【今回レビューする内容】2023年 テレビドアホン・モニター付きインターホンの性能とおすすめと選び方:パナソニック・アイホン:スマホ連動 外でもドアホン:人気機種の違いと性能ランキング
【比較する製品型番】 パナソニック V2-SGE20LA VL-SGZ20L VL-SGE30KLA VL-SGZ30 VL-SGZ30K VS-HC400-W VS-HC400K-W VL-SE25XA VL-SE25KA VL-SE30XLA VL-SE30XLA VL-SE30XLA VL-SE35KFA VL-SE35KLA VL-SE35XLA VL-SE35UXL VL-SE50KFA VL-SE50KPA VL-SWE310KFA VL-SVE310KFA VL-WD623 VL-SWE310KLA VL-SWE310KLA VL-SWE210KLA VL-SWD505KF VL-SWD505KS VL-SWE710KF VL-SVE710KF VL-SWE750KF VL-SWE710KS VL-SVE710KS VL-SWE750KF VL-SWE750KS アイリスオーヤマ TD-SM3010-WSH アイホン ROCO LI-55 KL-66 KJ-66 -B KH-77 KG-88 WP-24A VL-SZ35KF WL-11 KR-77 WR-11 XTU XTU-J7-01 ZA-TD-3 ZA-TD2 ZA-TD1 SpotCam SpotCam AOSU V8S V8P ほか
今回のお題
最新のテレビドアホンのおすすめはどれ?
どもAtlasです。
今回は、2023年7月現在、最新のテレビドアホン(TVインターフォン)の紹介です。
二大メーカーとなるパナソニックとアイホンの製品は、「スマホ対応機」を含めて、(ほぼ)全機種を比較します。
1・テレビドアホンの比較 (1)
1-1・選び方の基本の説明【導入】
1-2・ワイヤレスドアホン
1-3・二針線ドアホン
1-4・外でもドアホン
2・テレビドアホンの比較 (2)
=最終的なおすすめの提案【結論】
記事では、はじめにドアホン全般の「選び方の基本」説明します(1-1)。
その後、個人が買う場合に人気のある、安めのタイプから順番にみています。
新規設置が楽な「ワイヤレス型ドアホン」(1-2)と、既設のドアホンからの設備更新に向く「二針線ドアホン」(1-3)は、実際、多くの方が探しているタイプだと思います。
その後、二針線タイプですが、外出先への転送ができる「外でもドアホン」(1-4)をみていきます。
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【Amazon Alexa】
・Ring Video Doorbell 4 Plus
¥24,980 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
【Google Assistan】
・Google Nest Doorbell GA01318-JP
¥23,900 楽天市場 (7/5執筆時)
一方、各社の音声AIに対応し「置き配」検知ほかに対応するような次世代型ドアホンは、(ドアホンの域を超えるので)、別記事として書いています。
そういったタイプをお探しだった場合、恐れ入りますが【Ringほか次世代型ドアホンの比較記事】のほうをご覧ください。
よろしくお願いします。
画面のみやすさ ★★★★★
夜間対応 ★★★★★
スマホ連携 ★★★★★
防犯・みまもり ★★★★★
設置のしやすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
と言うわけで、以下は(普通のタイプの)ドアホンを順番にみていきます。
その上で、最後の「結論」部分では、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。
よろしくお願いします。
1-1・ドアホンの選び方の基本
具体的な製品紹介にはいる前に、「選び方の基本」の説明からです。
性能面については各機の解説でしますが、個人で設置を考えている方に向けての、設備面での簡単なフォロー情報になります。
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第1に、既設ドアホンからの替え替えをお考えの場合です。
もともとTV付きドアホンが付いていた方はもちろんですが、玄関子機とモニター間がインターホンだった方については、個人での交換は「わりと簡単」です。
室内モニター(電話)の電話の電源を(直結でなく)コンセント電源から取っている場合は、玄関子機と室内受話器の部分のみ交換すれば、基本的に中間の配線はそのまま流用できるので、誰でも交換可能です。
今回の記事では、(上位のWi-Fiタイプを含め)「二針線ドアホン」として比較しているモデルを選べばOKです。
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第2に、ドアホン新設の場合です。
この場合は、「二針線ドアホン」だと、資格を持った方に電気配線工事をやってもらう必要がでます。
しかし、現在、玄関子機とモニターが完全にワイヤレスの機種があるため、面倒な配線を依頼しなくとも設置できるものがあります。
今回の記事では「ワイヤレスドアホン」として紹介しているモデルを選べばOKです。
Atlasも、(引っ越しなどの事情で)ここ10年で3回ほど交換しましたが、いずれも問題なく可能でした。
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というわけで、以下では、「個人でドアホンを購入し、設置する前提」で、現在最新のドアホンの紹介をしていきます。
コモディティ化しているように見えるドアホンですが、家庭のIOT化の一つの「目玉」として、面白い機種がでてきました。
1-2・ワイヤレスドアホンの比較
というわけで、比較をはじめます。
はじめに、玄関子機とモニターが完全にワイヤレスの機種を紹介します。このタイプの製品は、現在2機種発売されています。
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なお、以下の本文では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【2022年発売】
1・パナソニック V2-SGE20LA
¥16,300 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
【2020年発売】(VS-SGE20Lの別型番)
2・パナソニック VL-SGZ20L
¥14,709 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
モニター:2.7インチ(押ボタン式)
画素数:30万画素
夜間照明:LED補助照明
撮影サイズ: 通常
スマホ連携:不可
留守中撮影:3枚静止画
玄関子機材質:難燃樹脂
VS-SGE20Lは、パナソニックが発売する「ワイヤレステレビドアホン」です。
新旧両機種ありますが、性能は同じです。また、旧機種の場合、VS-SGE20Lという型番で売られる流通ルートの製品がありましたが、やはり同じです。
【Amazon限定】
エネループプロ 4本 ハイエンドモデル
¥2,182 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
本機の動作は、玄関子機に単3乾電池を6本搭載し、それで動かすタイプです。
そのため、玄関子機とモニターの間に面倒な配線が不要です。
ただし、電池は別売です。
乾電池は、パナソニックの「エネループプロのハイエンドモデル」が推奨されます。
これは、この電池が、Min.2500 mAhの蓄電容量(通常のエネループは1900mAhj)を誇るほか、低温特性が高い(マイナス20度)ため、外に設置せざるを得ない子機の環境に適するからです。
4本組しかないのがネックですが、これにするべきでしょう。充電器をお持ちでない方は、上記リンク先にセット品もあります。
エネループを利用した場合、電池寿命は1年間の1回の交換ですので、楽です。
一方、アルカリ電池については、エネループ(ニッケル水素電池)に比べて、酷暑・厳寒に弱いほか、出力の大きな機機の場合、長く使えない難点があります。
カタログには「2年間」とありますが、これは、来客がチャイムを押した時以外は、外の様子をモニターができなくなる省電力モード(セーブ2 来客応答専用)と自動照明を切ったを合となります。
一般的には「1年間くらい」と考えてください。繰り返し充電できるので、問題ないでしょう。
室内親機は、台座を兼ねた充電台に置く方式です。
外しておく場合の、バッテリーは待ち受け50時間ですが、これは問題ないでしょう。
無線の到達距離は、見通しの良い状態で100mまでです。
一軒家などの場合、大抵問題なく設置できます。
室内モニターのサイズは、2.7インチと小型です。
針線を使う高級なワイヤーモデルに較べると多少見劣りします。
夜間用のLED照明は、本機は搭載です。
モニターから補助照明で50cm以内の人物はカラーで確認できます。
録画機能は、その一方で、充実し、留守中の来訪者の静止画での撮影記録機能が付属します。
呼び鈴を押した後、0.5秒ごとに3枚の写真を保存する形式で、最大100件まで記録が可能です。
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以上、パナソニックのVS-SGE20LAの紹介でした。
配線工事が不要であることが最大のメリットです。本体価格も意外と安価で、録画機能も付属するため、テレビ付きドアホンを気軽に新設したい方には、最もおすすめできる機種ですね。
なお、室内モニターは、特に壁に設置する必要はなく、電話の子機のように置いて使えます。
【2022年発売】
3・パナソニック VL-SGE30KLA
¥21,369 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
【2017年発売】
4・パナソニック VL-SGZ30
¥20,309 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
モニター:3.5インチ(押ボタン式)
画素数:100万画素
夜間照明:LED補助照明
撮影サイズ: 通常
スマホ連携:(対応可)
留守中撮影:3枚静止画
玄関子機材質:難燃樹脂
VL-SGE30KLAは、パナソニックが発売する「ワイヤレステレビドアホン」の上位機です。
新旧両機種ありますが、本機も型番以外は同じです。
こちらも、玄関子機に単3乾電池(エネループプロ)を6本搭載する同じ方式です。
無線の到達距離は、こちらも、見通しの良い状態で100mまでです。
一軒家などの場合でも、問題なく設置できます。
室内モニターのサイズは、下位機種と違う部分で、3.5インチと大きくなっています。
2芯線を使う製品に較べると小さめですが、ワイヤレスタイプだと、これ以上は望めません。
録画機能は、本機の場合も、静止画です。
カメラの画素数は、一方100万画素となり、下位機より優れます。
下位機種より画角も広くすこし広範囲に撮れるので、複数の来訪者や、(宅配便さんの服の色など)誰が来たか確認がしやすいです。
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以上、パナソニックのVL-SGE30KLAの紹介でした。
下位機種との違いは、モニターサイズの大型化と、カメラの高性能化です。
価格もさほど買わないですし、現状ではこちらを選んでもと良いかと思います。
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5・パナソニック VL-SGZ30K
¥ 23,909 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
なお、この製品は、パナソニックの家電全般を制御する「ホームユニット(写真下部)の関連機器でもあります。
そのため、ドアホンにホームユニットが付属するモデルもあります。
この場合、モニター親機と玄関子機がワイヤレスにできるほか、外出先からインターネット回線経由で来訪者の応答ができます。
また、屋内でもスマホを子機化できるわけで、利便性の度合いは増すでしょう。
ホームユニットは、パナソニックの対応家電全般(例えばエアコンや照明)を制御できるため、将来を見越して導入するのも良いでしょう。
【2020年発売】(2機とも同じ仕様)
6・アイホン ZA-TD-3
7・アイホン KR-77
¥19,800 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
8・アイホン WR-11
¥27,000 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
モニター:4.3インチ(押ボタン式)
画素数:39万画素
夜間照明:LED補助照明
撮影サイズ: 通常
スマホ連携:不可
留守中撮影:6秒動画
玄関子機材質:難燃樹脂
KR-77は、アイホンが発売する「ワイヤレステレビドアホン」です。
3機ありますが、流通ルートの違いで性能は同じです。ただ、WR-11だけは、住設ルート(法人向け)で、玄関子機の色がゴールドです。
【Amazon限定】
エネループプロ 4本 ハイエンドモデル
¥2,182 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
本機の動作は、玄関子機に単3乾電池を6本搭載し、それで動かすタイプです。
電池は「ニッケル水素電池で2500mAh以上」の指定なので、(ライバルの)パナソニックの「エボルタプロのハイエンドモデル」を利用すればOKです。
電池の保ちも、パナソニックとほぼ同じです。
パナソニックの「セーブ2」に相当する省電力モードを有効にした場合、2年間ですから。
卓上スタンド KRW-S
¥2,780 楽天市場 (7/5執筆時)
室内親機は、一般的な壁設置式です。
ただ、別売スタンドが販売されており、置くことは可能です。
無線の到達距離は、本機も、見通しの良い状態で100mまでです。
室内モニターのサイズは、この機種のポイントで、4.5インチと大きめです。
機能性についても、逆光補正(みやすさ補正機能)などが付属します。
ただ、パナソニックの上位機よりも画素数自体は少ないので、見やすさで必ずしも上位とおうわけではないです。
夜間用のLED照明は、本機もLED補助照明が搭載です。
録画機能は、本機は、6秒間の動画撮影が可能です。
静止画より高度で、本機のメリット性でしょう。
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以上、アイホンのKR-77の紹介でした。
パナソニックの上位機のライバルです。比較する場合、室内液晶モニターが少し大きめという点が優位性です。
一方、すこし価格が高めで、画素数が低い部分が劣る部分と言えます。この画素数ならば、動画とはいえ、静止画3枚撮影とさして確認性は変わらないでしょう。
どちらが、最終的なおすすめかは、今回の結論部分で、改めて考えようと思います。
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【2017年発売】
8・アイホン WL-11
¥11,173 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
なお、本機は、モニターを2.4インチの子機型としたWL-11という製品もあります。
到達距離などの仕様は同じですが、静止画3枚の撮影となります。
ただ、この場合、「子機」は持ち歩けるわけで、元の位置に戻すのを忘れるなどした場合、受信できない可能性には、留意してください。
チャイムも鳴らないわけで、来訪者に気づかない危険性もあります。
【2018年発売】
9・パナソニック VS-HC400-W
¥21,800 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
モニター:2.7インチ
画素数:100万画素
夜間照明:なし
撮影サイズ: 通常
スマホ連携:Wi-Fi搭載
留守中撮影:1枚静止画
玄関子機材質:ABS樹脂
VS-HC400も、パナソニックが発売する機種です。
こちらは「モニター付きドアカメラ」という商品名です。
こちらは、玄関子機の設置工事すら不用な機種で、玄関ドアに固定して使う製品です。
工具も不要で、付属の六角レンチで固定できます。
一方、この製品には、チャイム(呼び鈴)がありません。
その代わりに、室内モニターに音感センサーが付属しており、既設のチャイムが鳴ると、室内モニターが起動し外の様子が確認できる、という仕様です。
設定段階で、チャイムの音を録音登録し、判別させる仕組みです。
【Amazon限定】
エネループプロ 4本 ハイエンドモデル
¥2,182 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
電池寿命は、先ほどの機種に較べると6ヶ月と短いです。
しかし、多機能である点をふまえると仕方ない部分でしょう。
なお、推奨電池は別売ですが、本機の場合4本で済みます。この電池を利用する理由については、先ほどの製品の場合と同じで、温度耐性と蓄電容量ゆえです。
室内モニターのサイズは、その一方で、2.7インチと小型です。
夜間用のLED照明は、夜間用の補助照明がないので、外灯のあかりが必要でしょう。
録画機能は、本機の場合は10秒動画形式で、最大50件まで保存ができます。
確認性はこの形式のほうがありそうです。
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以上、パナソニックの VL-SDM310の紹介でした。
多少特殊な製品ですが、賃貸マンションの防犯目的など、確実にニーズはありそうです。
既設チャイムを活かして、モニターだけ設置できる環境ならば、一戸建てなどでも利用できそうです。
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10・パナソニック VS-HC400K-W
¥ 32,799 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
なお、本機についても、パナソニックの家電全般をコントロールする、ホームユニット付属モデルがあります。
付属モデルの場合、スマホを自宅内で子機にできるほか、外出先で、動画映像の確認と来客応答が可能です。
おそらく、本機は、ワンルーム賃貸などに特にニーズがある機種でしょうから、外出時の宅配便などをフォローできる点で、購入するならば、こちらでしょう。
1-3・二針線ドアホンの比較
つづいて、既設の二針線(電線)を使って設置するドアホンを紹介します。
二針線でも、スマホ(Wi-Fi)対応の高級機は、後ほど別に紹介します。
なお、各機とも、玄関子機とモニター間の二針線は、本体に付属しません。
その点で、ここから紹介する機種は、個人宅の場合、「ドアホンの買い換え」の場合に適した製品です。
なお、数が多いので、パナソニックとアイホンの順番で(安い方から)見ていきます。
【2022年発売】
【コード式】VL-SE30K後継
10・パナソニック VL-SE30XLA
¥11,300 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
【直結式】VL-SE30XLA後継
11・パナソニック VL-SE30XLA
¥11,292 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
モニター:3.5インチ(押ボタン式)
画素数:約30万画素
夜間照明:LED補助+赤外線照明
撮影サイズ: 通常
スマホ連携:不可
留守中撮影:1枚静止画
玄関子機材質:難燃樹脂
VL-SE25XAは、パナソニックが発売する二針線(電線)ドアホンの入門機の1つです。
室内モニターのサイズは、3.5インチです。
格安機の平均値であり、視認性は最低限あります。
夜間用のLED照明は、本機は赤外線LEDほか、LED補助照明が装備されます。
そのため、50cmまでは、夜間でもカラー表示が可能です。
録画機能は付属します。
ただし、留守中の静止画撮影は1枚です。
チャイムを押した人の具合によっては映っていない場合もあります。30件まで記録できます。
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以上、VL-SE25XAの紹介でした。
格安なのですが、機能は充実しません。
どちらかと言えば、コスト面だけを重視し、家主が賃貸住宅に設置するような製品だと思います。個人で設置する場合は、別の選択肢を選ぶべきでしょう。
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【2022年発売】
【コード式】VL-SE25XA後継
12・パナソニック VL-SE25XA
¥11,200 楽天市場 (7/5執筆時)
【直結式】VL-SE25K後継
13・パナソニック VL-SE25KA
¥11,680 楽天市場 (7/5執筆時)
なお、同社の最廉価版は以上の2機です。
しかし、モニターが2.7インチと小さくなります。
また、夜間撮影について赤外線LED照明のみ搭載の機種ですので、モノクロ映像になります。
実用性がかなり劣るため、オススメしません。
【2022年発売】VL-SE35KF後継
【コード式】
14・パナソニック VL-SE35KFA
¥20,680 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
モニター:3.5インチ(押ボタン式)
画素数:約30万画素
夜間照明:LED補助照明
撮影サイズ:広角ワイド
スマホ連携:不可
留守中撮影:8枚静止画 SDカード動画
玄関子機材質:難燃樹脂
VL-SZ35KFは、パナソニックの「テレビドアホン」のハイグレードモデルです。
2万円近い価格ですが、ここまで見た機種にはない特長があります。
室内モニターのサイズは、同じく3.5インチです。
ただ、この機種からは広角レンズを採用するため、来訪者の数や背丈に左右されず、しっかり確認できます。
もちろん、ズームも2倍まで可能ですし、夜間でも(50cmまでは)カラー表示が可能です。
録画機能は、この機種の「売り」の部分です。
こちらは、留守中録画について、1秒おきに8枚の連続静止画を撮影し保存します。
そのため、撮影状況で来訪者が確認できないというトラブルはまず避けられるでしょう。記録は50件まで対応です。
その上で、こちらは、SDカードが利用可能です。
その場合、静止画ではなく、1件30秒の動画を保存可能です。そのため、確実に来訪者を確認できるでしょう。また、録画した映像は、PCなどで再生することもできます。
その他の点は、玄関子機の色以外は、下位機種と同じです。
なお、この機種は、【あんしん応答モード】にも対応です。
モニターボタンを押した際に、名前の確認を求めるメッセージをながす機能が付属するモデルです。
同社の電話機などではお馴染みですが、ドアホンにも付きました。
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以上、パナソニックのVL-SZ35KFの紹介でした。
広角レンズの採用とSDカードによる30秒の動画録画という2つの魅力がある機種です。
下位機種と値段の差はあるものの、実用面では明確に差があるため、「買って後悔しない機種」だと思います。
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【2022年発売】
15・パナソニック VL-SE35KLA 【コード式】
16・パナソニック VL-SE35XLA 【直結式】
¥15,790 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
【2019年発売】(安心応答)
¥21,180 楽天市場 (7/5執筆時)
なお、3.5インチの確認モニターの製品は、パナソニックから以上の製品の販売もあります。
ただ、これらについては、先述の広角レンズが不採用ですから確認範囲については、下位機種相当になります。
一方、 VL-SE35UXLは、上図のような非常ボタンがあります。
便利な場合はありそうですが、電源直結型がなので業者さんの交換です(電気工事士の免許がいるので)。
【2023年発売】
【コード式】
18・アイリスオーヤマ TD-SM3010-WSH
¥19,700 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
モニター:4.3インチ(押ボタン式)
画素数:
夜間照明:LED補助照明
撮影サイズ:
スマホ連携:不可
留守中撮影:1枚静止画 SDカード動画
玄関子機材質:難燃樹脂
TD-SM3010-WSH は、アイリスオーヤマが販売するドアホンです。
2023年に初参入で本機を出しました。
現在は本機のみの展開ですが、同社の家電は、普及機(下位機)から次第に上位機を出していくパターンが多いので、今後増えるかもしれません。
なお、新規参入なので、以下で説明するスペックは不定な部分が多い点、ご承知おき下さい。後日、わかったら加筆していきます
室内モニターのサイズは、4.3インチです。
もっとも目に付く部分で、ライバルよりスペックが良いです。
ただ、レンズに関する情報がないです。
見た感じ、広く写せる広角レンズではないと思います。LED補助照明はあり、夜間対応力は、上で見たパナソニック機の下位機と同水準です。
【アマゾン限定】
トランセンド microSDカード 16GB
¥678 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
録画機能は、別売のマイクロSDカードを挿入する場合、1件5秒の動画、使わない場合は1枚の静止画(最大12件)の保存です。
言うまでもなく、マイクロSDカードは「マスト」でしょう。6GBまで認識します。
セキュリティ面では、パナソニックの安心応答モードに想定する機能があります。
一方、「みはり自動録画」機能は、アイリスオーヤマの独自性です。
本機はカメラセンサーが常に働いている仕様のようで、動く人影を認識すると、自動で5秒録画することが可能です。待機電力はさほど高くなりませんが、OFFにできます。
夜間の場合は(LED補助照明を使わず)赤外線撮影になるので白黒です。
なお、格安ですが玄関子機は、難燃樹脂で、IPX4の防水性があります。
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以上、アイリスオーヤマのTD-SM3010-WSHの紹介でした。
公開されている部分のスペックは結構良いです。
一方、大事なカメラ(画素数/撮像素子/画角)が仕様書を見ても不明なのが問題点です。カメラの質は、ドアホンの根幹部分ですので、この部分の仕様が分からないと、おすすめしにくいです。
また、売りの「みはり自動録画」もセンサー(カメラ)の質による部分はあるので、誤動作がどの程度あるかは、買ってからしばらく経ったかたのレビューは確認しても良いでしょう。
【2022年発売】
【コード式】
19・パナソニック VL-SE50KFA
¥27,712 楽天市場 (7/5執筆時)
【コード式】(上位玄関子機)
20・パナソニック VL-SE50KPA
¥35,552 楽天市場 (7/5執筆時)
モニター:5インチ
画素数:100万画素
夜間照明:LED補助照明
撮影サイズ:通常
スマホ連携:不可
留守中撮影:8枚静止画 SDカード動画
玄関子機材質:難燃樹脂
VL-SZ50KFAは、パナソニックの「テレビドアホン」の大型モニター採用モデルです。
枠の色違いで2機種あるほか、ステンレス調のスタイリッシュな玄関子機が付属するVL-SZ50KPもあります。
室内モニターのサイズは、5インチと視認性の面で向上しています。
このサイズだと、お年寄りでもはっきりと見やすいです。
もちろん、この機種も広角レンズを採用するため、防犯的な意味も高いでしょう。
録画機能は、こちらも、1秒おきに8枚の連続静止画を撮影し保存します。
カメラの画素数も、下位機種より画素数が多い(100万画素)ため、確認性についての期待値は高いです。
また、下位機種と同じで、SDカードでの動画記録も対応です。
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以上、パナソニックのVL-SZ50KFAの紹介でした。
下位機種と約5000円の価格差があります。ただ、5インチモニターの場合、お年寄りなど目の良くない方の視認性が向上します。この点で、こちらを選ぶのも「あり」でしょう。
【2022年発売】
【コード式・子機あり】
21・パナソニック VL-SWE310KFA
¥31,705 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
【コード式・子機あり】(旧モデル)
22・パナソニック VL-SWE310KF
¥34,000 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
23・パナソニック VL-SWZ300KF
¥35,264 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
【コード式・子機なし】
24・パナソニック VL-SVE310KFA
¥28,500 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
モニター:3.5インチ(押ボタン式)
画素数:約30万画素
夜間照明:LED補助照明
撮影サイズ:広角ワイド
スマホ連携:不可
留守中撮影:8枚静止画 SD動画録画
玄関子機材質:難燃樹脂
VL-SWE310KL は、パナソニックの中位機です。
「どこでもドアホン 」という固有名が付き、性能面で下位機と差が付いてきます。
複数の型番がありますが、流通経路と発売年の違いです。VL-SVE310KFAに子機がない点だけ注意すれば、あとは値段で決めてOKです。
なお、このグレードからは、全てDIY対応といえるコード式(コンセント式)です。
パナソニック VL-WD623
¥17,830 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
液晶付き子機は、このグレードから付属機が選べます。6台まで増設もできます。
本機は、見通しの良い状態で100mまで電波が届く強さです。
例えば、二世帯住宅で利用することも可能です。
室内モニターのサイズは、3.5インチです。
小さめですが、本機は、広角レンズが採用されているので、複数人の来訪者でも確認できます。
子機でもズームして映像を拡大することも可能ですし、あまり大きなものを設置したくないという場合にも良いでしょう。
録画機能は、この機種の見所です。
こちらについては、8枚静止画撮影に加えて、SDカードへの30秒動画記録に対応します。
広角レンズの不採用の分、この機能を生かせば、来訪者の特定に寄与するでしょう。
夜間用のLED照明は、本機も搭載です。
一方、本機は、来客に、名前の確認を求める「安心応答モード」のほか、宅配BOXへの配達を促すメッセージも流せます。
後付け用 宅配ボックス COMBO-LIGHT
¥26,900 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
開閉センサー KX-HJS100-W
¥3,771 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
宅配ボックスは、パナソニックは専用品を売っています。これに、同社の開閉センサーを取り付けると、荷受け時の録画と、荷受けのお知らせも受けられます。
このほか、火災報知器と連携して、火事警報を玄関子機から流す機能なども装備です。
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以上、VL-SWE310KL の紹介でした。
個人で買う場合、基本的には、子機が欲しい方が選ぶグレードと言えます。
その上で、ドアホンの上位機能といえる、広角レンズと動画記録が付属している点で性能は申し分ありません。
液晶は3.5型になりますが、(お年寄りを除けば)視認性は充分ですし、子機にもモニターが付くため利便性は高いと思います。
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【2022年発売】
【子機付属】VL-SWE310KL後継
25・パナソニック VL-SWE310KLA
¥27,000 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
【子機別売】VL-SWE310KL後継
26・パナソニック VL-SWE310KLA
¥20,730 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
【子機付属】VL-SWZ200KL後継
27・パナソニック VL-SWE210KLA
¥27,200 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
モニター:3.5インチ(押ボタン式)
画素数:約30万画素
夜間照明:LED補助照明
撮影サイズ:通常
スマホ連携:不可
留守中撮影:8枚静止画 SD動画録画
玄関子機材質:難燃樹脂
なお、3.5インチモニター採用で、室内子機付きのドアホンはもう1グレード安い製品もあります。
VL-SWE310KLAは、広角レンズが採用されないので、来訪者の確認面で劣ります。
VL-SWE310KLAは、その「子機なし」仕様です。
あとは、先ほどの機種と同じです。
VL-SWE210KLAは、これらの違いに加えて、動画での録画に対応できないほか、宅配ボックス・安心応答などにも非対応です。子機は付属です。
操作面も、親機がタッチパネルではないため、操作性の部分で他機と差があります。
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結論的にいえば、価格差はあるものの、選ぶならば1つ上でみた機種のほうが良いでしょう。
【2019年発売】
【プラグ式】(黒・グレー各色)
28・アイホン カラーテレビドアホン KL-55
29・アイホン カラーテレビドアホン ZA-TD2
¥13,180 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
【直結式】
30・アイホン カラーテレビドアホン JS-12
¥11,600 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
【プラグ式の廉価版】(録画機能なし)
31・アイホン カラーテレビドアホン ZA-TD1
¥13,180 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
モニター:3.5インチ(押ボタン式)
画素数:約23万画素
夜間照明:LED補助照明
撮影サイズ:通常
スマホ連携:不可
留守中撮影:
玄関子機材質:難燃樹脂
KL-55 は、パナソニックのライバルとなるアイホン社の入門用の「テレビドアホン」です。
本機は、室内モニターの電源を家庭用コンセントから取る【プラグ式】と、電源ケーブルから直接取る【直結式】に分かれています。
なお、直結式は、電気工事業者用の製品ですので、「自力で設置する」という今回の趣旨で言えば、【プラグ式】を選ぶことになるでしょう。
室内モニターのサイズは、3.5インチです。
パナソニックの同価格帯の製品と同じサイズです。
夜間用のLED照明は、搭載で、来訪者が夜間でもカラーで確認可能です。
録画機能は、一方、この機種は付属しません。不在時の来訪者の確認には利用できないというシンプルな製品です。
カメラの画素数も、23万画素とパナソニックよりも7万画素低いため、鮮明さではパナソニックに負けます。
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以上、アイホンのKL-55 の紹介でした。
パナソニックと比較した場合、録画機能が付属しないのが難点でしょう。さほど多機能な製品が不用な場合を除けば、他機種が良いでしょう。
【2019年発売】
【プラグ式】
32・アイホン ROCO録画 KL-66
¥15,092 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
【直結式】
33・アイホン ROCO録画 JS-12E
¥11,581 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
【直結式】(非常ボタン搭載)
34・アイホン JUS-1AEK-T
¥21,022 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
モニター:3.5インチ
画素数:約23万画素
夜間照明:LED補助照明
撮影サイズ:通常
スマホ連携:不可
留守中撮影:1枚静止画
玄関子機材質:難燃樹脂
KI-66 は、アイホン社の上位機です。
1つ上で紹介した機種との違いは、録画機能の搭載です。
ただし、留守中の静止画撮影は1枚までとなります。
一方、画像のズーム表示ができるので、それなりに確認性はあります。
その他の部分はすべて下位機種と同じです。
なお、電源直結式のみ、非常ボタンを搭載する製品がありますが、やはり、住設向けです。なお、子機付きだと、JUS-1AEK-Tという型番です。
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以上、アイホンのROCO KL-66 の紹介でした。
パナソニックの入門機の「ライバル」機種と言えます。
どちらを選ぶべきかは難しいところです。ただ、やはり、この価格帯だと、必要最低限の性能であることには変わりません。
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【直結式】(後継品:JTS-2AE-T)
35・アイホン ROCOワイド録画 JRS-1AE-T
¥21,022 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
なお、アイホンは、住設用の直結型については、以上の機種も販売しています。
こちらは、170度の広角レンズを採用し、6枚の静止画撮影も対応です。
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【2021年発売】
【直結式】(子機1台)
36・アイホン ROCO WS-24A
¥36,580 楽天市場 (7/5執筆時)
【直結式】(子機別売)
37・アイホン ROCO WS-24B
¥37,400 楽天市場 (7/5執筆時)
モニター:3.5インチ(押ボタン式)
画素数:約23万画素
夜間照明:LED補助照明
撮影サイズ:広角ワイド
スマホ連携:不可
留守中撮影:6枚静止画
玄関子機材質:難燃ABS樹脂
なお、アイホンは(住設が主戦場なので)、これ以外の子機付属製品は、個人設置には向かず、工務店向けの直結式です。
こちらは、3.5インチの薄型のタッチ操作対応モニターで、マイクロSDカード(最大32GB)利用時に動画撮影(準動画ではないもの)に対応します。
1-4・外でもドアホンの比較
続いて、ここからは、上級品の紹介です。
室内子機として使える上で、外出先でスマホで応答ができる製品です。
パナソニックの言い方だと「外でもドアホン」です。
なお、このタイプも二針線なので、既設ドアホンの交換に向きます。
【2019年発売】
【コード式】
38・パナソニック VL-SWD505KF
¥45,500 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
【コード式】(上級機)
39・パナソニック VL-SWD505KS
¥58,565 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
モニター:5インチ
画素数:約100万画素
夜間照明:LED補助照明
撮影サイズ:広角ワイド
スマホ連携:Wi-Fi搭載(屋外応答可)
留守中撮影:8枚静止画 SD動画録画
玄関子機材質:難燃樹脂
VL-SWD505KFは、パナソニックの「外でもドアホン」の新機種です。
2機種ありますが、上位機は、高級感のあるアルミのヘアライン仕上げ玄関子機です。
こちらのみ、露出だけでなく埋め込み設置にも対応します。
需要が限られている分、多少価格が高いのですが、エクステリアとして考えた場合のデザイン性は高いです。ただ、その部分にこだわらないならば、下位機種でも十分でしょう。
なお、親機の設置はどれも「コード式(コンセント式)」です。
スマホ連携機能は、この機種の場合は、外出先への転送が可能です。
接続については、室内モニターと無線ルーターをWi-Fiで接続する方式です。室内モニターにWi-Fiが内蔵されているため、配線の面倒さがありません。
液晶付き子機は、2.4インチであり、下位機種と同じものが採用されます。
室内モニターのサイズは、こちらは5インチです。
タッチパネル式液晶が採用されるため、直感的な操作が可能なほか、ボタンが少なく、モニターの見かけがスマートです。新築物件の見える場所に設置しても、デザイン的に違和感はないでしょう。
もちろん、広角レンズ・夜間照明・ズーム機能は完備で、防犯用のボイスチェンジャーも付属です。
また、大きな特長として、親機にもカメラが搭載されている点が挙げられます。
お子さんが室内からボタン1つで、ご家族のスマホに連絡できる、という点も、この機種の新機軸ですね。もちろん、設置においては、親機の高さをある程度勘案する必要はあると思います。
みまもりリモコン VS-WD100-K
¥2,035 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
ただ、その場合でも、ランドセルなどに電池式の「みまもりリモコン」をくっつけておくと、自宅帰宅時に、自動的に通知してくれる機能が付属し、便利です。
なお、このリモコンや本体は、JEM-A形式の電子錠の開錠にも利用できるものです。
録画機能は、こちらも8枚静止画撮影に加えて、SDカードへの30秒動画記録に対応します。
その上で、タッチパネル操作で、カレンダーを利用しながら動画を確認できるなど、機能面でのパワーアップが見られます。長期外出が多い方などは魅力でしょう。
カメラの画素数も100万画素と、パナソニックの上級仕様です。
なお、本機は、(スマホ未対応の)下位機種にあった、安心応答モードや宅配ボックスとの連携応答・録画に非対応です。
発売時期の関係もあるでしょうが、本機はスマホ対応ですから、基本的に外出先から応答して、置き配ほか、再配達を含めた依頼ができるので、不要とも言えます。
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以上、 パナソニックのVL-SWD501KLの紹介でした。
お子さんのいる家庭において特に便利な仕様です。まさに次世代のIOT家電であり、見守り用途には良いでしょう。
また、単独のドアホンとしても、カレンダー式のインターフェースなど、工夫もみられ、上位機として遜色のない良い機種だと言えます。この価格でも納得できますね。
【2022年発売】
【下位機】
【コード式・子機あり】VL-SWH705KL後継
40・パナソニック VL-SWE710KF
¥59,000 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
【コード式・子機なし】VL-SVH705KL後継
41・パナソニック VL-SVE710KF
¥53,170 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
【コード式・子機あり・AiSEG2連携】
42・パナソニック VL-SWE750KF
¥63,980 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
【上位機】
【コード式・子機あり】VL-SWH705KS後継
43・パナソニック VL-SWE710KS
¥65,382 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
【コード式・子機なし】VL-SVH705KL後継
44・パナソニック VL-SVE710KS
¥68,450 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
【コード式・子機あり・AiSEG2連携】
45・パナソニック VL-SWE750KS
¥64,155 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
モニター:7インチ
画素数:約100万画素
夜間照明:LED補助照明
撮影サイズ:広角ワイド
スマホ連携:Wi-Fi搭載(屋外応答可)
留守中撮影:動画録画(SDカード)
玄関子機材質:難燃ABS樹脂
VL-SWE710KF などは、パナソニックの「外でもドアホン」の上位機です。
複数の機種があります。
【上位機】は、室外子機がアルミのヘアライン仕上げで高級です。埋込設置もできます。
室内モニターのサイズは、7インチです。
パナソニックでは、最も大きな液晶が付属します。
タッチパネル式で視認性も良く、スマートでインテリア性にも富むので、この部分で不満はないでしょう。特に7インチの大型画面であることは、高級感を演出します。
もちろん、広角レンズ・夜間照明・ズーム機能と重要な機能も網羅します。また、顔サーチ機能を搭載し、来訪者の顔に焦点を当てたズームが容易です。
パナソニック VL-WD616
¥21,711 Amazon.co.jp (7/5執筆時)
液晶付き子機は、VL-SVE710KS以外は付属です。最大6台まで増設できます。
下位機種と同様で、液晶サイズが2.7インチと多少大きめです。
また、本機の場合、パナソニックの電話機・FAXをお持ちの場合、そちらの電話の子機としても使えます。下部パネルを開けるとダイヤルがあります。
条件は、パナソニックのDECT方式(通信方式)であるだけでOKですので、ここ10年ほどの間に買った機種ならば大丈夫です。連携については、今回の記事の最後にまた説明します。
スマホ連携機能は、本機も付属です。
リアルタイムでの外出先への転送と通話が可能です。
設置法は本機も、室内モニターと無線ルーターを接続する方式です。
ルーターへは、Wi-FiのほかにLANケーブルでも接続可能です。
ただし親機にカメラがないので見守りは非対応です。
下位機種にない新機能としては、自然災害情報を自動取得して知らせる「安心アラート」です。
ネットをフルに利用したもので、緊急時、鉄道、停電、断水、河川氾濫などのインフラ情報を流してくれます。住んでいる地域ほか、河川(5件まで)、鉄道路線(10路線まで)を入力し、適切な情報を得ます。
「重要度に応じて」通知音、通知音量、ランプ表示が変わる仕様で、(うっとうしくならないよう)考えられています。
録画機能は、8枚静止画撮影に加えて、SDカードへの30秒動画記録に対応します。もちろん、カレンダー式のインターフェースも採用されています。
そのほか、手が離せない場合、声だけで応答ができる機能や、ボイスチェンジャーの搭載などが独自機能として目立ちます。
一方、「AiSEG2連携」と書いた製品は、パナソニックのアイセグ2システム(HOME IoT)とデータ連携できる仕様になっています。
新築・リフォーム物件を「パナソニックのスマートホーム」にするための仕組みと考えてください。
ちなみに、パナソニックは、相当のドアホンのシェアを日本で持ちます。そのため、他の家電メーカーと違い、自社ドアホンをIOT家電用の「確認モニタ」とできるのが強みです。
IOT化は過渡期ですし、(ゆるりとした)業界統一規格ができそうな雰囲気もあるとは言えます。ただ、パナソニックは(日本で唯一の)総合家電企業ですし、将来性も担保されるでしょう。新築・リフォームの方は、対応機導入を考えても良いかと思います。
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以上、VL-SWH705KLの紹介でした。
この商品も、IOT時代の新しい家電製品として、相当充実した機能です。パナソニックは、住宅設備会社もあるため、このような製品に力を入れているのでしょう。
また、こうした機能を使わない前提でも、7インチタッチパネル・広角レンズ・動画撮影に対応している点で、魅力度が高い機種ですね。
一方、見守り機能は非搭載なので、この点だけは注意しましょう。
次回につづく
TVドアホンのおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、テレビドアホン(インターフォン)の1回目記事でした。
しかし、記事は、もう少しだけ「続き」ます。
2・テレビドアホンの比較 (2)
=最終的なおすすめの提案【結論】
画面のみやすさ ★★★★★
夜間対応 ★★★★★
スマホ連携 ★★★★★
防犯・みまもり ★★★★★
設置のしやすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
続く2回目記事【こちら】では、紹介し切れていない、アイホンの「外でもドアホン」を追加で紹介します。
その上で、今回紹介した全機種から、予算別・目的別にAtlasのおすすめ機種を提案していきたいと思っています。
引き続きよろしくお願いします。
2回目記事は→こちら
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今回の「モノマニア」の記事が皆さんのお役に立ちましたら幸いです。
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