【今回レビューする内容】2023年 Amazon EchoなどAlexa搭載スピーカーの音質とおすすめ・選び方:Amazon Echoの使い方・できること:アマゾンエコー・エコースタジオ・エコーショー10など機種の違いや音質のランキング
【比較する製品型番】Amazon Echo 第4世代 Amazon Echo Studio with 3Dオーディオ Echo Sub Amazon Echo Show 15 Echo Show 10 第3世代 Echo Show 5 Echo Show 8 Echo Dot 第5世代 Amazon Echo Pop Echo Auto Amazon Echo Buds Bose Home Speaker 500 Bose Portable Smart Speaker ソノス SONOS ONE ONEG2JP1BLK SONOS ONE ONEG2JP1 SONOS MOVE MOVE1JP1BLK SONOS MOVE 2 SONOS MOVE MOVE1JP1 Sonos Roam ROAM1JP1 Sonos Roam ROAM1JP1BLK Sonos Era 100 E10G1JP1BLK E10G1JP1 Sonos Era 300 E30G1JP1BLK E30G1JP1 Bang&Olufsen Beosound A1 2nd Gen Bowers & Wilkins Zeppelin defunc HOME Large D2092 D2091 Small D2062 D2061 ほか
今回のお題
Amazon EchoほかAlexa対応製品のおすすめはどれ?
ども、Atlasです。
今日は、2023年9月現在、最新のAmazon Echo(Alexa対応スピーカー)の比較です。
とくに「音質面」「画質面」のスペックにこだわりながら、選び方を含めて解説します。
小さなEcho Dotから、画面付きのEcho Show 15まで(ほぼ)全機種を網羅しました。
1・Amazon Alexa端末の比較 (1)
1-1:選び方の基本の紹介【導入】
1-2:Amazon Echo
2・Amazon Alexa端末の比較 (2)
2-1:BOSE
2-2:SONOS
2-3:Bowers & Wilkins
2-4;他の企業
2-5:最終的なおすすめの提案【結論】
今回は、全2回の連続記事です。
1回目記事では、「選び方の基本」として、はじめて買われる方に向けて、基本の使い方(Amazon Echoにできること)を紹介します。
そのあとで、画面付きのAmazon Echo Showや、高音質の Echo Studioなどを含めて、Amazon Echoの全端末の性能をそれぞれ比較します。
2回目記事では、Echo端末と同様にAlexaを内蔵し、Echoと同じ使い方ができる「ライバル(互換機)」ともいえるBOSE・SONOSなど他社が発売する互換機(Alexa対応スピーカー)を紹介します。
スピーカー音質 ★★★★★
音楽再生 ★★★★★
動画視聴 ★★★★★
小音量再生 ★★★★★
スマホとの連携 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最後の 「結論」では、上表のような観点から、価格別・目的別に「Atlasのおすすめ機種」を提案していきます。
長めの記事ですが、よろしくお願いします。
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1・各社のスマートスピーカーの比較
2・Amazonのエコーの比較
3・家電コントローラーの比較
なお、今回の記事は、このブログのスマートスピーカー関連記事の2回目記事として書きました。
1-1・Amazon Echoにできること
1・音楽配信サービス
2;動画配信サービス
3:秘書サービス
4:家電の音声操作
5:定額朗読サービス
はじめに、Amazon Echoの「選び方の基本」からです。
最近興味をもった方のため、本編にはいる前に「Alexa対応スピーカーにできること」を説明していきます。
Echoの場合、見た目が似たような機種でも、機種により「できないこと」があります。その部分に注意ながら、読んで貰えればと思います。
1・音楽配信サービス
はじめに、定額音楽配信サービスについてです。
Alexa対応スピーカーの購入動機としては、Amazon Musicなどの「聴き放題」サービスを利用するため、というのが、もっとも多いと思います。
そのため、はじめにみていきます。
【2023年発売】【第5世代】
・Amazon Echo Dot with Alexa
¥7,480 Amazon.co.jp (9/24執筆時)
スピーカー:モノラル
ユニット:1WAY
ユニット口径:40mm
Amazon Echo dotを含めて、他社のAlexa対応スピーカーは、Wi-Fiを必ず搭載します。
そのため、どの端末も、Amazon Musicを含む「聴き放題」サービスは(基本的に)利用可能です。
利用できる定額音楽サービスは、現在3種類があります。
順番に確認しておきます。
第1に、Amazon Music Primeです。
「送料無料」と「お急ぎ便無料」などのサービスが受けられるAmazonプライム会員に付帯する「追加料金不要のサービス」です。
楽曲数は、後述する同社の有料版と同じで4000万曲以上です。
有料版と違いプレリストは作れず、好きな曲を選んで聞ける数は制限があります。しかし、最新の楽曲を含めて、シャッフル再生されるので、BGM的に流して聴くには十分で、Echoの用途にも向きます。
年間で5980円の会費はかかりますが、とりあえず「体験」されたい場合は、現在キャンペーン中の【Amazonプライム会員】の「30日間の無料体験登録」を利用すると良いでしょう。
音質的には、圧縮音源としては質の良いAAC音質です。
Apple Musicなどと同じで、BGM程度ならば粗はみえない音質です。
なお、大学生・専門学校生の方ならば、よりお得なPrime Student会員になれます。
会員になると、Amazon Musicが使えるほか、「Amazonお急ぎ便無料」になるほか、一部の「本、マンガ、雑誌の読み放題」などの追加特典も利用できます(こちら)。
ただし、大学の学籍番号・メアドが必要です。
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なお、Prime会員でない場合も、Amazon Music Freeをならば、Echo端末で楽曲を無料で聴けます。
ジャンルはステーション単位(J-POP/アニソン/ラブソング/洋楽)で選べます。
好みのアーティストに対して「似た曲の再生」も可能なので、ラジオや有線放送(USEN)よりは、好みに即した感じには聴けるでしょう。
ただし、ラジオのようにCMが入ります。
第2に、Amazon Music Unlimited です。
楽曲数は、同じく4000万曲以上で、日本の楽曲もかなりの程度対応します。
好きな曲を、好きなだけ自由に聴けます。
対応する楽曲は、Amazon Music でデジタルミュージックを選択して探せば分かります。
Alexaへの音声入力で、「アルバム名」「ジャンル」「アーティスト名」などをリクエストし、完全に「クラウドのミュージックサーバー」的に利用するならば、【Amazon Music Unlimited 】への加入は必須でしょう。
契約料金は、プライム会員ならば980円です(一般1,180円)。
エコーだけで聴く予定ならば、「Echoプラン」が用意され、月380円で済みます。
詳しくは、【こちら 】に書いています。無料のお試し期間もあります。
音質は、結構な音源が、HD音質です。
ようするに、CDグレードの音質か、それ以上のハイレゾ音質です。
新しい空間オーディオ(3Dミュージック)の音源も増えつつあります。
これは、もともと映画音楽のフォーマットだったドルビーアトモスから発展したもので、天井方向からの音も再現できる立体音響フォーマットです。
音源的には、Dolby Atmos・MPEG-H (Sony 360 Realty Audio)という二大標準規格をフォローしており、(対応は難しくないので)ハイレゾより広まりそな勢いです。
一方、空間オーディオ(3Dミュージック)は、再生機器側の対応も「必要」です。
Amazon Alexa対応スピーカーの場合、Echo系の上位機となるAmazon Echo Studioだけです。
天井方向の空間的な音データを処理し、適切な方向に向けられるのが、Amazon Echo Studioのみだからです。
その他の機種も、HD音質ならば、音源データが対応します。
他社機も、BOSEなど、アマゾン推奨ブランド(Alexa Build in)の認証がある場合は対応です。
認証を得ていない場合、SD音質(圧縮音質)の再生となります。
第3に、外部の音楽配信サービスです。
上表は、各社のスマートスピーカーの対応状況を示したものです。
Amazonの場合、日本ではSpotify・Apple Music・ラジコにも対応できます。
主には、Amazon Music向けの端末ですが、他方式でも、音声AI(Alexa)による操作は可能で、便利に使えます。
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以上、Alexa対応端末が利用できる定額音楽サービスについての情報でした。
スピーカー自体音質は、あとで機種ごと詳しく比較します。
ここでは「空間オーディオ」を聴きたい場合、Echo系の上位機となるAmazon Echo Studioだけが対応という点だけ、覚えておいてください。
2・動画配信サービス
つづいて、定額動画配信サービスについてです。
ここは、ディスプレイ付端末のEcho Showに主にかかわる部分です。
動画配信サービスは、【スマートスピーカーの比較】でみたように、Googleも「Nest」という同じような端末を持ち、そちらがライバルです。
しかし、Amazonのプライムビデオに対応できるのは、Echo Showだけです。
注意点は、Echo Showは、PCやタブレットではなく、OS(Fire OS)も装備できず、アプリも追加できないという点です。
そのため、対応できるコンテンツが、上表のサービスに限られます。
Netflixを含め、主要サービスの一部は対応します。しかし、DAZNほか、上表にない日本のローカルサービス(Dアニメなど)は対応しません。アプリ追加もできないので、上表の対応だけで、あとは、じっくりAmazon側の対応を待つしかありません。
操作は、タッチパネルで映像を選ぶほか、音声で検索ワード(ジャンルや番組名など)を入れることも可能です。
なお、スピーカーのみ搭載のEchoでも、動画の音の再生や、テレビや動画の音声による操作には使えます。
ただ、Alexaに対応する一部のテレビを除けば、基本的に、別売の小型端末(Amazon Fire TV)をテレビに接続して、利用する形になります。
この方法だと、上表サービスほか、DアニメやAMEBAほか、日本のローカル動画サービスもほぼ「フル対応」できます。
これについては、今回の記事とは別になりますが、【セットトップボックスの比較記事】で詳しく紹介しています。
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以上、Alexa対応スピーカーで利用できる定額動画サービスについての情報でした。
改めて言えば、Echo Showで紹介したような、Android系のOSを搭載した製品ではない部分に注意が必要です。
何かしらの非対応動画サービスへの対応が必要ならば、(Amazon純正で選ぶとすると)【Amazon Fire HDタブレットの比較記事】で紹介したようなタブレット型のほうが、皆さんのニーズに合うかもしれません。
3・秘書サービス
つづいて、秘書サービスについてです。
「今日の天気を教えて!」「今日の予定は?」「60ひく50は?」などの質問機能です。
TV付きのEcho Showは、ニュースや情報などを「映像付き」で教えてくれるため、用途によっては、この部分でかなり便利です。
なお、この機能は、(スピーカーを買わなくても)Alexa搭載端末ならば、どの製品でも利用できます。
最近はTVや音響機器などの家電製品に、AlexaほかのAIが内蔵されている製品が増えてきました。
ただ、操作時にリモコンボタンを押す必要がある機種がほとんどです。
常駐させて好きなときにハンズフリーで聴きたい場合は、今回紹介するような製品が必要です。
リマインダ機能は、Echo など、画面がないスピーカーだけのモデルでも利用できます。
Appleカレンダ・Googleカレンダとリンクできるので、「明日の予定は?」などと、教えて貰うことが可能です。
2019年から、音声(声紋)の登録もできるようになったので、家族で利用する場合も、適切な情報を得ることもできるようになりました。
秘書機能は、これ以外にも、好きな機能を付け加えることも可能です。
Alexaは、スマホでいうところの「アプリ」に相当する「対応スキル」を追加できるAIです。
【Amazon Alexa スキル一覧表】には、「265以上のスキル」が紹介されています。
例えば、AM・FMラジオが聴けるラジコをはじめ、クックパッド、全国タクシー、Yahooニュース・交通情報など「対応スキル」の種類は多いです。
有用なのは「フラッシュニュース」機能で、NHKラジオニュースなど、数分で速報的なニュースをながしてくれます。
画面付きのEcho Showならば、NHK動画ニュースです。
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以上、秘書機能の説明でした。
こちらについては、Alexa対応スピーカーならば、他社機を含めて機種共通なので、さほど注意するべき部分はないです。
ただ、Echo Show10など画面付製品の方が、画像付きで回答してくれるので、説明が「分かりやすい」とは言えます。
5・家電の音声操作
つづいて、、Alexaを「家電の音声操作利用する」機能についてです。
この機能も、Echoを導入する、大きな「きっかけ」とする方が多いかと思います。
家電の音声操作は、大きく分けて、2つの方法が考えられます。
以下、順番に解説してみます。
・LinkJapan eRemote5
¥4,930 Amazon.co.jp (9/24執筆時)
第1に、他社の家電コントローラーの利用です。
Amazon Echoには、赤外線発信機能がありません。
そのため、家電を操作したい場合、サードパーティのコントローラーを買うのが普通です。
外線リモコンを利用する家電ならば、基本的に、何でも声で操作可能になります。
家電操作は、他社製を含めて、Alexa対応スピーカーならば、基本的に利用可能です。
LinkJapan HomeLink
¥0 Apple App Store
LinkJapan HomeLink
¥0 Google Play
設定方法も簡単です。
先ほどの製品の場合、上記のアプリでコマンド設定し、「スキル」を登録すれば、設定は完了です。
「アレクサ!照明オン(オフ)」「アレクサ!TVオン(オフ)」「アレクサ!エアコンオン/オフ」などの発声で、家電が操作できるため便利です。
さらに、2022年11月からは、「時間指定」に対応したので、「Alexa!19時になったらテレビを付けて」など、時間・時刻をキーにした操作もできるようになり、とても便利です。
なお、コントローラーは他にも結構な数が出ているので、専門の記事を別に用意してます。
興味のある方は、このブログの【スマート家電リモコンの比較記事】をご覧ください。
なお、Amazon Echoの現行機は、CSAのMatter規格をフォローします。
その前身といえるZigbeeも一部機種(Echo・Studio・Show10)は対応です。
簡単に言えばIOT家電を動かすための業界統一規格で、Apple・Goole・Amazonも参画しているものです。家電企業も多く加わります。
規格対応するIOT家電(エアコン・照明ほか)を使う場合、接続信頼性(速度)があがるほか、操作のための発話コマンドが短くできる利点があります。
第2に、Alexa対応の「スマートホーム家電」を利用する方法です。
TVや音響機器などで、Wi-Fiを搭載機は、「Alexa対応」と銘打った製品は、結構な数があります。
このブログの【4K液晶テレビの比較記事】でも、そのような機種を紹介しました。この場合は、「家電コントローラー」を買わなくても操作ができます。
対応する家電は、Amazonの【スマートホームの説明サイト】で確認できます。
照明類は特に充実していてます。
特にオランダのフィリップスライティング(Hue)の製品は個人的に面白いと思います。電球(左図)やライトリボン(右図)など、部屋の間接照明から、TV照明・PC照明まで、楽しい「照明設計」が、簡単にできますので。
このブログでは【Philips Hueの比較記事】で詳しく書きました。
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以上、家電の音声操作についての情報でした。
現状、「スマートホーム家電」対応製品はあまりないです。そのため、高度に使いたい場合は、サードパーティの機器を買う必要があります。
とはいえ、比較的安いですし、設定はも簡単です。
6・本を読んで貰う機能
最後に、「本を読んで貰う」機能についてです。
ニッチですが、Echoは、Kindleで買った本(文庫本)の読み上げサービスにも対応します。
アプリ(ないし音声入力)から、該当する本を指示してAlexaの声で読んで貰えます。
「人間のようになめらか」ではないですが、「ボーカロイド」レベルではあるので、思った以上にうまいです。
加えて、Amazonは、ナレーター(声優)が本をちゃんと読んでいる【Audible (オーディブル)という新しい定額サービス 】をはじめました。
こちらも要注目でしょう。1ヶ月の無料体験も可能です。
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以上、使い方を交えつつ、Alexa対応スピーカーの選び方の基本を紹介しました。
結論的にいえば、最上位機、つまり、音楽系ならば、Amazon Echo Studioを、動画系ならば、Amazon Echo Show10を買えば、「何でもできる」とは言えます。
ただ、いずれも高いですし、予算に応じて選ぶ必要があります。
格安機を含めて、その性能について順番にみていきたいと思います。
1-2・Amazon Echoの比較
1:Amazon Echo
2:Amazon Echo Studio
3:Amazon Echo Show 10
4:Amazon Echo Show 15
5:その他の端末
ここからは、Amazon純正のAmazon echoを機種ごとに細かく見ていきます。
多くの端末がありますが、今回注目する「音質」という部分で言えば、上表3機を見ておけばOKという部分はあります。
そのため、冒頭にこれら3紹介してから、他製品をみる構成にしました。
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なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【2020年発売】
【第4世代】
1・Amazon Echo 第4世代 【黒】
2・Amazon Echo 第4世代 【白】
3・Amazon Echo 第4世代 【青】
¥11,980 Amazon.co.jp (9/24執筆時)
スピーカー:360度全方位
ユニット:2ウェイ
ユニット口径:20mm+76.2mm
再生周波数帯域:40Hz-20kHz
サイズ:直径175mm×高さ148mm
Amazon Echoは、Amazon Echoで、「しっかり音楽を聴きたい」場合、他社機を含めても、最安といえる製品です。
本体サイズは、直径175mm×高さ148mmです。
15cm設置できる小型機で、圧迫感も少ないです。
スピーカー構成は、あとで中身を見ますが、「音が360度に広がる360度全方位スピーカー」です。
こういった製品は、【小型Bluetoothスピーカーの比較記事】でも多く紹介しました。
野心的な音響メーカーは、小型スピーカーは、ステレオ2.0ch方式からこの方式に「移行」しています。
というのも、この形式は、ミニコンポなどの「2スピーカー(ステレオ)」よりも、確実にサラウンド感が感じられるからです。
しかも、部屋の真ん中など、どこにおいても、音質が一定だからです。
ただし、左右に2機増設すれば、2.0chのステレオ再生も可能という仕様でもあります。
独特の「ステレオ感」が欠かせない方は、2台増設するのも手でしょう。ただ、一台で満足できなかったら買うという感じで良いかと思います。
スピーカーユニットは、中音域・低音域を担う76.2mmのウーファーと、高音域を扱う20mmツイーターが内蔵される2WAY式です。
左図は、1世代前の「円筒形」の第3世代Echoですが、今回と構成は同じです。
スピーカーの音質は、サイズ感からすると意外に低音域がしっかりでます。
とくに、クラシックなどは綺麗に再生しましたし、サラウンド感も前機種より多少良かったです。
ただ、バンドミュージックについては、大音量で聴く場合は、物足りないですが、BGM的に聞き流すならば、このグレードのスピーカーとしては十分です。
小音量の再生は、「とてもうまい」です。
音楽はもちろん、Alexaの声も、音量を絞っても聴きやすい音質です。
夜間や、ベッドサイドに設置して、寝る前に利用する場合などには、この機種は抜群の性能を期待できます。
スマホやPCの楽曲の再生は、Bluetoothを利用できます。
なお、Bluetoothは回線が細いのでデータ圧縮して伝送されます。
本機の場合、SBC規格のみ対応なので、再生される音質はさほど良くないです。
Wi-Fiを利用してのはできません。
DLNAやAppleのAirPlayなどには対応する機能がないからです。このあたりは「アップデート」に期待といったところではあります。
音楽配信サービスは、冒頭にも書いたAmazon Musicなどが利用できます。
聴きたい曲やアーティスト・リストなどを音声で尋ねれば、そのまま再生になります。
そのほか、上図のように、Spotifyほかいくつかのサービスに対応でき、AIによる操作も受け付けます。
定額音楽サービスは、(Bluetoothではなく)Wi-Fi回線を利用しますので、高音質です。
なお、Amazon Musicは、マルチルームミュージック機能 を設定できます。
複数のAlexa端末で、同じ音楽をならすこともできます。ただし、この機能はAmazon Echo系端末のみで有効で、Alexa対応の他社機では不可です。
動画配信サービスは、(ディスプレイがないので)本機単独では不可です。
しかし、一部のAlexa対応テレビほか、Amazon Fire TVと組み合わせる場合、音声操作の部分で利用できます。
この部分は、今回の記事の冒頭で、すでに詳しく説明しました。
Amazon Alexa(iOS)
¥0 Apple App Store (9/24執筆時)
Amazon Alexa (Android)
¥0 Google Play (9/24執筆時)
初期設定は、全てのEcho系に共通しますが、スマホにて行うのが通常です。
Wi-Fiの設定などもアプリで可能です。
ただ、Amazon Echoは、【Amazonのウェブベースの設定サイト】を通じても可能です。
センサーは、一方、モーションセンサー(人検知センサー)を装備です。
超音波で、人の在不在を検知するものです。
家電などと連携させて、照明などを自動設定するようにできます。ただ、大きな動きを検知する仕組みなので、じっとしていると間違うことはあります。
外出先のトイレ照明(自動消灯システム)などで経験があるかもしれません。
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以上、Amazon Echo(第4世代)の紹介でした。
比較的値ごろ感のある機種です。
本機は、あまりボリュームを大きくしないならば、しっかり「聴ける音楽」を鳴らしてくれます。
また、音をかなり絞った状態でも聴きとりやすい音質なので、寝室向きです。
また、小型形状でもある程度しっかりした音が鳴る点、外観から言って汚れにくい点で、キッチンなどに置く省スペーススピーカーとしてもオススメできます。
【2019年発売】
4・Amazon Echo Studio with 3Dオーディオ
5・Amazon Echo Studio with 3Dオーディオ
¥29,980 Amazon.co.jp (9/24執筆時)
スピーカー:360度全方位
ユニット: 3ウェイ5スピーカー
ユニット口径:133mm+51mm×3+25mm
再生周波数帯域:
サイズ:直径175mmx高さ206mm
Amazon Echo Studioは、音質的に最も高性能なスピーカーです。
2019年12月登場でしたが、Atlasも、発売日に実機を入手して、今も使っています。
2023年に、ホワイトの新色も出ました。
本体サイズは、直径175mmx高さ206mmです。
スピーカーの音質は、その大きさに依拠する部分が多いです。
そのため、本機は「それなりの大きさ」になっています。
スピーカー構成は、本機も「360度全方位スピーカー」です。
ただし、下位機種とはスピーカー構成が変わるため、(単機で)ステレオ再生ができる構造です。
本機も、2機のペアリング(ステレオ)対応なので、こだわる方は「2機増設」も対応可能です。
スピーカーユニットは、3WAY式です。
低音域を担う133mmのウーファー、中音域を扱うの51mmのスピーカー(ミッドレンジウーファー)、高音域を扱う25mmツイーターという構成です。
また、51mmのスピーカは、左右と上向きに合計3機あるという、面白い構成です。
【長期在庫なし】
・Echo Sub Echoシリーズ用サブウーファー
¥(15,980) Amazon.co.jp (9/24執筆時)
ちなみに、以前は増設サブウーファーがありましたが、先んじて生産完了になっています。
サブウーファーとステレオ構成を同時運用すると次に説明する、3Dオーディオを含む高解像音源の再生に対応できず難がありました。
その部分の理由もあり、先んじて販売が終わったのだと思います。
実際に試聴した印象は、同価格帯の「音響専門メーカーの製品と互角に張り合える音質」です。
とくに、低音域の豊かさ、中音域の聞きやすさともに、こちらが最も優れると言わざるを得ない、相当高レベルの音質です。
Echo同様に「Alexaの発声」も聴きやすいです。
自動音響調整(Automatic room adaptation)の採用で、内蔵マイクを使った音響補整がなされるようになったので、設置位置にさらに左右されず、「音質の底上げ」がなされています。
小音量の再生は、購入前は心配でしたが、結構得意です。
問題ないので、寝室などでゆっくり聴くにも良いでしょう。
スマホやPCの楽曲の再生は、Bluetooth無線を利用します。
この部分は、圧縮規格がSBCのみの対応である点を含め、下位機種と同じです。
音楽配信サービスは、本機も、Amazon Musicほかが利用できます。
Amazon Echo Studioは、下位機種とことなり、高音質なハイレゾ対応水準になるほか、「3Dマスタリングされた3Dミュージック(空間オーディオ)」が再生できます。
有料のAmazon Music Unlimitedでは、これらの対応音源も増えています。
動画配信サービスは、冒頭でも書いたように、【セットトップボックス比較記事】で紹介したAmazon Fire TVをお持ちならば、テレビ(モニター)用のスピーカーとして、映画の3D音声(ドルビーアトモス)も再現可能です。
本機の上向きとサイドスピーカーの新配置は、間違いなくこれらのサービスを意識したものです。
「Alexaのおすすめ」を聴いていますが、確かに、新味のあるサラウンド感を得られました。
センサーは、上位機ですが、モーションセンサーは非搭載です。
発売時期の関係もですが、大きさの違いもあります。
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以上、Amazon Echo Studioの紹介でした。
音質面では、このタイプの製品の中ではかなり良いと言え、個人的に、近年では、最も満足のいった「買い物」の1つでした。先ほどのEchoも良い機種ですが、やはり、値段差分の差はあります。
3WAYシステムの採用での「音質の強化」は、値段以上の価値を感じられました。Alexaを搭載する音響専門メーカーの製品に、引けを取らない音質です。
その上で、「3Dミュージック」や「Fire TVの互換性強化」など追加の魅力もあるため、Amazon Echoからの買換にもむくでしょう。
【2021年発売】
6・Amazon Echo Show 10 第3世代
7・Amazon Echo Show 10 第3世代
¥29.980 Amazon.co.jp (9/24執筆時)
スピーカー:360度全方位
ユニット:2WAY式
ユニット口径:64mm×2+24mm×2
再生周波数帯域:
液晶解像度:10.1インチ 1280×800
カメラ:13Mピクセル
サイズ:幅251x奥行172x高さ230 mm
Amazon EchoShow 10は、Echoのディスプレイ搭載タイプです。
こちらも、Atlasの所有機です。
ディスプレイ付きだからできることは、多いです。
動画が見れるほか、映像を利用したアシスタント機能などが利用できます。
本体サイズは、幅251x奥行172x高さ230 mmです。
大きめのタブレットほどのサイズですから、設置性は良いです。
重さは、約2.5kgです。
バッテリーは未搭載なので、あくまで「テレビ的」の利用を前提に作られています。
したがって、【Amazon Fireの比較記事】で紹介したような同社のタブレットとは違い、Fire OSもインストールされていません。
液晶パネルは、10.1インチです。
解像度は 1280×800とハイビジョン画質です。
一般的な小型液晶テレビと同じ解像度である上で、本機はタッチパネルです。
ジャケット写真付きでのAmazon Musicの再生や、プライムビデオの再生を意識した製品です。
動画配信サービスは、以上のコンテンツに対応です。
本機は、Fire TV OSを装備し、アプリを自由にインストールできる仕組みではないため、対応コンテンツは、網羅的に対応するFIre TV端末に比べると少なめです。
ただ、Amazonのプライムビデオは対応ですし、Netflix・ひかりTV・Paraviのも対応できますし。You Tube・TikTOK Bingも、ウェブベースなら対応できます。
個人的には、DAZNが欲しいですが、一般的にはこれでも十分でしょう。
音楽配信サービスは、普通のEchoと同じサービスが利用できます。
後スピーカーの品質もそこそこなので、利用しやすいでしょう。
操作は、タッチパネルで映像を選ぶほか、音声で検索ワード(ジャンルや番組名など)を入れることも可能です。
利便性の側面では、ディスプレイの搭載は、次の点でも評価できます。
第1に、天気予報やニュースが動画で見れる点です。
「TV番組」のように試聴できる楽しみが増えました。最新のNHKの動画ニュースが再生できます。
第2に、アレクサのサジェスト機能です。
料理のレシピなど、人工知能による案内が、より分かりやすくなるでしょう。
第3に、ビデオ通話が可能な点です。
実家のご両親などとの会話や、職場などでの自宅のペットなどの確認にも利用が考えられます。
通話は、同じAmazonデバイスを持っている方同士でなくても、スマホのAlexaアプリを使っていれば、スマホなどでも受けられなす。また、自宅内の内線電話のような使い方もできます。
しかも、1300万画素と性能の良いカメラなので、画質も期待できます。
第4に、モーション機能の搭載です。
第3世代からの新機軸です。
通話時や動画再生時に、話者が移動しても、(扇風機の首振り機能のように)常に画面を利用者の方にくける仕組みです。
詳細な技術は未開示ですが、カメラとマイクから取得する情報を利用するようです。
なお、首が回るので、留守中にペットの様子などを見る際、広範囲を見れる点も本機も利便性です。
そのほか、Amazon Photosに保存した写真を、フォトフレームとして自動で切り替えていく機能があります。
その際、部屋の光源を分析して色彩を最適化する「自動色彩調整機能」が利用できるなど、小技も効きます。
スピーカーの音質は、意外と良いです。
本機は、台座の部分にスピーカーを載せています。
低音域・中音域を担う64mmのウーファーが1機と、高音域を扱う25mmツイーター2機という構成です。
画面が「障害物」とはなりますが、(普通の)Echoとほぼ同等クラスの音質を期待できそうです。
用途的に、この程度で十分に思えます。
家電リモコン操作は、本機も、下位機と同じく対応します。
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以上、Amazon Echo Show 10の紹介でした。
先述のように、リビングなどに置く「ディスプレイ付き小型端末」は、スマートスピーカーの「ライバル」である、Googleも最近力を入れています。
そうした中、カメラのグレードアップや、モーションセンサーの搭載など魅力的な新機軸を打ち出しています。
提案される機能も多く、Amazonの既存のサービスとのマッチング度も高いです。
Amazon AlexaをIOT家電を制御となる「ハブ」に考えているならば、本機はかなり良い選択肢でしょう。
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【2023年発売】
【5.5インチ液晶】【第3世代】
8・Amazon Echo Show 5 with Alexa
9・Amazon Echo Show 5 with Alexa
10・Amazon Echo Show 5 with Alexa
¥9,980 Amazon.co.jp (9/24執筆時)
スピーカー:モノラル
ユニット:1ウェイ
ユニット口径:44mm
再生周波数帯域:
液晶画面:5.5インチ 960×480
カメラ:2MP(チャット用)
サイズ:幅147×奥行91×高さ82mm
【2021年発売】
【8インチ液晶】【第2世代】
11・Amazon Echo Show 8 with Alexa
12・Amazon Echo Show 8 with Alexa
¥14,980 Amazon.co.jp (9/24執筆時)
スピーカー:ステレオ
ユニット:2ウェイ
ユニット口径:50mm×2
再生周波数帯域:
液晶画面:8インチ 1280×800
カメラ:13Mピクセル
サイズ:幅200×奥行99×高さ136mm
なお、Echo Show 10の「小型機」といえる Echo Show 5とEcho Show 8の販売もあります。
画面サイズは、5.5インチと8インチの2種類です。
いずれの機種もAmazon MusicやPrime Videoを楽しめる点では同じです。
5.5インチ機は、しかし、スピーカーがモノラルなので、音質面では期待できません。
キッチンに置いて、レシピを呼び出して料理に使うなどの場合など、映像を伴う情報をAlexaに問い合わせるのに便利な、用途限定的な小型端末と言えます。
8インチ機は、一方、ステレオで、画面サイズも小型タブレット並にあります。
画面解像度は、Echo Show10と同じです。
また、このサイズだと、先述の「自動色彩調整機能」に対応します
しかし、スピーカーは360度スピーカーではなく工夫に乏しいほか、カメラ画質が100万画素です。モーションセンサーも未搭載で、首振りもしません。
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結論的にいえば、性能で選ぶならば、(少し高いですが)Echo Show10でしょう。
【2022年発売】
13・Amazon Echo Show 15 第1世代
¥29.980 Amazon.co.jp (9/24執筆時)
スピーカー:ステレオ
ユニット:フルレンジ
ユニット口径:41mm×2
再生周波数帯域:
液晶解像度:15.6インチ フルHD
カメラ:5Mピクセル
サイズ:幅402x奥行35x高さ252 mm
Amazon Echo Show 15は、2022年に発表された、15.6インチという大画面のEcho Showです。
本体サイズは、幅402x奥行35x高さ252 mmです。
【こちら】に説明がありますが、基本的には「壁掛け」して欲しいという製品です。
縦でも、横でも設置できます。加速度センサーが付くので、自動認識です。
壁に取り付け用のマウントなどは付属します。ただ、工具(ドリルやハンマー)ほかは、自分で用意する必要があります。DIYができる人向けです。
壁美人 Echo Show 15用 WSKB-ES15
¥3.480 Amazon.co.jp (9/24執筆時)
賃貸ほかで、穴開けが無理な場合は、テレビの壁掛け用としてお馴染みの、ホチキス設置可能な固定金具も、専用製品も別売であります。
Echo Show 15 スタンド
¥3.980 Amazon.co.jp (9/24執筆時)
据置用のスタンドは、別売です。
日本発売モデルは、ディスプレイが回転できる仕様です。
そのほか、本機の穴位置は、100mm×100mmので、【モニターアームの比較記事】で説明したようなVESA規格なら、どのアーム・スタンドも使えます。
形状的にスペーサーは要るでしょうが、VESA100のテレビ用のマウンターでも流用できるでしょう。
重さは、約2.2kgです。
ゴツいスピーカーがない分、サイズに比して軽めです。
液晶パネルは、15.7インチです。
解像度は 1920×8080とフルハイビジョン画質です。
フルHDになる分、表示できる情報量が多くできます。
本機はグレアのタッチパネルです。
一方、用途的にパネルの種類と視野角は気になるところですが、視野角を含めて、現状では不明です。分かれば、加筆します。
利便性の側面ではモーションセンサー(カメラ)に連動して向きは変えませんが、それ以外の部分は、先ほどみたEcho Show 10と同じです。
したがって、Amazon Photosに保存した写真を、フォトフレームとして利用できます。ただし、自動色彩調整機能はないので、この部分はShow 10に劣ります。
スピーカーの音質は、本機については、40mmのフルレンジドライバー2基のステレオです。
出力は不明ですが、この部分は、専用のスピーカーが付く、Echo Show 10に負けます。壁掛けですし、仕方ないです。
動画配信サービスは、Amazonのプライムビデオほか、Netflix・Paraviの視聴は対応できます。
音楽配信サービスは、他機と同じ水準です。
その他は、CPU(SOC)が違うのでなんとも言えないため、発売後に加筆します。
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以上、Amazon Echo Show 15の紹介でした。
基本的には「壁掛け」にして便利な製品に思います。ケーブルを埋め込んで、すっきりリビングやキッチンに情報端末として配置すれば「楽しい」でしょう。
一方、Echo Show10より画面は大きいですが、全てにおいて性能が上ではない点は注意点です。
とくにスピーカー部分にあまり工夫がないので、他のEchoスピーカーに飛ばすなどしないと、中級者以上は(少し)満足できないと言えます。
映像部分を考えると、画質はフルHDですし、もっとも良いですが、(壁掛けしたいならともかく)スタンドに据置にして、寝室などで映像視聴メインで使うならば、Echo Show10のほうが、全体としては便利で、一般的に思えます。
【2023年発売】
【第5世代】
14・Amazon Echo Dot with Alexa
15・Amazon Echo Dot with Alexa
16・Amazon Echo Dot with Alexa
¥7,480 Amazon.co.jp (9/24執筆時)
スピーカー:モノラル
ユニット:1WAY
ユニット口径:44mm
再生周波数帯域:
サイズ:直径100mmx高さ89mm
Amazon Echo Dot【第5世代】は、エコーシリーズの入門機です。
本体サイズは、直径10cm×高さ8.9cmの円筒形で、超小型です。
本体色は、3色から選ぶことが可能です。
スピーカーの音質は、44mmのフルレンジウーファーが1機です。
Echoと同型状ですが、360度全方式の上位機とは明確な差があります。
音楽を聴く場合は、やはりBluetoothやステレオミニジャック経由で、自分の所有するオーディオ機器につなげて聴くべきでしょう。
センサーは、Echoで説明したモーションセンサー(人検知センサー)のほか、温度センサーを搭載します。
先述のサードパーティのスマート家電リモコンなしでも、温度に連動した家電操作が可能です。ただ、赤外線リモコン信号(IR)は出せないです。Wi-Fiで操作できる家電用です。
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以上、Amazon Echo Dotの紹介でした。
小型で「かわいい」製品です。ただ、音質面で言えば、旧機種と同じで、音楽を楽しむためのスピーカーユニットではない点に注意が必要です。
どちらかというと、AIに質問したり、Alexa対応の音響機器の「制御用」のユニットと言えます。
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以上、Amazon Echo Show 15の紹介でした。
基本的には「壁掛け」にして便利な製品に思います。ケーブルを埋め込んで、すっきりリビングやキッチンに情報端末として配置するなどすると「楽しい」でしょう。
一方、Echo Showより画面は大きいですが、全てにおいて性能が上ではないです。
特にスピーカー性能があまり良くないので、他のEchoスピーカーに飛ばすなどしないと、音質の期待値はやや低めです。
画質はフルHDでEchoではもっとも良いですが、(壁掛けしたいならともかく)スタンドに据置にして、寝室などで映像視聴メインで使うならば、Echo Show10のほうが便利に思えます。
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【2023年発売】【第1世代】
17・Amazon Echo Pop with Alexa
¥5,980 Amazon.co.jp (9/24執筆時)
スピーカー:モノラル
ユニット:1WAY
ユニット口径:49.5mm
再生周波数帯域:
サイズ:幅99x奥行83x高さ91 mm
一方、 Echo Dotが「割れた」ようなユニークな形状の製品がEcho Popです。
スピーカーの口径は、Echo Dotより多少大きいです。
ただ、音質が良いというわけではなく、普通の前向きスピーカーの「モノラル」です。
Amazonも、音質について特段言及をしません。EchoDotのほうを「重厚で高音質なサウンド」と表現しているのとは異なります。
センサーも省略です。
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結論的にいえば、音楽はあまり聴かないが、音声操作の制御デバイスとして小型で安いものが欲しい場合の選択肢と言えます。
【2023年発売】(第2世代)
18・Amazon Echo Auto
¥7,980 Amazon.co.jp (9/24執筆時)
スピーカー:
ユニット:
ユニット口径:
再生周波数帯域:
サイズ:幅23.2x 奥行14x高さ52 mm
Amazon Echo Auto も、やや特殊な製品です。
こちらの居場所は、自動車の車内です。
Apple Carのようなスマートな仕組みではないですが、車内でAlexaを利用するために開発されました。
基本的な利用法は、アレクサアプリ経由で、スマホとBluetoothでリンクさせ、AIへの質問や、Amazon Musicの再生を行うというものです。
ワンボタンでオフにでき、LED照明でお知らせしてくれるなどプライバシーに配慮もあります。
一方、本機は、スピーカー未搭載です。通知音をならすモジュールのみです。
Bluetoothか、ステレオ端子かで、車のカーオーディオにスマホをつなげられないならば、意味がない製品です。
電源は、USBから取る方式ですが、シガーソケットとの変換端子が付属します。
1mのUSBケーブルも付属します。取付は、旧機はエアコンの吹き出し口に付ける方法でしたが、粘着式のカーマウントで好きな場所につける形式に変わっています。
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以上、Amazon Echo Autoの紹介でした。
車という空間でのAlexaの利用はこれまで、弱い部分でしたので、本機が補うでしょう。
(線がはうので)美観には課題があるでしょうが、実用性は評価できます。5つのマイクで、運転中の騒音下でも、声を拾いやすくする工夫などもありますし、試す価値はあるでしょう。
【2022年発売】
【充電ケースなし】
19・Amazon Echo Buds 第2世代
¥12,980 Amazon.co.jp (9/24執筆時)
【充電ケースあり】
20・Amazon Echo Buds 第2世代
¥14,980 Amazon.co.jp (9/24執筆時)
再生周波数帯域:20Hz-20kHz
コーデック:SBC・AAC
連続再生時間:5時間
ドライバー:5.7mm
マイク:搭載
ノイキャン:Wマイク式?
防水性能:IPX4
重さ:5.7g×2
Amazon Echo Budsは、2022年に登場した新しいEchoの仲間です。
基本的な利用法は、耳に装着しての利用です。
本機については、主な目的は(言うまでもなく)音楽視聴です。そのため、音質面については、【完全ワイヤレスイヤホンの比較記事 (3)】の方で、かなり詳しく書きました。
Alexaの呼び出しは、接続はBluetoothとなり、Wi-Fiを搭載しない形式です。
そのため、スマホを経由してAIへの質問や、Amazon Musicの再生を行うというものです。
同じように、Alexaを呼び出せるイヤホンは、他社のイヤホン(SONY・JVC・JBL・Jabra)の一部機種でもあります。
ただ、呼び出す際の感度(正確性)はしっかりチューンがなされているので、ご自宅のIOT家電を、Alexa中心に回している方は、本機を導入する意義はあります。
音質面では、5.7mmとやや小型なドライバーながら、ベントで空気を逃がす構造があるので、低音は充実します。
また、ノイキャンも対応ですので、この値段の他製品と比する能力はあります。
先述のように、音の部分については、このシリーズの他機よりも、むしろ、他社のイヤホンと比較するべきといえます。
そのため、【完全ワイヤレスイヤホンの比較記事 (3)】のほうで紹介しています。
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以上、Amazon Echo Budsの紹介でした。
自宅だけでなく、外出先を含めて、Alexaを利用したい方に向く製品です。IOT家電のAIをAlexa中心に考えたい方の「オプションパーツ」として有効なアクセサリと言えます。
次回につづく!
Alexa対応端末のおすすめは結論的にこちら!
というわけで、今回は、Alexa搭載スピーカーの比較の1回目記事でした。
しかし、記事はまだまだ「続き」ます。
2・Amazon Alexa端末の比較 (2)
2-1:BOSE
2-2:SONOS
2-3:Bowers & Wilkins
2-4;他の企業
2-5:最終的なおすすめの提案【結論】
スピーカー音質 ★★★★★
音楽再生 ★★★★★
動画視聴 ★★★★★
小音量再生 ★★★★★
スマホとの連携 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
そして、その上で、ここまで比較してきたAlexa搭載スピーカー全製品から、特に音質面を重視した場合のオススメ機種を提案して行きます。
引き続き、よろしくお願いします。
2回目記事は→こちら
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