Top オーディオ製品 比較2021’ ホームシアター用スピーカー74本の性能とおすすめ・選び方:5.1chシアターシステムセット (1)

2021年06月30日

比較2021’ ホームシアター用スピーカー74本の性能とおすすめ・選び方:5.1chシアターシステムセット (1)

【今回レビューする内容】2021年 人気7社の5.1chホームシアターシステム・ホームシアター用スピーカーセットの性能とおすすめ・選び方5.1ch 7.1ch 7.2ch 3.1.2ch対応:ドルビーアトモス対応 10万円以下の予算で組む単品コンポーネント構成のシアターセット

【比較する製品型番YAMAHA NS-PA41 NS-P41 THEATER SOUND 483 NS-F210 NS-C210 NS-B210 NS-C210 NS-B210 YST-SW050 THEATER SOUND 585 5.1ch NS-F350 NS-P350 NS-SW300 THEATER SOUND 780 5.1ch NS-F500 NS-C500 NS-B500 NS-SW500 THEATER SOUND 1080 NS-F700 NS-C700 NS-B700 NS-SW700 Soave NS-F901 NS-C901 NS-B901 NS-SW901 NS-SW1000 SONY SS-CS3 SS-CS8 SS-CS5 SA-CS9 DENON SC-T17 SC-C17 SC-A17 DSW-37-K SC-T37 SC-C37 SC-A37 DSW-37-M SC-EN10 Bose Lifestyle 650 home entertainment system Lifestyle 600

今回のお題
ホームシアター用スピーカーセットのおすすめはどの機種?

 どもAtlasです。

 今日は、2021年6月現在、最新のホームシアター用のスピーカーセットを比較します。

 201807091406.jpg

 最初からスピーカー5本とサブウーファーがセット販売されてる格安製品は、全機種を比較しました。

 2-3万円で導入可能な、最近人気のバータイプもフォローします。

1・シアタースピーカーの比較 (1)
 1-1:ソニー〈日本〉
 1-2:DENON〈日本〉
 1-3:ヤマハ〈日本〉
 1-4:BOSE〈米国〉
2・シアタースピーカーの比較 (2)
 2-1:JBL〈米国〉
 2-2:DALI〈北欧〉
 2-3:モニターオーディオ〈英国〉
 2-4:ロジテック〈スイス〉
3・シアタースピーカーの比較 (3)
 =最終的なおすすめ機種の提案

 その上で、各社の単品コンポーネントの推奨セットについても、今回の記事ではしっかりフォローしています。総額10万円以上のグレードを含めて、各社の製品を比較しました。

ーー

1・重低音     ★★★★★
2・音場の立体感  ★★★★★
3・音の個性    ★★★★★
4・声の聞きやすさ ★★★★★
5・価格の安さ   ★★★★★
6・総合評価    ★★★★★

 というわけで、以下では、上表のようなポイントから、各製品を比較・紹介していきます。

 そして、最後にAtlasのおすすめ機種!」を提案する形で記事を書いていきます。

--

1・AVアンプの比較
2・サウンドバーの比較
3・小型スピーカーの比較
4・シアター用スピーカーの比較
5・ミニコンポの比較
6・プリメインアンプの比較
7・ブルーレイプレーヤーの比較
8・ブルーレイレコーダーの比較
9・液晶テレビの比較
10・家庭用プロジェクターの比較

 なお、今回の記事は、このブログのオーディオ機器比較シリーズの4回目記事として書きました。

0・シアターシステムの選び方の基本!

1・シアタースピーカーの比較
 設置:中級者向き
 予算:10万円〜
2・サウンドバーの比較
 設置:初心者向き
 予算:2.5万円〜

 具体的な製品の紹介に入る前に、「シアターシステムの選び方の基本」を紹介しておきます。

 シアター構築の「入門者」の方に向けてのもので、ホームシアターで利用するスピーカーの基本的な区別についての説明です。

0-1・本格的なシアター用スピーカー

 201807091516.jpg

 第1に、本格的な「ホームシアター用スピーカー」です。

 一般的に、「ホームシアター入門キット」としてデンキヤで売られているのは、「スピーカー6本」を基本とするこの種のスピーカーセットです。2.1ch・5.1ch・7.2chまで網羅します。

 201807091124.jpg

 この場合、(Boseの高級品を除いて)スピーカーには、アンプが付属しないため、TVだけでは使えません

 そのため、【おすすめAVアンプの比較記事】で紹介したようなアンプを介して利用する必要があります。

 予算的には、アンプも込みで、10万円弱は必要です。むろん、上は「天井知らず」です。

0-2・バーチャルサラウンドスピーカー

 201807091348.jpg

 第2に、「バーチャルサラウンドスピーカー」です。

 基本的にテレビの下か横のみにスピーカーを配置し、後方などは、「バーチャルに音場を再現」する仕組みです。

 このタイプは、アンプ内蔵で、アンプなしでTVから直付けできます。加えて、後方へのスピーカー配線が不要なので「部屋の美観は良い」です。

 決して「本格的ではない」ですが、最近各社が技術競争を繰り広げた結果、「音質はびっくりするほどパワーアップ」しました。

 予算的には、2.5万円もあれば、それなりのシステムが組めます。

 201804211203.jpg

1・シアタースピーカーの比較
2・サウンドバーの比較

 なお、こうした製品も、本格的な製品はありますが、システムが異なるので記事を分けました。

 恐れ入りますが、「後方に配線したくない方」「アンプを別に買いたくない方」は、別の記事となる、【おすすめサウンドバーの比較記事】のほうをご覧ください。

0-3・今回の記事構成

  202103161109.jpg

1・シアタースピーカーの比較 (1)
 1-1:ヤマハ〈日本〉
 1-2:ソニー〈日本〉
 1-3:DENON〈日本〉
 1-4:JBL〈米国〉
2・シアタースピーカーの比較 (2)
 2-1:BOSE〈米国〉
 2-2:DALI〈北欧〉
 2-3:モニターオーディオ〈英国〉
 2-4:ロジテック〈スイス〉
3・シアタースピーカーの比較 (3)
 =最終的なおすすめ機種の提案

 というわけで、以下では、(アンプを別に買う)「本格派タイプのホームシアタースピーカー」に限定して紹介します。

  今回は、3回の続き記事で、メーカーごと順番に紹介していく予定です。

 「決め打ちのメーカー」がない場合は、順番にお読みいただければばと思います。

1-1・ヤマハのシアタースピーカー

 202106301620.jpg   

 はじめに、ヤマハが発売しているホームシアターセットの比較です。

 ホームシアター向け製品は、安価なものから高価なものまで、日本企業では最も提案数が多いので、ある意味「基準」としやすいブランドです。

ーー

 なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤字系で、イマイチと思う部分を青字系で書いていきます。


 201902041242.jpg

 【2018年】【予約可】

 1・YAMAHA NS-PA41
  ¥39,410 楽天市場 (6/30執筆時)

 1・YAMAHA NS-PA41
  (¥39,410) Amazon.co.jp (6/30執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:7cm×2+2.5cm(2WAY式)
センター:7cm
サラウンド: 7cm
サブウーファー:50W 

 ヤマハNS-PA41は、ヤマハが2018年に発売したエントリークラスのスピーカーシステムです。

 常に人気の機種ですが、メーカーの過剰在庫を持たない方針もあり、基本的に「予約」して、1-2ヶ月入荷を待つ機種です。

 価格は、5.1chだと、4万円以下の予算で組める水準です。

 アンプを同時に買っても「6万円程度」なので、今回紹介する製品の中では、他社モデルを合わせても「最安級」です。

 201902041250.jpg

 チャンネル数は、写真のように5.1chとなります。

 201902041251.jpg

 フロントスピーカーは、細長いトールボーイ型を採用します。

 高音域を担当する2.5cmのトゥイーターと、中高音域を担当する7cmのウーファーとに分かれる、本格的な2WAY式です。

 図のように、ウーファーは、2つのユニットを搭載するため、2WAY3スピーカーシステムです。

 本体の細さに比してある程度パワフルに稼働がします。

 再生周波数帯域は、低音域方向が67Hz、高音域方向が30kHzです。

 レンジはさほど広くなく、この部分は「値段なり」の部分はありそうです。

 ハイレゾにも対応しません。なお、音量を-30dBと絞れば、100kHzまで対応とされます。こちらは他社にはみられない独特の表記法です。

 201902041302.jpg

 センタースピーカー・サラウンドスピーカーは、いずれも7cmのフルレンジスピーカーユニットです。

 テレビのセリフ聞き取りに重要なセンタースピーカーは密閉型構造ですが、試聴では、聞き取りやすい音質でした。

 201902041305.jpg

 サブウーファーは、単品でも販売されているNS-SW050を付属させています。

 こちらは、20cmコーンを採用し、出力は50W(5Ω)となります。

 数値的にさほどパワーはないですが、A-YSTU方式をとるため、ユニットサイズに比して低音は出ています。

 いずれにしても、他のスピーカーとのバランスを考えると最良でしょう。

 サイズは、幅291×高さ292×奥行き341mmです。

 スピーカーケーブルは、24.5m付属します。ウーファーと接続するRCAケーブルも5m付属です。

--

 以上、ヤマハNS-PA41の紹介でした。

 人気機種の後継機で、シアター用として根強い人気のある機種です。

 セット販売の低価格機は、「スピーカーとしての主張がない」ものが多いですが、凝った作りのフロントスピーカーは、購買力をそそるでしょう。

 入門用としてとても良い製品です。

  201902041313.jpg

 2・YAMAHA NS-P41
  ¥29,712 Amazon.co.jp (6/30執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:7cm(フルレンジ)
センター:7cm
サラウンド: 7cm
サブウーファー:30W 

 なお、上記の製品の「廉価版」として、NS-P41という製品もあります。

 こちらについては、フロントスピーカーが、小型(7cmウーファー)のフルレンジスピーカーです。また、それに応じて、サブウーファーも30Wと、実力を落としています。

 これらの点から言って、あまりオススメできない構成と言えます。


 201803111929.jpg

 7・YAMAHA THEATER SOUND 483

 【フロントスピーカー 1本】

 3・ヤマハ NS-F210(B)
  ¥6,820 楽天市場 (6/30執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 4・ヤマハ NS-C210(B)
  ¥4,527 楽天市場 (6/30執筆時)

 【サラウンドスピーカー 1本】

 5・ヤマハ NS-B210(B)
  ¥4,620 楽天市場 (6/30執筆時)

 【サブウーファー 】【SW210は廃盤】

 6・ヤマハ YST-SW050(B)【50W】
  ¥14,080 楽天市場 (6/30執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:8cm×2+2.2cm(2WAY)
センター:10cm×2+3.0cm
サラウンド:8cm
サブウーファー:50W

 YAMAHATHEATER SOUND 483 5.1ch は、ヤマハのロングセラーシアター用サラウンドシステムです。

 このグレードの製品からは、セットではないので、単品スピーカーを組み合わせて「ヤマハの提案する構成」にすることになります。

 価格は、5.1chだと、5万円以下の予算で組める水準です。

 単品コンポーネントを組み合わせるタイプではかなり安いので、本格的な割に経済的と言えるでしょう。

 201905101100.jpg

 フロントスピーカーは、NS-F210(B)です。

 単品販売ですので2本必要です。

 ユニットは、8cmのコーン型スピーカーを2機、2.2cmのバランスドーム型トゥイーターを1機搭載する、2ウェイ方式バスレフ型です。

 201905101056.jpg

 音質の面では、アルミコーンウーファーを利用します。

 アルミコーンは(昔使っていたので)Atlasも思い入れがあります。今でも音のスピード感でるので非常に好みです。

 クラシックコンサートを含む楽器演奏とは相性が良いと思います。

 再生周波数帯域は、50Hz〜45kHzで、一応、ハイレゾ基準を超える性能となります。

 201803111945.jpg

 センタースピーカー・サラウンドスピーカーは、やはりアルミコーンが採用です。

 なお、サラウンドスピーカーについては、方式を揃えておらず、2ウェイ方式ではなく、8cmのコーン型スピーカー1機でフルレンジを賄っています。

 201803111745.jpg

 なお、ヤマハは、小型スピーカーは「得意ジャンル」で、A-YSTU方式による低音の増幅で、小型スピーカーにしては低音は出やすい設計です。

 202103160955.jpg

 サブウーファーは、注意点があります。

 というのも、もともとのセット構成だとSW210なのですが、そちらだけ「生産終了」です。

 そのため、代替製品として(Atlasのチョイスで)YST-SW050を選択しています。

 YST-SW050の場合、実用最大出力50Wです。

 50Wでも、リビング用としてこのクラスで組むなら十分です。

 ただ、もともとは100Wクラスの構成でした。足りないと感じる場合は、次に紹介する上位機のものを選んでも良いでしょう。

 スピーカーケーブルは、ヤマハの場合も、それぞれの単品ごとに付属します。

 サブウーファー用の3mのピンケーブルも付属です。

---

 以上、 YAMAHATHEATER SOUND 483の紹介でした。

 本格的に単品をそろえる構成の製品としては、かなり低費用で可能です。

 アルミコーンを利用したヤマハサウンドは、好みがありますが、Atlasは好きな音質です。かけた費用以上の音は期待できるでしょう。


 201803111955.jpg

 【2015年】

 ・YAMAHA THEATER SOUND 585 5.1ch

 【フロントスピーカー 1本】

 7・ヤマハ NS-F350(B)
  ¥30,000 楽天市場 (6/30執筆時)

 【スピーカーパッケージ】

 8・ヤマハ NS-P350(B)
  ¥22,592 楽天市場 (6/30執筆時)

 【サブウーファー 】

 9・ヤマハ NS-SW300(B)
  ¥33,960 楽天市場 (6/30執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:16cm×2+13cm+3cm(3WAY)
センター:13cm+3.0cm
サラウンド:13cm+3.0cm
サブウーファー:250W 

 THEATER SOUND 585 5.1ch は、単品で、5.1ch以上が構築できるコンポーネントシアターシステムとしては、ヤマハでは、2番目に安い機種です。

 価格は、5.1chだと、10万円以上の予算となり、下位機種とは「大差」があります。

  201803112001.jpg

 フロントスピーカーは、3ウェイ・4スピーカーです。

 高音域を担当するトゥイーターはこの機種ではアルミ製で、3cmアルミドーム型です。アルミは、高音域の素材として非常に「響く」ので良いです。

  201905101103.jpg

 中音域は、ヤマハ伝統のPMDコーンを採用した13cmのものが、低音域は、16cmPMDコーン型ウーファーが2機です。

 中音域を分ける3ウェイは、高音域と低音域が充実する傾向にありますが、中間のボーカルなどの中音域の受け渡しが難しく、やや「ドンシャリ感」出やすいです。

 ただ、多チャンネルのシアターシステムで利用する場合は、さほど気にならず、短時間の試聴時は好印象でした。

 再生周波数帯域は、35Hz〜45kHzで、低音域はやはり充実しています。

 201807091533.jpg

 センタースピーカー・サラウンドスピーカーは、「スピーカーパッケージ」としてセット販売です。

 センタースピーカーは、2ウェイの密閉型で、13cmのコーン型ウーファー2機3センチのアルミドーム型トゥイーターです。

 サラウンドスピーカーは、2ウェイ方式バスレフ型で、同一のユニットとなります。

 トゥイーターをアルミコーンで統一している点にこだわりがあるようで、試聴時の「耳障りの良い綺麗な音」の要因だったのかと思います。

  201807091533.jpg

 サブウーファーは、実用最大出力250Wです。

 相当な迫力を持って再生できるでしょう。サイズは、幅350×高さ366×奥行き420mmで、常識的なサイズです。

 スピーカーケーブルは、こちらも、それぞれの単品ごとに付属します。サブウーファー用の3mのピンケーブルも付属です。

---

 以上、YAMAHATHEATER SOUND 585 の紹介でした。

 「約10万円」というキレの良い数字で組めるコンポーネントです。今回紹介する製品の中では、「やや高級」ですが、ある程度の予算を組めるならば、良いと思います。

 下位機種と較べても、3ウェイ方式を採用したり、強力なサブウーファーを採用したり、分かりやすい技術的優位性を感じられるため、投資の価値はあると思います。


 201905101123.jpg

 【2010年発売】

 ・YAMAHA THEATER SOUND 780 5.1ch

 【フロントスピーカー 1本】

 10・ヤマハ NS-F500(B)
  ¥34,620 楽天市場 (6/30執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 11・ヤマハ NS-C500(B)
  ¥22,754 楽天市場 (6/30執筆時)

 【サラウンドスピーカー 1本】

 12・ヤマハ NS-B500(B)
  ¥13,829 楽天市場 (6/30執筆時)

 【サブウーファー 】

 13・ヤマハ NS-SW500(B)
  ¥33,480 楽天市場 (6/30執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:16cm+13cm+3cm(3WAY)
センター:13cm+3.0cm
サラウンド:13cm+3.0cm
サブウーファー:250W 

 THEATER SOUND 780 5.1ch は、ヤマハの上位構成です。

 価格は、5.1chだと、15万円強の予算となる高級機です。

 201905101116.jpg

 こちらは、このブログの【AVアンプの比較記事】で紹介した、同社のRX-A780(2018年モデル)に推奨されているセット構成です。

 201905101128.jpg

 フロントスピーカーは、下位機種同様に、3ウェイです。

 201905101134.jpg

 下位機種と比較すると3スピーカーですが、素材としては上位の新型A-PMDです。

 トゥイーターも下位機種と同じ3cmアルミドーム型ですが、こちらもDC-ダイヤフラム方式ドームツィーターであり、方式が異なります。

 201905101137.jpg

 その上で、キャビネットの設計も、ヤマハのSoavoシリーズと同等の構造を採用しています。

 再生周波数帯域は、40Hz〜50kHzです。

 3スピーカーのため、低音域方面のスペックは下位機以下ですが、上位のトゥイーター採用が奏功して高音域のスペックは逆に良いです。

 センタースピーカーは、2ウェイの密閉型で、12cmのコーン型ウーファー2機3cmのアルミドーム型トゥイーターです。

 サラウンドスピーカーは、3ウェイ方式バスレフ型で、同一のユニットとなります。

 サブウーファーは、実用最大出力250Wです。

 スピーカーケーブルは、こちらも、それぞれの単品ごとに付属します。

 サブウーファー用の5mのピンケーブルも付属です。

---

 以上、YAMAHATHEATER SOUND 780 の紹介でした。

 2010年発売のロングセラー機です。そのため、試聴の機会は多いですが、充分な音圧もあり、良い構成だと感じています。

 下位機種と比べると、音楽を聴く場合の音質には、相当の差を感じます。

 ただし、シアター用途で考えると、後から展開された下位機種のTHEATER SOUND 585下回る部分もあります。

 多チャンネル方式は、(メディア側の)技術革新もありましたし、音楽用としては価格相応の実力が期待できるものの、映画用としては、コスパを含めて「多少選びがたい」気もします。


 201905101211.jpg

 【2010年発売】

 ・YAMAHA THEATER SOUND 1080 5.1ch

 【フロントスピーカー 1本】

 14・ヤマハ NS-F700(BP)
  ¥51,430 楽天市場 (6/30執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 15・ヤマハ NS-C700(BP)
  ¥28,300 楽天市場 (6/30執筆時)

 【サラウンドスピーカー 1本】

 16・ヤマハ NS-B700(BP)
  ¥17,919 楽天市場 (6/30執筆時)

 【サブウーファー 】

 17・ヤマハ NS-SW700(BP)
  ¥47,848 楽天市場 (6/30執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:16cm+13cm+3cm(3WAY)
センター:13cm+3.0cm
サラウンド:13cm+3.0cm
サブウーファー:300W

 THEATER SOUND 1080 5.1ch は、単品で、5.1ch以上が構築できるコンポーネントシアターシステムとしては、ヤマハでは、上位機にあたる製品です。

 価格は、5.1chだと、23万円程度の予算となる高級機です。

 202009091015.jpg

 本体色は、ブラックのほか、木目(ブラウンバーチ)も選択可能です。

 NS-F700(MB)・NS-C700(MB)・NS-B700(MB)・NS-SW700(MB)など、型番末尾が違うので、そこで判別できるでしょう。

 201905101210.jpg

 なお、本機は、このブログの【AVアンプの比較記事】で紹介した、同社の10万円クラスのRX-A1080(2018年モデル)に推奨されているセット構成となります。

 201905101212.jpg

 フロントスピーカーは、下位機種同様に、3ウェイ3スピーカーです。

 独特のキャビネット形状や各ユニットのサイズ感も似ており、音響面で目指す方向性は下位機種と同じだと思われます。

 違いは、キャビネット上部に伝統工芸の「曲げ練り」の技法を加えて、インテリア感を出した程度です。

 試聴すると音質は確かに違いますが、これは、どちらかと言えば、キャビネットのサイズ感の違いに由来するものでしょう。

 再生周波数帯域は、45Hz〜50kHzです。

 このスペックだけで音質は決まりませんが、低音域方向のスペックは、やや悪いのは気になります。

 センタースピーカーは、2ウェイの密閉型で、13cmのコーン型ウーファー2機3cmのアルミドーム型トゥイーターです。サラウンドスピーカーは、3ウェイ方式バスレフ型で、同一のユニットとなります。

 いずれも、形状としては、やはり「曲げ練り」の技法を利用します。

  201905101220.jpg

 サブウーファーは、実用最大出力300Wです。

 スピーカーケーブルは、こちらも、それぞれの単品ごとに付属します。サブウーファー用の5mのピンケーブルも付属です。

---

 以上、YAMAHATHEATER SOUND 1080 の紹介でした。

 下位機種よりもフロントスピーカーが大きいので、重圧感はヤマハ製品としては最も感じ、シアター向きです。

 ただ、下位機種との値段差はおそらく、主に、デザイン面の変更と言える「曲げ練り」の技法を採用した部分が最も大きいです。

 音質面での価格差とも言えないので、この機種についても、「多少選びがたい」気がします。


 201905101233.jpg

 【2015年発売】

 ・YAMAHA Soavo 5.1ch

 【フロントスピーカー 1本】

 18・ヤマハ NS-F901
  ¥164,290 楽天市場 (6/30執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 19・ヤマハ NS-C901
  ¥75,575 楽天市場 (6/30執筆時)

 【サラウンドスピーカー 1本】

 20・ヤマハ NS-B901
  ¥68,420 楽天市場 (6/30執筆時)

 【サブウーファー 】

 21・ヤマハ NS-SW901
  ¥169,800 楽天市場 (6/30執筆時)

 22・ヤマハ NS-SW1000(BP
  ¥238,961 楽天市場 (6/30執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:16cm×2+13cm+3cm(3WAY)
センター:13cm+3.0cm
サラウンド:13cm+3.0cm
サブウーファー:600W 

 YAMAHA Soavo は、ヤマハの販売するコンポーネントシアターシステムハイエンド機です。

 201905101232.jpg

 価格は、5.1chで組む場合、75万円程度の予算です。

 多くの方には「検討対象外」でしょうが、下位機種を購入する場合も、上位機の技術水準を理解した方が納得できる部分もあるかと思います。

 201905101241.jpg

 フロントスピーカーは、下位機種同様に、3ウェイ4スピーカーです。

 2010年発売のヤマハの上位機は、3ウェイ3スピーカーでしたが、2015年前後に出たこちらは、下位機種のTHEATER SOUND 780と同様に、ウーファーを2つ装備する構成です。

 要するに、最近のシアター用の音質構成としては、低音域が充実した方が良いという方向性です。

 201905101245.jpg

 一方、トゥイーターウーファーの基本サイズは、下位機種と同じです。

 素材部分も 新型のA-PMDや、アルミ性のトゥイーターなど、基本仕様は同じです。

 価格の違いは、徹底した共振対策や音響パーツのアップグレードの部分です。

 これらは、確かに音質は変わるのですが、費用対効果としては微妙で、少なくとも総額で数十万円分の差はありません。

 再生周波数帯域は、32Hz〜50kHzです。

 ウーファーをダブルで搭載することもあり、やはり低音域のスペックは良いです。

 センタースピーカーは、2ウェイの密閉型で、13cmのコーン型ウーファー2機3cmのアルミドーム型トゥイーターです。サラウンドスピーカーは、3ウェイ方式バスレフ型で、同一のユニットとなります。

 ユニットサイズは、下位機種と共通します。

  202103161011.jpg

 サブウーファーは、初期カタログ掲載の NS-SW901で組む場合、実用最大出力600Wです。

 価格相応の実力でしょう。

 ただ、 NS-SW901については「生産完了」情報があります。

 その上位は、1000WクラスのNS-SW1000にです。だいたいのリビングではオーバースペック気味でしょうし、下位機種で紹介したものを選んでも良いでしょう。

 スピーカーケーブルは、こちらも、それぞれの単品ごとに付属します。サブウーファー用の5mのピンケーブルも付属です。

---

 以上、YAMAHAYAMAHA Soavoの紹介でした。

 高級オーディオの常套手段として、音響パーツのアップグレードが計られた機種です。

 外観の高級感も相当出てきており、「100万円予算」のシアタールーム構築には候補として良い機種です。

 ヤマハの場合、他社に比べると「音楽用」としての水準も高めているので、ハイレゾ音源をふくめ、「音楽重視で、シアター兼用」の方向性で考える場合は、他社の同グレードに較べても良いでしょう。

 一方、価格は、下位機種に比べると、相当割高感があります。

 201803111955.jpg

 逆に、同じ年度にでた、2番目に安い THEATER SOUND 780シリーズは、ヤマハの「新発想」といえる、3ウェイ4スピーカーを採用した上で安いので、そちらのお買得感が強調されます。

1-2・SONYのシアタースピーカー

  201807071011.jpg

 はじめに、ソニーが発売しているホームシアターセットの比較です。

 ソニーは、サブウーファーの販売があるため、自社ブランドで「シアターセット」が組める環境にあります。


 201807091617.jpg

 ・SONY CSシリーズ

 【フロントスピーカー 1本】

 23・SONY SS-CS3
  ¥11,327 Amazon.co.jp (6/30執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 24・ソニー SS-CS8
  ¥7,664 Amazon.co.jp (6/30執筆時)

 【サラウンドスピーカー 2本】

 25・ソニー SS-CS5
  ¥13,773 Amazon.co.jp (6/30執筆時)

 【サブウーファー 】

 26・SONY SA-CS9
  ¥19,170 Amazon.co.jp (6/30執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:25cm×2+(3WAY式)
センター:13cm+1.9cm
サラウンド:10cm+1.9cm
サブウーファー:115W

 CSシリーズは、SONYのコンポーネントシアターシステムでは、最も安価な構成例です。

 もちろん、Atlasが「適当に並べた」のではなく、同社が提案している構成例です。

 201807091614.jpg

 価格は、5.1chを構築する場合、7万円台の予算となります。

 他社モデルと比較しても、入門機といえる値段で、安めです。

 201810311033.jpg

 フロントスピーカーは、一番お金を掛けるべき部分です。

 本機も、かなり良いものを採用します。

 ソニーの場合、細長い「トールボーイ」タイプのスピーカーです。

 201807091625.jpg

 25mmのソフトドーム型のトゥイーター・19mmのドーム型のスーパートゥイーター130mmのコーン型ウーハーで、完全な3WAYです。

 注目するべきは、広指向性スーパートゥイーターの搭載です。

 ソニーは、ハイレゾ対応機としてこの機種を売っているため、特に高音域の再現性には気をつけ、この構成にしているのだと思います。

 201807091626.jpg

 ウーハーも13cmと相当に大きく、中音域・低音域で2つ装備します。

 素材的にもSONYがよく使う発泡マイカで特長が出ています。

 3WAYは、中音域のボーカルが弱くなる問題がありますが、この仕様が功を奏してか、ドンシャリ感は薄いです。

 再生周波数帯域は、45Hz〜50kHzです。

 とくに、高音部は、ハイレゾ基準を超えており優秀です。

 201807091631.jpg

 サラウンドスピーカーも、しっかりスーパートゥイーターを装備する3WAYで、13cmコーンは、サイズを素材をフロントスピーカーと合わせられます。

 センタースピーカーは、2WAYで、10cmコーンですが、素材は発泡マイカです。。

  201807091634.jpg

 サブウーファーは、実用最大出力115Wです。

 28Hzからの低音再生力で、250mmのユニットはMRC(発泡マイカ)を採用し、素材を統一します。サイズは、幅295×高さ345×奥行400mmです 

 202002261445.jpg

【1メートル】

 ZONOTONE 6NSP-1500 Meister
  ¥1,200 Amazon.co.jp (6/30執筆時)

 Amazonベーシック 約30メートル
  ¥1,897 Amazon.co.jp (6/30執筆時)

 スピーカーケーブルは、一方で付属しません。

 上を見たらキリがないジャンルですが、Amazon製売品ならば、かなりやすく買えます。

   202009091256.jpg

 ・SONY SS-CSE【ペア】
  ¥17,882 Amazon.co.jp (3/16執筆時)

 なお、このシリーズは、スピーカー上に置く、上向きの「イネーブルドスピーカー」も展開されます。

 このブログの【AVアンプの比較記事】でも紹介した、「天井からの音のデータ」を反映できる、新しいドルビーアトモス規格の映像ソフトに対応するためです。

 したがって、アンプさえ対応していれば、5.1chの進化形とも言える、5.2.1chや3.1.2chを構成も可能です。

---

 以上、ソニーのCSシリーズでした。

 ハイレゾにスペック的に対応できる機種は他にもあります。ただ、高音域の再現性がとりわけ重要なハイレゾで、スーパートゥイーター式を採用するのは、恐らく「効果的」です。

 低音域の大きなウーハーとサブウーファーでカバーできますし、中音域の受け渡しもフロントスピーカーの試聴の限り問題ありません。

 ハイレゾ音源を聴かない場合も、次世代のUltra HD ブルーレイはこのグレードが標準採用ですので、音質を重視する場合は良い構成です。

1-3・DENONのシアターシステム

 202106301638.jpg

 つづいて、日本の音響メーカーのDENONのシステムを紹介します。

 10万円以下グレードで組めるのは、2機種です。


 201803112035.jpg

 【2016年】

 ・DENON 17シリーズ

 【フロントスピーカー 1本】

 27・DENON SC-T17
  ¥17,500 Amazon.co.jp (6/30執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 28・DENON SC-C17
  ¥7,918 Amazon.co.jp (6/30執筆時)

 【サラウンドスピーカー 1本】

 29・DENON SC-A17
  ¥8,100 Amazon.co.jp (6/30執筆時)

 【サブウーファー 】

 30・DENON DSW-37-K
  ¥22,800 Amazon.co.jp (6/30執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:8cm×2+2cm(2WAY式)
センター:5.7cm×2+2cm
サラウンド:8cm×2+2cm
サブウーファー:100W

 DENON17シリーズは、単品コンポーネントシアターシステムでは、最も安価な構成です。

 価格は、5.1chを構築する場合、7万円強の予算とです。

 ソニーにもヤマハにもありましたが、入門用に良い値段です。

 201810311029.jpg

 フロントスピーカーは、トールボーイタイプです。

 3スピーカーから構成されますが、2ウェイ方式バスレフ型です。

 ウーファーは、8cmのDDL(デノン・ダブルレイヤー)コーンです。二重の振動板を採用することで、主に中音域に厚みを出しています。シアターシステムには向いた構成でしょう。

 一方、高音域を担当するのは、2cmのソフトドーム型トゥイーターです。

 こちらについては、あまり設計思想が強調されず、エントリークラスとして設計されたことが分かります。

 再生周波数帯域は、45Hz〜60kHzです。

 低音域よりも高音域にある程度比重が置かれているので、サブウーファーの充実度が問われると言えるでしょうか。

 201803121042.jpg

 サラウンドスピーカーは、2ウェイ方式バスレフ型で、コーンのサイズなどをフロントスピーカーと合わせています。

 センタースピーカーは、一方で、5.7cmののDDL(デノン・ダブルレイヤー)コーンであり、設置性を考えてか、径がが小さめですね。トゥイーターは、同じく、2cmのソフトドーム型トゥイーターです。

  201807091535.jpg

 サブウーファーは、実用最大出力100Wです。

 20Hzからの低音再生力を持ち、低音域を充実させています。

 サイズは、幅225×高さ375×奥行370mmで、意外とコンパクトです。

 スピーカーケーブルは、こちらも、それぞれの単品ごとに付属します。サブウーファー用の3mのケーブルが付属です。

---

 以上、DENON17シリーズの紹介でした。

 同社は社風として「豊かな低音」を重視します。こちらの入門構成もトータルで考えれば、「デノンサウンド」であり、低音域が充実した「重厚な音」です。

 他社機の構成に比べると、音のキレイさというか、スピード感やクリアさはやや欠けますが、シアター用途ならば、この音質で良いでしょう。慣れてしまうと「このメーカーから抜け出せない」中毒性はありそうです。

 構成からしても、どのようなアンプでも、割と適応的にならせるタイプですし、スピーカーユニットだけの買い換えにも向くでしょう。


 202009091002.jpg

 【2016年】

 ・DENON 37シリーズ

 【フロントスピーカー 1本】

 31・DENON SC-T37
  ¥22,800 Amazon.co.jp (6/30執筆時)

 【センタースピーカー 1本】

 32・DENON SC-C37
  ¥13,109 Amazon.co.jp (6/30執筆時)

 【サラウンドスピーカー 1本】

 33・DENON SC-A37
  ¥13,500 Amazon.co.jp (6/30執筆時)

 【サブウーファー 】

 34・DENON DSW-37-M
  ¥17,873 Amazon.co.jp (6/30執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:10cm×2+2cm(2WAY式)
センター:8cm×2+2cm
サラウンド:8cm×2+2cm
サブウーファー:100W

 DENON37シリーズは、同社のミドルグレードの構成です。

 価格は、5.1chを構築する場合、10万円強の予算です。

 価格的には、ヤマハの上位機のTHEATER SOUND 583 がライバルでしょう。

 本体色は、木目のほか、ブラック構成も選択できます。

 202009090954.jpg

 フロントスピーカーは、トールボーイタイプです。

 下位機種と同じで、2ウェイ方式バスレフ型となります。

 ウーファーは、10cmのDDL(デノン・ダブルレイヤー)コーンです。下位機種よりも2cmほど大きいですが、コーンの材質や構造などの明示的変化はありません。

 一方、高音域を担当するのは、2cmのソフトドーム型トゥイーターです。

 こちらも詳しい言及はないですが、下位機種と同等程度のものと思われます。

 再生周波数帯域は、30Hz〜60kHzです。ウーファーサイズが大きな分、低音域は充実し、よりDENONらしくなっています。

 201803121110.jpg

 サラウンドスピーカーは、2ウェイ方式バスレフ型で、こちらも、コーンのサイズなどをフロントスピーカーと合わせています。

 センタースピーカーは、一方で、8cmののDDL(デノン・ダブルレイヤー)コーンで、こちらの場合も、たのスピーカーユニットと較べると径がが小さめですね。トゥイーターは、同じく、2cmのソフトドーム型トゥイーターです。

 サブウーファーは、下位機種と色が違うだけの同等品で、実用最大出力100Wです。

 したがって、サイズも同じで、幅225×高さ375×奥行370mmです。

 スピーカーケーブルは、それぞれの単品ごとに付属します。サブウーファー用の3mのケーブルが付属です。

---

 以上、DENON37シリーズの紹介でした。

 17シリーズとの大きな違いは、ウーファーの大きさの部分だけと言えるので、音の傾向は同じでしょう。

 ただ、デノンらしい「重厚なサウンド」という点では、ウーファーは重要なので、10万円前後の予算を確保できそうならば、本機はオススメです。

 とくに、同じ音質傾向のライバルだったパイオニア(pioneer Theater Black シリーズ)がどうも「生産終了」のようですから、低音重視でこの予算なら、ある程度本機で決め打ちでも良いでしょう。

ーー

 202009091004.jpg

 【イネーブルドスピーカー】

 35・DENON SC-EN10
  ¥8,200 Amazon.co.jp (6/30執筆時)

 なお、ソニーと同じで上向きの「イネーブルドスピーカー」も展開されます

 したがって、アンプさえ対応していれば、5.1chの進化形とも言える5.2.1chや3.1.2chを構成も可能です。

 202009091007.jpg

 配置は、両側のトールボーイの上に置くような形式が推奨されています。

7・BOSEのシアターシステム

 202106301643.jpg

 続いて、ここからは海外メーカーの製品を見ていきます。

 はじめに、米国のBOSEのホームシアタースピーカーです。

 昔は、ある程度入門者向けの価格の製品があったのですが、最近は「超高価格製品」のみの展開です。


 201905101335.jpg

 【2018年】 

 ・Bose Lifestyle 650 home entertainment system

 【スピーカー・アンプセット】

 36・Bose Lifestyle 650 【白】
  ¥539,000 楽天市場 (6/30執筆時)

 36・Bose Lifestyle 650 【黒】
  ¥539,000 楽天市場 (6/30執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:
センター:
サラウンド:
サブウーファー:

 Bose Lifestyle 650 は、米国のBoseが2018年から展開しているホームシアターシステムです。

 価格は、50万円程度の予算です。

 ただし、Boseの場合、アンプ部分もセットの価格なので、スピーカーだけならば40万円程度となるでしょう。

 201905101342.jpg

 フロントスピーカーは、この機種の場合、全方位スピーカーです。

 この方式については、【スマートスピーカーの比較記事】でも、数機種紹介しましたが、2018年以降の小型スピーカーのトレンドです。

 音の指向性を持たせずに、全方位に音を飛ばすように設計しています。上下反対方向に据えられた2つのドライバーが、全方位に向かって発生します。

 スピーカーユニットはアルミ製です。

 201905101350.jpg

 サラウンドスピーカーも、フロントスピーカーと同型のものを採用します。

 他社と異なるのは、2つのワイヤレスレシーバーで、後方2つのスピーカーがワイヤレス化できる点です。

 おそらく、Wi-Fi無線を利用しての伝送となっていると思われます。

 再生周波数帯域は、Boseは非公開です。

 201905101341.jpg

 センタースピーカーは、横長の形状です。

 こちらは、有線でアンプ(ベースユニット)からつなげる方式です。

 201905101401.jpg

 サブウーファーは、出力不明ながら付属します。

 天面にガラスが貼られた面白いデザインです。

 201905101403.jpg

 アンプ(ベースユニット)は、スペック的な部分の詳細は、Boseは伝統的に非開示です。

 端子としては、HDMI端子入力5・出力1系統、光デジタル・同軸が2系統ずつ、加えてRCAが2系統と充分な数です。

 一方、Dolby Digital、Dolby Digital Plus、Dolby TrueHD、DTSあたりのフォーマットはフォローしますが、Atmos系は対応しません

---

 以上、Bose Lifestyle 650 の紹介でした。

 「小型スピーカー」ながら、360°広がる全方位スピーカーを採用し、高いレベルのサラウンド感が得られる製品です。

 サイズに見合わない豊かな音を鳴らすのは、Boseらしいです。

 「音をBOSE的に作り込む(作り替える)」形式なので、ハイレゾ音源など、高解像度音源をそのまま楽しむのにも向きませんが、一般的なシアター用ならば問題ないでしょう。

 「全てが統合された製品」だけに、設置しやすいため、初心者が、それなりの音がする「高級オーディオ一式」を「簡単に設置したい」場合は、最も適切な製品と言えます。

ーーーー

 201905101417.jpg

【スピーカー・アンプセット】

 37・Bose Lifestyle 600 【黒】
  ¥429,000 楽天市場 (6/30執筆時)

 37・Bose Lifestyle 600 【白】
  ¥429,000 楽天市場 (6/30執筆時)

チャンネル数:5.1ch
フロント:
センター:
サラウンド:
サブウーファー:

 なお、下位機種として、Bose Lifestyle 600 も売られています。

 201905101337.jpg 

 ただ、この機種については、Boseの従来モデルの延長線上として、全方位スピーカーではない普通のユニットJewel Cubeスピーカー)が使われます。

 後方スピーカーのワイヤレス化などは対応しますが、やはり新型に比べると面白みが欠けるでしょう。

 跳ね返り音などをしっかり計算したオーディオ室以外ならば、新型にメリット性があります。

次回に続く
ホームシアター用スピーカーセットのおすすめは結論的にこれ!

 というわけで、今回は、ホームシアター向けのスピーカーについて、紹介してきました。

 記事は、もう少し続きます。

 201905101211.jpg

・JBL STUDIO 6シリーズ
 :JBL STUDIO 698
 :JBL STUDIO 680W
 :JBLSTUDIO 625C
 :JBL STUDIO 620W
 :JBL STUDIO 630W
 :JBL STUDIO 660P
・DALI SPEKTORシリーズ
 :DALI SPEKTOR6
 :DALI SPEKTOR2
 :DALI SPEKTOR VOKAL
 :DALI SPEKTOR1
 :DALI SUBE-9N
・DALI OBEIRONシリーズ
 :DALI OBERON1
 :DALI OBERON3
 :DALI OBERON5
 :DALI OBERON7
 :DALI OBERON9
 :DALI OBERON VOKAL
・モニターオーディオ Monitorシリーズ
 :Monitor 200 300
 :Monitor C150
 :Monitor MRW-10

 次回の2回目記事こちら)では、前編で紹介できなかった以上の製品を追加で比較します。

1・重低音     ★★★★★
2・音場の立体感  ★★★★★
3・音の個性    ★★★★★
4・声の聞きやすさ ★★★★★
5・価格の安さ   ★★★★★
6・総合評価    ★★★★★

 その上で、 結論編となる3回目記事(こちら)では、いつものように、目的別・予算別に、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。

 引き続きよろしくお願いします。

 2回目記事は→こちら

---

 この記事がもしお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークで話題を共有していただければ嬉しいです。ではでは。

posted by Atlas at 17:34 | オーディオ製品

 このブログ家電批評モノマニアには「家電やモノの比較記事」が約350本あります!

 よろしければ、下部のリンク集をご覧ください。

 家電批評モノマニアは、「家電ブログランキング」に参戦中です。右のリンクから「クリックで応援」お願いします!  201302192014.jpg

<広告>

          

Googleなどの検索エンジンでは

「家電批評モノマニア」「家電ジャンル」or「型番」

の単語入力で、このブログの個別記事検索ができます!





          




 今後の記事は、【Twitter アカウント】でツイートしています。お題も募集中!

monomani31.png