比較2019’【省エネ重視】ドラム式洗濯機19機の性能とおすすめ・選び方【小型・中型】:シャープ・パナソニック・日立・東芝 (1)

2019年09月11日

比較2019’【省エネ重視】ドラム式洗濯機19機の性能とおすすめ・選び方【小型・中型】:シャープ・パナソニック・日立・東芝 (1)

【今回レビューする内容】 2019年 人気のドラム式洗濯機の性能とおすすめ・選び方:小型ドラム式洗濯機・中型ドラム式洗濯機:シャープ パナソニック 日立 東芝:ヒートリサイクル風アイロン ビックドラム ななめドラム Cubleなど 機種の違いと人気ランキング 左開き 右開き対応

【紹介する製品型番】ES-S7D-WL ES-S7D-WR NA-VG730 NA-VG1300 NA-VG2300 ES-H10D-WL ES-W112-SL ES-G112-TL NA-VX7900L-W NA-VX3900L NA-VX8900L NA-VX9900 BD-SG100EL BD-SG100CL BD-SV110EL-W BD-SV110CL-N BD-SX110CL-N BD-NV120EL BD-SX110CL BD-NV120CL BD-NX120CL TW-117A7L-W TW-117A8L-W TW-95G7L TW-95G8L TW-127X8L TW-127X7L

今回のお題
光熱費などの面から、最新のドラム式洗濯機のおすすめはどれ?

 ども、Atlasです。

 今日は、2019年9月現在最新のドラム式洗濯機の比較です。

 201808091423.jpg

 なお、ドラム式は毎年9月ごろに「新型」がでますが、旧型も一部残ります。

 そのため、一部の機種については、値下がりした昨年度モデルも紹介しました。

 201808091425.jpg

 今回は、賃貸物件の洗濯機置き場における小型サイズのほか、世帯用の中型機を含め、日本で手に入るドラム式洗濯機ほぼ全てを網羅しました。

1・洗浄力の強さ ★★★★★
2・光熱費の安さ ★★★★★
3・しわの伸び  ★★★★★
4・静音性    ★★★★★
5・スマホ連携  ★★★★★
6・故障しにくさ ★★★★★
7・総合評価   ★★★★★

 以下では、いつものように各製品を比較します。

 そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。

ーー---

1・タテ型の小型洗濯機 (4.2kg-6kg)
2・タテ型の中型洗濯機 (7kg-10kg)
3・タテ型の洗濯乾燥機 (5.5kg-12kg)
4・ドラム式洗濯乾燥機 (7kg-11g)

 なお、今回の記事は、このブログの洗濯機比較記事の4回目記事として書きました。

1・ドラム式洗濯機の選び方の基本

1・本体サイズ
2・乾燥容量
3・電気代と水道代

 ドラム式洗濯機を選ぶ場合、上表の以下の3点が重要です。

 大事なポイントとなるため、それぞれ簡単に解説しておきます。

 201903111637.jpg

 第1に、本体サイズです。

 ドラム式洗濯機の場合、小型ドラム式洗濯機と、多少大きな中型ドラム式洗濯機とに分けられます。

 賃貸の洗濯機の設置スペースにそのまま置くことのできるのは基本的に小型サイズです。 

 多少大きな中型ドラムの場合、既設の洗濯台を交換しないと横幅と奥行がオーバしてしまう可能性や、洗濯水栓の蛇口の高さがドラム式洗濯機の背より低い可能性があり、設置困難な場合があるからです。

---

 いずれにしても、7kgクラスのタテ型洗濯機の買い換えの場合は、小型サイズが適当でしょう。 

 201903111638.jpg

 第2に、乾燥容量です。

 なお、ドラム式洗濯機の場合、洗濯可能容量よりも乾燥可能容量の方が少ないのが一般的です。

 乾燥可能容量は、小型ドラムの場合3-3.5kg中型ドラムの場合6kg-7kgほどです。いずれも選択可能容量の半分ほどなので、乾燥まで全自動で行おうとする場合、洗濯自体も少なめにする必要があります。

 例えば、小型ドラムの場合、2-3人家族が、1週間分の「まとめ洗い」をする場合、小型ドラムだと2回ほどの運転が必要になるでしょう。

---

 今回は、乾燥容量についても記載しています。


 201903111641.jpg

 第3に、電気代と水道代です。

 ドラム式洗濯機の場合、乾燥に多くの費用がかかります。そのため、乾燥方式を熟慮する必要があります。

 大ざっぱに言って、ドラム式洗濯機の乾燥方式は、暖房器具のファンヒーターのように「」を放出するヒーターセンサー乾燥式と、エアコンや冷蔵庫のように「熱交換」していくヒートポンプ式にわかれます。

 201903111642.jpg

 そして、ヒートポンプ式にの方が光熱費が安く済みます。ただし、その分、本体価格が高額で割高です。

 さらに、ヒートポンプ式は低温乾燥になるため、ニオイの問題が発生しやすいなどの欠点もあります。

 ただし、こうした欠点を解消した機種もありますが、、スペックを慎重に見比べることが重要です。

--

 なお、水道代についても重要な要素ですが、これについては、機種によって節水方式が異なるため、個別の機種紹介で言及していくこととします。

ーー

 というわけで、ドラム式洗濯機を選ぶ場合に重視するべきポイントの紹介でした。

 以下では、この3つの基準をふまえて、小型と中型のドラム式洗濯機を比較していきます。

2・小型のドラム式洗濯機の比較

 201903111648.jpg

 はじめに紹介するのは、洗濯容量が7Kg程度、乾燥容量が乾燥容量が3-3.5kg程度まで小型のドラム式洗濯機です。1人暮らし〜2人家族ほどに売れているサイズです。

 小型のドラム式洗濯機は、賃貸物件に設置してあるタテ型洗濯機用の洗濯台に確実に設置できるモデルとして売られています。

 というわけで、早速比較をはじめます。

 なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤字系で、イマイチと思う部分を青字系で記していきます。 


 201811192043.jpg

 【2019年2月発売】

 1・シャープ ES-S7D-WL【左開き】
 1・シャープ ES-S7D-WR 【右開き】
  ¥149,800 Amazon.co.jp (6/8執筆時)

洗濯容量:7kg
乾燥容量:3.5kg
消費電力量:1600Wh
使用水量:80L
サイズ:640×600×1039mm

 はじめに紹介するのは、シャープ小型ドラム式洗濯機です。

 Atlasも、この系統の旧型を一時期使っていたことがあり、なじみのある機種です。

 乾燥容量は3.5kgまでと、小型機種としては多少容量に余裕があります。

 週2回ほど洗濯を行うならば、このサイズでも十分です。

 201903111651.jpg

 光熱費は、消費電力量1600Wh使用水量80Lです。 

 1回の洗濯あたり約70円ほどのコストとなります。

 乾燥機の方式は、乾燥をヒーターで行うヒーターセンサー乾燥式です。

 そのため、光熱費はいくぶん高い部類です。また、高熱で乾燥させるために衣服が傷みやすいと言われます。

 ただ、ヒーターセンサー式は、乾燥方式として長い歴史があり、比較的故障が起こりにくいメリットがあります。

 さらに、(エアコンのような熱交換式ではなく)ヒーターの熱で乾燥させるため、乾燥後の衣服が「干したようにふんわり暖かく」、気持ちよいです。

 乾燥時にも水を使うので、衣類シワの心配をする必要もありません

 また、カビ臭・ニオイの残存の心配がないので、光熱費が多少多い点を除けば、導入をためらう必要はないでしょう。

  201701201522.jpg  

 洗濯機能は、シャープの場合、フタの部分にゴツゴツと凹凸のある「ひまわりガラス」を採用しています。

 それにゴツゴツ洗濯物をたたきつけながら洗う形式です。汚れ落ちはドラム式洗濯機として良い方だと思います。

  201808091350.jpg

 使用されているセンサーは、温度・水位・振動・重量の各センサーです。

 シャープはセンサーを重要視しており、性能も良いので、量に応じて、適切な運転時間で仕上げてくれます。

 このほか、清潔性の点で、使用後のプラズマクラスター消臭が「売り」です。また、運転音が他社に比べても小さいため、夜間の利用にも差し支えない部分も嬉しい部分です。

---

 以上、シャープのES-S7Cの紹介でした。

 小型機ですが機能面で問題と感じる点はあまりない良機種だと思います。とくに、乾燥容量が3.5kgまでというのは、洗濯回数の面でメリットが大きいでしょう。


  201811192048.jpg

 【2018年9月発売】【在庫限り】

 2・パナソニック Cuble NA-VG730L 【左開き】
 2・パナソニック Cuble NA-VG730R 【右開き】
  ¥179,800 Amazon.co.jp (6/8執筆時)

洗濯容量:7kg
乾燥容量:3.5kg
消費電力量:1750Wh
使用水量:57L
サイズ:600×600×998mm

 Cuble NA-VG730は、パナソニック小型ドラム式洗濯機になります。

 なお、パナソニックは、2019年9月に、小型機の後継機を発表しませんでした。現品も在庫限りなので、小型からは撤退の可能性があります。

 201903111655.jpg

 小型サイズは、シャープとパナソニックだけの製造なので、実質的に両社からの選択となります。こちらは「ななめドラム」で、洗濯物が取り出しやすい仕様です。

 乾燥容量は、3.5kgまでとなります。

 パナソニックの旧型機は3.0kgまでで、他社に比べてネックと言える部分でした。

 しかし、今回は新型モータを採用したうえで、設置に必要な面積を600×600mmという他社よりコンパクトな水準をそのままキープさせています。相当小型の洗濯台でも設置できる点は素晴らしいです。

 201701201536.jpg

 光熱費は、消費電力量1750Wh使用水量55Lです。

 さきほどの、シャープ機に比べて消費電力量は多少劣ります。

 一方、使用水量の水準は良いです。そのため、総合的なコストは、シャープよりわずかに劣る程度でしょう。

 なお、パナソニックは、乾燥機の方式が、ほどほど低温のヒーター加熱と風乾燥を併用するヒーター換気式です。

 ヒーター換気式は、衣類に熱が入らない点で優しいほか、風の力でシワが寄りにくく、衣類の縮みも少ないというメリットもあります。

 他方、「室温に近い温度で乾燥」させる方式なので、経年変化でカビ臭の問題は発生しやすいですが、後ほど紹介する温水泡洗浄の力で、その弱点は相殺できています。

  201710081254.jpg

 洗濯機能は、パナソニックの場合、泡洗浄Wという機能が魅力です。

 パナソニックの場合、洗剤を効率よく泡立てる泡生成器(ジェトバブルシステム)が付属します。そうして生成された泡と、水ジェット噴射を利用、洗浄力を強化しています。

 201811191739.jpg

 加えて、より高機能と言える、水を温めて、酵素を活性化させてから洗濯する温水泡洗浄Wも魅力です。

 コインランドリーなどでは温水を使って洗浄する機種がありますが、家庭でも同様に清浄力を高める効果があります。

 この方式だと、ニオイの原因菌が落ちるため、低温乾燥方式と相性が良いと言えます。ただし、洗濯量が3kgまでの場合に有効ですから、実用性はイマイチです。

 使用されているセンサーは、一方で、パナソニックの上位機種と異なり、温度センサー(エコナビ)未搭載です。

 洗濯時間などの調整が不可能なため、少量洗い時の光熱費や運転時間の点では能力が低いです。

 このほか、毎回洗濯槽を自動洗浄する機能など清潔性をキープする機能も魅力です。

---

 以上、パナソニックのCuble NA-VG730の紹介でした。

 最も小型で設置性が良い機種で、光熱費も優れる良い機種だと思います。今年の改良で、乾燥容量の少なさという問題点も改善されたため、選びやすい機種になりました。

 一方、難点は、シャープに比べて高めの本体価格でしょう。発売時期の問題もありますが、現状では費用対効果は低めです。


 201811191807.jpg

【2018年9月】【在庫限り】

 【中位機】

 3・パナソニック Cuble NA-VG1300L 【左開き】
 3・パナソニック Cuble NA-VG1300R 【右開き】
  ¥227,895 Amazon.co.jp (6/8執筆時)

 【上位機】【在庫限り】

 4・パナソニック Cuble NA-VG2300L 【左開き】
 4・パナソニック Cuble NA-VG2300R 【右開き】
  ¥218,000 Amazon.co.jp (6/8執筆時)

洗濯容量:10kg
乾燥容量:5kg
消費電力量:1980Wh
使用水量:65L
サイズ:600×665×998mm

 NA-VG1300は、パナソニックの小型のドラムの上位機種です。

 設置面積が狭くて済む機種なかでは、例外的に高性能と言える製品です。

 201903111659.jpg

 なお、小型の最上位機として、NA-VG2300Lも併売されています。

 こちらは、プレミアムステンレスを利用した高級感ある外観に、静電タッチパネルを利用する「外観に高級感のある仕様」です。ただ、中身は同じなので同時に紹介します。

  201710081133.jpg

 目玉となるのは、「洗剤の自動投入機能」です。

 専用のケースに液体洗剤・柔軟剤を入れておくと、重量センサー等が検知した洗濯量に合わせて、適切な量の洗剤を自動投入してくれます。「多め」「少なめ」などの設定も可能です。

 そのほか、スマホでの洗濯機の遠隔操作もできるため、ある意味、真の意味での「全自動」に近づいた洗濯機です。

 乾燥容量は、5kgまでです。

 600×665mmの設置幅で、5kgの乾燥容量を持つ機種はこれまでなく優秀です。ヒーター換気式を採用して「低温風パワフル乾燥」ができる同社ならではでしょう。

 光熱費は、消費電力量1980Wh使用水量55Lとなります。

 乾燥容量が増えた分消費電力量は下位機種よりあがり、1回の電気代が48円から、54円の水準に上がっています。ただし、乾燥容量を考えれば、大健闘であり、優秀と言えます。

 洗濯機能は、下位機種同様に、泡洗浄Wとを搭載します。

 一方、汚れにより強い温水泡洗浄Wは、この機種の場合、7kgの洗濯物まで利用可能ですので、実用性はそれなりにあるでしょう。

 その他の点では、槽のお手入れにナノイー(マイナスイオン)を使い、カビの発生を抑える機能が付属するのが、下位機種よりもパワーアップしている点です。あとは、乾燥時の低騒音モードの搭載が、下位機種との差となります。

---

  以上、NA-VG1300などの紹介でした。

 2-3人家族の方で、(設置スペースの関係で9これから紹介していくような中型のドラム式洗濯機の導入が難しい方にオススメできる機種です。

 ただし、このサイズは、乾燥にヒートポンプが用いられないため、光熱費の水準は悪いです。価格も安くはないので、導入できるならば中型機が良いでしょう。

3・中型のドラム式洗濯機の比較

 201903111701.jpg

 つづいて、洗濯容量が10kg程度で、乾燥容量が6kg程度の中型のドラム式洗濯機の比較をしていきます。

 ファミリー向けとしては、(毎回乾燥機能を利用するならば)この程度のサイズがあると便利です。

 なお、中型は各社とも機種が多いので、メーカー別に解説していきます。

1・シャープの中型機

  201811192049.jpg

 【2019年7月発売】

 5・シャープ ES-H10D-WL 【左開き】
 5・シャープ ES-H10D-WR 【右開き】
  ¥170,796 Amazon.co.jp (6/8執筆時)

 【2018年7月発売】

 5・シャープ ES-H10C-WL【左開き】
 5・シャープ ES-H10C-WR【右開き】
  ¥133,593 Amazon.co.jp (6/8執筆時)

洗濯容量:10kg
乾燥容量:6kg
消費電力量:1880Wh
使用水量:96L
サイズ:640×729×1114mm

 はじめに紹介するのは、シャープの中型のドラム式洗濯機です。

 中型としては、比較的価格が安いモデルです。

 なお、2018年旧モデルが残っていますが、以下で説明するような基本性能に変化なく、型番のみの変更です。ネットでは在庫がまだあるので、安い方を選んで良いでしょう。

 乾燥容量は6kgまでです。

 小型機種に比べて約2倍の容量の乾燥に対応します。

 201903111703.jpg

 光熱費は、一方で、消費電力量1880Wh使用水量96Lとなります。

 1回の洗濯で80円強とコストは上がります。

 しかし、小型のドラムを2回運転するより、光熱費は安いです。

 乾燥機の方式は、シャープの小型機種と同じく、「」を使う安定性の高い、ヒーターセンサー乾燥式です。

 電気代は高いですが、仕上がりについてはふっくらしており、またシワも少なく良好です。

 また、小型機種に比べて、温風が循環するダクトが広いです。そのため、ドラム式洗濯機の故障でありがちな、ダクト詰まりによる乾燥能力低下(=要修理)が置きにくいというメリット性もあります。

 先ほど書いたように、ヒーターセンサー式は、相当の歴史がある方式で、メンテナンスの部分でメリット性があります。

 201701201618.jpg

 洗濯機能は、こちらも「ひまわりガラス」を採用する方式です。

 さらに、マイクロ高圧シャワーを採用し、上部からの高圧水流を噴射し、泥汚れなどを押し出す仕組みも採用します。こちらは、「すすぎ」の際にも利用され、洗剤残りの防止にも効果があります。

 201808091350.jpg 

 その他の部分は、センサーを含めて下位機種と同じです。使用後のプラズマクラスター消臭も付属します。

 静音性は、とくに、シャープはこだわる部分で、運転音も静かです。

---

 以上、シャープのES-ZH1の紹介でした。

 ヒーターセンサー式を採用する大型機種は最近珍しいです。光熱費的なメリット性は低いですが、高温乾燥でニオイの問題や故障が起こりにくく、信頼性は高いので、今後も残って欲しい方式ですね。


  201909111503.jpg

 【2019年9月発売】

 6・シャープ ES-W112-SL 【左開き】
 6・シャープ ES-W112-SR 【右開き】
  ¥280,228 楽天市場 (6/8執筆時)

洗濯容量:11kg
乾燥容量:6kg
消費電力量:590Wh
使用水量:52L
サイズ:640×729×1114mm

  ES-W112は、シャープドラム式洗濯機の最上位機種です。

 201903111706.jpg

 ガラストップな外観を採用し、「お値段並み」の高級感を感じる機種です。

 乾燥容量は、6kgまでと先ほどと同じです。

 他社には7kg対応の上位機種もあるため、この部分では平均的です。

 ただし、洗濯のみの容量は11kgと若干強化されました。

 201909111503.jpg

 光熱費は、消費電力量600Wh使用水量52Lと、かなり安い水準です。

 1回の洗濯乾燥に要する経費(水道・洗剤・電気)は、32.6円と相当安いです。

 201701201629.jpg

 乾燥機の方式は、この機種から、ヒートポンプ式となります。

 ヒートポンプ式は、エアコンの除湿機能と同じ方式で、熱を使わず、湿気のみを排出する乾燥方法です。電気代が安いほか、熱を使わず衣服に優しいという特長があります。

 一方、シワが寄りやすい面と、衣類がふっくらしない乾燥ムラが生じやすいユニットにゴミが溜まり経年変化で機能低下が起こりやすい、というデメリットもあります。

 ただ、シャープの場合、サポートヒーターが付属するため、衣類の乾燥ムラと、ふんわりしない点については、解決が目指されています。

 201903111709.jpg

 洗濯機能の面では、下位機種と同じです。「ひまわりガラス」と、マイクロ高圧シャワーをこちらも採用します。

 このほか、温水洗浄機能も搭載です。35度の温水を使い、洗浄力を増した温水極め洗いコースが加わります。

 こちらは洗濯物が4kgまでの場合有効と、やや容量が少なめです。。また、低温でのシワ抑え乾燥コースが付属しますが、洗濯量として0.5kgまでと実用的にはイマイチです。

  201701201633.jpg

 使用されているセンサーは、下位機種にも搭載されている温度・水位・振動・重量の各センサーは網羅します。

 それらに加え、光・泡・湿度センサーが搭載されます。

 洗濯水の透明度や泡の状況からすすぎの回数を自動調整したり、衣類乾き具合から適切な乾燥運転時間を調整してくれます。省エネ面で優れた機能と言えます。

 201909111504.jpg

 利便性の部分でも、期待値は高いです。

 ドラム式洗濯機を利用していると面倒なのが、使用前の乾燥フィルターの掃除です。

 しかし、シャープの場合、乾燥フィルターの自動掃除機能があり、ホコリを固形に固めてくれます。あとは、ポイ捨てするだけなので、毎回の面倒の大幅な軽減になります。

 201909111507.jpg  

 加えて、乾燥ダクトの自動掃除機能も付属です。

 乾燥ダクトの風路に洗濯の際に水を通して自動掃除する機能です。

 これにより、ホコリの詰まりによる乾燥効率の低下を防ぎます。

 ダクト部分に水を通して掃除することが効果的なのは、以前シャープの現場メンテナンスの方に教えて頂いたことがあります。

 こうしたノウハウを機能として、洗濯機にフィードバックしたのかもしれません。

 201808091403.jpg

 SHARP 超音波ウォッシャー UW-A2-S
  ¥9,752 Amazon.co.jp (6/8執筆時)

 そのうで、最近話題のシャープの超音波ウォッシャーが内蔵され、襟汚れなどの下処理ができるようになった点が新しいです。便利ですが、別に買えるという点は、留意しても良いでしょう。

 静音性は、シャープの他機同様に高いです。

 このクラスでは業界で最も静音性が高い、というのを「売り」にします。

  201909111513.jpg  

 そのほか、シャープのココロボを搭載し、AI音声アドバイスを受けれる点、Wi-Fiを搭載し、スマホで洗濯コースを設計できる点(COCORO WASH)、同社の冷蔵庫などの家電と連携し、そちらからも、洗濯完了通知を受けれる点、などが進化した点です。

---

 以上、シャープの ES-P110の紹介でした。

 デザイン的にはアジア市場で受けそうな、クリア系の高級感が魅力です。

 下位機種と本体価格には差があります。

 ただ、日常使っていると不便に思う、乾燥フィルターの掃除、洗濯機の騒音、ダクトの詰まり、という部分に鋭く切り込んだ機種です。

 こうした点は、初めてドラム式を買う方は気づきにくい部分ですが、既存のドラム式ユーザーならば、意義の部分で「共感」して貰えると思います。

 スマホなどIOT対応の部分が強調されますが、目立たない基本性能の部分で革新があり、結構良い機種だと感じます。

ーーー

 201811191821.jpg

 【2018年9月発売】

 7・シャープ ES-G112-TL【左開き】
 7・シャープ ES-G112-TR【右開き】
  ¥233,800 楽天市場 (6/8執筆時)

 なお、この機種には、「下位機種」があります。

 同じようなデザインですが、サポートヒーター未搭載で、泡センサーと光センサーも未装備です。また、風呂水ポンプも別売となるほか、音声ガイドも未搭載です。

 新デザインを踏襲して、できるだけ安く販売しようという目的の製品です。しかし、肝心の洗浄力の部分では、下位機種にも負けている印象です。

2・パナソニックの中型機

 201811191829.jpg

 【2018年9月発売】

 8・パナソニック NA-VX7900L-W 【左開き】
 8・パナソニック NA-VX7900R-W 【右開き】
  ¥199,800 Amazon.co.jp (6/8執筆時)

洗濯容量:10kg
乾燥容量:6kg
消費電力量:960Wh/680W
使用水量:55L
サイズ:600×722×1000mm

 NA-VX3800L は、パナソニックの中型ドラムです。

 同社のドラム式では最安の製品です。こちらも「ななめドラム」です。

 なお、同社の2019年秋の後継機は、2019年11月発売なので、「増税前最新機」はこちらです。

 乾燥容量は6kgまでです。シャープと同じです。

 光熱費は、通常モードの場合、消費電力量960Wh使用水量55Lとなります。

 省エネ乾燥の場合680Whに低減できますが、この場合はシワ防止乾燥ができないため、意味は無いでしょう。これらの点で光熱費の部分でシャープに及びません

 201903111717.jpg

 乾燥機の方式は、「熱」が入らないヒートポンプ式となります。

 ヒーターセンサー式と比べると、「衣類が傷み(縮み)にくい」・「電気代が安め」などのメリットがあります。

 一方、パナソニックの場合は、空気を乾燥させる「加熱器」のみで「サポートヒーター」ないので、シャープに比べると、乾燥ムラ衣類がふんわりしないという問題への対処については、徹底度が欠けます。

  201701201653.jpg

 一方、パナソニックの場合、洗剤かすなどのゴミ残りの問題は、内槽だけになく、ドラムの外側も自動で洗浄する工夫で解決を図っています。

 そのため、この問題での故障修理の可能性が軽減しています。

 201811191835.jpg

 洗濯機能の面では、洗剤を効率よく泡立てる泡生成器(ジェトバブルシステム)が付属し、W泡洗浄機能が利用できます。

 高効率の洗剤の活性化は、パナソニックの洗濯機の基幹技術であり、この点は優れます。

 一方、小型上位機に搭載される温水泡洗浄機能は未搭載です。中型の廉価機種という点で、このあたりは仕方ないでしょう。

---

 以上、パナソニックのNA-VX7900L の紹介でした。

 20万円前後のヒートポンプ式という点で、シャープのES-P110のライバルです。W泡洗浄機能など独自性もありますし、洗浄力の部分ではシャープに決して劣らないでしょう。

 一方、光熱費の安いヒートポンプ式の弱点の緩和という部分では、総合的には、ややシャープに劣るのがネックです。

−−

 201903111737.jpg

 【2018年9月発売】

 7・パナソニック NA-VX3900L 【左開き】
  ¥172,850 Amazon.co.jp (6/8執筆時)

 なお、パナソニックからは、下位機種としてNA-VX3900Lも発売されました。

 ただ、こちらは、同社の基幹技術たるW泡洗浄機能が未搭載であり、さらに左開きのみの展開です。明らかに「特売用」なので、選ばない方が良いでしょう。


 201811191841.jpg

 【2018年9月発売】

 9・パナソニック NA-VX8900L 【左開き】
 9・パナソニック NA-VX8900R 【右開き】
  ¥299,935 Amazon.co.jp (6/8執筆時)

洗濯容量:11kg
乾燥容量:6kg
消費電力量:930Wh/620W
使用水量:55L
サイズ:600×722×1009mm

 NA-VX8700 は、パナソニックの中型ドラムの上位機です。

 形は先ほどと同じですが、機能面で多少異なります。

  201710081133.jpg

 目玉となるのは、(小型機の上位機にみられた)「洗剤の自動投入機能」です。

 専用のケースに液体洗剤・柔軟剤を入れておくと、重量センサー等が検知した洗濯量に合わせて、適切な量の洗剤を自動投入してくれます。洗剤量の「多め・少なめ」の希望も聞いてくれます。

 ただし、スマホによる遠隔操作(予約変更など)は、未対応です。

 乾燥容量は6kgまでです。

 この点では下位機種と同じですが、洗濯容量が11kgまでと、こちらのほうが多少多めです。

 光熱費は、通常モードの場合、消費電力量930Wh使用水量55Lとなります。

 下位機種よりも多少改善されているのは、重量センサーと光センサーを利用したエコナビが搭載されるからです。ただ、シャープのヒートポンプ式に較べると、この機種も省エネ性では劣ります。

 乾燥機の方式は、同じくヒートポンプ式となります。

 繰り返しになりますが、ヒートポンプ式は、電気代が安い反面、シワがよりやすい、ふっくらしにくいなどの難点があります。この部分の対策は、このクラスでもイマイチです。

 201811191845.jpg

 洗濯機能の面では、この機種から、W泡洗浄機能に加えて、温水洗浄機能が復活します。

 温水泡洗浄は、2kgなら最大60度ですが、11kgの洗濯容量でも15度の温水にすることが可能です。他社と異なり、容量的な制限がないので、割と使いやすいでしょう。

 また、シャープの上位機のマイクロ高圧シャワーに温水がプラスアルファされると考えれば、この機種から、洗浄面ではシャープを凌駕すると言えるかもしれません。

---

 以上、パナソニックのNA-VX8800 の紹介でした。

 魅力は、温水洗浄機能・W泡洗浄機能など洗浄力の高さは文句がありません。加えて、洗剤の自動投入機能は利便性の面の目玉として、かなり魅力です。

 一方、ヒートポンプ式の難点の克服については、下位機種でみられた以上の特の段対策がないとも言えます。完璧を期す場合で、パナソニックから選びたいならば、次に紹介する同社のハイエンド機をオススメします。


 201811191855.jpg

【2018年9月発売】

 10・パナソニック NA-VX9900 【各色】
  ¥267,396 Amazon.co.jp
(6/8執筆時)

洗濯容量:11kg
乾燥容量:6kg
消費電力量:890Wh/590W
使用水量:55L
サイズ:600×722×1009mm

  NA-VX9800L は、パナソニックの最上位機種です。価格面では相当高額な機種です。 

 201903111744.jpg

 最上位機については、ホワイト色とゴールド色2色の選択肢があります。

 一方、下位機種と較べた場合の相違点はいくつかあります。

 201701201805.jpg

 第1に、本体にタッチパネルを採用し、視認性と高級感がアップしています。

 第2に、iOS及びAndroid用のアプリが用意され、外出先での運転予約や、洗濯状況についてのステータス通知を受けられる点です。

 洗剤の自動投入機能を装備する機種だけに、これらの機能は、利便性が高いです。

 201811191859.jpg

 第3に、下位機種にも装備される「ジェット乾燥」をパワーアップさせた「ふんわりジェット乾燥」を装備する点です

 乾燥運転時に約4.6 m3/分の風を送り込む機能で、ヒーターポンプ式「シワがよりやすい」という欠点の解決が目指される部分では、下位機種を上回るでしょう。

 また、強風で衣服を舞いあげることで、(サポートヒーターを利用するシャープにはかなわないものの)ある程度「ふんわり」させる効果も期待できます。

 ただし、を重く用いるシステムの場合、一度に入れる洗濯物の容量で、その効果は異なるという限界はあります。

 第4に、エコナビ機能のパワーアップです。

 具体的には、衣類の量や質だけでなく、汚れとすすぎ具合を調べるためのセンサーが追加装備されているため、節電・節水効果が増しています。

 そのほか、桶洗浄時にナノイー(マイナスイオン)を吹き付けて、黒カビの発生確率を下げる機能も付属します。

---

 以上、パナソニックの NA-VX9800Lの紹介でした。

 相当高い機種ですが、IOT家電として相当優秀なほか、ヒートポンプ式特有の乾燥時のしわの問題の解決が目指されている機種です。

 先述のように、利便性と洗浄力はパナソニックの場合(下位機種から)期待できますので、同社の中位機から選ぶならばこちらでしょう。

 ただ、乾燥の仕上がりの「ふっくら度」については、下位機種と同じ限界を抱えます。また、価格の高さは、いうまでもなく、ネックです。

3・日立の中型機

 201811191903.jpg

 【2019年9月発売】【左開き】

 11・日立 ビッグドラム BD-SG100EL
  ¥190,800 楽天市場 (6/8執筆時)

 【2018年9月発売】【左開き】

 11・日立 ビッグドラム BD-SG100CL
  ¥156,830 Amazon.co.jp (6/8執筆時)

洗濯容量:10kg
乾燥容量:6kg
消費電力量:980Wh
使用水量:60L
サイズ:630×715×1050mm

 続いて紹介するのは、日立の「ビックドラム」シリーズのドラム式洗濯機です。

 日立は、小型タイプは出していないので、設置面積的に630×715mmのこちらの機種が同社の「最も小型な機種」です。特に、幅が狭くて、圧迫感が少ない機種ですね。

 なお、新旧両機種ありますが、明示的な新機能はないため、値段で決めて良いです。

 乾燥容量は6kgまでと、他社の中型と同等の水準です。

 光熱費は、消費電力量980Wh使用水量60Lとなります。

 省エネ性では、パナソニックの中型とほぼ同じ水準であり、シャープには及ばないレベルです。

 201903111755.jpg

 乾燥機の方式は、日立の場合、ヒートリサイクル乾燥という独自方式を採用します。

 こちらは、運転時のモーターなどの熱を温風に再利用するシステムです。もちろん、それでは乾燥の熱量が足りないため、ヒーターで補う形式ですから、「ヒーターセンサー式の改良版」ですが、省電力です。

 201903111754.jpg

 また、熱風はヒーターセンサー式ほど高温にしないため、衣類が傷みやすいという欠点を緩和しています。

 一方、温風温度は控えめですが、時速300kmの高速風をかなり強力にあてることで乾燥を促す風アイロンをうまく利用することで、乾燥を促す仕組みです。

 風アイロンは、強力なシワ伸ばし機能を兼ねており、乾燥後の仕上がりの良さについては、ヒーターセンサーに引けを取らず、日立は定評があります。

 また、衣類を「舞いあげる」ことで、ある程度の「ふんわり感」も期待できます。

 なお、「省エネかつ、シワがよく伸びる」という点で、日立を指名する人も多いです。

 パナソニックの「ふんわりジェット乾燥」がライバルでしょうが、比較的安い機種からこの側面が期待できるのが、日立の良い部分です。

 一方、この方式は高温にしないので、経年変化による洗濯カスや、低温乾燥によるニオイの問題については、特定の解決策を持ちません。また、衣類の「ふんわり感」についても、サポートヒーターを利用するシャープなどに比べると、イマイチでしょう。

 洗濯機能も、日立の上位機種に搭載される特別な洗浄機能がなく、この部分ではかなり見劣りすると言わざるを得ない機種です。

---

 以上、日立のBD-SG100ELの紹介でした。

 ヒートリサイクル乾燥という、独自な乾燥法が特徴的な機種です。

 シワ伸ばしは得意ですが、先述のように「特有の欠点」もあるため、日立の機種を選ぶ場合は、これよりも上位機種をおすすめします。


  201811191909.jpg

 【2019年9月発売】

 12・日立 BD-SV110EL-W   【左開き】
 12・日立 BD-SV110ER-W  【右開き】
  ¥268,000 楽天市場 (6/8執筆時)

 【2018年9月発売】

 12・日立 BD-SV110CL-N 【左開き】
 12・日立 BD-SV110CR-N 【右開き】
  ¥172,800 Amazon.co.jp (6/8執筆時)

洗濯容量:11kg
乾燥容量:6kg
消費電力量:850Wh
使用水量:53L
サイズ:630×715×1050mm

 BD-SV110シリーズ は、日立の中型の日立の「ビッグドラム」シリーズの洗濯機です。形は下位機種と同じです。

 こちらも、新旧両機種ありますが、後述するように、新機種は、センシングがやや高度化しました。

 乾燥容量は、6kgまでと同様です。

 ただ、洗濯容量は11kgとわずかにアップしています。

 光熱費は、消費電力量は、850Wh使用水量53Lとなります。

 光熱費の水準では、シャープのヒートポンプ式に次ぐ、優秀さです。

 下位機種よりも経済性が上昇しているのは、ヒートリサイクル乾燥の高度化のほか、パナソニックのエコナビに相当する、センサーを搭載するからです。

 201811191921.jpg

 日立は、この機能を「AIお洗濯」と呼びます。

 水硬度、水温、洗剤量、布質、布量、すすぎ具合、脱水具合・洗剤種類・汚れ量・布動きという9つの指標をセンサーで計測し、状態をAIが判別し、洗濯に活かすという工夫です。

 これにより、無駄な電力や水量をカットします。

 なお、2018年機は、これらのセンサーのうち、布動きセンサーと汚れ量センサーがないので、「AIお洗濯」という「称号」は持ちません。

 201811191925.jpg

 なお、こうした、エコセンサーは、電気代・時短効果は高い一方、センシング不良で洗浄力が落ちる場合があります。

 そのため、メーカーによっては、「センサーをオフにした方が実は綺麗に洗える」という場合もあります。

 しかし、日立の場合、汚れ量センサーを搭載することで、(場合によっては)洗濯時間の延長も視野に入れる点で、これまでのセンサーのイメージを変えています。優秀と言えるでしょう。

 乾燥機の方式は、下位機種と同じく、ヒートリサイクル乾燥です。

 大きなドラムのなかで、強風をあてた乾燥させていく風アイロン機能も下位機種と同じですね。

 201811191959.jpg

 洗濯機能は、この機種からは、ナイアガラ洗浄に対応します。

 他社にも見られる、高圧水流をうえから吹き付ける仕組みで、洗浄力がアップします。このような仕組みは、ドラム式の標準仕様となりつつあるので、あるに越したことはないでしょう。

 なお、温水を用いるのはパナソニックなどと同じです。

 201811191958.jpg

 さらに、温水ナイアガラ洗浄を、コースとして選ぶことも可能です。

 パナソニックの温水W泡洗浄と似ていますが、パナソニックの場合、ドラム自体にヒーターを内蔵し、水温を高める仕組みで、日立は、温風で温めた洗剤を服に吹き付ける方式です。

 通常の洗濯よりも光熱費が余計にかかるのは同じですが、季節・室温にかかわらず、一定音の温水が期待できるという意味で、パナソニックのほうが徹底しています。日立は、仕組み上、洗剤(2倍)と水量(18L)も多く使う必要があります。この部分は、パナソニックに負けるでしょう。

 そのほか、パナソニックと同様に、槽の内外まで毎回しっかりクリーニングしてくれる機能が付属するため、清潔性が高い仕様です。

---

 以上、日立のBD-SV110シリーズ の紹介でした。

 低温乾燥と風を利用するヒートリサイクル乾燥に対応する機種で、かつ、選択機能の面でも他社標準の機能を搭載する良い機種だと思います。

 とくに、シワ伸ばし機能は定評があるため、アイロン掛け嫌いな方には特に向くモデルです。


 201811191919.jpg

【2018年9月発売】

 13・日立 BD-SX110CL-N 【左開き】
 13・日立 BD-SX110CR-N 【右開き】
  ¥187,800 Amazon.co.jp (6/8執筆時)

洗濯容量:12kg
乾燥容量:6kg
消費電力量:850wh
使用水量:53L
サイズ:630×715×1065mm

 BD-SX110シリーズは、日立の「ビッグドラム」シリーズの洗濯機です。

 このグレードについては、2019年秋の新機種がでておらず、こちらの型番で「続投」のようです。

 201903111805.jpg

 形状は、下位機種同様に、本体幅が狭く奥行が長めの設置幅で、630×715mmです(本体幅は600mm)。

 日立ではスリムな機種で、D-SV110ELとほぼ同型の上位機でといえます。

 下位機種との違いは、2点です。

 201811191921.jpg

 第1に、AIお洗濯に対応する点です。

 先述のように、2018年機は2つのセンサーが省略されて「AIお洗濯」の称号を得れていませんでした。

 こちらも、2018年旧モデルですが、昨年の上位機にあたるので、センサーは2019年新機種と同等です。

 201811191929.jpg

 第2に、洗剤の自動投入機能です。

 この機種は、パナソニック同様に、洗剤・柔軟剤の自動投入機能を付属させています。

 「多め」「少なめ」の選択も可能です。先行したのはパナソニックの昨年も出るですが、日立は、他社の良い技術を割と早く導入してくるメーカーですね。

 その他の部分は、下位機種と同じです。

---

  以上、BD-SX110シリーズの紹介でした。

 下位機種との価格差はだいぶ開くため、お買得感は(正直)ありません。ただ、「洗剤・柔軟剤の自動投入機能」は意味のある機能です。ただ、下位機種と価格差がひどくあるのがネックです。


 201811191935.jpg

 【2019年9月発売】

 14・日立 BD-NV120EL  【左開き】
 14・日立 BD-NV120ER  【右開き】
  ¥297,980 Amazon.co.jp (6/8執筆時)

 【2018年9月発売】

 14・日立 BD-NV120CL 【左開き】
 14・日立 BD-NV120CR 【右開き】
  ¥169,800 Amazon.co.jp (6/8執筆時)

洗濯容量:11kg
乾燥容量:6kg
消費電力量:980Wh
使用水量:54L
サイズ:735×620×1060mm

 BD-NV120AL も、日立の中型の「ビッグドラムシリーズ」のドラム式洗濯機です。

 この機種も新旧両機種ありますが、下位機種の場合と同じで、新機種のみ「布動きセンサー」と「汚れ量センサー」が付属し、「AIお洗濯」対応です。

 201903111807.jpg

 形状は、ここまでの機種と多少異なり、本体は735mmと幅広で、そのかわり奥行が620mmと短い仕様です。

 なお、大きさ以外の面では、一つ上のBD-SV110リリーズ とほぼ同様の仕様です。

 乾燥容量は、6kgまでです。

 ただ、洗濯容量は12kgとアップしています。ただ、乾燥機付き洗濯機の場合、洗濯機の部分だけの利用は少ないと言えます。

 実際、あまり意味が無いでしょう。

 201811191947.jpg

 ただ、こちらのほうが幅広ドラムなので、ふとんの乾燥ができる点は、それなりに便利かもしれません。

 いずれにしても、幅広ドラムのほうが出し入れしやすいメリット性はありますので、毛布などの大物を頻繁に洗う方で、設置スペースに余裕があるならば、こちらを選ぶのも手でしょう。

 光熱費は、消費電力量980Wh使用水量54Lとなります。

 12kgと庫内が広いためか、消費電力量は、同社の下位モデルに比べて悪いです。

 洗濯機能は、温水ナイヤガラ洗浄など、日立の基本技術は押さえています。ただし、洗剤の自動投入機能とAIお洗濯機能は付属しません。

---

 以上、日立のBD-NV120ALの紹介でした。

 先述のように、乾燥容量を伴わない洗濯容量の増加は、光熱費の面からも、個人的にあまり意味を見いだしにくいです。日立から選ぶ場合は、スリムタイプが良いかと思います。


 201811192016.jpg

【2018年9月発売】

 15・日立 BD-NX120CL 【左開き】
 15・日立 BD-NX120CR 【右開き】
  ¥220,029 Amazon.co.jp (6/8執筆時)

洗濯容量:12kg
乾燥容量:6kg
消費電力量:970Wh
使用水量:54L
サイズ:735×620×1060mm

 BD-NV110AL は、日立の中型の「ビッグドラムシリーズ」のドラム式洗濯機の最上位機種です。

 この機種も、最新モデルは2018年機であり、「続投」のようです。


 201811192019.jpg

 下位機種との違いは、ほぼなく、Wi-Fiを搭載するコネクテット家電である部分のみです。

 アプリで、コース選択・追加などはできますが、実用上、さほど重要でもないです。

 (どのメーカーもですが)ファームウェアの更新に対応すれば、それなりに実用度が増すと思います。

4・東芝の中型機

  201811192022.jpg

 【2018年9月発売】

 16・東芝 TW-117A7L-W 【左開き】
  ¥151,000 Amazon.co.jp (6/8執筆時)

 【2019年8月発売】

 16・東芝 TW-117A8L-W 【左開き】
  ¥199,800 楽天市場 (6/8執筆時)

洗濯容量:11kg
乾燥容量:7kg
消費電力量:710Wh/1150Wh
使用水量:61L
サイズ:645×750×1060mm

 TW-117A8Lは、東芝ドラム式洗濯機です。

 東芝も日立と同じで小型のドラム式洗濯機を販売していないので、これが同社では最小サイズです。

 なお、東芝は新機種を発表していますが、型番の変更のみで、基本性能は同じでした。安い方で良いでしょう。

 201903111816.jpg

 乾燥容量は、7kgまでとなります。

 この部分は、同社はこだわりが有り、他社の中型タイプより容量が1kg多めです。

 光熱費は、消費電力量710Wh使用水量61Lとなります。

 省エネ性は、そこそこ優秀ですが使用水量はやや多めです。

 センサーは、他社並みの「水温・布質・乾燥・布量・室温センサー」は付属します。

 しかし、洗濯槽のサイズを勘案しても、水量の面でその効果はスペック表には現れていません。

 乾燥機の方式は、パナソニックと同じ、エアコンとの除湿運転と同じで、熱を加えずに湿気を取っていくヒートポンプ式になります。

 先述のように、ヒートポンプ式は、節電性が高い一方で、シワが寄りやすい、ふんわりしない、洗濯カスで故障しやすい、乾燥ムラが生じやすいなどの欠点があります。

 201811192025.jpg

 一方、強風を使った「ふんわリッチ乾燥」対応し、「ふんわり乾かす」と強調されます。

 ただし、シャープのようなサポートヒーターを利用したハイブリッド乾燥ではないです。

 パナソニックの「ふんわりジェット乾燥」や日立の「風アイロン」とおなじで、特別な熱源はなく、強風力を活かして、衣服を舞いあげて「ふわっと」させる方式です。

 したがって、これらの2社同様に、シワ伸ばしの効果もあるでしょうが、洗濯物の量が多いと、効果があまり期待できない点も同じです。

 また、ヒーターは利用しないので、乾燥ムラの可能性は多少残ります。ただ、全部解決しているメーカーはないので、対策としては、業界最高レベルの水準でしょう。

 201701201844.jpg 

 洗濯機能は、その一方で、この機種から、高圧水流を使ったシャワーが付きます。

 さらに、仕組みは違いますが、シャープの「ひまわりガラス」のように、もみ洗い系の動作を付け加えるもみ洗いボードを付け、洗浄力の強化を図っています。

 利便性の部分では、シャープの上位機と同様に、乾燥ダクトの自動洗浄機能が付属します。

 加えて、槽の外側まで水で洗う自動お掃除機能も付属しますので、シャープ同様、メンテナンスの部分の配慮は細かいです。

 この点で、ヒートポンプ式としては、最も洗濯カスや糸くずのゴミ詰まりに関するトラブル対策が綿密に取られている機種と言えるでしょう。

 そのほか、清潔性の点で、黒カビが付きにくい防汚コート(マジックドラム)がなされている点が、特長でしょう。

---

 以上、東芝のTW-117A8L の紹介でした。

 洗浄力の点では、温水洗浄機能がない点が、価格比して残念な部分でしょう。この点で言えば、東芝から選ぶならば、より上位の機種が良いと思います。

 201811192053.jpg

 【2018年12月発売】

 17・東芝 TW-95G7L【左開き】
  ¥132,000 Amazon.co.jp (6/8執筆時)

 【2019年8月発売】(同じ性能)

 17・東芝 TW-95G8L 【左開き】
  ¥162,000 楽天市場 (6/8執筆時)

洗濯容量:9kg
乾燥容量:5kg
消費電力量:1980Wh
使用水量:90L
サイズ:655×714×1040mm

 なお、東芝は、下位機種となるTW-95G8Lも発売されています。

 乾燥容量5kgのタイプですが、設置寸法は、655×714とコンパクト機ではない機種で、ジャンルとしては中型機です。

 その部類としては、(電気代のかかる)ヒーター式である点でシャープの中位機がライバルですが、使用水量・消費電力量の点で負けています。

 搭載センサーなどの点でも劣るので、東芝から選ぶならば、別機種のほうが良いでしょう。

今回の結論
ドラム式洗濯機のおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、小型と中型のドラム式洗濯機を紹介しました。

 記事は、もう少しだけ続きます。

  201811192038.jpg

【2019年9月現在】【各色】

 19・東芝 TW-127X8L  【左開き】
 19・東芝 TW-127X8R  【右開き】
  ¥162,000 楽天市場 (6/8執筆時)

【2018年9月現在】【各色】

 19・東芝 TW-127X7L 【左開き】
 19・東芝 TW-127X7R 【右開き】
  ¥214,408 Amazon.co.jp (6/8執筆時)

洗濯容量:11kg
乾燥容量:7kg
消費電力量:690Wh/1150Wh
使用水量:61L
サイズ:645×750×1060mm

 次回の後編記事こちら)は、では、今回紹介できなかった東芝の上位機を詳しく紹介します。

 201808091423.jpg

1・洗浄力の強さ ★★★★★
2・光熱費の安さ ★★★★★
3・しわの伸び  ★★★★★
4・静音性    ★★★★★
5・スマホ連携  ★★★★★
6・故障しにくさ ★★★★★
7・総合評価   ★★★★★

 その上で、ここまで紹介してきたドラム式洗濯機「全機種」から、最終的な結論として「Atlasのオススメ機種」を提案します。

 引き続きよろしくお願いします。 

 後半記事は→こちら

--

 最後になりましたが、今回の記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークで話題を共有していただければ嬉しいです。ではでは!

posted by Atlas at 17:15 | 生活家電

このブログ家電批評モノマニアには「家電やモノの比較記事」が約350本あります!

よろしければ、下部のリンク集もご覧ください。

<広告>

 この記事がお役に立てたようならば、右のリンクから「家電ブログランキング」にクリック投票お願いします。  201302192014.jpg
          

Googleなどの検索エンジンでは

「モノマニア」「家電ジャンル」or「型番」

の単語入力で、このブログの個別記事検索ができます!

<PR>

約350記事の完全なリンク集は、【トップページ】の下部にあります。

今後の
記事は【Twitter アカウント】でツイートしています。お題も募集中!

monomani31.png