【今回レビューする内容】 2022年 4K対応!Ultra HD BD対応の外付けポータブルブルーレイドライブの性能とおすすめ・選び方:Windows 10 11対応 据置型も対応 ウルトラブルーレイ対応ドライブの違い・ランキング
【紹介する製品型番】 パイオニア BDR-XD08MB-S バッファロー BRUHD-PU3-BK Logitec LBD-PWA6U3VBK LBD-PWA6U3VRD LBD-PWA6U3VWH LBD-PWA6U3CVBK LBD-PWA6U3CVRD LBD-PWA6U3CVWH LBD-PVA6U3VBK RD GY WH LBD-PUD6U3LBK I-O DATA BRP-UT6UHD/CK LBD-PVA6U3CVBK LBD-PVA6U3CVWH LBD-PWA6U3LBK LBD-PWA6U3LRD LBD-PWA6U3LWH LBD-PWA6U3CLBK LBD-PWA6U3CLRD LBD-PWA6U3CLWH BD-LPWAWU3NDB LBD-LPWAWU3CNDB
今回のお題
UHD BD規格に対応するPC用外付けドライブのおすすめ製品は?
どもAtlasです。
今日は、2022年10月現在、最新の、UHD BD(4K ULTRA HD)に対応する、ブルーレイドライブを紹介します。
UHD BDは、4K映像が収録できるブルーレイの上位規格です。
映画などの販売用ブルーレイでは、(4K映像・ハイレゾ音声に対応できるのがこの規格からなので)、すでにメジャーとなっています。
フルHD画質のブルーレイと違い、4Kスペックな綺麗な映像で見ることができます。
1・ブルーレイレコーダーの比較記事
2・ブルーレイプレーヤーの比較記事
なお、この規格を扱える再生機機については、これまで、以上の2記事を書いてきました。
今回は、「パソコンでの視聴」を考えている方、あるいは、外部モニターへの「キャスト視聴」での視聴を考えている方に向けた記事です。
導入コスト面でも、他方式に比べてわりと安く導入できるため、ちょっと試したい感じの方に向くといえる方法です。
記録速度 ★★★★★
再生ソフト ★★★★★
書込ソフト ★★★★★
エラー修正 ★★★★★
本体価格 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、以下では、いつものように、各社の製品を順番に紹介していきます。
そして、上表のようなポイントから、「Atlasのおすすめ機種!」を提案していきたいと思います。
よろしくお願いします。
ーーー
1・ポータブル光学ドライブの比較 (1)
1-1:DVDドライブ
1-2:ブルーレイドライブ
2・ポータブル光学ドライブの比較 (2)
2-1:UHD-BDドライブ
3・ポータブル光学ドライブの比較 (3)
3-1:業務用ドライブ〈高速対応〉
3-2:最終的な「おすすめ機種」の提案
なお、今回は、一連のポータブルドライブの比較記事の2回目記事として書きました。
1・UHD BDドライブの選び方の基本
はじめに、PC用のUHD Blu-rayドライブの「選び方の基本」を説明しておきます。
WindowsユーザーとMacユーザー向けに分けて、注意点を書いていきます。
第1に、Windowsユーザーの場合です。
あらかじめ断っておけば、UHD BDドライブさえ買えば、4K ULTRA HDコンテンツがパソコンで再生できるとは、残念ながらいきません。
再生に対応するには、専用ソフトが必要だからです。
WindowsのOS標準機能では再生できません。
皆さんがお持ちかもしれないBlu-ray再生ソフトも、4K ULTRA HDに「しっかり」対応するのは、ごく最近のソフトだけです。
代表的なソフトは、Atlasの知る限り、2つあります。
【2022年5月発売】
サイバーリンク PowerDVD 22 Ultra 通常版
¥10,764 Amazon.co.jp (10/20執筆時)
第1に、サイバーリンクのPowerDVD 22 Ultraです。
価格は高いですが、毎年バージョンアップを重ねていることもあり、画質補正面の技術水準ほか、新技術の対応(8K・360度VR)は最も進んでいます。
安定性・信頼性を重視するならば、このソフトはオススメです。システム要件の(PowerDVD 22)の表示も、分かりやすいです。
【2019年発売】
Corel WinDVD Pro 12
¥4,500 Amazon.co.jp (10/20執筆時)
第2に、CorelのWinDVD Pro 12です。
こちらは、値段の安さが売りです。
ただ、画像補正部分や新技術への対応の部分で少し落ちます。
信頼性は、(価格の安さで買われる方も多いため)ネットレビューも芳しくない部分があります。
ただ、システム要件(WinDVD Pro 12)をクリアしていれば、多くの場合は問題なく使えるとは言えます。
ただ、その要件の説明がかなり分かりにくいのが難ですので、トラブルを抱えたくない場合は、やはり、PowerDVDかとは思います。
---
一方、光学ドライブに、再生ソフトが付属(バンドル)する機種が少しあります。
いわゆる「ライトエディション」ですが、シンプルに4K ULTRA HDに対応できるだけで良いならば、こうしたもので、問題ありません。
あまり詳しくない方は、こうしたモデルを選んでしまうのも「あり」です。
後ほど、具体的な製品紹介の部分で書きますが、正規版の最新ソフトとの機能差に注意しつつ、ソフトとドライブのトータルコストを考えながら選ぶのが良いかと思います。
今回は、この部分に注意して、書くつもりです。
【ダウンロード版】
・Mac go Mac Blu-ray Player PRO
¥10,120 Amazon.co.jp (10/20執筆時)
・gemsoft ZEUS PLAYER
¥2,891 Amazon.co.jp (10/20執筆時)
第2に、Macユーザーの場合です。
Macの場合、Apple純正の対応プレーヤーがないです。
また、サードパーティのブルーレイ再生ソフトも、市販されている映画などの4K ULTRA HDコンテンツの再生には未対応な状態です。
1・Mac用外付DVDドライブの比較
2・Mac用ブルーレイドライブの比較
3・Mac用ブルーレイ視聴ソフトの比較
4・Mac用ブルーレイ書込ソフトの比較
結論的に言えば、このブログの【Mac用ブルーレイ再生ソフトの比較記事】でも書いたように、Mac環境では現状で利用できません。
正確に言えば、UHD-BD形式のファイルは扱えますが、ディスクを扱うことが無理という状況です。
ネットストリーミング重視のAppe社の方針上、まず間違いなく、今後の対応は期待できないです。
Mac用ならば(素直に)非対応のドライブが安いので、そちらで良いでしょう。
2回目の記事(こちら)で紹介しています。
2-1・Ultra HD BDドライブの比較
それでは、具体的な製品を紹介していきましょう。
---
なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【2022年発売モデル】
【USB-Aケーブルのみ】
1・Logitec ブラック LBD-PWA6U3VBK
2・Logitec レッド LBD-PWA6U3VRD
3・Logitec ホワイト LBD-PWA6U3VWH
¥12,600 Amazon.co.jp (10/20執筆時)
【USB-Aケーブル+USB-Cケーブル】
4・Logitec ブラック LBD-PWA6U3CVBK
5・Logitec レッド LBD-PWA6U3CVRD
6・Logitec ホワイトLBD-PWA6U3CVWH
¥13,345 Amazon.co.jp (10/20執筆時))
ドライブ:Ultra HD BD
読出速度:6倍速 (BD-R)
書込速度:6倍速 (BD-R)
対応メディア:CD DVD BD UHD-BD
エラー防止:なし
UHD再生ソフト:なし
USB規格:USB 3.0
ケーブル:USB-A USB-C
重さ:230g
記録速度 ★★★★☆
再生ソフト ☆☆☆☆☆
書込ソフト ★★★★★
エラー修正 ★★★☆☆
本体価格 ★★★★★
総合評価 ★★★★☆
LBD-PWA6U3LシリーズとLBD-PWA6U3CLシリーズは、日本の周辺機器メーカーであるロジテックのUHD-BD対応ブルーレイドライブです。
本体は、非常に薄く、持ちはこびにも適するドライブです。
再生フォーマットは、UHD-BDのほか、ブルーレイ・DVDに全て対応可能です。
書込フォーマットは、100GB以上のBD-XLメディアを含めて、BD-R(1層25ギガ)、BD-R XL(2層50ギガ)などの記録・再生に対応します。
もちろん、CD・DVDメディアにも対応です。
そのほか、経年変化に強く耐久性がある、M-DISC BDにも対応しています。
【2022年5月発売】
サイバーリンク PowerDVD 22 Ultra 通常版
¥10,764 Amazon.co.jp (10/20執筆時)
UHD BD再生ソフトは、未付属です。
先述のように、OS標準機能で再生はできないので、Ultra HDに対応するためには、サードパーティの再生ソフトが必要です。
ロジテックは、PowerDVD系列を推奨しますが、対応できるソフトの最新版がこちらです。
書込ソフトは、Roxio Secure Burn for Logitecが付属します。
老舗のソフトですし、機能面では問題ありません。
再生ソフトは、WIN DVD for Logitecです。
UHD BDの再生はできませんが、ブルーレイ・DVDには対応する製品です。
動画編集ソフトは、Coral VideoStudio for Logitecが付属です。
「ライトエディション」ではありますが、簡単な編集とオーサリングが可能です。
Logitec ACアダプタ LA-10W5S-10
¥1,064 Amazon.co.jp (10/20執筆時)
外部電源アダプターは、未付属です。
PC本体からの給電で問題なく動きますが、ハブを使う場合などは、別売となります。
エレコム microB-USB-Cケーブル
¥2,241 Amazon.co.jp (10/20執筆時)
接続端子は、本体側がUSB-mircoB端子です。
ケーブルは、USB-Aケーブルが付属しており、差すだけで利用できます。
また、上位機は、これに加えて、最近普及してきたUSB-Cケーブルも付属します。
必要な方は、上位機を選ぶと良いでしょう。
---
以上、ロジテックのLBD-PVA6U3Vシリーズの紹介でした。
本体も薄型で、比較的格安で手に入れられる点で良い機種です。
ただ、UHD-BD対応の再生ソフトの未付属なので、他社機と総費用を比較する場合は注意してください。
ーーー
【2017年発売モデル】
【USB-Aケーブルのみ】
7・Logitec ブラック LBD-PVA6U3VBK
8・Logitec グレー LBD-PVA6U3VGY
9・Logitec レッド LBD-PVA6U3VRD
10・Logitec ホワイト LBD-PVA6U3VWH
¥8,500 Amazon.co.jp (10/20執筆時)
【USB-Aケーブル+USB-Cケーブル】
11・Logitec ブラック LBD-PVA6U3CVBK
12・Logitec ホワイト LBD-PVA6U3CVWH
¥8,400 Amazon.co.jp (10/20執筆時)
ドライブ:Ultra HD BD
読出速度:6倍速 (BD-R)
書込速度:6倍速 (BD-R)
対応メディア:CD DVD BD UHD-BD
エラー防止:なし
UHD再生ソフト:なし
USB規格:USB 3.0
ケーブル:USB-A USB-C
重さ:230g
記録速度 ★★★★☆
再生ソフト ★★★☆☆
書込ソフト ★★★★★
エラー修正 ★★★☆☆
本体価格 ★★★★★
総合評価 ★★★★☆
なお、本機については、旧製品が残ります。そちらの場合、グレー色があります。
本体性能も、ソフト構成は新機種と変わりません。
Windows11の動作確認も取れている機種ですし、少し安いですので、こちらを選んで良いかと思います。
ただし、別売のソフトをかわない場合、UHD-BD対応の再生ソフトが未付属という部分が注意点です。
ーーーー
【2017年発売モデル】
【USB-Aケーブルのみ】
13・Logitec ブラック LBD-PUD6U3LBK
14・Logitec グレー LBD-PUD6U3LGY
15・Logitec レッド LBD-PUD6U3LRD
16・Logitec ホワイト LBD-PUD6U3LWH
¥9,880 Amazon.co.jp (10/20執筆時)
ドライブ:Ultra HD BD
読出速度:6倍速 (BD-R)
書込速度:6倍速 (BD-R)
対応メディア:CD DVD BD UHD-BD
エラー防止:なし
UHD再生ソフト:なし
USB規格:USB 3.0
ケーブル:USB-A
重さ:230g
記録速度 ★★★★☆
再生ソフト ★★☆☆☆
書込ソフト ★★★★★
エラー修正 ★★★☆☆
本体価格 ★★★★★
総合評価 ★★★★☆
さらに、ロジテックは、2017年仕様については、下位機種を販売しています。
本体の性能面は同じです。
ソフトは、ただし、動画再生ソフトのWIN DVD for Logitecが省略され、書込ソフトのみ付属です。
UHD-BDを含めて、再生ソフトは別に入手するつもりならば、割安で良いでしょう。
エレコム microB-USB-Cケーブル
¥2,241 Amazon.co.jp (10/20執筆時)
なお、ケーブルはUSB-Aケーブルのみなので、USB-C接続をしたい場合は、ケーブルか、変換アダプタが必要です。
【2020年発売モデル】(在庫限り)
【USB-Aケーブルのみ】
17・Logitec ブラック LBD-PWA6U3LBK
18・Logitec レッド LBD-PWA6U3LRD
19・Logitec ホワイト LBD-PWA6U3LWH
¥9,173 Amazon.co.jp (10/20執筆時)
【USB-Aケーブル+USB-Cケーブル】
20・Logitec ブラック LBD-PWA6U3CLBK
21・Logitec レッド LBD-PWA6U3CLRD
22・Logitec ホワイトLBD-PWA6U3CLWH
¥9,711 Amazon.co.jp (10/20執筆時))
ドライブ:Ultra HD BD
読出速度:6倍速 (BD-R)
書込速度:6倍速 (BD-R)
対応メディア:CD DVD BD UHD-BD
エラー防止:なし
UHD再生ソフト:なし
USB規格:USB 3.0
ケーブル:USB-A USB-C
重さ:230g
記録速度 ★★★★☆
再生ソフト ☆☆☆☆☆
書込ソフト ★★★★★
エラー修正 ★★★☆☆
本体価格 ★★★★★
総合評価 ★★★★☆
LBD-PWA6U3Lシリーズも、ロジテックの製品です。
【2020年発売モデル】で「在庫限り」の旧機種です。
本機については、ここまでみた製品と、仕様は同じです。
一方、ここまでみた機種とは、ソフト構成が異なります。
サイバーリンク PowerDVD 22 Ultra 通常版
¥8,800 CyberLink.com (10/20執筆時)
UHD BD再生ソフトは、本機も未付属です。
ただ、【2020年発売モデル】に限っては、保証期間中(1年)に限り、サイバーリンク社製ソフトの15%割引券が付属します。
同社のキャンペーン割引と併用できるので、時期によっては安く買える傾向です。
書込ソフトは、CyberLinkのPower2Go 8 for BDが添付です。
有名どころで、安定性もあります。実用上問題ないでしょう。
再生ソフトは、(普通の)ブルーレイ・DVD用をふくめて未付属です。
DVD再生は、Windows10はOS標準で対応しませんので、再生ソフトの添付は意味がある部分です。
ようするに、PowerDVDを買うならば重複するわけで、買って貰うための「15%割引」なのだと言えます。
付属ケーブルは、USB-C USB-Aともに付属です。
問題ありません。
あとの部分は、先ほどみた2022年機と同じです。
---
以上、LBD-PWA6U3Lシリーズの紹介でした。
最新正規版の PowerDVD 22 Ultraを買うことを前提とするならば「お買得」な製品です。
別にソフトを買った場合との値段差を見比べつつ、安いようならば選択肢になります。
【2021年】
【USB-Aケーブルのみ】
23・ ロジテック LBD-LPWAWU3NDB
¥8,780 Amazon.co.jp (10/20執筆時)
【USB-Aケーブル+USB-Cケーブル】
24・ ロジテック LBD-LPWAWU3CNDB
¥8,980 Amazon.co.jp (10/20執筆時)
ドライブ:Ultra HD BD
読出速度:6倍速 (BD-R)
書込速度:6倍速 (BD-R)
対応メディア:CD DVD BD UHD-BD
エラー防止:なし
UHD再生ソフト:なし
USB規格:USB 3.0
ケーブル:USB-A USB-C
重さ:230g
記録速度 ★★★★☆
再生ソフト ★★☆☆☆
書込ソフト ★★☆☆☆
エラー修正 ★★★☆☆
本体価格 ★★★★★
総合評価 ★★★★☆
LBD-LPWAWU3CNDB もロジテックの販売するUHD-BD対応ブルーレイドライブです。
同社のダイレクト販売限定の製品です。
本体は、ここまで見た製品とほぼ同じ形状で、重さも230gです。
ただ、固定用にケンジントンロックがあるほか、付属ケーブルを収納するための溝があるのが特徴です。
これらの点で「ビジネス向き」と言えるでしょう。
書込フォーマットは、下位機種と同じです。
100GB以上のBD-XLメディアを含めて、同じように対応できます。
UHD BD再生ソフトは、未付属です。
さらに、書込ソフト・再生ソフト・動画編集ソフトなどは、DVD・ブルーレイ用のものも含めて未付属です。
Logitec ACアダプタ LA-10W5S-10
¥1,064 Amazon.co.jp (10/20執筆時)
外部電源アダプターは、未付属です。
必要ならば別に買うことになります。
接続端子は、本体側がUSB-mircoB端子です。
ただ、ケーブルは、本機の場合も、USB-Cケーブルも付く機種が選択できます。
---
以上、ロジテックのLBD-LPWAWU3CNDB の紹介でした。
完全に「ソフト未付属」にした、「ビジネス用の格安機」でしょう。
ただ、4層のBD-R XLなどに書込をしたいというニーズは一定層ありそうなので、そうした用途には合うでしょう。
仕様も、仕事用のモバイルするにも、職場で固定するのにも、便利そうです。
【2017年発売】
25・バッファロー BRUHD-PU3-BK
¥ 13,700 Amazon.co.jp (10/20執筆時)
ドライブ:Ultra HD BD
読出速度:6倍速 (BD-R)
書込速度:6倍速 (BD-R)
対応メディア:CD DVD BD UHD-BD
エラー防止:なし
UHD再生ソフト:PowerDVD 14
USB規格:USB 3.0
ケーブル:USB-A 直付/USB-C変換
重さ:300g
記録速度 ★★★★☆
再生ソフト ★★★★★
書込ソフト ★★★★★
エラー修正 ★★★☆☆
本体価格 ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
BRUHD-PU3-BKは、周辺機器メーカーバッファローが販売するUHD-BD対応のブルーレイドライブです。
本体色は、ブラックのみです。本体も300g とやや重めです。
しかし、本体の内部にケーブルが収納できるため、持ちはこびの便利さは見所があります。
再生フォーマットは、UHD-BDのほか、ブルーレイ・DVDに全て対応可能です。
書込フォーマットは、こちらも、100GB以上のBDXLメディアを含めて、BD-R(1層25ギガ)、BD-R XL(2層50ギガ)などの記録・再生に対応します。DVDメディアにも対応です。
その他、こちらも、M-DISC BDにも対応しています。
UHD BD再生ソフトは、バッファローの場合、CyberLink PowerDVD 14が無償で添付です。
別にソフトが必要ない部分で、本機は手軽です。
【2022年5月発売】
サイバーリンク PowerDVD 22 Ultra 通常版
¥10,764 Amazon.co.jp (10/20執筆時)
一方、搭載バージョンの差による現行製品との差は、確認が必要でしょう。
さすがに2014年登場のソフトなので、製品版との差はあります。
例えば、画像と音声のソフト的な補完(TrueTheate)は、PowerDVD14だと非対応です(製品版だと15以降)。
そのほか、8K動画や360 度VR オーディオ・ビデオ機能など、最新コンテンツにも対応できません。
---
結論的にいえば、事実上の「ライトエディション」ではあります。4K UHD BDディスクをシンプルに再生できれば良いという、カジュアルな利用者に向きます。
なお、細かい機能差については、メーカーが示すバンドル版の機能表(PowerDVD14)と最新版の機能表(PowerDVD 22 )を見比べてください。
書込ソフトは、Power2Go 8.0 LEが付属します。
性能面で、問題ありません。
動画編集ソフトは、CyberLink PowerDirector 14 HEが付属です。
実質的に正規版の「ライトエディション」です。
そのほか、CyberLink PowerDirector 14 HEとCyberLink MediaShow 6.0 HEも付属しますが、やはり「ライトエディション」です。
基本的に、あまりこの部分を見て選ばなくても良いと思います。
外部電源アダプターは、用意されません。
しかし、その代わりに補助電源ケーブルが付属します。
Windows用のネットブックなどでも利用したい人には便利でしょう。さらに、電力が不足している場合、LEDが赤く灯る機能も搭載されます。
接続端子は、バッファローの場合、持ちはこびの収納性を確保するための機構があるので、本体に直付けとなります。
そのため、新型のUSB Type-C規格搭載のユーザむけに、USB-C変換ケーブルが付属します。
ただ、その場合、左図のような変換コネクタを中間に付ける形式となります。実用性は問題ないでしょうが、少し不格好でしょう。
---
以上、バッファローの BRUHD-PU3-BKの紹介でした。
ポイントは、CyberLink PowerDVD 14が無償添付される点でしょう。
UHD BDを公式サポートするソフトの添付は嬉しい部分でしょう。
一方、本体価格は高めなので、機能面で 最新版のPowerDVDが必要と考える方は、ロジテックのほうが良いでしょう。ただ、上位と下位の差は、主に編集機能の側面なので、一般的にはこちらでしょう。
【2019年発売】
26・I-O DATA BRP-UT6UHD/CK
¥9,397 Amazon.co.jp (10/20執筆時)
ドライブ:Ultra HD BD
読出速度:6倍速 (BD-R)
書込速度:6倍速 (BD-R)
対応メディア:CD DVD BD UHD-BD
エラー防止:なし
UHD再生ソフト:WinDVD UHD BD
USB規格:USB 3.0
ケーブル:USB-A USB-C
重さ:240g
記録速度 ★★★★☆
再生ソフト ★★★★★
書込ソフト ★★★★★
エラー修正 ★★★☆☆
本体価格 ★★★★☆
総合評価 ★★★★☆
BRP-UT6UHD/CKは、日本の周辺機器メーカーのアイオーデータが販売するUHD-BD対応のブルーレイドライブです。
本体色は、ブラックのみです。
一方、軽量性とスリムさを売りにする機種です。
持ち運ぶ際には良いですが、制震性・静音性と両立しない部分なので、一長一短はあります。
再生フォーマットは、UHD-BDのほか、ブルーレイ・DVDに全て対応可能です。
書込フォーマットは、こちらも、100GB以上のBDXLメディアを含めて対応です。
その他、こちらも、M-DISC BDにも対応しています。
【2019年】
Corel WinDVD Pro 12
¥4,500 Amazon.co.jp (10/20執筆時)
UHD BD再生ソフトは、CorelのWinDVD UHD BDのダウンロード権が付属します。
Corelもこの分野の老舗企業で、サイバーリンク PowerDVD のライバル的な製品です。
本機については、製品版との機能差の説明はないです。
ただ、説明書の記載をみる限り「ライトエディション」的なもので間違いないです。
正規版でみられるような画質向上機能などは省略で、単純に「ディスクを入れて再生」だけできるようなものです。
一方、執筆時確認したところ、本機は、「Intel 第10世代までのCPU」のみの対応で、しかも、Windows11にも非対応です。大きな注意点です。
書込ソフトは、B’s Recorder 14が付属です。
そのほか、ハイレゾ対応のサウンドプレーヤー(CurioSound for I-O DATA)のダウンロードが可能です。
動画編集ソフトは、他社と異なり「未付属」です。
ただ、他社機も試用版のようなものですし、あまり問題ないでしょう。
I-O DATA USB-ACADP5R
¥1,682 Amazon.co.jp (10/20執筆時)
外部電源アダプターは、別売です。
接続端子は、ドライブ側にUSB3.0(mircoB) 端子を装備します。
その上で、USB-A・USB-Cともに50cmケーブルが付属するという構成です。本体端子がUSB-Cでないのは、古くさいですが、実用上、問題ないでしょう。
---
以上、アイオーデータのBRP-UT6UHD/CKの紹介でした。
先述のように、肝心なソフト部分で、対応に大きな問題点がある製品です。
今後解決されるかもしれませんが、現状選ぶべきではないですし、正直、売り続けるのも、少し問題でしょう。
【2021年発売】
27・パイオニア BDR-XD08MB-S
¥15,600 Amazon.co.jp (10/20執筆時)
ドライブ:Ultra HD BD
読出速度:6倍速 (BD-R)
書込速度:6倍速 (BD-R)
対応メディア:CD DVD BD UHD-BD
エラー防止:PureRead4+
UHD再生ソフト: PowerDVD 14
USB規格:USB 3.0
ケーブル:USB-A USB-C(変換)
重さ:230g
記録速度 ★★★★☆
再生ソフト ★★★★★
書込ソフト ★★★★★
エラー修正 ★★★★★★
本体価格 ★★★★☆
総合評価 ★★★★★★
こちらは、パイオニアの展開するUHD-BD対応のドライブです。
価格帯的に言えば「上級モデル」と言えます。
本体色は、黒のみです。重さは230gです。
同社の場合、以前は、メディアが自動的にローディングするスロットローディング式で、現行機より少しスリムでした。
こちらは、普通の蓋をあけるクラムシェル式です。
個人的には、スロットローディング式は、ギミック的に故障の可能性が常にあることと、故障時にメディアが取り出せない場合もあるため、普通のクラムシェル式のが好きです。
ケースは、表面にラバーコーティングをして高級感と耐久性を高めている点が相違点です。
再生フォーマットは、UHD-BDのほか、ブルーレイ・DVDに全て対応可能です。
書込フォーマットは、こちらも、100GB以上のBDXLメディアを含めて、BD-R(1層25ギガ)、BD-R XL(2層50ギガ)などの記録・再生に対応します。
DVDメディアにも対応です。
UHD BD再生ソフトは、バッファローの場合と同じで、CyberLink PowerDVD 14が無償添付です。
UHD-BD対応なので、買い増す必要はないでしょう。こちらの場合も、実質的に正規版の「ライトエディション」ではありますが、視聴に支障はないでしょう。
書込ソフトは、Power2Go 11.0 です。
動画編集ソフトも、CyberLink PowerDirector 16 LEです。
「ライト版」ですが、ここ目当てで選ぶ人も少ないでしょうし、問題ありません。
音質面の工夫は、この機種の特長です。
パイオニアは、独自にPureReadと呼ぶ機能を搭載しており、CDの読み取り時に、キズなどによるエラー補正をより強力に行います。
CDのリッピングを考えているならば、選択肢として候補になるでしょう。
一方、この仕組みには「世代」があるのですが、本機はPureRead4+です。
以前のPureRead3+は、通常キズなどによるエラー補正は、「1つの設定値」で行っていました。しかし、今回のバージョンアップで、「一度に複数の解析を並行処理」するようになりました。
そのため、エラー訂正機能は、旧機に比べて相当強化され、パイオニアでは最高になっています。
映像再生面の工夫は、レンタルブルーレイなどのキズについて、コマ落ち時も停止してしまわずに再生可能なPowerRead機能が装備されます。
その上で、4MBのバッファメモリが搭載されているため、映像再生時の遅延対策も優れます。
接続端子は、端末側はUSB-C端子です。
その上で、USB-Aは付属ケーブルで、USB-Cは変換ケーブルで対応する方式です。
---
以上、パイオニアの新しいドライブの紹介でした。
バッファローと同じく、CyberLink PowerDVD 14が無償添付です。
その上で、再生面と書込面でプラスアルファの品質を確保している点が魅力でしょう。
UHD-BD対応ドライブを選ぶ方は、映像メディアの再生が多いでしょうから、余裕のあるバッファメモリを搭載する本機は魅力と言えます。
その上で、音楽などのCDのリッピングなどを多用する方については、かなり期待できる機種だと思います。
ここでみたPureRead4+は、かなり時間をかけて開発したらしく、高級フラッグシップ機だけの導入です。
今回、外観を高級にするなど、本質的に必要の無い改良をしたのも、補整機能の価値を「分かる人だけに買って欲しい!」という思惑からだと感じます。
今回の結論
UHD BD対応のPC用ドライブのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、UHD-BD対応のブルーレイドライブの比較でした。
しかし、記事は、もう少しだけ「続き」ます。
1・ポータブル光学ドライブの比較 (1)
1-1:DVDドライブ
1-2:ブルーレイドライブ
2・ポータブル光学ドライブの比較 (2)
2-1:UHD-BDドライブ
3・ポータブル光学ドライブの比較 (3)
3-1:業務用ドライブ〈高速対応〉
3-2:最終的な「おすすめ機種」の提案
記録速度 ★★★★★
再生ソフト ★★★★★
書込ソフト ★★★★★
エラー修正 ★★★★★
本体価格 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
最終回となる、3回目記事(こちら)では、少し大きめながら高速の業務用ドライブをみていきます。
その上で目的別、用途別に、Atlasのおすすめ機種!をいつものように、提案していきます。
引き続き、よろしくお願いします。
3回目記事は→こちら
−
記事がお役に立てましたら、以下のTwitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。