比較2019'【目に優しい】大画面液晶モニター35機のおすすめ:27インチ (1)

2019年12月06日

比較2019'【目に優しい】大画面液晶モニター35機のおすすめ:27インチ (1)

【今回レビューする内容】2019-2020年 目が疲れない!大画面液晶モニター・ディスプレイの価格・性能とおすすめ(27インチ IPS) EIZO イイヤマ LG ASUS フィリップス ベンキュー IO-DATA:27インチフルHDと2Kモニター:機種の違いや口コミランキング

【比較する製品型番LG 27MK430H-B 27MK600M-B Philips 276E9QDSB/11 271E1D/11 BenQ GW2780PD2700Q iiyama ProLite XUB2790HS-B2 HP 27fw HP 27f DELL P2719H Asus VZ279H VZ279HE Acer NITRO VG271 Pbmiipx IODATA GigaCrysta EX-LDGCQ271DB EIZO FlexScan EV2780 EX-LDH271DB LCD-AH271ED XUB2792HSU-B1

今回のお題
目に優しいPC用の液晶ディスプレイのおすすめ機種はどれ?

 ども、Atlasです。

 今日は、2019年12月現在、最新の大きめのパソコン用の大画面液晶ディスプレイの比較をします。

 201808140915.jpg

 売れ筋の大画面ディスプレイのうち、「目に優しい」といえる製品を紹介します。

1・31.5インチの液晶モニタ
2・27インチの液晶モニタ
3・24インチの液晶モニタ
4・23インチの液晶モニタ

5・21インチの液晶モニタ

 記事はサイズ別に分けています。

 今回は2回目の記事です。

 大画面モニターのなかでは、最も「売れ筋」な、27インチの大型液晶モニターを紹介します。

6・4K5K解像度の液晶モニタ
7・タッチパネル式モニタ
8・ゲーム向けの液晶モニタ
9・Mac向けの液晶モニタ

10・液晶モニターの選び方【まとめ】

 ただし、27インチでも【4K 5Kの高解像度液晶モニタ】や、ゲーム用の【高リフレッシュレート対応モニターは、記事を分けています。

 恐れ入りますが、以上のリンクから、お探しの製品カテゴリーにお進みください。

---

 201804111254.jpg

1・液晶パネルの品質 ★★★★★
2・スタンドの性能  ★★★★★
3・動画の再生技術  ★★★★★
4・品質保証     ★★★★★
5・総合評価     ★★★★★

 というわけで、以下では、各社のモニターを一機ずつ比較していきます。

 そして、最後の「結論」では、上表のような観点から、「Atlasのオススメ機種」を提案していきます。

1・目に優しい液晶モニターの選び方

 Atlasは、仕事用を合わせると、これまでモニターを20機種以上は使い潰し、買い換えてきました。 

 その経験上、「目に優しいモニター」を選ぶためには、以下の3つの基本をおさえることが重要です。

1・適切な画面の大きさ

 201808140912.jpg

 第1に、画面の大きさです。

 仕事の効率を考える場合、「大画面」のモニターというのは大きな魅力があります。

 しかし、良いことばかりでもなく、目線を移動させる回数が増えるために、眼精疲労が増加します。

 27インチサイズなら80cm以上24.1インチサイズなら70cm以上は、目からモニターの距離を確保してください。

 201802161342.jpg

 27インチの場合、基本的に事務机ほどの奥行があるのが好ましいです。

 ただし、デザイン重視の奥行の狭い机をお使いの方は、ワンサイズ小さいモニターを選んだ方が良いでしょう。

2・モニタースタンドの性能

 201808140920.jpg

 第2に、モニタースタンドの稼働性です。

 この部分は、モニターを選ぶ際に意外と軽視されがちです。しかし、「目の疲れ」に最も大きく影響する要素です。

 201411061749.jpg

 基本的に、モニターと目線は水平にするのが、目が最も疲れない配置です。

 しかし、大画面の格安モニターの場合、角度は調整できても高さが調整できない機種がほとんどです。

 そうした機種の場合、「目に優しい」体勢をとろうとすると、椅子の高さを無理に調整する必要がでるため、腰や肩の疲労につながります。

 そのため、モニターアームの角度や高さが柔軟に調整できるモデルを選ぶことが大切です。

3・液晶パネルの品質

 201808140923.jpg

 第3に、液晶パネルの品質です。

 液晶は、VAパネルTNパネルと、IPSパネルという3種類の液晶方式が主流です。

 201804121507.jpg

 このうち、もっとも「目に優しい」といえるのは、IPSパネルです。

 なぜなら、IPS液晶は、視野角が広いので、色味やコントラストが画面を見る角度が変わっても変わらないからです。

 また、コントラスト比も高く、動画表示なども得意ですから、高級な液晶テレビでも採用されています。  

 IPSパネルは、高級な液晶テレビでも採用されるものです。コントラスト比も高く、動画表示なども得意です。

 201804111715.jpg

 TNパネルやVAパネルは、IPSに較べると安いのですが、視野角が狭く、表示品質も悪いです。

 なお、最近は、IPSパネルの廉価版で、それに準じる視認性を持つADSパネルという種類もあります。これについては、該当機種の説明で詳しく書きますが、表示品質は多少IPSを下回ります。

 いずれにしても、以下の記事では、それぞれの機種がIPSパネルかどうか必ず言及しながらレビューします。

ーーー

 基本的にこの3点に注意すれば、「目に優しいモニター」は選べます。

 他にも画面の加工法(光沢・非光沢)や、画像調整機能など重要視したい項目はあります。しかし、それらは、各機種を紹介する中で、おいおい説明していきます。

2・フルHD対応27型モニターの比較

 はじめに、27インチの「定番」である、フルハイビジョン解像度(1920×1080)を持つモニターを紹介します。

 connector.jpeg

 なお、これらのモニターとPCを接続する場合は、「D-SUB」とあるタイプの端子を避けてで接続してください

 D-Subケーブル(VGA)は、アナログデータで画像をモニターに送る古典的なケーブルです。色むらやズレが生じるために、モニターの品質にかかわらず目に優しいとはいえません

 結論的に言えば、パソコンとの接続はHDMIを使うのが現在は最も手軽です。


  201811211004.jpg

 【2018/7】【下位機種】

 1・LGエレクトロニクス 27MK430H-B
  ¥16,982 Amazon.co.jp (12/6執筆時)

 【2018/5】【上位機種】

 2・LGエレクトロニクス 27MK600M-B
  ¥24,286 Amazon.co.jp (12/6執筆時)

解像度:1920×1080
輝度:250cd/m2
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:5ms(GTG)
接続端子: D-sub 15, HDMI 1,DVI 1
スタンド:上下のみ【VESA100mm】
スピーカー:なし
保証期間:3年

 27MK430H-Bは、LGエレクトロニクスの27インチのでは、最も安く購入できるモデルの1つです。

  201811211105.jpg

 なお、上位機として、27MK600M-Bも併売していますが、こちらは、フレーム枠(ベゼル)を従来機よりも薄く、「スタイリッシュ」にしたものです。

 マルチモニターなどには向きますが、基本性能は同じなので、同時に紹介します。

 fggy1.jpg  

 液晶パネルの品質は、自社のIPSパネルを採用します。

 新モデルは、パネルの輝度も250cd/m2と平均値を超えますし、問題ない水準です。

 201403291314.jpg 

 画質調整機能は、良い点として、フリッカーセーフ機能が搭載されている点があげられます。

 これは、直流のDC調光という新しい技術を用いることで、画面のちらつきを抑える技術です。

 従来のモニターは「バックライトが、オン/オフを繰り返すことで輝度を調整される」仕組みでした。これは、疲れ目の原因でしたが、この機能は、これを回避できます。

 一方、各種機能について言えば、動画・ゲームには、割と強そうなスペックです。

 201505151139.jpg

 解像度の低い動画を補正して鮮明化できる超解像度技術と、暗いシーンのコントラストを改善するブラックスタビライザー機能があるため、映像再生の部分では多機能です。

 201403291313.jpg

 そのほか、こちらの機種には、目に悪いと言われる、ブルーライト軽減モードが付いています。

 最近は、各社この点を強調します。

 しかし、色調を変えるため、表示の正確性という意味ではあまり使えない機能です。自然色でみえないため、却って目や体ににストレスになる場合もあります。

 自動画質調整は、「フォト・シネマ・ゲーム」の各モードが搭載されます。

 ただし、ビジネス用のピクチャーモードは、付属しません

 201804111018.jpg

 モニタースタンドは、上下のみに角度を調整できるだけの簡易的な仕様です。

 冒頭に書いたように「目の疲れにくさ」にはこの部分は重要ですし、かなり残念です。

 接続端子は、HDMI接DVI・ D-sub(アナログ)が選択可能です。

 付属ケーブルは、アナログケーブルのみ付属なので、買い増しましょう。

 201810201107.jpg

 スピーカーは、内蔵されません。

 ただ、モニターに付属するスピーカーとは、基本的に警告音などを発生させるためのものです。

 音楽を聴くならば、【PC用スピーカーの比較記事】で書いたような別売の格安スピーカーを購入するべきでしょう。なお、これは、今回紹介する機種全てに言えることです。

 そのほか、ゲーム関係では、AMD社の特定のGPUを採用するPCを利用している場合、遅延などを防げるFreeSyncテクノロジーに対応しました。

---

 以上、LGエレクトロニクス27MK430H-Bの紹介でした。

 27インチでは人気の機種です。しかし、性能はイマイチです。


 201908211546.jpg

 【2019年】

 【上位機】

 3・フィリップス 276E9QDSB/11
  ¥19,400 Amazon.co.jp (12/6執筆時)

 【下位機】

 4・フィリップス 271E1D/11
  ¥16,800 Amazon.co.jp (12/6執筆時)

解像度:1920×1080
輝度:250cd/m2
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:5ms(GTG)
接続端子: HDMI VGA DVI-D
スタンド:上下・左右【VESA100mm】
スピーカー:なし
保証期間:5年

 276E9QDSB/11 は、オランダのフィリップスが販売する27インチモニターです。

 201908211550.jpg

 この製品には、下位機種として、 271E1D/11という製品もあるのですが、廉価版で、後述する広色域化技術に対応しないため、値段差をふまえても上位機種が良いです。

 液晶パネルは、IPSパネルを採用します。

 LGからの供給ですから、性能差はありません。ベゼル(フレーム)は薄く、スタイリッシュです。

 201908211629.jpg

 その上で、上位機については、「Ultra Wide Color」技術を搭載しており、広色域表示が可能です。

 パネルはLGの提供で、各社差は出ないのですが、バックライト・フィルムや処理を工夫することで、演色性を高めることはできます。

 動画や写真の表示にこだわりたい場合は、この部分は重要です。

 201908211616.jpg

 画質調整機能は、LGと同様に、フリッカー対策がなされた上、ブルーライト軽減機能もあります。

 目に悪いブルーライト軽減機能は、LGなどにも搭載されますが、フィリップは、色調を維持したままブルーライトをカットする機能を搭載する独自技術をもちます(SoftBlue テクノロジー)。

 本機については、機能名を「ローブルーモード」としていますが、仕組みは同じと思われます。

 ただ、繰り返しますが、ブルーライト軽減機能があれば「目に優しい」という考えには、Atlasは懐疑的ではあります。

 201908211622.jpg

 一方、フィリップス機には、コントラスト・バックライトを自動で調節するSmartContrast機能が搭載されます。

 LGのブラックスタビライザーに相当する機能で、主に動画などの視認性は高いです。

 一方、解像コンテンツに強い超解像技術は、LGとことなり不採用です。

 自動画質調整は、「インターネット・ゲーム」とビジネス文書用の「イージーリード」の各項目があります。

 ゲームについては、「レーシングモード」があり、自動的に、応答速度と彩度が調整されます。

 モニタースタンドは、上位機、下位機種共に、高さの調節ができません

 接続端子は、HDMI・DVI・VGAの構成です。

 付属するケーブルは、全種類とも1.8mのものが付属です。

 保証期間は、同社の場合、5年長期保証が無償で得られます。

---

 以上、フィリップスの27インチモニターの紹介でした。

 LGと比較すると、保証期間のほか、とくに、Ultra Wide Colorに対応して、映像が鮮やかに表現できる点が「売り」でしょう。

 また、(本格的なキャリブレーションモニターではないですが)、写真をキレイに見たい、編集したい、という用途にも、ある程度向くでしょう。

 今回重要視している、「目の優しさ」とは観点が異なりますが、その部分にも問題ないですし、さらに、「映像美」をプラスアルファしたい場合は、選択肢として良いでしょう。


  201905201245.jpg

 【2018】

 5・BenQ GW2780
  ¥22,195 Amazon.co.jp (12/6執筆時)

解像度:1920×1080
輝度:250cd/m2
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:5ms(GTG)
接続端子: D-sub 15, HDMI 1
スタンド:上下のみ【VESA100mm】
スピーカー:なし
保証期間:3年

 GW2780は、台湾のPC周辺機器メーカーのベンキューが販売する製品です。

 液晶パネルは、IPSパネルを採用します。

 LGからのパネル提供であり、その部分は同じです。

 201905201250.jpg

 画質調整機能は、フリッカーフリー・ブルーライト軽減などの基本は当然おさえます。

 その上で、このモデルは、環境光センサー(明るさセンサー)を搭載し、室内の明るさに応じた輝度調整に対応します。

 適切な輝度でモニターを見ることは「目の疲れにくさ」にとって重要なので、今回の比較の趣旨からすると、「かなり良い製品」と言えます。

 201905201254.jpg

 加えて、ブライトネスインテリジェンス(B.I.)テクノロジーも注目点です。

 画面内の画像を分析し、露出オーバーにならないよう輝度を的確に調整します。方法は全く異なりますが、LGのブラックスタビライザーのように、映像のコントラストを鮮明にする効果が期待できます。

 一方、フィリップスは、明るさセンサーで環境光も感知できるので、実空間における調整力は、LGを越えるでしょう。

 自動画質調整は、標準(テキストモード)とゲーム・動画・写真モードが選択できます。

 モニタースタンドは、この機種も、残念ながら高さの調節ができません

 接続端子は、VGAのほか、HDMI対応で、接続端子は2つあります

 付属するケーブルは、HDMIケーブル(1.5m)です。

---

 以上、ベンキューのGW2780の紹介でした。

 この価格帯の製品で明るさセンサーが付属するのが「売り」でしょう。

 目の優しさにおいて、輝度も重要な部分ですから。ただ、調整機能はどちらかと言えば「エンターテイメント寄り」で、モニタースタンドの調整もイマイチです。

 そうなると、LGとの「勝負」でしょうが、最終的な「おすすめ」は、記事の最後で改めて考えます。


  201905201148.jpg

 【2018年】

 6・ ヒューレットパッカード HP 27fw【白】
 7・ ヒューレットパッカード HP 27f【黒】
  ¥12,990〜 HP直販 (12/6執筆時)

解像度:1,920×1,080
輝度:300cd/m2
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:5ms(GTG)
接続端子: HDMI×2 VGA
スタンド:角度のみ【VESAなし】
スピーカー:なし
保証期間:1年

 HP 27fwは、ネット直販で特に人気の27インチディスプレイです。

 米国のヒューレットパッカードが直販限定で扱っているものとなります。「HP 27fw 価格.com限定モデル 」という製品名でも売られますが、型番から分かるように、本体は同じものです。

 また、色の違いで価格が異なりますが、特売状況によるだけで、製品自体は同じです。

 201905201157.jpg

 液晶の性能は、IPS液晶を採用します。

 注目点は、価格の安さに加えて、輝度が300カランある点です。

 ノングレア処理をされた他社同様の仕様ですが、この点は評価できます。

 応答速度も、一方、オーバードライブ時に5msなので、ゲームなどには向くと言えます。

 画質調整機能は、ただし、特に目への優しさに関する技術はないです。

 201905201206.jpg

 モニタースタンドも、上下の角度調整のみ対応と、イマイチです。

 VESAマウントも装備しないので、アームの換装にも対応できません。

 ただ、ベゼル(額縁)が薄いので、動かさない前提でマルチモニタを組むには「割と良い」でしょう。

 接続端子は、VGA×1、HDMI×2という構成です。

 付属ケーブルは、HDMIケーブル1本のみです。

 スピーカーは、付属します。

---

 以上、HP 27fwの紹介でした。

 IPS液晶で割と輝度が明るい上で、価格が安い点は大きな見所です。

 ただ、スタンドの部分と画質調整機能が相当割り切った作りでのこの価格なので、他社に全面的に勝っているわけではないです。

 とはいえ、例えば、法人その他で、「できるだけ目に良いIPS液晶を相当数揃えたい」場合などには、この手の製品は必要でしょう。こうした商品を薄利で販売しているのは、重要に思います。


 201808141044.jpg

 【スピーカー付属】

 8・ASUS VZシリーズ VZ279H
  ¥22,222 Amazon.co.jp (12/6執筆時)

 【スピーカー未付属】

 9・ASUS VZシリーズ VZ279HE
  ¥21,985 Amazon.co.jp (12/6執筆時)

解像度:1920x1080
輝度:250cd/m2
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:5ms(GTG)
接続端子:HDMI×2 D-Sub 15ピン×1
スタンド:上下のみ【VESA100mm】
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:3年

 VZ279HEは、台湾のASUSから販売されているモニターです。

 201804111309.jpg

 本体のデザインは、最薄部が1.7mmの厚みしかないとかなりスマートでデザインです。

 マルチモニターに向くでしょう。

 液晶の性能は、IPS液晶を採用します。

 こちらも、LGAH-IPSパネルを使うので、基本性能は同じです。

 201505151153.jpg

 画質調整機能は、一方、独自の機能が付属します。

 第1に、ASCRテクノロジーです。

 これは、暗部のコントラストを制御する機能で、LGのブラックスタビライザーなどと同種です。

 201908211654.jpg

 第2に、VividPixelテクノロジーです。

 液晶テレビの「輪郭強化・エッジ強調」と同等で、主に動画映像の鮮明化に寄与します。

 超解像技術の採用はないですが、一般的にこの機種は、映画などの動画用にメリット性が高いといえます。

 その他、フリッカーフリー対策もなされており、問題ありません。

201804111310.jpg

 自動画質調整は、「シアター、ゲーム、夜景(暗いゲーム映画用)、sRGB(写真)」などが選べます。

 画質調整については、映像エンジンチップのSplendidが搭載され、同社のこだわる部分です。

 そのほか「読書・暗室」に最適化されたモードもあり、テキストに最適化した「標準」モードを含めて、映像を見る際の目の疲労度軽減には効果がありそうです。

 201804111311.jpg

 モニタースタンドは、しかし、上下に角度を変える機能のみ付属です。

 やはり高さを調整する機能は持ちません。

 接続端子は、HDMI 端子が2つ付属します。HDMIケーブルのみ付属します。

 スピーカーは、VZ279Hについては、2wの簡易的なスピーカーが付属です。

---

 以上、ASUSの27インチモニターVZ279Hの紹介でした。

 LGやフィリップスと同じで、ゲーム・動画を見る際に有効な機能が目立つ構成です。

 一方、スタンドの性能は期待できないので、仕事用には向かないので、アームを交換しないことを前提とするならば、仕事用の選択肢にはならないでしょう。


  201808141045.jpg

 【2017】【モデル番号:XUB2790HS-2】

 10・iiyama ProLite XUB2790HS-B2
  ¥24,980 Amazon.co.jp (12/6執筆時)

解像度:1,920×1,080
輝度:250cd/m2
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:5ms(GTG)
接続端子: HDMI VGA, DVI-D
スタンド:上下左右高さ回転【VESA100mm】
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:3年

 XUB2790HSは、イイヤマの27インチモニターです。

 イイヤマは、20世紀後半からEIZOと共に、高級モニターメーカーとして有名だった日本企業でした。

 しかし、ブラウン管(CRT)から液晶ディスプレイへの切り替えに出遅れました。

 そのため、マウスコンピューターと合併したというブランドです。最近は、高級路線から高品質・低価格路線に切り替えたこともあり、復活しました。

 bezelfree.jpg

 XUB2790HSは、同社の27インチIPSモデルの中では売れ筋の製品です。

 液晶の性能は、IPS液晶を採用します。

 輝度や応答速度も、他社と比較して劣らないスペックです。フレーム部分も薄く、最近の流行のスタイルを取り入れたモダンなデザインです。

 201908210926.jpg

 自動画質調整は、同社のi-Style Color機能により充実します。

 日本企業らしく、日本のニーズにあったモード構成である点が「売り」です。

 文書仕事に適したテキストモードや、動きのある映像に強いゲームモードなどシーンに合わせて画質が自動調整されます。

 ゲームに有用な、アスペクト比固定モードも搭載です。

 201908211711.jpg

 画質調整機能は、一方、応答速度が柔軟に調整できるOver Drive機能が注目点です。

 最大5msという応答速度は他機同様ですが、5段階の幅で調整できるため、動く映像には基本的に強い機種です。

 また、映像については、ACR機能があるので、計算によって仮想的に5,000,000:1までコントラスト比が挙げられます。ただ、TVの場合と同じで、あくまで補助的なものです。

 一方、懸念材料としては、各社標準となっている、LEDバックライトのフリッカー対策についての記述がない点です。

 機能がない場合、画面暗めの低輝度で「チラツキ」が生じやすいため、この部分に保証がないのは、残念です。

 201502111047.jpg

 モニタースタンドは、この機種の最大の「売り」です。

 ここまで紹介してきた機種の中では最も高性能です。なぜなら、上下の角度調節でなく、高さの調整・左右の角度の調節、90度の回転に対応するからです

 先ほど書いたように、「目の疲れの軽減」のためには、モニターに対して目線を90度に合わせることが基本です。低価格モデルでは、この機種だけがこのような調整に対応します。

 接続端子は、DVI-D×1、DisplayPort×1、HDMI×1という標準的な構成です。

 付属ケーブルは、D-SUBミニ15ピンケーブル(1.8m)/DVI-Dケーブル(1.8m)/ HDMIケーブル(1.8m)になります。

 スピーカーは、付属します。

---

 以上、イイヤマのXUB2790HSの紹介でした。

 ここまで見てきた1920×1080解像度のモニタのなかでは、最も優秀なディスプレイスタンドを持っています。

 モニタースタンドを交換しない前提ならば、「目に最も優しい」といえます。一方、フリッカーフリーの記載がない点がネックです。

 ただ、これ以外には特に問題点はなく、保証期間が3年と長いのも魅力という製品です。

----

 201912061403.jpg

 【2017】【モデル番号:XUB2792HS-1】

 11・iiyama ProLite XUB2792HSU-B1
  ¥30,046 Amazon.co.jp (12/6執筆時)

解像度:1,920×1,080
輝度:250cd/m2
液晶方式:ADS ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:4ms(GTG)
接続端子: HDMI VGA, DP
スタンド:上下左右高さ回転【VESA100mm】
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:3年

 なお、イイヤマからは、新機種としてXUB2792HSU-B1が販売されました。

 ただ、こちらについては、後ほど他社機で紹介する、IPS液晶の「ジェネリック」である、ADSパネルになります。

 最近品質は向上してきましたが、部品の調達費は安く、信頼性の部分でもやや劣るので、同じほどの値段ならば、確実にIPS液晶を採用したモデルを選びたいところです。

 ただし、本機も引き続きフリッカー対策はない点は、注意するべきです。


  201908211835.jpg

 【2018】(良品先出しサービス保証付)

 12・DELL P2719H プロフェッショナル
  ¥30,573 Amazon.co.jp (12/6執筆時)

解像度:1,920×1,080
輝度:300cd/m2
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:5ms(GTG)
接続端子: HDMI VGA, DP
スタンド:上下左右高さ回転【VESA100mm】
スピーカー:
保証期間:3年

 DELL P2719H(ds-2150593)は、米国のデルが販売するプロフェッショナルシリーズモニターです。

 いくつかパターンがあります。こちらは、3年間保証のほか、故障時に即日代替モニターを発送する「良品先出しサービス保証」と、1点からの「ドット抜け保証」が、付く構成です。

 201908211842.jpg

 液晶の性能は、IPS液晶を採用します。

 マルチモニターにも向く、フレームの薄いデザインです。反射防止処理をした上で、3Hハードコーティングをしています。

 画質調整機能は、フリッカー対策とブルーライト軽減機能が搭載です。

 一方、動画やデザイン向けなどの追加機能はなく、この部分はあっさりしています。

 自動画質調整は、「標準・ムービー・ゲーム」と数は少ないながら対応します。

 201908211856.jpg

 モニタースタンドは、上下左右・チルト・スイーベルに全対応し、高性能です。

 接続端子は、DisplayPort・HDMI・VGA×1という標準的な構成です。

 付属ケーブルは、HDMI以外となります。

 スピーカーは、付属しません。

---

 以上、DELLの P2719Hの紹介でした。

 画質調整機能部分は「あっさり」ですが、「目の優しさ」という今回の観点で、最も大事な、フリッカー対策IPS液晶柔軟性のあるモニタースタンドを兼ね備えた製品です。

 イイヤマについては、フリッカー対策が明言されないこともあり、その点を考慮した場合、27インチのフルHDモニターでは、現在のところ、この機種が唯一といえる選択肢です。


  201905201214.jpg

 【2019年】

 【HDR400対応】

 13・Acer NITRO VG271 Pbmiipx
  ¥34,478 Amazon.co.jp (12/6執筆時)

解像度:1,920×1,080
輝度:400cd/m2
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:1ms(GTG)
接続端子: HDMI×2, Display port
スタンド:角度のみ【VESA100mm】
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:1年(本体は3年)

 VG271Pbmiipx は、台湾のAcerが発売する27インチモニターです。

 201905201218.jpg

 このモニターは、応答速度とリフレッシュレートの高さから、本来的には、【ゲーミングモニターの比較記事】で紹介するべき、高速ゲーム向きな機種です。

 ただ、最近、(4Kの興隆で)27インチモニターのフルHD中級機が減少しているので、一般向けの選択肢ともなり得るので、例外的に紹介しています。

 液晶の性能は、IPS液晶を採用しており、ビジネス用としても高スペックです。

 その上で、400カランの高輝度と、オーバードライブ時の応答速度1msの液晶を採用するので、一般向けとしても、動画全般に強いと言えます。

 201905201226.jpg

 画質調整機能は、フリッカー対策やブラックスタビライザー(ブラック・ブースト)を含めて他社がもつ機能は網羅します。

 その上で、こちらは、パネルが、HDR400(ハイダイナミックレンジ)に対応します。

 HDRは、最近のTVやゲームに採用されつつある技術です。対応した動画を再生する場合、階調表現に優れる画像を楽しめます。

 この点では、TV代わりにするにも向くでしょう。

 201905201231.jpg

 自動画質調整は、やはりゲームに特化しており、ゲーム種類に応じた8種類の設定が選べます。

 スタンダード設定ならば、日常的な利用も可能でしょうが、基本「ゲーム向き」な機種ではあります。

 モニタースタンドは、ただし、角度のみ調整可能です。

 ただ、VESAマウントは装備するので、事後に気になるようならば換装は可能です。

 接続端子は、DisplayPort×1、HDMI×2という構成です。

 付属ケーブルは、HDMIケーブル(1.5m)のみです。

 スピーカーは、付属します。

 保証期間については、Acerは注意が必要です。

 国内国外問わず、最近は、ディスプレイパネルとバックライトも含めて長期保証をつけています。しかし、Acerは、その部分は除外で1年保証になります。

---

 以上、AcerのVG271Pbmiipxの紹介でした。

 フルHD画質の27インチモニターでは、応答速度・輝度共に最高クラスですから、ゲームのほか、動画を含むTV的な利用には向くでしょう。

 一方、ビジネス的な利用については、IPS液晶を採用する点のみが見所ですので、(ゲームとの兼用ではないならば)あえてこの機種を選ぶ意味は薄いと言えます。


 201912061347.jpg

 【2019年】

 【輝度調節対応】

  14・IODATA LCD-AH271EDB
  15・IODATA LCD-AH271EDW
  16・IODATA LCD-AH271XDB
  ¥21,522 楽天市場 (12/6執筆時)

解像度:1920×1080
輝度:300cd/m2
液晶の方式ADS ノングレア方式
コントラスト比:1000:1
応答速度:4ms(GTG)
接続端子:HDMI×1 D-SUB
スタンド:上下角度のみ【VESA100mm】
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:5年

 LCD-AH271EDシリーズは、日本のPC周辺機器メーカーアイオーデータの製品です。

 「ヘルスケア機能」という表現で「目の優しさ」に配慮を示した格安機です。

 201912060955.jpg

 液晶の性能は、注意が必要です。

 ノングレアながら、ADSパネルを採用しているからです。

 ADSは、IPS液晶の「ジェネリック」とも言えます。特許・商標の関係から「IPS」を名乗れない企業が生産した製品となります。

 正確には多少構造が異なりますが、視野角を含めて、表示品質はIPSに準じます

 もちろん、IPSに較べると、生産管理などの部分で、個体差などの信頼性は落ちるのですが、価格が安く、表示品質が同等なので、最近人気が高まっています。

 以前に比べればですが、信頼性も大きく改善しました。


201912061000.jpg

 画質調整機能は、動画表示を効果的に改善できるOver Drive(倍速)が付属します。

 そのほか、アイオーデータは、超解像技術を搭載します。そのため、ネット動画で、DVDレベルの低画質ソースを向上できます。

 一方、写真画質向上のための「エンハンストカラー」の言及はありますが、黒を引き締める、ブラックスタビライザーに該当する機能はないです。

 201912061003.jpg

 一方、同社の場合、充実したシーン別オート調整モードが付きます。

 その上で、この機種は、フリッカーレス設計の言及があります。

 201912061004.jpg

 目の優しさの点については、さらに、画面(画像)の輝度レベルに応じて、明暗を軽減させる機能があります。

 低価格機としては、かなりの配慮があると言えます。

 モニタースタンドは、高さの調節ができません

 上下角度のみの調節が可能なモデルとなります。

 接続端子は、 HDM・D-SUBが1系統ずつです。

 ケーブルは、全ての種類が付属します。長さは1.5mです。

 またこの機種は、1Wと貧弱ですが、スピーカーが付属します。

---

 以上、LCD-AH271EDシリーズの紹介でした。

 ADSパネルという点で割り引いて考えといけないものの、しっかりフリッカー対策もなされますし、「目の優しさ」という点では、少なくとも水準以上でしょう。

 ただ、同価格帯で、信頼性の担保がより高いIPS液晶製品が手に入ってしまう現状もあるため、はっきり「おすすめ」といいにくい点はあります。

---

 201912061356.jpg

 【輝度調節非対応】【Amazon限定】

  17・IODATA EX-LDH271DB
  ¥18,495 Amazon.co.jp (12/6執筆時)

解像度:1920×1080
輝度:250cd/m2
液晶の方式ADS ノングレア方式
コントラスト比:1000:1
応答速度:4ms(GTG)
接続端子:HDMI×1 D-SUB
スタンド:上下角度のみ【VESA100mm】
スピーカー:内蔵(1w×2)
保証期間:3年

 なお、この製品については、アマゾン限定モデルも用意されます。

 仕様はほぼ同様ですが、「ヘルスケア」機能のうち、画面の輝度調節機能の言及がないです。また、保証期間が3年と短くなります。

 その他の部分は同じです。

3・高解像度2K対応の27型モニター

 etypistfafsarga-46.png

 ここからは、2560x1440(2K)という画面表示がより細かい(高詳細)の27インチディスプレイを紹介します。  

 ここまで紹介した液晶モニターは、解像度が1920×1080(フルHD画質)でした。2K表示ができるモニタは、画面のサイズは同じですが、表示できる情報量が多いモニターです。

201808141047.jpg

 動画・ゲーム・ウェブブラウジングでメリットを感じることはあまりないですが、ビジネスでは、Excel・Word・メールソフトを並べて全て表示しながら快適に作業することができます。

 例えば、A4書類を実寸で並べても、まだ余裕のあるサイズです。

 201808140928.jpg

 なお、2Kモニターの縦横比は、10:9でフルHDと同じですから、ゲームをフル画面表示してもアスペクト比の問題は生じないと言えます。

 ただ価格は総じて高いので、インターネットメインで、たまに動画をみたり、ゲームをするだけのユーザーは、2Kだと、オーバースペックだと思います。

 とくに、老眼世代の方には、1920×1080(フルHD画質)のほうが、文字が大きく表示されるため、見やすくおすすめです。


 201908211747.jpg

 18・IODATA GigaCrysta EX-LDGCQ271DB
  ¥33,747 Amazon.co.jp (12/6執筆時)

解像度:2,560×1,440
輝度:250cd/m2
液晶方式:ADS ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:5ms(GTG)
接続端子: DisplayPort×1、HDMI×3
スタンド:上下左右高さ回転【VESA100mm】
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:3年

 EX-LDQ272PBS は、アイオーデータが販売する2K解像度のモニターです。

 「ギガクリスタ」シリーズなので、ゲーム用のラインですが、そちら方面の仕様は「ライト」であるので、ビジネス兼用でも問題ない仕様です。

 201908211751.jpg

 本体は、ベゼル(額縁)も没入感の高いフレームレス仕様です。最近の流行のスタイルを取り入れたモダンなデザインです。

 液晶の性能は、同社の下位機種と同じで、ADSパネルを採用しています。

 最近は評価を高めてきたとはいえ、信頼性の部分ではやはりIPSには及ばず、部品調達価格も安いです。

 201801131618.jpg

 画質調整機能は、割と充実します。

 アイオーデータは、三菱のディスプレイ部門を吸収しているため、それに引き続き、動画などの低解像ソースを再計算し、解像度を高める超解像技術が目立ちます。

 テレビなどに採用される技術で、同社のモニターの多くに搭載されます。

 そのほか、バックライトを制御して、輝度ピークを調整できるCREXも搭載します。

 201811211133.jpg

 一方、計算映像の彩度をあげるエンハンストカラー機能や、暗部のコントラストを強調するNight Clear Visionなど、調整機能は充実します。

 いずれも、ゲームに向く調整機能ですが、特に前者は、10段階調整が効くため、映画・動画・写真などのメリハリを付けるのにも向くでしょう。

 一方、バックライトは、フリッカー対策がなされていますし、ブルーライト軽減機能もあります。

 総合的には、LGやフィリップスに優るでしょう。

  201908211802.jpg

 自動調整機能は、やはりゲームに向いた構成ではありますが、充実します。

 201811211138.jpg

 モニタースタンドの性能は、上下左右高さ回転に対応できるフリースタイルスタンドです。

 性能は大いに期待できるでしょう。

 接続端子は、 DisplayPort×1、HDMI×3という構成です。

 ただし、ケーブルは、1.8mのDisplayPortケーブルのみ付属です。

 スピーカーは、2Wのステレオスピーカーが搭載されています。

---

 以上、アイオーデータのEX-LDQ272PBSの紹介でした。

 アイオーデータは、旧三菱電機のモニター技術を引き継いだ企業ということもあり、動画などマルチメディア方面の表示性能は優秀です。

 ADSパネルという部分は、多少割り引く必要がありますが、2K解像度で、ゲーム・動画を重視するならば、この製品は悪くない選択肢と感じます。

 一方、比較的格安で、性能の良いモニタースタンドを搭載し、フリッカー対策もなされている点で、ビジネス用に2Kモニターを格安で探している方にも向くでしょう。


  201808141056.jpg

 19・BenQ デザイナーズ モニター PD2700Q
  ¥35,820 Amazon.co.jp (12/6執筆時)

解像度:2,560×1,440
輝度:350cd/m2
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:4ms(GTG)
接続端子: DisplayPort miniDP、HDMI
スタンド:上下左右高さ回転【VESA100mm】
スピーカー:内蔵(1w×2)
保証期間:3年

 PD2700Q は、台湾のBenQが販売する4K解像度のモニターです。

 201908211809.jpg

 液晶の性能は、この機種は、IPSパネルを採用します。

 その上で、sRGB色域の100%をカバーできるAQCOLOR技術を採用します。出荷前に、キャリブレーション(色の個体差の調整)もしているので、画像関係の仕事には、特に向く仕様です。

 画質調整機能は、他社も多くの機種で採用するフリッカー対策と、ブルーライト軽減モードは、搭載となります。

 その上で、応答速度は4msと速く、スペック的にも優れた製品です。マニュアルで設定値もかなり細かく替えられるため、やはりデザイナー向けの製品と言えます。

 一方、超解像技術やブラックスタビライザーなど、動画視聴向けの性能は「ざっくり省略」されています。

 201801131710.jpg

 自動画質調整は、写真向けのsRGBモードのほか、輝度が低い状態で階調を明確にできる「暗室モード」や、画像のコントラストを強調できる「CAD/CAMモード」、10段階の明るさ調整で外光の影響を排除できる「アニメーションモード」などを搭載します。

 一般用としても、半自動的に細かい調整ができる点は「目の疲れにくさ」の点で有利でしょう。

 201801131722.jpg

 モニタースタンドの性能も良いです。

 こちらは、上下左右の角度調整と回転による縦表示に対応できます。高さも13cmの範囲で変えられるなど、調整面で不満はありません。

 接続端子は、 DisplayPort・miniDisplayPort・HDMI×1という構成です。

 ケーブルは、1.5mのHDMIケーブルminiDP to DPケーブルが付属です。Macの外部モニターとして考えている場合は、付属ケーブルだけ使える点が嬉しいです。

 スピーカーは、オマケ程度で、1Wのステレオスピーカーが搭載されています。

---

 以上、BenQPD2700Q の紹介でした。

 2Kモニターとしては、価格面・目の疲れにくさの面で性能的にかなりまとまった良機種だと思います。アイオーデータが価格面でもライバルとなります。

 比較する場合、IPS液晶を採用する点、写真・デザイン関係の能力が極めて高いと言えます。

 一方、動画やゲームの処理については、アイオーデータの方が機能的に優れると言えるでしょう。

 一方、文章などの仕事用としては、いずれも、フリッカー対策がなされ、モニタースタンドの性能も互角なので、「どちらでも良い」と言えます。

 あえて言えば、ADSパネルを採用しないこちらのほうが「わずかに有利」でしょう。


 201804111327.jpg

 [ブラック]

 20・EIZO FlexScan EV2780-BK
 20・EIZO FlexScan EV2780-WT
  ¥96,069 Amazon.co.jp
(12/6執筆時)

解像度:2560x1440
輝度:350cd/m2
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms(GTG)
接続端子: Display port USB-C×1 HDMI×1
スタンド:上下左右高さ回転【VESA100mm】
スピーカー:内蔵(1w×2)
保証期間:5年

 EV2780Wは、国産高級ディスプレーメーカーのEIZOの2K対応モニターです。 

 201804111328.jpg 

 額が薄いモデルですから、マルチモニターにも使える製品です。

 液晶の品質は、こちらも、IPS液晶の2Kモニターです。

 値段が高いですが、下位機と比較した場合、輝度も350カランですから、品質は良いといえます。

 さらに、EIZOの液晶モニターは、次の3点で画質面で優秀です。

201804111331.jpg

 第1に、低輝度調光力です。

 この機種は、DC調光にPWW調光を併用する形式(EyeCare調光)のため、1カランいう低輝度まで落としても、文字や画像が視認できる性能を持ちます。

 「目の疲れ」に関しては、モニターの輝度が十分落とせないことで、目に過剰な負担がかかることが原因です。「ブルーライトカット」などをするくらいならば、輝度をしっかり落とした方が、眼精疲労には効果が高いです。

 低輝度に調光したときに発生する「ちらつき」(フリッカー)を防止する機能も付属します。眼精疲労の軽減のためには、こちらも重要な機能です。

 201804111329.jpg 

 第2に、明るさセンサーの搭載です。

 部屋の明るさに併せて自動調光できるため目の疲れの防止になります。また、自動調光の際の明るさの上限・下限値も設定できるので、かなり柔軟に利用可能です。

 etypistfafsarga-21.png

 第3に、ディスプレイの検品体制と無輝点保証です。

 国内工場でガンマ値の補正などをきちんと行い、液晶ディスプレイの個体差を徹底的に排除する体制になっています。低品質な液晶モニターの場合、色むらが少なからずあるため、このあたりは目への優しさにも関わる重要なところです。 

 さらに、6ヶ月の無輝点保証まで付けています。

 「輝点」とは、画面を黒表示させた時に、画面の1ピクセルが発光してしまうという「不良品」です。他社の場合は、「液晶固有の性質」とみなし、通常「交換保証対応」にはなりません。

 201908211044.jpg

 自動画質調整は、文章に最適化したペーパーモードや、映画モードなど、表示モードの切替にも対応します。

 また、EIZOの場合、Screen InStyleというソフトが提供されており、アプリごとに指定したモードに画面を自動変換することができます。

 それぞれの画質モードについては、マニュアル調整もできますので、高度です。

 ただ、Windows用アプリだけですので、Macユーザーはやや残念です。 

 201908211049.jpg

 画像補正機能は、フリッカー対策・ブルーライトカットなど、他社の主要機能は網羅します。

 その上で、EyeCare調光方式でセンサーで周囲の明るさがわかるので、特に低輝度に調整した際に、フリッカーを完全にカットすることが可能です。

 なお、これに関連して言えば、「目の疲れ」の軽減のため輝度は、可能な限り抑えられたが良いと言えます。

 screen-cfaagaapture-12.png

 ディスプレイスタンドは、EIZOの「売り」の1つです。

 目への優しさという点では、モニターの高さの調節や角度の調整がかなり自由に効くのもこの機種のメリットです。このモデルは上下左右と回転のほか、下方向に角度を付けることもできます。

 接続端子Display port・USB-C・HDMIが1つずつです。

 201811231358.jpg

 この機種は、USB-Cでの接続にも対応します。この場合、30Wの給電が同時にできるほか、データの転送自体も1本のケーブルでフォローでき便利です。

 ケーブルは、HDMIケーブルとUSB-Cケーブルが、各2m付属します。

 スピーカーは、1Wの簡易的なスピーカーが付属です。

----

 以上、EIZOのEV2780の紹介でした。

 まとめれば、2Kに対応する多機能・高性能な液晶パネルを採用し、静止画・動画を含めた総合性能で他モデルを凌駕しているハイグレード機といえます。

 とくに、こちらは、「5年保証」に加えて、無輝点保証も付き、保証の面でも充実します。予算があれば、これを買うのが一良いでしょうが、飛び抜けて高いのがネックです。ただその意味はあると思います。

次回に続く!
目に優しい液晶モニターのおすすめ結論的にこれ!

 というわけで、今回の記事では、「目に優しい」「目の疲れない」という観点で、27インチのモニターを比較しました。

 しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。

 201804111254.jpg

1・液晶パネルの品質 ★★★★★
2・スタンドの性能  ★★★★★
3・動画の再生技術  ★★★★★
4・品質保証     ★★★★★
5・総合評価     ★★★★★

 次回の2回目記事(こちら)では、今回紹介した全製品から、予算別・目的別に、Atlasのおすすめモニターを提案していきます。

 引き続きよろしくお願いします。

 後編記事は→こちら

---

 今回の記事がもし皆さんのお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで記事を共有していただければ嬉しいです。

posted by Atlas at 14:34 | PC用液晶モニター

このブログ家電批評モノマニアには「家電やモノの比較記事」が約350本あります!

よろしければ、下部のリンク集もご覧ください。

<広告>

 この記事がお役に立てたようならば、右のリンクから「家電ブログランキング」にクリック投票お願いします。  201302192014.jpg
          

Googleなどの検索エンジンでは

「モノマニア」「家電ジャンル」or「型番」

の単語入力で、このブログの個別記事検索ができます!

<PR>

約350記事の完全なリンク集は、【トップページ】の下部にあります。

今後の
記事は【Twitter アカウント】でツイートしています。お題も募集中!

monomani31.png