今回のお題
T-falのフライパン・鍋のおすすめセットはどう選ぶ?
どもAtlasです。
今回は、2022年7月現在、最新のT-Fal「インジニオ・ネオ」の比較の、3回目記事です。
1・インジニオネオの比較 (1)
1-1:アルミ〈ガス用〉
1-2:アルミ〈ガス・IH兼用〉
2・インジニオネオの比較 (2)
2-1:ステンレス
2-2:ホーロー
3-3:直営店モデル
3・インジニオネオの比較 (3)
3-1:単品の鍋・フライパン
3-2:アクセサリー類
3-3:最終的なおすすめ機種の提案
ここまでの2回の記事では、ノンスティック加工(フッ素加工)がなされた、インジニオネオの「セット品」を50製品以上比較しました。
今回の3回目記事では、追加購入したい方のために、単品で販売されている各製品を紹介します。
その上で、最後の結論として、単品やお買得なセット商品を買う場合、どの機種がおすすめなのか?について、Atlasのおすすめセットを提案していきます。
ーー
なお、「インジニオ・ネオの選び方の基本」については、1回目記事の冒頭(こちら)で紹介しています。
検索エンジンからいらした方で、お時間があれば、そちらからお読みいただけると、より、分かりやすいかと思います。
よろしくお願いします。
3-1・単品で販売されるインジニオネオ
はじめに、インジニオネオの単品販売モデルを紹介します。
なお、今回「セット品」で紹介した色が、単品で全色ともあるわけではないです。
限られたモデルだけの単品販売です。価格的にも、セットで買うほうがお買得です。
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ただし、例えば、「セットにこのサイズがない」、「フライパンだけは軽量なガス火用」など、カスタマイズしたい場合には、検討できます。
【2021年9月発売】
【フライパン22cm】
1・ ロイヤルブルー・インテンス L43703
2・ヴィンテージボルドー・インテンス L43903
¥2,600 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
【フライパン26cm】
3・ ロイヤルブルー・インテンス L43705
4・ヴィンテージボルドー・インテンス L43905
¥3,271 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
【フライパン28cm】
5・ ロイヤルブルー・インテンス L43706
6・ヴィンテージボルドー・インテンス L43906
¥2,918 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
はじめに、ガス専用モデルの「インジニオネオ・単品販売モデル」です。
外装が青系の ロイヤルブルー・インテンス と、茶系のヴィンテージボルドー・インテンスならば、単品でも手に入ります。
朝ご飯や1人用に向いた22cmの小型のプライパン、標準的な26cmのフライパン、大きめで大量調理にむく28cmのフライパンがラインナップされます。
なお、T-Falの場合、フライパンや鍋のサイズは「内寸表記」です。
「外径寸法」は、2cmほどプラスです。【パナソニックの小型食器洗い機の比較記事】で書いたように、内寸26cmならば、同社の小型モデルでも洗えます。
【ウォックパン26cm】
7・ ロイヤルブルー・インテンス L43777
8・ヴィンテージボルドー・インテンス L43919
¥3,391 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
【ウォックパン28cm】
9・ロイヤルブルー・インテンス L43719
10・ヴィンテージボルドー・インテンス L43919
¥3,673 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
その他、中華鍋のように深底のウォックパン(炒め鍋)が2サイズあります。
ウォックパンは、Atlasも26cmサイズを愛用していますが、軽量で使いやすいです。
フライパン類は、同社5位のチタンインテンスが採用されます。
耐久性だけで言うと、同社のコーティングランクからすれば、中位です。
ただ、フィニッシュ層近くのコートが厚く、チタン層が表面近くにあるため、(壊れるまでという意味ではなく)、当初のすべりの持続性は、順位が示すより高いといえます。
3位の「チタンプレミア」は、少なくとも上回る水準と言ってよいでしょう。
重量は、ガス火専用モデルなので、IH兼用モデルに較べてかなり軽量です。
例えば26cmのフライパンでガス火用は約600gですが、IH兼用だと約900gです。
ある程度重さがあった方が振りやすい部分もありますが、できるだけ軽いフライパンを探している方は、単品で本機を押さえても良いでしょう。
【ソースパン16cm】
11・ ロイヤルブルー・インテンス L43728
¥2,700 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
【ソースパン20cm】
12・ ロイヤルブルー・インテンス L43730
¥3,381 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
【エッグロースター18cm】
13・ ロイヤルブルー・インテンス L43718
14・ヴィンテージボルドー・インテンス L43918
¥3,240 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
鍋は、6位の「チタン」です。
フライパンほど強靱である必要性はないですから、用途的に問題ないでしょう。
エッグロースターとソースパンが1サイズずつあります。
【2021年9月登場】
【フライパン22cm】
15・IHルージュ・アンリミテッド L38303
15・IHマロンブラウン・アンリミテッド L38503
¥4,100 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
【フライパン26cm】
16・IHルージュ・アンリミテッド L38305
16・IHマロンブラウン・アンリミテッド L38505
¥4,500 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
【フライパン28cm】
17・ IHルージュ・アンリミテッド L38306
17・IHマロンブラウン・アンリミテッド L38506
¥4,845 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
続いて、IH・ガス兼用モデルです。
こちらも、2021年9月に、新機種(アンリミテッド)に更新されました。
こちらの場合、外装が赤系の IHルージュ・アンリミテッドと、茶系の・IHマロンブラウン・アンリミテッドの単品販売があります。
重さは、先述のように、IH対応のため、そこ面にステンレスの張り地があるので、ガス火モデルより300g重くなります。
ただ、一般的なフライパン並の重さですし、これくらいの重量は問題ありません。
フライパンは、新開発となる、同社1位のチタンアンリミテッドコーティングです。
フィニッシュ層の近くの部分の改良があり、当初のすべりの良さが長続きします。
全体の耐久性も6倍に向上しており、同社の製品では、もっとも堅牢です。
たというのは、良い改良と言えます。
【ウォックパン26cm】
18・ IHルージュ・アンリミテッド L38377
19・IHマロンブラウン・アンリミテッド L38577
¥4,750 楽天市場 (7/2執筆時)
発売時、Atlasはこのグレードの26cmのウォックパンを新調しました。
かなり堅牢ですし、深底で油が飛び散りにくいので、キッチンの「主戦力」として便利に使っています。
【ソースパン16cm】
20・ IHルージュ・アンリミテッド L38328
¥4,000 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
【ソースパン20cm】
21・ IHルージュ・アンリミテッドL38330
¥4,600 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
【エッグロースター18cm】
22・ IHルージュ・アンリミテッド L85918
22・IHマロンブラウン・アンリミテッド L86018
¥3,800 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
鍋は、5位の「チタンインテンス」です。
エッグロースターは、すべりを重視した、4位のチタンフォースコーティングです。
【2016年発売】(在庫限り)
【フライパン22cm】
23・IHルビー・エクセレンス L66303
23・IHブルゴーニュ・エクセレンス L66603
¥5,980 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
【フライパン26cm】
24・IHルビー・エクセレンス L66305
24・IHブルゴーニュ・エクセレンス L66605
¥5,980 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
【フライパン28cm】
25・IHルビー・エクセレンス L66306
25・IHブルゴーニュ・エクセレンス L66606
¥5,241 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
なお、IH兼用については、旧モデルの単品が少しだけ残ります。
コーティングは、フライパンは、2位のチタンエクセレンスが採用されます。
新機種に比べて、耐久性が半分です。また、フィニッシュ層の構造が異なるので、当初のすべりの良さの持続性も短いでしょう。
さらに、IHディスクの部分が新機種より狭いので、発熱効率は新機種のが少し良さそうです。
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結論的にいえば、現状の値段差からすれば、IH兼用については、先ほどみた新しい、アンリミテッドシリーズを選ぶのが良いでしょう。
【ソースパン 20cm】
26・IHルビー・エクセレンス L66330
27・IHブルゴーニュ・エクセレンス L66630
¥7,881 Amazon.co.jp (1/3執筆時)
【ソースパン 16cm】
28・IHルビー・エクセレンス L69328
¥5,980 Amazon.co.jp (1/3執筆時)
ソースパンは、同社6位のチタンエクストラコーティングです。
やはり新機種(アンリミテッド)のほうがコーティングが良いので、選ぶならばそちらでしょう。
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以上、現状で手に入る、「単品販売モデル」の紹介でした。
インジニオ・ネオは、セット販売でしか手に入らない鍋・フライパンが多いです。
3-2・インジニオネオの付属品
つづいて、インジニオネオをセットで買う場合に、フライパンや鍋以外に入っている付属品を解説します。
【各色】
T-fal インジニオ・ネオ 専用ハンドル
¥2,581〜 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
フィグ・ブラウン L99358
モカ: L99345
スカーレット:L99353
グロッシーブラック: L99357
第1に「ハンドル」です。
T-Falの場合、ハンドルはどれも共通仕様です。
色はどれでもOKです。
ただ、(限定版を除く)通常製品に付属するのは「フィグブラウン」で、人気のあるのは「グロッシーブラック」です。
いずれも落ち着いた色目です。
ティファール ハンドル プレミアム L99350
¥3,036 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
18ステンレス仕様で「ちょいグレード上」のものはありますが、構造は同じです。
ステンレス系の製品には特に合います。
いずれにしても、ほとんどのセットでは「ハンドルは1つだけ付属」ですので、もう1つ購入しておくと便利です。
【16cm〜28cm】
バタフライガラスぶた
¥980〜 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
16cm:L99361
18cm:L99362
20cm:L99363
22cm:L99364
24cm:L99365
26cm:L99366
28cm:L99367
第2に、「バタフライガラスぶた」です。
インジニオは、つまみの部分が折りたためる「バタフライタイプ」がデフォルトです。
サイズは、16cm〜28cmまで、2cm刻みで用意されます。
ハンドル付けた状態でもしっかり被さるように、専用設計された製品です。
もちろん、鍋を単品で購入される場合は、ふたは別売りです。しかし、セット商品にはたいてい、1つこのふたが付いています。
250度までの耐熱性があるので、煮込んでいる最中に付けっぱなしでもOKです。
【16cm〜20cm】
シールリッド
¥676〜 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
16cm:L99324
18cm: L99326
20cm:L993287/2執筆時
第3に、鍋用の樹脂製のふた(シールリッド)です。
こちらは、調理したものを長期間保存するためのふたです。ある程度密閉ができるものです。
サイズは、16cm・18cm・20cmがラインナップされます。
今回の結論
インジニオ・ネオのおすすめは結論的にこちら!
と言うわけで、今回は、T-Falの「ハンドルのとれる」インジニオネオの比較でした。
最後に、いつものように、目的別・予算別にAtlasのおすすめ製品を提案しておきます。
第1に、ガス火ユーザーで、軽さを重視して選ぼうと考えている方におすすめなのは、
【2021年9月登場】
【セット6】
【ブルー】
7・ロイヤルブルー・インテンス L43790
¥9,582 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
【ブラウン】
8・ヴィンテージボルドー・インテンス L43990
¥9,330 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
【ブラック】
9・ハードチタニウム・インテンス L43890
¥9,800 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
フライパン:22cm 26cm
ソースパン:18cm
ガラスぶた:18cm
シールリッド:18cm
専用ハンドル 1本
セット構成 ★★★★★
耐久性 ★★★★★
汚れにくさ ★★★★★
軽量性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
【セット9】
【ブルー】
10・ロイヤルブルー・インテンス L43792
¥10,426 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
【ブラウン】
11・ヴィンテージボルドー・インテンス L43991
¥11,900 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
【ブラック】
12・ハードチタニウム・インテンス L43891
¥11,067 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
フライパン:26cm
ウォックパン:26cm
ソースパン:16cm 20cm
ガラスぶた:16cm 20cm
シールリッド:16cm 20cm
専用ハンドル:1 本
セット構成 ★★★★★★
耐久性 ★★★★★
汚れにくさ ★★★★★
軽量性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
【セット10】
【ブルー】
13・ロイヤルブルー・インテンス L43791
¥12,764 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
【ブラウン】
14・ヴィンテージボルドー・インテンス L43992
¥12,271 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
フライパン:22 28cm
ウォックパン:28cm
ソースパン:18cm 20cm
ガラスぶた:18cm 20cm
シールリッド:18cm 20cm
専用ハンドル:1 本
セット構成 ★★★★★★★
耐久性 ★★★★★
汚れにくさ ★★★★★
軽量性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★★
鍋やフライパンが軽量で使いやすい、インテンスシリーズをオススメします。
冒頭書いたように、底面の張り地がない分、26cmのフライパンで言えば約600gと、同じサイズのIH兼用モデルより300gほど軽いですから。
コーティングは、フライパンは、同社5位のチタンインテンスが、鍋は、同社6位の「チタン」が使われます。
いずれも、ガス火用として十分強力であり、他社の格安フッ素加工パンよりも、だいぶ長く使えます。
セット構成は、3種類あります。
1人暮らし初心者の方や、あまり物を増やしたくない方は、セット6です。
料理好きでトータルで揃えたいならば、セット9以上でしょう。
個人的には、カレーなどの煮込みから、炒め物までマルチに便利なT-Falのウォックパンが好きなので、キッチンスペースさえ許すならば、あって良いかなと思います。
オススメできます。
本体色は、青系のロイヤルブルー・インテンスか、茶系のヴィンテージボルドー・インテンスならば、単品販売もあります。
後から買っても、キッチンの「トータルコーディネート」が可能です。
それ以外は、単品販売がないのが注意点です。しかし、(まあ)そこまで気にしなくても良いでしょう。
先ほど説明したように「単品のフライパン・鍋」はやや割高価格ですので、駄目になったらまたセットで買い直すの感じで良いかと思います。
【各色】
T-fal インジニオ・ネオ 専用ハンドル
¥2,581〜 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
ただし、「とって」が1本だけ付属というのはやや不便かもしれません。
別売りの「ハンドル」を1本購入しても良いでしょう。
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【セット6】Amazon限定(ネット限定)
【ブラウン系】
15・フレンチロースト L16690
¥9,189 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
フライパン:22cm 26cm
ソースパン:18cm
ガラスぶた:18cm 26cm
シールリッド:
専用ハンドル 1本
セット構成 ★★★★★
耐久性 ★★★★★
汚れにくさ ★★★★★
軽量性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
一方、セット6には、構成の異なるフレンチローストも選べます。
密閉するシールリッドが付きませんが、26cmのガラスふたが付きます。
【26cm】
バタフライガラスぶた
¥2,518〜 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
例えば、餃子を焼く場合ほか、フライパン用ふたは使用頻度が多いです。
別に買うと結構高いですし、こちらを選ぶのも手でしょう。
ティファールの「とって」に合わせた切り込みがありますし、他社製品より、だいぶ使いやすいです。
第2に、IH調理器のご家庭のかた、また、ガス火でも耐久性を重視したいかたには、
【セット6】
【レッド】
39・IHルージュ・アンリミテッド L38391
¥10,876 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
【ブラウン】
40・IHマロンブラウン・アンリミテッド L38593
¥11,664 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
【ブラック】
41・IHハードチタニウム・アンリミテッド L38991
¥11,599 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
フライパン:22cm 26cm
ソースパン:18cm
ガラスぶた:18cm
シールリッド:18cm
専用ハンドル:1本
セット構成 ★★★★★
耐久性 ★★★★★★
汚れにくさ ★★★★★★
軽量性 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★★
【セット8】Amazon限定色
42・IHブルーマーキー・アンリミテッド L77998
¥14,281 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
フライパン:22cm 26cm
ソースパン:16cm 20cm
ガラスぶた:16cm 20cm
シールリッド:
専用ハンドル:2本
セット構成 ★★★★★★
耐久性 ★★★★★★
汚れにくさ ★★★★★★
軽量性 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★★
【セット9】
【レッド】
43・IHルージュ・アンリミテッド L38392
¥13,407 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
【ブラウン】
44・IHマロンブラウン・アンリミテッド L38591
¥13,764 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
フライパン:22cm 26cm
ソースパン:16cm 20cm
ガラスぶた:16cm 20cm
シールリッド:16cm 20cm
専用ハンドル:1本
セット構成 ★★★★★★
耐久性 ★★★★★★
汚れにくさ ★★★★★★
軽量性 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★★
IH・ガス兼用モデルの最高峰モデルとして2021年秋に登場した、アンリミテッドでしょう。
本体色は、どちらでも良いかと思います。
インジニオネオは、とってを外して、オーブン調理に使う方もいるため、そういった場合は、外装の色を一定程度気にしても良い調理器具です。
限定モデルは、色が薄めで注意した方が良いものもあります。
しかし、IHルージュ・アンリミテッド(赤)・IHマロンブラウン・アンリミテッド (茶)IHハードチタニウム・アンリミテッド(黒)ともに、色が深めですから、どちらでも良いかと思います。
セット構成は、2人暮らし程度までならセット6、料理好きの方や、大人数世帯はセット9が便利でしょう。
一方、セット8は、(密閉用)シールリッドの代わりにハンドルが2本です。
Atlasは、初めて買われる方には、(確実に利便性が向上するので)ハンドルを別に1本買うことをオススメしています。
最初から2本付いているこの構成は、(色の好みが合えば)かなり良いかと思います。
コーティングは、フライパンには、同社1位のチタンアンリミテッドが、鍋には、4位のチタン・インテンスが使われます。
とくに、フライパンは、耐久性が従来のIH式最上位機よりも、大幅に強化されました。
フィニッシュ層の1層目に「ハードクリスタル素材」を使うので、単純に「長く使える」という意味でなく、当初の「すべり」が長持ちしやすいと言えます。
かなり良い進化です。
なお、Atlasは、(従来の)チタンエクセレンスも、(新しい)チタンアンリミテッドも両方所有します。
しかし、使い出しの3ヶ月間だけでも、従来機との差を感じています。この点で言えば、既存ユーザーが、これを機会に買い替える意味は大きいかと思います。
ガス火ユーザーも、本機のコーティングは圧倒的に強いので、耐久性を重視したい方は、こちらを選んでください。
ただし、フライパン・鍋ともに、ガス専用モデルより重いです。
他社モデルと較べると標準的な重さですが、既存ユーザーで、ガス火用の軽い振り心地に慣れている方は、注意してください。
そのほか、IH式は、張り地のぶん底面が厚底なので、蓄熱性も少し高いです。ソースパンなどで煮込みなどを作ろうというガス火ユーザーにも、オススメできます。
T-fal インジニオ・ネオ 専用ハンドル
¥2,581〜 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
先述のように、ハンドルが1本のモデルは、予備があっても良いでしょう。
【26cm】
バタフライガラスぶた
¥2,518 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
また、このシリーズは、(なぜか)大きいフライパン用のガラスふたが付かないので、余裕があればそろえても良いでしょう。
もちろん、お持ちのものを試して違和感があったら、という感じでOKです。
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【セット6】Amazon限定モデル
43・IHシルクグレー・エクセレンス L65290
¥10,980 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
フライパン:22cm 26cm
ソースパン:18cm
ガラスぶた:18cm 26cm
専用ハンドル:1本
セット構成 ★★★★★
耐久性 ★★★★★
汚れにくさ ★★★★☆
軽量性 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
【セット8】Amazon限定モデル
44・IHシルクグレー・エクセレンス L65291
¥12,980 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
フライパン:22cm 26cm
ソースパン:16cm 20cm
ガラスぶた:18cm 20cm 26cm
専用ハンドル:1 本
セット構成 ★★★★★★
耐久性 ★★★★★
汚れにくさ ★★★★☆
軽量性 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
【セット8】Amazon限定モデル
45・IHウォールナット・エクセレンス L65391
¥12,980 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
フライパン:22cm 26cm
ソースパン:16cm 20cm
ガラスぶた:18cm 20cm
専用ハンドル:2本
セット構成 ★★★★★★
耐久性 ★★★★★
汚れにくさ ★★★★★
軽量性 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
一方、本編で書いたように、IH兼用モデルは、旧機種(エクセレンスシリーズ)が残ります。
コーティングは、フライパンは、2位のチタンエクセレンス、鍋は、7位のチタンエクストラです。
執筆時はアンリミテッドシリーズと価格差がなく、コーティングも1ランク低いので、執筆時の値段差では「選びにくい」といえます。
ただ、なにかしらの「セール」などで、1万円前後になるほどに「安い」場合は、(下位機種として)十分に選択肢にできます。
とくに、ハンドルが2本付く、Amazon限定モデルは単品価格をふまえると、お得感は高いでしょう。
補足1:今回の関連記事の紹介
というわけで、今回は、T-Falのソースパンやフライパンの比較でした。
1・インジニオ・ネオのセット【T-Fal】
2・取っ手の取れるフライパン【他社】
なお、今回紹介した紹介した製品セットは「1万円以下」がありませんでした。
T-Falにはないですが、他社からはいくつか展開があります。
コーティングなどは歴然の差があるので、できればT-Falが良いと思います。しかし、初めての1人暮らしなどで、予算が限られている方は、検討しても良いでしょう。
2回目記事となる【全社の取っての取れるフライパンセットの比較記事】をご覧ください
補足2:キッチンツールの比較
そ最後に、「キッチンツール」についての補足です。
ティファール製品で「トータルコーディネート」を考えている方にむけて、T-Falの鍋・フライパンと同じ「インジニオブランド」の、キッチンツールを紹介します。
「インジニオ」と名前の付くキッチンツールは、複数あります。
インジニオ おたま K21301
インジニオ レードル K21325
¥681〜 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
熱への耐久性 ★★★★☆
傷つけにくさ ★★★★★
使用感 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
第1に、「インジニオ」シリーズです。
素材は、ヘッドはナイロン、 持ち手はABS樹脂で、一般的には「プラスチック」とみられるものです。
耐熱温度は、約220度です。
銅素材の他社より耐熱温度は高いのですが、他素材のものに比べると、少し「課題」です。
ほおっておくと「溶ける」ことがあり、Atlasも何度か「やらかした」ことがあります…。
傷つけにくさは、レベルが高いです。
基本的にフッ素樹脂加工がなされたパンと相性が良いので、実際多くのかたが選ぶと言えます。
---
結論的にいえば、バランスが良いため、とくにこだわりがないならば、このシリーズが良いでしょう。
デザイン的なコーディネート感も高いですし、ツールの点数も多いです。
・インジニオ プロフレックス
¥999〜 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
熱への耐久性 ★★★★★
傷つけにくさ ★★★★★
使用感 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
第2に「インジニオ・プロフレックス」シリーズです。
シリコン製の調理器具です。構成点数は少ないですが、面白い製品です。
耐熱温度は、約250度です。
「プラスチック」製より高く、この素材の美点と言えます。
傷つけにくさは、レベルが高いです。
耐熱素材のシリコンは、熱耐久性が高く、変形しにくいメリット性があります。
その上で「フライパンに優しい」ので、これだけ使っていれば、「コーティングが長持ち」するでしょう。
一方、シリコンは、軟性素材なので、ハード系の調理器具と使用感が違います。一方、もうひとつの課題である、「ニオイ移りの問題」については、プラチナシリコン配合で一定の配慮があります。
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結論的にいえば、食洗機を利用する方については、ニオイの問題も生じにくいでしょうし、このタイプを一度ためすのも良いでしょう。
・インジニオ ステンレススチール
¥702〜 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
熱への耐久性 ★★★★★★
傷つけにくさ ★★★☆☆
使用感 ★★★★★★
総合評価 ★★★★★
第3に「インジニオ・ステンレススチール」シリーズです。
昔ながらの素材で、格好も良くキッチン映えします。
耐熱温度は、(実質的に)無制限です。
ただし、ハンドルはABS樹脂で約100度、ストッパー(引っかける部分)はシリコン製で230度なので、溶けないわけでもないです。
傷つけにくさは、やはり課題です。
ティファールの鍋・パンは、金属製調理器具の利用はOKで、使っても他社機より長持ちです。
ただ、常識的に言って、他のインジニオシリーズのキッチンツールよりは「コーディングの保ちは短くなる」でしょう。
とはいえ、使用感のほか、調理屑の手入れのしやすさは、ダントツです。
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結論的にいえば、鍋・フライパンは「消耗品」としてある程度考えられるかたにおすすめです。
内装ステンレスのティファールの上位機とは、さらに相性が良いです。
・インジニオ ウッド
¥849〜 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
熱への耐久性 ★★☆☆☆
傷つけにくさ ★★★★★
使用感 ★★★★★★
総合評価 ★★★★★
第4に「インジニオ・ウッド」シリーズです。
耐熱温度は、未開示ですが、皆さんも想像できるでしょう。
ただ、ストッパー部分が、赤いシリコンで230度なので、配慮はあります。
傷つけにくさは、この素材もレベルが高いです。
問題ないでしょう。ただ、フックなどにかけるためのホルダーがない点は注意してください。
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結論的にいえば、やや特殊なキッチンツールです。
ただ、傷つけにくさのほか、煮込み料理などで力を入れてかき混ぜやすいなどメリット性はあるので、選びたい方は多いでしょう。
ーーーー
【4点セット】
・ティファール エピスK001S4
¥1,490 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
なお、このほか、エピスシリーズという、キッチンツールがありますが、インジニオシリーズではないです。
基本的には、「値段の安いキッチンツール」という扱いになります。
インジニオ おたま K21301
インジニオ レードル K21325
¥681 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
インジニオ フライ返し K21329
インジニオ フライ返し K21328
¥661 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
インジニオ 泡立て器 K21417
¥999 Amazon.co.jp (7/2執筆時)
インジニオ ピザカッター K21411
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インジニオ しゃもじ K21332
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インジニオ ピーラー K21418
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以上、ティファールのキッチンツールを(おまけで)少し詳しく説明してみました。
それぞれ「メリット性」と「デメリット性」があるので、使途に合わせて選ぶと良いでしょう。
ただ、初心者について言えば、やはりはじめに紹介した「インジニオシリーズ」でコーディネートするのが、最も良いかなと思います。
そちらが、インジニオの「顔」といえますし、Atlasもいくつかを便利に使っています。
とくに、レードル(浅いおたま)とターナー(フライ返し)は、「この形」でないと、キッチンで違和感が生じるレベルで使い込んでいます。
ひっかけ部分の形状が特殊で、T-Falのフライパンとの相性を考えた作りです。
どれもブランドロゴとブランドカラーでそろうのですが、ホームセンターなどには一部しか見かけないので、同時に買っておくのも良いでしょう。
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というわけで、長かった記事も本当に「おしまい」です。
ただ、このブログ「モノマニア」では、調理器具については、以下の比較記事もあります。
1・インジニオネオの比較
2・フライパンの比較
3・鍋・ソースパンの比較
4・圧力鍋の比較
5・電気圧力鍋の比較
6・ジューサーの比較
7・フードプロセッサーの比較
8・ハンドミキサーの比較
9・電動かき氷器の比較
10・肉の筋切り器の比較
今回と同じような方法で比較していますので、こちらも、どうかよろしくお願いします。
最後になりましたが、今回の記事がお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークボタンなどから話題を共有していただければ嬉しいです。
ではでは。