Top オーディオ製品 比較2022'【予算別】小型スピーカー36機の音質とおすすめ・選び方:ハイレゾ対応 (1)

2022年05月23日

比較2022'【予算別】小型スピーカー36機の音質とおすすめ・選び方:ハイレゾ対応 (1)

【今回レビューする内容】2022年 最新のブックシェルフスピーカーの音質とおすすめ・選び方:人気機種の違いと性能ランキング・ピュアオーディオ・ハイレゾ対応

【比較する製品型番】ヤマハ NS-B210 NS-B330 NS-B700 NS-B500 NS-B750 DENON SC-M41 SONY SS-CS5 JBL STAGE A130 STAGE A120 JBL Control 1 PRO DALI SPEKTOR1 DALI SPEKTOR2 DALI OBERON1 OBERON3 Polk Audio Monitor XT MXT15 MXT20 Signature Elite ES10 ES15 ES20 ケンウッド Kseries LS-NA9

今回のお題
小型のブックシェルフスピーカーのおすすめはどれ?

 ども!Atlasです。

 今回は、2022年5月現在、最新のオーディオ製品の比較で、小型スピーカーの比較します。

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1・小型スピーカーの比較 (1)
 1-1:1万円
 1-2:2万円
 1-3:3万円
2・小型スピーカーの比較 (2)
 2-1:5万円
 2-2:10万円
3・小型スピーカーの比較 (3)
 =最終的なおすすめの提案

 ブックシェルフ型のステレオスピーカーのうち、ペア2台で1万円から10万円台前半までのおすすめ製品を、価格帯ごとに比較します。

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 ただし、パソコン用スピーカー は、アンプ内蔵タイプでないと音が鳴らないので、別の記事にしています。

 Bluetooth接続の製品も同様です。

1・ブックシェルフスピーカーの比較
2・PC用スピーカーの比較
3・Bluetoothスピーカーの比較
4・ホームシアタースピーカーの比較

 小型でもPC用のスピーカーを探していらっしゃる方は、上記の2番か3番のリンク記事をご覧ください。 

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 加えて、シアター用スピーカー も、別記事です。

 4本以上のスピーカーを利用したい方は、4番の記事をご覧ください。トールボーイ型スピーカーを多く紹介しています。

ーー

中音域の聴きやすさ ★★★★★
重低音の迫力    ★★★★★
高音域の伸び    ★★★★★
小音量の音質    ★★★★★
音のユニークさ   ★★★★★
総合評価      ★★★★★

 というわけで、以下では、上表のようなポイントから、各製品を比較・紹介していきます。

 そして、最後にAtlasのおすすめ機種!」を提案する形で記事を書いていきます。

0・スピーカーの選び方の基本

 具体的な製品紹介にはいる前に、小型スピーカーの「選び方の基本」について書いておきます。

 とくに、イマイチ分かりにくいといえるスピーカーのランクや選び方つぎ込むべき予算額についての、Atlasの意見です。

1・かけるべきおすすめ予算額は?

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 スピーカーは、小型製品に限定しても、1万円台の格安機種から、100万円オーバーの高級機種まであります。

 「専門誌の定説」は、「出力の部分なのでオーディオで最もお金を掛けるべき部分」という表現で定まっています。

 Atlasも若い頃、予算的に「アンプの2倍の金額がおすすめ」という説を聴き、(長いこと)この基準を信じてきました。

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 しかし、時を経て考えると、とりわけ、35cm以内の小型ブックシェルフ型スピーカーについて言えば、「必要以上の予算を無理して掛ける必要がない」と結論づけています。

 特に、「高級スピーカー」の音質の違いは、いわば「魔術」の類であり、科学的・客観的な評価不可能です。

 その点で言えば、「口コミ評価」は、完全に個人の好みに左右される話として聴くべきものです。例えるならば、「お寿司が好きか、天ぷらが好きか」という感じです。

 本体の値段にこだわるより、配置やスピーカー台を工夫するなどしたほうが、よほど「生産的・合理的」です。

2・価格によるグレードの違いは?

1・入門グレード【1万円〜】
2・中級グレード【3万円〜】
3・上級グレード【5万円〜】
4・高級グレード【50万円〜】

 ただし、各社とも、部材費の関係で3万円前後・5万円前後で「スピーカー音質の分かれ目」といえるものはあります。

 その点で言えば、掛けるべき予算は、15万円以下のアンプならば、ペアで5万円前後、10万円以下のアンプやの買い換えならば、ペアで3万円が妥当です。

 また、ミニコンポ付属スピーカーの買い換えならば、1万円〜2万円の予算が妥当でしょう。

ーー

 同じ価格帯の製品間での優劣は、最近の製品については、あまりありません

 たしかに、設計の際のレファレンスに使う音楽が違う以上、「メーカーごとの音の傾向」・「向いた音源」というのはありますし、今回も解説しています。

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 しかし、単体スピーカーは、他社製の色々なアンプで鳴らされることを前提に作っています。

 そのため、「ミニコンポ」などにくらべて、音質が偏った特長のある製品というのは、とくに入門機では「稀」です。

3・インピーダンスとは?

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 スピーカーは、インピーダンス(4Ω・6Ω)という値が示されます。

 同じ数値が、皆さんのお持ちのアンプコンポ)のスペック表にもあるはずです。

 アンプ側指示に合わせて選ぶのが、スピーカーを選びの「基本」です。

 インピーダンスが意味するものは、簡潔な説明が難しいです。

 とりあえず、その値(Ω)が小さいスピーカーほど、大きな音(迫力)が出しやすい傾向と考えてください。

 例えば、2つのスピーカーがあるとして、スピーカー感度(音圧レベル(dB))が同じならば、Ω値が小さいほうが音が豊かに出ると言えます。

---

 結論的にいえば、他の部分のスペックを見た方が、その製品の音の実体は掴みやすいです。

 ただし、例えば、定格が「」のアンプを利用する場合、(上位の)でも(まず)鳴りますが、音量調整の具合で異常(保護のための電断)が起こる可能性は、各社とも、注意しています。

 逆に、定格が「」のアンプに、のスピーカーをつけるのは問題ないです。

 今回紹介する製品については、「4Ωのスピーカーを買う場合は、少し相性面で注意が必要」とだけ覚えておけば、OKです。

 なお、コンポ付属のアンプを流用するような場合は、インピーダンスの部分でトラブルも多いといえます。リスクを追いたくない初心者の方は、インピーダンスは、アンプの示す値より低いものは選ばず、しっかり合わせるのが無難です。

4・おすすめ機種の選び方は?

 というわけで、「選び方の基本」を書きました。

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 なお、他の家電製品に比べて、スピーカーはどの価格帯でも、低評価のユーザーレビュー・口コミが少ない傾向にあります。

 これは、評価基準が個人差のある「耳」なので、購入した製品に対する納得感を得たい(後悔をしたくない!)ための錯覚(「プラシーボ効果」)が生じやすいからです。

 言うまでもなく、価格が高い製品ほど、それは強まります(Atlasもそうです)。

 ちなみに、スピーカーを使い込むことによる「エイジング効果」についても、生理学的な「耳馴れ」と「プラシーボ」の要素は排除できないでしょう。

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 ・・・と、スピーカーについては、思うところが多い「家電」なので、色々書きました。

 とりあえず、言いたかったのは、「あんまり予算を掛けなくても、いい音が楽しめるよ!」ということです。価格的に上を見たらキリがない家電ですが、低予算でも十分「面白いシステム」は組めます。

 今回の記事では、オーディオ記事やレビューに多くある「詩的な・主観的な表現」は(なるべく)控えながら、試聴の成果をふまえつつも、主にスペック面から客観的な比較を心がけたいと思います。

ーー

 もちろん、「スピーカーはスペックだけでは評価できない」という意見を否定するものではありません。これはこれで「事実」であり、否定できません。

1-1・ペア1万円前後のスピーカー

 では、早速比較をはじめましょう。

 最初に紹介するのは1万円台の「お値打ち」スピーカーです。

 格安なので、2スピーカーのステレオ用のほか、5.1chなどのホームシアター用にも人気のある機種です。

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 なお、以下では、Atlasのおすすめポイントについては、赤字系で、イマイチと思う部分については青字系で、本文を記していきます。


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 【1本】

 1・ヤマハ NS-B210(B)
 1・ヤマハ NS-B210(MB)
  ¥6,800 Amazon.co.jp (5/23執筆時)

インピーダンス:6Ω 
再生周波数帯域:75Hz〜35kHz
許容入力:40W
最大入力:120W
バナナプラグ:対応
サイズ:幅105×高さ215×奥行132mm

 NS-B210は、ヤマハの販売するスピーカーです。

 同社の販売するブックシェルフ型では「最安・最小」のスピーカーと言えます。

 なお、この製品は「単品販売」なので、ステレオを組みたい場合、2台必要です。

 要するに、1万円前後のグレードの製品です。

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 本体のサイズは、幅105×高さ215×奥行132mmです。

 ここからみていく他社機を含めて、幅10cm程度で設置できる機種は限られます。

 その点で言えば「超小型」と言えます。デスクトップにおいても使えるでしょう。

 ちなみに、写真は、欧州仕様のNS-BP200の木目調ですが、この色は、日本未発売です。

 インピーダンスは、です。

 アンプやミニコンポの本体は、6Ωを推奨している場合が多いですし、この点ではどのシステムにも合いそうなモデルです。

 パワーは、許容入力が40Wまでと、さほどパワフルではないです。

 あまり大きな音で楽しむシステムではないと思います。

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 再生周波数帯域は、低音域(数値が小さいほど優秀)が75Hz、高音域(数値が高いほど優秀)が35kHzです。

 高音域については、基準の40kHzに満たないので、高音質なハイレゾ音源に対応できない水準です。

 このあたりは、ヤマハの上位機種との明らかな違いで、ハイレゾ認証マークもないです。

 なお、「人間の耳の可聴域」は、20Hzから20kHzですので、周波数帯域は、あまりスペックが高くても「意味はない」という意見もあります。

 ただ、十分に帯域幅に余裕がある製品は、実際的には、音域が広く、臨場感が豊かで、空気感を感じやすい場合が多いです。

 少なくとも「同じメーカー」の製品で較べる場合は、この測定値は、音質の傾向の見極めに有効です。

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 スピーカーは、同社の上位機では、図のような2ウェイ式が一般的です(左図)。

 この場合、中・低音域を担当する大きなウーファーと、高音域を担当する小さなツィーターが装備されます。

 本機の場合、く8cmのアルミコーン製ウーハー2基フルレンジ型スピーカーになります(右図)。

 フルレンジ型は音の継ぎ目がないため、中音域が良い部分もあります。また、小型機だけに、低音域をブーストするため、ウーハーを2基積むという工夫もあります。

 音質は、ステレオで使う場合、サイズ感を反映して低音はイマイチです。

 同社のフラッグシップ製品は、クラシックなどの再生に向く傾向があるといわれます。

 ヤマハらしいアルミコーンでわりと鮮明な音が鳴りますが、高音域は構造的に弱く、実感として35kHzという数値には届かない印象です。

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 バナナプラグには、対応します。

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 以上、NS-B210の紹介でした。

 スピーカーは、アルミ素材のウーハー2基という面白い構成です。ただ、ステレオのメインスピーカーとしてはやや非力です。

 メーカーとしても、おそらくシアター用のリアスピーカーなどの用途を想定した製品だと思います。


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 【チェリー】SC-M41CWEM

 2・DENON SC-M41-CW 【ペア】
 2・DENON SC-M41-BK【ペア】
  ¥14,669 Amazon.co.jp (5/23執筆時)

インピーダンス:6Ω
再生周波数帯域:45Hz〜40kHz
許容入力:60W
最大入力:120W
バナナプラグ:
サイズ:幅145×高さ238×奥行234mm

 SC-M41は、日本の老舗の音響メーカーであるDENONのスピーカーです。

 本体色は、チェリー(SC-M41CWEM)とブラック(SC-M41BKEM)で、いずれもペア販売です。

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 本体のサイズは、幅145×高さ238H×奥行234mmです。

 ヤマハよりサイズはありますが、ステロイドとして、幅15cmほどは標準的です。

 インピーダンスです。

 初心者向きで、使いやすいでしょう。

 パワーは、許容入力が60W、最大入力が120Wです。

 値段からすると、この部分は、かなり力強いと言えます。

 再生周波数帯域は、低音域(数値が小さいほど優秀)が45Hz、高音域(数値が高いほど優秀)が40kHzです。

 高音域はハイレゾ水準ではないですが、低音域の数値が良く、本機の「狙いどころ」を示しています。

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 スピーカーは、中・低音域を担当する12cmコーン型ウーファーと、高音域を担当する2.5cmのソフトドーム型ツィーターのコンビからなる2ウェイバスレフ型のユニットです。

 コーンは、一般的な「ペーパーコーン」です。

 素材面の工夫は乏しいとはいえ、安定感がある素材ではあります。

 音質は、先述のように、「パワー前面に出る」製品です。

 再生周波数帯域でみても、低音はかなり優秀です。高音部もそれなりに優秀ですが、低音を「ドドドン」と鳴らすような音楽には向きます。DENONの「伝統」で、こだわりですね。

 バナナプラグには、対応します。

 なお、こちらは、低音が出すぎることがあるため、低音を軽減させるための吸音スポンジが付属します。

---

 以上、DENONのSC-M41の紹介でした。

 1万円以下で、低音重視ならば、こちらが良いでしょう。試聴すれば、中音・高音もまるきり出ていないわけではないです。

 冒頭に書いたように、最近のスピーカーはどのスピーカーもバランス重視の設計ですから。


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 3・SONY SS-CS5 【ペア】 
  ¥19,517
Amazon.co.jp (5/23執筆時)

インピーダンス:6Ω
再生周波数帯域:53Hz〜50kHz
許容入力:
最大入力:100W
バナナプラグ: 対応
サイズ:幅178×高さ335×奥行220mm

 SS-CS5 は、ソニーのスピーカーです。

 家電メーカーですが、音響でも伝統的に力を入れており、最近は、ONKYOとともに、ハイレゾ音源を「推している」メーカーです。

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 本体のサイズは、幅178×高さ335H×奥行220mmです。

 多少縦方向に長い構造ですが、コンパクトには変わりません。

 インピーダンスで、初心者向きの標準値ですね。

 パワーは、最大入力が100Wです。

 パワーの点では、他に優れる機種がありますので、どちらかといえば、落ち着いた音量でじっくり聞くスピーカーですね。

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 再生周波数帯域は、低音域(数値が小さいほど優秀)が53Hz、高音域(数値が高いほど優秀)が50kHzです

 高音域は、50kHzですから、高音質なハイレゾ音源の再生に対応する基準です。

 同社もハイレゾには力を入れているため、入門機でも対応水準にしています。

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 スピーカーは、その構成がこの機種の大きな特長です。

 なぜなら、中・低音域を担当する13cmコーン型ウーファーと、高音域を担当する2.5cmのソフトドーム型ツィーター、そして超高音域を担当する1.9cmのドーム型スーパトゥイーターという3ウェイバスレフ型のユニットだからです。

 ブックシェルフ型で、3ウェイシステムを採用するのは、低価格機ではソニーだけです。

 その分、音の分離はしっかりしており、クリアに聞こえます。また、高音部の音圧も通常より感じられます。スピード感もあるため、デジタルアンプにも向くと思います。

 3WAYは複雑なシステムですが、音の受け渡しもうまく設計していると思います。

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 コーンは、MRCという素材です。

 発泡マイカという素材で、こちらもペーパーコーンの繊維質に雲母をかけたハイブリッド素材です。ONKYOのコーン素材に結構近い感じなバランスタイプです。

 音質は、やはり音の解像感の高さが強調できます。

 低音は、MRCの採用でそれなりに出ており、高音域もハイレゾスペックに対応しています。音域が広い機種は、どの音源にも合いやすいですし、サラウンド感も良いです。

 高音域と低音域の特性が強いので「派手」な色つけですが、そこまで華美ではありません。いろいろな音楽を聴きたい人に向きます。

 バナナプラグには、対応します。

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 以上、SONYのSS-CS5 の紹介でした。

 先ほど書いたように、いろいろな音楽を聴きたい方にむいたオールマイティの1台です。

 技術的にも3ウェイという面白い技術を採用しているので、「スピーカーで色々試したい」、「試して色々語りたい方」にも向く製品です。

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・TEAC LS-101
・ケンウッド LS-NA7
・ヤマハ NS-BP182

 なお、「ペアで1万円台」のブックシェルフ型は、以上の3機種が、2020年までで生産終了です。

 店頭在庫も尽きていて、適正価格での入手はすでに難しいと言えます。

 ファン層の減少(高年齢化)と多チャンネルの流行の結果でしょうが、すこし淋しいです。

1-2・ペア2万円前後のスピーカー

 つづいて、2万円前後のスピーカーを紹介します。

 このクラスだと、ミニコンポ付属のスピーカーよりも明示的に性能が良いので、そうしたシステムを活かしつつも、スピーカーだけ買い換える場合に向きます。


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 【2018年】

 4・JBL STAGE A130 【ペア】
  ¥23,576 楽天市場 (5/23執筆時)

インピーダンス:6Ω
再生周波数帯域:55Hz〜40kHz
許容入力:125W
最大入力:
バナナプラグ: 対応
サイズ:幅190×高さ321×奥行245mm

 STAGE A130 は、アメリカのJBLが販売するブックシェルフスピーカーです。

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 上位機では、ホーン式のトゥイーターに特色のあるブランドです。

 意外に入門機のブックシェルフスピーカーは、本機が日本初登場です。5.1chのリア用に導入したものだと思います。

 本体のサイズは、幅190×高さ321×奥行245mmです。

 同価格帯の他社機と比べると、19cmと幅がある大きな機種です。

 ただ寸胴な形状は、同社の上位機にも共通する「アイデンティティ」で、音質にも関わる部分です。

 インピーダンスも、日本でも一般的なです。

 パワーは、推奨入力が125Wまでとなります。

 再生周波数帯域は、低音域(数値が小さいほど優秀)が55Hz、高音域(数値が高いほど優秀)が40kHzです。

 ハイレゾ用の設計ではないですが、低音域は、ある程度厚みがあります。

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 スピーカーは、中・低音域を担当する13cmコーン型ウーファーと、高音域を担当する2.5cmのトゥイーター2ウェイバスレフ型のユニットです。

 コーンの素材は、ポリセルロース素材です。あまり聞かない素材名ですが、植物繊維である点では、ファイバーコーンと似た特性でしょう。

 一方、トゥイーターは、同社独自のホーンデザインを採用します。

 同社の高級機でも採用される「スピーカーの顔」といえる部分で、特徴的です。形状が示すとおり、リスニングポイントの柔軟性に寄与します。

 音質は、JBL共通の特長として中音域の安定性が強調できます。

 また、ダリなど欧州のスピーカーに比べて低音と高音も伸びやかです。本体サイズ自体が大きめで、余裕があるためでしょう。

 バナナプラグには、対応します。

---

 以上、JBLSTAGE A130 の紹介でした。

 ステレオ用に開発されたものではないですが、ステレオファンには、JBLで格安な2chシステムが組める点が魅力です。

 ホーンデザインのトゥイーターなど、JBLらしさもしっかり出ている製品です。JBLの本体の幅が長い点がどうにかできるならば、総合的な音質の期待値は「価格以上」です。

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 【2018年】

 5・JBL STAGE A120 【ペア】
  ¥22,052 楽天市場 (5/23執筆時)

インピーダンス:6Ω
再生周波数帯域:60Hz〜40kHz
許容入力:125W
最大入力:
バナナプラグ: 対応
サイズ:幅170×高さ285×奥行185mm

 なお、あまり値段が変わらず、A120 という下位機種があります。

 ステレオ用として考えた場合、ウーファーが11.4cmと小さい点がネックです。

 長さも17cmであり、2cmしか変わらないので、価格差を考慮しても、上位機が良いでしょう。


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 【2007年】

 【ペア】

 6・JBL Control 1 PRO
 6・JBL Control 1 PRO-WH
  ¥18,500 Amazon.co.jp (5/23執筆時)

インピーダンス:4Ω
再生周波数帯域:80Hz〜20kHz
許容入力:150W
最大入力:
バナナプラグ:
サイズ:幅157×高さ232×奥行143mm

 Control 1 PROも、アメリカのJBLが販売するブックシェルフスピーカーです。

 ただし、本機は、同社の「プロフェッショナル」ラインの製品で、耐久性重視の店舗向けモデルです。

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 そのため、壁取付け金具が同梱されているほか、耐久性重視のプラスチック系のエンクロージャ(筐体)とネットを採用しています。

 家庭用で置いて使う人もいないわけではないですが、割と例外的な利用法ではあります。

 本体のサイズは、幅157×高さ232×奥行143mmです。

 小型で設置性が良いと言えます。

 インピーダンスも、です。

 問題ない水準ですが、念のためアンプ側の対応は見ておきましょう。

 パワーは、推奨入力が150Wまでとなります。

 再生周波数帯域は、低音域(数値が小さいほど優秀)が80Hz、高音域(数値が高いほど優秀)が20kHzです。

 この値で全てが決まるわけではないですが、最近の音のトレンドからすると、古くさいです。

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 スピーカーは、2WAY式です。

 中・低音域を担当する13cmコーン型ウーファーと、高音域を担当する1.9cmのトゥイーター2ウェイバスレフ型のユニットです。

  JBLは「2-Wayフルレンジ」という表現をします。

 音質は、本機については、モニタ・スピーカーの進化形となるため、フラットな特性です。

 ただ、構造的に、壁掛けで利用しないと、低音域が拡がらずやや活かしきれない部分はあります。

 バナナプラグには、対応します。

---

 以上、Control 1 PROの紹介でした。

 しっかり壁賭けするのならば、という条件付きですが、耐久性を含めて、店舗のBGM用として優れます。

 家庭用として壁掛けする方は少数派でしょうが、多チャンネルの本格的なシアターにおける、リアスピーカーなどには、使えるでしょうか。


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 【2017年】

 【ペア】

 7・DALI SPEKTOR1 【ウォルナット】
 7・DALI SPEKTOR1 B 【ブラック】
 7・DALI SPEKTOR1 W 【ホワイト】
  ¥26,227 楽天市場 (5/23執筆時)

インピーダンス:6Ω
再生周波数帯域:59Hz〜26.0kHz
許容入力:100W(推奨)
最大入力:
バナナプラグ: 対応
サイズ:幅140×高さ237×奥行195mm

  SPEKTOR1 は、デンマークのダリの小型スピーカーです。

 ダリは、欧州ではあまり古いメーカーではありませんが、音質では特長のある製品を多く出します。

 こちらは、かつて人気のあったZENSOR PICO の事実上の後継機として、2017年に発売されました。

 本体色は、2018年以降の追加の色目の販売で、計3色になりました。

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 本体のサイズは、幅140×高さ237×奥行195mmです。

 なかなか小型で設置性が良い機種です。

 インピーダンスも、です。

 海外製ながら、日本で一般的な水準としています。

 パワーは、推奨入力が100Wまでとなります。

 作りとしてあまりアンプに負担を掛けないスピーカーです。

 再生周波数帯域は、低音域(数値が小さいほど優秀)が59Hz、高音域(数値が高いほど優秀)が26.0kHzです。

 ハイレゾ音源に対応せず、低音域もさほど冒険していません。ただ、中音域を大事にする設計で、音質は良いです。

 ユーロ系は、この部分のスペックはあまりあてにならない部分もあります。

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 スピーカーは、中・低音域を担当する11.5cmコーン型ウーファーと、高音域を担当する2.1cmのソフトドーム型トゥイーター2ウェイバスレフ型のユニットです。

 コーンの素材は、ウッドファイバーです。

 ペーパーコーンに比べると剛性が高い素材ですが、繊維系ほど硬い音がしないといえます。

 完全木製のウッドコーンとは音色は異なるのですが、どっしり落ち着いた「オトナな」音質です。

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 これは同社が、全商品で、周波数帯域ではなく、位相特性を重視しているからです。

 音質は、こちらは、重低音を重視した再生や、ハイレゾ音源の再生などには全く向かないものです。

 しかしリスニングポイントの柔軟性が高いので、スピーカーの配置などをあまり考えずに「ぽん」と置くても良い音がします。

 デンキヤの色々なスピーカーを並べた試聴機でも、「良く聞こえて目立つ」機種ですね。

 バナナプラグには、対応します。

---

 以上、ダリのSPEKTOR1 の紹介でした。

 普通の音源を普通に気取らずに聴くという意味で、非常に完成度を感じる製品です。

 欲を言えば、もう少しパワーがあっても良いと思いますが、価格からすると妥当でしょう。

 初心者にも結構良い機種だと思います。


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 【2021年】XT20と同じ

 8・Polk Audio Monitor XT MXT15 【ペア】
  ¥29,520 Amazon.co.jp (5/23執筆時)

インピーダンス:4Ω
再生周波数帯域:48Hz〜40kHz
許容入力:
最大入力:
バナナプラグ: 対応
サイズ:幅166×高さ270×奥行183mm

 XT15 (MXT15)は、Polk Audio のスピーカーです。

 米国の老舗ですが、最近、日本に再上陸し、大型量販店で見かけるようになりました。

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 本体のサイズは、幅166×高さ270×奥行183mmです。

 ブックシェルフとしては「Mサイズ」で、中型にはいります。

 写真はスタンド設置ですが、Mサイズなら、机にも置けるでしょうし、もう少し簡単なスタンドでもよいです。

 インピーダンスは、です。

 ただ、8Ωまで有効との但し書きがあります。

 パワーは、最大入力は情報がないです。

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 再生周波数帯域は、低音域(数値が小さいほど優秀)が48Hz、高音域(数値が高いほど優秀)が40kHzです。

 ギリギリながらハイレゾに対応する設計であり、カタログでもその部分は強調します。


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 スピーカーは、中・低音域を担当する13cmコーン型ウーファーと、高音域を担当する2.5cmのドーム型トゥイーターを採用します。

 トゥイーターは、同社の中級品でも使われるテリレン素材(ダグロン)です。

 ポリエステル系の繊維で、靴下などにも使われます。

 ウーファーは、13cmです。

 アルミ系に見えましたが、ペーパーコーンに何かしら塗布した複合素材(バイ・ラミネート・コンポジット・ウーファー)とのことです。

 音質は、比較的大きめのウーファーとバスレフで低音域は十分です。

 その上で、ハイレゾ級のトゥイーターを採用した「現代的」な構成です。

 傾向としては、味付け少なめなフラットな音質です。

 バナナプラグには、対応します。

---

 以上、Polk AudioXT15 (MXT15)の紹介でした。

 シンプルな作りで、音にクセもないです。多少適当においてもステレオ感を得やすそうな本体です。

 おそらく、シアター用が主なニーズで、単品でみるとあまり個性的ではないですが、最近この価格帯のスピーカーが減ってきた中で、選択肢が増えるのは良いことだと思います。

ーー

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 【2021年】XT20と同じ

 9・Polk Audio Monitor XT MXT20 【ペア】
  ¥29,520 Amazon.co.jp (5/23執筆時)

インピーダンス:4Ω
再生周波数帯域:38Hz〜40kHz
許容入力:
最大入力:
バナナプラグ: 対応
サイズ:幅191×高さ330×奥行280mm

 なお、1サイズ大きなMXT20も同時に発表されました。

 こちらについては、ブックシェルフとしては「Lサイズ」と言える大きめな製品です。

 その分、ウーファーが16.5cmと大きくなるので、低音の膨らみはより充実します。

 素材などは、先ほどの機種と同じです。


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 【2018年】(在庫限り)

 10・ケンウッド Kseries LS-NA9 【ペア】
  ¥57,980 Amazon.co.jp (5/23執筆時)

インピーダンス:4Ω
再生周波数帯域:50Hz〜40kHz
許容入力:
最大入力:40W
バナナプラグ: 対応
サイズ:幅100×高さ196×奥行163mm

  LS-K901は、ケンウッドのスピーカーです。

 一時期人気があったLS-K901の後継機ですが、本機についても在庫限りで生産終了のようです。

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 本体のサイズは、幅100×高さ196×奥行163mmです。

 ブックシェルフの標準より、一回り小さく、設置性は良さそうです。

 インピーダンスは、です。

 一般的な6Ωではないので、アンプの対応状況をみてから選ぶとよいでしょう。

 パワーは、最大入力が40Wです。

 やはり、本体のサイズが小さくなるので、このグレードではパワーは少し控えめです。

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 再生周波数帯域は、低音域(数値が小さいほど優秀)が50Hz、高音域(数値が高いほど優秀)が40kHzです。

 ハイレゾ対応を表明しますが、帯域はさほど広くないです。

 スピーカーは、中・低音域を担当する8cmコーン型ウーファーと、高音域を担当する縦長のリボンツィーターを採用します。
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 トゥイーターは、やはり注目ポイントです。

 ハイレゾが流行する前に一時期流行した形式です。ただ、高音域が明瞭に表現される一方、リング型よりステレオ感を得る配置が難しいため、あまり拡がらなかったです。

 ウーファーは、8cmのです。強度のあるグラスファイバー製です。

 音質は、やはり、スピーカーのサイズ感の問題で、低音はさほど強調できません。ただ、リボンツィーターは、しっかりスピーカーを配置さえすれば、高音域を綺麗に出してくれます。

 バナナプラグには、対応します。

---

 以上、ケンウッドの LS-K901の紹介でした。

 ユニットが違うので、従来のKシリーズと異なる音質です。

 リボンツィーターを採用するため、ポジショニングがやや厄介な点と、ユニットサイズの関係で低音が多少物足りないです。

 ただ、例えば、机の両端に置くなどの「近接視聴」のシステムには、逆に合っており、ステレオ感も良好です。そういった用途に限って考えると、かなり良い製品でしょう。

1-3・ペア3万円前後のスピーカーの比較

 つづいて、3万円以上の価格帯のスピーカーを紹介します。

 10万円以内のアンプならば、この程度のクラスで十分に良いサウンドが得られるでしょう。システムコンポの買い換え用としては、多少「贅沢」でしょうか。


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 【2018年】

 11・DALI SPEKTOR2 B 【ブラック】
 11・DALI SPEKTOR2 【ウォルナット】
 11・DALI SPEKTOR2 W 【ホワイト】
  ¥38,610 Amazon.co.jp (5/23執筆時)

インピーダンス:6Ω
再生周波数帯域:54Hz〜26.0kHz
許容入力:100W(推奨)
最大入力:
バナナプラグ: 対応
サイズ:幅170×高さ292×奥行238mm

 SPEKTOR2 も、デンマークのダリの小型スピーカーです。

 更新頻度が遅いブックシェルフスピーカーですが、ダリは最近新型を多く投入しています。

 この製品は、旧来「ZENSOR1 」として売られていた人気製品の後継機となります。

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 本体のサイズは、幅170×高さ292×奥行238mmです。

 したがって、こちらは、下位機種のSPEKTOR1より一回り大きい機種です。といっても、他社製品よりは多少小型です。

 インピーダンスも、同じくです。

 パワーは、推奨入力が100Wまでとなります。

 再生周波数帯域は、低音域(数値が小さいほど優秀)が54Hz、高音域(数値が高いほど優秀)が26.0kHzです。

 スピーカーが大きい分、低音方向で余裕がありますが、音の傾向は先ほどの機種と同じです。

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 スピーカーは、中・低音域を担当する13cmコーン型ウーファーと、高音域を担当する2.5cmのソフトドーム型トゥイーター2ウェイバスレフ型のユニットです。

 コーンの素材は、ダリの下位機種と同じくウッドファイバーです。

 ただし、ウーファーもトゥイーターも先ほどの機種よりも大きくなっています。その分、低音方面に余裕がある音ですので、ダリから選ぶ場合で、スペース上の問題がないならば、こちらが良いでしょう。

 音質は、下位機種に準じた良質な中音域を保ちつつ、とくに低音方向で重層感が増した印象ですね。

 バナナプラグには、対応します。

---

 以上、ダリのSPEKTOR2 の紹介でした。

 低音方面に余裕が出ていますので、ダリのスピーカーとしては、こちらの方がバランスが取れていそうです。

 旧機種も完成度が高かったので、ZENSOR1 と聞き比べた場合の違いはさほど感じませんz、引き続き、充実した中音域を特長としますし、オススメできる機種です。


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 【ペア】

 12・ヤマハ NS-B330 B 【黒】
 12・ヤマハ NS-B330 MB 【茶】
  ¥45,500 Amazon.co.jp (5/23執筆時)

インピーダンス:6Ω
再生周波数帯域:55Hz〜45kHz/100KHz
許容入力:40W
最大入力:120W
バナナプラグ: 対応
サイズ:幅183×高さ320×奥行267mm

 NS-B330 は、ヤマハのスピーカーです。

 同社は、2020年にラインナップの大幅な整理をしましたが、音質的に個性の強い本機が残っているのは嬉しい部分です。

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 本体のサイズは、幅183×高さ320H×奥行267mmです。

 小型のブックシェルフ型としては、少しだけ背が高いです。

 インピーダンスは、一般的なです。

 パワーは、最大入力が120W,、許容入力が60Wとなります。

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 再生周波数帯域は、低音域(数値が小さいほど優秀)が55Hz、高音域(数値が高いほど優秀)が45kHzです。

 ただし、YAMAHAの場合、-30dB時には100kHzまで対応です。

 ハイレゾ音源の対応力としては、45kHzでも対応範囲と言うことで、ハイレゾ認証を得ています。

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 スピーカーは、中・低音域を担当する13cmコーン型ウーファーと、高音域を担当する3.0cmのドーム型トゥイーター2ウェイバスレフ型のユニットです。

 コーンに、雲母の高分子ポリマー製A-PMDを、トゥイーターにアルミツイーターを採用する構成です。

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 また、トゥイーターは、ウェーブガイドホーンが付く仕様です。

 高音域の壁面反射による音質の悪影響を防ぐためです。

 音質は、この構成ゆえに、高音域のクリアさがより増しています。

 また、小音量で再生時の音の安定性も評価が高いです。本体が少し大きいぶん、ユニットも大きめで音に余裕があります。

 このグレードのヤマハ機は、Atlasも好きな音質で、非常に素直で透明感のある高音を得られます。

 「ナチュラル系」のピュアオーディオ系を狙うならばかなり良い選択肢でしょう。うまく設定すれば、弦楽器を弾く音などの素晴らしい「つや感」を得られます。

 バナナプラグには、対応します。

---

 以上、ヤマハのNS-B330 の紹介でした。

 ナチュラル系のサウンドをハキハキ鳴らせる優秀なスピーカーです。予算があれば、ハイレゾ用として選んでよいでしょう。

 伝統的なヤマハのシステムを踏襲したモデルなので、ヴォーカルや弦楽器の音を綺麗に再生できるので、ピュアオーディオ系・ハイレゾ音源の再生には、この価格帯では最もおすすめです。

 むろん、その他のメディアを含めて、音源を選ばず使えるでしょう。

ーーーー

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・NS-BP200
・NS-BP401

 なお、ヤマハ機について補足しておくと、2020年をもって、ペアで3万円台クラス上記製品を「生産終了」としています。


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 【単品】NS-B700BP

 13・ヤマハ NS-B700(BP)
  ¥30,999 Amazon.co.jp (5/23執筆時)

インピーダンス:6Ω
再生周波数帯域:50Hz〜50kHz/100kHz
許容入力:120W
最大入力:30W
バナナプラグ: 対応
サイズ:幅150×高さ270×奥行154mm

 NS-B700も、ヤマハのスピーカーです。

 本機も、「ペアではなく単品」です。

 なお、木調(ブラウンバーチ)の本体色は、現品で生産終了です。

 本体のサイズは、幅150×高さ270×奥行154mmです。

 こちらは、四角形のフォルムで、幅も標準的な15cmに収まっています。設置性は良いでしょう。

 インピーダンスは、一般的なです。

 パワーは、本機も、最大入力が120W,、許容入力が30Wとなります。

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 再生周波数帯域は、低音域(数値が小さいほど優秀)が65Hz、高音域(数値が高いほど優秀)が50kHzで、-30dB時には100kHzまで対応です。

 同社の下位機種とほぼ同様の構成ですが、ウーハーが小さめなので、低音域の評価は下位機より控えめです。

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 スピーカーは、中・低音域を担当する10cmコーン型ウーファーと、高音域を担当する3cmのドーム型トゥイーター2ウェイバスレフ型です。

 素材は、本機もA-PMDを採用するウーファーとアルミツイーターです。ヤマハの「王道」です。

 バナナプラグには、対応します。

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 以上、NS-B700の紹介でした。

 形状的にNS-B500の上位機です。ただ、省スペース性を重視したため、ウーファーが小さめなのが、少し残念です。

 共振を防ぐヤマハ伝統のキャビネットの作り(総三方留め構造)など、上位クラスとして優秀な部分もあるのですが、やや選びにくい部分はあります。


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 【2010年】

 【単品】

 14・ヤマハ NS-B500(B)
  ¥22,800 Amazon.co.jp (5/23執筆時)

インピーダンス:6Ω
再生周波数帯域:50Hz〜50kHz/100kHz
許容入力:120W
最大入力:30W
バナナプラグ: 対応
サイズ:幅190×高さ284×奥行177mm

 NS-B500(B) も、ヤマハのスピーカーです。

 こちらは「ペアではなく単品」であるため、ステレオを構成するには2個買う必要があるため、注意してください。

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 本体のサイズは、幅190×高さ284H×奥行177mmです。

 サイズはさほど大きくなく、中々珍しい山型です。ヤマハらしいピアノブラックの本体で、ちょっとしたインテリアともなりそうです。

 こちらも、共振を防ぐための「総三方留め構造」を採用したキャビネットです。

 インピーダンスは、一般的なです。

 パワーは、最大入力が120W,、許容入力が30Wとなります。

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 再生周波数帯域は、低音域(数値が小さいほど優秀)が55Hz、高音域(数値が高いほど優秀)が50kHzで、-30dB時には100kHzまで対応です。

 ハイレゾ音源の対応力としては50kHzでも十分対応範囲であり、45kHzのヤマハのNS-B330より優秀です。

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 スピーカーは、中・低音域を担当する12cmコーン型ウーファーと、高音域を担当する3.0cmのドーム型トゥイーター2ウェイバスレフ型のユニットです。

 システムは、コーンに、雲母の高分子ポリマー製A-PMDを、トゥイーターにアルミツイーターを採用する構成です。これは、先ほど見たヤマハのNS-B330 と同じです。

 ただ、ユニットはオシャレな分わずかに小さいです。

 バナナプラグには、対応します。

---

 以上、NS-B500(B) の紹介でした。ハイレゾ対応で、インテリア性が高いという特長があるモデルです。

 この点では、良い機種の一つかと思います。しかし、性能だけで言えば、ヤマハの下位機種と劇的には変わらないでしょう。

ーーー

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 【2008年】

 【単品】

 15・ヤマハ NS-B750(BP)
  ¥47,520 Amazon.co.jp (5/23執筆時)

インピーダンス:6Ω
再生周波数帯域:60Hz〜50kHz/100kHz
許容入力:120W
最大入力:30W
バナナプラグ: 対応
サイズ:幅198×高さ350×奥行290mm

 なお、本機については、NS-B750というペア6万円台の上位機があります。

 ほぼ同様な構成ですが、ウーファが13cmと1サイズ大きいです。筐体も上方に少し大きいので、音場表現は上回ります。

 ただ、スピーカー素材は下位機種と同等で、発売時期が前後する関係もあり、ウーハーの設計も下位機種のほうが新しいです。あとは、バイワイヤに対応する位の違いです。

 現在的には、少し選びにくい部分は感じます。


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 16・DALI OBERON1/DW
 16・DALI OBERON1/BA
 16・DALI OBERON1/LO
 16・DALI OBERON1/WH    
  ¥56,430 Amazon.co.jp (5/23執筆時)

インピーダンス:6Ω
再生周波数帯域:47Hz〜26kHz
許容入力:150W(推奨)
最大入力:
バナナプラグ: 対応
サイズ:幅162×高さ274×奥行234mm

 OBERON 1は、デンマークのダリの5万円台の上級機です。

 このシリーズは、サイズ的に大きな上位機もありますが、そちらは、あとで見ます。

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 本体のサイズは、幅162×高さ274×奥行234mmと設置性が良いタイプです。

 まさに、本棚に入るサイズです。

 インピーダンスは、です。

 パワーは、推奨入力150Wまでとなります。

 ダリは、どの機種もかなり余裕があります。

 再生周波数帯域は、低音域(数値が小さいほど優秀)が45Hz、高音域(数値が高いほど優秀)が26kHzです。

 位相変化を重視する構造のため、スペックは良くないですが、それでもユニットが大型化したため、低音域は下位機種より広がりました。

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 スピーカーは、中・低音域を担当する13cmコーン型ウーファーと、高音域を担当する2.9cmのソフトドーム型トゥイーター2ウェイバスレフ型のユニットです。

素材は、先ほど見たダリのSPEKTORと同じくウッドファイバーです。

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 音質は、ユニット素材と哲学が同じ以上、音の傾向は下位機種と同じ方向性です。アナログ的なサウンドに強い仕様です。

 一方、OBERONシリーズは、下位シリーズで、先ほど見たDALI SPEKTORシリーズと比較した場合、ウーハーにSMCマグネット(ソフト・マグネティック・コンパウンド)と、4層CCAW(銅被膜アルミニウム線)を採用するなど作りが丁寧です。

 いずれもダリの上位機に採用されてきた技術であり、音の歪みの少なさを含めた音質の向上が見込めます。

 バナナプラグには、対応します。

---

 以上、ダリのOBERON 1の紹介でした。

 久しぶりの新シリーズですが、下位機種と明確にシリーズ構成が分かれたことで、よりオススメ度は増した印象です。

 聴き疲れしにくい、まろやかな「ダリサウンド」を楽しみたいならば、こちらです。多少高いアンプで、面白い特性のあるスピーカーを試して見たいならこれでしょう。ハイレゾとは違った方向で楽しめると思います。

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 【2018年】【ペア】

 17・DALI OBERON3 DW【ウォルナット】
 17・DALI OBERON3 BA 【ブラック】
 17・DALI OBERON3 LO 【ライトオーク】
 17・DALI OBERON3 WH【ホワイト】
  ¥90,090 Amazon.co.jp (5/23執筆時)

インピーダンス:6Ω
再生周波数帯域:47Hz〜26kHz
許容入力:150W(推奨)
最大入力:
バナナプラグ: 対応
サイズ:幅200×高さ350×奥行315mm

 なお、本機の上位機になるのが、DALI OBERON 3です。

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 値段的には次の「5万円以上」カテゴリーの製品とはなるのですが、ユニット構成が同じなので、一緒に紹介してしまいます。

 本体のサイズは、幅200×高さ350×奥行315mmと、やや大きくなり、ブックシェルフ型として良くあるサイズになっています。

 18cmコーン型ウーファーと少し大きくすることで、低音域のパワーを拡充した仕様です。

 良い音が鳴りますが、OBERON 1のバランスも捨てがたく、小型ならばそちらがおすすめです。


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 【10cmウーハー】

 (ES10BLK ES10BRN ES10WHT 各色)

 18・Polk Audio Signature Elite ES10
  ¥33,320 ビックカメラ.com (5/23執筆時)

 【13cmウーハー】

 (ES15BLK ES15BRN ES15WHT 各色)

 18・Polk Audio Signature Elite ES15
  ¥41,580 ビックカメラ.com (5/23執筆時)

 【16.5cmウーハー】

 (ES20BLK ES20BRN ES20WHT 各色)

 18・Polk Audio Signature Elite ES20
  ¥51,480 ビックカメラ.com (5/23執筆時)

インピーダンス:4Ω(最小)
再生周波数帯域:39Hz - 50kHz
許容入力:
最大入力:
バナナプラグ: 対応
サイズ:幅190×高さ359×奥行354mm

 Polk Audio Signature Eliteは、アメリカのポークの販売するブックシェルフです。

 同国の古豪ですが、一時期日本で見あたらなくなったあと、最近、日本での展開モデルがまた増えてきました。

 ウーハーコーンサイズで3展開ですが、同時に見ていきます。

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 本体のサイズは、最も小型のES10で、幅137×高さ213×奥行157mmです。

 ES15だと、幅192×高さ192×奥行259mm、ES20だと幅216×高さ354×奥行354mmですから、順番にS・M・Lと選びやすい展開です。

 インピーダンスは、(最小値)です。

 音圧は最上位機で、86dBです。

 パワーは、許容入力は数値としては示されません。

 再生周波数帯域は、低音域(数値が小さいほど優秀)が41Hz、高音域(数値が高いほど優秀)が40kHzです。

 高音部は、ギリギリながらハイレゾに対応できる水準にしています。


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 スピーカーは、高音域を担当するツイーターが、2.54cmのテリレン・ドーム・トゥイーターです。

 中・低音域を担当するウーハーがダイナミック・バランス・ポリプロピレン・ドライバーです。ウーハーサイズは、上に書いたように異なります。

 トゥイーターは、Terylene素材です。

 日本ではダクロンとかテトロンと呼ばれていて、靴下や服などにも使われる剛性のある繊維です。同社の下位機でもこの素材は使われていました。

 あまり使われない素材で、後ほど見る同社の上位機とも素材が異なります。

 ウーハーは、ポリプロピレン+マイカとこちらはよく見る仕様です。

 音質は、本質的にシアター用途で大きなバスレフ(パワーポート)が付きます。同社は伝統的に、自然な低音域の広がり強みがあります。

 中級のES15は、展示を試せたのですがその傾向です。 

 その上で、トゥイーターの部分でハイレゾ対応させるのは、映画コンテンツのハイレゾ対応に合わせた形かと思います。

 バナナプラグには、対応します。

---

 以上、Polk Audio Signature Eliteの紹介でした。

 基本的にはシアター用です。ただ、強いクセはないですし、ステレオでも使えると感じました。とくに、サイズ感に比して低音域が欲しい方には向くでしょう。

 素材的な面白さもあり、良いです。

 ただ、同時に聴いた(後半で見る)リング型トゥイーターの上位機に比べると、特に高音域の部分で差は感じましたので、ハイレゾ向きではないと思います。

ーーー

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・ONKYO INTEC
 :D-112NFX(D)
 :D-212EXT
 :D-NFR9TX(D)
 :D-055(B)
 :D-NFR9TX(D)
・パイオニア
 :S-HM86-LR
 ;S-CN301-LR

 なお、この前後の価格帯については、近年までONKYOとパイオニアにプレゼンスがありました。

 ただ、【オンキヨーのニュースリリース】にもある、両社のスピーカー部門売却の「中止」が影響し、同系列のパイオニアを含み「生産終了」状況です。

 ただ、ONKYOについては、製品ラインナップが徐々に復活してきているので、今後の再販はあるかもしれません。

次回につづく!
小型スピーカーのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今日は、最新の小型スピーカーを紹介しました。

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1・小型スピーカーの比較 (1)
 1-1:1万円
 1-2:2万円
 1-3:3万円
2・小型スピーカーの比較 (2)
 2-1:5万円
 2-2:10万円
3・小型スピーカーの比較 (3)
 =最終的なおすすめの提案

 次回の2回目記事こちら)では、今回紹介できなかった、以上の小型スピーカーを紹介します。

中音域の聴きやすさ ★★★★★
重低音の迫力    ★★★★★
高音域の伸び    ★★★★★
小音量の音質    ★★★★★
音のユニークさ   ★★★★★
総合評価      ★★★★★

 その上で、今回紹介した全機種から、予算別、目的別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。

 引き続きよろしくお願いします。

 2回目記事は→こちら

 最後になりましたが、今回の前編記事がお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

posted by Atlas at 15:35 | オーディオ製品

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