Top 生活家電 比較2022’ タテ型の洗濯乾燥機25機の性能とおすすめ・選び方 (1)

2022年04月21日

比較2022’ タテ型の洗濯乾燥機25機の性能とおすすめ・選び方 (1)

【今回レビューする内容】2022年 光熱費が安い縦型洗濯乾燥機の性能とおすすめ・選び方・上開き洗濯乾燥機の性能ランキング :日立・ビートウォッシュ・東芝・ザブーン・シャープ・パナソニック アクア 7kg 8kg 9kg 10kg 11kg 12kg

【紹介する製品型番】SHARP ES-TX5F ES-TX8F ES-TX8E-W ES-PX8F ES-PT10F-T ES-PW11F パナソニック NA-FW10K1 NA-FW12V1-W NA-FW80K9 NA-FW90K9 NA-FW100K9 NA-FW120V5 日立 BW-DX90G BW-DX100G BW-DX120G BW-DX90F N BW-DX120F W BW-DX100F W BW-DV80G BW-DV80F W BW-DV120E-W BW-DKX120G BW-DKX120F-N

今回のお題
家庭用のタテ型洗濯乾燥機のおすすめはどの機種?

 ども、Atlasです。

 今日は、2022年4月現在、最新のタテ型洗濯乾燥機の比較です。

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1・縦型洗濯乾燥機の比較 (1)
 1-1:シャープ〈日本〉
 1-2:パナソニック〈日本〉
 1-3:日立 〈日本〉
2・縦型洗濯乾燥機の比較 (2)
 2-1:東芝〈日本〉
 2-2:アクア〈日本〉
 2-3:最終的な「おすすめ」の提案

 今回の記事では、デンキヤでお馴染みと言える、以上の企業の「洗濯乾燥機」は、(ほぼ)全機種紹介するつもりです。

 光熱費洗浄力の点を含めて、20機種以上、比較しました。

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1・タテ型の小型洗濯機 の比較
 洗濯容量:4.kg〜6kg
 乾燥:送風乾燥
 対応人数1人暮らし
 
予算2万円〜
2・タテ型の中型洗濯機の比較
 洗濯容量:7kg〜10kg
 乾燥:送風乾燥
 対応人数2人以上
 予算3万円〜
3・タテ型の洗濯乾燥機の比較
 洗濯容量:7kg〜12kg
 乾燥ヒーター
 対応人数2人以上
 予算5万円〜
4・ドラム式洗濯乾燥機の比較
 洗濯容量:7kg〜11kkg
 乾燥ヒーター or熱交換
 対応人数1-2人以上
 予算10万円〜

 なお、今回は、このブログ「家電批評モノマニア」の洗濯機の比較シリーズでは、3回目記事になります。

 ドラム式をお探しの方や、乾燥機能が不要な方は、お手数ですが、上記のリンク記事をご覧ください。

 よろしくお願いします。

ーーー

洗浄力の強さ ★★★★★
カビ対策   ★★★★★
光熱費の安さ ★★★★★
静音性    ★★★★★
使いやすさ  ★★★★★
総合評価   ★★★★★

 というわけで、以下では、いつものように各製品を比較します。

 そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。

 長い記事ですが、よろしくお願いします。

0・タテ型洗濯乾燥機の選び方の基本

 はじめに、「縦型の洗濯乾燥機を選ぶ場合のポイント」を確認しておきます。

 長年洗濯機の比較記事を書いてきたAtlasが考えるに、選ぶ際のポイントは次の2点です。

0-1・洗濯容量と乾燥容量の違い

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 第1に、洗濯乾燥機のサイズです。

 洗濯容量は、洗濯できる量を示す値です。

 日本市場で売られる縦型洗濯乾燥機の場合、最小で5.5kg最大で12kgです。

 10kgを超えてくると、4人以上の世帯の1週間分の量を「まとめ洗い」することも可能です。

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 乾燥容量は、乾燥運転できる量を示す値です。

 どの洗濯乾燥機も、洗濯容量よりも少なめです。

 ドラム式の場合もそうですが、この点をふまえずに買うと「たいへんなこと」になります。

 例えば、「8kg」程度の洗濯容量の製品でも、乾燥容量は4.5kg、11kg以上の洗濯容量でも、乾燥容量は、6kgというのが、業界の平均値です。

 結論的にいえば、週2回利用する場合、乾燥容量が、4.5kgだと1-2人用、6kgで世帯用と考えてください。

ーー

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 なお、洗濯乾燥機の場合、設置寸法は、10kgモデルまでは、どれもほぼ共通です。

 容量によって変わるのは洗濯機の背丈です。

 ただし、11kg以上の大型モデルは、必ずしもこの原則に当てはまらないため、ご家庭の洗濯台のサイズは、事前にチェックしましょう。

0-2・光熱費の安さ

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 第2に、光熱費です。

 電気代は、基本的に、どの機種もドラム式よりは「高め」です。

 ドラム式と違って、低消費電力のヒートポンプ式がないため、1回の洗濯乾燥で40円ほどの電気代がかかります。

 ただ、特定のメーカーは「省エネ性がより良い」ので、今回しっかり比較します。

 水道代は、メーカーによってかなり変わってきます。

 8kgの洗濯で約20円の水道代がかかります。

 ただし、水道代は、節水に役立つセンサー穴なし槽などの槽の技術で、電気代以上にメーカーごと異なります。

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 水道代については、少し補足が必要です。

 乾燥機能の方式が、水冷除湿式の機種は、乾燥にも水を利用するため、、空冷除湿(排気式)より、使用水量が多めだからです。

 ただ、空冷除湿機の場合、温度を持った湿気が外気に出ていくので、設置場所の気密性と換気扇の設置状況によっては、別の注意が必要になります。

 今回の記事では、これらの部分もしっかり比較します。

ーーー

 以上、最近の洗濯機を選ぶ場合のポイントを2点紹介しました。

 その他、洗浄力の高さや、洗濯乾燥機の静音性清潔性、インバーターの有無などを比較基準として、各社の製品を比較してみたいと思います。

1・縦型洗濯乾燥機の比較 (1)
 1-1:シャープ〈日本〉
 1-2:パナソニック〈日本〉
 1-3:日立 (1)〈日本〉
2・縦型洗濯乾燥機の比較 (2)
 2-1:日立 (2)〈日本〉
 2-1:東芝〈日本〉
 2-2:アクア〈日本〉
 2-3:最終的な「おすすめ」の提案

 こうした要素をふまえて、以下では、上表のような順番で具体的な製品を紹介していきます。

1-1・シャープの洗濯乾燥機の比較

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 では具体的な機種の紹介をはじめます。

 はじめに、シャープの洗濯乾燥機からです。

 後述のように、同社は、乾燥機能との親和性が高いといえる「穴なし洗濯槽」を採用する関係で、光熱費や利便性において、他社より優秀な側面が見られます。

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 なお、以下では、いつものように、高評価できるポイントについては「赤字」で、イマイチな点は「青字」で紹介していきます。


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 【2021年11月発売】

 1・SHARP 洗濯乾燥機 ES-TX5F-S
   ¥58,960 楽天市場 (4/21執筆時)

 【2020年11月発売】

 1・SHARP 洗濯乾燥機 ES-TX5E-S
  ¥56,500 Amazon.co.jp (4/21執筆時)

洗濯容量:5.5kg
使用水量:75L/65L
標準電力量:2100Wh(60Hz)
乾燥方式:排気式
センサー:布量
ステンレス槽:あり
インバーター:
騒音値:40/46/47dB
風呂水ポンプ:
乾燥容量: 3.5kg

 ES-TX5Fは、シャープの発売する洗濯乾燥機の格安機です。

 8kg以下の小型機では、唯一乾燥機能を持つ機種で、その点で売れています。

 なお、新旧両機種ありますが、今年度は型番の変更だけで、基本性能は同じです。ネットでは在庫がありますし、値段で決めてOKです。

 洗濯容量は、5.5kgです。

 洗濯だけならば2人暮らしでも対応できそうです。

 乾燥容量は、3.5kgです。

 容量的には小型のドラム式と同等です。Atlasはそのサイズを利用したことがあります。

 しかし、毎回乾燥機能を利用するならば、1人暮らし以上でないならば、あまり快適ではないでしょう。

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 使用する水量は、洗濯時(5.5kg)には75L、洗濯乾燥時(3.5kg)の場合65Lです。

 洗濯槽に穴がない「穴なしステンレス槽」を採用するため、5.5kgの機種としては使用水量76Lとかなり少なくて済みます。

 消費電力量は、洗濯〜乾燥利用時に、2100Whです。

 1回の利用で60円強の電気代が必要です。

 水準としてはあまり良くないです。

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 洗浄力の点では、上位機のような特別な工夫はありません。

 また、本機には、インバーター(交流モーター)非搭載です。

 この場合、消費電力の面でやや不利なほか、稼働時の細かい制御ができないので、搭載機とは「差」があります。

 この部分は静音性にも悪影響を与えるので、総合的には「入門機」の水準です。

 センサーは、布量検知センサーだけ搭載です。

 パルセーター(プロペラ)下のモーターにかかる負荷から、「はじめの」洗濯ものの量を推測し、使用水量を自動設定する、昔ながらのものです。

 一方、水温や乾燥時の温度を検知するセンサーはないです。

 そのため、乾燥は、「はじめの」洗濯ものの量からの推測でのタイマー運転(定時運転)となるため、完璧に乾かない場合は、「追加乾燥ボタン」を押すという操作が必要です。

 値段的には仕方ないでしょう。

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 清潔性の点では、どのメーカーもこのグレードは、「ステンレス槽」です。

 しかし、シャープはそれに加えて、「穴なし槽」なので、カビに強いと言えます。

 この点では問題ないでしょう。

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 以上、シャープの小型洗濯機の紹介でした。

 乾燥機能が付属する唯一の小型洗濯機です。1人暮らしでも、乾燥機能が欲しい方は一定数いると思います。そういった方に、おすすめできる機種です。


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 【2021年6月発売】

 2・シャープ ES-TX8F-W 【8kg】
   ¥90,727 Amazon.co.jp (4/21執筆時)

 【2020年6月発売】

 2・シャープ ES-TX8E-W 【8kg】
   ¥95,740 Amazon.co.jp (4/21執筆時)

洗濯容量:8.0kg
使用水量:83L/75L
標準電力量:1800Wh (60Hz)
乾燥方式:排気式(空冷除湿)
センサー:重量・水位・温度
ステンレス槽:あり
インバーター:搭載
騒音値:35/38/44dB
風呂水ポンプ:付属
乾燥容量:4.5kg

 ES-TX8シリーズは、シャープの洗濯機乾燥機です。

 乾燥機能が付く中型タイプとしては割と安いので人気があります。なお、新旧機種ありますが、「シワ抑えコース」が追加されたのみの違いです。

 名前的に便利そうですが、洗濯容量1kgまでしか使えないので、実用性は限られます。

 基本的に値段で選んでOKです。

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 洗濯容量は、8kgです。

 世帯用として利用できるサイズです。

 乾燥容量は、4.5kgです。

 週に2回利用する場合1-2人家族に便利なサイズです。

 もちろん、タテ型洗濯乾燥機を選ぶ方は「普段は日干し、たまに乾燥機」という方も多いでしょう。その場合は、洗濯容量を基準に選んで構いません。

 使用する水量は、洗濯時(8kg)には83L、洗濯乾燥時(4.5kg)の場合、75Lです。

 いずれにしても、他社よりもかなり節水力が高いといえ、1回の洗濯で20円前後で済みます。

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 こちらの場合も、「穴なしステンレス槽」構造を採用していることが大きな要因です。

 穴がない構造はシャープの独自技術でとくに水道代の抑制に貢献します。

 消費電力量は、洗濯〜乾燥利用時に、1800Whです。

 この場合、1回の利用で48.6円の電気代が必要です。

 高いと思われるかしれませんが、タテ型洗濯乾燥機では「安いほう」です。

 本機の場合、インバーターを搭載する上で、穴なし洗濯槽を使いますので、ヒーターの効率が良いからだと思います。多用する方は、魅力でしょう。 

 なお、洗濯のみに利用する場合の電気代は、67Wh(約1.8円)です。

 比較しても意味の無い数字なので、以下の記事での言及は控えます。

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 センサーは、この機種の場合、重量センサーと水位センサーを搭載しています。

 その上で、本機は、温度センサーがあるので、乾燥不足が少ないです。

 水温も見れます。上述のように経済性が良いのは、こうしたセンサーを活かしているためでもあります。

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 洗浄力の点では、「ドルフィンパル」という仕組みが強調されます。

 これは、パルセーター(回転盤)で上方に巻き上げるような水流を起こすことで、「もみ洗いこすり洗い」を行うものです。

 後ほど見るつもりの日立機の「押す・叩く」という表現より穏やかです。ただ、ダイヤカット上の槽内壁に(ある種)たたきつける仕組みはあるので、洗浄力は決して弱くないです。

 ただ、水流を上からたたきつける仕組み(シャープ・日立上位機)や、洗剤の泡を使う仕組み(パナ・東芝)のような追加の工夫には乏しいので、総合するとこの部分は、値段なりであり、平均値以下です。

 なお、本機も、インバーターモーター搭載なので、細かい制御も期待できます。

 清潔性の点では、引き続き、「穴なし槽」「ステンレス槽」ですから、「カビに強い」と言えます。

 また、カビの繁殖を抑えるためのプラズマクラスターイオン放出機能が付属するのが、目新しいです。

 一般的に、こうしたマイナスイオン発生装置は、密閉空間に限定すればそれなりに効果があるため、洗濯機との親和性は高いでしょう。

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 静音性の面では、インバーターモーターを採用しており、静かさは期待できます。

 脱水時に38dB、乾燥時に44dBです。一般的に言えば、乾燥運転時に、45dB(デシベル)を超えない水準なら、縦型洗濯乾燥機としては「静かな機種」です。

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 以上、シャープのES-TX8シリーズの紹介でした。

 乾燥機能が付属する機種としては比較的格安な機種です。

 シャープは、穴なし槽を採用する唯一のメーカーですが、この仕組みは、「熱を逃さない」という側面でもタテ型洗濯乾燥機と親和性の高い技術でしょう。

 頻繁に乾燥機能を使われる方で、光熱費を節約したい方に魅力な機種です。


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 【2021年6月発売】

 3・シャープ ES-PX8F-W  【8kg】
   ¥125,700 Amazon.co.jp (4/21執筆時)

洗濯容量:8.0kg
使用水量:75L/83L
標準電力量:1800Wh (60Hz)
乾燥方式:排気式(空冷除湿)
センサー:重量・水位・温度・光
ステンレス槽:あり
インバーター:搭載
騒音値:35/38/44dB
風呂水ポンプ:付属
乾燥容量:4.5kg

 ES-PX8ラインは、シャープの洗濯機乾燥機の中位機種です。

 外観は、本機の場合、高級感のあるガラストップを採用しています。

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 その上で、言及に値するのは、シャープのこのグレード以上の製品には、内ふたがない点です。

 縦型の洗濯乾燥機の場合、他社を含めて右図のように、内部に内ふたがあります。

 乾燥効率を上げるためですが、その弊害として洗濯物の出し入れ操作の際に、「2回ふたを開ける動作が必要」です。

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 しかし、シャープの中位機以上は、密閉性が高い「穴なし槽」が効果を発揮し、内ふたなしで開け閉めがしやすいです。

 使用する水量消費電力量は、下位機種ES-TX8シリーズと同じです。

 引き続き、とくに、水量の節約度・商品電力量とも優秀と言えます。

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 センサーは、重量・水位・温度センサーに加えて、光センサーを搭載します。

 こちらは、洗剤の透明度を監視するもので、とくに、液体洗剤を利用する場合に効果を発揮し、自動的に「すすぎ1回」とします。

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 洗浄機能はは、本機は「ドルフィンパル」に加えて、パワフルシャワー機能を搭載しています。

 こちらは、水量が少ない段階で、洗濯物を濃い洗剤のなかに押し込み、洗浄力を強化する仕組みです。

 単に濃い洗剤で洗うのではなく、シャワー水流を使う分、通常よりも強力と言えます。

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 また、温風で衣類と温度を温めて洗剤を活性化する「温風プラス洗浄」で付属します。

 ただ、頑固汚れコース時のみ利用可能で、洗濯容量は4.5kgまでという制限があります。

 同様に、「シャツのシワをおさえるシワ抑えコース」もこの機種からの搭載です。

 使えそうな機能ですが、1kgまでの洗濯時に有効で、温風以上に利便性は高くないです。

 そのほか、最後の「ためすすぎ」の際に柔軟剤を入れるようにする「香りプラスコース」もあります。

 ただし、そちらも2kgまでの洗いものに制限されます。 

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 そのほか、付属ハンガーで1kgまでの衣類を乾燥する機能があります。

 主に緊急時ですが、例えば体操服ならば15分で乾燥できます。シワ問題がないので、天日で乾かなかった緊急時には便利でしょう。

 なお、下位機種もこの機構はありますが、親ハンガーにクリップが付き、上下干せるのはこのグレードからです。

 そのほか、プラズマクラスターをふくめた清潔性の点と静音性の面は、下位機種と同じです。

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 以上、シャープの洗濯乾燥機ES-PX8シリーズの紹介でした。

 下位機種に比べると、パワフルシャワー機能と搭載とガラストップの外観が大きな相違点です。

 そのため、洗濯能力とデザイン性はこちらが上位です。そこに「プラスアルファ」の価値を見いだせる方は、こちらを選ぶのも良いと思います。


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 【2021年6月発売】(Wi-Fiあり)

  4・シャープ ES-PW11F-N 【11kg】
  ¥159,591 Amazon.co.jp (4/21執筆時)

洗濯容量:11.0kg
使用水量: 88L/115L
標準電力量:2200Wh (60Hz)
乾燥方式:排気式
センサー:重量・水位・温湿度・光
ステンレス槽:あり
インバーター:搭載
騒音値:39/38/44dB
風呂水ポンプ:付属
乾燥容量: 6kg

 これらは、シャープの洗濯機乾燥機の最上位機種です。

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 外観については、高級洗濯機らしくガラストップを採用します。

 この場合、操作パネルも前面にくるため、押しやすいでしょう。

 また、「プレミア機」として庫内LED灯も装備され、洗濯状況を視認できるような工夫があります。

 洗濯容量は、10kg と11kgです。

 大家族でも利用できるでしょう。

 乾燥容量は、5kgと6kgです。

 中型のドラム式でも最大6kgが平均値なので、多用する場合はこのサイズでしょう。

 使用する水量は、10kgモデルの場合、洗濯時(10kg)には82L、洗濯乾燥時(4.5kg)の場合102Lです。

 やはり、大型機でも節水力が高いです。1回の洗濯で25円前後で済みます。

 消費電力量は、10kgモデルで、1850Wです。

 消費電力がすこし上がっているのは、もちろん乾燥容量が増加しているためです。

 この場合電気代は、1回の洗濯・乾燥で50円ほどです。

 センサーは、重量・水位・湿度・光センサーと、下位機種と同等の水準です。

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 洗浄については、こちらの場合も、「ドルフィンパルパワフルシャワー機能」が搭載です。

 もちろん、温風プラス洗浄が付属します。

 ただ、下位機種の場合と同じく、ガンコ汚れコース(最大4.5kg)のみの対応です。

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 第2に、ネットワーク機能を装備する点です。

 Wi-Fiを装備し、スマホとつながります。スマホに、洗濯終了時刻などを通知できるほか、洗い方のコースを細かくスマホで設定できます。予約設定も可能です。

 また、同社の「ココロエンジン(COCORO WASH)」を搭載するので、洗濯機を起動すると、洗濯機が「花粉が多いから外干しやめたら?」などと、お喋りで教えてくれます。

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 なお、2020年機からは、スマホでAI標準コースの設定が可能になりました。

 洗濯をおわった後に、スマホで気になった点を入力することで、次回の仕上がりを少しずつ調整していくコースです。

 そのほか、本機はWi-Fiを内蔵するため、【スマートスピーカーの比較記事】で紹介した、Amazon系・Google系・Line系端末と連携できます。

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 ネットワーク機能は、本機については無線LAN装備です。

 シャープは、IOT家電の連携面は、他社よりかなり力を入れて強力です。

 同社製の様々な家電をAIスピーカーほか、【4K液晶テレビの比較記事】で紹介したような、同社のテレビをハブに管理できるなど、日本企業では、この部分がかなり進みます。

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 付属品は、超音波ウォッシャーです。

 割と話題になった生活家電ですが、超音波で襟汚れなどの下処理ができるものです。

 洗濯機の奥に収納スペースがあるので、気になったと聞き、ピンポイントで汚れの処理が可能です。

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 以上、シャープの洗濯乾燥機の上位機種の紹介でした。

 言及するべきは、乾燥容量の多さで、最大6kgまでの乾燥に対応する点が魅力です。

 一週間の「ため洗い」を乾燥まで行う場合など、割とニーズがあるでしょう。

 一方、Wi-Fi搭載で、IOT家電としての部分は面白みがある一方、トレンドで言えば、洗剤自動投入機能がないのが、他社上位機との違いでしょう。

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 【2021年6月発売】(Wi-Fiなし)

  5・シャープ ES-PT10F-T 【10kg】
  ¥156,560 Amazon.co.jp (4/21執筆時)

洗濯容量:10.0kg
使用水量: 82L/102L
標準電力量:1850Wh (60Hz)
乾燥方式:排気式(空冷除湿)
センサー:重量・水位・温湿度・光
ステンレス槽:あり
インバーター:搭載
騒音値:38/38/44dB
風呂水ポンプ:付属
乾燥容量:5kg

 なお、本機の下位機種となるモデルがあります。

 洗濯性能はおなじですが、Wi-Fi未装備で、スマホでの運転状況の確認ができないほか、ココロエンジン非搭載で、洗濯機はしゃべれません。

 また、先述の超音波ウォッシャーも未付属となります。この値段差ならば、上位機で良いかと思います。

1-2・パナソニックの洗濯乾燥機の比較

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 続いて、パナソニックの洗濯乾燥機を紹介していきます。

 総合家電メーカーとして洗濯機も古くから展開しますが、洗剤の自動投入機能など、先端の機能を素早く洗濯機に取り入れてきています。


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 【2021年6月発売】

 6・パナソニック NA-FW80K9-W 【8kg】
   ¥125,000 楽天市場 (4/21執筆時)

洗濯容量:8.0kg
使用水量: 97/117L
標準電力量:1960Wh (60Hz)
乾燥方式:水冷除湿
センサー:水温・衣類の質
ステンレス槽:あり
インバーター:搭載  
騒音値:32/37/45dB
風呂水ポンプ:付属
乾燥容量: 4.5kg

 【2021年6月発売】

 7・パナソニック NA-FW90K9-T 【9kg】
   ¥138,388 楽天市場 (4/21執筆時)

洗濯容量:9.0kg
使用水量: 102/122L
標準電力量:1960Wh (60Hz)
乾燥方式:水冷除湿
センサー:水温・衣類の質
ステンレス槽:あり
騒音値:32/37/45dB
風呂水ポンプ:付属
乾燥容量: 4.5kg

 【2022年6月発売予定】NA-FW10K1

 8・パナソニック NA-FW10K1-N 【10kg】
   ¥263,000 楽天市場 (4/21執筆時)

 【2021年6月発売】

 9・パナソニック NA-FW100K9-N 【10kg】
 10・パナソニック NA-FW100K9-W 【10kg】
   ¥145,799 楽天市場 (4/21執筆時)

洗濯容量:10.0kg
使用水量: 110/131L
標準電力量:2290Wh (60Hz)
乾燥方式:水冷除湿
センサー:水温・衣類の質
ステンレス槽:あり
インバーター:搭載  
騒音値:32/37/45dB
風呂水ポンプ:付属
乾燥容量: 5kg

  FWシリーズは、パナソニックの洗濯機乾燥機です。

 なお、10kgモデルについては、早々に2022年6月発売モデルが発表されました。

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 次亜除菌コース専用錠剤 (20錠)N-Z1
   ¥495 楽天市場 (4/21執筆時

 新機種の目玉は「次亜除菌コース」の新設です。

 専用の次亜塩素酸のタブレットを手動投入し、ニオイ対策をするというものです。

 新機軸ですが、このブログの【脱臭機の比較記事】で紹介した同社の製品で長年使ってきた方法の応用となります。

 ためすすぎの1回目での投入になるので、洗剤に処方される「除菌」成分より強力な対策になるでしょう。どうしても「洗剤ではとれないニオイ」というのはたまにあるので、割とよい進化でしょう。

 消耗品も安めです。色柄にも使えますが、塩素系なので反応して変色する金属パーツ(ホックやファスナー)がある場合は使えません。

 その他の違いは、後述しますが、2022年機からWi-Fiを搭載しスマホ対応になった部分が、相違点です。

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 結論的にいえば、(結構便利な進化ですが)現状の価格差ならば、新機種の登場で値下がりしている下位機でしょう。コスパ面でかなり魅力があります。

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 外観は、フレームが最上位機クラスの「フレームレス ガラストップ」となっており、デザイン性も向上しました。

 一方、実用性には問題ないですが、パナソニックは、上位機も、操作パネルが後方配置ですので、この部分は他社と比べても良いでしょう。

 洗濯容量は、8kg 9kg 10kgです。

 乾燥容量は、4.5kgです。

 最上位機の10kgモデルは、5kgの乾燥に対応します。

 使用する水量は、8kgモデルの場合、洗濯時(8kg)には97L、洗濯乾燥時(4.5kg)の場合117Lです。

 こちらの場合も、シャープに較べると節水力は弱いです。

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 この部分は、説明が必要でしょう。

 先ほど見たシャープ機は、乾燥方式が空冷式(排気式)です。乾燥時に生じた水蒸気をそのまま洗濯機の外に逃がしています。

 パナソニックの水冷除湿式は、水を利用して、水蒸気を冷やしてからホースに戻しているので、部屋の湿度と温度が上がりにくい利点があります。

 気密性の部分で、結露の心配があるご家庭の場合は、気にしても良いでしょう。

 消費電力量は、8kgモデルで、1960Wです。

 数字としてあまり良くなく、1回の洗濯で、50円ほどでしょう。

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 センサーは、パナソニックが展開する省エネシステムエコナビに対応になります。

 水温センサーのほか、乾燥機用に衣類の質を感知するセンサー(温度差検知センサー)を搭載します。

 利用する場合、標準モード比較して16%の節電となり、シャープ機の光熱費水準に並びます。

 ただし、使用水量の節約には貢献せず、水温の低い時期は、あまり効果がでにくいことを考えると、光熱費の部分では、このグレードでも、「穴なし槽+センサー」のシャープが有利でしょう。

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 洗浄力は、パナソニックは「泡洗浄」と名付ける独特の仕組みがあります。

 上図のように「3要素」を複合的に組み合わせるシステムです。

 第1に、ジェットバブルシステムです。

 泡立て用の特別な水路設計で、水を高圧で吹き付けることで、洗剤の泡をやく3秒で発生させる構造を意味します。

 それにより、洗剤の浸透力を初期から高める工夫です。

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 第2に、パワフル立体水流です。

 3枚のパルセーター(回転盤)の工夫で、水を上下と、内外(左右)にかくはんさせています

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 仕組みはシャープに似ています。タンクの壁がダイヤモンド状にカットされ、こすり洗いも再現しています。

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 第3に、2段階シャワーです。

 一方、日立(ビートウォッシュ)のナイアガラシャワーのように、上からシャワー水流を出す仕組みもあります。

 本機は、2段となっていて、かくはん性を高めています。

 洗濯中に、左右の吐出口から泡を含んだ水を出し続け、泡をムラ無く浸透させる構造となっています。

 日立の場合もそうですが、シャワーは、洗剤液が槽の下部に集中してしまうという、縦型洗濯機共通の弱点を克服しており、優れた工夫です。

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 結論的にいえば、パナソニックは、パルセーター・シャワー・泡という「3つの技術」で、洗浄力を強化しています。

 汚れ落ちに定評がある、日立に負けない工夫があります。

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 なお、「特別コース」として、「パワフル滝すすぎコース」と「温風つけおきコース」も選べます。

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 前者は「3回すすぎ」、後者は「40度の温水でつけ置き(3kgまで)」するコースです。

 便利と言えばそうですが、光熱費は上がります。

 そのほかは、洗濯の前に1.5時間ほど温風でプレ乾燥させてから洗う「ダニバスター」コースも搭載です。これは、3kgに限定されますが、ペットが入るご家庭には良いでしょう。

 漂白に便利な、あらかじめの「つけおき」コースもあります。

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 洗剤の自動投入は、パナソニックはこのグレードから搭載です。

 縦型では珍しいですが、本機は、液体洗剤・柔軟剤の自動投入タンクが搭載されます。

 容量は、洗剤が390mL、柔軟剤が490mlはいります。大容量タイプではない「詰替用洗剤・柔軟剤」が1本入りきる量です。

 ただし、メンテフリーではなく、3ヶ月ごとにタンクの水道での水洗いと、自動の流路おそうじ(4分間)は必要です。

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 清潔性は、通知機能が多少充実します。 

 1ヶ月相当の利用後「槽洗浄サイン」が点滅し、掃除を促す機能(機能オフ可)と、使用前8分間と短時間の槽洗浄(サッと槽すすぎコース)があります。

 また、シャープの「穴なし」ほどの徹底度ではないですが、カビに強いカビクリーンタンク(ステンレス槽)も搭載です。

 そこそこの安心感があります。

 静音性の面でも、インバーターモーターを採用しており、期待できます。

 乾燥時に45デシベル、脱水時に37デシベルですから、良好と言って良い水準です。

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 ネットワークは、2022年機から、Wi-Fiが搭載です。

 同社の専用アプリ(スマホで洗濯)を外出先から運転の予約ができるほか、洗濯終了時の通知の受け取りにも対応です。

 ただ、もっとも便利なのは、洗剤・柔軟剤の自動投入量について「銘柄に合わせた設定」が簡単にできる部分でしょう。

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 以上、パナソニックのFWシリーズの紹介でした。

 最も「注目度の高い」部分は、液体洗剤・柔軟剤の自動投入でしょう。

 利便性の向上はもちろん、「洗剤の使いすぎ」による消耗品費の節約が可能な点で、良いと思います。

 一方、電気代と水道代の「省エネ性」については、エコナビ対応になり、下位機種よりは良くなってはいます。

 しかし、総合的には、節電性・節水性はシャープに及ばないため、この部分は引き続きネックでしょう。


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 【2022年6月発売】【12kg】

  11・パナソニック NA-FW12V1-W
   ¥283,000 楽天市場 (4/21執筆時)

 【2021年7月発売】【12kg】

  12・パナソニック NA-FW120V5-W
   ¥125,000 楽天市場 (4/21執筆時)

洗濯容量:10.0kg
使用水量: 150L/175L
標準電力量:2290Wh (60Hz)
乾燥方式:水冷除湿
センサー:水温・衣類の質
ステンレス槽:あり
インバーター:搭載  
騒音値:37/37/46dB
風呂水ポンプ:付属
乾燥容量:6kg

 FW120Vシリーズは、パナソニックの洗濯乾燥機の最上位ラインです。

 新旧両機種ありますが、本機については、性能は鍼灸で同等です。

 一方、先述の機種と較べた場合、2022年の新機種でも「次亜除菌コース」がないほか、Wi-Fiも未搭載です。

 前者については、本機は温水で除菌できるため「不要」だからでしょうが、Wi-Fiを搭載しなかった部分は、少し残念に思います。

 結論的にいえば、新旧にかかわらず、値段で決めて良いかと思います

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 ただ、このグレードは、液体洗剤・柔軟剤の自動投入未搭載です。

 その代わりに、後述する「温水泡洗浄W」に対応しますが、純粋に全ての点で上位ではない点、注意してください。

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 洗濯容量は、12kgです。

 大家族でも利用できるサイズです

 乾燥容量は、6kgです。

 中型のドラム式と同水準ですので、これ以上は望めないでしょう。

 使用する水量は、12kgモデルの場合、洗濯時(12kg)には150L、洗濯乾燥時(6kg)の場合175Lです。

 消費電力量は、2290Wです。

 洗濯槽の大きさを考えてもかなり光熱費の水準は悪いです。

 洗濯乾燥で水道代70円強、電気代60円強は見込む必要があります。

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 最上位機として見た場合優れませんが、これは、コインランドリーのように、温水で洗う機能が付属するためです(温水泡洗浄)。

 毛布も6kgまで選択可能ですので、使い勝手は良いでしょう。

 センサーは、下位機種と同等です。

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 洗浄については、温水による洗浄機能となる「温水泡洗浄W」が魅力です。

 ただ、40度以上のコインランドリークラスの温水にする場合、光熱費が結構高く、洗濯容量が6kgに制限される点、運転時間が長めの点には、注意が必要です。

 とはいえ、温水の洗浄効果は、実際、効果が期待できるため、欠点以上に、メリット性があるとも言えます。

 清潔性は、下位機種と同じ水準です。

 ただし、シャープのプラズマクラスターに相当するナノイーがこちらには付属です。

 静音性の面は、温風機構が付属するからか、下位機種より多少落ちますが、それでも、平均水準はクリアします。

 ネットワーク機能は、ただし、本機の弱いといえる部分です。

 他社に比べて、スマホと連動してのIOT家電としての要素はないです。

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 以上、パナソニックのFW120Vシリーズの紹介でした。

 本体価格が非常に高い機種です。「温水」という新機軸は魅力です。

 ただ、本体サイズが、幅643×高さ1073×奥行672mmと変則的です。60×65cmの既設の洗濯台に置けるかどうかは、確認してください。

1-3・日立の洗濯乾燥機の比較

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 続いて、日立の洗濯乾燥機です。

 「モーターの日立」らしく、洗浄力にこだわる機種が多いです。


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 【2021年6月発売】

 【9kg】

 13・日立 ビートウォッシュ BW-DX90G-N
   ¥136,480 楽天市場 (4/21執筆時)

 【Amazon限定】

 13・日立 ビートウォッシュ BW-DX90F N
   ¥138,000 Amazon.co.jp (4/21執筆時)

洗濯容量:9.0kg
使用水量: 99/118L
標準電力量:1730Wh (60Hz)
乾燥方式:水冷除湿
センサー:水硬度/水温/布質/布量/すすぎ/脱水
ステンレス槽:あり
インバーター:搭載  
騒音値:32/37/43dB
風呂水ポンプ:付属
乾燥容量:5.0kg

 【2021年7月発売】

 【10kg】

 14・日立 ビートウォッシュ BW-DX100G-W
   ¥144,000 楽天市場 (4/21執筆時)

 【Amazon限定】

 14・日立 ビートウォッシュ BW-DX100F W
   ¥148,000 Amazon.co.jp (4/21執筆時)

洗濯容量:10.0kg
使用水量: 103/126L
標準電力量:1980Wh (60Hz)
乾燥方式:水冷除湿
センサー:水硬度/水温/布質/布量/すすぎ/脱水
ステンレス槽:あり
インバーター:搭載
騒音値:32/37/43dB
風呂水ポンプ:付属
乾燥容量: 5.5kg

 【12kg】

 【2021年7月発売】

 15・日立 ビートウォッシュ BW-DX120G-N
   ¥161,000 楽天市場 (4/21執筆時)

 【Amazon限定】

 15・日立 ビートウォッシュ BW-DX120F W
   ¥178,000 Amazon.co.jp (4/21執筆時)

洗濯容量:12.0kg
使用水量: 125/140L
標準電力量:1890Wh (60Hz)
乾燥方式:水冷除湿
センサー:水硬度/水温/布質/布量/すすぎ/脱水
ステンレス槽:あり
インバーター:搭載
騒音値:37/36/43dB
風呂水ポンプ:付属
乾燥容量: 6kg

 DXシリーズは、日立ビートウォッシュ洗濯乾燥機です。

 なお、Amazon限定と書いたモデルは、2020年機をベースとしたアウトレット的モデルです。

 一部コースの追加(シワ低減・除菌清潔・つけおきプラス)がないほか、後述する、無線LANが省略される点が違いです。

 価格差を見ながら、安いようならばそちらを選ぶと良いかと思います。

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 本体色は、基本1色ですが、サイズにより色は異なります。

ただ、いずれも、上面は高級感があるガラストップ仕様です。

 洗濯機のサイズですが、12kgを除けば、どれも610mm×660mmのサイズで、(規格化されている)マンションの洗濯台にほぼ対応できます。

 ただ、12kgについては、650mm×715mmのサイズで多少奥行があります。恐らく問題ないとは思うのですが、寸法に注意してください。

 洗濯容量は、9kgから12kgの幅で選択可能です。

 乾燥容量は、5kgkから6kgの幅で選択可能です。

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 使用する水量は、9kgモデルの場合、洗濯時(9kg)には99L、洗濯乾燥時(5kg)の場合118Lです。

 パナソニック同様、部屋の湿気が上がりにくい水冷除湿式です。

 「排気式」のシャープは例外的ですが、この方式の製品のなかでは十分節水です。

 消費電力量は、洗濯〜乾燥までの場合、9kg1730Whです。

 日立はこの点で優秀で、シャープの8kg機を除けば、容量に比して最も良い水準です。

 1回の洗濯で、40円強の電気代で済みます。

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 センサーは、他社と比べても充実したセンサーを搭載します。

 水硬度・水温・布量・布質・光(洗剤)・すすぎ具合・脱水具合・汚れ具合・汚れ量をそれぞれ把握することで、洗濯時間や水量を節約できます。

 これらのセンサーによるセンシングで、洗剤量表示、使用水量、洗濯時間を調整します。

 乾燥機能だけではなく、洗濯機能についてもより高機能と言えます。

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 日立は、センシングを利用した本機の仕組みを「AIお洗濯」と読んでいます。

 ここまでの数のセンサーが搭載される機種は、日立以外は、実際ありません。

 「穴なし槽」でない日立の洗濯機の光熱費の水準が良いのは、高いセンシング技術による部分も大きいでしょう。

 一方、日立のビートウォッシュは、その洗浄力(パワー)に期待して買う人も多いようです。

 そのため、「洗浄力を重視したい場合はセンサーボタンをオフ」にすることが、伝統的に推奨されてきました。

 ただ、「AIお洗濯」は、節電のためだけでなく、汚れが多い場合は、運転時間の延長もするため、基本的に使った方が良いとは思います。

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 洗浄力については、複数の仕組みがあります。

 基本となるのは、インバーター式モーターで動かす、ビートウィングXという特別な、回転盤(パルセーター)です。

 「ビートウォッシュ」の名前の由来はここです。


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 以前の洗濯機は、縦型洗濯機は、「ため洗い」しかしませんでした。

 ビートウォッシュは、低水位の水で、たたき洗い(ほぐしあらい)・押し洗い・もみ洗いをドラム式のように再現しています。

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 その上で、注水していく際、上部から「ナイヤガラシャワー」を吹きつけ、洗剤の浸透をさらにはかるという方向性です。

 この際、水を惜しみなく使うので、汚れと「糸くず残り」が防がれるという仕組みです。

 「すすぎ」は、 標準では「ため+シャワー」の2回です。ただ、ここでも、上から水流を打ち付ける「ナイヤガラすすぎ」設定が可能です。

 稼働時間と使用水量は伸びますが、(満量ためる)「注水すすぎ」ほどではないです。通常モードでも問題ないですが、洗剤残りが過度に気になる方は、このモードに設定するのが効果的です。

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 そのほか、「つけおきナイアガラ ビート洗浄」として、あらかじめ、酸素系漂白剤などで長時間つけ置きさせてから、自動で洗うような設定も可能です。

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 洗浄力については、何をさておき、「ビートウォッシュ」がこの機種の最大の魅力です。

 従来の縦型洗濯機は、ため洗いしかしませんでした。

 しかし回転盤の形を工夫することで、こちらは、「叩き洗い」「もみ洗い」をドラム式のように再現することに成功しています。

 また、この構造は、先ほど書いた節水性の向上にもつながる技術です。

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 その上で、温水をミスト状にして洗濯物に吹き付けながら洗浄する「温水ナイヤガラビート洗浄」も採用します。

 乾燥機に使うヒーターを応用した機能です。とくに黄ばみの除去に効果があるでしょう。

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 洗剤の自動投入は、いずれの機種も搭載です。

 タンク容量は、洗剤400mL柔軟剤500mLで、パナソニックとだいたい同じです。

 お徳用ではない、普通サイズの詰め替え用洗剤の利用を想定しています。

 タンクの洗浄メンテは2-3ヶ月ごとに必要です。

 ただ、日立はタンクをバラして洗えるのでです。

 洗剤が通る経路については、他社機とおなじで、自動掃除対応ですが、日立は4分間以外に、9時間モードも選べるので、しばらく使わなかった際の手入れなどで安心感があります。

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 清潔性の点では、カビに強いステンレス槽が採用されています。

 加えて、洗濯中に、洗濯槽の裏側などの見えない部分に付着した汚れ(皮脂汚れ、洗剤カス、菌、黒カビの胞子など)をきれいな水で洗い流すという「自動お掃除機能」も搭載です。

 パナソニックにも付属する清潔機能で、「穴あり槽」の場合は、高級機で「必須」ともいえる機能です。

 静音性の面では、こちらも、インバーターモーターを採用するなど性能は同じです。

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 ネットワーク機能は、本機は対応です。

 毎回の洗濯の出来を評価することで、カスタマイズしていける「わがや流AI」コースや、自動投入の洗剤銘柄の標準量を自動で選べる自動投入銘柄設定など、便利です。

 シャープのように、洗濯機は喋りませんが、それはまあいいでしょう。

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 以上、日立のビートウォッシュの洗濯乾燥機タイプの紹介でした。

 やや高いですが、高性能の洗濯乾燥機が欲しい場合は、 これらの機種を選ばれると良いと思います。

 シャープに比べると、光熱費の面では「そこそこ優秀」といった水準で及びませんが、洗剤の自動投入が付くほか、洗浄力の面では、それを凌駕する性能を期待できます。

 総合力ならばこちらでしょう。

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 【洗剤自動投入なし】

 【2021年6月発売】

 16・ビートウォッシュ BW-DV80G W 【8kg】
   ¥109,800 Amazon.co.jp (4/21執筆時)

 【Amazon】

 16・ビートウォッシュ BW-DV80F W 【8kg】
   ¥95,951 Amazon.co.jp (4/21執筆時)

洗濯容量:8.0kg
使用水量: 92/103L
標準電力量:1670Wh (60Hz)
センサー:水硬度/水温/布質/布量/すすぎ/脱水
ステンレス槽:あり
インバーター:搭載
騒音値:32/37/43dB
風呂水ポンプ:付属
乾燥容量:4.5kg
※ 8kgモデルのスペック

 なお、ビートウォッシュは、下位機種といえるDVシリーズもあります。

 ただ、新型を含めて、これらは「洗剤の自動投入が未付属」です。

 洗剤の自動投入以外の部分は、年度による細かいコースの改編だけであとは同じなので、場合によっては本機を選んでも良いでしょう。


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 【2021年8月】

 17・日立 ビートウォッシュ BW-DKX120G-W
   ¥173,000 楽天市場 (4/21執筆時)

 【Amazon限定】

 18・日立 ビートウォッシュ BW-DKX120F-N
   ¥--------- Amazon.co.jp (4/21執筆時)

洗濯容量:12.0kg
使用水量: 125/155L
標準電力量:2170Wh (60Hz)
センサー:水硬度/水温/布質/布量/すすぎ/脱水
ステンレス槽:あり
インバーター:搭載
騒音値:37/36/43dB
風呂水ポンプ:付属
乾燥容量:6kg

 DKXシリーズは、日立の洗濯乾燥機の最上位機です。

 こちらもAmazon限定のアウトレットモデルがありました(現在在庫なし)。

 このグレードはもともとWi-Fiは装備していたので、新旧の違いは、下位機で説明したコースの一部改編だけでした。

 洗濯容量は、12kgです。

 乾燥容量は、6kgです。

 先ほど見たDXシリーズの大容量モデルと、いずれも同じです。

 使用する水量は、一方で、洗濯乾燥時に155Lと増加します。

 消費電力量もおなじで、洗濯乾燥時に、2170Wですから、10%以上悪いです。

 ただ、これは理由あってのことです。

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 本機については、上方にジェットファンモーターを搭載します。

 発生させた強風で、庫内の洗濯物のシワ伸ばしつつ乾燥する「風アイロン機能」が付属します。

 シワが寄らないように大きめの槽、特殊なパルセーターも採用しているため、光熱費の部分で悪化したということになります。

 効果は期待できますが、このような機能共通の弱点として、シワ伸ばし運転ができる最大の乾燥容量は、洗濯物2kg までです。

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 ネットワーク機能は、本機も搭載です。

 その他の基本機能は、洗濯・乾燥容量以外の部分は、センシングを含めて、下位機と同じです。

---

 以上、日立のDKXシリーズの紹介でした。

 縦型洗濯機で、乾燥部分に「メス」を入れたのは近年では希で、高く評価できます。ただ、光熱費の水準が相当程度上がったうえ、容量性制限が相当厳しいです。 

 槽の体積が増えたので、風アイロン機能が使えない、2kgを超える洗濯物を通常乾燥させる場合の光熱費も上がってしまったのは、少しマイナスでしょう。

 ただ、洗濯だけして、天日干しする場合は、水道・電気代は下位機の12kgと同じです。そのため、(ニッチながら)基本は天日干しの方で、少量のシワ伸ばし運転に魅力を感じるならば、本機は選択肢にはなるでしょう。

今回の結論
タテ型の洗濯乾燥機のおすすめ機種は結論的にこれ! 

 というわけで、今回は、タテ型の洗濯乾燥機を紹介してきました。

 しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。

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1・縦型洗濯乾燥機の比較 (1)
 1-1:シャープ〈日本〉
 1-2:パナソニック〈日本〉
 1-3:日立 〈日本〉
2・縦型洗濯乾燥機の比較 (2)
 2-1:東芝〈日本〉
 2-2:アクア〈日本〉
 2-3:最終的な「おすすめ」の提案

 次回の2回目記事こちら)では、今回紹介に漏れた東芝AQUA(アクア)の製品を紹介します。

洗浄力の強さ ★★★★★
カビ対策   ★★★★★
光熱費の安さ ★★★★★
静音性    ★★★★★
使いやすさ  ★★★★★
総合評価   ★★★★★

 その上で、ここまで紹介してきた全機種から、「予算別」「目的別」に、Atlasのおすすめ機種をあげていきます。

 引き続きよろしくお願いします。

 2回目記事は→こちら

posted by Atlas at 10:58 | 生活家電

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