1回目記事からの続きです→こちら
2-1・JBLのBluetoothスピーカー
2回目記事のトップバッターは、JBLの小型Bluetoothスピーカーです。
JBLは、世界的な音響メーカーです。
「JBLサウンド」と呼ばれる独特の音響哲学をもちます。味付けの少なめな、中音域が充実するサウンドが得意です。
1・Bluetoothスピーカーの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:ソニー〈日本〉
1-3:BOSE〈米国〉
2・Bluetoothスピーカーの比較 (2)
2-1:JBL〈米国〉
2-2:バルミューダ〈日本〉
2-3:ANKER〈米国〉
3・Bluetoothスピーカーの比較 (3)
3-1:JVCビクター〈日本〉
3-2:マーシャル〈英国
3-3:B&O〈北欧〉
3-4:Beats〈米国〉
3-5:他の企業
4・Bluetoothスピーカーの比較 (4)
4-1:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で説明した「選び方の基本」の説明に沿って、今回も比較していきます。
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今回も、Atlasのおすすめのポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で書いていきます。
【2025年発売】JBLFLIP7BLKO
14・JBL Bluetoothスピーカー FLIP 7
¥17,700 Amazon.co.jp (6/19執筆時)
【2021年発売】30W
14・JBL Bluetoothスピーカー FLIP 6
¥13,500 Amazon.co.jp (6/19執筆時)
ユニット:モノラル(2WAY)
アンプ出力:35W
スピーカー直径:45×80mm+16mm
高音再生力:20kHz
低音再生力:60Hz
コーデック: SBC
バッテリー:14時間
サイズ: 幅69.5×高さ182.5×奥行71.5mm
重さ: 550g
FLIP7は、JBLのBluetoothスピーカーです。
人気シリーズの最新モデルです。
旧機種(FLIP6)が残ります。
スピーカー構成はほぼ同じですが、改良で低音域部分が多少強化されています。
その上で、アンプ出力(30→35W)、防水性(IP67→IP68)がそれぞれ強化された上、後述する「AI Sound Boost」に新対応です。
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結論的にいえば、かなりの進化があったと言えますし、今選ぶならば新機種でしょう。愛用者の、旧機からの買換を含めて「おすすめ」です。
重さは、560グラムです。
長さは18センチほどで、かなり小型です。
防水性は、IP68です。
防水/防塵性とも担保されます。
浴室で質の良い音楽が聴きたい場合ほか、屋外で利用したい場合も、良い選択肢でしょう。
スピーカーは、総合出力が35Wです。
ユニット構成は、旧世代とサイズはほぼ同じです。
楕円形の45×80mmのドライバーが1機と、高音域を担当する16mmのトゥイーターからなる2ウェイモノラルの構成です。
ソニーにもありましたが、小型機は、(あえてステレオにするより)この構成の方が、音源自体が良質の最近の音楽状況にはあっているようです。
低音域も、パッシブラジエータで補う方式ですし、サイズ感からすれば充実します。
加えて、本モデルから、AI Sound Boostという機能性が加わりました。
DSP技術の1つです。プロセッサで音源を解析し、AI学習を活かして振動板の振り幅を適切に調整し、歪みをさえつつできるだけ、パワフルな低音をだす方向性です。
2023年頃から同社のスピーカーの1部に搭載されはじめましたが、「リアルタイム分析」である点が、同社の従来システム(Self-tuning)と違いと言えます。
マルチペアリングは、対応します。
2機つなげた場合は、ステレオ再生も可能です。
複数のスピーカーにコネクトできるJBLパーティブーストに対応するため、最大100機までつなげます。
Bluetoothは、SBCのみです。
ただ、携帯して屋外で利用したり、お風呂で利用するタイプの製品なので、この面はさほど重視しなくて良いでしょう。
バッテリーは、14時間保ちます。
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以上、JBLのFLIP 7の紹介でした。
ポータブル製品におけるJBLの「顔」といえるシリーズで、バージョンが上がるたびに性能向上が見られます。
2世代前で低音域が強化され、1世代前でツイーターを搭載することで中・高音域を強化され、今回は、AI Sound Boost対応で、歪みをさえつつ、さらに音質の向上を成し遂げたという形です。
中・低音域のバランスの良さは、試聴の限り引き続いています。「完全防水・防塵」ですので、水辺やお風呂での利用に向くでしょう。
似たユニット構成のソニー機(ULT-1)もあるので、最終的な「おすすめ」は最後に改めて考えたいと思います。
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【2024年発売】JBL GO 3 Eco 後継機
15・JBL GO 4
¥5,200 Amazon.co.jp (6/19執筆時)
ブラック :JBLGO4BLK
ブルー :JBLGO4BLU
ホワイト:JBLGO4WHT
レッド:JBLGO4RED
グリーン:JBLGO4SAND
スクワッド:JBLGO4SQUAD
ピンク:JBLGO4PINK
Fブラック:JBLGO4BLKO
ユニット:モノラル
アンプ出力:4.2W
スピーカー直径:45mm
高音再生力:20kHz
低音再生力:90Hz
コーデック: SBC
バッテリー:7時間
サイズ:幅94 x高さ78x 奥行42mm
重さ: 190g
なお、同社からは、超小型のJBL GO 4という製品の展開もあります。
重さは、190グラムで、長さは9.4cmほどです。
スマホ並みの重さで「手のひらサイズ」というコンセプトのスピーカーです。
防水性は、IPX7です。
最高級の防水性もある堅牢な製品である部分が人気です。
スピーカーは、4.2Wの出力で、ユニットも43×47mmのモノラルです。
音圧も低め、BluetoothもSBCで、ペアリングもできません。
とはいえ、7時間保つバッテリーの部分を含めて、キャンプや、散歩時の「熊よけ」などに持ち出す「ちょっとしたスピーカー」としては、良いかと思います。
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【2024年発売】JBL CLIP 4後継機
16・JBL CLIP 5
¥8,800 Amazon.co.jp (6/19執筆時)
ブラック :JBLCLIP5BLK
ブルー :JBLCLIP5BLU
ホワイト:JBLCLIP5WHT
レッド:JBLCLIP5RED
グリーン:JBLCLIP5SAND
スクワッド:JBLCLIP5SQUAD
ピンク:JBLCLIP5PINK
Fブラック:JBLCLIP5BLKO
ユニット:モノラル
アンプ出力:7W
スピーカー直径:45mm×1
高音再生力:20Hz
低音再生力:95Hz
コーデック: SBC
バッテリー:3時間
サイズ:幅86,3x高さ134.5x奥行46mm
重さ: 285g
さらに、JBLの防水タイプで最小となるのは、JBL CLIP4です。
防水等級は、IP67ですので、防水性に加えて防塵性もあります。
ただ、バッテリー量が3時間と少ないので、使途はさらに選ぶでしょう。
【2025年発売】
17・JBL CHARGE 6
¥24,749 Amazon.co.jp (6/19執筆時)
【2021年発売】40W
17・JBL CHARGE 5
¥20,400 Amazon.co.jp (6/19執筆時)
ユニット:モノラル (2WAY 3スピーカー)
アンプ出力:45W
スピーカー直径:53×93mm+20mm×2
高音再生力:20kHz
低音再生力:56Hz
コーデック: SBC
バッテリー:20時間
サイズ:幅223×高さ96.5×93×奥行94mm
重さ: 960g
CHARGE6は、JBLの防水スピーカーです。
本機も旧機(CHARGE 5)が残ります。
新機種では、防水性のアップ(IP67→IP68)が見られるほか、使い勝手の部分で、ストラップが脱着可能になっています。
その上で、ウーファーが若干大きくなり、アンプ出力も5Wですが出力アップしました。また、このグレードの場合も、AI Sound Boostが初搭載で、歪みをさえつつ低音を強化し新仕様です。
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結論的にいえば、しばらくぶりの改変ということもあり、細かい部分を含めて多くの改良があります。値段をふまえても、新機種が良いかと思います。
本体の重さは、995gです。
このクラスだと少し重めなのは、主にバッテリー充電機能の搭載が理由でしょう。
チャージの名前の由来でもありますが、本機は、搭載バッテリーから、USB経由でスマホの充電に対応することができます。
なお、現行世代からは本体側の端子はUSB-Cになっています。
本体色は、ブラック(BLCHARGE6BLK)ほか、レッド(JBLCHARGE6RED)・ブルー(JBLCHARGE6BLU)など、5色から選べます。
防水性能は、IP68に対応します。
防水・防塵性を兼ね備えており、ビーチでの利用も可能です。
スピーカーの性能は、総合出力が40W(RMS)です。
ユニットは53×93mmのウーファー1基と、20mmのトゥイーターを2基装備した製品です。
変則的な構成で、(単機では)ステレオではなく、2ウェイのモノラルです。
ただ、「選び方の基本」で書いたように、主に屋外で利用する場合、ステレオであることはマストではないです。
この構成でも良いかと思います。
低音を強化するため、パッシブラジエータを左右に2基備えます。ライバルのソニーを含めて、円筒型だとこの構成の採用例が多いので、実際効果的なのでしょう。
1kg未満の機種としては、音圧が期待できます。
低音域は、周波数特性の数字をみても56Hzからですので、多少下位機種より伸びています。
DSP技術(デジタル処理)は、現行機からAI Sound Boostが初搭載です。
下位機でも書きましたが、音波をリアルタイム分析し、歪みをさえつつ、可能な限り低音域を強化するための、新しい補正方法です。
マルチペアリングは、対応します。
2台をBluetoothでペアリングして、ステレオ機にすることも可能です。
Bluetoothは、SBCのみに対応です。
BOSE同様、JBLの場合もあまりこの部分は気にしなくてOKです。
Bluetooth 5.1にも対応するので、通信安定性は高いです。
バッテリーは、24時間です。
下位機よりも約2倍の持続時間で、かなり長めです。
なお、JBL Playtime Boostを利用する場合、4時間の延長が可能です。
ただ、特定の周波数(低音域)をカットする仕組みですので、音質には影響します。この仕組みは、同社の下位機でも搭載されますが、やはり同じです。
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以上、JBLのCHARGE 6の紹介でした。
やや重いですが、JBLのこの形状の製品は、スピーカーユニットサイズが大きさが、音質にかなり依拠するところがあります。
その点で言えば、豊かな低音がありつつ、ボーカルなどの音の帯域である「中音域」を邪魔しない、いわゆるJBLサウンドとしての完成度はこちらのほうが高いでしょう。
重さは難点ですが、予備的なスマホバッテリーとしても使えますし、欠点とも言えません。
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【2023年発売】(Wi-Fi)JBLCHARGE5WIFIBJN
18・JBL CHARGE 5 WI-FI
¥26,000 Amazon.co.jp (6/19執筆時)
ユニット:モノラル (2WAY 3スピーカー)
アンプ出力:40W
スピーカー直径:52×90mm+20mm×2
高音再生力:20kHz
低音再生力:60Hz
コーデック: SBC
バッテリー:20時間
サイズ:幅223×高さ96.5×93×奥行94mm
重さ: 960g
なお、姉妹機となるJBL CHARGE5 Wi-Fiが出ています。
筐体は同じですが、Wi-Fiを搭載します。
規格としては、AppleのAirplay2に対応します。また、Google系もChromecast built-inです。
Wi-Fiを搭載する上で、Chromecast built-inに対応する機種は、(音質ではなく)利便性の部分でも高度です。
なぜなら、この場合、スマホなどで曲を選んだあとは、音源データはスマホを通らず、定額聴き放題サービスのサーバーから、ダイレクトにコンポに届くからです(上図)。
1・スマホの電池が減りにくい
2・電話着信時ほか、音楽が止まらない
3・スマホとスピーカーに別に音を出せる
この場合、上表の3つのメリットがあります。
先述のAirPlay2も、電話通話の部分は影響が出ないような配慮があります。ただ、通信は必ずスマホを介すので、それ以外の部分で、対応することに意味はあります。
Chromecast built-inは、Googleのサービスですが、iOS系でも利用可能です。アプリが【Chromecast対応アプリ】であれば、どのOSでも使えます。
Amazon Musicも、キャストできるようになりました。
一見したところ、音声AIにも対応する機種かと思いましたが、その部分は(スマホに依存しない限り)非対応な製品です。
そのほか、マルチルーム再生に関してAmazon系のAlexa Multi-Room Musicに対応できるほか、Spotify Connectも対応します。
あとは、これは、発売時期の関係もあってですが、AI Sound Boostは不採用です。
本機の場合、設定用にWマイクを搭載し、起動時に、置いた場所の周囲の状況に合わせて「自動チューニング」する機能(Self‑tuning)があります。持ち歩いても、その状況に最適化された再生が可能です。
ただ、目的は異なるほか、この部分のリアルタイム分析もなしてはいません。
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結論的にいえば、主に自宅で利用する場合、Wi-Fi搭載のが便利な部分があります。
ただ、単機だと本機も、3スピーカーながらモノラルではあるので、(外ならともかく)自宅でメインで使うには、個人的にどうかとは思います。
【2020年発売】
19・JBL TUNER 2 FM JBLTUNER2FMBLKJN
¥29,500 Amazon.co.jp (6/19執筆時)
ユニット:モノラル
アンプ出力:5W
スピーカー直径:44mm
高音再生力:20kHz
低音再生力:75Hz
コーデック: SBC
バッテリー:12時間
サイズ: 幅178×高さ162×奥行75.7mm
重さ: 543g
JBL TUNER 2 FMも、JBLのスピーカーです。
本機は、レトロな外観な製品ですが、Bluetoothスピーカーです。
アンテナが象徴的ですが、基本的にFMラジオ(ワイドFM)を楽しむ方に向けた製品です。
本体の重さは、543gです。
防水性能は、IPX7に対応します。
屋外での利用も想定されています。
スピーカーは、5Wという出力の上、44mmのフルレンジのモノラルです。
Bluetoothは、SBCのみです。
バッテリーは、12時間までとなります。
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以上、JBL TUNER 2 FMの紹介でした。
主にFMを利用したい方に向けた製品です。
一方、軽量化・防水性を優先した構成でモノラル音声ですから、ある意味、野外で農仕事などをしながらの「流し聴き」のような使途が考えられるでしょう。
【2020年発売】JBLWIND3JN
20・JBL WIND 3
¥8,927 Amazon.co.jp (6/19執筆時)
ユニット:モノラル
アンプ出力:5W
スピーカー直径:43×47mm
高音再生力:20kHz
低音再生力:110Hz
コーデック: SBC
バッテリー:5時間
サイズ: 幅73.2×高さ90×奥行35.8mm
重さ: 230g
JBL WIND 3 も、JBLのスピーカーです。
本機は、目的特化型のBluetoothスピーカーで、具体的にはバイクや、ロードバイクなどの自転車・バイク用のBluetoothスピーカーです。
自転車用のマウンターが付属していて、そのままハンドルに付けられる仕様です。
重さは、220gです。
自転車で言うと、LEDライトやサイクルコンピューターの2倍弱で、軽くもないですが、マウントできるのは便利に思います。
Bluetoothほか、FM(ワイドDM)に対応するので、ラジオ代わりのようにも使えます。
防水性能は、IP67に対応する防水防塵仕様です。
スピーカーの性能は、5Wで、コーデックもSBCですが、目的からして問題ないです。
バッテリーは、12時間までとなります。
そのほか、マイク機能も搭載するので、Bluetoothでペアリングすれば、スマホ等でハンズフリー通話が可能です。これは、チームで走る場合など、なにかしら便利な用途性があるかもしれません
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以上、JBL WIND 3 の紹介でした。
個人的には騒音まき散らしながら自転車に乗るのは好きではないのですが、峠を走る場合に、熊よけにはなるので、その用途には良いかなと思います。
【2024年発売】JBL XTREME 3後継機
21・JBL XTREME 4 JBLXTREME4BLKJN
21・JBL XTREME 4 JBLXTREME4BLUJN
21・JBL XTREME 4 JBLXTREME4CAMOJN
¥37,000 Amazxon.co.jp (6/19執筆時)
ユニット:ステレオ(2WAY)
アンプ出力:50W (RMS)
スピーカー直径:70mm×2+20mm×2
高音再生力:20kHz
低音再生力:44Hz
コーデック:SBC
バッテリー:24時間
サイズ: 幅297×高さ149×奥行141mm
重さ: 2.1kg
XTREME4は、円筒タイプでは、JBLBluetoothスピーカーです。
同社の「定番シリーズ」の4世代目です。
後述するAI解析への新対応と、バッテリー強化が今回の改変の見どころでした。
本体の重さは、2.1kgです。
今回の基準(2kg以下)から少しはみ出しますが、用途的にはポータブルに思うので、こちらでみています。
いずれにしても、手持ちで軽いとは言いがたい重さです。ただ、自転車などなら、無理なく持ち運べると言えますし、写真のようなショルダーストラップも付属です。
防水性能は、IP67に対応します。
防水性は、水没しても大丈夫な水準で、その上で、防塵性もあるため、ビーチでもOKです。
スピーカーの性能は、アンプ出力が50W(RMS)です。
サイズが大きな部分はありますが、今回紹介する円筒形モデルでは最もパワフルです。
これ以上となると【大きめBluetoothスピーカーの比較記事】で紹介した、2kgを軽く越えるモデルしかないです。
ユニット構成は、ステレオの2WAYです。
中・低音域を担当する70mmのウーファーが2つと、高音域を担当する20mmのトゥイーターが2つという構成です。
2つのパッシブラジエーターが搭載される点は下位機と同じです。
低音域は、周波数帯域として44Hzの数値です。
旧機(XTREME3)より値が伸びました。
低音域は、本機もAI Sound Boostという機能性があります。
繰り返しですが、AIの解析を利用したアルゴで、音楽をリアルタイムで解析しつつ、スピーカー振動とパワーレスポンスの予測に基づいて最適化させる仕組みとされます。
大音量利用時の音の歪みと低音出力の強化に寄与するとされます。AI解析の家電への応用は最近の流行ですが、実際、(重さやサイズの上で)スピーカーを過度に大きくできない、本機のような機種だと、効果的でしょう。
音質は、低音域を過度に強調せず、中音域も大事にする「JBLサウンド」はこの機種の場合も、貫徹しています。
Bluetoothは、SBCのみです。
SBCは、遅延があるので、例えば、スマホでYouTubeを再生する場合、映像とズレが生じます。
加えて、音質も劣化するのですが、JBLの場合は、低音質の圧縮音源を独自にアップコ
ンバートする技術に長けるため、あまり問題とならないでしょう。
Wi-Fiは、未搭載です。
バッテリーは、大容量で最大24時間です。
その上で、Playtime Boostを利用すれば、最大6時間延長されます。
おそらく、先述のAI Sound Boostの技術を利用したものかと思いますが、音質への犠牲を最低減にしつつ、延長できるよう調整するものです。スマホの「低消費電力モード」のように、バッテリーの残りが怪しくなったとき、このモードにすると良いかと思います。
充電はも.5時間です。
また、本機はUSB-PD給電に対応するので【USB PDモバイルバッテリーの比較記事】で紹介した製品のうち、15W以上の給電力がある製品あらば、出先でもフルスピードでの充電が可能です。
マルチペアリングは、2台のステレオ構成にすることはできます。
ライティング機能は、(パーティ用ではないので)非搭載です。
一方、ハンズフリーホンになったり、付属ストラップに、(なぜか)ボトルオープナーが付属したり、冒頭で書いたように、フィールドギアとして、結構な優秀性があります。
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以上、JBLのXTREME4の紹介でした。
他社と比べると、確実に「野外活動」に向く機種です。日本では、おそらくキャンプやビーチなどで家族・友人が利用する野外用として、おすすめできると思います。
音質も、圧縮音源などもともとのソースが良くないものでも、しっかり鳴らすので、持ち寄ったスマホ等で、みんなで楽しめるでしょう。
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【2022年発売】
22・JBL PULSE 5 JBLPULSE5BLK
¥45,900 Amazxon.co.jp (6/19執筆時)
【2020年発売】白はJBLPULSE4WHT
23・JBL PULSE4 JBLPULSE4BLK
¥18,200 Amazxon.co.jp (6/19執筆時)
ユニット:ステレオ(2WAY)
アンプ出力:40W (RMS)
スピーカー直径:46mm×2+16mm×2
高音再生力:20kHz
低音再生力:58Hz
コーデック: SBC
バッテリー:12時間
サイズ:幅107×高さ214×奥行131(mm)
重さ: 1.47kg
このほか、JBLからは、JBL PULSE5という別シリーズの製品もあります。
重さは、1.47kgですので、やや軽いです。
また、ランタンのようなイルミネーションで、ライトの部分は個性的です。
特殊な製品ですが、IP67の防水防塵設計なので、実際そのように使えるでしょう。
スピーカー構成は、先ほどの機種より小さいながら、ステレオです。
一方、既に「在庫限り」の旧機種のJBL PULSE4も同じコンセプトです。
ただ、音質的にステレオではなく、出力が20Wですので差は大きいです。その部分に注意してください。
2-2・バルミューダのBluetoothスピーカー
続いて、日本のバルミューダ(バルミューダデザイン)のコーヒーメーカーです。
Atlas自身もですが、同社の工業デザインファンが多くいて、毎年出る新家電を楽しみの人も多いブランドです。
【2020年発売】
24・バルミューダ The Speaker M01A-BK
¥36,975 Amazon.co.jp (6/19執筆時)
スピーカー:モノラル(360度)
アンプ出力:8W
スピーカー直径:77mm
高音再生力:非公表
低音再生力:非公表
コーデック: SBC
バッテリー:7時間
サイズ: 高さ188×直径105mm
重さ: 1kg
BALMUDA The Speakerは、デザイン重視の家電を多く販売する日本のバルミューダが2020年に発売する製品です。
本体の重さは、1000グラムです。
基本的にはオシャレな自宅空間において使うものです。
防水性は、ありません。
スピーカーは、総合出力が8Wです。
一見、真空管アンプを思わせるデザインですが、この部分は、飾り(照明)です。
音楽に合わせてLEDライティングが連動するという仕掛けで、ようするに、デザインです。
ユニット構成は、上部に取り付けられた77mmのユニットのみのモノラルです。
微妙ですが、密閉型の360度スピーカーとも言えなくはないです。
低音域の再生力は、出力的に期待はできません。
Bluetoothも、SBC規格のみです。
音質の再現力についても、特に、アップコンバートについての指摘はないです。
バッテリーは、7時間です。
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以上、BALMUDA The Speakerの紹介でした。
音質は、ライフスタイル系雑誌の評価の高い部分がありました。ただ、今回の評価軸では、あまり評価できません。
【スマートスピーカーの比較記事】でも360度スピーカーは各種紹介しました。ユニット構成だけで比較すれば、1万円前後で購入できるレベルです。
同社おなじみの「開発ストーリー」を読んでも、音質部分での説明の歯切れの悪さを感じます。
また、照明との融合という観点でも、SONYのグラスサウンドスピーカー LSPX-S2が、こうした発想で先行していました。
音質上の独創性もあちらのがだいぶ上で、組み合わせ的に「二番煎じ」の感が強いです。
とはいえ、音と連動して揺らめくLEDユニットの美しさが本機の新しさです。屋外用ではライティング(イルミネーション)できる機種はありますが、室内・寝室用でこの発想は「新しい」と思います。
今のところ、評価するなら(音質と言うより)この部分という製品です。
2-3・ANKERのBluetoothスピーカー
つづいて、米国のANKERのBluetoothスピーカーを紹介します。
同社は、音響メーカーではなく、世界的なバッテリーメーカーです。しかし、最近は、Bluetoothスピーカーの展開もはじめました。性能に比して、比較的価格が安いので人気です。
【2021年発売】
【通常製品】
25・Anker SoundCore 3 A3117011
¥6,990 Amazon.co.jp (6/19執筆時)
【店頭限定品】
25・Anker Soundcore Select 2 A3125N11
¥5,980 楽天市場 (6/19執筆時)
【2017年発売】
26・Anker SoundCore 2 A3105011
¥5,990 Amazon.co.jp (6/19執筆時)
ユニット:ステレオ
スピーカー直径:
アンプ出力:16W
コーデック:SBC
バッテリー:24時間
サイズ:幅174×高さ57×奥行59mm
重さ: 500g
Anker SoundCore 3 は、アンカーがの小型Bluetoothスピーカーです。
複数の類似機種があります。
第1に、Soundcore Select 2は、(ドコモなど)特定販売店用の製品です。
仕様は、SoundCore 3とほぼ同じです。
ドライバ素材(チタン)に言及がないほか、搭載バッテリー量が少し少ないようです。
第2に、SoundCore 2は、旧機種です。
ドライバ素材ほか、アンプ出力が12Wとなるほか、防水等級がIPX5等級です。
そのほか、後述するスマホアプリによるEQ調整に対応する点が、違いです。
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結論的にいえば、値段差をふまえてもAnker SoundCore 3を選ぶのが良さそうです。
本体の重さは、500gです。
スマホ約2.5台分の重さで、軽量で持ちはこびやい機種です。
防水性は、IPX7等級です。
スピーカーは、アンプの出力は16Wです。
ユニット構成は、ステレオのフルレンジです。
サイズは不明です。ただ、新型になって、コーンがチタンコートになりました。
軽量で剛性の高い素材なので音質にも貢献するでしょうが、先述のように、主には防水性を高めるための工夫です。
低音域は、同社のBassアップ技術が強調されます。
らせん状のSpiral Bassポートが中央にありそれで増幅させる仕組みを呼びます。
その上で、前後に2つのパッシブラジエータを装備し低域を補正しています。
小さいながらも低域がしっかり鳴るのは、アンカー機の見られる共通の特長です。もちろん、1万円前後の高級機に較べると非力です。
Bluetoothは、SBC規格のみです。
バッテリーは、最大24時間持ちます。
バッテリー分野に強いメーカの特長が最も出ている部分で、
マルチペアリングは、対応です。
2台のステレオ再生ほか、PartyCastに対応するので100台以上とペアリングも可能です。
また、本機は、同社のSoundcoreアプリでの調整に対応します。
4種類のEQの調整が可能です。
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以上、Anker SoundCore 3の紹介でした。
持ち運べる軽量機としては「ダントツ安い」のが特長です。
音質は、スピーカーユニットのサイズや素材ほかの情報が非開示ですから、他社との値段差は、そのあたりにあるとは言えます。
ただ、安いですし、実際聞いても、出力相応の音圧はしっかりあります。5000円前後の予算で考えるならば、他にノンブランド品しかないので、とくに保証面においてAnker製品という安心感はあるでしょう。
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なお、アンカーからは似た形状のSoundCoreシリーズの製品が他にもあります。
順番にみておきます。
【2024年発売】A31050J6 A3105096 A3105036
27・Anker SoundCore 2 A3105016
¥5,990 Amazon.co.jp (6/19執筆時)
ユニット:ステレオ
スピーカー直径:
アンプ出力:12W+
コーデック:SBC
バッテリー:24時間
サイズ:幅168x高さ4 x奥行 56mm
重さ: 415g
第1に SoundCore 2です。
SoundCore 3の1つ下のクラスの製品です。
旧世代ですが、Bluetoothの仕様などを更新して、下位機として出しています。
ドライバーは、こちらもステレオ構成です。
サイズは非公開ですが、アンプ出力は、12Wと少し弱めとなります。
その上で、ドライバーのチタニウムコートがないほか、デュアルパッシブラジエータがない仕様です。
その代わり、少し軽いです。
低音域も、先述のBassアップ技術は装備するので、サイズ感からすると強めなのは変わりません。
防水性は、 IPX7対応ですし、問題ないです。
あとは、先述のアプリに対応しない部分、USB端子が、Micro-Bになる点ほどの違いです。
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結論的にいえば、価格は安めですが、低音域の部分では値段差分の差があるでしょう。
重さも、サイズもそう変わらないので、予算があれば、先ほどの機種が良いです。
を得たい場合は、上位機が良いでしょう。
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【2023年発売】A3102036 A3102096
28・Anker SoundCore A3102011
¥5,588 楽天市場 (6/19執筆時)
ユニット:ステレオ
スピーカー直径:
アンプ出力:6W
コーデック:SBC
バッテリー:24時間
サイズ:幅165x高さ54x奥行45mm
重さ: 365g
第3に SoundCoreです。
このシリーズの初代製品を、Bluetooth5.0搭載とした改良版です。
軽量機で、防水性もIPX5ながらあります。
ただ、アンプ出力が弱い上で、すでにもうあまり安くもないので、選択肢にはできないでしょう。
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【2017年発売】
29・Anker SoundCore Boost A3145011
¥8,990 Amazon.co.jp (6/19執筆時)
ユニット:ステレオ
スピーカー直径:
アンプ出力:20W
コーデック:SBC
バッテリー:12時間
サイズ:幅193x高さ62x奥行65mm
重さ: 585g
第3に、Anker Soundcore Boostです。
発売は古いのですが、 SoundCore 3の上位機といえます。
機能は、ほぼ同じです。
例えば、防水性は、 IPX7対応で、ドライバー構成もほぼ同じです。
ただ、上部に「Bassアップボタン」があり、必要に応じて、低音を強調できる仕様です。
わずかながらですが、20Wとアンプ出力も高めです。
あとは、上部にNFCポートが仕込んであり、対応スマホの場合、ペアリングが楽である点、モバイルバッテリーへの給電ができる点で、ハンズフリー通話のためにマイクが内蔵される部分で、「上位」です。
こうした部分に魅力を感じる場合は、本機でも良いでしょう。
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【2025年発売】A3171N11 A3171N21
30・Anker Soundcore Select 2S A3171N11
30・Anker Soundcore Select 2S A3171N21
¥8,569 楽天市場 (6/19執筆時)
ユニット:ステレオ
スピーカー直径:
アンプ出力:20W
コーデック:SBC
バッテリー:12時間
サイズ:幅173 x高さ62x奥行 65mm
重さ: 585g
第4に、Anker Soundcore Select 2Sです。
特定店向けに売られる製品です。
出力は、20Wです。
左右ウーファーと真ん中にパッシブラジエータという構造である点、 IPX7対応の防水性がある点、BassUpに対応する点など、1つ上のAnker Soundcore Boostと同じです。
重さは、560gです。
こちらもさほど変わりませんが、発売時期の関係もあって、外観は、ややスタイリッシュで、スリムと言えます。
バッテリーは、16時間持ちます。
NFCポートや、給電機能は本機は未装備になります。
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結論的にいえば、15W〜20WクラスのAnker製品では、スリム形状で、パワーも一定あり良くみえる製品です。
ただ、オーソドックスな機能性に終止する割に若干値付けが高めですので、基本的には、16Wクラスにはなるものの、冒頭でみたAnker SoundCore 3で良いかなとは思います。
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【2025年発売予定】(加筆予定)
31・ANKER Soundcore Boom 3i
¥(19,990) Amazon.co.jp (6/18執筆時)
アンプ出力:50W
スピーカー直径:94mmm+25.4mm
コーデック: SBC AAC
バッテリー:16時間
サイズ:幅210×奥行85×高さ78mm
重さ:825g
第5に、Anker Soundcore Boom 3iです。
こちらは、Soundcore Boomシリーズの製品です。
このシリーズは、次回記事で見る2kg以上の大きめBluetoothスピーカー多く展開があるもので、本機はそのなかで、例外的に「小さめ」といえます。
アンプは、ただ、50Wです。
ユニットも、94mmのウーファーと、25.4mmのトゥイーターとしっかりです。
バスアップ技術(Bass UP 2.0)も搭載です。
重さは、ストラップ込みで、825gとです。
これを考えると、サイズ感からはだいぶパワフルです。
サイズも、持ちはこびに苦にならない程度ですので、
防水性も、IP68です。
防塵等級もありますし、どこでも使える仕様です。
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結論的にいえば、360度構成ではないモノラルですが、パワフルなサウンドは出せます。
写真のような野外の雑音ある環境下で、出力が必要な場合などは良さそうです。
【2020年発売】
32・Anker Soundcore Mini 3 A3109011
¥4,990 Amazon.co.jp (6/19執筆時)
ユニット:モノラル
スピーカー直径:
アンプ出力:6W
コーデック:SBC
バッテリー:15時間
サイズ:72 x 82 x 84mm
重さ: 230g
Anker SoundCore mini 3 は、アンカーの防水対応の小型Bluetoothスピーカーです。
本体の重さは、230gです。
手持ちサイズの超小型機となります。
スピーカーは、ドライバーのサイズなどは非公開です。
ただ、ステレオではなく1ユニットなので、ステレオ再生に非対応です。
低音域の再生力は、ただし、スピーカーのほかに、パッシブラジエータを装備します。
その上で、低音域周波数帯を分析して強調するBassUpテクノロジーを持ちますので、小型サイズにしてはですが、豊かです。
なお、本機は、同社のSoundcoreアプリでの調整に対応するため、4種類のEQの調整が可能です。
防水性は、IPX7等級です。
完全防水性能を持っており、水に沈没しても基本大丈夫なタフさです。一方、泥や砂にタイする防塵性は、指標は占められませんが、対応との言語表記が見られます。
バッテリーは、最大15時間と健闘しています。
Bluetoothは、SBC規格のみです。
マルチペアリングは、対応します。
この機種は、スピーカーユニットは1つなので、2台買ってつなげた方が音質は良いでしょう。
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以上、Anker SoundCore mini2の紹介でした。
基本的に、音質を重視する場合は、2台で使って欲しい製品です。
1台だと、音質面ではさほど期待できません。ただ、ネットラジオなどをお風呂まで電送して利用するなどの目的に特化するならば、その用途でも、価格的に魅力のある機種です。
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【2023年発売】A3136011
33・Anker Soundcore Glow Mini
¥(5,990) Amazon.co.jp (6/19執筆時)
ユニット:モノラル
スピーカー直径:
アンプ出力:8W
コーデック:SBC
バッテリー:12時間
サイズ:約76 x 76 x 93mm
重さ: 278g
なお、比較的安めな展開だと、 Soundcore Glow Miniがあります。
写真のような、イルミネーション対応機です。以前はもっと大きなイルミネーション機(Soundcore Flare Mini)があったのですが、現在はないです。
アンプ出力は8Wなので、最低減です。
とはいえし、小型でより軽いので、気軽に使える部分でメリット性があります。
防水性は、IP67なので、ビーチで利用しても、防塵もされます。
用途に合うようならば、良いかなと思います。
【2023年発売】
34・ANKER Soundcore Motion X600
¥24,990 Amazon.co.jp (6/19執筆時)
ユニット:360度スピーカー(2.1.0ch)
スピーカー直径:
アンプ出力:50W
高音再生力:40kHz
低音再生力:50Hz
コーデック:SBC LDAC
バッテリー:12時間
サイズ:幅310x高さ170x奥行81 mm
重さ: 1930g
ANKER Soundcore Motion X600 も、アンカーの上位機です。
こちらも、高音質の「モーションシリーズ」の一角ですが、「空間オーディオ」に対応する世界初の「ポータブル」という触れ込みです。
本体色は、Black(A3130011)ほか、ブルー(A3130031)とグリーン(A3130061)です。
本体の重さは、1930gです。
軽量というわけではないですが、据置用でもないでしょう。
ハンドル付きですし、さほど無理なく持ち運べる重さです。
防水性は、IPX7等級です。
雨天でも使える水準です。
アンプ出力は、50Wです。
このサイズの製品としては、パワフルです。
スピーカは、360度スピーカーです。
ユニットは、ウーファー×2、トゥイーター×2という構成です。
加えて、フルレンジ×1がハイトスピーカー(スカイスピーカー)として上向きに配置されます。これにより「空間オーディオ」に対応します。
ただ、立体的なデータを持つ音源(ドルビーアトモス)や、Amazon Musicほかで、音源が増えている「空間オーディオ」音源を再生するという技術ではないです。
入力ソースを分析し、自社のアルゴで周波数帯を特定しつつ、バーチャルな計算をし各スピーカーに音を分配する、独自方式です。
とはいえ、ハイトスピーカーは付きますし、立体音響の表現力はあるでしょう。通常音源のサラウンド感は確実に増すと思います。
再生周波数帯域も、高音で40kHzを超えます。
したがって、ハイレゾ対応機です。
バッテリーは、最大12時間となります。
Bluetoothは、SBC・LDACに対応します。
LDACは、ソニーのハイレゾ対応のコーデックです。
ANKERは、近年ソニー系のユニットを使うことが多く、本機もそのシステムです。
マルチペアリングは、仕組み的に対応で、2台でステレオにもできます。
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以上、ANKER Soundcore Motion X600 の紹介でした。
比較的安めで、「空間オーディオ」音源に(だいたい)リアルで対応できる製品です。
Amazon Musicなどに音源がありますし、試してみたかった方には値段を含めて良いように思います。
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なお、(新しい)モーションシリーズは、以上のような下位機種が出ています。
順番に見ていきます。
【2023年発売】 A3131511
35・ANKER Soundcore Motion X500
¥16,980 Amazon.co.jp (6/19執筆時)
ユニット:360度スピーカー(2.1.0ch)
スピーカー直径:
アンプ出力:40W
高音再生力:40kHz
低音再生力:50Hz
コーデック:SBC LDAC
バッテリー:12時間
サイズ:幅190x高さ228x奥行81 mm
重さ: 1628g
第1に、ANKER Soundcore Motion X500です。
サイズは、幅190x高さ228x奥行81 mmです。
先ほどの機種より、一回り小さめです。
同じくIPX7の防水性があるので、室内でも、屋外でも利用できます。
スピーカは、360度スピーカーです。
上向きスピーカーは、「ハイトスピーカー」という書き方はされませんが、実施はその用途でしょう。
「空間オーディオ」には引き続き対応です。本機も、音源自体への対応ではなく、独自の「空間オーディオアルゴリズム」で対応します。
アンプ出力は、40Wです。
上位機と違い、トゥイーターがない関係で、その分弱いという形です。
あとは、先ほどの機種とだいたい同じです。
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結論的にいえば、音質的には差がありそうなので、持ちはこびの利便性を考えないならば、値段差をふまえても、上位機のほうが良いかなと思います。
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【2023年発売】 A3135011
36・ANKER Soundcore Motion 300
¥14,990 Amazon.co.jp (6/19執筆時)
ユニット:ステレオ
スピーカー直径:
アンプ出力:30W
高音再生力:
低音再生力:
コーデック:SBC LDAC
バッテリー:13時間
サイズ:幅200x高さ93x奥行43 mm
重さ: 776g
第2に、ANKER Soundcore Motion 300です。
同じく「モーションシリーズ」ですが、こちらは、空間オーディオ非対応です。
スピーカーユニットはシンプルな、フルレンジ2基のステレオです。
LDACに対応するため「ハイレゾ対応」としていますが、スピーカー部分のスペック(周波数特性)もこちらは非開示です。
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結論的にいえば、同じシリーズの上位機とは違うコンセプトの製品といます。
ただ、このシリーズでは、軽めで防水性もあるので、持ちはこび用には意外に良いです。
アンプ出力も、30Wとこの価格帯のポータブル向きとしてはあるほうです。
音質面の工夫は同クラスの他社機ほどはないですし、特に、スピーカーユニットの情報が非開示ですので、他社機と比較もできません。ただ、実際、安めです。屋外でも出力(音圧)重視で考えたい場合、「悪くない」機種に思えます。
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【2023年発売】 A3133N11A3133N31 A3133N61
37・ANKER Soundcore Motion 100
¥8,990 Amazon.co.jp (6/19執筆時)
ユニット:ステレオ
スピーカー直径:
アンプ出力:20W
高音再生力:
低音再生力:
コーデック:SBC LDAC
バッテリー:12時間
サイズ:幅184x高さ64x奥行60 mm
重さ: 590g
第3に、ANKER Soundcore Motion 300です。
このシリーズの最軽量機です。
サイズ感からすれば、総合20Wでも優秀に思います。
低音を強化するBassUpテクノロジーもあるため、やはり、値段面とアンプ出力部分を重視するならば、スペック的に選択肢にはなるでしょう。
【2019年発売】AK-A3116011
38・Anker Soundcore Motion+
¥11,990 Amazon.co.jp (6/19執筆時)
ユニット:ステレオ
スピーカー直径:
アンプ出力:25W
高音再生力:40kHz
低音再生力:50Hz
コーデック:SBC Apt-X
バッテリー:12時間
サイズ:95x76x36mm
重さ: 1050g
Anker Soundcore Motion+も、アンカーの製品です。
こちらもモーションシリーズですが、2019年からある旧シリーズになります。
本体の重さは、1050gです。
1kgを少し超えるほどですので、大きめの製品としては軽めです。
防水性は、IPX7等級です。
1m程度ならば、最長30分間水没しても平気という水準で、問題ないです。
スピーカーは、出力が25Wです。
ユニットは、本機も非公表です。
構成は、ツイーターとウーファーが左右1組という2ウェイ型です。
低音域は、本機も、パッシブラジエータと、らせん状のポートによるBsssUpテクノロジーを装備します。
リアルタイムでの低音解析機能である持つため、「充実した低音」を表現できます。
高音域の再生は、本機は(水準として)ハイレゾ対応です。
トゥイーターの再生力について40kHzが保証されているためです。
バッテリーは、最大12時間となります。
Bluetoothは、SBCとApt-Xに対応します。
Android系スマホはApt-Xに対応できますので、CD音質での伝送が可能です。
ただ、ハイレゾ対応コーデックがないです。
つまり、オーディオケーブルで有線接続した場合に限って「ハイレゾ」対応ということです。
マルチペアリングは、2台のペアリングならば可能です。
ステレオ再生できます。
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以上、Anker Soundcore Motion+の紹介でした。
今でも良い部分もありますが、現状で、「空間オーディオ」に対応する新モーションシリーズがでた点をふまえると、Bluetoothコーデック部分を含めて、古くささも出てきたように思います。選ぶならば、新しいシリーズのほうでしょう。
【2024年発売】
39・アンカー AnkerWork S600 Speakerphone
¥19,990 Amazon.co.jp (6/19執筆時)
ユニット:ステレオ
スピーカー直径:
アンプ出力:5W
高音再生力:
低音再生力:
コーデック:SBC
バッテリー:(搭載)
サイズ:直径85x高さ148mm
重さ: 590g
AnkerWork S600 Speakerphoneは、ユニークな特長があるアンカーのBluetoothスピーカーです。
重さは、590gです。
直径85mmの小型端末です。
本機は、写真のように、上部にマグネットを搭載し、Qi2ワイヤレス給電(15W)ができます。
実質的に、MagSafe対応のiPhone用です。
防水性は、特にないです。
スピーカーは、ただ、出力が5Wです。
本機の場合、音楽を聴くと言うよりも、ハンズフリー通話の目的でのスピーカー搭載です。
その部分で言えば、本機は、比較的質の良いマイクを搭載しています。
AI世代のノイズリダクションマイク(AI搭載 Voice Radar 3.5)で、通話性能に配慮があります。
Bluetoothは、SBCのみです。
バッテリーは、本機自体に 3100mAhは搭載です。
ただ、基本的には、USBで常時給電しつつ使うものかなとは思います。
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以上、 AnkerWork S600 Speakerphone の紹介でした。
音楽用ではないので今回の比較基準からは少し外れます。
ただ、格好良いiPhoneのQi充電器とハンズフリー通話端末という組み合わせで、コンセプトとして面白い製品に思います。
使い用によっては、簡単なWeb会議用にも使えそうですし、ニーズはあるでしょう。
次回に続く
Bluetoothスピーカーのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、小型のBluetoothスピーカーの比較の2回目記事でした。
しかし、記事はまだまだ「続き」ます。
3・Bluetoothスピーカーの比較 (3)
3-1:JVC〈日本〉
3-2:マーシャル〈英国
3-3:B&O〈北欧〉
3-4:Beats〈米国〉
3-5:他の企業
4・Bluetoothスピーカーの比較 (4)
4-1:最終的なおすすめの提案【結論】
次回の3回目記事(こちら)では、JVCほか、ここまで見ていない企業の製品を順番にみていきます。
音質 ★★★★★
重低音 ★★★★★
防水性 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
バッテリー ★★★★★
総合評価 ★★★★★
そのうえで、4回目記事の結論編(こちら)で、今回紹介した全機種から、最終的な、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。予算別・目的別に提案するのでぜひご覧ください。
引き続き、よろしくお願いします。
3回目記事は→こちら