【今回レビューする内容】2023年 目が疲れない27インチ大画面液晶モニター・ディスプレイの価格・性能とおすすめ IPS VA:27インチフルHDモニター:機種の違いや口コミランキング
【比較する製品型番】 iyama ProLite XUB2792HSU-B5H XUB2792HSU-B5 LG 27MP400-B 27MP450-B G2730HSU-B1 Dell S2721HN-R S2723HC P2722HE P2722H S2721H S2721HS S2723HC-R IODATA LCD-CF271EDB-A LCD-CF271EDW-A LCD-AH271XDB-A EX-LDH271DB LCD-DF271EDB-F LCD-DF271EDW-F LCD-AH271XDB-B LCD-AH271EDB-B LCD-AH271EDW-B HP E27 G5 HP V27ie G5 HP M27 Webcam m27fw m27f m27fw M27fd HP P27 G5 P27h G5 ASUS VZ279HE-J VP278H-R VZ279HEG1R-J VY279HE VA27DCP Acer Vero RL2 RL272ymiixv B7 B277Dbmiprczxv BR277bmiprx CB272bmiprx B277bmiprzfx VG270Ebmiix フィリップス 27E1N5300AE/11 27E1N3300A/11 273E1EW/11 272E2FE/11 272E2F/11 271E1D/11 273B9/11 BenQ GW2780 GW2785TC グリーンハウス GH-LCW27C-BK 富士通 VTF27011BT JAPANNEXT JN-V27FLFHD-C65W JN-V27FLFHD ほか
今回のお題
目に優しい27型液晶モニターのおすすめ機種はどれ?
ども、Atlasです。
今日は、2023年6月現在、最新の、27インチのPC用の液晶ディスプレイの比較です。
記事では、パネル自体の品質やスタンド部分の調整力、あるいは、明るさセンサーなどの独自の工夫などに注目しながら、長時間作業でも「目が疲れにくい」モニターを提案していきます。
細かい部分では、保証期間の長さや保証内容にも注目しました。
1・27型フルHDモニターの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:イイヤマ〈日本〉
1-3:LG〈韓国〉
1-4:DELL〈米国〉
1-5:アイオーデータ〈日本〉
1-6:HP〈米国〉
2・27型フルHDモニターの比較 (2)
2-1:ASUS〈台湾〉
2-2:ACER〈台湾〉
2-3:フィリップス〈欧州〉
2-4:BenQ〈台湾〉
2-5:その他の企業
2-6:最終的なおすすめの提案【結論】
以下、27インチモニターの「選び方の基本」をはじめに示します。
その上で、以上のようなメーカー順に各社のモニターを比較していきます。
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なお、ご覧いただくあたって、1点だけ「注意」をお願いします。
今回の記事は、「個人向けのスタンダード」といえる、27インチの「フルHD解像度」のモニターだけ扱っている点です。
3・2.5K液晶モニターの比較
・解像度:WQHD
4・4K液晶モニターの比較
・解像度:4K 5K
5・ゲームミングモニターの比較
・解像度:フルHD〜4K
27インチ機でも、高画質の4K機や、作業領域が広めの2.5K機、ゲーム用の高リフレッシュレート機は、説明すべき内容が変わってくるため、記事を「完全に」分けました。
そういった機種をお探しだった場合は、上記のそれぞれのリンク記事をお読み下さい。
どこから読まれても分かるように書きました。
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液晶パネルの品質 ★★★★★
スタンドの性能 ★★★★★
動画ゲーム対応 ★★★★★
品質保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、以下では、各社の27インチのフルHDモニターを一機ずつ比較していきます。
そして、最後の「結論」では、上表のような観点から、「Atlasのオススメ機種」を提案していきます。
よろしくお願いします。
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1・31.5型のPCモニターの比較
2・27.0型のPCモニターの比較
3・24.1型のPCモニターの比較
4・23.8型のPCモニターの比較
5・21.5型のPCモニターの比較
6・4KのPCモニターの比較
7・2.5KのPCモニターの比較
8・タッチパネルモニターの比較
9・ゲーミングモニターの比較
10・Mac向けPCモニターの選び方
11・液晶モニターの選び方【まとめ】
なお、今回の記事は、このブログ「モノマニア」の液晶ディスプレイ関連記全体としては、「2回目記事」として書きました。
1-1・目に優しい液晶モニターの選び方
具体的な製品の紹介にはいる前に、「目に優しい27型モニターの選び方の基本」を書いておきます。
仕事用を合わせると、Atlasは、これまでモニターを20機種以上は使い潰し、買い換えてきました。
その経験をふまえると、以下の3つの基本をおさえることが重要です。
第1に、画面の大きさです。
仕事の効率を考える場合、「大画面」のモニターというのは大きな魅力があります。
しかし、良いことばかりでもなく、目線を移動させる回数が増えるために、眼精疲労が増加します。
27インチなら80cm以上は、目からモニターの距離を「最低限」確保するのが適当です。
基本的に、このサイズは、事務机ほどの奥行があるのが好ましいです。
ただし、デザイン重視の奥行の狭い机をお使いの方は、ワンサイズ小さいモニターを選んだ方が良いでしょう。
このブログでは、上記どのサイズも紹介しています。
上図は、画像編集ソフトで画面サイズをふまえて、Atlasが作った比較図です。
同じFHD(フルハイビジョン)解像度で考える場合、1サイズ下は、23.8インチになります。
詳しくは、【23.8インチモニターの比較記事】をご覧ください。
第2に、モニタースタンドの稼働性です。
この部分は、モニターを選ぶ際に意外と軽視されがちです。
しかし、「目の疲れ」に最も大きく影響する要素です。
基本的に、モニターと目線は水平にするのが、目が最も疲れない配置です。
しかし、大画面の格安モニターの場合、角度は調整できても高さが調整できない機種がほとんどです。
そうした機種の場合、「目に優しい」体勢をとろうとすると、椅子の高さを無理に調整する必要がでるため、腰や肩の疲労につながります。
そのため、モニターアームの角度や高さが柔軟に調整できるモデルを選ぶことが大切です。
第3に、液晶モニターの品質です。
液晶は、PC用の場合、TNパネル、VAパネル、IPSパネル、ADSパネルという、4種類の液晶方式が主流です。
それぞれ特徴が異なるので、簡単にですが、順番に解説しておきます。
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第1に、IPSパネルです。
現状では、視認性が最もよく「目に優しい」です。
視野角が広いので、色味やコントラストが画面を見る角度が変わっても変わらないからです。
他方式より高価なのが難点です。しかし、高級テレビにもよく利用される、信頼ある方式です。
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第2に、TNパネルです。
安いモニターに多く採用されます。
応答速度が出しやすくゲームに向く性質もありますが、視野角が狭く、表示品質も悪く目が疲れやすいです。
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第3に、VAパネルです。
IPS液晶同様に視野角が広く、黒が締まるので、高級テレビにも良く使われます。
しかし、独特の粒状感があり、近接時に目が疲れやすく、PC用としては不向きです。
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第4に、ADSパネルです。
これは、IPSパネルの中国系のジェネリック製品です。
視野角や性質は同等です。
最近、信頼性はたかまってきたものの、格安のADSを「IPS」かのように説明するメーカーもあるので注意が必要です。
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1・液晶モニターの選び方【まとめ】
2・Mac用モニターの選び方
以上、モニターを選ぶ際に重要なポイントを3点紹介しました。
もっと深く「基本部分の選び方」を知りたい方は、(製品自体の比較ではないですが)以上の記事でもまとめています。
ただ、今回説明する内容だけでも「目に優しいモニター」は選べると思います。
このまま読み進めていただいてOKです。
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では、比較をはじめます。
今回は、冒頭書いたように、メーカーごと製品をみていきます。
1-2・イイヤマのモニターの比較
はじめに日本のイイヤマからです。
現在はマウスコンピュータ傘下ですが、古くからあるディスプレイメーカーであり、品質には信頼性があります。
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なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【27インチ】
【2023年発売】XUB2792HSU-5
1・iiyama ProLite XUB2792HSU-B5H
¥29,333 Amazon.co.jp (6/18執筆時)
1・iiyama ProLite XUB2792HSU-B5
¥24,500 Amazon.co.jp (6/18執筆時)
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS方式 ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:4ms(GTG)
HDR:
USB給電:
接続端子: HDMI DP D-sub
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:5年
XUB2793HSUは、イイヤマの27インチモニターです。
2機種ありますが、「B5H」が新型です。2ヶ月と経たずに型番が変わりましたが、性能は両機とも同じです。どうも、「低電磁波」にかかわる新しい認証(TCO)を取ったのでかえたようです。
液晶パネルは、「IPS方式パネル」という「謎」の表記です。
同社の説明では、IPSパネルの駆動方式と「同等の技術を使用した」と表現になります。
ようするに、商標の関係でIPSを名乗れない製品になります。
上表は、IPS系のモニターを生産できる主要メーカーだけ示したものです。
生産企業はその他もありますが、変則的なスペックでもないですし、上表のどこかだと思います。
スペック面で視野角(178度)や輝度などの問題は確認できないため、過度に神経質にはならないでください。
他のパネルでも、上表ではADSあたりのスペックで考えて貰えれば、OKです。
応答速度は、本機は、オーバードライブ時で4msです。
なかなか速い上に、5段階で、強弱の調整もできるため、それなりに動画には強いでしょう。
また、オーバードライブ未搭載に比べると、残像感が少ない映像が得られます。
自動画質調整は、i-Style Colorという機能が目に付きます。
選択した利用目的に合わせて、コントラストや明るさを自動調整してくれる機能です。
映画・ゲームなどのほか、「テキストモード」が採用されている点は、文書仕事には有利でしょう。
そのほか、ゲームなどで便利なアスペクト比固定も対応です。
画質調整機能は、「映像美」という意味では、ACR機能があります。
仮想的に12,000,000:1までコントラスト比が挙げられます。
ADSはIPS液晶同様に「黒の締まり」が課題なので、なにかしら工夫は各社の上級機でなされます。
一方、「目の優しさ」については、LEDバックライトのフリッカー対策の明記があります(説明書)。この機能がない場合、画面暗めの低輝度で「チラツキ」が生じやすいからです。
なお、(色味が変わるので、実用的とも言いかねる)ブルーライト対策より、フリッカー対策のがよほど重要です。
ディスプレイスタンドは、上下・左右・高さ・回転が可能な、多機能スタンドを装備します。
稼働性は、チルト角度(上23°・下5°)、高さ(150cm)、左右(90°)と回転(90°)です。
稼働範囲は、同じ仕組みを持つ他社機で、範囲がより広いものはありますが、十分でしょう。
先ほど書いたように、「目の疲れの軽減」のためには、モニターに対して目線を90度に合わせることが基本です。
この価格で搭載している点は、大きなメリット性です。
接続端子は、DVI・DisplayPort・HDMIという構成です。
標準的な構成であり、問題ありません。
このほか、USBハブが2ポートつきます。
速度はUSB2.0ですので、ストレージには使えません。
付属ケーブルは、D-SUB・HDMI・Display Portが、それぞれ1.8mとなります。
スピーカーは、2Wの貧弱なものですが、付属します。
保証期間は、3年です。
モニターの場合、各社のだいたいの平均値です。
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以上、イイヤマのXUB2793HSUの紹介でした。
基本的には仕事向けのモニターです。パネルは先述のように、ADSか、その他のIPSのジェネリックになろうかと思います。
先述のように、性質は同じ(信頼性やや下)なので、他社のIPSの同級機に比べ値段が安めならば、費用対効果の部分では「選べる」と言えます。
パネル以外の部分も可動性のよい優秀なディスプレイスタンドを備えますし、フリッカー対策、簡単ながら画面の自動調整もあるため、格安機のなかでは良い構成でしょう。
1-3・LGのモニターの比較
続いて、LGエレクトロニクスのモニターです。
同社は、自社で(部品としての)IPSが生産できる世界的企業です。性能の良い機種が割安の場合が多いです。
【2022年発売】【27インチ】
【上位機種】
2・LG Electronics 27BP450Y-B
¥25,519 楽天市場 (6/18執筆時)
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
接続端子: D-sub HDMI DP
【Amazon限定】(27EA430V-B後継)
3・LG Electronics 27MP450-B
¥23,980 Amazon.co.jp (6/18執筆時)
スタンド:チルト 高さ
接続端子: D-sub HDMI DP
【下位機種】
4・LG Electronics 27MP400-B
¥14,800 楽天市場 (6/18執筆時)
スタンド:チルト
接続端子: D-sub HDMI (DVI)
解像度:フルHD (1920x1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:5ms(GTG)
HDR:
USB給電:
VESA:75mm
スピーカー:なし
保証期間:3年
27BP450Y-Bは、LGエレクトロニクス27インチモニターの入門機です。
本機は、下位機種が2種類あります。
大きな違いは、後ほど説明するスタンドの稼働性の部分です。
後述するように、上位機のみ「フルスペック」なスタンドです。「目への優しさ」には重要な部分ですし、選ぶならばこちらでしょう。
そのほかは、端子構成の違いだけです、下位機種は、DP(Display Port)が省略です。
Amazon限定型番は、接続端子に、HDMI端子のほか、DVI-D端子が追加されています。
また、フレームがやや厚くなるので、(ゲームなどの)没入感は、通常機のが良いですが、仕事ならば、問題ないでしょう。
液晶パネルは、IPS液晶です。
LGが他社に供給しているノングレア仕様のAH-IPSパネルです。
応答速度は、オーバードライブ時で5msです。
かかり方は、3段階で調整可能です。
自動画質調整は、「フォト・シネマ・ゲーム」の各モードが利用できます。
一方、ビジネスに向いたモードはありません。
なお、ゲーム関係では、AMD社の特定のGPUを採用するPCを利用している場合、遅延などを防げるFreeSyncテクノロジーに対応します。
画像補正機能は、業界標準である、フリッカー対策を機能として持ちます。
従来のモニターは「バックライトが、オン/オフを繰り返すことで輝度を調整される」仕組みでした。これは、疲れ目の原因でしたが、この機能は、これを回避できます。
そのほか、こちらの機種には、目に悪いと言われる、ブルーライト軽減モードが付いています。
最近は、各社この点を強調します。
しかし、色調を変えるため、表示の正確性という意味ではあまり使えない機能です。自然色でみえないため、却って目や体ににストレスになる場合もあります。
動画については、解像度の低い動画を補正して鮮明化できる、超解像度技術が採用されています。
映画などの映像再生に有利な、暗いシーンのコントラストを改善するブラックスタビライザー機能の搭載も目立ちます。
画質調整機能は、良い点として、フリッカーセーフ機能が搭載されている点があげられます。
モニタースタンドは、先述のように、上位機だとフルスペックで、
前後左右高さ回転と全方向対応で、可動幅も、高さ13cm・チルト角度(前5°・後35°)と十分です。
中位機相当の「Amazon限定」は、高さ8cm・チルト角度(上5°・下15°))の調整幅です。可動幅はやや狭めと言えます。
実用上、そう大きくは問題にならないと思いますが、他社と比べると弱いです。
この点で言えば、「目の優しさ」を考えると、少なくとも中位機以上がおすすめです。
接続端子は、HDMI・D-SUB(アナログ端子)です。
アナログ接続は、色ムラが生じて「目に悪い」ため、利用は避けましょう。
ケーブルは、HDMIケーブルが付属します。
スピーカーは、内蔵されません。
ただ、モニターに付属するスピーカーとは、基本的に警告音などを発生させるためのものです。
音楽を聴くならば、【PC用スピーカーの比較記事】で書いたような別売の格安スピーカーを購入するべきでしょう。なお、これは、今回紹介する機種全てに言えることです。
保証期間は、3年です。
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以上、LGエレクトロニクスの27MK430Hの紹介でした。
IPS液晶で、2万円前後という値段は、正直「安い」です。
画像調整部分も、目の優しさ、映像美双方に充実するため、侮れない機種です。
もちろん、他社機と比べる必要はありますが、モニターアームの稼働性の良い上位機は、弱点もなく、スタンダードモデルとして良い機種に思えます。
1-4・デルのモニターの比較
続いて、「米国勢」となる、デルのモニターです。
米国系は、HPもそうですが、画質調整をPCに任せる構成」にして、価格を少し安くする傾向にあります。
【2021年発売】
【27インチ】
【USB充電可】
5・Dell P2722HE
¥39,860 楽天市場 (6/18執筆時)
USB給電:65W
接続端子:HDMI DP USB-C
【USB-PD給電不可】
5・Dell P2722H
¥30,981 Amazon.co.jp (6/18執筆時)
USB給電:
接続端子:HDMI DP D-sub
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:300cd/u
液晶の方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms(GTG)
HDR:
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:
保証期間:3年
DELL P2719H(ds-2150593)は、米国のデルが販売するモニターです。
同社のモニターはいくつかシリーズわけされますが、Pシリーズは、ビジネス用の中級モニターになります。
液晶パネルは、非光沢のIPS液晶を採用します。
ただ、輝度が300カランの高輝度のIPS液晶である点は、強調できます。
応答速度は、オーバードライブ時、5msです。
通常時は8msです。問題ないです。
画像補正機能は、本機は、フリーカーフリー(ComfortView)や、ブルーライトカットは装備します。
ただ、自動画質調整をふくめて、あまり多機能ではないです。
米国勢は、PC側にまかせ、この部分にあまり力を入れないのが伝統です。
モニタースタンドは、前後左右・チルト・スイーベルに全対応し、高性能です。
調整幅も、高さ15cm、チルト(上5°・下21°)、スイーベル・ピボット(90度)ですから、最上級でないにせよ、画面の大きな27インチ機ならば十分以上でしょう。
接続端子は、HDMIとDisplayPortです。
加えて、USB-Cでの接続と給電に対応します。
また、上図の様に、DPを利用し、デイジーチェーンも可能です。
USB-CはPD対応で、映像出力と同時にノートPCに対する65W給電に対応します。
MacBook Proなど対応する13インチほどのノートPCならば、充電速度低下なしに充電できるでしょう。
Windowsを含めて、それ以上のサイズでもフルスピードではないでしょうが、給電しうるレベルです。
一方、別に、USBハブ(USB-A)も付きます。
速度はUSB3.0なので、最高速SSDストレージを除けばボトルネックにはなりません。
ただ、USB3.0は4.5W給電なので、スマホの充電には向かないでしょう。
付属ケーブルは、DPケーブルのみ付属です。
スピーカーは、付属しません。
保証期間は、DELLは3年です。
ただし、プレミアムパネル交換保証があります。
これは、嫌う方の多い「常時消灯(輝点)の交換保証」であり、DELLの人気の秘密です。
常時消灯(ドット抜け・黒点)は保証対象外ですが、3年と長期間でこの点を保証するのは同社だけでしょう。
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以上、DELLのP2722HEの紹介でした。
画質調整機能部分は「あっさり」です。
「目の優しさ」という今回の観点で、最も大事な、フリッカー対策とIPS液晶、柔軟性のあるモニタースタンドを兼ね備えた製品です。
その上で、USB-Cでの給電に対応するため、ノートPCを大画面で使いたいという方のテレワークには、最適でしょう。
【2022年発売】
【27インチ】S2723HCR
6・Dell S2723HC-R
¥44,800 楽天市場 (6/18執筆時)
7・Dell S2723HC
¥20,980 DELL直販 (6/18執筆時)
解像度:フルHD (1920x1080)
輝度:300cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:4ms (GTG)
HDR:
USB給電:65W
接続端子: HDMI ×2 USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:
保証期間:3年
S2723HCも、米国のデルが販売するSシリーズのモニターです。
先ほどみた、Pシリーズと比べると、多少「家庭向き(テレワーク向き)」な風のあるラインです。
なお、流通ルートで2つの型番がありますが、基本性能は同等です。値段で選んでOKです。
液晶パネルは、非光沢のIPS液晶を採用します。
輝度は300カランですので、パネルの部分はPシリーズと同じです。
応答速度は、オーバードライブ時、4msです。
この部分は、わずかにPシリーズより優れます。
画質調整機能は、フリッカー対策とブルーライト軽減機能は搭載です。
モニタースタンドは、本機も、「フルスペック」なスタンドです。
Pシリーズと比べると、高さの調整範囲が11cmまでと差は付けていますが、問題はないでしょう。
前後左右・チルト・スイーベルに全対応し、高性能です。
接続端子は、HDMIが2系統とUSB-C端子です。
DisplayPortが未付属で、モニターのデイジーチェーン(数珠つなぎ)に対応しません。
ただ、家庭用として考えれば、この構成のが便利に感じる方は多そうです。
USB-Cは給電対応で、本機も65W給電です。
USBハブ(USB-A)も2ポートですが、付きます。
速度はこちらもUSB3.0です。
付属ケーブルは、USB-Cケーブルのみ付属です。
スピーカーは、付属しません。
保証期間は、3年です。
本機も、輝点についてプレミアムパネル交換保証があります。
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以上、DELLのS2723HCの紹介でした。
端子構成を「家庭向き(テレワーク向き)」な点で、Pシリーズと異なる方向性の機種です。
他社機との比較は必要ですが、一般的な「家庭用」として買うならば、Pシリーズよりもこちらのほうが、良いように思えます。
ただ、引き続き、画質調整の部分では「あっさり」なので、他社機との比較は必要でしょう。
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【Amazon限定】
8・Dell S2721HS
¥31,488 Amazon.co.jp (6/18執筆時)
解像度:フルHD (1920x1080)
輝度:300cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:4ms (GTG)
HDR:
USB給電:
接続端子: HDMI ×2 DP
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:
保証期間:3年
なお、S2721HSは本機のAmazon限定モデルです。
基本仕様はSシリーズですから同じですが、USB-Cポートが省略で、その代わりに、Display Portが付く仕様です。USBハブも省略になります。
スタンドは、本機もフル稼動です。
調整幅は、ただし、高さ11cm、チルト角度(上21°、下5°)、スイーベル(60°)、ピボット(180°)ですので、必要十分ですが、同社の上位機とは差が付きます。
いずれにしても、USB給電が不要な使い方ならば、値段面で本機は選択肢にできます。
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【2020年発売】
【27インチ】
【スピーカーあり】
9・Dell S2721H
¥28,000 楽天市場 (6/18執筆時)
【スピーカーなし】
10・Dell S2721HN-R
¥28,490 楽天市場 (6/18執筆時)
解像度:フルHD (1920x1080)
輝度:300cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:4ms (GTG)
HDR:
USB給電:
接続端子: HDMI ×2(上位機)
スタンド:チルト
VESA:100mm
スピーカー:
保証期間:3年
他方、Sシリーズについては、旧機種が残ります。
パネルは同じですが、スタンドがチルト角度の調整のみです。USB-C端子も未搭載です。
値段は安いですが、そうなると、他社機に較べた場合の機能面の優位点もないので、やや選びにくいでしょう。
ケーブルは、HDMIケーブルのみ付属です。
1-5・アイオーデータのモニターの比較
続いて、日本のアイオーデータの製品です。
三菱電機の液晶モニター部門を吸収して、プレゼンスを高めた日本企業です。
【2021年発売】
【27インチ】
11・IODATA LCD-CF271EDB-A
12・IODATA LCD-CF271EDW-A
¥29,950 楽天市場 (6/18執筆時)
解像度:フルHD (1920x1080)
輝度:300cd/u
液晶の方式:ADS ノングレア方式
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms(GTG)
HDR:
USB給電:65W
接続端子:HDMI D-SUB DP USB-C
スタンド:チルト
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:5年
LCD-CF271EDシリーズは、アイオーデータの製品です。
こちらは「教育機関対応(ED)」の製品ですが、市販もされます。
液晶パネルは、ADSパネルです。
ADSは、IPS液晶の「ジェネリック」と言えます。
IPSとADSは正確に言えば、中身の仕組みが少し異なりますが、表示傾向は同じです。
なお、ADSは、中国大手のBOE系列が生産しています。
PCモニターでは長い採用実績もあるため、(4Kなどではない)格安パネルの場合でも、信頼性は担保されます。
実際、商標の関係でIPS液晶を名乗れない他の液晶は「IPS系パネル」などごまかし気味な表現でカタログに載せます。
しかし、ADSは、TVにも採用例がありますし、実際「名乗った方が安心感をもたらす」ので、同社のように名乗る場合が多いです。
応答速度は、オーバードライブ時に4msです。
オーバードライブはオン/オフが選択可能です(オフ時14ms)。
自動画質調整は、シーン別オート調整モードが付きます。
日本企業の製品はモードが多い傾向です。
画像補正機能は、アイオーデータの場合、超解像技術を搭載します。ネット動画で、DVDレベルの低画質ソースを向上できます。
一方、写真画質向上のための「エンハンストカラー」の言及はありますが、LGのブラックスタビライザーに該当する機能はないです。
その上で、この機種は、フリッカーレス設計の言及があります。
モニタースタンドの性能は、期待できません。
なぜなら、上に20度、下に5度のチルト角度調整しかできないからです。
接続端子は、 D-SUB・HDMI・DVI-Dほか、USB-C端子も付属します。
DELLでもみましたが、対応するノートPCに対して65W給電できます。
る
ケーブルは、1.8mのDisplayPortケーブルと1.5mのUSB-Cのみ付属です。
HDMIケーブルなどは買い足す必要があります。
スピーカーは、1Wのステレオスピーカーが搭載されています。
保証期間は、5年間です。
輝点保証などはないですが、同社は長めです。
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以上、 LCD-CF271EDシリーズ紹介でした。
27インチ機の教育市場向けですが、画像補正やUSB-C給電などの部分で「家庭向き」な部分もあります。
一方、ADS液晶であるのは、目への優しさにおいて、過度に大きな問題ではないにせよ、モニターアームの機能性が貧弱な点は、やはりネックでしょう。
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【27インチ】
【2022年発売】
13・IODATA LCD-CF271EDB-F
14・IODATA LCD-CF271EDW-F
¥27,800 楽天市場 (6/18執筆時)
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:300cd/u
液晶方式:ADS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms (GTG)
HDR:
USB給電:60W
接続端子:HDMI D-SUB DP USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(1w×2)
保証期間:5年
なお、本機の仕様に、USB-C接続を加えたのが、LCD-CF271ED-Fシリーズです。
USB-Cは、60W給電なので、映像信号の送受信以外に、大画面ノートを除けば、十分な速度で充電も可能です。
加えて、USBハブも2ポート付きます。(四角い)USB-A形状で、USB3.0(=3.2g en1)の速度なので、(爆速ではないものの)ストレージを付けてもOKです。
スタンドは、稼働性が良い「パーフェクトスタンド」です。同社の従来品と比べると稼動が新方式になりました。
調整幅は、高さ13cm、チルト角度(上23° 下5°)、スイーベル(160°)ピボット(90°)です。
チルト角度が多少融通が効かない感じですが、スイーベルは広いですし、仕事用としては使いやすいと言えます。
あとは、エンハンストカラーに加えて、超解像技術も採用した点が主な違いです。
SD画質(DVD画質)ほどの低解像度のコンテンツを再生する場合、すこし有利です。
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結論的にいえば、USB-C給電が欲しい場合、高くなりますが、こちらを選んでも良いでしょう。もちろん、他社機と比べる必要はありますが、それでも、(テレビ的な)画質補整には、少し強みがあるので、その部分ではポイントはある機種です。
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【2022年発売】【27インチ】
【接続端子:HDMI D-SUBタイプ】
15・IODATA LCD-AH271XDB-B
¥21,091 楽天市場 (6/18執筆時)
16・IODATA LCD-AH271EDB-B
16・IODATA LCD-AH271EDW-B
¥20,567 楽天市場 (6/18執筆時)
17・IODATA LCD-AH271XDB-A
¥22,742 楽天市場 (6/18執筆時)
【Amazon限定】【3年保証】
19・IODATA EX-LDH271DB-B
¥17,800 Amazon.co.jp (6/18執筆時)
18・IODATA LCD-AH271EDB-A
18・IODATA LCD-AH271EDW-A
¥21,562 楽天市場 (6/18執筆時)
解像度:フルHD (1920x1080)
輝度:300cd/u
液晶の方式:ADS ノングレア方式
コントラスト比:1000:1
応答速度:4ms (GTG)
HDR:
USB給電:
スタンド:チルト
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(1w×2)
保証期間:3年
ほかにも、アイオーデータは、以上の製品もラインナップされます。
かなり多くの型番があるのは、個人用(XD)と文教用(ED)と型番を分けるからです。
ただ、端子構成の部分を除けば、仕様は同じなので、単純に流通経路の違いです。基本的に、値段で決めて良いかと思います。
パネルは、ADSパネルですので、先ほどの機種と同じです。
ただUSB-C端子がなく、給電はできません。
画像補正機能は、本機も、先述のエンハンストカラーと超解像技術も搭載します。
一方、「目の疲れにくさ」の部分で、画面(画像)の輝度レベルに応じて、明暗を軽減させるコントラストリダクション機能がこちらには搭載です。
あとは、端子構成がそれぞれ異なる点と、Amazonモデルだけ保証年数が5年ではない点をふまえれば、見分けが付くでしょう。
HDMIモデルは旧機種もありますが、重さと消費電力が少し変わっただけですので、そちらでも良いかと思います。
ケーブルは、1.5Mの HDMI・D-SUBケーブルです。
ただ、教育市場向けは、2MのHDMIケーブルと、1.8MのDisplay Portとなります。
スピーカーは、1Wのステレオスピーカーが搭載さます。
いずれにしても、、スタンドの貧弱さは、どの機種の場合も、やはりネックです。
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【2021年発売】【27インチ】
【教育市場向け】
20・IODATA LCD-DF271EDB-F
20・IODATA LCD-DF271EDW-F
¥25,939 楽天市場 (6/18執筆時)
解像度:フルHD (1920x1080)
輝度:300cd/u
液晶の方式:ADS ノングレア方式
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms (GTG)
HDR:
USB給電:
接続端子:HDMI D-SUB DP
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(1w×2)
保証期間:5年
一方、LCD-DF271ED-Fシリーズは、スタンドの稼働性が良い「パーフェクトスタンド」仕様です。
また、ジャイロセンサー内蔵なので、Windowsに限られますが、縦回転した際に自動で画面も回転します。この点で、ビジネス用に便利と言えます。
一方、フリッカー対策はあるものの、アイオーデータの特徴の1つである超解像技術・エンハンストカラーは不採用ですので、ストイックな仕事用と言えます。
その点では、保証も5年ですし、(ハードレベルで必要か分かりませんが)休憩を促すアラートなども設定できるので、値段によっては選択肢になるでしょう。
1-6・HPのモニターの比較
つづいて、米国のHPーのモニターです。
【2021年発売】【27インチ】
【背面白】356D6AA-AAAB m27fw
16・ HP m27fwa
¥26,700 Amazon.co.jp (6/18執筆時)
【背面黒】
17・ HP m27f
¥16,800 HPダイレクト (6/18執筆時)
【価格コム限定】65W USB-C給電
18・HP M27fd USB-C ディスプレイ
¥23,800 HPダイレクト (6/18執筆時)
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:300cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:5ms (GTG)
HDR:
USB給電:
接続端子: HDMI×2 D-sub
スタンド:チルト
VESA:
スピーカー:
保証期間:1年
HP M27f FHDディスプレイは、HPの27インチモニターです。
追加で発売された、価格.com限定モデルは、少し高いですが、USB-Cが追加され、65W給電もできる仕様です。
その他は同じなので、同時にみていきます。
液晶パネルは、IPS液晶を採用します。
価格の安さに加えて、輝度が300cd/uの上位仕様のパネルです。
応答速度は、本機は、オーバードライブ時で5msです。
画質調整機能は、ただし、特に目への優しさに関する技術はないです。
ブルーライトカットについては、ハードウェア単位でカットする新方式ですが、より重要なフリッカー対策の言及がないです。
HPには搭載機もありますが、新方式のブルーライト制御と併存できない可能性はありそうです。
モニタースタンドも、上下の角度調整のみ対応と、イマイチです。
VESAマウントも装備しないので、アームの換装にも対応できません。
ただ、ベゼル(額縁)が薄いので、動かさない前提でマルチモニタを組むには「割と良い」でしょう。
接続端子は、VGA×1、HDMI×2という構成です。
付属ケーブルは、HDMIケーブル1本のみです。
スピーカーは付属しない製品です。
保証期間は、1年です。
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以上、HP m27fwの紹介でした。
IPS液晶で割と輝度が明るい上で、価格が安い点は大きな見所です。
ただ、スタンドの部分と、フリッカー対策の部分が、個人向けとしてはイマイチです。
とはいえ、例えば、法人その他で、「できるだけ目に良いIPS液晶を相当数揃えたい」場合などには、この手の製品は必要でしょう。
こうした商品を薄利で販売しているのは、重要に思います。
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【2022年発売】【21.5インチ】
【チルトのみ】64X69AA#ABJ
19・HP P27 G5 フルHDモニター
¥24,790 HPダイレクト (6/18執筆時)
【高さ調節可+スピーカー】
20・HP P27h G5 フルHDモニター
¥26,950 HPダイレクト (6/18執筆時)
20・HP P27h G5 価格コム限定モデル
¥24,860 HPダイレクト (6/18執筆時)
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms (GTG)
HDR:
USB給電:
接続端子:HDMI D-SUB DP
スタンド:チルト(高さ)
VESA:100mm
スピーカー:(内蔵)
保証期間:3年
なお、HPのこのサイズの最安機は、G5シリーズです。
価格コム限定モデルもありますが、性能は同じです。値段は都度変わるので見比べてください。
スタンドは、下位機は、上チルト23度、下チルト5度で。しかし、上位機だとこの仕様に10cmの高さ調整ができる仕様なので、格安機の範疇では「高性能」なほうです。
フリッカー対策もしっかりあります。
一方、先ほどの機種と比べると画面輝度がやや低めで、入門機に相当する250cd/uです。
スピーカーは、上位機のみ付属します。
机面にぶつけて反響効果を狙う配置ですが、出力(パワー)非開示ですし、音楽を聴くためのグレードではないです。
端子は、HDMIとD-Sub((VGA)のほか、Display Portを装備します。
ケーブルは、全種とも1.8mで添付になります。
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結論的にいえば、上位機はスタンドの部分で、先ほどの機種よりはグレードが高いと言えます。
ただ、その他のスペックは、先述の輝度の部分を含めて、必ずしも上位とは言えない部分があります。そのため、現状の値段差ならば、やや選びにくい気がします。
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【2023年発売】
【27インチ】
21・HP V27ie G5 FHD ディスプレイ
¥13,266 HPダイレクト (6/17執筆時)
21・HP V27ie G5 価格.com限定モデル
¥13,750 HPダイレクト (6/17執筆時)
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms (GTG)
HDR:
USB給電:
接続端子:HDMI D-SUB DP
スタンド:チルト
VESA:100mm
スピーカー:
保証期間:3年
加えて、おそらく、期間限定の販売に思えますが、HP V27ie G5 FHD ディスプレイという超格安のディスプレイが売られていました。
仕様は、1つ上で見た HP P27 G5の下位機(チルト角度調整のみ)とほぼ変わらず、スタンドも変わりません。
このブログの趣旨からして、あまり性能の良いスタンドではないので「目の優しさ」の部分ではおすすめはできません。
しかし、VESA対応でアーム自体は変更できますし、大手の3年保証付きのIPSパネルでこの価格というのは格安(というか激安)なのは間違いないです。費用対効果はかなり良いです。
ケーブルは、HDMIケーブルのみの付属ですが、問題ないでしょう。
なお「価格.com」限定モデルもありますが、性能や付属品は同じとなります。
値段は都度変わると思うので、買われる場合は、見比べてください。
【2022年発売】【27インチ】
【通常型番】
22・HP M27 Webcam ディスプレイ
¥26,411 HPダイレクト (6/18執筆時)
解像度:フルHD(1920×1080)
輝度:300cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:5ms (GTG)
HDR:
USB給電:65W
接続端子: HDMI DP USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ
VESA:100mm
スピーカー:付属
保証期間:3年
HP M27 Webcam ディスプレイは、HPの27インチディスプレイの上級機です。
写真のように、ウェブカメラが付属する製品になります。
また、本機は500万画素のカメラです。普通のHDカメラ(約200万画素)よりもかなり性能が良く、ここを「売り」にしています。
マイクもノイズキャンセリング搭載のデュアルマイクなので、他社機を含めても、この部分に気を使っている機種です。
上部のダイヤルで、フレーム範囲を調整できるほか、物理的に撮影できなくする、プライベートシャッターもあります。
下手な別売品よりも性能は期待できそうです。
液晶パネルは、IPS液晶を採用します。
また、輝度・応答速度・画質調整の部分は、1つ上でみた下位機種と差はないです。
モニタースタンドは、ただし本機については、性能が良いです。
縦表示(ピポット)はできないものの、高さ(100mm)・上(18度)・下(5度)-113度)・左右(45度)の角度調整ができます。
可動範囲はEIZOなどに負けますが、一般的には十分でしょう。
接続端子は、HDMI Display Port USB-Cという構成です。
USB-C接続の場合、USB PD対応で、対応ノートPCへの給電が可能です。
超ハイスペックノートPCは別とすれば、この給電力があれば、速度低下なしに充電できます。
付属ケーブルは、HDMIケーブル・USB-Cケーブルです。
スピーカーは、音楽用といえるレベルではないですが、付属です。
保証期間は、3年です。
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以上、HP M27 Webcam ディスプレイの紹介でした。
テレワークやホームスクール用の開発と言え、カメラ中心に考えるとかなり良い感じがあります。
利用時のフレーム調整も柔軟にできますし、解像度の良さを活かして、アイテムの提示も鮮明にできますから。
その他の部分も、スタンドの稼働性や、ノートPCとの接続においてUSB-C充電に対応する部分も含めて問題ない仕様と言えますし、カメラをメインに使う用途において選んで良い製品です。
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【2023年発売】
【27インチ】6N4E2AA#ABJ
23・ HP E27 G5 フルHDモニター
¥31,460 HPダイレクト (6/17執筆時)
なお、HPの場合、2023年に、主に法人向けとしてHP E27 G5という上級機もでています。
本機もIPSですが、スタンドは、本機は縦表示もできる「フルスペック」になります。
一方、USB-C給電とカメラは非搭載になりますし、現状ではM27の方がお買得感があるように思えます。
次回に続く!
27型液晶モニターのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回の記事では、「目に優しい」という観点で、27インチのモニターを比較しました。
しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。
2・27型フルHDモニターの比較 (2)
2-1:ASUS〈台湾〉
2-2:ACER〈台湾〉
2-3:フィリップス〈欧州〉
2-4:BenQ〈台湾〉
2-5:その他の企業
2-6:最終的なおすすめの提案【結論】
液晶パネルの品質 ★★★★★
スタンドの性能 ★★★★★
動画ゲーム対応 ★★★★★
品質保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
続く、2回目記事(こちら)では、ここまで紹介できなかった、27インチのフルHD解像度の製品を紹介していきます。
その上で、結論として、今回紹介した全製品から、予算別・目的別に、Atlasのおすすめモニターを提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。
2回目記事は→こちら
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