比較2019’【詳しく解説!】サウンドバー28機の音質とおすすめ・選び方 (2)

2019年09月14日

比較2019’【詳しく解説!】サウンドバー28機の音質とおすすめ・選び方 (2)

今回のお題
最新のTVに向いたサウンドバーのおすすめはどの機種?

 ども!Atlasです。

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 今回は、サウンドバー(シアターバー)の比較の2回目記事です。

 前編からの続き記事となりますので、検索エンジンから来られた方は、お手数ですが、こちらの【サウンドバーの比較記事(1) 】からご覧ください。→こちら

5・ヤマハのサウンドプロジェクター(続き)

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 【2016/8】

 16・ヤマハ DSプロジェクタ YSP-2700
  ¥76,980 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:7.1chリアルサラウンド
実用最大出力:合計107W
TV接続:光音声2・同軸・HDMI(入力3出力1)
サブウーハ接続:内蔵式
ネットワーク:Bluetooth (AAC) LAN Wi-Fi
ハイレゾ音源:
パススルー:4KHDR
サイズ1:約944×70×154mm(据置時)

 YSP-2700 は、ヤマハの「デジタル・サウンド・プロジェクター」の上位機です。

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 サイズは、長さが94.4cmです。

 大画面用ですが、設置性はさほど悪くないです。

 なお、ヤマハの場合、このグレードから「デジタル・サウンド・プロジェクター」というシリーズ名が付属し、あきらかにグレードが変わります。

 それは、こちらが、後述するように、リアルサラウンドシステムを採用する機種だからです。

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 チャンネル数は7.1chです。

 2.8cmと他社よりは小型のバスレフ型コーン型ウーハーでですが、16個の多連スピーカーです。

 ただ、それでも、総計32Wの出力と、数字的には低いです。

 サブウーファー(重低音)は、ワイヤレスのサブウーファーが付属するタイプです。

 ただ、75Wとこの価格帯の製品としては多少弱めです。本体とバランスをとったと思われますが、いずれにしても、この部分を重視した機種ではないです。

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 バーチャルサラウンドは、技術体系が異なるので、ここまでと説明がかわります。

 ヤマハの下位機種の場合、「バーチャルサラウンドシステム」を採用し、2.1chスピーカーを仮想化することで、臨場感を仮想的に再現しています。

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 一方、「デジタル・サウンド・プロジェクター」は、リアルサラウンドシステムを採用します。

 これは、サウンドバーの各スピーカーが発したビーム上のサウンドを壁に反射させることで、リアルサラウンドの実現を狙ったものです。

 これは、ヤマハの独自技術です。

 バーチャルサラウンドシステムと比較すると、リアルサラウンドシステムは、音の広がりがより自然で、映画館に近い感覚を得やすいです。

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 ただ、壁がある部屋であること、幅3-7m・奥行き3-7m・高さ2-3.5m以内の部屋であること、壁が吸音素材であること、など条件が厳しいです。

 部屋の形状で多少の微調整ができるインテリビーム機能があるため、多少の微調整は効くとはいえ、物がごちゃごちゃしていたり、複雑な形状のリビングではさほど高い効果は期待できないでしょう。

 ただ、こうした条件に合致した、例えば、TV・オーディオルームなどの場合は、高い効果が期待できます。

 一方、DTS Virtual:Xなど、天井からの立体音響については、フォローがない機種です。

 音質は良いですが、2016年登場機といういう意味で、最近の音の傾向からすると「古くさい」部分はあるでしょう。

 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。

 また、音楽専用機器などに搭載される同軸端子も付属します。

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 スマホなどの音源再生は、AACまでのBluetoothとWi-Fiのほか有線LANも対応します。

 なお、 Airplayに対応するほか、radiko.jpにも公式対応しています。 

 ただし、Amazonのスマートスピーカーにはこちらは非対応です。

 4Kパススルー機能は、下位機種と同じでHDR映像を含めて対応です。

 ハイレゾ音源の再生には、非対応です。

 一方、下位機種と同じで、Amazon Alexaによる操作には対応します。

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 以上、ヤマハのYAS-2700 の紹介でした。

 10万円前後クラスの製品としては、十分な能力がある機種だと思います。

 最近の他社機と比較した場合、総合出力は低いですが、(前方とは言え)しっかりそれぞれのスピーカーを採用し、7.1chリアルサラウンドシステムを採用する部分で、サラウンド感は最も期待できる機種でしょう。

6・JBLのサウンドバーの比較

 続いて、アメリカの大手音響メーカーであるJBLの製品を比較します。


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 【2017/10】

 17・JBL BAR STUDIO JBLBARSBLKJN
  ¥12,519 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:2.0ch
実用最大出力:30W
TV接続:光音声・HDMI
サブウーハ接続:なし
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:
サイズ1:約614×58×86mm(据置時)

 Bar Studioは、JBLのサウンドバーの入門機です。

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 サイズは、長さが61.4cmと、各社の入門モデルと同じく幅を狭めています。

 比較的小型のTVでも合うような設計ですね。

 チャンネル数は2.0ch方式です。

 中音域を再生する5cmウーハーと、高音域に対応する3.8cmドーム型トゥイータが2組搭載されるバスレフ式2ウェイ2スピーカです

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 サブウーファー(重低音)は、この機種は内臓を含めて未搭載です。

 低音は、バー内蔵の5cmウーハーが担当することになります。

 ただ、JBLは伝統的に、パワーが低くても重低音を充実させる技術に強いメーカーで、他メーカーの入門機と比較した場合に、物足りなさを感じることは、あまりありません。

 バーチャルサラウンドは、この機種の場合、特段、再生機能を持ちません

 TVとの接続は、HDMIケーブル光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法です。

 スマホなどの音源再生は、Bluetooth対応です。

 ただ、米国製品に割とあるのですが、対応するBluetoothの圧縮規格が未開示です。おそらくSBCだけと思われますが、いずれにしても、Bluetooth経由の再生能力は高くないでしょう。

 4Kパススルー機能は、こちらも未対応で、ハイレゾ音源の再生も、非対応です。

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 以上、JBLBar Studioの紹介でした。

 サブウーファーが内蔵されないのは一長一短です。

 上述のように、内蔵ウーファーで低音の厚みは十分出ていますが、「JBLサウンド」に慣れた方には、やや物足りないでしょう。選ぶならば、上位機が良いと思います。


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 【2019/8】

 18・JBL BAR 2.0 All-in-one JBLBAR20AIOBLKJN
  ¥17,379 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:2.0ch
実用最大出力:80W
TV接続:HDMI(入出力1)
サブウーハ接続:
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:
サイズ:約855×125×145mm

 JBL BAR 2.0 All-in-oneは、JBLのサウンドバーでは、2番目に格安なモデルです。

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 サイズは、長さが80cmと、先ほどの機種よりも長めです。

 大画面テレビと基本合わせて利用する設計です。

 チャンネル数は、この機種も2.0ch方式のステレオです。

 内部ユニットのサイズ構成は非公開ですが、楕円形のサイズ不明のドライバーが左右に1つという構成です。

 下位機種と比較すると、総合出力は80Wと大きいため、たいていのTV付属のスピーカーよりは迫力が出るでしょう。

 周波数特性も公表(70Hz〜20KHz)されていますが、実際、サブウーファーなしの製品としては、低音は納得のいく水準でしょう。

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 サブウーファー(重低音)は、この機種も内臓を含めて未搭載です。

 バーチャルサラウンドは、この機種の場合、特段、再生機能を持ちません

 TVとの接続は、HDMIケーブル光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法です。

 スマホなどの音源再生は、Bluetooth対応です。

 やはりSBCのみです。

 4Kパススルー機能は、こちらも未対応で、ハイレゾ音源の再生も、非対応です。

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 以上、JBLJBL BAR 2.0 All-in-oneの紹介でした。

 この製品のターゲット層ははっきりしていて、設置などを煩わしく感じる「初心者」です。

 4Kパススルーなど、システムを複雑化しない代わりに、「テレビにつなげるだけで、それなりの音圧で楽しめます」という商品ですから。

 実際、低品質音源のアップコンバートに長けるJBLですので、試聴すると、結構「聴け」ます。

 ただ、「立体的な3Dサラウンド」という最近の流行には乗っておらず、あくまで「TVスピーカーの延長線」な製品で、やや面白みに欠けるでしょう。


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 【2019/8】

 19・JBL LINK BAR
  ¥38,763 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:2.0ch
実用最大出力:100W
TV接続:光音声・HDMI(入力1出力3)
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:対応
サイズ1:約1020×60×93mm

 CINEMA SB450は、JBLのサウンドバーの上位モデルです。

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 サイズは、長さが102cmと、サウンドバーとしては長めといえるサイズです。

 チャンネル数は、こちらも、2.0ch方式です。

 ただし、スピーカー構成は下位機種より充実しており、中・低音域を再生する8cmレーストラック型ウーハーが合計4機、高音域に対応する2cmドーム型トゥイータが合計2機という構成です。

 片側にウーハー2個、トゥイーター1個の「3スピーカー式」です。

 サブウーファー(重低音)は、付属しません。

 それでも、総合出力が100Wなので、下位機種よりは音圧があるでしょう。

 バーチャルサラウンドは、JBLは特段の再生機能を持ちません

 TVとの接続は、HDMIケーブルに対応します。

 また、HDMI入力は3系統あるため、ハブ的に複数の機種の接続も可能です。

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 スマホなどの音源再生は、Bluetooth対応です。

 ただし、引き続きSBCのみ対応と、この面での音質は期待できないでしょう。

 一方、この機種は、Wi-Fiを装備し、しかも、AndroidTVを内蔵します。

 You Tubeを含めた、ネットコンテンツにアクセスできるため、実際には「サウンドバー+セットトップボックス」という製品です。

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 そのほか、ヤマハがアマゾンのAIを搭載していたように、JBLは、GoogleのAIを搭載します。

 4Kパススルー機能は、この機種については、対応です。

 ただし、ハイレゾ音源の再生非対応です。

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 以上、JBLJBL LINK BAR の紹介でした。

 他社と比較する場合、GoogleTVの搭載が面白いといえます。

 比較的古いテレビで、You TubeやNetflixなどの4Kのオンラインコンテンツにアクセスできない人には向くでしょう。その上で、スマートスピーカーを試したい人に向きます。

 一方、スピーカーの部分は、単純な2ch構成で、バーチャルサラウンドに対応しない部分は引き続き「古くさい」です。

 Atlasは、基本的には仮想的な立体音響の実現は、「前方にしかスピーカーがない」サウンドバータイプについては、割と重要で効果的な機能ですので。


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 【2018/3】

 20・JBL BAR 3.1
  ¥54,301 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:3.1ch
実用最大出力:合計450W
TV接続:光音声・HDMI(入力1出力3)
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:対応
サイズ1:約1018×58×78mm(本体)
サイズ2:約305×440×7305mm(ウーハ)

 BAR 3.1は、2018年に発売されたJBLのサウンドバーの最上位モデルです。

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 サイズは、長さが約102cmと、こちらも長めサイズです。

 ただし、少しスタイリッシュで、圧迫感がないデザインです。

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 チャンネル数は、この機種は、3.1ch式です。

 センタースピーカーが内蔵されるため、中音域用に5.8cmウーハーが6組と、高音域用に3.2cmのドーム型トゥイータが3組搭載です。

 なお、センタースピーカー搭載モデル(3.1ch 5.1ch)は、AtlasはTVに最適だと思っています。

 TVは映画ばかりではなく、ニュースなども見るわけで、その場合の声の定位がしっかりするからです。


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 サブウーファー(重低音)は、この機種は装備され250mmの大口径です。

 総合的な実用最大出力で450Wですし、音の厚みがあるJBLサウンドを再現できるでしょう。

 バーチャルサラウンドは、最上位機種ですが、再生機能を持ちません

 TVとの接続は、HDMIケーブルに対応します。

 こちらも、HDMIは3系統あるため、ハブ的に複数の機種の接続も可能です。また、下位機種同様にリモコン付属です。

 スマホなどの音源再生は、Bluetooth対応です。

 ただし、引き続きSBCのみ対応となります。

 一方、AndroidTVやGoogleアシスタントの機能は付属しません。

 4Kパススルー機能は、こちらも対応です。ただし、ハイレゾ音源の再生非対応です。

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 以上、JBLBAR 3.1の紹介でした。

 3.1chスピーカーということで、特に音声が定位しやすく、リビングに最も向いた機種です。ニュース番組や、ソロボーカルの音楽などが得意でしょう。

 パワーの面でも、合計450Wの総合出力と十分です。とくに、低音のバランスと安定性は、JBLのもともとの「売り」ですが、こちらも十分です。実際、TV用として同社の音の傾向は向くような気がします。

 また、JBLは、ムービー・ミュージック・ボイス・スポーツと4つの特別なサラウンドモードも選択可能なので、様々なコンテンツに汎用的に合うでしょう。

7・BOSEのサウンドバーの比較

 つづいて、米国のBOSEの製品を紹介します。

 高級オーディオメーカーとして日本でも「老舗」ですが、極端に情報開示が少ない会社なので、比較が難しいメーカーです。


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 21・Bose Solo 5 TV sound system
  ¥29,838 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:2.0ch
実用最大出力:非公開
TV接続:光音声・同軸
サブウーハ接続:内蔵式
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:
サイズ1:約700×54.8×86mm

 Solo 5は、BOSEの「定番」といってよいサウンドバーです。

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 サイズは、長さが70cmと、サブウーファーが内蔵されるサウンドバーとしては最も短くコンパクトです。

 (重低音を犠牲にしない)小型化は、同社の「得意ジャンル」ですので、優秀なサウンドバーながら、この価格で出せています。

 デザインも、BOSEっぽい、メタルなデザインで、やはり「格好いい」です。

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 チャンネル数は、フロントに、ウーファーが2個配置された形式のシンプルな構成です。

 サブウーファー(重低音)は、付属せず、内蔵もされません。

 ただ、BOSEの場合、独自のバスレフ型構造と長いトンネル構造で、少ないユニットで驚くべき重低音を出します

 バーチャルサラウンドは、この機種の場合、特段、再生機能を持ちません

 ただ、音質は、「Boseサウンド」とも形容される独特の「色づけ」がされています。

 しかし、TV用のサウンドバーは、音楽用ステレオとことなり「聴きいる」ものではないこともあり、むしろ、BOSEのシステムが向いていると思います。

 TVとの接続は、HDMIケーブルに対応せず、光デジタル音声ケーブルと同軸ケーブルという仕様です。

 リモコン学習機能などは付属しませんので、電源は、TVとは別に消す必要があります。

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 スマホなどの音源再生は、Bluetoothのみ対応です。

 BOSEはSBCのみ対応です。

 先ほど書いたような「味付け」のせいか、Bluetoothでもさほど劣化してきこえないのが不思議です。ただ、もともと、高音・中音の「綺麗さ」に特長のあるメーカーではないからかもしれません。

 4Kパススルー機能は、非対応です。

 ハイレゾ音源の再生にも非対応です。

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 以上、BOSESolo 5の紹介でした。

 TVスピーカーとしては、4Kに対応せず、電源連動機能もない「使い勝手はさほど良くない機種」です。

 しかし、小型のサウンドバーで、外付けのウーファーが付属しないタイプとしては、低音を含めた臨場感、音の広がりを最も期待できるといえる商品です。

 「利便性度外視、音質重要視」で、とくに最近の立体サラウンドの実現に興味がないならば、この機種はとても良い製品です。


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 【2018/8】

 22・BOSE SOUNDBAR 500
  ¥63,720 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:2.0ch
実用最大出力:非公開
TV接続:光音声・HDMI(入力1出力1)・USB
サブウーハ接続:内蔵式
ネットワーク:Bluetooth (SBC)・Wi-Fi
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:非対応(注:eARC)
サイズ1:約800×44.4×101.6mm(据置時)

  BOSE SOUNDBAR 500 は、2018年に新展開された新しいボーズのサウンドバーです。

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 サイズは、長さが101.5cmと、先ほどの機種よりも大きくなっています。

 ただ、写真のように常識的な範疇です。

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 スピーカーは、フロントに、3セットの楕円形のフルレンジスピーカーを配置する構造です。

 加えて、両脇に2個の楕円形のフルレンジスピーカーを配置し、総計5個のスピーカーが見られます。

 ボーズは、壁の跳ね返りなどを利用した立体音響に力を入れていますが風変わりなこの構成も、同社の音響哲学が反映されてます。

 下位機種に採用されるQuietPortテクノロジーも引き続き採用です。

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 BOSE BASS MODULE 500
  ¥45,360 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

 サブウーファー(重低音)は、本体両脇後ろのQuietPortが優秀で、本体の音圧でもまかなえます。

 ただ、別売のウーファーを利用することも可能です。

 接続自体は、サウンドバー本体のBASSポートから、付属の3.5mのラインケーブルでつなげます。単なる3.5mmのステレオ音声ケーブルなので、別売品も利用可能です。

 バーチャルサラウンドは、この機種の場合も、特段、再生機能を持ちません

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 TVとの接続は、HDMIケーブル・光デジタルを利用します。

 4Kパススルー機能は、一方この機種は非対応です。

 2018年末発売の新製品の、しかも高級機での未対応はどうしてかと思いました。

 BOSEは、劣化した圧縮音源のアップコンバートに強く、さらに、そうした音源の再計算で、「自分流のサウンド」にすることに、絶対的な自信があるメーカーです。

 5つの変則的なスピーカー配置の製品ですし、上図のようなつなげ方で問題ないのかもしれません。

 さらに、4Kテレビに最新の「eARC対応のHDMI端子」があれば、上図の方法でも、劣化せずマルチチャンネルデータが送れます。

 (BOSEの場合)旧規格のARCでも(音質に)問題ないとも、判断しているようです。

 それならば、最近の4Kテレビならほぼどの機種も対応しているでしょう。

 結論的にいえば、BOSEの場合、4Kパススルーに関する問題点はクリアしていると言えます。同社の高級機を選ぶユーザーは(恐らく)テレビも高級だろうと、いう方向性かと思います。

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 スマホなどの音源再生は、Wi-FiとBluetoothです。Bluetoothは、やはりSBCのみ対応です。

 また、この機種は、前半記事でみたヤマハと同じでAmazonのAlexaに対応する機器です。したがって、音声入力で、音量の増減・電源の入切、ミュートなどの変更設定が可能です。

 ただ、ヤマハより高度です。

 なぜなら、EchoなどのAmazonのAlexaデバイスを購入せずとも、BOSEの本体にAlexa機能が内蔵されるからです。

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 つまり、BOSEの本体に搭載された8つのマイクで、アレクサを呼び出し、Wi-Fi経由で、音楽配信サービスを利用することも可能です。もちろん、天気や時間も訊けます。

 なお、対応する音楽配信サービスなど「Alexaに何ができるのか?」についての詳細は、【Amazon Alexa搭載スピーカーの比較記事】で紹介した情報をご覧ください。

 このほか、AppleのAirplay2にも対応予定です。

 ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

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 以上、BOSE SOUNDBAR 500の紹介でした。サウンドバーというには、多機能な機種です。

 ただ、最も重要な音質の部分での工夫も面白いので、2017年以降の高級4K液晶テレビ利用者で「eARC対応のHDMI端子」がある機種ならば、これでも良いかと思います。


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 【2018/8】

 23・BOSE SOUNDBAR 700 【白】
 24・BOSE SOUNDBAR 700 【黒】
  ¥97,200 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:2.0ch
実用最大出力:非公開
TV接続:光音声・HDMI(入力1出力1)・USB
サブウーハ接続:内蔵式
ネットワーク:Bluetooth (SBC)・Wi-Fi
ハイレゾ音源::
4Kパススルー:非対応(注:eARC)
サイズ1:約978×57.2×108mm(据置時)

  BOSE SOUNDBAR 700 は、現状で最も高級なBOSEのサウンドバーです。

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 サイズは、長さが97.8cmと、下位機種より短いですが、太さは下位機種よりある製品です。

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 スピーカーは、下位機種と全く構成が異なります。

 まず、左右両脇の跳ね返り音用のスピーカーは採用しません。

 その代わり、中央に4基の楕円形のフルレンジスピーカーを配置します。さらに、中央部に挟まれるような形で、高音域をカバーするためのトゥイーターが1基という構成です。

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 真ん中に一基のトゥイーターというのも面白いですが、下位機種に採用されたQuietPortに加えて、本体両側などに配置されたBose PhaseGuideと呼ばれるサラウンド技術(管に開いた無数の孔から音を拡散させる)が採用されます。

 SOUNDBAR 500とは完全に異なる方式を採用しており、同社の「風呂敷の大きさ」を感じます。試聴する機会がありましたが、バーとは思えない立体感でした。

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 BOSE BASS MODULE 700
  ¥72,137 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

 サブウーファー(重低音)は、任意での増設も可能です。

 TVとの接続は、HDMIケーブル・光デジタルを利用します。

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 4Kパススルー機能は、一方この機種は非対応です。

 ただ下位機種の場合と同じで、Boseとしては問題ないとの認識です。

 スマホなどの音源再生は、Wi-FiとBluetoothです。

 このあたりの情報は、BOSE SOUNDBAR 500と同じですので、1つ上の説明をご参照ください。

 ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

 以上、BOSE SOUNDBAR 700の紹介でした。

 BOSE SOUNDBAR 500より、音圧も立体感も良い製品です。

 音の傾向が異なるので一概に比較できませんが、値段分の差はあります。ただ、負担使いのTV用のサウンドバーとして考えた場合、中音域(ニュースなどの人の声の音域)の聴きとりやすさでは、下位機種も負けていないです。

 逆に、音楽(音質)中心に利用したいならば、この機種でしょう。解像感と立体感は価格差分はありますので。

8・DENONのサウンドバーの比較

 続いて、日本のDENONの製品を紹介します。

 同社は、伝統的に「しっかりしたコシのある低音」が評価される老舗音響メーカーです。



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 【2018/9】

 25・DENON DHT-S316
  ¥25,033 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:2.0ch
実用最大出力:非公開
TV接続:光音声・HDMI(出力1)・USB
サブウーハ接続:内蔵式
ネットワーク:Bluetooth (SBC)・Wi-Fi
ハイレゾ音源::
パススルー:
サイズ1:約900×54×83mm(据置時)

 DENON DHT-S316 は、2018年末に販売された、DENONでは唯一のサウンドバーです。

 先述のように、「膨らみのある低音」が売りで固定ファンがいるメーカーですから、同じ傾向を持つ、BOSEのSolo 5あたりが「価格的なライバル」でしょう。

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 サイズは、長さが90cmとなります。

 サイズ的には、リビング用の40インチ以上のテレビにふさわしい本格的なモデルと言えます。

 チャンネル数はウーハーと、ツイーター独立した2ウェイ4スピーカーです。

 一方、音響メーカーのDENONは通常ユニットサイズを公開しますが、この機種だけは非公開です。理由は不明ですが、その理由については、注意するべき点ではあります。

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 サブウーファー(重低音)は、パナソニックなどと同じ「ワイヤレス」であり、設置性が良いです。

 ただ、ウーファーについても、最大出力が非開示です。 

 音質は、BOSE同様に、スペック値がほとんど公開されないため、耳で判断するしかない部分があります。

 そのため、試聴の限りですが、シネマ的な重低音については「デノン」らしく十分に出ています。

 そのうえで、ダイアログ・エンハンサーで人の声も明瞭にできるので、中音域が聴きにくい老齢の方もある程度は対応できます。

 バーチャルサラウンドは、この機種の場合も、特段、再生機能を持ちません

 メディア規格としては、 Dolby Digital、DTSはフォローしますが、立体サラウンドをフォローする最近の上位規格は扱えません。

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 スマホなどの音源再生は、Bluetoothのみ対応で、SBCのみ対応です。

 4Kパススルー機能は、非対応で、ハイレゾ音源の再生にも非対応です。

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 以上、DENONDHT-S316の紹介でした。

 音質的には「デノン」らしい、豊かな重低音です。比較的格安で、しっかりした音を出す製品で、設計バランスは相変わらず良く感じました。

 同様の傾向を持つBOSEでは、この価格帯でサブウーファ付きを望めないため、2万円台で低音重視ならば、この機種でも良いと思います。

9・シャープのサウンドバーの比較

 続いて、シャープの販売するサウンドバーの紹介です。

 2018年からの登場ですが、鴻海傘下になってから、家電のラインナップを増やしている一環でしょう。


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 【2019/2】

 26・シャープ AQUOSオーディオ 8A-C31AX1
  ¥69,518 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:3.1.2ch
実用最大出力:合計450W
TV接続:光音声1 HDMI 1
サブウーハ接続:Bluetooth
ネットワーク:Bluetooth (AAC) LAN Wi-Fi
ハイレゾ音源:対応
パススルー:4K対応
サイズ1:約1200×140×85mm(据置時)

  8A-C31AX1は、シャープの販売するサウンドバーです。

 同社は、音響機器の販売からだいぶ前に撤退していたのですが、最近、ポツポツと復活してきました。

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 サイズは、長さが120cmです。

 他社機と較べても大きく、50インチ以上のテレビで利用するのが基本でしょう。

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 チャンネル数は3.1.2chです。

 左右スピーカーは、4×7cmのウーハー(4個)2cmのツイーター(2個)、また、センタースピーカーとして同様のサイズのウーハー(2個)とツイーター(1個)が搭載です。

 その上で、トップ上下に、上向きの「ドルビーイネーブルドスピーカー」として、5.7cmのフルレンジスピーカーが2機、総計で11機のスピーカーユニットが付属です。

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 同社は、AQUOS 8Kとして、先行的に8Kテレビをラインナップしますが、それに採用予定の22.2マルチチャンネル音響の再現を目指した、とされます。

 バーチャルサラウンドは、この機種の場合、特段、再生機能を持ちません

 ただ、実際のスピーカーであるドルビーイネーブルドスピーカーを持ちますので、「リアルサラウンド」でドルビーアトモスに対応です。

 なお、2ch/5.1ch音声信号についても、「アップミックス信号処理」で、3.1.2ch相当で出力可能にする技術も使われています。

 サブウーファー(重低音)は、ワイヤレスのサブウーファーが付属するタイプです。

 Bluetoothによる接続で、200Wの出力ですから十分でしょう。

 TVとの接続は、HDMIケーブルを使う方法と、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法から選べます。

 スマホなどの音源再生は、Bluetoothを利用しますが、SBC規格のみの対応です。

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 4Kパススルー機能は、明示的な言及はないものの、仕組み的に「対応」です。

 一方、eARCは非対応となりますので、ブルーレイレコーダーなどを配置する場合は、接続機器の中間に配置するのが原則となります。

 ハイレゾ音源の再生には、対応です。

---

 以上、シャープの 8A-C31AX1の紹介でした。

 一般向けの機種ではなく、8Kテレビをご利用中のAQUOSユーザーが導入を検討するべき機種となるでしょう。

 スペック的には、他社のハイエンド機に比する実力はあるため、この部分では安心できます。

9・ANKERのサウンドバーの比較

 続いて、米国のANKERのサウンドバーです。

 Bluetoothオーディオやバッテリーで成長した成長企業ですが、(とうとう)サウンドバーにも進出です。


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 【2018/4】

 27・ANKER Soundcore Infini
  ¥10,999 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:2.1ch
実用最大出力:合計100W
TV接続:光音声・同軸
サブウーハ接続:内蔵
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:対応
サイズ1:約880×56×90mm(スピーカー)

  HTP-CS1は、ANKERの販売するサウンドバーです。

 201906121432.jpg

 サイズは、横幅90cmです。

 大画面用に開発された幅広タイプです。

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 チャンネル数は、同社は、音響メーカーではないためか、コアなスペックは非公開です。

 ただ、2機のトゥイーターと2機と、(サブウーファー兼用の)ウーファー2機を搭載し、総計で100Wの出力です。

 格安ですが、入門機として「ギリギリ及第点」と言えるスペックです。

 他方、サラウンド技術については、「映画用」「音楽用」など3種のモードを搭載しますが、ドルビーアトモスを含めて、3Dサラウンドのの業界規格はフォローしません

 TVとの接続は、一方、光デジタルケーブル同軸ケーブル、またはアナログ音声ケーブルを用いる形式です。HDMIに対応しない機種です。

 201812021915.jpg

 スマホなどの音源再生は、Bluetooth無線で対応できます。ただし、SBC規格のみの対応です。

 4Kパススルー機能ハイレゾ音源の再生バーチャルサラウンドは、非対応です。

---

 以上、アンカーのSoundcore Infiniの紹介でした。

 値段的には、音響メーカー・映像機器メーカーの製品よりやはり安いです。音質を求めて選ぶ機種とはいえないものの、米国企業らしく低音域は意外としっかりした作りでしょう。

ーー

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 【2018/4】

 28・ANKER Soundcore Infini Mini
  ¥10,999 Amazon.co.jp (9/14執筆時)

チャンネル数:2.1ch
実用最大出力:合計100W
TV接続:光音声
サブウーハ接続:内蔵
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
4Kパススルー:対応
サイズ1:約550×63×94mm(スピーカー)

 なお、Ankerからは、幅が55cmとなる、下位機種も販売されています。

 ただ、こちらについては、中身のスピーカーユニットを含めて、情報が非開示です。この点で、おすすめできません。

次回に続く!
最新のTVに向いたサウンドバーのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、TV用のサウンドバーを比較しました。

 記事は、もう少しだけ「続き」ます。

 201808191438.jpg

1・音質の良さ  ★★★★★
2・聞きやすさ  ★★★★★
3・低音の迫力  ★★★★★
4・サラウンド感 ★★★★★
5・ネットワーク ★★★★★
6・総合評価   ★★★★★

 次回の最終回記事(こちら)では、今回紹介した全機種から目的別・予算別に「Atlasのおすすめ機種」を提案していきます。

 最終回記事は→こちら

 長い記事ですが、引き続きよろしくお願いします!

posted by Atlas at 20:30 | オーディオ製品

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