Top 映像機器 比較2022'【高画質】360度カメラ22機の性能とおすすめ・選び方 :VRカメラ (1)

2022年01月16日

比較2022'【高画質】360度カメラ22機の性能とおすすめ・選び方 :VRカメラ (1)

【今回レビューする内容】2022年 360度全天球カメラ VRカメラの性能とおすすめ・選び方:VR対応3Dカメラ:リコー コダック ガーミン ゴープロ 360fly iPhone Androidスマホ対応:プレイステーションVR対応:性能の違いと人気ランキング

【評価する製品型番】INSTA360 One X2 ベクノス IQUI イクイ ZTQ01 LINKFLOW FITT360
GoPro MAX CHDHZ-202-FX CHDHZ-201-FW RICOH THETA Z1 360° 910774T HETA V 360° 910725 THETA SC2 GARMIN VIRB 360 ハコスコ Insta360 ONE R ツイン版 1インチ版 INSTA360 One INSTA360 Insta360 EVO OneX INSTA360 PRO PRO2 TITAN コダック 4KVR360 SP360 4K SP360 360fly HumanEyes Technologies Vuze XR Dual VR Camera

今回のお題
360度全天球カメラのおすすめ機種はどのモデル?

 ども、Atlasです。

 今日は、2022年1月現在、最新の全天球カメラを紹介します。

 360°どの方位の写真も撮影できる人気のカメラカテゴリです。

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 2つのレンズを両面に配置し、どの方位の画像も同時に記録できる新型のVR対応カメラとなります。

 Playstation VRなど、3D投影できるVRビューアーも増えつつある現状をふまえて、特集することにしました。

1・360度全天球カメラの比較 (1)
 1-1:リコー〈日本〉
 1-2:INSTA360〈中国〉
 1-3:GoPro〈米国〉
 1-4:ベクノス〈日本〉
 1-5:Linkflow〈韓国〉
2・360度全天球カメラの比較 (2)
 2-1:ガーミン〈米国〉
 2-2:コダック〈米国〉
 2-3:Vuse〈イスラエル〉
 2-4:最終的なおすすめ機種の提案

 今回は各社の製品を、以上のような順番で紹介します。

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 なお、360度カメラでも自動車用は、完全に別の記事です。

 このブログ、家電批評モノマニアの【ドライブレコーダーの比較記事】をご覧ください。

 よろしくお願いします。

1・動画の画質 ★★★★★
2・写真の画質 ★★★★★
3・ネット配信 ★★★★★
4・手持ち撮影 ★★★★★
5・周辺機器  ★★★★★
6・総合評価  ★★★★★

 いつものように、各機種の詳しい比較をしたあと、最後に「結論」として、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種を提案する形式で書きたいと思います。

ーーー

1・アクションカメラ(動画用)
2・全天球カメラ(360度動画カメラ)
3・防水カメラ(写真用)

 なお、今回の記事は、このブログ「モノマニア」のアウトドア系カメラの比較記事の2回目として書きました。

0・全天球カメラの選び方の基本

1・360度の全天球カメラ
2・超広角の全天周カメラ

 具体的な製品比較にはいる前に、全天球カメラの「選び方の基本」を記しておきます。

 主に、画質面に関係する、以上の4点に関してです。


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 第1に、カメラレンズの性能です。

 全天球カメラは、全周囲を撮影するため、レンズを2組搭載し、それをスティッチして、1枚の映像(動画)にしています。

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 各レンズについては、普通のビデオカメラと同じで、レンズの明るさを示すF値が示されます。

 数値が小さいほど「明るいレンズ」で、曇天ほか暗い場所でもしっかり撮影できます。

 単焦点なので、数値は、たいていF2.0〜F2.5の幅に収まります。

 逆に言えば、それ以上の値の製品の場合、やや注意が必要です。


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 第2に、撮像素子の性能です。

 カメラの画質を決定する重要なパーツで、大きいほど情報量が多い(解像感が高い)高品質の映像になります。

 現状で言えば、1型が高性能機の平均値で、それより小さいとやや注意が必要と言えます。


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 第3に、動画の解像度です。

 平均値としては、4K/30p(1秒間に30コマ)で撮影できるのが、現在の標準です。

 ただ、高級機では、5.7K/30p対応のモデルも各社から出ています。

 4Kを超える高解像度の場合、カメラのエンジン(CPU)では処理しきれないので、2枚の写真の合成は、PCほかの専用ソフトで行うことになります。

 なお、【アクションカメラの比較記事】で書いた製品は、4K/60p(1秒間に60コマ)に対応するものもあります。

 しかし、全天球カメラの場合、後ほど見る、業務用の超高級器以外は、30p(1秒間に30コマ)が最高です。エンジン的に、まだ難しいのだと思います。


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 第4に、動画の手ぶれ補正です。

 手持ちを前提としたタイプ(リコーなど)は必ずしも手ぶれは内蔵しません。

 ただ、乗物ほかに設置を前提にする製品は、ドローン用の6軸式の電子式手ぶれ補正を内蔵する場合があります。

 大ぶりの微振動は制御できるので、乗物などの場合、こうした機能の有無は注目して良い部分です。

ーーー

1・360度全天球カメラの比較 (1)
 1-1:リコー〈日本〉
 1-2:INSTA360〈中国〉
 1-3:GoPro〈米国〉
 1-4:ベクノス〈日本〉
 1-5:Linkflow〈韓国〉
2・360度全天球カメラの比較 (2)
 2-1:ガーミン〈米国〉   
 2-2:コダック〈米国〉
 2-3:Vuse〈イスラエル〉   
 2-4:最終的なおすすめ機種の提案

 以上、 全天球カメラの「選び方の基本」を説明しました。

 これ以外にも「防水性(タフネス性能)」やバッテリー量・ライブ配信機能など注意するべき点はありますが、本文中でおいおい説明していきたいと思います。

1-1・リコーの360度カメラの比較

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 では、早速、比較にはいりたいと思います。

 はじめに、人気のリコーのシータの紹介です。

ーーー

 なお、以下の本文では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


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 【2019年発売】

 1・RICOH THETA Z1 360° 910774
  
¥115,524 Amazon.co.jp (1/16執筆時)

撮像素子:1型CMOS×2
F値:2.1
静止画画素数:2200万画素
動画解像度 4k対応 30fps
記憶領域:19GB
無線:Wi-Fi Bluetooth
記録可能時間:動画80分・写真300枚
編集ソフト:iPhone/Android/PC/Mac
ライブストリーミング:対応
重さ:189g

 THETA Z1 360°は、リコーの全天球カメラの最上位機です。

 最も高い「フラッグシップ」機なので、多くの方は「検討対象外」でしょう。

 しかし、最も人気のある機種の最新機になるため、業界の「現状の技術レベル」を測るために最初に紹介します。

 なお、同社は、全天球カメラの老舗で、数年前からこの分野に積極的に投資をしています。

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 基本的な使い方は、手持ちでの撮影です。撮影した映像を、スマホやPCで編集し、VRビューアーなどで見たり、画像を再加工したりして楽しみます。

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 ETSUMI セルフィースティック E-6815
  
¥1,618 Amazon.co.jp (1/16執筆時)

 統一規格の三脚用のネジ穴があるので、自撮り棒を利用しての撮影もできます。

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 撮像素子(数値が大きいほど画質が良い)は、デジカメやビデオと同じで、画質を決める最も重要なパーツです。

 大きいほど光が多く取り込めて、画質が上がりますが、この機種は1型というかなり大きな撮像素子を搭載します。

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 より具体的に言えば、【4K対応の家庭用ビデオカメラの比較記事】で見た上位機でもこのサイズは利用されず、上図の様な、「業務用」に近いハイスペック機と同じ水準です。

 レンズの明るさは、F値2.1です。

 F値は値が小さいほど、レンズが明るく、夜間などにも強いことを意味します。

 この部分については、全天球カメラは単焦点なので、どのメーカーも割とスペックが良いので、標準的なスペックです。

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 動画の画質は、4K画質に対応します。

 ただ、30フレーム/秒までの対応となります。このブログの【アクションカメラの比較記事】で紹介した、360度非対応の小型カメラの上位機の場合、60フレーム/秒に対応しています。

 2台のカメラ制御を必要とするVR対応カメラの場合、(ハコスコのプロ用超高級機を除いて)技術的には現状無理のようです。

 一方、後ほど紹介する海外製品では、5.7Kの解像度をフォローする機種がありますが、手持ち用ではないため、比較はできません。

 なお、動画記録はH.265にも対応します。また、最大25分の尺まで連続撮影可能です。

 マイクは、4chです。

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 静止画の画質は、2257万画素です。こちらは十分です。

 なお、画素数が多いとノイズの部分が心配ですが、常用ISO感度は6400と割と優秀です。

 撮像素子も裏面照射型ですから、無理に新型の撮像素子を搭載したピーキーな機種ではなさそうです。

 いずれにしても、このシリーズは、静止画(写真)を加工して遊ぶには、もってこいの機種と言えます。

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 VR器具がなくても、静止画に加工して楽しむだけでも面白いカメラです。

 レンズを2枚搭載し、画角に制限がないので、今までにない構図の写真が撮れます。

 画像の記録は、内蔵メモリーを利用する方式です。

 19GBの容量で、動画の場合は4K画質で40分、2K画質ならば130分、写真ならば4800枚まで保存可能です。

 録りためたデータは、Wi-Fi/USBのいずれかで、スマホやパソコンに転送します。

 なお、Bluetoothも搭載されますが、こちらは、撮影設定や位置情報をスマホからカメラに転送する目的でのみ利用されます。

 バッテリーは、内蔵式で予備バッテリーが使えない形式です。

 ただ、動画の場合は最高画質で80分、写真ならば約300枚まで撮影可能です。

 記録時間は、4K映像で1ファイルあたり5分まで、2Kで25分までです。

 それを単位として、連続撮影は可能です。

 ただ、本体の温度上昇の問題があるので、実際は、ショートムービー用です。これは、他社でも、同じです。

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 タフネス性能は、防水を含め、この機種は付属しません。

 荒天時の利用などにはあまり向かないでしょう。

 なお旧機種については、30Mの防水ハウジングが追加販売されたため、今回も出るでしょう。幅が異なるので、流用はできなそうです。

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 スマホは、Wi-Fi接続にてiPhone/Androidともに対応します。

 いずれも、専用の再生・編集アプリが利用できます。

 再生については、例えば、全方向に回して画像を再生するモードが付属します。編集ソフトは、他社に比べても使いやすく、その場で必要な部分をカットして、友人などに送ることができます。

 また、TwitterやFacebookには直接投稿できるほか、リコーのWebサイトにアップした後で、YouTubeやInstagramに再アップロードすることもできます。この側面の利便性については作り込まれています。

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 また、本機は、Wi-Fi以外にBluetoothも付属です。Bluetooth LEは回線が細いので、データの転送や、ライブビューの確認はWi-Fiを用います。

 一方、Bluetoothは、バッテリー商品を最小限に常時接続できますので、撮影操作を素早くはじめられるなどのメリット性があるでしょう。 

 PCでの編集にも対応し、Mac用、Windows用の専用編集ソフトも付属します。

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 ライブストリーミングは、機種によって対応・非対応が分かれる部分です。

 こちらは対応します。

 接続端子にHDMIとMicroUSBが付属し、それ経由で利用する形式です。撮影しているライブの画像をそのまま「生放送」したい方は、この機能は良い選択肢です。4K画質での転送に対応します。

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 以上、リコーのTHETA Z 360°の紹介でした。

 この分野で、もっとも伝統のあるメーカーらしく、使い勝手の部分では、これ以上の機種はないといえる「完成」した製品です。とくに、静止画写真とその加工については、優れます。

 動画撮影についても、4Kに対応します。その上で、本体に4chマイクを内蔵し、立体的な音声記録ができるなど、他機種にはない面白みも多く、見所に事欠かない機種です。画質についても、ジャイロセンサーと加速度センサーの搭載で、極めて安定的です。

 その上で、1型の撮像素子という他機にはない見所があるため、「お値段以上」の能力を期待できるでしょう。


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 【2017年発売】

 2・RICOH THETA V 360° 910725
  
¥62,800 Amazon.co.jp (1/16執筆時)

撮像素子:1/2.3 CMOS×2
F値:2.0
静止画画素数:1200万画素
動画解像度: 4k対応 30fps
記憶領域:19GB
無線:Wi-Fi Bluetooth
記録可能時間:動画80分・写真300枚
編集ソフト:iPhone/Android/PC/Mac
ライブストリーミング:対応
重さ:121g

 THETA V 360°は、リコーが発売している全天球カメラです。

 価格的に「普及モデル」と言えますが、実際のところ、Zシリーズとの「性能差」は数点に止まります。

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 第1に、撮像素子レンズです。

 1型ではなく、一般的な1/2.3 CMOSを利用します。裏面照射型ではなく、普通のCMOSです。

 上位機と比較すると「一般的な仕様」ですが、業務用的な「超高解像度」を求めないならば、十分な性能です。

 レンズはF値2.0とスペック的には、レンズが明るいです。

 ただ、旧タイプですから、解像感を含めて、上位機には及ばないです。

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 第2に、静止画の画質です。

 画素数は1200万画素となるため、詳細性の部分で上位機に及びません。

 ただ、他社機と比べると引き続きこの部分は魅力で、充実していると言えます。ただ、感度は、ISO3200までなので、夜間撮影は苦手とするでしょう。

 引き続き、、静止画(写真)を加工して遊ぶには、もってこいの機種と言えます。

 VR器具がなくても、静止画に加工して楽しむだけでも面白いカメラです。

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 TW-1 水中ハウジングケース 910753
  ¥28,895 Amazon.co.jp (1/16執筆時)

 その他は、ライブストリーミング機能を含めて、上位機と同じです。

 先行して販売されていたので、防水ハウジングを含めて、アクセサリー類は充実します。

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 以上、リコーのTHETA V 360°の紹介でした。

 個人的には「初めて360度カメラに手を出す」方には、色々できるため「飽きずに使える点」で最も優れると思います。

 スペック面でも、撮像素子の部分を除けば、上位機と遜色ないです。また、撮像素子の部分も、「プロの画質」を求めるのではなく、「楽しむため」に使うならば、十分以上の性能だと思います。

 なお、この製品の旧機となるTHETA Sから買換を考えている場合、今回はスマホ用のCPUであるSnapDragonを搭載したことで、初代と比べてより洗練されています

 買い替える動機にはなると思います。


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 【2019年】

 3・ RICOH THETA SC2
  
¥31,582 Amazon.co.jp (1/16執筆時)

 4・ RICOH THETA SC2 for Business
   ¥35,818 Amazon.co.jp (1/16執筆時)

撮像素子:1/2.3 CMOS×2
F値:2.0
静止画画素数:1200万画素
動画解像度: 4K対応 30fps
記憶領域:14GB
無線:Wi-Fi Bluetooth
記録可能時間:動画5分・写真260枚
編集ソフト:iPhone/Android/PC/Mac
ライブストリーミング:非対応
重さ:104g

 RICOH THETA SC2 は、リコーのTHETAシリーズの下位機種です。

 決して安い価格ではないですが、上位機とは、差があります。

 なお、本機にはビジネスモデルがあります。相違点は、初期設定でHDR撮影が有効という点のみです。

 要するに、「三脚」を使っての室内・車内撮影が多い、不動産業・中古車販売業などの方に最適化しているだけで、製品としては同じです。通常版で、HDR合成も対応します。

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 画質面では、レンズは撮像素子のサイズは同じで、4Kにも対応します。

 一方、利用方法の部分で、本機は、HDMI端子が付属せず、ライブストリーミングに非対応です。

 動画は、14GBの内蔵メモリーに対して32分ほど記録できます。

 1ファイルあたりの連続撮影可能時間は、少し短い3分です。

 そのほか、あとからプラグインがインストールできない点や、マイクが、上位機の4chに対して、こちらはモノラルとなり、外部マイク(TA-1)も付けられない点などが、上位機との違いです。

 以上、RICOH THETA SC2の紹介でした。

 上述のように、上位機と較べると機能面では差がある機種です。ただ、360度カメラは、最近各社とも、「高級化」しているので、3万円代の値頃な値段で買える4K対応機としては、一定の存在感があります。

 YouTubeなどへの投稿に利用する「クリップ的な長さ」の動画撮影さえできればOKならば、良い選択肢です。

ーーー

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 【2019年11月】

 5・ RICOH THETA SC
  
¥28,800 Amazon.co.jp (1/16執筆時)

撮像素子:1/2.3 CMOS×2
F値:2.0
静止画画素数:1200万画素
動画解像度 :フルHD 1920×1080 30fps
記憶領域:M8GB
無線:Wi-Fi
記録可能時間:動画5分・写真260枚
編集ソフト:iPhone/Android/PC/Mac
ライブストリーミング:非対応
重さ:102g

 一方、このグレードの下位機種となるRICOH THETA SC がまだ売られています。

 ただ、新機種と異なり、撮像素子が旧型であるほか、4K動画に対応できませんし、現状では選択肢にはならないでしょう。

1-2・INSTA360の360度カメラの比較

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 つづいて、INSTA360の紹介です。

 中国深圳嵐ビジョン(Shenzhen Arashi Vision)が展開する製品です。

 2015年創業のスタートアップ企業ですが、360度カメラでは恐らく「世界で最も力を入れている」と言え、製品の水準も高いです。

 同社は日本にオフィスがあるほか、最近では、ハコスコと、中堅商社のアスクが、それぞれの製品単位で販売面の正規代理店となっています。


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 【2020年発売】

 6・Insta360 ONE R ツイン版
   ¥43,090 Amazon.co.jp (1/16執筆時)

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 7・Insta360 ONE R 1インチ版
   ¥42,000 Amazon.co.jp (1/16執筆時)

撮像素子: CMOS×2
F値:下で説明
静止画画素数:1850万画素
動画解像度 :5.7K対応 30p
記憶領域:microSD
無線:Wi-Fi, Bluetooth
記録可能時間:65分
編集ソフト:iPhone/Android/PC編集対応
ライブストリーミング:対応
重さ:121g-158.2g

 INSTA360 One Rは、中国深圳のShenzhen Arashi Visionが製造する全天球パノラマ式カメラの上位機です。

 本機は、「レンズモジュール(レンズ+撮像素子)」の交換に対応するため、同じ本体に対して、レンズ構成の違いで2種類あります。

 なお、360度撮影に対応するのは、「ツイン版 」のみで、1インチ版はそうではない点、注意してください。

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 基本的な使い方は、マウンターなどを介して、スティックやヘッドマウンターに付ける方式です。

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 一方、Wi-FiとBluetoothを装備した上で、USB-C端子もありますが、コアモジュールにモニターがある仕様ですので、単体で録画するのが基本でしょう。

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 拡張バッテリーケース(Boosted Battery Base)や、防水ハウジング(Dive Case)、3Dマウントなどの純正品も、展開されます。

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 撮像素子は、ツイン版は、サイズ非公開です。

 GoProやガーミンもそうですが、撮像素子を提供しているだろう某企業とNDA(秘密保持契約)があるのでは、と最近思っています。

 ただし、1インチ広角モジュールについては、大きな1インチセンサーを装備します。

 レンズの明るさは、先述のように、本機はレンズモジュールが交換できるため、レンズにより異なります。

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 第1に、ツイン版については、前後にカメラが付く「ONE R 360度モジュール」は、F2.8です。

 このほか、片側に16.4mmの広角レンズを採用する「ONE R 4K 広角モジュール」に換装できます。

 その場合は、F値2.0とより明るいですが、カメラは片側のみなので、360度撮影は不可です。

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 広角レンズモジュール CM537 CINORC4/A
   ¥34,842 Amazon.co.jp (1/16執筆時)

 第21インチ版については、14.4mmの広角レンズで、F3.2のライカ製の大玉のレンズが装備されます。

 こちらについては、先述のように、シングルカメラのみですが、モジュールは別に購入可能です。

 今回の記事ではレビューの対象外ですが、4Kでも結構広角に撮れる優秀なレンズです。

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 動画の画質は、業界最高クラスの5.7K/30フレームに対応します。

 2つのカメラの合成はInsta360 Studio という無償ダウンロードソフト(Win/Mac)上です。

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 手ぶれ補正機能は、6軸式の電子式手ぶれ補正に対応します。

 従来のカメラでよく見る「5軸補正」に前後シフト補正をプラスして「6軸」です。

 6軸は、ドローンで採用が見られる用語で、特に動画においては効果的です。

 5.7K対応機は、他社からも出ていますが、別売のスタビライザーを用いない前提で言えば、こちらの実力は最も高いレベルでしょう。

 静止画の画質は、最大で1850万画素です。

 画像の記録は、MicroSDカードを利用する形式です。

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 Insta360 ONE R バッテリーベース
   ¥5,259 Amazon.co.jp (1/16執筆時)

 バッテリーは、モジュールによる着脱式です。本体の赤い部分がバッテリーベースです。

 電池寿命は、360度撮影用のレンズを利用する場合、動画で65分です。

 記録時間は、連続で70分間との表記です。

 ただ、本体の温度上昇の問題があるので、廃熱の続く限りです。

 ファイルサイズは、他社同様に(全映像が、熱暴走でパーにならないよう)区切られます。

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 タフネス性能も、優秀です。 

 付属のマウント用ブラケットにいれれば、5Mまでの防水(IPX8等級)が保証です。

 スマホは、Bluetooth・Wi-Fiでリンクする形式です。

 ライブストリーミングは、対応します。

 iOS系/Android系問わずに利用できます。

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 以上、INSTA360 One Rの紹介でした。

 モジュール交換式という独創的な発想で、2020年前半期の目玉となりそうな製品です。

 特に、360度画像を楽しみつつも、1カメラで画質がより期待できる通常の広角動画も楽しみたい方には良い選択肢に思えます。

 一方、5.7K映像を扱える製品は、他社からも出ています。ただ、115gという圧倒的な軽量なのはこの機種の特長です。

 手持ちや、自転車での撮影については、その面が活かせるので、これが良さそうです。他社に比べても強力な手ぶれ補正はその場合活きるでしょう。


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 【2020年】

 8・INSTA360 One X2
   ¥55,000 楽天市場(insta公式店) (1/16執筆時)

撮像素子: CMOS×2
F値:2.0
静止画画素数:1850万画素
動画解像度 : 4k対応 30fps
記憶領域:microSD(1TBまで)
無線:Wi-Fi 5, Bluetooth 4.2
記録可能時間:80分
編集ソフト:iPhone/Android/PC編集対応
ライブストリーミング:対応
重さ:149g

 INSTA360 One X2は、中国のShenzhen Arashi Visionのもうひとつの製品です。

 2020年の新型ですが、日本市場で2018年頃に人気が出た「INSTA360 One X」の「バージョンアップ版」となります。

 その意味では、INSTA360 One Rより、歴史があり、お馴染みの形状です。

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 基本的な使い方は、手持ちによる撮影です。

 要するに、RICOH THETA V 360° のライバル機です。

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 Insta360 ONE X2 自撮り棒
   ¥1,800 楽天市場(insta公式店) (1/16執筆時)

 加えて、マウンターを介した運用も可能です。

 また、この部分の工夫は面白いです。

 専用自撮り棒を利用する場合、自動で棒の部分を消す自動編集機能があります。

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 Insta360 バレットタイムハンドル 三脚
   ¥5,480 楽天市場(insta公式店) (1/16執筆時)  

 そのほか、三脚を利用して、360度カメラを運用しての、リモート会議なども提案されます。

 アプリとしては、Zoom・OBS・Microsoft Teamsなどに対応します。

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 また、本機の場合、本体搭載の丸形のタッチスクリーンが、操作のほか、360度写真の確認用にも利用できる仕様です。

 RICOH THETA V 360° は、単独での確認が難しい(スマホ依存)なので、利便性の部分で、優位性がある新機種です。

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 撮像素子は、本機もサイズ非公開です。

 リコーは自社に光学部門も持つ「カメラ屋」で、本社は外部調達になる関係でしょう。

 レンズの明るさは、F2.0です。

 この部分は、しっかり開示があり、性能も良いです。

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 動画の画質は、4K/30フレームに対応です。

 この点では、同社の上位機の水準以下ですが、用途性を考えればこれで良いでしょう。

 2つのカメラの合成は、本機もInsta360 Studio という無償ダウンロードソフト(Win/Mac)上です。

 勝手にスティッチ(結合)してくれるので、手早く編集できます。

 また、Adobe Premiere ProFinal Cut Pro X用のプラグインも登場します。

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 手ぶれ補正機能は、上位機同様の6軸式ジャイロ(電子式手ぶれ補正)に対応します。

 静止画の画質は、最大で1850万画素です。

 画像の記録は、MicroSDカードを利用する形式です。

 最大1TBです。

 バッテリーは、4K動画で80です。

 従来より大きなバッテリーで、持続時間が伸びました。

 記録時間は、5.7kでの連続撮影時間は80分間との表記です。

 もちろん、廃熱が追いつけば、という仮想の話で、ファイルサイズも区切られます。

 小型機は廃熱問題がシビアです。

 基本的には、定点観測用ではなく、1ファイル20分位のショートムービー向きです。

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 タフネス性能は、本機は、ハウジングなしで10Mの防水です。

 この部分もRICOH THETA V 360° は、未対応でしたので、本機が優れる部分でしょう。

 潜水ケース ONE X2
   ¥9,900 楽天市場(insta公式店) (1/16執筆時)

 むろん、ダイビング用に潜水ケースも付属です。

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 先述の編集ソフトについても、フィルターなしで、水中映像を補正するAquaVisionがあります。

 この使途についても、レベルは高いです。

 スマホは、Bluetooth・Wi-Fiでリンクする形式です。

 ライブストリーミングは、本機も対応します。

 「360度ライブ」モードは、Facebook・YouTubeなどに対応します。

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 GPSスマートリモコン
   ¥6,880 楽天市場(insta公式店) (1/16執筆時)

 アクセサリーも、充実します。

 個人的に面白いと思うのは、GPSスマートリモコンです。

 野外で位置データを把握できるため、走行マップが作れるほか、スピード計測も可能です。

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 16時間とバッテリーの保ちも十分です。

 本機は、AppleのWatch OS用のアプリが用意されますので、【Apple Watchの比較記事】で紹介した製品があれば、取得したGPSデータをそのまま、コンテンツにオーバレイ可能です。

 なお、このアクセサリーは、ONE Rでも利用できます。

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 以上、INSTA360 One X2の紹介でした。

 人気機種の後継機らしく、提案される使い方の芸が細か」、単純に「使える」、というだけでなく、「便利に使える」製品です。アクセサリーも豊富です。

 基本性能面でも、撮像素子の情報こそないものの、手持ちを前提にした製品では、6軸手ぶれ補正・10M防水を搭載するなど、値段に見合った実力があります。

 人気機種のRICOH THETA V 360° の「超強力な対抗機」と言えますので、リコーも新製品の登場が迫られそうです。

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 【2018年】

 9・Insta360 GO 2
   ¥32,670 Amazon.co.jp (1/16執筆時)

 一方、似た名前のINSTA360 GO 2 は、名前からすると360度全天球カメラぽいですが、シングルレンズのカメラです。

 ただ、18gとい軽量であり、結構面白そうな製品なので、【アクションカメラの比較記事】のほうで扱っています。

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 10・INSTA360 PRO
   (¥433,054) Amazon.co.jp (1/16執筆時)

 11・INSTA360 PRO2
   ¥680,000 Amazon.co.jp (1/16執筆時)

 12・INSTA360 TITAN
   ¥1,914,748 楽天市場 (1/16執筆時)

 なお、このメーカーからは、プロ業務用の上位機が3台発売されています。

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  INSTA360 PROは、8K画像対応機です。4Kで120フレーム/秒ですので、ハイスピード撮影の用途で買われる方もいそうです。

 INSTA360 PRO2は、ジャイロが9軸で、GPS内蔵の「超高級」フィールドギアとなります。重さが1kgを超えているので、特殊なニーズではあります。

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 INSTA360 TITANは、2019年に展開される11K画像対応機です。

 自動車並みの値段ですが、ハコスコでは初めて、撮像素子のサイズがフォーサーズ(3/4)であることが説明されます。

 リコーの1型よりもさらに大きいサイズで、高感度タイプなので、夜間の撮影にはより強いでしょう。ただ、価格的に相当なので、ハコスコやASKと相談しつつ、直接買うべきでしょうね。

 ちなみに、現状おそらく最高の解像度は、12K(Blackmagic URSA Mini Pro 12K)、ですが、やはり100万円オーバーですね。

1-3・GoProの360度カメラの比較

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 続いて、アメリカのGoPro社の製品を紹介します。


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 【2021年発売】

 13・GoPro MAX CHDHZ-202-FX
  ¥53,303 Amazon.co.jp (1/16執筆時)

 【2019年10月発売】

 14・GoPro MAX CHDHZ-201-FW
  ¥54,515 Amazon.co.jp (1/16執筆時)

撮像素子:
F値:
静止画画素数:1660万画素
動画解像度 :5.6K対応 30p
記憶領域:microSD
無線:Wi-Fi/Bluetooth
記録可能時間:
編集ソフト:iPhone/Android/PC/Mac
ライブストリーミング:対応
重さ:154g

  GoPro MAX は、アメリカGoProが発売する最新の全天球のカメラです。

 2021年に新型番になりましたが、CHDHZ-202-FXとCHDHZ-201-FWとの違いはなく、製品としては同じものです(説明書も共通)。

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 基本的な使い方は、こちらもマウンターを利用する型式です。

 数も豊富です。ただ、(全天球カメラでない)従来のHEROシリーズと完全には互換せず、利用できない製品もあります。

 詳しくは、こちらの【紹介サイト 】をご覧ください。

 重さは、154gです。

 以外と軽量ですが、GoProはバッテリー込みの重さ表示ではないため、あと20-30gは増えるでしょう。

 それでも、軽めではあります。

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 撮像素子レンズの明るさは、GoProは非公開です。

 したがって、画像部分のスペックは1660万画素という数字以外の部分が分かりません。

 米国メーカーではよくあることで、光学部品を自社で内製できないためです。

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 動画の画質は、こちらは業界最高クラスの5.6K/30フレームに対応します。

 2つのカメラの合成は、スマホアプリでリフレームを行う仕組みです。

 例えば、360度写真から、普通の動画などに簡単に変換できます。

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 一方、このカメラは「普通のシングルレンズカメラ」としても撮影可能です。

 ただ方式として、「2眼で5.6K解像度」ということなので、普通のカメラとして見たい場合、【アクションカメラの比較記事】で見た、同社のHERO8と異なり、4K画質は非対応です。

 最大で、1440P(2560×1440)60フレームで、フルHD画質より「ちょい上」くらいの画質になります。

 その場合の画角は、4段階(13mm-27mm)で変更可能です。最大画角の Max SuperView(13mm)は、かなり迫力のあるワイドな映像になります。

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 結論的にいえば、「360度映像」を撮るための設計だが、普通のカメラとしても「そこそこ」使えるという感じでしょう。

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 動画用の手ぶれ補正機能は、一方「内蔵」です。

 名称は、Max HyperSmoothと言う名前で、方式としては電子式の手ぶれ補正です。

 電子式画像安定化機能(EIS)を改良した上で、強力なCPUとメモリーを利用し、フレーム単位でブレの行方を予測し補整していくというものです。

 360度全天球カメラでは、光学式補正や多軸補正を導入する機種がないため、現状で「ブレ対策」の完成度は高いと言えるでしょう。

 静止画の画質は、1660万画素です。

 今回は、「3 つのカメラが 1 つに」というキャッチフレーズで、その「3つめ」が写真です。

 画素数は360度と考えた場合、1660万画素ですが、普通のフレームにすると550万画素なので、「スマホより優秀」というわけでなく、この部分も「そこそこ」です。

 ただ、一定間隔ごとに、写真が撮影できる、タイムラプス撮影に対応するなど、技術的に面白い部分はあります

 画像の記録は、MicroSDカードを利用する形式です。

 4K以上の記録に対応するカードを買う必要がある点、注意が必要です。

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 Rechargeable Battery MAX ACBAT-001
   ¥3,582 Amazon.co.jp (1/16執筆時)

 バッテリーは、残念ながら標準持続時間は非公開です。

 ただ、同社の通例からすると、1時間前後だと推測できます。

 なお、こちらも、予備バッテリーが別売されており、交換が可能です。

 記録時間は、連続撮影時間として、2時間です。

 長時間だと、ファイルは、いくつかに分割される仕様ですが、ソフト的に結合できます。

 むろん、廃熱が追いついた場合のスペックです。

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 タフネス性能は、この機種の場合、5メートルまでの防水性が保証されます。

 一方、水中用のハウジングは現在のところ、未発売です。

 スマホは、Wi-FiとBluetooth接続での、ワイヤレス転送に対応します。

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 PCでの編集にも対応し、Mac用、Windows用の専用編集ソフトGoPro Fusion Studioが利用可能です。

 Adobe PremiereとAfter Effects用のプラグインもあるため、高度な編集も容易ですね。

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 ライブストリーミングは、対応です。

 フルHD画質までとなりますが、Wi-FiによるFacebook Liveに対応です。

 一方、この機種の弱い部分で対応しません。いったん、スマホアプリなどで編集してからの公開となります。

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 その上で、面白く感じるのは、360 Audioに対応する点です。

 6つのマイクを内蔵しており、音にも方向性(指向性)を付けられる方式です。

 3Dオーディオは、オーディオ方面の最近の流行で、編集する際に、指向性を考慮に入れられます。

 一方、既存の立体音響のオーディオフォーマット(ドルビーアトモスなど)に変換できるわけではないので、その辺は課題でしょう。

 そのほか、GPSを内蔵する点が特長と言えます。

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 以上、GoPro MAX の紹介でした。5.7K対応は、ライバルが多いです。

 ただ、アクションカメラの老舗として、可能な映像表現の多彩さと、アプリの使いやすさなどの点で、「一般向け」といえるのは、この機種でしょう。

 とくに、オーディオにも注目した点、「3 つのカメラが 1 つに」ということで、360度以外に、写真と、シングルレンズのビデオの使い勝手にも、ある程度配慮した点が評価できます。

 ライブストリーミングやネット配信などに利用する、「手軽で色々できる全天球カメラ」を探している場合、良い選択肢の1つといえる機種です。

 アクションカメラでは、相当のファン層がいるメーカーが、(遅ればせながら)出してきた全天球カメラです。性能は申し分なく、コア層の満足を満たすと思います。

 一方、ライブストリーミングを重視する製品ではないため、そちらの用途には逆に向かないでしょう。高解像度のVRを趣味のほか、仕事用に作りたい場合は候補となりえます。

1-4・GoProの360度カメラの比較

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 続いて、日本のベクノスの製品を紹介します。


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 【2020年発売】

 15・ベクノス IQUI イクイ ZTQ01
   ¥39,800 Amazon.co.jp (1/16執筆時)

撮像素子:4レンズ
F値:2.1
静止画画素数:1650万画素
動画解像度 4k対応 30fps
記憶領域:19GB
無線:Wi-Fi Bluetooth
記録可能時間:動画30分
編集ソフト:iPhone/Android
ライブストリーミング:
重さ:約60g

 ZTQ01 は、IQUIが2019年5月に発売した新しい全天球カメラです。

 同社は、リコーのTHETAの開発メンバーが起こしたベクノスが出す新製品です。社内企業で、リコーの子会社の形のようです。

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 基本的な使い方は、手持ちでの撮影です。

 ただ、写真からもわかりますが、本機は、全長139mm・重さ60gです。

 要するに、超小型にして、ガジェット的に気軽に持ち運べるようにしたものです。

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 いたずらにスペックは追わず、360度の4K動画を、よりカジュアルに楽しんで貰うことを想定しています。

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 撮像素子などの、カメラとしてのスペックは非開示です。

 ただ、三角形の形状の側面に3基と天頂に1基という4カメラです。

 スマホ向けと思われるユニットを利用する工夫で、ペンシル形状の超小型機が誕生したと言えます。

 動画の画質は、4K・30Pに対応します。

 マイクは、さすがにモノラルですが搭載です。

 静止画の画質は、1650万画素です。

 画像の記録は、内蔵メモリーを利用する方式です。

 14.4GBの容量で、動画の場合はで最大30分、写真ならば1500枚まで保存可能です。

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 バッテリーチャージャーケース BCC-1
   ¥----- Amazon.co.jp (1/16執筆時)

 バッテリーは、内蔵式で予備バッテリーが使えない形式です。

 ただ、専用のケース兼用チャージケースが発売される予定です。

 記録時間は、一方、さすがにサイズの限界か、1動画あたり30秒です。

 ただ、使途を考えると、これで良いでしょう。

 タフネス性能は、特にありません。

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 スマホは、Wi-Fi・Bluetoothを併用する形でリンクさせます。

 IQUISPIN(イクイスピン) というアプリで、iPhone/Androidともに対応します。

 フィルターやエフェクトを付けながら、面白いショートビデオを簡単にできるようにしています。

 PCでの編集は、専用ソフト、という意味では、現状では準備されません。

 もちろん、動画ファイルですので、編集自体は他社ソフトなのでは可能です。

 ライブストリーミングは、非対応です。

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 以上、イクイ ZTQ01 の紹介でした。

 360度やVRについては、中国のINSTA360が結構強力で、リコー本体のTHETAは、スペック面で、多少遅れ気味になっています。

 そのような中で登場した、リコー系列の本機は、「小型化」というある意味日本が得意とする分野で、新しい市場を開拓を目指したと言えます。

 4カメラという光学部分ではおそらく特許があると思うので、Thetaは、小型化の方向性で進化させて行くのでしょう。

 実際、個人的に、ガジェット好きなので、大いに試したい製品です。

1-5・Linkflowの360度カメラの比較

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 続いて、韓国のLinkflowの製品です。

 サムスンのプロジェクトからスピンオフしたベンチャー企業です。


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 【2021年発売】

 16・ LINKFLOW FITT360
   ¥69,800 Amazon.co.jp (1/16執筆時)

撮像素子: CMOS×3
F値:2.1
静止画画素数:1150万画素
動画解像度:3840×1920/30p
記憶領域:64GB
無線:Wi-Fi Bluetooth
記録可能時間:動画60分
編集ソフト:iPhone/Android
ライブストリーミング:対応
重さ:約240g

 FITT360 は、Linkflowの全天球カメラです。

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 基本的な使い方は、ネックバンド利用です。

 左図のように後ろ回しにするのが基本で、近接撮影する場合だけ、右図のような前回しです。

 重さは、240g前後です。

 【ネックスピーカーの比較記事】で書いたような、クビかけスピーカーとだいたい同じ重さです。

 装着感はありますが、重くは感じないでしょう。

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 撮像素子は、サイズ情報がないです。

 レンズは、F値2.1です。

 本機は、レンズ(超広角の魚眼レンズ)と撮像素子を後部と左右に3系統搭載していて、それを合成して360度撮影します。

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 スティッチは、PCやアプリで行う方式です。

 動画の画質は、3840×1920・30pです。

 ほぼほぼ4K(4K2K)」ですが、縦方向にわずかに少ない(4K/FHD)です。ただ、問題ないでしょう。

 3カメラですが、連動的な露光調整をするため、明るさ的な違和感を軽減しています。

 マイクは、モノラルですが搭載です。

 静止画の画質は、11150万画素です。

 単体のレンズ(魚眼)だと570万画素ですが、スティッチして合成した場合、この数値です。

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 [128GB]【Amazon限定】

 ・EVO+ MB-MC128HA/EC
   ¥2,130 Amazon.co.jp (1/16執筆時)

 画像の記録は、内蔵メモリほか、128GBまでMicroSDカードも利用できます。

 バッテリーは、内蔵式で、1時間まで録画可能です。

 ただ、解像度・フレームレート・ビットレートを最大にする場合、約10〜20分なので、この部分がネックです。充電は2時間です。

 記録時間は、特段制限の明記はないです。

 ただ、仕組み的に、熱を持ったら停止するのは、普通のカメラ同様です。

 タフネス性能は、IPX4(生活防水)の記載はあります。

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 スマホは、Wi-Fi・Bluetoothを併用する形でリンクさせます。

 同名のFITT360というアプリが、iOS・Android双方に用意されます。

 タブレット用もあるので、編集は容易でしょう。

 PCでの編集は、専用ソフト、という意味では、現状では準備されません。

 もちろん、動画ファイルですので、編集自体は他社ソフトなのでは可能です。

 ライブストリーミングは、対応です。

 リアルタイムYoutubeライブ配信を利用する形です。

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 以上、LINKFLOW FITT360 の紹介でした。

 ハンズフリーで利用できるウェアラブルとして、プレゼンスがあります。独創的ですし、いろいろ便利に使えそうです。

 一方、4K/FHD水準の解像度で利用する場合の撮影時間の短さは、ネックバンド型だけにややネックでしょう。軽量性を担保するために仕方ないですが、この部分に処方箋があれば、個人的にも欲しいです。

 ただ、HD画質程度にすれば、それなりの時間は撮影できそうなので、そういった使い方ならば、実用水準です。

後編につづく!
全天球カメラのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、話題の全天球カメラを紹介してきました。

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1・360度全天球カメラの比較 (1)
 1-1:リコー〈日本〉
 1-2:INSTA360〈中国〉
 1-3:GoPro〈米国〉
 1-4:ベクノス〈日本〉
 1-5:Linkflow〈韓国〉
2・360度全天球カメラの比較 (2)
 2-1:ガーミン〈米国〉   
 2-2:コダック〈米国〉
 2-3:Vuse〈イスラエル〉   
 2-4:最終的なおすすめ機種の提案

動画の画質 ★★★★★
写真の画質 ★★★★★
ネット配信 ★★★★★
手持ち撮影 ★★★★★
周辺機器  ★★★★★
総合評価  ★★★★★

 続く後編こちら)では、前半で紹介できなかった、以上の機種を紹介します。

 その上で、ここまで紹介してきた全機種から、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種を提案していきます。

 引き続きよろしくお願いします!

 後半記事は→こちら!

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posted by Atlas at 12:20 | 映像機器

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