比較2019'【高音質で安い】AVアンプ最新21機の性能とおすすめ・選び方【初心者〜中級者】(1)

2019年08月14日

比較2019'【高音質で安い】AVアンプ最新21機の性能とおすすめ・選び方【初心者〜中級者】(1)

【今回レビューする内容2019年 高音質なAVアンプの性能とおすすめ・選び方:AVレシーバー ヤマハ・ソニー・マランツ・DENON・オンキヨーの人気AVアンプの違い・価格別の性能ランキング:2万円・3万円〜10万円以内クラスDOLBY Vision HDR10対応

【紹介する製品型番】ONKYO TX-SR393 TX-NR696(B) TX-RZ830 TX-RZ840(B) ヤマハ RX-V385 RX-S602(B) RX-V585 RX-V485 RX-A780 RX-V383 RX-S601 TX-L50 RX-V583 AVENTAGE RX-A770 RX-A3080 RX-A1080 RX-A2080 パイオニア VSX-834 VSX-S520 VSX-LX304 SONY TX-NR686(B)STR-DH790 DENON AVR-X1600H AVR-X2600H マランツNR1710

今回のお題
ホームシアター向けのAVアンプのおすすめはどの機種?

 どもAtlasです。

 今日は、2019年8月現在、最新のAVアンプの比較です。

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 「初めてのAVアンプ」に最適な、2-3万円前後の入門向け製品から、30万円程度の本格的な製品まで、最新機種を広く調査しました。

 YAMAHAをはじめとして、ONKYO・DENON・マランツ・SONYなどの人気メーカーのAVアンプを紹介します。

1・アンプのパワー  ★★★★★
2・チャンネル数   
★★★★★
3・仮想サラウンド  ★★★★★
3・ネットワーク再生 
★★★★★
4・設置性   
   ★★★★★
5・ノイズ対策    ★★★★★
6・総合評価     ★★★★★

 以下の記事では、いつものように、各製品を比較していきます。

 そして、最後の「結論」では、上表のような観点から、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。

ーー

1・プリメインアンプの比較
2・AVアンプの比較
3・サウンドバーの比較
4・ミニコンポの比較
5・ステレオスピーカーの比較

  なお、今回は、このブログモノマニアの音響関係比較記事の第2回目記事として書きました。

1・AVアンプの選び方の基本

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 AVアンプは、ホームシアター構築に「マスト」のオーディオ機器として、ハウツー本などに紹介されます。

 しかし、ホームシアターを初めて構築しようという初心者の方に「必ずしもおすすめできる機器」でもないことを、あらかじめ断っておきます。

 理由は2つです。

1・本体が相当大きくて邪魔である点、
2・より省スペースで構築する手段もある点、

 です。

 どういうことか?、ヤマハのAVアンプを例にしつつ、説明してみましょう。


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 AVアンプの設置位置は、ブルーレイプレーヤーとテレビの中間の位置になります。

 その際、プレーヤーから、映像信号音声信号双方を引き込む方式です。

 そして、AVアンプから、映像信号サラウンドスピーカーに、音声信号TVやプロジェクターにケーブルで信号をそれぞれに振り分けます。

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 似たような機器の「プリメインアンプを利用する場合、アンプには映像信号が経由しません

 音声信号は、上図の様に【映像再生機器→TV→アンプ】の順、ないし、【映像関連機器→アンプ】の順での配線となります。

 この場合、音声信号だけがアンプを通過するため、AVアンプと同等性能の機種でも、本体は小型で済みます(左図)。

 AVアンプは、音声端子と映像端子も引き込むため、結構大きいです(右図)。

 高性能なものは、「背丈も高い」ため、オーディオラックの棚の高さに収まらない場合もあり、特段の注意が必要です。

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 したがって、ホームシアターを構築する場合でも、スピーカー2本でステレオ構成にしたい場合(2ch構成)、または、それに低音を強調するウーハーのみ付ける構成(2.1ch)の場合は、基本的に、プリメインアンプ の方が、設置性において有利です。

 とくに、映像より、CDなどの音楽再生をメインに考えたいならば、音質面でもこの方式を「推し」ます。

 5.1chのサラウンド環境の構築が「マスト」ではないならば、この方式が良いでしょう。

 そうした方は、記事が別なので、このブログの【おすすめプリメインアンプの比較記事】をご覧ください。


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 一方、映画館のような臨場感を得たいがために、サラウンドスピーカー(5.1chなど)を設置する場合は、音声出力端子の少ないプリメインアンプでは基本対応できません。

 その場合は、AVアンプが必要です。

 ただし、本格的にシステムを作る場合、部屋の後方への配線が必要である点や、先述のようにAVアンプが「馬鹿でかい」点など、難易度は高いと言えます。

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 その点で言えば、ヤマハなどは、テレビの下の部分に「1つの長いスピーカー」を設置するだけで、壁の反響などを利用して、擬似的に(バーチャルに)5.1chを再現できる「アンプ内蔵スピーカー」を出しています。

 昔は「おもちゃ並み」の音質でした。

 しかし、最近は、4Kテレビなどの大型テレビの普及で需要が伸びた結果、製品の音質は飛躍的に向上しています。初心者には、こちらのほうが「手軽で良い」気がします。

 なお、こうした商品は、音響機器としては別ジャンルになります。

 そのため、このブログでは、【おすすめサウンドバーの比較記事】で、ヤマハの商品を含めて別に紹介しています。

 興味のある方はご覧ください。


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 以上、AVアンプと、そのオルタナティブとなり得る、いくつかの音響機器を紹介しました。

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 結論的に言えば、、AVアンプは、(バーチャルではない)本格的なサラウンド環境を構築したい覚悟のある方に「のみ」おすすめすできる、「本格派」です。

 とくに、サラウンドスピーカーの配線を有線ケーブルで構築する場合、ケーブルが部屋の美観を損ねて、家族の不興を買うのは必至なので、注意しましょう。

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 と、ネガティブに書いてしまいました。

 しかし、AVアンプを使うホームシアターは、費用としては、割と安くできるので、挑戦しやすいのも事実です。

 また、正しく音場を構築できたときの「破壊力(迫力)は凄まじい」です。

 

 予算としては、例えばヤマハの場合、入門用のAVアンプが2.5万円前後5.1chスピーカーシステムが(安い構成で)2.5万円前後です。

 合計、5万円あれば、「だいぶ聴ける」システムが完成します。音楽中心ならば2.0chのステレオ構成をおすすめしますが、「映画好き」ならば、このシステムに挑戦すると良いでしょう!

ーー

 というわけで、以下では、AVアンプを紹介します。

1・入門用AVアンプ(5.1ch)
2・中級のAVアンプ(7.1ch)
3・上級 のAVアンプ(9.1ch)

 なお、今回は、紹介したい機種も多いため、チャンネル数別に、3つのカテゴリーに分けて順番に紹介します。

2・安い入門用AVアンプ:5.1ch

 では、具体的なAVアンプの比較に入りましょう。はじめに、実売価格で4万円を下回る「入門機」の紹介です。

 以下の本文では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


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 【2018年】

 1・ヤマハ RX-V385 【Wi-Fiなし】
  ¥33,577 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:5.1ch
出力:各100W (6Ω)
周波数特性:10 Hz-100 kHz  
4K HDR10:対応
ドルビー:DOLBY TrueHD
DTS:DTS-HD Master Audio
HDMI入力:4系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光1/同軸2
ネットワーク:BT
サイズ:幅435x高さ151x奥行315mm

 ヤマハRX-V485は、ホームシアター入門用RXシリーズのAVアンプです。

 ヤマハの場合、AVアンプを「AVレシーバー」と呼び、旧来の用途に問わない多機能性をアピールしています。

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 本体サイズは、幅435x高さ151x奥行315mmです。

 先述のように、AVアンプは基本的には、高さ方向に「デカい」の特徴で、この機種もそう言えます。

 チャンネル数は、最大5.1chです。

 つまり、センター1本・フロント2本・リア2本のスピーカーと、低音用のサブウーハー1機を、スピーカーセットの基本構成とします。

 テレビ出力は、4K/60pに対応します。

 4Kに対応するには、HDCP2.2などの新規格のHDMIなどに対応する必要があります。

 今回紹介する全製品は全て「4KTV対応」ですが、この部分で、中古や型落ち製品も選択肢に入れている方は注意しましょう。4Kアップスケーリングにも対応です。

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 また、4Kに加えてHDR(HDR10)や、新4K放送に採用されるHLGにも対応します。

 HDRは、従来よりも輝度を上げ、映像のコントラストを上げられる技術です。次世代規格のUltra-HDブルーレイにも採用されました。

 【ブルーレイプレーヤーの比較記事】でも紹介したように、近年の映画のブルーレイ版でも採用されてきています。

 一方、最新のTVは、【4KTVの比較記事】でも紹介しましたが、HDRに対応しない画質をHDR並にアップコンバートする機能を搭載しているため、現状ではAVアンプのHDR対応は「マスト」と言えるでしょう。

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 さらに、LGなどプレーヤー側の対応もはじまった、「HDRの上位互換」となるDOLBY VISIONにも対応します。

 したがって、対応メディアの点では「無双」です。


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 アンプのパワーは、各スピーカーに対して100W(6Ω)です。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。

 いずれも、他社に比べて引けをとりません。なお、重低音については、Extra Bass機能で、より強調することも可能です。

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 ハイレゾ音源は、周波数帯域で言えばこなせます。

 また、D/Aコンバーターを、ハーブラウンの384kHz/32bitなどにするなど、この機種は「豪華」です。

 次世代のUltra HD Blu-rayは、(CDより音質の良い)ハイレゾ音源をフォローするので、この部分のスペックは、今後重要になります。

 ただ、音楽CDの再生については、主要コーデックに非対応のため、上位機には及びません。

 サラウンド技術は、DOLBY TrueHDDTS-HD Master Audioに対応します。

 一般的な、5.1chの再生に問題ない仕様です。

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 仮想的な5.1ch再生も、対応します。

 後方に2スピーカーの設置が無理な場合など、前方にSPを設置しても、音の跳ね返りなどを利用して、擬似的に5.1chを再現できます。シネマDSPという名称です。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が4系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。

 これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸端子が2つ付属する構成となります。

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 ネットワーク機能は、Bluetoothのみです。

 Bluetoothは、SBCとAACの対応です。CDレベルの音質での伝送は無理です。

 この部分は期待できないでしょう。

 また、Wi-Fiが搭載されないため、DLNAにも未対応で、PCその他からの映像データの入力には対応できません。その他、Apple系のAirplayにも対応しません

 ラジオは、AM・FM・ワイドFMに対応できます。

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 セッティングについても、外部マイクが付属し、室内の音響特性を最適化する技術(YPO)が使えます。

 他社に比べても設置の容易性では配慮があります。

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 以上、ヤマハRX-V385 の紹介でした。

 ネットワーク機能など弱い部分もありますが、音声部分の出力は100Wと十分です。

 映像もHDR10や最新のDOLBY Visionに対応しますし、基本性能は充実します。ネットワーク機能の部分を除けば弱点らしい部分はないので、不要ならばこの機種は有力な選択肢です。


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 【2018年8月発売】

 2・ヤマハ RX-S602(B) [ブラック]
 2・ヤマハ RX-S602(H) [チタン]

  ¥48,663 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:5.1ch
出力:各95W (6Ω)
周波数特性:10 Hz-100 kHz
4K HDR10:対応
ドルビー:DOLBY TrueHD
DTS:DTS-HD Master Audio
HDMI入力:6系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光1 同軸2
ネットワーク:Wi-Fi BT
サイズ:幅435x高さ110x奥行328mm

 ヤマハRX-S602は、設置性の良い比較的小型のAVアンプとして売れている製品です。

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 本体サイズは、幅435x高さ110x奥行328mmです。

 背丈が意外と低いため、比較的狭いスペースでも設置可能な製品です。

 チャンネル数は、最大5.1chです。

 テレビ出力は、4Kに対応します。

 HDR10 HLGDolby visionも対応です。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して95W(6Ω)です。

 小型化しても引き続きパワーは十分です。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。

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 ハイレゾ音源は、この機種は、対応がしっかり明示されます。

 WAV/Flac/Alac/DSDなど主要コーデックに対応します。

 DSDは、従来機は5.6MHzまででしたが、新機種から11.2MHzにも対応です。

 サラウンド技術は、DOLBY TrueHDDTS-HD Master Audioに対応しており、5.1chの再生に問題ない仕様です。

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 仮想的な5.1ch再生は、前方スピーカーのみで擬似的再生を可能にするシネマDSPに対応します。

 その上で、シネマDSP<3Dモード>に対応する点が面白いです。

 こちらの場合、TVより後方のプレゼンススピーカーを擬似的に再現でき、より臨場感を得られます。 

 リアのサラウンドスピーカーをしっかり据え付けられる環境の場合でも、この機能は有効でしょう。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が6系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。

 これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸端子が2つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、BluetoothとWi-Fiが搭載です。

 そのため、DLNA規格に準拠した製品ならば、ネットワーク再生が可能です。

 対応PC(ソフト)からの再生のほか、【おすすめNASの比較記事】で紹介したような、ネットワーク上のサーバーからの再生も可能です。Apple系のAirplayにも対応です。

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 ラジオは、AM・FM・ワイドFMに対応できます。

 Spotifyとハイレゾ配信サービスのDeezer HiFiにも対応します。

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 セッティングについては、外部マイクが付属し、室内の音響特性を最適化する技術(YPO)が使えます。

 また操作については、ファームウェア更新でAmazonのAlexaに対応です。【Amazon Echoの比較記事】で書いたように、音声入力で、AVアンプの操作ができます。

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 以上、ヤマハRX-S602の紹介でした。

 AVアンプとしては、背が低くて設置性が良いのが「売り」です。

 小型でも十分な端子の数があるほか、ネットワーク機能も充実します。シネマDSP<3Dモード>も、ヤマハの独自技術であり、「おまけ」としては面白いです。

 こうした点で、このグレードのAVアンプとしては、初心者におすすめしやすい機種の一つとなります。


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 【2016年】

 3・ONKYO TX-L50
  ¥33,942 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:5.1ch
出力:各80W (4Ω)
周波数特性:10 Hz-40 kHz
4K HDR10:
ドルビー:Dolby Atmos
DTS:DTS:X
HDMI入力:4系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光1 同軸1
ネットワーク:Wi-F BT
サイズ:幅435x高さ70x奥行325mm

 TX-L50は、日本のオーディオメーカーである、ONKYOの入門機です。

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 本体サイズは、幅435x高さ70x奥行325mmです。

 ヤマハのRX-S602と較べてもさらに背が低いため、設置性は「最高」と言えます。

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 チャンネル数は、最大5.1chです。

 テレビ出力は、4Kに対応します。

 一方、発売時期において最新機ではないため、HLGには対応せず、単純に「HDR対応」との表記です。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して80W(4Ω)です。

 4Ωという点を考慮に入れると、小型化の弊害か、ややパワーは控えめでしょう。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzですが、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で40 kHz となっています。

 CDグレードの音質ならば問題ないでしょうが、ハイレゾ相当の高音質の再生においては、やや不利でしょう。

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 ハイレゾ音源は、対応が明示されます。

 WAV/Flac/Alac/DSDなど主要コーデックに対応します。DSDは5.6MHzまで対応です。

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 サラウンド技術は、こちらは、Dolby AtmosDTS:Xに対応です。

 今までに出てきた、DOLBY TrueHDDTS-HD Master Audioの上位互換です。

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 この規格は、ブルーレイ映画に「天井から降り注ぐ方向の音」の情報を記録できる規格です。

 「映画館の臨場感が再現」できる点で、ここ数年で人気になっているシステムです。

 AVアンプでこれを再現するためには、基本的に、高さ方向をフォローできるハイトスピーカー(Dolby Atmosイネーブルドスピーカー)を増設します。

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 ・ONKYO SKH-410(B)
  ¥8,384 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 ただ、ONKYOは専用品としてフロントスピーカーの上に置くだけの小型製品が用意されます。

 価格的にも手軽に再現可能で、ONKYOも「力を入れて推している」システムです。

 ただし、あくまで、AVアンプの出力は最大5.1chです。

 そのため、後ろに設置するサラウンドスピーカーを「諦め」て、3.1.2ch構成(=フロント3本・サブウーファ1本・アトモス2本)にする必要があります。

 仮想的な5.1ch再生は、言及がありません

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が4系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。

 これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸端子が1つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、Bluetoothに加えて、Wi-Fiが搭載です。

 ただ、汎用的なDLNA規格には未対応で、ChromecastAirPlayでの運用となります。

 ラジオは、FM・ワイドFMのみの対応です。

 セッティングについては、AccuEQというヤマハのYPOのようにマイクを利用しつつ、自動でスピーカーの位置調整を行う機能が付属です。

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 以上、ONKYOTX-L50の紹介でした。

 コンパクトな機種ながら、Dolby AtmosDTS:Xに対応する機種ですが、スピーカーのチャンネル数が限定される点や、ネットワーク機能の面で、中途半端な製品と思えます。

 とくに、イネーブルドスピーカーを利用したい場合は、きちんと7.1chに対応できる上位機種を選んだ方が満足度が高そうです。


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 【2016年】

 4・パイオニア VSX-S520
  ¥31,393 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:5.1ch(6.1ch)
出力:各80W (4Ω)
周波数特性:10 Hz-40 kHz
4K HDR10:
ドルビー:Dolby Atmos
DTS:DTS:X
HDMI入力:4系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光1 同軸1
ネットワーク:Wi-Fi BT
サイズ:幅435x高さ70x奥行325mm

 パイオニアVSX-S520は、同社の入門用のAVアンプです。

 同社はオンキヨーと同系列であり、「兄弟ブランド」と見なせます。

 こちらの製品も、1つ上で紹介したONKYOTX-L50と部分的に似通った構成です。

 本体サイズは、幅435x高さ70x奥行325mmTX-L50と同じです。

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 チャンネル数も、同様の最大5.1chです。

 アンプを搭載しないパッシブサブウーファ用のスピーカー出力があるため、6.1chとも言えます。

 ただ、底につなげるべき製品(S-SLW500)は既に終売です。

 テレビ出力は、こちらも、4Kに対応します。

 ただし、この機種も発売時期の関係で、「HDR対応」の表記で、HLGとDOLBY Visionは未対応です。

 アンプのパワーも、各スピーカーに対して80W(4Ω)です。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で40 kHzです。

 この部分のスペックは、ONKYOTX-L50とそろっています。

 ハイレゾ音源は、対応が明示されます。WAV Flac Alac DSDなど主要コーデックに対応します。

 サラウンド技術は、こちらは、Dolby AtmosDTS:Xに対応です。

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 仮想的な5.1ch再生は、ONKYOTX-L50は言及がありませんでした。

 しかし、こちらは、「サラウンドエンハンサー」モードを搭載し、リアスピーカーを仮想的に表現することが可能です。

 さらに、センタースピーカーも無しで、2.0chだけでサラウンドを実現するフロントステージ・サラウンドも対応です。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が4系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。

 これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸端子が1つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、Bluetoothに加えて、Wi-Fiが搭載です。

 ただ、こちらも、汎用的なDLNA規格には未対応です。AppleのAirPlayは対応です。  ラジオは、FM・ワイドFMのみの対応です。

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 セッティングについては、MCACCという自動調整システムが装備です。

 とくに、サブウーファーの低音の遅れについては、他社より配慮があります。

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 以上、パイオニアVSX-S520の紹介でした。

 事実上ONKYOの「兄弟機」です。後方にスピーカーを設置できない環境で使うならば、仮想的なサラウンド再生の豊富さで、ONKYOの TX-L50よりも性能は良いでしょう。


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 【2019年】

 5・ONKYO TX-SR393
  ¥33,777 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:5.2ch
出力:各80W (8Ω)
周波数特性:10 Hz-100 kHz
4K HDR10:対応
ドルビー:Dolby Atmos
DTS:DTS:X
HDMI入力:4系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光2 同軸1
ネットワーク:BT
サイズ:幅435x高さ160x奥行329mm

 オンキヨーTX-SR343 は、ONKYOが2019年に発表した新モデルです。

 本体サイズは、幅435x高さ160x奥行329mmです。

 サイズ感は、大きめといえる機種です。

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 チャンネル数は、最大5.2chです。

 要するに、一般的な5.1ch構成に、サブウーファ端子が1個余分に付属する構成です。

 アンプ内蔵スピーカー(ウーファ)を余計に1つ使えますが、実際使えるかと言えば、微妙です。

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 ・ONKYO SKH-410(B)
  ¥8,367 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

 スピーカー端子が増えたわけではないので、天井方向の音を再現するハイトスピーカー(Dolby Atmosイネーブルドスピーカー)を2本増設する場合は、こちらも、後ろのサラウンドスピーカーを外した3.1.2ch構成となります。

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 テレビ出力は、4Kに対応します。

 また、最新機だけにHDR10にも対応しますが、さらに、新4K衛星放送用に使われるHLG規格も公式的に対応となります。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して80W(8Ω)です。

 必要充分でしょう。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。

 ハイレゾ音源は、対応します。

 ただし、Flacなど主要コーデックに非対応で、対応を明示しません

 サラウンド技術は、こちらも、Dolby AtmosDTS:Xに対応です。

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 仮想的な5.1ch再生は、Dolby Atmos Height VirtualizerDTS Virtual:Xに対応です。

 先述のように、天井方向の「ハイトスピーカー(Dolby Atmosイネーブルドスピーカー)」を増設する場合、この機種は、後方のサラウンドスピーカー2本が設置できません

 ただ、これらの機能を利用すると、疑似的に天井跳ね返り音が再現できます。ただし、ファームウェアのアップデートによる後日対応となります。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が4系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。

 これに、音声出力用の光端子が2つ、同軸端子が1つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、Bluetoothのみ(SBC・AAC)です。

 Wi-Fiが未搭載なのでDLNAにも未対応です。Apple系のAirplayにも対応しません

 ラジオは、AM・FM・ワイドFMに対応できます。

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 セッティングは、同社のAccuEQが利用可能です。

 その上で、天井跳ね返りスピーカーの位相ズレを調整するAccuReflexも対応ですので、ハイトスピーカーの設置には向くと言えます。

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 以上、オンキヨーTX-SR343の紹介でした。

 ONKYOが「推して」いる、3.1.2ch構成のDolbyAtmos構成を格安で楽しむための最新機と言えます。

 TX-L50でも、この構成は可能ですが、本体が大きな分、スピーカーを選ばず安定的に使えそうです。設定についても、AccuReflexを利用できる分、このような設置法の場合手軽でしょう。

 配線が邪魔になる後方スピーカーを「はじめから設置するつもりがない」場合、この機種は、割と有力な選択肢になりそうです。

3・中級者向けのAVアンプ:7.1ch

 続いて、チャンネル数が7.1ch以上のAVアンプを紹介します。

 5.1chで組もうと考えている場合も、性能が良い機種を選びたい場合(多チャンネルが不要でも)このグレードを選ぶ必要があります。


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 【2018年】

 6・SONY STR-DH790
  ¥39,193 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:7.1ch
出力:各90W (6Ω)
周波数特性:10 Hz-100 kHz
4K HDR10:対応
ドルビー:DOLBY TrueHD Atmos
DTS:DTS-HD Master Audio
HDMI入力:4系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光1 同軸1
ネットワーク:BT
サイズ:幅430x高さ156x奥行329.4mm

 ソニーSTR-DH770は、同社の入門用のAVアンプです。

 本体サイズは、幅430x高さ156x奥行329.4mmとなります。

 一般的なAVアンプと同じで、高さがある機種です。

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 チャンネル数は、最大7.1chです。

 基本的に5.1chの構成に、増えた2つのチャンネルは、自由に利用できます。

 例えば、ONKYOのように、「天井から降り注ぐ方向の音」の情報を再現する2つのハイトスピーカー(フロントハイ・スピーカ)」を増設して、5.1.2chとしても利用可能です。

 もちろん、5.1ch以下でも利用できます。

 テレビ出力は、4Kに対応し、HDR10とHKGにも対応します。

 DOLBY Visionにも対応であり、現状で全く問題ない水準です。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して80W(6Ω)です。

 YAMAHAなどのライバルに較べると少し数値が低いものの、一般的に全く問題ない水準です。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。

 十分な余裕があり、全く問題ありません。

 ハイレゾ音源は、しかしながら、対応が明示されません

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 サラウンド技術は、こちらは、DOLBY TrueHDDTS-HD Master Audioの対応です。

 7.1chでは、Dolby AtmosとDTS:Xに対応です。「上方降り注ぎ系」の音の再現も可能です。

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 仮想的な5.1ch再生は、S-Force PROフロントサラウンドを搭載です。

 他社と同じで、前方の3.1chのみでも、バーチャル的な5.1chを再現できます。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が4系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。

 これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸端子が1つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、Bluetoothのみの構成です。

 そのため、DLNA規格をふくめて、ネットワーク再生はフォローしません

 ラジオは、FM・ワイドFMのみの対応です。

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 セッティングについては、ソニーも、「アドバンストD.C.A.C.」という付属マイクを利用し、置いたスピーカーの位置を最適化する技術が優秀です。

 ヤマハも反響音を制御するYPAO‐R.S.Cという技術を持ちますが、定位の容易さは、利用した限り、個人的にはソニーを推します。

 初心者むけの設置性の容易さと言う点ではこちらがおすすめです。

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 以上、ソニーSTR-DH770の紹介でした。

 この価格で7.1chが構成できるのは素晴らしいです。「フロントハイ・スピーカー」などを取り付けられそうならば、面白いでしょう。


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 【2019年】

 7・パイオニア VSX-834
  ¥44,900 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:7.1ch
出力:各80W (8Ω)
周波数特性:10 Hz-100 kHz
4K HDR10:対応
ドルビー:Dolby Atmos
DTS:DTS:X
HDMI入力:4系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光1 同軸1
ネットワーク: BT
サイズ:幅435x高さ148x奥行321mm

 パイオニアVSX-834は、同社の中級グレードのAVアンプです。

 新旧両機種ありますが、サラウンド部分で、Dolby Atmos Height VirtualizerDTS Virtual:Xに対応した程度の違いなので、価格で選んで良いでしょう。

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 本体サイズは、幅435x高さ173x奥行320.5mmとなります。

 AVアンプとしても、高さ17cm以上は大きい方なので、事前に設置可能かラックを確認しましょう。

 チャンネル数は、最大7.1chです。

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 テレビ出力は、4Kに対応し、HDR10やHLGにも対応します。DOLBY Visionも対応します。

 一方、パイオニア機の場合は、単なるアップコンバートではなく、再計算によるSuper Resolution(超解像度技術)も行う点が高度です。

 この部分は、基本再生機器(TV)任せで良いですが、安いプロジェクターなどの場合は、高度な補正機能がない場合もあるので、無意味とも言えないです。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して80W(8Ω)です。

 下位グレードの機種と較べても、あまり協力ではないです。

 もちろん、音質面ではパーツ構成も重要です。こちらは、ディスクリート構成で、高性能DAC搭載とのことですが、部品番号の開示はありません。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHzです。

 同社の下位機同様より、高音域への対応力が伸びています。

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 ハイレゾ音源は、対応が明示されます。

 規格もWAV Flac Alac DSDなど主要コーデックに対応します。

 サラウンド技術は、こちらは、Dolby AtmosDTS:Xの対応です。

 そのため、天井の降り注ぎ音に対応できます。

 ただし5.1chですので、端子数の関係で、リアスピーカーを付けない3.1.2ch構成が最大です。

  201803111049.jpg

 仮想的な5.1ch再生は、同社の下位機種と同じです。

 前方の3.1chで擬似的に5.1chを再現するサラウンドエンハンサー」モードと、2.0chだけでサラウンドを実現するフロントステージ・サラウンドも対応です。

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 また2019年モデルについては、先ほども書いた、Dolby Atmos Height VirtualizerDTS Virtual:Xにも対応です。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が4系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。

 これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸端子が1つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、Bluetoothのみ搭載です。

 ラジオは、AM・FM・ワイドFMの対応です。

 セッティングについては、この機種もMCACCという自動調整システムが装備です。

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 以上、パイオニアVSX-834の紹介でした。

 7.1ch機は、この価格帯でライバルが多いです。

 ただ、単に4Kアップコンバートするだけでなく、超解像度技術を搭載している点は「売り」でしょう。

 先述のように、最新の液晶TVに出力するなら別として、(あまり画質向上機能の充実しない)10万円以下のプロジェクターなどには、割と使える仕様だと思います。


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 【2018年モデル】

 8・ヤマハ RX-V585
  ¥47,142 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:7.1ch
出力:各115W (6Ω)
周波数特性:10 Hz-100 kHz
4K HDR10:対応
ドルビー:DOLBY TrueHD
DTS:DTS-HD Master Audio
HDMI入力:4系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光1 同軸2
ネットワーク:Wi-Fi BT
サイズ:幅435x高さ161x奥行327mm

 ヤマハRX-V585は、同社RXシリーズでは最も上位の製品です。

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 なお、この機種は、【ホームシアタースピーカーの比較記事】で紹介した、「ヤマハ推奨の構成」となる、THEATER SOUND 585 5.1ch に採用されるAVアンプでもあります。

 本体サイズは、幅435x高さ161x奥行327mmとなります。

 AVアンプとしても、高さ17cm以上は大きい方なので、事前に設置可能かラックを確認しましょう。

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 チャンネル数は、最大7.1chです。

 他社にも見られますが、2つのハイトスピーカー(フロントハイ・スピーカ)」を加える、5.1.2chの最新構成に対応できます。

 なお、ヤマハの場合、別室に、ステレオスピーカーを2個引き出すような使い方も提案しており、寝室兼用などにもできます。

 テレビ出力は、4Kに対応し、HDR10・HLG・DOLBY visionにも、対応します。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して115W(6Ω)です。余裕があり、十分です。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。

 この部分も、同社の下位機種同様に問題ないでしょう。

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 ハイレゾ音源は、対応が明示され、WAV Flac Alac DSDなど主要コーデックに対応します。

 再生周波数帯域も100kHzまで保証されるので、スペック上問題ないです。

 サラウンド技術は、Dolby AtmosとDTS:Xに対応です。

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 仮想的な5.1ch再生は、ヤマハの下位機種と同じです。

 前方スピーカーのみで擬似的な5.1ch再生を可能にするシネマDSPに対応します。同様に、5.1ch環境で、擬似的に7.1ch環境を再現するシネマDSP<3Dモード>にも対応です。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が4系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸端子が2つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、AACまでのコーデックに対応するBluetoothに加えて、こちらもWi-Fiが搭載です。

 DLNA対応なので、PCやNASなどネットワーク上に保存した動画なども再生可能です。AppleのAirPlayにも対応です。

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 ラジオは、AM・FM・ワイドFMに対応できます。また、2018年モデルからは、Spotifyとハイレゾ配信サービスのDeezer HiFiに対応しました。

 セッティングについては、便利なYPOが利用可能です。また操作については、この機種も、音声操作が、AmazonのAlexaを介して対応可能です。電源・音量・プレイリスト選択・選曲に対応します。

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 以上、ヤマハRX-V585の紹介でした。

 現在的に、ないし、将来的に「7.1chを試して見たい!」という方には、おすすめできるAVアンプです。

 一方、「5.1ch」システムを買われる予定の方は、音質・映像の質の面で3万円以下の機種とおおきな差異がないため、より安い下位機種を選んでも良いと思います。

 ただ、 ただ、Wi-Fiの搭載で、ネットワーク再生を考える場合は、この機種は大きな魅力です。その意味、将来性の高いのはこちらでしょうね。

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 【2018年】

 9・ヤマハ RX-V485 【Wi-Fiあり】
  ¥37,620 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:5.1ch
出力:各115W(6Ω)
周波数特性:10 Hz-100 kHz
4K HDR10:対応
ドルビー:DOLBY TrueHD
DTS:DTS-HD Master Audio
HDMI入力:4系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光1 同軸2
ネットワーク:Wi-Fi BT
サイズ:幅435x高さ161x奥行327mm

 なお、同型の「下位機」としてRX-V485が同時発売されています。

 こちらは5.1chの対応です。

 ただし、幅435x高さ161x奥行327mmと、上位機と同型状でスリムではないです。

 基本的にチャンネル以外の部分は変わらないので、7.1chを導入するつもりがないならば、こちらでも良いでしょう。

 ただ、価格差はさほどないので、(将来中古で売る場合も含めて)将来性は上位機でしょう。


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 【2018年】【各色】

 10・ヤマハ AVENTAGE RX-A780
  ¥59,200 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:7.1ch
出力:各130W (8Ω)
周波数特性:10 Hz-100 kHz
4K HDR10:対応
ドルビー:Dolby Atmos
DTS:DTS:X
HDMI入力:5系統
HDMI出力:2系統
オーディオ:光2 同軸2
ネットワーク:Wi-Fi BT
サイズ:幅435x高さ171x奥行380mm

 ヤマハRX-A780は、同社のAVENTAGE<アベンタージュ>シリーズに属する、上級グレードのAVアンプです。

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 今回紹介する10万円以下グレードの機種でも「高級品」の1つです。

 ヤマハの場合、このグレードからが20万円以上に連なる「ハイエンド系」の技術が搭載されはじめます。

 フルディスクリート構成7ch低歪パワーアンプや、各種の防振・耐ノイズ設計など、プラスアルファが見られます。

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 本体サイズは、幅435x高さ171x奥行380mmとなります。

 大きめの機種です。

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 チャンネル数は、最大7.1chです。

 したがって「天井から降り注ぐ方向の音」の情報を再現できる、5.1.2chに対応します。

 テレビ出力は、4Kに対応し、HDR10 HLGにも対応します。

 加えてDOLBY Visionにも対応します。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して130W(8Ω)です。

 大きなトールボーイのような大型フロントスピーカーを利用する場合も、十分なスペックです。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。問題ありません。

 ハイレゾ音源は、対応が明示され、WAV Flac Alac DSDなど主要コーデックに対応します。

 サラウンド技術は、Dolby AtmosDTS:Xの対応です。

 先述のように、天井の降り注ぎ音に対応できます。

 201803110955.jpg

 仮想的な5.1ch再生は、同社の下位機種と同じです。

 シネマDSPのほか、擬似的に7.1ch環境を再現するシネマDSP<3Dモード>に対応です。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が5系統、HDMI出力(TVへ)が2系統です。

 これに、音声出力用の光端子が2つ、同軸端子が2つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、BluetoothとWi-Fiが搭載です。

 下位機種同様に、DLNA対応であり、AppleのAirPlayにも対応です。

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 ラジオは、FM・ワイドFMの対応です。

 また、FMの空き帯域を利用したワイドAM(補完放送)にも対応します。また、ネットワークオーディオサービスとして、下位機種の2つに加えてradikoに対応します。

 セッティングについては、こちらも定評のあるYPOが利用可能です。

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 以上、ヤマハRX-A770の紹介でした。

 下位機種と同じ7.1ch構成ですが、ドルビーアトモスに対応している点で「上位」です。対応させたい方は良い選択肢です。

 一方、5.1ch以下で検討されている場合について言えば、下位機種と同じDACながら、デジタル・映像・表示・アナログオーディオそれぞれに電源回路を分離するなど、こちらは、ノイズ処理や共振処理がより高グレードです。

 とはいえ、AVアンプは、ピュアオーディオ系機器ではないため、そこまで細かくこだわる必要性はないかもしれません。普通の方は気にせず下位機種で良いでしょう。

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 【2018年】【各色】

 11・ヤマハ AVENTAGE RX-A880
  ¥71,540 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:7.1ch
出力:各130W (8Ω)
周波数特性:10 Hz-100 kHz
4K HDR10:対応
ドルビー:Dolby Atmos
DTS:DTS:X
HDMI入力:7系統
HDMI出力:2系統
オーディオ:光2 同軸2
ネットワーク:Wi-Fi BT
サイズ:幅435x高さ171x奥行380mm

 なお、同じ筐体を使った「1ランク上」のRX-A880も同時発売です。

 こちらについては、HDMI端子の数が増量されたほか、5年間に保証が延長される点、前面端子にアルミ製カバーがある点が相違点です。

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 また、セッティングについては、便利なYPOをパワーアップし、最大8地点の計測点でより正確にセッティングする「マルチポイント計測」に対応します。

 一方、それ以外の点では変わらないので、基本的には下位機で良いと思います。


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 【2017年】

 12・SONY STR-DN1080
  ¥58,029 Amazon.co.jp (8/14執筆時)

チャンネル数:7.1ch
出力:各100W (6Ω)
周波数特性:10 Hz-100 kHz
4K HDR10:対応
ドルビー:Dolby Atmos
DTS:DTS:X
HDMI入力:6系統
HDMI出力:2系統
オーディオ:光1 同軸1
ネットワーク:Wi-Fi BT(LDAC)
サイズ:幅430x高さ156x奥行331mm

 SONYSTR-DN1080は、同社の上級グレードのAVアンプです。

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 SONYの場合も、このグレードから明らかにパーツ構成を「ハイエンド」系にしており、本格派です。

 ソニーは社是としてハイレゾの普及を図っています。

 この機種もプリアンプ部を高精度にし、高音域の信号が潰れないよにしたり、パワーアンプまでの接続も無酸素銅の銅棒で直結するなど、面白い仕組みです。

 ハイレゾに欠かせない高速応答性も改良されています。Ultra HD Blu-ray規格は、音楽データがハイレゾ仕様ですし、AVアンプとしても今後欠かせない部分です。

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 本体サイズは、幅430x高さ156x奥行331mmとなります。

 AVアンプとして、標準的なサイズです。

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 チャンネル数は、この機種も、最大7.1chです「フロントハイ・スピーカーを2機」付ける構成のほか、天井に「トップミドルスピーカー」を取り付けて振り下ろし音を再現する方法も提案されます。

 テレビ出力は、4Kに対応し、HDR10・HLGにも対応します。Dolby Visionにも対応です。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して100W(6Ω)です。必要十分な性能です。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。問題ありません。

 ハイレゾ音源は、対応が明示され、WAV Flac Alac DSDなど主要コーデックに対応します。

 サラウンド技術は、Dolby AtmosDTS:Xの対応です。

 先述のトップミドルスピーカーや、イネーブルドスピーカーによる、振り下ろし音再生に対応できます。

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 仮想的な5.1ch再生は、下位機種と同じで、S-Force PROフロントサラウンドを搭載です。

 他社と同じで、前方の3.1chのみで、バーチャル的な5.1chを再現できます。

 さらに、ファントム・サラウンドバック機能を用いた場合、5.1ch構成でも、背面に2本のバーチャルスピーカーを置いた7.1.2ch相当のサラウンド感を再現可能です。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が6系統、HDMI出力(TVへ)が2系統です。

 出力が2系統なので、例えば、TVとプロジェクターを併用したい場合などに有効です。これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸端子が1つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、BluetoothとWi-Fiが搭載です。

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 DLNA対応であり、AppleのAirPlayにも対応です。

 また、Bluetoothについては、LDACコーデックに対応するため、対応ヘッドホンなどに、ハイレゾ音質で出力することも可能です。

 なお、対応ヘッドホンについては【おすすめハイレゾ対応ヘッドホンの比較記事】に書きました。

 ラジオは、FM・ワイドFMの対応です。音楽配信サービスは、Spotifyに対応します。

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 セッティングについては、下位シリーズよりも進化したD.C.A.C.EXに対応します。

 この場合、Dolby Atmosなどの7.1ch設定についても最適化できます。それ以外の場合も、周波数特性の補正がより正確で上位です。

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 以上、SONYSTR-DN1080の紹介でした。

 ヤマハRX-A770の事実上のライバル機といえるでしょう。パワーではヤマハにやや劣るものの、補正技術や、とくにハイレゾに関わる部分は期待値が高いです。

次回につづく
ホームシアター向けのAVアンプのおすすめは結論的にこちら

 というわけで、今回は、AVアンプを紹介しました。

 記事は、もう少し続きます。

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・ONKYO TX-NR696(B)
・ONKYO TX-RZ830(B)
・Pioneer VSX-LX304(B)  
・DENON AVR-X1600H-K
・DENON AVR-X2600H-K
・マランツ NR1710/FN
・ YAMAHA RX-A1080(H)
・ YAMAHA RX-A2080(H)
・ YAMAHA RX-A3080(H)

 次回の後編記事【こちら】では、今回紹介できなかった、各社の上位製品を紹介します。
posted by Atlas at 14:42 | オーディオ製品

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