1回目記事からの続きです→こちら
2-1・フォスター電機のプリメインアンプ
2回目記事のトップバッターは、同系列のデノン&マランツ系のプリメインアンプです。
1回目記事の続きで、そちらで紹介できなかった上級機の紹介になります。
1・プリメインアンプの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:ソニー
1-3:ヤマハ
1-4:DENON・マランツ
2・プリメインアンプの比較 (2)
2-1:DENON・マランツ〈続き〉
2-2:ELAC
2-3:ケンブリッジオーディオ
2-4:TEAC
3・プリメインアンプの比較 (3)
3-1:FOSTEX
3-2:その他の企業
3-3:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で書いた「選び方の基本」に沿いながら、各機について説明していきます。
---
なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字系で記していきます。

【2023年発売】STEREO70s
16・マランツ STEREO70s/FN
16・マランツ STEREO70s/FB
¥89,100 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
定格出力(8Ω):75W×2
定格出力(6Ω):150W×2
インピーダンス: 4~16Ω
周波数帯域:10Hz-100kHz
アナログ端子:3
デジタル端子:光×1 同軸×1 HDMI×6
DAC:192kHz/24bit
ネットワーク:Bluetooth LAN Wi-Fi
スピーカー出力:2(2.2h対応)
サイズ:幅442×高さ109×奥行386.5mm
STEREO70sは、マランツの販売するプリメインアンプです。
本機は、HDMI搭載型ですが、 似たコンセプトの製品として、DENONからDRA-900H-SPという製品が同時期に発売されました。ただ、そちらはすでに展開終了で、やや小型のこちらが残りました。

本体の大きさは、幅442×高さ109×奥行386.5mm です。
こちらは、背が低いタイプですので、その部分で、同じようにHDMI端子を持つ【AVアンプの比較記事】でみた諸機と「差異化」ができていると言えます。
その分、設置面積は広めに必要ですが、これなら設置できる、という場合は多いでしょう。

アンプのパワーは、8Ω時に最大75Wです。
DENONの同級機は100Wでしたので、比べれば電源は「ほどほど」です。しかし、ここは、個性の違いと理解するべきところです。
デノンの多くの製品と同じく、本機も「フルディスクリート構成」です。
その上で、ディスクリート増幅モジュール(HDAM-SA2)を備えており、アナログ前段の質感を高めているのが特色です。
デノンの傾向が、パワー由来の低音制動を重視しつつ「クリアさ」を重視するとすれば、マランツは、同ブランドの特長である「スピード感」や「しっとり感」を重視する構成で、中音域重視の落ちついた音質に思えます。
このほか、ヤマハにもありましたが、ノイズを抑えつつハイレゾ向きな再生にする「ピュアダイレクトモード」もあります。
なお、こちらはクラス表記(Class A/B)もあります。
インピーダンスは、 4-16Ωに対応可能です。
周波数帯域は、低音域が10Hz、高音域が100kHzです。

アナログ入力は、3系統です。
デジタル入力は、光デジタル端子が1系統と同軸が1系統です。
一方、本機は入力用のHDMI端子が6系統(4K/120Hz 8K/60Hz対応は3つ)あります。
この点で【AVアンプの比較記事】で紹介した製品に近いです。
違いは、最大で2.1ch(2.2ch)に止まる部分です。マルチチャンネル時代ですのでそちらのカテゴリではなく、「プリメイン」として出したという感じがあります。
出力も、1つですが、HDMI端子があります。
規格として、どの端子もeARCには対応しません(ARCのみ)が、本機は多チャンネルではないので、問題ないです。
ただ、Phono端子があるなど、プリメイン的な要素もあるので、それらの「中間的な製品」というのが適当でしょう。
DACは、192kHz/24bitに対応します。
HDMI入力でも同水準で入るので、音源はハイレゾな4Kコンテンツ(UHDブルーレイなど)にも良いです。

ネットワーク機能は、Bluetooth5とWi-Fi5の搭載です。
Bluetoothのコーデックは、SBCだけなので、さほど重視しません。
Wi-Fiは、本機も、AppleのAirPlay 2も対応ですし、Amazon Musicを通して、ハイレゾの配信も受けられます。

音楽ストリーミング配信は、デノンとマランツは、同じHEOSというアプリを使います。
やはり、Spotify・Tunes in のほか、定額聴き放題サービスのAmazon Music Unlimitedに対応します。
24年からは、HEOSアプリも公式にAmazonのハイレゾ音源(Ultra)に対応しています。

先述のように、2021年6月からは、これまでは「通常音質(SD音質)」の聴き放題サービスだった、Amazon Music Unlimitedの料金だけで、追加料金なしで、ハイレゾを含む、HD音源が聴けるようになりました。
このサービスについては、同社の説明サイト(こちら)に詳しいです。
スピーカー端子は、2系統あり、バイワイヤリング対応です。
サブウーファー用端子もあるので、2.1ch(最大2.2ch)も対応できます。
そのほか、FMラジオも対応です。
---
以上、マランツの STEREO70sの紹介でした。
音楽用にも使うが、TVの「周辺機器」として利用した場合、候補にできそうな機種です。ネットワークアンプですし、多用途に使えそうです。
この場合、ライバルは、このブログの【AVアンプの比較記事】で紹介した各機でしょう。
比較する場合、音響部分で2Dまでで、最近流行の3D立体音源には対応できないのが、難点です。サラウンド技術で、3Dを再現するような技術もないので、あくまで、オールドなステレオファン向け、と言えます。
音楽については、とくに、ハイレゾ音源を視聴する場合、機能構成部分で良さそうに見えます。
ただ、主には、設置性を評価して選ぶ方が多そうです。テレビ(映画)などの視聴の際に使う場合も、これだけのパワーがあれば、普通十分でしょう。
立体音源を含めてマルチチャンネルへの対応などが不要ならば、こちらは良い候補です。

【2022年発売】
17・DENON PMA-1700NE-SP
¥151,137 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
定格出力(8Ω):70W×2
定格出力(4Ω):140W×2
インピーダンス: 4-16Ω
周波数帯域:5Hz-100kHz
アナログ端子:3
デジタル端子:光×2 同軸×2 USB×1
DAC:384 kHz/ 32 bit (DSD 11.2)
ネットワーク:
スピーカ出力:2
サイズ:幅435×高135×奥行410mm
PMA-1700NEは、DENONのプリメインアンプの上位機です。
ネットワーク機能がないストイックなラインです。
2016年発売でロングセラーだったPMA-1600NEの後継機になりますが、外観は液晶のサイズと多少のボタン構成の変化に止まります。

しかし、(大事な)中身は、プリアンプ部もパワーアンプ部も完全な刷新でした。フルモデルチェンジとされます。スペック的に表れない部分ですが、トランスが新しくなったほか、ボリュームも新方式です。
30万円台の上位グレードの製品(PMA-A110)とパーツを共通化させることでのコスト削減のように思えますが、(下位機種の場合)メリット性しかないでしょう。

本体の大きさは、幅435×高135×奥行410mmです。
上位機はあえて重量感を増し、ノイズ・振動対策とするものですが、こちらも17.6kgと「ずっしり重い」安心感のある機種です。
アンプのパワーは、8Ω時に最大70Wです。
加えて、専用の大容量電源を搭載し、同社のシステムらしく、駆動に余裕を持たせています。
サイズにかかわらず、大抵のスピーカーは鳴しきるでしょう。

周波数帯域は、低音域が5Hz、高音域が100kHzです。
同社は、最近、従来から得意な低音のスペックを重要視しつつ、ハイレゾ時代に対応するため高音域にもメスを入れています。
あくまでスピーカーが主役と考えると、これは良い傾向に思います。

アナログ入力は、3系統です。
また、アナログ接続の際は、デジタルへの給電を完全に断った上で、ランプまで消灯させる徹底したノイズ管理をしていいます。
アナログ・デジタルを併用したい方には、この機種は良い選択肢です。
デジタル入力は、光デジタル端子が2系統、、同軸端子・USB接続端子が1系統という構成です。
DACは、PCMベースで、最大384kHz/32bitに対応します。
ハイレゾ音源でも、高解像度なものも楽しめるスペックです。
DSD音源は、11.2Mhzまで対応します。
スピーカー端子は、2系統あり、この機種もバイワイヤリング対応です。
ただし、サブウーファー用の端子はありません。
ネットワーク機能は、未搭載です。
おそらく、ノイズ面を考えてあえて搭載していないのだとは思います。
ただ、利用しない時は完全に「オフにする」モードなどは(作ろうと思えば)作れるとは思いますが。
---
以上、DENONのPMA-1700NEの紹介でした。
およそ音質の点で言えば、非の打ち所がない機種です。デジタル・アナログ共に、スピーカーの実力を邪魔しない再生が可能だと思います。

【2016年発売】
18・DENON PMA-2500NE
¥276,800 楽天市場 (6/24執筆時)
定格出力(8Ω):80W×2
定格出力(4Ω):160W×2
インピーダンス: 4~8Ω
周波数帯域:5Hz~100kHz
アナログ端子:4
デジタル端子:光×2 同軸×2 USB×1
DAC:384 kHz/ 32 bit (DSD 11.2)
ネットワーク:
スピーカ出力:2
サイズ:幅435×高182×奥行431mm
PMA-2500NE-SPは、DENONのプリメインアンプの高級機です。
1つ上で紹介したPMA-1600NEの上位機です。

本体の大きさは、幅435×高182×奥行431mmです。
下位機種も重量感がありましたが、さらに、こちらは、25kgと「下手に持つと腰が抜けそうなほど重い」機種です。制震性は高いでしょう。。
アンプのパワーは、8Ω時に最大80Wです。
増幅は本機も一段ながら、下位機種よりもさらに電源の安定化をはかり、パワーを持たせた製品です。
安定的な再生が可能ですが、その分消費電力は高く、また、夏場に発熱するので、このクラスの導入は、「苦労を厭わないオーディオ好き」以外にはオススメしません。
周波数帯域は、一方で、低音域が5Hz、高音域が100kHzと基本仕様は同じです。

アナログ入力は、下位機より1系統多く、4系統です。
デジタルノイズの管理は、下位機種同様の仕様です。
デジタル入力は、光デジタル端子、同軸端子が2系統、USB接続端子が1系統という構成です。
DACは、本機も、最大384kHz/32bitに対応します。
スピーカー端子は、2系統です。
この機種もバイワイヤリング対応です。ただし、サブウーファー用の端子はありません。
ネットワーク機能は、この機種の場合、未搭載です。
---
以上、DENONのPMA-2500NEの紹介でした。
下位機種に比較すると、アンプ回路の見直しで、デノンの「哲学」である低音域再生力が向上しています。回路的な安定性も増しています。
ただ、下位機種の方が発売が新しいため、そちらには、高速デジタルアイソレーターなど新技術が搭載されています。
発熱や商品電力の問題もあるため、結論的にいえば、現状では、PMA-1600NEのほうがよいでしょう。
ただ、Atlasの試聴結果は良好で、デジタル・アナログ共に、スピーカーの実力を邪魔しない再生が可能です。こちらは、Atlasの「買い換え候補」でしたが、ネットワーク再生にはやはり対応して欲しかったです。
ーーー

【2024年発売】(特約店展開)PMA3000NESP
19・DENON PMA-3000NE-SP
¥356,400 ヤマダ電機(ネット) (6/24執筆時)
定格出力(6Ω):80W×2
定格出力(4Ω):160W×2
インピーダンス: 4~16Ω
周波数帯域:5Hz~100kHz
アナログ端子:3
デジタル端子:光×3 同軸×1 USB×1
DAC:384 kHz/ 32 bit (DSD 11.2)
ネットワーク:
スピーカ出力:1
サイズ:幅434×高182×奥行443mm
なお、2024年にPMA-3000NEという上位機が出ています。
2020年にデノン創立110周年記念として出たPMA-A110の改良型と言えます。

具体的には、差動2段アンプを差動1段アンプ回路に変更しています。PMA-A110以前の世代(差動3段アンプ)と主旨は同じで、目的は、発振に対する安定性の強化です。
あとは、コンデンサーの変更(大容量化)などがみられますが、大枠は、PMA-A110GSを継承した機種です。「売り」の1つだったアナログモード(デジタルオーディオ回路を完全にオフにするもの)も引き継いでいます。
正確にはスピーカー端子部分の金メッキ処理がなくなった代わりに、スピーカー端子がバイワイヤリング仕様になっていたり、細かい違いはあります。
一方、本体の大きさ・アンプのパワー・周波数帯域・DACなどのスペックは、さきほどみた、下位機種をほぼ踏襲します。

ただ、端子構成が異なります。
アナログ入力は、3系統です。
デジタル入力は、光デジタル端子3系統、同軸端子が1系統、USB接続端子が1系統という構成です。
DACは、本機も、最大384kHz/32bitに対応します。
スピーカー端子は、1系統です。

技術的には、電流部分で、「Advanced UHC-MOSシングルプッシュプル増幅回路」を採用し、供給量と安定性を高めています。
そのほか、下位機種は、ハイゲインアンプによる一段増幅ですが、本機から、可変ゲイン型プリアンプとパワーアンプの2段増幅となります。
そのほか、電子ボリューム採用など、値段相応に機能性は高まりました。
結果として、端子数が減ったのは、こうした新技術とバーターだったからだと思います。
加えて、光・同軸の1系統について、「テレビ自動再生機能」が付きますが、細かい部分ですが、結構便利に思います。

【2024年発売】(特約店展開)
20・マランツ MODEL 60n/FN
20・マランツ MODEL 60n/FB
¥178,200 ヤマダ電機(ネット) (6/24執筆時)
定格出力(8Ω):60W×2
定格出力(4Ω):80W×2
インピーダンス: 4-16Ω
周波数帯域:5Hz~100kHz
アナログ端子:3
デジタル端子:光×1 同軸×1 HDMI×1
DAC:192kHz/24bit
ネットワーク:Bluetooth LAN Wi-Fi
スピーカ出力:1(2.1ch対応)
サイズ:幅442×高129×奥行431mm
MODEL 40n は、マランツの販売するプリメインアンプです。
現在では、高級機では希少な「ネットワークプリメイン」といえます。

本体の大きさは、442×高129×奥行431mm です。
後ほどみる上位機(MODEL 40n)と同じ筐体で、サイズも同じです。
アンプのパワーは、8Ω時に60Wです。
DENONに比べれば控えめの値ですが、十分です。
周波数帯域は、一方で、低音域が5Hz、高音域が100kHzです。
スペックで決まるわけではないですが、数値からは「ハイレゾ重視」の意図性が伝わります。
メーカー的に相性は良いため、マランツ系を選ぶ方はそこにこだわる方も多そうです。

アナログ入力は、3系統あります。

ただ、アナログなプリメインアンプとしては、同社のモニターグレード機にも採用される、フルディスクリート構成の電流帰還型プリアンプを採用します。
パワーアンプ部も「ハイスピード」をキーワードにしつつも、マランツ系としては、余裕を持たせていると言えます。
スピーカー端子は、ステレオの1系統です。
バイワイヤリングは非対応ですが、サブウーファー用の端子はあります。

ネットワーク機能は、Bluetoothと、有線LAN・無線LAN(Wi-Fi)に対応します。
Bluetoothについては、本機も、SBCのみ対応です。

音楽ストリーミング配信は、同社の下位機種と仕様は同じです。
したがって、Amazon Music Unlimited(こちら)のハイレゾ音源も利用できます。
---
以上、マランツのMODEL 60n の紹介でした。
個人的には、ネットワークがないプリメインは、時代にそぐわないと考えています。
その点では、20万円台にマランツブランドで「対応機」が出ているのは、重要です。
予算的な余裕がある場合は、候補にできるかと思います。
ーーー

【2022年発売】(特約店展開:受注生産)
21・マランツ MODEL 40N/FN
21・マランツ MODEL 40N/FB
¥326,700 ヤマダ電機(ネット) (6/24執筆時)
22・ AIRBOW MODEL 40N Replay
¥450,000 楽天市場 (6/24執筆時)
定格出力(8Ω):70W×2
定格出力(4Ω):100W×2
インピーダンス: 4-16Ω
周波数帯域:5Hz~100kHz
アナログ端子:3
デジタル端子:光×1 同軸×1 HDMI×1
DAC:192kHz/24bit
ネットワーク:Bluetooth LAN Wi-Fi
スピーカ出力:1(2.1ch対応)
サイズ:幅443×高130×奥行432mm
なお、先行して販売していたMODEL 40nは、本機の上位機です。
こちらは、アンプのパワー以外は、明示的に示される機能は下位機と変わりません。必要に応じて、ではありますが、音質周りの部分ほかで、こちらだけの機能性というのはないです。
なお、本機をベースに電源周りを大幅にチューンしたAIRBOW(逸品館)の製品があります。オーディオは、この手のチューン販売をしている企業は、昔からあります。
---
結論的にいえば、、値段から考えても、先ほどの下位機種で良いでしょう。
あまり変わらない性能の機種をあとから出した点で、このクラスの後継機の登場は近い気もしますので。

【2021年発売】(特約店展開)
23・ マランツ MODEL30/FN
23・ マランツ MODEL30/FB
¥356,400 ヤマダ電機(ネット) (6/24執筆時)
24・ AIRBOW MODEL 30 Replay
¥490,000 楽天市場 (6/24執筆時)
定格出力(8Ω):100W×2
定格出力(4Ω):200W×2
インピーダンス: 4-16Ω
周波数帯域:5Hz~50kHz
アナログ端子:5
デジタル端子:
DAC:
ネットワーク:
スピーカ出力:1(2.1ch対応)
サイズ:幅443×高130×奥行431mm
MODEL 30 は、マランツの販売するプリメインアンプの最上位機です。
本機も特約店向けです。 AIRBOWによるカスタマイズモデルもあります。
MODEL30の場合 先ほどみた40nとちがって、こちらは、ネットワーク非搭載です。
ただ、「どこから壊れるか、どこから陳腐化するか」という部分を考えると、長期間使いたいだろうこのグレードならば、未搭載が「正解」とは思いますが。

本機は、2018年登場のPM-12の後継機ですが、そちらとは外観をがらっと換えてきました。
外装は同じ、アルミ外装ですが、フロントが「クラシックからモダン」になりました。
さすが「品が良い」感じで、エレガントでブランドイメージ通りだなと、個人的には思います。

と書いていたら、2021年に「本体ブラック」なモデルもでました。
なお、先ほどみたミドルクラスの40nもこられと同じ筐体です。

本体の大きさは、幅440×高127×奥行431mmです。
従来機の課題だった奥行も縮まったので、設置性は良いです。
アンプのパワーは、8Ω時に100Wと、相応にパワフルです。
6Ωデータはないですが、無論これを超えるでしょう。
いずれにしても、トールボーイの大きなスピーカーも十分でしょう。「古くて大きな」スピーカーも対応できそうです。
周波数帯域は、一方で、低音域が5Hz、高音域が50kHzです。
後述するように、ハイレゾには向かない仕様なので、高音域はこれほどでも良いでしょう。

アナログ入力は、5系統あります。
そのほか、PHONO端子も付属です。
一方、デジタル端子はなく、こちらは、アナログ専用機となります。

本機も、40nと同じく電流帰還型プリアンプを採用し、音のスピード感・解像感を高めています。
その上で、歪が少ないスイッチング・パワーアンプも、やはり上位機と同様に搭載しました。
とくに、この方式の採用で、(スペースを食いがちな)パワーアンプ部とヒートシンクの小型化に成功しています。結果、コンパクト性を保持したままで、大容量電源・充実するプリアンプ部を実現できています。
試聴しましたが、重層感とスピード感が特に強調できます。
スピーカー端子は、1系統で、バイワイヤリングは非対応です。
そのほか、プリアウト端子があります。
ネットワーク機能は、この機種の場合、未搭載です。
---
以上、マランツのMODEL 30 の紹介でした。
音質部分は申し分なく、「しっかり語れるパーツ」が採用されています。
たいへんエレガントな外観ですが、アナログ専用ですから、ターゲット層は「古き良き時代」のハイファイスピーカーの愛好者でしょう。
ただ、高級で設置性も担保されるプリメイン機ですし、ラインナップとして貴重です。

【2016年発売】
25・DENON PMA-2500NE
¥276,800 楽天市場 (6/24執筆時)
定格出力(8Ω):80W×2
定格出力(4Ω):160W×2
インピーダンス: 4~8Ω
周波数帯域:5Hz~100kHz
アナログ端子:4
デジタル端子:光×2 同軸×2 USB×1
DAC:384 kHz/ 32 bit (DSD 11.2)
ネットワーク:
スピーカ出力:2
サイズ:幅435×高182×奥行431mm
PMA-2500NE-SPは、DENONのプリメインアンプの高級機です。
1つ上で紹介したPMA-1600NEの上位機です。

本体の大きさは、幅435×高182×奥行431mmです。
下位機種も重量感がありましたが、さらに、こちらは、25kgと「下手に持つと腰が抜けそうなほど重い」機種です。制震性は高いでしょう。。
アンプのパワーは、8Ω時に最大80Wです。
増幅は本機も一段ながら、下位機種よりもさらに電源の安定化をはかり、パワーを持たせた製品です。
安定的な再生が可能ですが、その分消費電力は高く、また、夏場に発熱するので、このクラスの導入は、「苦労を厭わないオーディオ好き」以外にはオススメしません。
周波数帯域は、一方で、低音域が5Hz、高音域が100kHzと基本仕様は同じです。

アナログ入力は、下位機より1系統多く、4系統です。
デジタルノイズの管理は、下位機種同様の仕様です。
デジタル入力は、光デジタル端子、同軸端子が2系統、USB接続端子が1系統という構成です。
DACは、本機も、最大384kHz/32bitに対応します。
スピーカー端子は、2系統です。
この機種もバイワイヤリング対応です。ただし、サブウーファー用の端子はありません。
ネットワーク機能は、この機種の場合、未搭載です。
---
以上、DENONのPMA-2500NEの紹介でした。
下位機種に比較すると、アンプ回路の見直しで、デノンの「哲学」である低音域再生力が向上しています。回路的な安定性も増しています。
ただ、下位機種の方が発売が新しいため、そちらには、高速デジタルアイソレーターなど新技術が搭載されています。
発熱や商品電力の問題もあるため、結論的にいえば、現状では、PMA-1600NEのほうがよいでしょう。
ただ、Atlasの試聴結果は良好で、デジタル・アナログ共に、スピーカーの実力を邪魔しない再生が可能です。こちらは、Atlasの「買い換え候補」でしたが、ネットワーク再生にはやはり対応して欲しかったです。
ーーー

【2024年発売】(特約店展開)PMA3000NESP
26・DENON PMA-3000NE-SP
¥356,400 ヤマダ電機(ネット) (6/24執筆時)
定格出力(6Ω):80W×2
定格出力(4Ω):160W×2
インピーダンス: 4~16Ω
周波数帯域:5Hz~100kHz
アナログ端子:3
デジタル端子:光×3 同軸×1 USB×1
DAC:384 kHz/ 32 bit (DSD 11.2)
ネットワーク:
スピーカ出力:1
サイズ:幅434×高182×奥行443mm
なお、2024年にPMA-3000NEという上位機が出ています。
2020年にデノン創立110周年記念として出たPMA-A110の改良型と言えます。

具体的には、差動2段アンプを差動1段アンプ回路に変更しています。PMA-A110以前の世代(差動3段アンプ)と主旨は同じで、目的は、発振に対する安定性の強化です。
あとは、コンデンサーの変更(大容量化)などがみられますが、大枠は、PMA-A110GSを継承した機種です。「売り」の1つだったアナログモード(デジタルオーディオ回路を完全にオフにするもの)も引き継いでいます。
正確にはスピーカー端子部分の金メッキ処理がなくなった代わりに、スピーカー端子がバイワイヤリング仕様になっていたり、細かい違いはあります。
一方、本体の大きさ・アンプのパワー・周波数帯域・DACなどのスペックは、さきほどみた、下位機種をほぼ踏襲します。

ただ、端子構成が異なります。
アナログ入力は、3系統です。
デジタル入力は、光デジタル端子3系統、同軸端子が1系統、USB接続端子が1系統という構成です。
DACは、本機も、最大384kHz/32bitに対応します。
スピーカー端子は、1系統です。

技術的には、電流部分で、「Advanced UHC-MOSシングルプッシュプル増幅回路」を採用し、供給量と安定性を高めています。
そのほか、下位機種は、ハイゲインアンプによる一段増幅ですが、本機から、可変ゲイン型プリアンプとパワーアンプの2段増幅となります。
そのほか、電子ボリューム採用など、値段相応に機能性は高まりました。
結果として、端子数が減ったのは、こうした新技術とバーターだったからだと思います。
加えて、光・同軸の1系統について、「テレビ自動再生機能」が付きますが、細かい部分ですが、結構便利に思います。

【2024年発売】(特約店展開)
27・マランツ MODEL 60n/FN
27・マランツ MODEL 60n/FB
¥178,200 ヤマダ電機(ネット) (6/24執筆時)
定格出力(8Ω):60W×2
定格出力(4Ω):80W×2
インピーダンス: 4-16Ω
周波数帯域:5Hz~100kHz
アナログ端子:3
デジタル端子:光×1 同軸×1 HDMI×1
DAC:192kHz/24bit
ネットワーク:Bluetooth LAN Wi-Fi
スピーカ出力:1(2.1ch対応)
サイズ:幅442×高129×奥行431mm
MODEL 40n は、マランツの販売するプリメインアンプです。
現在では、高級機では希少な「ネットワークプリメイン」といえます。

本体の大きさは、442×高129×奥行431mm です。
後ほどみる上位機(MODEL 40n)と同じ筐体で、サイズも同じです。
アンプのパワーは、8Ω時に60Wです。
DENONに比べれば控えめの値ですが、十分です。
周波数帯域は、一方で、低音域が5Hz、高音域が100kHzです。
スペックで決まるわけではないですが、数値からは「ハイレゾ重視」の意図性が伝わります。
メーカー的に相性は良いため、マランツ系を選ぶ方はそこにこだわる方も多そうです。

アナログ入力は、3系統あります。

ただ、アナログなプリメインアンプとしては、同社のモニターグレード機にも採用される、フルディスクリート構成の電流帰還型プリアンプを採用します。
パワーアンプ部も「ハイスピード」をキーワードにしつつも、マランツ系としては、余裕を持たせていると言えます。
スピーカー端子は、ステレオの1系統です。
バイワイヤリングは非対応ですが、サブウーファー用の端子はあります。

ネットワーク機能は、Bluetoothと、有線LAN・無線LAN(Wi-Fi)に対応します。
Bluetoothについては、本機も、SBCのみ対応です。

音楽ストリーミング配信は、同社の下位機種と仕様は同じです。
したがって、Amazon Music Unlimited(こちら)のハイレゾ音源も利用できます。
---
以上、マランツのMODEL 60n の紹介でした。
個人的には、ネットワークがないプリメインは、時代にそぐわないと考えています。
その点では、20万円台にマランツブランドで「対応機」が出ているのは、重要です。
予算的な余裕がある場合は、候補にできるかと思います。
ーーー

【2022年発売】(特約店展開:受注生産)
28・マランツ MODEL 40N/FN
28・マランツ MODEL 40N/FB
¥326,700 ヤマダ電機(ネット) (6/24執筆時)
29・ AIRBOW MODEL 40N Replay
¥450,000 楽天市場 (6/24執筆時)
定格出力(8Ω):70W×2
定格出力(4Ω):100W×2
インピーダンス: 4-16Ω
周波数帯域:5Hz~100kHz
アナログ端子:3
デジタル端子:光×1 同軸×1 HDMI×1
DAC:192kHz/24bit
ネットワーク:Bluetooth LAN Wi-Fi
スピーカ出力:1(2.1ch対応)
サイズ:幅443×高130×奥行432mm
なお、先行して販売していたMODEL 40nは、本機の上位機です。
こちらは、アンプのパワー以外は、明示的に示される機能は下位機と変わりません。必要に応じて、ではありますが、音質周りの部分ほかで、こちらだけの機能性というのはないです。
なお、本機をベースに電源周りを大幅にチューンしたAIRBOW(逸品館)の製品があります。オーディオは、この手のチューン販売をしている企業は、昔からあります。
---
結論的にいえば、、値段から考えても、先ほどの下位機種で良いでしょう。
あまり変わらない性能の機種をあとから出した点で、このクラスの後継機の登場は近い気もしますので。

【2021年発売】(特約店展開)
30・ マランツ MODEL30/FN
30・ マランツ MODEL30/FB
¥356,400 ヤマダ電機(ネット) (6/24執筆時)
31・ AIRBOW MODEL 30 Replay
¥490,000 楽天市場 (6/24執筆時)
定格出力(8Ω):100W×2
定格出力(4Ω):200W×2
インピーダンス: 4-16Ω
周波数帯域:5Hz~50kHz
アナログ端子:5
デジタル端子:
DAC:
ネットワーク:
スピーカ出力:1(2.1ch対応)
サイズ:幅443×高130×奥行431mm
MODEL 30 は、マランツの販売するプリメインアンプの最上位機です。
本機も特約店向けです。 AIRBOWによるカスタマイズモデルもあります。
MODEL30の場合 先ほどみた40nとちがって、こちらは、ネットワーク非搭載です。
ただ、「どこから壊れるか、どこから陳腐化するか」という部分を考えると、長期間使いたいだろうこのグレードならば、未搭載が「正解」とは思いますが。

本機は、2018年登場のPM-12の後継機ですが、そちらとは外観をがらっと換えてきました。
外装は同じ、アルミ外装ですが、フロントが「クラシックからモダン」になりました。
さすが「品が良い」感じで、エレガントでブランドイメージ通りだなと、個人的には思います。

と書いていたら、2021年に「本体ブラック」なモデルもでました。
なお、先ほどみたミドルクラスの40nもこられと同じ筐体です。

本体の大きさは、幅440×高127×奥行431mmです。
従来機の課題だった奥行も縮まったので、設置性は良いです。
アンプのパワーは、8Ω時に100Wと、相応にパワフルです。
6Ωデータはないですが、無論これを超えるでしょう。
いずれにしても、トールボーイの大きなスピーカーも十分でしょう。「古くて大きな」スピーカーも対応できそうです。
周波数帯域は、一方で、低音域が5Hz、高音域が50kHzです。
後述するように、ハイレゾには向かない仕様なので、高音域はこれほどでも良いでしょう。

アナログ入力は、5系統あります。
そのほか、PHONO端子も付属です。
一方、デジタル端子はなく、こちらは、アナログ専用機となります。

本機も、40nと同じく電流帰還型プリアンプを採用し、音のスピード感・解像感を高めています。
その上で、歪が少ないスイッチング・パワーアンプも、やはり上位機と同様に搭載しました。
とくに、この方式の採用で、(スペースを食いがちな)パワーアンプ部とヒートシンクの小型化に成功しています。結果、コンパクト性を保持したままで、大容量電源・充実するプリアンプ部を実現できています。
試聴しましたが、重層感とスピード感が特に強調できます。
スピーカー端子は、1系統で、バイワイヤリングは非対応です。
そのほか、プリアウト端子があります。
ネットワーク機能は、この機種の場合、未搭載です。
---
以上、マランツのMODEL 30 の紹介でした。
音質部分は申し分なく、「しっかり語れるパーツ」が採用されています。
たいへんエレガントな外観ですが、アナログ専用ですから、ターゲット層は「古き良き時代」のハイファイスピーカーの愛好者でしょう。
ただ、高級で設置性も担保されるプリメイン機ですし、ラインナップとして貴重です。
2-2・ELACのプリメインアンプ

続いて、ドイツのELACのプリメインアンプです。

【2019年発売】
32・ELAC インテグレーテッド・アンプ DS-A101-G
¥119,980 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
定格出力(8Ω):80W×2
定格出力(4Ω):120W×2
インピーダンス:4-8Ω
周波数帯域:20Hz-40kHz
アナログ端子:2
デジタル端子:光 同軸 ×1
DAC:192kHz/24bit
ネットワーク:Bluetooth LAN Wi-Fi
スピーカー出力:1 (2.1ch対応)
サイズ:幅214×高60×奥行313mm
DS-A101-G は、ドイツのELACのプリメインアンプです。
発売以後、日本でも専門誌を中心に話題になった製品です。
本体の大きさは、幅214×高60×奥行313mmです。
本機は小型機ですが、DENON機以上に小型です。

アンプのパワーは、8Ω時に最大80Wです。
サイズ感からして出力が高いのは、AB級アンプとD級アンプの違いという部分もあります。
その上で、スイッチング電源を使用する形式のBASHトラッキングアンプを採用する工夫で、サイズ感とパワーを両立させています。
周波数帯域は、日本では非公開です。
海外サイトをみたところ、20Hz~40kHzとのことでした。
ハイレゾ基準ギリギリで、低域方向もすこしスペックが低いでしょう。

アナログ入力は、2系統です。
デジタル入力は、光・同軸・USB端子が備わります。
DACは、192 kHz / 24 bitとなります。
スピーカー端子は、1系統ですが、サブウーファー用の出力があります。

ネットワーク機能は、Bluetoothと、有線LAN・無線LAN(Wi-Fi)に対応します。
Bluetoothについては、詳細が非公開ですが、SBCのほか、Apt-Xは対応するとのことです。
Wi-Fiについては、AirPlayに対応できます。
音楽ストリーミング配信は、Streamモードが搭載です。
同社によると、Spotifyには対応します。
---
以上、ELACのDS-A101-Gの紹介でした。
用途やサイズ的にはDENONのPMA-150H のライバルでしょう。
音質的には賞の「お墨付き」がありますので、クラス相応の実力はあるでしょう。
ただ、ネットワーク利用の利便性の部分と、値段の部分で、少しだけ負けるかと思います。
2-3・ケンブリッジオーディオのアンプ

続いて、イギリスのケンブリッジオーディの上級プリメインアンプです。

【2026年発売】
33・ Cambridge Audio CXA81 MK2
¥(281,110) 楽天市場 (6/24執筆時)
定格出力(8Ω):80W×2
定格出力(4Ω):120W×2
インピーダンス:4-8Ω
周波数帯域:5Hz-60kHz
アナログ端子:4
デジタル端子:光×2 同軸 USB×1
DAC:384 kHz/ 32 bit (DSD 256)
ネットワーク:Bluetooth
スピーカー出力:1 (2.1ch対応)
サイズ:幅430×高115×奥行341mm
CXA81 MK2 は、イギリスのケンブリッジオーディオのプリメインアンプです。
2020年に日本で登場したCXA81の改良版です。
筐体や入出力などの基本仕様に大きな変更はありませんが、DACの種類が変更されました。この点は、後ほど説明します。
このほか、メーカーはアンプ回路側の部品やチューニングの見直しも説明します。ただ、公称スペックから差を読み取りにくい部分なので、ここでは詳述しません。

本体の大きさは、幅430×高115×奥行341mmです。
幅はありますが、高さは11.5なので、わりと収納しやすいように思います。
アンプのパワーは、8Ω時に最大80Wです。
同社の下位シリーズは、あまりアンプが強くなかったですが、本機は、価格相応の水準にあります。
周波数帯域は、5Hz-60kHzです。
広めであり、ハイレゾ基準に達します。

アナログ入力は、4系統です。
ほかに、バランスも1系統あります。
デジタル入力は、光・同軸・USB端子が備わります。
なお、光は、2系統あります。
DACは、PCMベースで、最大384kHz/32bitに対応します。
ただし、これはDACチップ側の仕様で、本機のUSB入力としては最大384kHz/24bitのPCM音源に対応します。
DACは、従来機のESS Sabre ES9016K2Mから、上位仕様のESS Sabre ES9018K2Mに変更されました。
対応フォーマットやUSB入力の仕様は大きく変わりませんが、DACチップ単体ではダイナミックレンジが広がり、歪みやノイズも抑えられています。機能面を強化したというより、デジタル入力時の音質面をブラッシュアップした改良と見てよいでしょう。
なお、ここまで見てきた他社機と同じで、384kHzクラスのハイレゾ音源をそのまま扱えるのはUSB接続時です。光デジタル入力は最大96kHz、同軸デジタル入力は最大192kHzまでとなるため、入力端子によって上限は変わります。
スピーカー端子は、1系統ですが、サブウーファー用の出力があります。

ネットワーク機能は、Bluetoothのみ付属です。
コーデックは、 aptX HDをフォローし、それでハイレゾに対応させます。
その他の対応規格は不明ですが、SBCほか、Apt-Xは対応するでしょう。
一方、Wi-Fiが未装備ですが、やはり、ノイズを嫌うストイックなメーカーだからでしょうね。
音楽ストリーミング配信は、非対応です。
---
以上、Cambridge Audio CXA81 MK2 の紹介でした。
ファンが多い「中音域重視のアンプ」の最新作ですが、パワー面とBluetoothに対応したことで、すこし汎用的な製品になった印象です。
入門シリーズと音の傾向は維持されますので、気に入っている方の買換には良いでしょう。
ーーー

【2021年発売】
34・ Cambridge Audio CXA61
¥99,800 楽天市場 (6/24執筆時)
定格出力(8Ω):60W×2
定格出力(4Ω):90W×2
インピーダンス:4-8Ω
周波数帯域:5Hz-60kHz
アナログ端子:4
デジタル端子:光×2 同軸 USB×1
DAC:384 kHz/ 32 bit (DSD 256)
ネットワーク:Bluetooth
スピーカー出力:1 (2.1ch対応)
サイズ:幅430×高115×奥行341mm
なお、本機は、下位機種となるCXA61が同時に発表されました。
こちらについては、筐体は同じで、アンプ出力だけ弱くなった製品とみれば、OKです。

ただ、数値スペックは同じですが、DACチップをES9016からES9010に変更しています。
部品としても1万円前後のグレードの上下関係があり、ビットパーフェクト・デジタル・ボリュームに対応せず、特に小音量にした場合、上位機と差があるチップです。
そのほかは、バランス端子がないなど、細かい部分以外は、筐体を含めて同じです。
2-4・TEACのプリメインアンプ

続いて、日本のTEAC(ティアック)のプリメインアンプです。YAMAHA・DENONなどと並ぶ日本の音響メーカーの草分けです。

【2023年発売】
35・TEAC AI-303-B
35・TEAC AI-303-S
¥70,155 Amazon.co.jp (6/24執筆時)
定格出力(8Ω):25W×2
定格出力(4Ω):50W×2
インピーダンス: 4-8Ω
周波数帯域:2Hz-70kHz
アナログ端子:2
デジタル端子:光・同軸・USB×1
DAC:192kHz/32bit (DSD 11.2)
ネットワーク:Bluetooth 4.2
スピーカー出力:1
サイズ:幅215×高61×奥行254mm
AI-303は、日本のTEACの発売するプリメインアンプです。
同社の久しぶりのプリメインアンプので、ネットワーク対応製品です。
2023年に早々と新機種になりました。
出力が向上したほか、Bluetoothコーデックの部分で、LDAC・aptX-HD対応にして、ワイヤレスでもハイレゾ対応にしたのが違いです。すでに旧機(AI-301DA-Z/B)は在庫がないですが、いずれにしても新機種は魅力です。

本体の大きさは、幅215×高61×奥行254mm です。
小型で設置性が良く、そこを最重要視したタイプです。

アンプのパワーは、8Ω時に最大25Wです。
マイクロサイズですし、さほど強くないです。
旧機種は、デンマークのICEpowerのユニットでしたが、今回は開示はないです。
ただ、ハイレゾ対応の部分を重視した設計である部分は旧機と同じです。
インピーダンスは、4~8Ωとの表記です。
周波数帯域は、2Hz-70kHzです。
ハイレゾ機ですが、低音域方向のスペックも強調されます。

アナログ入力は、2系統です。
デジタル入力は、同軸と光端子とUSBという構成です。
DACは、384kHz/32bit対応、DSD 11.2MHz双方に対応です。
十分なスペックです。なお、USB接続以外の場合は、192 kHz/24bitまでです。
商品名も「USB DAC Amplifier」ですので、メイン用途はこちらとも言えます。

ネットワーク機能は、Bluetoothを搭載です。
対応コーデックは、上表の全てに対応です。LDAC・AptX-HD双方に対応するスマホ端末はあまりないので、嬉しい部分と言えます。
スピーカー端子は、1系統です。
サブウーファー端子もみられます。
そのほか、ヘッドホン端子も装備です。
---
以上、ティアックのAI-303の紹介でした。
中級プリメインアンプの新製品で、デジタル端子周りが「プチ現代化」されていて良いと思った機種です。小型で、多方面の接続で「ハイレゾ対応」できるので、小型スピーカー用として一定のニーズがあるように思えます。
次回につづく!
プリメインアンプのおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回はプリメインアンプの比較の2回目記事でした。
記事は、もう少しだけ「続き」ます。

3・プリメインアンプの比較 (3)
3-1:FOSTEX
3-2:その他の企業
3-3:最終的なおすすめの提案【結論】
アンプのパワー ★★★★★
音域の広さ ★★★★★
ネットワーク再生 ★★★★★
設置性 ★★★★★
ノイズ対策 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
次回の最終回記事(こちら)では、フォスター電機のプリメインアンプほか、ここまで見ていない各社の製品をみたあと、「結論編」に入ります。
紹介した全てのアンプから、価格別・目的別にAtlasのおすすめ機種を提案したいと思います。
引き続き、よろしくお願いします。
3回目記事は→こちら
