【今回レビューする内容】2025年 360度全天球カメラ VRカメラの性能とおすすめ・選び方:VR動画撮影用の3Dカメラ:リコー コダック ガーミン ゴープロ 360fly iPhone Androidスマホ対応:プレイステーションVR対応:性能の違いと人気ランキング
【比較する製品型番】Insta360 Insta360 X5 エッセンシャルキット CINSAAHA CINSAAHA-X504 Insta360 X4 B0CXPWMZQS Insta360 X3 Insta360 ONE RS 1インチ 360度版 CINRSGP/D LINKFLOW FITT360 LINKFLOW MITSUBA FITT360PB α ゴープロ GoPro MAX(Revival) CHDHZ-203-FW GoPro MAX CHDHZ-202-FX CHDHZ-201-FW RICOH THETA Z1 360° 910774T HETA V 360° 910725 THETA SC2 ハコスコ Insta360 ONE RS ツイン版 CINRSGP/A INSTA360 One INSTA360 Insta360 EVO OneX コダック 4KVR360 SP360 HumanEyes Technologies ほか
今回のお題
360度全天球カメラのおすすめはどのモデル?
ども、Atlasです。
今日は、2025年6月現在、最新の全天球カメラを紹介します。
2つのレンズを両面に配置し、どの方位の画像も同時に記録できるVR対応カメラです。
このジャンルの製品はしばらく前からありますが、ソニーのPlaystation VRや、AppleのVision Proなど、3D投影できるVRビューアーも増えつつある現状をふまえて、現在の製品展開状況を調査しました。
1・360度全天球カメラの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:INSTA360〈中国〉
1-3:GoPro〈米国〉
2・360度全天球カメラの比較 (2)
2-1:コダック〈米国〉
2-2:Linkflow〈韓国〉
2-3:リコー〈日本〉
2-4:最終的なおすすめの提案【結論】
記事では、はじめに、スペック面からの「選び方の基本」を説明します。
その上で、メーカーごと以上のような順番で紹介します。
なお、360度カメラでも自動車用は、完全に別の記事です。
このブログ、家電批評モノマニアの【ドライブレコーダーの比較記事】をご覧ください。
よろしくお願いします。
動画の画質 ★★★★★
写真の画質 ★★★★★
ネット配信 ★★★★★
手持ち撮影 ★★★★★
周辺機器 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
いつものように、各機種の詳しい比較をしたあと、最後に「結論」として、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種を提案する形式で書きたいと思います。
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1・アクションカメラ(動画用)
=車載・手持ち向けの小型軽量カメラ
2・全天球カメラの比較記事
=360度VR動画撮影用の小型カメラ
3・Vlog向けカメラの比較記事
=ビデオブログ向けの中軽量カメラ
1-1・全天球カメラの選び方の基本
1・360度の全天球カメラ
2・超広角の全天周カメラ
具体的な製品比較にはいる前に、全天球カメラの「選び方の基本」を記しておきます。
主に、画質面に関係する、以上の4点に関してです。
第1に、カメラレンズの性能です。
全天球カメラは、全周囲を撮影するため、レンズを2組搭載し、それをスティッチして、1枚の映像(動画)にしています。
各レンズについては、普通のビデオカメラと同じで、レンズの明るさを示すF値が示されます。
数値が小さいほど「明るいレンズ」で、曇天ほか暗い場所でもしっかり撮影できます。
単焦点なので、数値は、たいていF2.0〜F2.5の幅に収まります。
逆に言えば、それ以上の値の製品の場合、やや注意が必要です。
第2に、撮像素子の性能です。
カメラの画質を決定する重要なパーツで、大きいほど情報量が多い(解像感が高い)高品質の映像になります。
現状で言えば、1型が高性能機の平均値で、それより小さいとやや注意が必要と言えます。
第3に、動画の解像度です。
平均値としては、4K/30p(1秒間に30コマ)で撮影できるのが、現在の標準です。
ただ、高級機では、5.7K/30p対応のモデルも各社から出ています。
4Kを超える高解像度の場合、カメラのエンジン(CPU)では処理しきれないので、2枚の写真の合成は、PCほかの専用ソフトで行うことになります。
なお、【アクションカメラの比較記事】で書いた製品は、4K/60p(1秒間に60コマ)に対応するものもあります。
しかし、全天球カメラの場合、後ほど見る、業務用の超高級器以外は、30p(1秒間に30コマ)が最高です。エンジン的に、まだ難しいのだと思います。
第4に、動画の手ぶれ補正です。
手持ちを前提としたタイプ(リコーなど)は必ずしも手ぶれは内蔵しません。
ただ、乗物ほかに設置を前提にする製品は、ドローン用の6軸式の電子式手ぶれ補正を内蔵する場合があります。
大ぶりの微振動は制御できるので、乗物などの場合、こうした機能の有無は注目して良い部分です。
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1・360度全天球カメラの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:INSTA360〈中国〉
1-3:GoPro〈米国〉
2・360度全天球カメラの比較 (2)
2-1:コダック〈米国〉
2-2:Linkflow〈韓国〉
2-3:リコー〈日本〉
2-4:最終的なおすすめの提案【結論】
以上、 全天球カメラの「選び方の基本」を説明しました。
これ以外にも「防水性(タフネス性能)」やバッテリー量・ライブ配信機能など注意するべき点はありますが、本文中でおいおい説明していきたいと思います。
1-2・INSTA360の360度カメラの比較
はじめに、INSTA360の紹介です。
中国の深圳嵐ビジョン(Shenzhen Arashi Vision)が展開する製品です。
2015年創業のスタートアップ企業ですが、360度カメラでは恐らく「世界で最も力を入れている」と言え、製品の水準も高いです。
同社は日本にオフィスがあるほか、最近では、ハコスコと、中堅商社のアスクが、それぞれの製品単位で販売面の正規代理店となっています。
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なお、以下の本文では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【2022年発売】 CINRSGP/A CINRSGPA
1・Insta360 ONE RS ツイン版
¥54,200 楽天市場 (6/24執筆時)
撮像素子: CMOS×2
F値:F2.0
静止画画素数:4800万画素(最大)
動画解像度 :5.7K対応 30p
記憶領域:microSD
無線:Wi-Fi, Bluetooth
記録可能時間:82分
編集ソフト:iPhone/Android/PC
ライブストリーミング:対応
重さ:125.3g
Insta360 ONE RS Twin Editionは、中国深圳のShenzhen Arashi Visionが製造するカメラです。
現状だと、同社の中級機にあたります。
こちらは、カメラ本体と「レンズモジュール(レンズ+撮像素子)」・バッテリーユニット部分をドッキングさせて使うというユニークな製品です。
旧機種(Insta360 ONE R)のバッテリーを増量し、画像エンジンと一部レンズをを新世代にした改良版の新機種となります。
基本的な使い方は、マウンターなどを介して、スティックやヘッドマウンターに付ける方式です。
Wi-FiとBluetoothを装備した上で、USB-C端子もありますが、コアモジュールにモニターがある仕様ですので、単体で録画するのが基本でしょう。
拡張バッテリーケース(Boosted Battery Base)や、防水ハウジング(Dive Case)、3Dマウントなどの純正品も、展開されます。
レンズは、「ツイン版」に標準添付されるのは、2種類です。
撮像素子のレンズユニットに入ります。
順番に紹介しておきます。
第1に、前後にカメラが付く「360度レンズ」です。
こちらの場合、F2.0です。十分な明るさです。
撮像素子のサイズは、ただ、非公開です。
第2に、片側に16mmの広角レンズを採用する「4Kブーストレンズ」です。
こちらも、多少おちるもののF2.4と明るいレンズです。
ただし、カメラは片側のみなので、360度撮影は不可です。
撮像素子のサイズは、1/2型という記述があります。
小型のデジカメにみられる1/2.3型より少しですが大きめです。
広角レンズモジュール CM537 CINORC4/A
¥27,000 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
第3に、別売ですが、14.4mmの広角レンズで、F3.2のライカ製の大玉のレンズです。
360度撮影の特集なので、今回の記事ではレビューの対象外ですが、4Kでも結構広角に撮れる優秀なレンズと言えます。
撮像素子も、より大きな、1インチセンサーを装備します。
大きいほど光が多く取り込めて、画質が上がりますが、この機種は1型というのは、かなり大きな撮像素子といえます。
動画の画質は、「360度レンズ」で撮影する場合、最大で5.7K/30フレームに対応します。
2つのカメラの合成はInsta360 Studio という無償ダウンロードソフト(Win/Mac)上です。
手ぶれ補正機能は、6軸式の電子式手ぶれ補正に対応します。
従来のカメラでよく見る「5軸補正」に前後シフト補正をプラスして「6軸」です。
6軸は、ドローンで採用が見られる用語で、特に動画においては効果的です。
5.7K対応機は、他社からも出ていますが、別売のスタビライザーを用いない前提で言えば、こちらの実力は最も高いレベルでしょう。
2022年機から画像エンジンの新型になり補正力はさらに強化されています。
静止画の画質は、単眼あたりで、最大2400万画素です。
画像の記録は、MicroSDカードを利用する形式です。
バッテリーは、モジュールによる着脱式です。
本体の赤い部分がバッテリーベースです。
ちなみに、旧製品をお持ちならば、(容量は少なくなりますが)バッテリーをモジュールもそのまま使えます。
記録時間は、連続で82分間との表記です(5.7K/30p)。
ただ、他社機同様に、小型機は本体の温度上昇の問題があるので廃熱の続く限りです。その点で言えば、超高解像度撮影であるほどに、時間は短くなります。
ファイルサイズは、他社同様に(全映像が、熱暴走でパーにならないよう)区切られます。
タフネス性能も、優秀です。
付属のマウント用ブラケットにいれれば、5Mまでの防水(IPX8等級)が保証です。
スマホは、Bluetooth・Wi-Fiでリンクする形式です。
ライブストリーミングは、対応します。
iOS系/Android系問わずに利用できます。
また、同社のリフレームライブ機能(スマート撮影)はユニークです。
ハンドアクションで、カメラのフレームを自動で移動させる機能です。
簡単に言えば、カメラマンなしに、カメラを動かせるようなイメージです。文字では説明しがたいので、公式【こちら】で動画をご確認下さい。同社の360度型の他機でもこれは可能です。
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以上、INSTA360 One RSの紹介でした。
モジュール交換式という独創的な発想が面白い製品です。
特に、360度画像を楽しみつつも、1カメラで画質がより期待できる通常の広角動画も楽しみたい方には良い選択肢に思えます。
一方、この価格帯で言えば、5.7K/30Pを扱える製品は、他社からも出ています。ただ、115gという圧倒的な軽量なのはこの機種の特長です。
手持ちや、自転車での撮影については、その面が活かせるので、これが良さそうです。他社に比べても強力な手ぶれ補正はその場合活きるでしょう。
【2022年発売】CINRSGP/D
2・ Insta360 ONE RS 1インチ 360度版
¥102,500 楽天市場 (6/24執筆時)
撮像素子: 1型MOS×2
F値:F2.2
静止画画素数:2100万画素
動画解像度 :6K対応 25p
記憶領域:microSD
無線:Wi-Fi, Bluetooth
記録可能時間:62分(6K)
編集ソフト:iPhone/Android/PC
ライブストリーミング:対応
重さ:239g
Insta360 ONE RS 1インチ 360度版も、Shenzhen Arashi Visionが製造するカメラです。
形状は異なりますが、先ほどの機種の上位機にあたります。
先ほどみたInsta360 ONE RSとコアモジュールは、レンズユニット共通です。バッテリー部分は、事実上互換性はないです。
基本的な使い方は、複数の提案があります。
ただ(ジンバルカメラのような)自撮り棒に据え付けた使い方や、バックパックマウントなどでの利用には、特に便利に作られています。
レンズは、ドイツのライカとの共同開発で、F2.2と明るいレンズが2組です。
焦点距離は、35mm換算で6.52mmと記載があります。
撮像素子は、1インチです。
先ほどみたONE RSの360度モジュールは撮像素子サイズが非公開でしたが、こちらは、両側に1インチです。
画素数も「2100万画素」と公開があります。画素が高いと、ノイズが心配ですが、低照度時の画質は、むしろ本機の方が良いとの記載です。ISOは最大3200です。
そのための「ライカとの協業」でしょう。
より具体的に言えば、【4K対応の家庭用ビデオカメラの比較記事】で見た上位機でもこのサイズは利用されず、上図の様な、「業務用」に近いハイスペック機と同じ水準です。
レンズの明るさは、F値2.1です。
F値は値が小さいほど、レンズが明るく、夜間などにも強いことを意味します。
この部分については、全天球カメラは単焦点なので、どのメーカーも割とスペックが良いので、標準的なスペックです。
動画の画質は、「360度レンズ」で撮影する場合、最大で6K/30フレームに対応します。
手ぶれ補正機能は、本機も6軸式の電子式手ぶれ補正に対応します。
静止画の画質は、単眼あたりで、最大2103万画素です。
画像の記録は、MicroSDカードを利用する形式です。
最大1TBまで対応です。
バッテリーは、モジュールによる着脱式です。
先述のように、縦型モジュールなので、横型機とは互換しません。
記録時間は、連続で62分間との表記です(6K/30p)。
先述のように、廃熱の続く限りです。
タフネス性能は、IPX3等級(日常生活防水)です。
マウントプラケットを固定した状態に限りますが、小雨や雪に対しては保護されます。
スマホは、Bluetooth・Wi-Fiでリンクする形式です。
ライブストリーミングは、対応します。
iOS系/Android系問わずに利用できます。
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以上、 Insta360 ONE RS 1インチ 360度版の紹介でした。
リコーなどのライバル機もありますが、1型の撮像素子を持つ部分ほか、レンズを含めた画質は優れます。
ただ、バッテリーが交換式である部分、ストレージが内蔵式でなく、MicroSDカードである部分を含めて、使い勝手の部分でも優れます。
手ぶれ補整や、アプリの使い勝手の部分もほぼ互角ですし、現状では後発の本機の方が総合的には優れると言えます。あえて言えば、 239gとやや重い部分は改良の余地を感じます。
【2025年発売】
【通常版】
3・Insta360 Insta360 X5
¥84,800 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
撮像素子: 1/1.28型 CMOS×2
F値:2.0
静止画画素数:7200万画素
動画解像度 :8K対応 30p / 5.7K 60P
記憶領域:microSD(1TBまで)
無線:Wi-Fi 5, Bluetooth 5.2
記録可能時間:185分(最大)
編集ソフト:iPhone/Android/PC編集対応
ライブストリーミング:対応
重さ:200g
INSTA360 X5は、中国のShenzhen Arashi Visionの定番モデルの最新機です。
ここまでみた製品とは違いモジュール型ではないタイプの上位機です。
2025年登場の「第5世代」となります。
基本的な使い方は、手持ちによる撮影です。
ただ、自撮りや、マウンターによる車載ほか使い方の幅は広く提案されます。
例えば、ロープを付けて振り回すことで、自分を注意にした360度映像が撮れるなど、面白い提案があります。
実際の映像は面白いので「5.7K120FPSバレットタイム(あるいは4K/120FPSパレットタイム)」で検索してみてください。バレットタイムバンドルは純正で販売があります。
Insta360 バレットタイムハンドル 三脚
¥4,930 楽天市場 (6/24執筆時)
これは三脚形状にもなるので、360度カメラを運用しての、リモート会議なども提案されます。
アプリとしては、Zoom・OBS・Microsoft Teamsなどに対応します。
一方、先述のように、GPSプレビューリモコンを買う場合ほか、本体にも大きめの2.5型のタッチスクリーンがつきます。
操作のほか、360度映像の確認用にも利用できる仕様です。音声操作ほか、振動フィードバックがあるので、グローブをした状況で簡単な操作も受け付けます。
撮像素子は、1/1.28が2個で、静止画解像度は、7200万画素です。
ここは強調に値します。一般的な1/2.3型よりかなり大きめで、第4世代(1/2型)に比べても相当良くなりました。サイズだけで言えば、家庭用のビデオカメラを既に抜きました。
本機の素子の提供元は公式には示されませんが、スペックから考えて(ソニーなら) IMX707かなと思います。
夜間や低照度に強い仕様(360度 PureVideo)とも合致しますし、8K/30P対応のセンサーですので。5000万画素のチップですが、本機は撮像素子が2つなので、後述のAIアルゴを使いつつ、合成して重複部分をカットすると、7200万画素となるかと思います。
旧機も同じ画素数ですが、センサー自体が大きく、物理解像度はあがっているため、現行モデルは画質はより良いと言えます。
なお、静止画ではなく、動画として言えば、ここまでの画素数は不要です(3300万画素ほどでよい)。ただ、ここは不要ではなく、ダウンサンプリングするにしても、元の画素に余裕があると、暗い場所でのノイズが減るなどの画質面のメリットがあります。
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結論的にいえば、いろいろ書きましたが、旧機と同じ8K/30Pですが、この部分の性能向上で、上限が悪い、夜間撮影などについて言えば、相当の性能強化といえます。
そこだけでいえば、もはや「別の機種」です。
レンズの明るさは、F2.0です。
ごくわずかですが、レンズ自体は旧機(F1.9)より暗くなりました。
おそらく、撮像素子の大型化によるものか、今回から、破損時「ユーザーがレンズ交換できうる」仕様にしたことからかと思います。
ただ、繰り返しますが、撮像素子の夜間対応が劇的に良くなったので、低照度でのナイトモード撮影(360度 PURE VIDEOモード)は相当良くなったと言えます。
動画の画質は、8K/30フレームに対応です。
第4世代からでしたが、このシリーズは、日本で市販される個人向けでは、この水準に達した初のカメラです。
ちなみに、8K解像度(7680x3840)表示に対応するTVは【8Kテレビの比較記事】で書いたように、現状でほとんどないです。
Apple Vision Pro(片側:3800×3000)
Meta Quest 3 (片側:2064×2208)
ただ、VRヘッドセットだと、8K VR(8K/180°)に対応できる機器と、空間ビデオコンテンツ(YouTube VR・Apple TV)も、8Kが先んじて普及しそうで、ニーズが出てきそうです。
ただ、一般ユーザー的に言えば、むしろ、 5.7K 60P、あるいは、4K 100Pが扱えるのが本機の魅力に思えます。高画質で、高フレームレートな映像ソースだと、編集でかなり面白い映像ができるでしょうから。
なお、2カメラの合成は、Insta360 Studio という無償ダウンロードソフト(Win/Mac)上です。勝手にスティッチ(結合)してくれるので、手早く編集できます。
また、Adobe Premiere Pro・ Final Cut Pro X用のプラグインもあります。
スマホアプリは、同名アプリInsta360が用意されます。
タブレット用もあり、単独での編集に対応できます。
なお、本機は、AppleのWatch OS用のアプリが用意されます。
先述のリモコンでもGPSを利用できますが、【Apple Watchの比較記事】で紹介したApple製品からのデータ取得も可能です。
そのほか、【スマートウォッチの比較記事】【GPSランニングウォッチの比較記事】で紹介したガーミン製品からのデータ取得も可能です。こちらの場合、Garmin Connectアプリ(こちら)利用できる端末なら、データの結合表示(オーバレイ)ができる仕様とのことです。
つまり、自転車ならば【サイコンの比較記事】で紹介した同社のGPS端末なら「行ける」ということのようです(詳しくは調査予定)。
Insta360 見えない自撮り棒 114cm
¥3,750 楽天市場 (6/24執筆時)
Insta360 見えない自撮り棒 (ミニ)85cm
¥4,050 楽天市場 (6/24執筆時)
一方、このタイプのカメラの場合、自撮り棒などで自分を画像に含めるには、自撮り棒などで割と離して撮影する必要があります。
本機に用意された「見えない自撮り棒」は、編集時に自動で棒の映像を消せる仕組みが取られます。この部分の工夫は面白いです。
マウンターを介した運用も可能です。
そのほか、360度動画と、シェアのための普通のフラットなフルHD動画を撮影できる新モード(INSTAFRAME 2-IN-1 撮影に、今回対応しました。自撮り用に自動追尾(Selfie View)の設定もできるので、シェア用も欲しい場合、手軽です。
手ぶれ補正機能は、上位機同様の6軸式ジャイロ(電子式手ぶれ補正)に対応します。
360度の水平ロックが可能ですので、激しく回転乗り物(パラグライダーほか)も強くなります。
静止画の画質は、1カメラ最大で約5000万画素です。
2カメラで、あわせて、7200万画素です。
画像の記録は、MicroSDカードを利用する形式です。
最大1TBです。
バッテリーは、4K/30P動画で135分です(5.7K30fps時)。
旧機より持続時間はだいぶ伸びました。
記録時間は、最大181分間との表記です(5.7K/24p)。
8K/30Pでも88分ですし、十分、実用水準でしょう。
もちろん、廃熱が追いつけば、という仮想の話で、ファイルサイズも区切られます(30分)。
小型機は廃熱問題がシビアですので、特に夏などは止まる可能性があります。
基本的には、定点観測用ではなく、1ファイル20-30分位のショートムービー向きです。
Insta360 X5 用見えない潜水ケース
¥17,800 楽天市場 (6/24執筆時)
タフネス性能は、本機は、ハウジングなしで15Mの防水です。
ハウジングを買う場合、最大50Mまで対応できます。
先述の自撮り棒のような仕組みで「見えない潜水ケース」になります。
編集にも、フィルターなしで水中映像を補正するAquaVision2.0があります。
第2代はAI学習を利用する方式になったので、精度が上がっています。
スマホは、Bluetooth・Wi-Fiでリンクする形式です。
ライブストリーミングは、対応します。
「360度ライブ」モードは、Facebook・YouTubeなどに対応します。
Insta360 X5 プレミアムレンズガード
¥6,280 楽天市場 (6/24執筆時)
Insta360 X5 標準レンズガード
¥4,480 楽天市場 (6/24執筆時)
アクセサリーも、充実します。
先述のGPSリモコンや、自撮り棒ほか、各種乗り物用のマウンターやプロテクター類が豊富です。
レンズガードは2種類ですが、上位モデル(プレミア)のが硬度が高いです。
堅牢性ほか、光学的な配慮があるので、明るさの低下が少ないと言えます。
Insta360 GPS プレビューリモコン
¥25,600 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
GPSプレビューリモコンも興味深いです。
ただ、アメリカのGPS衛星のほか、露・中・欧のGPSを補足できる4衛星なので、そこそこ精度が良いです。
GPS(位置情報)は、マルチGNSSと日本のみちびきは非対応です。
撮影時の位置と速度が把握できるので、データ面で面白い動画が撮れます。
その上で、旧世代にはなかったプレビューモニターが付属し、手元で画角などを確認できます。小型の液晶パネル(LCD)なので、手元で使えるよう、リストストラップが付きます。
Bluetooth通信で、最大20Mほど離して使えるリモコンなので、用途は広いでしょう。
マイクは、旧世代同様、4マイクです(説明書で確認)。
従来の方向性強調モード(Direction Focus)が、360°オーディオという名前になりました。
アクションカメラでは見られる機能ですが、リフレームした後、アクションと連動して、正確な方向から音が聞こえるので「ライブ感」が高まります(方向性強調モード) が、機能性は同じです。
このほか、音声強調モード(Voice Enhancemen)モードが親切です。指向性マイクのように、話し手の声を強調して集音するタイプです。
新開発の内蔵ウイングガードと、搭載のAIプロセッサの恩恵で、集音の際の無駄な雑音は減らしますが、音としては、モノラルに近くなります。
このほか、本機は、簡単な音声コントロールにも対応します。
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以上、INSTA360 X5の紹介でした。
旧機で難点に思われた、低輝度状況下の対応度が高まった製品です。撮像素子自体が大型化したことで、昼間画質も高まっていますし、失敗映像のリスクが減少した共に、明るい場所でもより綺麗に撮影できそうです。
人気機種の後継機らしく、提案される使い方の「芸も細かい」です。単純に「使える」、というだけでなく、「便利に使える」製品です。アクセサリーも豊富です。
先述のように、8Kコンテンツが活かせるのは、発売時より「ちょっと先の未来」にせよ、5K・4K水準の高フレームレートが楽しめるのは大きな魅力です。AIチップの採用で、撮影時の編集力も相当向上しました。
基本性能面でも、手持ちを前提にした製品では、6軸手ぶれ補正・10M防水を搭載するなど、値段に見合った実力があります。
「面白く、きれいない映像」を取る実力は、一般向けに売られる機種ではかなり高く、良い製品です。
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なお、本機は、付属品のキット構成(セット販売)がかなり多いです。
流通ルートにもよりますが、単品で買ったほうが実際安い構成もあり、お得度はあまりない感じです。
ただ、とくに初心者は「必要な機材」が迷わずそろうという意味で利点があります。
いか、セット内容のメイン部品の単品を買う場合の値段も付記して比べておきます。
【エッセンシャルキット】
(自撮棒+ 標準レンズガード+バッテリー+キャップなど)
4・Insta360 Insta360 X5 CINSAAHA-X504
¥101,800 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
(単品)
4・Insta360 見えない自撮り棒 114cm
¥3,750 楽天市場 (6/24執筆時)
4・Insta360 X5 標準レンズガード
¥4,480 楽天市場 (6/24執筆時)
4・Insta360 X5 レンズキャップ
¥1,180 楽天市場 (6/24執筆時)
4・Insta360 X5 バッテリー
¥8,000 楽天市場 (6/24執筆時)
4・Insta360 X5 万能急速充電ケース
¥10,000 楽天市場 (6/24執筆時)
4・Insta360 X5 収納ケース
¥4,480 楽天市場 (6/24執筆時)
第1に、Insta360 X5 エッセンシャルバンドルです。
先述の「見えない自撮り棒」(114cm)や、バッテリー・レンズキャップ・バッテリー・充電ケース・収納ケースと、「あったら便利」なものがセットになります。
ケーブル類を除いた主要なおまけ(上の製品)だけで、1万円ちょっと「お得」になるので、必要と思われる場合、割とよさげな「全部入り」仕様です。
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【スターターキット】
(+自撮棒+ レンズキャップ)
5・Insta360 Insta360 X5 B0DZCC95KN
¥90,400 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
(単品)
5・Insta360 見えない自撮り棒 114cm
¥3,750 楽天市場 (6/24執筆時)
5・Insta360 X5 レンズキャップ
¥1,180 楽天市場 (6/24執筆時)
第2に、スターターキットです。
こちらは「見えない自撮り棒」(114cm)と、レンズキャップが主なおまけです。
本体と、それぞれ、単品で買ってもそこまでお得感は感じないです。
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【バイクキット】
(+バイク撮影キット+レンズガード+自撮り棒)
6・Insta360 Insta360 X5 B0DZCDZ9BT
¥104,800 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
(単品)
6・Insta360 MOTORCYCLE MOUNT BUNDLE
¥7,800 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
6・Insta360 見えない自撮り棒 114cm
¥3,750 楽天市場 (6/24執筆時)
6・Insta360 X5 レンズキャップ
¥1,180 楽天市場 (6/24執筆時)
第3に、バイクキットです。
スターターキットにバイク用マウントが付く構成です。
こちらの場合も、別に買った方が水準としては安い場合があるので、丁寧に見比べた方が良いでしょう。
【2024年発売】
【通常版】B0CXPWMZQS
7・Insta360 Insta360 X4
¥67,800 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
撮像素子: 1/2型 CMOS×2
F値:1.9
静止画画素数:7200万画素
動画解像度 :8K対応 30p / 5.7K 60P
記憶領域:microSD(1TBまで)
無線:Wi-Fi 5, Bluetooth 5.2
記録可能時間:135分
編集ソフト:iPhone/Android/PC編集対応
ライブストリーミング:対応
重さ:203g
INSTA360 X4は、インスタX5の旧機です。
X5との違いに集中して説明します。
撮像素子は、1/2型です。
先述のように、新型の半分ほどのサイズで小さいです。
また、高感度(裏面照射型)ではないので、夜など条件の悪いところでの撮影は「苦手」と言って良いです。
若干レンズが明るい(F1.9)部分を含めても、ここは新機種と価格差以上の性能差です。
昼間画質も、先ほど書いたように、撮像素子の違いで、新機種の方がだいぶ良いです。
動画撮影では、先述のように、フラット映像と、360度映像を同時に撮れる「InstaFrame」が未付属になります。
あとは、本体の防水性(10M)と、最大録画時間(135分)の違いが目立つ違いです。
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以上、INSTA360 X4の紹介でした。
示される画素数は同じですし、一見するとあまり新機種と「違いはない」ように見えますが、撮像素子の変更は、相当「大きな変更」です。
去年までは最新だったモデルですし、日中だけ利用するならば、こちらでも「実用水準」なではあります。
いつもは「型落ち」をおすすめすることも多いのですが、現状程度の価格差ならば(今年に限っては)日中も含めた、画質の本質部分が高まっている点で、新機種がおすすめです。
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【2022年発売】CINSAAQ/B
8・Insta360 Insta360 X3
¥40,999 楽天市場 (6/24執筆時)
撮像素子: 1/2型 CMOS×2
F値:1.9
静止画画素数:7200万画素
動画解像度 :5.7K対応 30p
記憶領域:microSD(1TBまで)
無線:Wi-Fi 5, Bluetooth 5
記録可能時間:81分
編集ソフト:iPhone/Android/PC編集対応
ライブストリーミング:対応
重さ:180g
このほか、2世代前のINSTA360 X3は、下位機種として販売が続いています。
動画解像度は、ただし、5.7K/30P・4K/60Pまでです。
それでも、普通に使うぶんには「十分以上」でしょう。
あとは、バッテリー量を除けば、AIプロセッサに由来する本体編集の差と、操作性(クイックジェスチャ・や音声操作)と、純正のレンズガードが付属しない部分が、X4に対して目立つ差です。
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結論的にいえば、本機は新機種と明確な価格差があるので、格安な入門機として考えられます。
その点いうと、 「できること」ベースで言えば、とくに360度カメラを初めて買う方については、十分な仕様と言えます。
超がつく高解像度が不要で、おそらく日中の野外で使うだろう方は、「1台目」はこちらで良いでしょう。
1-3・GoProの360度カメラの比較
続いて、アメリカのGoPro社の製品を紹介します。
【2025年発売】GoPro MAX (2025)
9・GoPro MAX(Revival) CHDHZ-203-FW
¥52,999 楽天市場 (6/24執筆時)
【2021年発売】
10・GoPro MAX CHDHZ-202-FX
¥59,800 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
【2019年発売】
11・GoPro MAX CHDHZ-201-FW
¥61,800 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
撮像素子:(1/2.3)
F値:
静止画画素数:1660万画素
動画解像度 :5.6K対応 30p
記憶領域:microSD
無線:Wi-Fi/Bluetooth
記録可能時間:
編集ソフト:iPhone/Android/PC/Mac
ライブストリーミング:対応(限定的)
重さ:154g
GoPro MAX は、アメリカのGoProが発売する最新の全天球のカメラです。
2025年に新型番になりました。
本体自体の性能が同じですが、Quik Engineによる高度なクラウド編集に対応しました。
旧機でも同社のクラウドサービスの利用は可能で、スマホのGoPro Quikアプリ からのAIによる編集(動きからのベストショット抽出や、タイムラインの作成など)は、無料で可能です。
ただ、新機種だと、充電中にバックグラウンドで、同社のクラウドサービスにアップロードされ、AI編集を自動でかけるのは、サブスク契約(調査時、年9.99ドル〜)が必要です。
そこまで高くないですし、有料だけの編集機能もあるので(まあ)良いかと思います。
あとは、搭載バッテリーの種類がACBAT-001(1350nAh)からACBAT-011(1600nAh)に変更され、持続時間が延びました。互換性はありますが、進化です。
そのほか、一般的な三脚用に対応するためのネジ穴の変更が今回ありました。
一方、2世代前のCHDHZ-201-FXとCHDHZ-202-FWは違いはなく、製品としては同じものです(説明書も共通)。
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結論的にいえば、本体の価格面からしても、最新機を選ぶのが良いでしょう。有料契約は、マストではないですし、問題ないです。
あとは、同じなので、同時にみていきます。
基本的な使い方は、こちらもマウンターを利用する型式です。
数も豊富です。ただ、(全天球カメラでない)従来のHEROシリーズと完全には互換せず、利用できない製品もあります。
詳しくは、こちらの【日本の代理店の公式サイト 】をご覧ください。
重さは、154gです。
以外と軽量ですが、GoProはバッテリー込みの重さ表示ではないため、あと20-30gは増えるでしょう。
それでも、軽めではあります。
撮像素子とレンズの明るさは、GoProは非公開です。
したがって、画像部分のスペックは1660万画素という数字以外の部分が分かりません。
ただ、海外の販売サイトの情報などでは、一般的な1/2.3 CMOSが2基との記載で、実際その蓋然性は高そうです。
動画の画質は、5.6K/30フレームに対応です。
すでに8Kクラスが出たとはいえ、値段を考えれば上々です。
2つのカメラの合成は、スマホアプリでリフレームを行う仕組みです。
例えば、360度写真から、普通の動画などに簡単に変換できます。
一方、このカメラは「普通のシングルレンズカメラ」としても撮影可能です。
ただ方式として、「2眼で5.6K解像度」ということなので、普通のカメラとして見たい場合、【アクションカメラの比較記事】で見た、同社のHERO8と異なり、4K画質は非対応です。
最大で、1440P(2560×1440)60フレームで、フルHD画質より「ちょい上」くらいの画質になります。
その場合の画角は、4段階(13mm-27mm)で変更可能です。最大画角の Max SuperView(13mm)は、かなり迫力のあるワイドな映像になります。
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結論的にいえば、「360度映像」を撮るための設計だが、普通のカメラとしても「そこそこ」使えるという感じでしょう。
動画用の手ぶれ補正機能は、一方「内蔵」です。
名称は、Max HyperSmoothと言う名前で、方式としては電子式の手ぶれ補正です。
電子式画像安定化機能(EIS)を改良した上で、強力なCPUとメモリーを利用し、フレーム単位でブレの行方を予測し補整していくというものです。
360度全天球カメラでは、光学式補正や多軸補正を導入する機種がないため、現状で「ブレ対策」の完成度は高いと言えるでしょう。
静止画の画質は、1660万画素です。
今回は、「3 つのカメラが 1 つに」というキャッチフレーズで、その「3つめ」が写真です。
画素数は360度と考えた場合、1660万画素ですが、普通のフレームにすると550万画素なので、「スマホより優秀」というわけでなく、この部分も「そこそこ」です。
ただ、一定間隔ごとに、写真が撮影できる、タイムラプス撮影に対応するなど、技術的に面白い部分はあります
画像の記録は、MicroSDカードを利用する形式です。
4K以上の記録に対応するカードを買う必要がある点、注意が必要です。
MAXエンデューロバッテリー ACBAT-011
¥6,110 楽天市場 (6/24執筆時)
バッテリーは、残念ながら標準持続時間は非公開です。
ただ、4K/30Pでだいたい1.5時間前後です。
なお、こちらも、予備バッテリーが別売されており、交換が可能です。
記録時間は、連続撮影時間として、2時間です。
長時間だと、ファイルは、いくつかに分割される仕様ですが、ソフト的に結合できます。
むろん、廃熱が追いついた場合のスペックです。
タフネス性能は、この機種の場合、5メートルまでの防水性が保証されます。
一方、水中用のハウジングは現在のところ、未発売です。
スマホは、Wi-FiとBluetooth接続での、ワイヤレス転送に対応します。
PCでの編集は、2024年まで対応だったMac用、WindowsともQuik for Desktopが提供終了です。そのため、冒頭で書いた、AI技術による編集を含め、同社のシステム内で、処理をしたい場合は、スマホアプリでの操作が前提です。
ただ、Adobe PremiereとAfter Effects用のプラグインもあるため、あまり問題ではないでしょう。
ライブストリーミングは、限定的な対応です。
ただし、完全自動ではなくQuik アプリを通しての設定、公開です。最大で、1080P(フルHD)で、3D映像の配信は、Insta360などと違って非対応です。
なお、アプリに配信先(You TubeやFaceBookなど)は登録しておけます。また、PCに直接USB-Cで接続しての配信も可能です。
スピーカーは、、360 Audioに対応する点です。
6つのマイクを内蔵しており、音にも方向性(指向性)を付けられる方式です。
3Dオーディオは、オーディオ方面の最近の流行で、編集する際に、指向性を考慮に入れられます。本機が最初だったと思いますが、現在だと、他社機も対応です。
なお、既存の立体音響のオーディオフォーマット(ドルビーアトモスなど)に変換できるわけではないので、そのあたりは課題でしょう。
そのほか、GPSを内蔵する点が特長と言えます。
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以上、GoPro MAX の紹介でした。
同社の場合、360度カメラは、新機種をあまりださない点もあり、今だと、そこまで個性は感じない部分はあります。
ただ、フラット映像だけとれる(普通の)GoProのシェアが高い部分で、マウント類の豊富さや、連携できる他社アプリが多い点、あるいは、ウェブベースのサービスが便利なのは、それでも見どころでしょう。
どちらかと言えば、カジュアルに楽しみたい方は、Insuta360にくらべて「とっつきにくい」感じです。
本機は、純正の有料サブスク契約の編集機能、あるいは、完全な専門ソフトで、しっかり加工して「遊びたい」、ハイアマチュア向けに思いました。
あとは、先述のライブストリーミングの仕様に注意してください。
次回につづく!
全天球カメラのおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、話題の全天球カメラの比較の1回目記事でした。
しかし、記事は、まだまだ「続き」ます。
2・360度全天球カメラの比較 (2)
2-1:コダック〈米国〉
2-2:Linkflow〈韓国〉
2-3:リコー〈日本〉
2-4:最終的なおすすめの提案【結論】
動画の画質 ★★★★★
写真の画質 ★★★★★
ネット配信 ★★★★★
手持ち撮影 ★★★★★
周辺機器 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
続く2回目記事(こちら)では、引き続き、各社の全天球カメラをみていきます。
その上で、ここまで紹介してきた全機種から、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種を提案していきます。
引き続きよろしくお願いします!
2回目記事は→こちら!
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