Top PC用液晶モニター 比較2022'【WQHD】ゲーミングモニター27機の選び方とおすすめ:ゲーム用2.5Kモニター (1)

2022年11月01日

比較2022'【WQHD】ゲーミングモニター27機の選び方とおすすめ:ゲーム用2.5Kモニター (1)

【今回レビューする内容】2022年 2.5K・WQHDゲーミングモニターの性能とおすすめ:2.5K WQHD解像度のゲーミングモニター 2.5K 3Kモニター

【比較する製品型番】 LG UltraGear 32GQ850-B 32GN600-BAJP 27GP83B-B 32GP83B-B 32GN650-B 32GP750-B BenQ MOBIUZ EX270QM EX2710Q Acer NITRO XV272UPbmiiprzx ASUS TUF Gaming VG27AQL1A VG27AQ ASUS ROG Strix XG279Q ASUS ROG Strix XG27AQM-G EVA Edition HP OMEN by HP 27i HP X27q QHD 2V7U4AA-AAAA HP X32 QHD HP X34 WQHD

今回のお題
ゲーミングディスプレイのおすすめはどの機種?

 ども、Atlasです。

 今日は、2022年10月現在、最新のゲーミングモニターの比較です。

  201607301103.jpg

1・格安ゲーミングモニターの比較
 レート:144Hz -165Hz
 解像度:フルHD
 予算:2万円〜
2・高速ゲーミングモニターの比較
 レート:240Hz -390Hz
 解像度:フルHD
 予算:3.5万円〜
3・2.5Kゲーミングモニターの比較
 レート:144Hz--240Hz
 解像度:WQHD
 予算:4万円〜
4・4Kゲーミングモニターの比較
 レート:144Hz
 解像度:4K
 予算:10万円〜
5・曲面ゲーミングモニターの比較
 レート:144Hz〜165Hz
 解像度:フルHD WQHD UWWQHD
 予算:3万円〜
6・ゲーミングモニターまとめ
 =最終的なおすすめ機種の提案

 今回は、記事を全6回をにわけての構成です。

  202108121351.jpg

 今回の3回目記事は、2.5K解像度(WQHD 2560x1440)のゲーミングモニターを紹介します。四捨五入して、3Kモニターと書く企業もあります。

 この解像度は、ゲーミング用として最近、結構「人気」です。

 表示領域が広いので、FPSゲームなどで有利になるほか、ステータス情報を画面に細かく出せるので、MMO・RPGなどでも好評だからでしょう。

 202108112004.jpg

 なお「ゲーミングモニターの選び方の基本」については、前回の1回目記事こちら)の冒頭で詳しく書きました(こちら)。

 リンク先からいらした方はそちらからお読み頂いた方が、分かりやすいかと思います。

 よろしくお願いします。

ーーー

液晶のみやすさ   ★★★★★
スタンドの性能   ★★★★★
応答速度      ★★★★★
リフレッシュレート ★★★★★
品質保証      ★★★★★
総合評価      ★★★★★

 というわけで、以下では、各社のモニターを一機ずつ比較していきます。

 そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、「Atlasのオススメ機種」を提案していきます。

1・2.5Kゲーミングモニターの比較

1・2.5Kゲーミングモニターの比較 (1)
 1-1:HP〈米国〉
 1-2:LG〈韓国〉
 1-3:BenQ〈台湾〉  
 1-4:ASUS〈台湾〉
2・2.5Kゲーミングモニターの比較〈2〉
 2-1:アイオーデータ〈日本〉
 2-2:イイヤマ〈日本〉
 2-3:グリーンハウス〈日本〉
 2-4:MSI〈台湾〉
 2-5:DELL〈米国〉    
 2-6:その他の製品〈各社〉
3・ゲーミングモニターの比較  【結論】
 =最終的なおすすめ機種の提案

 さっそくですが、具体的な2.5Kモニターを比較に入ります。

 今回は、上表のようなメーカー順に、製品を紹介していきます。

 202112091855.jpg

 なお、WQHDは、画面密度(ppi)としては、フルHDより25%と詳細なので、その分、広くフィールド表示ができます。

 4Kは、200%大きくなるので、はあります。

 しかし、そもそも27型以下ならば4Kだと細かすぎて読めないので、27インチやそれ以下のゲーム用としては、WQHDは悪くないです。

1-1・HPのモニターの比較

 202108072242.jpg

 はじめに、米国のHP(ヒューレットパッカード)のゲーミングモニターです。

-----

 なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


 202007021823.jpg

 【27インチ】【nano-IPS液晶】

 1・HP OMEN by HP 27i 価格.com限定
  ¥52,580 HPダイレクト (10/31執筆時)

周波数: 最大165Hz
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:350cd/u
液晶方式:Nano-IPS ノングレア
コントラスト比: 1000:1
同期技術: FreeSync
追う等速:1ms (GtoG)
HDR:
USB給電:  
接続端子:HDMIx1 DPx1
スタンド:チルト・高さ
VESA: 100mm
スピーカー:
保証期間: 1年

 HP OMEN by HP 27i は、米国のHP(ヒューレットパッカード)が販売する、27インチゲーミングモニターです。

 モニター解像度は、WQHD (2560x1440)です。

 202112121221.jpg

 液晶パネルは、LGが最近開発したNano-IPS液晶です。

 IPSパネルは、視野角が広く、視認性も良い点で、近接視聴のPC用としては「目に優しい」と言えるパネルです。仕事用として最も向くパネルです。

  201908261232.jpg

 Nano-IPSは、その上位互換と言え、色域が広い広色域IPSに分類される高級パネルです。

 バックライトにナノ粒子層(蛍光体)を追加し、黄色・オレンジ系の余分な色を排除し、色彩(特に赤)を整える技術です。

 色空間も、DCI-P3 98%カバーという、エントリークラスのデザイナー向けモニターに比する性能です。

 この部分のスペックは、全機を通しても良いといってよい製品です。

 応答速度は、オーバードライブ時に1ms(GtoG)となります。

 Nano-IPS液晶は、スイッチングの改良で、この速度を達成しています。

 輝度は、350cd/uです。

 この部分は標準水準です。 

 リフレッシュレートは、最大165Hzです。

 202007021834.jpg

 チラツキ対策は、AMD FreeSyncに対応します。

 VESAのAdaptive-Sync対応なので、DP接続についてだけですがG-SYNC compatibleとしての駆動も保証されています。

 なお、1回目記事で詳しく書いたように、この部分は、基本自分のPCビデオカードと合わせるのが基本です。

 なお、FreeSyncは、HDMIでも有効ですが、AMD FreeSync Premiumではないので、スタッタリング(カクツキ)まで面倒をみてくれないでしょう。

 HDRは、非対応です。

 輝度的に対応しないはわりと意外です。

 画質面での補整機能は、あっさりです。

 各社とも残像対策として導入する黒挿入技術不採用です。

 動画などに視聴にも関わる「映像美」の部分も、IPS液晶の弱点である、コントラスト部分は強化はしているようですが、それに止まります。

 一方「目の優しさ」は、チラツキ対策としてフリッカー対策の言及はあります。書き方的に微妙ですが、低リフレッシュレート利用時でもおそらく効くでしょう。

 202108121646.jpg

 ディスプレイスタンドは、チルト角度以外に、高さが調整できます。

 27インチモデルですし、目の優しさの部分であった方が良い機能です。

 202112101046.jpg

 接続端子は、HDMI2.0・ DisplayPortx1という構成です。

 WQHD解像度の場合、HDMI2.0では最大144Hzまでなので、基本、DPを利用します。

 付属ケーブルは、DisplayPortケーブルのみ付属です。

---

 以上、HP OMEN by HP 27i の紹介でした。

 パネル部分の基本スペックが良い上で、AMD FreeSyncNVIDIA双方のビデオカードに対応できる製品です。

 画質補正など、正直凝ったところはあまりないですが、「余分な部分」がない分安いですし、本質部分を重視する場合は、最高の選択肢の一つでしょう。

ーーーー


 202112121847.jpg

 【27インチ】

 2・HP X27q QHD 2V7U4AA-AAAA
  ¥21,980 Amazon.co.jp (10/31執筆時)

 【31.5インチ】価格.com限定モデルあり

 3・HP X32 QHD ゲーミングディスプレイ
  ¥39,270 HPダイレクト  (10/31執筆時)

 【34インチ】UWQHD (3440x1440)

 4・HP X34 WQHD ゲーミングディスプレイ
  ¥49,280 HPダイレクト (10/31執筆時)

周波数: 最大165.0Hz
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:400cd/u
液晶方式:Fast-IPS ノングレア
コントラスト比: 1000:1
同期技術:FreeSync Premium
応答速度:1ms (GtoG)
HDR:HDR400
USB給電:  
接続端子:HDMI2.0x1 DPx1
スタンド:チルト・高さ
VESA: 100mm
スピーカー:
保証期間: 1年

 なお、姉妹機としてHP X27q QHDという製品もあります。

 3サイズありますが、34インチだけ、UWQHD (3440x1440)です。

 なお、HPは、WQHD (2560x1440)をQHD、UWQHD (3440x1440)をWQHDと表記しています。他社と表現が違う点は注意点です。

 202112121221.jpg

 液晶パネルは、いわゆるFast-IPSです。HPはAUO製だとそのように書くルールのようなので、LG系のようです。

 応答速度は1ms(GtoG)と高速です。

 しかし、広色域パネルではないので、映像美の部分で、nano-ips採用の上位機とは差があります。

 かなり安めだとは思いますが、他社機と比べると、画像調整の部分で独自性が多少弱いので、比較する場合は、そのあたりを考えてください。

 スタンドは、どの機種も、チルト角度と高さは調整可能です。

 27インチは加えて、縦回転もできます。

1-2・LGのモニターの比較

 202003072021.jpg

 続いて、LGエレクトロニクスのモニターです。

 同社は、自社で(部品としての)IPSパネルが生産できる世界的企業です。性能の良い機種が割安の場合が多いです。


 202104261312.jpg

 【31.5インチ】

 【2022年発売】

 5・ LG UltraGear 32GN650-B
  ¥46,640 Amazon.co.jp (10/31執筆時)

 【2020年発売】(チルトのみ)

 5・ LG UltraGear 32GN600-BAJP
  ¥32,564 Amazon.co.jp (10/31執筆時)

周波数:最大165Hz
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:350cd/m
液晶方式: VAノングレア
コントラスト比:3000:1
同期技術: FreeSync Premium
応答速度:5ms (GtoG)
HDR: HDR10
USB給電:
接続端子:HDMI2.0 ×2 DP
スタンド:チルト・高さ
VESA: 100mm   
スピーカー:
保証期間: 3年間

 32GN650-Bは、LGの31.5インチモニターです。

 旧機種の32GN600-BAJPが残ります。

 仕様はほとんど同じですが、スタンドの高さ調節に非対応です。あったほうが良いですが、粉の値段差ならば旧機種のがお買得でしょう。

 モニター解像度は、2560×14402.5K(WQHD)です。

 202104261322.jpg

 リフレッシュレートは、最大165Hzです。

1・FreeSync
 =チラツキ・レスポンス改善
2・FreeSync Premium
 + カクツキ(LFC)防止
3・FreeSync Premium Pro
 +HDR対応

 チラツキ対策は、本機は、AMD系のミドルグレードのFreeSync Premiumまで対応します。

 202112121221.jpg

 液晶パネルは、VA液晶を採用します。

 VAパネルは、IPSと視野角は同じほどです。ただ、パネル特性として、コントラストが高めやすく、「黒が引き締まりやすい」特性があります。

 「映像美」の部分で優れるので、高級TVではよく使われることがあります。

 暗いシーンの黒つぶれは起こりにくいです。ただ、IPS液晶に比べると、独特の粒状感があるパネルなので、近接視聴時に目が疲れやすいです。

 202204121610.jpg

 HDRは、HDR10に対応です。

 多くのゲームで対応する、輝度表現に関する新規格です(ハイダイナミックレンジ)。

 「映像美」に関わる技術で、対応コンテンツを再生する場合、明暗差がハッキリつきます。

 応答速度は、5msです。

 VA液晶は、この部分がTNはもちろん、IPSに比べても少し弱いです。

 この部分だけでは決まらないとはいえ、本格的なゲーム用に向いた液晶かは、論争的です。

 202101161220.jpg

 画質面での補整機能は、LGは充実します。

 第1に、「ゲーム」については、黒挿入技術(1ms Motion Blur Reduction)がまず強調できます。

 フレームとフレームの間に「真黒」なフレーム(常時消灯)を挿入することで、残像感の低減を目指す技術です。

 ただし、利用する場合は、FreeSyncが利用できない点、その点で、若干チラツキが発生する可能性があること、120Hz以上のリフレッシュレート時のみ動作する点に注意が必要です。

 また、暗部補正のブラックスタビライザーに対応します。

 ゲーム用の「暗部補正」機能として、各社とも付属します。

 先述のように、IPSはコントラストに少しがあるため、こうした対策は効果があるでしょう。

 第2に、「目の優しさ」の部分でも、フリッカー対策があります。

 そのほか、DASモードなど、FPSではお馴染みの低遅延化機能も網羅です。

 202112101046.jpg

 接続端子は、HDMI1.4が2つDisplayPort 1.4が付属します。

 速度的にHDMIだと165Hzは出せないので、DPが基本です。

 ディスプレイスタンドは、チルト角度(20度)と高さ(11cm)の調整が可能です。

 調整幅はさほどでもないですが、大画面機なので問題ないでしょう。

 保証期間は、3年です。

---

 以上、LG32GN650-Bの紹介でした。

 ゲーミングモニターとしては、VA液晶採用で特殊ですが、160Hz出せる機種でこの価格は、さすがにパネル製造メーカーらしく「安い」です。

 VAは、ワープロ仕事には向きませんが、「黒が引き締まりやすい」ため、ゲーム・映画などを含めて映像視聴には向きます。

 「プロゲーマー」向けなストイックな機種ではないです。

 ただ、HDRも対応ですし、ゲームと映画などの動画視聴の共用と考えると、「映像美」を楽しめますし、カジュアルに良い選択肢でしょう。


 202211011409.jpg

 【31.5インチ】

 【2022年発売】

 6・ LG UltraGear 32GP750-B
  ¥54,800 Amazon.co.jp (10/31執筆時)

周波数:最大165Hz
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:400cd/m
液晶方式: Fast-IPSノングレア
コントラスト比:1000:1
同期技術: FreeSync Premium
応答速度:1ms (GtoG)
HDR: HDR400
USB給電:
接続端子:HDMI2.0 ×2 DP
スタンド:チルト・高さ
VESA: 100mm   
スピーカー:
保証期間: 3年間

 32GP750-Bは、LGの31.5インチモニターの中級機です。

 先ほどみた32GN650の上位モデルの位置づけです。

 モニター解像度は、2560×14402.5K(WQHD)です。

 リフレッシュレートは、最大165Hzです。

 これらの部分は下位機種と変わりません。

 202211011415.jpg

 HDRは、ただ、HDR400の水準です。

 輝度が出せるパネルを利用するためです。

 最近のゲームはHDR対応が標準化してきているので、意味はあります。

 チラツキ対策は、本機も、AMD系のミドルグレードのFreeSync Premiumまで対応します。また、NVIDIA G-SYNC Compatibleの表示もでます。

 202112121221.jpg

 液晶パネルは、本機はIPSです。

 LGの最新パネルは「Fast-IPS」と言い方をしませんが、実際そのグレードです。

 応答速度は、このパネルはIPSとして高速で1msです。

 下位機種と比べて、速度がだせるのがFast-IPSの特長です。

 しかし、次に見るNano-IPSに比べると、広色域化されないので、「映像美」という部分では、イマイチな部分もあります。

 色空間は、静止画(写真)用のsRGBのカバー率は99%なので、VAの下位機(95%)より良いです。ただ、ゲームで重要な動画の指標(DCI-P3)は数字自体出さない部分で、次にみる上位機より「映像美」は意識しないモニターです。

 実際、「黒の締まり」が良い分、「映像美」の部分だけで言えば、VA液晶のが良い部分はあります。

 ただ、IPSは、圧倒的に目が疲れにくいですし、仕様として下位機種より良いことには変わりません。

 202211011422.jpg

 画質面での補整機能は、黒挿入技術(1ms Motion Blur Reduction)を含めて下位機種の持つ機能は踏襲します。

 「目の優しさ」の部分では、ブルーライトカットについて「Live Color Low Blue Light」という新モードが付きました。

 通常の「ブルーライト低減」だと、色味が大きく変わるので、ゲーム向きではないですが、極限まで色味を維持しつつ、ブルーライトをカットするとされます。

 ただ、このブログでは「ブルーライトカット」は、どうやっても、画質は落ちますし、目の疲れの部分ではほかに対処法もあるため、あまり重視して(使って)いません。

 ディスプレイスタンドは、本機も、チルト角度(20度)と高さ(11cm)の調整が可能です。

 202112101046.jpg

 接続端子は、HDMI1.4が2つDisplayPort 1.4が付属します。

 速度的にHDMIだと165Hzは出せないので、DPが基本的な接続法です。

 ディスプレイスタンドは、チルト角度(20度)と高さ(11cm)の調整が可能です。

 保証期間は、3年です。

---

 以上、LG332GP750-Bの紹介でした。

 Fast-IPS採用で、下位機種より応答速度が良く、HDR400の水準で、輝度表現も巧みであり、値段差分の性能差はあります。

 ただ、LGの高品質パネルとなるNano-IPS採用で、「映像美」の部分でさらに質が良い上位シリーズがあります。値段差もさほどないので、それらとの比較は必要です。


 202207181229.jpg

 【2022年発売】【31.5インチ】

 7・LG UltraGear 32GQ850-B
  ¥60,500 Amazon.co.jp (10/31執筆時)

周波数: 最大240Hz (O/C 260Hz)
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:450cd/u
液晶方式:Nano-IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
同期技術:FreeSync Premium Pro
応答速度:1ms (GtoG)
HDR:HDR 600
USB給電:  
接続端子:HDMI 2.1x2 DPx1
スタンド:前後左右高さ回転
VESA: 100mm  
スピーカー:
保証期間: 3年

  32GQ850-Bは、LGの31.5インチモニターです。

 モニター解像度は、2560×14402.5K(WQHD)です。

 202104261322.jpg

 リフレッシュレートは、最大240Hzです。

 高リフレッシュレート対応機ですが、さらに260Hzまではオーバークロック可能です。

 202112121221.jpg

 液晶パネルは、Nano-IPS液晶です。

 LG製ですが、HPにも提供してたパネルと同じ、広色域IPSです。

 テクノロジーは同じです。

 202207171433.jpg

 ただ、本機については、ATW偏光板を搭載します。

 「Advanced True Wide」の略ですが、液晶パネルに組み込まれる偏光板の改良を意味します。

 IPSはそれだけでも視野角が広いですが、斜め方向だと色味は変わるので、その部分に手を加えたことになります。

 同社のテレビでは見られない工夫です。LEDの配置が直下ではなく、エッジになるこの手のモニターには効果はありそうです。

 色空間も、DCI-P3で98%です。

 sRGB Adobe RGBは表示がないですが、間違いなく、完全カバーでしょう。

 202204121610.jpg

 HDRは、HDR600に対応です。

 ここもNano IPS−ATWの恩恵でしょう。

 チラツキ対策は、AMD系のミドルグレードのFreeSync Premium Proに対応します。

 また、NVIDIA系もAdaptive Syncで、DPならば利用できます。

 202108132007.jpg

 応答速度は、1msです。

 Nano-IPS液晶のもうひとつの特徴で、IPS液晶としては最速です。

 スイッチングの改良で実現しました。

 202101161220.jpg

 画質面での補整機能は、本機については黒挿入技術(1ms Motion Blur Reduction)の言及はないです。

 この機能については、一長一短あったので、省略なのかと思います。

 暗部補正のブラックスタビライザーほか、普通の機能はあります。

 もちろん、フリッカー対策なども完備です。

 202112101046.jpg

 接続端子は、HDMI2.1が2つDisplayPort 1.4が付属します。

 なお、HDMIでも、240Hzに対応できます。

 オーバークロック(260Hz)もHDMI端子でも可能とのことです。

 ディスプレイスタンドは、高性能です。

 高さ・角度調節・回転が自在のフルスペックです。

 保証期間は、3年です。

 202211031110.jpg

 ・ LGエレクトロニクス UltraGear GP3
  ¥24,794Amazon.co.jp (11/2執筆時) 

 スピーカーは、内蔵しません。

 ただ、LGの場合、同社のV字台座にあう専用設計のスピーカーがあります。【PC用スピーカーの比較記事】で取りあげています。

---

 以上、LG32GQ850-Bの紹介でした。

 31.5インチの大画面ですが、Nano-IPS液晶ATW偏光板を加えたことで、画質部分の期待値はより高まっています。

 リフレッシュレートも240Hzに対応できますし、(4K機に対応水準がまだない以上)、このレートにおいては、画質面で最も期待値が高いと言えます。

ーーー

  202108121756.jpg

 【2021年発売】

 【27インチ】(400cd/u)

 8・LG UltraGear 27GP83B-B
  ¥47,730 Amazon.co.jp (10/31執筆時)

 【31.5インチ】(350cd/u)

 9・LG UltraGear 32GP83B-B
  ¥48,109 Amazon.co.jp (10/31執筆時)

周波数: 最大165Hz
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:上記参照
液晶方式:Nano-IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
同期技術:G-SYNC & FreeSync
応答速度:1ms (GtoG)
HDR:HDR10
USB給電:  
接続端子:HDMIx2 DPx1
スタンド:前後左右高さ回転
VESA: 100mm  
スピーカー:
保証期間: 3年

 一方、継続販売中のNano-IPS搭載機の「下位機種」となるのが、以上の製品です。

 リフレッシュレートは、こちらについては、最大165Hzです。

 上位機と差はあります。

 パネルは、本機もNano-IPSですが、ATW偏光板は装備しません。

 ただ、27インチ機については、(画面サイズ的に)この対策は「不要」という言い方はできます。

 HDR技術は、ただ、HDR10です。

 同期技術も、FreeSync Premium Pro対応しない機種です。

 あとの部分は、HDMI 1.4になる程度の差です。

 本機も、黒挿入技術は使いません。

---

 結論的にいえば、27インチ機について言えば、LGがパネル提供するHP OMEN by HP 27i とどちらにするか、という機種です。

 ただ、値段面で多少こちらが有利なほか、HDR対応の部分と、スタンドの性能、バックライト輝度の部分でも、こちらが少し良いように思います。

1-3・ベンキューのモニターの比較

 202108071626.jpg

 続いて、台湾のベンキューのモニターです。

 ゲーミングモニターには、台湾勢は強いですが、同社もその傾向があります。


 202108121853.jpg

 【2021年発売】【27インチ】

 10・BenQ MOBIUZ EX2710Q
  ¥39,364 Amazon.co.jp (10/31執筆時)

周波数:最大165Hz
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:250cd/u
液晶方式: IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
同期技術: FreeSync Premium
応答速度:2ms (GtoG)
HDR:HDR400
USB給電:  
接続端子:HDMI2.0×2 DP
スタンド:前後左右高さ
VESA: 100mm
スピーカー: 2.5W×2+5W
保証期間: 1年(本体は3年)

 EX2710Qも、BenQが2021年に夏に発売するゲーミングモニターです。

 モニター解像度は、2560×14402.5K(WQHD)です。

 リフレッシュレートは、最大165Hzです。

 202112121221.jpg

 液晶パネルは、IPS液晶です。

 輝度から考えると、LGのnano-IPSではなく、普通のIPSでしょう。

 それでも目に優しいです。

 応答速度は、2ms(GtoG)です。

 スペックシートでは、MPRT値で1msと出ています。あまり浸透していない規格なので、比較する場合は、2msと考えた方が良いです。

 いずれにしても、IPS液晶としては数値が良いほうで、何らかの対処がなされています。

 リフレッシュレートは、最大165Hzです。

 202010141110.jpg

 HDRは、HDR400対応です。

 先述のように標準輝度が低いのですが、LGのように可変バックライトでピーク輝度をあげて、HDR400に対応させているようです。

 一方本機は、HDRiという独自技術を入れています。

 内蔵の明るさセンサーを利用しつつ、周囲の明るさに合わせてディテールを調整するので、暗部表現などに配慮しつつのHDR画質強化が行われます。

 標準画質のコンテンツも「HDRiエミュレート」で疑似的にHDRを再現できます。

  202010141102.jpg

 チラツキ対策は、 AMD FreeSync Premiumに対応します。

 上位対応なので、通常のチラツキとレスポンス改善効果のほか、低フレームレート表示時のカクツキの改善効果もあります。

 202108111537.jpg

 画質面での補整機能は、わりと独特です。

 第1に、「映像美」は、ブライトネスインテリジェンスプラス(B.I.+)が注目点です。

 輝度の調整技術の1つですが、露出オーバーにならない範囲で輝度を的確に調整します。

 結果的に、映像のコントラストを鮮明にする効果も期待できます。

 これに使われる環境光センサーは、照明の明るさだけでなく、照明の色温度も検知して調整します。そのため、実空間における調整力は、シンプルな明るさセンサーだけ搭載の機種より、本機は高いでしょう。

 201905201250.jpg 

 第2に、「目の優しさ」の部分では、この環境光センサーで、を利用して、室内光の照度と、明かりの色温度のに応じて輝度が調整されます。フリッカー対策もあります。

 結論的にいえば、環境光センサーが本機のポイントです。それを活かして、機能を強化している部分が良い部分です。

 ちなみに、テレビにも似たような機能があります。照明の色も見れる機種が出てきました、方向性は同じです。

 一方、「ゲーム」は、各種モードなどが充実しますが、黒挿入などの残像感軽減に関する補正はないです。

 接続端子は、HDMI2.0×2 DPです。

 HDMI端子は、2つともHDMI2.0ですが、先述のように144Hzにボトルネックがあるので、基本はDPとなります。

 202010141104.jpg

 ディスプレイスタンドは、多機能スタンドです。

 縦表示(ピボット)はできませんが、それ以外は可動幅も平均以上あり、優秀です。

 スピーカーは、本機は2.5W×2+5Wの2.1chステレオスピーカーです。

 こだわりがあると言えますが、それでも出力が弱いので、基本的にはヘッドホンほか、【PCスピーカーの比較記事】で紹介したような製品を利用する方が良いでしょう。

---

 以上、BenQEX2710Qの紹介でした。

 しかし、「目によいIPS液晶」で、高リフレッシュレートに対応し、スタンドの稼働性もあり、HDR400にも対応するバランスが取れたスピーカーです。

 とくに、明るさセンサーを利用する方向性は、本機の独自性で、良い高価をもたらしそうです。

 一方、標準輝度がすこし落ちる部分で、通常モデル以上に、日中の明るい部屋にはすこし向かない可能性はあるかもしれません。

 ただ、HDRiで、SD画質のコンテンツをふくめて、底上げ効果の部分があるので、照度を落とした状況なら、画質も良いかと思います。

ーーー

 202211011530.jpg

 【2021年発売】【27インチ】

 11・BenQ MOBIUZ EX2710QM
  ¥130,220 Amazon.co.jp (10/31執筆時)

周波数:最大240Hz
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:400cd/u
液晶方式:  Nano-IPS(相当)ノングレア
コントラスト比:1000:1
同期技術: FreeSync Premium Pro
応答速度:1ms (GtoG)
HDR:HDR600
USB給電:  
接続端子:HDMI2.0×2 DP
スタンド:前後左右高さ
VESA: 100mm
スピーカー: 2.5W×2+5W
保証期間: 1年(本体は3年)

 なお、BenQ240Hz対応のWQHD解像度のモニターを出します。

 ライバルはLGの最上位機ですが、WQHDで超高リフレッシュレートが欲しい場合、値段がグッと上がります。

 202112121221.jpg

 パネルは、LGはNano-IPSでしたが、こちらは、名前がないIPSです。

 ただ、DCI-P3 98%のカバー率で「広色域」でありつつ、1msの応答速度ですから、製造するパネルメーカーは不明にせよ、同じ水準と言って良いです。

 輝度設定はわずかに負けますが、HDR600に対応なので、バランス調整の範囲かと思います。

---

 結論的にいえば、ライバルのLG機と比べて、パネルやチラツキ対策などの部分でグレード差はないので、ここはある程度「値段で決めて良い」気がします。

 発売時、LGのこの解像度の最上位機は、31.5インチなので、設置上、27インチが良い場合は、とくに候補です。

 (ゲームにかかわらず利用する場合の)目の優しさについては、環境光センサーがあるぶんだけ本機が有利でしょう。LGも偏光板などの視野角に関する独自の工夫などあるので、全体性能として本機を凌駕しているというわけでもなく、一長一短はあると言えます。

1-4・ASUSのモニターの比較

 202108071443.jpg

 続いて、台湾エイスースのモニターです。

 同社も日本では、ゲーミング全般に強い印象のあるメーカーです。


  201908261136.jpg

 【2019年発売】

 【27インチ】

 12・Acer NITRO XV272UPbmiiprzx
  ¥44,900 Amazon.co.jp (10/31執筆時)

周波数:最大144Hz
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:350cd/u
液晶方式: IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
同期技術: FreeSync Premium
応答速度:3ms (GtoG)
HDR:HDR400
USB給電:  
接続端子:HDMI×2, DP
スタンド:前後左右高さ回転
VESA: 100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間: 1年(本体は3年)

 XV272UPbmiiprzxは、Acerのモニターの27インチのディスプレイです。

 202108121927.jpg  

 モニター解像度は、本機は、WQHD(2560x1440)です。

 液晶パネルは、普通のIPS液晶です。

 リフレッシュレートは、最大144Hzとなります。

 202108121931.jpg

 チラツキ対策は、FreeSync Premiumに対応します。

 応答速度は、GtoGで、オーバードライブ時に3msとなります。

 遅くもないですが、最近LGが出してきた高速IPSパネルではないようです。

 色再現性もわずかに劣りますので。

 HDRは、HDR400の水準で対応です。

 画質面での補整機能は、一方、ASUSは自社でわりと独自機能を持ちます。

 しかし、本機は、さほど凝っておらず、ゲーム用の暗部補正(ブラックブースト)とフリッカー対策ほどです。

 あまり充実しません

 201908261141.jpg

 スタンドは、前後左右高さ回転対応の、パーフェクトスタンドです。

 格安品は、前後のチルト角度の調整しかできませんが、本機については、高性能です。

 長時間利用時の目の疲れにくさの部分で、相当の改善もあります。

 202112101046.jpg

 接続端子は、DisplayPort×1、HDMI×2という構成です。

 本機は、HDMI2.0規格なので、Display PortほかHDMIでも144Hzを出せます。

 付属ケーブルは、HDMIケーブル(1.5m)のみです。

 保証期間は、Acerは、本体は3年ですが、パネル部分の保証が1年保証です。

----

 以上、XV272UPbmiiprzxの紹介でした。

 次にみていく同社のゲーム用ラインと比較すると、黒挿入技術などの映像補正の部分に弱さを感じる構成です。

 とはいえ、IPS液晶・高速応答・高性能スタンド・高解像度・HDR400対応と、現状のゲーム用、ないし、ゲーム兼用ディスプレイとして「あって欲しい」部分はわりと備わります。

 バランスは良いので、Eスポーツ的な遅延対策というより「映像美」を求めて、高リフレッシュレートの2K機を探している場合は、選択肢の1つにできそうです。


  202104261232.jpg

 【27インチ】

 【2020年発売】

 13・ ASUS TUF Gaming VG27AQL1A
  ¥49,309 Amazon.co.jp (10/31執筆時)

 【旧製品】

 13・ ASUS TUF Gaming VG27AQ
  ¥43,227 Amazon.co.jp (10/31執筆時)

周波数:最大170Hz
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:400cd/u
液晶方式: IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
同期技術:G-SYNC & FreeSync
応答速度:1ms(MPRT)
HDR: HDR400
USB給電:
接続端子:HDMI2.0 ×2 DP
スタンド:前後左右高さ回転
VESA: 100mm
スピーカー: 内臓(2W×2)
保証期間: 3年間

 TUF Gaming VG27AQL1A は、台湾のASUSの発売する27インチゲーム専用モニターです。

 TUF Gamingシリーズは、同社のゲーム周辺機器の「中級機」に付けられる名称です。

 一方、旧機種がのこります。

 こちらは、広色域化技術不採用のパネルで、輝度が50カラン低いほか、リフレッシュレートが最大165Hzとなります。

  201912061553.jpg

 モニター解像度は、2560×14402.5K(WQHD)です。

 リフレッシュレートは、最大170Hzです。

 ネイティブでこの数値ですから、IPSパネルとしては「高速」でしょう。

 202007021528.jpg

 チラツキ対策は、AMD FreeSyncテクノロジーと、G-sync compatible双方に対応です。

 後者は、仕様上、DPに限られます。

 液晶パネルは、目に優しいIPS液晶パネルです。

 輝度は高く、色域もDCI-P3 95%ですが、LGのFast-IPSNano-IPSではない普通のIPSです。

 応答速度は、1msです。

 ただ、GtoGではなく、MPRTという「別の国際基準」です。

 GtoGだと3msになるようです。

 いずれにしても、、先述のように、(オーバードライブ後の)応答速度の数値はゲーミングモニターについては、過信できない数値です。

 最低限あれば、過度にそこばかりに注目しない方がいいです。

 HDRは、対応です。

 輝度が高いので、HDR400をクリアします。

 201912061538.jpg 

 画質面での補整機能は、本機は、とくに、注目に値します。

 とくに、「黒挿入技術」(ELMB)の部分が注目点です。

 1回目の「選び方の基本」で詳しく説明したように、残像感軽減のためにこれは、かなり有効な技術です。

 繰り返すと、フレームとフレームの間に「真黒」なフレームを挿入することで、残像感の低減を目指す技術です。

 202003311510.jpg 

 また、本機の場合、G-SYNC・FreeSyncなど(チラツキを防止する)Adaptive-Sync機能ELMBが、(排他的ではなく)同時に利用できる点で、優れています。

 ELMB SYNCと名付けられます。

 各社ともこうした技術がありますが併用できるのは、かなり珍しいです。

 120Hz以上の駆動で、DP接続時に限られる、またオーバードライブ(OD)設定ができないとはいえ、残像対策とチラツキ・カクツキ対策が同時にできるのは、各社の「黒挿入技術」の中でも、上位です。

 そのほか「ゲーム」用の暗部補正(dynamic Shadow Boost)や、「目の優しさ」に関わる、フリッカー対策なども備えます。

 接続端子は、HDMI2.0×2・DisplayPort1.4です。

 HDMIを利用する場合は、最大で144Hzです。HDR対応機は、HDMIが2.0でもこうなります。

 201912061602.jpg

 ディスプレイスタンドは、角度や高さ回転に対応する、フルスペックの高機能アームが搭載されます。

 スピーカーは、未付属です。

---

 以上、ASUSTUF Gaming VG27AQL1A の紹介でした。

 新世代の高速IPS液晶ではないものの、それを補完する、ELMB SYNCは相当程度の魅力です。

 視認性のよいIPS液晶の機種を絶対条件とする場合、この部分の性能が突出してよいため、選択肢にしたい予算があれば選択肢にしたい製品です。

 HDR400に対応しつつ、G-SYNC & FreeSync双方に、公式的に対応を表明してくれている部分もワンポイントでしょう。

 IPS液晶・スタンド・フリッカー対策と三拍子そろうので、(筐体デザインは置いておいて)仕事や勉強に使う場合、「目に優しい」という部分で良さそうです。マルチに使えそうです。

 ただ、明るさセンサーを上手に使うBenQ製品も魅力的なので、最終的な「おすすめ」については、改めて最後で考えてみます。


  202104261243.jpg

 【27インチ】

 【2021年発売】

 14・ASUS ROG Strix XG279Q
  ¥68,000 Amazon.co.jp (10/31執筆時)

周波数:最大170Hz
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:400cd/u
液晶方式: Fast-IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
同期技術:G-SYNC & FreeSync
応答速度:1ms(GtoG)
HDR: HDR400
USB給電:
接続端子:HDMI 2.0 ×2 DP×3
スタンド:前後左右高さ回転
VESA: 100mm   
スピーカー: 内臓(2W×2)
保証期間: 3年間

 XG279Q は、ASUSのゲーミング上位シリーズに相当する「ROG Strix」に属する製品です。

 モニタースペックは、1つ上でみた、中級機の「タフゲーミング」と同じです。

 202112121221.jpg

 応答速度は、本機は、GtoGで1msです。

 液晶素子のスイッチングを4倍速に強化して実現できる数値です。

 ASUS Fast-IPSという名前です。

 202210301243.jpg

 先述のように、Fast-IPSは商標ではないので、LG製の可能性、AUO(IPS-AHVA)の可能性がありますが、問題ありません。他社も採用例が見られます。

 色空間は、(動画デザインの指標である)DCI-P3カバー率95%ですので、「映像美」に関わる色域の部分でも(Nano-IPSを除けば)優秀なパネルです。

 その他の部分は、先ほどのELMB SYNCを含めて機能面は同じです。

 したがって、IPSで1msに対応できるのは、この程度の値段になると言えます。

 それをふまえると、先述のMPRT値というのは、やや誤解を生みやすい規格でしょう。

 接続端子は、HDMI・DisplayPortが付属します。

 DisplayPortは、3つで、うち2つが、DisplayPort 1.4で、最大リフレッシュレート対応です。

 その他の部分は、スタンドの稼働幅が違う程度で、あとは、下位機種と同じです。

 ---

 以上、ASUSROG Strix XG279Q の紹介でした。

 値段は高くなりますが、ELMB SYNC搭載を重要視しつつ、IPS採用で、GtoG 1msの機種ならこの程度はするでしょう。

 逆に言えば、この部分をさほど重視しないならば、同程度の性能の製品が数万安く買えるわけですが、こうしたハイエンド機の需要は確実にあると思います。

ーーー

 202211011551.jpg

 【2022年発売】【27インチ】

 15・ ASUS ROG Strix XG27AQM-G EVA Edition
  ¥198,110 Amazon.co.jp (10/31執筆時)

周波数:最大240Hz (O/C時270Hz)
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:350cd/u
液晶方式:  Fast-IPS(広色域)ノングレア
コントラスト比:1000:1
同期技術: G-SYNC Compatible
応答速度:0.5ms (GtoG)
HDR:HDR400
USB給電:  
接続端子:HDMI2.0×2 DP1.4×2
スタンド:前後左右高さ
VESA: 100mm
スピーカー:
保証期間: 3年間

 なお、BASUSも、240Hz対応のWQHD解像度のモニターを2022年に出しました。

 202211011616.jpg

 こちらは、「EVAコラボ」デザインのみでの展開です。

 一方、LGBenQの対応機は、パネル部分の仕様が似ていましたが、ASUSは「個性的」です。

 202112121221.jpg

 パネルは、Fast-IPSの記述です。

 おそらくAUO(IPS-AHVA)の新型パネルだと思います。

 202211011606.jpg

 応答速度0.5msと速く、色域(色空間)もDCI-P3 97%と優秀です。

 その分、輝度がHDR400にギリギリ対応できる水準にはなりますが、応答速度が必要なゲームジャンルだと、この仕様は、逆に良いように思います。

 202007021528.jpg

 チラツキ対策は、一方、G-SYNC Compatibleです。

 AMD系だとDP前提の互換になるので、どちらかと言うと、Nvidiaユーザー向けでしょう。

 その上で、先述の「黒挿入技術」(ELMB)と併用できる ELMB SYNCに対応するのが、本機の「個性」です。

---

 結論的にいえば、240Hz対応で、ELMBsync技術が併用できつつ0.5msの応答速度という部分で、「ゲーミング」向けに設定をいろいろ試したい場合、とくに贅沢な仕様に思えます。

 パネル自体も、HDR400には対応しつつの広色域タイプになるので、WQHD+240Hzの組み合わせでは、(スペックだけで言えば)最も良さそうです。

 スタンドの稼働性も十分です。「コラボモデル」だと、スペックがあまり振るわず高いだけのものが多いのですが、ASUSは、以前のガンダムコラボもそうでしたが、だいたい性能面での「プラスα」をつけてくれる場合が多いです。

次回に続く!
ゲーミングモニターのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、ゲーム用のWQHD解像度のモニターの比較の1回目記事でした。

 しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。

  201811211829.jpg

2・2.5Kゲーミングモニターの比較〈2〉
 2-1:アイオーデータ〈日本〉
 2-2:イイヤマ〈日本〉
 2-3:グリーンハウス〈日本〉
 2-4:MSI〈台湾〉
 2-5:DELL〈米国〉    
 2-6:その他の製品〈各社〉
3・ゲーミングモニターの比較  【結論】
 =最終的なおすすめ機種の提案

 続く2回目記事こちら)では、今回紹介できなかったメーカーの、WQHD解像度のゲーミングモニターを追加で紹介します。

液晶のみやすさ   ★★★★★
スタンドの性能   ★★★★★
応答速度      ★★★★★
リフレッシュレート ★★★★★
品質保証      ★★★★★
総合評価      ★★★★★

 最終回となる3回目記事こちら)では、記事全体の「結論」として、価格別・目的別に、Atlasのおすすめ機種を提案していきたいと思います。

 引き続きよろしくお願いします。

 2回目記事は→こちら

posted by Atlas at 22:08 | PC用液晶モニター

 このブログ家電批評モノマニアには「家電やモノの比較記事」が約350本あります!

 よろしければ、下部のリンク集をご覧ください。

 家電批評モノマニアは、「家電ブログランキング」に参戦中です。右のリンクから「クリックで応援」お願いします!  201302192014.jpg

<広告>

          

Googleなどの検索エンジンでは

「家電批評モノマニア」「家電ジャンル」or「型番」

の単語入力で、このブログの個別記事検索ができます!





          




 今後の記事は、【Twitter アカウント】でツイートしています。お題も募集中!

monomani31.png