Top 炊飯器 比較2025’ 美味しく炊ける!炊飯器55機の性能とおすすめ・選び方(2)

2025年10月04日

比較2025’ 美味しく炊ける!炊飯器55機の性能とおすすめ・選び方(2)

1回目記事からの続きです→こちら

2-1・象印の高級炊飯器

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 2回目記事からは、各社の「高級炊飯機」のメーカー別の紹介にはいります。

 はじめに、象印の高級炊飯器です。

 同社のハイグレード機の場合、下位機種同様の「圧力」部分に加えて、「火力」に強いこだわりをみせています。

1・高性能炊飯器の比較 (1)
 1-1:選び方の基本の説明【導入】
 1-2:各社の中級機〈3〜5万円〉
2・高性能炊飯器の比較 (2)
 2-1:象印 〈炎舞炊き〉
 2-2:パナソニック 〈ビストロ〉
 2-3:三菱〈本炭釜 紬〉
3・高性能炊飯器の比較 (3)
 3-1:タイガー〈ご泡火炊き〉
 3-2:東芝〈炎匠炊き〉
 3-3:日立〈ふっくら御膳〉
 3-4:アイリス〈瞬熱真空釜〉
 3-5:ティファール〈ザ・ライス〉
4・高性能炊飯器の比較 (4)
 4-1:バーミキュラ〈ライスポット〉
 4-2:最終的なおすすめの提案【結論】

 今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で示した「選び方の基本」に沿って、各製品を説明していきます。

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 また、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記しています。


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 【2025年6月発売】

 20・象印 炎舞炊き NX-AA10-BZ
 20・象印 炎舞炊き NX-AA10-WZ
  ¥112,980 Amazon.co.jp (10/4執筆時)

炊飯方法:可変圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.3気圧
内釜素材:業炎かまど釜
内釜厚さ:2.2mm
内釜保証:5年保証
保温機能:極め保温 (底)
堅さ調整:121通り

 NX-AA10は、象印の最上位機です。

 炎舞炊きという固有名があるモデルとなります。

 なお、こちらは、旧機が安めで残ります。

 ただ、今年は、例年にも増してかなり機構が変わったと言えます。そのため、こちらの新機種をみたあと、それに続いて、旧機の説明をなします。

 また、もう1ランク下の「炎舞炊き」もありますが、そちらもあとで別に見ます。

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 デザインは、スクエア型でかなり良いです。

 2022年以降、カラータッチパネル式になって格好良さが増しました。

 タッチパネルの画面密度も上々で、情報も見やすいです。

 炊飯方式は、象印の最上位機は可変圧力IH炊飯です。

 パナソニックなどと同じです。

 0.05気圧ごとに圧を調整できる、圧力チューナーの記述があります。

 かけられる圧力は、同じく1.3気圧です。

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 搭載されるIHヒーターは、かなり独特な方式です。

 底IHヒーターを6つ搭載し、独立制御させるローテーションIH式です。

 この場合、内釜の中に、複数の複雑な対流が生じ、米が「激しくおどり」ます。

 (本当の)かまどのごはんは、炊飯中「炎がゆらぐ」わけでその再現を目指す方向性です。複数のIHヒーターを「ローテーション」させることで、底面の複雑な「熱対流」を再現しています。

 この熱対流は、米を「おどらせる」ため、「美味しいご飯を炊く秘訣」に適う方法です。

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 とくに2020年以降の「炎舞炊き」は、独立制御させるローテーションIHが、以前の3基から倍増の6機に進化しました。

 2機ずつローテーションさせることで、同時に2カ所同時加熱させることで、より自然に近い「複雑な」対流の再現を狙っています。

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 消費電力は、最大で1400Wです。

 昨年モデルまで1240Wでしたが、今年からパワーアップしました。

 最近の各社のハイエンド機の傾向といえます。なお、利用しようとしているコンセント(1500W)と、ご家庭のブレーカーが「よく落ちる」ご家庭は、ここは注意してください。

 ちなみに、上表は、各社最上位機の炊飯時の年間電気代の目安を示したものです。

 一見すると、象印は1回の炊飯に必要な電力量も148Whと少なく、省エネ達成率も良い(105%)です。しかし、これは(かためで不味い)エコ炊飯モードで炊飯した時の話です。

 補足すると、各社とも達成率を「盛る」ために、実際使わない(不味い)エコ炊飯モードを「出荷時初期設定」にして、数字を「ごまかし」ます。

 通常炊飯だと電気をより使う(270Wh)ので、実際の年間電気代は3,055円高めです(1日1回炊飯・保温含まず)。ただ、お米は「主食」ですし、年間で1000円程度の価格差ならば、許容するという方が大半でしょう。

 実際、見直されるべきは、省エネ達成率のほうであり、本機(象印側)ではないでしょう。

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 火力アップは、一方、味の面でどのように作用するのかあまり詳しい説明はないです。

 ただ、従来よりコイルを小型化し密に巻くことで 部分的な集中加熱を追求したとの説明です。

 おそらくですが、純粋に加熱にかかる時短が短くなったことで、従来から得意の「もっちり、粘る系」の炊飯はもちろん、今回の仕様だと「シャッキリ系」もわりと上手に炊けるようになったと言えます。

 加えて、同じ理由から(最近各社で重要視される)炊き上がりのお米の粒立ちの良さの部分でもも、よし高品質になったといえそうです。

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 使われている釜は、「業炎かまど釜」です。

 アルミ・鉄・ステンレス複数素材を利用したハイブリッド式で、2.2mmの厚さの製品です。24年機から、鉄は純度の高いものになりました。 

 昔の象印の最上位機は「南部鉄器極め羽釜」という鋳鉄製の「伝統工芸」とも言える釜を使っていましたが、最近は費用や機能性を重視し、複合素材になっています。

 ローテーションIH式以前の時代の話ですし、熱伝導率は相当にパワーアップしています。新機種との対照実験(サーモグラフィ)でそれが示されています。

 なお、Atlasは、鋳鉄(南部鉄器)である技術的必然性について象印から説明がなく、効果に「疑問」がありました。その点でも、新機種の「進化」は、とても良いものだったと思います。

 象印が大事にしてきた羽釜形状も、厚め「ふち」をつける形で、継承しています。

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 ご飯の堅さは、自在に選べる仕様です。

 堅さは11段階、粘りは11段階選べ、総計で121通りの炊き分けが可能です。

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 食感評価をすることで、次回の炊飯で微調整する「わが家炊き」も搭載です。

 メニューも、メーカーおすすめのプレミアム炊飯となる「熟成炊き」ほか、「炊きこみ、すしめし・おかゆ(食感2種)、冷凍ご飯、お弁当用」ほか、多くのコースがあります。

 また、食感や焼き加減は調整できませんが、「おこげご飯(鉄器おこげ)」も炊けます。

 健康米は、雑穀米(食感3種)、麦ごはん(食感2種)、玄米(食感2種とおかゆ)に対応です。

 種類としては、上位機らしく多めですが、他社と比べると、そこまで機能性は強調しません。

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 ご飯の保温は、極め保温です。

 以前からある機能名ですが、25年機から仕様が変わりました。

 今年の説明だと、保温時は「底(温度)センサーで温度をコントロール」という表記で、最大40時間まで「おいしく」保温できるとされます。

 旧機の同名の機能性の説明(NW-FC)だと、複数の他のセンサー、例えば、底センサーほか、ふたのうるおいセンサー(湿度センサー)も併用していました。

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 その上で、旧機は「人工知能AI炊飯」機能の一環として、内蔵AIがそれらセンサーの情報を総合して(付け合わせて)保温する機能性がありました。

 今回は、これらの機能性の説明がなく底(温度)センサーのみ情報で制御されるようです。

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 結論的にいえば、旧機同様「40時間」は保つのですが、その精度は劣るでしょう。

 少なくとも、保温回りの機能性について、象印は、いつもより「言葉少な」ですし、底センサーだけの制御となると、既に見た同社の下位シリーズとも同じですから。

 なお、販売店サイトの一部だと、従来と仕様が同じように書いている場合がありました。ただ、公式情報では追えないので、おそらく「変わるのでは」と思います(調査予定あり)。

 とはいえ、あとで書きますが、Atlasの感じだとユーザー経験からして「過剰装備」だったので、修正した感じかなとは思っています。

 ただ「人工知能AI炊飯」は、炊飯時にも、水温と室温の違いをみての調整をしていました。

 その部分の機能性が新機種は未記載なのは、多少気にはなります。

 蒸気セーブ機能は、(一応)対応です。

 ただ、蒸気セーブ炊飯利用時のみ、約80%蒸気セーブができるというものです。

 時間と味は落ちます。

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 お手入れの際、洗う必要があるのは、ご飯のお釜内ぶたの2点です。

 数世代前ですが、内ぶたをシンプルにしたため、掃除の手間が減っています。

 ふたが「食洗機対応」というのもポイントです。

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 以上、象印の炎舞炊き NX-AA10の紹介でした。

 象印が強い「加圧」に加えて、ローテーションIH式というオリジナルの新機軸を採用した炊飯器です。

 また、2025年のコイル改良で、火力も強化され、特に「シャッキリ、硬い」系のご飯も、内柔外硬に仕上がるようになったと言えます。

 もともと「もっちり、粘る」系は、得意でしたので、炊き分けがより上手になったと言えます。ご飯の粒立ちの良さも、これによりアップしました。

 保温機能は、先述のように、若干「退化」がみられる気がします。ただ、「40時間も保温しない」ならば(正直)そこまでの問題ではないです。このクラスの炊飯器を買われる方ならば、残りは、冷蔵庫(冷凍庫)で保存する方も多いでしょうし、そこまで問題には思いません。

 なお、先ほどもふれたように、象印の高級機はどれも、(省エネ達成度の関係で)工場出荷時に「白米・エコ炊飯」を「標準モード」にしています。

 この炊き方だと「あっさりより(かため)」になりますが、専門誌のレビューで、この側面で同社の製品評価が辛い場合、この設定が影響している可能性はあります。

 実際は、(設定で)粘りと甘みは従来機よりだいぶ出ます。

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 【2024年発売】

 21・象印 炎舞炊き NW-FC10-BZ
 21・象印 炎舞炊き NW-FC10-WZ
  ¥95,000 Amazon.co.jp (10/4執筆時)

 【2023年発売】

 22・象印 炎舞炊き NW-FB10-BZ
 22・象印 炎舞炊き NW-FB10-WZ
  ¥102,413 楽天市場 (10/4執筆時)

炊飯方法:可変圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.3気圧
内釜素材:業炎かまど釜
内釜厚さ:2.2mm
内釜保証:5年保証
保温機能:極め保温 (AI)
堅さ調整:121通り

 なお、本機の旧機が残ります。

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 2024年機は、上で書いたように、25年新機種と違って、出力が1240Wだった世代です。

 ただ、コルクの配置と巻き方は異なりますが、6つのIHヒーターからなる、ローテーションIH式であるのは、同じです。

 一方、立ち上げ時の火力の違いもあるので、とくに、「しゃっきり、硬め」の炊飯については新機種のが仕上がりが良いでしょう。

 ただ、「もっちり、粘る」系は、もともと得意だったので、新機種とほぼ仕上がりは変わらないように思います。あえて言えば、粒立ちは少し新機種のが良いかもしれません。

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 使われている釜は、「業炎かまど釜」です。

 新機種と釜自体は同じです。

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 釜のコーティングは、ただ、旧機は、内釜の内面にうまみプラチナコートがありました(うまみプラス)。

 同社の下位シリーズにあった「プラチナコート」に加え、遠赤コートもなしており、甘みのほか、うまみ(アミノ酸)の強化をはかるものです。

 新機種は「火力重視」な部分もあり、この機能性は不要と判断されたものかと思います。

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 保温性能は、機能名としては、新機種と同じ「極め保温」です。

 ただ、先述のように、使用するセンサーの部分で、旧機のがやや高度だったと思われます。

 底センサーとふたセンサー(湿度センサー)などのデータを見ながら、AIが状況判断して、保温していましたので。

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 モニターは、旧機だと単色で、画面密度もやや粗めです。

 次回の炊飯で微調整する「わが家炊き」や、使い方のヘルプ機能なも、新機種より若干ですが「旧式」になります。

 あとは、目立つ違いはないです。

 2023年機は、24年機より、内鍋の鉄の純度が低いとされます。

 ただ、数字で示せるほどの違いはなくマイナーチェンジです。あとは「粒立ちがゆ」というメニューが加わった程度の違いです。

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 結論的にいえば、2024年機、あるいは2023年機は、今の値段だと「お買得感」があります。

 先ほどみた新機種と比べても、とくに「もっちり、粘る」系、あるいは「やわらか系」の炊飯が好きな方は、こちらでもよいでしょう。

 もちろん、「しゃっきり、硬い系」も、超高級機なので、中級機に比べたら上手にできます。しっかり分かるように炊き分けてくれるでしょう。


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 【2025年発売】

 23・象印 炎舞炊き NW-NB10-BZ
 23・象印 炎舞炊き NW-NB10-WA
  ¥79,902 Amazon.co.jp (10/4執筆時)

 【2024年発売】

 23・象印 炎舞炊き NW-NA10-BZ
 23・象印 炎舞炊き NW-NA10-WA
  ¥72,200 Amazon.co.jp (10/4執筆時)

 (エディオン系限定)

 23・象印 炎舞炊き NW-NH10E4-BA
  ¥79,800 楽天市場 (10/4執筆時)

 【2023年発売】

 24・象印 炎舞炊き NW-PV10-BZ
 24・象印 炎舞炊き NW-PV10-TZ
  ¥70,000 Amazon.co.jp (10/4執筆時)

 【2022年発売】

 25・象印 炎舞炊き NW-PU10-BZ
 25・象印 炎舞炊き NW-PU10-CZ
  ¥102,375 楽天市場 (10/4執筆時)

炊飯方法:可変圧力IH炊飯
圧力炊飯:1.3気圧
内釜素材:業炎かまど釜
内釜厚さ:2.2mm
内釜保証:5年保証
保温機能:極め保温 (底 AI)
堅さ調整:81通り

 NW-NB10は、象印の「炎舞炊き」シリーズの下位機です。

 同社だと上から2番目のグレードです。 

 3世代の旧機種があります。

 2024年機は、2024年機と機能差はほぼないです。

 新機種から「内ぶた食洗機対応」表記がでましたが、同じ部品番号なので、旧機も対応でしょう。

 2023年機は、おかゆが2種類(粒立ち/普通)が選択できない点と、1合を16分で炊き上げる「白米特急メニュー」がない点が違いです。

 2022年機は、色構成とデザインが異なります。

 この時代と持ちはこび用のハンドルがある仕様でしたが、現行機は、最上位機と同じで、本体の持ち手を使って運ぶ形式です。

 生活スタイルの変化を反映し、 最近は各社ともこのデザインが多いです。

 基本性能の部分で差は新機種とどの世代も差がありません。あえて言えば、23年機以降だけ、雑穀米の食感調整に対応したほどです。

 一方、エディオン限定(24年版)は、後述する、内釜のプラチナ粒子が増量されるほか、保証年数が1年長くなる「おまけ」があります。ただ、増量された量やその効果は示されないので、同じほどの価格ならば、選んでも良いかという程度、といえます。

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 結論的にいえば、旧品のセールに注意しつつ、全機から、その時の値段で決めてOKです。

 あとは同じなので、同時にみていきます。

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 炊飯方式は、最上位機と同じで可変圧力IH炊飯です。

 かけられる圧力も、やはり同じく1.3気圧です。

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 搭載されるIHヒーターは、ただ、最上位機と異なる部分です。

 同じく、象印独自のローテーションヒーターですが、6個ではなく4個です。

 ただ、対角線上の2機を同時に対流させる構造であり、ムラのない複雑な対流を生み出すという意味では、発想は同じです。

 実際この仕組みが登場した初代の最上位機は3個で、それでも美味しいご飯が炊けていたわけで、実力は十分です。

 消費電力は、1240Wです。

 上位機は、先述のように、25年機から1400Wです。

 ただ、2024年以前の上位機と本機とは、パワーは同じといえます。

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 使われている釜は、「業炎かまど釜」です。

 上位機と同じですが、口の部分の厚みが上位機(11mm)より浅い3mmです。

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 釜のコーティング素材は、うまみプラチナコートです(うまみプラス)。

 先述のように、2025年機は(火力アップの結果不要なのもあり)省略されましたが、本機は、備わります。

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 ご飯の堅さは、自在に選べる仕様です。

 上位機(121通り)に比べれば少なめの81通りですが、十分以上でしょう。

 なお、上位機同様に銘柄での炊き分けはできません。

 炊飯メニューはだいたい同じです。

 おこげご飯も炊けますし、玄米・麦飯・雑穀米なども同じように炊けます。


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 一方、食べたあとの感想の提出で次回の食感を変える、象印お馴染みの「わが家炊き」機能はあります。ただ、ディスプレイ部分が下位仕様なので、入力しやすさは(炎舞炊きでない)中級機相当です。

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 ご飯の保温は、極め保温という機能性があります。

 利用するセンサーは、底センサーのみの記載ですが、「人工知能AI炊飯」の説明の中で、AIが保温を調整する記載はあるので、それなりに高度です。

 最大40時間という保温時間は、他機と同じです。

 あとは、蒸気セーブを含めて、上位機と同じです。

 パネルはタッチパネル不採用ですが、そこは妥協するべきでしょう。

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 以上、象印のNW-NB10の紹介でした。

 上位機とはしっかり差はありますが、特に型落ちは、ローテーションIH工夫のある内釜という新機軸を、比較的安価で楽しめる機種です。

 保温機能も、(こだわる東芝を除けば)価格帯としては、中くらいの性能ではありますし、この価格帯では、バランスが取れた良い製品に思えます。

2-2・パナソニックの高級炊飯器

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 続いて、パナソニック高級炊飯器です。

 なお、ビストロは、同社のオーブンレンジや電気圧力鍋の高級機に付くブランド名になります。


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 【2025年9月発売】

 26・パナソニック ビストロ SR-X910D-K
 26・パナソニック ビストロ SR-X910D-H
  ¥92,799 Amazon.co.jp (10/4執筆時)

 【2024年発売】

 27・パナソニック ビストロ SR-V10BB-K
 27・パナソニック ビストロ SR-V10BB-H
  ¥66,000 Amazon.co.jp (10/4執筆時)

 【2023発売】

 28・パナソニック ビストロ SR-V10BA-K
 28・パナソニック ビストロ SR-V10BA-H
  ¥74,500 Amazon.co.jp (10/4執筆時)

炊飯方法:可変圧力IH炊飯(急減圧)
圧力炊飯:1.2気圧
内釜素材:ダイヤモンド竈釜
内釜厚さ:2.2mm
内釜保証:5年保証
保温機能:うるおいキープ保温(30時間)
堅さ調整:12通り+銘柄炊き

 ビストロ SR-X910Dは、パナソニックの「Bistro」シリーズに属する炊飯器の最上位機です。23年に完全な新作として登場し、24年機を経て、25年に第3世代となりました。

 旧機との違いを確認しておきます。

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 2025年機は、新センサーの採用が最も目立つ違いです。

 このシリーズは、複数センサーの情報を、マイコン(ビストロ匠技AI)が統合して賢く炊飯を進めるのがポイントです。

 この点で、新たに側面に非接触の「リアルタイム赤外線センサー」を備えました。

 普通の炊飯器の場合釜底の温度センサーだけで判断しますが、側面の温度もみることで、火加減・圧力加減を「より精密に」判断できるようになったと言えます。

 そのほか、新センサーの効果で、最大保温時間が30時間に伸びました。

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 2024年機は、赤外線センサー未搭載です。

 そのため、炊飯の判断精度と保温仕様に新機種との違いがあります。

 もっとも、保温はこの世代でも別の工夫がありました。

 マイコン(ビストロ匠技AI)が、炊飯工程で得た諸情報に応じて、保温温度を微調整する仕組みです。

 とはいえ、最大時間は24時間でしたので、新機種とはあります。

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 2023年機は、炊き込みコースで投入できる具材量が、24年機以降より少なめでした。

 2024年機からは2倍(1カップあたり150g)になっています。

 個人的に、カオマンガイ・海南鶏飯(鶏肉を乗せて炊くアジア風炊き込み)はよく作るので、割と嬉しい変更でした。

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 保温は、一方、この世代も最大24時間まででした。

  ただし方式は異なり、保温時に「うまみ循環タンク(ふた)」に溜まった水分(蒸気)を、に溜まった水分を所定タイミングで戻すことで、うるおいを保つ方式でした。24年機で廃止された理由は不明ですが、湿度ムラや、ふた部分のメンテ不足に伴うにおいなどのリスクが要因だった可能性があります。

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 結論的にいえば、2025年機は、新センサーによる制御精度の進化でご飯の味は「進化」したといえます。同社の発表だと、新米で「甘み約8%UP」とされます。保温も先述のとおり改善しました。

 ただ、価格差はありますので、今のところ2024年機がお買得でしょう。

 後で書くように24年機も複数センサーを備えますし、表記上の火加減・圧力加減の調整数(約9,600通り)も新機種と同じです。

 2023年機も、保温が半日程度で足りるなら(価格次第で)候補にして問題ないでしょう。

 あとは、だいたい共通なので、全機種を同時にみていきます。

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 外観は、既に見た中級機の「Bistro」と同じく、丸みを帯びたおひつ型です。

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 炊飯方式は、可変圧力IH炊飯器です。

 既に見た中級機と、基本的な仕組みは同じです。

 可変圧力は、減圧時に「爆発的な沸騰」が起こるため、その作用を利用して加圧と減圧を繰り返し、高温状態を保つ仕組みです。

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 本機も、強力な急減圧バルブを備え、加圧と急減圧を繰り返す工夫を取り入れています。さらに、「おどり炊き」時代から続く伝統的な技術である「高速相互対流」によって、ご飯を上下に大きく動かす構造を備えています。

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 一方、最上位機のみ採用されるのは、加圧追い焚きポンプ(加圧熱風ポンプ)です。

 こちらは、炊飯終盤の追い焚き・蒸らし行程の性能に関わる部分の工夫です。水が少なくなる炊飯終盤に、圧力制御を安定させるための仕組みです。

 ポンプで熱風を内釜に吹き込み、飯後半の水蒸気(スチーム)が少ない状況でも、加圧・急減圧ができるようにしています。

 これにより、ハリを保ちながら甘みを引き出す効果を狙っています。高度で独自性のある技術といえます。

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 従来の上位機では、250℃の高圧スチームを噴射して炊飯終盤の高温を維持していましたが、本機ではその方式をポンプに置き換えました(上図)。

 スチーム用の給水やメンテナンスが不要となり、同等かそれ以上の効果が見込める点が特徴です。

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 また、「おねば」を還元する仕組みとして、ふた内部に「旨み循環タンク」を搭載します。ただし、この部分はすでにみた中級機にもみられた技術です。

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 ヒーターの段数は、全面IHの6段ヒーターです。

 パナソニックはIHヒーターを自社製造しており、この火力性能には特にこだわりが見られます。

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 消費電力は、1210Wです。

 IIHヒーターは効率が高いため、他社に比べて低めの水準です。ご家庭のブレーカー容量が少ない場合には安心できる仕様といえます。

 一方で、象印と同様にパナソニックも、省エネ達成率(政府基準)の関係から、出荷時設定を「エコ炊飯」としており、電気代試算もこの条件で算出されています。エコ炊飯は味の点で確実に劣ります。

 普通に炊く場合の年間の消費電力量(電気代)を算出すると、上表のように、各社の最上位機の「真ん中あたり」になります(保温時の電気代除く)。

 もっとも、象印のケースでも述べたように、この点は過度に気にする必要はないでしょう。

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 使われている釜は、2.2mmダイヤモンド竈釜です。

 パナソニックらしく複合素材構造をとり、中空層によって熱を逃がさない工夫がされています。

 内面は遠赤ダイヤモンドプレミアムコート仕上げで、熱の伝わりを高めています。なお、この仕様は中級機と共通ですが、コーティングに5年保証が付くのは最上位機のみです。

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 ご飯のかたさ調整は、「かため・やわらか」という堅さ系6段階と、「しゃっきり・もちもち」という食感系6段階、あわせて12通りの炊き分けが可能です(ビストロ炊飯コース)。

 圧力センサーの性能が良く、1.2気圧と1気圧の中間に2段階(1.1気圧、1.15気圧)を検知できるため、細やかな制御が可能となっています。

 なお、パナソニックの中級機では「かため」に設定した場合、加減圧を使わずに炊く仕様ですが、本機では多段階調整があるため、圧力制御を活かして炊飯します。ただし、いずれの方式でも、仕上がりの部分で大きな差はないでしょう。

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 銘柄は、73銘柄の炊き分けに対応します。

 銘柄炊飯時でも3段階の食感調整が可能です。

 ただしIOT機能は備えていないため、新しい銘柄の追加や作付け年度に応じたアップデートには対応しません。

 あとからの銘柄の追加や、作付けに合わせた調整には対応しません

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 センサーは、4種のセンサーを備えます。

 底部の温度センサー、側面の赤外線センサー、さらに側面のリアルタイム圧力センサー、そして、上部の沸騰検知センサーです。

 温度・赤外線センサーは似た役割ですが、熱回りを正確に監視するため複数備えています。

 側面のリアルタイム圧力センサーは、お米の水分量を炊飯に反映する「鮮度センシング」に利用されます。

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 下位機種でも書きましたが、古米や夏場のお米、精米から時間が経過したお米は水分率が低下しているため、減圧が早まる現象を利用して鮮度を判定する仕組みです。

 加えて、吹きこぼれを防ぎつつ沸騰温度を維持する沸騰検知センサーを備え、4センサー体制となっています。

 これらのデータは内蔵マイコン(ビストロ匠技AI)に送られます。そして、例えば3合炊飯の場合では、約9600通りのパターンから適切な圧力と火力が選択されます。

ただし、このAIによる最適制御が発揮されるのは、硬さや銘柄を指定せずに「完全おまかせ」で炊飯する「ビストロ炊飯」モードを利用する場合に限られます。

 銘柄炊きや硬さ指定を選ぶ場合には、センサーの効果は限定的です。「完全におまかせしたい」という方に便利な機能性と考えてください。

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 炊飯モードは、すし、カレー、冷凍ご飯用、炊き込み、もち米(赤飯/おこわ)などに対応しています。

 引き続き、しっかり「おこげ」にも対応できます。

 雑穀・健康米は、玄米・麦ごはん・金芽ロウカット・発芽米・雑穀米などを搭載しています。

 ただ、やはりご飯以外の炊飯の注目点は、先述の「炊き込みコース」で、他社機に比べても材料が多く乗せられる点でしょう。

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 ご飯の保温は、うるおいキープ保温が搭載です。

 これはリアルタイム赤外線センサーが保温中のご飯量を検知し、温度を適切に調整することで実現したものです。

 世代ごとに改良が重ねられ、現行機では最大30時間となりました。

 ネットワーク機能は、Wi-Fiは非搭載です。

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 お手入れは、洗浄が必要なのは内釜(加熱板)と内ぶたセットのみで、簡単です。

 特にふた部分は食洗機対応で、日常的お手入れがしやすい仕様です。

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 以上、パナソニックのビストロ SR-X910D-K の紹介でした。

 炊飯技術の面では、「Wおどり炊き」時代から受け継ぐ全面IH加熱可変圧力の長所を活かしつつ、急減圧バルブなどの新しい工夫を加えて進化してきた点が評価できます。

 本機は旧シリーズと異なりスチーム方式ではありませんが、炊飯では加圧追い焚きポンプ(加圧熱風ポンプ)、保温ではリアルタイム赤外線センサーがその役割を十分に担っています。

 スチームタンクの給水やメンテナンスが不要となり、従来機に比べて「全面的な進化」と言えるでしょう。旧上位機からの買い替えを検討している方も安心できそうです。

  また、鮮度センシングは、パナソニックだけの独自機能です。

 お米の鮮度低下という従来軽視されがちだった要素に踏み込んだ点が高く評価できます。さらに、銘柄・鮮度・食感といった多面的な炊き分けに対応できる点も、高級機を求める層には強い魅力となるでしょう。

 一方で、パナソニックの「Bistro」ブランドの調理家電と共通する特徴として、自動化(おまかせ調理)の完成度が高いことも挙げられます。硬さや銘柄を指定せず「完全おまかせ」で炊いた場合には、センサー群とAI学習の成果を活かし、メーカーが推奨する最適な美味しさを安定して引き出せるでしょう。

2-3・三菱電機の高級炊飯器

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 つづいて、三菱の最高級機です。

 同社は、とにかく「釜の品質」にこだわった上位機です。

 その部分のコストがおそらく下位機種との値段差のほとんどの部分を占めます。


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 【2025年発売】(旧機もあり)

 29・三菱電機 本炭釜 紬 NJ-BW10H-B
 29・三菱電機 本炭釜 紬 NJ-BW10H-W
   ¥91,361 楽天市場 (10/4執筆時)

炊飯方法:IH炊飯
圧力炊飯:
内釜素材:本炭釜
内釜厚さ:10mm
内釜保証:3年保証
保温機能:
堅さ調整:9段階+銘柄炊き

  NJ-BW10H-Bは、三菱電機最上位機となる炊飯器です。

 このグレードの安めの旧機も残りますが、それらは後ほど違いを説明します。

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 デザイン性は、パナソニックのビストロ同様、昔のジャーに近い「壺型」です。

 昔風ですが、一回り回って「新しい」デザインといえます。

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 炊飯方式は、最高級機でも圧力を使わないIH式です。

 搭載されるIHヒーターは、3段です。

 釜底トリプルリングIHとして、これらは底面に集中的に配置されます。

 これで、かまどのように強い下面火力を実現しています。

 その上で、側面とふたに5機のシーズヒーターを採用し、総計で「8重」の全面加熱となります(八重全面加熱)。

 繰り返しますが、パナソニックはIHだけで「6段」で、三菱は、シーズヒーター3基と合わせて「8重」ですから、基本的にはパナソニックが上位です。

 ただし、それでも「加熱面」の実力は高いです。

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 さらに、釜縁の熱密封リングと、釜の外部に極厚の断熱層(エア断熱5層)を施すことで、ヒーターによる発熱を外部に漏らさないようにする「かまど構造」を持ちます。

 同社の思想は、そもそも本物のかまどでは圧力はかけない点から、「圧力をかける炊飯は不自然」というものです。

 従来のかまどの味に近づけるためには、1気圧で、構造的にかまどに近づける方がベスト、という「哲学」です。

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 このほか、パナソニック他が採用していた、おねばの甘みを還元する「スリム内ぶた」構造も採用です。

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 浸水は、「本炭吸水」です。

 同社は格安機から仕込み段階の浸水にはこだわっており、3万円だいの製品でも(可変)超音波吸水を採用します。

 こちらはプレス釜ではない「本炭釜」なので、振動系の効果や炭釜の耐久面で方式を変えています。「本炭吸水」は釜の性質と火力を活かした「遠赤外線」で浸水時間の時短をなすという方向性です。

 おそらく、(自主的に)浸水時間を取らない「時短炊飯」の場合、立ち上がりから水を吸わせやすい超音波吸水に比べて効きが出にくい一方、お米の芯までしっかり浸水できる部分で、「本炭吸水」のが有利に思います。

 本機の「粒立ち感や甘さ」は、この部分にも由来するでしょう。

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 消費電力は、一方、最大1400Wです。

 他社と比べても強めです。

 最大1400Wというパワーを活かした連続沸騰も、他機が真似できない本機の味の秘密でしょう。

 圧力もスチームも使いませんが、先述の断熱面の工夫もあり、庫内温度は、終盤まで高温が維持できるようにしています。

 強力なので、ご家庭のブレーカーの許容量と、コンセント容量(1500W)の部分には注意する必要はあります。

 しかし、逆に、標準炊飯時の年間の電気代は、三菱の仕様だと安くなります。良い面もあります。

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 使われている釜は、厚さ最大10mm(釜底)という、本格的な厚みのある本炭釜です。

 この部分も強調できます。焼成した炭素素材を職人が芯抜きし仕上げた「職人系」の釜です。歩合率は悪くないようで、コスパはかなり良いです。

 炭素は、IHと抜群に相性が良く、ステンレス素材に比べて40倍の熱の浸透性をもち、素早く熱が回る部分に特徴があります。

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 下面に厚みを持たせが内釜なので、炊飯に重要な、細かい泡もできやすいです。内釜の性能としては、「全社通してみても、最も機能的」です。

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 冒頭に書いたように、IH炊飯については、釜は厚いほど美味しくなることは確実です。

 とくに、この製品は、99%の純度でIHの磁力を通しやすいため、発熱効率が高いです。その上で、底面を極厚にし、発熱効率を高めている点にも特長があります。

 センサーは、パナソニックほどの工夫はないです。

 ただ、上面にも温度センサーはあり、適切に火加減を調整する仕組みはみられます。

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 ご飯の堅さは、9段階で調整ができます。

 指標は「もちもち・しゃっきり」「かため・やわらか」という指標によります。

 このほか、銘柄による炊き分け50種で対応です。

 三菱の場合、銘柄を選択した場合、9段階の食感が調整できる仕様です。

 パナソニックは併用の場合は食感は3段階なので、少し仕様は良いです。

 同社の下位機と同じで長粒米モードもあります。ジャスミンライスなどは日本の炊飯器ではイマイチでしょうが、ホシユタカならば、わりとうまく炊き上がるかもしれません。

 このほか、おこげご飯も炊けます。

 下面火力も強い機種ですし、ここ強調できるでしょう。

 あとは、冷凍ご飯用、おかゆほか、中華粥、炒飯用などが見られます。

 インバウンドニーズも取り込んでいるかもしれません。

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 健康米系は、三菱の場合、以前から他社より力を入れます。

 モードとして、麦飯、胚芽米・分付き米、玄米と用意されます。

 なかでも、玄米は、とくにこだわり、やわらかめに美味しく炊く上位の炊飯機能(芳潤炊き)があるほか、逆にかためで、ビタミンB1多めに炊く美容玄米炊きが選べます。

 2025年からは、玄米(冷凍用)まで、専用モードを作る念の入れようです。

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 また、胚芽が大きいブランド品種である「金のいぶき」には専用モードもあります。

 玄米の炊飯を主にする場合、三菱は実力があります。

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 フジッコ Beanus ダイズライス 500g
  ¥2,970 Amazon.co.jp (10/4執筆時)

 一方、雑穀だと2025年から、ダイズライスモードができています。

 ダイズライスは、Atlasも初耳でした。フジッコがダイス、もち粉などを加工して、炊飯できるようにした食品とのことです。

 そのままでも炊けますが、本機は「専用モード」で、白米と1対1で混ぜて、美味しく食べさせることを意図しています。

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 このほか、低温調理機能も下位機種同様に搭載です。

 65℃〜75℃で調理可能なレシピ(サラダチキンなど)の調理ができます。

 飯の保温は、しかし、特段の工夫がないです。

 先述のような密閉構造ですのである程美味しさは持つでしょうが、余ったものは冷蔵庫に保存がよいです。利用する場合、最大24時間です。

 お手入れは、通常のIH炊飯方式なので、全機種通してごく簡単と言える製品です。

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 以上、三菱の NJ-BW10Gの紹介でした。

 100日以上かけて焼成した本炭釜を、8重の強火力で全方向から加熱し、かまどの味を再現しています。

 「しゃっきり系」で、あまり柔らかくない系のご飯の炊飯には、この炊飯機は最高の力を発揮するでしょう。ハリがあり、甘みもしっかり引き出します。

 欲を言えばもうすこし充実する保温機能が欲しいところではありますが、ないものねだりでしょう。

ーーー

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 【2024年5月発売】

 30・三菱電機 本炭釜 紬 NJ-BW10G-B
 30・三菱電機 本炭釜 紬 NJ-BW10G-W
  ¥68,900 Amazon.co.jp (10/4執筆時)

 【2023年5月発売】

 31・三菱 本炭釜 紬 NJ-BW10F-B
 31・三菱 本炭釜 紬 NJ-BW10F-W
  ¥92,000 楽天市場 (10/4執筆時)

炊飯方法:IH炊飯
圧力炊飯:
内釜素材:本炭釜
内釜厚さ:10mm
内釜保証:3年保証
保温機能:
堅さ調整:15段階+銘柄炊き

 なお、本機は、以上のような旧機が残ります(2022年機は執筆時終売)。

 新機種と外観形状が変わりますが、炊飯器としての機能性は同じです。

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 2024年機は、新機種にあった、ダイズライスの炊飯と、玄米炊飯の冷凍モードがないほどの違いです。

 2023年機は、外観ほか、先述の低温調理に対応しない点が大きな違いです。

 食感の炊き分けはただ、15段階でした。

 2022年機は、23年機とほぼ同じです。

 あえて言えば、従来からの「冷凍用のまとめ炊きが「新・まとめ炊き(冷凍用)」と名前が変わりました。あとは、少量炊飯(1合)の制御が旧式になります。

 あとは、旧機に対してなにが変わったかは示されません。

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 結論的にいえば、2024年機は、さきほどみた新機種とそこまで性能差はないので、選んでも良いでしょう。 

 それ以前のモデルも、低温調理に興味がなければ選んでも良いです。ただ、すでにそこまで安くはないです。

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 【2020年発売】

  32・三菱 本炭釜 KAMADO NJ-AWBX10-B
   ¥66,666 楽天市場 (10/4執筆時)

炊飯方法:IH炊飯
圧力炊飯:
内釜素材:本炭釜
内釜厚さ:10mm
内釜保証:3年保証
保温機能:
堅さ調整:5段階+銘柄炊き

 このほか、三菱は、流通限定(基本は三菱電機ストアのみ)ですが、NJ-AWBX10という機種を出しています。

 すでに販売のない、2020年機ベースの改良型です。

 2020年機の場合、釜部分の形状が少し違います。

 これよりあとの世代は、連続沸騰時の「吹きこぼれ防止」のため、従来より釜の口をやや広くとっていますので(上図)。

 ただ「吹きこぼれやすい」という意味ではなく、「強い火力でも吹きこぼれにくく」することで、「炊きムラの抑制を可能にした」という意味です。

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 一方、本機は、IOT化に主眼が置かれ、スマホとの連携できる点がおもな改良点になります。

 とくに、炊き分け機能の「銘柄のアップデート」と、「(炊き上がり評価による)AI学習機能」が売りです。

 そのほか、最近タイガーなども似たような機能を搭載した製品を出しましたが、ご飯の炊飯回数・炊飯量などをAIが分析し、お米の自動再発注をする仕組みがあります。

 基本は、なくなって来たことを教えてくれるだけですが、Amazon Dash(自動再発注)と連携すると、発注までやってくれます。

 Amazonは銘柄も多いですし、生活スタイルによっては便利でしょう。

 ただし、この場合、(残量が本当に正しいかはともかく)確認なしに、自動発注になってしまう部分は、すこし改善の余地はあります。

次回に続く
美味しいご飯が炊ける高級炊飯器は結論的にこの機種!

 というわけで、今回は高性能炊飯器の比較の2回目記事でした。

 しかし、記事は、まだまだ「続き」ます。

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3・高性能炊飯器の比較 (3)
 3-1:タイガー〈ご泡火炊き〉
 3-2:東芝〈炎匠炊き〉
 3-3:日立〈ふっくら御膳〉
 3-4:アイリス〈瞬熱真空釜〉
 3-5:ティファール〈ザ・ライス〉
4・高性能炊飯器の比較 (4)
 4-1:バーミキュラ〈ライスポット〉
 4-2:最終的なおすすめの提案【結論】

 続く3回目記事こちら)では、「おひつ構造」が面白いタイガーの最上位機ほか、保温に特徴がある東芝、スチームを利用する日立ほか、各社の最上位機を追加でみます。

もちもち炊飯  ★★★★★
しゃっきり炊飯 ★★★★★
ご飯の甘み   ★★★★★
保温性能    ★★★★★
手入れの手軽さ ★★★★★
総合評価    ★★★★★

 その上で、「結論編」となる4回目記事こちら)で、今回紹介した炊飯器の全機種から、目的別・予算別に最もオススメでできる機種を選定していきます。

 ひきつづき、よろしくお願いします。

 3回目記事は→こちら

posted by Atlas at 15:56 | 炊飯器

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