【今回レビューする内容】2025年 Amazon ringデバイスほか次世代IOT対応のスマートドアホン・スマートドアベル・家庭用セキュリティカメラシステムの性能とおすすめ・選び方:機種の違いと性能ランキング
【比較する製品型番】 アマゾン Ring Battery Doorbell Ring Battery Doorbell Plus グーグル Google Nest Doorbell GA01318-JP WP-24A SpotCam SpotCam AOSU V8S V8P パナソニックAiSEG2(HOME IoT)VL-SWE750KF VL-SWE750KS TP-Link Tapo D230S1/A D210/A D210 TP-Link Tapo D235 D235/A XTU インターホン XTU J10 XTU J11 XTU SwitchBot スマートテレビドアホン W6802000 SwitchBot W6702002 ほか
今回のお題
次世代型のドアベルやセキュリティカメラのおすすめはどれ?
どもAtlasです。
今回は、2025年8月現在、最新のIOT対応の次世代型ドアベルの比較です。
「2強」といえるAmazon Ring デバイス、Google Nest Doorbell を含めて、各社の最新製品をみていきます。

各社とも、単品のドアベルと言うよりも、室内用カメラや監視カメラ的な役割も含めた、新世代の「ホームセキュリティ」端末といえます。そのため、そうした周辺機器を含めて総合的に解説します
次世代ドアベルは、黎明期の家電ジャンルなので「問題点」もなくはないです。

しかし、スマホだけでなく、各社のAIモニターで管理ができたり、訪問者の「顔識別」や、宅配便の置き配検知を含めた高度な「留守録」ができます。
新しい時代を感じる要素も多いジャンルですので、Atlas自身もかなり注目しています。

1・スマートドアベルの比較 (1)
1-1・Amazon Ring〈米国〉
1-2・Google〈米国〉
1-3:パナソニック〈日本〉
1-4:TP-LINK〈中国〉
1-5:SwitchBot〈中国〉
2・スマートドアベルの比較 (2)
2-1:他の企業
2-2:最終的なおすすめの提案【結論】
記事では、「2強」といえるAmazon、Google の2製品をはじめにみていきます。
その後、パナソニックの製品ほか、他社機をみていきます。
画質の鮮明さ ★★★★★
夜間対応 ★★★★★
スマホ連携 ★★★★★
防犯・みまもり ★★★★★
設置のしやすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最後の「結論」部分で、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。
よろしくお願いします。
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なお、従来的な形状のドアホンは、以上の別記事でみています。
スマホとの連携(外出先からの応答)までならば、そちらでも対応できますので、普通のタイプでお探しだった場合、上記リンク記事をご覧ください。
1-1・Ring Doorbell の比較

はじめに、Ring Battery Doorbell 4のドアホンです。
Amazonデバイスとして、主にAmazon Alexaとのリンク面を重視して売られています。
なお、Ringはアマゾンが持つ企業の1つであり、米国のカリフォルニア州のホームセキュリティ製品企業です。
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以下の本文では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。

【2023年発売】
(本体のみ)
1・Ring Battery Doorbell Plus
¥24,980 Amazon.co.jp (8/18執筆時)
(本体+チャイム)
2・Ring Battery Doorbell Plus
¥26,260 Amazon.co.jp (8/18執筆時)
(本体+予備バッテリー)
3・Ring Battery Doorbell Plus
¥25,560 Amazon.co.jp (8/18執筆時)
(本体+電源アダプタ)
4・Ring Battery Doorbell Plus
¥26,560 Amazon.co.jp (8/18執筆時)
モニター:
画素数:300万画素
夜間照明:ナイトビジョン
撮影サイズ:150度/150度
スマホ連携:Wi-Fi搭載(屋外応答可)
留守中撮影:可能(サーバー保存)
玄関子機材質:(防塵防滴)
Ring Battery Doorbell Plusは、Amazonのグループ企業であるRingが作る、Amazonユーザー向けのドアベルです。

2022年に日本に登場した「Doorbell 4(ドアベル4)」の後継機です。
初代はすでに終売ですが、後述する「置き配検知」にかかわる、画角の変更と解像度の強化がありました。一方、新型は付属品の違いで4種類あります。
後ほど説明しますが、別に買うよりセット買うほうが安いです。

1・Amazon Echoの比較
2・各社のスマートスピーカーの比較
3・スマート学習リモコンの比較
本機は、Amazonデバイスの利用を前提とした使い方のIOT家電と言えます。
Amazon Alexaのスキルにネイティブ対応し、同社のモニター付き端末(Echo Showなど)と組み合わせて利用することを、基本的な使い方として提案しています。

・Amazon Echo Hub
¥25.980 Amazon.co.jp (7/10執筆時)
とくに、Amazonからは本機を含めた家電全般の操作専用といえる8インチモニターも出ました。
エアコンや照明などを含めて、家中の家電が操作できるので「家中の家電のハブ」にできます。
このモニター端末やその他の対応端末は【Amazon Echoの比較記事】でかなり詳しく説明しましたので、興味のある方は、そちらを後ほどご覧ください。

「アレクサ、○○につないで」(通話)
「アレクサ、○○を見せて」(映像)
設定は簡単です。
Amazon Alexaのスキルに「リング」があるので設定すれば、「ドアモニター代わりに」デバイスを利用できます。
この意味では、ドアホンというより、Alexaデバイスの周辺機器」です。

Ring - Always Home
¥0 Apple iTunes Store
Ring - Always Home
¥0 Google Play
加えて、同名のスマホアプリも用意されます。

Wi-Fi経由で、通知をうけたり、通話・ビデオの確認なども可能です。
サーバーが用意されるので、外出先からの対応もできます。
画質は、300万画素(1536p HD+)です。
視野角は水平150度・垂直150度で、(魚眼的ですが)一般的なドアホンモニターに比べても広めであり、実用性があります。
夜間撮影は、しかしカラーではなく、ナイトビジョン(赤外線)です。
この部分は、改善の余地はあるでしょう。

IFTTTも、対応です。
上級者向けですが、Ringとして、サードパーティアプリのIFTTTに対応するため、スマホアプリや、【スマート家電リモコンの比較記事】で書いたような端末で操作できる家電製品とリンク同社させることも可能です。
上図のアプリ設定は、照明と連携させるという提案です。

「もし、Ring(ドアベル)が鳴ったならば、【Philips Hueの比較記事】で紹介した電球を点灯させてね」という命令になります。
スマホアプリの場合、例えば、LINEアプリに通知というようなこともできるでしょう。

IFTTT
¥0 Apple iTunes Store
IFTTT
¥0 Google Play
なお、IFTTTについては、このブログの【スマート家電リモコンの比較記事】である程度説明をしています。
完全に日本語化されていない部分を含めて、上級者向けです。ただ、愛用者も多いので、ネットでの情報に事欠きません。

設置法は、簡単です。
(コンセントプレートのように)プレートをネジ4本で止めるだけです。
本機は、バッテリー内蔵式ですが、バッテリー自体は別ユニットで簡単に外せます。
なお、コンクリート面設置の場合は壁面用のアンカーも付属です。また、シンプルにテープ設置も可能でしょう。
IP55等級の防塵飛沫防水性ですので、強雨があたるような場所でなければ問題ありません。

バッテリーの保ちは、日数としての明言がないです。
この部分も問題点と言えます。
実際、結構な解像度でデータを送ることもあり、毎日数人の訪問のあるご家庭で、だいたい1ヶ月強といったところでしょう。
一方、メーカーもここは理解していて、アプリで残量確認・通知がなされます。
Ringドアベル用バッテリー
¥3,480 Amazon.co.jp (8/18執筆時)
また、さほど高額でなく予備バッテリーが市販されているので、月々のルーティンにできれば、あまり苦ではないと思います。
単独で、USB充電できます。

Ringプラグインアダプター
¥2,980 Amazon.co.jp (8/18執筆時)
加えて、Ring Video Doorbell 4のアダプターを利用すれば、電源を取ることも可能です。
コンセント(DC)用です。
電源直結させる利用もできるので、施工業者さんに電源部分の仕様を説明すれば、やってくれる可能性も高いでしょう。
電源直結させるとドアベルの反応も良くなる部分もあります。

Ring Chime Pro(チャイムプロ)
¥5,980 Amazon.co.jp (8/18執筆時)
ドアベルは、別売です。
マイクはないため、シンプルに音が鳴るだけです。

一方、下方向の常夜灯機能機能があるほか、(本機専用ですが)Wi-Fi中継機となるため、広いご自宅で受信範囲が拡がります。

スマホ連携機能は、カメラセンサーによるイベント検知に対応です。
ようするに、モーションセンサーによる動体検知で、チャイムを押さずとも、動体を検知したら、検知前の4秒間を含めて記録します。「監視カメラ」のような感じです。
「人認識」もできるため「パーソンアラート」として、動物などの動体を除いて通知させることも可能です。

加えて、先述のように、カメラの画角と解像度が強化されたので、「置き配」の検知と通知ができるようになりました。

録画機能は、一方、サーバーに保存する方式です。
調査時、23年の9月末まで無料ですが、その後は、現状で、350円/月〜の利用料です。
【Ringプロテクトプランの説明】に書いています。
契約しない場合、録画ができないほか、(サーバーでの判別になるため)パーソンアラートや置き配検知が非対応になります。
結論的にいえば、基本的にはサブスクタイプのサービスで、それを前提にした場合、便利な製品です。
安定性は、Wi-Fi方式・バッテリー式は、直結型と違って、どうしてもタイムラグは生じます。ただ、先述のように、直結させれば「だいぶ改善」されるでしょう。

【室内用カメラ】
Ring Indoor Cam 第2世代
¥5,980 Amazon.co.jp (8/18執筆時)
【屋外対応カメラ】(防水仕様)
Ring Stick Up Cam Battery
¥8,980 Amazon.co.jp (8/18執筆時)
【屋外向け監視カメラ】
Ring Spotlight Cam Plus, Battery
¥24,980 Amazon.co.jp (8/18執筆時)
機器連携は、対応です。
このシリーズは、室内用カメラ(ペットカメラ)・屋外用監視カメラも用意され、室外用と同じアプリで、同じように管理可能です。

日本だと、Ringシリーズは、どちらかと言えば、この方向性のニーズの方があるような気はします。
解像度は、いずれも、200万画素(フルHD)で、ナイトビジョン時も「カラー」です(Ring Stick Up Cam Battery はモノクロ)。

どのカメラも双方向会話のためのスピーカーを搭載します。
監視カメラについては、センサーライトやサイレン機構を装備しますので、防犯用です。
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以上、Ring Battery Doorbell Plusの紹介でした。
実質「Amazon純正」なので、Echo showほかとの接続が完全に保証される部分が売りです。ドアホン(ドアベル)としても、画質を含めて穴はないので、用途に合えば購入しても良いかと思います。
先述のように、IFTTTも対応するため、家電のIOT化を強力に進めたい上級者にも向くでしょう。
一方、月額使用料を払わない場合「機能制限」が生じます。この部分は「考えどころ」ですが、便利なサービスには間違いないですし、一般的な月極のスマホアプリの諸サービスの料金と比べても、高くはないです。
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【2025年発売】
5・Ring Battery Doorbell ベネチアンブロンズ
6・Ring Battery Doorbell サテンニッケル
¥14,980 Amazon.co.jp (8/18執筆時)
モニター:
画素数:207万画素
夜間照明:ナイトビジョン
撮影サイズ:150度/150度
スマホ連携:Wi-Fi搭載(屋外応答可)
留守中撮影:可能(サーバー保存)
玄関子機材質:(防塵防滴)
なお、2025年に「お値頃価格」の下位機種としてRing Battery Doorbellが追加されました。
画素数は、207万画素(1440 x 1440 )なので、この部分で、上位機と差があります。

バッテリーも、着脱できない内蔵式なので、充電時に使えないという難点もあります。
ただ、マグネット式にしていますし。標準6ヶ月の保ちとされますが、スマホなどとの通信量によっては、本機もそこまで長くは保たないでしょう。
定期的な充電リマインダは必要だと言えます。
着脱できない部分で、若干防水性が高い(IP55→IP65)とはいえますが、不便でしょう。
それ以外は、センサー構成を含めて、大きな違いはないです。
ライブ映像の配信や、カラーナイトビジョンにもしっかり対応です。
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結論的にいえば、格安ですし、しっかりバッテリーの消耗通知に反応して運用するならば、こちらでも問題なさそうです。解像度も必要十分でしょう。
ただ、充電中は使えないのは、ドラベルという製品上難点とはいえます。例えば、並行して従来設置していたドアベルを残しているなどの事情でないならば、上位機が良いかと思います。
1-2・Google Nest Doorbellの比較

つづいて、グーグルが販売するGoogle Nest Doorbellを紹介していきます。

7・Google Nest Doorbell GA01318-JP
¥23,900 楽天市場 (8/18執筆時)
モニター:
画素数:130万画素
夜間照明:ナイトビジョン
撮影サイズ:145度
スマホ連携:Wi-Fi搭載(屋外応答可)
留守中撮影:可能(サーバー保存)
玄関子機材質:
Google Nest Doorbell は、グーグルの販売する、スマホ対応のドアホンです。

1・スマートスピーカーの比較記事
2・メッシュWi-Fiの比較記事
基本的には、このブログの以上の2記事でフォローしているような、GoogleのIOT家電の周辺機器の1つと理解してください。

設置法は、ネジ釘で付属のベースプレートで設置するのが基本です。
ネジも付属します。
ベースプレートからは本体が外せるので、定期的に充電する必要があります。
ただ、1日2〜5回の利用で6ヶ月、25〜30件で1ヶ月の電池の保ちですので、外しやすいようにしています。
(にほんはともかく)単体で使えるので、盗難の危険があるといえばそうなので、(ゲーテッドな地域以外について)米国ではどういう考え方なのか興味があります。

【サードパーティ製】
ビデオドアベルトランスフォーマー
¥1,409 Amazon.co.jp (8/18執筆時)
電源は、コンセントからも取れます。
後日発売される「屋内用電源アダプター」を利用します。
純正はネットでみられませんでしたが、サードパーティからは出ています。

変圧器 24V 40VA ドアベル変圧器
¥4,136 Amazon.co.jp (5/21執筆時)
電源は、二針線のドアホン配線(電線)からも取れます。

ただし、上表のような変圧器の要件があります(Googleによる説明)
日本販売モデルは内蔵バッテリー型です。
米国ならばサーモスタット(空調調節)もトランスなので、そのまま楽にDIYできそうです。
一方、海外製のトランスを使う場合、日本だと東日本は50Hz(アメリカは60Hz)ですし、AC入力の違い(100V/120V)に注意しつつの作業なので、難易度は高いです。
テスター(マルチメーター)で、電圧を見ながらやる必要もありますし、基本直結になると思うので、工事店に依頼する場合の情報です。
結論的にいえば、現状でこの方法は、(電気工事店に依頼する場合)日本用パーツがないので、難しいと言わざるを得ないでしょう。
恐らく受けてもらえないので、屋内用電源アダプターを利用しての工事を提案するのが良いかと思います。

・Google Nest mini GA00781-JP
¥6,050 楽天市場 (3/15執筆時)
・Google Nest Hub Max GA00426-JP
¥19,800 楽天市場 (3/15執筆時)
室内モニターは、単品ではありません。
ようするに【スマートスピーカーの比較記事】で書いたGoogleの端末を買って、それをモニターにしたり、あるいは、ドアベルにしたりすることを想定します。
ただ、モニターはさほど高くはないです。また、iOS系の端末でも設定は可能です。上位機もありますので、詳しくは【スマートスピーカーの比較記事】をご覧ください。
なお、撮影できる画像は、130万画素のカメラで、広角145度なので、実用的です。

スマホ連携機能は、かなり高度です。
人間・荷物・動物・車の識別が識別され、スマホに通知されます。
日本でも荷物の識別は(宅配便さんが荷物を持ってきてくれれば)有効かもしれません。
また、有料(630円)ですが、Google Nest Aware を利用する場合、認証済みの人物の識別通知も可能です。
もちろん、外出先で呼び出しを受けたら、スマホで応答可能です。
夜間撮影は、ただ、カラーではなく、ナイトビジョン(赤外線)ではあります。
録画機能は、少し注意点です。
サーバーに3時間分のアクティビティ履歴(ショート動画)は蓄積されます。ただ、それだとあまり意味がないので、60日間保持してくれるGoogle Nest Aware を契約するのがやはり前提でしょう。
安定性については、バッテリー動作だと、動画の遅延があるなどの報告があります。
Wi-Fiの感度の問題でもないようです。
バッテリー残量低下時にそういった症状があることは、Googleの説明にもありました。その点では、電源が取れた方が良いようには思います。
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以上、Google Nest Doorbellの紹介でした。
Google系でドアベル対応させたい場合の「第一候補」でしょう。
ただ、電源直結時の処理が分かりにくいのがネックですが、バッテリーで構わないならば、候補にできるかと思います。
1-3・パナソニックのドアホン

続いて、パナソニック製品の紹介です。
同社の場合、既存のドアホンの機能を拡張する方向性で、IOT対応にしています。
ここまでみた製品とすこし毛色が違いますが、日本の住宅事情にはマッチしていると言えそうです。

【2022年発売】
【下位機】
8・パナソニック VL-SWE750KF
¥60,088 Amazon.co.jp (8/18執筆時)
【上位機】
9・パナソニック VL-SWE750KS
¥71,206 楽天市場 (8/18執筆時)
モニター:7インチ
画素数:約100万画素
夜間照明:LED補助照明
撮影サイズ:広角ワイド
スマホ連携:Wi-Fi搭載(屋外応答可)
留守中撮影:動画録画(SDカード)
玄関子機材質:難燃ABS樹脂
VL-SWE750KFなどは、パナソニックのIOT対応機です。
本機は、形状や能力の部分で従来のドアホンの延長なので【テレビドアホンの比較】のほうでも取りあげました。
ただ、国内勢では「最もIOT対応度が高い」ので、こちらでもフォローしています。

なお、下位機と上位機がありますが、違いは玄関子機の部分です。こちらは、室外子機がアルミのヘアライン仕上げで高級です。埋込設置もできます。

設置は、普通のプラグ式です。
詳しくは、【テレビドアホンの比較】の冒頭の「選び方の基本」で書きましたが、2芯線の既設のドアホン(インターホン)があれば、そのまま付けられるでしょう。
ネットワークとの接続は、Wi-Fiを利用して無線ルーターを接続する方式です。
Wi-FiのほかにLANケーブルでも接続可能です。

室内モニターは、付属で7インチです。
パナソニック製品では最も大きな液晶です。
タッチパネル式で視認性も良く、スマートでインテリア性にも富むので、この部分で不満はないでしょう。特に7インチの大型画面であることは、高級感を演出します。
画質は、かめらの画素数としては100万画素です。
IOT対応の他社機と較べる場合、フルHDに満たない水準ですので、負けます。
ただ、ドアホンモニターで確認するには普通これで十分であり、テレビドアホンだけでいえば、上位です。
レンズも広角ですし、ズーム機能もありますし、夜間LED照明装備でカラー表示も可能です。

パナソニック VL-WD616
¥17,000 Amazon.co.jp (8/18執筆時)
液晶付き子機は、付属です。最大6台まで増設できます。
子機も、液晶サイズが2.7インチと多少大きめです。
また、本機の場合、パナソニックの電話機・FAXをお持ちの場合、そちらの電話の子機としても使えます。下部パネルを開けるとダイヤルがあります。
条件は、パナソニックのDECT方式(通信方式)であるだけでOKですので、ここ10年ほどの間に買った機種ならば大丈夫です。連携については、今回の記事の最後にまた説明します。
スマホ連携機能は、Wi-Fiと同社のアプリ経由で、リアルタイムでの外出先への転送と通話が可能です。

そのほか、独自機能としては「安心アラート」が装備です。
自然災害情報を自動取得して知らせるものです。
ネットをフルに利用したもので、緊急時、鉄道、停電、断水、河川氾濫などのインフラ情報を流してくれます。住んでいる地域ほか、河川(5件まで)、鉄道路線(10路線まで)を入力し、適切な情報を得ます。
「重要度に応じて」通知音、通知音量、ランプ表示が変わる仕様で、(うっとうしくならないよう)考えられています。

録画機能は、一方、Amazon Ringのようにサーバーを利用するタイプではないです。
したがって、AIを利用した高度な画像分析や、置き配検知など「近未来的」な機能はないです。
ただ、普通の録画は、8枚静止画撮影に加えて、SDカードへの30秒動画記録に対応しますし、カレンダー式のインターフェースも採用されていて見やすいです。
そのほか、手が離せない場合、声だけで応答ができる機能や、ボイスチェンジャーの搭載などが独自機能として目立ちます。

他機連携は、パナソニックも可能です。
ただし、IFTTT(イフト)など汎用的なシステムと連携はしない自社完結のシステムです。
同社の場合、住設が強いので「自社製品だけでもできてしまう」わけで、あえてそうしている感じはあります。
同社の場合パナソニックのアイセグ2システム(HOME IoT)とデータ連携できる仕様です。基本的には、新築・リフォーム物件を「パナソニックのスマートホーム」にするための仕組みです。
このシステムに対応する家電は【こちらのリスト】が参考になります。

後付け用 宅配ボックス COMBO-LIGHT
¥28,900 Amazon.co.jp (8/18執筆時)
開閉センサー KX-HJS100-W
¥3,527 Amazon.co.jp (8/18執筆時)
先述のように、画像解析サービスはないので「置き配検知」は不可です。
宅配ボックスは、しかし、パナソニックは専用品を売っています。これに、同社の開閉センサーを取り付けると、荷受け時の録画と、荷受けのお知らせもスマホで受けられます。
このほか、火災報知器と連携して、火事警報を玄関子機から流す機能なども装備です。

音声AIは、ドアホンだけでは対応しません。
ただ、AiSEG2(HOME IoT)システム自体は、Googleアシスタントには対応します。
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以上、パナソニックの VL-SWE750KFの紹介でした。
家中全部まるごと「IOT化」というのは個人では「しきいが高い」でしょう。
ただ、例えば、ドアホンと、宅配ボックス、スマホでの応答と限って敷設するならば、「堅実かつ便利」に使えるかと思います。製品的に、既存ジャンルの製品で、パナソニックのサポート体制もある部分から、「詰まって放置」しにくい部分でも「一般向け」とも言えます。
完全に「次世代」的ではない「半歩先」くらいなIOT化ですが、将来的に、キッチンやお風呂などのリフォーム、あるいは、パナソニック家電製品の購入した場合、便利度は上がっていく、と言えます。
1-4・TP-LINKのドアホン

続いて、TP-LINKのスマートドアホンです。
ネットワーク周辺機器では世界的シェアな中国の企業です。
その関係で、スマートドアベルの展開もなされます。

【2023年発売】
10・TP-Link Tapo D230S1/A
¥13,160 Amazon.co.jp (8/18執筆時)
11・TP-Link Tapo D230S1
¥9,800 楽天市場 (8/18執筆時)
画素数:500万画素
【2025年発売】
12・TP-Link Tapo D210/A
¥9,798 Amazon.co.jp (8/18執筆時)
13・TP-Link Tapo D210
¥10,890 楽天市場 (8/18執筆時)
画素数:300万画素 (2K)
撮影サイズ:160度
夜間照明:カラーナイトビジョン (IR LED)
スマホ連携:Wi-Fi搭載(屋外応答可)
留守中撮影:可能(サーバー保存)
玄関子機材質:(防塵防滴)
TP-Link Tapo D230S1は、中国のTP-Linkの販売するスマートドアホンです。
2系統の型番がありますが、流通ルートの違いだけで、性能は同じです。
一方、D210は、解像度が、300万画素(2K)とやや落ちる廉価版です。
それによって、バッテリーが節約できるわけでもないので、上位機が良いでしょう。
以下では、上位機をベースに説明します。

解像度は、同社も500万画素のカメラ(2560×1920)です。
カラーナイトビジョンも対応ですので、画質は本機も高水準です。
レンズは、F値2.1で、撮像素子は、1/2.7 CMOSです。
数字公開は珍しいですが、堅実な性能です。

動体検知も、対応です。
カメラセンサー以外の検知方法は不明ですが、動作検知・荷物検知・人物検知・ペット検知・車両検知が可能です。
顔認識(識別)まではしませんが、やはりこの部分の技術は中国企業が強いです。

TP-Link Tapoアプリ
¥0 Apple App Store
TP-Link Tapoアプリ
¥0 Google Play
利用するアプリは、上記の自社アプリです。
日本語対応しています。
なお、先述のIFTTTも、Ringとおなじでコネクト対応します。
ただ、Amazon AlexaとGoogle Assistant双方とも連動可能なので、この部分で候補にできます。

設置法は、付属ネジとアンカーで設置するのが基本です。
15度の角度を付けられるパーツも付属のため、設置柔軟性があります。
電源は、本機もバッテリー式です。USB方式で、6ヶ月の保ちとされます。

夜間撮影は、先述のように、カラーナイトビジョンです。
IR LED照明に、低照度対応の撮像素子(スターライトセンサー)を搭載することで、カラー撮影を実現しています。
ソフト的には、WDRも対応で、黒つぶれも抑えます。

録画機能は、micro SDカードによる保存が 可能です。
ハブ側にスロットがあります。
一方、動作保証は結構シビア(こちら)で、U3・V30クラスの速度があっても、必ずしも動かないようです。

・SanDisk Ultra SDSQUAB-064G-GH3MA
¥970 Amazon.co.jp (8/18執筆時)
・SanDisk Ultra SDSQUAC-256G-GH3MA
¥3,214 Amazon.co.jp (8/18執筆時)
UHS-IクラスのSandisk Ultraは動作検証がありました。
最大512GBまで対応ですが、まあ、128GBもあれば十分でしょう。

そのほか、録画は、Tapo Careというサービスがあります。
ただ、動画保存はこちらも、ローカルストレージが付属する有料プランのみになります。
1ヶ月あたり、スマホ1台で400円(Androidは440円)とのことです。
安定性は、Wi-Fi方式なので、他機同様に直結型と比べるとタイムラグは生じます。

【カメラ各種】
TP-Link WiFi ネットワークカメラ
¥5,390〜 Amazon.co.jp (8/18執筆時)
なお、同社の場合も、同じアプリで処理できるカメラ類が多く展開されます。
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以上、TP-Link Tapo D230の紹介でした。
解像度や、AIによる動体確認、他社サービスとの連携を含めて、基本を抑えた良い機種に見えます。
とくに、Wi-Fiタイプでは、先行的にカラーナイトビジョンを搭載した部分で「夜に強め」な機種と言えそうです。
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【2025年発売】
14・TP-Link Tapo D235/A
¥18,800 Amazon.co.jp (8/18執筆時)
15・TP-Link Tapo D235
¥18,800 楽天市場 (8/18執筆時)
モニター:
画素数:500万画素
夜間照明:フルカラーナイトビジョン
撮影サイズ:160度
スマホ連携:Wi-Fi搭載(屋外応答可)
留守中撮影:可能(サーバー保存)
玄関子機材質:(防塵防滴)
なお、Tapo D235/Aは、同社の最上位機です。

先ほどの製品と比べると、同じ解像度(500万画素)ですが、こちらは「フルカラーナイトビジョン」です。

詳しい説明はないですが、同じ500万画素です、撮像素子自体が上位になると思います。
撮像素子ソニー製(スタービス)とは限りませんが、そちらの500Mクラスだと、低照度感度が良い、Starvis 2があるので、いずれにしても、性能が下位機よりも良いものを詰んでいるでしょう。
レンズのF値もF1.8とさらに伸びるため、スポットライトの力を借りつつも、夜間や暗いシーンだとより画質に期待できる仕様と言えそうです。

視野角もやや広めです(対角は数字非公開ですが)。
バッテリーは、10000mAhの蓄電容量です。
33%下位機種より増量で、同社によると、最大210日(連続録画で24時間)保ちます。

設置方法は、一方、本機は、8-24Vのケーブル配線も対応です。
ただ、メーカーも書くように「海外向け機能」です。
日本のコンセント電圧(100V)で使える話ではないです。ここは、Google Nest Doorbellで、詳しく書いた内容と変わりませんので、そちらをご覧くらい。

・SanDisk Ultra SDSQUAB-064G-GH3MA
¥970 Amazon.co.jp (8/18執筆時)
・SanDisk Ultra SDSQUAC-256G-GH3MA
¥3,214 Amazon.co.jp (8/18執筆時)
あとの部分は、下位機と比べて言及したい違いはないです。
したがって、Micro SDカードの録画もできます。
ーー
結論的にいえば、示されるカメラと撮像素子のスペックは良好で、バッテリー量も多いのは魅力です。
Amazonや、Googleなどが細かいカメラ仕様を出さないので、しっかりとした比較はできないのですが、ドラレコ(あるいは、防犯カメラ)なみの、スペックですし、夜間対応力は、この手の製品では、最も期待値が高い製品です。
1-5・SwitchBotのドアベルの比較

続いて、スイッチボットのドアベルです。
中国・深圳のWonderlabsが「SwitchBot」というブランドで世界展開しているものです。
このブログだと【スマート家電リモコンの比較記事】でも、同社の製品を多くみています。
IOT対応機に強みのある企業です。

【2025年発売】
16・SwitchBot W6802000 [ホワイト]
¥18,980 Amazon.co.jp (8/18執筆時)
17・SwitchBot W6702002 [ホワイト]
¥18,980 楽天市場 (8/18執筆時)
モニター:4.3型
画素数:285万画素
夜間照明:ナイトビジョン
撮影サイズ:165度
スマホ連携:Wi-Fi搭載(屋外応答可)
留守中撮影:可能(サーバー保存)
玄関子機材質:(IP65)
SwitchBot スマートテレビドアホンは、SwitchBotに登場したスマホ対応のドアホンです。
流通ルートで型番が変わりますが、性能は同じです。

本機は、4.3型の室内用モニターが付属する製品です。
その割には、かなり安いので、費用対効果の部分で人気です。

解像度は、同社も285万画素のHDカメラ(2304×1296)です。
解像度もなかなか良いです。
カラーナイトビジョンも対応ですし、仕様は十分です。165度までの撮影範囲です。
撮像素子やレンズ部分のスペックは非開示ですが、これは仕方ないでしょう。

動体検知も、AI検知として対応です(検知範囲:対角130度)。
動体映像を学習させたAIを利用したもので、「今どき」です。
カメラセンサーによって、人、車、ペットの検知をなします。
一方、荷物検知は非対応です。また、人以外の検知は、同社のクラウドサービス(月額400円〜)の契約が必要です。

SwitchBot
¥0 Apple App Store
SwitchBot
¥0 Google Play
利用するアプリは、上記の自社アプリです。
【スマート家電リモコンの比較記事】で書いた同社のスマート家電リモコンと共用のアプリなので、様々な家電と一緒に管理でき、連動設定なども可能です。
このアプリはIFTTTも対応しますので、カスタマイズ性も高いです。
本機は、Amazon Alexaにも対応可能で、同社のスマートスピーカーとの連携面も良いです。

付属のモニター親機は、全てのIOT家電を操作するような「モニターハブ」のような用途は、画面サイズの関係もあり想定しません。
ただ、天気、時刻などの確認はできます。

SwitchBot スマートロック Ultra
¥18,980 Amazon.co.jp (8/18執筆時)
SwitchBot ドアロックUltra 顔認証セット
¥18,980 Amazon.co.jp (8/18執筆時)
そのほか、みまもりカメラの確認ほか、同社のスマートロックの開錠はボタンで可能です。
同社のロックは、顔認証付のキーロックを含めて、かなりのラインナップがあるので、ご自宅に合いそうなものはあるかと思います。

SwitchBot カード (3枚)
¥1,782 Amazon.co.jp (8/18執筆時)
また、FeliCa対応で、お持ちのカード(SUICAなど)を玄関子機にかざす音で、電子キーにすることも可能です。純正カードキーの販売もあります。
そのほか、取り外し(持ち去り)アラート機能など、ユニークな機能性も多いです。

設置法は、付属ネジでの固定、あるいは、粘着テープによる接着を選べます。
とアンカーで設置するのが基本です。
15度の角度を付けられるパーツも付属のため、設置柔軟性があります。
電源は、本機もバッテリー式です
公称では、2年8ヶ月の電池の保ちとされます。
夜間撮影は、先述のように、カラーナイトビジョンです。

・SanDisk Ultra SDSQUAB-064G-GH3MA
¥970 Amazon.co.jp (8/18執筆時)
・SanDisk Ultra SDSQUAC-256G-GH3MA
¥3,214 Amazon.co.jp (8/18執筆時)
録画機能は、microSDカードに保存です。
4GBは付属ですが、最大512GBですので、増設しても良いかと思います。

外出先からの応答は、もちろん対応です。
その場合、選んだ応答メッセージを自動再生する「おまかせ応答」も選べます。応答カスタマイズもできます。
なお、現状だと、宅配便の配達員さんなどを識別して、自動応答するなどしてくれません。そのうち、出てきそうな感じはある機能性ですが。

安定性は、Wi-Fi方式なので、他機同様に直結型と比べるとタイムラグは生じます。
一方、設置距離は、マンションの場合、5m、戸建てで10m以内が推奨です。
まあ、2.4GHz帯のWi-Fiは、壁越えもしやすく、それなりに飛ぶので、工夫すれば使えないご家庭は少ないとは思います。
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以上、witchBot スマートテレビドアホンの紹介でした。
主に、ドアロックを含めて管理したい場合に、同社の製品はかなり良さそうに思います。
IOT家電関係の周辺機器の多さも突出していますし、【スマート家電リモコンの比較記事】でみた、同社の他分野の周辺機器を含めて、「自宅全体のオートメーション」を実現したいと考えている、上級者には、かなり良さそうな製品です。
同社は、IFTTTだけでなく、Matterなどの業界標準の先進規格への対応も速いですし、将来性もありそうです。
次回に続く
次世代ドアベルのおすすめは結論的にこの機種!

というわけで、今回は、次世代型のスマートドアベルの比較の1回目記事でした。
しかし、記事は、もう少しだけ「続き」ます。
2・スマートドアベルの比較 (2)
2-1:他の企業
2-2:最終的なおすすめの提案【結論】
画質の鮮明さ ★★★★★★
夜間対応 ★★★★☆
スマホ連携 ★★★★★★
防犯・みまもり ★★★★★
設置のしやすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
続く、2回目記事(こちら)は、残りの各社の製品をみたあと、結論編に入ります。
いつもどおり、予算別・目的別にAtlasのおすすめ機種を提案しておきます。
引き続きよろしくお願いします。
2回目記事は→こちら
