【今回レビューする内容】2023年 有線マウスの性能とおすすめ・選び方:ロジクール・バッファロー・ELECOM・マイクロソフト
【紹介する製品型番】 ロジクール MOUSE M500s M110r Corded Mouse M110sn M110snBK M110snRD M100nBK M100nWH マイクロソフト HDQ-00008 NGX-00018 ELECOM M-DUX50BK バッファロー BSMBU505MBK BSMBU505LBK neofit BSMBU510SBK neofit BSMBU510MBK 東プレ REALFORCE MOUSE RFM01U11 ELECOM M-TM10UB
今回のお題
最新の有線マウスのおすすめ製品はどれ?
どもAtlasです。
今回は、2023年2月現在、最新のマウスの比較です。
1・ワイヤレスマウスの比較
予算:3,000円〜1.5万円
用途:仕事用(据置)
2・小型ワイヤレスマウスの比較
予算:2,500円〜1万円
用途:モバイル用
3・ゲーミングマウスの比較
予算:6,009円〜1.5万円
用途:ゲーム専用
4・有線マウスの比較
予算:3,000円〜7,000円
用途:仕事用
5・おすすめのマウスまとめ 【結論】
=目的別・予算別のマウスの提案
マウスは「かなり種類が多い」ので、全体では、5回の記事があります。
4回目記事となる今回は、USBの有線接続のケーブルマウスを紹介します。
有線マウスは、軽量で追随性の高いマウスを望むビジネスユーザーと、ボタン数や解像度に優れるマウスを望むプロゲームゲームユーザーとに売れています。
ただし、「ゲーム専用」については、解像度やセンサーが相当特殊です。
そのため、【ゲーミングマウスの比較記事】という専用記事を別に設けていますので、そちらをご覧ください。
ただ、ボタン配置などの点で「ビジネスにも利用できる」といえるゲーム用は、今回の記事でも一部、取りあげています。
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正確性 ★★★★★
疲れにくさ ★★★★★
ホイール回転 ★★★★★
解像度の調整 ★★★★★
ボタン数 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
とうわけで、以下では、いつものように各製品を一機ずつ比較します。
そして、最後の「結論」では、上表のような観点から、予算別・目的別に「最もオススメできるマウス」を提案していきます。
1・ビジネス向け有線マウスの比較
はじめに、ビジネス向けのマウスと言えるもので、売れ筋の有線ケーブル接続の商品を紹介します。
なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【2022年発売】
1・ロジクール Corded Mouse M110snBK
1・ロジクール Corded Mouse M110snRD
¥1,796 Amazon.co.jp (2/17執筆時)
【2018年旧モデル】(基本性能は同じ)
2・ロジクール M110 SILENT M110r-BK
2・ロジクール M110 SILENT M110r-RD
¥1,796 Amazon.co.jp (2/17執筆時)
重さ:85g
最大解像度:1000dpi
センサー:光学式
スクロール:前後のみ
ボタン数:3
MCorded Mouse M110snは、今回紹介するマウスの中では、最も価格の安い有線マウスです。
ロジクール(英名Logitech)というスイスに本社を置く、世界的なマウスメーカーが出しているものです。
なお、旧モデルが残りますが、型番のみの変更で仕様は同じです。
サイズは、モバイル用ではなく、置いて使うのに適したフルサイズです。
重さは90gで、有線マウスとしては標準的な重さと言えます。
マウスの形状は、利き腕によらず使える仕様ですが、持ちやすいような人間工学的な工夫は乏しいです。
マウスのセンサーは、光学式です。
赤色LEDを使う光学式は、古くからある方式ですが、マウスの操作性・追随性は期待できません。この点で「価格相応」のモデルです。
マウスの解像度は、1000dpiと平均的です。
大画面PCでは、少し遅く感じる人もいそうですが、実用上、問題はないでしょう。
スクロールホイールは、前後の移動のみに対応です。チルト(左右の移動)には非対応です。Excelなどの作業には不便でしょう。
ボタン数は、ホイールボタンと右左のクリックで総数が3つです。
ごく普通のマウスです。
静音性は、一方、本機は、スイッチ(左右クリック)が「静音仕様」です。
「カチカチ」感が少ない仕様で、従来タイプより90%程度の静音になります。
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以上、ロジクールのM100Rの紹介でした。
価格的に仕方のない部分ですが、「とりあえず使うだけ」というレベルのマウスです。
耐久性は十分あるものの、使い勝手を重視するならば、もう少し上位の製品が良いでしょう。
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【2022年発売】
3・ロジクール Corded Mouse M100nBK
3・ロジクール Corded Mouse M100nWH
¥760 Amazon.co.jp (7/12執筆時)
重さ:90g
最大解像度: 1000dpi
センサー:光学式
スクロール:前後のみ
ボタン数:3
なお、本機の下位機種となるのが、M100nです。
色以外の部分の違いは1つだけで、左右クリックに使われるスイッチが、静音仕様ではないという点です。個人的には、クリック音は不快ではないので、こちらでも良いと思います。
ただ、後ほど見る同社の上位機と較べると、センサーや本体の作りで差はあるので、かといって、オススメというわけではありません。
【Mサイズ】
4・バッファロー BSMBU505MBK
¥1,345 Amazon.co.jp (2/17執筆時)
【Lサイズ】
4・バッファロー BSMBU505LBK
¥2,480 Amazon.co.jp (2/17執筆時)
重さ:97/95g
最大解像度:1600dpi
センサー:BlueLED
スクロール:前後左右
ボタン数:3
BSMBU505Mは、バッファローのマウスでは最も売れているマウスの1つです。
サイズは、置きっぱなしに向く、フルサイズです。
現行品では2サイズありますが、いずれも「大きめ」サイズです。
あまり手のサイズが小さくないならば、Lサイズが良いでしょう。ある程度のサイズ感があったほうが「被せ持ち」での操作性が優れますので。
重さは、ロジクールとさほど変わりませんが、マウスの形状はこちらのほうが人間工学的で持ちやすいです。
マウスのセンサーは、ブルーLEDを採用します。
通常の光学式マウスは赤色LEDを利用しますが、それに比べると、感度が良いです。その点で、特段工夫のない赤色LEDの光学式よりは正確です。
マウスの解像度は、1000dpiと1600dpiが切り替えられます。
マウスカーソルの速度を上げたい方には向きます。
スクロールホイールは、こちらは、チルト対応ホイールです。
Excel画面など左右方向の移動にも対応です。
この点で言えば、ロジクールより「高性能」です。
ボタン数は、ホイールボタンと右左のクリックで総数が3つの普通のマウスです。
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以上、バッファローの BSMBU505Mの紹介でした。
ブルーLEDを採用している点が魅力です。一方、ロジクールが全製品に3年保証を付けるなど耐久性の面で安定しているのに対して、こちらは1年保証です。
それをふまえても、ビジネス・仕事用として使うならば、もう少しグレードの高い製品でも良いでしょう。
【Sサイズ】
5・バッファロー neofit BSMBU510SBK
¥1,920 Amazon.co.jp (2/17執筆時)
【Mサイズ】
6・バッファロー neofit BSMBU510MBK
¥1,980 Amazon.co.jp (2/17執筆時)
重さ:97/95g
最大解像度:1600dpi
センサー:BlueLED
スクロール:前後左右
ボタン数:5
neofitシリーズは、バッファローのマウスでは最も売れているマウスの1つです。
サイズは、いずれも「フルサイズ」です。
こちらは、やや小さめのMサイズと、さらに小さめのSサイズという構成です。
Sサイズは「モバイル用」というほど小型ではありません。あくまで「置きっぱなし」で日常業務で利用する「手のかなり小さな方向け」の設計です。
形状的には、上表のような3つの持ち方に対応する人間工学的形状です。
ただ、疲れにくさや作業効率を考えると「かぶせ持ち」にした方が(またはそれを覚えた方が)無難ですけれども。
マウスのセンサーは、ブルーLEDを採用します。
マウスの解像度は、1000dpiと1600dpiが切り替えられます。
スクロールホイールは、チルト(前後左右)対応ホイールです。
ボタン数は、5です。
左右クリックとホイールクリック、そして、サイドに「進む・戻る」ボタンもあ、合計5ボタンです。
ソフト設定で、カスタマイズも可能です。
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以上、バッファローの neofitシリーズの紹介でした。
「進む・戻る」ボタンがあるので、それを利用する場合は、ワンポイントになります。
一方、人間工学的な形状は「より進化」して持ちやすいですが、左右ボタンの「クリック感」は、ロジクールに比べるとややクセを感じました。
【2022年発売】
【4ボタン】
7・ELECOM M-TM10UBBK
8・ELECOM M-TM10UBBU
9・ELECOM M-TM10UBPN
10・ELECOM M-TM10UBWH
¥1,891 Amazon.co.jp (2/17執筆時)
重さ:53g
最大解像度:1600dpi
センサー:BlueLED
スクロール:前後
ボタン数:3
M-TM10UBシリーズは、エレコムのマウスです。
サイズは、同社は「Mサイズ」と言います。約10.3cmの長さですので、コンパクトの「大きめ」、フルサイズの「小さめ」といったところです。
一方、本機は28mmの薄型で収納性が良いのが自慢です。
専用ポーチも付属していて、ケーブルも巻き取り式なので、モバイル用途を強く意識した製品です。
なお、薄さ重視の製品の場合、持ちやすさは犠牲になりますので、その部分は注意点です。
マウスのセンサーは、本機もブルーLEDを採用します。
マウスの解像度は、最大1600dpiです。
スクロールホイールは、前後のみ対応です。
サイズ感からして仕方ないと言えます。
ボタン数は、3です。
左右クリックとホイールクリックだけでシンプルです。
そのほか、左右スイッチは静音仕様なので、クリック音を避けたい場合は、良いと言えます。
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以上、エレコムのM-TM10UBシリーズの紹介でした。
収納性が「売り」の製品です。長時間これをメインに使うのは、正直シンドイでしょうが、有線マウスであることを前提にするならば、この用途でこれ以上向く機種はないです。
重さも軽いですし、有線だけに「充電忘れ・電池忘れ」もないので、(めったにマウス使わないが、それでも)バッグに常備おきたいという場合は、使えそうなガジェットです。
11・ロジクール MOUSE M500s
¥5,051 楽天市場 (2/17執筆時)
重さ:144g
最大解像度:4000dpi
センサー:レーザーグレード【LGT】
スクロール:チルト(前後左右)
ボタン数:7
M500sは、ロジクールの有線マウスでは、最も性能が期待できるモデルです。
後ほど紹介するように、ゲーム用にはより高級なモデルもありますが、ビジネス用としてはこれが「有線対応では最高峰」です。
サイズは、置きっぱなしで使うのに適したフルサイズです。
寸法は、125.5 x 69.0 x 41.5cmですから、BUFFALOの「Lサイズ」相当で、「被せ持ち」に最適な大きめサイズです。
重さは144gです。
フルサイズマウスとしても大きめなので、持ちやすく安定感があります。
マウスのセンサーは、レーザーグレード【LGT】を採用します。
最近は「ロジクール高精度オプティカルトラッキング」との表記になりました。
レーザー方式を疑似的に再現した構造で、ブルーLEDに比べて追随性が良いです。
上位といえる不可視レーザー採用機は、(ビジネス用)有線マウスだとないため、現状においては、「悪くない選択肢」です。
マウスの解像度は、最大4000dpiです。
付属のソフトなどで速度調整することも可能です。
スクロールホイールは、前後の移動に加えてチルト(左右の移動)にも対応です。エクセルなどの利用時に便利でしょう。
加えて、ホイール下部のボタンで、スクロール方法を、高速な「フリースピンモード」と正確な「クリック・トゥ・クリックモード」に切替できます。
リニアな感じな無抵抗で高速にスクロールするか、回した際(歯車のような)クリック感で、1単位ずつ正確にスクロールするか選択可能です。
このギミックは、ロジクールマウスの「売り」の部分で、慣れると手放せない快適さががあります。
ボタン数は、7つです。
左右クリックほか、ホイールを押し込むことでのミドルクリック、そして、サイドの、「進む・戻る」ボタンです。
また、左右のチルトもボタンのカウントに入るので、合わせて7個です。
なお、本機も、ユーザーによるボタン割り当て変更が可能です。
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以上、ロジクールの M500sの紹介でした。
ビジネス用にどうしても有線モデルが欲しい場合は、この機種が最も良いと思います。
比較的格安で息の長い製品ですが、それだけ完成度も高いです。2年保証付きです。
【2018年発売】
12・マイクロソフト HDQ-00008
¥(4,061) Amazon.co.jp (2/17執筆時)
重さ:100g
最大解像度:3200dpi
センサー:Blue LED
スクロール:前後
ボタン数:5
Classic IntelliMouse は、Microsoftの有線マウスです。
伝統的な形状ですが、それもそのはずで、2003年頃に発売していたMicrosoft Intellimouse 3.0の復刻版です。Atlasも大昔に利用していたので、懐かしく感じました。
サイズは、フルサイズです。
13.2×6.9cmですから、ロジクールの上位機より大ぶりです。持ちやすいです。
重さは、一方で100gです。軽量なのは、ロジクールに比べて割と単純な構造だからですね。
マウスのセンサーは、ブルーLEDを採用します。
この点は、旧製品からパワーアップした点です。
Microsoft BlueTrackという名称ですが、技術的には、BUFFALOなどと同じです。そのため、レーザーよりはランクは落ちます。
マウスの解像度は、初期では1000dpiです。
遅いと感じる場合は、付属のソフトで3200dpiまで速度調整が可能です。
スクロールホイールは、一方で、上下のみで、左右のチルト非対応です。
旧Microsoft Intellimxuseは、最終形態で「チルトは搭載」したと記憶していますが、このモデルでは省略です。あまり性能は期待できないでしょう。
ボタン数は、5個です。
ホイールボタンと左右クリックに加えて、側面に、「進む・戻る」ボタンです。
機能割り当ての変更も可能です。
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以上、MicrosoftのClassic IntelliMouseの紹介でした。
「アラフィフ」世代には「このマウスで育った」人も多い機種です。手放せないツールとなっていた人は、サードパーティの「ジェネリック」を買うしかない状況だったので嬉しいでしょう。
ただし、率直に言えば、とくに人間工学的な形状についてはここ10年で進化をしているため、格別に持ちやすいとも言えないです。
【2018年発売】
13・マイクロソフトNGX-00018
¥7,071 Amazon.co.jp (2/17執筆時)
重さ:144g
最大解像度:16000dpi
センサー:PixArt PAW3389PRO-MS
スクロール:前後
ボタン数:5
Pro IntelliMouse NGX-00018 は、Microsoftが2019年に発売した有線マウスです。
基本的には、上で紹介したClassic IntelliMouseと同じ形状です。
一方、ボタンやラバーについては、さらなる改良を加えています。
その上で、マウスのセンサーをBLUE LEDから、新型のPixArt PAW3389PRO-MSに換装しています。
これは、上表ではゲーム用光学式に類するもので、高解像度です。
光学式ではあるので、悪条件に対応できず、質の良いマウスパッドを使うことが前提ですが、解像度を最大16000dpiまで伸ばせます。
加速度も50GBと言う数字ですから、ゲーム用といえるレベルです。仕事用でも、大画面モニターを使うならば、割と意味がある仕様です。
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以上、Pro IntelliMouse NGX-00018 の紹介でした。
ビジネス向きの形状で、解像度を高めた機種です。ただ、仕事でここまでマウス解像度が必要なシーンは限られるでしょう。
【2020年発売】
14・マイクロソフト RJG-00008
¥5,278 Amazon.co.jp (2/17執筆時)
重さ:104g
マウス解像度:1000dpi
センサー:Blue LED
スクロール:前後
ボタン数:5
Microsoft Ergonomic Mouse RJG-00008 は、Microsoftの有線マウスです。
2020年の販売ですが、今回はインテリマウス系統のデザイン哲学からは外れた感じの形状を採用してきました。
サイズは、フルサイズです。
ただ、11.8×7.6cmなので、インテリマウス系よりは小型です。
重さは、104gです。
マウスのセンサーは、本機もブルーLEDを採用します。
マウスの解像度は、1000dpiで固定です。
スクロールホイールは、本機も上下のみでチルト非対応です。
ボタン数は、5個です。
先ほどの機種と同じ構成です。
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以上、MicrosoftのRJG-00008の紹介でした。
正直なところ、インテリマウスにみられるような機能美はない実用派なマウスです。
小さめなので、手が小さいなど、すこし小型のフルサイズを探している方には候補になるでしょう。
【2019年発売】
15・ROCCAT ROC-11-730
¥5,764 Amazon.co.jp (2/17執筆時)
重さ:66g
最大解像度:16000dpi
センサー:Owl-Eyeセンサー
スクロール:前後
ボタン数:7
ROCCAT Kone Pure Ultraは、ドイツのROCCATの製品です。
実は、この製品は、7色のイルミネーションライティング機能があります。
扉絵は「派手」ですが、オフにできるので、普通にビジネス利用もできます。
サイズは、フルサイズです。
ただし、115×70サイズなので、多少小ぶりで、手の小さめの肩に向きます。
重さは、66gですから、軽いです。
マウスのセンサーは、Owl-Eyeセンサーです。
これも、光学式なのですが、ゲーム用の高解像度光学センサーです。
座面の品質にはシビアですが、マウスパッドで利用する分には精度が良く使えます。ビジネス用に高解像度のセンサーは、必ずしもいりません。
ただ、大画面モニターをビジネス利用している場合に良いでしょう。
マウスの解像度は、初期では1000dpiですが、最大16000dpiまで対応できます。
スクロールホイールは、2Dチタンホイールです。
クリック感があるタイプです。
ボタン数は、7個です。
左・右クリックほか、マウス側面に2ボタン、ホイールクリックと、その下に2ボタンです。
前後ホイールを加えて9個という表記もありますが、普通に言えば「7」です。
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以上、ROCCAT Kone Pure Ultraの紹介でした。
ビジネス向きのデザインの有線マウスは少ないので、(実際は解像度の点でゲーミングマウスとはいえ)選択肢となりそうです。
特に、割と小さめで軽く、性能が良い有線マウスは意外とないので、希少価値があると思います。
【2020年発売】
16・東プレ RFM01U11 REALFORCE MOUSE
¥(20,432) 楽天市場 (2/17執筆時)
重さ:83g
最大解像度:12000dpi
センサー:PixArt PMW 3360
スクロール:前後
ボタン数:6
REALFORCE MOUSE は、日本の東プレが販売する有線マウスです。
以前【東プレキーボードの比較記事】を書きましたが、伝統的に高級キーボードメーカーとして名を馳せている会社です。
しかし、2020年から、同社の誇る静電容量無接点方式スイッチをクリック部に導入した本製品を新規導入してきました。
サイズは、フルサイズです。
67×122×42mmなので、大きめで握りやすい形状です。
重さは、83gですから、軽いです。
基本ゲーム用の設計でしょう。
マウスのセンサーは、PixArt PMW 3360です。
センサーでは有名なPixart製の外注品で、ゲーム用の高解像度光学センサーになります。
同社のセンサーは、PMW3389という型番の製品が、ゲーム用マウスでよく採用されますが、こちらも、同様に同社のハイエンドセンサーです。
比較すれば、分解能(cpi)とトラッキングスピードのスペックは、こちらが多少劣りますが、実際気にするほどではないでしょう。
マウスの解像度は、最大12000dpiまで対応できます。
一方、先述のように、本機は、左右のクリック部に静電容量無接点方式スイッチを採用します。
強調されるのは、5000万回という高耐久性です。
また、機械接点が生じない方式なので、チャタリング(勝手にダブルクリックになるような現象)が生じず、静音性と押し心地の部分で利点がある、とメーカーは説明します。
ただ、公平を期して言えば、最近の高級マウスでチャタリング問題はあまり聞きませんし、キーボードタイピングと違って、クリックで疲労するのはあまり聞いたことがないです。
宣伝文句としては、微妙に感じます。
スクロールホイールは、機能として、ほぼ説明がなされません。
ボタン数は、6個です。
左右クリックとホイールクリック、ホイール下部の自由設定ボタン、親指サイドに2つという構成です。
このほか、7色のLEDが本機には搭載されます。
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以上、東プレのREALFORCE MOUSEの紹介でした。
静電容量無接点方式スイッチが唯一のポイントとなるマウスです。
一方、クリック部の安心感はもちろん重要なのですが、スクロール部分を含めて、全体的な作りがこの値段を政党かできるかは、正直微妙です。
5000万回という高耐久性は評価できますが、値段面で同グレード機と較べて倍以上では、お得とも言えません。
17・ロジクール G502 HERO G502RGBh
¥8,000 Amazon.co.jp (2/17執筆時)
重さ:121g
最大解像度:16000dpi
最大加速:40G
最大スピード:10.2m/秒
センサー:HERO 16K
スクロール:前後左右
ボタン数:12
G502 HEROも、ロジクールの多ボタンマウスの中級機です。
本機については、完全に「ゲーム用」です。
ただ、多ボタン式の「代表格」であり、ビジネス用として使う方もいるため、この記事に「出張」させました。
サイズは、フルサイズで、133×77cmとサイズ感があります。
重さは121gと、しっかりとした重量感があります。
さらに、3.5gのウエイトが5個付属するため、最大、168gまで安定性をよりますことも可能です。
なにより安定感を重視したい方は一定数いるようで、その側面ではできの良い製品でしょう。
マウスのセンサーは、この機種も、ゲーム用の高解像度センサーとなる、HERO 16Kです。
マウスの解像度は、200-16000dpi、最大加速40Gと最高水準です。
スピードも、新型となって10.2m/秒となりました。
スクロールホイールは、こちらは、チルトも対応です。
その上で、前後のスクロールは、滑るような高速スクロールモードと、クリック感のあるクリック・トゥ・クリックモードに切替可能です。
ボタン数は、左側面の6個のボタンを含め、総計12個のプログラム可能なボタンがあります。
そのため、ある程度、親指に常にかかるのですが、銃のトリガーのようなメインボタンは、その手のゲームで押す際に爽快感がありそうです。この機種も、オンボードメモリは搭載ですね。
耐久面でも、2000万クリックと高耐久です。また、このグレードから保証期間が3年保証に延長されます。
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以上、ロジクールのG502 の紹介でした。
仕事用に、高解像度センサーは不要ですが、ショートカットを多用する方には、このボタン数は魅力です。
量感からの安定性があるため、あまりマウス自体はさほど動かさずに、ショートカットを多用するような使い方に向きますね
今回の結論
有線マウスのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は有線マウスの紹介でした。
最後にいつものように、価格別・目的別にAtlasのおすすめ機種を提案していきたいと思います。
第1に、ビジネス用・仕事用として有線マウスを探している方におすすめできるのは、
11・ロジクール MOUSE M500s
¥5,051 楽天市場 (2/17執筆時)
重さ:144g
最大解像度:4000dpi
センサー:レーザーグレード【LGT】
スクロール:チルト(前後左右)
ボタン数:7
正確性 ★★★★★
疲れにくさ ★★★★★
ホイール回転 ★★★★★
解像度の調整 ★★★☆☆
ボタン数 ★★★☆☆
総合評価 ★★★★★
ロジクールのM500tでしょう。
同社の有線モデルでは、性能の良いレーザーグレード【LGT】を採用している点が大きなポイントです。
ブルーLEDと較べても、仕事用に使う場合の動きの追随性は良いです。
キースイッチの品質が高く耐久度が高いのも売りです。
スクロールホイールも、チルト対応のほか、滑るような高速スクロールモードと、クリック感のあるクリック・トゥ・クリックモードに切替可能です。
この部分でも、ビジネスには特に向きます。
2年保証で耐久性もありますので、堅実な製品ながら、長く使えると思います。
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ただし、ビジネス用については、5000円以上の予算を掛けるならば、操作性・追従性を含めてより高レベルなワイヤレス製品があります。
ワイヤレスを「操作の追従性が悪い」「電池寿命が短い」という点で敬遠している方で、いわゆる「高級マウス」を利用したことのない方は、むしろ、ワイヤレスモデルも検討して欲しいと思います。
実際、「不可視レーザー採用機」はワイヤレスでしか見られません。
最近の製品は、操作性や電池寿命の問題を解決している機種が多いです。上記の【ワイヤレスマウスの比較記事】で30機以上比較しましたので、よろしければご覧ください。
第2に、多少小ぶりのビジネス用として性能の良い有線マウスを探している方には、
【2019年発売】
15・ROCCAT ROC-11-730
¥5,764 Amazon.co.jp (2/17執筆時)
重さ:66g
最大解像度:16000dpi
センサー:Owl-Eyeセンサー
スクロール:前後
ボタン数:7
正確性 ★★★★★
疲れにくさ ★★★★☆
ホイール回転 ★★★★★
解像度の調整 ★★★★★
ボタン数 ★★★☆☆
総合評価 ★★★★★
ROCCAT Kone Pure Ultraでしょう。
ロジクールの有線マウスに較べて、小型軽量で、手の小さい人や、持ちはこび兼用で考える場合、割と良い選択肢です。なお、ライトアップは消せます。
とくに、小型機で信頼できる・クリック・スクロールなどのメカを積んだ製品は少ないため、良い選択肢になるでしょう。
ただし、手が普通サイズの人で、持ち運ばないならば、大きいサイズのほうが疲れにくい、という原則はあります。
持ち運ばないならば、ロジクールの方が良いでしょう。
第3に、ボタン数が多く、ショートカットを多用する方におすすめのマウスは、
17・ロジクール G502 HERO G502RGBh
¥8,000 Amazon.co.jp (2/17執筆時)
重さ:121g
最大解像度:16000dpi
最大加速:40G
最大スピード:10.2m/秒
センサー:HERO 16K
スクロール:前後左右
ボタン数:12
正確性 ★★★★★
疲れにくさ ★★★★☆
ホイール回転 ★★★★☆
解像度の調整 ★★★★★
ボタン数 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
ロジクール G502 HEROでしょう。
多ボタンタイプは、ほかにもありますが、片側に集中配置ではないため、ボタンの押し間違えが少ない利点があります。
性能面では、光学式ですが、高解像度センサーとなるHERO 25Kですので、しっかり、マウスパッドを利用する分には、精度も保証されるでしょう。
問題は、多少重めな点ですが、その分正確ではあるため、ショートカットを重視するならば、試す価値はあると思います。
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1・ワイヤレスマウスの比較
予算:3,000円〜1.5万円
用途:仕事用(据置)
2・小型ワイヤレスマウスの比較
予算:2,500円〜1万円
用途:モバイル用
3・ゲーミングマウスの比較
予算:6,009円〜1.5万円
用途:ゲーム専用
4・有線マウスの比較
予算:3,000円〜7,000円
用途:仕事用
5・おすすめのマウスまとめ 【結論】
=目的別・予算別のマウスの提案
なお、ゲーミング用ならば、他にも、有線マウスの選択肢はあります。
興味のある方は、3番の記事をご覧ください。
そのほか、ワイヤレスマウスと比較したい方も、以上のリンクをご利用ください。
補足:関連記事の紹介
というわけで、今回は、有線マウスの紹介でした。
1・東プレ高級キーボード(日本語)
2・東プレ高級キーボード(英語)
3・マジェスタッチ2(日本語)
4・マジェスタッチ2(英語)
5・Bluetooth無線キーボード
6・Mac配列のキーボード
7・プログラマー向けのHHKB
また、このブログには、キーボードなど入力デバイスの比較記事が他にもあります。
よろしければ、これらもご覧ください。
最後までありがとうございました。この記事が皆さんのお役に立ったのならば幸いです!