Top オーディオ製品 比較2025’【高音質】サウンドバー69機の性能とおすすめ・選び方 (2)

2025年11月10日

比較2025’【高音質】サウンドバー69機の性能とおすすめ・選び方 (2)

 1回目記事からの続きです→こちら

2-1・SONYのサウンドバーの比較(続き)

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 2回目記事では、1回目記事の最後で見られなかったソニーの最上位クラスのサウンドバーの紹介からです。

1・サウンドバーの比較 (1)
 1-1:選び方の基本の説明【導入】
 1-2:ヤマハ〈日本〉
 1-3:ソニー 1〈日本〉
2・サウンドバーの比較 (2)
 2-1:ソニー 2〈日本〉
 2-2:JBL〈米国〉
3・サウンドバーの比較 (3)
 3-1:BOSE〈米国〉
 3-2:POLK Audio〈米国〉
4・サウンドバーの比較 (4)
 4-1:パナソニック〈日本〉
 4-2:SONOS〈米国〉
 4-3:ゼンハイザー 〈ドイツ〉
5・サウンドバーの比較 (5)
 5-1:DENON〈日本〉
 5-2:harman/kardon〈米国〉
 5-3:Bowers & Wilkins〈英国〉
 5-4:Cretive〈シンガポール〉
 5-5:TVS REGZA(東芝)〈日本〉
6・サウンドバーの比較 (6)
 6-1:シャープ〈日本〉
 6-2:LG〈韓国〉
 6-3:TCL・ハイセンス ほか
7・サウンドバーの比較 (7)
 7-1:最終的なおすすめの提案【結論】

 今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で書いた「選び方の基本」に沿いながら、各機をみていきます。

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 また、以下ではいつものように、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


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 【2024年発売】

 14・SONY BRAVIA Theatre Bar 9 HT-A9000
  ¥155,979 Amazon.co.jp (11/10執筆時)

 【2021年発売】

 14・SONY HT-A7000
  ¥96,492 Amazon.co.jp (11/10執筆時)

チャンネル数:7.0,2ch (総合13ch)
実用最大出力:合計585W
TV接続:光 HDMI(入1出1)
サブウーハ接続:別売
ネットワーク:Bluetooth 5.2 Wi-Fi 5
ハイレゾ音源:対応(高度)
パススルー:4K 8KHDR + eARC
サイズ:幅1300×高さ64×奥行113mm

 BRAVIA Theatre Bar 9 HT-A9000は、ソニーのサウンドバーの、最上位機です。

 21年発売のHT-A7000後継機で、ソニー最大の13スピーカー機です。

 旧機は、スピーカー構成が異なります。

 サイドスピーカーがない関係で本体のみでは、ソニーの「売り」である立体音響(360 Spatial Sound Mapping)に非対応です。

 一方、新機種にはない内蔵サブウーファが付く構成ですが、総出力が500Wです。また、

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 結論的にいえば、選ぶならば新機種です。実際、あとで見る「新しい弟」のHT-A9000は、旧機と総出力がほぼ同等で安いので、そちらが良いように思います。

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 サイズは、幅1300×高さ64×奥行113mmです。

 旧機(幅1300×高さ80×奥行142mm)の課題だった奥行と高さがスッキリしました。

 壁掛けテレビはもちろん、付属スタンドでも配置を考えれば設置できそうです。

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 チャンネル数は、あえて言えば7.0.2ch方式です。ただ、総計13基のスピーカーは、それぞれ個別のユニットですので、13chと言えます。いずれにしても最大級です。

 左右フロントは、ウーファー(45x90mm)とトゥイーター(10mm)の2ウェイです。

 ウーファーユニットはソニーが得意の楕円形のアコースティックサスペンション型(X-Balanced Speaker Unit)です。

 振動板の口径(音圧)を稼ぐため、円形ではないスピーカーをあえて採用します。

 センターは、ウーファー2基(45x90mm)と1基のトゥイーター(22mm)です。

 ここまでの部分で、合計で6基のスピーカーです。

 イネーブルドスピーカーは、左右上部に2基(46x54mm)です。

 他機でも書きましたが、ドルビーアトモスほか上方向の音場をリアルに表現するためのものです。

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 加えて、左右側面のサイドスピーカー(46x54mm)と左右前面のビームトゥイーターが合計4基です。

 いずれも、壁の反射を利用して、後部のリアスピーカーを表現するためのものです。

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 サブウーファーは、未搭載です。

 旧機(HT-A7000)との違いで、サイドスピーカーの搭載もあり省略です。

 ただ、本機の場合センターのウーファーだけでも総合180Wある上で、パッシブラジエータで補う仕組みもあります。背面にバスレフも見られるので、低音域の強化技術は(ソニーらしく)複合的です。

 単体で、ゲーム向きの「揺れるほどの振動」は必ずしも得られませんが、一般的なTV用としての「低音の厚み」は実際視聴しても良好です。

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 【下位機】総計200W

 SONY サブウーファ SA-SW3
  ¥43,500 Amazon.co.jp (11/10執筆時)

 【上位機】総計300W

 SONY サブウーファ SA-SW5
  ¥79,800 Amazon.co.jp (11/10執筆時)
 

 「振動」が希望ならば、サブウーファは別売で増設できます。

 口径がやはり重要なサブウーファは内蔵より、外付のがやはりパワフルだから新機種ではそうしたのだと思います。後ほど見るBOSEと同じ発想です。

 出力的に下位機種でも満足できるでしょう。

 音質は、同社のハイエンドですから、シネマや音楽を重視したい方に向けた製品と言えます。

 サウンドモードは、下位機種同様、ボイスモードやナイトモードを装備します。

 自動で適切なモードに変わる「オートサウンド」も選べます。

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 バーチャルサラウンド再生は、下位と違いVertical Surroundはないです。

 その代わり、音場最適化技術として同社の上位の立体音響技術となる「360 Spatial Sound Mapping」を装備します。

 先述のように、リアルスピーカーだけで7.0.2ch相当です。

 しかし、この技術を利用することで、左右スピーカーは、より幅広に、上部スピーカーは真上に仮想スピーカー(ファントムスピーカー)を計算で表現できるので、「映画館に近い」音場表現にできます。計算は、高級オーディオのように、内蔵マイクによる計測で、部屋の間取りに合わせて最適化されます。

 また、普通のテレビ番組(ステレオ)も、サウンドフィールドボタンを押すだけで、最適化された立体音響が再現できます。

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 一方、別売の専用リアスピーカーを用意する場合、7.0.4chの表現力にまでできます。

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 【上位機】総計180W

 SONY リアスピーカー SA-RS5
  ¥73,000 Amazon.co.jp (11/10執筆時)

 【下位機】総計100W

 SONY リアスピーカー SA-RS3S
  ¥50,000 Amazon.co.jp (11/10執筆時)

 リアスピーカーは、以上の2種類が準備されます。

 SA-RS5は、単体でも使えそうな性能の2.0.1chの無線スピーカーです(145×250×134mm)。

 ウーファーの振動板サイズが大きめで、上方用のスピーカーユニット、さらに、低音強化用のパッシブラジエータも付くため、リア用としてはかなり豪華です。

 リアに上向きイネーブルドスピーカーが付くのは珍しいですが、3D立体音響の臨場感は、導入する場合、相当に充実します。

 SA-RS3Sは、普通の2.0chのステレオのバスレフ式です(100×187×100mm)。

 特段個性的でもないですが、リア用ですし、(主に値段的な面で)SA-RS3Sでも良い気はします。

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 ハイレゾ音源の再生は、この機種も対応します。

 新機種は、発売時、最新最高位のDSEE Ultimateです。従来のDSEE Extremeに、ビッグデータとAI技術を利用し、楽曲ジャンルに合わせたアップコンバートができる技術を加えました。

 スマホなどの音源再生は、BluetoothWi-Fiに両対応です。

 この部分の仕様も、コーデックを含めて下位機種と同じです。

 TVとの接続は、光デジタル端子のほか、HDMIでも可能です。

 HDMI入力端子は1つです。eARCに対応します。

 4Kパススルー機能も、可能です。

 4KHDR信号ほか、8K信号にも対応できます。

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 以上、ソニーHT-A9000の紹介でした。

 複雑なシステムをうまいこと商品化している点でソニーらしい最上位機です。

 特に、立体的な音場表現は、企業柄相当力を入れており、他社に比べても魅力です。利用時の音場表現は最上位でしょう。

 スピーカー構成的にも音楽・映画専用設計ですが、オートサウンドを利用すれば、家族で無難に使えるものだとも思えます。

 リアスピーカーを同時に買えば、特に立体音響の部分ではさらに表現力は高まります。余裕があるときに買い足しても良いかと思います。

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 【2024年発売】

 15・SONY BRAVIA Theatre Bar 8 HT-A8000
  ¥99,800 Amazon.co.jp (11/10執筆時)

チャンネル数:7.0,2ch (総合11ch)
実用最大出力:合計495W
TV接続:光 HDMI(入2出1)USB
サブウーハ接続:内蔵
ネットワーク:Bluetooth 5 Wi-Fi5
ハイレゾ音源:対応
パススルー:4K 8KHDR + eARC
サイズ:幅1100×高さ64×奥行113mm

 なお、先ほど触れたように、上位シリーズの下位版として、BRAVIA Theatre Bar 8 HT-A8000が、同時発表されています。

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 サイズは、長さ110×高さ64×奥行113mmです。

 旧機より小型化しました。

 ユニット構成は、5.0.2chです(総合11ch)。

 上位機から、ビームトゥイーターが省略した構成になります。

 出力もユニットサイズも同じです。部品も共通でしょう。

 そのほかの部分も、だいたい上位機と同じです。

 画質面のポイントとなる、立体音響技術「360 Spatial Sound Mapping」も、音の部分の「DSEE Ultimate」も搭載です。

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 結論的にいえば、ビームトゥイーターがないだけでかなり安いので、お買得感があります。

 むろん、後方に向けて、指向性の強い中高音域の音を飛ばせるのは、音質面で差でるわけですが、費用対効果の高さで考えると、こちらかなと思います。

2-2・JBLのサウンドバー

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つづいて、アメリカの大手音響メーカーであるJBLの製品です。

 中音域を重視しつつ、低音に拡がりのあるサウンドが特徴の企業です。


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 【2025年11月発売】

 (通常型番:上位機)

 16・CINEMA SB580 ALL-IN-ONE JBLSB510BLKJN
  ¥29,700 楽天市場 (11/10執筆時)

 (Amazon限定型番:下位機)

 16・CINEMA SB510 ALL-IN-ONE JBLSB580AIOBLKJN
  ¥22,000 Amazon.co.jp (11/10執筆時)

チャンネル数:3.1ch
実用最大出力:合計200W
TV接続:HDMI(入力1 出力1)
サブウーハ接続:内蔵
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
パススルー:
サイズ:幅950×高さ67×奥行105mm

 CINEMA SB580 ALL-IN-ONE は、JBLのサウンドバーの入門機です。

 2025年登場機で、入門機ながら多チャンネル機になる製品です。

 なお、Amazon限定で売られるCINEMA SB510 は、同じ筐体ですが下位機です。

 ユニット構成などは同じですが、Dolby Atmosに非対応です。2chデータを仮想的に3Dサラウンドにする機能(Dolby Atmosバーチャライザー)もない「2D仕様」です。

 あとは大きく変わりません。

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 結論的にいえば、やはり「今風」のサラウンド感としては、Dolby Atmosは重要ですし、値段差はありますが、上位機が良いように思います。

 ただ、下位機は、2万円前後と安い部分では別の評価はあり得ます。とくに、3Dサラウンドに興味のない方で、それなりの重低音がありつつ、センターチャンネル由来の「セリフの聞き取りやすさ」を重視したい場合、選択肢になり得ます。シニア世代には良いかもしれません。

 以下は、上位機ベースで、説明をなしていきます。

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 サイズは、幅950×高さ67×奥行105mmです。

 大画面テレビ用ですが、長さには加減がある感じです。

 43型前後でも普通に使えるでしょう。

 チャンネル数は、3.1ch方式のステレオです。

 同価格帯の他社機でこのチャンネル数は少ないため「豪華」と言えます。

 総合出力も、200Wです。

 入門機としてかなり強力です。

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 ユニットは、左・右・中央に4.5x 10cmレーストラック型ウーハーが合計3基です。

 サブウーファー(重低音)は、内蔵で、70×88mmのユニットです。

 ただ、パワーは50Wと普通で、沈み込みは55Hzまでですが、入門機としては十分です。なお、日本公式サイトだと執筆時「40Hz」と深い表記ですが、おそらく次に見る上位機との混同であり、説明書だと55Hzでした。

 バーチャルサラウンド再生は、Dolby Atmos Height Virtualizer対応です。

 それにより、仮想的に3D立体音響に再計算され、出力されます。

 サウンドモードも、「ボイス・音楽・映画・低音強調」が選べます。

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 TVとの接続は、HDMIケーブルか、光デジタル音声ケーブル(オプティカルケーブル)を使う方法です。

 多チャンネルデータは、HDMIがeARC対応なので、そちらに対応できます。

 4Kパススルーは、本機は、対応明記はないです。

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 スマホなどの音源再生は、Bluetooth対応です。

 ただ、SBCのみ対応なので、音質は期待薄です。

 ハイレゾ音源の再生も、非対応です。

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 以上、JBLCINEMA SB580 ALL-IN-ONE の紹介でした。

 3万円前後のオーディオ専門メーカーの製品で、バーチャルドルビーアトモス対応の3.1ch機が手に入るという部分でプレゼンスを感じる製品です。低音域の沈み込みは、次に見る上位機に比べると限られますが、このグレードでは評価してよい水準です。 

 下位機種も、ある程度の低音が欲しい方で、センターチャンネル由来の「セリフの聞き取りやすさ」を重視したい場合は、主に値段面で候補にできます。


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 【2024年発売】(型番 JBLSB580BLKJN)

 17・JBL CINEMA SB580
  ¥39,600 楽天市場 (11/10執筆時)

チャンネル数:3.1ch
実用最大出力:440W
TV接続:光音声・HDMI(入出力1)
サブウーハ接続:ワイヤレス
ネットワーク:Bluetooth (SBC)
ハイレゾ音源:
パススルー:eARC
サイズ:幅950x高さ64x奥行80mm

 JBL CINEMA SB580は、JBLのサウンドバーの中級機です。

 なお、先ほどJBLの冒頭で見た製品(JBL CINEMA SB580 ALL-IN-ONE)と同じシリーズ名ですが、外部サブウーファーの有無だけでなく、本体の仕様も、別仕様になる点、注意してください。

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 サイズは、長さ950x高さ64x奥行80 mmです。

 長さはありますが、全体としては、同社の製品としてはコンパクトです。

 ただし、後述するようにサブウーファがあるので、机上がスッキリという意味です。

 チャンネル数は、3.1chです。

 左・右・中央に、4.5x 10cmレーストラック型ウーハーが合計3基、1.3cmのトゥイーターが3基です。

 2ウェイ・3スピーカーという構成で、左右は60W、センターは120Wですので、センターの出力を強化しています。

 リビング用の場合、ニュース、ドラマのセリフの聞きとりなど、ふだん使いにはセンターが重要ですし、そこを意識して強化している、部分が好印象です。

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 サブウーファー(重低音)は、220Wのものが付属です。

 コーンは16.5cmと大きく、低音域も40Hzの重低音までフォローします。

 JBLは、中音域(セリフ)の明瞭性を重要視しつつ、低音域が量感と質感とも充実する傾向ですが、ほんきもそのような性質です。

 入門用のシアターシステムとしても強力といえます。

 サイズは、幅20×高さ40.4×奥行25cmなので、コンパクトです。接続は2.4GHzのワイヤレスで、接続は自動なので初心者向きです。

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 バーチャルサラウンド再生は、本機もバーチャルドルビーアトモス(=Dolby Atmos Height Virtualizerです。

 上向きハイトスピーカーがないので、この部分を計算で仮想的に処理します。ただし、リアルなハイトスピーカーを持つ上位機ほどの再現性はないので、比べれば「ほどほど」の再現性です

 サウンドモードは、映画・ニュース(ボイス)・音楽が、プリセットのエフェクトとしてリモコンで選べます。

 その上で、低音をリモコンで5段階で切替できます。ご家族にシニア世代がいて、「聞こえ」の問題が気になる場合、調整力は高いと言えます。

 ただ、(一部のテレビのように)コンテンツ分析はしないので、見ている映像に合わせて、手動で適切なモードに合わせる必要はあります。

 スマホなどの音源再生は、BluetoothはSBCのみ対応です。

 TVとの接続は、HDMIケーブルを利用します。

 HDMIは、入力・出力ともありますが、4Kパススルーの記載はないです。

 ただ、eARCには対応ですし、「選び方の基本」で書いたように、TV側がeARCであることが増えているので、今ならば(多くの場合)問題ないです。

 ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

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 以上、JBLCINEMA SB580の紹介でした。

 センター強化型で、映画・ニュース用のプリセットがある点で、家族の集うリビング用の製品としては、良い設計で、そこを意識しているように思います。

 その上で、パワフルなサブウーファで、総計440Wの出力です。

 出力も5段階調整できますし、こうした部分で、ゲームや一部映画などに向く「重低音がパワフルな製品が欲しいが、家族がいい顔をしなさそう」という、日本ではわりとあり得そうな場合、良い候補になりそうです。

 そういった場合、「説得しやすい」機能的な工夫が複数ありますから。


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 【2025年発売】

 (型番 JBLBAR300M2BLKJN)

 18・JBL BAR 300MK2
  ¥38,437 Amazon.co.jp (11/10執筆時)

チャンネル数:5.0ch
実用最大出力:450W
TV接続:光音声・HDMI(入出力1)
サブウーハ接続:
ネットワーク:Bluetooth (SBC) Wi-Fi
ハイレゾ音源:
パススルー:4KHDR + eARC
サイズ:幅940x高さ50.5x奥行104 mm

 JBL BAR 300は、JBLのサウンドバーの中級機です。

 本機は、サブウーファーがつかないタイプになります。

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 サイズは、幅940x高さ50.5x奥行104 mmです。

 長さは普通ですが背が低めであることはとくに強調できます。

 REGZAのような座高の低めのテレビ、あるいは、畳生活の場合、目線とバーが被ることがあるので、低身長なモデルがあることは、日本の場合、わりと重要です。

 アンプ出力は、実際、本体だけで総合450Wと、このクラスでは相当にパワフルです。

 チャンネル数は、5.0ch方式です。

 中央に全音域を鳴らす8cmx4.6cmレーストラック型ドライバーが合計5基ならぶ配置です。その上で、トゥイーターも2基という構成です。

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 加えて、左右にさらに2基の同サイズのビームフォーミングトゥイーターが総計2基です。

 こちらは壁を利用して、背面のサウンドを再現する発想です。

 壁は利用するものの「リアルサラウンドに近い」とは言って良い方式で、同社は、JBL MultiBeamテクノロジーと呼んでいます。

 正確には、2025年機から仕様が見られる「第3世代」のJBL MultiBeam 3.0技術になります。第1世代との違いは明示的ではないですが、主にはスピーカー配置の変更(最適化)によるものに思います。

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 なお、壁反射を利用するこうした仕組みは他社機にもあります。

 壁を全面的に利用する製品は、バーをしっかり部屋の中央に配置し、両壁に障害物がないこと、そして、2.5-3.0mあたりのポジションにいることが、しっかり再現するための前提です。

 部屋に合わせた自動調整(キャリブレーション)は可能ですが、このタイプは、変則形状のリビングには向かないでしょう。

 サブウーファー(重低音)は、付属しません。

 本機の低音強化(底上げ)は、バスレフ方式です。

 (BOSEの導管方式を別とすれば)セリフの邪魔をしにくい低音でTV向きですな低音に思います。後述する「サウンドモード」部分の本機の「おまかせ仕様」とも相性が良い方式でしょう。

 ただ、振動性の重低音はあまり期待できないですので、そこが欲しい場合は、本機の構成にサブウーファがつく、後ほど見る上位機を選ぶ意味があります。

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 バーチャルサラウンド再生は、「バーチャルドルビーアトモスサウンドエフェクト」(=Dolby Atmos Height Virtualizer)を利用します。

 本機は、天井に向くハイトスピーカーがないので、この「バーチャル技術」を利用します。

 つまり、例えば「ステレオ音源」の場合、バーチャルドルビーアトモスで、高さ方面のデータを加えた音源に補正します。その上で、ビームトゥイーターを含む本機のスピーカーシステム(JBL MultiBeam 3.0)で、立体音響を再生していくというフローです。

 両者の(合わせ技で)上下左右高さの、仮想的な3D立体音響化を実現していると言えます。

 小型機ですから、方向性として良いでしょう。 

 サウンドモードは、映画・ニュースなどのプリセットモードは準備されません。

 声を聞き取りやすくする仕組み(クリアボイス)は、オートでも手動でもないです。

 ニュースほか通常コンテンツは、お年寄りなど人によっては聞きとりにくいでしょう。

 なお、本体ボタンやアプリで明示的に確認できるのは、3Dサラウンドの切替ボタンと、低音レベルの調整だけです。

 こうした設定をしたい場合、スマホアプリ(JBL ONE)で個別EQを自分で作って切り替える必要があるでしょう。面倒には思います。

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 一方、本機の場合、PureVoice 2.0(台詞明晰化)ほか、 SmartDetails(微細音明晰化)などの、AI学習を利用した、リアルタイム自動補正技術が充実します。

 似た機能のあるBOSEやソニーと違って、ON/OFFするようなボタンはないです。通常再生時にサウンドバーが判断して、自動に上質な音に加工していく技術です。

 つまり、サウンドモードは切替られないが、「高度に自動化」されているので「おまかせでも大丈夫」という方向性です。

 最近のテレビスピーカーも同じような傾向で、これはトレンドです。ただ、「声強調」のレベルが調整できるわけではないので、シニア層のいるご家庭は、それでも注意でしょう。

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 スマホなどの音源再生は、Bluetoothでりようできます。

 ただ、本機もSBCのみ対応です。

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 しかし、本機は、ソニーの上位機などと同じでWi-Fiを装備します。

 Wi-Fiでは回線が太いので、CD音質での転送に対応します。

 一方、JBLの場合、ハイレゾ音源はあまり重視しないので対応しませんが、サウンドバーの性格上、問題ないでしょう。

 規格としても、Google系のChromecast Built-inほか、本機については、Apple系のAirPlay2も対応します。

 この点で、Mac・iPhoneなどからの音源配信も効率が良いです。定額聴き放題(見放題)サービスなどもスマホからキャストできますし、利便性は高いです。

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1・Amazon Echoの比較
2・スマートスピーカーの比較

 また、音声操作も、Google HomeAmazon Alexa双方に対応できます。

 ただし、AIシステムが内蔵されているわけではないので、上記記事で紹介したようなマイク付きデバイスが必要です。

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 TVとの接続は、HDMIケーブルを利用します。

 4Kパススルー機能も、対応です。

 上位の4KHDR10+パススルーに対応するほか、eARC対応のHDMIもあるため、テレビ側がeARC対応ならば、著作権コンテンツが劣化なしに再生できます。

 1回目記事の「選び方の基本」でも書いたように、最近の4Kテレビだと(たいてい)eARCに対応するようになりました。

 ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

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 以上、JBLJBL BAR 300MK2の紹介でした。

 「リアル」なサラウンド感を重視する製品でありつつ、設置サイズも邪魔になりにくいサイズです。

 その上で、AIを利用するリアルタイム補正の部分も強いので、初心者などで、ほぼ「完全におまかせ」で使いたい場合、向くと言えます。

 一方、完全に壁の跳ね返りを利用するシステムですので、設置においては結構シビアです。

 その点で言えば、あまりゴミゴミしていないリビングで、ソファなどで視聴ポジションがしっかり決められた場所で「本領が発揮」されるといえる機種です。

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 このほか、このクラスは、旧機が何世代か残ります。

 以下、違いを簡単に確認しておきます。

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 【2023年発売】(型番 JBLBAR300PROBLKJN)

 19・JBL BAR 300
  ¥22,919 楽天市場 (11/10執筆時)

チャンネル数:5.0ch
実用最大出力:260W
TV接続:光音声・HDMI(入出力1)
サブウーハ接続:
ネットワーク:Bluetooth (SBC) Wi-Fi
ハイレゾ音源:
パススルー:4KHDR + eARC
サイズ:幅820x高さ56x奥行104 mm

 第1に、JBL BAR 300です。

 1つ上でみた製品の旧機です。

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 サイズは、長さ820x高さ56x奥行104 mmです。

 新機種よりやや短いですが、高さは多少あります。

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 チャンネル数は、同じ5.0ch方式です。

 中央に、全音域を鳴らす9x 4.6cmレーストラック型ウーハーが合計4基です(センター2基と左右1基)と、新機種と同じく、左右にビームフォーミングトゥイーターを装備します。

 ただ、特にウーファーとトゥイーターが1基ずつ少ないこともあり、総合260Wです。

 新機種とはパワー面で、やや差を感じます。

 サブウーファー(重低音)は、旧機種も付属しません

 バーチャルサラウンド再生は、新機種と仕組みは同じです。

 ただ、スピーカー構成の違いから(第B世代ではない)初代のJBL MultiBeamですので、サラウンドの質で、新機種とがあります。

 サウンドモードは、一方、本機も、映画・ニュースなどのプリセットモードは準備されません。

 加えて、先述のAIを利用した、リアルタイム補正もこの世代は未付属です。 

 あとは、言及したい違いはないです。

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 結論的にいえば、このシリーズの場合、簡単なサウンドモード手動調整しにくい点をふまえると、、PureVoice 2.0(台詞明晰化)ほか、 SmartDetails(微細音明晰化)などのリアルタイム補正ができない部分は、新機種と大きな差があります。

 パワー部分も差がありますし、値段差をふまえても、選ぶならば先ほどの新機種でしょう。

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 【2021年発売】(型番 JBLBAR50MBBLKJN)

 20・JBL BAR 5.0 MultiBeam
  ¥19,390 楽天市場 (11/10執筆時)

チャンネル数:5.0ch
実用最大出力:250W
TV接続:光音声・HDMI(入出力1)
サブウーハ接続:
ネットワーク:Bluetooth (SBC) Wi-Fi
ハイレゾ音源:
パススルー:4KHDR + eARC
サイズ:幅709×高さ58×奥行101mm

 第2に、JBL BAR 5.0 MultiBeam です。

 そのまた1世代前の同級機です。

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 5.0ch方式で、ピーカー構成も1つ上でみた製品とほぼ同じです。

 ただ、ユニット構成が変わります。

 中央に、全音域を鳴らす8x 4.8cmレーストラック型ウーハーが合計3基と、2基の同サイズのビームフォーミングスピーカーがあり、合計で5.0chです。

 ようするに、センター出力が1基になるため、新機種よりさらに、パワーが劣ることになります。

 あとは、1世代あとの製品とほぼ同じです。

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 結論的にいえば、2万円前後で買える場合に限りますが、低価格の製品で、5.0chというのは、お買得感を感じます。

 ステレオの「3D立体サラウンド」化も楽しめる点でもそう思います。

 サイズも、この世代だと、幅が短めなので、あまり大きなものを避けたい場合にも良さそうです。

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 【2019年発売】

 21・JBL Pro PSB-1-J
  ¥55,000 Amazon.co.jp (11/10執筆時)

チャンネル数:2.0ch
実用最大出力:40W
TV接続:光音声・ステレオRCA
サイズ:幅900×高さ69×奥行90mm

 第3に、 BL Pro PSB-1-Jです。

 こちらは、JBL PROという法人向けブランドの製品です。

 HDMIを搭載しない単純なステレオ構成で、ようするに、屋外モニター用などの法人向けと考えてください。

 個人向けとは言えません。


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 【2025年発売】

 (型番 JBLBAR500M2BLKJN)

 22・JBL BAR 500MK2 サウンドバー
  ¥58,770 Amazon.co.jp (11/10執筆時)

チャンネル数:5.1ch
実用最大出力:750W
TV接続:光音声・HDMI(入1出1)
サブウーハ接続:
ネットワーク:Bluetooth (SBC) Wi-Fi 6
ハイレゾ音源:
パススルー:4KHDR + eARC
サイズ:幅940×高さ50.5×奥行104mm

 JBL BAR 500 Mark2は、JBLのサウンドバーの上位機です。

 2025年に、2年降りの更新で新機種になった第2世代です。

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 サイズは、幅940×高さ50.5×奥行104mmです。

 下位機同様に設置性(特に背の低さ)は、台座の低めのテレビなどの場合、重要です。 

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 チャンネル数は、5.1ch方式です。

 本体のスピーカー構成は、下位機種と同じです。

 やや大きめになるレーストラック型ドライバー(4.6×8cm)が5基と、トゥイーター(2cm)が、4基ですので。

 本機からMultiBeam3.0(第3世代マルチビーム)で、ビームフォーミングスピーカーを持つ仕様です。

  この部分は、同時発売の下位機(JBL BAR 500MK2)と同じです。

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 サブウーファー(重低音)は、ただ、付属です。

 250mmのコーンで300Wです。

 サイズは幅325 x 高さ400 x 奥行325mmです。

 電源は必要ですが、通信は2.4GHz帯のワイヤレスです。

 先述のように、下位機の仕様でもTV用としては十分な低音です。

 ただ、ゲームやハリウッド映画などの「振動系」の体感が欲しい場合は、こちらでしょう。

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 バーチャルサラウンド再生は、下位機と同じです。

 「バーチャルドルビーアトモスDolby Atmos Height Virtualizer)と「MultiBeam3.0」の合わせ技になります。

 問題ないでしょう。

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 サウンドモードも、下位機と同じです

 PureVoice 2.0(台詞明晰化)ほか、 SmartDetails(微細音明晰化)など、AI学習の成果を利用した、リアルタイム解析をなします。

 一方、本機の場合も、リモコンで調整できる項目は、ほぼないです。

 ニュース用の聞きとり強化ボタンもないです。

 あとの部分も、下位機と同じです。

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 以上、JBLJBL BAR500 MK2の紹介でした。

 端的に言って、下位機と比べる場合の差は、サブウーファーの有無だけです。

 ただ、仕様上あとから増設はできないので、低音が欲しい場合はこちらです。下位機でも450Wクラスのパワーなので強めなので、一般家庭だとそちらで十分でしょう。

 こちらを選ぶならば完全に「リビングシネマ」的なものを構築する目的の方です。300Wクラスのサブウーファーだと、少し強すぎな感じもあり「真面目」にならすと階下に対して防音性が問題になりそうです。

 一般家庭でも微妙に手が届く価格の製品だけに、防音性の有無だけは気をつけてください。


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 【2025年発売】(型番 JBLBAR1000M2BLKJN)

 23・JBL BAR 1000MK2
  ¥145,398 Amazon.co.jp (11/10執筆時)

チャンネル数:7.1.4ch
実用最大出力:合計960W
TV接続:光音声・HDMI(入3 出1)
サブウーハ接続:ワイヤレス
ネットワーク:Bluetooth (SBC)  Wi-Fi
ハイレゾ音源:
パススルー:4KHDR + eARC
サイズ:幅1203×高さ52×奥行129mm(注意

 JBL BAR 1000MK2 は、JBLのサウンドバーの上から2番目の上位機です。

 従来同社になかった高級機で、最近登場しました。

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 サイズは、本体は、長さ854×高さ52×奥行128mmです。

 バー部分だけで言えば、あまり長くないです。

 しかし、本体左右に分離式のワイヤレスサテライトがあります。写真のような、サイドスピーカーとしても使えますが、後述するように、リアスピーカーとして部屋の後ろにおくための装備です。

 本体とつなげて充電が必要ですので、その状態だと幅1203×高さ52×奥行129mmです。

 設置がご自宅の環境に向くかは「要検討」です。

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 チャンネル数は、合計で、7.1.4chです。

 サウンドバー本体は、8.8cmx 4.4cmレーストラック型ウーハーが合計6基と、2.5cmのトゥイーターが3基、という構成です。このほか、天井方向に向かう7cmのフルレンジが左右に1基ずつで、10スピーカーです。

 一方、本機は標準で、サラウンドスピーカー(部屋の後ろに置くリアスピーカー)とサブウーファーセットです。

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 サブウーファー(重低音)は、250mmのコーンで300Wの出力です。

 接続はワイヤレス(Wi-Fi)です。重低音は(さすがに)33kHzまで沈み込む仕様で、振動は強力です。サイズは、幅325 x 高さ400 x 奥行325mmです。

 サラウンド(リア)スピーカーは、先述のようにワイヤレスかつバッテリー式です。

 図のように、サウンドバーに接続して充電する仕組みです。

 フル充電で約10時間の再生が可能で、充電は3.5時間です。

 映画などを「本気を出して見る」時以外は、本体に付けて充電しておくような利用法でしょう。実際、これは「日本のリビング向けに良い仕様」に思えます。

 ユニットは、片側について、9cmx 4.4cmレーストラック型ウーハーが合計1基と、天井方向に向かう7cmのフルレンジが1基です。

 なお、第2世代になって、リアスピーカーをキッチンなどに持ち出して、仕事しながら「ワイヤレス」運用するブロードキャスト機能も加わりました。

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 バーチャルサラウンド再生は、本機もDolbyのバーチャルハイト(Height Virtualizer)対応です。

 壁や床に反射させるスピーカー部分の工夫は、下位機と変わらずJBL MultiBeam 3.0という名前です。つまり、基本下位機種と「同じ方向性」の合わせ技での処理です。

 チャンネル数は、リアスピーカーを使わない状態でもリアルに7.1.2ch(3D)です。

 もちろん、実体スピーカーを部屋中に置く「リアルな」配置ではないですが、計算による立体的なサラウンド感の再現性は、価格相応に得やすいでしょう。

 フォーマットは、Dolby Atmos・DTS:Xにしっかり対応です

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 サウンドモードは、下位機種と同じ仕様です。

 繰り返せば、PureVoice 2.0(台詞明晰化)ほか、 SmartDetails(微細音明晰化)などの、AI学習を利用した、リアルタイム自動補正技術が充実します。

 基本的に「ON・OFF」するような機能性ではなく通常再生時にサウンドバーが判断して、自動に上質な音に加工していく技術です。

 手動調整は、低音・リアレベルなどを調整する程度で、あとは「おまかせ」です。

 サテライトスピーカーを動かす機種なので、リモコンにキャリブレーションボタンもあります。この部分はあとで説明します。

 TVとの接続は、HDMIケーブルに対応します。

 HDML出力は1基ですが、入力は3系統あります。

 4Kパススルー機能は、4K HDRをふくめて対応です。

 eARCも対応です。

 スマホなどの音源再生は、Bluetoothは本機もSBCのみ対応です。

 ただ、下位機と同じでWi-Fiを装備します。

 各種規格も同じレベルで対応します。

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 セッティングは、本機の場合、サテライトスピーカーを頻繁に動かすタイプなので、少し注意は必要かと思います。

 多チャンネルの高級オーディオの場合、「適切なサラウンド感」内蔵マイクを利用して、リスニングゾーンを最適化する、初期設定の仕組みがあります。

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 本機も「ルームキャリブレーション機能」があります。

 座る位置の左右において測定し、その後、リアスピーカーを実際おく場所で測定する「2段構え」で本格的です。

 なお、リアスピーカーを置く位置を固定で決めている場合、毎回のキャリブレーションは不要です。ただ、ずらしても、スマホやリモコン操作して数本で終わるので問題ないです。

 ハイレゾ音源の再生は、非対応です。

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 以上、JBL BAR 1000 MK2 の紹介でした。

 気軽にリアルな「リアスピーカー」が増設できるのが、最大の見どころです。使いたい際に持ち出して置く手間はありますが、リアに置けば、空間的な臨場感は実際高まるでしょう。

 週末などの特別なシーンで、「気合を入れて映画を見たい」場合に有効と言えますし、面白みはあるでしょう。

 一方、先述のように、充電時には設置幅が必要な点が注意点です。音質面からしても、ふだんは(使わず)「外しておく」ような運用は想定していないので、幅1.2メートルとっても、空間的に圧迫感がないかはチェックしましょう。

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 【2022年発売】(型番 JBLBAR1000PROBLKJN)

 24・JBL BAR 1000
  ¥85,657 Amazon.co.jp (11/10執筆時)

チャンネル数:7.1.4ch
実用最大出力:合計880W
TV接続:光音声・HDMI(入出力1)
サブウーハ接続:Wi-Fi
ネットワーク:Bluetooth (SBC) Wi-Fi
ハイレゾ音源:
パススルー:4KHDR + eARC
サイズ:幅884×高さ56×奥行125mm(注意

 なお、型落ちになるJBL BAR 1000が、比較的安めで残ります。

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 サイズは、サテライトを外した状態だと、長さ884×高さ56×奥行125mmです。

 ただ、本機も、充電時は119.4cmの設置スペースは必要です。

 チャンネル数は、合計で、7.1.4chです。

 ただ、各スピーカーのスペックは新機種と変わります。

 サウンドバー本体は、9cmx 4.6cmレーストラック型ウーハーが合計5基と、7cmと大きめのトゥイーターが3基、という構成です。これに、天井方向に向かう7cmのフルレンジが左右に1基ずつで、10スピーカーです。

 新機種(第2世代)と比べると、ウーファーサイズが1つ少ない一方で、トゥイーターとウーファー自体の口径は、逆に大きい仕様です。

 変更理由は説明がないですが、中音域の安定性を重視した改良だったかと思います。ただし、旧機でも十分な仕様でしたし、微調整の域でしょう。

 サブウーファーは、250mmのコーンで300Wで、ワイヤレス(Wi-Fi)です。

 新機種とやや形は変わりましたが、低音は33Hzまで沈みますし、同じです。

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 サラウンドスピーカーは、ワイヤレスかつバッテリー式です。

 仕様はほぼ同じですが、ユニット的に、この世代は2cmのトゥイーターと、天井方向に向かう7cmのフルレンジでした。したがって、新機種はリアからの平面方向の中音域が充実する構成であり「進化」が見られます。

 ただ、やはり、変更理由は明示的ではないです。

 先述のように、新機種は、キッチンに持ち運んでの「サテライト」利用ができるようになったので、それに最適化するための調整だった可能性もあり、何とも言えません。

 あとは、サウンドモードの部分で、セリフの明晰化の技術が1世代前のPureVoice となること、また、SmartDetails(微細音明晰化)もこの世代だと非対応だったのが目に付く違いです。

 これは、発売時期の関係です。

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 結論的にいえば、現状の価格差から言えば、上位機、下位機の関係と言えます。

 新機種がでて相当値下がりが見られますし、パワーも十分以上で、リアスピーカーが気軽に利用できる利便性も変わりません。

 リアスピーカー部分に「面白み」を感じた方で、予算を節約したい場合、候補にできるでしょう。


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 【2025年発売】(型番 JBLBAR1000PROBLKJN)

 25・JBL BAR 1300MK2
  ¥208,000 Amazon.co.jp (11/10執筆時)

チャンネル数:11.1.4ch
実用最大出力:合計2,470W
TV接続:光音声・HDMI(入3 出1)
サブウーハ接続:ワイヤレス
ネットワーク:Bluetooth (SBC)  Wi-Fi
ハイレゾ音源:
パススルー:4KHDR + eARC
サイズ:幅1404×高さ58×奥行136mm(注意

 JBL BAR 1300MK2は、JBLのサウンドバーの最上位機です。

 特にパワー面が特徴的で、他社の最上位機を含めて「最高出力」な構成です。

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 サイズは、サテライト接着時、幅1404×高さ58×奥行136mmです。

 サイズ感からしても60型以上の大きめの4Kテレビと合いそうな機種です。

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 チャンネル数は、合計で、11.1.4chです。

 サウンドバー本体は、7.5x5cmレーストラック型ウーハーが合計8基と、2.5cmのトゥイーターが7基、という構成です。加えて、天井方向に向かう7.5cmのフルレンジが左右に4基ずつで、19スピーカーです。

 サブウーファーは、200mmのコーンが左右に2基1200Wの出力です。

 接続は本機もワイヤレス(Wi-Fi)です。重低音は本機も33Hzまでと同じですが、ダブルコーンでこの出力ですので、映画などで「床が振動する」レベルです。

 サイズは、幅315 x 高さ277 x 奥行275mmです。

 意外と小さめです。また、密閉型で、左右配置でお互いに振動を打ち消すタイプです。強力ながら「床揺れ」に配慮した仕様です。なお、このグレードのサブウーファーのみAI Sound Boostの記載があり、その部分でもノイズや振動を抑えつつ最大の振動になるような工夫がみられます。

 ただ、さすがにこのクラスだと、階下などへの共振はあるので、十分な配慮を要する音圧ではあります。

 サラウンド(リア)スピーカーは、本機もワイヤレスかつバッテリー式です。

 フル充電で約10時間の再生が可能で、充電は3.5時間です。

 ユニットは、片側について、9cmx 5cmレーストラック型ウーハーが合計2基と、50mmのフルレンジ、天井方向に向かう7cmのフルレンジが別に1基です。

 本機は、ここまで書いたスピーカーを合計して29基のスピーカで、11.1.4chを表現します。

 実際のところ、完全に整理された11chというわけでなく、スピーカーとビームフォーミングで「11方向」を作り出している位に考えれば、十分かと思います。

 あとの部分は、IMAX Enhanced規格に対応するのが目立つほどで、バーチャルサラウンド系の仕様を含めて、1つ上で見たJBL BAR 1000 MK2 に対して、言及したい仕様差はないです。

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 以上、JBL BAR 1300 MK2 の紹介でした。

 「パワー」と「チャンネル数」で他社機を圧倒する製品です。そのため、サブウーファ部分は対策があるとはいえ、出力を活かすにはある程度、防音・共振をなした、それなりに広いリビングに向くでしょう。

 なお、ある程度のボリュームで聴いてこそ真価を発揮するモデルですが、このタイプは、そこそこ小音量でも情報量は痩せないので、その心配は不要です。

 ただし、11chと多チャンネルな部分で、家具がなどがごちゃごちゃした部屋、天井方向が特殊な間取りの空間では、実力が発揮しにくい部分がありそうです。左右の壁もある程度離れていることが望ましいです。

次回に続く!
最新のTVに向いたサウンドバーのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、TV向けサウンドバーの比較の2回目記事でした。

 しかし、記事は、まだまだ「続き」ます。

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3・サウンドバーの比較 (3)
 3-1:BOSE〈米国〉
 3-2:POLK Audio〈米国〉
4・サウンドバーの比較 (4)
 4-1:パナソニック〈日本〉
 4-2:SONOS〈米国〉
 4-3:ゼンハイザー 〈ドイツ〉
5・サウンドバーの比較 (5)
 5-1:DENON〈日本〉
 5-2:harman/kardon〈米国〉
 5-3:Bowers & Wilkins〈英国〉
 5-4:Cretive〈シンガポール〉
 5-5:TVS REGZA(東芝)〈日本〉
6・サウンドバーの比較 (6)
 6-1:シャープ〈日本〉
 6-2:LG〈韓国〉
 6-3:TCL・ハイセンス ほか
7・サウンドバーの比較 (7)
 7-1:最終的なおすすめの提案【結論】

 つづく3回目記事こちら)では、米国のBOSEと、同じく米国のPOLK Audioのサウンドバーをみていきます。

音質の良さ  ★★★★★
聞きやすさ  ★★★★★
低音の迫力  ★★★★★
サラウンド感 ★★★★★
ネットワーク ★★★★★
総合評価   ★★★★★

 その上で、最終回の結論編こちら】では、全機種から目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種を提案していきます。

 引き続き、よろしくお願いします。

 3回目記事は→こちら

posted by Atlas at 18:37 | オーディオ製品

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