1回目記事からの続きです→こちら
2-1・西川の羽毛布団
2回目記事のトップバッターは、西川の羽毛ふとんです。
日本を代表する寝具メーカーで、デパートの寝具売り場で同社の製品がないところはない、というブランドです。
近年、東京西川・京都西川・大阪西川(西川リビング)が再統合して半世紀ぶりに「西川」に戻りましたが、旧名も併用して売り続けています。
1・羽毛ふとんの比較記事(1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:寝具店・通販系
1-3:無印良品
1-4:ニトリ
2・羽毛ふとんの比較記事(2)
2-1:東京西川
2-2:生毛工房〈ビック〉
2-3:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事(こちら)の冒頭で説明した「選び方の基本」に沿って解説していきます。
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なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で書いていきます。
【本掛け】【シングル〜ダブル】
24・東京西川 日本製 チェック柄 150×210cm
¥25,028 Amazon.co.jp (6/27執筆時)
ブルー:KA03002001A20
ベージュ:KA03002001A10
羽毛種類:シルバーダックダウン85%
羽毛産地:フランス
ダウンパワー:
ダウンかさ高:
側面生地:ポリエステル(+綿)
内部加工:立体キルト
ダウン充填量:1000g
製品重量:
これらは、西川が販売している製品です。
外観の柄の違いでかなりの数があり、また、価格差もありますがどれも性能は同じです。
正確には、一部側面生地の違い(ポリエステル100%と、ポリ85%・綿15%)がありますが、機能性の違いと言うより柄を出すためだと思います。
製品のサイズは、シングル(シングルロング)です。
そのほか、ダブルもあります。
羽毛の種類は、シルバーダックダウン(グレーダックダウン)で、含有率は85%です。
布団ブランドの安心感はありますし、値段の値ごろ感もそれなりにあります。
羽毛の産地は、フランスとの開示があります。
ダックダウンの著名産地です。
ダウンパワーは、ただ、表示がないです。
充填量は1.0kgとやや少ないので、本掛けというより、合掛け程度に考えると良いかと思います。
側面生地は、ポリエステル100%です。
内部加工は、二層ではないですが、立体キルト加工です。
清潔性の面では、大手ふとんメーカー製であり、ニオイなどの品質面でもムラは心配せずとも良いでしょう。抗菌・防臭・消臭加工は一通りなされています。
とくに本製品は、マイクロバブル洗浄後に乾燥させて、除塵をおこなうバイオアップ加工の表示があります。
ちなみに、マイクロバブルは、洗濯機などにも使われる、注目の洗浄技術です。このブログの【ドラム式洗濯機の比較記事】でも、東芝機が採用していてお馴染みです。
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以上、西川の製品の紹介でした。
西川というブランド製ですが、仕様としては、ノンブランドの格安製品と同じです。実際、そこそこ安いですが、ノンブランド製品に僅かに適いません。
ただ、縫製を含めて、全体の品質は保証されるわけで、その分の「安心料」と考えれば、多少割高でも安心感はあると思います。
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【シングル】ゴールド:52166
25・東京西川 日本製 52165 150×210cm
¥59,999 Amazon.co.jp (6/27執筆時)
羽毛種類:ホワイトダックダウン90%
羽毛産地:フランス
ダウンパワー:400
ダウンかさ高:
側面生地:綿100%
内部加工:立体キルト
ダウン充填量:800g+400g
製品重量: 3500g
東京西川の製品は、先述のように、大手だけに無数にあります。
その中で面白く感じたのは、ママズベリー の企画製品となるこちらです。本製品は、合い掛けと肌掛けの2枚合わせなので、1枚でオールシーズン使えます。
羽毛の種類は、ホワイトダックダウンで、含有率は90%です。
側面生地も、この価格では珍しく、綿100%で吸湿性も高く快適です。
ダウンパワーも400と高いです。
ただし、ツインダウンの場合、重さは、充填量合計1.2kgに対して、総重量が3.5kgと重くなります。
羽毛ふとんの利点の1つ(軽さ)はあまり感じないのは、2枚合わせで買う場合、共通の注意点です。
【シングル〜キング】
【本掛け】KA07159014
26・東京西川プレミアム 羽毛布団
¥219,842 Amazon.co.jp (6/27執筆時)
【合掛け】KA07119024
27・東京西川プレミアム 羽毛布団
¥165,000 Amazon.co.jp (6/27執筆時)
羽毛種類:ホワイトダックダウン95%
羽毛産地:フランス
ダウンパワー:
ダウンかさ高:
側面生地:綿100%
内部加工:グランポリゴンキルト
ダウン充填量:1200g
製品重量:1900g
※本掛けのスペック
東京西川プレミアムは、西川を代表する羽毛ふとんのハイグレードモデルです。
今回の記事の企画の趣旨からすると、高すぎるグレードですが、スペックを知るために見ておきましょう。
冬用の本掛けほか、オールシーズン向きの合掛け、夏用の肌掛けの選択肢があります。
製品のサイズは、シングル〜キングです。
羽毛の種類は、ホワイトグースで、含有率は95%です。
羽毛の産地は、ポーランドとの開示があります。
先述のように、世界を代表する産地の1つです。
ただ、西川の場合、後述する生毛工房の製品と違って、このクラスの高級ふとんではまだ、マザーグース表記がないです。約22万円(KA07207015)からです。
ダウンパワーも、表示がないです。
充填量は、本掛けで1.2kg、合掛けで800gです。
側面生地は、綿100%です。
インド超長綿を使用し肌触りを良くしています。
内部加工は、グランポリゴンキルトです。
二層ではない立体キルトですが、キルトマスが細かく、中央部に羽毛を多く、足元・襟元に縫い目をなくして、熱を逃がしにくくする工夫があります。
また、側生地に羽毛が飛び出しにくい加工もなされます。
清潔性の面は、国内洗浄、国内検査を含めてしっかりしています。
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以上、西川の製品の紹介でした。
先述のように「西川品質」であることは疑いはないです。
ただ、羽毛ふとんはなかなか寝心地が試せない部分で言えば、値段からしても、かさ高やダウンパワーのような情報はもう少し欲しいところです。
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【シングル〜キング】
【本掛け】KA07505011
28・東京西川プレミアム 羽毛布団
¥77,000 Amazon.co.jp (6/27執筆時)
羽毛種類:ジーリンホワイトグース90%
羽毛産地:中国
内部加工:立体キルト
【本掛け】KA07805012
29・東京西川プレミアム 羽毛布団
¥110,032 Amazon.co.jp (6/27執筆時)
羽毛種類:ホワイトグースダウン90%
羽毛産地:ポーランド
内部加工:立体キルト
【本掛け】KA07106013
30・東京西川プレミアム 羽毛布団
¥75,751 Amazon.co.jp (6/27執筆時)
羽毛種類:ホワイトグースダウン93%
羽毛産地:ポーランド
内部加工:グランポリゴンキルト
ダウンパワー:
ダウンかさ高:
側面生地:綿100%
ダウン充填量:1200g
製品重量:
なお、西川プレミアムの中にも複数のグレードがあります。
他社の場合と似ていて、やはり産地と充填量で差を付けます。
ジーリンホワイトグーズとは、中国の吉林省のグースダウンのことです。
上位になると、ポーランド産になりダウン比率が少しずつ上がっていく仕組みです。
加えて、西川は、内部のキルト加工と側生地の品質もグレードで替えています。このあたりは、縫製技術のある伝統的な寝具メーカーらしいです。
このシリーズは、(バーゲンを除き)だいたい定額での販売です。
【シングル】KE00225000 NF0601
31・西川 メディックピュア 羽毛肌ふとん
¥24,200 Amazon.co.jp (6/27執筆時)
羽毛種類:ホワイトダックダウン90%
羽毛産地:フランス
ダウンパワー:
ダウンかさ高:
側面生地:ポリエステル80% 綿20%
内部加工:立体キルト
ダウン充填量:300g
製品重量:
メディックピュアも、西川の羽毛ふとんです。
名前通りに、こちらは、主に「介護向け」に出している羽毛ふとんです。
本製品は、ダウン充填量が300gなので、夏用の「肌掛け」です。
ただ、羽毛ふとんとしては珍しく、自宅で洗濯可能です(要ネット)。
洗えることは介護用としては「マスト」なので、基本的には【素材別掛け布団の比較記事】で書いたような、化繊系の詰め物のふとんを買うのが基本です。
ただ、羽毛の肌掛けは、通気性や軽さで利点があるのも確かなので、肌掛けについては、用意されていると言えます。
製品のサイズは、シングルです。
羽毛の種類は、ホワイトダックダウンで、含有率は90%です。
羽毛の産地は、フランスとの開示があります。
先述のように、ダックダウンの著名産地です。
ダウンパワーは、表示がないです。
側面生地は、綿が20%・ポリエステル80%です。
ポリエステルが多めなのは、洗える仕様にするためでしょう。
内部加工は、結構特徴的な形状のキルトです(5×12多マスヨーロッパキルト)。
やはり、洗っても羽毛がよらないような配慮です。
清潔性の面では、一方、この製品は、抗菌(主にニオイの抑制)ではなく、制菌(菌の増殖を防ぐ)できる部分で衛生的とします。
おそらく側生地だと思いますが、アメリカの(PUR THREADが開発した、ピュアスレッド糸を6%使っていて、その効果になります。
製品テストでお馴染みの、日本のカケンテストセンターで、利用生地で第三者試験も受けているとされ、上の図表はそれを自社換算したものです。
なお、製品自体は日本製となります。
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以上、西川のメディックピュアの紹介でした。
洗える羽毛ふとんがほかにないわけではないですが、「洗っても問題なくする工夫」がしっかり見られるのが、寝具メーカーらしいです。
基本的に「肌掛け」である部分さえ問題ないならば、介護ほかに導入意義はあるでしょう。
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【本掛け】【シングルロング〜ダブル】
32・ 昭和西川 羽毛布団 シングルロング 本掛け
¥41,900 Amazon.co.jp (6/27執筆時)
ネイビー:3011100220509
グレー:3011190220519
羽毛種類:ホワイトダックダウン85%
羽毛産地:
ダウンパワー:350
ダウンかさ高:
側面生地:ポリエステル85% 綿15%
内部加工:立体キルト
ダウン充填量:1200g
製品重量:
なお、西川グループに再統合しなかった 「昭和西川」も格安羽毛布団を販売します。
同社も高級寝具がメインですが、やはり、ネット販売用として「差別化」した格安製品を出しています。ちなみに、昭和西川はマツコデラックスさんが寝具を宣伝している方の「西川」です。
こちらの製品は、冒頭で先ほどみた、西川の格安品とだいたい同じほどの価格です。
しかし、ダウンパワーの開示はあるので、西川ほど「秘密主義」ではないと言えます。
品質も、羽毛を清潔にし、また、ふっくらさせるパワーアップ加工ほか、羽毛の飛び出しを防ぐダウンプルーフ加工など、独自の品質向上技術もみられます。
ただ、1回目記事でみた独立系(ノンブランド系)の布団に比べると、羽毛の産地が非開示になるほか、布団の総重量が分からないなど、昭和西川も、完全に情報が公開されているわけでもないです。
また、同じダウンパワーの製品と比べても、やはり、独立系より若干コスパは劣ると言えます。
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結論的にいえば、これは(昭和ではない)西川もそうですが、値段差は「信頼料(安心料)」の類と考えるべきかと思います。
長い年月で培った評判をおとさないため、しっかりした検品体制をとり、表記上のスペックより、品質を落とさないような部分に(多くの)コストをかけているからだと言えます。
記事の冒頭で書いたように、羽毛布団は、スペック明記の製品でも「怪しいものは怪しい」です。そのため、業界の統一ラベルなり、メーカー名なりの保証性は、(大ハズレを掴ませられないため)重要な要素と言えます。
全体的に、少し高めの西川の製品を(あえて)選ぶとすると、その部分がポイントとなるでしょう。
1-1・生毛工房の羽毛布団
続いて、生毛工房の羽毛ふとんです。
生毛工房とは、ようするにビックカメラグループのふとん部門です。
自社でポーランドで羽毛を買い付けられる体制を作ったため、品質の良い羽毛ふとんを市価よりだいぶ安く買える点で、わりと評判です。
同社のグループ会社の、コジマ電気やソフマップのネット店(楽天・アマゾン)でも販売しています。
・ビックカメラ・生毛工房・PR-310シリーズ
【本掛けタイプ】
【WシングルL 170×230】(セミダブルロング)
33・生毛工房 生毛ふとん PR-310
¥59,800 楽天市場 (6/27執筆時)
【ダブルL 190×230】
33・生毛工房 生毛ふとん PR-310
¥79,800 楽天市場 (6/27執筆時)
【合掛けタイプ】
【WシングルL 170×230】
34・生毛工房 生毛ふとん PR-310-A
¥49,800 楽天市場 (6/27執筆時)
【ダブルL 190×230】
34・生毛工房 生毛ふとん PR-310-A
¥64,800 楽天市場 (6/27執筆時)
【肌掛けタイプ】
【WシングルL 170×230】
35・生毛工房 生毛ふとん PR-310-B2
¥34,800 楽天市場 (6/27執筆時)
【ダブルL 190×230】
35・生毛工房 生毛ふとん PR-310-B2
¥39,800 楽天市場 (6/27執筆時)
羽毛種類:ホワイトグースダウン95%
羽毛産地:ポーランド産
ダウンパワー:400dp
ダウンかさ高:16.5cm
ダウン充填量:1150g(Wシングル本掛)
側面生地: 綿100% ウイグル超長綿
内部加工:立体キルト
PR-310は、生毛工房の販売する羽毛ふとんです。
製品のサイズは、シングル・ワイドシングルロング・ダブルロング・キングロングが用意されます。
面白いのは、ワイドシングルロング(170×230 cm)が選択できる点です。
他社にもある、170×210cmのシングルロング、150×210cmのシングルよりも横幅が広い仕様です。
生毛工房の場合、ベッドでの利用時に横幅が広いほうが、「ずり落ちず快適」という思想があるからです。
ただし、【本掛け】は、通常のシングルサイズも売られます。
【カバー】
生毛工房 80サテンシリーズ
¥10,800〜 楽天市場 (6/27執筆時)
なかなか珍しいサイズですが、これに合わせたカバー類も豊富なので、問題ないでしょう。
羽毛の種類は、こちらはホワイトグースダウンです。
同社は、より軽く暖かい、マザーグースを利用するモデルも次に見ますが、このグレードだと2番目になります。
羽毛の産地は、しかしながら、ハンガリー産ではなく、プレミア的価値があるポーランド産です。
さらに言えば、品質管理が徹底され、また、ホワイト・コウダ種に限定されます。同国のホワイトグースがこの値段で買えるというのは、たいへん貴重です。
安定した品質を期待できるでしょう。
かさ高は16cmとなります。
ダウンパワーは最近表されるようになり400dpとなります。
日羽協などの認証ラベルは取得しませんが、パワーだけで言えば「ロイヤルゴールド」あたりです。
側面生地は、もちろん綿100%であり、ウイグル超長綿を採用します。
こちらの記事は、打ちこみ本数が305本といわゆる「高密度生地」ですので、ダニの侵入防止が期待できます。
もちろん、ゴワゴワしにくく、ふとんのドレープが綺麗に出せるでしょう。保湿性・保温性が良いです。
内部加工は、軽量性や膨らみを重視しているため、普通の立体キルト加工です。
その代わり、冬専用の【本掛け】、3シーズン用の【合掛け】、夏用の【肌掛け】が準備されます。
なお、肌掛けと合掛けは付属するパーツでつなげて、【本掛け】に準じる厚さにして使うこともできます。
清潔性の面では、出所が保証される製品ですので、問題ありません。抗菌・防臭・消臭加工も一通りなされています。
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以上、生毛工房の羽毛ふとんPR-310の紹介でした。
在庫一掃セールなどを除けば、ポーランド産のホワイトコウダ種のホワイトグースダウン羽毛ふとんをここまで安く買えるものはなかなかないと言えます。
コスパが非常に良いため、デパートなどで手が出なかったこのグレードの製品を手に入れたいと考えている場合は、オススメです。
保証や専用のクリーニングサービスなど、アフターサービスも充実しているのが、デンキヤらしいところです。
ビックカメラ・生毛工房・PR-410シリーズ
【本掛けタイプ】
【Wシングルロング 170×230】
36・生毛工房 生毛ふとん PR-410M
¥79,800 Amazon.co.jp (6/27執筆時)
【Wロング 190×230】
36・生毛工房 生毛ふとん PR-410M
¥89,800 楽天市場 (6/27執筆時)
【合掛けタイプ】
【Wシングルロング 170×230】
37・生毛工房 生毛ふとん PR-410-A
¥59,800 楽天市場 (6/27執筆時)
【Wロング 190×230】
37・生毛工房 生毛ふとん PR-410-A
¥72,800 楽天市場 (6/27執筆時)
【肌掛けタイプ】
【シングル 175×210】
38・生毛工房 生毛ふとん PR-410-B2
¥45,800 楽天市場 (6/27執筆時)
【Wシングルロング 170×230】
38・生毛工房 生毛ふとん PR-410-B2
¥45,800 楽天市場 (6/27執筆時)
【Wロング 190×230】
38・生毛工房 生毛ふとん PR-410-B2
¥55,800 楽天市場 (6/27執筆時)
羽毛種類:ホワイトグースダウン95%
羽毛産地:ポーランド産
ダウンパワー:400dp(換算値)
ダウンかさ高:16.5cm
ダウン充填量:1150g(Wシングル本掛)
側面生地: 綿100% 米国産超長綿(ピマ綿)
内部加工:立体キルト
PR-410 は、生毛工房の販売する2番目に安い羽毛ふとんです。
ただ、PR-310との違いは1点だけで 側面生地の部分です。
こちらは、アメリカ産超長綿、つまり、「ピーマコットン」を採用します。
カバーを被せるとは言え、その質感は非常に良く、また、打ち込み本数も416本と増えているため、よりダニが入りにくい構造です。
ただ、5000円の価格差を正当化できるかというと微妙な部分ですので、高度なダニ対策などを考えないならば、下位機種で良いでしょう。
・ビックカメラ・生毛工房・PM-480シリーズ
【本掛けタイプ】
【Wシングルロング 170×230】
39・生毛工房 生毛ふとん PM-480
¥99,800 楽天市場 (6/27執筆時)
【Wロング 190×230】
39・生毛工房 生毛ふとん PM-480
¥129,800 楽天市場 (6/27執筆時)
【合掛けタイプ】
【Wシングルロング 170×230】
40・生毛工房 生毛ふとん PM-480-A
¥79,800 楽天市場 (6/27執筆時)
【Wロング 190×230】
40・生毛工房 生毛ふとん PM-480-A
¥104,800 楽天市場 (6/27執筆時)
【肌掛けタイプ】
【Wシングルロング 170×230】
41・生毛工房 生毛ふとん PM-480-B2
¥59,800 楽天市場 (6/27執筆時)
【Wロング 190×230】
41・生毛工房 生毛ふとん PM-480-B2
¥72,800 楽天市場 (6/27執筆時)
羽毛種類:ホワイトマザーグースダウン95%
羽毛産地:ポーランド産
ダウンパワー:420dp
ダウンかさ高:17.5cm
ダウン充填量:1000g(Wシングル)
側面生地: 綿100% インド産超長綿
内部加工:立体キルト
PM-480 は、生毛工房の販売する高級ふとんです。
製品のサイズは、ワイドシングルロング・ダブルロング・キングロングです。
やはり、横幅が広い仕様で、これがこのメーカーの特長です。
羽毛の種類は、ホワイトマザーグースダウンで、使用率も95%です。
羽毛の産地は、むろんポーランド産で、ホワイトコウダ種です。証明書も付属します。
先述のように、西川などの高級寝具メーカーだと、マザーグースは15万円台でも手に入りませんでした。
実際、このグレードの製品は、百貨店などでは20万円ほどの価格で売られている製品です。
しかし、流通経路を限定し、直接調達することで、爆発的に安いといえる値段で出せています。
かさ高は17.5cmとなります。
ダウンパワーは420dpです。
重さも、他社のシングルサイズより大きなワイドシングル規格の【本掛け】でも、1000gで足りるという、保温性です。
3シーズン用【合掛け】は750gでさらに軽量ですが、十分な保温力があります。
側面生地は、もちろん綿100%であり、綿100% インド産超長綿を採用します。
下位機種と比較した場合、打ちこみ本数が470本と多く、ダニ対策や、ふとんのドレープが綺麗に出せるなどの利点があります。
内部加工は、普通の立体キルト加工で、この部分は、下位機種と同じです。
清潔性の面では、こちらも、抗菌・防臭・消臭加工も一通りなされています。
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以上、生毛工房の羽毛ふとんPM-480 の紹介でした。
ポーランド産のホワイトコウダ種のマザーグースを、オフシーズンのセール以外でできるだけ安く買おうと思った場合、おそらくこちらが最安です。
本掛けだとかなり高いですが、毛布と併用するならば、合掛けで十分ですし、そう考えると、「何とかしたら手が出る」方は、一定数いそうです。
・ビックカメラ・生毛工房・PM-510シリーズ
【本掛けタイプ】
【シングル 150×210】
42・生毛工房 生毛ふとん PM-510M-S NA
¥144,800 Amazon.co.jp (6/27執筆時)
【Wシングルロング 170×230】
43・生毛工房 生毛ふとん PM-510M
¥144,800 楽天市場 (6/27執筆時)
【Wロング 190×230】
44・生毛工房 生毛ふとん PM-510M
¥169,800 楽天市場 (6/27執筆時)
【合掛けタイプ】
【Wシングルロング 170×230】
45・生毛工房 生毛ふとん PM-510-A
¥109,800 楽天市場 (6/27執筆時)
【Wロング 190×230】
46・生毛工房 生毛ふとん PM-510-A
¥129,800 楽天市場 (6/27執筆時)
【肌掛けタイプ】
【Wシングルロング 170×230】
47・生毛工房 生毛ふとん PM-510-B2
¥84,800 楽天市場 (6/27執筆時)
【Wロング 190×230】
48・生毛工房 生毛ふとん PM-510-B2
¥98,800 楽天市場 (6/27執筆時)
羽毛種類:ホワイトマザーグースダウン95%
羽毛産地:ポーランド産
ダウンパワー:420dp
ダウンかさ高:17.5cm
ダウン充填量:1000g(Wシングル)
側面生地:綿100% セーラムスビンインド産超長綿
内部加工:立体キルト
なお、PR-510シリーズは、生毛工房の販売するふとんだと現状では、最高級になる製品です。
もともとは、ポーランド産のホワイトマザーグースダウン99%のXXL520シリーズもあったのですが、(恐らく円安や物価高騰が理由で)展開終了になっていますので。
ただ、PM-470 との違いは、側面生地の部分だけです。
こちらは、セーラムスビンインド産超長綿を採用します。高密度の超高密度のサテン織生地で、よりダニが入りにくい構造です。
Atlas家はこの製品も利用していますが、先ほどの場合と同じで、この部分だけで価格差を正当化できるかというと微妙な部分です。
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結論的にいえば、打ち込み本数も495本とさほど差がないので、選ぶならば下位機種でしょうか。
今回の結論!
羽毛掛けふとんのおすすめは結論的にこの製品!
というわけで、今回は、各社の羽毛布団の比較でした。
最後に、価格別・目的別のオススメ商品!を、改めて提案していきたいと思います。
第1に、1万円前後の予算で、快適な掛け布団を購入したいと考えている場合は、
【本掛け】【シングル〜クイーン】
2・タンスのゲン 羽毛布団 日本製
¥14,999 Amazon.co.jp (6/27執筆時)
仕様(シングルサイズ)
羽毛種類:ホワイトダックダウン90%
羽毛産地:不明
ダウンパワー:350
ダウンかさ高:14.5cm
側面生地:綿15% ポリエステル85%
内部加工:立体キルト
ダウン充填量:1000g
製品重量: 1800g
産地の信頼性 ★★★☆☆
羽毛の品質 ★★★★☆
充填量の多さ ★★★★☆
側生地の品質 ★★★★☆
総合評価(暖かさ)★★★★☆
タンスのゲンの羽毛ふとんが良いでしょう。
この価格では、「ダックダウン」を使用する製品が主流です。しかし、含有率で言えば、この製品はトップの90%である点を評価しました。
無理に質の悪いフェザーで重量を増していないため、平均的な軽量性を維持しつつ、ダウンパワーは350、かさ高は14.5cmとしていますので、総合力で優れると思います。
極寒でも毛布の助けを得ながらならば、十分に暖かく使えるでしょう。
CIL認証も、「シルバーラベル」です。
先述のように、認証を得ている場合、ダウンパワーだけでなく、かさ高・清浄度など総合的な部分で品質が担保されます。
大手チェーン系ではないところの格安フトンを選ぶ場合、ここは重視して良いです。
清潔性の部分でも配慮があります。
第2に、2万円台の予算で、産地と羽毛の品質にこだわって選ぶ場合は、
【シングルロング〜ダブル〜キングロング】
9・こだわり安眠館 河田の真羽毛
¥35,800 Amazon.co.jp (6/27執筆時)
仕様(シングルLサイズ)
羽毛種類:ホワイトダックダウン90%
羽毛産地:フランス産
ダウンパワー:400+
ダウンかさ高:
側面生地:ポリエステル85% 綿15%
内部加工:立体キルト
ダウン充填量:1200g
製品重量:2100g
産地の信頼性 ★★★★☆
羽毛の品質 ★★★★☆
充填量の多さ ★★★★☆
側生地の品質 ★★★★☆
総合評価(暖かさ)★★★★☆
一方、羽毛の産地に安心感を求めたい方は、フランス製のホワイトダックダウンを採用する 河田の真羽毛が良いと思います。
グースではなくダックダウンですが、「ホワイト」ですので、布団などの用途のために向いた品質が期待できます。
産地的にも、ダックでは定評のあるフランスです。
保証の点でも、日羽協のロイヤルゴールド基準をクリアしていま。
製品信頼性も高いでしょう。
しっかり、立体キルト加工です。
このグレードなら、厳冬でも、毛布の助けを得れば、十分に暖かく使えるでしょう。
その上で、「河田フェザー」ですから、国内洗浄の部分と、羽毛のトレーサビリティのあたりで信頼性が担保されます。かつ、格安品と違って、圧縮送付にならない部分にも信頼感があります。
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【本掛け】【Amazon限定】B01MTFLVWO
【シングル〜ダブル〜キング】
14・日本寝具通信販売・ハンガリー産 羽毛布団
¥44,800〜 Amazon.co.jp (6/27執筆時)
羽毛種類:ホワイトマザーグースダウン93%
羽毛産地:ハンガリー産
ダウンパワー:400
ダウンかさ高:16.5cm
側面生地:綿15% ポリ85%
内部加工:二重立体キルト
ダウン充填量:1100g
製品重量: 1800g
ただ、あと1万円出せる余裕がある場合、日本寝具通信販売のAmazon限定モデルは、検討対象にできます。
こちらの場合、名産地の1つであるのハンガリー産である上で、ホワイトマザーグース 93%なので、暖かさの質の部分で1グレード上です。
同じダウンパワーでも、値段差分は暖かく、また、軽いでしょう。
第3に、5万円台の予算で、快適な羽毛ふとんを購入したいと考えている場合は、
【本掛け】A715SZ.
【シングル〜ダブル〜キング】
12・日本寝具通信販売・ハンガリー産 羽毛布団
¥57,800〜 Amazon.co.jp (6/27執筆時)
羽毛種類:ホワイトマザーグースダウン95%
羽毛産地:ハンガリー産
ダウンパワー:440
ダウンかさ高:18cm
側面生地:綿100%(60サテン超長綿)
内部加工:立体キルト
ダウン充填量:1100g
製品重量: 2100g
産地の信頼性 ★★★★★
羽毛の品質 ★★★★★★
充填量の多さ ★★★★★
側生地の品質 ★★★★☆
総合評価(暖かさ)★★★★★
ダウンパワーが最高水準で、かつ、高級なホワイトマザーグースダウンを95%含有するこちらの製品でしょう。
暖かさは、CIL認証ですが、ブラックラベルをえていますし、全く問題ありません。
寒冷地の冬でも、ある程度気密性がある住宅ならば、1枚掛け、あるいは軽めの毛布で十分凌げるクラスです。
羽毛の産地は、ハンガリーです。
ハンガリー産は「品質は良い」上、ポーランド産ほど価格面で「プレミア化」していないので、価格差の割には性能差は少なく、たいへんお買得です。
産地に関する保証書もつきますので、この点も安心感があります。
高級品は、側面生地にも、こだわりますが、やはり60サテン超長綿を採用するなど、下位機種にはない「プレミア感」があります。
快適性・快眠性の面は最高レベルの製品と言えますので、「迷ったらこれを買えば良い」と言えます。
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【本掛け】B0096Y20X6
【シングル〜ダブル〜キング】
13・日本寝具通信販売・ハンガリー産 羽毛布団
¥59,800〜 Amazon.co.jp (6/27執筆時)
羽毛種類:ホワイトマザーグースダウン95%
羽毛産地:ハンガリー産
ダウンパワー:440
ダウンかさ高:18cm
側面生地:綿100%(60サテン超長綿)
内部加工:二重キルト
ダウン充填量:1100g
製品重量:2400g
ただし、相当寒い厳寒地で、冬専用の【本掛け】として毛布の補助を得ずに用いるならば、同社のツインキルトの製品が良いと思います。
先述のように、布団の暖かさは、内部加工や側面生地も影響するため、重要視するべきです。
ただ、暑がりの方は、本掛けだと蒸れる場合があるため、ここまで厚くない方が便利です。
第4に、7万円前後の予算で、快適な羽毛ふとんを購入したいと考えている場合は、
(執筆時在庫なし)
【シングル〜ダブル】2115100013978
18・ニトリ 羽毛掛け布団 ULG5 K2419 S
¥(64,900) 楽天市場(ニトリ) (6/27執筆時)
羽毛種類:ホワイトマザーグースダウン93%
羽毛産地:ポーランド産
ダウンパワー:435
ダウンかさ高:
側面生地:ポリエステル100%
内部加工:二層キルト
ダウン充填量:1100g
製品重量:1800g
産地の信頼性 ★★★★★★
羽毛の品質 ★★★★★
充填量の多さ ★★★★★
側生地の品質 ★★★★☆
総合評価(暖かさ)★★★★★★
ニトリの、最上位製品も良いと思います。
ただ、同社は、季節商品としての展開なので、今シーズンは、シングルがすでに終売でした。おそらく、秋口には復活するかなと思いますので(羽毛種類と暖かさレベルベースで)チェックしてみてください。
ダウン量は少し少なめの93%とはいえ、産地として最も信頼できるポーランドのホワイトマザーグースです。
ポーランドの場合は産地証明書が公開されることが多いです。
こちらはネットでは見あたらないです。ただ、同国のマザーグースならば、ホワイトコウダ種でしょうし、フェザーの加工地が中国であるという要素をふまえたとしても、コスパは良いと思います。
もちろん、ダウン率が93%に落ちる部分や、側面生地がポリエステルになる部分ほかで、品質面の差はあるでしょう。それでも、ポーランドのマザーグースでこの値段をみるのは、近年ではまれで、費用対効果は高いと思えます。
第5に、10万円前後の予算で、軽く暖かい羽毛ふとんを購入したいと考えている場合は、
・ビックカメラ・生毛工房・PM-480シリーズ
【本掛けタイプ】
【Wシングルロング 170×230】
39・生毛工房 生毛ふとん PM-480
¥99,800 楽天市場 (6/27執筆時)
【Wロング 190×230】
39・生毛工房 生毛ふとん PM-480
¥129,800 楽天市場 (6/27執筆時)
【合掛けタイプ】
【Wシングルロング 170×230】
40・生毛工房 生毛ふとん PM-480-A
¥79,800 楽天市場 (6/27執筆時)
【Wロング 190×230】
40・生毛工房 生毛ふとん PM-480-A
¥104,800 楽天市場 (6/27執筆時)
【肌掛けタイプ】
【Wシングルロング 170×230】
41・生毛工房 生毛ふとん PM-480-B2
¥59,800 楽天市場 (6/27執筆時)
【Wロング 190×230】
41・生毛工房 生毛ふとん PM-480-B2
¥72,800 楽天市場 (6/27執筆時)
羽毛種類:ホワイトマザーグースダウン95%
羽毛産地:ポーランド産
ダウンパワー:420dp
ダウンかさ高:17.5cm
ダウン充填量:1000g(Wシングル)
側面生地: 綿100% インド産超長綿
内部加工:立体キルト
産地の信頼性 ★★★★★★
羽毛の品質 ★★★★★★★
充填量の多さ ★★★★★
側生地の品質 ★★★★★
総合評価(暖かさ)★★★★★★(本掛け+1)
生毛工房のPM-480 でしょう。
ポーランド産のホワイトマザーグースダウンで、使用率も95%の製品が、この価格というのは、かなりお買得だと思います。
しっかり証明書ありで、ポーランドのホワイトコウダ種で確定ですから、他社のマザーグース製品よりかなりお買得です。
普通の百貨店ならば20万は超えるグレードです。
なお、これ以上の含有率は、費用がかさむだけで、さほど効果が感じにくいレベルです。
基本的にはこのグレードで良いと思います。品質は折り紙付きで、アフターサービスも充実するため、長く愛用できるでしょう。
基本的に、冬用ならば【本掛け】が良いです。
3シーズン用の【合掛け】でも、この羽毛とダウンパワーならば、一般的な水準の気密住宅で、(寒がりでなければ)冬は凌げます。毛布も使うならなおさらです。
薄すぎるようならば、【夏掛け(肌掛け)】をボタンでくっつけても利用できるので、あまり寒くない地域(関東・関西)でオールシーズン使うならば、合掛けをベースに考えた方が、「軽くて暖かい」ので良いと思います。
先述のように、Atlasも同社のポーランドグースの製品を使っていますが、そのように運用しています。
補足・ふとん関係記事の紹介
以上、今回は、羽毛ふとんの比較でした。
なお、寝具に類する記事として、このブログでは、以下のようなものもあります。
1・羽毛ふとんの比較
2・低価格な掛けふとんの比較
3・敷ふとんの比較
4・マットレスの比較
5・肩こり対策用のまくらの比較
6・電気毛布の比較
7・涼感寝具の比較
これらの記事も、よろしければお読みください。
最後になりましたが、このブログ、「家電批評モノマニア」にまた訪れて頂けることを願っております。
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(前半からの続きとなりますので、前半記事をご紹介いただけると、一層嬉しいです!)
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