【今回レビューする内容】 2023年 高速なポータブルSSD・外付SSDドライブの性能とおすすめ・選び方:Windows 11 Mac ゲーム機対応 防水・高耐久SSDなど人気機種野性能ランキング
今回のお題
高速なポータブルSSDドライブのおすすめはどれ?
どもAtlasです。
今回は、2023年1月現在、最新の外付ポータブルSSDドライブの比較です。
「選び方の基本」を説明しつつ、速度的な観点などから各社のポータブルSSDを順番に比較します。
1・ポータブルSSDの比較 (1)
1-1:SanDisk / WD〈米国〉
1-2:バッファロー 1〈日本〉
2・ポータブルSSDの比較 (2)
2-1:バッファロー 2〈日本〉
2-3:サムスン〈韓国〉
2-4:アイオーデータ〈日本〉
3・ポータブルSSDの比較 (3)
3-1:キオクシア〈日本〉
3-2:エレコム /ロジテック〈日本〉
3-3:トランセンド〈台湾〉
4・ポータブルSSDの比較 (4) 【結論】
4-1:ラシー〈フランス〉
4-2:ソニー〈日本〉
4-3:最終的な「おすすめ機種」の提案
今回は、以上のような順番で、メーカーの製品を比較します。
SSD(中身)は、サンディスク-WD連合(米国)とキオクシア(日本)サムスン(韓国)が自社生産できます。
これらの企業は信頼性の部分でメリット性があるので、基本「全機種」フォローしました。
そのほか、シェアが最も大きい日本のバッファローをはじめ、一芸のある製品をだしている企業の代表製品も網羅します。
とくに、今回記事では、速度に注目します。
SSDはお持ちのPC側のUSB規格で「実効速度」が大きく変わってきます。
同じ形のUSB端子でも「速度は異なり」ます。
「選び方の基本」を最初に説明しますので、これらが「わからない」という方についても、安心してお読みいただければと思います。
読出速度 ★★★★★
書込速度 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
堅牢性 ★★★★★
保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、以下では、各社の製品を順番に比較します。
そして、記事の「結論編」(こちら)では、上表の様なポイントから目的別・予算別のAtlasのおすすめ機種を提案しています。
(読み飽きたら)最後だけでもお読みください。よろしくお願いします。
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1・ポータブルHDDドライブ
2・ポータブルSSDドライブ
3・Mac向きThunderbolt対応SSD
4・内蔵SSDドライブ
5・USBフラッシュメモリー
6・外付けハードディスク(電源付)
7・NAS(ネットワークディスク)
なお、今回の記事は、このブログ「モノマニア」のドライブ関係記事の2回目記事として書きました。
0・ポータブルSSDの選び方の基本
はじめに、外付けSSDの「選び方の基本」を書いておきます。
皆さんがお持ちの「パソコン側」のUSB端子は、(四角い)USB-A形状と(丸い)USB-C形状の端子が、あるかと思います。
ポータブルSSDを選ぶ場合、最大速度の面で、この違いが重要になってきます。
大事な部分なので、あらかじめ少し詳しく説明しておきます。
0-1・USB-A端子の場合
第1に、PC側の(四角い)USB-A形状の端子にSSDを接続する場合です。
昔は、シンプルにUSB3.0端子と言われることも多かった端子です。
PCのほか、PS4などのゲーム機の多くもこの形の端子です。
規格上の最高速度は、(四角い)USB-A形状の場合、USB 3.1(1250メガバイト/秒)が最高です。
ただ、格安PCの場合、昔ながらのUSB3.0(625メガバイト/秒)がほとんどです。
最近のノートPCやデスクトップPCの場合、PCに内蔵されるSSDは、第4世代SSD(PCIe-3rd)クラスである場合が多いので、それと比べればと少し遅く感じるかもしれません。
ただ、普通のHDDよりはだいぶ速いですから、ポータブルHDDからの買換としての導入効果は高いです。
0-2・USB-C端子の場合
第2に、PC側にの(丸い)USB-C形状の端子にSSDを接続する場合です。
規格上の最高速度は、Thunderbolt 3 (USB 4)で、最大40gbps(5000メガバイト/秒)まで対応できます。
【Macbookの比較記事】で取りあげたAppleの最新ノートPCなどは、Thunderbolt 3 (USB 4)に対応です。
Windows用でも、Surface Bookをはじめ20万円前後の高級機だと、USB4端子を持ちます。
ただ、ポータブルSSD側の速度がこの規格に(あまり)追いついていないため、現実的には、USB3.2(2500メガバイト/秒)あたりが、USB-C接続における外付けHDDの最高速と思ってください。
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少しわかりにくかったかもしれません。
結論的にいえば、Thunderbolt 3 (USB 4)か、USB3.2に対応したパソコンをお持ちならば、現状で最高速と言えるUSB3.2(2500メガバイト/秒)の「ポータブルSSD」のスピードを活かせると考えてください。
0-3・まとめ

以上、端子ごとの「最大速度」について、選び方の基本として書いてみました。
結論的にいえば、速度面の選び方は、以下のようになります。
第1に、「ポータブルHDDより4-5倍し速ければOK」な方です。
その場合、今回紹介する製品のなかから500MB/秒クラスのものを選べばOKです。
価格としては、500GBでも1万円以内で買えます。
サイズほか、USB-C・USB-Aどちらのケーブルが付属するかだけ注意して選べば問題ないです。
第2に、「現状の平均より、少し速いSSDが欲しい」場合です。
この場合、(四角い)USB-A端子でも、(丸い)USB-C端子でも構いませんが、どちらかにUSB3.1端子以上があることが「マスト」です。
この条件をクリアできるならば、今回紹介する製品から、1000MB/秒クラスの製品を選ぶと良いでしょう。
価格としては、こちらも1万円以内で買えます。
第3に、「USB-Cの高速性を活かしたい」場合です。
この場合、(丸い)USB-C端子がUSB3.2端子以上に対応していることが「マスト」です。
クリアできるならば、2000MB/秒クラスの製品を選ぶと良いです。
価格は、500GBあたり2万円以上です。
なお、各社のスペック的な速度はあくまで単一ファイルを読み込んだ際の、速度です。
「超巨大な画像」など単一のファイルの読み込みは、表記通り高速になります。
OSの読み込みや、ソフトの起動など複数のファイルを同時に展開する場合は、速度に限りがあるのは、HDDの場合と同じです。
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そのほか、良い製品を選びたい場合、軽量性・堅牢性なども見ないといけません。
また、高速なSSDの場合、熱で速度低下しやすいものがあるので、その方面の注意も必要です。
詳しいことは具体的な機種を見ながら、おいおい説明します。
とくに、最初にみていくサンディスク(WD)とバッファローは、いろいろなタイプを網羅するので、そこまで読んで頂ければ、だいたいわかるかと思います。
1-1・SanDiskとWDのポータブルSSD
というわけで、具体的な製品を紹介してきます。
はじめに、米国のサンディスクとWDのポータブルSSDです。
いわゆる「WD・サンディスク連合」として、世界最大のストレージ製造企業です。
品質の安定性、特に、実際の速度面が理論スペック値に近く、「高品質路線」を行っていることで有名です。
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なお、以下では、Atlasのおすすめポイントについては、赤字系で、イマイチと思う部分については青字系で、本文を記していきます。
【2021年発売】
【サンディスク ポータブルSSD】
【480GB】
1・SANDISK SDSSDE30-480G-J25
¥7,128 楽天市場 (1/28執筆時)
1・SANDISK SDSSDE30-480G-GH25
¥9,990 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
【1TB】
2・SANDISK SDSSDE30-1T00-J25
¥------ 楽天市場 (1/28執筆時)
2・SANDISK SDSSDE30-1T00-GH25
¥12,640 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
【2TB】
3・SANDISK SDSSDE30-2T00-J25
¥28,360 楽天市場 (1/28執筆時)
3・SANDISK SDSSDE30-2T00-GH25
¥23,648 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
読出速度:520MB/s
書込速度:
接続:USB3.1
重量 :40g
保証 :3年間
ケーブル:USB-A
これらは、サンディスクの「サンディスク ポータブルSSD」シリーズに属する入門機です。
なお、末尾が-J25の製品が日本向けです。-GH25については、【Amazon限定型番】で、簡易包装ですが、性能は同じです。
本体の重さは、40gと十分軽量です。
サイズも、 幅46,9mm x 高さ96.9mm x 奥行9.91mmです。
かなり小さく、持ちはこびしやすい形状です。
耐衝撃性は、かなり重視します。
この機種の場合、最大2Mの耐落下性能を持つ上で、ゴム製素材を利用し、JIS規格のIP55水準の防滴性と防塵性を持ちます。
例えば、一眼レフ用に屋外に持ちはこび出すようなタフな用途にも利用可能です。
ゴム製フックも付きますし、HDDほど繊細に使うことを求められもしません。
ドライブの速度は、読出速度が550MB/sです。書込速度は非公開です。
ただ、グローバルに人気の製品で、ユーザーがベンチマークを多く取っています。
比較参照しましたが、同等水準の550MB/sは持っています。
接続規格は、USB 3.1です。
付属するケーブルは、USB-Aケーブルです。
USB-C端子とつなげたい場合は、USB-C to USB-Cケーブルが別に必要です。
保証期間は、3年間です。
中身のSSDごと製造できる米国メーカーはこのあたりはやはり手厚いです。
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以上、サンディスクのエクストリーム ポータブルSSDの紹介でした。
多少価格は高めですが、本体が頑丈で壊れにくいのは、落としやすい小型モデルには重要な部分です。
また、同社は、自社でSSDの中身も生産できるため、3年間の長期保証が利用できる点もメリットです。
そのほか、USB-TypeCへ対応する点で有利でしょう。
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【2021年発売】
【WD Elements SE SSDシリーズ】
【480GB】
4・WD WDBAYN4800ABK-WESN
¥7,811 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
4・WD WDBAYN4800ABK-JESN
¥7,722 楽天市場 (1/28執筆時)
【1TB】
4・WD WDBAYN0010BBK-WESN
¥11,620 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
4・WD WDBAYN0010BBK-JESN
¥11,682 楽天市場 (1/28執筆時)
【2TB】
4・WD WDBAYN0020BBK-WESN
¥22,500 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
4・WD WDBAYN0020BBK-JESN
¥22,572 楽天市場 (1/28執筆時)
読出速度:400MB/s
書込速度:400MB/s
接続:USB3.0
重量 :27.2g
保証 :3年間
ケーブル:USB-A
なお、この速度クラスのWD(ウエスタンデジタル)ブランドの製品は、WD Elements SE SSDシリーズとなります。
サンディスクは、伝統的に野外でアクティブに使うカメラユーザーに人気なので、ストラップ付きでした。
WDは(ガチガチの)米国PCユーザーに人気のブランドなので、写真のように質実剛健なデザインです。
重さは27,3gで、サイズも直径64.5xx高さ8.72mmなので本機の方が小型です。
USB3.0仕様でやや速度は遅めですが、差を体感できる程ではないでしょう。
USB-Aケーブルのみの付属である点だけ注意すれば、値段や好みでこちらを選んでも良いかと思います。保証も3年です。
【2020年発売】
【SANDISK エクストリーム V2】
【500GB】
5・SANDISK SDSSDE61-500G-GH25
¥ 11,908 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
5・SANDISK SDSSDE61-500G-J25
¥11,730 楽天市場 (1/28執筆時)
【1TB】
6・SANDISK SDSSDE61-1T00-GH25
¥ 18,144 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
6・SANDISK SDSSDE61-1T00-J25
¥18,780 楽天市場 (1/28執筆時)
【2TB】
7・SANDISK SDSSDE61-2T00-GH25
¥ 31,394 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
7・SANDISK SDSSDE61-2T00-J25
¥32,980 楽天市場 (1/28執筆時)
【4TB】
8・SANDISK SDSSDE61-4T00-GH25
¥65,152 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
8・SANDISK SDSSDE61-4T00-J25
¥72,980 楽天市場 (1/28執筆時)
読出速度:1050MB/s
書込速度:1050MB/s
接続:USB3.1
重量 :52g
保証 :5年間
ケーブル:USB-C (USB-Aは変換)
SANDISK エクストリーム V2は、同社の中位機です。
本体の重さは、52gです。
サイズは、 幅57.34mm x 高さ110.26mm x 奥行10.22mmです。
中速タイプですが、大きさは下位機と同じで、重さも大差ないです。
HDDの半分以下の重さですから。
耐衝撃性は、下位機種同様です。
ドライブの速度は、読出・書込とも1050MB/sです。
接続規格は、これに対応させるために、USB3.1 にしています。
ただ、互換性があるので、PC側端子がUSB3.0でも使えますが、上表のように速度的な625MB/秒にボトルネックがでます。
本機は、NVMeタイプのSSDですから、発熱による速度低下があります。
その対策で、放熱性の高い鍛造アルミ製のボディを採用します。
付属するケーブルは、USB-C to USB-Cケーブルです。
ただ、USB-A用には変換アダプタが付属します。
冒頭書いたように、PC側がUSB3.1に対応さえしていれば、USB-Aでも最速でつながります。
保証期間は、上位機ということで、5年間です。
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以上、サンディスクのSANDISK エクストリーム V2の紹介でした。
下位機種少し高いのですが、USBメモリやHDDを利用していた方で、実感として「超高速で快適」と思えるのは、この水準からでしょう。
次に紹介する上位機もありますが、やや高いですし、本機は、「迷った場合選びやすい絶妙なラインナップ」でしょう。
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【2021年発売】
【My Passport SSD 2020 Hi-Speed】
【500GB】
9・WD WDBAGF5000AGY-WESN
¥10,912 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
9・WD WDBAGF5000ABL-JESN
¥11,096 楽天市場 (1/28執筆時)
【1TB】
9・WD WDBAGF0010BBL-WESN
¥16,790 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
9・WD WDBAGF0010BBL-JESN
¥16,770 楽天市場 (1/28執筆時)
【2TB】
9・WD WDBAGF0020BBL-WESN
¥29,346 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
9・WD WDBAGF0020BBL-JESN
¥26,980 楽天市場 (1/28執筆時)
【4TB】
9・WD WDBAGF0040BGY-WESN
¥59,,436 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
読出速度:1050MB/s
書込速度:1000MB/s
接続:USB3.1
重量 :45.7g
保証 :5年間
ケーブル:USB-C (USB-Aは変換)
同じく、この速度レベルのWDブランドの製品が、My Passport SSD 2020 Hi-Speedシリーす。
やはりデザイン面で、(アクティブに外回りで使う)サンディスクと違って、古式ゆかしい「アメリカンなPCデザイン」です。
個人的にはこれも好きですが。
重さは、やはり本機の方が少し軽量です。
耐衝撃性も、2Mの落下試験を行っていいますし、変わらないでしょう。
廃熱もボディはメタルですし差はないと思われます。保証も5年です。
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結論的にいえば、デザインの好みが合致するならば、本機を選んでOKです。
【2021年発売】
【G-DRIVE SSD】
【500GB】
10・ WD SDPS11A-500G-GBANB
¥19,082 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
【1TB】
10・ WD SDPS11A-001T-GBANB
¥23,038 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
【2TB】
10・ WD SDPS11A-002T-GBANB
¥38,308 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
【4TB】
10・ WD SDPS11A-004T-GBANB
¥78,436 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
読出速度:1050MB/s
書込速度:1050MB/s
接続:USB3.1
重量 :90g
保証 :5年間
ケーブル:USB-A USB-C
G-DRIVE SSDは、WD / SanDisk Professionalという二枚看板で売られる同社の上位機です。
本体の重さは、90gです。
サイズは、 幅90mmx 高さ15mm x 奥行50mmです。
耐衝撃性は、形状から察せられるように格段に高めています。
本機の場合、防水・防塵性(IP67)3メートル落下耐性、2000ポンドの耐衝撃性をいずれもクリアします。
野外でハードに使う方に特化したモデルです。HDDよりSSDは壊れにくいので、ストレージでは「最も固い」と言えるかもしれません。
ドライブの速度は、読出・書込とも1050MB/sです。
先述のように高速ドライブは発熱が課題ですが、冷却アルミニウムコアの採用ほか、廃熱には工夫があり、防水性などのタフネス性との両立をはかります。
接続規格は、USB3.1 です。
つまり、先ほどの機種と同じです。
付属するケーブルは、USB -AとUSB-C双方を添付しています。
保証期間は、5年間です。
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以上、サンディスク WDのG-DRIVE SSDの紹介でした。
野外でアクティブに使う製品は、後ほど紹介するLacieなども出しますが、本機も強そうです。特定目的用ですが、その目的に使うならばよさそうな製品です。
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【2021年発売】
10’・WD G-DRIVE ArmorLock SSD
¥34,800〜 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
1TB:SDPS41A-001T-SBANB
2TB:SDPS41A-002T-SBANB
4TB:SDPS41A-004T-SBANB
なお、本機については、黄色に配色が変更されたG-DRIVE ArmorLoc SSDという上位機も併売されます。
こちらは、256bit AES-XTSでの暗号化に対応し、ペアリングしたスマホ(WIN/ Mac)の生体認証を利用してPWを解除できるという「パスワードレス機」です。WinとMacに対応します。
この部分でセキュアですが、本格的な「業務用」です。あとは、速度(1000MB/s)や耐久性を含めて、ほぼ同じ仕様となります。
【2020年発売】
【SANDISK エクストリーム プロ V2】
【1TB】
11・SANDISK SDSSDE81-1T00-GH25
¥26,297 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
11・SANDISK SDSSDE81-1T00-J25
¥26,780 楽天市場 (1/28執筆時)
【2TB】
11・SANDISK SDSSDE81-2T00-GH25
¥ 50,763 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
11・SANDISK SDSSDE81-2T00-J25
¥46,980 楽天市場 (1/28執筆時)
読出速度:2000MB/s
書込速度:2000MB/s
接続:USB3.2 (gen2×2)
重量 :77.1g
保証 :5年間
ケーブル:USB-A USB-C
SANDISK エクストリーム プロ V2は、サンディスクのポータブルSSDの最上位機です。
本体の重さは、77.1gです。
サイズも、 幅57.34mm x 長さ110.26mm x 高さ10.22mmです。
下位シリーズより、多少ですが大きいでし、重めです。
もちろん、持ち運べますし、一般的なHDDと較べれば、まだまだ軽量水準です。
耐衝撃性は、高いです。
防水性は、IP55等級水準で、防塵性も確保されます。
ドライブの速度は、読出・書込とも2000MB/sです。
接続規格は、本機もUSB3.2です。
最高速を得るためには、PC側もUSB3.2以上必要なので、本機は値段面のほか、性能面でも、USB-A端子だと速度面の性能を十分に活かせない点で、最新の高性能PCを使っている方向けです。
付属するケーブルは、USB Type AとUSB Type C双方を添付しています。
保証期間は、5年間です。
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以上、サンディスクのSANDISK エクストリーム プロの紹介でした。
ここまでの速度が欲しい方は限られるでしょう。
ただ、それが欲しい方には速度面のほか、保証の長さは、大きな魅力です。先述のように、NVMeタイプのSSDは、熱が出るので、保証がある程度合った方が安心です。
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【2022年発売】
【1TB】
11'・Corsair EX100U CSSD-EX100U1TB
¥17,955 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
【2TB】
11'・Corsair EX100U CSSD-EX100U2TB
¥34,238 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
【4TB】
11'・Corsair EX100U CSSD-EX100U4TB
¥75,000 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
読出速度:1600MB/s
書込速度:1500MB/s
接続:USB3.2 (gen2×2)
重量 :22g
保証 :3年間
ケーブル:USB-A USB-C
なお、他社機になりますが、アメリカのコルセアが、USB3.2クラスの速度の製品を出しています。
中身のドライブ自体は作れない表面実装の会社ですが、ゲーミング関係を得意としていて、世界で知られる企業です。
こちらは、 幅79.37mm x 高さ11.mm x 奥行36.65mmですが、重さが22gという表記です。
速度は、すこし「落ちる」ものの、この速度クラスは、Sandisk・WD・トランセンドくらいしか展開がないので、選択肢の1つとして貴重かと思います。
4TBモデルが選べるのもポイントでしょう。
新製品で、レビューがまだ少ないので「おすすめ」とはしませんが、スペックからは「選べる製品」と言えます。
【2022年発売】
【WD_BLACK P40 Game Drive SSD】
【1TB】
12・WD WDBAWY0010BBK-WESN
¥21,205 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
12・WD WDBAWY0010BBK-JESN
¥22,451 楽天市場 (1/28執筆時)
【2TB】
12・WD WDBAWY0020BBK-WESN
¥36,889 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
12・WD WDBAWY0020BBK-JESN
¥38,470 楽天市場 (1/28執筆時)
読出速度:2000MB/s
書込速度:2000MB/s
接続:USB3.2 (gen2×2)
重量 :78.5g
保証 :3年間/5年間
ケーブル:USB-A USB-C
WD_BLACK P40 Game Drive SSDは、WDブランドのポータブルSSDのほうの最上位機です。
こちらも、Amazonは別型番(グローバル型番)ですが、保証年数が3年表記にっている以外は、性能・重さを含めて同じです。
国際調達のようで、WDはAmazonだと安い場合が多いです。
ドライブの速度は、読出・書込とも2000MB/sです。
サンディスク機と同じです。
WDは、HDDを含むストレージを、「色」で目的を分けてくれているので「分かりやすい」です。
本機はBlackなので、速度重視で、ゲーミングPCなどに向くものです。Sandiskはどちらかと言うと、カメラ系のファンが多いブランドで、こちらとは少し方向性が違います。
本体の重さは、78.5gです。
サイズは、 幅58.82mm x 長さ106.8mm x 奥行13.00mmです。
軽くもなく、廃熱重視ですが、がっつり重いわけではないです。
大きさも、問題なく持ち運べる水準に収まります。
なお、写真のように、RGBカラーの照明付きで、ソフトで色をコントロールできます。ゲーミング用では良くある仕様です。
耐衝撃性は、一方、表明(優れた耐衝撃性)はあります。
ただ、ミルスペックなどは表示されませんが、落下耐性2Mですし、実際は堅牢でしょう。
接続規格は、本機もUSB3.2です。
付属するケーブルは、USB Type AとUSB Type C双方を添付しています。
保証期間は、5年間です。(Amazon型番は3年)
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以上、WD_BLACK P40 Game Drive SSDの紹介でした。
速度面は、サンディスクと同じです。
また、詳しい説明はないですが、外観形状的に(SSDの場合とても重要な)廃熱に配慮はありそうなので、ゲーミング用として酷使するならば、良いと言えます。
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【2022年発売】
【WD_BLACK D30 Game Drive SSD】
【500GB】
13・WD WDBATL5000ABK-WESN
¥10,912 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
13・WD WDBATL5000ABK-JESN
¥12,242 楽天市場 (1/28執筆時)
【1TB】
13・WD WDBAWY0010BBK-WESN
¥16,980 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
13・WD WDBAWY0010BBK-JESN
¥22,451 楽天市場 (1/28執筆時)
【2TB】
13・WD WDBAWY0020BBK-WESN
¥30,080 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
13・WD WDBAWY0020BBK-JESN
¥38,470 楽天市場 (1/28執筆時)
読出速度:900MB/s
書込速度:
接続:USB3.2 (gen2×2)
重量 :125g
保証 :3年間
ケーブル:USB-Aのみ
なお、同じ、WD_Blackの下位モデルもでました。
こちらについては、日本型番はアイオーデータが代理店です。
縦置き用スタンドも付くので、重い一方、速そうには見えますが、実際は、900MB/sですので、遅めです。
先述のように、発熱面については、優れる可能性がありますが、この速度の世代だと、あまり問題になりにくいと言えますし、(縦置きできる)形状以外の魅力はないです。
なお、USB-Aケーブルのみ付属となります。保証は3年です。
1-2・バッファローのポータブルSSD
つづいて、日本のバッファローのポータブルSSDです。
日本の三大PC周辺機器メーカーの一角を占める企業です。
とくに、SSDドライブの展開数はかなり多いです。
【2021年発売】
【500GB】白 SSD-SCT500U3-WA
14・バッファロー SSD-SCT500U3BA/N
¥8,480 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
14・バッファロー SSD-SCT500U3-BA
¥6,986 楽天市場 (1/28執筆時)
【1TB】白 SSD-SCT1.0U3-WA
14・バッファロー SSD-SCT1.0U3BA/N
¥12,480 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
14・バッファロー SSD-SCT1.0U3-BA
¥14,463 楽天市場 (1/28執筆時)
【2TB】
14・バッファロー SSD-SCT2.0U3BA/N
¥21,717 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
読出速度:600MB/s
書込速度:
接続:USB3.1
重量 :17g
保証 :1年間
ケーブル:
SSD-SCTA/Nシリーズは、バッファローの小型のポータブルSSDです。
本機は、型番末尾が/Nで終わる「Amazon専用型番」があります。しかし、性能は、楽天市場などでうられる通常製品と同じです。
その他特定量販店向けの型番【SSD-SCT500U3BA/D SSD-SCT1.0U3BA/D 】もありますが、やはり同じです。
本体の重さは、17gとかなり軽量です。
見て分かるように、【USBフラッシュメモリの比較記事】で紹介したようなUSBメモリに形を寄せている製品です。
それらと比較する場合、Windows OSで「リムーバブルメディア」扱いのUSBメモリと違って、Winで「ローカルディスク」として認識される点に意味があります。
つまり、USBメモリと違い、パーテションなどの操作がHDDと同等にできるメリット性があるため、売れています。
サイズは、幅23mm×奥行68.2mm×高さ11mmです。
幅が22mmになりますので、PCの隣のポートなどと被らないかは事前に注意が必要でしょう。
TVでの利用も提案されますが、その場合も同様です。
耐衝撃性は、米国軍の米国MIL規格に準拠した試験にクリアしています。
120cmの高さからの26方向からの落下試験ですが、内蔵する耐衝撃剤などの効果で、高い落下耐性を持ちます。
ただ、SSDは基本的にHDDより頑丈なので、こうしたスペックが付いている機種が「標準」ではあります。
ドライブの速度は、読出速度が600MB/sです。
書込速度は、非公開ですが、原理的に、この値より過度に遅くなることはないでしょう。
ベンチマークを見てもシーケンシャルアクセスは読出速度と同等です。
むろん、上位のSSDと比べると「最高速度」とは言えませんが、十分に高速です。
これでも、従来的な、ハードディスクを採用するドライブと比較すると3倍以上という速度で、大容量ファイルを保存する方には、「向く」といえます。
接続規格は、USB3.1規格です。
USB3.0でも、この速度では理論上ボトルネックにはなりません。
ただ、実効速度と理論値は開きがあるので、本機で、SSDのパフォーマンスを引き出すには、USB3.1に対応する必要があるようです。
ケーブルは、構造的に不要なので未付属です。
ただ、USB-Cで利用したい方のために、Type-Cアダプターが標準付属です。
隣の端子とかち合う場合は、別のUSB延長ケーブルで対応となります。
保証期間は、1年間です。
期間の短さは、海外メーカーに比べて、ドライブの中身が製造できない日本企業の弱い部分です。
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以上、バッファローのSSD-SCTA/Nシリーズの紹介でした。
後ほどみるように、アイオーデータなども同じコンセプトの製品があるので比較は必要ですが、本機も携帯性は抜群です。
多少幅広で、長さもあるので、隣の端子とかち合わないかは注意が必要ですが、それ以外は問題ないでしょう。モバイルPC用のほか、TV録画での利用など、用途は広そうです。
(四角い)USB-A接続で利用する方で、小型なものを探している方は、わりと良い候補の1つとなるでしょう。
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【2021年発売】
【通常モデル】
15・バッファロー SSD-PUT3Cシリーズ
¥4,979〜 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
250GB:SSD-PUT250U3BC/N
500GB:SSD-PUT500U3BC/N
1TB:SSD-PUT1.0U3BC/N
【抗菌モデル】
15・バッファロー SSDPUTVB/Nシリーズ
¥5,280 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
250GB:SSDPUTVB250U3B/N
500GB:SSDPUTVB500U3B/N
1TB:SSDPUTVB1.0U3B/N
読出速度:430MB/s
書込速度:
接続:USB3.0
重量 :17g
保証 :1年間
ケーブル:
なお、SSD-PUTU3Cシリーズという製品もあります。
こちらは、USB3.0規格で、実行速度が30%ほど新機種より遅いです。
その姉妹機となるSSDPUTVB/Nシリーズも速度は同じですが、スティックの樹脂部分に抗菌剤を練り込んでいます。
いずれにしても、選ぶならば速度の速い先ほどの機種でしょう。
【2021年発売】(上位機あり)
【500GB】
16・BUFFALO SSD-PH500U3-BC
¥9,430 楽天市場 (1/28執筆時)
16・BUFFALO SSD-PH500U3-BC/N
¥8,490 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
【1TB】
16・BUFFALO SSD-PH1.0U3-BC
¥13,210 楽天市場 (1/28執筆時)
16・BUFFALO SSD-PH500U3-BC/N
¥12,414 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
読出速度:1000MB/s
書込速度:900MB/s
接続:USB3.1
重量 :40g
保証 :1年間
ケーブル:USB-A USB-C
SSD-PHU3-Cシリーズも、やや形状がユニークな製品です。
本体の重さは、40gです。
形状が独特ですが、これは、ノートPC用のM2規格のSSD(M.2.SSD)を利用しているためです。
サイズは、103×9.8×31.5mmですので、見た感じほど大きくはないです。
ドライブの速度は、どのモデルも同じです。
読出速度が1000MB/sで、書込速度は、900MB/sです。
かなり高速なのは、NVMe SSDを利用するためです、
仕組み的に、連続利用すると発熱しやすいため、(適切に温度管理されないと)速度が低下しやすいです。
そのため、ヒートシンクを被せたような形状にしています。
耐衝撃性は、米国軍のMIL規格に準拠し、1.2mからの落下時化のクリアしています。
接続規格は、USB 3.1(= USB3.2 (gen2))です。
付属するケーブルは、USB Type AとUSB Type C双方を装備します。
保証期間は、BUFFALOは1年間と短めです。
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以上、BUFFALOのSSD-PHU3-Aシリーズの紹介でした。
長細いので大きく見えますが、同じ速度のサンディスクのSANDISK エクストリーム V2より、少し小型です。
形が好みならこちらでも良いかと思いますが、保証期間が1年だけに、廃熱に関する情報はもう少し欲しい感じはします。
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【2021年発売】
【500GB】
17・BUFFALO SSD-PHE500U3-BA
¥15,131 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
【1TB】
17・BUFFALO SSD-PHE1.0U3-BA
¥21,860 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
読出速度:2000MB/s
書込速度:2000MB/s
接続:USB3.2
重量 :100g
保証 :1年間
ケーブル:USB-A USB-C
なお、本機を、USB3.2仕様にして、中身のドライブを、PCI-E接続の第3世代SSDにした高速版が出ています。
ただ、重さが100gと、同スペックのサンディスクの最上位機より少し重いです。
サイズも、120×37×16mmとなります。高速だと発熱するので、ヒートシンクの部分だけ、大きくなったといえます。
冒頭書いたように、ノートPCなどの内蔵SSD(PCI-E 3rd)と(理論上)同水準だせますが、ここまで速度が必要な方はあまりいないかとは思います。
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【2022年発売】
18・バッファロー SSD-PHPU3Aシリーズ
¥9,780〜 Amazon.co.jp (1/28執筆時)
500GB:SSD-PHP500U3-BA
黒: SSD-PHP500U3BA/N
銀: SSD-PHP500U3SA/N
1TB:SSD-PHP1.0U3-BA
黒:SSD-PHP1.0U3BA/N
銀:SSD-PHP1.0U3SA/N
2TB:SSD-PHP2.0U3-BA
黒:SSD- PHP2.0U3BA/N
銀:SSD-PHP2.0U3SA/N
読出速度:1050MB/s
書込速度:1000MB/s
接続:USB3.1
重量 :79g
保証 :1年間
ケーブル:USB-C (USB-A変換)
このほか(下位機と)ほぼ同じ読み出し速度となるSSD-PHPU3Aシリーズもあります。
サイズは、幅57×高さ12.2×奥行106.5mmと幅広になる上で、重さが79gと少し増えます。
速度は、書込速度について(ランダムアクセスを含めて)多少ですが、速くなります。
あとは、堅牢性や保証期間を含めてだいたい同じです。
ただ、付属ケーブルはUSB-Cであり、USB-Aは付属の変換端子を持ち歩く必要が出る点に注意してください。
あえていえば、OSが管理するドライブ診断(S.M.A.R.T.)をcloud経由で蓄積し、故障時期を予測する機能(みまもり合図)に対応した程度となります。
この形状のSSDは他社機もありますので「値段勝負」の部分はありますが、そう個性があるわけではないのと、保証期間の短さはやはりネックでしょう。
次回に続く!
ポータブルSSDのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、ポータブルSSDを比較の1回目記事でした。
しかし、記事は、まだまだ続きます。
2・ポータブルSSDの比較 (2)
2-1:バッファロー 2〈日本〉
2-3:サムスン〈韓国〉
2-4:アイオーデータ〈日本〉
3・ポータブルSSDの比較 (3)
3-1:キオクシア〈日本〉
3-2:エレコム /ロジテック〈日本〉
3-3:トランセンド〈台湾〉
4・ポータブルSSDの比較 (4) 【結論】
4-1:ラシー〈フランス〉
4-2:ソニー〈日本〉
4-3:最終的な「おすすめ機種」の提案
次回の2回目記事(こちら)では、 バッファローの残りの製品をみていきます。
そのあと、今回見たWD連合のように、SSDが自社生産出来るキオクシア・サムスンほなどを含めた、他社のポータブルSSDを、第3回目記事まで順番に紹介します。
読出速度 ★★★★★
書込速度 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
堅牢性 ★★★★★
保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、「結論編」となる4回目記事(こちら)では、今回紹介してきた全製品から、いつものように、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。
2回目記事は→こちら