングモニターです。

 サイズは、27インチです。また、この機種は写真では分かりにくいですが、湾曲液晶ディスプレイを採用します。これは、LGの特許技術です。

 リフレッシュレート最大144Hzとなります。その点で言えば、「高画質機」ではなくて、「高リフレッシュレート機」と紹介するべき機種でもあります。

 応答速度は、しかし、さほど突き詰めておらず、オーバードライブ(AMA 倍速液晶)利用時で6msです。高リフレッシュレート対応機種として紹介しなかったのはこのためで、向くのはRPGレベルまでで、ガンシューティングなどのアクションゲームにはやや不向きでしょう。

 視野角は、TN液晶を利用するため、多少狭いですね。これは、他社と同じでどうしようもない部分です。

 コントラスト比は、VA液晶のため、3000:1と高めです。

 補整機能は、の機種もギガクリアエンジン2という三菱由来の超解像度技術が採用されており、とくに黒つぶれや、ノイズリダクションに強いです。

 接続端子は、 DisplayPortHDMIが付属します。HDMI端子は2つあります。

 ディスプレイスタンドは、こちらも角度調整のみ対応で、高さの調節ができません。別売りのモニターアームを購入したいですね。

 以上、アイオーデータのLCD-GC271XCVBの紹介でした。没入感のある湾曲液晶ディスプレイを採用するのが魅力です。画面の隅から隅まで注意する必要のあるゲームには向くと思います。「目の疲れにくさ」ではIPS液晶にやや及ばないとは言え、コントラスト比も高さは、ゲームコンテンツでの利用は向くでしょう

高リフレッシュレート対応ゲーミングモニター

 

 続いては、144Hz以上のリフレッシュレートが出せる、Eスポーツ用と言えるゲーミングモニターを紹介してきます。


   

 【24インチ】

 9・IIYAMA ProLite GB2488HSU-B3
  ¥37,347 Amazon.co.jp (10/9執筆時)
   

 リフレッシュレート:最大144.0Hz
 
解像度:1920×1080
 輝度:350cd/m
 液晶方式: TNパネル
 コントラスト比: 1000:1
 応答速度:5ms
 倍速液晶:1ms
 接続端子: DVI-D DP×1 HDMIコネクタ ×2
 スタンド:上下左右高さ回転【VESA100mm】
 スピーカー: 内蔵(3w×2)
 保証期間: 3年間

 GB2488HSU-B2、イイヤマの「ゲーミングディスプレイ」です。メーカーが「ゲーム用」と明言する機種としては、格安と言える製品です。

 サイズは、24インチです。机の上の設置に向いたワイドタイプのディスプレイです。

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 リフレッシュレートは、この機種から、最大144Hzです。絵の書き換え速度が速いため、対応するゲーム・ソフトの場合、残像感が大幅に軽減されます。現在の標準では、このレートをクリアしている機種を「ゲーミングモニター」と言うようです。

 応答速度は、オーバードライブ時、1msと現状では最も高速なスペックです。高いリフレッシュレートと合わせて、「ゲーム向き」な仕様です

 視野角は、TN液晶を利用するため、多少狭く、170度です。TN液晶は、応答速度・リフレッシュレートが出しやすいため、ゲーム用としてよく用いられます。IPS液晶などに較べると、静止画などの液晶の見やすさは劣るのですが、ゲームについてはその特性から「向いている」液晶タイプです。ただ、視野角の狭さは、なるべく正面から見るようにすれば、ゲームの場合、問題ありません。

 コントラスト比は、パネル自体は1000:1とさほど高くありません。

 補整機能は、このグレードの機種の場合、ソフト的な補整が充実しています。スポーツゲームモード、シューティングゲームモード、シミュレーションゲームモードなどの各種自動調整機能や、黒つぶれに対処できるBlackTuner調整など、価格なりに高機能です。輝度も350cd/mと高いため、映画のような高解像度のゲームでも力を発揮するでしょう。


 201607301112.jpg

 また、テキストゲームに向く、文字の輪郭補正など、面白い機能は色々搭載されます。また、対応するビデオカードが必要ですが、AMD FreeSyncテクノロジーにも対応します。

 接続端子は、こちらも、DVI-D・HDMI・DisplayPortが付属します。

 201607301026.jpg

 ディスプレイスタンドは、イイヤマらしく、柔軟性に富む仕様です。先ほども書きましたが、モニターと目線の高さ・角度を合わせることが、長時間プレイ時の疲れ目の低減には重要です。このモニターは、その点で優れます。

 以上、イイヤマのゲーミングモニターの紹介でした。多少価格は高いですが、ゲームに向いた諸機能が網羅されており、お買得感は高いです。ゲーム中心に考えた場合、最も良い選択肢の1つでしょう。


 

 10・BenQ ZOWIE XL2430
  ¥42,800 Amazon.co.jp (10/9執筆時)

 リフレッシュレート:最大144.0Hz
 
解像度:1920×1080
 輝度:350cd/m
 液晶方式: TNパネル
 コントラスト比: 1000:1
 応答速度:
 倍速液晶:1ms (GtoG)
 接続端子: DVI-D DP×1 HDMI ×2
 スタンド:上下・高さ【VESA100mm】
 スピーカー:なし
 保証期間: 3年間

 XL2430、台湾のBenQの発売するゲーミングモニターです。

 サイズは、ゲーム用として一般的な24インチです。

 リフレッシュレートは、最大144Hzです。やはり対応するゲーム・ソフトの場合、残像感が大幅に軽減されます

 応答速度は、オーバードライブ(AMA 倍速液晶)利用時で1msと高速です。

 視野角は、TN液晶を利用するため、多少狭いですね。これは、他社と同じでどうしようもない部分です。

 コントラスト比は、パネル自体は1000:1とさほど高くありません。

 201607301126.jpg

 補整機能は、黒つぶれを防ぐBlack eQualizerや、文字の輪郭をはっきりさせる超解像度各種ゲームモードの搭載はイイヤマと同じです。一方、独自機能としては、輪郭ブレを軽減するブレ削減モードは、とくに評判が良いです。また、BenQは、FPSゲームとの連携にとくに力を入れており、元プロゲーマーの設定するFPSモードが搭載されていたり、マウスの応答性を高めるインスタントモードが搭載されます。

 接続端子は、こちらも、DVI-DのほかHDMIが付属します。HDMI端子があるので、PCのほかゲーム機もつなげたい場合には有利でしょう。なお、高リフレッシュレートに対応する場合は、DVI-DかDisplayPortを選ぶ必要があります。

 201607301132.jpg

 ディスプレイスタンドは、イイヤマ同様に高機能です。また、イイヤマに較べるとゲームに特化した仕様です。高さや角度の調節ができるほか、ヘッドホンフックが付属します。台座も大きめで、キーボードなどの入力振動でモニターがずれないような配慮が成されます。

 以上、BenQゲーミングモニターの紹介でした。事実上のイイヤマのGB2488HSU-B2のライバル機種です。両者を比較すれば、補正性能やディスプレイスタンドなどの点で、より、ゲームに特化された仕様です。ゲーム専用機として購入する場合は、比較優位がありそうです。

ーーー

 

 11・BenQ XL2411Z 【24インチ】
  ¥29,800 Amazon.co.jp (10/9執筆時)

 なお、BenQ には、XL2411Zというリフレッシュレート最大144Hz対応の廉価版の24インチモニターもあります。

 ただ、こちらは、旧式のディスプレイスタンドです。使い勝手がよく、安定感のあるスタンドはBenQの「最大の売り」の1つなので、こちらはあまりオススメできません。


  

 12・BenQ ZOWIE XL2540 【Dyac未搭載】
  ¥59,800 Amazon.co.jp (10/9執筆時)

 リフレッシュレート:最大240.0Hz
 
解像度:1920×1080
 輝度:400cd/m
 液晶方式: TNパネル
 コントラスト比: 1000:1
 応答速度:
 倍速液晶:1ms (GtoG)
 接続端子: DVI-D DP×1 HDMI ×2
 スタンド:上下・高さ【VESA100mm】
 スピーカー: なし
 保証期間: 3年間

 XL2540、台湾のBenQの発売するゲーミングモニターの上位機です。形状としては、没入感を高めるためのアイシールドを左右に装備した製品です。

 サイズは、24.5インチです。変則的なサイズですが、1920 x 1080となるため、アスペクト比問題は生じないでしょう。

 リフレッシュレートは、最大240.0Hzとさらに高く設定できます。この価格でこのレートは貴重で、画面のなめらかさはより上位でしょう。

 このほかの部分は、応答速度視野角コントラスト比・ディスプレイスタンドなど、下位機種に仕様は準じます。

 接続端子は、DVIHDMIが2系統に加えてDisplayPortです。なお、高リフレッシュレートに対応する場合は、DVI-DかDPを選ぶ必要があります。

 以上、BenQゲーミングモニターXL2540の紹介でした。高リフレッシュレート対応が魅力の機種です。ただ、ここまでのリフレッシュレートは対応するビデオカードも限られるため、相当本格的にEスポーツなどに取り込む人以外は不要そうです。

ーーー

  

 13・BenQ ZOWIE XL2546 【Dyac搭載】
  ¥64,800 Amazon.co.jp (10/9執筆時)

 なお、この機種には、XL2546という上位機があります。

 こちらは、 DyacというBenQ独自の明瞭性向上技術が加わっています。詳細な仕組みは非公開ですが、オーバードライブ(倍速液晶)の改良と、画像の間の「黒挿入」に関わる技術のようです(黒挿入の効果についてはこちら)。表示遅延が起こらないギリギリのレベルで補完しているようです。

 この技術はBenQの「売り」の1つであり、Eスポーツ用としてはより高度でしょう。

後編につづく!
ゲームに向いたモニターのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、ゲーム用のパソコンモニターの比較でした。

   

 14・ASUS ROG SWIFT PG279Q
  ¥110,671 Amazon.co.jp (10/9執筆時)

 15・ASUS ROG SWIFT PG278QR
  ¥89,937 Amazon.co.jp (10/9執筆時)

 16・ASUS ROG SWIFT PG258Q
  ¥79,504 Amazon.co.jp (10/9執筆時)

 17・EIZO FORIS FS2735【27インチ】
  ¥122,323 Amazon.co.jp (10/9執筆時)   

 続き後編記事(こちら)では、前半に紹介しきれなかった機種をさらに紹介します。

 その上で、今回紹介した製品を含めて、ゲームのジャンル別に、Atlasのおすすめ機種を提案していきたいと思います。

 引き続きよろしくお願いします。

 後編は→こちら

ーー

 なお、前編記事が皆さんのお役に立ったようならば、以下のSNSなどで共有して頂ければ嬉しいです。

posted by Atlas at 18:27 | Comment(0) | PC用液晶モニター

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