【今回レビューする製品】 2024年 最新のヘアアイロンの性能とおすすめ・選び方:安い初心者向けアイロン:2WAYアイロン・カール・ストレート専用アイロンの違い
【比較する製品型番】パナソニック H-HV2A EH-HV1A EH-HV30 EH-HV41 EH-HV42-K ミニコテ EH-HV28 VS ヴィダルサスーン VSI-3255/KJ VSI-2550-KJ VSI-3250-KJ VSI-3050-KJ テスコム elims est TW752A TW753A TW552B TW553B コイズミ VSW-2701 KHS-8130 KHS-8230 KHR-7530/C KHR-7440/K クレイツイオン エアスリークマルチアイロン CIAI-BM03W AFLOAT RCISC-W38W RCISC-W32W アイリスオーヤマ MiCOLA HIR-MS201 テスコム elims est TS750A TS850A naturam TW303A-K ヤーマン ヘアボリューマー YJHB2 ほか
今回のお題
多機能なヘアアイロンのおすすめはどの機種?
ども、Atlasです。
今回の記事は、2024年9月現在最新のヘアアイロンの比較です。
カールもストレートもできる2WAYヘアアイロンを紹介します。
専用品よりも安めの価格の場合が多く、1万円以下で良い機種が選べます。
1・2WAYヘアアイロンの比較
2・ストレートアイロンの比較
3・カールアイロンの比較
4・おすすめのヘアアイロン
=価格別・目的の「おすすめ」の提案
なお、カール・ストレートそれぞれに専門特化した高性能製品をお探しの方は、次回以降で扱います。
ただ、今回の1回目記事では、「ヘアアイロンの選び方の基本」も書くため、この記事からお読み頂いても良いかと思います。
よろしくお願いします。
ストレートの伸び ★★★★★
カールのかかり ★★★★★
髪への優しさ ★★★★★
時短効果 ★★★★★
温度調整 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、以下では、各社のヘアアイロンを比較します。
その上で、記事の結論では、上表のようなポイントから、予算別に「最もおすすめできる機種も提案」していきます。
1・ヘアアイロンの選び方の基本!
ヘアアイロンは、2000円台の格安品から、3万円以上の高級モデルまで、数多くあります。
また、美容家電にありがちですが、(科学的な言葉で説明できる)価値がないのに、(謎の)「プレミア価格」を付ける製品もあります。
1-1・アイロンを選ぶ際の基準
しかし、次の3点を見ておけば、(少なくとも)「損をしない」買い物ができるでしょう。
1・温度調整の自在性
2・髪保護コーティングの品質
3・アタッチメントの豊富さ
第1に 「温度調整の自在性」です。
アイロンは髪に熱を入れるので、必要以上の温度で利用すると髪を傷めます。
それを防ぐには、ある程度温度調整の幅が合った方が良いと言えます。
第2に、「コーティングの品質」です。
髪に直接あたる部分について、必要以上に熱が入らないよう、しっかりとした機能性を持つ製品を選ぶことが大切です。
その上で、含まれる素材で、「髪につやを出す」などのプラスアルファの機能を持つ製品もあります。
第3に、「アタッチメントの豊富さ」です。
とくに、ヘアスタイルが定まっていない「初めて」の方は、ストレート・カールを含めて、色々なスタイルを試せる機種を選ぶと満足度が高いです。
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今回の記事では、この3点をふまえて、ヘアアイロンを比較していきます。
1-2・ヘアアイロンの種類
・2WAYヘアアイロン
・ストレート専用アイロン
・カール専用アイロン
しかし、あらかじめ強調したいのは、ヘアアイロンには「3種類」あるということです。
順番にその特長を紹介しておきます。
第1に、ストレート/カール兼用の2WAYアイロンです。
こちらは、主に、初めてのヘアアイロンを買う方をターゲットにした製品で、価格が安いです。
美容院で兼用品を利用していないように、双方の仕上がりはイマイチです。
メーカーとしては、ヴィダルサスーンが優秀です。簡単に繰り替えられるレバーで、両方使ってセットしたいニーズに応える、素晴らしい製品を出しています。
第2に、ストレート専用アイロンです。
カールには対応できないですが、コーティングや温度調整をストレートに特化しているので、「髪が伸びる」という点では、他機を凌駕します。
メーカーとしては、パナソニックがこの分野の技術が高く、「得意分野」とします。
ただし、価格が高めです。
第3に、カール専用アイロンです。
独特の形状の製品が多く、あまりコツ要らずに、複数の巻き方に対応できるのが特長です。
メーカーとしては、コンエアーの「ミラカール」や、美容室専売品のクレイツイオンなどが有名ブランドです。
値段は、割と安い製品からありますが、カーラー(パイプ)の直径が基本固定で、「ゆる巻き」」と「くっきり巻き」を一台では賄えません。
その点で、(兼用より)やや上級者向け製品です。
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なお、ヘアアイロンの消費電力は、ストレートアイロンでも、カールアイロンでも、基本的に50Wを超えるものはないので、省エネです。
ただ、使い始めの最大加熱時は、結構(1000W以上)使う機種もあるので、ブレーカーに注意が必要な部分があります。
そのため、この部分も比べたいところなのですが、メーカー・機種によって、定格消費電力(最大消費電力)だけの表記だったり、消費電力(実仕様1時間あたりの目安表記)だけの表記だったりするので、正確に比べられません。
残念ながら、今回の記事では(今のところ)この部分の比較は無理との判断です。
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1・2WAYヘアアイロンの比較
タイプ:カール・ストレート
=初めてのアイロンに最適
2・ストレート専用アイロンの比較
タイプ:ストレート
=よく伸びるストレート専用
3・カール専用アイロンの比較
=自動巻きをふくむカール専用
今回は、1回目記事なので、初心者に最適で、最大でも1万円程度で良い機種が購入できる兼用2WAYタイプのヘアアイロンを紹介します。
そのため、専門特化した高性能機をお探しの方は、上記2番・3番の記事をご覧ください。
よろしくお願いします。
2・各社の2WAYアイロンの比較
2-1:ヴィダルサスーン〈英国〉
2-2:パナソニック〈日本〉
2-3:クレイツイオン〈日本〉
2-4:コイズミ〈日本〉
2-5:テスコム〈日本〉ほか
では、兼用2WAYタイプのヘアアイロンの比較をはじめます。
企業順で、今回は紹介するつもりです。
2-1・ヴィダルサスーンのアイロン
はじめに、VS(ヴィダルサスーン)の2WAYアイロンからです。
著名なサロンブランドですが、美容家電については、日本のコイズミが、生産・販売しています。
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ここから先の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【2021年発売】
【32mmカール+ストレートナー】
1・VS スチーム2wayアイロン VSI-3255/KJ
¥4,480 Amazon.co.jp (9/11執筆時)
ストレート:対応
カール:対応(32mm)
温度調整:5段階 140-200度
コーティング:セラミック
海外旅行:
サイズ:長さ37.0×幅3.4×奥行6.8cm
重さ:480g(本体)
VSI-3255/KJは、ヴィダルサスーンの2WAYヘアアイロンです。
重さは、480gです。
入門用の2WAY式としては少し重めです。
買換などの場合は、今お使いのものと重さは比べて見てください。
付属するアタッチメントは、ありません。
レバーを綴じた状態(右図)では(ゆるふわ目の)32mmのカーラーとして、開いた状態(左図)では、プレートを使った「ストレートナー」としての利用するタイプになります。
アタッチメントの交換の手間がないので、「ストレートに伸ばしてから、毛先などをカール」など、朝の忙しい時間に両方利用する場合に便利です。
カールは、「髪を本体に巻き付けて、くるくる回していく」というやり方です。
アイロンの温度調節は、5段階です。
最高200度までとなります。ただし、パイプ(カール)利用時は180度が最高です。
200度に設定した場合、180度くらいになるもの(少し弱くなる)と考えてください。
つまり、アバウトな温度調整になりますが、ある程度の段階でしっかり調整できた方が髪を傷めませんので、良いと思います。
また、ストレートの場合、あまり温度が出せない機種の場合しっかり伸びないので、必要な際に200度まで出せる機種部分は、セールスポイントです。
表面のコーティングは、セラミックです。
VSはグレードでコーティングを替えますが、本機は中級の素材です。
すべりの良さが特徴ので、多少豪華といえます。
マイナスイオン発生機能は、搭載です。
マイナスイオン自体は、髪のつややくせ毛の伸び率がよいと言われます。
ただ、完全に科学的に検証されてはいないため、ある意味「おまけ」です。メーカーも、本機の場合はっきりした効果は説明しません。
スチームは、対応です。
スポイト注入式のスチーム機能です。
高温スチームなので、髪に潤いを与えながら伸ばすというより、主に、ドライ利用時に「サラサラストレート」にするための装備です。しっかり、カールを付けたい場合にも有効でしょう。
ただ、水を入れる方法が多少複雑に思えます。
使い勝手の部分では、本機はストレート利用時手元から開くタイプです。
格安機は手元から開かないものもありますが本機は異なります。割と本格的です。
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以上、VSのVSI-3240/PJの紹介でした。
2WAY式は各社とも「初心者」向けの機種しかないですが、その中では細かめの温度調整、スチーム機能など、機能がある程度充実します。
ストレート用としては手元から開くタイプで操作は楽なので、「伸ばしてから、ポイントカール」などの使い方には便利でしょう。ただ、先述のように、若干重めです。
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【2019年発売】
【25mmカール+ストレートナー】
2・ヴィダルサスーン VSI-2550-KJ
¥2,373 Amazon.co.jp (9/11執筆時)
【32mmカール+ストレートナー】
3・ヴィダルサスーン VSI-3250-KJ
¥2,382 Amazon.co.jp (9/11執筆時)
【30mmカール+ストレートナー】(温度2段階)
4・ヴィダルサスーン VSI-3050-KJ
¥2,425 楽天市場 (9/11執筆時)
ストレート:対応
カール:対応(25 or 32mm)
温度調整:4段階 140-200度
コーティング:クリスタルブラック
サイズ:長さ33.5×幅3.2×奥行6.8cm
海外旅行:対応
重さ:420g(32mm)390g(25mm)
なお、VSの場合、VSI-2550・VSI-3250はなど、先ほどの機種より多少安めの「黒のVS」シリーズもあります。
どの機種も、構造的にシンプルにすることで価格を抑えたものです。
先ほどの機種と比べると、スチーム機能が省略で、プレートのコートのランクも多少落ちます。温度調整も、4段階です。
カーラーは、このシリーズの場合、パイプの太さで3種類が選べます。
25mmだと(くっきりとは言えないほどの)標準の巻き幅、32mmは「ゆるふわ」目と言えます。
30mmはその中間ですが、温度調整が本機だけ2段階なので、廉価版です。
重さは、先ほどの機種に比べると、どのサイズも加減はあります。
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結論的にいえば、30mmを除けば、「値段重視」ならば選んでも良い機種です。
ただ、水蒸気を逃がす構造はないので、(スチームを利用しないとしても)ドライ専用といえる部分が、先ほどの機種との違う部分として重要でしょう。
2-2・パナソニックのアイロン
続いて、日本のパナソニックが販売する2WAYアイロンです。
日本の大手家電メーカーで、美容家電にも力を入れています。
【2020年発売】
5・パナソニック ヘアアイロン EH-HV30-W
¥3,145 Amazon.co.jp (9/11執筆時)
ストレート:対応
カール:対応 (32mm)
温度調整:5段階 130-170度
コーティング:セラミック
海外旅行:対応
サイズ:長さ29.0×幅4.5×奥行4.2cm
重さ:350g (カール時)
EH-HV30 は、パナソニックの発売するヘアアイロンです。
付属するアタッチメントは、1種類です。
ただ、アタッチメントを取り外した状態で利用できるため、実質的に2WAY仕様となります。
ストレートは、緩やかにのばす「ニュアンスストレート」です。
キッチリのばす「サラサラストレート」は、対応できません。
カールは、「エレガントカール」です。
カーラーは、32mmですので、すこし「ゆるふわ」よりでしょう。
アタッチメントの取付は、スライドするだけで簡単です。
アイロンの温度調節は、170度からの5段階調整が可能です。
細かいですが、200度に対応せず「サラサラストレート」は対応できない機種です。
ただ、髪を傷めやすい温度をあえて出せなくすることで、初めて使う方が、間違って髪を傷めないようにしているとも言えるでしょう。
表面のコーティングは、セラミックコーティングです。
熱を伝えやすく、ある程度すべりも良いので、各社の格安品で割と使われます。
マイナスイオン発生機能は、搭載されません。
スチーム機能もないですし、構造的にもドライ用です。
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以上、パナソニックのEH-HW30 の紹介でした。
2WAY式はアイロン入門者向けの機種がほとんどですが、本機もそうです。
わりと作るのが楽な「ニュアンスストレート」「エレガントカール」だけに絞り、この価格を実現しています。
また、髪が傷にくい温度に制限しているため、例えば、「お子さんに買ってあげる」ような用途には、値段や見た目を含めて向きそうです。
【26mmロール】
【2024年発売】(黒)
6・パナソニック ブラシアイロン EH-HV42-K
¥5,668 Amazon.co.jp (9/11執筆時)
【2021年発売】(白)
7・パナソニック ブラシアイロン EH-HV41-W
¥3,980 Amazon.co.jp (9/11執筆時)
ストレート:対応
カール:対応(26mm)
温度調整:1段階 170度
コーティング:アルマイト
海外旅行:対応
サイズ:長さ23.0×幅4.5×奥行6.4cm
重さ:290g (コード込)
EH-HV42は、パナソニックの発売する、ブラシタイプのアイロンです。
付属するアタッチメントは、1つです。
しかし、カールとストレート両方の使い方が1本でできる製品です。
カールアイロンとしては、標準的な巻き幅の26mmのカーラーとして利用できます。
毛先キャッチクリップに挟む場合はくっきりと、クリップを使わない場合は、「ゆるふわ」と、アレンジできる工夫があります。
ストレートナーとしては、真ん中を開くことで利用できます。
アイロンの温度調節は、しかしながら170度固定です。
海外でも利用できる機種ですが、120V地域の場合、180度固定になります。
柔軟性のなさは課題でしょう。
表面のコーティングは、熱伝導性を重視したアルマイトコーティングです。
ブラシを含めて、とくに「髪に配慮した部分」はありません。
マイナスイオン発生機能は、搭載されません。
スチーム機能も未搭載です。
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以上、パナソニックのEH-HV42の紹介でした。
ブラシ式のため、コテを利用する方法よりカールのかかりは弱めです。
ただ、取り回しはこの方式は楽なので、手軽なこちらを選ぶのも手です。本格的ではないものの、気軽に使いたい方には、ブラシ式もオススメです。
【2023年発売】
8・パナソニック EH-HV2A-K
9・パナソニック EH-HV2A-W
¥4,800 Amazon.co.jp (9/11執筆時)
ストレート:対応
温度調整:3段階 120-180度
コーティング:S・グロスコーティング+
海外旅行:対応
サイズ:長さ24.2×幅3×奥行3.7cm
重さ:275g (本体のみ)
EH-HV2Aも、パナソニックの発売するヘアアイロンです。
本機は「コンパクトストレートアイロン」というシリーズ名です。
サイズは、長さ24.2×幅3×奥行3.7cmです。
重さは、275gです。
旅行用に持ち運ぶために短く、軽いと言うより、初心者に扱いやすくするため、このサイズにしています。シリーズ名は変わったのですが、同社のロングセラーです。
付属するアタッチメントは、1つです。
ただ、プレートを使った「ストレートナー」としての利用はもちろん可能です。
その上で、カールもできます。
ただ、専用クリップがあるわけでないので、ストレート用のプレートに挟み込み、その上で、回していく方式です。幅は30mmです。
アタッチメント交換式やブラシ式に比べると、熱源はストレート用のプレート部だけなので、この部分は簡易的です。
一方、ストレートがメインで、毛先だけ、ハネを付けたいようなような場合には「手軽」といえます。
アイロンの温度調節は、3段階の最高180度です。
視認性を含めて、あまり調整しやすいスイッチではないです。
200度は使えない部分は入門用ですが、伸びます。
表面のコーティングは、スムースグロスコーティングプラスです。
基本的には滑りやすくする加工ですが、ツヤ感、しっとり感、毛先のまとまり感が強調されます。コート材は不明ですが、なにかしらの鉱物を含むのだと思います。
一方、本機は、先述のように、カーラー利用時、本体に挟み込む方式なので、巻きやすいように、エッジをカーブにし、さらに根元に、髪ズレ防止用のリブがあります。
カール利用時には重要な工夫ですが、使い方によっては、ストレート利用時はこの仕組みが若干邪魔に感じるかもしれません。家庭用は「寝ぼけての利用」などもあり得るので、構造はシンプルのが良いですが、構造的に仕方ないかもしれません。
マイナスイオン発生機能は、ありません。
スチーム機能も未搭載です。なお、本機は海外でも利用可能です。
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以上、パナソニックのEH-HV2Aの紹介でした。
小型で取り回しやすく、ある程度まで温度も出せる2WAYです。
カール部分はさほど本格的ではないですが、ポイント的に利用したいだけならば、良い機種の1つでしょう。
実際、カール時に、閉じてからクリップで処理する必要がないので「時短」部分では、2WAY式の中でも優れる機種です。
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なお、パナソニックは、このほかにもコンパクト型をラインナップしています。
違いを示しておきます。
【2023年発売】
10・パナソニック EH-HV1A-K
11・パナソニック EH-HV1A-W
¥3,800 Amazon.co.jp (9/11執筆時)
ストレート:対応
温度調整:1段階 160度
コーティング:S・グロスコーティング+
海外旅行:対応
サイズ:長さ24.2×幅3×奥行3.7cm
重さ:275g (本体のみ)
第1に、EH-HV1Aです。
先ほどの機種の下位機です。
こちらの場合、温度が160度の1段階です。
そのほか、プレートのコーティングが下位で、「しっとり感」という機能性がありません。あとは、大きな違いはみられません。
ただ、温度調整はできた方が良いため、あまりおすすめはしません。
【2021年発売】PPは終売
12・パナソニック ミニコテ EH-HV28-PN
13・パナソニック ミニコテ EH-HV28-PP
¥5,620 Amazon.co.jp (9/11執筆時)
ストレート:対応
温度調整:1段階 160度
コーティング:S・グロスコーティング
海外旅行:対応
サイズ:長さ23.0×幅3.6×奥行4.0cm
重さ:240g (本体のみ)
第2に、EH-HV28です。
「ミニコテ」というブランド名ですが、このシリーズの旧機になります。
外観が大きく異なるのは、「女子」のトレンドが変化したからでしょう。
旧機はすこしポップな宣伝でした。
機能面に注目する場合、1段階 最高160度の温度調整なので、新機種で言えば下位機種相当です。
一方、カールに部分で、サイズが換えられる点が、新機種と違います。
その部分で、本機の方が多機能とも言えますが、しっかり巻くための「リブとカーブ」の工夫は逆にないので、全体として新機種に及ばないです。
先述のように、新旧でターゲット層(世代)が少し変わったので、新機種では仕上がりを優先したということでしょう。
2-3・クレイツのアイロン
つづいて、日本のクレイツイオンの2WAYアイロンです。
主に、サロン向け製品のシェアが広いブランドで「美容師さんがおすすめ」するような理美容家電を多く出します。
【2022年発売】
14・クレイツイオン エアスリーク CIAI-BM03W
¥6,890 楽天市場 (9/11執筆時)
ストレート:対応
カール:対応
温度調整:5段階 120-200度
コーティング:セラミック
海外旅行:対応
サイズ:長さ27×幅6.0×奥行3.5cm
重さ:295g (本体195g)
CIAI-BM03Wは、エアスリークマルチアイロンという名前で、日本の美容家電メーカーのクレイツイオンが販売するストレートアイロンです。
付属するアタッチメントは、未付属です。
基本はストレートナーで、パイプに巻き付けることでカールにも対応できるタイプです。
パナソニックと同じですが、この方式は、カールについてはややコツが必要です。
アイロンの温度調節は、120度からの5段階 最大200度です。
本機は、本体上部にエアホールがあります。
スチーム機能はないですが、乾きかけのウェット状態での利用も想定します。
使い勝手の部分は、設定温度に到達した際に、ファンで風を放出し、髪をケアする仕組みがあります。
髪を冷やした方がスタイルはキープされますので、理に適った仕組みに思います。送風は、オフにもできます。
構造的は、手元からの開閉ではなく、挟み込む部分のみ開閉のクリップ式です。
このタイプはやけどにしにくい構造で、初心者向きと言えるかもしれません。ただ、手早く処理できないので、一長一短ではあります。
表面のコーティングは、セラミックです。
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以上、CIAI-BM03Wの紹介でした。
エアーでの熱対策が目立つ製品です。クリップ式でやけどしにくく、熱の入れすぎによるダメージケアに配慮がある部分で、初心者には使いやすいかなと感じます。
ただ、手早く処理することはやや難しい形状です。合う人には合い、合わない人には合わないので、ネットでは評価は割れるでしょう。
【2022年発売】
15・クレイツ AFLOAT 38mm RCISC-W38W
¥7,991 楽天市場 (9/11執筆時)
16・クレイツ AFLOAT 32mm RCISC-W32W
¥6,750 Amazon.co.jp (9/11執筆時)
ストレート:対応
カール:対応(32mm /38mm)
温度調整:3段階 120-190度
コーティング:ゴールドプレート
海外旅行:対応
サイズ:長さ33.5/×幅8.0×奥行4cm
重さ:365g (本体305g)
アフロートも、クレイツが販売するアイロンです。
正式名称は「アフロート エクストリームカール II プラス 38mm」で、本機も2WAY式です。
2機ありますが、カーラーの部分で、ややゆるめな32mmと、だいぶゆる巻きな38mmを選ぶことになります。
38mmは重さが45gほど増えますが、サイズ感は変わりません。
付属するアタッチメントはないタイプです。
本機は、ストレートナーとして利用する場合は、スイッチで(飛び出た)クリップ状の部分を閉めて利用します。
カールを利用したい場合は、クリップ部分を開けて利用します。
以下でみていく他社機にもおなじタイプが多いですが、2WAY式でもこのタイプの方が、(熱が均等に入るので)カールを作る場合において本格的と言えます。
その代わり、外観構造が複雑で持ちにくさはでますが、後述するように、一定の配慮がみられます。
アイロンの温度調節は、120度・150度・190度の3段階です。
さほど細かくないですが、2WAYとしてストレート・カールと使うする場合、固定ではなく切替えたい方もいるでしょうし、シンプルなのは悪くない部分もあります。
使い勝手の部分は、工夫が多いです。
滑りにくい独特のフィンガーリムと、ボトムのパイプキャップなど、しっかり使えるように構造部分に配慮があります。
こうした部分は「理美容系ブランド」が重視するところで、「慣れれば、実際使いやすい」でしょう。
表面のコーティングは、クレイツイオンゴールド加工プレートです。
表面加工ですべりの良さを強化したものです。髪のツヤアップも効果として説明されます。おそらく、プレートはシリコン系、パイプはチタン系コートでしょう。
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以上、クレイツのアフロートの紹介でした。
カール・ストレート切替と、3段階の温度調節シンプル構成である部分と、利用する際の持ちやすさに配慮を感じる製品です。
このタイプは、ここからみていくように他社にも多いため比較は必要ですが、パナソニックのようなプレートで巻くタイプより、カールにおいて「本格的」です。
その点で言えば、2WAY式に慣れた方の買い換えに向く機種の1つと言えます。
2-4・コイズミのアイロン
つづいて、コイズミのアイロンです。
上で見た、VS(ヴィダルサスーン)も生産しますが、自社ブランドでも製品展開があります。
【2023年発売】
17・KOIZUMI Salon Sense KHR-7530/C
¥9,663 楽天市場 (9/11執筆時)
ストレート:対応
カール:対応(30mm)
温度調整:13段階 80-200度
コーティング:シルキーモイスト
海外旅行:対応
サイズ:長さ31.9×幅3.4×奥行6.9cm
重さ:400g(本体のみ)
KHR-7520は、コイズミの販売する「サロンセンス」シリーズに属する製品です。
同社は、ヴィダルサスーン(VS)を製造している会社ですが、自社ブランドでも出していて、機能面も少し異なります。
付属するアタッチメントは、こちらも、1種ですが、ストレートとカールの両方に対応できる製品です。
構造は、クレイツイオンの上位機(アフロート)でみたのと同じで、スイッチ切替です。
先述のように、パナソニックの格安機などに比べて、パイプ部分に熱が入るので、この方式の方が(外観構造は複雑ですが)、カールにおいては本格的と言えます。
ストレートナーは中央のプレート、カールは、スイッチでプレートを閉じて、クリップ部分に挟み込んで回します。
30mmのカーラーですので、一般的なカーラーよりすこしだけですが「ゆるめ」です。
アイロンの温度調節は、13段階で、80度からの最大200度です。
デジタルでの温度調節になるので、設定は楽です。
新機種は、シルキーモイストコーティングです。
素材の詳細は不明ですが、凹凸の部分に髪の水分の蒸発を防ぐというケア重視の発想です。
同社によれば、第三者機関(大丸系の消費科学研究所)で、従来の3倍の保水を達成したようです。
熱が入りにくいので、ヘアカラーの退色にも強いとされます。
本機は、(価格からして)スチーム発生機能が搭載できないので、ようするに、「低コストでなるべく保水」という発想です。
実際、第三者機関の検証結果もしっかり出しており、効果は期待できます。ただ、上位機と比較すると、方式的な限界はあるでしょう。
マイナスイオン発生機能は、付属します。
重さは、400gです。
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以上、コイズミのKHR-7520の紹介でした。
スチーム機能はないですが、そのかわりにマイナスイオン発生機能・シルキーモイストコーティングが加わり、値段が安いという機種です。
VSは、ブランドライセンスの分多少高い点もあるため、価格と実用性重視ならば、ストレートナーとしても、200度出せる仕様ですし、こちらを選ぶのもありでしょう。
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【2021年発売】
【温度13段階】
18・KOIZUMI KHS-8130/W
19・KOIZUMI KHS-8130/P
¥3,575 楽天市場 (9/11執筆時)
【温度5段階】
20・KOIZUMI KHS-8230/W
21・KOIZUMI KHS-8230/K
¥2,860 楽天市場 (9/11執筆時)
ストレート:対応
カール:対応
温度調整:13段階 80-200度
コーティング:ナノセラミック
海外旅行:対応
サイズ:長さ29.5×幅3.6×奥行8.0cm
重さ:350g(本体のみ)
一方、2021年から、下位機種といえる KHS-8130が登場しました。
また、温度調整を5段階にして、液晶を除いた点で、さらに下位機種と言えるKHS-8230も同時発売です。
こちらについては、「サロンセンス300シリーズ」ではないため、パーツレベルで多少洗練されない部分があります。
2WAYでカーラーが付属しますが、サイズは非公開で、形状的にも本格的に巻く用途ではないです。
ただ、濡れた髪を蒸発させつつ利用できるWET&DRY機能は珍しいので、その部分でのニーズはあるかもしれません。
いずれにしても、少し特殊です。
【2023年発売】
22・ コイズミ KHR-7440/K
¥4,480 Amazon.co.jp (9/11執筆時)
ストレート:対応
カール:対応(25mm)
温度調整:2段階 120-160度
コーティング:セラミック
海外旅行:対応
サイズ:長さ23.5×幅3.6×奥行5.3cm
重さ:200g(本体のみ)
KHR-7440/K は、コイズミの販売するコードレス2Wayアイロンです。
付属のUSBケーブル(USB-C to USB-A)で充電する方式です。
内蔵バッテリー式で、4時間の充電時間で、20分の利用ができます。
なお、USB充電器自体も付属です。5W(5V 1A)なので、市販のモバイルバッテリーでも充電できるでしょうが、PCなどの充電を含めて、未保証です。
重さは、200gです。
全長25mmの小型です。パイプカバー付きで持ちはこびに配慮もあります。
付属するアタッチメントは、1種です。
他機にもみられたように、プレート版とコテ版がある構成です。
カールを利用する場合、プレートをロックしてから使います。
標準的な25mmのカーラーです。
アイロンの温度調節は、2段階で、120度と160度です。
ストレート用としては少し弱いです。ストレート専用のモバイルだと、もう少し温度を出せる製品もあります。
コートは、セラミックです。
同社の普通のコートで、熱伝導を重視する普通のものです。
マイナスイオン発生機能は、ありません。
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以上、コイズミのKHR-7440/K の紹介でした。
2WAYでは珍しいコードレス型です。ストレート用に若干出力が弱いのが気になりますが、このタイプはあまり選択肢もないですし、ニーズはありそうです。
2-5・その他のアイロン
続いてに、ここまでみた企業以外の製品のうち、気になったものを「ざっくり」とですが、見ておきます。
【2022年発売】
【26mmカール+ストレートナー】
23・テスコム elims est TW752A-C
¥6,010 楽天市場 (9/11執筆時)
【32mmカール+ストレートナー】
24・テスコム elims est TW753A-C
¥6,010 楽天市場 (9/11執筆時)
ストレート:対応
カール:対応(26mm/30mm)
温度調整:25段階 80-200度
コーティング:ナノセラミック
海外旅行:対応
サイズ:長さ85×幅32×奥行34mm
重さ:390g(本体のみ)
TW752AとTW752Aは、日本のテスコムの販売する2WAY式のヘアアイロンです。
コイズミ同様に、プロ用を含めた美容家電に強く、自社工場で生産もなす日本企業です。2022年から展開する「elims est」に属します。
アタッチメントは、ないです。
コイズミと同じで、ストレートの場合は根元から開いて使い、カールは閉じて使う方式です。
カールは、26mmと32mmから選べます。
最近は「ゆる巻き」が結構増えてきました。
アイロンの温度調節は、25段階で、80度からの最大200度です。
後発なので、明らかに「ライバル」企業を意識して調整を細かくしていると言えます。
あまり多くても実用上意味はないとは言えますが、しっかり温度制御をしている証とも言えます。
コーティングは、セラミック粒子を混ぜたナノセラミックコーティングです。他社の「セラミック」と同じで、すべりを重視しています。
一方、カーラーの部分は、「ミラーコート」とされます。髪をキャッチしやすくするためとありますが、恐らく、熱が入りやすくするためでもあるかと思います。
いずれも特段珍しくもないですが「美容魔術」的な効果不明な説明がないので「堅実」で却って良いです
一方、本機は、スチーム発生機能を持ちます。VSの最上位機と同じです。
ストレート(カール)をしっかり伸ばしたい(つけたい)場合に有効です。
構造的に、VSより、カールで利用するときにより効果がありそうです。
ただ、水のセットはやはり少し面倒には思えます。
マイナスイオン発生機能は、付属します。
無名のイオンですが、プラスイオンとマイナスイオンを放出するとあります。
他社機でも書きましたが、プラスイオンの効果は不明です。
重さは、390gです。
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以上、テスコムのTW752A TW752Aの紹介でした。
基本的にはスチームを試したい方に向く上位機に思えます。
ただ、その他の部分も、かなり堅実で、説得力もある構成なので、この価格帯のライバル機と比べても(少なくともスペックは)「良い製品」に思えます。
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なお、テスコムからは以下のような製品が出ています。
【2024年発売】
【26mmカール+ストレートナー】
25・テスコム elims est TW552B-A
26・テスコム elims est TW552B-W
¥4,651 楽天市場 (9/11執筆時)
【32mmカール+ストレートナー】
27・テスコム elims est TW553B-A
28・テスコム elims est TW553B-W
¥4,651 楽天市場 (9/11執筆時)
ストレート:対応
カール:対応(26mm/30mm)
温度調整:23段階 90-200度
コーティング:ナノセラミック
海外旅行:対応
サイズ:長さ70×幅33×奥行35mm
重さ:375g(420g)
第1に、TW552Bと TW553Bです。
先ほどの機種からミラーコートを省略し、イオンを(プラスのない)マイナスイオンにした下位機です。こちらもスチーム機能はあります。
最高温度は同じですが、立ち上がり時間は非開示(先ほどの機種は25秒)で、かつ消費電力が最大1200W(先ほどの機種は800W)なので、表面素材の熱伝導性の部分で、差があると思います。
一方、モイストキープモードという機能性がこちらのみあります。
髪を挟み込んだとき、温度を設定温度から自下げる方向で制御し、ダメージを低減するモードとされます。設定温度を元々低めにしておくのと異なり、使い出しの温度は同じなので、かかりは良いでしょう。
ただし、スチーム機能との併用は不可です。センサーの限界です。また、連続使用する場合、設定温度に戻るまで一定の時間は必要となります。
あとは、特段言及するべき特徴はないです。
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結論的にいえば、新機軸はありますが、本質的には先ほどの機種の下位機だと思います。同じほどの値段ならば、先ほどの機種のほうが良いかと思います。。ーー
【2022年発売】
【32mmカール+ストレートナー】
29・テスコム naturam TW303A-K
¥2,301 楽天市場 (9/11執筆時)
ストレート:対応
カール:対応(32mm)
温度調整:4段階 140-200度
コーティング:セラミック
海外旅行:対応
サイズ:長さ38×幅3.2×奥行8.1cm
重さ:380g(本体のみ)
第2に、TW303Aです。
同社の2WAY式の下位機です。
ゆるふわな32mmのみの展開です。
温度調整の幅を4段階に減らし、スチーム機能ほか、ミラーコート・ナノコートを省略した「廉価版」です。
とはいえ、200度が出せる部分、本格的なクリップ式カラーである部分など、格安機だけでいえばわりと高性能です。
ただ、上位機とさほど価格差があるとも言えないため、テスコムで選ぶならば上位機でしょう。
【2022年発売】
30・アイリスオーヤマ MiCOLA HIR-MS201
¥4,551 Amazon.co.jp (9/11執筆時)
ストレート:対応
カール:対応
温度調整:5段階 120-200度
コーティング:スムースケア
海外旅行:対応
サイズ:長さ29.5×幅2.8×奥行4.0cm
重さ:370g(本体のみ)
HIR-MS201は、アイリスオーヤマが販売する、2WAY式です。
堀田 真由さんとのコラボのヘアアイロンです。
本体色は、モカ(>HIR-MS201--T)ほか、ブルー(>HIR-MS201-1-A)オフホワイト(>HIR-MS201-1-W)ダークグレー(>HIR-MS201--H)から選べます。
アタッチメントは、こちらも、使わない方式です。
カール時の使い方はパナソニックと似ています。
ストレート用のプレートに毛先を挟み込んだ上で回していく方式です。
ただ、巻きつけ面にもアイロン板が張り出しており熱が入る部分では、クリップ式の他社機と似ているとも言えるので「中間的」というのが正解でしょう。
プレート部分に特殊な仕組みが不要なので、ストレートは(パナソニックより)使いやすそうです。
カールは、巻き幅が未記載です。
サイズ感からすれば標準的ですが、挟み込んで回す方式なので、(パナソニック同様)コツは必要でしょう。ちょっとしたハネを付けたいならば問題ないです。
アイロンの温度調節は、5段階で、120度からの最大200度です。
120度まで30秒で到達します。
コーティングは、内面はスムースケアコーティングです。
すべりの良さを重視するものです。同社の下位機は「セラミック」なので、なにかしら異なる素材(鉱物)を使っているように思います。
そのほか、利用中ちょっと置く場合、ヒーター部分が机に付かないように、そのまま直置きできる設計など面白い工夫があります。
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以上、アイオーデータのHIR-MS201の紹介でした。
外観の色とデザイン性が割と良く、オシャレです。
ライバルは、ストレートから、ポイントカールへの移行のしやすさの部分でパナソニックの入門機でしょう。比較する場合、アイロン板がプレート外部にまで及ぶ部分で、特にカール時には、本機の方が熱が入りやすいようにみえます。
重さも軽量ですし、さっと使って、さっとしまう感じで使うならば、良い候補に思えます。
【2020年発売】
31・セキュネット ジェティー ネクスト SLJ-NXT
¥6,820 楽天市場 (9/11執筆時)
ストレート:対応
カール:
温度調整:3段階 170-210度
コーティング:セラミック
海外旅行:対応
サイズ:長さ20.5×幅3.6×奥行3.7cm
重さ:154g
SLJ-NXT(JETty next) は、日本のセキュネットが販売する製品です。
企画商品を海外工場に発注して生産する名古屋のファブレス企業です。
なお、本機は、パソコンやスマホ用の充電ケーブル(MicroUSB)で充電して使える「コードレス機」です。
使用時間は、210度で40分ですので、バッテリー式でも実用性はあります。その軽量性を含めて、旅行用としてニーズがありそうです。
付属するアタッチメントは、1つです。
カールについては、写真のように本体に巻き付ける簡易的な方式です。
ただ、18cmと小型です。
アイロンの温度調節は、3段階の調整可能で、最高210度と性能が良いです。
また、本機については、立ち上げ時間が、210度まで30秒と圧倒的に短いです。
ただ、本機はプレートがシリコンプレート(ゴム)です。熱を通しやすいため、この稼働時間となります。
この場合、クッション性はあるでしょうが、耐熱温度が限界ギリギリである点と、ストレートナーとしてすっかり伸ばしきれるかはやや微妙に思えます。
また、 素材の剛性の違いで髪は捕まえやすいでしょうが、熱したシリコンゴムを直接髪にあてることについては、論争的かとおもいます。
マイナスイオン発生機能は、付属しません。
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以上、SLJ-NXT の紹介でした。
個人的にシリコンプレートが髪と接触する点がやや不安です。
使い始めは問題ないでしょうが、使っていくうちに、おそらく劣化(変質)していくかについては、(少なくとも新素材ですし)データが必要だと感じます。
【2020年発売】
32・ヤーマン ヘアボリューマー YJHB2
¥17,600 Amazon.co.jp (9/11執筆時)
ストレート:対応
カール:
温度調整:2段階 160-210度
コーティング:
海外旅行:対応
サイズ:長さ46×幅20.1×奥行3.4cm
重さ:200g
ヘアボリューマー YJHB2は、日本の美容家電企業のヤーマンが販売する製品です。
こちらも「コードレス」ですが、一芸のある家電を得意とする同社らしく「特化型」であり、髪のボリュームアップ専用です。
使用時間は、ただし、13分です。
しっかりしたパワーを出せる製品ですが、原則的には使ったらすぐ充電する必要があるでしょう。充電時間は3.5時間です。USB-C給電です。
アダプタは付属しまませんのでお持ちのものを使うか、PCなどで充電します。
5W(5V 1A)なので、お持ちの昔のスマホの充電器などで良いでしょう。
給電は、付属ケーブル(USB-C to USB-A)を利用するように指定があります。
仕組み的に高速給電するものではないので(自己責任で)使えるとは思いますが、このタイプのケーブルは、(給電力が弱いタイプの)USB2.0も売られるので、保証性を含めて、付属ケーブルを推奨しているのだと思います。
付属するアタッチメントは、固定式で1つです。
両側に長さの異なるコームが付いており、これで調整する仕組みです(左図)。
なお、コーム自体も長短がありますが、髪からみを防ぎつつ、キャッチさせるためです(右図)。
本機の場合、このコープを使ったボリュームアップのための利用がメインです。
カールは、できますが、ポイント用です。
ストレートは、両面ヒーターなので、しっかり対応です。
サイズ的にやはり、ちょっとしたクセを伸ばしたい場合は使えますが、サイズ的にも「本職ではない」とはいえます。
アイロンの温度調節は、160度と210度の2段階です。
立ち上げ時間は、100度まで19秒、210度まで70秒です。
マイナスイオン発生機能は、付属しません。
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以上、ヤーマンのヘアボリューマー YJHB2 の紹介でした。
メーカーも書くように、2WAYですが、基本的にブラシによる「ボリュームアップ」に特化した製品と理解するべきでしょう。
若干年配層がターゲットと言える製品ですので、(わりと若い方向けが多い)2WAY式では、かえって目立つ製品に思いました。目的に合えば良さそうに見えます。
今回の結論
ヘアアイロンおすすめは、結論的にこの機種!
というわけで、今回は、各社の2WAYヘアアイロンの比較でした。
しかし記事はもう少しだけ「続き」ます。
4・おすすめのヘアアイロン
=価格別・目的の「おすすめ」の提案
ストレートの伸び ★★★★★
カールのかかり ★★★★★
髪への優しさ ★★★★★
時短効果 ★★★★★
温度調整 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
4回目の記事(こちら)は、「結論編」です。
今回紹介したカールアイロンを含め、ヘアアイロン全機種から、いつものように、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案しておきたいと思います。
引き続き、よろしくお願いします。
4回目記事は→こちら
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