1回目記事からの続きです→こちら
2-1・コイズミの人気ドライヤーの比較

2回目記事のトップバッターは、日本の美容家電メーカー、コイズミのドライヤーです。
後ほど紹介する、テスコムと並んで「風量自慢」の機種が多く、その方面で人気です。
1・イオンドライヤーの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:パナソニック〈ナノケア〉
1-3:ダイソン〈スーパーソニック〉
2・イオンドライヤーの比較 (2)
2-1:コイズミ〈モンスター〉
2-2:シャープ〈 Plasmacluster Beauty〉
2-3:クレイツイオン〈エレメア〉
3・イオンドライヤーの比較 (3)
3-1:テスコム〈Speedom〉
3-2:ヤーマン〈スカルプ〉
4・イオンドライヤーの比較 (4)
4-1:VS〈マジックシャイン〉
4-2:パナソニック〈イオニティ〉
4-3:アイリスオーヤマ〈Moist Pro〉
4-4:ツインバード工業・モノクローム ほか
5・イオンドライヤーの比較 (5)
5-1:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で書いた「選び方の基本」に沿いながら、各社の製品をみていきます。
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なお、以下の本文では、おすすめできるポイントを赤系の文字色で、イマイチな点は青字で書いていきたいと思います。

【2024年発売】
16・コイズミ モンスター KHD-W825/H
16・コイズミ モンスター KHD-W825/N
¥11,636 Amazon.co.jp (1/7執筆時)
16・コイズミ モンスター KHD-W820/H
16・コイズミ モンスター KHD-W820/N
¥8,280 楽天市場 (1/7執筆時)
モーター種類:ACモーター
最大風量:2.2㎥/分 (JIS基準)
最大風温:
最大風速:
温風モード:1種類
自動温度調整:
イオン:マイナスイオン
重さ:665g(ケーブル込)
KHD-W825/N・Hは、「モンスター ダブルファンドライヤー」として、コイズミが販売するイオンドライヤーです。
同社は、伝統的に美容家電に強い中堅メーカーで、「風量」にこだわりがあると言えます。流通経路の違いで型番が複数ありますが、色構成以外の性能は同じです。
色の好みだけみて、あとは値段で決めてOKです。
本体の重さは、665gです。
ケーブル込みの重さですが、本体についても、家庭用モデルの平均より少しですが重いです。

風量は、最大2.2㎥/分です。5段階で調整できます。
この価格帯では風量・風速ともかなり強いです。本機は、ファンを2重にする独自構造で、強い風を起こす方式です。
後ろのファンで作られた風が、前のファンでさらに加圧されて前に押し出す工夫です。ただ、ファンが特殊なこともあってJIS基準では示せないようで「当社測定方法による」との附記はあります。
実際、この機種はパワフルです。
静音性は、ただ、重視されません。
実際、騒音はあります。
風温は、非公表です。
ドライモード・風量2の場合90度との記述はあります。
しかし、風量の強さと風温はバーターの面はあるため、強風時はさほど高くはないでしょう。
温度調整は、ホット・コールドの2段階調整のみです。

温風モードは、温度設定という意味では1種です。
ただ、他社にも見られましたが、交互に温風と冷風を出す温冷自動切替モードはあるので、仕上げの際には割と使えそうです。

マイナスイオンは、特定の名前を冠しませんが、搭載です。
イオン発生機の数は5箇所ですし、付随的な効果はないものの、最も重要な静電気除去効果は、期待できます。
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以上、小泉のKHD-W805の紹介でした。
風量の強さが自慢の機種です。風量重視ならば、選択肢の1つになり得る製品です。
ただ、風温についての情報はきちんと公開すべきでしょう。さらに、Wファンということで、使用時に騒音が気になりましたが、この点の情報もありません。
加えて、本機は、消費電力が1300Wです。記事の冒頭でも書きましたが、洗面台のコンセントが1200Wまでという場合が、一般家庭では多いです。
速乾自慢の製品だけに、お風呂上がりなどに洗面所で使いたい方も多いでしょうし、この部分には注意してください。

【2023年発売】(2機は同じ性能)
17・コイズミ モンスター KHD-W915/R
¥9,980 楽天市場 (1/7執筆時)
17・コイズミ モンスター KHD-W910/K
17・コイズミ モンスター KHD-W910/R
¥8,780 楽天市場 (1/7執筆時)
モーター種類:ACモーター
最大風量:2.4㎥/分(JIS基準)
最大風温:
最大風速:
温風モード:2種類
自動温度調整:
イオン:マイナスイオン
重さ:690g(ケーブル込)
KHD-W905は、コイズミのモンスターシリーズの上位機です。

風量は、JIS基準で、2.4㎥/分です。
静音性は、ほんきも、問題にはなりそうな構造です。

一方、風量部分を除けば、下位機種との違いはさほどないです。
温風モードは、ただ、温冷自動切り替えモードほか、低温60度に調整されるスカルプモードを搭載する程度です。
温度が2段階で設定できる点では、この価格帯では少し高機能です。
デジタルディスプレイが付く部分が違いと言えます。
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以上、コイズミのKHD-W905の紹介でした。
下位機種と決定的な機能差はない機種です。
ある種の「高級感」は下位機種よりありますが、実用性の部分だけで言えば、選ぶとしても、1つ上で見た下位機で良いかと思います。

【2024年発売】
18・コイズミ モンスター KHD-W995/K
18・コイズミ モンスター KHD-W995/W
¥24,700 Amazon.co.jp (1/7執筆時)
18・コイズミ モンスター KHD-W990/K
18・コイズミ モンスター KHD-W990/W
¥18,420 楽天市場 (1/7執筆時)
(Amazon限定)コームおまけ
18・コイズミ モンスター KHD-W996/BK
¥22,800 Amazon.co.jp (1/7執筆時)
モーター種類:BLDCモーター
最大風量:
最大風温:90度
最大風速:約46m/s
温風モード:2種類
自動温度調整:
イオン:5マイナスイオン
重さ:550g(ケーブル込)
KHD-W995は、同社のモンスター ダブルファンドライヤーの最上位機です。
こちらも複数の型番がありますが、性能は同じです。

本体の重さは、550gです。
本機は、軽量化を主眼とした改良の結果生まれたモデルで、550gは、このシリーズの歴代最上位機のなかでも、最軽量かと思います。
本体も小型化しています。小型機に多くみられるブラシレスDCモーターの効果です。

風量は、しかし、非公開です。
風速はただ、約46m/sと開示されています(JIS C 9613準拠)
。また、風量も、形状的に後面からの巻き込み風量は多い設計ですし、後ほど見る、同社の「サロンセンス系」の最上位機よりも、あきらかに風量は強めです。ここは、従来機を引き継いでいます。
最大風速は集風機(ノズル)を付けた場合の計測値ですが、メーカーの仕様表では「集風機なしでも約46m/s」とされています。
ページ内の表記がやや混在していますが、写真で見るかぎり、後部の集風ファンに対して前方の送風ファンをやや絞り気味のサイズにして、風を押し出す形にする二段構造なので、カタログ上の数値としては(一応)納得できる設計です。
ただ、実際的に言えば、強運転だと風速だけでなく風量も強すぎで、風質も乱流気味です。広い範囲をラフに乾かしたいなど、ノズルなしで使う場合は、風量を数段階は落として使う運用が基本になります。

結論的にいえば、本機は、基本的には最初からノズルを付けて、風をピンポイントに絞って使うのが本来の設計思想の製品です。それならば、強い風力を活かして「根元からしっかり乾く」ので、その点では非常に優秀です。
一方で、ノズルを付けて利用する場合、風があまり拡がらないので、乾きムラが生じやすいのが課題です。ドライヤーをこまめに振ってあてる必要があるなど、従来の大風量ドライヤーとは操作感がだいぶ変わります。買い替えを検討する場合は、この点も折り込んでおくべきでしょう。
とはいえ、「モンスター」については、とにかく素早く乾かしたいかたが選ぶラインといえば、この方式が「正常進化」と言えないこともないです。
同社によると23年発売の従来の上位機(KHD-W915 =2.4㎥/分)より、風速は約1.8倍、風圧は2倍、実利用時においては、乾燥時間で20%優秀、根元の乾燥レベルで30%優秀とされます。
静音性は、騒音値は非開示です。
ただ、ダブルファンで乱流由来の騒音があるのと、小径独特の高周波的な風音があります。
計測はしていませんが、使用時60dB(掃除機の音)は超えるほどの水準です。
風温は、最大風量で90度との開示があります。
このタイプの製品としては、若干最大温度は低いです。
ただ、大きな問題はないでしょう。
温風モードは、本機も、温冷自動切替モードがあります。
そのほか、スカルプモードもあります。

マイナスイオンは、「5マイナスイオン」という名前です。
中央に、発生用電極が5連であります。ただ、これによる効果は非公開です。

お手入れは、小径で、ハイパワー吸引なので、しっかり吸入口の掃除は必要です。
それもあり、取り外せる構造にしています。中のスポンジは消耗品で、1ヶ月に1回の掃除も必要です。
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以上、小泉のKHD-W805の紹介でした。
「モンスター」の従来の難点だった大きさと重さを、DCモーター採用で改善した製品です。
そこは良いのですが、同社のシングルファンのDCモーター機と比べた場合、本体は短くはできているものの、ツインファンにすることで「大風速」にできていないのは気になる部分です。また、騒音(不快音)の部分も、なにかしら改善が必要に思います。
風速自慢の小径機を「Wファン」にする意味性がサイズ面だけとするならば、インパクトは薄いように思います。
そのほか、本機は、消費電力が1300Wです。洗面台のコンセントの許容電力量は少しオーバーするかもしれませんので、そこが注意点です。
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【2024年発売】
19・コイズミ モンスター KHD-M800/A
19・コイズミ モンスター KHD-M800/R
¥15,682 楽天市場 (1/7執筆時)
19・コイズミ モンスター KHD-M805/A
19・コイズミ モンスター KHD-M805/R
¥16,436 Amazon.co.jp (1/7執筆時)
モーター種類:BLDCモーター
最大風量:
最大風温:95度
最大風速:約44m/s(JIS)
温風モード:2種類
自動温度調整:
イオン:5マイナスイオン
重さ:445g(ケーブル込)
なお、KHD-W995は、このタイプの下位機です。
モンスター(BLDCハイスピードドライヤー)の風速重視タイプで、先ほどの機種の下位機種です。こちらも複数の型番がありますが、性能は同じです。

本体の重さは、445gです。
コード込みの重さでこの軽さは同社のモンスター系としても最軽量です。

風量は、本機も、非公開です。
ただ、集風機を付けた状態で、風速は約44m/sです(JIS基準計測)。
外した場合はその限りではないです。実際、だいぶ弱まるでしょう。
静音性は、騒音値は非開示です。
あとは、上位機と比べて、スカルプモードがないほどの違いです。メンテ面の注意も同様です。消費電力も1200Wと、こちらはやや落ちついています。
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結論的にいえば、風速は、上位機とそこまで大差はないように思います。その上で軽量であるので、一見するとこちらのほうが良さそうに思えます。
ただ、集風機を通した風はかなり細めで、拡がらない性質です。総合的なセット時間では(値段差相応に)上位機が良さそうです。

【2025年発売】
20・コイズミ Salon Sense KHD-B500/C
20・コイズミ Salon Sense KHD-B500/K
¥24,200 Amazon.co.jp (1/7執筆時)
【2023年発売】
20・ コイズミ Salon Sense KHD-9970/C
20・ コイズミ Salon Sense KHD-9970/K
¥11,200 Amazon.co.jp (1/7執筆時)
モーター種類:BLDCモーター
最大風量:
最大風温:100℃
最大風速:約50m/s(JIS)
温風モード:2種類
自動温度調整:
イオン:イオンバランス技術
重さ:420g(ケーブル込)
Salon Sense KHD-B500 は、コイズミが「ハイスピードイオンバランスドライヤー」として販売するモデルです。 細径の風速重視のBLDCモーター採用の上級機です。
サロンセンスは、モンスターと違って「速乾性」より「ダメージケア」志向の宣伝が強い製品ラインです。ただ、この世代は、以前よりそこまでの仕様差は付いていない感じです。
新旧ありますが、パネル部分の変更以外、仕様差はみられません。
正確には、イオン部分で新しい検証結果(効果)が加わりましたが、旧機でそちらの効果がないわけではないでしょう。
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結論的にいえば、新旧から、買われる際の値段で決めてOKです。

重さは、420gです。
十分軽いですが、写真の通り、左右の幅は一般的なドライヤーほど(約20)cmはあります。

風量は、非開示です。
風速は先ほどのモンスター最上位機を上回る約50m/sです。
これは集風機(ノズル)を装着しない状態での値です。ただ、一般的に吹き出し口の面積が小さいほど風速は高くなるため、速乾性だけを見れば「モンスター」に劣ることはないと言えます。
一方で、ノズルを利用しない場合でも、吸入口・吹出口の径は「モンスター」より全体的に細めなので、どうしても「ピンポイントの乾燥」になりやすいです。
また、風速強め・風量控えめのバランスの設計と考えられるため、スタイリング剤(スプレー)使用後のセットなどで「広く弱めの風」を当てたい場面では、やや風質の調整がしにくい印象があります。
もっとも、このあたりの性格は、BLDCモーター採用で細径形状の製品全般にわりと見られる欠点とも言えます。
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結論的にいえば、コイズミから選ぶなら「モンスター」系と「サロンセンス」系で迷うことになりますが、純粋な速乾性だけで言えば、両者に極端な差はないと見てよいでしょう。
あえて言えば、本機はノズルなしの状態で強風設定を使っても全体を乾かしやすく、「ノズルを使わず短時間でざっと乾かしたい」という運用と相性が良い側面があります。
ただし、ここも決定的な差というほどではありません。現行機のプロモーションも「美容男子」訴求が強くなっていることもあり、風質そのものについては、モンスターとの明確な性能差はあまり感じにくいという印象です。

風温は、最大100度です(風量5 室温30度)。
やや高めです。本機のハンドルが見た目のバランスからいって多少前寄りにあるのは、このためかなと思います。
要するに、お風呂上がりに素早く乾かす場合、写真のようには頭に押しつけず、多少離しして乾かしていく感じです。

温風モードは、2種類です。
交互に温風と冷風を出す温冷自動切替モードと、60度の低温風を上手に出せる「スカルプ機能」が搭載です。

マイナスイオン機能は、イオンバランステクノロジーという名前の技術が搭載です。
同社の説明にはプラスイオンとマイナスイオンを交互に出して、イオンの吸着性を上げるとあります。
レアケースとして、人体(髪)がマイナスの帯電をしている場合、マイナスイオンの効果が減じるのは確かです。ただ、この方式に関しては実験結果が伴わないため、実際そのような効果があるかは保証性がないです。
本機は、他機と違って、イオン発生をボタンで任意で止められるのですが、発生に伴う、電極の音(ジー音)と「オゾン臭」があるためのようです。
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以上、コイズミのSalon Sense KHD-B500の紹介でした。
コイズミは時短(速乾力)を重視したい場合に人気の製品が多いです。本機も、「モンスター」最上位機と同じで、その部分は強いと言って良いです。その部分の優劣は、メーカー側も明示していませんし、どちらも「強い」くらいに考えて良いでしょう。
形状バランス的には、個人的には「モンスター」系の方が持ちやすく思いますが、ここは好みです。一方、サロンセンス系は「イオン効果」において独自の主張ががありますが、この部分は、科学的根拠が乏しい話なので、どちらでも良いでしょう。
あえて言えば、セットノズルを外した状態で乾かしたい場合はこちらが良いかと思います。逆に、セットノズルを付けたまま、乾燥からセットまで一気に済ませやすい点は、モンスターが良さそうです。
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なお、サロンセンスシリーズや、それに似た製品のバリエーションが他にもあります。
順番にみておきます。

【2025年発売】
21・コイズミ Salon Sense KHD-B400/C
21・コイズミ Salon Sense KHD-B400/K
¥14,118 Amazon.co.jp (1/7執筆時)
モーター種類:BLDCモーター
最大風量:
最大風温:95℃
最大風速:約40m/s(JIS)
温風モード:2種類
自動温度調整:
イオン:イオンバランス技術
重さ:420g(ケーブル込)
第1に、KHD-B400/C・Kです。

先ほどの機種の下位機です。いわゆる「Dyson Supersonic」形状で、集風機を付けない状態だと、9cmほどの横幅で、見た目が良いタイプです。

風量は、やはり、非開示です。
風速は、40m/sで。上位機より弱いとはいえ、数字としては良いです。
ただ、本機は、吸気力が限られるので、吹き出し口の部分かなり「フタをする」形で、風量を限りつつ、風速だけ高めています。たしかに、風速は出せるものの、風やその温度にムラが生じやすいです。速乾性はある程度あるでしょうが、上位機に比べると、乾きムラは出やすい構造です。
また、細い高速風は、「広く・弱い」セット時に向く微風の表現力が弱いです。この点は、サロンセンスの上位機でも書きましたが、ピンポイントで風速を上げている点では、その弱点はより増しているでしょう。

実際、集風気をつけた状態だと見た目も平凡なのは、ダイソン機との違いとも言えます。
静音性は、量販店ベース(ケーズデンキ)だと約65dB表記です。
必ずしも他社が騒音値を出していないのと、コイズミ自体も値を出さないので何とも言えませんが、値としてだけ言えばあまり静かではないです。
実際、下面吸気だと、騒音(特有の高周波)は強まる感じです。また、吸気部に手がかからないように気をつかって利用する必要もあります。

あとは、スカルプモードがない点、吸入口が下部、操作部が手前になる点などが違いです。
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結論的にいえば、風速はともかく、風量はかなり絞った仕様になりそうです。
この仕様だと、同社の下位機種と違って、短時間で「根元まで素早く乾く」とは言いがたいでしょう。ここが上位機との値段の差とも言えますが、BLDCモーターではない旧方式のドライヤーと比べても、乾きムラはしっかり確認必要があるタイプです。
静音性も課題ですし、上位機とは差が大きそうです。
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【2025年発売】KHD-B205/W同型
22・コイズミ Salon Sense KHD-B200/C
22・コイズミ Salon Sense KHD-B200/P
22・コイズミ Salon Sense KHD-B200/H
¥9,980 Amazon.co.jp (1/7執筆時)
モーター種類:BLDCモーター
最大風量:
最大風温:100℃
最大風速:約40m/s(JIS)
温風モード:1種類
自動温度調整:
イオン:マイナスイオン
重さ:375g(ケーブル込)
第2に、KHD-B200/H・P・Cです。
BLDCモーター採用機の廉価版になります。
重さも、375gです。
軽量機と言えます。

風量は、非公開です。
風速は、40m/sですので、先ほどの機種と同じです。
問題点は先ほど指摘したとおりですが、こちらは、さらに吹き出される風が「補足」なる上で、温度がより高め(100度)のまま吹き出るため、速乾を狙って最大風量で使う場合、乾きムラ(あるいは局所的な熱ダメージ)もやや多そうです。
その点で言えば、風量が実質2段階しか調整できないのは、不便でしょう。
モードも、温冷自動切替モードが、なくスカルプモードのみです。
イオンも、普通の「マイナスイオン」です。
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結論的にいえば、上位機と見比べた場合、かなりはっきりと、ブラシレスDCモーターで、風速を(無理に)強める場合の「弱点」が露呈している製品に思います。
あまりおすすめできません。
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【2023年発売】
23・コイズミ Salon Sense KHD-9570/W
¥6,480 Amazon.co.jp (1/7執筆時)
モーター種類:BLDCモーター
最大風量:
最大風速:
温風モード:
自動温度調整:
イオン:マイナスイオン
重さ:430g(ケーブル込)
第3に、Salon Sense KHD-9570です。
かなりコンセプトが異なる製品です。
こちらもBLDCモーターですが、吹き出し口をさらに限る形にして、ピンポイントの風速だけを強化した仕様です。

一応、拡散的な風を出すノズルもありますが、例えば、髪の毛を「ほどいて乾かす風質」のようなものではないでしょう。
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結論的にいえば、一般的なドライヤーとは目的が違うので、このブログでは評価しがたいと言えます。いずれにしても、仕様がかなり「個性的」なので、一度試用してから買われた方が良いでしょう。
おそらく、「実験作」であり、後継機が出ずに廃版になるタイプと予想します。
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【2025年発売】1200W
24・コイズミ KHD-9240/H
24・コイズミ KHD-9240/P
¥4,651 楽天市場 (1/7執筆時)
【2023年発売】1300W
24・コイズミ KHD-9140/W
24・コイズミ KHD-9140/K
¥4,651 楽天市場 (1/7執筆時)
モーター種類:ACモーター
最大風量:2.0㎥/分 (JIS基準)
最大風温:90度
最大風速:
温風モード:1種類
自動温度調整:
イオン:ツインマイナスイオン
重さ:510g(ケーブル・集風機込)
第4に、KHD-9240/H・Pです。
こちらは、サロンセンスの名前を冠しない下位機種です。

旧機種もあります。若干形と重さが変わりますが、性能はだいたい同じです。
ただ、消費電力が1300Wから1200Wになりました。
家庭用だとこの仕様のほうが使いやすいかと思います。

「遠赤」ほか「イオンバランステクノロジー」は不採用で、マイナスイオン発生装置が内外(左右)に2つある仕様です。

一方、温冷自動切替モードは、非搭載となりますが、その代わり、冷風と温風の中間の温度をだせるスカルプ機能があります(60度)。
さらに、風量の無段階調整ができるのが、個性と言えます。
先述のように、効果が不明瞭な「イオンバランステクノロジー」はなくても良いかと思います。先ほどみた上位機の「モンスター」より軽めで安い「妹分」として、割と良い感じです。
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【2025年発売】
25・コイズミ KHD-K330/K
25・コイズミ KHD-K330/W
¥7,182 Amazon.co.jp (1/7執筆時)
モーター種類:ACモーター
最大風量:2.0㎥/分 (JIS基準)
最大風温:95度
最大風速:
温風モード:1種類
自動温度調整:
イオン:マイナスイオン
重さ:485g(ケーブル・集風機込)
第5に、KHD-9240/H・Pです。
先ほどの機種の下位機です。
1つ上の製品とほぼ同じスペックですが、集風口の形状が変わります。
一方、イオンの吹き出し口の数(2×2)は下位機と同じですが、「ツインマイナスイオン」の表記はないです。
スカルプスイッチは、本機もあります。
2-2・シャープのプラズマクラスターの比較

続いて、シャープのドライヤーです。
パナソニックのナノイーのライバルであるプラズマクラスターを搭載するドライヤーです。

【2024年発売】
26・シャープ Plasmacluster Beauty IB-WX902-W
26・シャープ Plasmacluster Beauty IB-WX902-B
¥35,600 楽天市場 (1/7執筆時)
【2023年発売】
26・シャープ Plasmacluster Beauty IB-WX901-W
¥16,266 Amazon.co.jp (1/7執筆時)
モーター種類:BLDCモーター
最大風量:6.3㎥(EIC基準)
最大風温:95度(ターボ時)
最大風速:
温風モード:5種類
自動温度調整:対応
イオン:プラズマクラスター
重さ:515g(ケーブル込)
IB-WX901は、シャープの「Plasmacluster Beauty」シリーズのヘアードライヤーです。
新旧ありますが、性能は同じです。値段で決めてOKです。

重さは、535gです。
ダイソンに近い形状です。しかし、それより軽く、取り回しを重視したものです。
スティックの下部で吸気して放出するタイプなので、こうした形状にできます。
風量は、カタログや広告だと、ターボ時に7.4㎥です。
しかし、これは、ダイソンと同じでJISではなくIEC(国際電気標準会議)に基づく測定法です。送風口以外の部分からはいる巻き込み風の量も加えた数字となります。
似た構造の同社の旧機を参考にすれば(両基準は約5.2倍の差なので)、他社と較べる場合の目安数字は、おおよそ1.4㎥です。
ただし、送風口、送風口以外から入る空気の比率が同じ前提とした場合なので「試みにやってみた」程度の話として理解してください。
風速は、ただし、BLDCモーターですが、非開示です。

風質は、工夫があります(ドレープフロー X4 )。
吹き出し口を4箇所にして、強弱を織り交ぜた風でブローする仕組みです。
これだと毛がほぐれるので、ブローに要する時間を短くする効果があります。同社によると従来機より35%速いことになります。
風温・風量も大事ですが、風質の工夫がある場合、この部分でそれらを補えると言えます。とくに、髪量が多めのロングの方は、そう言えるでしょう。
同型状のダイソンと較べた場合、アタッチメントの取替をせず、速乾性が得られるのが、ポイントと言えます。
静音性は、課題です。
ダイソン同様の高周波系(キーン音)ですが、吹き出し構造的に、出力を上げる場合、稼働音が気になります。

風温は、ターボモード時に、約95度との表記です。
先述の風質面の工夫で、過度に上げずにも乾くため、温度はあげていないようです。
逆に、髪に優しい風温(スカルプ)の場合は50度とむしろケアの方向性で力を入れます。
温度切り替えボタンは、ワンボタンで操作できます。

センサーは、距離センサーを搭載します。
自動運転技術などにも採用されるレーザーセンサーで、その反射で人体と髪との間の距離を測定します。データ分析には、AIを使ったとの記述です。
先述の様な変わった吹き出し口の形状は、このセンサーを採用するためという部分もあったかと思います。
これを利用した「SENSINGモード」が売りで、センサーがドライヤーが「近づきすぎ」で、約55度より上になったと判断した場合、自動で冷風にします。

なお、このモード以外には、このセンサーは使われません。
距離センサーはレーザー(クラス1)なので、見つめないよう少し気をつける必要がある点と、誤動作の危険があるので、綿棒で定期的(1ヶ月に1回以上こまめに)メンテが推奨される点が、注意点です。

温風モードは、先述の「スカルプ」「センシング」を含めて、5種類です。
このほか、温度の異なる温風を交互にだす「BEAUTYモード」があります。
熱による髪や頭皮へのダメージを軽減できるものです。
また、専用ボタンがないので、モードチェンジはBeatyボタンの「2秒押し」になりますが、子供用に、風量と風温を抑えた「GENTLEモード」も選べます。
なお、子供向きに使いやすいのは、同社がいぜんから重視している部分であり「ポイント」です。

ネットワークは、一方、Bluetooth搭載です。
スマホを利用して、温度帯+時間の組み合わせて、自分流のプログラムができます。本体の「APPモード」ボタンでその設定にできます。
ボタンのモード順も設定可能です。
そこまではこだわらないという場合も、髪の長さや好みの仕上がりを選ぶだけで「おすすめ」は提案してくれるので、まああっても良い機能に見えます。

マイナスイオンは、お馴染みのプラズマクラスターです。
ただ、従来(330万個/cm3)より発生量は10%挙げているとの記載です。
このイオンは、パナソニックのナノイーと同じくらい宣伝で見かけるマイナスイオンです。ただ、メカニズムが異なります。
ナノイーの場合、水分子を利用する「ペルチェ方式」で、髪に「水分を浸透させる」という効能がありました。
プラズマクラスターは、しかし「水分子で表面をコート」という多少あいまいな表現です。
こちらの場合、毛髪の水分量の保持、キューティクル引き締め、弾力性の維持、くせ毛抑制、不着臭除去などの効果性は、ドライ時に冷風をあてること(約5分間)が効果の前提になります。
つまり、温風で普通にドライする場合の効果は、ツヤ感アップと、紫外線防御、カラーの退色・切れ毛の抑制効果ほどに止まります。
冷風・温風を繰り返し出す、先述の「Beatyモード」での検証結果が欲しいところですが、それはないです。
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以上、シャープのPlasmacluster Beauty IB-WX901の紹介でした。
形状は「ダイソン」ですが、だいぶ「軽め」という機種です。ノズルを変えずに速乾性を得られるので、この形状が欲しいが、ダイソンが提案するほど細かい調整は不要という場合は、候補でしょう。
一方、機能性の部分では「パナソニック」の最上位機のほうがむしろ近いといえます。
比べると、風量の部分は負けますが、「ほぐす」風質は同様にだせるため、速乾性はそうは変わらないと思います。
ただ、髪の毛を「ケア」の部分では、イオンの機能性の部分でパナソニックに及ばないと言えます。また、センサーも、室温と風温双方をみるパナソニックと比べると、動作の確実性とメンテ性、あるいは、不快音のなさの点で、若干負ける部分もあるようには見えます。
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なお、シャープはこれ以外にドライヤーをいくつか出しています。
順番にみておきます。

【2022年発売】IB-WX2後継品
27・シャープ beaute A IB-WX3
¥14,119 楽天市場 (1/7執筆時)

【アデランス仕様】B093GM2R86 B0D2DCKG9Y
27・アデランス ヘアリプロ KAMIGA N-LED Sonic
¥25,500 Amazon.co.jp (1/7執筆時)
モーター種類:BLDCモーター
最大風量:1.1㎥/分
最大風温:(約90度)
最大風速:
温風モード:5種類
自動温度調整:対応
イオン:プラズマクラスター
重さ:610g(ケーブル込)
第2に、IB-WX3です。
2022年まで「最上位機」だった型落ちの機種です。
新機種同様に、距離センサー(レーザー)が付くほか、Bluetoothも付属し、スマホの設定も対応です。
形状も普通の背面部の吸気(速乾エアロフォルム)になり、弱風・強風を吹き分ける工夫もなく、重さも、610gと少し、増えます。

風量は、ただし、JIS基準で1.1㎥/分です。
4方向ではないですが、吹き出し口を分けて髪を「ほぐし」やすい工夫はありました。

加えて、2022年機に限りますが、ジェントルモードは利用できるので、お子さんにも使いやすい部分は、新機種同様に「売り」と言えます。
プラズマクラスターも(出力が10%低いながら)搭載です。
静音性も、この世代だととくに気になりません。

一方「アデランス」ブランドでも同じ形状の製品がみられます。
こちらは、専用のかっさブラシがつく毛髪ケア用です。
その上で、蕗出口に630nmの波長の赤外線LED(と青色LED)で頭皮を照らすN-LED Beamが付属です。こちらは、効果の説明を(意識的に)書いていないといえます。
【電動頭皮ブラシの比較】で書いたように、一般的に新陳代謝を促進しますが、この出力で効果があるかは微妙です。
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結論的にいえば、純正の方は「子供にも使う」という方が、本機は選択肢にできるでしょう。ただ、現状では、値段差がなくなってきたので、安ければ、という話です。
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【2024年発売】
28・シャープ Plasmacluster Beauty IB-P802-W
28・シャープ Plasmacluster Beauty IB-P802-B
¥25,980 楽天市場 (1/7執筆時)
【2023年発売】
28・シャープ Plasmacluster Beauty IB-P801
¥25,830 Amazon.co.jp (1/7執筆時)
【2025年発売】(海外対応)
28・シャープ Plasmacluster Beauty IB-P80M
¥39,765 Amazon.co.jp (1/7執筆時)
モーター種類:DCモーター
最大風量:6.3㎥(IEC基準)
最大風温:95度(ターボ時)
最大風速:
温風モード:4種類
自動温度調整:
イオン:プラズマクラスター
重さ:545g(ケーブル込)
第3に、IB-WX801です。
最新機の下位機種です。こちらは、(ブラシレスではない)DCモーターです。
本機も新旧で性能は変わりません。値段で決めてOKです。
一方、上位機と比べる場合、下位機種ですので、距離センサーが未付属です。
したがって「SENSINGモード」がないのと、Bluetoothがないので、アプリ設定ができない機種になります。子供向けのGentleモードもないです。

風量も、IEC基準で5.1㎥です。
30%ほど及ばない数字になります。JIS基準換算しても1.0㎥ほどと思われ上位機より弱いです。

一方、2025年に、海外電圧対応のIB-P80Mがでました。
海外電圧対応にする場合、風量が落ちるのが普通ですが、本機もそうです。
IEC基準で3.3㎥(120/240V地域は3.7㎥)です。
通常機より風量は課題と言えます。温度も70度(80度)です。
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結論的にいえば、上位機にみられるような、シャープだけの独自性はあまりないと言えます。同社から選ぶとしても上位機でしょう。
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【2023年発売】
29・シャープ Plasmacluster Beauty IB-P602-W
¥16,665 楽天市場 (1/7執筆時)
【2023年発売】
29・シャープ Plasmacluster Beauty IB-P601-W
¥16,266 楽天市場 (1/7執筆時)
モーター種類:DCモーター
最大風量:5.3㎥(IEC基準)
最大風温:約115度
最大風速:
温風モード:
自動温度調整:
イオン:プラズマクラスター
重さ:535g(ケーブル込)
第4に、IB-WX601です。
プラズマクラスター対応の最新機の「下位機」です。
見かけどおり小型化はしていない、従来の形の機種です。
本機も、新旧で性能は変わりません。値段で決めてOKです。

風量は、JIS基準の数字は非公開ですが、IEC基準で5.3㎥です。
ただ、ほぼ同型状の旧機を目安にすれば、JIS基準では1.7㎥/分でしょう。
一方、「ほぐす」部分の効果性はないのですが、風の勢いで乾かせる部分で、髪量が多くない方や、ショートの方はこの方式の方が、速く乾きそうです。
ただし、センサーやBluetoothはもちろん、各種温風モードも、冷風を一発で出せるボタンもなく、利便性はイマイチです。
そのほか、こちらだけプラズマクラスターの発生量が従来通りで、新機種より10%低いことになります。
静音性は、風量が強いのと、風経路の構造の違いで、稼働音はわりとあります。
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【2025年発売】IB-P300-W IB-P300-Vもあり
30・シャープ IB-P300 IB-P300-B
¥8,800 Amazon.co.jp (1/7執筆時)
モーター種類:BLDCモーター
最大風量:4.8㎥(IEC基準)
最大風温:約115度
最大風速:
温風モード:
自動温度調整:
イオン:マイナスイオン
重さ:485g(ケーブル込)
第4に、IB-P300です。
2025年に追加された廉価版でs。
同社が自社の家電に「プラズマクラスター」以外のマイナスイオンを搭載する珍しい例といえ、廉価版です。

風量は、IECで、巻き込み風量を含んで4.8㎥です。
こちらもJIS換算はできませんが、先ほどの「試みの遊び」と同じ基準で換算すれば、0.9㎥/分です。いずれにしても、下位機ですし、上位機とは格差があります。

構造的には、広めの吸入口から取り込んだものをやや細めの吹き出し口から出すことで、風圧(風速)を出す方向性の製品です。また、「速乾ディンプルノズル」として、内側に空気を整流して、風圧を高める工夫も見られます。
このほか、「アマツバメ」の羽根を真似たとする「アマツバメファン」で風圧(風速)を強化する工夫も見られます。
風温は、3段階の調節です。
特別なモードはないです。
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結論的にいえば、イオン部分の工夫のほか、実際的な風量がかなり落ちるだろう部分で、同社のプラズマクラスター搭載機と差があります。
先述のように、巻き込み風量と、送風量の比が示されないので、正確な風質の比較はデータでは難しいですが、「安くても(上位機より)高性能」ということはないでしょう。
2-3・クレイツイオンのドライヤー

続いて、日本のクレイツイオン(ホリスティックキュアーズ)のドライヤーです。
主に、サロン向け製品のシェアが広いブランドで「美容師さんがおすすめ」するようなドライヤーを多く出します。
また、百貨店などで対面販売されるような「高級品」などですが、個人用もハイエンド機についても一定のシェアがあります。

【2017年発売】
31・クレイツイオン エレメア ドライS SD-G01PROII
¥9,320 楽天市場 (1/7執筆時)
モーター種類:ACモーター
最大風量:1.4㎥/分
最大風温:約120度
最大風速:
温風モード:5種類(風温調整)
自動温度調整:
イオン:クレイツイオン
重さ:785g(本体のみ565g)
クレイツイオンの、エレメアは、同社の「サロン用プロモデル」です。
コイズミ・テスコムにもありましたが、美容室でよく見る、サイドに吸気口がある構造で、プロペラではなく、シロッコファンを採用したタイプです。

重さは、785gです。
しっかりした重量があります。
ただ、サロン用なのでケーブルが長いだけなので、本体は565gと「ちょい重い」ほどです。
3mのロングコードですので、座って使うなどならば、ある程度重さは軽減されます。
風量は、1.4㎥/分です。
風量(風の広がり)より、ピンポイントの風速(風圧)を重視する「シロッコファン型」としては、それなりに強めです。
ただ、ノズル(集風口)は長めなので、やはり、ピンポイントの風圧の方を重視しているようには思えます。
風量調整は、2段階で可能です。
また、同社の特長ですが、サロングレードの薄型ノズルを採用しているため、髪が暴れることなくスタイリングしやすいといえます。

風温は、最大120度です。
温風モードは、モード名としてはないです。
ただ、20度ごとに、40度〜120度まで5段階の幅で、温度が細かく調整可能です。
モニターの場所は、どちらかと言えば、美容師の利便性を重視した配置です。
とくに、「低温も出せるドライヤー」として価値がありそうです。

マイナスイオンは、クレイツイオンという名前です。。
これは、通常のマイナスイオン発生機に、遠赤外線効果を加味したものとなります。
静電気の抑制効果のほか、潤い感と、つや感の付与という効果があるという説明です。
静電気については、マイナスイオン部分の効果の説明としては妥当です。
遠赤外線も、本機のように、100度を超える温度を出せるモデルならば、浸透性の強い熱で「乾燥効果を高める」効果はあるように思います。補助的ですが。
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以上、クレイツイオンのエレメア SD-G01PROWの紹介でした。
専売品のため、やや割高です。形状的に言えば、自分の髪に使うよりも、美容師さんなどが、お客さんの髪に使うのに向く仕様ですから、本職の人には良い選択肢でしょう。
しかし、細かい温度調整が可能なので、カラーやパーマなどで傷んだ髪に、熱を与えず、低温でキューティクルケアしたい場合に、「サロンクオリティ」のこの製品は魅力的です。
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【2020年発売】
32・エレメア ドライ マルチステージ SD-G03PRO
¥11,980 楽天市場 (1/7執筆時)
モーター種類:ACモーター
最大風量:1.6㎥/分
最大風温:約120度
最大風速:
温風モード:5種類(風温調整)
自動温度調整:
イオン:P-クレイツイオン
重さ:700g(本体のみ445g)
なお、クレイツイオンのエレメアシリーズは、もう一機ラインナップがあります。

違いは、おもに重さです。
ブラシレスDCモーターを採用し、445gと20%軽量化しました。
コード・ノズル込みの重さは不明ですが、600g強でしょう。
風量も、1.6㎥/分と強化されています。
あとは、クレイツイオンに利用する鉱物の変更です。
「プレミアムクレイツイオン」と名前を変えましたが、違いは言葉で示されません。
「お守り程度」の違いでしょう。

面白いのは、髪質診断チャートが用意されており、最適な温度が分かるという仕組みです。
チャートを使えば、普通のエレメアドライSを買っても同じことができてしまう気がしましたが、風量を変えたのはその対策的意味があるかもしれません(さほどの差は生まれないとは思います)。
ただ、エレメアの弱点だった重さについて改善が見られるので、この部分は大いに評価できます。

【2023年発売】
33・マグネットへアプロ ドライヤーゼロ+ HCD-G07CB
33・マグネットへアプロ ドライヤーゼロ+ HCD-G08CW
¥21,399 楽天市場 (1/7執筆時)
【2022年発売】
33・マグネットへアプロ ドライヤーゼロ HCD-G05B
33・マグネットへアプロ ドライヤーゼロ HCD-G06W
¥17,600 楽天市場 (1/7執筆時)
モーター種類:ACモーター
最大風量:
最大風温:120度
最大風速:
温風モード:5種類(風温調整)
自動温度調整:
イオン:(ミネラル)
重さ:600g(本体のみ350g)
HCD-G05Bは、クレイツの「マグネットへアプロ」シリーズの新型機です。

新旧ありますが、セルフクリーニング機能の追加がメインです。
ファンを逆噴射させることで、風経路の掃除がしやすくなったのがポイントです。
あとは、変わらないので、同時にみていきます。

重さは、コード込みで600gです。
先述のように、理美容専用品はコードが長い(3M)ので、過程での実使用環境を考えると、本体重量が重要です。こちらは本体350gですので、床から浮く部分のコードの重さを考えても、わりと「軽め」と言えます。
ファンの部分を「中抜き」にするなどの工夫によります。これは、柔軟な持ち方を可能にする点で、「二重の利点」があると言えます。良い工夫でしょう。
消費電力は、1400Wです。
家庭での利用は気をつけましょう。
風量は、非開示です。
カタログだと従来機(エアリー)より「風力3倍」との記載です。
おそらく、風速はでる機種です。ただ、吹き出し口の径はがあまり太くないので、風量のスペックは強調できないから、出さないのだと思います。
つまり、ピンポイントに「風圧」はだせる機種ですが、面単位の速乾性はイマイチと言えます。
風温は、最大120度です。
温風モードは、ないですが、5段階で温度調整ができます。

なお、クレイツは、80度の中くらいの風が「最も髪に良い」と考えているようです。
本機の場合、それをデフォルトにしつつ、場合分けで調整するような仕様です。
その温度、風力ならば、もうすこし安い製品でも出せます。
理美容の仕事に実用的な形状で、さっと調整できる部分に、意義があるのだと思います。
先述のように、吹き出し口の径がやや細めにしているのも、大風量での安定して高温を出すための工夫、と考えれば、納得がいきます。

マイナスイオン機能は、いわゆる、イオン発生機は未搭載です。
一方、本体内部に、天然鉱石やミネラルを「ュアクリスタルディフューザーゼロ加工」したユニットがあり、それが「テラヘルツ波(育成光線)」を発生させるとの記述があります。
それが振動により水分を微細化し、「マグネットのように」水分を毛髪内部に吸い寄せて浸透させるうえで、内部から潤いながら浸透させるとの記述です。
テラヘルツ波は、水に関係する家電や美容分野でたまにみる言葉です。ただ、ここで説明された効果をしめす検証情報(エビデンス)の公開は、官能試験などを含めてないです。実際の効果は、ここでは、正直「分からない」としか書けません。
美容家電は、「口に入るもの、肌に塗る」ような美容製品、あるいは「健康に影響を与える家電」ジャンルではないので、このあたりの宣伝基準は、だいぶ緩めです。これは同社に限りません。
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以上、 クレイツのHCD-G05Bの紹介でした。
自分で使って便利かは置いておき、理美容の仕事をする人が、お客さんの髪に利用するには、合理的で便利な工夫が多いと思いました。
ホールを利用して柔軟に持てる部分、風温・風量の安定性などが見どころです。価格の高い理由はそれなりに感じます。
ただ、今回の記事全体の冒頭で書いたように、このタイプは「自分の髪に利用する場合」必ずしも便利な形状ではないので、やはり「プロ向き」には思えます。
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【2025年発売】
34・クレイツ ノマドライヤー CD-L02 CD-L02C
34・クレイツ ノマドライヤー CD-L02 CD-L02T
¥13,614 Amazon.co.jp (1/7執筆時)
モーター種類:ACモーター
最大風量:
最大風温:120度
最大風速:
温風モード:3種類+1(風温調整+冷風)
自動温度調整:
イオン:(ミネラル)
重さ:450g(本体のみ290g)
なお、ノマドライヤー は、コード込みで450gという同社の軽量タイプです。

一方、横幅は13cmですが、縦方向が18cmです。折り曲げられない仕様なので、持ちはこびに便利かは、論争的です。
風量・風速は、非公開です。
ただ、コイズミなどでもみた、ブラシレスDCモーターの細径の製品です。
風速を高めることを重視し、ピンポイントに風を出すタイプです。そちらと同じで、ピンポイントの速乾性は高いものの、ドライヤーをしっかり振らないと乾きムラは課題になりやすいでしょう。
加えて、風量はノズルを外しても期待できないので、「弱風で、広く」というセット向けの風質は、価格化するとやや苦手です。

静音性は、非開示です。
ただ、吹出口の手前に、排気口がみられます。そこでやや風圧を犠牲にしつつ、静音性をマイルドにしている可能性はあります。ただ、吹き出し口の「クレイツイオン加工」の効果を高めるための工夫の可能性もあり、断定はできません。
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結論的にいえば、基本は携帯用です。
ジム通いで、「マイドライヤー」にこだわる派でそちらで髪も洗うような方には向く部分があります。ただ、ドライで完璧に「セット」する場合は、必ずしも向かなそうです。また、海外非対応であり、旅行用というわけでもないです。
次回につづく
イオンドライヤーのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、イオンドライヤーの比較の2回目記事でした。
しかし、記事は、まだまだ「続き」ます。

3・イオンドライヤーの比較 (3)
3-1:テスコム〈Speedom〉
3-2:ヤーマン〈スカルプ〉
4・イオンドライヤーの比較 (4)
4-1:VS〈マジックシャイン〉
4-2:パナソニック〈イオニティ〉
4-3:アイリスオーヤマ〈Moist Pro〉
4-4:ツインバード工業・モノクローム ほか
5・イオンドライヤーの比較 (5)
5-1:最終的なおすすめの提案【結論】
続く3回目回記事(こちら)では、日本のテスコムほか、ここまで見た以外のメーカーを追加で紹介します。
風量の強さ ★★★★★
髪への優しさ ★★★★★
本体の軽さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、「結論編」となる最終回記事(こちら)では、今回紹介する全機種から、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種を提案したいと思います。
引き続き、よろしくお願いします。
3回目記事は→こちら
