Top オーディオ製品 比較2021'【高音質】新型AVアンプ23機の性能とおすすめ・選び方【初心者〜中級者】(1)

2021年03月16日

比較2021'【高音質】新型AVアンプ23機の性能とおすすめ・選び方【初心者〜中級者】(1)

【今回レビューする内容】2021年 高音質で安い!AVアンプの性能とおすすめ・選び方:AVレシーバー ヤマハ・ソニー・マランツ・デノン・オンキヨーの人気AVアンプ:違い・価格別の性能ランキング:2万円・3万円〜10万円以内クラスDOLBY ATMOS 4K HDR10+対応

【紹介する製品型番】ヤマハ RX-V4A RX-V385 RX-V6A RX-A780 RX-A2080 RX-A1080 SONY STR-DH790 DENON AVR-X1600H AVR-X2700H AVR-X4700H AVC-X6700H AVC-X8500H-K AVC-A110 マランツ NR1711/FN NR1711/FB NR1710/FN NR1710/FB SR6015 SR8012 SR8015

今回のお題
ホームシアター向けのAVアンプのおすすめはどの機種?

 どもAtlasです。

 今日は、2021年3月現在、最新のAVアンプの比較です。

 201803101642.jpg

 「初めてのAVアンプ」に最適な、2-3万円前後の入門向け製品から、30万円程度の本格的な製品まで、最新機種を広く調査しました。

 YAMAHAをはじめとして、DENON・マランツ・SONYなどの人気メーカーのAVアンプを紹介します。

1・アンプのパワー  ★★★★★
2・チャンネル数   ★★★★★
3・仮想サラウンド  ★★★★★
3・ネットワーク再生 ★★★★★
4・設置性      ★★★★★
5・ノイズ対策    ★★★★★
6・総合評価     ★★★★★

 以下の記事では、いつものように、各製品を比較していきます。

 そして、最後の「結論」では、上表のような観点から、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。

ーー

1・プリメインアンプの比較
2・AVアンプの比較
3・サウンドバーの比較
4・ミニコンポの比較
5・ステレオスピーカーの比較

  なお、今回は、このブログモノマニアの音響関係比較記事の第2回目記事として書きました。

1・AVアンプの選び方の基本

 201807090943.jpg

 AVアンプは、ホームシアター構築に「マスト」のオーディオ機器として、ハウツー本などに紹介されます。

 しかし、ホームシアターを初めて構築しようという初心者の方に「必ずしもおすすめできる機器」でもないことを、あらかじめ断っておきます。

 理由は2つです。

1・本体が相当大きくて邪魔である点、
2・より省スペースで構築する手段もある点、

 です。

 どういうことか?、ヤマハのAVアンプを例にしつつ、説明してみましょう。


 201803101644.jpg

 AVアンプの設置位置は、ブルーレイプレーヤーとテレビの中間の位置になります。

 その際、プレーヤーから、映像信号音声信号双方を引き込む方式です。

 そして、AVアンプから、映像信号サラウンドスピーカーに、音声信号TVやプロジェクターにケーブルで信号をそれぞれに振り分けます。

 接続配線は、上図の様に【映像再生機器→AVアンプ→テレビ】の順でつなぎます。

 これは【映像再生機器→TV→アンプ】の順だと、著作権保護の関係でマルチチャンネル音声信号が送れないからです(例外はあり)。

 201803101649.jpg

 似たような機器に「プリメインアンプというものがあります。

 AVアンプは(左図)に比べて、かなり小型です(右図)。

 これは、AVアンプと違い映像信号の経由がないため、映像端子を搭載しないで済むからです。

 接続配線は、【映像再生機器→TV→アンプ】の順、ないし、映像とは別として、映像関連機器→アンプ】の順での配線です。

 201803101705.jpg

 「プリメインアンプは、基本的に5.1chなどの映画館のような多チャンネルは扱えず、ステレオです。

 ただ、スピーカー2本でステレオ構成にしたい場合(2ch構成)、または、それに低音を強調するサブウーハーのみ付ける構成(2.1ch)の場合は、基本的に、プリメインアンプ の方が、設置性において有利です。

 映像より、CDなどの音楽再生をメインに考えたいならば、音質面でもこの方式を「推し」ます。

----

 結論的にいえば、5.1chのサラウンド環境の構築が「マスト」ではないならば、この方式が良いでしょう。

 そうした方は、記事が別なので、このブログの【おすすめプリメインアンプの比較記事】をご覧ください。


 201803101704.jpg

 一方、映画館のような臨場感を得たいがために、サラウンドスピーカー(5.1chなど)を設置する場合は、映像用端子がないプリメインアンプでは、対応できません。

 その場合は、AVアンプが必要です。

 ただし、本格的にシステムを作る場合、部屋の後方への配線が必要である点や、先述のようにAVアンプが「馬鹿でかい」点など、難易度は高いと言えます。

 201803101710.jpg

 その点で言えば、テレビの下の部分に「1つの長いスピーカー」を設置するだけで、壁の反響などを利用して、擬似的に5.1chを再現できる「アンプ内蔵スピーカー」を出しています。

 ヤマハ製品を含め、昔は「おもちゃ並み」の音質でした。

 しかし、最近は、4Kなどの大型テレビの普及で需要が伸びた結果、製品の音質は飛躍的に向上しています。

---

 結論的にいえば、初心者には、こちらのほうが「手軽で良い」気がします。

 なお、こうした商品は、音響機器としては別ジャンルになります。

 このブログでは、【おすすめサウンドバーの比較記事】で、ヤマハの商品を含めて別に紹介しています。興味のある方はご覧ください。


 201807090951.jpg

 以上、AVアンプと、そのオルタナティブとなり得る、いくつかの音響機器を紹介しました。

(改めて)まとめれば、AVアンプは、(バーチャルではない)本格的なサラウンド環境を構築したい覚悟のある方に「のみ」おすすめすできる、「本格派」です。

 とくに、サラウンドスピーカーの配線を有線ケーブルで構築する場合、ケーブルが部屋の美観を損ねて、家族の不興を買うのは必至なので、注意しましょう。

----

 と、ネガティブに書いてしまいました。

 しかし、AVアンプを使うホームシアターは、費用としては、割と安くできるので、挑戦しやすいのも事実です。

 また、正しく音場を構築できたときの「破壊力(迫力)は凄まじい」です。

 201902041250.jpg

 予算としては、例えばヤマハの場合、入門用のAVアンプが2.5万円前後5.1chスピーカーシステムが(安い構成で)2.5万円前後です。

 合計、5万円あれば、「だいぶ聴ける」システムが完成します。音楽中心ならば2.0chのステレオ構成をおすすめしますが、「映画好き」ならば、このシステムに挑戦すると良いでしょう!

ーー

 というわけで、以下では、AVアンプを紹介します。

1・入門用AVアンプ(5.1ch)
2・中級のAVアンプ(7.1ch)
3・上級 のAVアンプ(9.1ch)

 今回は、紹介したい機種も多いため、チャンネル数別に、3つのカテゴリーに分けて順番に紹介します。 

2・安い入門用AVアンプ:5.1ch

 では、具体的なAVアンプの比較に入りましょう。はじめに、実売価格で4万円を下回る「入門機」の紹介です。

 以下の本文では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


 202009091311.jpg

 【2020年発売】【予約商品】

 1・ヤマハ RX-V4A
  ¥49,500 楽天市場 (3/16執筆時)

チャンネル数:5.1ch
出力:各125W (6Ω)
周波数特性:10Hz-100 kHz
4K HDR10:対応
ドルビー:DTS-HD Master Audio
DTS:DTS-X
HDMI入力:4系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光1 同軸1
ネットワーク:BT 4.2 Wi-Fi 有線LAN
サイズ:幅435x高さ171x奥行377mm

 ヤマハRX-V4A は、ホームシアター入門用RXシリーズのAVアンプです。

 ヤマハの場合、AVアンプを「AVレシーバー」と呼び、旧来の用途に問わない多機能性をアピールしています。

 なお、5.1ch機については、このグレードの上位にRX-S602という製品もありました。しかし、2021年で終息しています。

 202009091316.jpg

 本体サイズは、幅435x高さ171x奥行377mmです。

 同社は、2020年に10年ぶりに入門機のデザインを刷新しました。

 先述のように、AVアンプは基本的には、高さ方向に「デカい」の特徴ですが、新機種になって、奥行も少し増えましたので、設置スペースは注意してください

 チャンネル数は、最大5.1chです。

 つまり、センター1本・フロント2本・リア2本のスピーカーと、低音用のサブウーハー1機を、スピーカーセットの基本構成とします。

 202009091319.jpg

 テレビ出力は、4K/60pに対応します。

 4Kに対応するには、HDCP2.2などの新規格のHDMIなどに対応する必要があります。

 今回紹介する全製品は全て「4Kテレビ対応」ですが、この部分で、中古や型落ち製品も選択肢に入れている方は注意しましょう。4Kアップスケーリングにも対応です。

 8Kテレビ用に、8K/60p信号にも対応できるほか、ゲーム用に4K/120Hzにも対応予定です。

 201803110844.jpg

 一方、本機は、HDR(HDR10)や、新4K放送に採用されるHLGにも対応します。

 HDRは、従来よりも輝度を上げ、映像のコントラストを上げられる技術です。次世代規格のUltra-HDブルーレイにも採用されました。

 【ブルーレイプレーヤーの比較記事】でも紹介したように、近年の映画のブルーレイ版でも採用されてきています。

 一方、最新のTVは、【4KTVの比較記事】でも紹介しましたが、HDRに対応しない画質をHDR並にアップコンバートする機能を搭載しているため、現状ではAVアンプのHDR対応は「マスト」と言えるでしょう。

 201807091002.jpg

 さらに、「HDRの上位互換」となるHDR10+やDOLBY VISIONにも対応します。

 したがって、対応メディアの点では、入門機ながら「無双」です。


 201803110901.jpg

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して100W(6Ω)です。

 再生周波数帯域は、低音域方向(小さいほどスペックが良い)10 Hzで、高音域方向(大きいほどスペックが良い)で100 kHz となっています。

 ただ、国産のAVアンプは、最近はどのメーカーもこの表記ですし、比較の意味は薄くなりました。

 201905101655.jpg

 ハイレゾ音源は、周波数帯域的に対応できます。

 D/Aコンバーターを、ハーブラウンの384kHz/32bitにするなど、この機種は「豪華」です。

 Ultra HD Blu-rayは、(CDより音質の良い)ハイレゾ音源をフォローするので、この部分のスペックは、今後重要です。

 サラウンド技術は、DOLBY TrueHDDTS-HD Master Audioに対応します。

 一般的な、5.1chの再生に問題ない仕様です。

 202009091412.jpg

 仮想的な5.1ch再生も、対応します。

 後方に2スピーカーの設置が無理な場合など、前方にSPを設置しても、音の跳ね返りなどを利用して、擬似的に5.1chを再現できます。シネマDSPという名称です。

 また、本機は、TVより後方のプレゼンススピーカーを擬似的に再現できる「シネマDSP 3D 」に対応します。

 リアのサラウンドスピーカーをしっかり据え付けられる環境の場合でも、この機能は有効でしょう。

 202009091347.jpg

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が4系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。

 これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸端子が2つ付属する構成となります。

 なお、本機は、HDMI端子がeARC仕様です。4K著作権保護コンテンツ(Ultra HD Blu-rayブルーレイなど)の接続における柔軟性は高いです。

 202008271116.jpg

 ネットワーク機能は、BluetoothWi-Fi・有線LANを装備します。

 第1に、Bluetoothは、SBCとAACの対応ですので、圧縮音源レベルの音質ですが、スマホとのリンクには便利です。

 第2に、Wi-Fiは、ハイレゾ音質までフルに対応できます。

 また、DLNA規格に準拠した製品ならば、ネットワーク再生が可能です。

 対応PC(ソフト)からの再生のほか、【おすすめNASの比較記事】で紹介したような、ネットワーク上のサーバーからの再生も可能です。Apple系のAirplay 2にも対応です。

 202009091340.jpg

 ストリーミングサービスは、Wi-Fiが装備されるので、当然「対応」します。

 Amazon MusicSpotifyの二強を網羅し、スマホに依存せず再生できます。

  202106101053.jpg

 とくに、最近Amazonでは、ハイレゾ音源もあるAmazon Music HDという上位の聴き放題サービスが始まりました。

 とくに、2021年6月からは、月額980円(会員780円)のAmazon Music Unlimitedの料金だけで聴けるように進化しています。

 無料試用もできる(こちら)ため、事前に試して見るのもよいでしょう。

 そのほか、【Amazon Alexa端末の比較記事】で紹介したような、同社の端末から、音声で、アンプの操作をさせることも可能となっています。

 ラジオは、AM・FM・ワイドFMに対応できます。

 201807091011.jpg

 セッティングは、外部マイクが付属し、室内の音響特性を最適化する技術(YPO)が使えます。

 他社に比べても設置の容易性では配慮があります。

 そのほか、本機は、新4K衛星放送の音声規格(MPEG-4 AAC)に対応します。

 PCMに変換されたデータを受けられるので問題はないのですが、外部機器によっては、マルチチャンネルが消えていたのですが、その対策となります。なお、2020年以降に発売された各社の製品は、今回言及がなくても、総じてこの仕様になります。

---

 以上、ヤマハRX-V4A の紹介でした。

 本機は、本体が刷新されたと同時に、ネットワーク面や、映像規格面でも「最新化」されました。

 結果、格安「入門機」の「新基準機」と言って良いほど、欠点がない機種となっています。

 現状では、格安機を選ぶ場合、本機を基準に比較すると、選びやすいといえます。

ーーー

 201807091124.jpg

 【2018年】

 2・ヤマハ RX-V385
  ¥36,080 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

チャンネル数:5.1ch
出力:各100W (6Ω)
周波数特性:10Hz-100 kHz
4K HDR10:対応
ドルビー:DOLBY TrueHD
DTS:DTS-HD Master Audio
HDMI入力:4系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光1/同軸2
ネットワーク:BT
サイズ:幅435x高さ151x奥行315mm

 なお、このグレードの旧機種としてRX-V385がまだ売られています。

 201803110838.jpg

 スペック的に似た機種ではありますが、ネットワークがBluetoothのみです。

 ストリーミング全盛の現代において、Wi-Fiがないのは致命的に使い勝手が悪いため、あまりおすすめできません。

 そのほか、HDMIがeARC仕様ではない点、シネマDSPが3Dではない点、出力が少し落ちる点などが相違点です。

ーーー

 201905101811.jpg

・ONKYO
 :TX-L50
 :TX-SR393
・パイオニア
 :VSX-834
 :VSX-S520

 なお、5.1ch機については、昨年まで日本のオンキヨー・パイオニアからも、上記製品の販売がありました。

 昨今の報道でもあったように、2019年、両社のスピーカー部門売却計画にともない生産が終了し、在庫もないです。

 売却は中止で、両社は再びホーム家電を開始するようですが、海外優先で、しばらく日本市場には出ないようです。出たら再び掲載しようと思います。

3・中級者向けのAVアンプ:7.1ch

 続いて、チャンネル数が7.1ch以上のAVアンプを紹介します。

 5.1chで組もうと考えている場合も、性能が良い機種を選びたい場合(多チャンネルが不要でも)このグレードを選ぶ必要があります。


 201810310855.jpg

 【2018年】

 3・SONY STR-DH790
  ¥45,500 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

チャンネル数:7.1ch
出力:各90W (6Ω)
周波数特性:10Hz-100 kHz
4K HDR10:対応
ドルビー:DOLBY Atmos/ True HD
DTS:DTS-X/ HD Master Audio
HDMI入力:4系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光1 同軸1
ネットワーク:Bluetooth
サイズ:幅430x高さ156x奥行329.4mm

 ソニーSTR-DH770は、同社の5万円前後の価格帯のAVアンプです。

 なお、同社については、STR-DN1080という上位機があったのですが、2020年で生産終了です。

 本体サイズは、幅430x高さ156x奥行329.4mmとなります。

 一般的なAVアンプと同じで、高さがある機種です。

 201803111057.jpg

 チャンネル数は、最大7.1chです。

 基本的に5.1chの構成に、増えた2つのチャンネルは、自由に利用できます。

   202009091256.jpg

 ・SONY SS-CSE【ペア】
  ¥18,931 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

 例えば、「天井から降り注ぐ方向の音」の情報を再現する、超小型のハイトスピーカー(フロントハイ・スピーカ)」を2つ増設して、5.1.2chとしても利用可能です。

 SONYの発売もありますが、フロントスピーカーの上に2機設置するのが普通です。

 もちろん、5.1ch以下でも利用できます。

 201905101502.jpg

 テレビ出力は、4K/60pに対応します。

 また、HDR10にも対応し、新4K衛星放送用に使われるHLG規格も公式的に対応となります。

 一方、DOLBY Visionに対応しますが、発売時期の関係でHDR10+には対応しません。

 とはいえ、普及していないので、現状で全く問題ない水準です。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して80W(6Ω)です。

 本体のサイズ感からするとヤマハなどのライバルより数値が低いです。

 ただ、価格が違いますし、総額15万円のスピーカーシステムなら、一般的に全く問題ない水準です。

 再生周波数帯域は、本機も10Hz-100 kHz です。

 十分な余裕があり、全く問題ありません。

 202009091443.jpg

 ハイレゾ音源は、一方、本機は非対応です。

 音楽を聴かない限り一般的には問題ないです。

 しかし、4K画質の4K Ultra HD ブルーレイは、収録音源がハイレゾ音質ではあります。

 201807091047.jpg

 サラウンド技術は、DOLBY TrueHDDTS-HD Master Audioの対応です。

 加えて、本機は、7.1ch機ですので、Dolby AtmosとDTS:Xにも対応です。「上方降り注ぎ系」の音の再現も可能です。

 201807091048.jpg

 仮想的な5.1ch再生は、S-Force PROフロントサラウンドを搭載です。

 他社と同じで、前方の3.1chのみでも、バーチャル的な5.1chを再現できます。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が4系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。

 これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸端子が1つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、Bluetooth(SBC)のみです。

 ストリーミングサービスは、Wi-Fi未対応なので、フォローされません。

 ラジオは、FM・ワイドFMのみの対応です。

 201803111216.jpg

 セッティングについては、ソニーは、「アドバンストD.C.A.C.」というシステムがあります。

 付属マイクを利用し、置いたスピーカーの位置を最適化する技術です。

 ヤマハも反響音を制御するYPAO‐R.S.Cという技術を持ちますが、定位の容易さは、利用した限り、個人的にはソニーを推します。

---

 以上、ソニーSTR-DH770の紹介でした。

 Wi-Fiやハイレゾ対応の部分では、やや物足りない機種ではあります。

 ただ、この価格で7.1chが構成できるのは素晴らしいです。「フロントハイ・スピーカー」などを取り付けられそうならば、結構面白いでしょう。


201810310859.jpg

 【2020年発売】【予約販売】

 4・ヤマハ RX-V6A
  ¥71,500 楽天市場 (3/16執筆時)

チャンネル数:7.1ch
出力:各125W (6Ω)
周波数特性:10Hz-100 kHz
4K HDR10:対応
ドルビー:DOLBY Atmos/ True HD
DTS:DTS-X/ HD Master Audio
HDMI入力:4系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光1 同軸2
ネットワーク:BT 4.2 Wi-Fi 有線LAN
サイズ:幅435x高さ171x奥行377mm

 ヤマハRX-V6Aは、同社のRXシリーズでは上位製品です。

 簡単に言えば、冒頭に紹介したRX-V4A7.1ch対応としたものですが、多くの部分でスペックが変わっているので、改めて見ていきます。

 201905101657.jpg

 なお、本機は、【ホームシアタースピーカーの比較記事】で紹介した、「ヤマハ推奨の構成」となる、THEATER SOUND 585 5.1ch に採用されるAVアンプだった RX-V585の後継機です。

 本体サイズは、幅435x高さ171x奥行377mmとなります。

 5.1chのRX-V4Aと本体サイズは同じにして、筐体を同じ作りにして、コストダウンを狙っています。

 201803111128.jpg 

 チャンネル数は、最大7.1chです。

 本機も、2つのハイトスピーカー(フロントハイ・スピーカ)」を加えることで、5.1.2chの最新構成に対応できます。

 そのほか、ヤマハの場合、別室に、ステレオスピーカーを2個引き出すような使い方も提案しており、寝室兼用などにもできます。

 テレビ出力は、4K/60pに対応し、HDR10+・HLG・DOLBY visionにも、対応します。

 加えて、利用者は限られるでしょうが、8Kテレビ用の8K/60p、ゲーム用の4K/120Hzにも対応できます。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して125W(6Ω)です。

 余裕があり、十分です。

 再生周波数帯域は、本機も、10Hz-100kHZです。

 この部分も、同社の下位機種同様に問題ないでしょう。

 201807091108.jpg

 ハイレゾ音源は、同社の下位機種と同じで、対応です。

 DACも同等で、ハーブラウンの384kHz/32bitであり、豪華です。

 サラウンド技術は、本機も最新のDolby AtmosとDTS:Xに対応できます。

 201803110955.jpg

 仮想的な5.1ch再生は、ヤマハの下位機種と同じです。

 繰り返せば、フロントのみならず、リアスピーカーの音も疑似的に再現できるシネマDSP 3Dにも対応です。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が4系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。

 これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸端子が2つ付属する構成です。

 また、HDMI端子は本機も、eARC対応です。

 202008271116.jpg

 ネットワーク機能は、BluetoothWi-Fiが搭載です。

 Bluetoothのコーデックは、SBCとAACまでなので、高音質で利用したい場合は、Wi-Fiを利用します。

 202009091340.jpg

 ストリーミングサービスは、下位機種と同じで、Amazon MusicSpotifyの二強を網羅し、スマホに依存せず再生できます。

 ラジオは、AM・FM・ワイドFMに対応できます。

 201807091058.jpg

 セッティングは、外部マイクが付属し、室内の音響特性を最適化する技術(YPO)が使えます。

 また操作については、本機もファームウェア更新でAmazonのAlexaに対応です。【Amazon Echoの比較記事】で書いたように、音声入力で、AVアンプの操作ができます。

--

---

 以上、ヤマハRX-V6A の紹介でした。

 ソニーの7.1ch機と比較する場合、パワーは本機が2倍程度上である上、ハイレゾ音源にしっかり対応している点が魅力です。

 値段は少々しますが、将来性はあるため、「先行投資」と考えるならば、本機を選択する意味はあります。

 一方、スピーカーについて、「5.1ch」以上の数を(未来も)買うつもりがないならば、RX-V4A などのヤマハの5.1ch機でも十分です。

 必要に応じて選んでください。


 201807091135.jpg

 【2018年】【生産終了】

 5・ヤマハ AVENTAGE RX-A780(B)
 6・ヤマハ AVENTAGE RX-A780(H)
  ¥65,700 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

チャンネル数:7.1ch
出力:各130W (8Ω)
周波数特性:10Hz-100 kHz
4K HDR10:対応
ドルビー:Dolby Atmos
DTS:DTS:X
HDMI入力:5系統
HDMI出力:2系統
オーディオ:光2 同軸2
ネットワーク:BT 4.2 Wi-Fi 有線LAN
サイズ:幅435x高さ171x奥行380mm

 ヤマハRX-A780は、同社のAVENTAGE<アベンタージュ>シリーズに属するAVアンプです。

 ただし、2020年に「生産終了」で、在庫限りとなります。

 201807091140.jpg

 今回紹介する10万円以下グレードの機種でも「高級品」の1つです。

 ヤマハの場合、このグレードから「ハイエンド系」の技術が搭載されはじめます。

 フルディスクリート構成7ch低歪パワーアンプや、各種の防振・耐ノイズ設計など、プラスアルファが見られます。

 201807091152.jpg

 本体サイズは、幅435x高さ171x奥行380mmとなります。

 大きめの機種です。

 201803111147.jpg

 チャンネル数は、最大7.1chです。

 したがって「天井から降り注ぐ方向の音」の情報を再現できる、5.1.2chに対応します。

 テレビ出力は、4Kに対応します。

 2018年機なので、HDR10+や8Kテレビなどは対応しません。

 しかし、その他の重要な規格(新4K営巣放送のHLGなど)は網羅しますし、問題ないでしょう。

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して130W(8Ω)です。

 大きなトールボーイのような大型フロントスピーカーを利用する場合も、十分なスペックです。

 再生周波数帯域は、10Hz-100 kHz となっています。

 こちらも、問題ありません。

 ハイレゾ音源は、本機も対応です。

 DACは192kHz/32bitまでの対応ですが、先述のように、それ以上あっても、対応するコンテンツがないので、これでOKです。

 サラウンド技術は、本機も、Dolby AtmosDTS:Xの対応です。

 先述のように、天井の降り注ぎ音に対応できます。

 201803110955.jpg

 仮想的な5.1ch再生は、同社の下位機種と同じです。

 シネマDSP 3Dにも対応です。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が5系統、HDMI出力(TVへ)が2系統です。

 これに、音声出力用の光端子が2つ、同軸端子が2つ付属する構成です。

 ネットワーク機能は、BluetoothとWi-Fiが搭載です。

 下位機種同様に、DLNA対応であり、AppleのAirPlayにも対応です。

 202009091511.jpg

 ストリーミングサービスは、下位機種と比較する場合、インターネットラジオのRadikoに公式対応します。

 ラジオは、FM・ワイドFMの対応です。

 セッティングについては、こちらも定評のあるYPOが利用可能です。

---

 以上、ヤマハRX-A770の紹介でした。

 在庫は限られますが、残っているならば、パーツ品質の良い本機が、RX-V6A よりオススメです。こちらは、ノイズ処理や共振処理がより高グレードですから。

 ただ、AVアンプは、ピュアオーディオ系機器ではないため、そこまで細かくこだわる必要性はないかもしれません。

 そのため、値段差が相当(1万円以上)になったならば、素直にRX-V6Aを選んでください。


 201908141348.jpg

 【2019年】

 7・DENON AVR-X1600H-K
  ¥45,000 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

チャンネル数:7.2ch
出力:各80W (8Ω)
周波数特性:10Hz-100 kHz
4K HDR10:対応
ドルビー:Dolby Atmos
DTS:DTS:X
HDMI入力:6系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光2 同軸0
ネットワーク:BT 4.1 Wi-Fi 有線LAN
サイズ:幅434x高さ151x奥行339mm

  AVR-X1500Hは、日本のオーディオメーカーDENONの発売するAVアンプです。

 同社としては「エントリークラス」という位置づけです。

 本体サイズは、幅434x高さ151x奥行339mmとなります。

 AVアンプとしては標準的なサイズです。

 201803111259.jpg

 チャンネル数は、本機は、最大7.2chです。

 構成例は非常に多く説明されていて、DENONは、どんな構成でも対応できる!という宣伝方法です。

 テレビ出力は、4Kに対応し、HDR10 HLGにも対応します。Dolby Visionにも対応します。

 202009091533.jpg

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して80Wです。

 ただ、これは、6Ωではなく、8Ωの数値です。実用最大出力は175Wですし、本機は値段以上にパワフルです。

 デノンは、伝統的に電源周りを重視しており、余裕のあるパワーが高音質を生むというような部分があります。

 同社のスピーカーも低音域にこだわりがあるものが多く、本機もそれをしっかり駆動できるようにしています。

 再生周波数帯域は、10Hz100 kHz となっています。

 問題ありません。

 ハイレゾ音源は、対応です。

 DACは、192kHz/24bitですので、市販のハイレゾ音源ならば問題ない水準です。

 202009091004.jpg

 【イネーブルドスピーカー】

 ・DENON SC-EN10
  ¥8,200 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

 サラウンド技術は、こちらも、Dolby AtmosDTS:Xの対応です。

 なお、同社も(壁に取り付けなくても)簡単に「天井から降り注ぐ方向の音」を再生できる小型の専用スピーカーを販売します。

 201905101513.jpg

 仮想的な5.1ch再生は、 Dolby Atmos Height VirtualizerDTS Virtual:Xに対応となります。

 (ソフト系に強い)ヤマハソニーは、自社技術を利用した仮想再生でした。一方、あくまで音響メーカーであるDENONは、ドルビーとDTSの提供するシステムをそのまま利用します。

 面白みには欠けますが、問題ないでしょう。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が6系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。

 これに、音声出力用の光端子が2つ付属します。なお、本機は、同軸は非対応です。

 なお、HDMIはeARC対応です。

 202008271116.jpg

 ネットワーク機能は、BluetoothWi-Fiが搭載です。

 また、DLNAに対応し、AirPlayも使えます。

 なお、Bluetoothは、音質の劣るSBCのみ対応ですから、基本的には「オマケレベル」でしょう。

 201807091249.jpg

 ストリーミングサービスは、AmazonとSpotifyに両対応しており、問題ないでしょう。

 ラジオは、AM・FM・ワイドFMの対応です。

 201807091245.jpg

 セッティングについては、マイクを利用して音場設定を補正できるAudyssey MultEQ XTが付属です。

----

 以上、DENONAVR-X1600Hの紹介でした。

 堅実でパワフルな作りの本体の部分は、値段以上の価値を感じます。その上で、ネットワークもWi-Fiを装備し、ストリーミングサービスも多いので、使い勝手は良いでしょう。

 バーチャルサラウンド技術の部分で少し面白みが欠けるといえますが、リアルスピーカー以外を利用するつもりがないならば、値段面の安さも含めて、本機は良い選択肢です。


 202009091551.jpg

 【2020年】

 8・DENON AVR-X2700H-K
  ¥86,992 楽天市場 (3/16執筆時)

 【2019年】

 9・DENON AVR-X2600H-K
  ¥82,594 楽天市場 (3/16執筆時)

チャンネル数:7.2ch
出力:各95W (8Ω)
周波数特性:10Hz-100 kHz
4K HDR10:対応
ドルビー:Dolby Atmos
DTS:DTS:X
HDMI入力:8系統
HDMI出力:2系統
オーディオ:光2 同軸0
ネットワーク:BT 4.2 Wi-Fi 有線LAN
サイズ:幅434x高さ167x奥行339mm

 AVR-X2700Hは、日本のオーディオメーカーDENONの発売するAVアンプの中級機です。

 1つ上で紹介した機種の上位機にあたります。

 新旧両機種あります。

 今回は、8K/60p4K/120pなどの映像信号や、HDR10+などの業界の新規格への対応が主です。

 そのほか、Amazon Alexaによる音声操作に対応となりました。ただ、1年落ちですし、機能面で大きな差はないので、値段の安いうちは、AVR-X2600Hでよいでしょう。

 202009091553.jpg

 本体サイズは、幅434x高さ167x奥行339mmです。

 小型ではないですが、AVアンプとしては標準的なサイズです。

 チャンネル数は、最大7.2chです。

 201803111314.jpg

 テレビ出力は、4K/60pに対応し、HDR10/HLGにも対応します。

 その上で、ドルビービジョンなど、主な業界基準には全て対応します。

  202103161232.jpg  

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して95W(8Ω)です。

 実用最大出力は185Wですしパワーが改善された点が、下位機種との最も大きな相違点です。

 パーツ構成も同社の下位機とは変えていて、特に電源供給を2系統に分割することで、解像感・サラウンド感の改善を図っています。

 電源周りの対策は、AVアンプの場合重要なので、値段差分の音質差はあるでしょう。

 再生周波数帯域は、本機も10Hz-100 kHz です。

 201905101655.jpg

 ハイレゾ音源は、対応です。

 DACは、192kHz/24bitまでです。

 サラウンド技術は、こちらも、Dolby AtmosDTS:Xの対応です。

  201905101513.jpg

 仮想的な5.1ch再生は、下位機種同様で、 Atmos Height VirtualizerDTS Virtual:Xです。

 他社のシステムを利用する方式です。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が8系統、HDMI出力(TVへ)が2系統です。

 これに、音声出力用の光端子が2つ付属します。同軸はこちらも非対応です。

 なお、同社の場合、8K/60p4K/120pについては、HDMI端子のうち1つのみとなります。

 ネットワーク機能は、BluetoothとWi-Fiが搭載です。

 Wi-Fiは、DLNAに対応し、AirPlayも使えます。Bluetoothは、本機もSBCのみなので、オマケ的でしょう。

 201807091249.jpg

 ストリーミングサービスは、AmazonとSpotifyに両対応しており、問題ないでしょう。

 201909271414.jpg  

 Amazonについては、ハイレゾ音源サービスとなるAmazon Music HDにも対応します。

 無料試用もできる(こちら)ため、事前に試して見るのもよいでしょう。

 その上で、【Amazon Alexa端末の比較記事】で紹介したような、同社の端末から、音声で、アンプの操作をさせることも可能となっています。

 ラジオは、AM・FM・ワイドFMの対応です。

 201807091245.jpg

 セッティングについては、本機も、マイクを利用して音場設定を補正できるAudyssey MultEQ XTが付属です。

---

 以上、DENONのAVR-X2700Hの紹介でした。

 同社の下位機種と比較する場合、最大出力が高い機種です。

 費用対効果については、下位機種の方が良いかと思いますが、電源周りの強化はAVアンプの場合重要です。

 少し良い機種を選びたい場合は、選択肢にして良いでしょう。


 201807091232.jpg

 【2020年】

 10・マランツ NR1711/FN
 11・マランツ NR1711/FB
  ¥72,500 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

 【2019年】

 12・マランツ NR1710/FN
 13・マランツ NR1710/FB
  ¥59,800 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

チャンネル数:7.2ch
出力:各50W (8Ω)
周波数特性:10 Hz-100 kHz
4K HDR10:対応
ドルビー:Dolby Atmos
DTS:DTS:X
HDMI入力:6系統
HDMI出力:1系統
オーディオ:光1 同軸1
ネットワーク:BT 4.2 Wi-Fi 有線LAN
サイズ:幅440x高さ105x奥行378mm

  NR1711マランツが販売するAVアンプ入門機です。

 202009091623.jpg

 現在はDENONと同じ経営母体ですが、ブランドで音質が全く違うので、ファン層は異なります。

 デノンは低音域に強いパワー重視マランツは、スピード感と音のキレイさを重視する方向性です。

 これは、スピーカーを合わせた場合の説明なので、AVアンプ自体に強い個性が表れるとはいえません、が傾向としてはそう言えます。 

 なお、旧機種の NR1710/FNが残っています。

 本機の場合も、8K/60p4K/120pなどの映像信号や、HDR10+などの業界の新規格への対応が主です。基本的には値段で決めて良いでしょう。

 201803111326.jpg

 本体サイズは、幅440x高さ105x奥行378mmなります。

 AVアンプとしては小型です。5万円を超える機種だけで考えると、最も小型かもしれません。

 201807091256.jpg

 また、比較的小型ですが、全チャンネルともフルディスクリート構成のパワーアンプを採用するなど、音質向上のための技術を投入します。

 チャンネル数は、最大7.2chです。

 テレビ出力は、4Kに対応し、HDR10+ HLGにも対応します。

 その上で、ドルビービジョン8K/60pなど、主な業界基準には全て対応します。

 一方、マランツ機については「4K・8Kアップスケーリング」の記載があります。ただ、これらはTV側で対応できるため、必須ではないです。

 202009091628.jpg

 アンプのパワーは、各スピーカーに対して50W (6Ω)です。

 デノン機同様8Ω表記で50Wで、実用最大出力が100W(6Ω)ですから、やや非力感があります。

 ただ、相当能率の悪いスピーカー出ない限り問題ないでしょう。

 このブログの【ホームシアター用スピーカーの比較記事】で紹介したような製品ならば、どれでも鳴らしきるでしょう。

 再生周波数帯域は、本機も10Hz-100 kHz の幅です。

 201905101655.jpg

 ハイレゾ音源は、対応です。

 DACは、旭化成のAK4458VNの利用を明言しています。ただし。対応幅は192kHz/24bitまでです。

 サラウンド技術は、こちらも、Dolby AtmosDTS:Xの対応です。

 201905101513.jpg

 仮想的な5.1ch再生は、DENON同様に、 Atmos Height VirtualizerDTS Virtual:Xを利用する形式です。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が6系統、HDMI出力(TVへ)が1系統です。

 これに、音声出力用の光端子が1つ、同軸が1です。

 なお、同社の場合、8K/60p4K/120pについては、HDMI端子のうち1つのみとなります。

 ネットワーク機能は、BluetoothとWi-Fiが搭載です。こちらも、DLNAに対応します。AirPlayも使えます。

 201807091259.jpg

 ストリーミングサービスは、AmazonとSpotifyに両対応しており、問題ないでしょう。

 ラジオは、AM・FM・ワイドFMの対応です。

 セッティングについては、Odyssey MultEQを装備し、補整力も期待できます。

---

 以上、マランツが販売するAVアンプの紹介でした。

 売上的には、たいへん人気のある機種です。セットアップもAudyssey MultEQの評判が良く、スピーカーの配置は容易でしょう。

 他社製品と較べるとスペック的に割高感がありますが、評判の旭化成AK4458VNをDACに使うなど、ピュアオーディオで実績のあるマランツは、音質面の信頼性は高いでしょう。

 ただ、AVアンプという性質上、この部分を過度に重視する必要性は微妙なところです。

ーー

 201810310906.jpg

・ONKYO
 :TX-NR696(B)
 :TX-RZ840(B)
・パイオニア
 :VSX-LX304(B)

 なお、7.1ch以上の機種は、昨年まで日本のオンキヨーとパイオニアからも、上記製品の販売がありました。

 しかし、先ほど書いたような両社のスピーカー部門売却計画とその撤退で、現状では販売がない状況です。

 すでに、メーカー在庫もないようですし、再び日本市場に展開するような時期になったら、再び掲載します。

5・上級者向けAVアンプ 9.2ch

 ここからは、9.1chを超える、最上位クラスのAVアンプを中心に見ていきます。


 201905101938.jpg

 【2018年】

 14・ YAMAHA RX-A2080(H)
  ¥142,000 楽天市場 (3/16執筆時)

チャンネル数:9.2ch
出力:各150W (6Ω)
周波数特性:10Hz-100 kHz
4K HDR10:対応
ドルビー:Dolby Atmos
DTS:DTS:X
HDMI入力:7系統
HDMI出力:3系統
オーディオ:光3 同軸3
ネットワーク:BT 4.2 Wi-Fi 有線LAN
サイズ:幅435x高さ192x奥行474mm

  RX-A2080は、ヤマハの上級機となります。

 なお、このクラスについては、 RX-A3080という上位機がありましたが、2020年を持って後継機のないまま生産終了です。

 201905101944.jpg

 本体サイズは、幅435x高さ192x奥行474mmとなります。

 高さは、20cmに収まりますが、奥行は相当必要な機種です。

 ONKYO機と比較して、高さが控えめで設置性は良いです。


 201905102007.jpg

 MusicCast 50
  ¥52,080 楽天市場 (3/16執筆時)

 チャンネル数は、この機種も、最大9.2chです。

 なお、この機種は、同社のワイヤレス全方位スピーカーMusicCast50を利用することで、リアスピーカーをワイヤレスにできるため、設置自由度も高いです。

 テレビ出力は、4Kに対応し、HDR10 HLGにも対応します

 そのほか、主要な規格は、2020年登場の規格(8K/60p 4K/120p HDR10+)を除けば対応します。

 実用上、問題ないでしょう。

 一方、本機は、ディテール強調、エッジ強調、映像信号調整など、画質向上技術が機能として採用されています。

 こうしたものは、基本的にテレビ側が対応すれば不要なのですが、補整機能が充実しないプロジェクターなどに出す場合には、一定の意義があります。

 202009091650.jpg

 アンプのパワーは、一方、各スピーカーに対して150W(6Ω)です。

 価格から考えて当然ですが、余裕があります。

 内部の回路がフルディスクリート構成で、DAコンバーターに、ESS社のES9007Sを2基搭載するなど、値段に見合った内部パーツです。

 再生周波数帯域は、10Hz-100 kHzです。

 201905101655.jpg

 ハイレゾ音源は、対応です。

 先述のように、DACは、ES9007Sで、384kHz/32bitまで対応できます。DSDは11.2MHz/1bit対応です。

 201905102040.jpg 

 サラウンド技術は、Dolby AtmosDTS:Xの対応です。

 その上で、先述のSURROUND:AIに対応し、コンテンツのシーンに応じて、音場効果を変更する独自技術が採用されます。

 201905101957.jpg

 仮想的な5.1ch再生は、上位機においても、ヤマハのこだわる部分です。

 下位機種でも、シネマDSP 3Dを搭載していましたが、このグレードでは、シネマ DSP HDを搭載します。

 リアスピーカーなしに、再計算により9.1ch(9.2ch)の再現をなせるほか、リアルで7.1(7.2)が設置されている状態の場合だと、仮想11.1(11.2)chの再現に対応できます。

 これらについて、Dolby AtmosDTS:Xとの併用もできる点は、かなり高度です。

 接続端子は、HDMI入力(映像機器から)が7系統、HDMI出力(TVへ)が3系統です。

 これに、音声出力用の光端子が3つ、同軸端子が3つ付属する構成です。

 202009091657.jpg

 ネットワーク機能は、Bluetooth(SBC・AAC)に加えて、Wi-Fiが搭載です。

 対応メディアは割と限られますが、DLNA対応AirPlayも対応するため、ネット周りは充実していると言えます。

 なお、Bluetoothについては、圧縮音源を再計算でハイレゾ相当にアップコンバートできる、ハイレゾリューション・ミュージックエンハンサーの搭載も魅力です。

 202009091655.jpg

 ストリーミングサービスは、AmazonとSpotifyに両対応しており、問題ないでしょう。

 Radikoにもネイティブ対応です。

 ラジオは、AM・FM・ワイドFMの対応です。

 セッティングについては、引き続き、便利なYPOが利用可能です。

---

 以上、ヤマハのRX-A2080の紹介でした。

 価格は高いですが、オーディオグレードの高品質パーツと、相当難易度が高かっただろう、シネマ DSP HD3の搭載は、他機にない魅力です。

 ただ、ACアンプは、(音以外に映像を扱うため)陳腐化しやすいので、予算的に余裕のある幅を超えて、「長く使えるから!」という観点で、この機種を選ぶのはやめた方が良いでしょう。

 ただ、予算に余裕がある場合は、無論、この機種がイチオシです。

−−

 201905101938.jpg

 【2018年】

 15・ YAMAHA RX-A1080(H)
  ¥89,799 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

チャンネル数:7.2ch
出力:各140W (6Ω)
周波数特性:10Hz-100 kHz
4K HDR10:対応
ドルビー:Dolby Atmos
DTS:DTS:X
HDMI入力:7系統
HDMI出力:3系統
オーディオ:光3 同軸3
ネットワーク:BT 4.2 Wi-Fi 有線LAN
サイズ:幅435x高さ192x奥行474mm

 その点で言えば、7.2ch構成ながら、ほとんど性能が変わらない下位機種の RX-A1080-Hは「お買得」です。

 疑似的に11.1(11.2)chの再現ができるシネマ DSP HD3は、7chスピーカーで対応できることを考えても、選ぶならばこちらかと思います。

 重要な部分としては、ディテール強調、エッジ強調など、超解像度技術に類する映像部分の補整機能は省略です。

 ただ、格安プロジェクターなどに出力するのでなければ、問題ないと思います。現状では、かなり良い選択肢かと思います。

次回につづく
ホームシアター向けのAVアンプのおすすめは結論的にこちら

 というわけで、今回は、AVアンプを紹介しました。

 記事は、もう少し「続き」ます。

  201807091135.jpg

・マランツ
 :SR6015 SR8012
 :SR8015
・DENON
 :AVR-X4700H AVC-X6700H
 :AVC-X8500H-K AVC-A110

 次回の後編記事【こちら】では、今回紹介できなかった、各社の9ch以上の上位製品を紹介します。

1・アンプのパワー  ★★★★★
2・チャンネル数   ★★★★★
3・仮想サラウンド  ★★★★★
3・ネットワーク再生 ★★★★★
4・設置性      ★★★★★
5・ノイズ対策    ★★★★★
6・総合評価     ★★★★★

 その上で、最終的な「結論」として、今回紹介した全機種から、目的別・予算別に、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。

 引き続きよろしくお願いします。

 後編記事は→こちら!

posted by Atlas at 12:52 | オーディオ製品

 このブログ家電批評モノマニアには「家電やモノの比較記事」が約350本あります!

 よろしければ、下部のリンク集をご覧ください。

 家電批評モノマニアは、「家電ブログランキング」に参戦中です。右のリンクから「クリックで応援」お願いします!  201302192014.jpg

<広告>

          

Googleなどの検索エンジンでは

「家電批評モノマニア」「家電ジャンル」or「型番」

の単語入力で、このブログの個別記事検索ができます!





          




 今後の記事は、【Twitter アカウント】でツイートしています。お題も募集中!

monomani31.png