【今回レビューする内容】2024年 最新Amazon Echo・Echo Showシリーズ全機の性能とおすすめ・選び方:Alexa搭載スピーカ−・Amazonデバイスの種類と使い方・できること:機種の違いや性能ランキング
【比較する製品型番】Amazon Echo Spot Amazon Echo 第4世代 Amazon Echo Studio with 3Dオーディオ Echo Sub Amazon Echo Show 15 第2世代 Echo Show 10 第3世代 Echo Show 5 Echo Show 8 Echo Dot 第5世代 Amazon Echo Hub Amazon Echo Pop Echo Auto Amazon Echo Buds ほか
今回のお題
EchoやEcho ShowなどAmazonデバイスのおすすめはどれ?
ども、Atlasです。
今日は、2024年11月現在、最新のAlexa対応スピーカーの比較です。
Amazon Echo・Echo show・Echo Spotほか、Amazonの純正品で日本で取扱いがある製品は、全機種みていきます。
音質面・画質面・家電操作にかかわるスペックにこだわりながら、選び方を含めて解説していく予定です。
1・Amazon Echo & Alexa端末の比較 (1)
1-1:選び方の基本の紹介【導入】
1-2:Echo 〈echo spot, dot, Pop含む〉
1-3:Echo Studio
1-4:Echo Show 〈5 8 10 15インチ〉
2・Amazon Echo & Alexa端末の比較 (2)
2-1:Echo Hub
2-2:Echo Auto
2-3:Echo Buds
3・Amazon Echo & Alexa端末の比較 (3)
3-1:最終的なおすすめの提案【結論】
記事では、はじめに「選び方の基本」として、Echoにできることを説明します。
その後、Amazon純正のEchoなど、各社のAlexa搭載製品を順番に解説します。
スピーカー音質 ★★★★★
音楽再生 ★★★★★
動画視聴 ★★★★★
小音量再生 ★★★★★
スマホとの連携 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
また、3回目記事の「結論編」で、、価格別・目的別に「Atlasのおすすめ機種」を提案していきます。
よろしくお願いします。
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なお、1つだけお願いです。
今回は、Amazonが発売する純正のEchoシリーズのみの比較です。
BOSE・SONOS・JBLなどの音響専門メーカーが提供するAmazon Alexa搭載スピーカーは、別の記事で紹介しています。
そういった製品をお探しだった場合は、このブログの別記事となる【スマートスピーカーの比較記事】で、他社製AI搭載スピーカーと共にまとめています。
そちらをご覧いただきますよう、よろしくお願いします。1・各社のスマートスピーカーの比較
2・Amazonのエコーの比較
3・家電コントローラーの比較
4・ホームセキュリティデバイスの比較
なお、今回の記事は、このブログのスマート家電関連記事全体では、2回目記事として書きました。
1-1・Amazon Echoの選び方の基本
1・音楽配信サービス
2;動画配信サービス
3:秘書サービス
4:家電の音声操作
5:定額朗読サービス
はじめに、Amazon Echoの「選び方の基本」からです。
最近興味をもった方のため、本編にはいる前に「Alexa対応スピーカーにできること」を説明していきます。
Echoの場合、見た目が似たような機種でも、機種により「できないこと」があります。その部分に注意ながら、読んで貰えればと思います。
1・音楽配信サービス
はじめに、定額音楽配信サービスについてです。
Alexa対応スピーカーの購入動機としては、Amazon Musicなどの「聴き放題」サービスを利用するため、というのが、もっとも多いと思います。
そのため、はじめにみていきます。
Amazon Echo dotを含めて、他社のAlexa対応スピーカーは、Wi-Fiを必ず搭載します。
そのため、どの端末も、Amazon Musicを含む「聴き放題」サービスは(基本的に)利用可能です。
利用できる定額音楽サービスは、現在3種類があります。
順番に確認しておきます。
第1に、Amazon Music Primeです。
「送料無料」と「お急ぎ便無料」などのサービスが受けられるAmazonプライム会員に付帯する「追加料金不要のサービス」です。
楽曲数は、同社の有料版と同じで4000万曲以上です。
有料版と違いプレリストは作れず、好きな曲を選んで聞ける数は制限があります。しかし、最新の楽曲を含めて、シャッフル再生されるので、BGM的に流して聴くには十分で、Echoの用途にも向きます。
年間で5980円の会費はかかりますが、とりあえず「体験」されたい場合は、現在キャンペーン中の【Amazonプライム会員】の「30日間の無料体験登録」を利用すると良いでしょう。
音質的には、圧縮音源としては質の良いAAC音質です。
Apple Musicなどと同じで、BGM程度ならば粗はみえない音質です。
なお、大学生・専門学校生の方ならば、よりお得なPrime Student会員になれます。
会員になると、Amazon Musicが使えるほか、「Amazonお急ぎ便無料」になるほか、一部の「本、マンガ、雑誌の読み放題」などの追加特典も利用できます(こちら)。
ただし、大学の学籍番号・メアドが必要です。
ーー
なお、Prime会員でない場合も、Amazon Music Freeをならば、Echo端末で楽曲を無料で聴けます。
ジャンルはステーション単位(J-POP/アニソン/ラブソング/洋楽)で選べます。
好みのアーティストに対して「似た曲の再生」も可能なので、ラジオや有線放送(USEN)よりは、好みに即した感じには聴けるでしょう。
ただし、ラジオのようにCMが入ります。
第2に、Amazon Music Unlimited です。
楽曲数は、同じく4000万曲以上で、日本の楽曲もかなりの程度対応します。
好きな曲を、好きなだけ自由に聴けます。
対応する楽曲は、Amazon Music でデジタルミュージックを選択して探せば分かります。
Alexaへの音声入力で、「アルバム名」「ジャンル」「アーティスト名」などをリクエストし、完全に「クラウドのミュージックサーバー」的に利用するならば、【Amazon Music Unlimited 】への加入は必須でしょう。
契約料金は、プライム会員ならば980円です(一般1,180円)。
エコーだけで聴く予定ならば、「Echoプラン」が用意され、月380円で済みます。
詳しくは、【こちら 】に書いています。無料のお試し期間もあります。
音質は、結構な音源が、HD音質です。
ようするに、CDグレードの音質か、それ以上のハイレゾ音質です。
新しい空間オーディオ(3Dミュージック)の音源も増えつつあります。
これは、もともと映画音楽のフォーマットだったドルビーアトモスから発展したもので、天井方向からの音も再現できる立体音響フォーマットです。
音源的には、Dolby Atmos・MPEG-H (Sony 360 Realty Audio)という二大標準規格をフォローしており、(対応は難しくないので)ハイレゾより広まりそな勢いです。
一方、空間オーディオ(3Dミュージック)は、再生機器側の対応も「必要」です。
Amazon Alexa対応スピーカーの場合、Echo系の上位機となるAmazon Echo Studioだけです。
正確には、24年登場のEcho Show8も対応ですが、後述するように、少し意味が異なります。
いずれにしても、天井方向の空間的な音データを処理し、適切な方向に向けられるのは、Amazon Echo Studioのみです。
その他の機種も、HD音質ならば、音源データが対応します。
他社機も、BOSEなど、アマゾン推奨ブランド(Alexa Build in)の認証がある場合は対応です。
認証を得ていない場合、SD音質(圧縮音質)の再生となります。
第3に、外部の音楽配信サービスです。
上表は、各社のスマートスピーカーの対応状況を示したものです。
Amazonの場合、日本ではSpotify・Apple Music・ラジコにも対応できます。
主には、Amazon Music向けの端末ですが、他方式でも、音声AI(Alexa)による操作は可能で、便利に使えます。
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以上、Alexa対応端末が利用できる定額音楽サービスについての情報でした。
スピーカー自体音質は、あとで機種ごと詳しく比較します。
ここでは「空間オーディオ」を聴きたい場合、Echo系の上位機となるAmazon Echo Studioだけが対応という点だけ、覚えておいてください。
2・動画配信サービス
つづいて、定額動画配信サービスについてです。
ここは、ディスプレイ付端末のEcho Showに主にかかわる部分です。
動画配信サービスは、【スマートスピーカーの比較】でみたように、Googleも「Nest」という同じような端末を持ち、そちらがライバルです。
しかし、Amazonのプライムビデオに対応できるのは、Echo Showだけです。
注意点は、Echo Showは、壁掛け式の上位機(Echo Show 15)を除くと、OS(Fire OS)も装備せず、アプリ追加できないという点です。
そのため、対応できるコンテンツが、上表のサービスに限られます。
Netflixを含め、主要サービスの一部は対応します。しかし、DAZNほか、上表にない日本のローカルサービス(Dアニメなど)は対応しません。アプリ追加もできないので、上表の対応だけで、あとは、じっくりAmazon側の対応を待つしかありません。
操作は、タッチパネルで映像を選ぶほか、音声で検索ワード(ジャンルや番組名など)を入れることも可能です。
なお、スピーカーのみ搭載のEchoでも、動画の音の再生や、テレビや動画の音声による操作には使えます。
ただ、Alexaに対応する一部のテレビを除けば、基本的に、別売の小型端末(Amazon Fire TV)をテレビに接続して、利用する形になります。
この方法だと、上表サービスほか、DアニメやAMEBAほか、日本のローカル動画サービスもほぼ「フル対応」できます。
これについては、今回の記事とは別になりますが、【セットトップボックスの比較記事】で詳しく紹介しています。
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以上、Alexa対応スピーカーで利用できる定額動画サービスについての情報でした。
改めて言えば、Echo Showで紹介したような、Android系のOSを搭載した製品ではない部分に注意が必要です。
何かしらの非対応動画サービスへの対応が必要ならば、後述するEcho Show 15を選ぶか、あるいは、(Amazon純正で選ぶとすると)【Amazon Fire HDタブレットの比較記事】で紹介したようなタブレット型のほうが、皆さんのニーズに合うかもしれません。
3・秘書サービス
つづいて、秘書サービスについてです。
「今日の天気を教えて!」「今日の予定は?」「60ひく50は?」などの質問機能です。
TV付きのEcho Showは、ニュースや情報などを「映像付き」で教えてくれるため、用途によっては、この部分でかなり便利です。
なお、この機能は、(スピーカーを買わなくても)Alexa搭載端末ならば、どの製品でも利用できます。
最近はTVや音響機器などの家電製品に、AlexaほかのAIが内蔵されている製品が増えてきました。
ただ、操作時にリモコンボタンを押す必要がある機種がほとんどです。
常駐させて好きなときにハンズフリーで聴きたい場合は、今回紹介するような製品が必要です。
リマインダ機能は、Echo など、画面がないスピーカーだけのモデルでも利用できます。
Appleカレンダ・Googleカレンダとリンクできるので、「明日の予定は?」などと、教えて貰うことが可能です。
2019年から、音声(声紋)の登録もできるようになったので、家族で利用する場合も、適切な情報を得ることもできるようになりました。
秘書機能は、これ以外にも、好きな機能を付け加えることも可能です。
Alexaは、スマホでいうところの「アプリ」に相当する「対応スキル」を追加できるAIです。
【Amazon Alexa スキル一覧表】には、「265以上のスキル」が紹介されています。
例えば、AM・FMラジオが聴けるラジコをはじめ、クックパッド、全国タクシー、Yahooニュース・交通情報など「対応スキル」の種類は多いです。
有用なのは「フラッシュニュース」機能で、NHKラジオニュースなど、数分で速報的なニュースをながしてくれます。
画面付きのEcho Showならば、NHK動画ニュースです。
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以上、秘書機能の説明でした。
こちらについては、Alexa対応スピーカーならば、他社機を含めて機種共通なので、さほど注意するべき部分はないです。
ただ、Echo Show10など画面付製品の方が、画像付きで回答してくれるので、説明が「分かりやすい」とは言えます。
5・家電の音声操作
つづいて、、Alexaを「家電の音声操作利用する」機能についてです。
この機能も、Echoを導入する、大きな「きっかけ」とする方が多いかと思います。
家電の音声操作は、大きく分けて、2つの方法が考えられます。
以下、順番に解説してみます。
・LinkJapan eRemote5
¥2,980 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
第1に、他社の家電コントローラーの利用です。
Amazon Echoには、赤外線発信機能がありません。
そのため、家電を操作したい場合、サードパーティのコントローラーを買うのが普通です。
外線リモコンを利用する家電ならば、基本的に、何でも声で操作可能になります。
家電操作は、他社製を含めて、Alexa対応スピーカーならば、基本的に利用可能です。
LinkJapan HomeLink
¥0 Apple App Store
LinkJapan HomeLink
¥0 Google Play
設定方法も簡単です。
先ほどの製品の場合、上記のアプリでコマンド設定し、「スキル」を登録すれば、設定は完了です。
「アレクサ!照明オン(オフ)」「アレクサ!TVオン(オフ)」「アレクサ!エアコンオン/オフ」などの発声で、家電が操作できるため便利です。
さらに、2022年11月からは、「時間指定」に対応したので、「Alexa!19時になったらテレビを付けて」など、時間・時刻をキーにした操作もできるようになり、とても便利です。
なお、コントローラーは他にも結構な数が出ているので、専門の記事を別に用意してます。
興味のある方は、このブログの【スマート家電リモコンの比較記事】をご覧ください。
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なお、Amazon Echoの現行機は、CSAのMatter規格をフォローします。
その前身といえるZigbeeも一部機種(Echo・Studio・Show10・Show15)は対応です。
簡単に言えば、IOT家電を動かすための業界統一規格で、Apple・Goole・Amazonも参画しているものです。家電企業も多く加わります。
規格対応するIOT家電(エアコン・照明ほか)を使う場合、接続信頼性(速度)があがるほか、操作のための発話コマンドが短くできる利点があります。
加えて、後述するAmazonスマートホーム対応機の場合、エアコンなどのタッチパネル表示・操作が可能になります。
第2に、Alexa対応の「スマートホーム家電」を利用する方法です。
TVや音響機器などで、Wi-Fiを搭載機は、「Alexa対応」と銘打った製品は、結構な数があります。
このブログの【4K液晶テレビの比較記事】でも、そのような機種を紹介しました。この場合は、「家電コントローラー」を買わなくても操作ができます。
対応する家電は、Amazonの【スマートホームの説明サイト】で確認できます。
照明類は特に充実していてます。
特にオランダのフィリップスライティング(Hue)の製品は個人的に面白いと思います。電球(左図)やライトリボン(右図)など、部屋の間接照明から、TV照明・PC照明まで、楽しい「照明設計」が、簡単にできますので。
このブログでは【Philips Hueの比較記事】で詳しく書きました。
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以上、家電の音声操作についての情報でした。
現状、「スマートホーム家電」対応製品はあまりないです。そのため、高度に使いたい場合は、サードパーティの機器を買う必要があります。
とはいえ、比較的安いですし、設定はも簡単です。
6・本を読んで貰う機能
最後に、「本を読んで貰う」機能についてです。
ニッチですが、Echoは、Kindleで買った本(文庫本)の読み上げサービスにも対応します。
アプリ(ないし音声入力)から、該当する本を指示してAlexaの声で読んで貰えます。
「人間のようになめらか」ではないですが、「ボーカロイド」レベルではあるので、思った以上にうまいです。
加えて、Amazonは、ナレーター(声優)が本をちゃんと読んでいる【Audible (オーディブル)という定額サービス 】があります。
こちらも要注目でしょう。1ヶ月の無料体験も可能です。
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以上、使い方を交えつつ、Alexa対応スピーカーの選び方の基本を紹介しました。
結論的にいえば、最上位機、つまり、音楽系ならば、Amazon Echo Studioを、動画系ならば、Amazon Echo Show10を買えば、「何でもできる」とは言えます。
ただ、いずれも高いですし、予算に応じて選ぶ必要があります。
格安機を含めて、その性能について順番にみていきたいと思います。
1-2・Amazon Echoの比較
1:Amazon Echo
2:Amazon Spot
3:Amazon Echo dot
4:Amazon Echo pop
はじめに、Amazon Echoシリーズの入門機の紹介からです。
スピーカーのみの製品のうち、比較的「安め」の上記製品をまとめてみていきます。
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なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【2020年発売】
【第4世代】
1・Amazon Echo 第4世代 【黒】
2・Amazon Echo 第4世代 【白】
3・Amazon Echo 第4世代 【青】
¥7,980 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
スピーカー:360度全方位
ユニット:2ウェイ
ユニット口径:20mm+76.2mm
再生周波数帯域:40Hz-20kHz
サイズ:直径175mm×高さ148mm
Amazon Echoは、Amazon Echoで、「しっかり音楽を聴きたい」場合、他社機を含めても、最安といえる製品です。
本体サイズは、直径175mm×高さ148mmです。
15cm設置できる小型機で、圧迫感も少ないです。
スピーカー構成は、あとで中身を見ますが、「音が360度に広がる360度全方位スピーカー」です。
こういった製品は、【小型Bluetoothスピーカーの比較記事】でも多く紹介しました。
野心的な音響メーカーは、小型スピーカーは、ステレオ2.0ch方式からこの方式に「移行」しています。
というのも、この形式は、ミニコンポなどの「2スピーカー(ステレオ)」よりも、確実にサラウンド感が感じられるからです。
しかも、部屋の真ん中など、どこにおいても、音質が一定だからです。
ただし、左右に2機増設すれば、2.0chのステレオ再生も可能という仕様でもあります。
独特の「ステレオ感」が欠かせない方は、2台増設するのも手でしょう。ただ、一台で満足できなかったら買うという感じで良いかと思います。
スピーカーユニットは、中音域・低音域を担う76.2mmのウーファーと、高音域を扱う20mmツイーターが内蔵される2WAY式です。
左図は、1世代前の「円筒形」の第3世代Echoですが、今回と構成は同じです。
スピーカーの音質は、サイズ感からすると意外に低音域がしっかりでます。
とくに、クラシックなどは綺麗に再生しましたし、サラウンド感も前機種より多少良かったです。
ただ、バンドミュージックについては、大音量で聴く場合は、物足りないですが、BGM的に聞き流すならば、このグレードのスピーカーとしては十分です。
小音量の再生は、「とてもうまい」です。
音楽はもちろん、Alexaの声も、音量を絞っても聴きやすい音質です。
夜間や、ベッドサイドに設置して、寝る前に利用する場合などには、この機種は抜群の性能を期待できます。
スマホやPCの楽曲の再生は、Bluetoothを利用できます。
なお、Bluetoothは回線が細いのでデータ圧縮して伝送されます。
本機の場合、SBC規格のみ対応なので、再生される音質はさほど良くないです。
Wi-Fiを利用してのはできません。
DLNAやAppleのAirPlayなどには対応する機能がないからです。このあたりは「アップデート」に期待といったところではあります。
音楽配信サービスは、冒頭にも書いたAmazon Musicなどが利用できます。
聴きたい曲やアーティスト・リストなどを音声で尋ねれば、そのまま再生になります。
そのほか、上図のように、Spotifyほかいくつかのサービスに対応でき、AIによる操作も受け付けます。
定額音楽サービスは、(Bluetoothではなく)Wi-Fi回線を利用しますので、高音質です。
なお、Amazon Musicは、マルチルームミュージック機能 を設定できます。
複数のAlexa端末で、同じ音楽をならすこともできます。ただし、この機能はAmazon Echo系端末のみで有効で、Alexa対応の他社機では不可です。
動画配信サービスは、(ディスプレイがないので)本機単独では不可です。
しかし、一部のAlexa対応テレビほか、Amazon Fire TVと組み合わせる場合、音声操作の部分で利用できます。
この部分は、今回の記事の冒頭で、すでに詳しく説明しました。
Amazon Alexa(iOS)
¥0 Apple App Store (11/28執筆時)
Amazon Alexa (Android)
¥0 Google Play (11/28執筆時)
初期設定は、全てのEcho系に共通しますが、スマホにて行うのが通常です。
Wi-Fiの設定などもアプリで可能です。
ただ、Amazon Echoは、【Amazonのウェブベースの設定サイト】を通じても可能です。
センサーは、一方、モーションセンサー(人検知センサー)を装備です。
超音波で、人の在不在を検知するものです。
家電などと連携させて、照明などを自動設定するようにできます。ただ、大きな動きを検知する仕組みなので、じっとしていると間違うことはあります。
外出先のトイレ照明(自動消灯システム)などで経験があるかもしれません。
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以上、Amazon Echo(第4世代)の紹介でした。
比較的値ごろ感のある機種です。
本機は、あまりボリュームを大きくしないならば、しっかり「聴ける音楽」を鳴らしてくれます。
また、音をかなり絞った状態でも聴きとりやすい音質なので、寝室向きです。
また、小型形状でもある程度しっかりした音が鳴る点、外観から言って汚れにくい点で、キッチンなどに置く省スペーススピーカーとしてもオススメできます。
【2024年発売】【第1世代】
4・Amazon Echo Spot
¥7,980 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
スピーカー:360度全方位
ユニット:2ウェイ
ユニット口径:34.8mm
再生周波数帯域:
サイズ:幅11.3×奥行10.3×高さ11.1cm
Echo Spot は、2024年に登場した新しいEchoの仲間です。
主には、寝室利用に特化した製品といえます。
本体サイズは、幅11.3×奥行10.3×高さ11.1cmです。
要するに、「目覚まし時計サイズ」です。
2.83インチ(320×240ピクセル)のフルカラー液晶のタッチスクリーンを装備します。
後ほどみる、Echo Showと違って、Amazon Videoなどのビデオクリップの再生は(さすがに)不可です。
ただ、【スマートウォッチの比較】でみたような、一般的なスマートウォッチ並の表示はできます。
(ビデオ通話はできませんが)スマホのAlexaアプリを含めた登録したAlexaユーザーに対して、タッチパネルのボタンを押すことで通話も可能です。これはディスプレイなしのAlexaでもできますが、パネルがある方が安心感があるでしょう。
あとは、再生中の音楽のジャケット写真やタイトルなどが表示できます。
スピーカーは、34.8mmの密閉型のフルレンジです。
後ほどみる先行したEcho Dotと同じユニットです。
1スピーカーでステレオではないですが、本機の用途(寝室用)と考えれば、十分でしょう。
なお、Echo(第4世代)と同じで2台用意すればステレオ化はできます。
ただ、ディスプレイが2系統あっても仕方ないですし、こちらは、Bluetoothでの音楽はしてレオ非対応(Wi-Fiのみ)です。
小音量の再生は、このシステムなら問題ないです。
スマホやPCの楽曲の再生は、Bluetoothを利用できます。
ただ、対応コーデックはSBCのみですが、BGM的な部分を含めた、寝室での利用なら無問題です。
音楽配信サービスは、Wi-Fi経由でAmazon Musicなどが利用できます。
動画配信サービスは、不可です。
しかし、一部のAlexa対応テレビほか、Amazon Fire TVと組み合わせる場合、音声操作の部分で利用できます。
この部分は、今回の記事の冒頭で、すでに詳しく説明しました。
センサーは、温度センサーを装備です。
室温が表示できます。
なお、エアコンの設定温度の表示は、エアコンにWi-Fi搭載で、Alexaに対応しているだけでは無理です。
日本のエアコンは、アプリ式(スキル式)だからです。対応エアコンご利用中の方向けに言えば、「Alexa!●●(エアコンブランドの名前)で、エアコンを付けて」の「●●で」が必要なエアコンだと操作できません。
簡単に言って、現状で表示したい場合【スマート家電リモコンの比較】で書いたような製品で、先述のMatterに対応した機器を利用する必要があります。
家電の操作は、エアコンを含めて、他機同様、声の操作なら対応です。
タッチパネルを用いた写真のような照明などの「ON・OFF」を画面で行いたい場合は、先述のMatter対応の、スマートリモコンを買うか、あるいは、ネイティブで【Amazonのスマートホーム対応機機一覧】にある家電を買う必要があります。
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以上、Amazon Spotの紹介でした。
寝室用には多方面に便利でしょう。目覚まし時計兼用で、天気予報などの表示もでき、音声AIも使える端末として有用です。
音楽も、寝る前に聴く、ニュース・ラジオ・BGM用としてならば、十分です。
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【2023年発売】
【第5世代】
5・Amazon Echo Dot with Alexa
6・Amazon Echo Dot with Alexa
7・Amazon Echo Dot with Alexa
¥3,980 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
スピーカー:モノラル
ユニット:1WAY
ユニット口径:34.8mm
再生周波数帯域:
サイズ:直径100mmx高さ89mm
このほか、卓上の小型では、Amazon Echo Dot【第5世代】があります。
本体サイズは、直径10cm×高さ8.9cmの円筒形で、超小型です。
ただ、液晶パネルがない上で、スピーカーはEcho Spotと同じですし、今買う意味はあまりないです。
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【2023年発売】【第1世代】
8・Amazon Echo Pop with Alexa
¥2,480 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
スピーカー:モノラル
ユニット:1WAY
ユニット口径:49.5mm
再生周波数帯域:
サイズ:幅99x奥行83x高さ91 mm
加えて、Echo Dotが「割れた」ようなユニークな形状としてEcho Popがあります。
スピーカーの口径は、49.5mmで、Echo Spotより多少大きいです。
ただ、音質が良いというわけではなく、同じく普通の前向きスピーカーの「モノラル」です。
やはり、液晶パネルも装備しません。
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結論的にいえば、音声操作の制御デバイスとして小型で安いものが欲しい場合のみ選択肢となるでしょう。
1-3・Amazon Echo Studioの比較
続いて、Amazon純正のAmazon echoを機種ごとに細かく見ていきます。
音響の専門家が専用設計で作ったもので、音質部分で、ここまで見たEchoより上位仕様です。
別記事となる【スマートスピーカーの比較記事】では、JBL・BOSEほかの音響企業が作る「Alexs搭載スピーカー」を見ました。
それらと音質面で「張り合える」グレードといえるのは、Amazon純正だと本機と言えます。
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なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【2019年発売】
9・Amazon Echo Studio with 3Dオーディオ
10・Amazon Echo Studio with 3Dオーディオ
¥25,480 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
スピーカー:360度全方位
ユニット: 3ウェイ5スピーカー
ユニット口径:133mm+51mm×3+25mm
再生周波数帯域:
サイズ:直径175mmx高さ206mm
Amazon Echo Studioは、音質的に最も高性能なスピーカーです。
2019年12月登場でしたが、Atlasも、発売日に実機を入手して、今も使っています。
2023年に、ホワイトの新色も出ました。
本体サイズは、直径175mmx高さ206mmです。
スピーカーの音質は、その大きさに依拠する部分が多いです。
そのため、本機は「それなりの大きさ」になっています。
スピーカー構成は、本機も「360度全方位スピーカー」です。
ただし、下位機種とはスピーカー構成が変わるため、(単機で)ステレオ再生ができる構造です。
本機も、2機のペアリング(ステレオ)対応なので、こだわる方は「2機増設」も対応可能です。
スピーカーユニットは、3WAY式です。
低音域を担う133mmのウーファー、中音域を扱うの51mmのスピーカー(ミッドレンジウーファー)、高音域を扱う25mmツイーターという構成です。
また、51mmのスピーカは、左右と上向きに合計3機あるという、面白い構成です。
実際に試聴した印象は、同価格帯の「音響専門メーカーの製品と互角に張り合える音質」です。
とくに、低音域の豊かさ、中音域の聞きやすさともに、こちらが最も優れると言わざるを得ない、相当高レベルの音質です。
Echo同様に「Alexaの発声」も聴きやすいです。
自動音響調整(Automatic room adaptation)の採用で、内蔵マイクを使った音響補整がなされるようになったので、設置位置にさらに左右されず、「音質の底上げ」がなされています。
小音量の再生は、購入前は心配でしたが、結構得意です。
問題ないので、寝室などでゆっくり聴くにも良いでしょう。
一方、以前は増設サブウーファーがありましたが、先んじて生産完了になっています。
サブウーファーとステレオ構成を同時運用すると次に説明する、3Dオーディオを含む高解像音源の再生に対応できず難がありました。
その部分の理由もあり、先んじて販売が終わったのだと思います。
スマホやPCの楽曲の再生は、Bluetooth無線を利用します。
この部分は、圧縮規格がSBCのみの対応である点を含め、下位機種と同じです。
音楽配信サービスは、本機も、Amazon Musicほかが利用できます。
Amazon Echo Studioは、下位機種とことなり、高音質なハイレゾ対応水準になるほか、「3Dマスタリングされた3Dミュージック(空間オーディオ)」が再生できます。
有料のAmazon Music Unlimitedでは、これらの対応音源も増えています。
動画配信サービスは、冒頭でも書いたように、【セットトップボックス比較記事】で紹介したAmazon Fire TVをお持ちならば、テレビ(モニター)用のスピーカーとして、映画の3D音声(ドルビーアトモス)も再現可能です。
本機の上向きとサイドスピーカーの新配置は、間違いなくこれらのサービスを意識したものです。
「Alexaのおすすめ」を聴いていますが、確かに、新味のあるサラウンド感を得られました。
センサーは、上位機ですが、モーションセンサーは非搭載です。
発売時期の関係もですが、大きさの違いもあります。
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以上、Amazon Echo Studioの紹介でした。
音質面では、このタイプの製品の中ではかなり良いと言え、個人的に、近年では、最も満足のいった「買い物」の1つでした。先ほどのEchoも良い機種ですが、やはり、値段差分の差はあります。
3WAYシステムの採用での「音質の強化」は、値段以上の価値を感じられました。Alexaを搭載する音響専門メーカーの製品に、引けを取らない音質です。
その上で、「3Dミュージック」や「Fire TVの互換性強化」など追加の魅力もあるため、Amazon Echoからの買換にもむくでしょう。
1-4・Amazon Echo Showの比較
1:Amazon Echo Show 10
2:Amazon Echo Show 8
3:Amazon Echo Show 5
4:Amazon Echo Show 15
つづいては、ディスプレイ付のEcho Showをみていきます。
いくつか機種がありますが、最もオーソドックスといえるEcho Show 10からみていきます。
【2021年発売】
11・Amazon Echo Show 10 第3世代
12・Amazon Echo Show 10 第3世代
¥29.980 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
スピーカー:360度全方位
ユニット:2WAY式
ユニット口径:64mm×2+24mm×2
再生周波数帯域:
液晶解像度:10.1インチ 1280×800
カメラ:13Mピクセル
サイズ:幅251x奥行172x高さ230 mm
Amazon EchoShow 10は、Echoのディスプレイ搭載タイプです。
こちらも、Atlasの所有機です。
ディスプレイ付きだからできることは、多いです。
動画が見れるほか、映像を利用したアシスタント機能などが利用できます。
本体サイズは、幅251x奥行172x高さ230 mmです。
大きめのタブレットほどのサイズですから、設置性は良いです。
重さは、約2.5kgです。
バッテリーは未搭載なので、あくまで「テレビ的」の利用を前提に作られています。
したがって、【Amazon Fireの比較記事】で紹介したような同社のタブレットとは違い、Fire OSもインストールされていません。
液晶パネルは、10.1インチです。
解像度は 1280×800とハイビジョン画質です。
一般的な小型液晶テレビと同じ解像度である上で、本機はタッチパネルです。
ジャケット写真付きでのAmazon Musicの再生や、プライムビデオの再生を意識した製品です。
動画配信サービスは、以上のコンテンツに対応です。
本機は、Fire TV OSを装備し、アプリを自由にインストールできる仕組みではないため、対応コンテンツは、網羅的に対応するFIre TV端末に比べると少なめです。
ただ、Amazonのプライムビデオは対応ですし、Netflix・ひかりTV・Paraviのも対応できますし。You Tube・TikTOK Bingも、ウェブベースなら対応できます。
個人的には、DAZNが欲しいですが、一般的にはこれでも十分でしょう。
音楽配信サービスは、普通のEchoと同じサービスが利用できます。
後スピーカーの品質もそこそこなので、利用しやすいでしょう。
操作は、タッチパネルで映像を選ぶほか、音声で検索ワード(ジャンルや番組名など)を入れることも可能です。
利便性の側面では、ディスプレイの搭載は、次の点でも評価できます。
第1に、天気予報やニュースが動画で見れる点です。
「TV番組」のように試聴できる楽しみが増えました。最新のNHKの動画ニュースが再生できます。
第2に、アレクサのサジェスト機能です。
料理のレシピなど、人工知能による案内が、より分かりやすくなるでしょう。
第3に、モーション機能の搭載です。
第3世代からの新機軸です。
通話時や動画再生時に、話者が移動しても、(扇風機の首振り機能のように)常に画面を利用者の方にくける仕組みです。
詳細な技術は未開示ですが、カメラとマイクから取得する情報を利用するようです。
なお、首が回るので、留守中にペットの様子などを見る際、広範囲を見れる点も本機も利便性です。
カメラは、付属です。
主にはビデオ通話用で、実家のご両親などとの会話や、職場などでの自宅のペットなどの確認にも利用が考えられます。
通話は、無料です。
同じAmazonデバイスを持っている方同士でなくても、スマホのAlexaアプリを使っていれば、スマホなどでも受けられなす。また、自宅内の内線電話のような使い方もできます。
被写体を中央に自動フレーミングする機能や、写されたくない場合に、物理的なプライバシーシャッターもあります。
なお、本機は1300万画素です。HDビデオの撮影にここまで画素は不要で、画質的にマイナス面もあるのですが、静止画用には意味があるでしょう。
そのほか、Amazon Photosに保存した写真を、フォトフレームとして自動で切り替えていく機能があります。その際、部屋の光源を分析して色彩を最適化する「自動色彩調整機能」が利用できるなど、小技も効きます。
マイクは、ビデオ通話のため、むろん搭載です。
スピーカーの音質は、意外と良いです。
本機は、台座の部分にスピーカーを載せています。
低音域・中音域を担う64mmのウーファーが1機と、高音域を扱う25mmツイーター2機という構成です。
画面が「障害物」とはなりますが、(普通の)Echoとほぼ同等クラスの音質を期待できそうです。
用途的に、この程度で十分に思えます。
ネットワークは、Wi-FiとBluetoothです。
家電リモコン操作は、本機も、下位機と同じく対応します。
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以上、Amazon Echo Show 10の紹介でした。
先述のように、リビングなどに置く「ディスプレイ付き小型端末」は、スマートスピーカーの「ライバル」である、Googleも最近力を入れています。
そうした中、カメラのグレードアップや、モーションセンサーの搭載など魅力的な新機軸を打ち出しています。
提案される機能も多く、Amazonの既存のサービスとのマッチング度も高いです。
Amazon AlexaをIOT家電を制御となる「ハブ」に考えているならば、本機はかなり良い選択肢でしょう。
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なお、このシリーズには、画面が小型になる小型機が2種あります。
【2024年発売】
【8インチ液晶】【第3世代】
13・Amazon Echo Show 8 with Alexa
14・Amazon Echo Show 8 with Alexa
¥17,980 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
スピーカー:ステレオ
ユニット:2ウェイ
ユニット口径:52mm×2
再生周波数帯域:
液晶画面:8インチ 1280×800
カメラ:13Mピクセル
サイズ:幅200×奥行105×高さ139mm
第1に、Echo Show 8です。
画面サイズは、8インチです。
若干小さめですが、寝室などには向くサイズです。
「できること」は、上位機とほぼ変わりません。
こちらも、Amazon MusicやPrime Videoを楽しめる点では同じです。
スピーカーは、52mmのウーファー2基と、低音を強化する(スピーカーユニットなしの)パッシブラジエータが上向きに付く構成です。
Echo Show 10に比べれば、スピーカー構成は弱いです。
ただ、寝室などでの近接視聴で、裸眼視力に問題がない方ならば、問題ないかと思います。
一方、本機は(Echo10と違い)先述の空間オーディオ音源対応とあります。
ただ(Echo Studioのように)Dolby Atmosなどのフォーマットに対応できるという意味ではないです。「計算」により、ステレオ音声のサラウンド感を「高める」という意味です。
このあたりの話は「ややこしい」のですが、このブログだと【イヤホン・ヘッドホンの選び方の記事】で書いています。CPUパワーを利用した計算で、自社方式で立体音響を再現をめざすという方向性です。
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結論的にいえば、寝室などの限られたスペースにちょっと「置く」ならば、こちらでも良いです。とくに台座部分の厚みがないので、設置において奥行がほぼ不要で設置できます。
ただ、特に寝室で使う場合、視力ほか、(空間オーディオによる補正があっても)音質面ではEcho10 Showの方が良いので、本格的にビデオを見るならば、Echo Show10でしょう。
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【2023年発売】
【5.5インチ液晶】【第3世代】
15・Amazon Echo Show 5 with Alexa
16・Amazon Echo Show 5 with Alexa
17・Amazon Echo Show 5 with Alexa
¥7,480 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
スピーカー:モノラル
ユニット:1ウェイ
ユニット口径:44mm
再生周波数帯域:
液晶画面:5.5インチ 960×480
カメラ:2MP(チャット用)
サイズ:幅147×奥行91×高さ82mm
第2に、Echo Show 5です。
こちらも映像が見れますが、パネルが5.5型と小さく、スピーカーもモノラルなので、映像・音質面では期待できません。
キッチンに置いてちょっとレシピやニュースを確認したり、AIから情報を得たい場合を除けば、上位機が良いでしょう。
【2024年発売】
18・Amazon Echo Show 15 第2世代
¥47.980 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
スピーカー:ステレオ
ユニット:2WAY
ユニット口径:50.8mm+15.2mm
再生周波数帯域:
液晶解像度:15.6インチ フルHD
カメラ:13Mピクセル
サイズ:幅408x奥行36x高さ257 mm
Amazon Echo Show 15は、15.6インチという大画面のEcho Showです。。
本体サイズは、幅408x奥行36x高さ257 mmです。
別売のスタンドもあありますが、【こちら】にあるよう「壁掛け」もできる製品です。
縦でも、横でも設置できます。加速度センサーが付くので、自動認識です。
壁に取り付け用のマウントなどは付属します。ただ、工具(ドリルやハンマー)ほかは、自分で用意する必要があります。DIYができる人向けです。
なお、電源は、付属の30WのACアダプタから取る仕様なので(壁に埋め込まないならば)ケーブルレスではないです。
壁美人 Echo Show 15用 WSKB-ES15
¥3.480 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
賃貸ほかで、穴開けが無理な場合は、テレビの壁掛け用としてお馴染みの、ホチキス設置可能な固定金具も、専用製品も別売であります。
Echo Show 15用プレミアム角度調整機能付きスタンド
¥12.980 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
専用スタンドは、別売で展開されます。
そのほか、本機の穴位置は、100mm×100mmので、【モニターアームの比較記事】で説明したようなVESA規格なら、どのアーム・スタンドも使えます。
形状的にスペーサーは要るでしょうが、VESA100のテレビ用のマウンターでも流用できるでしょう。
重さは、約2.3kgです。
ゴツいスピーカーがない分、サイズに比して軽めです。
液晶パネルは、15.6インチです。
解像度はフルHD( 1920×1080)で、映像視聴向けのグレア(光沢)仕様になります。
このサイズのノートPCによるある解像度で、ここまでのシリーズより表示は細かめです。
むろん、タッチパネルです。
一方、パネルの種類と視野角は、公式な情報はありません。ただ、(テレビのような)本格的な映像視聴用でもないので、ここは問題ないと言えます。
本機も、Amazon Photosに保存した写真を、フォトフレームとして利用できます。ただし、自動色彩調整機能はないのですが、用途的には問題ないでしょう。
スピーカーの音質は、50.8mmのウーファーと、15.2mmのトゥイーターからなる2ウェイです。
出力は不明ですが、フルレンジ(1ウェイ)だった旧機より音質(特に低音域)の強化が見られます。
一方、空間オーディオは非対応です。
ネットワークは、Wi-Fi6EとBluetooth5です。
Wi-Fi6Eは2022年ごろから普及した(ご近所で空いている)6GHz帯に対応できるので、映像視聴時の安定性が増します。本機は、上表だと、アンテナ2本の通信速度でつながります。
対応ルーターについては、詳しくは【無線LANルーターの比較記事】で書きました。
スマホ・PCの対応も進みますし、ルーターを買い直せば、速度向上効果は見込めると言えます。
Alexa対応音声認識リモコン Pro
¥3.980 Amazon.co.jp (11/28執筆時)
動画・音楽配信サービスは、一方、冒頭少し書いたように、このシリーズだけは、Fire TV OSを搭載します。
その関係で、DAZNや、日本ローカルの動画サービスを含めて、ほぼ全ての動画サービス対応できます。タッチパネルや音声以外でも、別売ですが、上記のリモコンで操作することもできます。
この部分で言えば「スマートテレビ」としても使えると言えます。
カメラは、搭載です。
写真のように、TV電話的な用途を想定しています。先述のように、スマホのAlexaアプリ、あるいは、Amazonデバイス間だと、Wi-Fiで無料通話ですし、自宅内、自宅外問わず、コミュニケーションツールとして使えます。
ここは、画面サイズを含めて良さそうです。
被写体を中央に自動フレーミングする機能や、デジタルですが3.3倍ズームも付属です。写されたくない場合は、物理的なプライバシーシャッターもあります。
なお、本機は1300万画素です。HDビデオにここまで画素は不要ですが、静止画用には意味があるでしょう。
マイクも、当然搭載で、ノイズキャンセリング対応です。
スマートホームハブとしては、冒頭で少し書いたZigbee規格に対応です。
そのほか、Threadにも対応します。
Wi-Fiほど電気を食わず、Bluetoothより遠く飛び、通信量も確保できる新しい、業界の通信規格です。
ざっくりいえば、本機を(通信に費やす消費電力量が少ない)「Thread通信対応の小型家電(Matter対応)」と「Wi-Fi」とを仲介するハブにできるという意味です(図では中心のオレンジの役目)。
ただここは、専門的でそこまで普及もしてないので、普通の方は「今のところ、ここは選ぶ際に気にしなくてOKです。
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以上、Amazon Echo Show 15の紹介でした。
Fire TV搭載で、パネルサイズも15.6インチで、スピーカーもそれなりに良いので、1人暮らし向けの「チューナーレススマートテレビ」的にも使えそうな端末です。
そのほか、「壁掛け」にして、キッチンなどに置いて情報端末として使ったり、リビングで、フォトフレーム兼用の家電操作端末として使ったり、色々な使い方が想像できる「面白い」モデルと言えます。
価格も、同じシステムを構築するために、テレビやタブレットPCを買うよりもだいぶ安上がりですし、用途に合えば、選んで良い製品です。
次回につづく!
Alexa対応端末のおすすめは結論的にこちら!
というわけで、今回は、Alexa搭載スピーカーの比較の1回目記事でした。
しかし、記事はまだまだ「続き」ます。
2・Amazon Echo & Alexa端末の比較 (2)
2-1:Echo Hub
2-2:Echo Auto
2-3:Echo Buds
3・Amazon Echo & Alexa端末の比較 (3)
3-1:最終的なおすすめの提案【結論】