1回目記事からの続きです→こちら
2-1・携帯性重視のミニボールペン
2回目記事では、 はじめに、携帯性に富んだ、ミニタイプの筆記具を紹介します。
1・LAMYボールペンの比較 (1)
1-1:太めのボールペン
ノト・ティポ・サファリ
アルスター LAMY 2000 ほか
1-2:細めのボールペン
イコン・エスティー CP1ほか
2・LAMYボールペンの比較 (2)
2-1:ミニボールペン
ピコ
2-2:マルチペン(多色ペン)
ツイン・トライペン
LAMY 2000 ほか
2-3:高級ボールペン
スカラ・ダイアログ ほか
LAMY2000 ほか
2-4:その他
balloon ほか
2-5:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も1回目記事でみた、各製品と同じように比較していきます。
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なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントは赤系の文字色で、イマイチと思う部分は青字で記していきます。

【油性ボールペン】【各色】
21・LAMY pico ピコ L289 L288LO-N L28IB
¥6,542 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
登場年:2001年
本体替芯:LM22(油性)
替芯の色:黒・青のみ
替芯太さ:F・M・B(黒のみ)
ピコは、LAMYの小型タイプとしては、人気のある定番商品です。
製品登場年は、2001年です。「ビジネス用品のスリム化」が進んだ時代で、その先駆け的製品と言えるでしょう。
製品デザイナーは、スイスのFranco Clivioです。
高級ラインのダイアログ3のデザイナーでもあります。
この製品を初めて見た時、ノックと同時に持ち手が伸びるギミックは衝撃的でした。
けれども当時はお金がなかったので、似たような国内製品にLAMYの替え芯を(無理やり)入れて使っていました。

本体の替芯は、同じく油性ボールペンの替芯であるLM22です。
小型の専用リフィルとなりますが、基本的に、LM16とインクの粘度などの書き味は同じです。
リフィルは黒・赤・青の三色です。
太さは3段階ですが、黒以外は太字(B)がなく2段階です。

書き味は、インクについては、LM16と変化ありません。
太さは、中字(M)の場合は上記のような感じです。
持ちやすさの面では、基本的に長時間のライティング用として設計されていないので「そこそこ」です。
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以上、ピコの紹介でした。
携帯用に向く製品の1つです。クリップがない点は「要注意」ですが、筆箱用として一定のニーズはありそうです。
2-2・多機能ペンの比較
続いて、複数のインクやシャープペンシル機能が含まれる「マルチペン」を紹介します。
「ボールペン」マニアは、(筆箱に入れるべきペンの数が減るためか)「多機能ペンは邪道」と考える向きも多いです。ただ、現実的な利便性を重視すると、こういったペンも選択肢に入るでしょう。

【油性ボールペン+シャープペンシル】
22・LAMY twin ツイン L656 L645 L606
¥8,000 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
登場年:1974年
本体替芯:LM21(油性)/HB 0.5mm
替芯の色:黒・青・赤・緑
替芯太さ:1つのみ
ツインは、LAMY初期の傑作作品の1つです。
先ほど細身のボールペンとして紹介したエスティーは、もともとこのシリーズから派生したものとなります。
製品登場年は、1974年です。
製品デザイナーは、Gerd A. Müller(ゲルト・アルフレッド・ミュラー)です。
LAMY2000の設計者で、LAMYを代表する、伝説的なデザイナーです。

本体の替芯は、ボールペンの部分については、小型の油性リフィルであるLM21を採用します。
リフィルは黒・赤・青・緑の4色です。シャープペンシルは、0.5mm芯のものが対応します。

ボールペンの太さの選択はできません。日本の油性ボールペンよりもやや太めでしょう。
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なお、このリフィルは、オレンジ色の極細マーカー(LM55)とタブレット用のスタイラスペン(LM70)にも換装可能です。
また、ラミーのほうが口がやや広いのですが、日本の既製品のボールペンリフィルも(自己責任ですが)うまく合う機種があるかもしれません。
書き味は、素材によって大きく異なりますが、やや細身である点と、フラットな形状ですが、単色の細身のボールペンよりも少し太いので、それなりに快適に筆記できます。
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以上、ツインの紹介でした。
LAMY2000ほどは、デザイン的な冒険はないですが、実用性は十分です。
ペンシル型ボールペンでないと違和感があるという方で、業務上、即時的なペンとペンシルの切替が必要な方には向くでしょう。

【青赤/油性ボールペン+シャープペン】
23・LAMY tri pen トライペン L746
¥8,806 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
【油性BP+シャープペン+マーカ】
24・LAMY tri pen トライペン L759
¥9,785 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
登場年:1994/2010年
本体替芯:LM21/LM55/HB 0.5mm
替芯の色:黒・青・赤・緑
替芯太さ:1つのみ
トライペンは、先ほど紹介したツイン(ペン)の改良タイプとして登場した「3ユニット搭載」の製品です。
製品登場年は、1994年です。
製品デザイナーは、この場合、Gerd A. Müller(ゲルト・アルフレッド・ミュラー)の後継者となります。
基本的なフォルムはツインを踏襲します。

本体の替芯は、ボールペンの部分については、この製品も、小型の油性リフィルであるLM21を採用します。
リフィルは黒・赤・青・緑の4色です。シャープペンシルは、0.5mm芯のものが対応します。
なお、黒モデルは、赤・青の油性ボールペンが、シルバーは、黒の油性ボールペンとマーカー(LM55)が初期添付されますが、リフィルは互換性があります。

書き味は、基本的にはツインペンと同じです。
ただ、こちらのほうが太めですので、その部分では安定的に書けると思います。ただ、多少なりとも軽量性を重視したいならば、ツインペンでしょう。
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以上、トライペンの紹介でした。
ツインとどちらを選ぶかは難しい部分です。ただ、携帯性と利便性を兼ね備えたのはこちらでしょう。
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25・LAMY 2000 4色油性ボールペン L401
¥9,785 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
登場年:2010年
本体替芯:LM21(油性)/HB 0.5mm
替芯の色:黒・青・赤・緑
替芯太さ:1つのみ
LAMY 2000 4色油性ボールペンは、LAMY2000を4色構成にした改良型モデルです。
製品登場年は、2010年です。デザイン自体は60年代ですが、比較的新しい登場です。
製品デザイナーは、Gerd A. Müller(ゲルト・アルフレッド・ミュラー)です。外観については、初代を完全に踏襲しているので、彼の作品と言って良いでしょう。

本体の替芯は、他のマルチペンと同じで、小型の油性リフィルであるLM21です。
したがって、リフィルは黒・赤・青・緑の4色です。一方、シャープペンシルは、こちらについては、日本でメジャーな0.5mm芯です。
書き味は、こちらも良好です。
本体の材質は、硬質でしっかりした質感のあるマクロロン(ポリカーボネート樹脂)を採用します。ヘアライン加工を施しているので滑りにくいです。
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以上、LAMY 2000 4色油性ボールペンの紹介でした。
LAMYの多機能ペンとしては最も高級ですが、高性能な4色ペンがこの価格で手に入るのは魅力です。
デザイン性も機能性も、LAMY2000をベースとする裏打ちがありますし、多機能ペンを選ぶならば、こちらがおすすめです。
2-3・高級ボールペンの比較
続いて、1万円以上の「高級ボールペン」を比較します。
ボールペンは、万年筆に比べると、だいぶ低い価格、つまり、1万円(100ドル)を境に、高級品と既製品が分かれる印象です。
他社モデルと見比べても、このグレードからが「高級ボールペン」と言えそうです。
【油性ボールペン】
26・LAMY 2000 L202S
¥26,528 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
登場年:2013年
本体替芯:LM16(油性)
替芯の色:黒・青・赤
替芯太さ:F・M・B
LAMY 2000 stainless steelは、同社伝統のLAMY2000の素材を見直した改良型モデルです。
製品登場年は、2013年で、さすがに、かなり気合を入れた準備・設計をしたことが社史からも分かります。
素材面では、マクロロン(ポリカーボネート樹脂)から、オールステンレスにすることで、外観の高級化とともに経年変化に強くしています。
製品デザイナーは、Gerd A. Müller(ゲルト・アルフレッド・ミュラー)です。
もちろん、氏は逝去していますので、「衣鉢を継ぐ」後継者たちが仕上げたことになります。

本体の替芯は、一般的なLM16です。リフィルは黒・赤・青の三色で、太さは3段階から選べます。
書き味は、引き続き良好です。
ステンレス素材にベルベットマット仕上げが施されるため、滑りにくさは「初代を超えた」と思います。
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以上、LAMY 2000 stainless steelの紹介でした。
伝統の逸品の「正統的な後継品」として評価できます。素材の見直しで、書き味は増したと思います。
一方、ステンレス素材だと、海外の他ブランドだと「テカテカで下品」という固定観念がありましたが、LAMYはマット仕上げで「下品さ」が微塵もない点も評価できます。
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【水性ボールペン】
27・LAMY 2000 L302
¥45,100 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
登場年:2009年
本体替芯:LM63(水性)
替芯の色:黒・青・赤
替芯太さ:1種のみ
なお、こちらについても、ローラーボール仕様があります。
本体の替芯は、サファリの水性ローラーボールと同じで、LM63です。
リフィルは、黒・赤・青の三色で、太さは選択できません。M32という細めのフェルトペンも過去に売っていましたが、現在は絶版です。
書き味は、やはり良好です。キャップを外して付ける形式は、バランスがとりにくいのですが、うまく調整しています。
その点で言えば、こちらを選んでも良いでしょう。

【油性ボールペン】
28・LAMY 2000 L203TAX
¥12,780 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
29・LAMY 2000 L203
¥14,300 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
登場年:2006年ごろ
本体替芯:LM16(油性)
替芯の色:黒・青・赤
替芯太さ:F・M・B
LAMY 2000 taxusとLAMY 2000 blackwoodは、木材を利用した、LAMY2000系の製品です。
デザイン面では、無機質なLAMY 2000 stainless steelとは、正反対の方向性の製品だと思います。なお、タクサスは、家具によく使われる西洋イチイ材、ブラックウッドは、楽器にも使われるグラナディラ材です。
グレードとしては、blackwoodのほうがわずかに上で、価格差が少しあります。
製品登場年は、2006年ごろで、当初はLAMY40周年企画の製品でした。しかし、、定番化し2012年には、「兄弟機」のタクサスも登場しています。
製品デザイナーは、こちらの場合も、Gerd A. Müller(ゲルト・アルフレッド・ミュラー)の後継者たちです。

本体の替芯は、こちらも、一般的なLM16です。リフィルは黒・赤・青の三色で、太さは3段階から選べます。
書き味は、木材という素材は、意外に滑りにくい素材で、書き味は上々です。
ステンレスよりも軟質なので、当たりが柔らかく、温かさもあり、気持ち疲れにくい気もします。ただ、プラシーボ的かもしれません。
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以上、LAMY 2000 taxusとLAMY 2000 blackwoodの紹介でした。
木製素材は、他メーカーでもありますが、LAMY 2000 をベースにしたこちらは、持ちやすさの点で圧倒的に優れます。
Atlasも1本所有していますが、とても書きやすいので愛用しています。

【油性ボールペン】
30・LAMY scala スカラ 280【黒】
¥11,200 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
31・LAMY scala スカラ 280 L278【チタン】
¥(22,000) Amazon.co.jp (1/8執筆時)
登場年:2012年
本体替芯:LM16(油性)
替芯の色:黒・青・赤
替芯太さ:F・M・B
スカラは、2012年に登場した割と新しめの高級ボールペンです。ただ、おそらく、万年筆を重視した設計のシリーズです。
表面素材の違いで、マットブラックとチタンの2種類ありますが、持ち手の部分は共通して光沢のあるステンレスですので、使い勝手は同じでしょう。
限定色はまれに登場しますが、2020年は、darkviolet(L279VL)とrose(L279RS)という色目です。
製品登場年は、2012年です。マットブラックは、楽器を思わせるような配色で、デザイン性も高いです。
実際、シカゴデザインアワードで、グッドデザイン賞を受賞しました。
製品デザイナーは、sieger design(ジーガーデザイン)です。
ドイツの大きなデザイン会社で、ミュンスターラントの古城をアトリエとしている会社です。
製品のクラシックな質感を思わせます。

本体の替芯は、この製品もLM16です。
リフィルは黒・赤・青の三色で、太さは3段階から選べます。
書き味は、素材と大きさ的に言って、やや重量感があります。
滑りにくさは問題ないですが、どちらかといえば、実用性よりも、デザイン優先設計だと思います。
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以上、スカラの紹介でした。
重みを気にされない方、もしくは、オフィス(役員室)なので、ある程度「権威 性」を筆記具で表したい場合は良いかもしれません。
デザイン面で言えば、クリップの部分の落ち着きのある一体感は、美しいと感じます。
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【水性ボールペン】
32・LAMY scala スカラ L380
¥13,000 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
33・LAMY scala スカラ L378
¥25,300 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
登場年:2009年
本体替芯:LM63(水性)
替芯の色:黒・青・赤
替芯太さ:1種のみ
なお、スカラについても、ローラーボール仕様があります。
本体の替芯は、LAMY 2000のローラーボールと同じLM63です。
リフィルは、黒・赤・青の三色で、太さは選択できません。
書き味は、やはり、キャップを後ろに付けて使う構造で、重みもあるため、長時間は疲れます。
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【油性ボールペン】
34・LAMY cp1 L253
¥(20,779) 楽天市場 (1/8執筆時)
登場年:2012年
本体替芯:LM16(油性)
替芯の色:黒・青・赤
替芯太さ:F・M・B
cp1 プラチナコートは、1万円以下クラスで見たcp1 の高級化モデルです。
製品登場年は、2012年です。LAMY2000などのフルモデルチェンジは、これくらいの時期に集中しています。
製品デザイナーは、cp1 と同じで、原案はGerd A. Müller(ゲルト・アルフレッド・ミュラー)です。

本体の替芯は、こちらも、同じく油性ボールペンの替芯であるLM16です。リフィルは黒・赤・青の三色で、太さは3段階から選べます。
書き味は、通常のCP1に比べると、模様を兼ねて入れている、リブ模様の滑り止めが効いているため、細身のペンシル型ボールペンとしては、割と良好です。
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以上、cp1 プラチナコートの紹介でした。白色のエレガントな逸品です。
ミュラーというLAMYを代表する大デザイナーの系譜を継いだ歴史を感じる製品でもあるので、気の利いたプレゼントとして良いでしょう。
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【水性ボールペン】
35・LAMY cp1 L353
¥24,629 楽天市場 (1/8執筆時)
登場年:2009年
本体替芯:LM63(水性)
替芯の色:黒・青・赤
替芯太さ:1種のみ
なお、cp1 プラチナコートについても、ローラーボール仕様があります。
ただ、最近在庫がないので、生産完了のようです。
本体の替芯は、LAMY 2000のローラーボールなどと同じLM63です。リフィルは、黒・赤・青の三色で、太さは選択できません。
LAMYでは、細身のローラーボールは珍しいので、欲しいのですが、エレガントすぎて、Atlasには似合わなそうです。
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【油性ボールペン】(執筆時在庫なし)
36・LAMY dialog ダイアログ 1
(¥27,500) Amazon.co.jp (1/8執筆時)
登場年:2003年
本体替芯:LM16(油性)
替芯の色:黒・青・赤
替芯太さ:F・M・B
ダイアログ 1は、LAMY30周年を記念して作られた特別な油性ボールペンです。
こちらも現在生産完了のレアモデルです。
製品登場年は、2003年です。
限定品として登場しましたが、いつぞやからか、量産化されていました。Atlasも所有しています。
製品デザイナーは、Richard Sapper(リヒャルト・ザッパー)です。
ドイツの工業デザイナーの草分けで、製品の1つはニューヨーク近代美術館にも展示される人物です。80-90年代の古き良きIBMのThinkPadも彼が手がけました。

本体の替芯は、こちらも油性ボールペンの替芯であるLM16です。
リフィルは黒・赤・青の三色で、太さは3段階から選べます。
本体に継ぎ目はなく、リフィルの入れ替えは、下部のスイッチを押して入れる仕組みです。

書き味は、非常に良好です。
三角形のフォルムはかなり独創的ですが、いざ使ってみると、滑らず非常に書きやすいです。鉛筆を考えても、角張った本体の方が、漢字などは書きやすいのかもしれません。
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以上、ダイアログ 1の紹介でした。
リヒャルト・ザッパーによるかなり独創的なデザインです。しかし、デザインが使い勝手に影響を与えず、むしろ、それを向上させている点は、さすがの一言です。
高価ですが「自分への特別なプレゼント」として、筆記用具好きにおすすめしたい製品です。
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【水性ボールペン】
37・LAMY dialog ダイアログ 2
(¥55,724) Amazon.co.jp (1/8執筆時)
登場年:2006年
本体替芯:LM66(水性キャップレス)
替芯の色:黒・青・赤
替芯太さ:1種のみ
ダイアログ 2は、LAMY30周年を記念して始まったダイアログシリーズの「第2弾」で、こちらは水性ローラーボールです。
こちらも、既に生産完了です。出るとすると何かしらの記念でしょう。
製品登場年は、2006年です。
ちなみに、ダイアログはver3までありますが、そちらは万年筆です。
製品デザイナーは、デンマーク王立美術院の教授だったKnud Holscher(クヌート・ホルシャー)です。
先ほど紹介した「ピュア」も彼のデザインでした。
本体は、真ん中に継ぎ目がありますが、これを回すと、ペンとクリップが飛び出てくると言うギミックです。

太さは、キャップレス仕様の水性ローラーボール用のLM66を利用します。
LAMYの水性ローラーボールはLM63の場合が多いですが、太さはそれと同じです。
ただ、キャップレス仕様で乾燥に強くするためか、インクの水分は若干LM66は多めという印象はあります。
リフィルは黒・赤・青の三色で、太さは選べません。
書き味は、良好です。
ただ、本体が相当重めであり、LM66は文字がややにじみ出る性質があるため、注意も必要です。
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以上、ダイアログ 2の紹介でした。
Atlasも所有していますが、油性ボールペンのダイアログ1に比べると、実用性よりもデザイン性を重視した設計です。
ただ、興味深い製品ではあるので、どちらかといえば、実用ではなく、趣味として面白い製品を探している方にオススメです。
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なお、余談ですが、2020年にLamy Dialog 3 からThe LAMY dialog urushi edition」の展開が始まります。
漆芸家の小椋範彦さんが手がけた作品で、いくらになるのか想像できない工芸品です。
ちなみに、このシリーズは万年筆しかないのが残念です。
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【油性ボールペン】
38・LAMY イデオス L270
¥(14,300) 楽天市場 (1/8執筆時)
登場年:2021年
本体替芯:LM16(油性)
替芯の色:黒・青・赤
替芯太さ:F・M・B
イデオス L270は、新しく登場したラミーの新製品です。
製品登場年は、2021年です。
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製品デザイナーは、EOOSです。
前半でみたecon(上図)をデザインしたオーストリアの会社です。
10年ぶりのコラボになります。
なお、円形ですが、スプリングクリップの部分が「転がり防止」になる構造です。

本体の替芯は、この製品も、油性ボールのLM16です。
リフィルは黒・赤・青の三色で、太さは3段階から選べます。
書き味は、既存の製品では、前半でみたステュディオの系統に近いです。
ただ、グリップ部分が真鍮なので、それに比べれば、グリップは滑りにくいといえます。
とはいえ、重さや全体のバランスは、やはり「アルファベット圏向きな製品」という印象です。
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以上、イデオスの紹介でした。
新製品ですが、外観のフォルムは、LAMYの定番の諸要素をうまく組み合わせた感じで「The LAMY」な製品と思いました。パラジウムコートの本体を含めて、デザイン性も良い感じで、まとまっています。
ただ、このタイプは、重さや形状的に漢字の執筆にはさほど向くとも言いにくいので、アジアでは使い手は選ぶかなとは思います。
2-3・その他のボールペンの比較
最後に、ここまで分類にうまくはまらないLAMYのボールペンの紹介です。

【水勢ボールペン】【各色】
39・LAMY balloon 2.0 ローラーボール L311N-BL
39・LAMY balloon 2.0 ローラーボール L311N-LM
39・LAMY balloon 2.0 ローラーボール L311N-PK
¥1,760 楽天市場 (1/8執筆時)
登場年:2023年
本体替芯:LM16(油性)
替芯の色:青
替芯太さ:B
LAMY balloon 2.0 は、少し特殊なLAMYのローラーボールです。
製品登場年は、2023年です。
初代は(記憶にないですが)10年以上前にみた記憶があります。そのリバイバル版で、クリップの形状などが新しくなっています。

バルーン用リフィール LT11
¥700 楽天市場 (1/8執筆時)
本体の替芯は、一方、本機は特別です。
写真のような専用の大きなリフィルです。
水性ですが、「ウォッシャブルインク」で、水落しがしやすいタイプです。
ターゲット層は、したがって、お子さんの「落書き用」といったところです。
色は、青のみの展開で、文字の太さはだいぶ太めにでます。
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以上、LAMYのballoon 2.0 の紹介でした。
今回の紹介の趣旨とは若干外れるのので分けて説明した製品です。文字を丁寧に書くためのリフィルではないので、太線と細線の微妙なかき分けなどでストレスは感じます。
ただ、小さなお子さんへのプレゼント用と言うことで、プレゼンスはあるかもしれません。その用途では「かわいい」ですし。
今回の結論!
書きやすさでおすすめの高級ボールペンは、結論的にこれ!
というわけで、今回は、LAMYの高級ボールペンを紹介しました。
最後に、いつものように、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。
第1に、1万円前後の予算で、油性ボールペンをそろえる場合におすすめの構成は、
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【油性ボールペン】
11・LAMY 2000 L201
¥8,858 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
登場年:1966/2006年
本体替芯:LM16(油性)
替芯の色:黒・青・赤
替芯太さ:F・M・B
書き味の良さ ★★★★★
すべりにくさ ★★★★☆
機能性 ★★★★☆
高級感 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
【水性ローラーボール】【各色】
12・LAMY 2000 L301
¥13,116 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
登場年:1966/2009年
本体替芯:LM63(水性)
替芯の色:黒・青・赤
替芯太さ:1種のみ
書き味の良さ ★★★★★
すべりにくさ ★★★★☆
機能性 ★★★★☆
高級感 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
ラミー2000の、油性ボールペンと水性ローラーボールでしょう。
ラミーを代表するデザイナーであるGerd A. Müller(ゲルト・アルフレッド・ミュラー)の代表作です。
1960年代の製品とは思わせないモダンなデザインです。
また、歴史の重みとデザイン性だけでなく、マクロロン(ポリカーボネート樹脂)の剛性や滑りにくさも、この製品をロングセラーにさせている要因でしょう。
自分への、そして友人などへのプレゼント用としても、「語れる思想・哲学」がある点で、かなり向くと思います。

なお、水性か油性かを1本選ぶとすると、油性ボールペンをおすすめします。
ローラーボールの書き味も良いですが、なめらかな書き味と形状の安定性は、油性ボールペンのほうが上だと思いますので。
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28・LAMY 2000 4色油性ボールペン L401
¥10,396 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
登場年:2010年
本体替芯:LM21(油性)/HB 0.5mm
替芯の色:黒・青・赤・緑
替芯太さ:1つのみ
書き味の良さ ★★★★☆
すべりにくさ ★★★★☆
機能性 ★★★★★
高級感 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
ただし、5000円前後で考えている場合は、LAMY2000の4色ペンがオススメできます。
第2に、お子さんへのプレゼントなどに、デザイン性の良いボールペンをお探しならば、

【油性ボールペン】【各色】
7・LAMY AL-star アルスター L229
7・LAMY AL-star アルスター L226
7・LAMY AL-star アルスター L228
¥2,715 Amazon.co.jp (1/8執筆時)

【油性ボールペン】【限定色】
7・LAMY AL-star アルスター L232
7・LAMY AL-star アルスター L271
¥6,416 Amazon.co.jp (1/8執筆時)

【油性ボールペン】【2023年限定色】
7・LAMY AL-star L2D3LL
7・LAMY AL-star L2D4PT
¥3,080 楽天市場 (1/8執筆時)

【2024年限定色】
7・LAMY AL-star aquatic L2E1
7・LAMY AL-star fiery L2D9
¥4,400〜 楽天市場 (1/8執筆時)

【2025年春限定色】
7・LAMY Al-star ボールペン denim L2A5M
7・LAMY Al-star ボールペン aubergine L2A6M
¥3,980〜 楽天市場 (1/8執筆時)
登場年:1997年
本体替芯:LM16(油性)
替芯の色:黒・青・赤
替芯太さ:F・M・B
書き味の良さ ★★★★★
すべりにくさ ★★★★★
機能性 ★★★★★
高級感 ★★★☆☆
総合評価 ★★★★☆
アルスターでしょう。定番商品として「サファリ」があります。
学習用文具として開発された経歴を持つ製品ですが、プレゼントと考えると、やや外観が「実用主義」です。

その点で、サファリの改良型のアルスターは、サファリの持つ「正確な字を持つ性能」を踏襲しつつ、プレゼントに足る外観があると言えます。
また、社会人にはややポップなデザインでしょうか。大学生ほどまでの方がカジュアルに持つのはおすすめです。毎年出る限定色を買っておくと、プレミアがつくかもしれません。

【三菱鉛筆とのコラボ】
・JETSTREAM inside リフィル 0.5mm 黒 LM17EF
・JETSTREAM inside リフィル 0.7mm 黒 LM17F
¥1,030 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
また、LM16リフィルは、新発売で2026年登場の(三菱鉛筆とのコラボの)なめらかなジェットストリームイングと互換します。
一緒に購入しても良いでしょう。
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【三菱鉛筆ジェットストリーム版】【各色】
4・LAMY safari ジェットストリーム inside M17
¥2,850 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
レッド:L716
ブルー:L714
イエロー: L718
アンブラ:L717
ビスタ: L712

【2025年期間限定色】
¥2,850 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
サンセット: L7B0
ダークダス: L7A9
登場年:2025年
本体替芯:LM17(三菱ジェットストリーム)
替芯の色:黒
替芯太さ:F・EF
一方、ジェットストリームのFリフィルが(もとから)セットになったモデルは、サファリならば展開があります。
こちらは、わりと「落ちついた」外観の製品もあるので、「ジェットストリーム」のリフィル付きで考えたい場合、候補になりそうです。
第3に、文具好きや、それを公言する方へのプレゼントとして最適なのは、

【油性ボールペン】
17・LAMY aion アイオン L277BK OS
¥7,108 Amazon.co.jp (1/8執筆時)
登場年:2017年
本体替芯:LM16(油性)
替芯の色:黒・青・赤
替芯太さ:F・M・B
書き味の良さ ★★★★★
すべりにくさ ★★★★★
機能性 ★★★★★★
高級感 ★★★★★
総合評価 ★★★★★

【水性ローラーボール】
17・LAMY aion アイオン L377BK OS
¥11,520 楽天市場 (1/8執筆時)
登場年:2017年
本体替芯:LM63(水性)
替芯の色:黒・青・赤
替芯太さ:1種のみ
書き味の良さ ★★★★★
すべりにくさ ★★★★★
機能性 ★★★★★★
高級感 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
ラミーでは比較的新しい機種である、アイオンをオススメします。
ラミー製品は、「プロダクトデザイナー製」と「企業製」があります。このうち、面白い製品は、ほぼ「プロダクトデザイナー製」です。
外部のデザイナーの場合も、LAMYは、自身の哲学(バウハウス)と合致する作家を選んでおり、こちらをで斬下Jasper Morrisonもその系統です。
継ぎ目のない一体感のある設計、というはっきりとしたデザインコンセプトを出しつつ、持ち手を同心円状に研磨するサーキュラーブラッシュ加工がなされるなど使い勝手への配慮も同時にあります。

ロングセラーになる要素は多いですが、まだあまり目立った存在ではないため、「ほぼ被らない」という点で、文具好きへのプレゼントにオススメできます。
Atlasも「衝動買い」しており、普段使い用として気に入っています。
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というわけで、今回は、LAMYのボールペンの紹介でした。
最後になりましたが、この記事がお役に立ったようならば、SNSなどで話題を共有して頂けると嬉しいです。
ではでは。
