比較2019'【高音質】ハイレゾイヤホン25機の性能とおすすめ・選び方:ソニー ONKYO JBLなど (1)

2019年11月06日

比較2019'【高音質】ハイレゾイヤホン25機の性能とおすすめ・選び方:ソニー ONKYO JBLなど (1)

【今回レビューする内容】2019-2020年 新製品のハイレゾイヤホンの性能とおすすめ:機種の違いと人気ランキング:カナル型・密閉型

【紹介する製品型番】SONY WI-H700 WI-1000XM2 WI-1000X IER-H500A XBA-N1 XBA-N3 XBA-N3BP XBA-300 XBA-Z5 IER-M7 IER-M9 JVC WOOD HA-FW01 HA-FD01 HA-FW1500 HA-FW10000 AVIOT WE-BD21d Pioneer SE-CH9T SE-CH5BL RHA MA750 270559 MA750i 270542 Audio-technica ATH-CKR100 ATH-IEX1 Panasonic Technics EAH-TZ700 beyerdynamic XELENTO REMOTE

今回のお題
ハイレゾ音源の再生に向くイヤホンのおすすめ機種はどのモデル?

 どもAtlasです。

 今日は、2019年11月現在、最新のハイレゾ対応イヤホンの話題です。

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 ハイレゾ対応機器は多少高価です。

 しかし、一部の機種は、CD音源を再生する場合も高音質化が可能です。しきいも高くないので、一般向きにもおすすめできます。

1・音質の良さ ★★★★★
2・重低音   ★★★★★
3・原音再現性 ★★★★★
4・ワイヤレス ★★★★★
5・総合評価  ★★★★★

 というわけで、以下では、いつものように、各製品を機種ごと比較します。

 そして、最後の「結論」部分では、上表のようなポイントから、「Atlasのおすすめ機種!」を提案する形で記事を進めていきます。

1・ハイレゾイヤホンの選び方の基本

 具体的な機種の紹介に入る前に、ハイレゾ対応イヤホンの「選び方」における注意点に言及しておきます。

 それは、イヤフォンの再生周波数帯域 です。


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 再生周波数帯域とは、イヤフォンの性能が分かる数少ない客観的なスペック数値です。

 製品のスペック表では、通常「5Hz〜40kHz」などと数値が出されます。

低音域
 =1Hzに向かって、数値が小さなほど充実
高音域

 =100kHZに向かって、数値が大きなほど充実

 数値の意味するものは、簡単で、上表の通りです。

 一方、ハイレゾ音源に対応したい場合重要になるのは、高音域のスペックです。

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 CD音源は、音楽メーカーがマスター音源などを加工する際、高域帯の原音については約20kHz以上は切っています。これは、データ容量を節約するためです。

 ハイレゾ音源は、この部分が「切られない」ので、高音域の原音再生能力が高いといえます。

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 人間の耳は、(それ程高性能ではないので)高周波数域まで完全に知覚できるわけではありません。

 しかし、臨場感の再現において「聞こえない音が無意味」ということはありません。ハイレゾ音源は、(プラシーボではなく)人間が「良い音」と実際に違いを認知できるものです。

 そのため、業界は、高音域40kHzまで出せることを一つの基準として「Hi-Res Audio」の認定マークを作りました。

 また、音楽データも、CDデータに加工される前の「マスター音源」から、新たにハイレゾ音源を作り直し、販売してもいます。

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 定額聴き放題サービスでも、アマゾンの聴き放題サービスである「Amazon Music HDは(こちら)」も一部音源でハイレゾ対応しました。

 今後は、他の企業にも、広まっていくでしょう。

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 今回は、こうした現況をふまえながら、この規格に対応する、ハイレゾ対応イヤホンを、主に再生周波数帯域や重さなどに注目して比較します。

2・ハイレゾ対応ワイヤレスイヤホン

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 はじめに、ハイレゾ対応イヤホンのうち「ワイヤレス対応」のモデルを紹介します。

 ただ、あまり他社が対応製品を出していないので、こちらはほとんどソニーの製品です。

 これらの機種は、スマホや音楽プレーヤーからは、Bluetoothを利用して音楽データを飛ばす型式です。

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 なお、以下の本文では、Atlasのおすすめポイント赤字で、イマイチと思う部分青字で記していきます


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 1・SONY h.ear in 2 Wireless WI-H700
   ¥16,498 Amazon.co.jp (11/6執筆時)

再生周波数帯域: 3Hz〜40kHz
ドライバー口径:9mm
コーデック:SBC AAC, aptX LDAC
連続再生時間:6.5時間

 SONYWI-H700は、ソニーh.ear in 2シリーズに属する、高音質のイヤホンです。

 ただ、ラインアップの整理で、在庫限りで生産終了です。

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 装着方法は、図のようなネックバンド型です。

 重さは38gありますが、装着時の重量感は気にならないでしょう。

 再生周波数帯域は、低音域は5Hzで、高音域は40kHzまでです。

 無線接続ながら、高音域が40kHz以上のため、ハイレゾ音源にも対応できます。

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 ドライバーは、1way式ですが、新開発の小型高感度9mmドライバーを採用します。

 方式は一般的なダイナミック型ですが、外磁型電気回路と堅めの振動板を採用するこで、1ウェイで弱くなりがちな高音域をカバーします。

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 加えて、DSEE HXという新しい技術が採用されます。

 こちらは、ハイレゾ音質に満たない通常のCDなどの音質を再計算し、ハイレゾ並みの音質にアップコンバート再生する機能です。

 音質の特性は、ダイナミック型のワイヤードの機種と同様です。

 従来のソニー製品に比べると中音域が充実し、聴き疲れしにくいと思います。

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 Bluetoothコーデックは、一方、音源データを圧縮して送るため、通常の圧縮規格だと、ハイレゾ音源は劣化します。

 ただ、この機種は、ハイレゾを伝送できるLDACaptX-HDと に対応します。

 しかし、これには、機器側(スマホ・ウォークマン側)の規格への対応も必要です。対応プレーヤーは、【ウォークマンの比較記事】で説明しました。

 連続再生時間は、7.5時間です。

 充電はパソコンなどのUSBコネクターから充電する方式です。

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 以上、h.ear in 2シリーズWI-H700の紹介でした。

 ワイヤレスでハイレゾに対応したい方には値頃な1台と言えます。とくに、動きながらの利用など、利便性を重視した場合は選択肢となるでしょう。


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 【2019年】

 2・SONY WI-1000XM2
  ¥38,500 Amazon.co.jp (11/6執筆時)

再生周波数帯域:3Hz-40kHz
コーデック:SBC AAC, LDAC
連続再生時間:10時間
重さ:58g
防水性能:

 SONYWI-1000XM2は、SONYのBluetoothイヤホンの最上位機です。

 Atlasも仕事・出張用に利用している、2017年発売のWI-1000Xの後継機として、最近登場しました。

 こちらも、ハイレゾ対応イヤホンとなります。

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 装着方法は、ネックバンド型です。

 見ての通りかなり太く、重さも58gです。

 ただ、耳の部分は片側7gですし、ネックバンド式なので、違和感はないし、疲れません。

 なお、重みがあるのは、後ほど紹介するように、高精度なノイズキャンセラが搭載されているためです。その点で言えば、アクティブな利用には向かないという製品です。

 再生周波数帯域は、低音域が3Hz、高音域が40kHzまでです。

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 ドライバーは、この機種の場合、ソニーの上位機特有のハイブリッド型です。

 9mmのダイナミックドライバーと、高音域要のバランスド・アーマチュア型ドライバーを採用した、Wドライバー仕様です。

 低音域と高音域をそれぞれ別のドライバー(スピーカー)が対応します。

 とくに、専用ユニットで、高音域がしっかり出る点で、ハイレゾ向きなシステムであり、高音域における繊細な音の再生が可能です。

 もちろん、先ほど紹介したDSEE HXも搭載です。

 音質は、帯域の広さを十分感じられる仕様です。

 Atlasは、ユニットがこれと同様の旧機を所有しています。

 そちらの場合、ソニーの高級ラインなので、Wドライバーでも、過度に「ドンシャリ感」はなく、中音域の聞きやすさも兼ね備え、「出来が良い」です。 

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 Bluetoothコーデックは、この機種もSBC・AACに加えて、LDACに対応します。

 したがって、ハイレゾ再生の際は、LDACを利用します。

 なお、こちらは、Bluetoothのバージョンが、Bluetooth 5.0です。

 この方式は接続安定性が高く、音響機器に向きます。

 連続再生時間は、10時間です。

 この点で不満を感じる方は殆どいないでしょう。

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 ノイズキャンセリング技術は、この製品の大きな見どころです。

 ハイレゾ再生に対応する機種では、「ノイズキャンセル機能」の搭載は例外的だからです。

 しかも、格安機のような1マイク方式ではなく、外側マイクのほか内部にフィードバックマイクがあるデュアルノイズセンサーテクノロジーとを採用しています。

 格安機は、外側のみにマイクがありますが、この機種は「実際耳側にどのように伝わっているか」もふまえて、制御されるため、現状では「最高レベル」の性能です。

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 その上で、ノイキャンを制御するチップについて、2019年登場の「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1」が採用となっています。

 従来の4倍の処理能力を有しており、優秀です。

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 また、下位機種にも搭載があった、フルオートAIノイズキャンセリング機能・外音取り込みモードを進化させた、アダプティブサウンドコントロールも注目点です。

 この場合、スマホの加速度センサーを利用し、ノイズキャンセラ・外音取り込みレベルを、自動切り替えしてくれます。

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 通勤時は、歩いたり、座ったり、止まったり状況が変わるため、都度、モードを変更してくれるのは便利です。

 変更時には「ピー」という音声で案内があります。

 そのほか、飛行機などを利用する際の気圧の変化を検知して、音を最適化する機能も搭載しますので、出張時にも便利です。

 イヤホンのノイキャン技術としては、最高レベルです。

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 以上、WI-1000XM2の紹介でした。

 対応音楽プレーヤーが必須とは言え、ハイレゾ・ノイキャン・ワイヤレス対応の「いいとこ取り」と言って良い機種です。

 伝統的なオーディオファンには納得のいかない部分もあるでしょう。しかし、利便性を考えると、現代の最高水準はこの方式です。

 この方式が今後進化し、突き詰められていくでしょう。

 ワイヤレスに抵抗感がない方は、ハイレゾ機としてこちらをおすすめします。なお、ハイレゾ再生時にも、しっかりノイキャンは作動します。

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 【2017年】

 3・SONY WI-1000X
  ¥25,489 Amazon.co.jp (11/6執筆時)

再生周波数帯域:3Hz-40kHz
コーデック:SBC AAC, aptX LDAC
連続再生時間:10時間
重さ:71g
防水性能:

 なお、この機種には、旧機種の在庫があります。

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 音質面では、ドライバー構成が同じなので、基本的に新機種と同じです。

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 重さは、ただし、増しており、71gです。

 非力で、肩こりのある方は、向かないでしょうが、ネックバンド式なので、Atlasは半日でも平気です。

 Bluetoothコーデックは、LDACのほか、新機種で省略されたaptX HDにも対応します。

 ノイズキャンセリング技術は、同じく2マイク式ですが、制御の部分でQN1プロセッサーが未採用です。

 その点で、「徹底度」では新機種に及びません。

 ただ、1万円以上安いですし、この機種でもノイズキャンセラの精度は実用水準を大きく超える能力を持ります。

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 結論的にいえば、価格差があるうちは、新機種の登場で値下がりしたこちらがお買得でしょう。


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 【2019年】

 4・AVIOT WE-BD21d
  ¥13,013 Amazon.co.jp (11/6執筆時)

再生周波数帯域:16Hz – 32kHz
コーデック:SBC AAC Apt-X HD
連続再生時間:13時間
ドライバー:BA×2+8.6mm
マイク: 搭載
重さ:13g×2

 WE-BD21は、日本のAVIOTが発売する、「高級機」です。

 日本の新興ブランドで、「クラシックから最新のアニソンまで」日本の音を知り尽くした技術者が作っているという触れ込みで、主にネットで人気です。

 ブランド運営会社は、バリュートレードという日本のオーディオ輸入業者で、先述のERATOの輸入にかかわったこともある企業です。

 再生周波数帯域は、16Hz – 32kHzです。

 なお、業界的な同意としてのハイレゾは、40kHz以上なのでハイレゾ機ではないですが、「それに準じる」とは言える水準です。

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 ドライバーは、SONY機のように、複合的なハイブリッド・トリプルドライバー仕様です。

 8.6mmのダイナミック型ドライバー1機とバランスドアマチュア型小型ドライバー2機が組み合わされ、低音域と高音域を分担する仕様です。

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 また、イヤーピースは、この機種の注目点です。

 SpinFitに特注して、独自のCP355というイヤーピースを3サイズで同梱します。

 外耳道に向けて傾斜がある形状のため、感覚的な音質の改善が見込める仕様です。

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 Bluetoothコーデックは、一方、SBC AACのほか、ハイレゾ伝送規格のApt-X HDをフォローします。

 再生周波数帯域の問題はあるのでそれがボトルネックにはなるものの、伝送規格としては「それに準じる」水準には再生できるといえます。

 ノイズキャンセリング技術は、未搭載です。

 連続再生時間は、最長13時間です。

 伝送量の多いApt-X利用時は、2-3割低下しますが、長寿命と言えます。

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 以上、AVIOTが販売するWE-BD21dの紹介でした。

 同社は、最近イヤホンの点数を増やしていますが、その一環で出てきたワイヤレス製品です。Apt-X HD系でハイレゾに「準じる」能力を出せる無線製品として「市場のすき間」をついた、アイデア製品だと思います。

 ただ、再生周波数帯域として、しっかり、40kHzまで伸ばせたらなお良かったでしょうが、確実にニーズはあると思います。


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 【2019年11月】

 5・オーディオテクニカ ATH-ANC400BT
  ¥29,480 Amazon.co.jp (11/6執筆時)

再生周波数帯域:5Hz-40kHz
コーデック:SBC AAC, AptX HD
連続再生時間:10時間
重さ:87g
防水性能:

  ATH-ANC400BT は、日本のオーディオテクニカが販売するイヤホンです。

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 装着方法は、ネックバンド型です。

 ソニーの最上位機 WI-1000Xと同形式ですが、重さも87gとです。

 さすがに(もうすこし)軽量化して欲しい数字です。

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 再生周波数帯域は、低音が5Hz、高音が40kHzまでです。

 ハイレゾに対応できる、余裕のあるスペックです。

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 ドライバーは、12mmのダイナミック型のシングルドライバーです。

 大きめのユニットで、2層式の振動板にしている部分が独自性です。

 音質は、発売前なので、試聴してから再掲します。

 ただ、通常音源をハイレゾ音源にアップコンバートする工夫は、ソニーと異なりないため、楽しみは少ないでしょう。

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 Bluetoothコーデックは、この機種はSBC・AACに加えて、Aptx-HDに対応します。

 したがって、ハイレゾ再生は、Aptx-HDにての対応です。

 ソニーの場合、自社のウォークマンやスマホがLDAC対応なので、わりと融通が効きやすいですが、Aptx-HDはさほど普及していないため、この部分はネックでしょう。

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 ノイズキャンセリング技術は、内部にマイクが2つある、Wマイク式です。

 ソニー上位機と同等の方式で、現状では最高水準です。

 一方、外音取り込みモードに相当する「クイックヒアスルー機能」はありますが、自動でキャンセルレベルを変更する機能は無いため、利便性は、ソニー系に負けます。

 稼働時間は、20時間です。

 割と長寿命です。

 その他、付属のUSB-Cケーブル経由で、PCなどとUSB接続ができる構造です。

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 以上、ATH-ANC400BTの紹介でした。

 ハイレゾ対応とノイキャン対応に対応する機種は「ソニーの独壇場」だったのでライバル出現と言えます。

 音質の部分では、オーディオテクニカも、対抗配置のドライバーなど優れたメーカーなのですが、ノイキャンユニットを搭載するためか、上位技術を採用しない普通の形式を採用します。

 その上で、軽量化が十分でない部分もあり、(値段次第ですが)能力面では、ソニーの上位機に及ばない点が目立ちます。

3・有線式ハイレゾイヤホンの比較

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 つづいて、有線式で、ハイレゾに対応する製品を紹介していきます。

1・SONYの有線ハイレゾイヤホン

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 はじめに、最もハイレゾに力を入れているソニーの製品を紹介します。


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 【2017年】

 6・ソニー イヤホン h.ear in 2 IER-H500A
  ¥7,859 Amazon.co.jp (11/6執筆時)

再生周波数帯域: 5Hz〜40kHz
ドライバー口径:9mm

 ソニーIER-H500Aは、カジュアルデザインを採用した格安のハイレゾ対応イヤフォンです。

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 同社のウォークマンのハイレゾ化にあわせて発売された製品ですが、単体でも売られます。

 再生周波数帯域は、5Hz〜40kHzです。

 高音域は、40kHzと、ハイレゾ基準のスペックをクリアします。

 低音域は、5Hzです。

 先述のように、人間の耳の性能上、ここまでの帯域聞こえるわけではないです。

 ただ、特に同じメーカーで比較するならば、測定値に余裕があるほど、自然な臨場感がえられます。

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 ドライバーは、9mmです。

 1つで、全帯域をカバーするダイナミック型ドライバを利用する方式です。

 高音域は、ユニット1つの1WAY式は、高音域の再生に弱い印象があります。

 ただ、外磁型の磁気回路を搭載するなどの工夫で、ハイレゾ水準の40kHzの帯域をカバーしています。

 低音域は、ポート(通気孔)の工夫で、スペック上の数値を出していると思われます。

 音質の特性は、試聴の限り、中音域での音の継ぎ目がなく聴き疲れしない音質でした。

 高音域については、ハイレゾ向きとしては標準的ですが、中音域については、逆に、1WAY式を採用する良い部分が出ていると思います。

 この部分で言えば、聴き疲れしにくいでしょう。

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 リモコンは、マイク付きで、ハンズフリー電話に対応します。

 ケーブルも、絡まないセレーションコードを採用しているため、断線の危険も少ないと言えます。割と安い価格ですが性能は十分です。

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 以上、IER-H500Aの紹介でした。

 ソニーh.ear in 2シリーズを、同社の販売戦略のかなり重要なポジションに置いています。ハイレゾ普及により、音楽関連家電の首位奪還を狙っているようです。

 この製品は、ハイレゾ普及を狙い「戦略的な低価格」で出しており、特にお買得です。


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【2016年】

 7・ソニー ハイレゾイヤホン XBA-N1
  ¥21,319 Amazon.co.jp
(11/6執筆時)

再生周波数帯域: 4Hz〜40kHz
ドライバー口径:9mm+BAD

  XBA-A2は、ソニーのハイレゾ音源に対応するイヤフォンの中級機です。

 再生周波数帯域は、4Hz〜40kHzです。

 下位機種と較べると、低音域は、4Hzとスペック強化されています。

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 ドライバーは、下位機種とドライバーユニットの構成が全く変わります。

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 まず、下位機種同様に、9mmのドライバーを搭載します。

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 その上で、高音域専用のトゥイーターとして「バランスド・アーマチュア・ドライバユニット」を搭載します。

 こうした、高音域低音域をそれぞれのパーツが担当する方式を「2WAY方式(ハイブリッド式)」と言います。

 小さなイヤホンで2WAY方式をとるには、高い技術力が必要ですから、価格は相応に高くなります。

 しかし、先述のように、低音域4Hzとスペックも伸びているほか、高音域も、周波数帯域では表現できないレベルで、クリアさが増しています。

 なお、高音域のほか中音域のほとんどについては、小型のバランスドアーマーチェアの方が担当します。中音域と兼ねる方向性ですが、音質は良いです。

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 音質の特性は、2WAY方式ながら、聴き疲れしにくい音質です。

 高音域低音域を分けるユニットを採用する場合、安価な製品だと「音の受け渡し」が発生する「中音域」の音質が犠牲になりがちです。

 しかし、逆にこの部分は「ソニーの個性」とも言えます。

 伝統的な「ソニーサウンド」を踏襲する点で、下位機種より「ソニーらしい」音質だと思います。実際のところ、ハイレゾ音源には向いています。

 さらに、従来的な受け渡しの不自然さが緩和されており、聴き疲れしにくいです。これは、独立グラウンドケーブル方式を採用した点が大きいかもしれません。

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 以上、 XBA-N1の紹介でした。

 MDR-EX750と較べると、全く異なる仕組みの上位のドライバーユニットを使っている機種です。価格の割に性能が充実しています。

 ハイレゾ対応の携帯プレーヤーで高音質で聴きたかったら、この機種はおすすめです。


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 【ステレオミニプラグ】【2016年】

 8・ソニー ハイレゾイヤホン XBA-N3
  ¥33,973 Amazon.co.jp
(11/6執筆時)

 【バランス接続】【2017年】

 9・ソニー ハイレゾイヤホン XBA-N3BP
  ¥30,309 Amazon.co.jp
(11/6執筆時)

再生周波数帯域: 3Hz〜40kHz
ドライバー口径:9mm+BAD

 XBA-N3は、ソニーのハイレゾ対応インナーイヤー型イヤホンの上位機種になります。

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 2機種ありますが、 XBA-N3BPは、2017年に追加販売されたものです。

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 XBA-N3BP は、接続が一般的なステレオミニ端子ではなく、バランス端子用の製品です。

 ソニーのウォークマンの上位機用ですので、一般的にはXBA-N3を選んでください。

 再生周波数帯域は、 3Hz〜40kHzです。

 高音域は下位機種と同じで40kHzまでです。

 低音域は、3Hzと伸びています。

 ようするに、低音域に、特に下位機種との違いが認められる機種と言えるでしょう。

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 ドライバーは、下位機種と同じです。

 つまり、 高音域用(バランスド・アーマチュア型)低音域用(ダイナミック型)を採用する2WAY式です。

 9mmというダイナミックドライバーのサイズも同じです。 

 音質の特性はしかし、、下位機種と比べると「透明感」が増した感じです。

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 というのも、こちらは、後部に拡張音響空間を持つ新しい通気構造を採用するからです。

 そのため、ドライバーユニットを2つ持つ「2WAY方式」として最も重要である「音域と音域の間のつながり」が自然です。

 この点で、周波数帯域の幅以上に、下位機種との音質面の差はあるでしょう。

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 以上、XBA-N3の紹介でした。

 下位機種とユニット構成やサイズは同じですが、音質は価格なりに優れています。

 いわゆる、低音域と高音域が力強い「ドンシャリ系」が苦手ならば、中音域の改良が施されたこの機種に投資する価値はありそうです。


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 【2015年】

 10・ソニー ハイレゾイヤホン XBA-300
  ¥25,864 Amazon.co.jp (11/6執筆時)

再生周波数帯域: 5Hz〜40kHz
ドライバー口径:3WAY式

 XBA-300も、ソニーのハイレゾ対応イヤフォンの上位機です。

 XBA-N3とは、搭載するユニットが異なる、別シリーズの製品です。

 再生周波数帯域は、高音域40kHzであり、低音域5Hzです。

 この点で、XBA-N3と比べると、やや低音域のスペックが低いです。

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 ドライバーは、しかし、トリプル・バランスド・アーマチュア構造を採用する、3WAY方式となります。

 文字通り、ユニットを3つ搭載している点で、音の解像感と分解度は、総じて良くなります。

 一方、3つを搭載するためには、各ユニットを小さくする必要があり、大きなダイナミック型ドライバーの搭載ができません。 

 そのため、この製品は、小型の「バランスドアーマチュア型」を低音域にも採用します。

 このような「理屈」で、さきほどの機種よりも、低音域のややスペックが弱いということになるでしょう。

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 音質の特性は、しかし、3万円前後の機種では相当なレベルです。

 先述のように、ハイレゾに重要なのは「高音域」です。

 そして、中音域と高音域を別のユニットが担当する3WAY方式の方が、高音域専用のユニットがある分、ハイレゾには向いていると言えます。

 一方、複雑なシステムの場合、音の受け渡しが問題となります。しかし、小型ユニットの組み合わせに長けたSONYらしいサウンドを実現できています。

 とくに、低音域・高音域はとくに充実し、迫力のある同社らしいサウンドです。

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 以上、XBA-300の紹介でした。

 価格相応の性能が期待できる高級機です。

 3WAY方式で、音のつながりの自然さが心配になりますが、音のバランス感はさすがにソニーです。

 人気度で言えば「地味」とは言えますが、現状では、Atlasがおすすめしたい製品の1つですね。

 「3つの音域の受け渡し」もうまくいっています。高い技術水準です。


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 11・ソニー ハイレゾイヤホン XBA-Z5
  ¥51,980 Amazon.co.jp
(11/6執筆時)

再生周波数帯域: 3Hz〜40kHz
ドライバー口径:16mm(3WAY式)

 XBA-Z5 は、ソニーのインナーイヤー型のイアフォンの高級機です。

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 装着方式は、やや特殊です。

 大きめのユニットで、上から回し入れる形状です。

 なお、こちらは、付属するケーブルは普通のステレオミニプラグですが、ケーブル交換でバランス端子にも対応できます。

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 5極バランス標準プラグ MUC-M12SB1
  ¥17,195 Amazon.co.jp (11/6執筆時)

 バランス標準プラグ MUC-M12NB1
  ¥8,942 Amazon.co.jp (11/6執筆時)

 ケーブルは、ソニーからグレード別に複数売られています。

 再生周波数帯域は、低音域は3Hzで、高音域は40kHzまでです。

 いずれも十分でしょう。

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 ドライバーは、3way方式です。

 低音域は、16mmダイナミック型ドライバーが担当です。

 バランスドアーマチュア型ではないため、パワーを感じます。

 高音域は、バランスド・アーマチュア・ドライバユニットが、高音域専用のトゥイーターとフルレンジとに分かれるダブル仕様であり、豪華です。

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 また、ハイレゾ音源にとって重要な高音域の質に関わるトゥイーターの振動板にマグネシウム合金が採用され音質が向上しています。

 ハウジングも、マグネシウム合金になっているので、音質に大敵である振動の軽減効果も期待できます。

 音質の特性は、試聴した限り、高音域から低音域まで、また、小音量でも大音量でも、かなりクリアに聴かせてくれました。

 異なるドライバーユニット感の音のつながりに問題ありません。

 実際、ロングセラーで、構造の見直しも必要なく売れているものです。この点でも、投資する価値はある水準です。

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 以上、XBA-Z5の紹介でした。

 低音用の大きなドライバーと2機のバランスドアーマチュア型ドライバと、良くもこれだけ詰めたものだと感心する設計です。

 価格は高いですが、買って後悔の無い品質は期待できます。


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 【2018年】

 【クワッド式】

 12・ソニー ハイレゾイヤホン IER-M7
  ¥73,333 Amazon.co.jp
(11/6執筆時)

 【ペンタ式】

 13・ソニー ハイレゾイヤホン IER-M9
  ¥103,527 Amazon.co.jp (11/6執筆時)

再生周波数帯域: 5Hz〜40kHz
ドライバー口径:4/6WAY式

 IER-M7IER-M9は、ソニーのインナーイヤー型のイアフォンの最高級機です。

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 こちらも、バランス接続対応ですが、バランスケーブルヘッドホンケーブル双方とも付属します。

 再生周波数帯域は、低音域は5Hzで、高音域は40kHzまでです。

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 ドライバーは、良い意味で「作り込み過ぎ」とも思えますが、極小のバランスド・アーマチュアを4ないし5個搭載した特別なユニットです。

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 並列的に配置するようですが、「フルレンジ」用に2つと、「ウーファー・トゥイーター・スーパートゥイーター」という構成です。

 再生周波数帯域にこの特性がでそうなものですが「最大40kHz」とのことです。


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 音の受け渡しが5カ所で発生する仕様です。SONYは「相互補完的」と説明しますが、この部分の精度で音質評価は大きく変わるでしょう。

 音質の特性は、IER-M7を試聴しましたが、音の解像度はさすがに高いです。

 ただ、このレベルになると、再生する音源の善し悪しで音質が大きく変わるため、(音楽と言うより)「音自体を楽しみたい」方向けでしょう。

---

 以上、IER-M7IER-M9の紹介でした。

 購買層に想定しているのは、完全にプロとハイアマチュアでしょう。この手の製品は、生産数の絶対数が少ないため、一般的に技術水準に比べて「割高」ではあります。

 ただ、アーリーアダプタがいてこそ技術が下位機に降りてくる部分はあるので、その面を含めて大局的に考えられる方には、オススメできます。

 とはいえ、ユニット数の増加は「目に見えて試したくなる」要素でしょう。

2・JVCの有線ハイレゾイヤホン

 つづいて、JVCのハイレゾ対応機です。

 SONYに次いで、製品展開数が多いです。


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 14・JVC WOODシリーズ HA-FW01
  ¥36,810 Amazon.co.jp
(11/6執筆時)

再生周波数帯域:6Hz 〜50kHz
ドライバー口径:11mm

  HA-FW01は、JVCケンウッドの製品です。

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 この製品の特徴は、外側(ハウジング)が木製であることです。

 JVCのWOODシリーズは、名前の通り、全体として「木」にこだわった作りになっています。

 同社は、音響機器については、「天然木」にこだわるメーカーで、イヤホンにもその思想が現れています。

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 再生周波数帯域は、高音域について50kHzを表明しています。

 カナルタイプの場合、他社は上位機でも40kHzまでであり、非常に珍しいです。

 低音域については、6Hzです。

 こちらは他社の同価格帯の製品に劣る数値なので、傾向としては、「ハイレゾ寄り」の設計でしょう。

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 ドライバーは、この機種は、ダイナミック型ドライバ1機の1WAY方式です。

 ただし、小型の本体には、かなり大きめといえる11mmのドライバーを採用しています。

 また、特徴的なのは、木を組み合わせた新開発の振動板を採用している点です。

 音質の特性は、試聴の限り、やはり弦楽器・ピアノなどの音は素晴らしく聞こえました。

 コンセプト的にも、クラシックのハイレゾ音源にチューニングされたイヤホンのように思います。

 前モデルに比べて新搭載となったウッドスタビライザーの作用か、柔らか系の音色を保ちつつも、よりハイレゾに向くクリアな音になりました。

---

 以上、 HA-FW01の紹介でした。ウッドドライバーというハッキリとした「売りがある製品です。

 中身は、ダイナミック型の伝統的なドライバですが、音のつながりも良く、安心感のあるサウンドでした。

 ただ、おそらく中音域の聞きやすさを重視する方向で、低音はあまり強調されないので、バランスでは、ソニーのイヤホンかなと思います。


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 15・JVC CLASS-S SOLIDEGE HA-FD01
  ¥28,932 Amazon.co.jp
(11/6執筆時)

再生周波数帯域:8Hz 〜52kHz
ドライバー口径:11mm

  HA-FW01は、2017年に新展開になった新しいJVCの高級カナル型イヤホンです。

 WOODシリーズと真逆で、フルステンレスなメタリックな製品です。

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 ハウジングは、チタン合金振動板は、カーボンと現代的な素材をふんだんに使います。

 あきらかにWOODシリーズとの差を付けていて非常に面白いです。

 開発室はとても発想が柔軟なのでしょう。さらにマウントノズルをチタン、ステンレス・銅に自由に換装できるパーツもつきます。

 再生周波数帯域は、高音域については、52kHzです。

 WOODシリーズよりわずかですが、スペックは優秀です。

 一方、低音域は逆に8Hzと月並みなスペックです。この部分でも「真逆」な特性にしており、面白いです。

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 ドライバーは、こちらも、ダイナミック型ドライバ1機の1WAY方式です。

 ドライバーのサイズも11mmです。「素材は違っても、哲学は同じ」なのでしょうね。

 音質の特性は、チタンノズルでの試聴の限り、透明感が非常に強調できる音質でした。

 おそらく、ターゲットはハイレゾを試聴する層であり、WOODシリーズよりハイレゾ向きのイヤホンに調整されている感じです。

---

 以上、 HA-FW01の紹介でした。

 WOODシリーズとは異なる特性で、女性ボーカルやギターや金管楽器などに合いそうな特性です。比較すると面白いので、高いですが、使い比べてみたい製品です。


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 【2019年11月発売】

 16・JVC WOODシリーズ HA-FW1500
  ¥60,398 Amazon.co.jp (11/6執筆時)

再生周波数帯域:6Hz 〜52kHz
ドライバー口径:11mm

  HA-FW1500は、JVCケンウッドのWOODシリーズの上位機です。

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 再生周波数帯域は、低音域については、6Hzです。高音域について52kHzです。

 特性は、下位機種とほぼ同じです。

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 ドライバーは、11mmのウッドコーン製ドライバーです。

 ただし、振動板にカーボンコートを施し強度を上げること、また、内部に金属素材を割と多く配置することで、音色を変えています。

 木製の良い部分を活かしつつ、(硬質な)金属系の性質もという、ある種同社の下位機種の「ハイブリッド」のような上位機です。

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 そのほか、不要な音を拡散させるための、「アコースティックピュリファイアー」構造を採用します。

 音質の特性は、発売前なので試聴はできませんが、下位機種と比較すると、「クリア」という表現が多用されます。

 実際、温もりがあるがある種の「ぼやけ」のある木製コーンの難点を、克服した製品なのでしょう。ただ、木製コーンをハイレゾ機にあえて使う、必然性については、多少不明瞭です。

 なお、ケーブルは、バランス非対応ですが、L/Rを完全分離した、専用のハイグレードケーブルが付属します。

---

 以上、 HA-FW1500の紹介でした。

 ウッドドライバーを(何とか)ハイレゾ向きの高級イヤホンにする「苦心作」に感じます。このグレードの高級品は、ハイレゾ以外売れないようなので、苦肉の策でしょう。

 これが功を奏しているかは、しっかり試聴して、改めて確認したいと思います。

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 【2018年発売】

 17・JVC WOODシリーズ HA-FW10000
  ¥179,780 Amazon.co.jp (11/6執筆時)

再生周波数帯域:6Hz 〜52kHz
ドライバー口径:11mm

 なお、HA-FW10000という、マスターグレードの製品が先行発売されていました。

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 装着方法は、オーバーイヤー式です。

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 そのほか、漆器仕上げの外観など、高級仕様ですが、ユニット構成はHA-FW1500とあまり変わらず、上位機特有の新味はさほどないです。

 その点で言えば、下位機種は、音質に関わらない部分だけ削ったコスパの良い機種ともいえるでしょう。

 いずれにしても、ウッドコーンから選ぶならば、下位機種がお買得だと思います。

3・他社の有線ハイレゾイヤホン

 最後に、ここまで紹介した以外のメーカーの製品で、注目するべき製品を紹介します。


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 18・Pioneer ハイレゾイヤホンSE-CH9T
  ¥9,483 楽天市場 (11/6執筆時)

再生周波数帯域: 5Hz 〜50kHz
ドライバー口径:9.7mm

 SE-CH9T は、パイオニアが販売するハイレゾ対応のイヤホンです。

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 ヨリ線のツイストケーブルを採用する独特のデザインが面白い製品です。

 再生周波数帯域は、低音域は5Hz、高音域は50kHzです。

 高音域は問題なくハイレゾ再生できる水準です。

 低音域も、数字的には、優れています。

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 ドライバーは、高音域から低音域まで1つの9.7mmのダイナミック型ドライバーで担う1Way方式です。

 1WAY方式としては、高音域の帯域が広いですが、「解析による振動板の改良の結果」とのことです。

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 音質の特性は、ただ、試聴の限り、高音域の伸びよりも、中にこもらない低音と安定した中音域のほうに魅力を感じました。

 実際、低音域の出し過ぎで中音域が犠牲になる弊害を避けるため、チューブボードで音圧を調整する面白い仕組みを取り入れています。

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 以上、パイオニアのSE-CH9Tの紹介でした。

 スペック的に、高音域が強調されますが、1ドライバー式ですし、「ハイレゾ的」なきらびやかな音質に向く仕様とは、必ずしも言えません

 ただ、聴きやすい落ち着いた音で、中音域の聞きやすさは値段以上でしょう。この部分を重視したい場合、1万円前後の製品として、品質の高さとお買得感を感じます。

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 【2017】

 19・Pioneer ハイレゾイヤホンSE-CH5BL
  ¥5,767 Amazon.co.jp (11/6執筆時)

再生周波数帯域: 8Hz 〜45kHz
ドライバー口径:9.7mm

 なお、この製品には、下位機種としてSE-CH5BLも併売されています。

 ドライバーの口径は同じですが、2層金属ノズル構造が非採用で、低音域のスペックがやや弱いほか、高音域も上位機に較べても出ていません。

 値段差を考えても、上位機を選ぶべきでしょう。


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 【2016年】

 20・オーディオテクニカ ATH-CKR100
  ¥35,000 Amazon.co.jp (11/6執筆時)

再生周波数帯域:5Hz 〜45kHz
ドライバー口径:12mm×2

  ATH-CKR100は、オーディオテクニカのハイレゾ対応イヤホンです。

 再生周波数帯域は、低音域が5Hzで、高音域が45kHzです。

 他社と比べても平均的ですね。

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 ドライバーは、かなり特殊です。

 というのも、13mmダイナミック型ドライバー2機を対抗配置するという構造だからです。

 これにより、磁力で低音を強調する仕組みです。

 同社の製品は「重低音」が注目されますが、ハイレゾ対応ということで高硬度の純鉄ヨークの振動板を採用することで、高音域を高めるなど、音の解像感やキレも全体的に高いです

 音質の特性は、試聴の限り、スペック値以上に低音は豊かです。

 アルミニウムスタビライザーの採用などで、音のスピード感もあり、品質は値段相当です。

 また、同型状の旧機を試聴した際にはあまり感じませんでしたが、対抗配置した2ドライバー仕様は、ハイレゾ特有の解像感を高める作用もありそうです。


 以上、 ATH-CKS1100の紹介でした。

 ダイナミック型ドライバを2個搭載するという「荒技」ですが、低音域・高音域とも臨場感は豊かです。

 ただ、それなりに音に個性はあるので、素直な音を聞くことをハイレゾの本質と考える人には向かないでしょう。


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 【2019年】

 21・オーディオテクニカ ATH-IEX1
  ¥151,000 Amazon.co.jp (11/6執筆時)

再生周波数帯域:5Hz 〜50kHz
ドライバー口径:12mm×2

  ATH-CKR100は、オーディオテクニカのハイレゾ対応イヤホンです。

 価格的には「モニターグレード」で、多くの人にとっては他山の石でしょう。

 ただ、面白い製品ではあります。

 装着方法は、こちらも、オーバーイヤー式です。

 再生周波数帯域は、低音域5Hzで、高音域50kHzです。

 いずれもハイレゾ機として、十分なスペックです。

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 ドライバーは、とてもユニークです。

 下位機種にも見られる対抗配置ですが、片側を9.8mmのドライバー、反対側を8.8mmのパッシブラジエータとする構成です。

 その上で、先端方向に、小型のバランスドアーマチュア型ドライバーを2機搭載する、3スピーカー式です。こちらも、対抗配置です。

 他社の上位機同様に、音の歪みに対する対策で、高音質を実現するという思想です。

 とくに、先端のアーマチュア型のほうは、ハイレゾ用のスーパートゥイーターとして、超高音域の再現性向上を目指しており、確実に「ハイレゾ向き」設計です。

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 そのほか、チタン素材のハウジングを採用します。 

 チタンだけで、しかも継ぎ目のない鍛造ですから、値段に見合った部品費をかけています。

 なお、接続については、バランスケーブルにも対応し、通常のケーブル同様に付属します。


 以上、ATH-CKR100の紹介でした。

 モニターグレードの高級品なので、値段面で「おすすめ」とはいきません

 実際のところ、需要が少ないため、かかっている部材費に対して、価格は高めでしょう。

 ただ、新発想のドライバー形状と、妥協のないパーツ選びで、確実に、「試したい」と感じさせる製品です。


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 【2019年11月発売予定】

 22・Panasonic Technics EAH-TZ700
  ¥120,000 (11/6執筆時)

再生周波数帯域:3Hz 〜100kHz
ドライバー口径:1way

  EAH-TZ700は、Panasonicが自社の音響ブランドである、テクニクスから販売するハイレゾ対応イヤホンです。

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 再生周波数帯域は、3Hz〜100kHzです。

 低音域の3Hzは他社にも見かけるスペックですが、高音域100kHzの測定値を付けたのは、イヤホンでは、恐らくこの機種が初でしょう。


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 ドライバーは、11mmのダイナミック型です。

 多少大きいですが、とくに代わり映えのないシステムで、100kHzを表明できたのは、PEEK素材のエッジと、高剛性の特殊アルミニウム振動板の採用による部分が大きいとのことです。

 なお、ハウジングは、マグネシウム合金です。

 アルミニウムは素材として、ハイレゾに向いていそうですし、個人的には試したいです。

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 音質の特性は、こちらも、試聴後に改めて追記する予定です。

 ただ、この機種は、素材に由来するハイレゾ特性と共に、ボイスコイル部の磁気ギャップに磁性流体(磁石の性質を持つ液体)を充填することによる、(自然的な)低音域の品質の向上も強調しています

 ケーブルは、バランス対応で、コードも付属します。

---

 以上、Technics EAH-TZ700の紹介でした。

 ドライバーの素材面の工夫をどの程度評価するか、で位置づけが変わりそうな機種です。

 個人的には、アルミ系の素材は好きなので期待値は高いです。その上で、高音域と低音域と双方を高める2つの技術的な工夫もあり、遠からず、個人的に試す予定の製品です。

後編につづく
ハイレゾイヤホンのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、ハイレゾに対応する高音質のイヤフォンを紹介しました。

 しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。

  201810070812.jpg

・RHA MA750 270559
・RHA MA750i 270542
・beyerdynamic XELENTO REMOTE

 続く後編記事(こちら)では、今回できなかった、上記の製品を追加で紹介します。

1・音質の良さ ★★★★★
2・重低音   ★★★★★
3・原音再現性 ★★★★★
4・ワイヤレス ★★★★★
5・総合評価  ★★★★★

 その上で、紹介した全機種から、いつものように、Atlasのおすすめ機種!を提案したいと思います。

 引き続き、よろしくお願いします。

 後編記事は→こちら

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posted by Atlas at 22:45 | オーディオ製品

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