【今回レビューする内容】2024年 高機能な枕の性能とおすすめ・選び方:低反発・高反発まくらの違い:腰痛 肩こり 安眠対策:テンピュール エアウィーヴピロー 西川 トゥルースリーパー セブンスピロー ボディドクター モリシタ モリピロ 高さ調整のできるまくら 王様の夢枕Uなどの高性能枕 夏用に涼しい接触冷感枕など
今回のお題
機能性が高いまくらのおすすめはの製品?
ども、Atlasです。
今日は、2024年8月現在、最新の高機能枕(まくら)の比較です。
反発力・硬さ・大きさなどに注目しつつ、各社の機能性まくらを比べていきます。
・高品質なまくらの比較 (1)
1-1:選び方の基本の紹介【導入】
1-2:テンピュール〈スウェーデン〉
1-3:ボディドクター〈ドイツ〉
1-4:エアウィーヴ〈日本〉
1-5:トゥルースリーパー〈日本〉
1-6:モリシタ〈日本〉
1-7:王様の夢枕〈日本〉
・高品質なまくらの比較 (2)
2-1:アテックス〈日本〉
2-2:西川〈日本〉
2-3:他の機能性まくら
2-4:最終的なおすすめの提案 【結論】
今回は2回連続の記事です。
はじめに、高機能まくらの「選び方の基本」を解説します。
そのあと、「北欧のテンピュール、日本のエアウィーヴ、ドイツのボディドクター、トゥルースリーパーなど、各社の「機能性まくら」を順番にみていくという構成です。
寝心地・肌触り ★★★★★
サポート力 ★★★★★
蒸れにくさ ★★★★★★
寝返りしやすさ ★★★★☆
横寝しやすさ ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
その上で、最後の「結論」(こちら)では、上表のような観点から、用途別・目的別に、Atlasのおすすめ製品を提案していきます。
よろしくお願いします。
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1・羽毛ふとんの比較
2・低価格な掛けふとんの比較
3・敷ふとんの比較
4・ふとん用マットレスの比較
5・高機能まくらの比較
6・電気毛布の比較
7・夏用の寝具比較
なお、今回の記事は、寝具の比較記事の、5回目記事として書きました。
1-1・「まくら」の選び方の基本
具体的な製品の比較に入る前に「枕の選び方の基本」を書いておきます。
1・まくらの素材とかたさ
2・まくらの反発力
3・まくらの形状とサイズ
自分に合った「質の良いまくら」を選びたい場合、注意するべきといえる3点について、順番にみていきます。
第1に、まくらの素材と堅さです。
上表は、高機能枕に多く使われる素材の(平均的な)かたさを示したものです。
全ての製品にあてはまるわけではなく、誤差はあります。
とくに、テンピュールは製品によってだいぶ変わりますので。
とはいえ、「ウレタンより硬いといえる天然ラテックスのまくらはない」という関係性は「不変」ですから、選ぶ場合の「目安」にはなるでしょう。
ただし、「安眠対策(寝心地)」にせよ、「首や肩のコリ」にせよ、「腰痛」の対策にせよ、「かたさ(柔らかさ)」は、あまり決定的な要素ではないといえます。
それで「解決可能」ならば、上のような昔からある素材でもできるはずですから。
実際、こうした素材ならば、デパートやデンキヤで、中身を調節した「セミオーダーメイド」の枕を安く作ってもらえますし、それでも良いかと思います。
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結論的にいえば、機能性に注目して枕を選びたい場合、最初に注目するべきは、「かたさ(やわらかさ)」ではないと言えます。
次に説明する「反発力」の要素に注目して、その上で、自分の「好みのかたさ」に近いものを探した方が、機能性を求めやすいと言えます。
第2に、まくらの反発力です。
先述のように「機能性」から選ぶ場合、「かたさ」だいぶ重要な観点といえます。
反発力を「自慢」にするまくらは多いです。しかし、材質による性質の違いは大きいです。
以下、代表的といえる4点の素材の特性を、簡単に解説しておきます。
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1点目は、ウレタン素材です。
低反発まくらの素材としては、最も標準的です。
チップ状に加工したものの場合など、例外はあるのですが、まくらの場合、かたさは基本「柔らか」です。
ゆっくりと深く沈み込む感じです。
どのような形状の頭でも包み込み、体圧を分散させてくれる効果があります。
包み込むような感触は安眠を誘うので、ウレタンは、不眠症気味の人に好まれます。
一方、柔らかい枕は、寝返りが打ちにくい部分があるため、何らかの対策がないと、腰痛の方には、あまり向かないです。
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2点目は、テンピュール素材です。
こちらもウレタン系ですが、独自のアレンジがある低反発素材です。
柔らかさ(沈み込み)は製品ごと調整されています。
例えば、一般的なウレタンより堅めで「ふつうのかたさ」のものもあります。
テンピュールは、「肩こり」の人にわりと定評です。
クビ形状に沿って沈み込みがありつつ、かつ、一定の支持性もある製品が多いからです。デスクワークで首が疲れている方に向く場合が多いと言えます。
ただ、とくに柔らかめのモデルは、腰痛の方には不向きな場合があります。
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3点目は、天然ラテックス素材です。
間違いなく高反発素材と分類できます。ドイツのボディドクターの製品が有名です。
ようするに「ゴム」です。反作用が強く頭が深く沈み込まない特性があります。
そのため、寝返りしやすいという特長があります。
腰痛は、一晩中「仰向き寝」だけだと血行が悪くなるので、適度に寝返りを打って「横寝」の状態に簡単に移行できることが「対策」になり得ます。
ただ、「ゴム質」な独特の寝心地で、合う、合わないがわりとあります。
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4点目は、エアファイバー素材です。
こちらは化学製品ですが、素材としては高反発です。
日本のエアウィーヴの開発した素材です。
ゴムのようなかたさはないので、かたさは「ふつう」です。
たがって、ラテックスと同じ機能性を持ちつつ、寝心地は(割と)一般的です。
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以上、4点の高機能素材について、簡単に説明しました。
結論的にいえば、寝心地(安眠対策)・首回りの対策ならば、テンピュール素材がわりと良いです。
ただ、価格水準がすこし高めなので、ウレタン系でも良いでしょう。
一方、腰痛対策の場合、寝返りが重要になるため、ラテックス・エアウィーヴなど、高反発素材を試す価値はあると言えます。
ただし、これらは、あくまで「傾向」でいえば、です。
同じ素材、メーカーでも、反発力も、かたさも製品で変わってきます。
また、例えば、場所によって硬さを可変させた「機能性まくら」など、上で書いた欠点の「対策」をしている枕もあります。
そのため、今回の記事では、素材に由来する欠点に対する「対策の有無」にも加味して書きたいと思います。
第3に、まくらの形状とサイズです。
各社の高機能枕の多くは、エルゴノミクス(人間工学)をふまえたユニークなデザインを採用します。
形状的な工夫で、寝返りを打ちやすくしたり、体圧分散効果を高めることを狙ってのものです。
しかし、形状が独特な製品は、体型の違いから合う合わないが出がちです。
読者レビュー評価に、他の寝具より差が出やすいのは、このためです。
今回も色々な形のものを見ます。
ただ、あまり突飛な形の製品は、(Atlasが買ってよくよく試したたものを除けば)、最後の「おすすめ」にはあげないつもりです。
皆さんが買われる場合も、あまりに「不思議」な形の製品は、できれば「事前に試す」ことをおすすめします。
一方、形状に由来する寝姿勢への対応力は、選ぶ際に考えて欲しいポイントです。
テンピュールには、一般的な仰向け寝以外に、うつぶせ寝・横向き寝に特化して「快適」といえるニッチなモデルもあります。
他社は、どちらかと言えば、どの寝姿勢にも普遍的に対応できるようなマルチロールを追求したモデルが多いです。
「寝姿勢を変えがち(寝相の悪い)」方」に向く部分はあるので、どちらが良いとも言えません。
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というわけで、ここまでは、まくらの「選び方の基本」について書きました。
色々書きましたが、結局のところ、個別のまくらをしっかり見比べないと「ベストなモデルは選べない」と言えます。このブログがいつも見ている「家電製品」と同じです。
というわけで、以下、しっかりと、各社の「機能性まくら」を具体的に見ていきましょう。
1-2・テンピュールのまくら
はじめに、北欧スウェーデンのテンピュールの低反発まくらの比較です。
ベッド用マットレスを含めて、高級寝具店ではお馴染みのブランドです。
機能性まくらのラインナップがひときわ多いので、最終的に他社製品を買うとしても、最初に同社の製品をひととおりみておくことは意味があります。
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なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記しています。
【2008年発売】
1・テンピュール オリジナルネックピロー
¥14,209 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
素材:テンピュール素材(低反発)
かたさ:★★★★☆
反発力:★★★☆☆
枕の幅:50cm(標準)
枕高さ:7cm-11.5cm
寝姿勢:仰向け寝
オリジナルネックピローは、テンピュールを代表するといえる高機能まくらです。
世界中に愛用者がいる製品で、かなりのロングセラーです。
Atlasも長期間使っていました。
内部素材は、社名にもなっている「テンピュール素材」です。
1966年にNASAが開発した低反発ウレタン(Temper Form)の知的財産権が消滅した後、初めて「テンピュール」として寝具にしたのが同社の起源です。
他社の「低反発ウレタン」と同じ出所なのですが、品質管理ほか、独自の機能性を高めているので「テンピュール素材(Tenpur)」と区別して呼んでいます。
普通のウレタン系低反発素材と比較する場合、素材特性として、通気性が良いほか、体圧分散性により優れる部分があります。
形状は、波を打ったようなデザインです。
首のS字カーブに沿う形ですので、姿勢良く「仰向け寝」を好む人に最もあう形状です。
ただ、同社のスタンダードモデルで、形もそれなりにオーソドックスなので、どのような寝姿勢でも合うようにはしています。
サイズは、高さの違いで4種類あります。
まくらのタテヨコサイズは全て同じで、幅50cm×奥行31cmです。
Mが男性の標準用、Sが女性の標準用とされます。
自由に選んで良いですが、細身の方はあまり高くない方が快適でしょう。
堅さと反発力は、かたさは「ふつう」で、反発力も「弱め」です。
ようするに「そこそこ低反発」な感じがありつつ、ある程度「サポート力」もあると言える、平均的な感じです。
まさに、ロングセラーになるスタンダードモデルの特性ですが、尖った部分がなく「誰にも合いやすい性質」と言えます。
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以上、テンピュールのオリジナルネックピローの紹介でした。
オーソドックスな「標準」モデルなので、ほとんどの方に「快適」と感じられるように作られています。
その点で言えば、高機能まくらのどれを買うか迷ったら、とりあえず、これを最初に試したら良いと言えます。
【2021年発売】
【Queen S】83300161
2・オリジナルピロー スマートクールテクノロジー
¥19,567 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
【Queen M】83300162
2・オリジナルピロー スマートクールテクノロジー
¥23,882 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
素材:テンピュール素材(低反発)
かたさ:★★★★☆
反発力:★★★☆☆
枕の幅:61cm(標準)
枕高さ:8cm・10cm
寝姿勢:仰向け・横向き
オリジナルピロー スマートクール テクノロジーは、1つ上で見た、オリジナルネックピローの改良版です。
名前通りの製品です。
カバーにポリエチレン素材(クールタッチ)の「スマートクール機能糸」を利用したことで「75%のひんやり感」を得れるとされます。
このブログの【涼感寝具の比較記事】で比較した諸製品と同じで、夏をターゲットにしています。
とはいえ、熱伝導性(放散性)も高い生地なので、メーカーが言うように、オールシーズン使っても不快ではないでしょう。
形状的に立体的な波形構造で、利に適っています。
内部素材は、「テンピュール素材」です。
形状は、オリジナルと基本的に同じです。
高さは、Sは8cm、Mは10cmです。
まくらの縦と横のサイズは同じで、幅61cm×奥行31cmです。
オリジナルネックピローより幅広で、長さを61cmとしているため、こ横向き寝もわりとしやすいです。
先述のように「主に夏用」ですが、暑いと寝返りを打ちたくなる点でいえば利に適っています。
堅さと反発力は、1つ上で見た通常品と同じです。
低反発素材としては「堅め」で、反発力は「弱め」に調整され、誰が使っても違和感がないようにしています。
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以上、テンピュールのオリジナルピロー スマートクール テクノロジーの紹介でした。
主に「夏」をメインに考えた場合、選択肢にしやすいです。
冬に使うとしても特段寒くなるわけではないので、通年これでも良いでしょう。
【2015年発売】
3・テンピュール ミレニアムネックピロー
¥16,327 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
素材:テンピュール素材(低反発)
かたさ:★★★★☆
反発力:★★★☆☆
枕の幅:54cm(標準)
枕高さ:8cm-12.5cm
寝姿勢:自在(寝返りが楽)
ミレミアムネックピローは、テンピュールでは、比較的最近に登場したまくらです。
その後、似た形状の後発製品も他社から出ていますが。オリジナルはこちらです。
堅さと反発力は、テンピュール素材として堅めで、反発力もあるタイプです。
後述する形状的な工夫と合わせて、寝心地(安眠効果)だけではなく、肩こり・腰痛にも良いバランス重視のまくらです。
形状は、先ほどの枕と較べるとユニークで、真ん中が凹型になっています。
人間工学に基づく工夫で、仰向き寝から、横向き寝に移行しやすい形状です。
この部分で、低反発なテンピュール素材ですが、例外的に「腰痛対策」にも向きます。
そのほか、姿勢良く仰向き寝をし続ける方についても、中心部の首のホールド感が高いため、この部分の体圧分散効果も高く、首回りが疲れがちの方にも向きます。
サイズは、高さの違いで、上図のような4種類です。
縦と横のサイズはどれも同じで、、幅54cm×奥行32cmです。
好みで選んで良いでしょうが、男性はMサイズ、女性はSサイズが標準です。
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以上、テンピュールのミレミアムネックピローの紹介でした。
スタンダードな形ですが、機能面での工夫は同社の製品の中で、最も工夫があるモデルの1つと言えます。
こうした部分の機能性に注目する場合、他社モデルを含めてみても、良い選択肢の1つです。
【2015年発売】83400184
4・テンピュール オンブラシオピロー
¥26,256 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
素材:テンピュール素材(低反発)
かたさ:★☆☆☆☆
反発力:★★☆☆☆
枕の幅:60cm(長め)
枕高さ:高め
寝姿勢:うつぶせ寝
形状は、「星形」です。
これは、「うつぶせ寝」をする際に、首と背中の負担にならないためのデザインです。
呼吸が遮られないので快適です。
サイズは、1種類のみです。
幅60cm×奥行50cmになります。
高さは、こちらは用途からして公式には非公開です。
ただ、実際は高めです。
堅さと反発力は、テンピュールの特性そのままと言えます。
低反発でしっかり沈み込み、しっかり柔らかめです。
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以上、テンピュールのオンブラシオピロー の紹介でした。
「うつぶせ寝」に特化した多少特殊な製品です。
そうした使い方に特化して考えた場合だけ、選択肢に加えれば良いと言えます。
【2015年発売】
【S】50022-90
5・テンピュール ソナタピロー
¥15,792 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
【M】50022-91
5・テンピュール ソナタピロー
¥17,343 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
素材:テンピュール素材(低反発)
かたさ:★☆☆☆☆
反発力:★★☆☆☆
枕の幅:61cm(長め)
枕高さ:9.5cm-12.5cm
寝姿勢:自在(横寝/寝返り楽)
ソナタピローも、テンピュールの販売するまくらです。
Atlasも1つ所有しています。
形状は、三日月型です。
こちらの場合、「横寝」に特化したモデルです。
仰向け寝もできますが、左右の「横寝」が快適にできる部分に焦点をあてた設計です。
前面と背面で傾斜角度も換えていて、好みに合わせて利用できます。
堅さと反発力は、シンフォニーピローと同じです。
つまり、柔らかく、沈み込むタイプの枕です。
サイズは、高さの違いで3種類の選択肢があります。
縦と横のサイズはどれも同じで、幅61cm×奥行40cmです。
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以上、テンピュールのソナタピローの紹介でした。
横寝に向くのが基本的なコンセプトのまくらです。
そのほかの寝方でもわりと対応力があるため、寝付きの悪い方で、色々寝姿勢を換える傾向がある方は、相性が良いと言えます。
ただ、腰痛や肩こりと言った部分の機能性はあまりないのと、普通の「仰向き寝」に使う分には、他によいタイプがあるため、スタンダードタイプを試して「駄目」だったような方に向くと言えます。
【2023年発売】
【ふつうのかたさ】 83400118
6・テンピュール コンフォートピロー
¥23,077 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
かたさ:★★★★☆
反発力:★★☆☆☆
枕高さ:10cm前後
【やわらかめ】 83400118
6・テンピュール コンフォートピロー
¥23,077 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
かたさ:★★★☆☆
反発力:★★☆☆☆
枕高さ:>10cm
素材:マイクロチップ
枕の幅:63cm(長め)
寝姿勢:自在
コンフォートピロー オリジナルも、テンピュールのまくらです。
「 トラディショナルピロー」「コンフォートピロー オリジナル」として売られていた製品の後継品です。
日本の「枕」にもつうじる形状で、同じく表面・裏面の区別もないタイプです。
素材は、同社の他製品とは少し異なります。
テンピュール素材ではありますが、フォームチップです(テンピュールマイクロクッション素材)。
この場合、空気がまくらの中に含むので、通常の低反発まくらよりも膨らみがあり、感触も異なります。
堅さは、テンピュール素材として言えば、(ふつうのかたさモデルの方で)で「かため」です。
反発力も、普通です。沈み込むようなイメージはあまりないです。
ウレタンチップは感触自体異なるので、テンピュールと同じとは考えない方が良いです。中の空気含有量が減ると、より「かたく」なるので、たまにほぐすと良いです。
サイズは、幅63cm×奥行43cmの1サイズです。
高さは非公開です。
チップだと、データを出してもあまり意味はないからでしょう。
現物を見ると10cm前後ですが、中身のチップは減らせるため、低くもできます。
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以上、テンピュールのコンフォートピロー オリジナルの紹介でした。
あって良いラインナップですが、高機能まくらというより、普通のまくらをテンピュールで揃えたい場合に選ぶべきものだと思います。
【2020年発売】83400141
7・コンフォートピロー スマートクールテクノロジー
¥29,700 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
素材:マイクロチップ
かたさ:★★★★☆
反発力:★★☆☆☆
枕の幅:70cm(長め)
枕高さ:10cm前後
寝姿勢:自在
コンフォートピロー スマートクールテクノロジーは、2020年に登場したテンピュールのまくらです。
オリジナルネックピローにもあった「冷感素材を利用した枕」です。
形状は、正方形に近い形状です。
サイズは、70cm×50cmです。
同社は「ホテル仕様のゆったりサイズ」としますが、実際その通りです。
長いので寝返りも打ちやすいですし、形状的にうつ伏せでも対応できます。
まくらの高さは、マイクロチップなので、可変性はありますが、10cm程度です。
堅さは、「かため」です。
反発力は、普通です。
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以上、テンピュールのコンフォートピロー クールタッチの紹介でした。
夏用のまくらで、エルゴノミクス方面にあまり凝ったものを嫌う方向きです。
逆に言えば、腰痛や肩こりなどの部分でさほど機能性はないです。ただ、スタンダードな形状なので、同社の冷感タイプでは、色々な寝姿勢に柔軟に対応しやすい部分はあります。
1-2・ボディドクターのまくら
つづいて、ボディドクターの製品です。
ドイツの機能性寝具メーカーです。
天然ラテックスゴムを利用した「高反発」マットレスで有名で、そのアクセサリとして、枕も作っています。
【高さ7.5cm】
8・ボディドクター ドクターピロー
¥11,880 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
素材:天然ラテックス(高反発)
かたさ:★★★☆☆
反発力:★★★★★★
枕の幅:69cm(長め)
枕高さ:7.5cm
寝姿勢:自在(寝返りが楽)
【高さ7.5cm】
9・ボディドクター ドクターロングピロー075
¥11,880 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
【高さ11cm】
9・ボディドクター ドクターロングピロー110
¥11,880 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
素材:天然ラテックス(高反発)
かたさ:★★★☆☆
反発力:★★★★★★
枕の幅:80cm(ロング)
枕高さ:7.5cm / 11cm
寝姿勢:自在(寝返りが楽)
ドクターピローは、ドイツのボディドクターの枕です。
素材は、高反発ラテックスです。
冒頭で書いたように、天然ゴム由来ですが、密度があり反発力が極めて強い仕様です。
適度に沈み込むので、仰向け寝の際にS字カーブになりますし、高さも自然なので横向き寝も快適です。
反発力は、相当の高反発です。
テンピュールに比べて、ボディドクターも接触時の柔らかさ同じように感じます。
しかし、基本的にゴムなので、反発力は格段に強いです。
包み込む(沈み込む)ような感触はないです。むしろ、反作用を利用して首のラインにフィットさせる感じです。
また、沈み込まないので、寝返は打ちやすいです。
個人的な感覚だと、テンピュールのどのモデルよりも寝返りは打ちやすいと感じます。
その部分で、寝返りが重要な腰痛の方にはとくに向くモデルです。
ただ、ゴムの反発力のような感触は、合う合わないはあります。低反発系のテンピュールに比べると、上級者向きとは言えます。
また、天然ゴムなので、経たりはしませんが経年変化でなかの素材は変色していきますし、5−6年ほどで寿命も迎えます。
低反発をいくつか試して全く合わなかったような方に向きます。
形状は、オーソドックスな長方形の枕です。
サイズは、2種類あります。
通常品は、幅60cm×奥行40cm×高さ7.45cmです。
ただ、ロングピローが別にあります。
こちらは、幅80cm×奥行30cmで、高さが7.5cmと11cmから選べます。
そちらは、寝姿勢(位置)を頻繁に変える方にはかなり向くと言えます。
抱き枕的にも利用できるでしょう。
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以上、ボディドクター のドクターピローの紹介でした。
反発力の部分で言えば、これ以上のまくらはないです。Atlasが試した製品のなかでは、寝返りのしやすさは、本機のロングピローが一番でした。腰痛対策には良いモデルです。
肩こりなども、反発力で支持しつつ体圧分散させるので、それがメインではないですが、副次的には効果的とは言えると思います。
ただ、独特の寝心地なので、睡眠対策としていう場合、合う合わないはあり得ます。個性的な寝心地と言えます。
1-4・エアウィーヴのまくら
つづいて、エアウィーヴ(Air Weave)の枕です。
スポーツ選手を使ったCMで有名な、機能性重視の日本の寝具メーカーです。
【ふつう】2-04011-1
10・airweave ピロー・スタンダード
¥22,572 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
【やわらかめ】2-04021-1
10・airweave ピロー・ソフト
¥22,000 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
素材:エアファイバー(高反発)
かたさ:選択可能
反発力:★★★★★
枕の幅:56cm
枕高さ:6cm 8cm(調整可)
寝姿勢:自在
エアウィーヴピロー は、スポーツ選手が好むマットレスで有名なairweaveが発売している枕です。
素材は、同社のエアファイバーで。
溶解したポリエチレンを水で冷し、糸状にからませる独自製法で作られるものです。
弾力性・復元力が高いため、適度に沈み込みつつ体圧分散性を高める効果があります。
反発力は、高反発です。
天然ラテックスに続いて、押し返す力を感じる素材です。
そのため、寝返りも打ちやすいです。
加えて、他の差材とことなり、通気性が良く夏にも蒸れずに利用できるメリット性もあります。通気性だけで言えば、どの素材よりも優れます。
かたさは、2種類から選べます。
寝返りを重視する場合は、スタンダードモデルが良いでしょう
サイズは、幅56cm×奥行40cmと標準的なサイズです。
高さは、付属するパットで調整可能です。
通常品は、7cm-11cmの調整幅ですので、たいていの場合合うでしょう。
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以上、エアウィーヴピロー の紹介でした。
ある程度の反発力があるので、腰痛対策に向きます。また、ラテックスほど、寝心地に「個性」はないので、できるだけ「今使っている(ふつうの)まくらに近い感覚」を望むならば、こちらの方をおすすめします。
加えて、通気性が良く、涼しいので、夏の利用にも向くでしょう。テンピュールのような接触冷感での暑さへの対処は限界があるため、この部分を重視したい場合も、この製品はおすすめできます。
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【長さ80cm】2-285011-1
11・airweave ピロー スリムワイド
¥18,810 Amazon.co.jp (8/12執筆時)時)
【長さ120cm】2-285021-1
11・airweave ピロー スリムエクストラロング
¥24,200 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
素材:エアファイバー(高反発)
かたさ:★★★☆☆
反発力:★★★★★
枕の幅:上記参照
枕高さ:5cm-7cm(調整可)
寝姿勢:自在
なお、エアウィーヴは「ピロースリム」シリーズ(みな実のまくら)として、長めのワイドタイプも選べます。
かたさは「ふつう」で、最大で120cmを選べます。
ただ、高さは、5~7pの調整幅です。
名前通り「スリムな薄型」になる部分、注意してください。長めでも高さが欲しい場合は、先述のボディドクターなどが良いでしょう。
12・エアウィーヴピロー S-LINE 04081000
¥33,581 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
素材:エアファイバー(高反発)
かたさ:★★★★☆
反発力:★★★★★
枕の幅:66cm(長め)
枕高さ:7-11cm(調整可)
寝姿勢:自在(寝返りが楽)
エアウィーヴピローS-Line は、airwavesの「横寝」重視のモデルです。
形状は、先ほどの機種とおなじで、オーソドックスな長方形の枕です。
サイズは、幅66cm×奥行40cmと多少長めです。
まくらが長いので、寝返りは打ちやすいです。
反発力は、同様に高反発であり強い製品です。
ただ、枕の左右の部分を「かため」、中央部分を「柔らかめ」に調整しています。
これは、横寝の際の快適性をアップさせるための工夫です。
横寝するとしても、かなり寝相が悪い方は例外でしょうが、この機能が活かせそうです。
高さは、付属するパットで7cm-11cmの幅で調整できます。
本機も、通気性は良い製品です。
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以上、エアウィーヴピローS-Line の紹介でした。
ボディドクターの「ロングピロー」がライバルでしょう。
寝姿勢がさほど乱れないことが前提にはなりますが、横寝がしやすい部分は本機も「腰痛対策」に向きます。
ある程度寝相が良く、横寝の歳に、しっかり「堅め」の部分で寝れそうならば、こちらでも良いかと思います。層でもない場合は、均一に堅めで、かつ長めのボディドクターでしょうか。
1-5・トゥルースリーパーのまくら
つづいて、トゥルースリーパーです。
通販番組(ショップジャパン)の大ヒット製品で、ブランド名として「日本で最も知られた枕」の1つでしょう。
スポーツ選手を使ったCMで有名な、日本の機能性重視の寝具メーカーです。
13・トゥルースリーパー セブンスピロー
¥20,570 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
素材:ウレタンフォーム
かたさ:★★★☆☆
反発力:★★☆☆☆
枕の幅:90cm(ロング)
枕高さ:6.8cm
寝姿勢:仰向け寝
14・トゥルースリーパー セブンスピローライト
¥8,900 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
素材:ウレタンフォーム
かたさ:★★★☆☆
反発力:★★☆☆☆
枕の幅:60cm(ふつう)
枕高さ:8.3cm
寝姿勢:仰向け寝
トゥルースリーパー セブンスピローは、日本の通販大手のショップジャパンを代表するまくらです。
素材は、ウレタンフォームです。
同社は「スムース ヴィスコエラスティック」と呼びます。
テンピュール素材の場合と同じで、低反発ウレタン(ヴィスコエラスティック)に、何らかの機能性を持たせたもの、と言えます。
いずれにしても、天然ゴム由来のラテックスに比べて、ウレタンは化学製品ですから、わりと安価に高機能製品ができます。
反発力は、ウレタンフォームですので、低反発です。
感触も柔らかく、静かに沈み込むタイプです。
形状は、独特です。
幅が90cm(ライトは60cm)とシングルベッドと同じサイズがありつつ、いずれも、独特の60cm幅の傾斜があります。
首の自然なカーブを隙間なく埋めることで、きれいな寝姿勢を保つ、というコンセプトです。
幅広なので、寝返りしやすいとも言えます。
しかし、このタイプは横寝にはあまり向かない点は注意してください。とくに、腰痛の方は、寝返りしやすい枕のがよいでしょう。
サイズは、先述のように、2種類あります。
まくらの高さは、通常品が6.8cm、ライト版が8.3cmです。
ライト版は、横寝にも対応できそうですが、沈み込むタイプなので、やはり、寝姿勢がよい方向けです。
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以上、トゥルースリーパー セブンスピローの紹介でした。
「合う人はとても合う」し、「駄目な人は絶対駄目」という「尖ったまくら」だと思います。
特殊なので、できれば事前に試した方が良いですが、首回りの疲れには、どの位置で仰向き寝をしても、自然なカーブを描きやすいので良いと思います。
ただ、きれいな寝姿勢で、仰向き寝だけで済む方以外は、向かないでしょう。まくらを頻繁に動かしつつ、寝姿勢を作るクセがある人も注意してください。
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15・トゥルースリーパー プレミアムネックフィット
¥3,980 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
素材:ウレタンフォーム
かたさ:★★★☆☆
反発力:★★☆☆☆
枕の幅:50cm(ふつう)
枕高さ:10cm
寝姿勢:仰向け寝
なお、とくに首のカーブの部分について、これらの構想の元になったのは、2013年発売の以上のモデルです。
ただ、この段階では、さほど独創的ではないため、選ぶならば新しい方が良いでしょう。
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16・トゥルースリーパー エンジェルフィット ピロー
¥10,200 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
素材:ウレタンチップ
かたさ:調整可能
反発力:★★☆☆☆
枕の幅:62cm(標準)
枕高さ:約10cm
寝姿勢:仰向け寝
そのほか、テンピュールと同じく、高さ調整できるまくらがショップジャパンからも販売があります。
チップの量で、まくらの高さを直接調整する方式です。増減させることで、堅さも微調整できる仕様です。
反発力は、ウレタンでも、チップ状のウレタンチップですので、沈み込む感じはやや乏しく、空気が入るため、多少堅めです。
テンピュールでも書きましたが、このタイプは、どちらかと言えば、従来素材のまくらに近い部分があるので、機能性を求めて買うならば、ウレタンフォームのもののほうが良いかと思います。
また、チップ量が調整できるタイプの製品ならば、デパートなどの「セミオーダーメイド」で、作って貰った方が、しっかり満足のいくものになると思います。
1-6・モリシタのまくら
続いて、モリシタの枕です。
ハンズ(旧東急ハンズ)の枕売り場の「定番」な、日本の老舗まくらメーカーです。
ここまで見たメーカーと比べると比較的安めに、高機能まくらが買えます。
【高反発タイプ 】
17・モリピロ 高さに悩まない8段階調節まくら
¥7,678 楽天市場 (8/12執筆時)
素材:高反発モールドウレタン
かたさ:★★★☆☆
反発力:★★★☆☆
【低反発タイプ 】
18・モリピロ 高さに悩まない8段階調節まくら
¥7,678 楽天市場 (8/12執筆時)
素材:低反発モールドウレタン
かたさ:★★★☆☆
反発力:★★☆☆☆
枕の幅:55cm(標準)
枕高さ:6〜13cm
寝姿勢:仰向け寝・横寝
これらは 高さの調節ができるまくらという広告で、ハンズでよくみかけた枕の最新作です。
素材は、基材がモールドウレタンです。
ただ、2種類で、性質を変えています。
形状は、以前と少し変わり、オーソドックスな四角形になりました。
デフォルトで傾斜がない部分がユニークですので、(沈むとは言え)この部分の合う合わないはありそうです。
サイズは、1種類で幅55cm×奥行35cmです。
形状からすると、姿勢正しい「仰向け寝」ほか、高さを調整すれば横寝にも対応できそうです。
高さは、本品の特色で、自在に調整可能です。
枕本体が約6cmで、下部の低反発ウレタンシート(ウレタンフォーム)8枚の出し入れで約13cmほどまで高さを出せます。
堅さと反発力は、2モデルで異なります。
一方、両モデルとも高さ調整用シートが低反発ウレタンですが、下部に入れる仕様なので、高反発モデルならば、それなりの抵抗感は出せるでしょう。
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以上、モリシタの高さの調節ができるまくらの紹介でした。
高さにこだわりがある方におすすめできる製品です。
とくに、ある程度まくらが高い方がフィットする方には、この製品は合うでしょう。逆に、かなり低めで合わせたい場合は、シートで調整する方式なので、しっかり支えて貰えるは微妙に思えます。
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【高反発タイプ 】
19・モリピロ メディピロー2 横寝対応まくら
¥5,478 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
素材:ウレタンフォーム
かたさ:★★★☆☆
反発力:★★★☆☆
【低反発タイプ 】
20・モリピロ メディピロー2 横寝対応まくら
¥5,478 Amazon.co.jp (8/12執筆時)
素材:ウレタンフォーム
かたさ:★★★☆☆
反発力:★★☆☆☆
枕の幅:50cm(標準)
枕高さ:8-12cm
寝姿勢:自在(寝返りが楽)
なお、森川は、エルゴノミクス形状で 高さの調節ができるまくらも出しています。
形はテンピュールのミレニアムネックピローに似ています。
自然な横寝を促すタイプです。先述のように、腰痛などには、寝返りが重要ですし、機能性は同様にあるでしょう。
高さは、2枚の低反発ウレタンパッドの出し入れで8cm〜12cmで調整可能です。
この部分も、ミレニアムネックピローを踏襲します。
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結論的にいえば、安めの「ミレニアムネックピロー」といったらそのような感じの製品です。もう少し独自性が欲しい気はしますが、この形状を安価に試したかった方には朗報と言えそうです。国内メーカーとしての信頼性もあるでしょう。
1-7・王様の夢枕のまくら
つづいて、寝具を製造する秋田のBeech株式会社(ビーチ)のブランドである「王様の夢枕」の紹介です。
枕を製造する企業で、先述のモリシタもOEM供給を一部受けています。
【各サイズ】(執筆時在庫なし)
21・新・王様の夢枕(王様の夢枕2)
¥(7,980) 楽天市場 (8/12執筆時)
素材:超極小ビーズ+ポリエステル綿
かたさ:★★☆☆☆
反発力:★★★☆☆
枕の幅:62cm
枕高さ:8-12cm
寝姿勢:仰向け寝
王様の夢枕Uは、秋田のビーチが製造する、国産枕です。
最近は、海外製造も多いですが、「ほぼ直」で販売している点で、品質信頼性の高いものです。
昔から楽天市場でかなり人気だったので機にはなっていたのですが、リニューアルついでに、新しく取りあげました。
素材は、マイクロビーズ(95%)とポリエステル綿(5%)です。
先ほど見たモリシタの「ビーズわた」タイプと同じ素材です。
ただ、あちらは、上面のみこの素材で、低反発シートなどと複層的にしていました。こちらは、まくら全体が、この素材です。
反発力は、「ビーズわた」とおなじで、ほぼないです。
かたさは「やわらかめ」と言えます。
一方、ビーズ綿は、やや熱をためこみやすい素材です。
そのため、夏向きかというと微妙なのですが、カバーに吸湿発散性のある高機能繊維「テンセル」を40%採用するなど、快適性にも配慮があります。
ただ、逆に言えば、オリジナルカバーを掛けると機能性は害されるでしょう。
形状は、よくある、中心にくぼみがあるタイプです。
幅62cm×奥行40cmで長いタイプで、寝返りは打ちやすいです。
側面は結構高く、(新型は)構造的に、ビーズが寄らないので横向寝も対応しますが、沈み込みがあるので、快適度は落ちます。
その点では、腰痛の方にはさほど向かないタイプです。
ただ、独特の「もっちり感」で沈み込む感覚は気持ちがいいので、睡眠導入時の快適性はわりと高そうです。
高さは、通常品が12cm(凹み部分8cm)、低めは10cm(凹みは7cm)です。
結構「高め」ですが、ずいぶんと沈んだので、普通は通常品で良いかと思います。
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以上、王様の夢枕Uの紹介でした。
先述のように「ビーズわた」は、一長一短があり、万人向けとは言えないです。
素材的な「へたりやすさ」もあるので、3年保証のテンピュール・ボディドクターなどの長期保証はない(1年間)部分が、値段の差です。
ただ、ブランド名のように包み込まれる「独特の寝心地」は評価でき、それゆえのロングセラーなのだと感じました。実際、最初に使った際の「感動」はあります。
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【70×70cm】
22・王様の夢枕 BIG(ビッグ)
¥(12,800) 楽天市場 (8/12執筆時)
素材:超極小ビーズ+ポリエステル綿
かたさ:★★☆☆☆
反発力:★★★☆☆
枕の幅:70cm×70cm
枕高さ:15cm
寝姿勢:自在
【52×34cm】
23・王様の夢枕クラシック
¥5,980 楽天市場 (8/12執筆時)
素材:超極小ビーズ+ポリエステル綿
かたさ:★☆☆☆☆
反発力:★★☆☆☆
枕の幅:52cm×34cm
枕高さ:11cm
寝姿勢:仰向け寝
なお、王様の夢枕シリーズは、正方形で、上半身全体を支えるタイプとなる王様の夢枕 BIGや、小さめで、仰向け寝専用の王様の夢枕クラシックなど、他のラインナップもあります。
これらも、吸湿発散性に課題があるので、これらも、カバーをタオル生地などにするなどの工夫をしています。
次回につづく
高機能まくらのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回はまくらの比較の1回目記事でした。
しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。
・高品質なまくらの比較 (2)
2-1:アテックス〈日本〉
2-2:西川〈日本〉
2-3:他の機能性まくら
2-4:最終的なおすすめの提案 【結論】
続く2回目記事(こちら)では、上表の各社の製品を追加でみていきます。
寝心地・肌触り ★★★★★
サポート力 ★★★★★
蒸れにくさ ★★★★★★
寝返りしやすさ ★★★★☆
横寝しやすさ ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
その上で、いつものように、目的別、予算別にAtlasのおすすめ製品を提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。
2回目記事は→こちら
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