【今回レビューする内容】2025年 USB Type-Cメモリーの性能とおすすめ・選び方:MacBook対応 USB3.1 Thunderbolt USB-A USB-Cリバーシブルメモリー:USB type-Cフラッシュメモリー Windows Mac対応 機種の違いと性能ランキング
【比較する製品型番】日本サムスン MUF-128DA/EC MUF-256DA/EC MUF-512DA/EC トランセンド JetFlash 930C TS128GJF930C TS256GJF930C TS512GJF930C JetFlash 890 TS32GJF890S TS64GJF890S サンディスク SanDisk Creator USB-C SDCZ75C-256G-G46 SDCZ75C-126G-G46 SDCZ75C-1T00-G46 SDCZ480-064G-J35 SDCZ480-128G-J35 SDCZ480-256G-J35 SDCZ480-256G-G46 SDCZ480-128G-G46 SDDDC2-256G-G46 SDDDC2-128G-G46 SDDDC4-1T00-G46 SANDISK SDDDC4-1T00-G46 SDDDC4-512G-G46 SDCZ480-512G-J35 SDCZ480-1T00-J35 SDDDC4-256G-J35 SDDDC4-512G-J35 SDDDC4-1T00-J35 キングストン DTDUO3CG3 IODATA U3C-HP32G U3C-HP64G SP064GBUC3C10V1 HP x5000m GH-UF3CB16G-WH GH-UF3CB32G-WH GH-UF3CB64G-WH エレコム MF-SPU3032GSV MF-SPU3064GSV MF-SPU3128GSV MF-SPU3256GSV MF-CAU32032GBK MF-CAU32032GSV MF-CAU32064GBK MF-CAU32064GSV MF-CAU32128GBK MF-CAU32128GSV MF-TPC3256GBK MF-TPC3128GBK ロジテック LMC-LCA128UAC LMC-LCA64UAC LMC-LCA128UAC LMC-LCA64UAC サンワサプライ UFD-3TC64GWN ほか
今回のお題
最新の小型USB-Cメモリーのおすすめはどの機種?
どもAtlasです。
今日は、2025年2月現在、最新のUSBフラッシュメモリーの比較をします。
基本となる「速度」はもちろん、サイズ・構造など、携帯性も重視しながら比べます。
1・USB-Aメモリーの比較
形状:四角形状の端子
2・USB-Cメモリーの比較
形状:丸い形状の端
2回目記事となる今回は、USB-C端子につなぐタイプ(左図)のメモリーを見ていきます。
1・速度
2・保証期間
3・セキュリティ(AES 256)
ただ、以上3点の「USBメモリーの選び方の基本」は、1回目記事の冒頭で、スペックの読み方などを説明しています。
それらの部分に興味のある方は、1回目記事(こちら)からご覧ください。
よろしくお願いします。
スピード ★★★★★
本体サイズ ★★★★★
保証期間 ★★★★★
情報保護 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
以下では、いつものように、メーカー・機種ごと、各機を個別に比較します。
そして、最後の「結論」では、上表のような観点から、目的別・価格別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。
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1-1:普通のUSB-Cメモリー
100MB/s以下
1-2:高速なUSB-Cメモリー
100MB/s〜
1-3:超高速なUSB-Cメモリー
400MB/s〜
今回は、速度の部分で以上のようにわけながら、各製品を順番に見ていきます。
1-1・普通のUSB-Cメモリーの比較
はじめに、読出速度が100MB以下の普通のメモリーの比較からです。
速度明記のない製品も、このカテゴリで見ていきます。
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なお、ここからの本文は、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で書いていきます。
【2019年発売】
[32GB]
1・Transcend TS32GJF890S
¥2,773 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
[64GB]
2・Transcend TS64GJF890S
¥2,973 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
[128GB]
3・Transcend TS128GJF890S
¥4,480 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
USB規格:USB-C USB-A
長さ:286mm
速度:読出90MB/秒
セキュリティ:256bit AES(ソフト)
保証:5年保証
JetFlash 890シリーズは、台湾のトランセンドの発売するUSB-C専用のメモリーです。
長さは、3.4センチと携帯しやすいタイプです。
接続端子は、キャップレスではなく、透明のキャップが付属します。
ただ、この製品は、USB-C端子のほか、通常の(四角い)USB-A端子も裏側に付属するデュアルインタフェース仕様です。
USBメモリの用途的には「人とのデータの受け渡し」という用途もあることを考えると、この仕様は現状では合理的です。
速度は、ただし、読出90MB/秒です。
普段の利用には支障がないとはいえ、USB-C対応製品としては、あまり速くないです。
また、書込スペックの開示はないので、書込スピードが要求される作業にもキツいでしょう。
セキュリティは、パスコードとデータ暗号化(256AES)に対応です。
今回の1回目記事の「選び方の基本(こちら)」で、セキュリティについては詳しめに解説しました。
そちらで書いたように(ハードウェアロックと違い)この方式は、USBメモリー全体の暗号化による保護ではなく、特定のファイルやフォルダを「暗号化」させるものです。
「Transcend Elite」というアプリです。
復号も含めて、このソフトのインストールが必要な仕様です。Mac用とWindows用もありますが、基本的には自所有のPCに限定して利用するものでしょう。
とはいえ、個人用では問題ないでしょう。
保証は、国内正規品のため5年保証です。
一方、この機種は、(等級不明ながら)防塵・防滴性能があります。
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以上、トランセンドのJetFlash 890シリーズの紹介でした。
デュアルインタフェース仕様は「受け渡し」メインと考えれば、遅いと他人に迷惑がかかる読出は速いので、この点はビジネスには安心でしょう。
ただし、速度的な期待値はさほど高くないのがネックです。
【2015年発売】
[32GB]
4・IODATA U3C-HP32G
¥2,480 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
[64GB]
5・IODATA U3C-HP64G
¥3,891 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
USB規格:USB-C USB-A
長さ:28.5mm
速度:
セキュリティ:256bit AES(ソフト)
保証:1年保証
U3C-HPシリーズは、日本のアイオーデータが販売するUSB-C対応メモリーです。
長さは、この製品も、2.85センチと小型です。
接続端子は、シリコンカバー式です。
他社にもありますが、アイオーデータの場合、TYPE-C側のみのキャップです。
従来のTYPE-A側はむき出しなのはネックです。USB-A端子に差しっぱなしで、たまにTYPE-C側を使う人向きでしょう。
速度は、非公開です。
こうした非公開の製品は、あまりスピードが出せない場合がほとんどです。
セキュリティは、パスコードロックとデータ暗号化(256AES)に対応です。
アイオーデータの場合、ファイル単位で暗号化できるQuickSecureAES256が付属です。
こちらは、USBメモリ内にプログラムを入れておき持ち運ぶ方式なので、インストール不要です。ゲストログインだと無理ですが、そうでないならば、出先のPCでもソフトのインストールなしで利用可能です。
Windows用とMac用ともプログラムは用意されます。
保証は、1年保証です。
中身のフラッシュメモリを製造しない日本の周辺機器メーカーの場合、保証期間が短い点が問題点です。
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以上、アイオーデータのU3C-HPシリーズの紹介でした。
価格は安めですが、速度面のほか、キャップの構造など、問題点と言える部分が多いです。
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【2023年発売】
[16GB-128GB]
6・IODATA U3C-STD16G/K
7・IODATA U3C-STD16G/S
¥1,136〜楽天市場 (2/14執筆時)
32GB
黒: U3C-STD32G/K
黒: U3C-STD32G/KUE
銀: U3C-STD32G/K
64GB
黒: U3C-STD64G/K
黒: U3C-STD64G/KUE
銀: U3C-STD64G/K
128GB
黒: U3C-STD128G/K
黒: U3C-STD128G/KUE
銀: U3C-STD128G/K
USB規格:USB-C USB-A
長さ:70mm
速度:
セキュリティ:256bit AES(ソフト)
保証:1年保証
このほか、アイオーデータからは、長めのUSB-C・USB-A兼用メモリも出ています。
両側にキャップがあるタイプで、利便性・携帯性ともにあまり良くは思えません。
ただ、(キャップを紛失しない限り)未使用時の端子の保護は完全にできるため、なんらかのニーズはあるかもしれません。
本機も速度についての情報はありません。
【2019年発売】
[32GB]
8・Silicon Power SP032GBUC3C10V1W
9・Silicon Power SP032GBUC3C10V1K
¥1,639 楽天市場 (2/14執筆時)
[64GB]
10・Silicon Power SP064GBUC3C10V1W
11・Silicon Power SP064GBUC3C10V1K
¥1,859 楽天市場 (2/14執筆時)
USB規格:USB-C
長さ:34.1mm
速度:
セキュリティ:
保証:5年保証
Mobile C10シリーズは、台湾のシリコンパワーが販売する製品です。
長さは、3.5センチほどです。
接続端子は、本機は、スライド構造のキャップを装備します。
速度は、情報非開示です。
セキュリティは、暗号化には、非対応です。
保証は、5年保証です。
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以上、シリコンパワーのMobile C10シリーズの紹介でした。
とくに、従来のUSB-A端子が不要の方で、キーホルダーなどに付けて利用したい方には向くでしょう。
端子がUSB-Cに限られるということは、故障しやすい接点が1つ少ないことを意味します。その上で、スライドキャップも付くので、故障可能性は少ないと思います。
1-2・高速USB-Cメモリーの比較
続いて、読出速度のスペックについて、100MB/秒〜300MB/秒台メモリーの比較です。
このくらいあると、そこそこの「素早さ」を感じられます。
【2020年発売】
[16GB]
12・グリーンハウス GH-UF3CB16G-WH
¥2,079 楽天市場 (2/14執筆時)
[32GB]
13・グリーンハウス GH-UF3CB32G-WH
¥2,959 楽天市場 (2/14執筆時)
[64GB]
14・グリーンハウス GH-UF3CB64G-WH
¥3,839 楽天市場 (2/14執筆時)
USB規格:USB-C USB-A
長さ:28.5mm
速度: 読出130MB/s 書込20MB/s
セキュリティ:
保証:1年保証
GH-UF3CBシリーズは、日本のグリーンハウスが販売するUSB-C対応メモリーです。
長さは、この製品も、2.8センチですから小型です。
接続端子は、プラスチックカバー式です。
また、リバーシブルではないので、USB-A側にはキャップがないです。
USB-A側はむき出しとなるため、接点保護の部分では難がありそうです。
速度は、読出130MB/s 書込20MB/sです。
意外とスペックは良いですが、16GBについては、読出120MB/s 書込10MB/sです。
セキュリティは、暗号化には非対応です。
保証は、1年保証です。
やはり、保証面は日本企業は限界があります。
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以上、グリーンハウスのGH-UF3CBシリーズの紹介でした。
USB-C端子側をさっぱなしにして利用する場合、USB-A側にキャップできないのは難点でしょう。持ちはこびの際にもゴミが入りやすいとも言えます。
【2022年発売】
[32GB]
15・エレコム MF-CAU32032GBK
15・エレコム MF-CAU32032GSV
¥2,200 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
[64GB]
16・エレコム MF-CAU32064GBK
16・エレコム MF-CAU32064GSV
¥2,727 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
17・ロジテック LMC-LCA64UAC
¥2,280 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
[128GB]
18・エレコム MF-CAU32128GBK
18・エレコム MF-CAU32128GSV
¥4,436 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
19・ロジテック LMC-LCA128UAC
¥3,280 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
USB規格:USB-C USB-A
長さ:31mm
速度: 読出 200MB/秒
セキュリティ:256bit AES(ソフト)
保証:1年保証
MF-CAU32BKシリーズは、エレコムが販売する少し速めのUSB-Cメモリーです。
なお、ロジテック(エレコムが合併)ブランドでも同じ形状の製品がでますが、キャップ色を除けば同じです。ただ、後述するAESソフトの使用権はないです。
長さは、3.1センチです。
片側がUSB-A・もう片側がUSB-Cというよくある小型モデルです。
接続端子は、キャップ式です。
Lightningの部分は、収納式です。
USB-A側には、カバーがないです。
凹なのでないのかと思いますが、気にする場合は注意です。
速度は、読出のデータのみですが、実測値で200MB/秒です。
小型では高速と言ってよいです。
書込速度は非開示ですが、これは多くの企業もそうですし、仕方ないです。
おそらく、そちらは普通でしょう。
セキュリティは、ただ、本機はパスコードロックとデータ暗号化(256AES)に対応です。
ただ、ハードウェア式ではないので、同社のドライバソフト(PASS×AES)のインストールは必要です。出先でドライバインストールができない場合は注意です。
また、このソフトでも、(暗号化機能のない)同社の普通のパスコードソフト(PASS)を利用する場合でも、3台まではPW不要で利用できるような設定が可能です。
いずれも、WindowsとMac用のソフトが用意されます。
保証は、1年保証です。
短いのは難点です。
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以上、エレコムのMF-LGU3BBKシリーズの紹介でした。
小型でも、速度を求める場合、選択肢にできそうな製品です。
端子カバーの部分は故障や美観を気にする場合、若干注意しても良いでしょうが、価格が安めで速いのはそれでも魅力でしょう。
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なおエレコムからは、100MB/秒を超えるタイプの製品がほかにも売られます。
順番にみていきます。
【2022年発売】
[32GB] (読出 120MB/秒)
20・エレコム MF-SPU3032GSV
¥2,2246 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
[64GB]
21・エレコム MF-SPU3064GSV
¥3,273 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
[128GB]
22・エレコム MF-SPU3128GSV
¥5,282 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
[256GB]
23・エレコム MF-SPU3256GSV
¥7,982 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
USB規格:USB-C
長さ:29.8mm
速度: 読出 150MB/秒
セキュリティ:256bit AES(ソフト)
保証:1年保証
第1に、MF-SPU3シリーズです。
こちらは、USB-C端子のみの製品ですが、その代わり、超小型というコンセプトです。
サイズは、長さ29.8×奥行12.4×高さ4.9mmです。
長さだけでなく、全体が小型で、スマホケースと干渉しないような作りです。
速度も、読出ならば、150MB/秒(32GBのみ120MB/s)です。
書込の速度保証はないですが、たまのバックアップなどなら良いでしょう。
こちらも、暗号化ソフトとパスワードソフトは利用可能です。
ただ、本機は、カバーキャップがないので、持ちはこびには向かない仕様です。
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【2024年発売】
[128GB]
24・ エレコム MF-TPC3128GBK
¥3,073 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
[128GB]
25・ サンワサプライ 600-3USCA128G
¥2,580 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
[256GB]
26・ エレコム MF-TPC3256GBK
¥4,700 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
64GB
サンワサプライ 600-3USCA64G
エレコム MF-TPC3064GBK
32GB
サンワサプライ 600-3USCA32G
エレコム MF-TPC3032GBK
16GB
サンワサプライ 600-3USCA16G
USB規格:USB-C USB-A
長さ:64mm
速度: 読出100MB/秒(エレコム)
セキュリティ:256bit AES(ソフト)
保証:1年保証
第2に、MF-TPC3シリーズです。
USB-C・USB-A対応でスライドキャップの製品になります。
エレコムの場合、スライドキャップでも、片側は普通のキャップなので無くす危険はあります。
一方、スライドキャップデザインが多少異なるサンワサプライ(サンワダイレクト)の製品もおそらく、出所は同じ製品です。
ただ、暗号化ソフトが利用できないほか、速度保証がないので選びにくいです。
あたかも、5Gbps(=625MB/秒)出るような宣伝ですが、これは、USB3.0自体の理論上のボトルネックを示しただけものです。
ユーザーフレンドリーではなく、誠実さに欠けます。
選ばない方が良いでしょう。
【2022年発売】
[32GB]
27・Kingston DTDUO3CG3/32GB
¥3,450 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
[64GB]
28・Kingston DTDUO3CG3/64GB
¥4,200 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
[128GB]
29・Kingston DTDUO3CG3/128GB
¥6,279 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
USB規格:USB-C USB-A
長さ:29mm
速度: 読出200MB/s
セキュリティ:
保証:5年保証
Kingston DataTraveler DTDUO3CG3は、アメリカのキングストンから発売されているUSB-C対応メモリーです。
長さは、2.9センチと、小型タイプと言えるサイズです。
この製品も、USB-C端子のほか、通常の(四角い)USB-A端子も裏側に付属するデュアルインタフェース仕様です。
接続端子は、キャップを両側に移行できる工夫があります。
そのためキャップをなくす危険は少ないです。
ただ、外して持ちはこぶ際に、片方の端子がむき出しなので、常に装着しておくのがデフォルトです。
速度は、他方、読出は200MB/sと高速です。
ただ、書込は情報がないです。
セキュリティは、本機は、暗号化には非対応です。
保証は、国内正規品のため、5年保証です。
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以上、Kingston DataTravelerの紹介でした。
キャップの工夫が見所で、常に付けて利用する場合は割と良い選択肢です。ただ、書込速度が非開示なので、この部分はややネックと言えます。
1-3・超高速USB-Cメモリーの比較
最後に、超高速で、読出速度が400MB/秒を超えるモデルです。
なお、フラッシュメモリは熱で速度が落ちるので、ふだん長時間・継続して使うつもりならば【ポータブルSSDの比較】で書いた製品のほうが安定的であることはあらかじめ断っておきます。
【2021年発売】(若干注意?)
[128GB]
30・トランセンド TS128GJF930C
¥3,980 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
[256GB]
31・トランセンド TS256GJF930C
¥5,973 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
[512GB]
32・トランセンド TS512GJF930C
¥9,990 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
USB規格:USB-C USB-A
長さ:71.3mm
速度:読出420MB/秒 書込400MB/秒
セキュリティ:256bit AES(ソフト)
保証:5年保証
トランセンド JetFlash 930C は、台湾のトランセンドが販売するUSB-C対応フラッシュメモリです。
長さは、本機の注意点で、7.3センチです。
サイズは、71.3 mm x 20 mm x 7.8 mmなので、隣のポートを塞ぐ可能性はあります。
接続端子は、キャップ式です。
構造的にストラップフォルダもないので、キャップとともに紛失リスクはあります。
速度は、しかし、本機は、読出520MB/秒 書込400MB/秒です。
新型の3D NANDフラッシュを装備した結果とのことです。
USB 3.2 gen1(旧名USB 3.0)での速度限界(5gb/s=625MB/秒)に収まるので、どちらの形状の端子を利用しても(理論値で)この速度は出るでしょう。
一方、本機は、(間違いなく)USB-Cメモリーとして売られます。
この場合、Windows OSで「リムーバブルメディア」扱いですが、ユーザーレビューを見ると、外付けSSD、HDD同様の「USBマスストレージクラス」として認識されるとの情報があります。つまり、Windowsだと「ローカルディスク」になるようです。
PC利用では、取り外し方法が変わるほどで問題ないですが、ゲーム機などだと一部使えない機器があるかもしれません。
セキュリティは、パスコードロックと、データ暗号化(256AES)に対応です。
「Transcend Elite」ですので、下位機と同じです。インストールが必要な仕様となります。
保証は、5年保証です。
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以上、トランセンドのJetFlash 930Cの紹介でした。
USB-Cメモリとしては、現状で、速度的には最も速い製品です。そこを目的ならば良いですが、「リムーバブルメディア」として使いたい場合は、少し注意です。
また、その用途ならば、先述のように【ポータブルSSDの比較記事】で書いた各製品と比較しても良いでしょう。
【2024年発売】Gはグローバル型番
[64GB](読出300MB/秒)
33・SANDISK SDCZ480-064G-J35
¥2,101 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
34・SANDISK SDCZ480-064G-G46
¥1,430 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
[128GB]
35・SANDISK SDCZ480-128G-J35
¥2,909 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
36・SANDISK SDCZ480-128G-G46
¥2,170 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
[256GB]
37・SANDISK SDCZ480-256G-J35
¥5,333 Amazon.co.jp (2/14執筆時)]
38・SANDISK SDCZ480-256G-G46
¥3,450 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
[512GB] SDCZ480-512G-J35
39・SANDISK SDCZ480-512G-G46
¥7,180 Amazon.co.jp (2/14執筆時)]
[1TB] SDCZ480-1T00-J35
40・SANDISK SDCZ480-1T00-G46
¥14,980 Amazon.co.jp (2/14執筆時)]
USB規格:USB-C
長さ:52.8mm
速度:読出400MB/秒
セキュリティ:256bit AES(ソフト)
保証:5年保証
J35シリーズは、米国のサンディスクの製品です。
先述のように、中身のメモリが生産できるWDグループです。
その部分で長期保証ですが、G46シリーズは並行輸入になる点で、保証性が不確定になる部分に注意してください。
サイズは、長さ52.8x高さ20x幅9.4mmです。
短めですが、それなりに幅があります。
接続端子は、スライドバー式です( サンディスクウルトラスライダー)。
キャップを紛失することがない部分で便利です。
速度は、読出400MB/秒です。
書込速度の保証はないですが、おそらく90-100MB/秒あたりです。
ただ、64GBは読込が300MB/秒です。
セキュリティは、パスコードロックと、暗号化(128AES)に対応です。
暗号化はソフトウェア方式です。この点は同じですが、強度が128AESクラスなのでやや弱めです。
保証は、日本正規品(Jシリーズ)に限り5年保証です。
Gシリーズは並行輸入なので、国際保証がえられるかは確認してください。
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以上、サンディスクの J35シリーズでした。
64GBは速度保証がないので除くとして、それ以外は速度面・価格面で選択肢になります。
書込速度の保証はないので、そちらを重視する場合は注意を要しますが、値段は十分安いです。次に見るサムスンも同じ速度ですが、スライド式を希望する場合、こちらも良いでしょう。
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なお、この速度クラスのサンディスクの製品は、他にもいくつかあります。
順番にみておきます。
【2024年発売】
[64GB] 黒:SDDDC3-064G-J35
42・SANDISK SDDDC4-064G-J35
¥2,222 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
[128GB] 黒:SDDDC3-128G-J35
43・SANDISK SDDDC4-128G-J35
¥2,889 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
[256GB] 黒:SDDDC3-256G-J35
44・SANDISK SDDDC4-256G-J35
¥4,222 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
[512GB] 黒:SDDDC3-512G-J35
45・SANDISK SDDDC4-512G-J35
¥7,667 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
[1TB ] 黒:SDDDC3-1T00-J35
46・SANDISK SDDDC4-1T00-J35
¥15,333 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
USB規格:USB-C
長さ:45mm
速度: 読出400MB/秒
セキュリティ:
保証:5年
第1に、SanDisk Ultra Dual Drive Go USB Type-Cです。
発売時は直販限定ですが、黒モデルも存在します。
接続端子は、USB-CとUSB-Aをデュアルで搭載するタイプです。
メタルボディが、両端の端子の一方を隠すような、回転式コネクタの製品となります。
サイズは、長さ44.45x幅12.19x厚み8.64mmです。
このタイプでは、長さは短めでしょう。
速度は、読出400MB/秒です(64GBのみ300MB/秒)。
あとは、先ほどの機種と保証期間を含めて変わりません。
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結論的にいえば、USB-A端子もあった方が便利な方は選択肢でしょう。
長さも短めで、ストラップホルダもあり、便利そうです。
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【2023年発売】
【クリエーター向けモデル】
[256GB]
47・SANDISK SDCZ75C-256G-G46
¥10,861 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
[512GB]
48・ SANDISK SDCZ75C-126G-G46
¥16,638 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
[1TB]
49・ SANDISK SDCZ75C-1T00-G46
¥29,615 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
【通常モデル:並行輸入】(23年)
[64GB]
50・ SANDISK SDCZ75-064G-G46
¥1,740 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
[64GB]
51・ SANDISK SDCZ75-127G-G46
¥2,570 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
[64GB]
52・ SANDISK SDCZ75-256G-G46
¥3,980 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
512GB:SDCZ75-512G-G46
1TB:SDCZ75-1T00-G46
USB規格:USB-C
長さ:45mm
速度: 読出400MB/秒
セキュリティ:
保証:5年(直販のみ)
第2に,SanDisk Creator USB-Cシリーズです。
青系のグラデーションの筐体で、メモリに限らず、24年にSANDISKが自社デバイスのうち「クリエーター向け」とされるものを、この外観色にしています。
なお、USBメモリ以外だと、AdobeCCの1ヶ月版が付いているモデルがありましたが、こちらは、Adobe Lightroom (3ヶ月版:約4,500円相当)がおまけとのことです。
一方、海外だとゴールドモデルが出ていますが、外形や中身は同じになります。
ただし、日本未発売で、並行輸入となります。
サイズは、長さ45.8x幅16x厚み11.8mmです。
USB-C端子のみで、スライドノック式になります。
スライドバーは底面にあります。
速度は、読出400MB/秒です(64GBのみ300MB/秒)。
書き出しは非開示ですが、ユーザーベンチをみると、結構出ている(150-170MB/秒)ので、同速度の他機より、こちらはプレミアムなのかもしれません。
なお、クリエーター向け以外は、並行輸入なので、出所(偽物リスク)には注意です。
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結論的にいえば、正規品はおすすめできます。
400MB/秒クラスのUSB-Cでも(公開はないものの)書込速度は速そうです。やや高いですが、そこ重視したい場合で、「信頼のサンディスクブランド」を選びたい場合選択肢になります。
少し高めですが、市販品では最高速クラスです。
正規品は、Adebeのライセンスが付く点で「偽物の判別」が容易ということもあり、そこを含めて安心感があります。
【2022年発売】
[128GB]
53・サムスン MUF-128DA/EC
¥(2,990) Amazon.co.jp (2/14執筆時)
[256GB]
54・サムスン MUF-256DA/EC
¥5,990 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
[512GB]
55・サムスン MUF-512DA/EC
¥11,596 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
USB規格:USB-C
長さ:33.7mm
速度:読出400MB/秒
セキュリティ:
保証:5年保証
MUF-128DA/EC などは、韓国のサムスンが販売するUSB-Cメモリです。
日本サムスンの販売です。
長さは、本機の注意点で、3.3センチです。
サイズは、33.70×15.90×6.40mmなので、高速タイプとしては、横のポートも多少塞ぎにくい設計です。
ただし、(四角い)USB-A端子はない、USB-C専用である点は注意点です。
接続端子は、キャップ式です。
ただ、ふたにも本体にもストラップフォルダがあるので、対策は可能でしょう。
速度は、本機は、転送速度という表記で400MB/秒です。
書込は、保証がないです。ユーザーベンチだと60〜70MB/Sあたりのようです。
セキュリティは、暗号化ソフトの提供はないです。
保証は、5年保証です。
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以上、サムスンのUF-128DA/ECなどの紹介でした。
中身のメモリーがつくれる会社だけに、値段も安く、高速です。
USB-A端子に対応する必要がなく、キャップ式でも構わないならば、本機を選べば後悔はしないと言えます。
今回の結論
最新のUSB-Cメモリーのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、USB-C対応メモリーを紹介しました。
まだまだニッチな製品で選択肢はあまりないですが、最後に、Atlasのオススメ機種を提案しておきます。
第1に、Mac/PCに差しっぱなしで利用する場合に、おすすめな小型モデルは、
【2022年発売】
[32GB]
27・Kingston DTDUO3CG3/32GB
¥3,450 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
[64GB]
28・Kingston DTDUO3CG3/64GB
¥4,200 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
[128GB]
29・Kingston DTDUO3CG3/128GB
¥6,279 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
USB規格:USB-C USB-A
長さ:29mm
速度: 読出200MB/s
セキュリティ:
保証:5年保証
スピード ★★★☆☆
本体サイズ ★★★★★
保証期間 ★★★★★
情報保護 ★★★☆☆
総合評価 ★★★★★
デュアルインタフェース仕様であるイギリスのキングストンのデータトラベラーでしょう。
書込速度はあまり期待できませんが、読み込みは200MB/秒で実用水準です。
その上で、差しっぱなし利用の場合、両側で使えるキャップで、片方の端子を保護できるのが良いと思います。
キャップは取り外し式ではないので、無くしにくいというメリットもあります。
第2に、暗号化に対応するセキュアなUSB-Cメモリーとしておすすめできるのは、
【2022年発売】
[32GB]
15・エレコム MF-CAU32032GBK
15・エレコム MF-CAU32032GSV
¥2,200 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
[64GB]
16・エレコム MF-CAU32064GBK
16・エレコム MF-CAU32064GSV
¥2,727 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
17・ロジテック LMC-LCA64UAC
¥2,280 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
[128GB]
18・エレコム MF-CAU32128GBK
18・エレコム MF-CAU32128GSV
¥4,436 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
19・ロジテック LMC-LCA128UAC
¥3,280 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
USB規格:USB-C USB-A
長さ:31mm
速度: 読出 200MB/秒
セキュリティ:256bit AES(ソフト)
保証:1年保証
スピード ★★★★☆
本体サイズ ★★★★★
保証期間 ★★★☆☆
情報保護 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
エレコムの MF-CAU32BKシリーズでしょう。
USB-Cモデルだと、暗号化の部分でハードウェアロックに対応できる製品がないです。
そのため、ソフトウェアロックになりますが、その中では、本機が良いように思います。アイオーデータも良いですが、速度面などのスペックではこちらかと思います。
速度面では、200MB/秒の保証性もありますし、値段も安いので、「純正ソフトで暗号化に対応できる」部分を重視すると、本機は「選べる」と言えます。
第3に、速度を重視して、USB-Cメモリーを選ぶ場合は、
【2022年発売】
[256GB]
54・サムスン MUF-256DA/EC
¥5,990 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
[512GB]
55・サムスン MUF-512DA/EC
¥11,596 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
USB規格:USB-C
長さ:33.7mm
速度:読出400MB/秒
セキュリティ:
保証:5年保証
スピード ★★★★★★
本体サイズ ★★★★☆
保証期間 ★★★★★
情報保護 ★★★☆☆
総合評価 ★★★★★
サムスンのMUF-128DAかUF-256DAでしょう。
速度は、400MB/秒でUSBメモリーでは最高速級です。
その上で安いため、費用対効果の部分で魅力があるモデルです。
たあし、USB-A端子がない部分と、多少ですが幅がある(15.9mm)ので、利用時にとなりのポートと被らないかは、念のためチェックしておいてください。
これらのポイントが問題にならないならば、買って後悔することはまずないでしょう。
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[128GB]
36・SANDISK SDCZ480-128G-G46
¥2,170 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
[256GB]
38・SANDISK SDCZ480-256G-G46
¥3,450 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
[512GB]
39・SANDISK SDCZ480-512G-G46
¥7,180 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
[1TB]
40・SANDISK SDCZ480-1T00-G46
¥14,980 Amazon.co.jp (2/14執筆時)]
USB規格:USB-C
長さ:52.8mm
速度:読出400MB/秒
セキュリティ:128bit AES(ソフト)
保証:5年保証
一方、スライド式を希望する場合は、サンディスクも良いです。
速度は、こちらも400MB/秒です。
実用重視のデザインですが、スライド構造ほか、キーストラップ付である部分を含めて便利に感じる方はいるでしょう。
第4に、大容量のUSB-Cメモリーが必要な方には
【2024年発売】
[512GB] 黒:SDDDC3-512G-J35
45・SANDISK SDDDC4-512G-J35
¥7,667 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
[1TB ] 黒:SDDDC3-1T00-J35
46・SANDISK SDDDC4-1T00-J35
¥15,333 Amazon.co.jp (2/14執筆時)
USB規格:USB-C
長さ:45mm
速度: 読出400MB/秒
セキュリティ:
保証:5年
スピード ★★★★★★
本体サイズ ★★★★☆
保証期間 ★☆☆☆☆
情報保護 ★★★☆☆
総合評価 ★★★★☆
サンディスクのUltra Dual Drive Luxe USB Type-C Flash Driveでしょう。
国内正規品で、唯一1TBがあるモデルなので。
一方、512GBは、先ほどのサムスンも出すので、USB-A端子が不要ならば、そちらも候補とできます。
長さは、4.4センチほどです。
持ちはこびも可能ですし、速度評価も現状では最高水準です。
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というわけで、今回は、USBーC対応のUSBメモリーの紹介でした。
なお、このブログ「モノマニア」には、ドライブ関係記事が他にもあります。
1・ポータブルHDDドライブ
2・ポータブルSSDドライブ
3・Mac向きThunderbolt対応SSD
4・内蔵SSDドライブ
5・USBフラッシュメモリー
6・USB-C対応フラッシュメモリー
7・外付けハードディスク(電源付)
8・NAS(ネットワークディスク)
とくに、持ちはこび用として、速度や容量を重視する場合、SSDは有利です。
サイズはやや大きくなりますが、興味のある方は2番の記事をご覧ください。
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ではでは。