比較2018’【美味しく炊ける】高性能炊飯器25機の性能とおすすめ・選び方(2)

2018年11月17日

比較2018’【美味しく炊ける】高性能炊飯器25機の性能とおすすめ・選び方(2)

今回のお題
美味しいご飯が炊ける最新炊飯器のおすすめはどの機種?

 どもAtlasです。

 今回は、炊飯器の比較記事の2回目の記事です。

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 前回の記事【こちら】は、各社の高性能炊飯器をレビューしました。

 今回の記事では、象印・東芝・日立・三菱の上位機の炊飯器をレビューします。

 また、その後で、全体のおすすめ機種を提案していきます。 続き記事なので、できれば1回目の記事から読んで頂いた方が分かりやすいかと思います。よろしくお願いいたします。

7・高級炊飯機の比較(続き)

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 【Amazon限定型番】

 20・ バーミキュラ ライスポットRP23A-GY
 20・ バーミキュラ ライスポットRP23A-SV
 20・ バーミキュラ ライスポットRP23A-WH
  ¥86,184 Amazon.co.jp (11/17執筆時)

炊飯方法:IH炊飯
圧力炊飯:
内釜素材:鋳物ホーロー
内釜厚さ:3mm
内釜保証:製造上の保証のみ
保温機能:なし
堅さ調整:なし

 RP23A-SV は、ホーロー鍋の有名ブランドであるバーミキュラが最近発売した高級炊飯器です。

 流通が限定されていますが、Amazonでは 【Amazon限定型番】の正規品が売られます。5合まで炊ける仕様です。

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 もともと、バーミキュラのホーロー鍋は、ガス火で美味しく炊飯できることで評判でしたが、ガス火の調節が面倒でした。そのため、IH調理機能も搭載し、電気炊飯器にしてしまったのがこの製品です。

 炊飯方式は、IH炊飯です。

 このメーカーの場合、鋳物メーカーらしく、工夫は全て内部の釜の部分に集中しており、圧力・スチームなどの工夫とは一線を画した独自商品と言えます。

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 搭載されるIHヒーターも、底面のクッキングヒーター部のみですので、他社より工夫がある訳ではありません。

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 使われている釜は、厚さ3mm鋳物ホーロー鍋です。

 鋳物なので重量感はありますが、他社の高級炊飯器に較べると、厚みの部分は普通であり、重量感も同等か、それ以下という程度です。ただ、通常のバーミキュラ鍋にくらべると、拭きこぼれを防ぐフローティングリッドの採用など工夫が見られます。

 もともと家電各社とも表面の釉薬にはこだわりを持って作ってきたわけで、ホーロー独特の蓄熱特性は、温度ムラや持続的な沸騰温度の維持に貢献するといえます。

 ご飯の堅さは しかしながら、炊き分け不可能です。火加減でおこげご飯を作れますが、この点は弱い部分です。

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 飯の保温は、機能自体が搭載されません

 「美味しさ」という理由からあえて搭載しないと説明されています。冷蔵庫・冷凍庫を活用しての保存になります。

 お手入れは、多少注意が必要でしょう。

 バーミキュラの鍋は密閉性構造なので、最小限とはいえ吹きこぼれがあります。また、それを押さえるため鍋に凹凸があり、フラットではありません。

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 以上、 バーミキュラ ライスポットの紹介でした。既存の高級炊飯器とは異なる特殊な製品です。圧力を加えないタイプなので、粘りや旨みを引き出す能力は既存製品に及びません

 確かに、芯がしっかりしたご飯はうまく炊けますが、高級炊飯器では炊き分け機能で対応できるため、この部分も完全なメリット性とは言えない部分はありそうです。

 ただ、ガス炊飯特有のご飯の味は再現できますし、IH調理器として他の料理にも使える点で、面白いと思う製品です。独自路線で、今後もバージョンアップをすすめて欲しい挑戦的な製品です。


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 【2017年】

 21・タイガー THE炊きたて JPG-X100-WF  
  ¥70,140 Amazon.co.jp (4/4執筆時)

炊飯方法:可変圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.25気圧
内釜素材:プレミアム本土鍋
内釜厚さ:4.5mm
内釜保証:3年保証
保温機能:
堅さ調整:

 JPG-Xシリーズは、タイガーがの高級家電ブランド「GRAND X(グランエックス)シリーズ」に属する炊飯器です。

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 炊飯方式は、可変圧力IH炊飯になります。

 2つの圧力ボールを持って圧力の可変性を出すタイプです。パナソニックと同じ方式で、こちらも硬さの炊き分けがうまい機種です。

 なお、こちらも、土鍋をつかっているため、メーカーでは土鍋圧力IH炊飯器と表現しています。

 かけられる圧力は、最高1.25気圧になります。象印に次ぐ「2番手」の圧力です。

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 使われている釜も、プレミアム本土鍋です。

 同社の下位機種と同じ名称です。比較すると、底部分が波紋底になり、泡立ちの均一性が増した点が特長ですが、新シリーズ名を付けた最高級機としてのインパクトはやや欠けます。

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 ご飯の堅さは、しゃっきりからもっちりまで、お好みの「ねばり加減」を選べる「米(マイ)チューニング」機能」が搭載されます。これも、下位機種に見られた機能ですね。

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 ご飯の保温についても、下位機種に準じ、あまり高機能とは言えません。 蒸気セーブ機能も未搭載です。

 お手入れ洗う必要があるのは、ご飯のお釜内ぶたセット蒸気口(スチームキャップ)です。

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 一方、下位機種との大きな相違点は、タッチパネルとモーションセンサーの採用です。

 モーションセンサーは、人が近づくとパネルが点灯するという点でユニークです。ただ、米の味に関わる部分でないため、さほど重要視しなくても良いでしょう。

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 以上、炊飯ジャー「炊きたて」JKG-Vシリーズの紹介でした。

 前半で紹介したタイガーの格安の中位機に比べると、価格差ほどの新機能がないです。ただ、逆に言えば、中位機種については、上位機とさほど機能が変わらず、お買得感が高いので、基本は、そちらを選ぶのがよいでしょう。


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【2018】

 22・東芝 真空IH保温釜 RC-10ZWM-W
 22・東芝 真空IH保温釜 RC-10ZWM-K
  ¥96,500 Amazon.co.jp (11/17執筆時)

【2017】

 23・東芝 真空IH保温釜 RC-10ZWL-W
  ¥64,800 Amazon.co.jp (11/17執筆時)

炊飯方法:圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.2気圧
内釜素材:鍛造かまど銅釜
内釜厚さ:7mm
内釜保証:3年保証
保温機能:極め保温
堅さ調整:9通り

 RC-10ZWM-W は、東芝の最上位機です。

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 炊飯方式は、圧力IH炊飯です。

 可変圧力機構はありますが、ご飯の味のための加圧・減圧は想定せず、高温状態を作り出すことを重視する、象印に近い利用法です。

 一方、東芝は、この炊飯器を真空可変圧力IH炊飯器と呼び、他社と差別化しています。 これは、内釜を密閉して「真空」にする技術を搭載するからです。

 真空を作り出せることには、いくつか効果があります。

 例えば、「真空パック」と同等の原理で、保温の際の変色を防ぐ効果や、お米を水に浸している際に水性を高める効果、逆にタイマー予約中に水を浸透しすぎないようにする効果があります。

 こうした機能は効果的ですが、一つ注意するべきことは、最も重要な加熱炊飯する際には特に機能性を発揮するものではないということです。

 かけられる圧力は、最大1.25気圧です。象印に次いで高いです。

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 搭載されるIHヒーターは、非公開です。

 ただしタイガーのように、東芝も、釜自体を発熱させることで沸騰温度の維持を目指す方向性であり、問題ないでしょう。釜底WAVE加工など 独自の工夫が多いです。

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 使われている釜は、「かまど本羽釜」です。

 かまどと同じ羽釜構造の鍋を採用し、かまど炊きを再現しようと試みています。内釜の厚さは最大7mmと分厚いです。特に重要な底面を厚くしています。

 ただ、それとかまどを摸した丸釜構造が作用して、面から熱対流が効果的に起こる仕組みです。さらに遠赤効果を高めるため、備長炭入り遠赤外線コートもなされています。

 いずれにしても、羽釜を大火力で発熱させる発想で、1400Wのハイパワーで特に釜底からハイパワーで加熱することで米の対流を促すという仕組みです。

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 ご飯の堅さは、「しゃっきり」から「もちもち」と食感系の指標で、11通りの炊き分けに対応します。

 「かたい」「やわらかい」などの堅さ系の指標はありません。

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 このほか、注目するべきは「ご飯の甘み」を重視する「甘み炊きコース」もです。これは、同社の「真空ひたし」を活かした独自機能で、味の面での東芝のメリット性です。

 このばあいも、食感も、「しゃっきり」「おすすめ」「もちもち」の3通りの炊き分けが可能ですね。おこげも作成できます。

 ご飯の保温は「真空パック」と同等の原理で、0.6気圧で保存し、保温の際の変色を防ぐ効果が期待できます。最大40時間の保温に対応しますし、この部分は間違いなくこの機種の「強み」と言えます。

 お手入れは、あまり手軽ではありません。従来的な圧力炊飯器と同じく、安全弁などの凹凸が多いですし、ある程度の手間は必要です。

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 以上、RC-10ZWM-W の紹介でした。

 ご飯を「手間なく保温したい」方におすすめできる機種です。朝炊いて夕方もそのまま食べる場合の味の変化は、恐らく最も低い機種です。

 ご飯自体も、丸釜構造を取り、大火力で下からの熱対流を起こすという独自の仕組みがありますし、面白みのある機種だと思います。真空技術により「ご飯の甘みをより引き出す」こともできるため、食味値の高いお米にも合いそうです。

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 なお、この機種は、新旧両機種あります。

 新機種については、真空ポンプの改良(0.5気圧)で、真空ひたし過程の時短化がはかれました。ひたし時間も含めた、標準コースの炊飯が55分から38分に大幅に短縮されます。

 他社に比べても高速なので、「美味しく早炊き」という新しいニーズに応えるでしょう。その他は、玄米対応の拡充などのマイナーチェンジです。


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 【2017】

  24・日立 ふっくら御膳 RZ-AW3000M-R
  24・日立 ふっくら御膳 RZ-AW3000M-W
    ¥46,000 Amazon.co.jp (11/17執筆時)

炊飯方法:スチーム圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.2気圧
内釜素材:打ち込み鉄釜
内釜厚さ:3mm
内釜保証:6年保証
保温機能:スチーム保温
堅さ調整:5種類(しゃっきり〜もちもち)

 RZ-YV100M は、日立の「ふっくら御膳」の最上位機です。

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 炊飯方式は、パナソニックの最上位機と同じで、スチーム圧力IH炊飯器です。また、圧力調整機構はありますが、炊飯時に加圧・減圧はしません。可変式でない点で、象印と同じです。

 かけられる圧力は、最大1.2気圧です。日立の下位機種と同じ圧力で、他社よりは弱めです。 

 いずれにしても、スチームでしっかり蒸らして炊き上げるため、ごはんをより甘くておいしい炊きあげられます。とくに、堅めでしゃっきりしたご飯が特に得意でしょう。

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 使われている釜は、厚さ3mm高伝熱打込釜です。

 この点は、先ほど紹介した同社の下位機種と同じです。ハイエンド機の独自性はありません。

 搭載されるIHヒーターは、段数は非公開です。

 ただ、底面IHヒーターの他、70Wの側面ヒーターがあることは確認できます。

 ご飯の堅さは しゃっきり・ふつう・もちもちという食感系の指標で、堅さ系の指標は使われません。段数としては3段と最高級機としてはやや少なめです。ただ、玄米も3段階で炊き分けできるなど、見所はあります。おこげも対応できます。


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 飯の保温については、「スチーム保温」モードが搭載されます。スチームを使って効果的にご飯の乾燥を防ぐことが可能です。

 一度に炊きあげて、保温しておく人には欠かせない機能でしょうね。保温機能については、高級機のなかでは東芝と並び特に優秀です。東芝同様に、最大40時間まで対応します。

 さらに、日立の下位機種と比較すると、「再加熱予約」に対応する点も便利でしょう。

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 お手入れにおいて洗う必要があるのは、お釜の他は、オートスチーマープレートふた加熱板蒸気口ケースです。掃除するべきパーツが同社の下位機種よりも1点減り、かなり掃除は手軽な機種となりました。

 その他、90%という高率の蒸気カット機能少量炊飯モードは下位機種と同じく付属します。

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 以上、日立の「ふっくら御膳」の最上位機の紹介でした。

 日立は下位機種のスチーム炊飯器も紹介しましたが、それに比べて高価な機種です。ただ、大きな違いは側面ヒーターの有無に止まる点が、少し物足りないと思う機種ですね。


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 【2017】

  25・三菱 黒銀蒔 本炭釜 KAMADO NJ-AW108-B
   ¥59,000 Amazon.co.jp
(11/17執筆時)

 【2018】

  25・三菱 黒銀蒔 本炭釜 KAMADO NJ-AW109-B
  25・三菱 黒銀蒔 本炭釜 KAMADO NJ-AW109-W
   ¥80,751 Amazon.co.jp
(11/17執筆時)

炊飯方法:IH炊飯
圧力炊飯:
内釜素材:本炭釜
内釜厚さ:10mm
内釜保証:3年保証
保温機能:
堅さ調整:5種類(しゃっきり〜もちもち)

 NJ-AW108は、三菱電機から発売されている同社のハイエンド機になります。

 新旧両機種ありますが、新機種はヒーターの段数が1段増えて8段になっています。

 ただ、1段増えたのは、強力なIHヒーターではなく、シーズーヒータです。その他の部分は、鍋底の改良程度の違いです。価格差を正当化するほどの差ではないので、1万円前後の差に落ち着くまでは、旧機種が安くておすすめです。

 炊飯方式は、こちらも圧力を使わないIH式です。この部分での工夫は特にありません。

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 搭載されるIHヒーターは、3段です。

 これらは底面に集中的に配置されており、かまどのような下面火力を実現しています。その上で、側面とふたに5段のヒーターを採用し、総計で「8重」の全面加熱となります。

 繰り返しますが、パナソニックはIHだけで「6段」で、三菱は、シーズヒーターと合わせて「8段」ですから、基本的にはパナソニックが上位です。ただし、それでも「加熱面」の実力は高いです。

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 さらに、釜の外部に極厚の断熱層を施すことで、ヒーターによる発熱を外部に漏らさないようにする「かまど構造」を持ちます。

 同社の発想では、そもそも本物のかまどでは圧力はかけない点から、「圧力をかける炊飯は不自然」ということで、従来のかまどの味に近づけるためには、1気圧で、構造的にかまどに近づける方がベスト、ということになります。ただし、この部分は、「論争的」でしょう。

 なお、こちらは、同社の下位機種のように、蒸気レス構造は持たない製品です。

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 使われている釜は、厚さ最大10mmという、本格的な厚みのある本炭釜です。

 この部分も強調できます。焼成した炭素素材を職人が芯抜きし仕上げた「職人系」の釜です。歩合率は悪くないようで、コスパはかなり良いです。

 炭素は、IHと抜群に相性が良く、ステンレス素材に比べて40倍浸透率です。炊飯に重要な、細かい泡もできやすいです。内釜の性能としては、「全社通してみても、最も機能的」です。

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 冒頭に書いたように、IH炊飯については、釜は厚いほど美味しくなることは確実です。

 とくに、この製品は、99%の純度でIHの磁力を通しやすいため、発熱効率が高いです。その上で、底面を極厚にし、発熱効率を高めている点にも特長があります。

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 ご飯の堅さは、パナソニックなどの高級機と同じで、堅さや食感のほか、銘柄米の炊き分けに対応します。

 飯の保温については、しかし、特段の工夫がなく、この点は他社に及びません

 お手入れについては、通常のIH炊飯方式なので、全機種通してもごく簡単と言える製品ですね。

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 以上、三菱の本炭釜の紹介でした。

 100日以上かけて焼成した本炭釜を、7重の強火力で全方向から加熱し、かまどの味を再現しています。「しゃっきり系」で、あまり柔らかくない系のご飯の炊飯には、この炊飯機は最高の力を発揮するでしょう。

 欲を言えば、充実する保温機能が欲しいところではありますが、ないものねだりでしょう。

今回の結論!
美味しいご飯が炊ける高級炊飯器は、結論的にこの機種!

 というわけで、今回は3万円台から10万円台の高性能炊飯器を比較しました。 

 最後に、予算別に、Atlasのおすすめ機種!を提案したいと思います。


 第1に、4万円台までのハイグレード価格帯の炊飯器で、性能的に最もオススメできるのは、

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 【2018】

 1・パナソニック おどり炊き SR-PA108【各色】
  ¥37,924 Amazon.co.jp (11/17執筆時)

 【2017】

 2・パナソニック おどり炊き SR-PA107【各色】
  ¥35,142 Amazon.co.jp (11/17執筆時)

炊飯方法:可変圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.2気圧
内釜素材:ダイヤモンドかまど釜
内釜厚さ:2.4mm
内釜保証:3年保証
保温機能:エコナビ保温  
堅さ調整:3種類(しゃっきり〜もちもち)

 1・もちもち炊飯  ★★★★★★
 2・しゃっきり炊飯 ★★★★★
 3・炊飯時間    ★★★★★
 4・保温性能    ★★★★★
 5・手入れの手軽さ ★★★★★

 
6・総合評価    ★★★★★★

 パナソニックの可変圧力IH炊飯器 の「おどり炊きSR-PAシリーズ」でしょう。新旧両機種ありますが、価格差はほぼない状況ですし、(特別なセールでないのならば)十分に値下がりしている新機種で良いでしょう。

 価格と性能のバランスが最も良く、最も「一般向け」です。

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 炊き上がりの味の面では、他社より強力な5段IHヒーターと、熱伝導性のよい24mmのダイヤモンドかまど釜の効果で、4万円以下で購入可能な機種としては「最高レベル」の味が期待できます。

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 とくに、炊き分けがうまい「可変圧力」ですから、「ふっくら甘い」「もちもち」系のごはんから、「しゃっきり」系のご飯まで、柔軟に炊き分けられます。

 どのタイプでもそつなく炊けるので「自分の好みがイマイチ分からない方」、「家族で好みが異なる方」などにも最適でしょう。

 保温機能は、他機のが優れるとは言え、重量センサーで温度を変える「エコナビ保温」は付属しますし、この価格帯では十分以上でしょう。

 お手入れも、内ぶたなどが最も洗いやすい製品の1つでおすすめです。

 価格的にも、発売から時間が経過して値頃感あるため、「迷ったらこれを選べば後悔しないだろう」と言える機種です。

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 【2017】

 8・日立 ふっくら御膳 RZ-AV100M R
 9・日立 ふっくら御膳 RZ-AV100M W  
  ¥28,400 Amazon.co.jp (11/17執筆時)

 【2018】

 10・日立 ふっくら御膳 RZ-BV100M R
 10・日立 ふっくら御膳 RZ-BV100M W
  ¥36,300 Amazon.co.jp (11/17執筆時)

炊飯方法:スチーム圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.2気圧
内釜素材:打ち込み鉄釜
内釜厚さ:3mm
内釜保証:6年保証
保温機能:スチーム保温
堅さ調整:2種類(しゃっきり〜もちもち)

 1・もちもち炊飯  ★★★★★
 2・しゃっきり炊飯 ★★★★★★
 3・炊飯時間    ★★★★★
 4・保温性能    ★★★★★★ 
 5・手入れの手軽さ ★★★★★
 6・総合評価    ★★★★★★

 ただし、「しゃっきり」系で歯ごたえのあるご飯が好みの方は、スチーム可変圧力IH方式を取る日立 極上炊きが良いと思います。

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 炊き上がりの味の面では、可変圧力方式なので「しゃっきり」系だけでなく、「もっちり系」までこなせますが、スチームを利用する分、「しゃっきり系」が得意と言えます。

 保温機能も、長時間保温に力を発揮するスチーム保温と、この部分では、水分率を調整できる点で、パナソニックよりも高度なほどです。

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 また、3万円前後の製品としては、とても優秀な蒸気カット機構も搭載し、設置性も良いです。買って間違いない機種の1つでしょう。

 なお、新機種と機能面での差は、釜の多少の改良で、マイナーバージョンアップです。そのため、旧機種はとくにお買得ですね。

 なお、予算的に3万円代だと厳しい方については【こちら】に、1万円から3万円ほどで購入可能な炊飯器を紹介していますので、よろしければご覧ください。


 第3に、5万円以上の高級機で、総合性能が優れ、最も「使いやすそう」な機種は

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 【2017】

 17・パナソニック SR-SPX107-RK 【各色】
   ¥56,897 Amazon.co.jp (11/17執筆時)

 【2018】

 18・パナソニック SR-VSX108-K 【各色】
   
¥73,147 Amazon.co.jp (11/17執筆時)

炊飯方法:スチーム圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.2気圧
内釜素材:ダイヤモンド竈釜
内釜厚さ:2.5mm
内釜保証:3年保証
保温機能:スチーム保温
堅さ調整:9種類(しゃっきり〜もちもち)

 1・もちもち炊飯  ★★★★★★
 2・しゃっきり炊飯 ★★★★★★
 3・炊飯時間    ★★★★★
 4・保温性能    ★★★★★★ 
 5・手入れの手軽さ ★★★★★
 6・総合評価    ★★★★★★★

 パナソニックの最高性能の可変圧力IHスチーム式の炊飯器である SR-SPXシリーズでしょう。もちろん、ことしはマイナーチェンジなので、価格が相当下がっている旧機種で構いません。

 デンキヤ店頭では在庫が尽きていますが、ネットだとまだありますので。

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 炊き上がりの味の面では、こちらは、1.2気圧の圧力と高速相互対流を利用したWおどり炊き対応機種で、ご飯を力強く、均等に対流させますから、「お米」の底力を引き出せます。

 その上で、スチーム炊飯器としての機能を持ち、追い炊きの際の火力にも期待できます。実際、「他社より大粒に炊き上がるご飯」は、パナソニックの「売り」です。もちろん、IH技術を蓄積してきたパナソニックだからできる「6段のIHヒーターの搭載」も、大きな魅力です。

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 炊き分けは、特に自慢で、お米のブランドごとに選べます。新しく登場したお米もスマホからアップデート可能なので、この側面を楽しみたい方に向きます。

 食感の指標も、8通り選択可能です。「しゃっきり系」から「もちもち」「甘い」系のご飯まで、高レベルに炊き分けることが可能といえます。料理ごとにつかえ分けることも可能でしょう。

 保温機能も、このグレードの場合は、重量とスチームをふまえた保温が可能なので、高度です。

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 お手入れも部品点数が少なく楽です。

 いずれにしても、メーカーが「うまい」と思っている米質のご飯ではなく、自分が「好きな」状態のご飯が最大限炊き分けられるのが、パナソニックの大きなメリット性です。

 その上で、保温・お手入れ・炊き分けなど、「欲しい機能」がまとまっているので、「万人の好みに合う一台を選べ!」と言われたら、Atlasはこの機種を選びます。

 新旧両機種あり、新機種には圧力センサーなどが加わりますが、価格的には旧機種がお買得だと思います。Atlasが買うならば、そちらを選びます。


 第4に、「ふっくら」「甘い系」の炊飯において高レベルの味を期待できるのは、

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 【2018】

 19・象印 炎舞炊き NW-KA10【各色】
  ¥82,000 Amazon.co.jp (11/17執筆時)

 【Amazon限定】

 19・象印 炎舞炊き NW-KA10AM-BZ
  ¥89,446 Amazon.co.jp (11/17執筆時)

炊飯方法:圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.5気圧
内釜素材:南部鉄器極め羽釜
内釜厚さ:1.7mm(釜底2.3mm)
内釜保証:3年保証
保温機能:極め保温
堅さ調整:7通り炊分

 1・もちもち炊飯  ★★★★★★
 2・しゃっきり炊飯 ★★★★★
 3・炊飯時間    ★★★★★
 4・保温性能    ★★★★★★
 5・手入れの手軽さ ★★★★★

 
6・総合評価    ★★★★★★★

 象印が今年度から展開する「炎舞炊き」でしょう。

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 炊き上がりの味の面では、他社以上の1.3気圧の圧力に加えて、底部に3つのIHヒーターを採用して、ご飯を「踊らせる」ローテーションIH式が功を奏するでしょう。

 圧倒的な火力でムラ無く加熱するため、どのようなお米でも「美味しく炊いてしまう」炊飯器です。

 熱伝導性の高さも、データ的・視覚的に説明しているもポイントで新機種ながら「確実にうまさが向上する」機能を網羅しています。

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 炊き分けも、121通りの指標で対応でき、「今日は堅すぎた」などの好みも覚えさせるので「自分の好み」にあった食感の炊飯が、できるようになります。

 保温機能も、重量センサーとうるおい二重ふたの工夫があるため、スチーム炊飯器を除けば、高レベルです。

 お手入れも、部品点数が少なくやりやすい機種だと思います。

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 【2017年】

 15・タイガー THE炊きたて JPH-A100
  ¥46,980 Amazon.co.jp (11/17執筆時)

 【2018年】

 15・タイガー THE炊きたて JPH-A101
  ¥64,980 Amazon.co.jp (11/17執筆時)

炊飯方法:可変圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.25気圧
内釜素材:プレミアム本土鍋
内釜厚さ:4.5mm
内釜保証:3年保証

 1・もちもち炊飯  ★★★★★★
 2・しゃっきり炊飯 ★★★★★★
 3・炊飯時間    ★★★★★
 4・保温性能    ★★★☆☆
 5・手入れの手軽さ ★★★★★
 6・総合評価    ★★★★★★

 一方、予算をやや節約して考えたい場合は、タイガーのJPH-Aシリーズがおすすめです。また、基本性能差がないので、ネットでは爆発的に安い旧機種で良いでしょう。

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 炊き上がりの味の面では、この機種は、2つの圧力を交互に出せる点で「真の可変圧力」ですが、これを上手く使うことで、「ご飯の甘み・粘り」などの要素を効果的に引き出せます。

 鍋も、熱伝導性が期待できる土鍋を採用したプレミアムモデルで、内釜の厚さも4.5mmと最高クラスです。

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 とくに、かまどで炊いたご飯の味を再現することに重きを置くならば、釜の厚さと高温での熱対流にもっともこだわるこの機種が良いと思います。おこげも3段階に炊き分けられ、おこげ好きにも向いています。

 ただし、保温機能は弱いので、その点は注意しましょう。


 第5に、ご飯の「自然の甘さ」を楽しみたい方におすすめできるのは、

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 【2017】

  25・三菱 黒銀蒔 本炭釜 KAMADO NJ-AW108-B
   ¥59,000 Amazon.co.jp
(11/17執筆時)

 【2018】

  25・三菱 黒銀蒔 本炭釜 KAMADO NJ-AW109-B
  25・三菱 黒銀蒔 本炭釜 KAMADO NJ-AW109-W
   ¥80,751 Amazon.co.jp
(11/17執筆時)

炊飯方法:IH炊飯
圧力炊飯:
内釜素材:本炭釜
内釜厚さ:10mm
内釜保証:3年保証
保温機能:
堅さ調整:5種類(しゃっきり〜もちもち)

 1・もちもち炊飯  ★★★★★
 2・しゃっきり炊飯 ★★★★★★
 3・炊飯時間    ★★★★★
 4・保温性能    ★★★★☆
 5・手入れの手軽さ ★★★★★★
 6・総合評価    ★★★★★★

 三菱電機の本炭釜 KAMADOでしょう。先述のように、価格差ほどの性能差は無いので、(安いうちは)旧機種で構いません。ネットならば、在庫も豊富ですし、お得感は高いです。

 炊き上がりの味の面では、圧力やスチームを使わず、「昔ながらの自然な甘さ」の再現が期待できます。

 他メーカーの圧力を使う方式は、どのようなお米で美味しく炊けてしまうという特質があります。しかし、これは、米の銘柄の味の違いが分かりにくいとも言えます。

 その点、この製品は、圧を使いませんし、はやりの銘柄炊き分けにも対応していますから、色々なお米を試したい方には、かなり面白く使えるでしょう。

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 使用されている釜の厚みは、10mmと最高水準本炭釜であり、味のスペックは高いと思います。

 先ほど書いたように「一点もの」で焼成される磁器であり、内釜の性能・品質で言えば、全社とおして、最も性能が期待できます。「かまどの味」の再現という意味では現状で存在する炊飯器の中でも「最高水準」でしょう。

 一方、金属素材ではないので「割れる可能性はある」点は留意しましょう。食器洗い機も非対応です。ただ、この点について言えば、10年以上の販売歴で、「そう文句は出ていない」という意味で、過度に気にする必要もないでしょう。

また、ご飯の保温はあまり得意でないので、炊いたら、冷蔵庫などに保存するのが良いでしょう。


 第6に、ご飯の保温性能を重視して選ぶとすると、

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【2018】

 22・東芝 真空IH保温釜 RC-10ZWM-W
 22・東芝 真空IH保温釜 RC-10ZWM-K
  ¥96,500 Amazon.co.jp (11/17執筆時)

【2017】

 23・東芝 真空IH保温釜 RC-10ZWL-W
  ¥64,800 Amazon.co.jp (11/17執筆時)

炊飯方法:圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.2気圧
内釜素材:鍛造かまど銅釜
内釜厚さ:7mm
内釜保証:3年保証
保温機能:極め保温
堅さ調整:9通り

 1・もちもち炊飯  ★★★★★★
 2・しゃっきり炊飯 ★★★★★
 3・炊飯時間    ★★★★★
 4・保温性能    ★★★★★★★
 5・手入れの手軽さ ★★★★★
 6・総合評価    ★★★★★★

 東芝の RC-10ZWL-Wでしょう。

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 保温機能については各メーカーとも工夫していますが、真空状態を利用した「極め保温」は、気圧自体を調整できているため、最も効果的な方法でしょう。

 そのため、夜に炊いて、朝に食べるご飯の味は、長時間保温時に味が最も劣化しないこちらが優れます

 炊き上がりの味の面では 可変圧力と、最大7mmと分厚い「かまど本羽釜」の効果で、値段相応に期待できるでしょう。

 また、真空構造を利用して、ご飯の浸し時間も短縮できるほか、「米の強い甘み」を引き出せる部分も、この機種の強みでしょう。

 したがって、味は、お米の甘さと、粘り、ふっくら感が強調される製品ですが、11通りの炊き分けに対応しますし、味の面でも飽きずに長く使えるでしょう。

 忙しいご家庭には、あらゆる面で「便利」な高級機と言えます。現役世代にはおすすめですね。

補足・その他のジャンルの炊飯器

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 以上、今回は、5.5合の高級炊飯器の話題でした。

1・3.0合炊き小型炊飯器【1〜3万円】
2・
5.5合炊きの格安炊飯器【1〜3万円】
3・5.5合炊きの高級炊飯器【3〜9万円】
3・一升炊きの格安炊飯器【1〜3万円】
5・一升炊きの高性能炊飯器3万円〜】
6・糖質カット/麦向き炊飯器
7・おすすめ炊飯器の選び方 【まとめ】

 「最終的なおすすめ機種」を提案しましたが、「やや高い」とお感じの方、「安くても使える!中級機」も多くあります。こうした機種をお探しの場合、2番のリンク記事(こちら)をご覧ください。

  そのほか、スペック面から、「しっかり納得して選びたい!!」と考えている方は、その部分に特化してまとめた、上記7番の「まとめ記事」(こちら)もよろしくお願いします。


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1・新銘柄のブランド米の比較
2・コシヒカリの比較

 続いて「お米」についてです。

 このブログでは、そういったお米のうち、今年度の検定で【食味値特A評価をうけたお米】も紹介しています。興味のある方は、上のリンク記事をご覧ください。

 そのほか炊飯の味を変えることができる【市販のミネラルウォーター】については、【こちら】で、アマゾンで取り扱われている約20種類の天然水ペットボトルを比較する記事を書いています。


 

 ツインバード MR-E520W
  ¥9,660 Amazon.co.jp
(11/17執筆時)

 また、自宅用で、玄米から毎日お米を挽きたいと思っている方、【信頼性の高い精米器】をツインバード工業の機種などを【こちら】で多く紹介しています。よろしければご覧ください。

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 (なお、今回は、前半からの続きですので、前半記事をご紹介いただけると、一層嬉しいです!)

 ではでは。

posted by Atlas at 17:33 | 炊飯機

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