【今回レビューする製品】 2024-2025年 最新ハンドミキサー・ブレンダーの性能とおすすめ・選び方 :料理用・離乳食用 飛び散りにくいブレンダー・コードレスミキサー・コードレスブレンダー対応:人気機種のパワーの違いや性能ランキング
【比較する製品型番】パナソニック MX-S102 MX-S302 ブラウン マルチクイック 5 7 9 MQ500 MQ525 MQ535GY MQ100 MQ120 MQ3035 MQ5035 MQ5064 MQ5051 MQ7000X MQ7005X MQ7030XG MQ7035XG MQ7005BWH MQ7035IGWH MQ7080XG MQ7085XG MQ9100XS MQ9145XS MQ9195XLS HM1010WH HM1011 MQ525GY MQ10001MWH MQ10201MWH MQ5235WH MQ7085XBG クイジナート HB-204WJ HB-504KJ HB-504WJ HB-704WJ RHB-1020J RHB-1070J RHB-100J CSB-80JBS テスコム Pure Natura TBL10A TBL20A TBL30A TBL70A THM332 THM322 タイガー SKQ-G200-W SKQ-G200-P SKQ-G201 LINKChef HB-1230 OXA HB2033 T-fal HB65H8JP HB65GDJP YISSVIC JHB-178 HAGOOGI HB-2050 ラッセルホブス 2500JP BRUNO BOE12 アイリスオーヤマ IHB-M301 IHB-M301-C BAMIX M300 スマート02 0100031123 0100031122 ・BAMIX M300 プラス 0100031128 BRUNO BOE034 BOE034-IVBOE034-PK ほか
今回のお題
使いやすい!ハンドミキサー・ブレンダーのおすすめはどれ?
ども、Atlasです。
今日は、2024年12月現在、最新のハンドミキサー(ハンドブレンダー)の比較です。
家庭用としては特に大事な軽さとサイズほか、モーターのパワー、チョッパーなどの付属品の充実度、食材の飛び散りにくさなどに注目しながら、各製品をみていきます。
1・ハンドミキサー・ブレンダーの比較 (1)
1-1:選び方の基本の解説【導入】
1-2:パナソニック〈日本〉
1-3:ブラウン〈ドイツ〉
2・ハンドミキサー・ブレンダーの比較 (2)
2-1:クイジナート〈米国〉
2-2:T-Fal〈仏国〉
2-3:テスコム〈日本〉
2-4:アイリスオーヤマ〈日本〉
2-5:タイガー〈日本〉
2-6:バーミックス〈スイス〉
3・ハンドミキサー・ブレンダーの比較 (3)
3-1:OXA LINKChef ほか
3-2: 最終的なおすすめの提案【結論】
記事では、はじめにハンドミキサーの「選び方の基本」を説明します。
その上で、各社の代表的な製品を順番にみていきます。
速度調節 ★★★★★
パワフルさ ★★★★★
調理容量 ★★★★★
本体の軽さ ★★★★★
離乳食の調理 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
また、最後の結論編(こちら)では、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。
よろしくお願いします。
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1・ジューサー/ミキサーの比較
2・フードプロセッサの比較
3・ハンドミキサーの比較
4・マルチクッカーの比較
なお、今回の記事では、このブログ「モノマニア」の「かき混ぜる系」調理家電の比較記事の3回目記事として書きました。
1-1・ハンドミキサーの選び方の基本
具体的な製品の紹介の前に、ハンドミキサーの「選び方の基本」について書いておきます。
ハンドミキサーは、「きざむ系」の調理家電のなかでも、とくにマルチに使える調理家電です。
ただ、逆に言えば、「何に使えるのか分かりにくい」調理家電ともいえます。
そのため、ここでは、ハンドミキサーを「初めて購入する」という方に向けて、「ハンドミキサーにできること」を簡潔に解説します。
とくに、似た家電といえるフードプロセッサー・ミキサーと比べた場合、ハンドミキサーの「良い部分」と「イマイチな部分」は何か、について詳しく説明します。
1・ハンドミキサーの良い部分
1・調理手段が多彩である点
2・コンパクトで収納性が良い点
3・後片付けが楽である点
はじめに、ハンドミキサーの「良い部分」について、3点に分けて書いておきます。
第1に、調理手段が多彩である点です。
写真のようなブレンダーというパーツは、どの機種も「付属」です。高速で回転するプロペラ刃を利用し、調理するものです。
調理方法は、(ポテトなどを)「つぶす」と、(スムージーなどを)に「混ぜる」という2種類です。
ただ、肉・魚類のミンチ作りや、固い食材(根菜・乾物)は非対応です。
茹でた野菜類をスープにする場合も、水分を足した状態でないと使えません。
(大きいフードプロセッサと違い)小型機なので、固い食材、粘性の強い食材だと、モーターがオーバーヒートしてしまうからです。
しかし、各社の上位機は、チョッパー(=簡易的なフードプロセッサ)が付きます。
この場合、肉・魚類のミンチや野菜のみじん切りなど、「刻む」調理にも対応できるようになります。
「ミンチ作り」の場合、平均300gほど、上位機だと500g強は処理できます。
よりパワフルな機種だと、「刻む」機能が進化します。
氷や野菜の種を「砕く」こともできます。
オプションパーツが増えると、さらに多機能になります。
例えば、ビーター(泡立て器)が付属する機種は(クリームを)「泡立てる」こと、スライサーが付属する機種は(野菜を)「スライス・せん切り・さいの目切り」にすることも可能になります。
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結論的にいえば、多彩な調理パターンに対応できつつ、各種調理における「時短」がはかれるという部分が、ハンドミキサーの「良い部分」です。
(液体を扱えない)フードプロセッサーと(ミンチができない)ミキサーの欠点を同時にフォローできる、「マルチ性」は高く評価できます。
多様な調理に対応できるため、「買ったけど使わなくなる」可能性も低いでしょう。
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第2に、台所の省スペース化が図れる点です。
専門的なフードプロセッサー・ミキサーは、どれも本体が大きいです。
日本の一般家庭で、この2つを同時に置けるキッチンは限られるでしょう。仮に、買ったとしても、台所がスペースを相当専有します。
しかし、多様な調理に対応できるハンドミキサーは、この2つの家電の機能(の一部)を1台で備える上、収納性も良いので、「台所が片付く」と言えます。
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結論的にいえば、台所スペースに「ゆとり」がないお料理好きには、ハンドミキサーは、とくにおすすめしたい家電製品です。
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第3に、片付けが楽であることです。
フードプロセッサー・ミキサーに比ると、ハンドミキサーは、それぞれの部品が軽量です。
加えて、分解しやすいため、使ったあとに洗いやすく、後片付けが楽です。
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結論的にいえば、ハンドミキサーは、調理の「時短」だけでなく、家事の「時短」にもつながるといえます。
2・ハンドミキサーのイマイチな部分
1・調理量がやや少ない点
2・モーターのパワーが弱めな点
3・液体状のものが飛び散りやすい点
一方、ハンドミキサーには「イマイチ」な部分もあります。
こちらも、順番に見ておきます。
第1に、調理容量が少ない点です。
大きめの機種でも「ミンチ」の場合、500g「スムージー」の場合、500ml強までの調理しかできません。
モーターが熱くなりやすいため、定格運転時間が短いです。
例外はありますが、だいたい「2回程度」連続利用しかできないと考えてください。
所定時間モーターを冷やさないと使えません。
この部分は、定格時間が長いフードプロセッサーとは異なるといえます。
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結論的にいえば、ハンドミキサーは、家庭での「まとめ作り」など「大量調理(長時間利用)」を前提とした設計ではないことは、注意するべき点です。
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第2に、パワーが弱めな点です。
写真のような専用のフードプロセッサーに比べると、パワーは弱いです。
粘り気の多めの食材(茹でたジャガイモ、生の山芋など)は、ハンドブレンダーだと、基本扱えません。
「ミンチ」など粗めに仕上げたいものも、大きめの刃をパワフルにゆっくり回すフードプロセッサーに、仕上がりの精度で(多少)負けます。
ただ、この部分については、例外があります。
ブラウンの高級ハンドブレンダーは、専門の「フードプロセッサー並」の機能性があるからです。ただ、「重い」ので、上級者向けにはなります。
第3に、食材が飛び散りやすい点です。
粘度の低い液体の調理の場合とくにそのように言えます。(Atlasも含めて)初めての方だと、回転数の調整に失敗し飛び跳ねが生じやすいです。
一方、フードプロセッサー・ミキサーは、密閉構造です。
初心者でも技量的な問題はなく、失敗はないでしょう。
ただし、この部分は経験が解決します。また、深めのボールを使うことで回避も可能です。
さらに、良い製品だと、飛び跳ねしにくいような回転制御や、カバー形状の工夫があるものもあります。今回は、このような部分もしっかり説明していくつもりです。
3・まとめ
以上、ハンドミキサーの「良い部分」と「イマイチな部分」を紹介しました。
改めてまとめれば、小型でスペースが不要で、「回転系」の調理器具にできる事の多くが網羅できる「多芸性」が、ハンドブレンダーの「売り」です。
収納スペースが節約できる点と、「片付けがとても楽」な点で、「かき混ぜる系家電は、どれか1つだけ」と考える場合は、日本の住宅事情を考えると、おそらく最も良い選択肢です。
一方、問題点指摘しました。
「飛び散り」は、ある程度は「慣れ」で軽減できますし、この部分で、導入をためらう必要はないかと思います。
「調理容量の少なさ(=定格運転時間の短さ)」と、硬い食材、粘度の高い食材への対応力は、しかし、どうにもなりません。
「スムージー」作りで、家族全員分を作りたい場合は、ジューサー・ミキサーを選ぶほうが良いでしょう。
「ミンチ」作りで、複数の食材を連続して刻みたい場合、あるいは、ある程度粘性の高い食材を使いたい場合は、フードプロセッサのほうが仕上がりを含めて良いと思います。
1・ジューサー/ミキサーの比較
2・フードプロセッサーの比較
該当する方は、以上のリンク記事もあわせてご検討ください。
それ以外の方は、小型で便利なハンドミキサーを選んで「OK」です。おすすめできます。
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ただし、ハンドブレンダーならば、どの製品も同じではないです。
「付属パーツ」の多さだけ見ていれば、OKでもないです。
モーターの品質(回転数)や、本体の重さ、安全対策など、見ないといけない部分は、かなり多いです。
そういった部分を含めて、本編では、詳しく説明します。以下では、記事の冒頭書いたようなのメーカー順に、各社の製品を比較していきます。
1-2・パナソニックのハンドブレンダー
では、具体的な製品の比較に入ります。はじめに、日本の総合家電メーカーのパナソニックの製品から比較します。
同社はアメリカ流にハンドミキサーを「ハンドブレンダー」という名称で売っています。
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なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で書いていきます。
【2020年発売】
1・パナソニック MX-S102-W
¥6,742 Amazon.co.jp (12/4執筆時)
本体の重さ:770g
回転調節:
回転回数:
定格時間:1分
サイズ:幅6.4×奥行7.1×高さ41.0cm
MX-S102は、パナソニックの入門用のハンドブレンダーです。
本体の重さは、ブレンダー使用時に770gです。
さほど重くもなく使いやすいでしょう。
主な用途は、「つぶす」「混ぜる」です。
繊維入りジュースや、ポタージュなどに利用します。
右図のような専用カップが付属し、シンプルですが、ハンドブレンダーとして最低限の機能があります。
ブレードは、4枚刃です。
2枚のフィニッシュブレードに、サブシャープブレードが2枚装備されており、切れ味を増しています。
パナソニックはシェーバーも出している会社で、刃の鋭さには定評があります。ハンドブレンダーの場合も、キレ味にこだわりがあり、繊維質の細断が高度です。
切断ムラの少ない美味しい料理ができるでしょう。ステンレス製なので、加熱調理中でも利用できます。
回転数の調節は、できません。
ただ、「つぶす」「混ぜる」の動作で、回転数の調整は不要ですので、問題ありません。
本体の安全面では、モーター過負荷保護機能(サーキットブレーカー)とモーター加熱保護機能(サーモスタット)をダブルで装備します。
ハンドブレンダーは小型モータを採用する関係で、定格運転時間(=一度に運転して良い時間)が1分ほどです。オーバーヒートしやすいので、こうした防止機能は安心です。
そのほか、ロック解除ボタンが搭載です。
始動時に解除ボタンを押さないと運転しなくすることで、安全性を高める工夫です。別に、チャイルドロックもあります。
連続使用は、定格時間として1分までです。
たいていの作業は1分以内で終わりますし、問題はありません。ただし、モーターを冷却する必要があるので、2回目の利用までは10分の休息(冷却)が必要です。
ブラウンはもっと短い、先述の「安全装備」がないからですので、一長一短です。
壊したくない場合は、パナソニックの仕様のほうが良いです。
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以上、パナソニックのMX-S102の紹介でした。
シンプルな構成ですが、ハンドブレンダーの基本となる、「つぶす」「混ぜる」の動作は、上位機種と同じく高レベルです。
ジュース・スープ類を作るために購入を考えている場合は、こちらは、有力な候補になるでしょう。
【2020年発売】
【本体+泡立て+チョッパー】
2・パナソニック MX-S302-W
¥7,864 Amazon.co.jp (12/4執筆時)
本体の重さ:780g
回転調節 :2段階
回転回数:
チョッパー:200gまで
定格時間:1分(泡立は2分)
サイズ: 幅6.4×奥行7.1×高さ41.0cm
MX-S302 は、パナソニックのハンドブレンダーの上位機です。
本体の重さは、ブレンダー使用時に780gです。
下位機種とほとんど変わりません。
主な用途は、「つぶす」「混ぜる」に加えて、「きざむ」「泡立てる」という機能がすべて加わっている製品です。
「きざむ」「泡立てる」の機能を実現するために、この機種には、2つのオプションが付属します。
チョッパーアタッチメント(左図)と、泡立て器アタッチメント(左図)です。この部分が、下位機種との最も大きな違いです。
チョッパーは、内容量200gまで対応できます。
上表は、各社のハンドミキサーの標準チョッパーのサイズと定格時間を比較したものです。
パナソニックは、肉・玉ネギともに目安量が200gなので、やや少なめです。【フードプロセッサーの比較記事】で見たような専門機の半分ほどです。
とはいえ、チョッパー利用時の定格時間は1分ですので、ハンバーグの種作りなどの時、1-2回くらいは連続利用する分には、(まあ)問題ないでしょう。
ブレードは、本機も、4枚刃です。
回転数の調節は、「きざむ」「泡立てる」という機能を利用するため、高速・低速切替が可能な仕様です。
硬い野菜は高速で、崩れやすい野菜や魚は低速で、生クリームなどは低速から高速に切り替えつつ利用できます
本体の安全面では、こちらも、ブレーカー・サーモスタットをダブルで装備し、チャイルドロックも付属します。
定格時間は、ハンドミキサー・チョッパーとして利用する場合、1分です。
泡立て器を利用する場合は2分です。
生クリームなどは十分でしょう。メレンゲ(卵白の泡立て)は、2分の高速回転で卵4個分に対応とありますが、やや力技に思えます。
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以上、パナソニックのMX-S302の紹介でした。
価格は高いですが、「きざむ」「泡立てる」という機能が利用できます。マルチに料理に使いたい方は、この機種が良いでしょう。
1-3・ブラウンのマルチクイックの比較
つづいて、ドイツのブラウンのハンドブレンダーを比較します。
同社の場合、パナソニックより「駆動がパワフル」で固い食材への対応力がより高いという特徴があります。
ただ、限定モデルや旧モデルが多いので、ラインナップが相当複雑です。
できるだけ分かりやすく、違いを説明していきます。
【2022年発売】
【本体のみ】MQ500 同等品
3・ブラウン マルチクイック 5 MQ500GY
¥6,000 Amazon.co.jp (12/4執筆時)
【本体+ハーブチョッパー+泡立て器】
4・ブラウン マルチクイック5 MQ525
¥7,980 楽天市場 (12/4執筆時)
【本体+チョッパー+泡立て器】MQ535 同等品
5・ブラウン マルチクイック5 MQ535GY
¥6,880 Amazon.co.jp (12/4執筆時)
6・ブラウン マルチクイック5 MQ5235WH
¥9,881 楽天市場 (12/4執筆時)
本体の重さ: 720g
回転調節 :2段階
回転回数:約14000回転
チョッパー:80g or 300g
定格時間:1分
サイズ:幅6.9×奥行6.9×高さ38.1cm
マルチクイック5 は、ブラウンのハンドブレンダーです。
後ほど書くように、より安い「エントリークラス」もありますが、(本体)1万円以下で買えるモデルとしては、最も高性能と言えます。
また、こちらには付属品の違いで3種類、同一性能で流通ルートの違う製品をあわせると4種ありますが、同時に見ていきます。
本体の重さは、ブレンダー使用時に720gです。
シャフトが金属製ですが、Panasonicより軽量です。長さも多少ですが、短めです。
主な用途は、こちらも「つぶす」「混ぜる」です。
繊維入りジュースや、ポタージュ・ディップなどが作れます。
便利な専用カップも付属します。
上位構成だと、パナソニックのように、チョッパーと泡立て器がつくので、ミンチを「きざむ」と、ホイップなどを「泡立てる」も可能です。
一方、ブラウンの格安機は、結構「飛び散る」ことが昔は多かったのですが、ベル型シャフトのスプラッシュコントロールテクノロジーの搭載で、その部分は改善しています。
チョッパーケースは、サイズの選択が可能です。
第1に、中位機の場合、350mLの「ハーブチョッパー」です。
たまねぎ換算で50g(中タマ1/4個)です。ただ、肉の場合、肉80gです。
定格時間は、チョッパーの場合2分です。
小分けにして何回も処理というのは、単に、面倒なだけでなく、モーター仕様からもできないので、必要そうならば、大きなものを選んでください。
第2に、上位機の場合、500mLの(普通サイズの)チョッパーケースが付属します。
タマネギなら200gですので、大きめの中タマ1個対応できます。
パナソニックと同サイズのチョッパーということだと、こちらです。
お肉ならば、300gまでOKですので、こちらが少し大きめとは言えますが。
ブラウンのチョッパー(系)の構成は複雑なのですが、量の部分でまとめると、上表のようになります。
上位機の場合、これより大きな「ビッグチョッパー(1.25L)」もあり、そちらは氷も砕ける仕様です。
そのほか、600mlサイズの計量カップが付属です。
ブレードは、2枚刃です。
ブラウンはモーターとその静音性に技術が高いですが、細断の速さや、繊維質の均質性に関わるブレードの改良については、シンプルな印象です。
回転数の調節は、2段階で可能です。
通常モードとターボモードという名前です。
「つぶす」「混ぜる」の運転では低速は不要なので、付属品が多い上位機向けに着いていると言えます。
本体の安全面では、サーモやブレーカーなどの言及がありません。
連続使用時間は、ブレンダー利用時で1分です。
チョッパーや泡立て器の利用時は2分です。
ブラウンはブレーカーがないので、3分モーターを冷すだけで使えるとしています。
上表は、チョッパー利用時の定格時間を比べたものです。3分で済むのは、他社より短いです。
ただ、(常識的な範囲で止めないと)壊れないわけではないです。
自分で気をつけて利用時間を調整しないと壊れます。この点で言えば、保護装置が充実するパナソニックのほうが「初心者向け」とは言えます。
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以上、 ブラウンのマルチクイック5の紹介でした。
1万円前後のモデルを同社から選ぶ場合、本機を機能面での「基準」にすると選びやすいと言える入門機です。
Panasonic機と較べる場合、ブレードの切削性と安全面は機能差は感じます。また、ブラウンの場合、のちほど見るように上位機があるので、格安機扱いで「外観があまり格好良くない」部分もあります。
とはいえ、実用面で言えばさほどの差はないですし、特に、ミンチ作りの際に有効な「大チョッパー」が付く上位機があるのは、1つ見どころといえます。
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【2014年発売】
7・ブラウン マルチクイック1 MQ100
¥7,425 Amazon.co.jp (12/4執筆時)
本体の重さ:565g
回転調節:1段階
回転回数:約11200回転
チョッパー:
定格時間:45秒
サイズ:幅7.5×奥行7.5×高さ34cm
なお、ブラウンは(整理した方が良いと思えるほど)ラインナップが多いです。
マルチクイック1 MQ100は、性能面で最も下位と言える格安版です。
重さは、565gで、他社機を含めても最軽量クラスです。
本体も小さいので、はじめて買われるような方に、向く部分はあります。
ただ、セード部分はプラスチック製です。
強度のほか、耐熱性(85度)の問題があるので、個人的にはあまりオススメできません。定格時間も45秒です。
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【2023年発売】
【本体のみ】MQ120後継品
8・ブラウン マルチクイック1 MQ10001MWH
¥4,554 楽天市場 (12/4執筆時)
【本体+ハーブチョッパー】
9・ブラウン マルチクイック1 MQ10201MWH
¥4,980 Amazon.co.jp (12/4執筆時)
本体の重さ:610g
回転調節:1段階
回転回数:約11700回転
チョッパー:80g
定格時間:45秒
サイズ:幅7×奥行7×高さ38cm
マルチクイック1 MQ10201は、1つ上でみた製品(MQ100)の上位機種です。
同じグレード(マルチクイック1)ですが、セードが金属製です。
マルチクイック5と同じで、ミンチ作りのための小チョッパー(ハーブチョッパー)が付属するモデルがあります。
ただ、本機はマルチクイック5と違い回転調整ができず、また、モーターも15%弱いため、チョッパー部分の使い勝手の部分で、差があります。
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結論的にいえば、値段面では優秀ですが、あえて選ぶならば、マルチクイック5のチョッパー付きかなと思います。
【2019年モデル】
【本体+チョッパー+泡立て器】
10・マルチクイック5 ヴァリオフィット MQ5035
¥8,979 楽天市場 (12/4執筆時)
【本体+ビッグチョッパー+スパイラライザー】
11・マルチクイック5 ヴァリオフィット MQ5064
¥10,781 楽天市場 (12/4執筆時)
【本体+スムージータンブラー】
12・マルチクイック5 ヴァリオフィット MQ5051
¥10,308 楽天市場 (12/4執筆時)
本体の重さ:810g
回転調節:21段階
回転回数:約13800回転
チョッパー:80g or 300g
定格時間:1分
サイズ:幅7.0×奥行7.0×高さ40.5cm
マルチクイック 5 ヴァリオ フィットは、ブラウンのハンドブレンダーの中級機です。
下位機種より、速度調整などの部分で、より高度化します。
3種類あります。
第1に、MQ5035は、500mLの普通サイズのチョッパーケースと泡立て器が付くモデルです。
第2に、MQ5064は、ビッグチョッパー(1250mL)が付属です。
通常サイズ(500ml)より大きく、全メーカー通しても最大サイズです。
後ほど詳しく説明します。
また、野菜のスライスや、野菜をそのまま麺にする低カロリーな野菜ヌードルに対応できます。
第3に、MQ5051は、2021年に追加されたもので、スムージータンブラーが付属です。
ようするに、スムージーをボトルで作ってそのまま持ち出せるふたが付属するタイプです。ボトルは、野菜ジュースで600mlほど入ります。
便利ですが、チョッパーやスパイラライイザーは未付属なので、注意が必要です。
その他の部分は同じです。
本体の重さは、ブレンダー使用時に810gです。
ダイヤル調整部がつくため、軽さの利点はなくなっていますね。
主な用途は、「つぶす」「混ぜる」「きざむ」「泡立てる」という4つの機能です。
ただし、MQ5051は、3種類のスパイラライザーが付属するため、幅広や細長など、ミキサー特有のユニークな形状で野菜がカットできます。
とくに、最近流行っている、ニンジンやズッキーニを利用した「ベジパスタの麺」も作れます。
ビッグチョッパー MQ40 BK 0X81364469
¥6,750 Amazon.co.jp (12/4執筆時)
チョッパーケースは、先述のように、普通のチョッパー(500ml)とビッグチョッパー(1250ml)から選べます。
普通のものは、玉ネギ200g、肉300g、ビッグは、玉ネギ250g、肉400gが目安量です。
量はあまり変わらないのですが、ビッグだと先述のように、氷が砕け、クラッシュアイスに公式対応します。
ビッグチョッパーは別売もあるので、あとから買うことも可能です。
ブレードは、こちらも2枚刃です。
回転数の調節は、一方で、上部のダイヤルで21段階で可能です。
これは、主に製菓時の泡立て用でしょう。手でかき混ぜるのにできるだけ近いように、細かく好みの速度に調整したい人に人気です。
本体の安全面では、このグレードも、サーモやブレーカーなどの言及がありません。
定格時間は、本機も1分です。
チョッパー・泡立て器は2分、スパイラは3分です。
モーターを冷やすべき時間は3分とブラウンは短めですが、パナソニックと違って、安全装備がないから可能とも言えるので、自分で見極めてください。
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以上、ブラウンのマルチクイック 5 ヴァリオ フィットなどの紹介でした。
名前通り、オプション類がちょっと「変わった構成」な展開です。
ただ、付属品部分で欲しいものがある場合、「マルチクイック5」ではなく、こちらを選びたい方もいると思います。
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【本体+チョッパー+泡立て】
【2022年発売】
13・ブラウン マルチクイック5 MQ525GY
¥6,880 Amazon.co.jp (12/4執筆時)
【2018年発売】(旧機種)
13・ブラウン マルチクイック3 MQ3035
¥6,980 楽天市場 (12/4執筆時)
本体の重さ:765g
回転調節 :2段階
回転回数 約13000回転
チョッパー:300g
定格時間:1分
サイズ:幅7.0×奥行7.0×高さ40cm
なお、特定量販店向けに出される(ヴァリオフィットではない)マルチクイック 3・マルチクイック5は、上で見た機種の「廉価版」です。
回転数は、2段階の調整に止まります。
付属品は、マルチクイック3の場合、泡立て器と500mlのチョッパーです。
ただ、あとから出たマルチクイック5は、小さな350mLのハーブチョッパーですので注意が必要です。
パワーは、旧機のMQ3035は(発売時期の違いもあり)400Wとすこしパワフルです。
ただ、実用上有意の差ではないでしょう。
いずれも、「飛び散り防止(スプラッシュコントロール)」に対応します。
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結論的にいえば、1つ上で比べたヴァリオフィットに比べると、実際的には「下位機」です。発売時期や販路の違いで値段差の逆転hもあるので、そちらより十分安い場合に選べる機種です。
【2020年発売】
【本体のみ】
14・ブラウン マルチクイック7 MQ7000X
¥11,000 Amazon.co.jp (12/4執筆時)
【本体+泡立て器】
15・ブラウン マルチクイック7 MQ7005X
¥11,747 楽天市場 (12/4執筆時)
本体の重さ: 910g
回転調節:スマートスピード搭載
回転回数:約13800回転
チョッパー:
定格時間: 1分(泡立て3分)
サイズ:幅7.0×奥行7.0×高さ40cm
マルチクイック7 MQ7000X は、ブラウンの同社の中位シリーズにあたる「属するブレンダー」です。
特定量販店限定で、ステンレス製の泡立て器が付属するモデル( MQ7005X )もあります。
本体の重さは、ブレンダー使用時に910gです。
下位機種ほか、パナソニック機と比べても、重量感があります。
握りやすい形状ではありますが、シンプルさに重点を置きたい方にはネックです。
主な用途は、「つぶす」「混ぜる」です。
繊維入りジュースや、ポタージュなどを作るための最も基本的な機能に限定されています。
ブレードは、本機も2枚刃です。
ただ、ブラウンの場合、このグレードからアクティブブレードテクノロジーが搭載されます。
シャフトが上下に伸縮する仕組みで、かくはんの範囲が拡げ、仕上がりの均一化を促します。
パワーは、ブラウンの場合、400Wです。シンプルに言えば、パナソニック(160W)の2倍強です。
モーターや先述の伸縮構造が奏功し、本機はかくはんりょくが強く、固い食材への対応力が特に高いです。
そうなると、飛び散りが心配です。
しかし、本機も、回転刃カバーの工夫(スプラッシュコントロールテクノロジー)があります。
回転数の調節は、握りの強さでファジーに強弱を調整できる「簡単スマートスピード」が搭載です。
パナソニックにはない機能です。
個人的には、「つぶす」「混ぜる」に強弱調整機能は不要という考えです。
しかし、「間欠モード」と同じく、潰れ具合の調整にこだわりたい場合、感覚的に強弱を調整できるこちらは便利でしょう。
ただ、その実力は、次に紹介するような、オプションがたくさん付いた上位機でこそ、むしろ発揮されるでしょう。
本体の安全面では、サーモやブレーカーなどの言及がありません。
ただ、オーバーヒートをランプで知らせる機能は搭載します。
連続使用時間は、ブレンダー利用時は1分です。
チョッパーは2分、泡立て器利用時は3分とわりと長めです。
メレンゲは、速度「中」で、卵白4個分まで対応です。
ふりかえると、パナソニックは、サイズほか「安全装備」がある関係もあり、10分の休止時間でした。
ブラウンは、次の利用までは3分と短めですみますが、使用法によってはその限りではないので、回転しにくいシビアな食材に使う場合などは、オーバーヒートサインに注意しつつ、運用しないと壊れます。
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以上、ブラウンの マルチクイック7 MQ7000X の紹介でした。
強弱調節機能が魅力の機種です。ただ、「つぶす」「混ぜる」においてはあまり意味をなさない点と、重量が増えてしまっている点は、多少「微妙」な上位機です。
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【2020年発売】
【本体+MCチョッパー】
16・ブラウン マルチクイック7 MQ7030XG
¥13,050 楽天市場 (12/4執筆時)
【本体+MCチョッパー+泡立て】
17・ブラウン マルチクイック7 MQ7035XG
¥13,875 楽天市場 (12/4執筆時)
本体の重さ: 910g
回転調節:スマートスピード搭載
回転回数:約13800回転
チョッパー:300gまで
定格時間: 1分(泡立て3分)
サイズ:幅7.0×奥行7.0×高さ40cm
なお、「マルチクイック7」もいくつかバリエーションがほかにあります。
基本的に本体(ブレンダー)部分は上の機種と同じで、アタッチメント部分に「差」があると考えてOKです。
MQ7030XGは、先ほど見た製品に対して、MCチョッパーとおろしディスクが装備です。
MCチョッパーは、500mlの「普通サイズ」のチョッパーです。玉ネギ200g・肉300gまで対応ですので、下位機種の場合と同じです。
入れ替えて、おろしディスクが使える点で「MCチョッパー」という特別な名前が付くだけです。
主な用途は、したがって、「つぶす」「混ぜる」「きざむ」「おろす」という用途です。
MQ7035XGは これに泡立て器が付属し「泡立てる」ことも可能です。
それ以外は同じです。
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結論的にいえば、これら2機については「マルチクイック7」の特徴である、細かく速度が調整できる「スマートスピード」は、活きてくる部分があると言えます。
本機はパワフルな機種ですし、「きざむ」「泡立てる」用途では、この部分がかなり重宝しそうです。
速度に仕上がりが影響されやすい製菓に使われる場合はとくに、「握るだけで速度調整できる機能は便利」です。
この部分だけでも、これらの機種は検討対象にする価値があります。
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【2020年発売】(直販限定)
【本体+Wビーター】
18・ブラウン マルチクイック7 MQ7005BWH
¥7,480 Amazon.co.jp (12/4執筆時)
【本体+MCチョッパー+泡立て】
19・ブラウン マルチクイック7 MQ7035IGWH
¥11,800 Amazon.co.jp (12/4執筆時)
本体の重さ: 910g
回転調節:スマートスピード搭載
回転回数:約13800回転
チョッパー:300gまで
定格時間: 1分(泡立て3分)
サイズ:幅7.0×奥行7.0×高さ40cm
マルチクイック7 MMQ7005BWHとMQ7035IGWH は、ブラウン(電動調理器具はデロンギ系列)の直営店のみ展開するモデルです。
MQ7005BWHは、後ほどみるクイジナートのような、Wビーター形状の泡立て器をセットするモデルです。
MQ7035IGWHは、普通の泡立て器とMCチョッパーとおろしディスクが装備される仕様です。1つ上でみた「MQ7035XG」の色違いとみて良いでしょう。
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【2020年発売】
【本体+MCチョッパー+フープロ】
20・ブラウン マルチクイック7 MQ7080XG
¥17,998 Amazon.co.jp (12/4執筆時)
【本体+MCチョッパー+フープロ+泡立て】
21・ブラウン マルチクイック7 MQ7085XG
¥26,180 楽天市場 (12/4執筆時)
【本体+MCチョッパー+フープロ+Wビーター】
22・ブラウン マルチクイック7 MQ7085XBG
¥20,485 楽天市場 (12/4執筆時)
本体の重さ:890g
回転調節:スマートスピード搭載
回転回数:約13800回転
チョッパー:500gまで
定格時間: 1分(泡立て3分)
サイズ:幅7.0×奥行7.0×高さ40cm
マルチクイックMQ7080XGと MQ7085XGは、「マルチクイック7シリーズ」の最上位構成といえます。
主な用途は、ここまでの機種と同じで、「つぶす」「混ぜる」「きざむ」「おろす」という用途は、すべて網羅します。
また、上位品は、それに、泡立て器、あるいは、その「上位版」となるWビーターが付きますので、「泡立てる」も可能です。
その上で、本機は、おろしもできるMCチョッパー(500mL)ほか、1.5Lの容量のフードプロセッサーが付属します。
そのため、「せん切り」・「スライス」・「こねる」という動作も可能です。
なお、千切りはブレードが2種類付属で、太め、細めが選択できます。
対応するサイズは、500gまでの肉と、玉ネギです。
ただし、氷は砕けません。
利用時の定格時間は、60秒です。1回運転したあとは3分ほど休ませる必要がありますが、ここは問題ないでしょう。
ただ、(専用機のような)過度の連続運転は想定していない点は注意してください。
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結論的にいえば、ハンドブレンダーでも、ハンバーグの種などをある程度大量に作りたい場合に選択肢になります。
【2021年発売】
【本体】
23・ブラウン マルチクイック9 MQ9100XS
¥16,280 Amazon.co.jp (12/4執筆時)
【本体+ビッグチョッパー+泡立て】
24・ブラウン マルチクイック9 MQ9145XS
¥22,097 Amazon.co.jp (12/4執筆時)
【本体+フープロ(中)+泡立て】
25・ブラウン マルチクイック9 MQ9195XLS
¥26,595 Amazon.co.jp (12/4執筆時)
本体の重さ:1030g
回転調節:スマートスピード
回転回数:約12800回転
チョッパー:300g/700gまで
定格時間: 2分(泡立て6分)
サイズ:幅6.5×奥行7.0×高さ41cm
MQ9100XSなどは、「マルチクイック9」シリーズの製品です。
ブラウンのハンドブレンダーでは「最上位機」になります。
ここまで見てきたの「マルチクイック7シリーズ」とは、本体部分が異なり、より「本格的」な仕様となります。
本体の重さは、1030gです。
下位機種も十分「ずっしり」でしたが、さらに重くなります。
主な用途は、「つぶす」「混ぜる」「きざむ」「泡立てる」という用途です。
ただし、下位機と異なり、おろし用ブレード(MCチョッパー)が付属しないため、「おろす」は対応できません。
MQ9145XS は、ビッグチョッパーが付属する機種です。
先述のように、ブラウンのビッグチョッパーは、家庭で作った氷が砕けるので「砕く」という用途がプラスされます。
ミンチの場合、肉ならば300g、タマネギはを8等分して、250g程ミンチにできる量です。
MQ9075Xは、中型のフードプロセッサーが付属します。
2021年の機種更新で新型になりました。
従来の「千切り」・「スライス」・「こねる」という動作に加えて、ダイサーカッターを利用した「さいの目切り」ができるようになりました
チョッパー的に利用しやすくなったと言えます。
本機の場合、タマネギは600g・肉は700gまでミンチ対応です。
ブレードは、本機は、幅が広い特別なミルブレードが採用です。
その上で、本機は、下位シリーズより20%パワフルな500Wモーターを搭載します。結果、「アボガドの種も粉砕できる」パワーを持ちます。
なお、下位の「マルチクイック7シリーズ」にみられた、アクティブブレードテクノロジー・スプラッシュコントロールテクノロジーは、そのままみられるので、純粋に「上位機」といえます。
回転数の調節は、この機種も、握りの強さでファジーに強弱を調整できる「スマートスピード」が搭載です。
さらに、2021年機になって、上部のスイッチで、高速・低速・パルスモード(間欠運転)の3段階切替機能が付きました(アイモードテクノロジー)。
「低速モード」は、握りで強運転しなくなるので、下位機種より繊細な低速調整ができます。
「パルスモード」は、肉などを粗めに刻む際や、氷など硬いものを砕く場合に、断続的に、稼働を繰り返すものです。
本体の安全面は、本機については、オーバーヒートなどの際の自動停止機能は引き続きないです。
ただ、オーバーヒートを検知した場合、パイロットランプが点灯する対策は、このグレードもあります。
定格時間は、2分です。
ただ、泡立て器は6分です。回転数を980回転と、汎用タイプのハンドブレンダーとしては、かなり落とせるので、仕上がりは期待できそうです。
チョッパーやフープロは、1分です。
「生地こね」以外の調理パターンで必要な冷却時間は「3分」ですので、本機も待機時間は短めです。
そのほかの部分は、下位の「マルチクイック7シリーズ」と同じです。
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以上、 ブラウンのMQ9100XSなどの紹介でした。
下位機種にも増してパワーが強いので固い食材に対応度は、業界最高クラスでしょう。その分、重さも相当ある機種ですが、使途は拡がると思います。
その上で、今回、運転モードの切替で、低速運転の使い勝手が強化されたため、従来にも増して隙が無くなった印象です。
ブラウン機の愛用者の買い換えや、アップグレード用に良いかと思います。
【2024年発売】0X22211064
26・ブラウン HM1011
¥5,800 Amazon.co.jp (12/4執筆時)
【2021年発売】
26・ブラウン HM1010WH
¥3,664 Amazon.co.jp (12/4執筆時)
本体の重さ:826g
回転調節 :4段階
回転回数:970回転/分(最大)
チョッパー:
定格時間:15分
サイズ:7.5×21.0×15.1cm(収納時)
マルチミックス1 HM1011は、ブラウンの泡立て専用です。
新旧ありますが、性能は同じです。
主な用途は、「泡立てる」で、こちらは製菓専用製品です。
回転数の調節は、4段階で切り替えられます。
連続使用時間は、15分です。
パナソニックの場合と同じく、時間のかかるメレンゲなど作るためです。
その他は格段の機能性はないですが、パン生地をこねる用のニーダーが付く部分が違いです。
この場合、負荷が強いので、定格運転時間は10分です。
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以上、 ブラウンのHM1011の紹介でした。
パナソニックより後発である利点を活かして、回転段階や軽量性などは、現状では少し上位です。ただ、後述するように、米国のクイジナートがこの分野にわりと強いので、比較は必要です。
次回につづく!
ハンドミキサー・ブレンダーのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、ハンドミキサー(ハンドブレンダー)の比較の1回目記事でした。
しかし、記事は、まだまだ「続き」ます。
2・ハンドミキサー・ブレンダーの比較 (2)
2-1:クイジナート〈米国〉
2-2:T-Fal〈仏国〉
2-3:テスコム〈日本〉
2-4:アイリスオーヤマ〈日本〉
2-5:タイガー〈日本〉
2-6:バーミックス〈スイス〉
3・ハンドミキサー・ブレンダーの比較 (3)
3-1:OXA LINKChef ほか
3-2: 最終的なおすすめの提案【結論】
続く2回目記事(こちら)では、今回紹介しきれなかった、クイジナートなどの製品を紹介していきます。
ティファールの「離乳食ブレンダー」も紹介します。
速度調節 ★★★★★
パワフルさ ★★★★★
チョッパー容量 ★★★★★
本体の軽さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最終回となる、3回目記事の結論編(こちら)では、全機種から目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。
引き続きよろしくお願いします!
2回目記事は→こちら!
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