【今回レビューする内容】 2022年 美味しく暖まる!グリルなべ・電気鍋の性能とおすすめ:1人用小型電気鍋〜家庭用大型電気鍋・性能ランキング インスタ映え フォトジェニックなおしゃれな料理用電気鍋など
【比較する製品型番】タイガー グリル鍋 CQE-B200 CQG-B30N-T CQE-B201 CQG-B301 CQD-B301 テスコム GP6100H GP9100H TGP70A アビテラックス APN-16G AGN-31G レコルト ポット デュオ キャレ RPD-4 エスプリ RPD-2 RPD-3 CQG-B200 CQG-B300-T CQD-B300-TH 象印 あじまる EP-SA10 EP-PE10 EP-PX30 EP-RD20 EP-RV30-TA パナソニック卓上IH調理器 KZ-PG33 KZ-PH33-K コイズミ KIH-1412/H KIH-1411/R モノクローム MGP-0650/W ドウシシャ Kamome K-GP1 ラドンナ Toffy K-HP3 アイリスオーヤマ IGU-P2 IGU-P3 IGU-PR2-WC IGU-PR2-R ピーコック WGV-A60 山善 電気グリル鍋 GN-1200(T) YGB-W131(T)
今回のお題
鍋などの料理に便利なグリル鍋のおすすめはどれ?
ども、Atlasです。
今日は、2022年11月現在、最新の「グリルなべ(電気鍋)」の比較をします。
1・グリル鍋の比較 (1)
1-1・1人用のグリル鍋
人数:1-2人用
予算:3,000円〜
1-2・小型のグリル鍋
人数:1-2人用
予算:3,000円〜
1-3・中型のグリル鍋
人数:2-4人用
予算:7,000円〜
2・グリル鍋の比較 (2)
2-1・大型のグリル鍋
人数:4人〜
予算:1万円〜
2-2:最終的なおすすめの提案
1人用の小型グリル鍋から、4人家族でも対応できる大きなグリル鍋まで、サイズにわけながら、幅広く紹介します。
コーティング ★★★★★
温度調整 ★★★★★
付属品の数 ★★★★★
片付けの手間 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、以下では、いつものように、各製品を比較します。
そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。
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1・ホットプレートの比較
2・グリル鍋の比較
3・土鍋の比較
なお、今回の記事は、鍋料理対応の調理器具の比較シリーズの2回目記事として書きました。
ガス火(コンロ)で使うタイプについては、万古焼や伊賀焼の鍋などを紹介した【おすすめ土鍋の比較記事】記事をご覧ください。
0・グリル鍋の選び方の基本!
具体的な製品紹介にはいる前に、グリル鍋の「選び方の基本」を紹介しておきます。
グリル鍋は、単に「大きさ」と「価格」だけで、選んでしまいがちな家電です。
しかし、グリル鍋を選ぶ場合は、気をつけた方が良い部分が4つあります。
順番に紹介しておきます。
0-1・グリル鍋の加熱方式
第1に、グリル鍋の加熱方式が重要です。
グリル鍋の加熱方式は、電熱線ヒーター式とIHヒーター式の2種類があります。
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電熱線ヒーター式は、最も一般的な加熱方式です。
メリット性は、本体価格が安い点です。掃除も鍋が分離できるため、割と手軽です。
イマイチな点は、加熱に時間がかかる点、本体に熱が入るため、数年で汚れが目立ち古くさくなりがちな点です。
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IHヒーター式は、グリル鍋の上位機で見られる方式です。
これは、電化キッチンのコンロのように電磁波で加熱する方式です。鍋はセットされますが、ご家庭のIH対応の鍋などを利用することも可能です。
メリット性は、底面を全面加熱できるため「加熱が速い」点と、熱面がフラット構造なので、掃除がしやすい点、そして、本体に熱が入らないので「経年変化しても汚れにくい」点です。
イマイチな点は、本体価格が高めな点と、火力の維持にある程度電力が必要で、ブレーカートラブルから無縁ではない点です。
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結論的にいえば、綺麗に長く利用したいならば、IHヒーター式が、格安に良い品を手に入れたいならば、電熱線ヒーター式のグリル鍋が良いでしょう。
0-2・グリル鍋のコーティング
第2に、グリル鍋のコーティングについてです。
グリル鍋は、象印の下位機などフッ素加工がされていないものがあります。
すき焼きなどの炒める料理に利用できないほか、煮込み系でも「図らずも焦げ付く」事故の際に「弱い」と言えます。
また、フッ素加工をしない鍋は、経年変化で「ヤケ」が目立ち、古くささが際立ちます。
こうした点を注意しないと、「買ったけど数シーズンしか使わなかった」ということになります。
0-3・グリル鍋の多機能性
第3に、グリル鍋の多機能性です。
上位機は、焼き肉用のプレートや、たこ焼きプレートが付属し、ホットプレートのように利用できる機種があります。
ただ、焼き肉は焼けるが「油っぽい」製品などもあるため、細かく性能をチェックしておく必要があります。
0-4・グリル鍋のサイズ
第4に、グリル鍋のサイズです。
グリル鍋は、満水容量が示されるので、サイズはそれをベースに考えます。
上表は「和風の鍋」を作る場合に「おすすめ」のサイズです。
伝統的な土鍋のサイズ(号数)をふまえつつ、平均的なグリル鍋の形状(深さ)に配慮して、Atlasが計算したものです。
博多華味鳥 水たきスープ 600g
¥700 Amazon.co.jp (11/17執筆時)
例えば、スーパーでよく見かける、2人用のストレートタイプの鍋用ダシは0.6Lです。
これに野菜などの具材を入れることを考えると、一般的な家庭用(2-4人用)だと3Lあたりが、標準サイズと言えます。
ただ、グリル鍋でも、特異な形状をしたものについては、この指標が使えない部分もあります。
今回の記事では、形の要素もふまえつつ、だいたいの「おすすめ人数の目安」を出しています。
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以上、グリル鍋の「選び方の基本」と言える4点を説明しました。
1・グリル鍋の比較 (1)
1-1・1人用のグリル鍋
人数:1-2人用
予算:3,000円〜
1-2・小型のグリル鍋
人数:1-2人用
予算:3,000円〜
1-3・中型のグリル鍋
人数:2-4人用
予算:7,000円〜
2・グリル鍋の比較 (2)
2-1・大型のグリル鍋
人数:4人〜
予算:1万円〜
2-2:最終的なおすすめの提案
ここからは、鍋の満水容量をふまえながら、サイズ別に各社のグリル鍋を紹介していきます。
1-1・1人用のグリル鍋の比較
では、具体的な製品の比較をはじめます。
はじめに、サイズ的には1人用と言える小さいサイズのグリル鍋を紹介してきます。
「1人鍋」ほか、「副食用」ならば、家族でも便利に使えるサイズです。
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なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
1・象印 あじまる EP-SA10
¥8,120 楽天市場 (11/17執筆時)
深なべ:2.1L
直径:22.2cm×深さ5.2cm
焼肉プレート:
たこ焼き:
その他:
表面加工: 水量目盛つき土鍋風なべ
温度調整:保温〜230度(1000W)
EP-SA10は、象印の販売する小型グリルなべです。
日本の大手では、唯一「コンパクトタイプ」をラインナップしているメーカーです。
深鍋のサイズは、直径22.2cm×深さ5.2cmで、容量的には2.1Lとなります。
1人用としてはやや「大きめ」で、晩と朝に2回に分けて食べるような人向けです。この部分で2人用と逝っても良いかと思います。
深鍋のコーティングは、フッ素加工で洗いやすい製品です。
形状から同社は、水量目盛つき「土鍋風」なべと呼んでいます。水量目盛が付くのが便利な部分で、「固形タイプ」や「濃縮タイプ」の鍋用スープを使う場合に有利です。
鍋の火力は、小型機ながら1000W確保していることもあり最高230度と十分です。短時間で準備できるでしょう。
焼き肉プレートは、この製品には付属しません。鍋専用の製品となります。
使用後の片付けは、この製品は本体と鍋を分離できる構造のため、丸洗いに対応します。
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以上、象印のEP-SA10の紹介でした。
1人用としては多少大きめですが、友人が来たときにも使いたいような場合や、次の日に雑炊にして食べたいなどの場合、この機種は最適でしょう。
鍋のコーティングも高級機と変わらず、品質面でも問題ないでしょう。
2・アビテラックス APN-16G
¥2,416 楽天市場 (11/17執筆時)
深なべ:1.0L
直径:16cm×深さ5cm
焼肉プレート:平面プレート
たこ焼き:
その他:
表面加工:フッ素コート
温度調整:保温〜210度(3段階:600W)
APN-16Gは、日本のアビテラックス(吉井電気)の販売する機種です。
同社は、パナソニック系列の会社で、比較的値頃感のある家電が得意なメーカーです。
深鍋のサイズは、直径16cm×深さ5cmです。
容量として1Lですので、完全に「1人用」と言って良いでしょう。全体のサイズも24.5×20.0×17.0cmのため、収納も楽で「1人鍋」を楽しめます。
ストレートタイプのつゆは、この鍋には大きすぎるので、簡単に作りたい場合は、キューブタイプの製品を使うと良いでしょう。
深鍋のコーティングは、こちらもフッ素コートです。
しかし、コーティングは内装部分だけです。このあたりは「コスト削減」のため仕方ないかもしれません。
焼き肉プレートは、小型で簡易的な物ですが付属します。
ただし、油を落とせる波形プレートではなく、使い勝手は期待できないでしょう。
鍋の火力は、600Wで、最高温度は210度です。
火力はさほどない製品ですが、小型機などで問題ないと思います。温度調節も3段階で可能です。
使用後の片付けは、この製品も本体と鍋を分離できる構造のため、丸洗いに対応します。
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以上、アビテラックスのAPN-16Gの紹介でした。
「1人鍋」用に格安な機種を探しているならば選択肢となるでしょう。ただ、フッ素コートの部分や本体の外観などに「コスト削減の弊害」も見られるとも言えます。
【第4世代】
3・レコルト ポット デュオ フェット RPD-4
¥8,700 Amazon.co.jp (11/17執筆時)
【第3世代】
4・レコルト ポット デュオ フェット RPD-3
¥8,800 Amazon.co.jp (11/17執筆時)
深なべ:1.3L
直径:
焼肉プレート:
たこ焼き:
その他: 蒸し台+揚げ物カバー
表面加工:
温度調整:保温〜(650W)
Recolte Pot Duo Carreは、調理家電を多く販売する、日本のレコルトの販売する多機能グリル鍋です。
かなり人気のある製品で、4回目のモデルチェンジで、形状は今回から角形になりました。
本体色は、レッド:RPD-4(R) ・クリームホワイト:RPD-4(W) ・グレーRPD-4(GY) から選べます。
なお、丸形の第3世代の旧機種が残ります。サイズも、調理パターンもほぼ変わりません。
正確には、鍋の容量が1.2Lと少ないほか、ヒーターの加熱効率が新機種より劣るとされます。
結論的にいえば、「一人鍋」用に考えるならば、(見映え的に)第3世代も良さそうです。ただ、後述する鍋以外の用途に色々利用したい場合は、新機種が良いでしょう。
深鍋のサイズは、直径17cm×深さ6cmです。
容量的には1.3Lと、1人用としては「多少大盛サイズ」と言えそうです。ただ、色々料理をする場合は、この程度あった方が使い勝手は良いでしょう。
深鍋のコーティングは、この製品の場合、セラミックコートです。
フッ素コートに比べると焦げ付きやすいとは言えますが、熱伝導性は良く、炒める際に「カリッ」と仕上げやすいのが特長です。
すき焼きなど、最初に炒める所作がはいる鍋にはある程度便利と言えます。
焼き肉プレートは、付属の「グリルプレート」で対応です。
専用設計ではないので、フライパンと変わらず「焼けるだけ」ともいえますが、餃子やお好み焼きなどの利用ならば便利でしょう。
こちらは、ノンスティック加工があります。
その他の調理は、この機種の場合、フライヤーとしての機能を持つ点も、注目に値します。
他社のグリル鍋は、揚げるようには構造的に作られていないため、「火事になる危険性がある」と説明書に必ず「注意」の記載があります。
しかし、こちらは、セラミックボウルの構造に工夫があるほか、油切りアミがが付くため、この調理法に対応します。
また、蒸し台が付属するため「蒸す調理」、あるいは、ステンレス鍋を利用して「ご飯を炊く」「煮る」調理も可能です。
鍋の火力は、650Wです。
火力はさほどない製品ですが、小型ですし問題ないでしょう。
温度調節も3段階で可能です。
使用後の片付けは、この製品も本体と鍋を分離できる構造のため、丸洗いに対応します。
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以上、レコルトのRPD-3の紹介でした。
鍋としてではなく、用途の幅が非常に広いのが特長です。
外観が洋風なのは、鍋には多少違和感があるかもしれないですが、誰に見られることもない「1人鍋」なら問題ないでしょう。ポトフなどには逆に合いそうです。また、友人が来た際には、フライヤーなどとして使える面も便利です。
やや価格は高いですが、色々な料理にも使え、充実したレシピ集も付属することから、「1-2人用のベストバイ」の1つと言って良いでしょう。
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5・レコルト POT DUO Tanto RPF-2(W)
5・レコルト POT DUO Tanto RPF-2(R)
¥11,000 楽天市場 (11/17執筆時)
深なべ:1.9L
直径:
焼肉プレート:
たこ焼き:14個:1個40mm
その他: 蒸しあみ
表面加工:
温度調整:保温〜(900W)
なお、丸鍋タイプを大きくした製品(第2世代)がポットデュオ タントです。
やはり、料理は洋風が合いそうですが、このサイズならば、2-3人友人が来た場合などに合いそうです。
なお、本機は、揚げ物に非対応な代わりに、たこ焼きに対応となります。
また、焼肉プレート(グリルプレート)も別売になるので、すき焼きなどは標準ではできないです。
その点で、料理の多様性という部分では、先ほどの機種のほうが優秀かとは思います。
【Amazon限定モデル】
6・モノクローム グリル鍋 MGP-0650/W
¥4,980 Amazon.co.jp (11/17執筆時)
深なべ:1.2L
直径:
焼肉プレート:平面プレート/17.5cm
たこ焼き:別売
その他: 蒸し台/揚げ物カバー/レシピ集
表面加工:
温度調整:保温〜(650W)
MGP-0650/Wは、Amazonのプライベートブランドとなる「モノクローム」の製品です。
製造は、日本のコイズミがしています。
深鍋のサイズは、寸法は非開示ですが、容量は1.2Lとなります。
基本的に、鍋としては1人用と考えられます。
深鍋のコーティングは、非開示です。
ただ、写真からは、フッ素などのノンスティック加工はしていないように見受けられます。
焼き肉プレートは、17.5cmと多少ですが径が大きいものです。ただ、油を落とせる波形プレートではない普通の平面プレートです。
その他の調理は、この機種も、揚げる調理・蒸す調理に対応可能です。
鍋の火力は、650Wです。
使用後の片付けは、この製品も本体と鍋を分離できる構造のため、丸洗いに対応します。
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以上、モノクロームのMGP-0650/3の紹介でした。
原型機となるコイズミ機がない製品なので、スペックの一部が分からないのがやや不安です。
ただ、デザイン性は良く、1人用には便利に使えそうではあります。
1-2・小型のグリル鍋の比較
続いて、2人〜3人用と言える小さめサイズのグリル鍋を紹介していきます。
ただ、このサイズは、わりと特殊な形状のモデルが多いので、和風の鍋にするならば、もう1カテゴリ大きなものの方が良いでしょう。
【2020年発売】
7・ドウシシャ Kamome K-GP1-BK
7・ドウシシャ Kamome K-GP1-IV
¥2,980 楽天市場 (11/17執筆時)
深なべ:2L
直径:
焼肉プレート:
たこ焼き:
その他:レシピ集
表面加工:不明
温度調整:60〜230(800W)
Kamome K-GP1は、日本のドウシシャが販売するグリル鍋です。
同社の家電によく使われる「カモメ」がシリーズ名とロゴになっています。
深鍋のサイズは、寸法は非開示ですが、容量は2Lとなります。
鍋的に利用するならば、1人用ですが、レシピ集的に副菜の料理の提案が多く、参考になります。
深鍋のコーティングは、非開示です。
ただ、フッ素などのノンスティック加工は、説明書を見ても記述がないです。
その他の調理は、一方、本機は煮込みのほか「炊飯」に対応です。そのほかは、「焼き」の提案があるほどです。蒸しもないので、利用法は「鍋」的なイメージでOKです。
鍋の火力は、800Wです。
サイズ感からするとそこそこあり、最大230度まで3段階で調整できます。
使用後の片付けは、本機も内鍋の丸洗いに対応します。
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以上、 Kamome K-GP1の紹介でした。
グリル鍋というより、格好良い「電気鍋」ではありますが、デザイン性の良さから、食卓に出して使いやすいのは良い部分でしょう。
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【2019年発売】
8・山善 電気グリル鍋 GN-1200(T)
¥3,924 Amazon.co.jp (11/17執筆時)
深なべ:約2L
直径:24cm×深さ5cm
焼肉プレート:
たこ焼き:
その他:
表面加工:フッ素コート
温度調整:保温〜230度(1200W)
このほか、相当にシンプルな製品ですが、日本の山善が、同じサイズの1人用を出します。
鍋はフッ素コートで、また、取り外して洗えるので、最低限の装備はあります。火力も強めで、焼き物にも使えそうです。
ただ、鍋自体に取っ手がない構造だったり、コンセントが安全性が担保されるマグネット式でなかったり、使い勝手が良いとは必ずしも言えない製品です。
9・ラドンナ Toffy K-HP3-PA
10・ラドンナ Toffy K-HP3-AW
11・ラドンナ Toffy K-HP3-RB
¥5,500 Amazon.co.jp (11/17執筆時)
深なべ:2.8L
直径:
焼肉プレート:
たこ焼き:
その他:レシピ集
表面加工:フッ素コート
温度調整:保温〜230(1000W)
K-HP3は、日本のラドンナが販売するグリル鍋です。
セレクトショップ系ですが、最近はこのシリーズ調理製品はデンキヤでもみかけます。
デザイン的には温度調整部分が左に突き出て感じになっており、昭和風でクラシックです。
深鍋のサイズは、寸法は非開示ですが、容量は2.8Lとなります。
1-2人用では、結構大きめと言えます。
深鍋のコーティングは、一方、本機は、格安品には珍しくフッ素加工が明示されます。
見た感じ、中国製品に多いマーブルコートですが、この価格での採用は魅力です。
その他の調理は、単純な蒸し台が付くので蒸しに対応します。
そのほか、「炒める・揚げる・炊く」なども提案されます。700mlの油までで使えという指示ですが、それでも構造的に「揚げる」はやや不安です。
鍋の火力は、1000Wです。
小型では火力は十分でしょう。なお、最大230度までという表記ですが、実際の調節は、弱火・中火・強火の3段階で、細かい温度設定は不可です。
使用後の片付けは、一方、本機は、電源コードを差し込む、木調の台座の部分が取り外せません。
ヒーター連結部を濡らさなければ水洗いはOKという指示ですが、安全性への配慮は微妙です。
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以上、 K-HP3の紹介でした。
フッ素加工の部分のほか「インスタ映え」しそうな見かけも魅力です。
一方、構造的に食卓で安定するかはやや微妙ですし、内鍋と取っ手が分離できない構造なのも不安要素です。
【2021年発売】
【プレート2枚】
12・アイリスオーヤマ IGU-PR2-WC
13・アイリスオーヤマ IGU-PR2-R
14・アイリスオーヤマ IGU-PR2-H
¥4,422 楽天市場 (11/17執筆時)
【2020年発売】
【プレート2枚】
15・アイリスオーヤマ IGU-P2-D
16・アイリスオーヤマ IGU-P2-H
¥5,540 楽天市場 (11/17執筆時)
【プレート3枚】
17・アイリスオーヤマ IGU-P3-D
18・アイリスオーヤマ IGU-P3-H
¥7,980 楽天市場 (11/17執筆時)
深なべ:3.2L
直径:
焼肉プレート:平面プレート
たこ焼き:上位機のみ
その他:レシピ集
表面加工:不明
温度調整:保温〜250(900W)
IIGU-PR2は、アイリスオーヤマが「ricopaグリルなべ」として販売するグリル鍋です
ricottaは、同社のトータルコーディネートを前提とする家電シリーズです。
なお、2020年モデルも残りますが、そちらは、シリーズで配色が揃っていません。
旧機種につちては、上位機のIGU-P3もありますが、こちらは、たこ焼きプレートも付属の3枚プレート構成です。
深鍋のサイズは、不明ですが、3.2Lとの表記です。
基本的には1人用ですが、幅広タイプですし、料理によっては2人程度までは対応できるとも言えます。
深鍋のコーティングは、未開示です。
ただ、やはり、丈夫で洗いやすいノンスティック加工などはしていないようです。
汚れに対するお手入れは不便でしょう。
焼き肉プレートは、単純な平面プレートですが、付属です。
ただ、浅型の「専用プレート」が付属し、餃子やお好み焼きなどの利用法が提案されます。
ただ、こちらについても、ノンスティック加工の記述がないです。焼肉は焦げ付きやすい料理なので、やや心配です。
その他の調理は、上位機のみ、たこ焼き(16個)に対応できます。
鍋の火力は、900Wです。
先述のように、本機は鍋のサイズが少し大きめですので、パワーも上げています。
最大250度まで、140度から無段階で調整できます。ただ、サーモスタット式なので「ざっくり」した温度管理ではあります。
値段的には仕方ないでしょう。
使用後の片付けは、本機も、取り外しての丸洗いに対応します。
30cm程の設置スペースでまとめて収納できるので、収納しやすいのは良い部分でしょう。
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以上、アイリスオーヤマのIGU-PR2の紹介でした。
「1人焼肉」もするし「1人鍋」もするという方には良いでしょう。ただ、プレートの表面加工の部分で、ある程度、片付けの面倒さは覚悟が必要でしょう。
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【2022年発売】
【プレート2枚】
19・ピーコック WGV-A60
¥9,306 Amazon.co.jp (11/17執筆時)
深なべ:3L以下
直径:
焼肉プレート:平面プレート
たこ焼き:
その他:レシピ集
表面加工:フッ素加工
温度調整:85〜225(600W)
なお、日本のピーコックからも同じコンセプトの製品がでました。
こちらは、鍋のサイズが示されませんが、アイリスよりも小さめです。
小さな分、火力が他機より少し弱めになるのが注意点です。
一方、鍋と焼肉プレートは、フッ素加工がありお手入れしやすいです。(一長一短ながら)温度も熱くならない部分で、加工の保ちも良いかなと思います。
焼肉プレートのほうも「穴あき」で余分な脂を落とせる工夫があります。下に受け皿があり、そこに水を張って使います。取り外して洗えるので問題ありません。
そのほか、レシピブックも付属しますが、6種類です。たこ焼きは非対応です。
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結論的にいえば、温度(火力)が低めなのが、やはり本機の弱点です。
「スローライフ」というか、加熱力が不要でゆっくり調理したい場合のみ選択肢になるでしょう。6種のレシピもそういった部分をふまえているように思います。
1-3・中型のグリル鍋の比較
続いて、2人〜4人ほどまで対応できる中型のグリル鍋を紹介します。
一般的に「家庭用の鍋」として冬に活躍するのは、このくらいのサイズでしょう。
【2022年発売】CQE-B201
20・タイガー CQE-B201-TH
¥10,428 楽天市場 (11/17執筆時)
【2015年発売】
20・タイガー CQE-B200-TH
¥7,800 Amazon.co.jp (11/17執筆時)
深なべ:3.5L
直径:26.0cm×深さ6.1cm
焼肉プレート:波形プレート
たこ焼き:
その他: 蒸し台
表面加工: 遠赤長持ちコート
温度調整:保温〜240度(1100W)
CQE-B201は、タイガーの販売する、中型のグリル鍋です。
新旧両機種ありますが、仕様は同じです。
深鍋のサイズは、直径26.0cm×深さ6.1cmです。
1人用と比べると、直径が広い製品です。容量も3.5Lと多いので、色々な食材をぐつぐつ鍋にで煮るのに適した製品です。
深鍋のコーティングは、この製品の場合、遠赤長持ちコートです。
これは、フッ素コートに、セラミックを混合させ耐久性をアップさせた同社オリジナルの高品質コーティングです。遠赤効果で、火の通りは(多少)期待できるでしょう。
焼き肉プレートも、遠赤長持ちコートが施されます。
さらに、こちらは、波形プレートを採用します。焼き肉に使う際油っぽくならないメリットがあります。直径も24.8cmと3人用としては十分といえそうです。
その他の調理は、この機種は、蒸し台が付属するために、野菜などの蒸し料理にも対応できるでしょう。
鍋の火力は、1100Wです。焼き肉に使うとしても十分と言える火力です。
使用後の片付けは、この製品も本体と鍋を分離できる構造のため、丸洗いに対応します。焼肉についても同じです。
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以上、タイガーのCQE-B201の紹介でした。
中型としては、鍋と平面プレートが付属した「最もオーソドックス」と言える製品です。ただ、遠赤長持ちコートなど、独自性がある製品ですし、こちらを選んでも損はないでしょう。
19・タイガー CQG-B200
¥12,800 Amazon.co.jp (11/17執筆時)
深なべ:3.7L
直径26.1cm×深さ6.5cm
焼肉プレート:波形プレート/24.8cm
たこ焼き:
その他:蒸し台
表面加工: 遠赤土鍋コーティング
温度調整:保温〜240度(1100W)
CQG-B200は、タイガーの中型のグリル鍋の上位機です。
深鍋のサイズは、直径26.1cm×深さ6.5cmと先ほどの機種よりわずかに大きいです。
水量として3.7L入ります。
しかし、外形サイズは、先ほど紹介したCQE-B200は40.7×32.9×187cmだったのに対して、こちらは40.2×36.0×19.1cmと多少大きいだけです。
「大きくて邪魔」ということはありません。
深鍋のコーティングは、こちらは、遠赤土鍋コーティングです。
これは、同社の炊飯機にも使われる技術で遠赤長持ちコートよりも耐久性・蓄熱性で優れます。
焼き肉プレートは、下位機種と同じ、遠赤長持ちコートで、サイズや性能も同じです。
その他の調理は、この機種も、蒸し台が付属します。
鍋の火力も、1100Wと下位機種と同じです。多少大型化しましたが、問題ないでしょう。
使用後の片付けは、この製品も本体と鍋を分離できる構造のため、丸洗いに対応します。
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以上、タイガーのCQG-B200の紹介でした。
遠赤土鍋コーティングの採用が目玉ですね。
そのほか、鍋が多少深いので、飛び散りの危険性が少ない点、たコントロール部が傾斜しており、操作時の火傷の危険性が減っている点などが、下位機種より優れる部分です。
予算があれば、こちらを選んでも良いと思います。
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【通常型番】
20・タイガー CQG-B301-T
¥2,416 楽天市場 (11/17執筆時)
(旧型番)
20・タイガー CQG-B300-T
¥9,072 楽天市場 (11/17執筆時)
【Amazon限定型番】
21・タイガー CQG-B30N-T
¥11,800 Amazon.co.jp (11/17執筆時)
深なべ:3.7L
直径:26.1cm×深さ6.5cm
焼肉プレート:波形プレート24.8cm
たこ焼き:19個:1個40mm
その他: (蒸し台)
表面加工:遠赤土鍋コーティング
温度調整:保温〜240度(1100W)
なお、この機種には「上位機」として CQG-B300-Tというモデルがあります。
ただ、CQG-B200との性能は付属品のみで、直径4cmの19個のたこ焼きが焼けるプレートと付属する点が唯一の相違点です。
たこ焼きプレートが欲しい場合以外は、安いCQG-B200でよいでしょう。
アマゾン限定のCQG-B30N-Tについては、たこ焼きプレートはつきますが、その代わり、蒸し台が付属しない構成です。
22・象印 あじまる EP-PE10
¥8,130 楽天市場 (11/17執筆時)
深なべ:3.7L
直径:27cm×深さ5.8cm
焼肉プレート:
たこ焼き:
その他:
表面加工:水量目盛つき土鍋風なべ
温度調整:保温〜230度(1300W)
あじまる EP-PE100は、象印の中型のグリル鍋です。
同社はタイガーの「ライバル」で、一方の出している製品で、他方が展開していない製品はあまりない、という関係です。
深鍋のサイズは、直径27cm×深さ5.8cmで、水量として3.7L入ります。
タイガーの中型CQG-B200と同じですが、象印の方が横幅が広く、深さがない形状です。ただ、卓上に必要なスペースは、さほど変わりません。
深鍋のコーティングは、なしです。
タイガーとは違いフッ素コーティングは施していないものです。焦げ付くため、(最初に油を使うような)すき焼きには非対応です。
なお、水量目盛つき土鍋風なべと同社では呼称していますが、あくまで「外観」です。
焼き肉プレートは、この機種は未付属ですね。
その他の調理は、とくに対応しません。
鍋の火力は、1300Wです。この点は、タイガーより優れる部分で、鍋が煮えるまでのスピードはメリット性がありそうです。
ただ、ブレーカーには注意が必要でしょう。温度調節ボタンは、タイガー同様にスライド式の無段階方式で便利です。
使用後の片付けは、この製品も本体と鍋を分離できる構造のため、丸洗いに対応します。
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以上、あじまる EP-PE10の紹介でした。
タイガーに比べた場合、火力の強さが「売り」です。
ただ、グリル鍋の場合、ガラスふたの耐熱温度も問題があり、ふたを使う場合、必ずしも高火力を持続できない点は注意してください。これは、タイガーも他社も同じです。
23・象印 あじまる EP-PX30-TA
¥9,850 楽天市場 (11/17執筆時)
【Amazon限定型番】
24・象印 あじまる EP-PX30AM-TA
¥10,999 Amazon.co.jp (11/17執筆時)
深なべ:3.7L
直径27cm×深さ5.8cm
焼肉プレート:波形プレート27cm
たこ焼き:
その他:遠赤すき焼きなべ27cm
表面加工: 水量目盛つき土鍋風なべ
温度調整:保温〜230度(1300W)
あじまるEP-PX30は、象印の中型のグリル鍋の上位機です。
本機についても、Amazon限定モデルがありますが、鍋を含め基本性能は同じです。購入時の値段で決めて良いでしょう。
深鍋のサイズは、先ほどの機種と全く同じで、水量として3.7L入ります。
深鍋のコーティングは、こちらも、フッ素コーティングは施していないものです。
焼き肉プレートは、付属します。タイガーと同じ油を落とせる波形プレートを採用します。ただし、直径は、タイガーより3cm広い仕様で27cmですので、焼き肉を重視するならば良い選択肢でしょう。
その他の調理は、すき焼きなべが付属している点が目立ちます。
タイガーの場合、フッ素コートなのでグリル鍋ですき焼きが可能です。
しかし、象印はプレスそのままなので、焦げ付く危険があるため、フッ素コートをした遠赤すき焼きなべが別に付属します。
ある程度の深さがあり、すき焼きには使いやすい形状です。
鍋の火力は、1300Wです。総合的な火力はタイガーより強いので、焼き肉には象印の方が「強い」といえそうです。
使用後の片付けは、この製品も本体と鍋を分離できる構造のため、丸洗いに対応します。
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以上、 あじまる EP-PX30の紹介でした。
すき焼き専用鍋の付属と、大きめの焼き肉プレートの付属が魅力です。こうした「肉系」のメニューが多くなりそうな場合は、この機種を選ぶとよいでしょう。
【焼肉・たこ焼きプレートなし】
25・テスコム グリルなべ GP6100-H
¥5,227 楽天市場 (11/17執筆時)
【焼肉・たこ焼きプレートあり】
26・テスコム グリルなべ GP9100-H
¥7,208 楽天市場 (11/17執筆時)
深なべ:3.4L
直径:26cm×深さ8cm
焼肉プレート:溝付プレート 26×27cm
たこ焼き:21個
その他:
表面加工:フッ素コート(鍋)
温度調整:保温〜250度(1300W)
GP6100は、テスコムの販売する格安のグリル鍋です。
2機種ありますが、上位機のみ、焼肉・たこ焼きプレートが付属です。
深鍋のサイズは、水量として3.4L入る仕様で、「ぎりぎり3人用」といったサイズです。
また、他社に比べると直径26cm×深さ8cmと、鍋の深さがかなり深い製品です。
すき焼きなどの際、飛び散りに強い一方で、鍋のさい「食材が行方不明になりやすい」とも言えます。
深鍋のコーティングは、フッ素コートです。内面・外面ともにフッ素コートはなされるため、使いやすさに配慮があります。
焼き肉プレートは、上位機は付属します。
プレートは、肉の油を落とせる波形プレートです。
一方、他社は、波形プレートでも、野菜を焼きやすいように、プレートの半分は平面プレートですが、こちらは全面的に波形プレートであり、野菜焼きには不利です。
また、上位機はたこ焼きにも対応し、同時に21個作成できます。
その他の調理も、特に対応しません。
ただ、鍋に限っては、直火で下ごしらえをしても良いとの表明があります。
鍋の火力は、意外と強く1300Wです。総合的な火力は強く、火力調整もレバー式で容易です。
使用後の片付けは、この製品も本体と鍋を分離できる構造のため、丸洗いに対応できます。
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以上、 テスコムのGP6100の紹介でした。
外装やコーティングなどのグレードは劣りますが、比較的火力が出せ、コスパの良い製品と言えます。テスコムは日本に工場を持つ企業ですし、品質や保証面でも安心です。
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【2021年発売】
27・テスコム TGP70A-K
¥6,570 楽天市場 (11/17執筆時)
深なべ:3.5L
直径:27cm×深さ9cm
焼肉プレート:溝付プレート 26cm
たこ焼き:21個
その他:
表面加工:フッ素コート(全部)
温度調整:80度〜220度(1200W)
なお、テスコムは、2021年に本機を改良したテーブルクッキングポット TGP70Aという製品の展開をはじめました。
大きな違いは、鍋パッキンの付属です。
本機については、密閉性を高めて、流行の「無水調理」ができるようにしています。パッキンは着脱式なので、普通の鍋に使っても問題ありません。
鍋自体は、27cm×深さ9cm(調理容量7cm)と、容量はさほど変わりません。
なお、調理容量(深さ)が少し低いのは、吹きこぼれ防止構造を採用しているからです。
無水調理の際など、目を離しがちの場合があるので、この構造はあった方が良いでしょう。
あとは、温度調整の幅が少し異なる以外はほぼ同じ仕様です。
【IHヒーター式】
【鍋付属】
28・パナソニック卓上IH調理器 KZ-PG33
¥16,600 Amazon.co.jp (11/17執筆時)
【鍋なし】
29・パナソニック卓上IH調理器 KZ-PH33-K
¥10,956 Amazon.co.jp (11/17執筆時)
深なべ:3.7L
直径:24.4cm×深さ7.2cm
焼肉プレート:
たこ焼き:
その他:
表面加工:フッ素コート
温度調整:保温〜200度(1400W)
KZ-PG33は、パナソニックの販売するグリル鍋です。
なお、この機種については、鍋が付属しないモデルもあります。
この機種は、今回紹介するなかでは唯一、電熱線ヒーター式ではなくIH式加熱を利用しています。
細かく温度を設定できるなど、加熱機能の利便性は高いです。
深鍋のサイズは、直径24.4cm×深さ7cmです。満水容量はは3.7Lです。3-4人用としては十分な量です。
深鍋のコーティングは、フッ素コートです。
コーティングは内装のみですが、この方式の場合、鍋が傷めば、鍋だけ買い直せる点もポイントとなるでしょう。
Panasonic 卓上IH用てんぷら鍋 KZ-T1K
¥1,993 Amazon.co.jp (11/17執筆時)
Panasonic タコ焼きプレート KZ-TK1
¥3,260 Amazon.co.jp (11/17執筆時)
焼き肉プレートは、未付属です。
別売オプションは、(ステーキ用が終了したので)以上の2種類です。
ただ、本機については、他社のIH対応の焼肉プレートならば、(原理的に)使えるでしょう。
蒸し器や天ぷら鍋など面白いものがラインナップされますが、パナソニックの場合、専用の付属品は全て「別売」です。これらを揃えた場合、電熱線ヒーター式に較べると「やや高め」となりますね。
鍋の火力は、1400Wとそこそこあります。
ただし、IH式の場合は、加熱にパワーを使うため、ブレーカーには注意しましょう。ただ、1000Wセーブ機能もあるため、過度に心配する必要はありません。
一方、IH式はファンの稼働音がありますが、パナソニックの場合、弱運転で25dB(強で30dB)と、音が邪魔にならない仕様です。
使用後の片付けは、いうまでも無く、鍋が完全に分離されている形状なので、最も楽であり、経年変化で鍋や本体が汚くなりにくいと言えます。
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以上、AGN-30Gの紹介でした。
電熱線ヒーター式に比べると、良い部分とイマイチな部分はあります。
ただ、片付けが最も手軽で、最も清潔に利用できるのはこちらでしょう。この点は替えがたい魅力があります。
【IHヒーター式】
【2022年発売】(黒)
30・コイズミ KIH-1412/H
¥22,880 楽天市場 (11/17執筆時)
【2017年発売】(赤)
31・コイズミ KIH-1411/R
¥15,500 Amazon.co.jp (11/17執筆時)
深なべ:
直径:357×263×130mm
焼肉プレート:波形プレート
たこ焼き:
その他:平面プレート
表面加工:
温度調整:保温〜200度(1400W)
KIH-1412は、コイズミ(小泉成器)が販売するグリル鍋です。
本機は、KIH-1411という旧モデルが残りますが、外観色以外は同じです。
本機も、パナソニック同様に、電熱線ヒーター式ではなくIH式加熱を利用しています。
利便性は同様で、この方式の場合、細かく温度を設定できるなど、加熱機能の利便性は高いです。
深鍋のサイズは、ただし、不明です。
同社の場合、リットル単位の容量が非開示です。
鍋の外寸は分かるのですが帯付きでオーバル型なので「何人用」と正確には言えません。
満水容量をどう考えるかにもよりますが、少なくとも「3-4人用」とはカテゴライズできるでしょう。
深鍋のコーティングは、フッ素コートです。
焼き肉プレートは、波形プレートが付属です。
加えて、餃子・お好み焼きなどに向く、平面プレートも付属します。
ただし、いずれも、遠赤加工などの表示はないです。
鍋の火力は、1400Wです。
パナソニックと同じです。一方、IHヒーターはファンがありますが、パナソニックと異なり、静音性に関する情報はないです。
使用後の片付けは、本機も分離構造なので問題ないでしょう。
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以上、コイズミのKIH-1412の紹介でした。
本来的に掲載するべきサイズの情報が非開示で不親切に思えます。
IHヒーター自体は、パナソニックと同じパワーで、パナソニックはヒーターも含めて自社製ですし、比較すればそちらでしょう。
次回につづく!
グリル鍋のおすすめは、結論的にこの機種!
というわけで、今回は、グリル鍋を紹介しました。
しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。
2・グリル鍋の比較 (2)
2-1・大型のグリル鍋
人数:4人〜
予算:1万円〜
2-2:最終的なおすすめの提案
コーティング ★★★★★
温度調整 ★★★★☆
付属品の数 ★★★★☆
片付けの手間 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
つづく、2回目記事記事(こちら)では、前半で残してしまった中型をあと少し紹介した後で、来客対応できる、大きな鍋を追加で紹介します。
その上で「結論」として、予算別・目的別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。
ひきつづき、よろしくお願いします。
2回目記事は→こちら!