比較2017' 音質で選ぶサウンドバー人気20製品の性能とおすすめ(1):ホームシアター用のシアターバースピーカー:SONY YAMAHA JBL BOSE パイオニア panasonic

2017年07月17日

比較2017' 音質で選ぶサウンドバー人気20製品の性能とおすすめ(1):ホームシアター用のシアターバースピーカー:SONY YAMAHA JBL BOSE パイオニア panasonic

今回紹介する製品:2017年 TV向けのサウンドバー・シアターバーの性能とおすすめ・選び方:ホームシアター用小型サラウンドスピーカー・BOSE・パナソニック・ソニー・JBL・パイオニア・ヤマハ・Bose SoundTouch 300 sounder Solo 5 TV sound system SC-HTB175-K SC-HTB690-K SC-HTB885-K HT-MT300 HT-MT500 HT-CT380 HT-CT790 HT-NT5 HT-ST9 デジタル・サウンド・プロジェクター YSP-1600 YAS-106 YSP-2500 YSP-2700 HTP-SB760 FS-EB70 CINEMA SB250 SB350 SB450 機種の違いと人気ランキング

今回のお題
最新のTVに向いたサウンドバーのおすすめはどの機種?

 ども!Atlasです。今回は、オーディオ製品の比較で、TV用のサウンドバーを20機種ほど比較します。

 なお、このブログモノマニアには、スピーカー関係の記事して、以下の記事があります。

1・PC用スピーカーの比較
2・
ミニコンポの比較
3・Bluetoothスピーカーの比較
4・サウンドバーの比較→今回の記事!
5・ブックシェルフ型スピーカーの比較  

 今回は、4番の記事で、TV用として便利なサウンドバー・シアターバーを比較します。

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 部屋の全周に5つ以上のスピーカーを配置して利用する本格的なホームシアターシステムと異なって、サウンドバーは、基本的に1本のバーとウーファーだけで擬似的(=バーチャル)2.1ch、5.1ch、7.1chの「シネマサウンド」を再現する製品です。

 そのため、小型で設置性が良く、リビングでも無理なく置ける製品です。最近は壁の反響を利用するなどして、音質面でもかなり本格的なサラウンドシステムといえるレベルまで技術水準が上昇してきました。TV内蔵スピーカーとは音質は雲泥の差ですので、音楽・映画のほか、ゲームをやる方にも人気です。

 なお、今回は、TVの下に設置するサウンドバー単体で利用できる製品のほかに、サブウーファーが1つ付くタイプも合わせて紹介します。

 では、比較をはじめます。

 いつものように、メーカーごと人気製品を比較した後で、最後に、結論として「Atlasのおすすめ機種」を提案する形式で書いていきます。

 なお、「4Kパススルー機能」や「ハイレゾ」など、専門用語の意味については、最初に紹介する機種の紹介にてまとめて書いています。そのため、「メーカーと機種決め打ち」で探している方も、できれば、順番にお読みいただければと思います。

パナソニックのシアターバー

 はじめに、パナソニックシアターバーを紹介します。

 なお、以下ではいつものように、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


  

1・パナソニック シアターバー SC-HTB175-K
 ¥19,842 Amazon.co.jp (7/17執筆時)

 チャンネル数:2.1ch
 実用最大出力:合計120W
 TVとの接続:光音声・HDMI(入出力)
 サブウーハ接続: 不要(内蔵方式
 ネットワーク:Bluetooth
(AAC対応)
 ハイレゾ音源: 未対応
 4Kパススルー: 未対応
 サイズ1:約950×66×105mm(標準)
 サイズ2:約950×118×80mm(80度スタンド使用時)

 SC-HTB175は、パナソニックのシアターバーでは最も安い製品です。

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 サイズは、長さが95cm、高さが5.5cm(スタンド込みで6.6cm)で、長さはありますが、設置しやすいといえる機種です。付属スタンドで80度の角度を付けておくこともできるため、TVボード前面の幅に余裕のない環境でも設置可能です。

 スピーカー(中・高音)は、2ch方式で、中音域を再生する5.7cmコーン型ウーハーと、高音域に対応する2.5cmセミドームツイータが2組搭載されるバスレフ式の2ウェイ2スピーカです。バランスの良い音質ながら、出力は合計で60Wですので、サウンドバーとしての音圧は弱めです。

 サブウーファー(重低音)は、この機種はサウンドバーにシステムが内蔵されるオールインワン方式です。サブウーファーを別に設置しなくて済む分、設置性が良いです。また、サブウーファーは、サウンドバーの上下に2つのスピーカーを配置する「デュアルドライブサブウーハー」式を採用します。通常のウーファーに比べて、階下に振動が伝わりにくいマンション向きの特性があります。ただ、内蔵型のため出力は60Wですが、オールインワンタイプとしては、これでもだいぶ健闘しています。あまり、低音を響かせる必要がないならば、十分でしょう。

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 Amazonベーシック ハイスピードHDMIケーブル
  ¥598 Amazon.co.jp (7/17執筆時)
 Amazonベーシック オプティカルケーブル 1.8m
  ¥498 Amazon.co.jp (7/17執筆時)

 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。いずれもケーブルは「別売」です。なお、HDMI-CEC規格に対応するため、パナソニックや他社のTVと、音声の電送のほか、TVと連動したON/OFFや音量のリモコン操作も可能です。

 スマホなどの音源再生は、内蔵するBluetooth無線で対応できます。その場合の音質もAACですので、MP3のような圧縮音源ならば、ほぼ劣化・遅延無しで送れると思います。一方、無線LAN/有線LANは非搭載ですので、iPhoneからボタン1つで接続可能なAirplayには非対応ですね。Bluetoothをペアリングしてから利用する必要があります。

 4Kパススルー機能は、未搭載です。4Kパススルー機能とは、HDMIケーブルで接続する際に、ブルーレイなどの4K対応機器と液晶TVとの中間に本機をできることを示す規格ですが、TVからも音声は伝送できるのですが、サウンドバーの場合、保護規格(HDCP2.2)の関係で、中間に配置しないと4K音声が再生されない面倒な仕組みです。

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 ハイレゾ音源の再生は、非対応です。なお、ハイレゾ音源とは、CDの音質を超える、新しい世代の音源で、e-onkyoなどのサイトで販売されているものです。TV音声の場合、4Kの音声でもハイレゾに満たない情報量なのですが、高級な液晶TVは、低質な音声を再計算し、ハイレゾにアップコンバートできる場合もあるため、高級機の場合、対応していて損はないといえます。

 以上、パナソニックの入門機SC-HTB175の紹介でした。かつ、サブウーファーのないオールインワンタイプのため、比較的導入しやすい機種です。2万円前後の同価格帯の他社製品と比べても、スピーカー総合出力では遜色がないといえます。ただ、4K液晶TVに対応できない点は長期間使う予定ならばネックですね。


 

2・パナソニック シアターバー SC-HTB690-K
 ¥35,060 Amazon.co.jp (7/17執筆時)

 チャンネル数:3.1ch
 実用最大出力:合計350W
 TV接続:
光音声・HDMI(入出力)
 サブウーハ接続:
Bluetooth
 ネットワーク:Bluetooth(SBC)
 ハイレゾ音源: 未対応
 4Kパススルー: 対応
 サイズ1:約950×55×120mm(据置時)
 サイズ2:約950×125.5×57.2mm (壁掛時)

 SC-HTB690は、パナソニックのサウンドバーの中位機種です。

 サイズは、長さが95cmと短めで、高さも5.5cmで設置できます。パナソニックのサウンドバーは、設置性の面ではかなり有利なモデルが多いですこちらの機種は、壁掛け金具も同梱されているので、ネジで壁に取り付けすることも可能です。

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 スピーカー(中・高音)は、 3.1ch方式です。スピーカーは、フルレンジの6.5cmコーン型スピーカーに総計3つ配置される1ウェイ方式です。そのため、同じパナソニックでも2ウェイ式の下位機種SC-HTB175とは音質が異なります。比較すると、こちらの方が、センタースピーカーがある分、人の声が聴き取りやすくTV向きだと思います。パワーも、3スピーカー計で210Wですので、下位機種と比べて臨場感も優れます。

 サブウーファー(重低音)は、この機種は、別にサブウーファーを設置する方式です。ただ、このサブウーファーは、Bluetoothワイヤレス接続が可能なので、サブウーファーに電源ケーブルを挿すだけで使えます。設置は十分容易でしょう。出力も140Wですので、低音の音圧も感じられ、ゲームや映画などに向く仕様です。

 TVとの接続は、こちらも、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。先ほど説明した、「HDMI-CEC規格」にも対応し、TVのON/OFFと電源が連動できます。

 スマホなどの音源再生は、こちらはBluetooth対応ですが、圧縮転送規格がSBCで、AACに非対応です。そのため、スマホからの再生の音質に限れば、さほど性能は高くありません。

 4Kパススルー機能は、搭載です。著作権に「うるさい」4Kテレビでも音の再生が可能です。

 ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

 以上、パナソニックのSC-HTB690の紹介でした。サブウーファーが別に付くタイプですが、サウンドバーとしては価格は値頃で、特に低音のパワーは期待できるでしょう。「ドカンドカン」音がするようなゲームや、映画の場合は、これほどの能力があると、満足感が高いと言えます。4Kに対応する点も、今後に向けて安心でしょう。


 

3・パナソニック シアターバー SC-HTB885-K
 ¥63,397 Amazon.co.jp (7/17執筆時)

 チャンネル数:5.1ch
 実用最大出力:合計500W
 TV接続:
光音声・HDMI(入力2出力1)
 サブウーハ接続:
Bluetooth
 ネットワーク:Bluetooth (aptX AAC対応)
 ハイレゾ音源: 未対応
 4Kパススルー: 対応
 サイズ1:約1125×51×121mm(据置時)
 サイズ2:約1125×122.5×56.5mm (壁掛時)

 SC-HTB885は、パナソニックのサウンドバーでは、最も高級な最上位機です。

 サイズは、長さが112.5cmと長めです。例えば、40インチの液晶TVの場合、本体の長さは90cmほど、49インチの液晶TVの場合、115cmほどです。それを考慮に入れれば、少し大きめのTVボードが必要な機種です。ただ、こちらも壁掛け金具が同梱されているので、ネジで壁に取り付けすることも可能です。

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 スピーカー(中・高音)は、 5.1ch方式です。中位機種は3.1chでしたが、それに比較すると、さらに2本サラウンドスピーカーが増えています。センタースピーカー1本・左右のフロントスピーカー2本・左右のサラウンドスピーカー2本は、中位機と同じフルレンジの6.5cmコーン型スピーカーです。ただ、左右のフロントスピーカーは、2.5cmセミドーム型のツイーターが別に付属し、総計で250Wという強力な音圧を持ちます。また、新型のLincsD-Amp IIの搭載で、ジッター(音のズレ)や歪みも少ない仕様です。

 サブウーファー(重低音)は、この機種も、ワイヤレスのサブウーファーを設置する方式です。中位機種に比べると出力は250Wとかなり期待ができるスペックです。

 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。HDMIの入力が2系統あるため、TVのほか、CDプレーヤーの直付なども可能ですね。

 スマホなどの音源再生は、こちらもBluetooth対応です。また、圧縮規格として、SBCやAACよりもランクの高いAptXに対応するため、特にAndroid系スマホとは相性が良いです。iPhoneはスマホ側が対応しないので、AACとして接続されます。

 4Kパススルー機能は、こちらも搭載ですが、ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

 以上、パナソニックのSC-HTB885の紹介でした。50インチ以上の大型液晶TVで、臨場感を重視したい場合は良い選択肢です。また、電源連動などの面でパナソニックの液晶TVとは特に相性が良く、同社TVのユーザーには、最もおすすめできる機種ですね。

SONYのサウンドバー

続いて、ソニーのサウンドバーの紹介です。ソニーは、とくに、ハイレゾ音源の再生に力を入れた製品が多いですね。


 

4・SONY HT-MT300 【各色】
 ¥26,610 Amazon.co.jp (7/17執筆時)

 チャンネル数:2.1ch
 実用最大出力:合計100W
 TV接続:光音声/ステレオミニ/
USB
 サブウーハ接続:
Bluetooth
 ネットワーク:
Bluetooth (SBC)
 ハイレゾ音源: 未対応
 4Kパススルー: 未対応
 サイズ1:約500×55×103mm(据置時)
 サイズ2:------

 HT-MT300 は、ソニーの「ミニバータイプ」のサウンドバーです。スピーカーが小型で設置性が良いのが自慢です。色は一般的な黒の他、白色のモデルも選択できます。

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 サイズは、長さが50cmと、各社のサウンドバーのなかでもひときわ短い点が売りです。大画面TVはもちろんですが、32インチほどの小型でレビでも違和感なく設置できそうです。高さも55センチと背も低いです。

 スピーカー(中・高音)は、 2.1ch方式です。フロントスピーカーは、フルレンジの40mm ×100mmコーン型スピーカーです。こちらは、小型機に一般的なバスレフ式ではなく、密閉型(アコースティックサスペンション型)スピーカーを採用しています。バスレフ型に比べて低音は出にくいですが、共鳴しにくく、中高音の信頼性が高いため、サウンドバー向きだと思います。実際、スピーカー部分だけ取れば、ハイレゾ音源に対応できるだけの品質があります。反面、パワーは、2スピーカーで50Wと多少控えめです。小型化はこのあたりが弱点といえます。

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 音質面では、ソニーのS-Masterというデジタルアンプは、性能面で定評があります。D/Aコンバーターとパワーアンプの一体化を図ることで、出力直前までデジタル伝送するため、音質の劣化は低いと言えます。

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 サブウーファー(重低音)は、ワイヤレスのサブウーファーを設置する方式です。この機種はウーファーも小さめで、ソファの下に入るサイズですが、パワーは、メインスピーカーとのバランスからか50Wとあまり高いとは言えないですね。

 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法が選べず、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法のみになりますが、HDMIと比べてもクオリティには影響はありません。一方、こちらは前面のUSB端子から、USBフラッシュメモリなどに保存した音源(AACなど)が再生可能です。一方、USBは、LPCM対応ながら、PCなどの外部スピーカーに使うような仕様ではありません。

 スマホなどの音源再生は、Bluetooth対応です。ただ、低音質なSBC規格のみ対応であり、性能はイマイチですね。

 その他、4Kパススルー機能未搭載で、ハイレゾ音源の再生は、スピーカー部分は規格対応しそうですが、アンプの部分の問題で非対応です。

 以上、ソニーHT-MT300の紹介でした。サブウーファー付属機種ですが、サウンドバーは今回紹介する機種の中で最も小型ですので、設置性は良いです。もちろん、スピーカーを多く搭載する大きな機種よりもサラウンド感は弱いですが、同社のバーチャルサラウンド技術(S-Force PROフロントサラウンド)は割と評判が良いので、この面でさほどの性能差は感じないと思います。

 とくに、32インチなどの小型TVで音質にこだわりたい場合はこちらの機種が良いでしょう。


 

6・SONY HT-MT500
 ¥60,600 Amazon.co.jp (7/17執筆時)   

 チャンネル数:2.1ch
 実用最大出力:合計145W
 TV接続:
光音声・HDMI(出力のみ)USB
 サブウーハ接続:
Bluetooth
 ネットワーク:
Bluetooth (LDAC)/LAN 無線LAN
 ハイレゾ音源: 対応
 4Kパススルー: 未対応
 サイズ1:約500×64×110mm(据置時)
 サイズ2:------

 HT-MT500 は、ソニーの「ミニバータイプ」のサウンドバーの上位機種です。後ほど説明するように、この機種は、ハイレゾ音源に対応し、無線LAN/有線LANネットワークに接続できる点で、TV単体利用と言うより、ネットワーク上のハイレゾ音源なども再生利用したい上級者にオススメです。

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 サイズは、長さが50cmと、サイズは先ほどの機種と同じで、「最小サイズ」です。ただ、高さは64cmと少しだけ背が高いですね。

 スピーカー(中・高音)は、こちらも 2.1ch方式です。スピーカーは、下位機種と同じ密閉型(アコースティックサスペンション型)40mm ×100mmコーン型スピーカーです。密閉型は、高音部分でハイレゾ対応しやすいので、特に意識して採用したのだと思います。パワーも60Wと多少向上しています。試聴の限り、音質もサウンドバーとしてはかなりクリアで素直でした。

 サブウーファー(重低音)は、こちらもワイヤレスのサブウーファーを設置する方式です。下位機種に比べると85Wと小型のサウンドバーとしてはそれなりに強いです。

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 ハイレゾ音源の再生は、この機種は対応します。また、単に対応するだけでなく、ハイレゾ以下の音質(圧縮音源や、CDやTVの音質)をハイレゾ相当までアップコンバートするDSEE HX技術も搭載します。そのため、特に、高音域での音質は、下位機種に比べても、相当良いです。

 TVとの接続は、こちらも光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法です。HDMIは出力のみ対応できますが、こちらは、ソニーの液晶TVであるBRAVIAや他社製品とのON/OFF連動などの目的に使用します。

 スマホなどの音源再生は、複数の選択肢があります。

 第1に、Bluetoothですが、こちらは、SBC/AACのほかLDAC形式に対応します。LDAC形式は、Bluetooth方式としては、唯一(容量の大きな)ハイレゾ音源に対応する形式です。ただ、音楽機器側の対応が必須で、ソニーのXperiaや、以前比較した【ウォークマンの上位機種】などしか現在は使えません。

 第2に、無線LAN/有線LANネットワークです。いずれもBluetoothより開戦が太いので、PCやNASなどに保存したハイレゾ音源のに対応できるほか、MacやiPhoneユーザーは、ご自宅にWi-Fiがあれば、MacやiPhoneのAirplayボタンを押すだけで、スピーカーで音源の再生が可能です。

 4Kパススルー機能未搭載です。4K放送に対応させたい場合は、この機種は避けた方が良いでしょう。

 以上、ソニーHT-MT500の紹介でした。小型サウンドバーとしては、音質の面で最も評価できる機種です。サブウーファーで低音も強化されますが、むしろ、ハイレゾDSEE HX技術の採用で、中音・高音域を綺麗に鳴らせるサウンドバーと言えます。

 TVだけでなく、スマホ・パソコン・NASなどに保存した音源の再生用にも使いたいという方には最もおすすめです。小型ですし、こうした機能面を考えても、寝室のサブテレビ用にも良いですね。


 

7・SONY HT-CT380
 ¥30,500 Amazon.co.jp (7/17執筆時)   

 チャンネル数:2.1ch
 実用最大出力:合計270W
 TV接続:
光音声・HDMI(入力3出力1)USB
 サブウーハ接続:
Bluetooth
 ネットワーク:
Bluetooth (AAC)
 ハイレゾ音源:
未対応
 4Kパススルー: 対応
 サイズ1:
約900×51×117(据置時)
 サイズ2:------

 HT-CT380 は、ソニーの「通常サイズ」のサウンドバーの入門機です。

 サイズは、長さが90cmと、先ほどの「ミニバータイプ」よりも40cmほど長い機種です。また、長めですが、ウーファーが内蔵されないタイプです。

 スピーカー(中・高音)は、大型ですが、こちらも 2.1ch方式です。一方、「ミニバータイプ」と同じ密閉型(アコースティックサスペンション型)ですが、多少面積の上で大きい60mmコーン型スピーカーになります。パワーは、その分、2本で180Wとかなり向上しています。臨場感の面では、ミニバータイプより上ですね。

 サブウーファー(重低音)は、こちらもワイヤレスのサブウーファーを設置する方式です。一方、ウーファーは下位機種よりも大きいですが、パワーは90Wとさして変わりません。その点で、長めの本体の機種としては、重低音は強調できません

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 ハイレゾ音源の再生は、この機種の場合、未対応です。一方、ブルーレイディスクの独自再生規格であるDolby True HDDTS-HDに対応する点は、SONYのこのグレードの機種以上だけが持つ特長ですが、疑似サラウンド再生のサウンドバーの場合、この部分はさほど気にしなくても良いと思います。


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 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。HDMIの入力が3系統あるため、一種のハブとしても利用できそうです。

 スマホなどの音源再生は、Bluetooth対応です。ただ、性能面ではSBC/AAC規格までの対応ですので、極めて優れているとは言えないですね。

 4Kパススルー機能は、搭載です。4K放送に対応させたい場合でもこの機種はOKです。

 以上、ソニーHT-CT380の紹介でした。サブウーファー付属で100cm前後の機種としては、値段はそこそこで、お買得です。ただ、ウーファーが弱めで、独自技術も乏しいので、この価格帯の製品としてはイマイチです。


 

8・SONY HT-CT790
 ¥44,200 Amazon.co.jp (7/17執筆時)   

 チャンネル数:2.1ch
 実用最大出力:合計300W
 TV接続:
光音声・HDMI(入力3出力1)USB
 サブウーハ接続:
Bluetooth
 ネットワーク:
Bluetooth (LDAC)/LAN 無線LAN
 ハイレゾ音源:
未対応
 4Kパススルー: 対応 (4K/HDR対応)
 サイズ1:約1030×52×126(据置時)

 サイズ2:------

 HT-CT790は、ソニーの「通常サイズ」のサウンドバーの中位機種です。

 サイズは、長さが103cmと、より大型化した機種で、どちらかといえば50インチ以上の大型液晶TVに向く仕様です。

 スピーカー(中・高音)はこちらも 2.1ch方式です。下位機種と同じ密閉型で、サイズも同じ60mmコーン型スピーカーになります。パワーは、200Wと多少向上していますが、聞き比べてもあまり違いは分からないレベルです。

 サブウーファー(重低音)も、同様であり、パワーは100Wと微妙に伸びただけです。つまり、基本的に、音質の面では、下位機種とあまり変わらない機種です。

 ハイレゾ音源の再生は、この機種の場合も未対応です。

 TVとの接続は、こちらも、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。HDMIの入力は下位機種同様に3系統ですね。

 スマホなどの音源再生は、AACのほか、LDAC形式に対応するBluetoothが採用されます。また、こちらは、無線LANと有線LANネットワーク対応です。アンプの性能面でハイレゾ音質ではないですが、Airplayをはじめ、ネットワーク上の音源再生には便利と言える機種です。

 4Kパススルー機能は、搭載です。さらに4Kと並行して進化している画像規格のHDRにも対応します。ただ、コンテンツ数が圧倒的に少ないため、HDR対応の有無は現状ではさほど重要なファクターではありません。

 以上、ソニーHT-CT790の紹介でした。下位機種とスピーカーの性能があまり変わらず、音質面では価格ほどの価値のみられない製品です。たしか、ネットワーク対応は魅力ですが、ハイレゾ音源やそれへのアップコンバートに対応しない点で、ソニーの製品としては「古くさい」ので、できれば、もう1グレード高い機種が良いと思います。


 

9・SONY HT-NT5
 ¥66,100 Amazon.co.jp (7/17執筆時)   

 チャンネル数:2.1ch
 実用最大出力:合計400W
 TV接続:
光音声・HDMI(入力3出力1)USB
 サブウーハ接続:
Bluetooth
 ネットワーク:
Bluetooth (LDAC)/LAN 無線LAN
 ハイレゾ音源:
対応
 4Kパススルー: 対応 (4K/HDR対応)
 サイズ1:
約1080×64×127(据置時)
 サイズ2:約1080×135×80(壁掛時)

 HT-NT5は、ソニーの「通常サイズ」のサウンドバーでは2番目に高価な機種です。

 サイズは、長さが108cmと、下位機種よりも多少大型化しています。50インチ以上の大型液晶TVに向く仕様ですが、壁掛け対応もできるため、設置の仕方によっては便利に使えるでしょう。


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 スピーカー(中・高音)は、高級機としては珍しいですが、2スピーカーの2.1ch方式です。ただ、スピーカーユニットが下位機種と明確な差があります。というのも、こちらは、60mmコーン型スピーカーに加えて、14mmソフトドーム型トゥイーター両側の上下に計4つ配備するからです。多数のトゥイーターの併用は、技術的に難しいのですが、音質はその分高いです。

 ハイレゾ音源の再生は、この機種は対応です。また、「ミニバータイプ」の上位機同様に、ハイレゾ以下の音質(圧縮音源や、CDやTVの音質)をハイレゾ相当までアップコンバートするDSEE HX技術も搭載します。スピーカーユニットが大きい分だけ、ミニバータイプにくらべても「より解像感の高い」音の再生が可能です。

 サブウーファー(重低音)も、130Wとパワーが増しています。一方、面白いのは、せっかくのハイレゾ音質を過剰な低音で犠牲にさせないため、シグマ型磁気回路を採用している点です。原音からみて、過剰な低音を抑制する作用があります。

 TVとの接続は、こちらも、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。HDMIの入力は下位機種同様に3系統です。

 スマホなどの音源再生は、こちらも、AAC・LDAC形式に対応するBluetoothのほか、無線LANと有線LANネットワーク対応です。ハイレゾ対応機種ですので、ネットワーク上の高音質な音源を再生するのにも向くでしょう。

 4Kパススルー機能は、搭載で、こちらもHDRにも対応します。

 以上、ソニーHT-NT5の紹介でした。高性能な4KTV用のサウンドバーとして魅力のある製品です。とくに、音楽番組のほか、ネットワーク上の音楽を再生するのならば、こちらはイチオシと言っても良い機種です。

 一方、スピーカーの音質が良いとは言え、こちらは2.1chの製品ではあるので、映画館のような臨場感を擬似的に再現するという点では、他社製品に負ける部分もあります。とはいえ、これは、「ハイレベル」な部分でのサラウンドの話であって、映画と言っても、BSやネット上のコンテンツをみる程度で、ブルーレイディスクを日常的に買うような人でないならば、この点は全く問題にならないでしょう。


 

9・SONY HT-ST9
 ¥119,370 Amazon.co.jp (7/17執筆時)   

 チャンネル数:7.1ch
 実用最大出力:合計800W
 TV接続:
光音声・HDMI(入力3出力1)USB
 サブウーハ接続:
Bluetooth
 ネットワーク:
Bluetooth (LDAC)/LAN 無線LAN
 ハイレゾ音源:
対応
 4Kパススルー:対応
 サイズ1:
約1130×64×133(据置時)
 サイズ2:

 HT-NT9は、ソニーの「通常サイズ」のサウンドバーでは、最も高価な機種です。

 サイズは、長さが113cmと先ほどの機種より多少長めです。他社製品を含めてもかなりのロングサイズなので、基本的には大型液晶TV用と言えます。

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 スピーカー(中・高音)は、こちらは、7.1ch方式です。密閉型の60mmコーン型スピーカーが7個付属し、さらに、中央と左右のウーファーについては、14mmソフトドーム型トゥイーターが内蔵される同軸スピーカー仕様です。臨場感がますのはもちろん、明示的にセンタースピーカーを付属させたことで、下位機種よりナレーションがはっきり聴き取れるようになりました。よりTV向けだと言えます。パワー的にもサウンドバーの部分だけで800Wと、他社を含めてももっとも協力です。

 サブウーファー(重低音)も、200Wとパワーが増しています。

 一方、スピーカーユニット以外の部分は、基本的に下位機種を踏襲しています。

 例えば、ハイレゾ音源の再生は、この機種も対応し、TVとの接続は、HDMIケーブル・光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)に両対応です。また、LDACを含むBluetoothと、無線LANと有線LANネットワークにももちろん対応です。

 4Kパススルー機能搭載です。ただ、こちらについては、発売時期の関係かHDRには非対応です。

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 以上、ソニーHT-NT7の紹介でした。10万円を越えるサウンドバーとして音質面でかなりの期待が持てます。そのほか、例えば、サッカーのナレーションを消すなど映像に応じたサウンド調整機能も上位機種だけのものであり、使い勝手の部分でも期待できるでしょう。問題は価格面と本体のサイズですが、そこをクリアできるならば、買って後悔のない製品だと思います。

ヤマハのサウンドプロジェクター

 つづいて、ヤマハの製品を紹介します。


 

10・ヤマハ YAS-106
 ¥21,134 Amazon.co.jp (7/17執筆時)  

 チャンネル数:2.1ch
 実用最大出力:合計120W
 TV接続:
光音声・HDMI(入出力)
 サブウーハ接続:
不要(内蔵方式
 ネットワーク:
Bluetooth (AAC)
 ハイレゾ音源:
非対応
 4Kパススルー: 対応
 サイズ1:
約890×54×131(据置時)
 サイズ2:約890×131×62(壁掛時)

 YAS-106 は、ヤマハが発売する製品としては、最も安価なサウンドバーです。仕様の面では、1番目に紹介したパナソニックの入門機SC-HTB175と似ており、価格面でも「ライバル機」と言えます。

 サイズは、長さが89cmと、パナソニックのSC-HTB175と同じく、サブウーファー付属しないオールインワンタイプとしてはかなり小型です。壁掛け対応も可能な機種ですね。

 スピーカー(中・高音)は、 2.1ch方式です。中音域を再生する5.5cmコーン型ウーハーと、高音域に対応する2.5cmドームツイータが2組搭載されるバスレフ式の2ウェイ2スピーカです。仕様の面で、パナソニックのSC-HTB175と較べると、ウーハーが多少小さいですが、出力は合計で60Wですので、基本的には同等だと思います。

 サブウーファー(重低音)は、この機種はサウンドバーにシステムが内蔵です。出力は60Wとこちらもパナソニックと同等ですね。

 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。ヤマハの場合も、HDMI-CEC規格に対応するため、音声の電送のほか、TVと連動したON/OFFや音量のリモコン操作も可能です。

 スマホなどの音源再生は、Bluetooth無線で対応できます。音質もAACですので、こちらも、パナソニックのSC-HTB175と同じです。

 4Kパススルー機能は、一方、パナソニックとことなり搭載です。4K映像コンテンツはまだ少ないですが、スカパーなどで見ようと思っている方は、こちらの方が良いでしょう。

 ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

 以上、ヤマハのYAS-106 の紹介でした。正直なところ、パナソニックの入門機SC-HTB175とスペックが似ており、音質もあまり異なる向きはないです。ただ、一点、こちらは、4Kパススルー機能が付属するという利点がありますので、その点で選ぶならばこちらでしょう。


  

11・ヤマハ デジタル・サウンド・プロジェクター YSP-1600
 ¥47,500 Amazon.co.jp (7/17執筆時)  

 チャンネル数:5.1chリアルサラウンド
 実用最大出力:合計76W
 TV接続:
光音声・HDMI(入出力)
 サブウーハ接続:
不要(内蔵方式
 ネットワーク:
Bluetooth (AAC)
 ハイレゾ音源:
未対応
 4Kパススルー: 対応
 サイズ1:
約1000×65×130(据置時)
 サイズ2:

 YSP-1600 は、ヤマハが発売するサウンドバーの中位機種です。ヤマハの場合、このグレードから「デジタル・サウンド・プロジェクター」というシリーズ名が付属し、あきらかにグレードが変わります。それは、こちらが、リアルサラウンドシステムを採用する機種だからです。

 201703211910.jpg

 ヤマハの下位機種や、ソニーパナソニックなどの他社の場合、バーチャルサラウンドシステムを採用し、1スピーカーで、5.1chなどの臨場感を仮想的に再現しています。

 201703211913.jpg

 一方、「デジタル・サウンド・プロジェクター」はリアルサラウンドシステムを採用します。これは、サウンドバーの各スピーカーが発したビーム上のサウンドを壁に反射させることで、5.1chなどの環境の再現を目指したものです。これは、ヤマハの独自技術です。

 バーチャルサラウンドシステムと比較すると、リアルサラウンドシステムは、音の広がりがより自然で、映画館に近い感覚を得やすいです。ただ、壁がある部屋であること、幅3-7m・奥行き3-7m・高さ2-3.5m以内の部屋であること、壁が吸音素材であること、など条件が厳しいです。少なくとも、物がごちゃごちゃしていたり、複雑な形状のリビングではさほど高い効果は期待できないでしょう。ただ、こうした条件に合致した、例えば、TV・オーディオルームなどの場合は、高い効果が期待できます。

 以下、こうした点をふまえつつ、基本スペックを見ていきます。

 サイズは、長さが100cmとなります。さほど長くもありませんが、基本的には大画面テレビに合いそうです。

 201703211923.jpg

 スピーカー(中・高音)は、5.1chリアルサラウンドシステムです。2.8cmと他社よりは小型バスレフ型コーン型ウーハーで、総合的な出力も総計16Wと小さいです。ただ、先ほど書いたように、8基搭載して、壁に反射させる方式なので、単純に比較はできません。

 サブウーファー(重低音)は、この機種もサウンドバーにシステムが内蔵です。本体の上下に付属する、パナソニックの一体型と同じような作りですが、パワーは出力は60Wとやはり同じほどです。

 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。

 スマホなどの音源再生は、Bluetooth無線で対応できます。音質もAACですので、ヤマハの下位機種同様に「可もなく不可もなし」ですね。

 4Kパススルー機能はこちらも搭載で、ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

 以上、ヤマハのYAS-1600 の紹介でした。ヤマハの「デジタル・サウンド・プロジェクター」については、システムが他社と大きく異なるため、一概に比較できないというのが正確な表現です。ただ、設置場所の設定を詰めれば、この方式は「理に適った」音を出すのは確実です。サウンドバーとしては、他にはない感じのサラウンド感を得れますので、部屋の仕組みが許す中級者以上方は、検討しても良いでしょう。ニュースなどの普段使いというよりも、映画などの視聴に向くと思います。


 

12・ヤマハ デジタル・サウンド・プロジェクター YSP-2500
 ¥72,700 Amazon.co.jp (7/17執筆時)   

 チャンネル数:7.1chリアルサラウンド
 実用最大出力:合計107W
 TV接続:
光音声2・同軸・HDMI(入力3出力1)
 サブウーハ接続:
Bluetooth
 ネットワーク:
Bluetooth (Apt-X)
 ハイレゾ音源:
未対応
 4Kパススルー: 対応
 サイズ1:
約944×51~86×144mm(据置時)
 サイズ2:

 YSP-2500 は、ヤマハの「デジタル・サウンド・プロジェクター」の中級機です。

 201703211943.jpg

 サイズは、長さが94.4cmとなり先ほどよりも多少小型です。ただ、これは、ワイヤレスのサブウーファーが付属するためですので、一概に小型とは言えません。なお、サイズ的には高さが51cmから86cmまで調整できるので、設置性は良いです。

 また、設置条件の厳しさは下位機種と同じですが、こちらは、部屋の形状で多少の微調整ができるインテリビーム機能があるため、多少の微調整は効く仕様です。

 201703211941.jpg

 スピーカー(中・高音)は、7.1chリアルサラウンドシステムです。下位機種と同じ、2.8cmのバスレフ型コーン型ウーハーですが、16個の多連スピーカーで、総計32Wと下位機種の倍のパワーです。

 サブウーファー(重低音)は、こちらは、ワイヤレスのサブウーファーが付属するタイプです。ただ、75Wとこの価格帯の製品としては多少弱めです。このシリーズは重低音を強調したものではないので、問題ないでしょう。

 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。また、音楽専用機器などに搭載される同軸端子も付属します。(珍しく)光デジタルも2系統ですね。

 スマホなどの音源再生は、Bluetooth無線で対応できます。音質は、こちらは、CD並の音質を転送できるaptXを採用しており、Android系のスマホなどとの相性が良いです。一方、AACは不採用ですので、Apt-Xに対応できないiPhoneは、SBCで接続せざるを得ない点がネックです。

 4Kパススルー機能は、下位機種と同じでこちらも搭載で、ハイレゾ音源の再には、非対応です。

 以上、ヤマハのYAS-2500 の紹介でした。8万円前後クラスの製品としては、十分な能力がある機種だと思います。また、下位機種に比べて、インテリビーム機能があるため多少設置の自由は利きやすいので、この方式のサウンドバーを試して見たい方にもおすすめできそうです。


 

13・ヤマハ デジタル・サウンド・プロジェクター YSP-2700
 ¥100,480 Amazon.co.jp (7/17執筆時)  

 チャンネル数:7.1chリアルサラウンド
 実用最大出力:合計107W
 TV接続:
光音声2・同軸・HDMI(入力3出力1)
 サブウーハ接続:
不要(内蔵方式
 ネットワーク:
Bluetooth (AAC) LAN 無線LAN
 ハイレゾ音源:
未対応
 4Kパススルー: 対応
 サイズ1:
約944×70×154mm(据置時)
 サイズ2:

 YSP-2700 は、ヤマハの「デジタル・サウンド・プロジェクター」の上位機です。今回紹介するヤマハの製品の中では最も高い製品です。

 サイズは、長さが94.4cmとなり、さきほどと同型です。ただ、高さ調整には非対応になっています。

 スピーカー(中・高音)は、こちらも、7.1chリアルサラウンドシステムです。なお、16個の多連スピーカーも含めて、スピーカー部分の品質は、下位機種と同じです。

 サブウーファー(重低音)75Wと同じで、ワイヤレスのサブウーファーが付属するタイプです。

 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)方法、同軸端子を使う方法から選べます。ただ、下位機種と異なって、光端子は1系統のみですね。

 スマホなどの音源再生は、下位機種と大きく異なる部分で、Bluetoothのほか、有線LAN・無線LANにも対応します。

 第1に、Bluetooth接続の場合、こちらは、下位機種と違い、CD音質のaptXに非対応です。ただ、iPhone系にも親和性のあるAACが搭載されるため、一長一短と言えそうです。少なくともiPhoneユーザーにはこちらのほうが良いです。

 第2に、有線LAN・無線LANの場合は、Airplayに対応するほか、radiko.jpにも公式対応しています。音質のグレードは、再生側の音源によりますが、少なくともスピーカー・アンプの面でハイレゾに対応していないので、サラウンド感の優劣はともかくとして、再生音質は、同じ7.1chでもソニーの上位機のほうが高いと言えます。

 4Kパススルー機能は、下位機種と同じでこちらも搭載です。

 以上、ヤマハのYAS-2700 の紹介でした。10万円を越える高級なシステムです。ただ、下位機種との違いは、ネットワーク対応ですので、その方面に興味がないならば、下位機種で良いと思います。

パイオニアのサラウンドシステム

 つづいて、パイオニアサウンドシステムを紹介します。


 

14・パイオニア HTP-SB760
 ¥44,000 Amazon.co.jp (7/17執筆時)  

 チャンネル数:5.1ch
 実用最大出力:合計140W
 TV接続:
光音声・HDMI(入力3出力1)
 サブウーハ接続:スピーカーケーブル
 ネットワーク:
Bluetooth (Apt-X)
 ハイレゾ音源:
未対応
 4Kパススルー: 対応
 サイズ1:
約1110×250×250mm(センタースピーカー)
 サイズ2:

 HTP-SB760 は、パイオニアのサウンドバーの入門機です。他機種にもみられる価格帯の製品ですが、かなり特殊な作りをしたモデルですので注意が必要です。

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 というのも、この製品は、サブウーファーの部分が本体であり、サブウーファーの本体から、有線ケーブル(スピーカーケーブル)でサウンドバーやサラウンドバーに配線する製品だからです。

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 また、サウンドバーの部分も、3つのパーツからなっており、サウンドバーの左右の2つのスピーカーが取り外せる仕様です。外した上で、部屋の逆側に配置すれば、本格的なシアターシステムにもできるというコンセプトの製品ですね。

 ただ、難点は、フロントバー・左・右のバー総計3つに、スピーカーケーブルを配線する必要がある点で、サウンドバーとしては、配線が「ごちゃごちゃしがち」で、あまりメリット性がないのも事実です。ワイヤレス対応ならば良いのですが。

 サイズは、長さが1110cmと、入門機としては長めです。

 スピーカー(中・高音)は、フロントスピーカーが、4×7cmの密閉式のコーン型ウーハー3組、左右のサラウンドスピーカーとして、同型のものがさらに2組という5スピーカー構成です。先ほど書いたように、左右のスピーカーを取り外し、部屋の後方まで持っていけば、(バーチャルでない)リアルな5.1chも構築できます。出力は、総計で100Wと、そこそこあります。

 サブウーファー(重低音)は、先ほど書いたように本体兼用ですが、40Wと大して出力は強くない仕様です。

 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。HDMI CECにも対応するため、電源や音量調整はTVと同様にできます。

 スマホなどの音源再生は、Bluetooth無線で対応できます。音質もapt-X/AACに対応ですので、iPhoneでもAndroidでも、問題なく使えます。

 4Kパススルー機能搭載です。一方、ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

 以上、パイオニアのHTP-SB760 の紹介でした。リアルな5.1chを(たまに)試したみたい方には面白い機種でしょう。ただ、「ケーブル配線のなさ」というサウンドバーの利点はない機種ですので、一般向けとは言えなそうです。


 

15・パイオニア FS-EB70
 ¥78,804 Amazon.co.jp (7/17執筆時)   

 チャンネル数:3.1.2chドルビーアトモス・DTS:X
 実用最大出力:合計100W
 TV接続:
光音声・HDMI(入力3出力1)
 サブウーハ接続:Bluetooth(レシーバとは有線
 ネットワーク:
Bluetooth (AAC) LAN 無線LAN
 ハイレゾ音源:
未対応
 4Kパススルー: 対応
 サイズ1:
約950×53×80mm(センタースピーカー)
 サイズ2:約445×69×302mm(AVレシーバ)

 FS-EB70は、パイオニアのサウンドバーの上位機機です。同社の場合、中間的な価格はなく、いきなりこのグレードになります。

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 この機種の特長は、ドルビーアトモス・DTS:Xという、新しい映画館のサラウンド規格に対応している点です。こちらは、高さ方向の音情報もブルーレイなどに入れることで、頭上の航空機の上からの走行音を再現するという方向性の規格です。

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 そして、こちらの機種は、天井スピーカーがなくても、上向きのスピーカーを天井に反射させることでこれを擬似的に再現しようと試みている面白い機種です。

 もちろん、この規格に対応しない大抵のメディアについても擬似的にそれを再現したり、天井の照射場所を切り替えて、ヤマハのように背面のリアスピーカーのように感じさせるなど、他社にない面白い技術を取り入れています。

 サイズは、長さが950cmと平均的です。こちらは、本体とスピーカーバーが別なので、接続ケーブルでつなげる必要がありますが、下位機種のように複数のスピーカー線があるのではなく、1本線でデータも電源も供給できるため、設置性は良いと思います。

 スピーカー(中・高音)は、フロントスピーカーが4×7cmの密閉式のコーン型ウーファー3組と下位機種tお同様の構成ですが、これに、天井反射用に2組の5.8cmコーン型ウーファーが付属する構成です。なお、パイオニアは、トゥイーターとウーファーを別にしない仕様ですが、それでも再生周波数帯域で20kHzを確保できる独自技術があります。一方、パワーは、合計で50Wと、さして大きくないですが、ヤマハ同様に方式が異なるので、比較はできません。

 サブウーファー(重低音)は、ワイヤレスのサブウーファーが付属します。ただ、出力は、50Wと大して強くない仕様です。

 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。この部分は下位機種と同じですね。

 スマホなどの音源再生は、下位機種と大きく異なる部分で、Bluetoothのほか、有線LAN・無線LANにも対応します。Bluetooth接続は、AACのみ対応ですが、有線LAN・無線LANが利用できるため、NASやPCからのネットワーク的な運用や、Apple系ならばAirplayにも対応できます。

 4Kパススルー機能は、下位機種同様に搭載で、ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

 以上、パイオニアのFS-EB70の紹介でした。天井から降り注ぐ3Dサラウンドという新機軸を家庭用のサウンドバーでいち早く取り上げた野心的な製品です。ネットワーク機能など、他の部分も十分な機能を持つため、先進技術をいち早く試したい「新しもの好き」の方には、特におすすめできます。

JBLのサウンドバー

 続いて、アメリカの大手音響メーカーであるJBLの製品を比較します。


 

16・JBL CINEMA SB250
 ¥37,551 Amazon.co.jp (7/17執筆時)   

 チャンネル数:2.1ch
 実用最大出力:合計200W
 TV接続:
光音声のみ
 サブウーハ接続:Bluetooth
 ネットワーク:
Bluetooth (SBC?)
 ハイレゾ音源:
未対応
 4Kパススルー:未対応
 サイズ1:
約831×65×78mm(据置時)
 サイズ2:

 CINEMA SB250は、JBLのサウンドバーでは、最も格安なモデルです。

 サイズは、長さが83cmと、ソニーの小型機ほどではないですが、本体が短く圧迫感が少ない製品です。丸みを帯びた、デザイン性は同社のスピーカーの特長ですが、「格好いい」です。

 スピーカー(中・高音)は、2.1ch方式です。中音域を再生する5.5cmウーハーと、高音域に対応する3.2cmドーム型トゥイータが2組搭載されるバスレフ式2ウェイ2スピーカです。トゥイーターとウーハーの分離型ということで、中音・高音は、信頼性があります。

 サブウーファー(重低音)は、こちらもワイヤレスのサブウーファーを設置する方式です。パワーは、スピーカーとの合算値になりますが、実用最大出力で200Wですので、3万円前後のスピーカーとしては、それなりに能力の期待できる製品です。

 TVとの接続は、HDMIケーブルには未対応で、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法のみです。こちらは、音質面で問題はありませんが、TVとのオンオフの連動やリモコンによる音量調整が統一できないのはやや不便です。このあたりは、国産メーカーに負ける部分です。

 スマホなどの音源再生は、Bluetooth対応です。ただ、米国製品に割とあるのですが、対応するBluetoothの圧縮規格が未開示です。おそらくSBCと思われますが、いずれにしても、Bluetooth経由の再生能力は高くないでしょう。

 4Kパススルー機能は、こちらも未対応で、ハイレゾ音源の再生も、非対応です。

 以上、JBLCINEMA SB250の紹介でした。試聴した限り3万円前後の2.1chスピーカーで比べると、確かな再生能力を感じられた製品です。TVとの電源連動機能や、4K非対応という部分は残念ですが、40インチ前後のTVに合う絶妙なサイズですので、比較的値頃なサウンドバーで、TV用として音質の良いものを選びたい方には良い選択肢でしょう。


 

17・JBL CINEMA SB350
 ¥42,651 Amazon.co.jp (7/17執筆時)   

 チャンネル数:2.1ch
 実用最大出力:合計320W
 TV接続:
光音声・HDMI(入出力1)
 サブウーハ接続:Bluetooth
 ネットワーク:
Bluetooth (SBC?)
 ハイレゾ音源:
未対応
 4Kパススルー:未対応
 サイズ1:
約1000×62×78mm(据置時)
 サイズ2:

 CINEMA SB350は、JBLのサウンドバーの中位モデルです。

  201703212124.jpg

 サイズは、長さが100cmと、下位機種に比べるとすこし大型化しています。ただ、丸みを帯びた圧迫感の少ないデザインは踏襲されており、インテリア性も高そうな製品です。

 スピーカー(中・高音)は、こちらも、2.1ch方式です。ただ、中音域を再生する5.5cmウーハーと、高音域に対応する3.2cmドーム型トゥイータが、下位機種の2倍の4組搭載される点で異なります。再生音の力強さと臨場感は、同価格帯の他社製品と比べても優れます。

 サブウーファー(重低音)は、こちらもワイヤレスのサブウーファーを設置する方式です。パワーは、JBLの場合、スピーカーとの合算値になりますが、実用最大出力で320Wと下位機種よりもだいぶ強力です。

 TVとの接続は、この機種は、HDMIケーブル光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)の双方に対応します。また、リモコン学習機能があり、TVのリモコンでサウンドバーの音量が操作できるように赤外線信号を登録できます。この点で、外国メーカーの弱点を克服しています。

 スマホなどの音源再生は、こちらもBluetooth対応です。ただ、SBC対応とこの面での音質は期待できないでしょう。

 4Kパススルー機能は、こちらも未対応で、ハイレゾ音源の再生非対応です。

 以上、JBLCINEMA SB350の紹介でした。多少価格は高くなりますが、50インチ前後の液晶TV用のサウンドバーとしては、下位機種よりもこちらの方が臨場感があると思います。使い勝手の部分も、リモコン学習機能が搭載され、下位機種よりも改善が見られますし、デザインと性能のバランスの取れた良い機種です。

後編に続く!
最新のTVに向いたサウンドバーのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、TV用のサウンドバーを比較しました。

 

 18・JBL CINEMA SB450
 19・Bose Solo 5 TV sound system
 20・Bose SoundTouch 300 sounder

 次回の後編記事こちら】では、今回紹介できなかったJBLの上位機種の他、BOSEのサウンドバーを紹介します。

 また、その後、今回紹介した全機種から、目的別・予算別に「Atlasのおすすめ機種」を提案したいと思います。

 後編記事は→こちら

 引き続き、よろしくお願いします。

posted by Atlas at 12:11 | Comment(0) | オーディオ製品

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