比較2018'【高音質で安い】AVアンプ17機の性能とおすすめと選び方【初心者〜中級者】(1)

2018年07月09日

比較2018'【高音質で安い】AVアンプ17機の性能とおすすめと選び方【初心者〜中級者】(1)

【今回レビューする内容2018年 高音質なAVアンプ15機の性能と選び方:AVレシーバー ヤマハ・ソニー・マランツ・DENON・オンキヨーの人気AVアンプの違い・価格別の性能ランキング:2万円・3万円〜10万円以内クラスDOLBY Vision HDR10対応

【紹介する製品型番】ONKYO TX-SR343O ONKYO TX-NR686(B) TX-RZ830 ヤマハ RX-V385 RX-S602(B) RX-V585 RX-V485 RX-A780 RX-V383 RX-S601 TX-L50 RX-V583 AVENTAGE RX-A770(B) パイオニア VSX-832 VSX-S520 SONY TX-NR686(B)STR-DH790 DENON AVR-X1500H-K AVR-X2500H-K マランツNR1609

今回のお題
ホームシアター向けのAVアンプのおすすめはどの機種?

 どもAtlasです。

 今日は、AVアンプの比較です。

 201803101642.jpg

 「初めてのAVアンプ」に最適な、2万円前後の製品から10万円程度の製品まで全15機種ほど紹介しました。

 YAMAHAをはじめとして、ONKYO・DENON・マランツ・SONYなどの人気メーカーのAVアンプを紹介します。

 以下の記事では、いつものように、各製品を比較したあと、最後に「結論」として、Atlasのおすすめ機種を提案する形式で書いていきます。

ーー

1・プリメインアンプの比較
2・AVアンプの比較
3・サウンドバーの比較
4・ミニコンポの比較

5・ステレオスピーカーの比較

  なお、今回は、このブログモノマニアの音響関係比較記事の第2回目記事として書きました。

1・AVアンプの選び方の基本

 201807090943.jpg

 AVアンプは、ホームシアター構築に「マスト」のオーディオ機器として、ハウツー本などに紹介されます。

 しかし、ホームシアターを初めて構築しようという初心者の方「全てにおすすめできる機器」ではないことを、あらかじめ断っておきます。

 理由は2つです。

 第1に、「本体が相当大きくて邪魔である」という点、

 第2に、より省スペースで構築する手段もあるという点、

 です。

 どういうことか?、ヤマハのAVアンプを例にしつつ、説明してみましょう。


 201803101644.jpg

 AVアンプの配線は、他の形式のアンプとは異なり、ブルーレイプレーヤーなどの映像再生機器の映像信号音声信号双方を引き込む方式です。

 そして、その後にAVアンプから、音声サラウンドスピーカーに、映像をTVやプロジェクターにケーブルで信号をそれぞれに振り分けます。

 201803101649.jpg

 似たような機器の「プリメインアンプを利用する場合、【映像再生機器→TV→アンプ】の順、ないし、【映像関連機器→TV】と】【映像関連機器→アンプ】を個別に配線します。

 この場合、音声信号がプリメインアンプを通過するため、だいたい同等の性能の機種でも、比較的本体は小型で済みます(左図)。

 AVアンプは、先述のように、音声端子と映像端子も引き込むため、結構大きいです(右図)。

 高性能なものは、「背丈も高い」ため、オーディオラックの棚の高さに収まらない場合もあり、特段の注意が必要です。

 201803101705.jpg

 したがって、ホームシアターを構築する場合でも、スピーカー2本でステレオ構成にしたい場合(2ch構成)、または、それに低音を強調するウーハーのみ付ける構成(2.1ch)の場合は、基本的に、プリメインアンプ の方が、設置性において有利です。

 とくに、映像より、CDなどの音楽再生をメインに考えたいならば、音質面でもこの方式を「推し」ます。

 5.1chのサラウンド環境の構築が「マスト」ではないならば、この方式が良いでしょう。そうした方は、このブログの【おすすめプリメインアンプの比較記事】をご覧ください。


 201803101704.jpg

 一方、映画館のような臨場感を得たいがために、サラウンドスピーカー(5.1chなど)を設置する場合は、音声出力端子の少ないプリメインでは基本対応できないので、AVアンプが必要です。

 ただし、本格的にシステムを作る場合、部屋の後方への配線などが必要である点や、先述のようにAVアンプが「馬鹿でかい」点など、ステレオ作成より難易度は高いと言えます。

 201803101710.jpg

 その点で言えば、ヤマハなどは、テレビの下の部分に「1つの長いスピーカー」を設置するだけで、壁の反響などを利用して、擬似的に(バーチャルに)5.1chを再現できる「アンプ内蔵スピーカー」を出しています。

 昔は「おもちゃ並み」の音質でした。しかし、最近は、4Kテレビなどの大型テレビの普及で需要が伸びた結果、製品の音質は飛躍的に向上しています。初心者には、こちらのほうが「手軽で良い」気がします。

 なお、こうした商品は、音響機器としては別ジャンルになります。そのため、このブログでは、【おすすめサウンドバーの比較記事】で、ヤマハの商品を含めて別に紹介しています。

 興味のある方はご覧ください。


 201807090951.jpg

 以上、AVアンプと、そのオルタナティブとなり得る、いくつかの音響機器を紹介しました。

 結論的に言えば、、AVアンプは、(バーチャルではない)本格的なサラウンド環境を構築したい覚悟のある方に「のみ」おすすめすできる、「本格派」と言えます。

 とくに、サラウンドスピーカーの配線を有線ケーブルで構築する場合、ケーブルが部屋の美観を損ねて、家族の不興を買うのは必至なので、注意しましょう。

ーー

 と、ネガティブに書いてしまいました。

 しかし、AVアンプを使うホームシアターは、費用としては、割と安くできるので、挑戦しやすいのも事実です。また、正しく音場を構築できたときの「破壊力(迫力)は凄まじい」です。

 

 予算としては、例えばヤマハの場合、入門用のAVアンプが2.5万円前後5.1chスピーカーシステムが(安い構成で)2.5万円前後です。

 合計、5万円あれば、「だいぶ聴ける」システムが完成します。音楽中心ならば2.0chのステレオ構成をおすすめしますが、「映画好き」ならば、このシステムに挑戦すると良いでしょう!

ーー

 というわけで、以下では、AVアンプを紹介します。今回は、3万円台までの格安製品と、4万円以上10万円以下の上級製品とに分けて説明しました。

 なお、10万円以上のグレードの製品は、十分な試聴・調査ができていないので、「次回以降の課題」とさせて頂きます。

2・比較的安いAVアンプ

 では、具体的なAVアンプの比較に入りましょう。はじめに、実売価格で4万円を下回る「入門機」の紹介です。

 以下の本文では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


 201807091124.jpg

 【2018年】

 1・ヤマハ RX-V385 【Wi-Fiなし】
  ¥28,562 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 チャンネル数:5.1ch
 出力:各100W/115W
 インピーダンス:6Ω
 周波数特性:10 Hz-100 kHz  
 4K HDR:両対応
 ドルビー対応:DOLBY TrueHD,
 DTS対応:DTS-HD Master Audio
 ハイレゾ音源:未対応/対応
 HDMI入力:4系統
 HDMI出力:1系統
 オーディオ:光1/同軸2
 ネットワーク:BT(Wi-Fi)
 AirPlay :未対応
 DLNA: 未対応
 ラジオ:AM/FM/ワイドFM
 サイズ:幅435x高さ151x奥行315mm

 ヤマハRX-V485は、ホームシアター入門用RXシリーズのAVアンプです。

 ヤマハの場合、AVアンプを「AVレシーバー」と呼び、旧来の用途に問わない多機能性をアピールしています。

 201803110838.jpg

 本体サイズは、幅435x高さ151x奥行315mmです。

 先述のように、AVアンプは基本的には、高さ方向に「デカい」の特徴で、この機種もそう言えます。

 チャンネル数は、最大5.1chです。つまり、センター1本・フロント2本・リア2本のスピーカーと、低音用のウーハー1機を、スピーカーセットの基本構成とします。

 テレビ出力は、4K/60pに対応します。

 4Kに対応するには、HDCP2.2などの新規格のHDMIなどに対応する必要があります。今回紹介する全製品は全て「4KTV対応」ですが、この部分で、中古や型落ち製品も選択肢に入れている方は注意しましょう。4Kアップスケーリングにも対応です。

 201803110844.jpg

 また、4Kに加えてHDR(HDR10)にも対応します。HDRは、従来よりも輝度を上げ、映像のコントラストを上げられる技術です。次世代規格のUltra-HDブルーレイにも採用されました。

 【ブルーレイプレーヤーの比較記事】でも紹介したように、近年の映画のブルーレイ版でも採用されてきています。

 一方、最新のTVは、【4KTVの比較記事】でも紹介しましたが、HDRに対応しない画質をHDR並にアップコンバートする機能を搭載してるため、現状ではAVアンプのHDR対応は「マスト」と言えるでしょう。

 201807091002.jpg

 さらに、LGなどプレーヤー側の対応もはじまった、「HDRの上位互換」となるDOLBY VISIONにも対応し、対応メディアの点では「無双」ですね。


 201803110901.jpg

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して100W(6Ω)です。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。いずれも、他社に比べて引けをとりません。なお、重低音については、Extra Bass機能で、より強調することも可能です。

 ハイレゾ音源は、周波数帯域で言えばこなせますが、主要コーデックに非対応のため、対応を明示しません。とはいえ、D/Aコンバーターを、ハーブラウンの384kHz/32bitなどにするなど、この機種は「豪華」です。

 サラウンド技術は、DOLBY TrueHDDTS-HD Master Audioに対応しており、5.1chの再生に問題ない仕様です。

 201803110902.jpg

 仮想的な5.1ch再生も、ヤマハの場合対応します。後方に2スピーカーの設置が無理な場合など、前方にSPを設置しても、音の跳ね返りなどを利用して、擬似的に5.1chを再現できます。シネマDSPという名称です。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が4系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸端子が2つ付属する構成となります。

 ネットワーク機能は、Bluetoothのみです。Bluetoothは、SBCとAACの対応です。CDレベルの音質での伝送は無理ですね。この部分は期待できないでしょう。

 また、Wi-Fiが搭載されないため、DLNAにも未対応で、PCその他からの映像データの入力には対応できません。その他、Apple系のAirplayにも対応しません

 ラジオは、AM・FM・ワイドFMに対応できます。

 201807091011.jpg

 セッティングについても、外部マイクが付属し、室内の音響特性を最適化する技術(YPO)が使えます。他社に比べても設置の容易性では配慮があります。

 以上、ヤマハRX-V385 の紹介でした。

 ネットワーク機能など弱い部分もありますが、音声部分の出力は100Wと十分です。映像もHDR10や最新のDOLBY Visionに対応しますし、基本性能は充実します。ネットワーク機能の部分を除けば弱点らしい部分はないので、不要ならばこの機種は有力な選択肢です。


 

 2・ONKYO TX-SR343
  ¥24,710 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 チャンネル数:5.1ch
 出力:各65W
 インピーダンス:8Ω
 周波数特性:10 Hz-100 kHz
 4K HDR:HDR10未対応
 ドルビー対応:DOLBY TrueHD
 DTS対応:DTS-HD Master Audio
 ハイレゾ音源:WAV
 HDMI入力:4系統
 HDMI出力:1系統
 オーディオ:光2/同軸1
 ネットワーク:BT
 AirPlay :未対応
 DLNA: 未対応
 ラジオ:AM/FM/ワイドFM
 サイズ:幅435x高さ160x奥行329mm

 オンキヨーTX-SR343 は、日本のオーディオメーカーである、ONKYOが販売する、ホームシアター入門機です。

 本体サイズは、幅435x高さ160x奥行329mmです。ヤマハよりも多少「大きめ」な機種です。

 チャンネル数は、最大5.1chです。この部分は、ヤマハと変わりません。

 201803110918.jpg

 テレビ出力は、4Kに対応します。しかし、HDR10以降に未対応である点がこの機種の最大の問題点です。新機種の登場が望まれます。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して65Wです。インピーダンスが8Ωであることをふまえても、あまり能率の良いタイプではないでしょう。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。ヤマハと同様です。

 ハイレゾ音源は、スペック的には可能なはずですが、Flacなど主要コーデックに非対応で、対応を明示しません

 サラウンド技術は、こちらも、DOLBY TrueHDDTS-HD Master Audioに対応しており、5.1chの再生に問題ない仕様です。

 201803110928.jpg

 仮想的な5.1ch再生は、Theater-Dimensionalに対応します。こちらは、2.1chのスピーカー構成で、擬似的に5.1chを楽しむという仕組みですね。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が4系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。これに、音声出力用の光端子が2つ、同軸端子が1つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、Bluetoothのみで、Wi-Fiが未搭載なのでDLNAにも未対応です。Apple系のAirplayにも対応しません

 ラジオは、AM・FM・ワイドFMに対応できます。

 セッティングについては、ヤマハのYPOのようなシステムは未搭載ですね。

 以上、オンキヨーTX-SR343 の紹介でした。2015年登場機種ということで、とくに映像方面の技術はやや古くさいです。同社は良い製品も多く出しますが、この機種は除外して良いでしょう。


 201803110942.jpg

 【2018年8月発売】

 3・ヤマハ RX-S602(B) [ブラック]
 3・ヤマハ RX-S602(H)
[チタン]

  ¥60,376 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 【2015年旧モデル】

 3・ヤマハ RX-S601(B) [チタン]
 3・ヤマハ RX-S601(H)
[ブラック]

  ¥35,557 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 チャンネル数:5.1ch
 出力:各95W
 インピーダンス:6Ω
 周波数特性:10 Hz-100 kHz
 4K HDR:HDR10未対応
 ドルビー対応:DOLBY TrueHD
 DTS対応:DTS-HD Master Audio
 ハイレゾ音源:WAV/Flac/Alac/DSD
 HDMI入力:6系統
 HDMI出力:1系統
 オーディオ:光1/同軸2
 ネットワーク:Wi-Fi/BT
 AirPlay :対応
 DLNA: 対応
 ラジオ:AM/FM/ワイドFM
 サイズ:幅435x高さ110x奥行328mm

 ヤマハRX-S602は、設置性の良い比較的小型のAVアンプとして売れている製品です。

 201807091022.jpg

 本体サイズは、幅435x高さ110x奥行328mmです。背丈が意外と低いため、比較的狭いスペースでも設置可能な製品です。

 チャンネル数は、最大5.1chです。

 テレビ出力は、4Kに対応します。また、2018年モデルについては、HDR10Dolby visionへの対応を果たしました。 旧機種は未対応でした。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して95W(6Ω)です。小型化しても引き続きパワーは十分です。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。

 201803110951.jpg

 ハイレゾ音源は、対応が明示されます。WAV/Flac/Alac/DSDなど主要コーデックに対応します。DSDは、従来機は5.6MHzまででしたが、新機種から11.2MHzにも対応です。

 サラウンド技術は、こちらも、DOLBY TrueHDDTS-HD Master Audioに対応しており、5.1chの再生に問題ない仕様です。

 201803110955.jpg

 仮想的な5.1ch再生は、ヤマハの下位機種同様に、前方スピーカーのみで擬似的再生を可能にするシネマDSPに対応する上で、シネマDSP<3Dモード>にさらに対応する点が面白いです。

 こちらの場合、TVより後方のプレゼンススピーカーを擬似的に再現することで、より臨場感を得る仕組みとなります。リアスピーカーをしっかり据え付けられる環境の場合、この機能が有効です。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が6系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸端子が2つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、Bluetoothに加えて、Wi-Fiが搭載です。そのため、DLNA規格に準拠した製品ならば、ネットワーク再生が可能です。

 対応PC(ソフト)からの再生のほか、【おすすめNASの比較記事】で紹介したような、ネットワーク上のサーバーからの再生も可能です。Apple系のAirplayにも対応です。

 201807091024.jpg

 ラジオは、AM・FM・ワイドFMに対応できます。その上で2018年モデルについては、Spotifyとハイレゾ配信サービスのDeezer HiFiに対応します。

 201807091058.jpg

 セッティングについては、外部マイクが付属し、室内の音響特性を最適化する技術(YPO)が使えます。

 また操作については、ファームウェア更新でAmazonのAlexaに対応です。【Amazon Echoの比較記事】で書いたように、音声入力で、AVアンプの操作ができます。

--

 以上、ヤマハRX-S602の紹介でした。

 AVアンプとしては、背が低くて設置性が良いのが「売り」です。小型でも十分な端子の数があるほか、ネットワーク機能も充実します。シネマDSP<3Dモード>も、ヤマハの独自技術であり、「おまけ」としては面白いです。

 こうした点で、このグレードのAVアンプとしては、初心者におすすめしやすい機種の一つとなります。

 一方、旧機種の RX-S601は価格はお買得ですが、HDR10に対応しない点など、仕様としては旧式です。


 

 4・ONKYO TX-L50
  ¥30,902 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 チャンネル数:6.1ch
 出力:各80W
 インピーダンス:4Ω
 周波数特性:10 Hz-40 kHz
 4K HDR:両対応
 ドルビー対応:Dolby Atmos
 DTS対応:DTS:X
 ハイレゾ音源:WAV/Flac/Alac/DSD
 HDMI入力:4系統
 HDMI出力:1系統
 オーディオ:光1/同軸1
 ネットワーク:Wi-Fi/BT
 AirPlay :対応
 DLNA: 未対応
 ラジオ:FM/ワイドFM
 サイズ:幅435x高さ70x奥行325mm

 ONKYOTX-L50も、比較的小型と言えるボディの人気製品です。

 201807091304.jpg

 本体サイズは、幅435x高さ70x奥行325mmです。ヤマハのRX-S601と較べてもさらに背が低いため、設置性は「最高」と言えます。

  201803111020.jpg

 チャンネル数は、最大6.1chです。5.1chの構成、つまり、センター1本・フロント2本・リア2本のスピーカーと低音用のウーハー1機に加えて、後方ソファの背後にさらに1本付属させる構成です。

 ただ、その後7.1chが登場した関係で、現在では一般的とは言えないシステムになっています。基本的には、5.1chで使う機種です。

 テレビ出力は、4Kに対応し、またHDR10にも対応します。Dolby visionには対応しませんが、パワーユーザー以外は問題ありません。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して80W(4Ω)です。4Ωという点を考慮に入れると、小型化の弊害か、ややパワーは控えめでしょう。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzですが、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で40 kHz となっています。CDグレードの音質ならば問題ないでしょうが、ハイレゾ相当の高音質の再生においては、やや不利でしょう。

 ハイレゾ音源は、対応が明示されます。WAV/Flac/Alac/DSDなど主要コーデックに対応します。DSDは5.6MHzまで対応です。

 

 ・ONKYOイネーブルドスピーカー SKH-410(B)
  ¥8,001 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 サラウンド技術は、こちらは、Dolby AtmosDTS:Xに対応です。今までに出てきた、DOLBY TrueHDDTS-HD Master Audioの上位互換です。

 201803111031.jpg

 これらは、ブルーレイ映画に記録された「天井から降り注ぐ方向の音」の情報をフォローできます。そのためには、天井に方向にぶつけるイネーブルドスピーカーをフロントスピーカーの上に2本増設します。

 ただ、この機種は先述のように、最大6.1chです。5.1chに追加で2本増設するには端子の数が足りないため、リアの2本を利用しない3.1.2chでしか利用できません。省スペースモデルの限界ですが、この点で「中途半端」な製品です。

 仮想的な5.1ch再生は、この製品については言及がありません

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が4系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸端子が1つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、Bluetoothに加えて、Wi-Fiが搭載です。ただ、汎用的なDLNA規格には未対応で、ChromecastAirPlayでの運用となります。

 ラジオは、FM・ワイドFMのみの対応です。

 セッティングについては、AccuEQというヤマハのYPOのようにマイクを利用しつつ、自動でスピーカーの位置調整を行う機能が付属です。

 以上、ONKYOTX-L50の紹介でした。コンパクトな機種ながら、Dolby AtmosDTS:Xに対応する機種ですが、スピーカーのチャンネル数が限定される点や、ネットワーク機能の面で、中途半端な製品と思えます。

 とくに、イネーブルドスピーカーを利用したい場合は、きちんと7.1chに対応できる上位機種を選んだ方が満足度が高そうです。


 

 5・パイオニア VSX-S520
  ¥37,915 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 チャンネル数:6.1ch
 出力:各80W
 インピーダンス:4Ω
 周波数特性:20 Hz-20 kHz
 4K HDR:両対応
 ドルビー対応:Dolby Atmos
 DTS対応:DTS:X
 ハイレゾ音源:WAV/Flac/Alac/DSD
 HDMI入力:4系統
 HDMI出力:1系統
 オーディオ:光1/同軸1
 ネットワーク:Wi-Fi/BT
 AirPlay :対応
 DLNA: 未対応
 ラジオ:FM/ワイドFM
 サイズ:幅435x高さ70x奥行325mm

 パイオニアVSX-S520は、同社の入門用のAVアンプです。同社はオンキヨーと同系列(子会社)であり、現在ではオンキヨーの「別ブランド」と見なせます。

 こちらの製品も、1つ上で紹介したONKYOTX-L50と部分的に似通った構成です。

 本体サイズは、幅435x高さ70x奥行325mmTX-L50と同じです。

 チャンネル数も、同様の最大6.1chです。

 テレビ出力は、こちらも、4Kに対応し、HDR10にも対応します。DOLBY Visionは未対応です。

 アンプのパワーも、各スピーカーに対して80W(4Ω)です。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)20 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で20 kHzです。この部分のスペックは、ONKYOTX-L50と比較しても「低い」です。

 ハイレゾ音源は、対応が明示されます。WAV/Flac/Alac/DSDなど主要コーデックに対応します。

 サラウンド技術は、こちらは、Dolby AtmosDTS:Xに対応です。

 201803111049.jpg

 仮想的な5.1ch再生は、ONKYOTX-L50は言及がありませんでした。

 しかし、こちらは、「サラウンドエンハンサー」モードを搭載し、リアスピーカーを仮想的に表現することが可能です。さらに、センタースピーカーも無しで、2.0chだけでサラウンドを実現するフロントステージ・サラウンドも対応です。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が4系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸端子が1つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、Bluetoothに加えて、Wi-Fiが搭載です。ただ、こちらも、汎用的なDLNA規格には未対応です。AppleのAirPlayは対応です。

 ラジオは、FM・ワイドFMのみの対応です。

 201807091037.jpg

 セッティングについては、MCACCという自動調整システムが装備です。とくに、サブウーファーの低音の遅れについては、他社より配慮があります。

 以上、パイオニアVSX-S520の紹介でした。

 事実上ONKYOの「兄弟機」です。やや仕様は異なるものの、6.1chという現在では変則的な構成は、引き続きネックでしょう。一方、後方にスピーカーを設置できない環境で使うならば、仮想的なサラウンド再生の豊富さで、ONKYOの TX-L50よりも性能は良いでしょう。


 201807091044.jpg

 【2018年】

 6・SONY STR-DH790
  ¥37,800 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 チャンネル数:7.1ch
 出力:各90W
 インピーダンス:6Ω
 周波数特性:10 Hz-100 kHz
 4K HDR:両対応
 ドルビー対応:DOLBY TrueHD/Atmos
 DTS対応:DTS-HD Master Audio
 ハイレゾ音源:未対応
 HDMI入力:4系統
 HDMI出力:1系統
 オーディオ:光1/同軸1
 ネットワーク:BT
 AirPlay :未対応
 DLNA: 未対応
 ラジオ:FMのみ
 サイズ:幅430x高さ156x奥行329.4mm

 ソニーSTR-DH770は、同社の入門用のAVアンプです。

 本体サイズは、幅430x高さ156x奥行329.4mmとなります。一般的なAVアンプと同じで、高さがある機種です。

 201803111057.jpg

 チャンネル数は、最大7.1chです。基本的に5.1chの構成に加えて、TVの後ろに「フロントハイ・スピーカーを2機」付ける構成が推奨されます。もちろん、5.1ch以下でも利用できます。

 テレビ出力は、4Kに対応し、HDR10にも対応します。DOLBY Visionにも対応であり、現状で全く問題ない水準です。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して80W(6Ω)です。YAMAHAなどのライバルに較べると少し数値が低いものの、一般的に全く問題ない水準です。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。十分な余裕があり、全く問題ありません。

 ハイレゾ音源は、しかしながら、対応が明示されません

 201807091047.jpg

 サラウンド技術は、こちらは、DOLBY TrueHDDTS-HD Master Audioの対応です。7.1chでは、Dolby AtmosとDTS:Xに対応です。「上方降り注ぎ系」の音の再現も可能です。

 201807091048.jpg

 仮想的な5.1ch再生は、S-Force PROフロントサラウンドを搭載です。他社と同じで、前方の3.1chのみで、バーチャル的な5.1chを再現できます。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が4系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸端子が1つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、Bluetoothのみの構成です。そのため、DLNA規格をふくめて、ネットワーク再生はフォローしません

 ラジオは、FM・ワイドFMのみの対応です。

 201803111216.jpg

 セッティングについては、ソニーも、「アドバンストD.C.A.C.」という付属マイクを利用し、置いたスピーカーの位置を最適化する技術が優秀です。ヤマハも反響音を制御するYPAO‐R.S.Cという技術を持ちますが、定位の容易さは、利用した限り、個人的にはソニーを推します。

 初心者むけの設置性の容易さと言う点ではこちらがおすすめです。

 以上、ソニーSTR-DH770の紹介でした。

 この価格で7.1chが構成できるのは素晴らしいです。「フロントハイ・スピーカー」などを取り付けられそうならば、面白いでしょう。

3・高音質な上級AVアンプ

 続いて、4万円以上、10万円以下の上級グレードのAVアンプを紹介します。

 引き続き、以下の本文では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


 

 7・パイオニア VSX-832
  ¥35,900 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 チャンネル数:5.1ch
 出力:各80W
 インピーダンス:8Ω
 周波数特性:20 Hz-20 kHz
 4K HDR:両対応
 ドルビー対応:Dolby Atmos
 DTS対応:DTS:X
 ハイレゾ音源:WAV/Flac/Alac/DSD
 HDMI入力:4系統
 HDMI出力:1系統
 オーディオ:光1/同軸1
 ネットワーク:Wi-Fi/BT
 AirPlay :対応
 DLNA:未対応
 ラジオ:AM/FM/ワイドFM
 サイズ:幅435x高さ173x奥行320.5mm

 パイオニアVSX-832は、同社の中級グレードのAVアンプです。

201807091057.jpg

 本体サイズは、幅435x高さ173x奥行320.5mmとなります。AVアンプとしても、高さ17cm以上は大きい方なので、事前に設置可能かラックを確認しましょう。

 チャンネル数は、最大5.1chです。高級グレードの機種では7ch以上が普通なので、ややコスパは悪いようにも思えます。。

 テレビ出力は、4Kに対応し、HDR10にも対応します。DOLBY Visionは未対応です。ただし、普及は相当先ですし、最新のTVでも十分対応できるでしょう。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して80W(8Ω)です。下位グレードの機種と較べても、あまり協力ではないです。もちろん、音質面ではパーツ構成も重要です。こちらは、ディスクリート構成で、高性能DAC搭載とのことですが、部品番号の開示はありません。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)20 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で20 kHzです。同社の下位機同様に、この部分は、さほど重視しない作りに思えます。

 ハイレゾ音源は、対応が明示されます。WAV/Flac/Alac/DSDなど主要コーデックに対応します。ただ、再生周波数帯域の面で、高音域が20kHzまでの情報もあり、真の意味で再生できるのかは不明です。

 サラウンド技術は、こちらは、Dolby AtmosDTS:Xの対応です。そのため、天井の降り注ぎ音に対応できます。

 ただし5.1chですので、端子数の関係でこちらも、フロントの3.1chに、イネーブルドスピーカーを加える構成です。

 201803111049.jpg

 仮想的な5.1ch再生は、下位機種と同じです。前方の3.1chで擬似的に5.1chを再現する「サラウンドエンハンサー」モードと、2.0chだけでサラウンドを実現するフロントステージ・サラウンドも対応です。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が4系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸端子が1つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、Bluetoothに加えて、こちらもWi-Fiが搭載です。ただ、汎用的なDLNA規格には未対応です。AppleのAirPlayには対応です。

 ラジオは、AM・FM・ワイドFMの対応です。

 セッティングについては、この機種もMCACCという自動調整システムが装備です。

 以上、パイオニアVSX-832の紹介でした。5.1ch運用のシステムとしてはやや割高に感じます。スピーカーのパワーや、周波数帯域の面でも、スペック的に言えば、積極的に「推す」理由は乏しいですね。



201807091102.jpg

 【2018年モデル】

 8・ヤマハ RX-V585
  ¥51,194 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 【2017年モデル】

 8・ヤマハ RX-V583
  ¥44,351 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 チャンネル数:7.1ch
 出力:各115W
 インピーダンス:6Ω
 周波数特性:10 Hz-100 kHz
 4K HDR:両対応
 ドルビー対応:DOLBY TrueHD
 DTS対応:DTS-HD Master Audio
 ハイレゾ音源:WAV/Flac/Alac/DSD
 HDMI入力:4系統
 HDMI出力:1系統
 オーディオ:光1/同軸2
 ネットワーク:Wi-Fi/BT
 AirPlay :対応
 DLNA:対応
 ラジオ:AM/FM/ワイドFM
 サイズ:幅435x高さ161x奥行327mm

 ヤマハRX-V585は、同社RXシリーズでは最も上位の製品です。

 旧製品としてRX-V583がありますが、既に新機種が出ています。2018年は、DOLBY vision規格登場の関係で、(マイナーな)更新が激しいです。

 本体サイズは、幅435x高さ161x奥行327mmとなります。AVアンプとしても、高さ17cm以上は大きい方なので、事前に設置可能かラックを確認しましょう。

 201803111128.jpg

 チャンネル数は、最大7.1chです。先述のソニー機のように、5.1ch構成に加えて、TVの後ろに「フロントハイ・スピーカーを2機」付ける構成が普通です。

 ただ、ヤマハの場合、別室に、ステレオスピーカーを2個引き出すような使い方も提案しており、寝室兼用などにもできます。

 テレビ出力は、4Kに対応し、HDR10・DOLBY visionにも、対応します。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して115W(6Ω)です。余裕があり、十分です。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。この部分も、同社の下位機種同様に問題ないでしょう。

 201807091108.jpg

 ハイレゾ音源は、対応が明示され、WAV/Flac/Alac/DSDなど主要コーデックに対応します。再生周波数帯域も100kHzまで保証されるので、スペック上問題ないですね。

 サラウンド技術は、DOLBY TrueHDDTS-HD Master Audioの対応です。

 7.1chとしては、2018年モデルからは、イネーブルドスピーカーにより降り注ぎ音を表現できるDolby AtmosとDTS:Xに対応となりました。

 201803110955.jpg

 仮想的な5.1ch再生は、ヤマハの下位機種と同じです。

 前方スピーカーのみで擬似的な5.1ch再生を可能にするシネマDSPに対応します。同様に、5.1ch環境で、擬似的に7.1ch環境を再現するシネマDSP<3Dモード>にも対応です。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が4系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸端子が2つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、AACまでのコーデックに対応するBluetoothに加えて、こちらもWi-Fiが搭載です。DLNA対応なので、PCやNASなどネットワーク上に保存した動画なども再生可能です。AppleのAirPlayにも対応です。

 201807091024.jpg

 ラジオは、AM・FM・ワイドFMに対応できます。また、2018年モデルからは、Spotifyとハイレゾ配信サービスのDeezer HiFiに対応しました。

 セッティングについては、便利なYPOが利用可能です。

 以上、ヤマハRX-V585の紹介でした。

 現在的に、ないし、将来的に「7.1chを試して見たい!」という方には、おすすめできるAVアンプです。

 一方、「5.1ch」システムを買われる予定の方は、音質・映像の質の面で3万円以下の機種とおおきな差異がないため、より安い下位機種を選んでも良いと思います。

 ただ、 ただ、Wi-Fiの搭載で、ネットワーク再生を考える場合は、この機種は大きな魅力です。その意味、将来性の高いのはこちらでしょうね。

ーーーー

 201807091102.jpg

 【2018年】

 9・ヤマハ RX-V485 【Wi-Fiあり】
  ¥44,241 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 チャンネル数:5.1ch
 出力:各115W
 インピーダンス:6Ω
 周波数特性:10 Hz-100 kHz
 4K HDR:両対応
 ドルビー対応:DOLBY TrueHD
 DTS対応:DTS-HD Master Audio
 ハイレゾ音源:WAV/Flac/Alac/DSD
 HDMI入力:4系統
 HDMI出力:1系統
 オーディオ:光1/同軸2
 ネットワーク:Wi-Fi/BT
 AirPlay :対応
 DLNA:対応
 ラジオ:AM/FM/ワイドFM
 サイズ:幅435x高さ161x奥行327mm

 なお、同型の「下位機」としてRX-V485が同時発売されています。

 こちらは5.1chの対応です。ただし、幅435x高さ161x奥行327mmと、上位機と同型状でスリムではないです。

 基本的にチャンネル以外の部分は変わらないので、7.1chを導入するつもりがないならば、こちらでも良いでしょう。ただ、価格差はさほどないので、(将来中古で売る場合も含めて)将来性は上位機でしょう。


 201807091135.jpg

 【2018年】【各色】

 10・ヤマハ AVENTAGE RX-A780
  ¥70,250 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 チャンネル数:7.1ch
 出力:各130W
 インピーダンス:8Ω
 周波数特性:10 Hz-100 kHz
 4K HDR:両対応
 ドルビー対応:Dolby Atmos
 DTS対応:DTS:X
 ハイレゾ音源:WAV/Flac/Alac/DSD
 HDMI入力:6系統
 HDMI出力:1系統
 オーディオ:光2/同軸2
 ネットワーク:Wi-Fi/BT
 AirPlay :対応
 DLNA:対応
 ラジオ:FM/ワイドFM/ワイドAM
 サイズ:幅435x高さ171x奥行380mm

 ヤマハRX-A780は、同社のAVENTAGE<アベンタージュ>シリーズに属する、上級グレードのAVアンプです。

 201807091140.jpg

 今回紹介する10万円以下グレードの機種でも「高級品」の1つになるでしょう。ヤマハの場合、このグレードからが20万円以上に連なる「ハイエンド系」の技術が搭載されはじめます。

 フルディスクリート構成7ch低歪パワーアンプや、各種の防振・耐ノイズ設計など、プラスアルファが見られます。

 201807091152.jpg

 本体サイズは、幅435x高さ171x奥行380mmとなります。大きめの機種です。

 201803111147.jpg

 チャンネル数は、最大7.1chです。

 先述のソニー機のように、5.1ch構成に加えて、TVの後ろに「フロントハイ・スピーカーを2機」付ける構成のほか、5.1chにイネーブルドスピーカーを2機搭載し、「天井降り注ぎ系」のシステム(5.1.2ch)構成も、公式に対応します。

 テレビ出力は、4Kに対応し、HDR10にも対応します。加えてDOLBY Visionにも対応します。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して130W(8Ω)です。大きなトールボーイのような大型フロントスピーカーを利用する場合も、十分なスペックです。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。問題ありません。

 ハイレゾ音源は、対応が明示され、WAV/Flac/Alac/DSDなど主要コーデックに対応します。

 サラウンド技術は、Dolby AtmosDTS:Xの対応です。先述のように、天井の降り注ぎ音に対応できます。

 201803110955.jpg

 仮想的な5.1ch再生は、ヤマハの下位機種と同じです。繰り返しになりますが、前方スピーカーのみで擬似的な5.1ch再生を可能にするシネマDSPに対応します。同様に、5.1ch環境で、擬似的に7.1ch環境を再現するシネマDSP<3Dモード>に対応です。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が6系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。これに、音声出力用の光端子が2つ、同軸端子が2つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、Bluetoothに加えて、こちらもWi-Fiが搭載です。下位機種同様に、DLNA対応であり、AppleのAirPlayにも対応です。

 201807091139.jpg

 ラジオは、FM・ワイドFMの対応です。また、FMの空き帯域を利用したワイドAM(補完放送)にも対応します。また、ネットワークオーディオサービスとして、下位機種の2つに加えてradikoに対応します。

 セッティングについては、こちらも定評のあるYPOが利用可能です。

--

 以上、ヤマハRX-A770の紹介でした。

 下位機種と同じ7.1ch構成ですが、ドルビーアトモスに対応している点で「上位」です。対応させたい方は良い選択肢です。

 一方、5.1ch以下で検討されている場合について言えば、下位機種と同じDACながら、デジタル・映像・表示・アナログオーディオそれぞれに電源回路を分離するなど、こちらは、ノイズ処理や共振処理がより高グレードです。

 とはいえ、AVアンプは、ピュアオーディオ系機器ではないため、そこまで細かくこだわる必要性はないかもしれません。普通の方は気にせず下位機種で良いでしょう。

ーーー

 201807091149.jpg

 【2018年】【各色】

 11・ヤマハ AVENTAGE RX-A880
  ¥89,670 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 チャンネル数:7.1ch
 出力:各130W
 インピーダンス:8Ω
 周波数特性:10 Hz-100 kHz
 4K HDR:両対応
 ドルビー対応:Dolby Atmos
 DTS対応:DTS:X
 ハイレゾ音源:WAV/Flac/Alac/DSD
 HDMI入力:6系統
 HDMI出力:1系統
 オーディオ:光2/同軸2
 ネットワーク:Wi-Fi/BT
 AirPlay :対応
 DLNA:対応
 ラジオ:FM/ワイドFM/ワイドAM
 サイズ:幅435x高さ171x奥行380mm

 なお、同じ筐体を使った「1ランク上」のRX-A880も同時発売です。

 こちらについては、5年間に保証が延長される点、前面端子にアルミ製カバーがある点が相違点です。

 201807091153.jpg

 また、セッティングについては、便利なYPOをパワーアップし、最大8地点の計測点でより正確にセッティングする「マルチポイント計測」に対応します。

 一方、それ以外の点では変わらないので、基本的には下位機で良いと思います。


 201807091155.jpg

 12・SONY STR-DN1080
  ¥61,200 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 チャンネル数:7.1ch
 出力:各100W
 インピーダンス:6Ω
 周波数特性:10 Hz-100 kHz
 4K HDR:両対応
 ドルビー対応:Dolby Atmos
 DTS対応:DTS:X
 ハイレゾ音源:WAV/Flac/Alac/DSD
 HDMI入力:6系統
 HDMI出力:2系統
 オーディオ:光1/同軸1
 ネットワーク:Wi-FiBT(LDAC)
 AirPlay :対応
 DLNA:対応
 ラジオ:FM/ワイドFM
 サイズ:幅430x高さ156x奥行331mm

 SONYSTR-DN1080は、同社の上級グレードのAVアンプです。

 201807091202.jpg

 SONYの場合も、このグレードから明らかにパーツ構成を「ハイエンド」系にしており、本格派です。ソニーは社是としてハイレゾの普及を測っていますが、この機種もプリアンプ部を高精度にし、高音域の信号が潰れないよにしたり、パワーアンプまでの接続も無酸素銅の銅棒で直結するなど、面白い仕組みです。

 ハイレゾに欠かせない高速応答性も改良されています。Ultra HD Blu-ray規格は、音楽データがハイレゾ仕様ですし、AVアンプとしても今後欠かせない部分です。

 本体サイズは、幅430x高さ156x奥行331mmとなります。AVアンプとして、標準的なサイズです。

 201803111205.jpg

 チャンネル数は、この機種も、最大7.1chです「フロントハイ・スピーカーを2機」付ける構成のほか、天井に「トップミドルスピーカー」を取り付けて振り下ろし音を再現する方法も提案されます。

 テレビ出力は、4Kに対応し、HDR10にも対応します。Dolby Visionにも対応です。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して100W(6Ω)です。必要十分な性能です。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。問題ありません。

 ハイレゾ音源は、対応が明示され、WAV/Flac/Alac/DSDなど主要コーデックに対応します。

 サラウンド技術は、Dolby AtmosDTS:Xの対応です。先述のトップミドルスピーカーや、イネーブルドスピーカーによる、振り下ろし音再生に対応できます。

 201803111210.jpg

 仮想的な5.1ch再生は、下位機種と同じで、S-Force PROフロントサラウンドを搭載です。他社と同じで、前方の3.1chのみで、バーチャル的な5.1chを再現できます。

 さらに、ファントム・サラウンドバック機能を用いた場合、5.1ch構成でも、背面に2本のバーチャルスピーカーを置いた7.1.2ch相当のサラウンド感を再現可能です。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が6系統、HDMI出力(TVへ)が2系統です。出力が2系統なので、例えば、TVとプロジェクターを併用したい場合などに有効です。これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸端子が1つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、Bluetoothに加えて、こちらもWi-Fiが搭載です。DLNA対応であり、AppleのAirPlayにも対応です。また、Bluetoothについては、LDACコーデックに対応するため、対応ヘッドホンなどに、ハイレゾ音質で出力することも可能です。なお、対応ヘッドホンについては【おすすめハイレゾ対応ヘッドホンの比較記事】に書きました。

 ラジオは、FM・ワイドFMの対応です。音楽配信サービスは、Spotifyに対応します。

 201807091159.jpg

 セッティングについては、下位シリーズよりも進化したD.C.A.C.EXに対応します。

 この場合、Dolby Atmosなどの7.1ch設定についても最適化できます。それ以外の場合も、周波数特性の補正がより正確で上位です。

 以上、SONYSTR-DN1080の紹介でした。ヤマハRX-A770の事実上のライバル機といえるでしょう。パワーではヤマハにやや劣るものの、補正技術や、とくにハイレゾに関わる部分は期待値が高いです。


 201807091212.jpg

 【2018年】

 13・ONKYO TX-NR686(B)
  ¥82,386 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 チャンネル数:7.2ch
 出力:各100W
 インピーダンス:
 周波数特性:10 Hz-100 kHz
 4K HDR:両対応/ドルビービジョン
 ドルビー対応:Dolby Atmos
 DTS対応:DTS:X
 ハイレゾ音源:WAV/Flac/Alac/DSD
 HDMI入力:7系統
 HDMI出力:2系統
 オーディオ:光2/同軸1
 ネットワーク:Wi-Fi/BT
 AirPlay :対応
 DLNA:未対応
 ラジオ:AM/FM/ワイドFM
 サイズ:幅435x高さ173.5x奥行379.5mm

 ONKYOTX-NR686 は、同社の上級グレードのAVアンプです。

 本体サイズは、幅435x高さ173.5x奥行378mmと、ここまでの製品の中でも「最大級」です。

 

 ・ONKYOイネーブルドスピーカー SKH-410(B)
  ¥8,001 Amazon.co.jp (7/9執筆時)

 チャンネル数は、この機種は、最大7.2chです。利用法としては、通常の5.1ch構成に、ONKYOのイネーブルドスピーカーをフロントスピーカーの上に設置し、天井からの反響音をフォローする5.1.2ch構成が推奨されます。

 テレビ出力は、4Kに対応し、HDR10にも対応します。ドルビービジョンにも対応します。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して100W(8Ω)です。劇的に高いわけではないですが、十分な性能です。なお、DACは、AKM384kHz/32bitを利用しているようです。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。問題ありません。

 ハイレゾ音源は、対応が明示され、WAV/Flac/Alac/DSDなど主要コーデックに対応します。DSDは5.6MHz対応です。

 サラウンド技術は、こちらも、Dolby AtmosDTS:Xの対応です。

 仮想的な5.1ch再生は、この機種の場合、言及がありません

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が7系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。これに、音声出力用の光端子が2つ、同軸端子が1つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、AACまで対応のBluetoothに加えて、Wi-Fiが搭載です。ただし、DLNA規格には未対応です。ただ、AirPlayに対応するほか、Chromecastにも対応します。

201807091218.jpg

 ラジオは、AM・FM・ワイドFMの対応です。加えて、radikoなどのサービスにもネイティブ対応です。他社に比べるとAmazon Musicに対応する点が面白いです。

 201803111235.jpg

  セッティングについては、上下のバランスが難しい、イネーブルドスピーカーに特化したAccuReflexの搭載が魅力です。この部分は、他社より強いでしょう。

 以上、ONKYOTX-NR676Eの紹介でした。7chモデルとしては人気がある製品です。映像・音声面ではとくに弱点もなく、良くまとまって製品でしょう。DLNAに未対応というのは、唯一残念な部分ですね。

次回につづく
ホームシアター向けのAVアンプのおすすめは結論的にこちら

 というわけで、今回は、10万円以下グレードのAVアンプを14機紹介しました。

 201807091232.jpg

 15・マランツ NR1609
  ¥65,979 Amazon.co.jp (3/10執筆時)

 次回の後編記事【こちら】では、今回紹介できなかった、ONKYOの9.2ch対応のTX-RZ830(B)をはじめ、DENONマランツのAVアンプを紹介します。

 そして、ここまで紹介した全製品から、最終的なAtlasのおすすめ機種を提案しようと思います。

 後編記事は→こちら

 また、前編最後になりましたが、この記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークで話題を共有していただければ嬉しいです。

posted by Atlas at 13:31 | オーディオ製品

今回の記事はいかがだったでしょうか?

モノマニアには「家電やモノの比較記事」が約350本あります!

よろしければ、下部のリンク集もご覧ください。

<広告>

 この記事がお役に立てたようならば、右のリンクから「家電ブログランキング」にクリック投票お願いします。  201302192014.jpg
          

Googleなどの検索エンジンでは

「モノマニア」「家電ジャンル」or「型番」

の単語入力で、このブログの個別記事検索ができます!

<PR>

約350記事の完全なリンク集は、【トップページ】の下部にあります。

今後の
記事は【Twitter アカウント】でツイートしています。お題も募集中!

monomani31.png