【今回レビューする内容】2022年 ハードディスクレコーダーの性能とおすすめ・選び方:安くTVを録画できる方法と機材:ブルーレイレコーダー 録画テレビチューナーTVを利用した格安録画方法の解説:1万円台〜3万円台
【比較する製品型番】IODATA HVTR-T3HD1T HVTR-T3HD2T REC-ON HVTR-BCTX3 HVT-4KBC2T パナソニック DMR-2W51 ソニー BDZ-ZW1700シャープ ブルーレイ2B-C05DW1 東芝 ブルーレイ BDZ-ZW1800 東芝 REGZA D-M210 フナイ FHR-HM2040
今回のお題
できるだけ安くTV録画環境を作るのにおすすめの機材はどれ?
どもAtlasです。
今日は、2022年3月現在、最新のTV用録画機器(レコーダー)の比較です。
1・HDDレコーダー
=2万円台の予算〜
2・低価格 ブルーレイ
=3万円台の予算〜
3・TVのHDD録画の利用
=1万円台の予算〜
今回は、上のような項目に分けつつ、それぞれのジャンルについて、格安のレコーダーに「限定」して比較します。
また、4番では、テレビに、HDDだけを付属させるなど、「極めて安上がり方法」も紹介します。
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本体価格の安さ ★★★★☆
チューナー数 ★★★☆☆
録画時間の長さ ★★★★★
画質の良さ ★★★★☆
設置の容易さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、以下では、いつものように、各製品をレビューしていきます。
そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、「Atlasのおすすめ機種」を提案する形式で書いていきます。
1・HDDレコーダーの比較
はじめに、ハードディスクレコーダー(HDDレコーダー)を比較します。
ブルーレイの再生は対応しませんが、市価が安めというモデルです。
ただ、日本の中堅以上の家電メーカーでこのタイプを生産するのはアイオーデータと東芝だけなので、そちらの製品を紹介します。
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以下では、Atlasのおすすめポイントは赤字で、イマイチと思う部分は青字で記していきます。
【1TB】
1・IODATA HVTR-T3HD1T
¥23,800 Amazon.co.jp (3/1執筆時)
【2TB】
2・IODATA HVTR-T3HD2T
¥26,980 Amazon.co.jp (3/1執筆時)
【4TB】【Amazon・EC限定】
3・IODATA HVTR-T3HD4/E
¥31,869 Amazon.co.jp (3/1執筆時)
チューナー数:3
長時間録画:12倍対応
LAN接続:有線LAN
HDD容量:1TB/2TB
HDD録画:外付け対応可
超解像度技術 :非対応
ノイズリダクション:非対応
ドライブ:なし
HVTR-T3HDTシリーズは、日本のPC周辺機器メーカーのIODATA(アイオーデータ)の販売するハードディスクレコーダーです。
同社は、ハードディスクや、NASに強みのあるメーカーで、その延長線上の製品です。
本体は、2パーツ構成です。
大きな筐体のチューナー部分と、小さい筐体のHDD部分に分かれています。
ただ、両者は連動しており、未使用時はハードディスクもスタンバイとなります。
なお、チューナーには、ディスクスロットがないので、ブルーレイに加えて、DVDメディアの再生にも未対応な機器です。
チューナーの数は、地デジとBS/CSのチューナーとがそれぞれ3つです。
トリプルチューナー機(ブルーレイ機)は他社では、倍以上の値段と言うことをふまえると、「お買得感が高い」です。
内蔵HDDの容量は、3機種で異なります。
HVTR-T3HD1Tは1TB、HVTR-T3HD2Tは2TB、HVTR-T3HD4/Eは4TBです。
特徴的なのは、本体自体にはHDDを挿入せず、外付けのハードディスクがそれぞれ付属する点です。
4TBモデルだけ、大きな据え置き型ですが、それ以外は、持ち運べるサイズですので、設置性には問題ないでしょう。
また、格安な他社モデルと較べた場合、画像を圧縮した長時間録画に対応する点も魅力です。
最大12倍まで対応するため、ヘビーユーザーも満足できる仕様です。
番組表は、こちらもEPG(電子番組情報)対応です。
こちらについては、各社対応しますが、データの視認性は異なります。基本的にTVを出しているメーカーが圧倒的に使いやすいのですが、そうした企業は別格とすれば、アイオーデータもそれなりに使いやすいです。
便利機能としては、追っかけ再生や、おまかせ録画機能は搭載されます。
また、自動チャプター作成で、CM部分がワンボタンで飛ばせる「おまかせチャプター」機能は魅力です。
ネットワーク機能も、この機種の魅力です。
この製品には有線LANポートがあり、それに接続する場合、自宅の中のほか、外出先のスマホ(iOS/Android)やWindowsPCからも録画番組や放送中の番組が見られます。
REC-ON App という無料アプリが、iOS系とAndroid系双方に用意されており、これを利用します。
最近の「ブルーレイレコーダー」では基本搭載の機能とはいえ、対応は嬉しい部分です。
もちろん、スマホなどで外出先からの予約録画も可能です。
【2TB】【Amazon限定モデル】
・IODATA EX-HDAZ-UTL2K
¥8,480 Amazon.co.jp (3/1執筆時)
ハードディスクの追加は、当然ですが、この機種の場合「対応」します。
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以上、 HVTR-T3HDTシリーズの紹介でした。
本体価格は「爆安」ではありません。ただ、3番組同時録画・長時間録画・外からどこでも視聴など、最近のトレンドを全ておさえた機種としては、「激安」です。
その意味では、ブルーレイは不要だが、「安くて高性能な製品を探している」といった方には向くでしょう。
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4・IODATA REC-ON HVTR-BCTX3
¥19,800 Amazon.co.jp (3/1執筆時)
チューナー数:3
長時間録画:12倍対応
LAN接続:有線LAN
HDD容量:なし
HDD録画:外付け対応可
超解像度技術 :非対応
ノイズリダクション:非対応
ドライブ:なし
なお、アイオーデータからは、HVTR-BCTX3という製品も販売されます。
こちらは、要するに、HVTR-T3HDTシリーズからハードディスクを除いた製品です。
【2TB】【Amazon限定モデル】
・IODATA EX-HDAZ-UTL2K
¥8,480 Amazon.co.jp (3/1執筆時)
ご自宅にあるHDDを流用したり、よりサイズの大きなHDDを選びたい方のためのモデルです。
最高画質でも8TBのHDDでは1000時間以上、地上波が録画可能です。
もちろん、最高12倍録画まで可能なので、相当量が録画できるでしょう。
【2TB】
5・IODATA HVT-4KBC2T
¥11,980 Amazon.co.jp (3/1執筆時)
チューナー数:1(新4K放送専用)
長時間録画:
LAN接続:有線LAN
HDD容量:2TB
HDD録画:外付け対応可
超解像度技術 :非対応
ノイズリダクション:非対応
ドライブ:なし
HVT-4KBC2Tは、アイオーデータが発売するハードディスクレコーダーです。
チューナーの数は、1つです。
ただ、搭載されるのは、新4K放送専用チューナーのみなので、普通のレコーダーとしては利用できない製品です。
要するに、こちらは、このブログの【新4K放送チューナーの比較記事】で紹介した同社のチューナーに、外部HDDを別に添付したという「ニコイチ」の製品です。
内蔵HDDの容量は、2TBと十分です。
番組表は、同社の下位機種と同じで、EPG(電子番組情報)対応です。
一方、アイオーデータは、テレビを販売していないメーカーなので、東芝と比較してしまうと、録画や番組表周りの性能は、相当程度の差があります。
ネットワーク機能は、有線ポートは付属です。
ただし、新4K放送専用のため、スマホ視聴などの機能は未付属です。
REC-ON App という無料アプリが、iOS系とAndroid系双方に用意されており、これを利用します。
最近の「ブルーレイレコーダー」では基本搭載の機能とはいえ、対応は嬉しい部分です。
もちろん、スマホなどで外出先からの予約録画も可能です。
【2TB】【Amazon限定モデル】
・IODATA EX-HDAZ-UTL2K
¥8,480 Amazon.co.jp (3/1執筆時)
ハードディスクの追加は、「対応」できます。
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以上、HVT-4KBC2Tの紹介でした。
通常チューナーは保たないので、一般的な激安HDDレコーダーと間違わないように注意が必要な機種です。
本体も実質2機となる変則的な構成なので、この部分も注意が必要です。
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なお、新4K放送については、視聴には、アンテナ・ケーブルなどの設備の更新が必要です。
興味のある方は、このブログの【新4K放送チューナーの比較記事】で説明したので、のちほどご覧ください。
【2020年】
6・東芝 REGZA D-M210
¥37,600 Amazon.co.jp (3/1執筆時)
チューナー数:6
長時間録画:12倍対応
LAN接続:無線LAN 有線LAN
HDD容量:2TB
HDD録画:外付け対応可
超解像度技術 :非対応
ノイズリダクション:非対応
ドライブ:なし
D-M210は、東芝の販売するHDDレコーダーです。
本機は、いわゆる「全録(タイムシフト)」機ですが、ブルーレイドライブを省略することで値頃感を出したという製品です。
チューナーの数は、地デジ・BS/CS・新4K放送共用チューナー6つです。
相当多いですが、これは本機が「タイムシフト機」だからです。
本機は、最大6chを1日中録画可能です(正確には、毎日1時間はHDDのメンテ時間)。
6chのうち2chは通常録画にも回せますが、フルに利用した場合、長時間モードで「6チャンネル7日分」の録画ができます。
内蔵HDDの容量は、2TBです。
この領域のうち、タイムシフトと通常録画との領域2つに分けて利用します。
なお、タイムシフトに割り振った領域は、DR画質(無劣化)録画はできません。最大でも「2倍相当」が画質的に最高です。
番組表は、タイムシフト機なので、通常は消えていく過去の番組表も設定期間まで見れます。
これを元にして、見たい番組を選んで、過去の番組をみるというのが、タイムシフト機のだいご味です。
便利機能は、充実します。
詳しくは、本機の機能に加えてブルーレイも搭載する同社の機種を紹介した【東芝のブルーレイの比較記事】で紹介しています。
やはり、時短視聴に関わる機能に特長があります。
ネットワーク機能も、有線LANのほか、無線LANも付属します。
本機については、スマホ視聴も視野に入れた製品です。
自宅内でWi-Fiを利用しての録画した番組の持ち出しほか、Wi-Fi経由で外出先からの遠隔視聴にも対応します。
なお、後者については、放送中の番組にも対応します。
【2TB】【Amazon限定モデル】
・IODATA EX-HDAZ-UTL2K
¥8,480 Amazon.co.jp (3/1執筆時)
ハードディスクの追加は、対応します。最大6台まで登録でき、同時には4台まで接続可能です。
というより、全録をフルに楽しむには増設はマストでしょう。
2TBを増設すると最大15.5日録画できます。大きなテレビで見るならば画質も少し上げたいところなので、1週間で良いという方も、やはり増設はすべきでしょう。
外付HDDはどれでも良いですが【外付けHDDの比較記事】で紹介した、上記のような高耐久モデルを選ぶべきです。なぜなら、全録は、中の円盤が24時間ほぼ回転しっぱなしだからです。
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以上、 東芝のD-M210の紹介でした。
タイムシフト機を格安で欲しい方に向けた製品と言えます。他社にもこの仕組みを持つ製品はあります。
ただ、【東芝のブルーレイの比較記事】でも書いたように、東芝は、20年以上この仕組みを研ぎ澄ましてきたので、使い勝手の部分がかなり良いです。ディスク再生不要ならば、買って後悔することは少ないでしょう。
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【2021年】
7・フナイ FHR-HM2040
¥44,222 楽天市場 (6/26執筆時)
チューナー数:6
長時間録画:12倍対応
LAN接続:無線LAN 有線LAN
HDD容量:2TB
HDD録画:外付け対応可
超解像度技術 :非対応
ノイズリダクション:非対応
ドライブ:なし
なお、日本のフナイ電機も最近、BDドライブを搭載しない「まるごと録画ハードディスク」を出しました。
1・通常録画ができない
2・BS・CSが録画できない
3・ダビング(ムーブ)できない
本機を、1つ上の東芝と比較すると、値段部分以外に、以上のような弱点が見られます。
UI(ユーザーインターフェイス)もイマイチで、番組表と連動し、はや見などの機能が充実する東芝機と比べると、性能面・価格面で競争力がないです。
おすすめすべきポイントが見あたらないので、2機からならば、圧倒的に東芝でしょう。
「タイムシフト機能」を長年研ぎ澄ましてきた部分の「差」を感じます。
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以上、HDDレコーダーの紹介でした。
【2021年】(SONYからの移管)
8・バッファロー nasne NS-N100
¥29,800 Amazon.co.jp (5/26執筆時)
HDD容量:2TB
読出速度:
動画のムーブ:対応(DTCP+IP)
スマホでの動画視聴:対応
自宅外からのアクセス:
なお、これ以外の録画方法として、バッファローのNASNEを利用する方法があります。
もともと、SONYが作っていたPS4(PS5)の周辺機器で、TVチューナーが内蔵されているので、録画ができます。
ゲーム機として、PS4(PS5)をお持ちならば、との親和性が高いので、この方法も選択肢になると思います。
ただ、今回の記事の趣旨からは「やや特殊」なので、【TV向けNASの比較記事】という別の記事で、フォローしています。
かなり詳しく書いていますので、興味のある方は、そちらをご覧ください。
2・激安ブルーレイレコーダーの比較
続いて、ブルーレイが搭載される製品のうち3万円台までの予算で買える機種を紹介します。
1・SONYのブルーレイレコーダー
2・パナソニックのブルーレイディーガ
3・東芝の全録レグザブルーレイ
4・シャープのアクオスブルーレイ
5・おすすめブルーレイレコーダー【結論】
紹介するのは、以上の記事で紹介した大手メーカーの製品のち、3万円前後で買える機種を抜き出したものです。
そのため、「メーカー決め打ち」で探している方は、上の記事をお読み頂いても良いかと思います。
【2021年春モデル】
【500GB】
9・Panasonic DMR-2W51
¥35,300 Amazon.co.jp (3/1執筆時)
【1TB】
10・Panasonic DMR-2W101
¥39,200 Amazon.co.jp (3/1執筆時)
チューナー数:1
長時間録画:15倍対応
LAN接続:有線LAN
HDD容量:500GB 1TB
HDD録画:外付け対応可
超解像度技術 :対応
ノイズリダクション:対応
ドライブ:ブルーレイ
DMR-2W51は、パナソニックでは最も安いと言えるブルーレイレコーダーです。
ここまで紹介した機種と異なり、ブルーレイメディアの再生もできる点で、一般的です。
チューナーの数は、地デジとBS/CSのチューナーとがそれぞれ1つです。言いかえれば、裏番組録画ができないモデルです。
内蔵HDDの容量は、500GBです。
それが一番安いですが、1TBとの値段差はあまりないです。
ただし、15倍の長時間録画に対応するため、最大で675時間までの録画時間を確保します。
番組表は、EPG(電子番組情報)対応です。
パナソニックは、総合家電メーカーとして、高級TVなどもラインアップされます。
そのため、番組表は独自のコンテンツを多く追加しており、この点では、アイオーデータなどの非テレビメーカーの追随を許さない利便性があります。
新番組のお知らせや、ワンタッチでの録画操作など、UI(ユーザーインターフェイス)も便利に作られています。
ネットワーク機能は、こちらも、有線LANポートがあります。
それに接続する場合、外出先のスマホ(iOS/Android)で番組が見れます。また、PCについても2600円のDIXIMを導入することで、外出先からの視聴が可能です。
【2020年発売】【2TB-8TB】
・エレコム ELD-QEN2020UBK
¥12,479〜 Amazon.co.jp (3/1執筆時)
ハードディスクの追加は、対応します。
さらに、SeeQVault対応なので、上記のようなSeeQVault対応HDDを増設すると、ブルーレイが壊れた場合も、外付けHDDのデータを新しい機種に移行可能です。
画質は、パナソニックの場合、ブルーレイレコーダー側でも補整します。
例えば、低画質の映像をアップコンバートするW超解像や、動画のノイズを減らすHDオプティマイザー、画像の鮮明さを改善するリアルクロマプロセッサなど、高級テレビに利用される技術体型を採用します。
先述のように、大手メーカーでも最近は、こうした処理をTV側に任せるのが一般的になりつつありますが、パナソニックは乗せ続けています。
そのため、特に、あまり画質補整性能の良くない古いテレビとの相性は抜群と言えます。
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以上、パナソニックのDMR-2W51などの紹介でした。
格安ブルーレイレコーダーのなかでは、画質補整力が充実しており、その点が魅力です。
また、非テレビメーカーの製品と比較すると、番組表や予約周りの使い勝手はワンランク上です。
たしかに、裏録画できないなどの不便さもありますが、その他の点では凌駕しますから、ヘビーユーザー以外は、このグレードの製品がおすすめですね。
【2021年5月発売】
【1TB】
11・ SONY BDZ-ZW1800
¥41.990 Amazon.co.jp (3/1執筆時)
チューナー数:2
長時間録画:12倍対応
LAN接続:有線LAN/無線LAN
HDD容量:1TB
HDD録画:外付け対応可
超解像度技術 :対応
ノイズリダクション:対応
ドライブ:ブルーレイ
BDZ-ZW1800は、ソニーの発売するブルーレイレコーダーです。
3万円代を少しオーバーですが、ソニーのレコーダーのなかでは、最も安い入門用のラインです。
チューナーの数は、地デジとBS/CSのチューナーとがそれぞれ2つです。
パナソニックの入門グレードに較べると、裏番組録画に対応する点では高度です。
内蔵HDDの容量は、1TBです。
ソニーは、新モデルで500GBを削ったので、最小で1TBで、それが最も安いです。
本機は、11倍の長時間録画に対応するため、最大で1400時間までの録画時間を確保します。
番組表は、EPG(電子番組情報)対応です。ソニーは、数年前にUI(ユーザーインターフェイス)を一新しました。
白のバックグランドで、優しい感じのフォントと色調の採用で、見やすいです。操作性も、数回のバージョンアップで快適化しています。
この部分では、パナソニックと互角であり、レベルが高いです。
特に、キーワードやジャンルを指定するだけの「おまかせ録画機能」の精度は定評があり、他社に比べても実用的です。
また、パナソニックにはない、二重取り防止機能も付属します。
さらに、「先録」とも呼ばれる「新作ドラマ・アニメガイド」が新搭載になっています。
KADOKAWA(角川書店)から提供を受けたデータベースで、通常の番組表(EPG)ではみれない1ヶ月先のドラマ・アニメ・特番ドラマを先行的に予約できる機能です。
それぞれの番組の概要が見られるのも特徴です。
他社の場合、番組表に反映される新番組は、放送の8日前です。それらに比較すると、SONYの場合、シーズン前に録画計画を立てることがが可能です。
ネットワーク機能は、この機種も、外出先のスマホ(iOS/Android)で番組が見られます。
また、こちらは、有線LANに加えて、無線LANも内蔵するため、レコーダーからルーター間の配線も不要です。
ただし、PCには非対応です。
【2020年発売】【2TB-8TB】
・エレコム ELD-QEN2020UBK
¥12,479〜 Amazon.co.jp (3/1執筆時)
ハードディスクの追加は、対応します。
こちらも、SeeQVault対応なので、上記のようなSeeQVault対応HDDを増設すると、ブルーレイが壊れた場合も、外付けHDDのデータを新しい機種に移行可能です。
画質は、ソニーの場合も、ブルーレイレコーダー側でも補整します。
パナソニックと同じく、超解像技術を採用するほか、HDリアリティー エンハンサー・クロマアップサンプリングとほぼ同様な、補整性能を備えます。
一方、ソニーは、超解像技術について、入門機から4Kアップコンバートに対応します。
4Kに満たない映像ソースを4K水準にアップコンバートできます。なお、パナソニックも上位機では対応しています。
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以上、ソニーのBDZ-ZW1800の紹介でした。
やや高額ですが、パナソニックの入門機に較べた場合、2番組同時録画に対応する点と、4Kアップコンバートに対応する点で優秀です。
パナソニックも上位機になると対応ですが、ほぼ同価格帯の最新機の入門機で対応する点で言えば、ソニーは優秀です。
〈2021年モデル〉
【500GB】
12・シャープ ブルーレイ 2B-C05DW1
¥32,100 Amazon.co.jp (3/1執筆時)
【1TB】
13・AQUOSブルーレイ 2B-C10DW1 【黒】
14・AQUOSブルーレイ 2B-C10DW2 【白】
¥38,100 Amazon.co.jp (3/1執筆時)
チューナー数:2
長時間録画:12倍対応
LAN接続:有線LAN
HDD容量:500GB 1TB
HDD録画:外付け対応可
超解像度技術 :非対応
ノイズリダクション:対応
ドライブ:ブルーレイ
2B-C05DW1 は、シャープの発売するブルーレイレコーダーです。最新機では最も安い機種です。
チューナーの数は、2つです。
裏番組録画も可能であり、問題ないです。
内蔵HDDの容量は、500GBからです。
こちらも、12倍の長時間録画に対応するため、最大で530時間までの録画時間を確保します。
番組表は、EPG(電子番組情報)対応です。シャープは、近年番組表に手を入れて見やすさが向上しています。
こちらは最新に較べると1世代古いのですが、見やすさは、さすがに「TVメーカーグレード」です。
ネットワーク機能は、この機種も、外出先のスマホ(iOS/Android)で番組が見れます。
ただし、ソニーと較べた場合、有線LAN接続のみの対応です(1TBモデルは搭載)。
【2020年発売】【2TB-8TB】
・エレコム ELD-QEN2020UBK
¥12,479〜 Amazon.co.jp (3/1執筆時)
ハードディスクの追加は、「対応」します。
こちらも、SeeQVault対応なので、SeeQVault対応HDDを増設すると、ブルーレイが壊れた場合も、外付けHDDのデータを新しい機種に移行可能です。
画質は、一方で、高画質マスターエンジンBDによるノイズ除去機能は搭載するものの、4Kアップコンバートなどには非対応です。
総合的には、このグレードでは、他のTVメーカーに較べると、「補整はTVに任せる」という方向性が強いと言えます。その上で、シャープの場合は、自社のAQUOSブランドのTVとの相性を高める工夫がなされています。
一方、シャープは、ブルーレイドライブの質に関する評判が高く、高速なので、再生が素早く始まります。
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以上、シャープの2B-C05DW1 の紹介でした。
総合的に言えば、画質補整面ではやや弱い製品です。
ただ、最新の高級TVと組み合わせる場合は、その点は心配要らないでしょう。特に、TVがシャープ製の場合は、相性が良さそうです。
〈2019年夏モデル〉
【500GB】
15・東芝 REGZA DBR-W509
¥38,495 楽天市場 (3/1執筆時)
【1TB】
16・東芝 REGZA DBR-W1009
¥38,800 楽天市場 (3/1執筆時)
チューナー数:2
長時間録画:12倍対応
LAN接続:有線LAN/無線LAN
HDD容量:500GB 1TB
HDD録画:外付け対応可
超解像度技術 :非対応(低)
ノイズリダクション:非対応
ドライブ:ブルーレイ
DBR-W508 は、東芝の発売するブルーレイレコーダーです。
同社の製品では、最も安い機種です。
本機は、2021年に後継機が出ていますが、そちらはまだ高いです。
チューナーの数は、地デジとBS/CSのチューナーとがそれぞれ2つです。
いわゆるWチューナー機で、裏番組録画に対応する点でが魅力です。
内蔵HDDの容量は、500GBからです。この辺は、ソニーを除く大手メーカーは足並みをそろえています。
また、12倍の長時間録画に対応するため、最大で543時間までの録画時間を確保します。
番組表は、EPG(電子番組情報)対応です。
特筆するべき利便性は少ないですが、視認性は良いです。ジャンル指定やキーワード指定による「おまかせ録画機能」も搭載です。
ネットワーク機能は、この機種も、外出先のスマホ(iOS/Android)で番組が見られます。
また、無線LANも搭載するため、配線上の利便性も高いです。
【2020年発売】【2TB-8TB】
・エレコム ELD-QEN2020UBK
¥12,479〜 Amazon.co.jp (3/1執筆時)
ハードディスクの追加は、「対応」します。
こちらも、SeeQVault対応なので、SeeQVault対応HDDを増設すると、ブルーレイが壊れた場合も、外付けHDDのデータを新しい機種に移行可能です。
また、東芝の場合、外付けHDDは4台まで同時接続可能なので、「長期に手軽に映像を残したい」ヘビーユーザーに人気ですね。
画質は、旧来的な「XDE」を使った画像補正がつく位であり、東芝の場合は、完全にTV側に任せる方向性です。
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以上、東芝のDBR-W509の紹介でした。
価格的には大手の中では割安水準です。
無線LAN搭載でWチューナーという点では、シャープのライバルと言えるでしょう。
一方で、画質面では、TVの性能に依拠する部分が大きい点は「シャープ以上」なので、この点は注意しましょう。
3・低予算でのTV録画の方法について
以上、HDDレコーダーやブルーレイレコーダーを見てきました。
前者の場合、「2万円弱」、後者の場合「3万円台」の予算が「最低水準」だということがお分かり頂けたかと思います。
なお、予算の都合上、「それ以上に価格を安く抑えたい」と場合ですが、「TVにUSBハードディスクを直付けする」という方法が考えられます。
【2019年】USB3.2 (gen1対応)
【2TBモデル】
17・バッファロー HD-LE2U3-BA
18・バッファロー HD-LE2U3-WA
¥10,800 Amazon.co.jp (3/1執筆時)
【3TBモデル】
19・バッファロー HD-LE3U3-BA
20・バッファロー HD-LE3U3-WA
¥11,900 Amazon.co.jp (3/1執筆時)
チューナー数:
長時間録画:
LAN接続:
HDD容量:2TB/3TB
HDD録画:
超解像度技術
ノイズリダクション:
ドライブ:なし
大手のTVならば、「小型」のTVでも、後面に「USB端子」がある機種がほとんどです。
Atlasの知る限りでは、2014年以降のテレビならば、大抵は装備するでしょう。
例えば、SONYのブラビアならば、裏面の上記の部分にあるはずです。
こうした機種の場合、単に、据え置き型のHDDを購入し、USB端子でつなげれば、TV自体が備える録画機能により、TV番組の予約録画に対応できます。
この場合、TV内のチューナーを利用するために裏番組録画ができないなどの不便もありますが、1万円以下でTV録画に対応できます。
なお、買われる場合は、TV専用にフォーマットが必要なので、「パソコン用に使っているHDDの一部を使う」などは不可能です。
メーカーによりますが、古い機種の場合、2TBを超えるHDDは認識しない場合があるため、この点も注意してください。
なお、上記以外の製品については、このブログでは、おすすめ機種を以上の記事で紹介しています。
よろしければ、ご覧ください。
今回の結論
TV録画におすすめの機材は結論的にこれ!
いうわけで、今回は、比較的低価格なHDDレコーダー・ブルーレイレコーダーの紹介でした。
最後に、価格別・目的別にAtlasのおすすめ機種を提案しておきましょう。
第1に、TV好きの方で、割安に多チャンネル同時録画を行いたい方におすすめなのは、
【1TB】
1・IODATA HVTR-T3HD1T
¥23,800 Amazon.co.jp (3/1執筆時)
【2TB】
2・IODATA HVTR-T3HD2T
¥26,980 Amazon.co.jp (3/1執筆時)
【4TB】【Amazon・EC限定】
3・IODATA HVTR-T3HD4/E
¥31,869 Amazon.co.jp (3/1執筆時)
チューナー数:3
長時間録画:12倍対応
LAN接続:有線LAN
HDD容量:1TB/2TB
HDD録画:外付け対応可
超解像度技術 :非対応
ノイズリダクション:非対応
ドライブ:なし
1・本体価格の安さ ★★★★☆
2・チューナー数 ★★★★★
3・録画時間の長さ ★★★★★
4・画質の良さ ★★★★☆
5・設置の容易さ ★★★★★
6・総合評価 ★★★★★
アイオーデータのREC-ON シリーズでしょう。
録画面で、地デジとBS/CSのチューナーとがそれぞれ3つで、12倍の長時間録画に対応する機種で、3万円前後というのは相当の「割安水準」です。
スマホ・WindowsPCでの遠隔地再生にも対応しますし、大手には及びませんが、番組表も見やすいレベルをキープしています。
ハードディスクの容量も大きいですし、その点で、ブルーレイドライブが不要ならば、この機種は有力な選択肢でしょう。
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【2020年】
6・東芝 REGZA D-M210
¥37,600 Amazon.co.jp (3/1執筆時)
チューナー数:6
長時間録画:12倍対応
LAN接続:無線LAN 有線LAN
HDD容量:2TB
HDD録画:外付け対応可
超解像度技術 :非対応
ノイズリダクション:非対応
ドライブ:なし
1・本体価格の安さ ★★★☆☆
2・チューナー数 ★★★★★★
3・録画時間の長さ ★★★★★
4・画質の良さ ★★★★☆
5・設置の容易さ ★★★★★
6・総合評価 ★★★★★
ただし、「過去の番組表」から1週間分の番組を見返すような利用法ならば、東芝のD-M210が良いでしょう
【2TB】【Amazon限定モデル】
・IODATA EX-HDAZ-UTL2K
¥8,480 Amazon.co.jp (3/1執筆時)
なお、本文でも書いたのですが、2TBのサイズで6chを1週間全録する場合、画質が「スマホ視聴レベル」です。
そのため、基本的にはHDDを2TB以上増設して使った方が良いかと思います。
基本的には耐久性が良いアイオーデータ製品が良いかと思いますが、【外付けHDDの比較記事】では、TV向きの製品を多く紹介したので、よろしければご覧ください。
第2に、比較的価格が安く導入できるブルーレイレコーダーと言えるのは、
【2021年春モデル】
【500GB】
9・Panasonic DMR-2W51
¥35,300 Amazon.co.jp (3/1執筆時)
【1TB】
10・Panasonic DMR-2W101
¥39,200 Amazon.co.jp (3/1執筆時)
チューナー数:1
長時間録画:15倍対応
LAN接続:有線LAN
HDD容量:500GB 1TB
HDD録画:外付け対応可
超解像度技術 :対応
ノイズリダクション:対応
ドライブ:ブルーレイ
1・本体価格の安さ ★★★★☆
2・チューナー数 ★★★☆☆
3・録画時間の長さ ★★★★★
4・画質の良さ ★★★★★★
5・設置の容易さ ★★★★★
6・総合評価 ★★★★★
パナソニックのブルーレイレコーダー でしょう。
この機種も、裏番組録画ができないモデルですが、その分入門機として「激安」と言えます。
内蔵HDDの容量は、500GBからです。
この場合、15倍の長時間録画に対応するため、最大で675時間までの録画時間を確保します。
不足と思う場合は、1TBでも良いかと思います。
番組表は、TV専門メーカーですから、視認性は十分な水準がありますし、操作性を含め、非テレビメーカーの追随を許さない利便性があります。
外出先からのTV試聴や、SeeQVault対応など、流行りの機能を網羅してこの価格というのは、かなりお買得です。
その上で画質についても、TV任せにせず、超解像度技術などを装備するため、あまり新しくないTVを利用している方には、画質向上効果も期待できます。
こうした点で言えば、予算に都合がつけば、入門用のブルーレイレコーダーは最も良いと思います。
第3に、とりあえず「録画」できればOKという場合は、
【2019年】USB3.2 (gen1対応)
【2TBモデル】
17・バッファロー HD-LE2U3-BA
18・バッファロー HD-LE2U3-WA
¥10,800 Amazon.co.jp (3/1執筆時)
【3TBモデル】
19・バッファロー HD-LE3U3-BA
20・バッファロー HD-LE3U3-WA
¥11,900 Amazon.co.jp (3/1執筆時)
チューナー数:
長時間録画:
LAN接続:
HDD容量:2TB/3TB
HDD録画:
超解像度技術
ノイズリダクション:
ドライブ:なし
1・本体価格の安さ ★★★★★
2・チューナー数 TVによる
3・録画時間の長さ ★★☆☆☆
4・画質の良さ TVによる
5・設置の容易さ ★★★★★
6・総合評価 ★★★★☆
先述のように、TVの録画機能を利用するために、HDDを導入する方法でしょう。
設置は容易ですし、ご自宅のTVが対応するならば「とりあえず」これでも良いかと思います。
先述のように、独自のフォーマットが必要なので、お持ちのPC用などと共有はできない点に注意してください。
そのほか、長時間録画には対応できない部分と、(TV側のCPUを使うので)機種によっては、操作が「もっさり」する可能性がある点は、指摘しておきます。
なお、上記以外の製品については、このブログでは、おすすめ機種を以上の記事で紹介しています。
補足:上位のブルーレイレコーダー
1・SONYのブルーレイレコーダー
2・パナソニックのブルーレイディーガ
3・東芝の全録レグザブルーレイ
4・シャープのアクオスブルーレイ
5・フナイのブルーレイ
6・おすすめブルーレイレコーダー【結論】
なお、今回の記事では「各社の最も安いブルーレイレコーダー」に比較対象を限定しました。
しかし、4万円以上の製品を含めて検討可能な方は、このブログには以上のような記事もあります。
とくに、5番の記事では、全社のブルーレイレコーダーを横断的に比較 しましたので、興味のある方は、ご覧ください。
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というわけで、今回は、激安のTVレコーダーの話でした。
最後になりましたが、この記事がお役に立ったようならば、はてなブックマークなどのSNSで、話題を共有して頂けると嬉しいです。ではでは。