【今回レビューする内容】2024-2025年 音質で選ぶ!人気4社のスマートスピーカーの性能とおすすめ・選び方:Wi-Fiスピーカー・AIスピーカーの機能の賢さ・音質・人工知能・家電対応などの違い・情報・人気機種の口コミランキング:
【比較する製品型番】Amazon Echo Apple HomePod 第2世代 MQJ73J/A MQJ83J/A Apple HomePod mini MY5G2J/A MY5H2J/A MJ2E3J/A MJ2D3J/A MJ2C3J/A Google Nest Audio Google Nest mini GA00638-JP GA00781-JP Google Nest Hub GA01892-JP GA01331-JP Google Nest Hub Max GA00426-JP GA00639-JP Bose Portable Smart Speaker SONOS ONE ONEG2JP1BLK ONEG2JP1 Sonos Era 100 E10G1JP1BLK E10G1JP1 Sonos Era 300 E30G1JP1BLK E30G1JP1 SONOS MOVE2 MOVE MOVE1JP1BLK MOVE1JP1 Sonos Roam ROAM1JP1WBLU ROAM1JP1OGRN ROAM1JP1SRED Sonos Roam ROAM2JP1 ROAM2JP1WBLU ROAM2JP1OGRN ROAM2JP1SRED ROAM2JP1BLK DENON Home 350K 350W DENON Home 250K 250W JBL Authentics 300 JBLAUTH300BLKJN Authentics 200 JBLAUTH200BLKJN Authentics 500 JBLAUTH500BLKJN Bang&Olufsen Beosound Emerge Bowers & Wilkins Zeppelin Pro Edition ZEPPELINPRO defunc HOME Large D2092 D2091 Small D2062 D2061 ほか
今回のお題
最新のスマートスピーカーのおすすめはどの製品?
ども、Atlasです。
今日は、2024年12月現在、最新の各社のスマートスピーカーの比較です。
Google・Amazon・Appleという「AIアシスタント3強」の純正品は全て網羅します。
加えて、BOSE・SONOSほか、他社のメジャーな対応製品についてもフォローしました。
モニター付モデルも人気なので、スピーカーとしての音質部分はもちろん、情報端末としてモニター部分を含めた総合性能もしっかりふまえて紹介します。
1・スマートスピーカーの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:Amazon〈Alexa〉
1-3:Apple〈siri〉
1-4:Google〈G-Assistant〉
2・スマートスピーカーの比較 (2)
2-1:Google(続き)
2-2:Bose〈Alexa or Seri〉
2-3:Sonos〈G-Assistant/ Alexa〉
2-4:Denon〈Alexa〉
2-5:JBL〈G-Assistant/ Alexa〉
3・スマートスピーカーの比較 (3)
3-1:他の企業〈G-Assistant or Alexa〉
3-2:最終的なおすすめ機種の提案 【結論】
記事では、「選び方の基本」を説明したあと、大手3社の純正品をはじめに総覧します。
その上で、サードパーティの製品をみていくという構成にしました。JBL製品など、2社のAIが同時利用できる機種などいろいろありますので。
スピーカー音質 ★★★★★
家電操作 ★★★★★
AIの賢さ ★★★★★
テレビ連携 ★★★★☆
設定のしやすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
最後の「結論」では、いつものように、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。
よろしくお願いします。
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1・各社のスマートスピーカーの比較
2・Amazon Echo の比較
3・スマート学習リモコンの比較
なお、1つだけお願いです。
今回の記事でもAmazon端末(Echo)は、比較のため、代表的なものを見ます。
しかし、このブログには、Amazon純正のEchoを全機みている専門記事があります。
そのため、Amazon Alexa搭載の他社製スピーカーや、他社のAIを搭載するスピーカーなどと比較する必要はないという方は、別記事となる、【Amazon Echoの比較記事】の方をご覧いただいた方がよいかと思います。
よろしくお願いします。
1-1・スマートスピーカーの選び方の基本
製品の比較に入る前に、「スマートスピーカーの選び方の基本」について、書いておきます。
1・定額音楽サービスへの対応
2・定額動画サービスへの対応
3・スピーカーの品質
4・家電リモコンとしての実力
今回の比較記事で、特に重視していくのは、以上の4点です。
あらかじめ、ポイントだけ、少し解説しておきます。
第1に、音楽配信サービスへの対応状況です。
スマートスピーカーを「音質重視」選びたいという、皆さんには関心がある部分でしょう。
スマホから音源を転送設定して「音楽を聴ける」という限定的な利用ではなく、曲選びほかにAIをフルに活かせるという意味での、各サービスの対応状況を示すと以上になります。
かなりメーカーごと異なるのが分かると思います。
Amazonは、Google系(You Tube)をふくめて主要サービスを割と「網羅」できています。
ただ、YouTube Musicは、非対応です。
Googleは、自社のYouTube Musicに対応します。
その上で、日本に強いLINE Musicが使える点が、Amazonとの違いと言えます。
Appleは、Apple Musicほか、最近、SpotifyがSiri対応しました。
それ以外は、上表であげたものは非対応です。
第2に、動画配信サービスへの対応状況です。
スマートスピーカーの場合、GoogleとAmazonからモニター付が出ています。
ただ、上表のように、全てのサブスクサービスが見れる状況ではないです。
権利関係の問題ほか、ハード的な限界からです。
この部分は「過渡期」ですが、今回の記事では、やはり詳しく見るつもりです。
第3に、スピーカー構成と音質です。
このブログでは【Bluetoothスピーカーの比較記事】をはじめ、音響機器としてのスピーカーについては、複数の記事を書いています。
そこでも書きましたが、スマートスピーカーは、新しい「360度サラウンドスピーカー」が多いです。
従来のステレオ構成とは、音の評価基準が異なります。
そのあたりもふまえて、今回は記事を書くつもりです。
第4に、音声での家電操作への対応です。
このブログでは、【スマート学習リモコンの比較記事】で詳しく調査しています。
Atlasも興味のあるところなので、この部分は特に詳しく説明できると思います。
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このほか「AIの賢さ・得意分野」なども比較しながら、記事を進めていこうと思います。
1・スマートスピーカーの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:Amazon〈Alexa〉
1-3:Apple〈siri〉
1-4:Google〈G-Assistant〉
2・スマートスピーカーの比較 (2)
2-1:Google(続き)
2-2:Bose〈Alexa or Seri〉
2-3:Sonos〈G-Assistant/ Alexa〉
2-4:Denon〈Alexa〉
2-5:JBL〈G-Assistant/ Alexa〉
3・スマートスピーカーの比較 (3)
3-1:他の企業〈G-Assistant or Alexa〉
3-2:最終的なおすすめ機種の提案 【結論】
では、具体的な製品の比較をはじめます。
冒頭書いたように、今回は以上の順番で紹介します。
1-2・Amazon Echoの比較
はじめに、Amazon Echoの比較からです。
レビューのために歴代機種は多く使ってきたので、Atlasは実機の利用経験が多めです。
代表的な機種の「音質」ついては、実体験から詳しく説明するつもりです。
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なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字系で記していきます。
【2020年発売】
【第4世代】
1・Amazon Echo 第4世代 【黒】
2・Amazon Echo 第4世代 【白】
3・Amazon Echo 第4世代 【青】
¥11,980 Amazon.co.jp (12/17執筆時)
AIの種類:Amazon Alexa
スピーカー:360度全方位
ユニット: 2ウェイ
ユニット口径:20mm+76.2mm
再生周波数帯域:
サイズ:直径175mm×高さ148mm
Amazon Echoは、Amazon純正のスマートスピーカーの「スタンダードモデル」です。
2019年発売の「第3世代」は円筒形でした。
しかし、この「第4世代」は、玉子型に変更されました。
本体サイズは、直径17×高さ148mmです。
15cm設置できる小型機で、設置時の圧迫感も少ないです。
ネットワークは、Wi-FiとBluetoothを搭載です。
【無線LANルーターの比較記事】で紹介したような家庭内LANの仕組みがあれば、どの家庭でも設置は可能です。
スピーカーとしての実力は、Amazonの純正品の中では2番目に優秀です。
方式は、新しい「360度全周囲スピーカー」式です。
昔の「ステレオ」と違って、「部屋の隅に置かなくてもサラウンド感を得られる」という美点があります。
色々聴きましたが、個人的に、小型スピーカーは下手にステレオにするよりも、この方式の方が、自然な音の広がりをえられるため、音質は良いと感じます。
スピーカーユニットは、中音域・低音域を担う76.2mmのウーファーと、高音域を扱う20mmツイーターからなる2WAY式です。
Amazonは音響メーカーではないものの、バランスの取れた良い音です。
とくに、「AIスピーカー」の発生に重要な「中音域」はクリアです。
同社のAIである「Alexaの声はとても明瞭に」聞こえます。
音楽配信サービスの音源を再生するには、十分以上の性能です。
なお、Echoは同一機を2台購入させてペアリングさせることで、ステレオ構成も可能です。
配置的に指向性が出しやすいため、そのほうが好みという方は、「2台購入」はおすすめできます。
マイクユニットは、全周囲に7つのマイクが「仕込まれ」ます。
スピーカーをどこにおいても「こちらの声を聴きとって」くれます。
声紋の区別も現在はできるようになっています(音声プロフィール)。
家族で共有する場合も、個人単位に特化させた情報を得られます。セキュリティ面の強化にもつながるでしょう。
音楽配信サービスは、Amazon Musicに対応で、最も便利に使えます。
例えば、楽曲名、アーティスト名、ジャンル、Alexaのおすすめなど、音声認識で音楽が再生できます。
なお、アマゾンでは、Amazon Music Unlimited という月額980円の聴き放題サービスがあります。これを契約すると、Prime会員の特典だけの場合と比べ、曲目が選択でき、プレイリストも作れますし、音質も一部上がります。
無料試用期間も設けられますので、試すは良いかと思います(こちら)。
そのほか、上図のように、Spotifyほか、Amazon以外の定額配信サービスにも、いくつか対応でき、AIによる操作も受け付けます。
Bluetooth再生は、コーデックがSBCのみ対応です。
Bluetoothは回線が細いので、圧縮して音楽を送るのですが、その場合に重要なのが、コーデックの質になります。
SBCだけなので、スマホなどに保存した音楽のBluetooth再生は、正直なところ苦手です。
この部分は【最新Bluetoothスピーカーの比較記事】で比較したような、専門機との差です。
音楽配信サービスはWi-Fi配信なので、音質は確実に期待できるレベルです。
しかし、AppleのAirplayやGoogleのChromecastのように、音質の良いWi-Fiで家庭の音源をAlexaに配信できる仕組みは、持ちません。
この部分で、手持ちの楽曲再生用には「イマイチ」とは言えます。
動画配信サービスは、(ディスプレイがないので)本機単独では不可です。
しかし、一部のAlexa対応テレビほか、Amazon Fire TVと組み合わせる場合、音声操作の部分で利用できます。
本機とAmazon Fire TVとの組み合わせで対応できるコンテンツは多いです。
音声再生においてこのスピーカーが利用する方は希でしょう。
しかし、音声コントロールで、映画などを検索・再生する使い方は、割と便利です。
日本ローカルのサービスについても、ほぼ網羅できます。
なお、この使い方で必要な機器については、【セットトップボックス比較記事】で詳しく紹介しています。
より正確には、「スマートスピーカー内蔵」タイプの Fire TVもあるので、そちらを選ぶのも手でしょう。
搭載される人工知能は、Alexa(アレクサ)です。
標準で可能な動作は、音声でAmazonに注文できる機能のほか、時計(目覚まし)・カレンダー(スケジュール)・天気の確認などができます。
ニュースも、複数のメディアから最新のフラッシュニュースを流してくれます。
天気は、現在地をふまえた情報をしっかりくれます。
Wikipediaなどから分からない意味を教えてくれたり、計算をしてくれたりもします。
スキルは、スマホの「アプリ」に相当する対応スキルを、パソコンのブラウザやスマホのAlexaアプリから、追加する方式で、好きに増やせます。
【Amazon Alexa スキル一覧表】には、「265以上のスキル」が紹介されています。
例えば、AM・FMラジオが聴けるラジコをはじめ、クックパッド、全国タクシー、Yahooニュース・交通情報など「対応スキル」の種類は多いです。
Amazonは自社のスマホサービスを持たない点で、Google・Appleに比べて不利な部分はあります。
しかし、標準機能として、Appleカレンダー・Googleカレンダーと連携できるため、リマインダーをふくめて、秘書的な役割は、しっかりこなせます。MicrosoftのAIである「コルタナ(Cortana)」も呼び出せます。
・ RATOC smalia RS-WBRCH1
¥7,980 Amazon.co.jp (12/17執筆時)
・LinkJapan eRemote5
¥3,980 Amazon.co.jp (12/17執筆時)
家電リモコン操作は、Echo単体では不可能です。
しかし、「対応スキル」が用意されているため、サードパーティのWi-Fi対応の家電コントローラーを購入すれば、家電の音声操作は可能です。
対応するコントローラーや使い方は、【スマート家電リモコンの比較記事】でかなり詳しく説明しています。
一方、最近は、TVや音響機器、エアコンなどAlexa対応の「スマートホーム家電」も増えてきました。こうした機種は、別売コントローラーなしでもWi-FiでAlexaからの音声操作に対応します。
対応する製品は、Amazonの【スマートホームの説明サイト】でも、確認できます。
なお、Amazon Echoの現行機は、CSAのMatter規格をフォローします。
その前身といえるZigbeeも一部機種(Echo・Studio・Show10)は対応です。
簡単に言えばIOT家電を動かすための業界統一規格で、Apple・Goole・Amazonも参画しているものです。家電企業も多く加わります。
規格対応するIOT家電(エアコン・照明ほか)を使う場合、接続信頼性(速度)があがるほか、操作のための発話コマンドが短くできる利点があります。
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以上、Amazon Echo の紹介でした。
「スピーカーとしての実力」・「対応するサービスの多さ」の点で、やはり現状ではかなり能力の高いスマートスピーカーと言えるでしょう。
また、【スマート家電リモコンの比較記事】で書いたように、家電のIOT化の部分でも、対応できる家電製品が多いと言えます。
唯一、手持ちの楽曲(音源)の再生にはさほど向かない面はありますが、定額音楽サービスをBGM的に流す場合は、良音で、使い勝手良く利用できます。
【2019年発売】
4・Amazon Echo Studio with 3Dオーディオ
5・Amazon Echo Studio with 3Dオーディオ
¥29,980 Amazon.co.jp (12/17執筆時)
AIの種類:Amazon Alexa
スピーカー:360度全方位
ユニット: 3ウェイ5スピーカー
ユニット口径:133mm+51mm×3+25mm
再生周波数帯域:
サイズ:直径175mmx高さ206mm
Amazon Echo Studioは、Amazon Echoでは、最も高音質なスピーカーです。
Atlasも、現行機を使っています。2023年に、ホワイトの新色が出ました。
本体サイズは、直径175mmx高さ206mmです。
スピーカーの音質は、本体のサイズ感に依拠する部分が多いため、「それなりの大きさ」になっています。
重さも3kgを越えます。
スピーカーの音質は、下位機種とかなり異なる性質を持ちます。
スピーカーユニットは、低音域を担う133mmのウーファーが1機と、中音域用の51mmのスピーカー(ミッドレンジウーファー)、高音域を扱う25mmツイーターが内蔵される、3WAY5スピーカー構成です。
方式は、Echoと同じ、「360度全方位スピーカー」です。
ただ、1ユニットでステレオ再生ができますし、1機だけで使うならば、音質は相当の「差」があります。低音もしっかり出ます。
むろん、本機も2台リンクしてステレオにもできます。
【長期在庫なし】
・Echo Sub Echoシリーズ用サブウーファー
¥(15,980) Amazon.co.jp (12/17執筆時)
ちなみに、以前は増設サブウーファーがありましたが、先んじて生産完了になっています。
サブウーファーとステレオ構成を同時運用すると次に説明する、3Dオーディオを含む高解像音源の再生に対応できず難がありました。
その部分の理由もあり、先んじて販売が終わったのだと思います。
音楽配信サービスは、Amazon Music などが利用できます。
Amazonの有料上位サービスの「Amazon Music Unlimited」もフル対応できます。
なお、2021年からは(追加料金不要で)、一部楽曲についてCD音質・ハイレゾ音源で聴けるようになりました。
執筆時現在、90日無料試聴も可能です。詳しくは(こちら)
下位機種のAmazon Echoでも(スピーカーの違いで音質は劣りますが)CD音質ならば音源再生はできます。
ただ、本機の方がハイレゾ音源再生がより高品位になるほか、3Dマスタリングされた「3Dミュージック」が再生できるのは、 Echo Studioのみです。
上向きとサイドスピーカーの新配置は、この3Dミュージックを意識したものです。
イネーブルドスピーカーのような天井方面の音の広がり(天井からの降り注ぎ音)を出せる仕様で「新しい」です。
「Alexaのおすすめ」を聴くと、新味のあるサラウンド感を得られています。
「Dolby Atmos」や、MPEG-H(Sony 360 Realty Audio)などの業界規格をフォローするので、音源数もそれなりに増えています。
映像配信サービスは、本機も、【セットトップボックス比較記事】で紹介したAmazon Fire TVと組み合わせることで、利用できます。
音声コントロールで、映画などを検索・再生できます。定額動画サービスも、先述のように「ほぼ網羅」します。
Echoと比べると、本機は、ドルビーアトモスに対応です。Amazon VideoやNetflixの最近の映画は、この規格に対応しているので、本機を映像再生用として利用する場合、音の臨場感(3D感)が増します。
テレビ用のスピーカーにとして本機を買う方限られるかもしれません。しかし、買った後「ちょっと試してみても」良いでしょう。
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以上、Amazon Echo Studioの紹介でした。
単体での音質について言えば、Amazon Echoとはっきりした違いがあります。
音源的に言っても、Amazon Music Unlimited(こちら)の高音質音源をフルに活かせるため、音質にこだわってスマートスピーカーを選びたい場合、良い選択肢です。
また、先述のように、あとからでも、ステレオやウーファーは増設できるので、将来的にパワーアップできるのも本機の魅力でしょう。
【2021年発売】(執筆時在庫なし)
6・Amazon Echo Show 10
¥(29.980) Amazon.co.jp (12/17執筆時)
AIの種類:Amazon Alexa
スピーカー:360度全方位
ユニット:2WAY式
ユニット口径:64mm×2+24mm×2
再生周波数帯域:
液晶解像度:10.1インチ 1280×800
カメラ:13Mピクセル
サイズ:幅251x奥行172x高さ230 mm
Amazon EchoShow 10は、Echoのディスプレイ搭載タイプです。
本機も、Atlasは利用中です。
ディスプレイ付きだからできることは、多いです。
例えば、ニュースや情報などを「映像付き」で教えてくれます。
ニュースは、NHKのダイジェストニュースが取得再生できます。
ほかにも、料理のレシピや、天気、計算結果など、映像を利用したアシスタント機能が利用でき、便利です。
ビデオ通話も可能です。
実家のご両親などとの会話や、職場などでの自宅のペットなどの確認にも利用が考えられます。
しかも、1300万画素と性能の良いカメラなので、画質も期待できます。
通話は、Amazonデバイスを持っている方同士でなくても、スマホのAlexaアプリを使っていれば、スマホなどでも受けられなす。
また、自宅内の内線電話のような使い方もできます。
一方、Googleも同じようなテレビ付き端末を出します。
比較した場合、本機の「ユニーク」な部分は、首振り機能です。
ディスプレイがモーターで「回る」ので、ユーザー移動しても、(扇風機の首振り機能のように)常に画面を利用者の方にくける仕組みです。
通話でも、ビデオ視聴でも有効です。
そのほか、留守宅でペットなどの様子を確認する際、カメラを回して使えますし、使途は広いです。
動画配信サービスは、以上のコンテンツに対応です。
本機は、Fire TV OSを装備し、アプリを自由にインストールできる仕組みではないため、対応コンテンツは、網羅的に対応するFIre TV端末に比べると少なめです。
ただ、Amazonのプライムビデは対応ですし、Netflix・ひかりTV・Paraviのも対応できますし。You Tube・TikTOK Bingも、ウェブベースなら対応できます。
個人的には、DAZNが欲しいですが、一般的にはこれでも十分でしょう。
音楽配信サービスは、普通のEchoと同じサービスが利用できます。
後スピーカーの品質もそこそこなので、利用しやすいでしょう。
操作は、タッチパネルで映像を選ぶほか、音声で検索ワード(ジャンルや番組名など)を入れることも可能です。
本体サイズは、幅251x奥行172x高さ230 mmです。
大きめのタブレットほどのサイズですから、設置性は良いです。
液晶パネルは、10.1インチです。
解像度は 1280×800とハイビジョン画質です。
一般的な小型液晶テレビと同じ解像度である上で、本機はタッチパネルです。
ジャケット写真付きでのAmazon Musicの再生や、プライムビデオの再生を意識した製品です。
ネットワークは、Wi-FiとBluetoothが搭載です。
通信規格の水準は、Wi-Fi5になります。
スピーカーユニットは、台座の部分にスピーカーを載せています。
低音域・中音域を担う64mmのウーファーが1機と、高音域を扱う25mmツイーター2機という構成です。
画面が「障害物」とはなりますが、視聴の限り(普通の)Echoとほぼ同等クラスの音質です。
画面も小型ですし、スピーカーはこの程度で十分に思えます。
搭載される人工知能は、Alexa(アレクサ)です。
アレクサは「クラウド型」なので、どの製品でも賢さは同じです。
家電リモコン操作は、上位機種と同じで、Echo単体では不可能です。
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以上、Amazon Echo Show 10の紹介でした。
リビングなどに置く「ディスプレイ付き小型端末」は、スマートスピーカーの「ライバル」である、Googleも最近力を入れています。
そうした中、カメラのグレードアップや、モーションセンサーの搭載など魅力的な新機軸を打ち出しています。提案される機能も多く、Amazonの各種サービスとのマッチング度も高いです。
とくに、Amazon AlexaをIOT家電を制御となる「ハブ」として、リビングにおくならば、本機はかなり良い選択肢でしょう。
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なお、冒頭書きましたが、Amazon純正の端末は、「画面付き」「画面なし」を含めて以上の機種を含めて、多くの機種があります。
詳しくは、このブログの別記事となる【AmazonのEchoの比較記事】で、かなりニッチな製品を含めて全機種を詳しく書いています。
もうすこししっかりした「全体図」を見たい場合は、そちらの記事も合わせてご覧ください。
1-3・Apple HomePodの比較
つづいて、AppleのHomePod miniです。
【2022年発売】
7・Apple HomePod 第2世代 MQJ73J/A
8・Apple HomePod 第2世代 MQJ83J/A
¥43,905 楽天市場 (12/17執筆時)
AIの種類:Apple Siri
スピーカー:360度全方位
ユニット:(1ウーファー)
ユニット口径:20mm×1+BFT×7
再生周波数帯域:
サイズ:直径142×高さ168mm
Apple HomePoは、Appleのスピーカーです。
第一世代が終売になってからしばらく「おやすみ」していたのですが、2022年に新世代機として復活しました。
本体サイズは、直径142×高さ168mmです。
第一世代よりやや小型になりました。
AmazonのEchoより多少大きめといったところですが、邪魔になるわけではないです。
ネットワークは、Wi-Fiを搭載です。
ただ、今どきWi-Fi4(11n)です。
2.4GHz・5GHz帯も対応できますし、データ量としては問題ないです。
ただ、接続安定化の技術は、最新世代(Wi-Fi6)より劣ります。
Bluetooth 5.0は搭載ですが、音楽再生には使いません。
スピーカーとしての実力は、独自の工夫があり評価できます。
上向きに20mmの高偏位ウーファーを装備するのは見慣れた感じがあります。
ただ、下部に5つの指向性トゥイーター(ビームフォーミングツイータ)を備えます。
これが全方位的な臨場感を保証するという形式です。なお、第一世代は、トゥイーターが7方向でしたが、5つになりました。
「小型化」を優先させたことが理由の1つです。そのほか、端末のサイズから逆算して最適化したものと思います。
近年、Appleは空間オーディオ(立体的な3D音響)をApple Musicで展開していますが、この部分も、壁の反響音を利用する方向で、音の立体感と奥行感をだせるようにしています。
構造や配置はだいぶ異なりますが、Echoでいえば、Echo Studioクラスの工夫でしょう。上位です。
マイクは、周囲に4つです。
実際に試聴した印象は、第2世代は(手に入らなかったので)今のところ未試聴です。
ただ、第1世代が参考にできます。
単品で使う場合、設置側にものが少ない状況で、部屋の中央・壁の部分に置いた場合、あるいは、部屋の中央近くに置いた場合、音の広がりを感じられました。
ただ、壁の隅、あるいは、ごちゃごちゃものがある状況だと、性能はEcho Studioに比べても発揮しがたかったです。
低音はサイズ感からすうとそれなりに出ます。
ただ、BGM(聞き流し)という位置を超えたオーディオにしたいならば、ステレオ構成が良いと思います。
同機ならばペアリングでステレオ化が可能です。
しかし、旧機種とはユニット構成が違うので無理です。まあ、満足できなかったら後から「買い足す」ということでも良いでしょう。
音楽配信サービスは、Apple Musicに対応するほか、最近Spotifyにも対応しました。
人工知能を使った選曲などもできます。
ほかのものもAirPlayは対応するので、Appleユーザーの場合、手持ちの音源を飛ばしての再生は柔軟にできますし、音質も良いでしょう。
一方、本機はUWB(Ultra Wide Band)対応の超広帯域U1チップを搭載するので、近接するスマホを認識できます。具体的には、iOS 16.2以降のiPhoneになります。
その場合、スマホで再生していた曲を、近接感知でシームレスにHome Podに移せます。便利なような、そうでもないような感じはありますが、AirTagでも使われる先端技術です。
動画配信サービスは、モニターがないので、単独では不可です。
しかし、Amazon Echoの場合と同じで、同社の端末(Apple TV)があれば、他社同様に、主要コンテンツは対応でき、音声操作も可能です。
詳しくは、【セットトップボックス比較記事】で紹介しています。ただ、そちらでも書きましたが、日本ローカルの動画サービスについての対応幅は、他社より少し少なめです。
搭載される人工知能は、Siriを搭載です。
こちらも、天気予報、ニュースなどの情報提供に対応します。Appleのアカウントと紐付きにできるため、スケジュールなどの情報連動もできるでしょう。
家電リモコン操作は、Appleの場合、HomeKit対応の家電については、音声操作に対応できます。
また、非対応の家電も、テレビやエアコンなど赤外線リモコンがあれば、可能です。【スマート家電リモコンの比較記事】の比較で説明した製品のうち、Atlasが「Siri対応」といれた製品について、iPhoneに依存する形式ですが、可能になります。
具体的には、そちらで書いた説明をご覧ください。
一方、Amazon機でも少し説明した、IOT家電の統一操作規格といえる「matter」、本機も対応します。
Google・Amazonを含めて多くの大手が参画する規格なので、対応周辺機器(エアコン・照明ほか)は今後増えていくと思います。家電との接続性は、さらに良くなるでしょう。
Appleは、他社のスマートスピーカーに比べて、家電制御のハブとして少し遅れていたといえます。しかし、「matter」の登場はひとつ「画期」になりそうな気配です。
加えて、本機は、新しい通信規格となる、Threadに対応します。
近年は、白物家電まで「IOT対応」となり、家庭内のWi-Fi回線が「混雑」し問題化しています また、Wi-Fiは「電気を食う」ので、小型家電をIOT化しにくいという問題もあります。
その解決のために登場した低消費電力でWi-Fi回線を使わない仕組みがThreadです。
つまり、本機は、Wi-FiとThreadの中継装置(ハブ)として機能させることができます(上図の塗りつぶしオレンジの役目)。同じ機能は、Apple TVにもあるので、この部分は、【STB機器の比較記事】でも詳しく書きました。
Matter対応家電は、Wi-Fi通信(Matter over Wi-Fi)もありますが、将来的に、Thread通信(Matter over Thread)がメインになりそうなので、本機は先駆的に機能搭載してきたとも言えます。
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結論的にいえば、今回、HomePodが(しばらくぶりに)復活したのは、こうした規格がさだめられ、対応できるIOT家電が増えそうだという見込みがAppleにあったからのように思えます。
センサーは、家電とのリンク利用のために、温度・湿度センサーを搭載です。
加速度センサーもあります。しかし、家電制御用ではなく、本機の設置位置を変えた場合の、調整のために付きます。
あとは、煙の音や警報器の音を聞き取るためのサウンド検知機能があり、危機の際、スマホに通知を飛ばすようにできます。
あとは、CO2センサーと環境光センサーがあれば、外部センサーを買うのは「不要」と思えますが、そこまでは進化していません。
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以上、Apple HomePodの紹介でした。
音質は、聴き入るように、オーディオグレードで聴きたいならばステレオ構成が前提でしょう。BGM程度に考えるならば、十分以上に上質と言えます。
一方、家電操作のハブとしての役割は、「matter」の進捗次第で、問題なくなりそうな気配です。日本のiPhoneユーザーの場合、そこがHomePod導入の課題だったように思えるため、良い進化だと感じました。
先述のように、音楽配信はSpotifyに対応しましたし「鎖国」の程度の和らいだので、「Appleで全部揃える」ようなコアなファン以外も、手を出しやすくなりました。
【2020年発売】
型番:MY5H2J/A MJ2E3J/A MJ2D3J/A MJ2C3J/A
9・Apple HomePod mini MY5G2J/A
¥15,419 楽天市場 (12/17執筆時)
AIの種類:Apple Siri
スピーカー:360度全方位
ユニット:(1ウーファー)
ユニット口径:
再生周波数帯域:
サイズ:直径97.9×高さ84.3mm
Apple HomePod miniは、AppleのHome Podの下位機です。
本体サイズは、直径約9.8cm×高さ約8.4cmの円筒形です。
ベッドサイドでも置けそうな「超ミニ端末」です。
ネットワークは、Wi-Fiを搭載です。
本機もWi-Fi4(11n)です。
スピーカーとしての実力は、サイズ感の限界はやや感じます。
仕組みとしては、本機も、360度スピーカーです。
ただ、スピーカーが、上向きの1基のフルレンジのみです。
それに(電気を利用しない)パッシブラジエータが2基という構成です。
実際に試聴した印象は、ただ(サイズ感からすると)そこそこ低音は出る感じはあります。
長めのアコースティックウェーブガイドが奏功していると思われます。
本機も、2台購入しての「ステレオ」も組めます。
音楽配信・動画配信サービス・人工知能などは、Home Podと仕様は同じです。
ただ、スピーカー配置の限界で、空間オーディオに非対応です。
また、設置位置の検知もできません。加速度センサーがないからです。
家電リモコン操作は、上位機同様の水準で対応します。
温湿度センサー・サウンド検知も記載があります。
一方、Threadのハブ機能は情報がありますが、「matter」については、技術仕様にこちらだけ情報がないです。
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以上、Apple HomePod miniの紹介でした。
基本的には、Apple製品で「自宅と身を固めている」コアなAppleファンに向く端末です。
戦略的な低価格で出してきた新製品で、10cm以内の小型機として考えると、低音は出ますし、主張もある製品です。
しかし、音楽を聴くメイン端末としては、やや物足りなく感じる部分があります。また、先述のように、Appleの場合、他社の音声AI以上に「matter」対応が家電の操作のハブとする場合重要に思えますが、その部分が難点です。
そのうち対応する「第2世代」がでるような気がします。
1-4・Google Homeの比較
つづいて、Google Homeを紹介します。
Google純正品で、Google Assistantを搭載するスピーカーを、ディスプレイ付を含めて見ていきます。
【2020年10月発売】
10・Google Nest Audio チョーク
11・Google Nest Audio チャコール
¥11,550 楽天市場 (12/17執筆時)
AIの種類:Google Assistant
スピーカー:モノラル(ステレオ)
ユニット: 2WAY式
ユニット口径:75mm+19mm
再生周波数帯域:
サイズ:幅124×奥行78×高さ175mm
Google Nest Audio は、グーグルが直売するスマートスピーカーの標準機です。
2017年登場の「Google Home」から約3年降りでた後継機です。
本体サイズは、幅124×奥行78×高さ175mmです。
Amazon Echoと比較しても、小型です。
本機も、電源はコンセントから取るため、コードレスではありません。
ネットワークは、Wi-Fi 5とBluetooth5.0を搭載です。
Bluetoothの部分で接続安定性の高いBluetooth5.0を装備する点が優秀です。
スピーカーユニットは、旧機種に比べて、パワーアップしました。
中・低音域を担当する75mmのウーファーと、高音域を担当する19mmのトゥイーターを装備する2WAY式です。
旧機種は、50mmフルレンジとパッシブラジエータ(電気回路のない低音用ユニット)でしたので、進化と言えます。とくに、低音域については、改善していると思われます。
一方、正面に向けてスピーカーが配置する構成で、本機は、360度スピーカーではないです。
部屋の隅に置く、従来的なスピーカーといえます。この部分はあまり面白くないですし、サラウンド感もイマイチでしょう。
ただ、本機は2台購入することで、ステレオ構成が可能です。
そのため、音質を重視したい場合は「2機用意」はマストでしょう。その場合は、音質的な評価は、相当上昇します。
マイクは、正面側に3機です。
AIスピーカーとして大事な部分は充実します。
音楽配信サービスは、本機も利用できます。ミュージックサーバーとして使えます。
サービスの対応幅はかなり広いです。
本機の場合、一部有料サービス(YouTube Music Premium/Apple Music)だと、曲やアーティスト・アルバム名だけでなく、視聴傾向などに基づく「おすすめ音楽」も提案します。
Amazon Musicは、音声AIによる操作は不可です。
楽曲再生という意味では、スマホアプリを介すなどで可能ですが、AIは使えませんし、非対応というのが正確です。
Apple Musicは、2021年から、両社のアカウントリンクにて対応になりました。
Bluetooth再生は、しかし、コーデックがSBCのみ対応です。
先述のように、この場合、音質は良くないです。
ただ、Google Castは対応できるため、各社の音楽サービスほか、自己所有の音源もWi-Fiを通じて聞けば、音質はCDなみには良くなります。
追加したい機能の設定は、Amazonの「スキル」と方法はほぼ同じです。
スマホのGoogle Assistantアプリで、使いたい機能に「リンク」するだけです。
音声でも設定できますが、こちらの方が容易でしょう。
対応サービスについては、【Google Nest Audio対応表】で検索・確認できます。
そのほか、Googleの場合は、Googleカレンダーなどの自社サービスと紐付きにできるため、「自分の予定をGoogleに尋ねる」などの使い方ができる点は魅力です。
【4K対応】
・Google Chromecast with Google TV
¥9,480 楽天市場 (12/17執筆時)
映像再生は、画面がないので単独では不可です。
しかし、同社のGoogle Chromecastと連携にて対応できます。
上位機の端末をテレビに付けることで、コンテンツ検索や操作が可能です。
この端末についても、詳しくは【セットトップボックス比較記事】のほうで、他社機と比べています。
動画配信サービスは、主要サービスだと、Chromecastと本機の組み合わせで、以上ものに対応します。
対応幅は多いですが、とくに、自社コンテンツのYou Tubeとの相性が良いと言えます。
日本のローカルサービスの対応度も高いです。
搭載される人工知能は、Google Assistantです。
「OK!google」と呼びかけると、「発動」します。グーグルに尋ねることで、天気やスケジュール、ニュースなどを答えてくれる方式です。
また、音声(声紋)の識別ができるため、発話者に合わせた情報を得られます。
家電リモコン操作は、Googleも対応します。
赤外線リモコンの操作も、【スマート家電リモコンの比較記事】の比較で紹介しているたいていの機種が対応するようになり、先行していたAmazonとほとんど差はなくなっています。
ただ、初心者向けの説明のわかりやすさと、トラブルの少なさでは、(利用者数もふまえて)Amazonのほうが少し上とは思います。
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以上、Google Nest Audioの紹介でした。
Google系サービスとの結びつきが強いので、特にAndroidスマホをメインに利用している方、YouTubeを愛用されている方には、親和性が高いです。
一方、音質面では、2台購入し、部屋の隅に2台置き、正面側で視聴するような利用法でないと、振るわないでしょう。
逆に言えば、そのように配置できるならば、サードパーティを「わざわざ選ぶ必要はない」優秀なオーディオです。
なお、Amazon Echoと比較すると、(説明不足の説明書を含めて)Google系列は設定難易度が高めです。
それでも、サードパーティ製のGoogle系端末に比べると、純正品は、トラブル発声の際に、ハード側(メーカー)の問題か、ソフト側(Google側)の問題かで、「サポートセンターたらい回しにされない」利点があります。
結論的にいえば、Google中心の生活の方は、初心者の方を含めて、本機を選ぶのが良いと言えます。
【2019年発売】
12・Google Nest mini GA00638-JP
13・Google Nest mini GA00781-JP
¥5,980 楽天市場 (12/17執筆時)
AIの種類:Google Assistant
スピーカー:モノラル
ユニット:フルレンジ
ユニット口径:40mm
再生周波数帯域:
サイズ:98×98×42mm
Google Nest miniは、グーグルの小型のスマートスピーカーです。
本体サイズは、直径9.8×高さ4.2cmの円形です。
設置性という点では、AmazonのEcho Dotより優れる製品です。
ネットワークは、本機も、Wi-Fi 5とBluetooth 5.0を搭載です。
スピーカーユニットは、しかし、40mmのドライバーだけです。
パワーや音質は音楽向きではありません。
その他の部分は、上位機と同じです。
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以上、GOOGLE HOME DOT の紹介でした。
音楽再生などに使わず、ベッドサイドに置く目的ならば、超小型のこちらの端末は、便利で良いでしょう。
ただ、今回の手記から言えば、スピーカーとしての実力はイマイチです。用途は選ぶでしょう。
【2021年発売】【第2世代】
14・Google Nest Hub GA01892-JP
15・Google Nest Hub GA01331-JP
¥11,000 楽天市場 (12/17執筆時)
AIの種類:Google Assistant
スピーカー:モノラル
ユニット:2WAY
ユニット口径:43.5mm
再生周波数帯域:
液晶解像度:7インチ1024×600
カメラ:
センサー:
サイズ:幅178×奥行69.5×高さ120mm
Google Nest Hubは、Googleが発売する「ディスプレイ搭載タイプ」のスマートスピーカーです。
なお、最近「第2世代」にモデルチェンジしました。
本体サイズは、幅178×奥行69.5×高さ120mmです。
小さめのタブレットが台座に置かれた感じと言えば、分かりやすいでしょう。
ディスプレイのサイズは、7インチで、タッチスクリーン式です。
解像度は、XGA(1024×600)ですが、このサイズならば十分です。
主な用途は、時計表示したり、フォトフレームにしたりという利用法です。
また、音と明かりで、高性能な目覚まし時計にするような使い方もできます。
一方、他社と比べて、明らかに「目玉」といえるのは、高度な睡眠分析です。
一種のモーションセンサーで、自動車の自動運転技術でも使われる「ミリ波レーダー(soli)」を利用し、睡眠している際の人間の動きを検知します。
その上で、3つの内蔵マイクで、いびきや咳などを検出し、それらと複合させて、睡眠を分析する仕組みです。
なお、このブログの【活動量計の比較記事】で紹介した、リストバンド式で心拍数を測定できるものがあります。
それらは、睡眠の深さを示す「レム睡眠・ノンレム睡眠」を心拍数から把握します。
本機は、(さすがに)心拍数(脈波)は見れないので「測定」ではないですが、「体動と呼吸音」から「推定」しています。
計器的な意味での正確さはについては、このブログの範疇を超えます。
しかし、仕組みとしては面白いですし、なにより、時計をしながら寝るという「違和感」がない点で、これは画期的です。
そのほか、IOT家電のハブとして利用する場合、便利なインターフェイスを採用する点、また、先述のsoliを利用して、クイックジェスチャーに対応する点などが新しいです。
周辺機器も、WEBカメラほか、このブログの【Google Nestドアベルの比較】で書いたような、ドアホン(ドアベル)も登場しています。
動画配信サービスも、主要サービスだと、以上のものに対応します。
記載のものは、すべて「動画の音声操作」も対応です。
Amazon Echo Showと比較した場合、本機は、Amazonの動画サービスに非対応です。
ただ、Huluに対応できます。また、YouTubeは、Amazonの場合、音声AIは使えませんが、本機は、話しかけるだけで再生操作できる部分が、本機の魅力でしょう。
もちろん、タッチ画面をタップしての選択もできるので、そちらと併用しながら使う感じです。
音楽配信サービスは、本機も利用できます。
スピーカーユニットは、しかし、43.5mmのユニットのフルレンジのモノラルスピーカーです
貧弱なスピーカーからすると、音楽配信サービスを本格的に楽しむような用途を想定した機種でしょう。
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以上、Google Nest Hubの紹介でした。
格安Androidタブレット代わりに利用できる、「スマートホーム端末」として、割と重宝しそうです。
スピーカーの音質はさほど期待値は高くないですが、情報を得たり、寝室で寝ながら使う程度ならば、十分でしょう。
YouTube系のサービスと親和性が高いですし、その部分も評価できます。
その上で、「睡眠分析」という新機軸は、ライフロガー系の上級者を含めて、確実に人気を博しそうです。
次回に続く!
スマートスピーカーのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、スマートスピーカーの比較の1回目記事でした。
しかし、記事は、まだまだ「続き」ます。
2・スマートスピーカーの比較 (2)
2-1:Google(続き)
2-2・Bose〈Alexa or Seri〉
2-3・Sonos〈G-Assistant/ Alexa〉
2-4・Denon〈Alexa〉
2-5・JBL〈G-Assistant/ Alexa〉
2-6・他の企業〈G-Assistant〉
3・スマートスピーカーの比較 (3)
=最終的なおすすめ機種の提案 【結論】
次回の2回目記事(こちら)では、今回紹介に漏れているGoogle Nest Hub Maxを追加で紹介します。
そのあと、Google系とAmazon系双方に対応できる、米国のBOSE製品などを紹介していきますます。
スピーカー音質 ★★★★★
家電操作 ★★★★★
AIの賢さ ★★★★★
テレビ連携 ★★★★☆
設定のしやすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、3回目記事(こちら)で、今回紹介したスマートスピーカー全てから、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種を提案していきます。
引き続き、よろしくお願いします。
2回目記事は→こちら
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