比較2019' 書きやすい!LAMYの高級ボールペン35点のおすすめと選び方(2)

2019年02月07日

比較2019' 書きやすい!LAMYの高級ボールペン35点のおすすめと選び方(2)

前半からの続きの記事です。前半は→こちら

2・高級ボールペンの比較(続き)

では、前半記事こちら】に続いて、LAMYのボールペンの紹介を続けましょう。


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 【油性ボールペン】

 30・LAMY dialog ダイアログ 1
  ¥19,634 Amazon.co.jp (2/7執筆時)

登場年:2003年
本体替芯:LM16(油性)
替芯の色:黒・
替芯太さ:F・M・B

 ダイアログ 1は、LAMY30周年を記念して作られた特別な油性ボールペンです。

 製品登場年は、2003年です。限定品として登場しましたが、いつぞやからか、量産化されていました。Atlasも所有しています。。

 製品デザイナーは、Richard Sapper(リヒャルト・ザッパー)です。

 ドイツの工業デザイナーの草分けで、製品の1つはニューヨーク近代美術館にも展示される人物です。80-90年代の古き良きIBMのThinkPadも彼が手がけました。

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 本体の替芯は、こちらも油性ボールペンの替芯であるLM16です。

 リフィルは黒・の三色で、太さは3段階から選べます。本体に継ぎ目はなく、リフィルの入れ替えは、下部のスイッチを押して入れる仕組みです。

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 書き味は、非常に良好です。 三角形のフォルムはかなり独創的ですが、いざ使ってみると、滑らず非常に書きやすいです。鉛筆を考えても、角張った本体の方が、漢字などは書きやすいのかもしれません。

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 以上、ダイアログ 1の紹介でした。

 リヒャルト・ザッパーによるかなり独創的なデザインです。しかし、デザインが使い勝手に影響を与えず、むしろ、それを向上させている点は、さすがの一言です。

 高価ですが「自分への特別なプレゼント」として、筆記用具好きにおすすめしたい製品です。


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 【水性ボールペン】

 31・LAMY dialog ダイアログ 2
  ¥14,074 Amazon.co.jp (2/7執筆時)

登場年:2006年
本体替芯:LM66(水性キャップレス)
替芯の色:黒・
替芯太さ:1種のみ

 ダイアログ 2は、LAMY30周年を記念して始まったダイアログシリーズの「第2弾」で、こちらは水性ローラーボールです。

 製品登場年は、2006年です。ちなみに、ダイアログはver3までありますが、そちらは万年筆ですね。

 製品デザイナーは、デンマーク王立美術院の教授だったKnud Holscher(クヌート・ホルシャー)です。先ほど紹介した「ピュア」も彼のデザインでした。

 本体は、真ん中に継ぎ目がありますが、これを回すと、ペンとクリップが飛び出てくると言うギミックです。

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 太さは、キャップレス仕様の水性ローラーボール用のLM66を利用します。LAMYの水性ローラーボールはLM63の場合が多いですが、太さはそれと同じですね。

 ただ、キャップレス仕様で乾燥に強くするためか、インクの水分は若干LM66は多めという印象はあります。

 リフィルは黒・の三色で、太さは選べません。

 書き味は、良好です。ただ、本体が相当重めであり、LM66は文字がややにじみ出る性質があるため、注意も必要です。

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 以上、ダイアログ 2の紹介でした。

 Atlasも所有していますが、油性ボールペンのダイアログ1に比べると、実用性よりもデザイン性を重視した設計です。ただ、興味深い製品ではあるので、どちらかといえば、実用ではなく、趣味として面白い製品を探している方にオススメです。

3・多機能ペンの比較

 最後に、複数のインクやシャープペンシル機能が含まれる「マルチペン」を紹介します。

 「ボールペン」マニアは、(筆箱に入れるべきペンの数が減るためか)「多機能ペンは邪道」と考える向きも多いです。ただ、現実的な利便性を重視すると、こういったペンも選択肢に入るでしょう。


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 【油性ボールペン+シャープペンシル】

 32・LAMY twin ツイン L656 L645 L606
  ¥4,966 Amazon.co.jp (2/7執筆時)

登場年:1974年
本体替芯:LM21(油性)/HB 0.5mm
替芯の色:黒・
替芯太さ:1つのみ

 ツインは、LAMY初期の傑作作品の1つです。先ほど細身のボールペンとして紹介したエスティーは、もともとこのシリーズから派生したものとなります。

 製品登場年は、1974年です。

 製品デザイナーは、Gerd A. Müller(ゲルト・アルフレッド・ミュラー)です。LAMY2000の設計者で、LAMYを代表する、伝説的なデザイナーですね、

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 本体の替芯は、ボールペンの部分については、小型の油性リフィルであるLM21を採用します。リフィルは黒・青・4色です。シャープペンシルは、0.5mm芯のものが対応します。

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 ボールペンの太さの選択はできません。日本の油性ボールペンよりもやや太めでしょう。

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 なお、このリフィルは、オレンジ色の極細マーカー(LM55)とタブレット用のスタイラスペン(LM70)にも換装可能です。

 また、ラミーのほうが口がやや広いのですが、日本の既製品のボールペンリフィルも(自己責任ですが)うまく合う機種があるかもしれません。

 書き味は、素材によって大きく異なりますが、やや細身である点と、フラットな形状ですが、単色の細身のボールペンよりも少し太いので、それなりに快適に筆記できます。

 以上、ツインの紹介でした。LAMY2000ほどは、デザイン的な冒険はないですが、実用性は十分です。ペンシル型ボールペンでないと違和感があるという方で、業務上、即時的なペンとペンシルの切替が必要な方には向くでしょう。


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 【青赤/油性ボールペン+シャープペン】

 33・LAMY tri pen トライペン L746
  ¥4,601 Amazon.co.jp (2/7執筆時)

 【油性BP+シャープペン+マーカ】

 33・LAMY tri pen トライペン L759
  ¥5,885 Amazon.co.jp (2/7執筆時)

登場年:1994/2010年
本体替芯:LM21/LM55/HB 0.5mm
替芯の色:黒・
替芯太さ:1つのみ

 トライペンは、先ほど紹介したツイン(ペン)の改良タイプとして登場した「3ユニット搭載」の製品です。

 製品登場年は、1994年です。

 製品デザイナーは、この場合、Gerd A. Müller(ゲルト・アルフレッド・ミュラー)の後継者となります。基本的なフォルムはツインを踏襲します。

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 本体の替芯は、ボールペンの部分については、この製品も、小型の油性リフィルであるLM21を採用します。リフィルは黒・青・4色です。シャープペンシルは、0.5mm芯のものが対応します。

 なお、黒モデルは、赤・青の油性ボールペンが、シルバーは、黒の油性ボールペンとマーカー(LM55)が初期添付されますが、リフィルは互換性があります。

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 書き味は、基本的にはツインペンと同じです。ただ、こちらのほうが太めですので、その部分では安定的に書けると思います。ただ、多少なりとも軽量性を重視したいならば、ツインペンでしょう。

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 以上、トライペンの紹介でした。

 ツインとどちらを選ぶかは難しい部分です。ただ、携帯性と利便性を兼ね備えたのはこちらでしょう。


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 【油性3色ボールペン+シャープペンシル】

 34・LAMY 4 pen 4ペンL495(3+1)
 34・LAMY 4 pen 4ペンL497(3+1)
 34・LAMY accent AL アクセントAL L496KK
  ¥7,538 Amazon.co.jp (2/7執筆時)

登場年:2006年
本体替芯:LM21/HB 0.7mm
替芯の色:黒・
替芯太さ:1つのみ

 4ペンは、単色ボールペンの紹介で紹介したアクセントALを、マルチペンに改良した製品です。

 製品登場年は、2006年です。アクセントALと同じで、アルミニウム素材を利用します。

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 製品デザイナーは、アクセントを設計したのと同じ、ドイツのPhönix Designです。外部デザイナーとなります。そのため、別売のラバーグリップの部分への交換は4ペンも可能です。

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 本体の替芯は、他のマルチペンと同じで、小型の油性リフィルであるLM21を採用します。リフィルは黒・青・4色です。一方、シャープペンシルは、太めの0.7mm芯のものが対応しますね。

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 書き味は、交換可能ながら、基本的にはラバーグリップは最も滑りにくいでしょう。また、ここまで消化してきた他色ペンに比べると、しっかりした太さがあるため、LAMY特有の安定的な書き味が期待できます。

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 以上、4ペンの紹介でした。

 多種のペンが1本で使い回せる利便性はあります。ただ、デザイン性は、LAMYとしてはやや垢抜けない感があります。また、次に紹介するLAMY2000の4色ペンという強力なライバルもいるため、選びがたい製品ですね。


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  35・LAMY 2000 4色油性ボールペン L401
  ¥6,133 Amazon.co.jp (2/7執筆時)

登場年:2010年
本体替芯:LM21(油性)/HB 0.5mm
替芯の色:黒・
替芯太さ:1つのみ

 LAMY 2000 4色油性ボールペンは、LAMY2000を4色構成にした改良型モデルです。

 製品登場年は、2010年です。デザイン自体は60年代ですが、比較的新しい登場ですね。

 製品デザイナーは、Gerd A. Müller(ゲルト・アルフレッド・ミュラー)です。外観については、初代を完全に踏襲しているので、彼の作品と言って良いでしょう。

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 本体の替芯は、他のマルチペンと同じで、小型の油性リフィルであるLM21です。したがって、リフィルは黒・青・4色です。一方、シャープペンシルは、こちらについては、日本でメジャーな0.5mm芯です。

 書き味は、こちらも良好です。本体の材質は、硬質でしっかりした質感のあるマクロロン(ポリカーボネート樹脂)を採用します。ヘアライン加工を施しているので滑りにくいです。

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 以上、LAMY 2000 4色油性ボールペンの紹介でした。

 LAMYの多機能ペンとしては最も高級ですが、高性能な4色ペンがこの価格で手に入るのは魅力です。デザイン性も機能性も、LAMY2000をベースとする裏打ちがありますし、多機能ペンを選ぶならば、こちらがおすすめです。

今回の結論!
書きやすさでおすすめの高級ボールペンは、結論的にこれ!

 というわけで、今回は、LAMYの高級ボールペンを紹介しました。

 最後に、いつものように、Atlasのおすすめ機種を提案していきます。


 第1に、1万円前後の予算で、油性ボールペンをそろえる場合におすすめの構成は、

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 【油性ボールペン】

 8・LAMY 2000 L201
  ¥5,174 Amazon.co.jp (2/7執筆時)

登場年:1966/2006年
本体替芯:LM16(油性)
替芯の色:黒・
替芯太さ:F・M・B

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 【水性ローラーボール】【各色】

 9・LAMY 2000 L301
  ¥6,485 Amazon.co.jp (2/7執筆時)

登場年:1966/2009年
本体替芯:LM63(水性)
替芯の色:黒・
替芯太さ:1種のみ

 ラミー2000の、油性ボールペン水性ローラーボールでしょう。ラミーを代表するデザイナーであるGerd A. Müller(ゲルト・アルフレッド・ミュラー)の代表作です。

 1960年代の製品とは思わせないモダンなデザインです。また、歴史の重みとデザイン性だけでなく、マクロロン(ポリカーボネート樹脂)の剛性や滑りにくさも、この製品をロングセラーにさせている要因でしょう。

 自分への、そして友人などへのプレゼント用としても、「語れる思想・哲学」がある点で、かなり向くと思います。

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 なお、水性か油性かを1本選ぶとすると、油性ボールペンをおすすめします。ローラーボールの書き味も良いですが、なめらかな書き味と形状の安定性は、油性ボールペンのほうが上だと思いますので。

ーーー

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  35・LAMY 2000 4色油性ボールペン L401
  ¥6,133 Amazon.co.jp (2/7執筆時)

登場年:2010年
本体替芯:LM21(油性)/HB 0.5mm
替芯の色:黒・
替芯太さ:1つのみ

 ただし、5000円前後で考えている場合は、LAMY2000の4色ペンがオススメできます。


 第2に、お子さんへのプレゼントなどに、デザイン性の良いボールペンをお探しならば、

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 【油性ボールペン】【各色】

 5・LAMY AL-star アルスター L229DP
 5・
LAMY AL-star アルスター L226
 5・
LAMY AL-star アルスター L228

  ¥2,688 Amazon.co.jp (2/7執筆時)

登場年:1997年
本体替芯:LM16(油性)
替芯の色:黒・
替芯太さ:F・M・B

 アルスターでしょう。定番商品として「サファリ」があります。学習用文具として開発された経歴を持つ製品ですが、プレゼントと考えると、やや外観が安っぽいです。

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 その点で、サファリの改良型のアルスターは、サファリの持つ「正確な字を持つ性能」を踏襲しつつ、プレゼントに足る外観があると言えます。

 また、社会人にはややポップなデザインでしょうか。大学生ほどまでの方がカジュアルに持つのはおすすめです。毎年出る限定色を買っておくと、プレミアがつくかもしれません。


 第3に、「自分へのプレゼント」として、ラミーの高級ボールペンを1本選ぶならば、

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 【油性ボールペン】

 30・LAMY dialog ダイアログ 1
  ¥19,634 Amazon.co.jp (2/7執筆時)

登場年:2003年
本体替芯:LM16(油性)
替芯の色:黒・
替芯太さ:F・M・B

 Richard Sapper(リヒャルト・ザッパー)がデザインした、ダイアログ 1でしょう。ひときわ特殊といえる三角形ですが、軽量で滑らず、ボールペンのして非常に書きやすいです。

 長年愛用していますが、Atlasが最も気に入っているのがこちらです。漢字を含めて、筆記具として高い実力を期待できるでしょう。


 第4に、文具好きや、それを公言する方へのプレゼントとして最適なのは、

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 【油性ボールペン】

 14・LAMY aion アイオン L277BK OS
  ¥6,281 Amazon.co.jp (2/7執筆時)

登場年:2017年
本体替芯:LM16(油性)
替芯の色:黒・
替芯太さ:F・M・B

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 【水性ローラーボール】

 15・LAMY aion アイオン L377BK OS  
  ¥5,237) Amazon.co.jp (2/7執筆時)

登場年:2017年
本体替芯:LM63(水性)
替芯の色:黒・
替芯太さ:1種のみ

 ラミーの新機種である、アイオンをオススメします。

 ラミー製品は、「プロダクトデザイナー製」「企業製」があります。このうち、面白い製品は、ほぼ「プロダクトデザイナー製」です。

 外部のデザイナーの場合も、LAMYは、自身の哲学(バウハウス)と合致する作家を選んでおり、こちらをで斬下Jasper Morrisonもその系統です。

 継ぎ目のない一体感のある設計、というはっきりとしたデザインコンセプトを出しつつ、持ち手を同心円状に研磨するサーキュラーブラッシュ加工がなされるなど使い勝手への配慮も同時にあります。

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 ロングセラーになる要素は多いですが、まだあまり目立った存在ではないため、「ほぼ被らない」という点で、文具好きへのプレゼントにオススメできますね。Atlasも「衝動買い」しており、普段使い用として気に入っています。

ーーー

 というわけで、今回は、LAMYのボールペンの紹介でした。

 最後になりましたが、この記事がお役に立ったようならば、SNSなどで話題を共有して頂けると嬉しいです。

 ではでは。

posted by Atlas at 17:47 | 研究上の道具(文具)

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