【今回レビューする製品】2024-2025年 高性能なフードプロセッサーの性能とおすすめ・選び方: 人気機種の違いや性能ランキング
【比較する製品型番】パナソニック MK-K32 MK-K62 MK-K82 MK-K32-W MK-K62-W MK-K82-W クイジナート DLC-1J DLC-050J チョッパー &グラインダー DLC-191J DLC-10PRO DLC-192J DLC-102J DLC-052J 山本電気 MasterCut+ YE-MM24A-WH YE-MM41R YE-MM41W YE-MM56 タイガー SKF-H101 SKU-A101 HadinEEon FC-5320 SD-WXS3-11 NAKASA NDF-103 レコルト RCP-3 RCP-6 HadinEEon SD-WXS3-11 テスコム TK213 TK2000 ブラウン CH3011WH CH3012BK Shop Japan MGEWS01 MAXZEN MFP20MT01 MFP20MT01-BK エス・シー・テクノ マルチシェフ MC-1500FPS MC-1500FPM MC-1500FPSR MC-200DFPM ラドンナ Toffy K-CH2-AW ラドンナ Toffy K-CH2-PA レコルト RCP-7(BK) RCP-7(W) EPEIOS TINT EPEM001 ほか
今回のお題
多機能なフードプロセッサーのおすすめはどの機種?
ども、Atlasです。
今日は、2024年12月現在、最新のフードプロセッサーの比較です。
各機に対応可能な調理パターンの説明はもちろん、ミンチ・玉ネギなどの食材の調理容量や、固い食材などへの対応力などに注目しながら説明していきます。
比較的安い機種から、高性能機まで、幅広くとりあげました。
1・フードプロセッサの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:パナソニック〈日本〉
1-3:クイジナート〈米国〉
1-4:山本電気〈日本〉
1-5:タイガー〈日本〉
1-6:Shop Japan 〈日本〉
2・フードプロセッサの比較 (2)
2-1:テスコム〈日本〉
2-2・レコルト〈日本〉
2-3・マルチシェフ〈日本〉
2-4:他の企業〈各社〉
2-5:最終的なおすすめの提案【結論】
記事では、はじめに、フードプロセッサーの「選び方の基本」を説明します。
その上で、メーカー順に各社の主要機について解説していきます。
本体容量 ★★★★★
ミンチ作り ★★★★★
野菜スライス ★★★★★
山芋とろろ汁 ★★★★★
固い食材 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
また、最後の「結論」部分では、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種を提案する形式で書き進めていきます。
よろしくお願いします。
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1・ジューサー/ミキサーの比較
用途:ジュース・スープなど
2・フードプロセッサの比較
用途:「刻む」料理など
3・ハンドブレンダーの比較
用途:マルチ(専門性は低め)
4・マルチクッカーの比較
用途:自動調理(やや特殊)
なお、今回の記事では、「かき混ぜる系」調理家電の比較記事全体としては、2回目記事として書いています。
1-1・フードプロセッサーの選び方の基本
フードプロセッサーは、「混ぜる系」としては、昔からある「ポピュラー」な調理家電です。
ただ、隣接する調理家電ジャンルが多く、選ぶ際に間違えやすい家電です。
特に、「フードプロセッサー」・「ジューサー(ジューサーミキサー)」・「ハンドミキサー(ハンドブレンダー)」、この3つの用途の違いを、誤解している方はとても多いです。
これらは、利用目的が全く異なる家電であり、用途で「住み分けられている」ことは、選ぶにあたって、とくに注意が必要です。
以下、初めてこの調理機具を購入する方のために、簡単な解説を書いておきます。
1・フードプロセッサにできる調理
第1に、フードプロセッサーにできる調理法についてです。
フードプロセッサーの調理法は、(タマネギや肉のミンチなどを)「刻む」という機能が「基本」です。
応用的に「(ゴマなどを)する」「(ドレッシングなどを)混ぜる」という機能を持つ製品もあるものの、これらは「おまけ」です。
フードプロセッサーの構造は、上図のような大きく目の粗いカッターナイフを、インダクションモーターで3000回転前後の低速で回して、食材をすりつぶしていくというものです。
これは「刻む」ことを「最重要視」した設計だからです。
フードプロセッサーができる料理としては、「刻む料理」全般です。
例えば、肉のミンチ作り・野菜のペースト作り・タマネギのみじん切りなどは、得意です。
日本で最もポピュラーなのは、ハンバーグや餃子のタネ作りでしょう。ハンバーグならば、全材料を一度に混ぜることができる機種もあります。
「粗混ぜ」するような料理には、万能に利用できます。
もちろん、応用の幅はあります。
例えば、Atlasは、フムスなどのディップや、煮豆をすりつぶしてテクスメクス系の料理を作る場合にも使います。
フードプロセッサーは、 あくまで「刻む」ことをメインに設計されています。
ただ、付属ブレードを替えることで「おろす」「こねる」「スライス」「せん切り」などの調理に対応するモデルもあります。
おろすは、最近だとわりと対応する機種が増えました。
例えば、大根おろしや、長芋のとろろなどに対応します。
ただし、山芋(自然薯・イチョウ芋/大和芋・つくね芋)など、水分量が少なく粘りが強いタイプの芋は、どの機種も仕様上不可とされます。
2・フードプロセッサにできない調理
第2に、フードプロセッサーにできない調理法についてです。
フードプロセッサーは、【ジューサー・ミキサー】と違って、液体は取り扱えない仕様です。
結論的に言えば、ジュース・スームージー・スープなどは調理はできません。
なぜなら、容器が完全に密閉状態になっていないからです。
後述するように、タイガーは例外な機種を出しているものの、フードプロセッサーは、果実類には基本的に無力です。
3・フードプロセッサの「上位機」
第3に、フードプロセッサーやジューサーの「上位機」といえる家電ジャンルについてです。
それは、【ハンドミキサー(ブレンダー)】です。
フードプロセッサーと混同している人がとても多いです。
しかし、用途の面でも、家電の歴史から言っても、これは「別ジャンル」の家電と言うべきです。
【ハンドミキサー(ブレンダー)】は、多芸です。
第1に、「つぶす」「混ぜる」に対応できるため、ジューサーの役割を果たせます。
第2に、ミンチなど「刻む」料理にも使えるので、フードプロセッサーとして使えます。
なぜなら、上図のような、フードプロセッサー用容器をオプションで持つ上位機種があるからです。スティックを上から刺すように利用します。
つまり、 【ハンドミキサー(ブレンダー)】は、フードプロセッサーとしても、ジューサー(ミキサー)としての利用もできるわけです。
結論的に言えば、「マルチロール」という意味で、フードプロセッサーの「上位互換機」といえるでしょう。
実際に、対応できる調理法の数は、最大9種類と群を抜いて多いです。
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ただし、【ハンドミキサー(ブレンダー)】は、「刻む」に専門特化した機種ではありません。
そのため、フードプロセッサーと比較して「弱い部分」もあります。
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第1に、コンテナ(ケース)のサイズです。
基本的に小さめで、最大でもフードプロセッサーの半分程度(タマネギ大玉1個)の処理能力に止まります。
第2に、調理時間です。
定格運転時間が短く、モータを冷やす必要があり、連続使用ができない仕様です。
第3に、調理の精度です。
このタイプは、カッターの回転速度がフードプロセッサに比べ、小さめのブレードでの高速回転になるため、みじん切りや肉のミンチなど「粗め」が好ましい食材については、仕上がりが(多少)劣ります。
欠点をある程度克服する機種もありますが、同じ値段ならば、やはり専用機のが優れます。
結論的にいえば、【ハンドミキサー(ブレンダー)】は、一度に大量のお肉やタマネギを処理できないという欠点があります。
そのため、肉のミンチ・・タマネギのみじん切りなどを手早く、仕上がりよく調理できるという点においては、今回紹介する「フードプロセッサーのほうがダントツに優秀」です。
フードプロセッサーは、味の面でも、「刻む(粗く混ぜる)」用途に専用設計されているため、同クラスの値段の製品ならば、仕上がりはこちらが抜群に良いと言えます。
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フードプロセッサーの長所
・一度に大量に処理できる点
・調理時間が短く手早い点
・ミンチの仕上がりが良い点
フードプロセッサーの欠点
・液体を扱えない点
・対応する調理法の幅が狭い点
以上、フードプロセッサーの基本を紹介してきました。
改めて「まとめる」と、今回紹介するフードプロセッサーには、以上のような、良い部分とイマイチな部分があると言えます。
こうした点をふまえながら、以下では、各社のフードプロセッサーをメーカーごとに細かく比較していきます。
なお、大量の処理を必要とせず、ジュース作りも、ミンチ作りも1台で楽しみたい方もいるでしょう。
そういった方は、このブログの【おすすめハンドミキサーの比較記事】も、後ほどご覧頂ければと思います。
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以上、フードプロセッサの選び方の基本の説明でした。
ここからは、冒頭示したように、メーカー順で、各社のフードプロセッサーを比較していきます。
1-2・Panasonicのフードプロセッサ
はじめにパナソニックの製品から比較します。
言わずと知れた日本の総合家電メーカーで、調理器具も多展開しています。
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なお、以下の製品の比較では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で書きます。
【2022年発売】
【スライスカッターあり】
1・パナソニック MK-K82-W
¥13,250 楽天市場 (12/4執筆時)
【スライスカッターなし】
2・パナソニック MK-K62-W
¥11,396 楽天市場 (12/4執筆時)
最大容量(ミンチ):200g
最大容量(玉ネギ):300g (大1.5個)
速度調整:1段階
調理種類:7種類
固い食材:
食洗機:対応
サイズ:幅234×奥行158×高さ209mm
MK-K81は、パナソニックのフードプロセッサーの上位機です。
2022年に約10年ぶりに登場した新機種です。
また、MK-K61は、同型の下位機にあたります。
違いは付属品で、後述するスライスカッターが未付属になります。
あとは同じなので、同時に見ていきます。
サイズは、幅234×奥行158×高さ209mmです。
容量が多めの機種だけでみると、平均より少し小型です。
奥行が15.8cmですので、そこだけ注意すればどこのキッチンでも置けそうなサイズです。
ただ、より小型な機種は、クイジナートから出ていますが、奥行と量に注目すれば、本機も優秀です。
可能な調理パターンは、複数あります。
順番に見ていきます。
第1に、「きざむ」「すりつぶす」「まぜる」です。
他社機も含めてもっとも使うパターンですしょうが、ナイフカッターで食材を細断する料理法です。
3種類の名前分けですが、稼働時間で自分で調整するだけなので、操作法としては1パターンといえるかもしれません。
「きざむ」の代表格は、ハンバーグのミンチ作りでしょう。
粗混ぜするだけで簡単にできます。
「すりつぶす」「まぜる」は、例えば魚のすり身、マヨネーズ作り・すりごま作りなどが可能です。
なお、カッターの刃の強度の問題があるので、乾物などの固い食材は切れません。また、山芋など粘性の強い食材は(溢れやすいので)次に紹介するカッターを利用します。
第2に、「おろす」です。
最近は他社でも付属するものがありますが、日本企業ならではのパターンです。
専用のおろし・とろろカッターをつけて、大根おろしや、とろろ汁を作れます。
なお、おろしカッターは各社とも付くのですが、粘性の強い長いもに対応する機種は限られます。本機は150gを一気にすれます。
第3に、「粗くおろす」です。
ここは、旧機からパナソニックがこだわる部分です。
「竹製の鬼おろし」のような粗めのおろしが可能で、みぞれ鍋や大根メシなどに適しています。
第4に、「スライス・せん切り」です。
先述のように、上位モデルだけですが、両用のスライス・せん切りカッターが付属します。
包丁でやったほうが味が良い部分はありますが、野菜の薄切りやせん切りを手早く処理したい場合に重宝します。
サラダには便利でしょう。
この機能も、他社機を含めて、フードプロセッサーの「基本装備」といえます。
パナソニック AUA20-140-W0
¥2,592 Amazon.co.jp (12/4執筆時)
ブレードは、「きざむ」に利用するものですが、各社とも形状と素材が異なります。
パナソニックの場合、ステンレス製ナイフカッターです。
2つの刃の形状が異なる仕様で、粗混ぜからすりつぶしまで柔軟に対応できるようにしています。
なお、刃は経年変化で「へたり」ますが、パナソニックは刃を補修部品として買える部分は、格安の輸入品との違いです。
なお、普通のフードプロセッサーの場合、氷や干し椎茸など固い食材は基本的にくだけません。こちらもそうです。
容器は、ミンチを作る場合、肉が200g、玉ネギは300g処理可能です。
材料を全部ハンバーグの「たね」を一気に作るならば、500gまでできます。
だいたい4人分の分量に相当するでしょう。十分です。
回転調節は、調整ができず、少し速めの2900回転のみ可能です。
もう少し遅い方が、ミンチなどは作りやすいですし、水気の多いものも処理しやすいですが気にするほどではないです。
実際、(間欠運転させつつで)粗挽き調整も可能です。
本体の安全面では、モーター保護装置が付属です。
固すぎる食材を入れたときに、この機能があると、モーターが壊れるのを防止できます。
なお、定格時間(連続利用時間)は30分までと長いので、何回も連続して使えます。
清潔面では、本体はガラス容器ですし、問題ないでしょう。
さらに、新機種になって、食洗機対応になったのは見逃せないポイントです。
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以上、パナソニックのMK-K82の紹介でした。
十分な調理容量がある機種の中では、比較的小型で、また、消費電力(120W)も低めで、食洗機も対応と、パナソニックらしい設計かと思います。
回転数の調整の部分は、上級者については注意点です。
ただ、先述のように、ブレード形状の恩恵か、従来も低速回転はあっても使わない場合が多かったので、まあ良いかなとは個人的には思います。
【2022年発売】
3・パナソニック MK-K32-W
¥9,050 楽天市場 (12/4執筆時)
最大容量(ミンチ):200g
最大容量(玉ネギ):300g (大1.5個)
速度調整:1段階
調理種類:3種類
固い食材:
食洗機:対応
サイズ:幅234×奥行158×高さ209mm
MK-K32は、パナソニックのフードプロセッサーの入門機です。
サイズは、幅234×奥行158×高さ209mmです。
形状については、先ほどみた、上位機と変わりません。
可能な調理パターンは、ただし、「刻む・すりつぶす・混ぜる」のみです。
言い換えれば、ステンレス製ナイフカッター以外の付属品が全省略になります。
正確に言えば、別売で買えますが、その場合、かなり割高です。
一方、本機のみ、ケースがプラスチック製になります(上位機はガラス)。
上位機でも耐熱ガラスではないので、温度面は関係ないのですが、プラスチックだと、固いものの掘削(乾物を使ったふりかけ作りなど)に弱くなります。
片付けの場合も(手荒いの場合)肉などの脂分を伴う場合は、ガラスの方が洗いやすそうです。
ただ、ガラスに比べると800gほど軽いので、初心者には扱いやすいかもしれません。
あとの部分は、基本的に上位機と同じです。
食洗機にも対応です。
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以上、パナソニックのMK-K32の紹介でした。
フードプロセッサーを使うのは「ミンチ作りだけ」という方には、シンプルで安めの本機で良いでしょう。
プラスチック製で軽量なぶん、片付けも楽と言えます。
1-3・クイジナートのフードプロセッサー
続いて、クイジナートのフードプロセッサーをみていきます。
冒頭で書いたように、家庭用のフードプロセッサーを最初に普及させたのは同社で、第一人者的な価値があるメーカーです。
日本ではコンエアーが販売しており、パナソニック並の多機種展開をしています。
【2018年発売】
4・Cuisinart DLC-052J
¥7,417 楽天市場 (12/4執筆時)
最大容量(ミンチ):100g
最大容量(玉ネギ):150g (3/4個)
速度調整:2段階
調理種類:4種類
固い食材:
食洗機:
サイズ:幅110×奥行150×高さ200mm
DLC-052J、クイジナートの小型の入門機です。
本体サイズは、幅110×奥行150×高さ200mmです。
かなり小型で、この部分では他社機を含めても、かなり有利です。
可能な調理パターンは、「刻む・すりつぶす・混ぜる」です。
言い回しは異なりますが、ミンチ作りをふくめた、ブレードを利用する調理は、パナソニックの下位機とと同水準にできます。
加えて「おろしディスク」があり、「おろす」も対応です。
ただ、おろしディスクを利用しても、粘りの強いものは非対応です。パナソニックと違い、とろろ汁はできません。
なお、スライスカッターは未付属です。
ブレードは、ステンレス製です。
形状はパナソニックと異なる2段のチョッパーブレードです。
(お国柄的に)みじん切りの精度を優先した設計かなと思います。
容器は、この機種は注意が必要です。
なぜなら、小型機種なので、一度にミンチは100gしか対応できないからです(サイトは80gですが、説明書では100gです)。
まとめて作って冷凍するような人には不向きでしょう。
ケースは、樹脂製で軽いタイプです。
回転調節は、本機は、高速・低速の2モードが搭載されます。
回転数は、高速(2800-4200回転)、超高速(3900〜5600回転)です。
本機の場合、ミンチほか、普通のフードプロセッサーの処理をする場合は、(LOという表記ですが)高速を使います。
超高速(HI)は、油分の多いドレッシングなどを混ぜるなどに用途は限定されます。
なお、高速(2800-4200回転)でも回転数は速めですので、ミンチなどの粒度の調整や仕上がりは、同社の中型に及ばない部分はありそうです。
ただ、突き詰めて言えば、という話です。
本体の安全面では、サーモスタットを装備しているため、問題ありません。
定格時間(連続利用時間)は5分です。
小型のモーター搭載家電は、休止時間(30分ほど)を挟まないとオーバーヒートして使えないのですが、5分あれば、まあ問題ありません。
清潔面では、こちらは ABS樹脂のため、ガラス容器を採用するパナソニック上位機に比べると劣ります。
食器洗い機にも非対応です。
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以上、クイジナートのDLC-052Jの紹介でした。
最大の魅力はその「コンパクト性」です。
キッチンに収納スペースのゆとりがない方にオススメできます。ただ、大量調理には向かない点は、注意が必要でしょう。
【2018年発売】
5・クイジナート DLC-102J
¥14,850 楽天市場 (12/4執筆時)
最大容量(ミンチ):250g
最大容量(玉ネギ):200g (大1個)
速度調整:1段階
調理種類:6種類
固い食材:
食洗機:対応
サイズ:幅140×奥行215×高さ325mm
DLC-102J は、クイジナートのフードプロセッサの中級機です。
サイズは、幅140×奥行215×高さ325mmです。
プッシャーがある分、高さはある機種です。
可能な調理パターンはブレードを利用する「刻む・すりつぶす・混ぜる」は対応します。
あとは「おろす」ほか、パン用の羽根が付属するので「こねる」も対応です。
加えて、「スライス・せん切り」にも対応です。
専用カッターで、スライス(薄切り)」と「千切り(細切り)」ができます。
なお、下位機種同様に、(おろしカッターを利用しても)とろろ汁など粘りの強いものも非対応です。加えて、ナッツなどを「くだく」ことはできません。
ブレードは、本機も普通のステンレス製カッターです。
容器は、下位機種よりは大きめで、250gまでのミンチが作れます。
目安とすると、だいたい、2-3人前といったところでしょう。
全部の材料を最初から入れて一気にハンバーグの種を作る場合、(卵などほかの材料も含めて)だいたい500gあたりまでは混ぜられます。
パナソニックの上位機とだいたい同じです。
回転調節は、1段階(1500〜1800回転)です。
同社の下位機や、パナソニック機(2900回転)に比べても、かなりゆっくりです。
仕上がり調整が効くので、ミンチなどの仕上がりは良いです。
また、本機は、間を置いて自動運転を繰り返す間欠運転モードを搭載します。
本来的に低速機は、液状のものを「混ぜる」部分が不得意なのですが、これを利用することで、ドレッシングなど液体に近い「ゆるい」素材にも対応できるようにしています。
本体の安全面では、サーモスタットを装備しているため、問題ありません。
定格時間(連続利用可能時間)は、10分です。
パナソニックより短いですが、問題ありません。
清潔面では、こちらは ポリカーボネート樹脂です。
熱に強いため、ボールカバーも含めて食器洗い機に対応できます。
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以上、クイジナートのDLC-102J の紹介でした。
パナソニックの上位ラインがライバルでしょう。
日本特有の調理と言える芋類など粘性のものに対応幅は負ける一方で、肉のミンチの仕上がりは良さそうです。
シンプルに言えば、洋食のメニュー中心に使うとすると、クイジナートはおすすめです。
【2018年発売】
6・クイジナート DLC-192J
¥25,064 Amazon.co.jp (12/4執筆時)
最大容量(ミンチ):400g
最大容量(玉ネギ):400g (大2個)
速度調整:1段階
調理種類:6種類
固い食材:
食洗機:対応
サイズ:幅177×奥行248×高さ350mm
DLC-192Jは、クイジナートの、大きめのフードプロセッサーです。
サイズは、幅177×奥行248×高さ350mmです。
本機は背が高いので、高さの部分については、設置場所を確認しましょう。
可能な調理パターンは、CGC-4WJと同じです。
改めて書けば、ミンチ作りに便利な「きざむ」、魚のすり身などに利用する「する」、大根おろしなどを「おろす」、パンなどを「こねる」、サラダなどを「スライス」・「千切り」に対応できます。
ブレードは、高い機種ですが、普通のステンレスカッターです。
容器は、大きいです。
ミンチと玉ネギともに、400gまで一気に処理可能です。
最初から全材料を入れてハンバーグの種を作る場合、だいたい800gが処理できることになり、スケールメリットがあります。
回転調節は、1段階(1500〜1800回転)です。
下位機種と同じです。
本体の安全面では、サーモスタットを装備しているため、問題ありません。
定格時間は、本機も10分です。
清潔面では、こちらは ポリカーボネート樹脂です。
熱に強いため、ボールカバーも含めて食器洗い機に対応できます。
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以上、クイジナートのDLC-192Jの紹介でした。
大きさ的に、パナソニックと同じ分量が処理できるのはこの機種からです。
ただ、比較した場合、価格が高めなのがネックです。ただ、家電としての見映えは良いと思います。
【2009年発売】
7・クイジナート 業務用 DLC-10PRO
¥31,700 Amazon.co.jp (12/4執筆時)
最大容量(ミンチ):400g
最大容量(玉ネギ):400g (大2個)
速度調整:1段階
調理種類:7種類
固い食材:
食洗機:対応
サイズ:幅182×奥行252×高さ348mm
クイジナートのDLC-10PRO は、1つ上で見たDLC-192Jを業務用としたという製品です。
サイズは先ほどの製品と同じです。
可能な調理パターンは、先ほどの機種のできるパターンに加えて、ナッツや冷凍果実を「くだく」機能が加わっています。
ただし、長芋や氷は、禁止食材です。
ブレードは、砕く機能を搭載するため、ノコギリ状の特殊な刃を装備します。
頑丈なものです。
あとの部分は、回転数や調理容量を含めて同じです。
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以上、クイジナートの DLC-10PRO の紹介でした。
スライサーなどを装備した上で、「硬いものが砕ける」点が魅力の機種です。
外観も、しっかり頑丈な製品で見映えがするプロ仕様です。
一方、ライバルは、スライス以外、同じく「砕く」機能を持つ、山本電気の製品でしょう。次に紹介します。
1-4・山本電気のフードプロセッサー
山本電気は、自動車モーターなどの専門メーカーです。
フードプロセッサーなど、モーターを使う調理家電を出しており、その分野でも根強い人気があります。
【2014年発売】
8・山本電気 MasterCut YE-MM41R
9・山本電気 MasterCut YE-MM41W
¥18,000 Amazon.co.jp (12/4執筆時)
最大容量(ミンチ):300g
最大容量(玉ネギ):300g(大1.5個)
速度調整:無段階調整可
調理種類:8種類
固い食材:対応
食洗機:
サイズ:幅210×奥行160×高さ250mm
Master Cut MM41は、山本電気が発売するフードプロセッサです。
サイズは、幅210×奥行160×高さ250mmです。
奥行が狭い縦長のタイプです。
パナソニックと似ていますが、背丈はすこし高めです。
可能な調理パターンは、8種類です。
ここまで見てきた他社の調理パターンは、ほぼ網羅します。、
ミンチ作りに便利な「きざむ」、ドレッシングなどの「まぜる」、魚のすり身やふりかけなどに利用する「する」、大根おろしなどの「おろす」、パスタ生地などの「こねる」、コーヒー豆を「ひく」という、8つの機能を網羅します。
日本企業ということで、「長いも」など粘る食材に対応できます。
長いもの場合、(おろしと同じで)250gまで処理できるので、パナソニック(150g)より多めです。
その上で、生クリームやメレンゲを作れる「泡立てる」、氷やナッツなどを「くだく」という機能を網羅します。
とくに、氷については、家庭用製氷機で作れる硬さのものだけとはいえ、クイジナートより、強力と言えます。
ロックアイスや、昆布や椎茸など粘性の強い乾物は無理ですが、「砕く」部分はフードプロセッサーのなかでは最高クラスでしょう。
ただし、パナソニックやクイジナートには基本装備となる、「せん切り・スライスカッター」は装備されません。鬼おろしも非装備です。
こうした部分で、全てにおいて優れるというわけではないです。
ブレードは、形状が特殊です。
上図のような2種類のパーツを組み合わせたものです。
固い食材を含めて対応幅が広いのは、この仕組みゆえです。
容器は、液体系やミンチの場合共に500gです。パナソニックの通常機より多少多めです。
回転調節は、本機のもうひとつの「売り」です。
この機種はDCモーターを採用しているため、ツマミで、超低速(800回転)から、高速(3000回転)まで、無段階に調整可能です。
パルス運転(間欠運転)も対応です。
「こねる」系の運転ほか、様子を見ながら混ぜたい場合に便利です。
ただ、パルス運転はスイッチ切替式でスイッチが下部なので、慣れた方は特にですが、結局使わない(運転スイッチを小刻みに押した方が楽)という人は多そうです。。
本体の安全面では、ブレーカーを装備しており安全です。
定格時間(連続利用可能時間)は、20分です。
十分です。
清潔面では、こちらも本体がSUS(ステンレス鋼)なので、問題ありません。
ただし、食器洗い機に対応しません。
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以上、山本電気のYE-MM41シリーズの紹介でした。
ベテランユーザーで、回転数の部分で細かく変化を付けたい方にはこれ以上の機種はないでしょう。また、固い食材を「くだく」能力も高めです。
一方、スライサーがない点、食洗機に非対応な点、カップが透明ではないので、食材によっては仕上がり具合の視認性が悪い点が注意点です。
また、「ひく」については、プロペラタイプは一般的に均一に引けないので、コーヒー豆にはおすすめできません。
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【2017年発売】
10・山本電気 MasterCut YE-MM56SL
11・山本電気 MasterCut YE-MM56W
12・山本電気 MasterCut YE-MM56RD
¥ 17,800 Amazon.co.jp (12/4執筆時)
最大容量(ミンチ):300g
最大容量(玉ネギ):300g(大1.5個)
速度調整:無段階調整可
調理種類:7種類
固い食材:対応
食洗機:
サイズ:幅210×奥行160×高さ250mm
なお、山本電気からは、MICHIBA KITCHEN PRODUCT YE-MM56シリーズとして、以上の機種も売られます。
先ほどの製品から、パルス運転ボタンを取り除いた製品です。
料理人の「道場六三郎」さんの名を冠したブランドですが、(プロ的な)作業効率を考えると、パルス運転は不要ということだと思います。
先ほど見た機種は、各モードの使い方について(説明書が)パルス運転前提で書かれています。
それを面倒に感じたら、本機の説明書をダウンロードし、それを参考にやり方を変えたら良いかと思います。
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結論的にいえば、値段差もさほどないので、上位機を買った方が良いでしょう。
【2024年発売】
13・山本電気 MasterCut+ YE-MM24A-WH
¥23,800 Amazon.co.jp (12/4執筆時)
最大容量(ミンチ):300g
最大容量(玉ネギ):300g(大1.5個)
速度調整:無段階調整可
調理種類:8種類
固い食材:対応
食洗機:
サイズ:幅210×奥行160×高さ250mm
YAMAMOTO マルチスピードミキサー マスターカットプラスは、山本電気が2024年に展開した新製品です。
、先ほどの機種が「プロ(ベテラン)向け」だったのに対して、食材別モードを用意することで、「初心者向き」にも使いやすいように改良された意欲作です。
サイズは、幅210×奥行160×高さ250mmです。
先ほどの機種と形は同じです。
可能な調理パターンは、一方、大きく構成が変わります。
本機の場合、「玉ねぎモード・氷モード・お魚モード・お肉モード・ホイップモード・マヨネーズモード」と、食材別に6モードを用意します(スマートクックモード)。
先述のDCモーターの調整力を活かしながら、それぞれの食材に最適な制御パターンを、プログラミングした感じです。
食材に応じて、適切な速度で、間欠運転(パルス運転)と連続運転を「適切に」繰り返す感じです。
例えば、玉ねぎモードの場合、中速の間欠運転を5回です。
たしかに、マニュアル運転でもそのように使いますし、それを自動化させたという感じです。
お肉など同様です。
そのほか「洗浄お助けモード」として、
一方、これ以外の食材をどうするかが、当然の疑問でしょう。
普通に使いたい場合、下部を「スマートクックモード」から、スピードモードに変更します。
その上で、玉ねぎ(低速)→マヨネーズ(高速)へ向けて、ダイヤルで回転速度を調整すれば、普通に使えます。間欠運転も、プッシュボタンを短く押せば可能です。
あとは、先ほどの機種とほとんど同じです。
ブレードも2種類も、道場モデルなどと同じですし、マニュアル動作でできる調理も同じです。
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以上、山本電気のYE-MM24Aの紹介でした。
初心者向きに使いやすい工夫がある上で、先ほどの機種と同じ機能性をマニュアル動作でに使えるという機種です。
実際、ボタンを押しているだけで「勝手に指定回数パルス運転」してくれるのは便利ですし、玉ねぎ、ミンチなど、よく使う機能が「ワンボタン」で使えるのも、初心者向きとして良い仕様だと思います。
こうした部分を便利に感じたならば、本機を選んで良いでしょう。
一方、玉ねぎ、お肉などの場合、自動モードがなくても、数回使えば、運転方法は感覚的に分かります。また、玉ねぎもお肉も、サイズ、種類、鮮度、希望する粗さで状況は変わるので、使い慣れると、自動機能では対応しきれず、「邪魔くさく(物足りなく)」感じてはきそうです。
とはいえ、慣れたああとは、マニュアルモード(スピードモード)で使えば、先ほどの機種と「同じ」なので問題ありません。はじめて買う方が、中級者以上となっても問題なく使えそうです。
あえていえば、マニュアルで利用する場合、調整ダイヤル表記が「お魚・玉ねぎ」などの絵柄であるのに違和感があるので、せめて数字併記にして欲しかった感じはあります。
1-5・タイガーのフードプロセッサー
つづいて、日本のタイガーのフードプロセッサです。
同社のフードプロセッサーは、液体調理ができる部分に特色があります。
【2022年発売】SKF-H101(KD)
14・タイガー SKF-H101 SKF-H101KD
¥11,700 Amazon.co.jp (12/4執筆時)
最大容量(ミンチ):500g
最大容量(玉ネギ):650g(大3個)
速度調整:2段階
調理種類:6種類
固い食材:
食洗機:
サイズ:幅287×奥行179×高さ238mm
SKF-H101は、日本のタイガーが発売するフードプロセッサーです。
2019年発売のH100(H100K)の後継機ですが、ホイップについて、専用プレートが付属したので、出来が良くなったのが改良点でした。
サイズは、幅287×奥行179×高さ238mmです。
高さ方面ほか、幅もあります。
ただ、奥行の薄さを活かせば、収納には困らないでしょう。
可能な調理パターンは、ミンチ作りに便利な「きざむ」、ドレッシングなど「まぜる」、魚のすり身やふりかけなどに利用する「する(つぶす)」、大根おろしなどの「おろす」、パスタ生地などを「こねる」、製菓用に「泡立てる」という機能に対応です。
粘る食材(長芋など)も対応です。
一方、ここまで見た他社機と比べると、スライサー・千切り機能がないです。
また、おろしカッターは付属しますすが、パナソニックや山本電気と違い長いも(とろろ)は非対応です。
なお、丈夫に注入口がない構造なので、フードプロセッサーとしては液体の調理ができます。
例えば、パナソニック機などは(ドレッシングなどを作る際)水が飛ぶので160mLほどしか水分が入れられませんが、こちらは、600mlまで可能です。
ジュースは、「大根おろしでジュース」を作る感じなるのでオススメできませんが、スープ作りになどに使えるでしょう。
一方、この構造の場合「おろし」などをする場合に、プッシャーで押し入れできないため不便です。
ブレードは、注目点です。
耐久性の高いブラックチタンコートがなされた頑丈な刃だからです。
容器は、大きめです。
タマネギのみじん切りやハンバーグのたねの場合は、650gまで対応です。
5-6個は一度にとれるでしょう。
ミンチも、豚の切り身なら500gまでいけます。
クイジナートの大型機を除けば、主要メーカー機ではもっとも大きいです。
回転調節は、2段階です。
写真の「おろし・スープ」が高速(2600回転)、「すりみ」が低速(1600回転)です。
このほかは、間欠運転モード(みじん/ミンチ)と変速モード(ぱんこね)のスイッチです。
感覚的で初心者には使いやすいかと思います。
本体の安全面では、モーター保護機能が搭載です。
定格時間は、パナソニック同様の30分と長いです。
清潔面では、ステンレス製のカップですので十分です。
ディンプル加工がなされ、張り付きにくい仕様です。こちらも本体がSUS(アルミ)なので、問題ありません。
ただし、素材的に、食器洗い機に対応できない点は、やや不便でしょう。
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以上、タイガーのSKF-H101シリーズの紹介でした。
フードプロセッサーとしては少し特殊な形状ですが、多めに処理できる部分と、(食洗機非対応ながら)軽く洗いやすい、ステンレス製カップである部分が良いところです。
一方、スライサーはない部分と、長いも非対応の部分また、山本電気同様に、仕上がり具合を上部からしか確認できない点は、注意点と言えます。
【2022年発売】SKU-A101(KD)
15・タイガー SKU-A101-KD
¥15,600 Amazon.co.jp (12/4執筆時
最大容量(ミンチ):300g
最大容量(玉ネギ)):300g(大1.5個)
速度調整:1段階
調理種類:5種類
固い食材:
食洗機:対応
サイズ:幅212×奥行171×高さ274mm
TIGER6value+ SKU-A101も、タイガーが発売するフードプロセッサーです。
こちらは最近同社が展開する「良い音設計シリーズ」に属する製品で、後述するように「静音性」にこだわりのある上位機です。
可能な調理パターンは、ミンチ作りに便利な「きざむ」、生クリームなど「まぜる」、大根おろしなどの「おろす」、魚のすり身やふりかけなどを「する(つぶす)」、製菓用に「泡立てる」という機能です。
先ほど紹介した製品と違って「こねる」は非対応です。
また、スライサー機能もないです。長芋も「おろす」を含めて対応しませんし、構造的に、ドレッシングを含めて液体調理には非対応です。
ブレードは、チタンコートされたチョッパーカッターとおろしカッターが付属です。
容器は、ミンチ・玉ネギ共に300gまでとなります。
先ほどの機種ほどは多くない中型です。
回転調節は、本機は構造的にできません。
回転数は、50Hz地域で1400回、60Hz地域で1700回ですので、基本的に低速で固定です。
本体の安全面では、モーター保護機能は搭載です。
なお、本機は、運転ボタンがなく、フタを手で下に押し込むことでスイッチが入り動作する仕組みです。
この部分で、カップとフタが正しくセットされていないと動かないという安全構造があります。
定格時間は10分です。
清潔面では、本機は、トライタン製(樹脂製)カップです。
レジャー用の「割れないワイングラス」などにも見られる素材で、食洗機にも対応です。
一方、本機は、静音性について5つの構造的な配慮があります。
デシベル値では、69dBから60dBと騒音値はさほど低下してしていません。ただ、最近使われることが多い実感音しめす(SONE値)換算では、40%の実感音カットとのことです。
一方、諸所の改良もありますが、従来機よりSONE値が低く出るのは、運転ボタンをなくして、カップ全体を上から押す構造で電源をONにする仕組みで、運転ボタンをなくしたことが、奏功している気がします。
いずれにしても、静かになるなら問題ないでしょう。
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以上、タイガーのSKU-A101シリーズの紹介でした。
静音性に注目した機種ですから、朝ご飯の準備など、音を立てたくない場合に主に利用する場合には、良いでしょう。
トライタン製のカップも、高級感はないですが、軽量で食洗機は使えますし良い素材かと思います。
一方、やや特殊な利用法が強いられるので、フードプロセッサを使い慣れた人には少し違和感はあるかもしれません。
1-6・ショップジャパンのフードプロセッサー
つづいて、日本のテレビ通販大手のShop Japanのフードプロセッサです。
デンキヤ流通にものっており、その場合、オークローンマーケティング)OAK LAWN MARKETING)社の名前で売っています。
【2022年発売】(執筆時在庫なし)
16・Shop Japan MGEWS01
¥(14,990) 楽天市場 (12/4執筆時)
最大容量(ミンチ):
最大容量(玉ネギ):
調理種類:6種類
固い食材:
食洗機:
サイズ:幅130×高さ142×奥行142mm(本体)
マジックブレット キッチンエクスプレス MGEWS01は、通販番組のショップジャパン(オークローンマーケティング )の販売する製品です。
写真にあるように、こちらはジューサー(ボトルミキサー)とのハイブリッド製品です。そのため【ジューサーの比較記事】で紹介するか迷いました。
しかし、チョッパーが大きいので、とりあえず、こちらのフードプロセッサーで書きました。
サイズは、幅130×高さ142×奥行142mmです。
フードプロセッサーを使う場合、そちらの高さが107mmなので、背は高いです。
可能な調理パターンは、上図の通りです。
先述のように、フードプロセッサーとしてみる場合「繊維入りジュースを混ぜて作る」ができるのがポイントです。
ただ、【ジューサーの比較記事】で書いたタイプで言えば、先述のように「ボトルブレンダー」です。
繊維脂質のないスッキリ味の100%ジュースではなく、健康重視の「繊維入り」です。また、モーター回転数の問題から、氷や牛乳などの割り材は必要になります。
フードプロセッサーの部分は、普通の調理パターンはこなせます。なお、スライスをするための「カッティングカッター」と、ジュース用の「トールカップ(450ml)」は、一般流通の製品の場合、標準でセットです。
ブレードは、1種類のみです。
素材は普通のステンレスです。
容器は、満量で830mlです。
最も上の目盛り線は3.5カップ(700g)あたりです。
ミンチ・玉ネギの対応容量は未記載ですが、ケースは中型なので、少なくとも250-300gはいけると思います。
確認できたら加筆します。
回転調節は、最高は17500回転です。
この点で言えば、基本的に「ミキサーの回転数」ですが、カッティングカッター(チョッパー)では、2500回転/分との記載です。
間欠運転もできますし、それなりに本格的なフープロと言えます。
定格時間は、ただ不明です。
パワージューサーとして動く仕様なので、モーターの発熱の関係で、おそらく、普通のフードプロセッサーより、続運転には限りがあると思います。
清潔面では、本機は、食洗機に対応です。
この部分は良いところです。
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以上、ショップジャパンの MGEWS01の紹介でした。
「ジューズも」「ミンチも」という使い方ができる製品です。同じほどの時期に出た似た感じのハイブリッド製品を【ジューサーの比較記事】でもみました。
そちらは、T-Falのものですが、本機のほうが「フープロ寄りな構成」でしょう。ただ、比べても良いかと思います。
次回に続く!
フードプロセッサーのおすすめは結論的にこの製品!
というわけで、今回はフードプロセッサーの比較の1回目記事でした。
しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。
2・フードプロセッサの比較 (2)
2-1:テスコム〈日本〉
2-2・レコルト〈日本〉
2-3・マルチシェフ〈日本〉
2-4:他の企業〈各社〉
2-5:最終的なおすすめの提案【結論】
本体容量 ★★★★★
ミンチ作り ★★★★★
野菜スライス ★★★★★
山芋とろろ汁 ★★★★☆
固い食材 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
そして、その上で、ここまで紹介してきた全品から、いつものように、目的別・用途別にAtlasのおすすめ機種!を提案します。
引き続きよろしくお願いします。
2回目記事は→こちら!
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