【今回レビューする内容】2025年 メッシュ対応無線LANルーターの性能とおすすめ・選び方:メッシュルーター Wi-Fi システム一戸建・マンション 旅館 ホテルなど:機種の違いと性能ランキング
【比較する製品型番】バッファロー WNR-5400XE6P/2S WNR-5400XE6P/2SN WEM-1266 NEC AM-AX1800HP(MC) PA-WG2600HP/MS WNR-3000AX4/2SN WNR-3000AX4/N AM-AX5400T6/MS PA-WX4200D5/MS PA-WX1800HP エレコム WMC-2LX2-B ASUS ZenWiFi AX (XT8) LINKSYS VELOP MX5300-JP MX4200-JP-A MX8400-JP-A MX12600-JP-A Atlas Pro 6 MX5501-JP MX5502-JP MX5503-JP HUAWEI WiFi Mesh 3 7 Linksys Velop AX4200 Wi-Fi 6 Mesh System TP-Link Deco X95 Deco X60 Deco X3000 1-pack Deco X50 X50/A Deco X60 V3.2 Deco X20 Deco X10 Deco X50-PoE Deco X50-5G (1-pack) Deco XE200 (2パック) Deco XE75 Pro (2パック) Deco XE75 (2パック) Deco BE85(2パック) Deco BE75 Deco BE930 BE9300 BE65 Pro BE65 Pro) Deco BE25 mazon eero 6+ Amazon eero 6E Amazon eero Max 7 Amazon eero Pro 7 BE10800 Amazon eero eero7 BE5000 Xiaomi BE3600 Pro DVB4512GL DVB4511GL AX3000 NE DVB4499GL DVB4501GL ほか
今回のお題
メッシュWi-Fiシステムのおすすめ機種はどれ?
ども!Atlasです。
今日は、2025年8月現在、最新のメッシュWi-Fiシステムの比較です。
基本となる通信速度ほか、接続安定性や設定のしやすさ・セキュリティなどに注目して、各社の製品を比較していきます。

1・メッシュWi-Fiの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2: バッファロー 〈日本〉
1-3:NEC〈日本〉
1-4:エレコム〈日本〉
2・メッシュWi-Fiの比較 (2)
2-1:TP-LINK〈中国〉
2-2:ファーウェイ〈中国〉
3・メッシュWi-Fiの比較 (3)
3-1:Amazon(eero)〈米国〉
3-2:LINKSIS〈米国〉
3-3:ASUS〈台湾〉
3-4:Xiaomi ほか
4・おすすめのWi-Fiルーター
=最終的なおすすめの提案 【結論】
記事では、まずメッシュルーターの仕組みや導入時の注意点など、「選び方の基本」を説明します。
その後、上表の企業順に、各社のメッシュWi-Fi製品を順に紹介します。
業界共通規格である「EasyMesh」に対応し、メーカーをまたいでサテライトルーターを選べる機種のほか、各社が採用する独自規格のメッシュ製品も幅広く取り上げました。
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主な用途 2DK〜3DK向き
通信速度 ★★★★★
到く距離 ★★★★★
通信安定性 ★★★★★
端子構成 ★★★★★
簡単設定 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、価格別・性能別にAtlasのおすすめ機種を提案していきます。
よろしくお願いします。
1-1・メッシュルーターの選び方の基本

はじめに、本編に入る前に「メッシュWi-Fiの選び方の基本」を解説します。
メッシュWi-Fiは、2020年前後に「最先端技術」として大きな注目を集めました。当時は、Atlasの知人の中にも、流行に乗って衝動的に購入した人が少なくありません。
しかし、実際に導入してみると、このシステムには明確な利点と欠点があり、住環境によっては向き・不向きがあります。
ここでは、次の4つの観点から整理します。
1・メッシュWi-Fiの利点
2・導入時の注意点
3・導入に向く住環境
4・必要となる子機の台数
以下では、まず、利点と注意点をあらかじめ確認し、そのうえで導入に適した住環境や、必要な子機の台数について、Atlasの見解をまとめていきます。
1・メッシュWi-Fiの利点
メッシュWi-Fiシステムの利点はいくつかあります。
以下に整理してまとめます。

第1に、電波の安定性が高まる点です。
メッシュシステムは、親機から複数の中継装置(サテライト)に、網目状に接続されます。
中継ポイントにアクセスが集中した場合や電波状態が悪化した場合でも、自動的に迂回ルートへ誘導するため、ネットワーク全体の通信速度低下が起こりにくくなります。
かつての「中継機」はこうした経路計算ができず、単線的な「数珠つなぎ」構成が主流でした。
メッシュシステムは、省電力CPUの高度化と通信速度の向上によって実現した革新的なネットワーク技術といえます。

第2に、スマホ利用時への快適性です。
メッシュシステムは、宅内をスマホを持って移動しても通信が途切れにくいのが特徴です。
電波が弱くなると、自動的に最も近い端末に接続が切り替わり、SSID(ネットワーク名)も親機とサテライトで統一できます。
切り替え時に動画が止まることも少なく、スマホ時代に適した利便性があります。
こうした特徴により、「電波が弱い」「接続が頻繁に切れる」といった従来の中継機でのトラブル改善に有効です。

昔の中継機は、接続が切断(ローミングオフ)されない限り、スマートフォンが遠くの弱い電波を掴み続けてしまうことがありました。
また、固定のPCなどでは、遠くのアクセスポイントへの誤接続を防ぐため、部屋ごとにSSID(ネットワーク名)を別々に設定する必要がありました。
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この違いは、出張や旅行が多い方であれば、ビジネスホテルや旅館のWi-Fiを思い浮かべると分かりやすいでしょう。
部屋ごとにSSIDが異なるホテルは、旧型の中継機に近い構成です。部屋を移動すると、自分で接続先を切り替える必要があります。
一方、館内全域でSSIDが共通のホテルは、メッシュシステムに近い動作をします。移動しても最寄りのアクセスポイントに自動で切り替わり、接続が途切れにくくなります。
ただし、実際のホテルWi-Fiは施設によって構成が異なり、この例はあくまで理解のためのイメージです。

第3に、対応台数の多さです。
もともと業務用を想定して設計された技術です。
そのため、中継装置(サテライト)は5台以上、端末数では50台以上を接続しても安定して動作するのが一般的です。
一方、従来の中継機は、親機1台に対して2〜3台までの増設が家庭用では一般的でした。
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以上、メッシュシステムの良い部分の紹介でした。
大人数、多くの端末を利用する場合、良いシステムであることは繰り返すまでもないでしょう。
一般家庭でも、先述の「スマホ利用時の快適性」は、大きな魅力と感じられるでしょう。
2・導入時の注意点
続いて、メッシュWi-Fiを導入する場合の注意点について説明します。
これもいくつかあるため、順番に見ていきます。
第1に、互換性の問題です。
メッシュWi-Fiのうち、自社独自のメッシュ方式を採用する機種は、同一メーカー内の一部機種としか互換性がありません。
そのため、故障時や後から増設したくなった場合、後継機が存在しなければシステム全体を買い換える必要があります。
メッシュは通常のWi-Fi機器よりコストが高めなため、これは大きな難点です。

もっとも、この点は2020年末から一部改善されました。
他社機との互換性を保証する業界標準規格「EasyMesh(イージーメッシュ)」が登場し、この方式を採用する企業も増えています。
現在までに、この方式を採用する企業も増えました。
ただし、この規格は「複数機器と接続できる」という点のみが保証されており、最大接続台数は明示されていません。
また、機器ごとの性能差もあるため、EasyMeshは基本的にシンプルな2〜3台構成での家庭用運用に向くと考えられます。
さらに、異なるメーカー間では相性問題が発生しても保証対象外となり、相談してもメーカー間でサポートがたらい回しになる危険があります。
したがって、買い足しや交換を行う場合は、現在でも同一メーカーのEasyMesh対応機で揃える方が無難です。
第2に、価格の高さです。
メッシュWi-Fiを一式揃える場合、3万円前後の予算が必要です。
さらに、ルーターは常時稼働する機器であり、消費電力は入門機でも1台あたり約15W、サテライト3台で合計約45W程度となります。
構成が大がかりになりすぎると、ランニングコストが上がるほか、故障時の出費も増えやすくなります。導入前にこの点を考慮しておくことが重要です。
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以上、メッシュWi-Fiの主な弱点を紹介しました。
このほか、自宅内ストレージを利用している場合は注意が必要です。
このほか、現行機ではDLNAに対応するモデルがほとんどなく、ネットワークメディア共有機能が使えない可能性があります。
3・メッシュWi-Fi導入に向く住環境
以上、メッシュネットワークの利点と弱点を説明しました。
ここまでの内容をふまえながら、最後に、どのような住宅環境の場合、「メッシュWi-Fiに向くか」を整理します。

第1に、旅館などの事業者や、小規模オフィスの場合です。
こうした施設で、自分でネットワークを増設する場合は、メッシュネットワークの導入で問題ありません。
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第2に、3階建などの相当広いお家の場合です。
親機とサテライトを含めて3台以上の設置が必要になると予想できる場合は、メッシュネットワークの導入が適しています。
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第3に、2LDKや2階建て程度のご家庭の場合です。
サテライトを1台程度しか使わない想定であれば、導入前に「一度立ち止まって検討すること」をおすすめします。
Atlasの経験上、メッシュを構築するよりも、高性能な無線LANルーターを1台導入した方が、トラブルが少なく改善効果も高いケースが多く見られます。
特に「電波は届いているが速度が遅い」「接続が安定しない」といった悩みがあり、数年間ルーターを買い替えていない場合は、まず親機の性能を疑い、親機の買い替えから始めるとよいでしょう。
もちろん、それでも改善しなかった場合は残念ですが、そのようなケースは実際に多く見られます。

そこで、「保険」として、後からメッシュを増設できる親機を選ぶ方法をおすすめします。
新規に親機を購入し、引っ越し予定もなく、1年以内に増設を再検討できる場合は、EasyMeshでなくても各社独自のメッシュ方式対応機種で十分な場合もあります。
そのため、「保険」として後で「メッシュを増設可能」な親機を買ってみることを「おすすめ」し
1・標準の無線LANルーターの比較
速度: 2880Mbps(最大)
予算:7,500円〜
用途:2LDK・3LDK・一戸建
2・安めの無線LANルーターの比較
速度:1300Mbps(最大)
予算:3,000円〜
用途:ワンルーム・1K
3・高速なWi-Fi 6ルーターの比較
速度: 4803Mbps(最大)
予算:1.5万円〜
用途:3LDK・一戸建(大家族)
4・最速なWi-Fi 7 ルーターの比較
速度: 11520Mbps(最大)
予算:3万円〜
用途:ゲーマー・トレーダー
5・メッシュWi-Fiルーターの比較
速度: 11520Mbps(最大)
予算:3万円〜
用途:4LDK・自営業・3F建て
なお、このブログの以上の関連記事では、各社の無線LANルーター各機について、「メッシュ」増設の可不可を含めて、調べています。
2LDKや2階建のご家庭で色々考えてみて、この方法が「妥当」だと思われるかたは、後ほどこれらの記事もご覧ください。
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第4に、離れた1部屋だけをカバーしたい場合です。
例えば書斎など、1部屋だけ電波が届かず、用途が固定されたデスクトップPCやテレビ用であれば、インフラストラクチャ型の中継機も選択肢になります。
費用面では、3000円程度の予算から改善が可能です。
ただし、先述の理由から、持ち歩くスマートフォンなど移動端末には向きません。
とはいえ、メッシュ導入を将来の選択肢として考える前提で、「とりあえず」の対策としては有効です。
・無線LAN中継機の比較
速度:~ 2492Mbps
予算:3千円〜
用途:固定設置の端末
その場合、記事が別となりますので【無線LAN中継機の比較記事】のほうをご覧ください。
4・必要となるメッシュ子機の台数

最後に、「本格的なメッシュを買う!」と決意した方に向けて、必要な台数の目安を紹介します。

上表は周波数帯ごとに「快適な速度が安定して得られる」と考えられる距離をまとめたものです。
ここでは、各機種のスペック上の理論最高速度の約7割を安定して維持できる距離を想定しています。
メッシュの場合は、高性能プロセッサがバックホール通信を自動で最適化するため、実際にはもう少し長めの距離でも安定する可能性があります。
ただし、ここでは保守的な値として上表を採用しています。
木造住宅(一般的な間仕切りあり)の場合は1階に親機、2階に子機を設置し、必要に応じて追加の増設を行うのが基本です。
RC造(鉄筋コンクリート)住宅では、2部屋(壁2枚)離れるごとに1台を追加するのが目安となります。
ただし、Wi-Fi 7対応の320MHz幅(6GHz帯)でカタログ通りの速度を得たい場合は、ルーターと同じ部屋での利用が望ましいと言えます。
いずれの場合も、最初から台数を増やしすぎるのは無駄になりやすく、必要最小限から始めるのが無難です。親機1台からでも問題はありませんが、割引率を考慮すると2台セットでの導入が、多くの場合、効率的です。
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というわけで、ここまでは「選び方の基本」について、いくつかの観点から説明しました。
1・メッシュWi-Fiの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2: バッファロー 〈日本〉
1-3:NEC〈日本〉
1-4:エレコム〈日本〉
2・メッシュWi-Fiの比較 (2)
2-1:TP-LINK〈中国〉
2-2:ファーウェイ〈中国〉
3・メッシュWi-Fiの比較 (3)
3-1:Amazon(eero)〈米国〉
3-2:LINKSIS〈米国〉
3-3:ASUS〈台湾〉
3-4:Xiaomi ほか
4・おすすめのWi-Fiルーター
=最終的なおすすめの提案 【結論】
長くなりましたが、ここからは具体的な各社のメッシュWi-Fi製品の比較に入ります。
製品数もそれなりに多いため、冒頭で述べたように、メーカー別に順に紹介していきます。
1-2・バッファローのメッシュWi-Fi

はじめに、日本のバッファローのメッシュWi-Fiです。
同社の場合「自社独自のメッシュ」のほか、先述した業界共通仕様である「EasyMesh」対応機の両方をラインナップしています。
特に「EasyMesh」対応のルーター(親機)は種類が多いため、今回はその中でもメッシュ運用に最適化された製品のみを紹介します。
なお、単にEasyMeshに対応するだけのモデルについては 対応するだけのものは【高速な無線LANルーターの比較】など、一般的なルーター紹介記事の方で扱っています。
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以下の本文では、Atlasのおすすめポイントは赤系の文字色で、イマイチだと思う部分は青字で書いていきます。

【2024年2月発売】
【親機2台セット】
1・バッファロー AirStation WNR-5400XE6P/2S
¥27,351 楽天市場 (8/13執筆時)
2・バッファロー AirStation WNR-5400XE6P/2SN
¥33,480 Amazon.co.jp (8/13執筆時)
【親機1台のみ】
3・バッファロー AirStation WNR-5400XE6P
¥15,500 楽天市場 (8/13執筆時)
4・バッファロー AirStation WNR-5400XE6P/N
¥19,480 Amazon.co.jp (8/13執筆時)
メッシュ:Easy mesh
Wi-Fi規格:Wi-Fi 6E(11ax)
2.4GHz帯速度:573Mbps
5.0GHz帯速度:2401Mbps
6.0GHz帯速度:2401Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×3
WAN:2.5G〈WAN専用〉
最大増設台数:5機(親機含)
登録可能端末:推奨30台まで
互換性:Easy mesh
USB:
IPv6:対応
WPA3:対応
WNR-5400XE6Pシリーズは、バッファローの販売するメッシュWi-Fiルーターです。
型番は複数展開されていますが、仕様は共通で、流通ルートの違いによる型番変更に過ぎません。

本体サイズは、親機は、幅140×高さ210×奥行75mmです。
同社の旧世代はパラボラアンテナのような丸型デザインでしたが、本機は他社機に近いスタイリッシュな外観となっています。
独自性は薄れたものの、実用面ではこちらの方が扱いやすいでしょう。

メッシュシステムは、業界規格である「EasyMesh」に対応しています。
そのため、対応していれば他社製ルーターをメッシュ中継機(エージェント)として利用可能です。
ただし、サポート面を考慮すると、基本的には同一メーカーで揃えることをおすすめします。よ
同時接続できる台数は、親機を含めて最大5台(中継機のみでは4台)です。
一般家庭用としては十分ですが、業務用途ではやや不足します。
これはEasyMeshとして汎用性を持たせた結果、親機の処理能力に制約が生じたためと考えられます。

速度規格は、本機は2022年に登場したWi-Fi 6Eです。
これは、2022年夏に日本で利用許可された周波数帯「6GHz帯」に対応する規格です。
この帯域は、Wi-Fi 4(11n)やWi-Fi 5(11ac)のみ対応といった低速端末(IoT家電など)が接続できないため、実測ベースでも高速な通信が期待できます。
例えるなら、高速道路に歩行者や自転車が入れないようなもので、その分スピードを出せる環境といえます。

6GHz帯は、飛行機や気象レーダーとの干渉がなく、利用可能なチャンネル数も多いため、通信の安定性向上にも寄与します。
なお、この帯域を端末との接続に利用する場合は、端末側のWi-Fi 6E、あるいは、トライバンド仕様のWi-Fi 7への対応がが必要です。
例えばApple製品では、Wi-Fi 6E対応は、23年発売以降のMac、iPhone 15 Pro、iPad Pro 12.9インチ(最新世代)からとなります。
これらの規格の詳細は、【Wi-Fi6ルーターの比較記事】の冒頭でやや詳しく書いています。興味がある方はご覧ください。

表の見方
横軸は周波数帯域
縦軸はアンテナ本数と帯域幅(MHz)
数値は理論上の最大速度(Mbps)
※実際の速度は環境によって半分程度になるのが一般的
各バンドのアンテナ構成は、以下の通りです。
2.4GHz帯は、共用アンテナが2本で、最大574Mbps(約72MB/秒)です。
電波が遠くまで届きやすい周波数帯ですが、速度はやや遅めです。
5.0GHz帯は、2.4GHz帯と共用のアンテナ2本を使用します。
ワイドバンド(160MHz帯域幅)に対応しており、最大2401Mbps(約300MB/秒)となります。
6.0GHz帯は、ワイドバンド対応の専用アンテナ2本搭載し同じく最大2401Mbpsです。
ーー
このように、本機は、2.4GHz帯・5GHz帯・6GHz帯と、3セット別のアンテナ網を持ちます。
こうした構成は、トライバンド(3バンド)と言います。
デュアルバンド(2バンド)機と比べると、バックホール(親機と子機間の通信)に1バンドを専用割り当てしやすく、メッシュ運用に適した仕様です。
その結果、通信の安定性を高めることもできます。

中継機(エージェント)も、親機と同じ端末になります。
一方、本機は、Easy meshでメッシュ運用する場合、親機と子機間の通信に6GHz帯を使えないという(妙な)制限があります。
実質的に、5GHz帯がバックホール(親機⇔中継機間通信)を担う仕様です。
これは他社ではあまり見られない、バッファロー独自の構成です。6GHz帯は電波の到達距離が短く、障害物にも弱いため、安定性確保の観点から5GHz帯を優先した可能性がありますが、公式には理由は明示されていません。
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理論値上の通信速度は、最大で2401Mbpsです。
5GHz帯をバックホール、6GHz帯をスマートフォンやPCとの通信に割り当てる場合、この速度が得られます。
ただし、6GHz帯(Wi-Fi 6E/Wi-Fi 7)に対応しない端末の場合、5GHz帯(2401Mbps)を2つに分けて利用することになり、実質最大約1200Mbps(約150MB/秒)となります。
5GHz帯がバックホール(親機 to 中継機)通信を担い、6GHz帯でスマホやPCとの機器との通信を担う場合、そうなります。
とはいえ、対応端末は増加傾向にありますので、現時点で非対応機種しかなくても将来的な投資と考えることはできます。
しかし、アンテナ構成には課題があります。
本機は6GHz帯については専用アンテナ2本を備えていますが、5GHz帯と2.4GHz帯は共用アンテナで、切り替えながら利用する方式です。
メッシュ非対応の単体ルーターであれば共用アンテナでも大きな問題はありませんが、ただ、中継機を複数接続するメッシュ構成では経路が複雑化し、切り替え頻度も増えるため、不利になりやすいです。
また、6GHz帯対応端末は現状では最新のスマートフォンやPCに限られるため、5GHz・2.4GHz共用アンテナ構成では時分割通信が発生しやすく、速度低下のリスクも高まります。

無線の安定性は、バッファローが得意とする複数の技術が搭載されています。
第1に、ビームフォーミングです。
これは、スマートフォンなどの端末の位置を特定するために信号(ソナーのような役割)を発信し、移動する端末に対しても安定した電波を送信できる仕組みです。

第2に、バンドステアリングLITEです。
電波強度を計測し、より空いている帯域へ端末を自動的に誘導する機能です。
Wi-Fi電波が多数飛び交う日本の集合住宅環境において有効な技術です。
同社の一部上位機種や他社機だと、混雑状況や接続台数も考慮して制御できる上位版(LITEでないバンドステアリング)がありますが、本機はLITE版のみの搭載です。
第3に、MUーMIMOです。
非対応機の場合、複数端末との通信はミリ秒単位で順番に行われますが、MU-MIMO対応機はアンテナ本数に応じた台数と同時通信が可能です。
本機は2台までの同時通信に対応します。
なお、Wi-Fi 6対応機であればMU-MIMOは規格上標準機能になっています。
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以上、これら3点は、通信安定性を維持するための「三本柱」といえる機能です。
海外メーカー製と比べても、この価格帯だと平均以上の性能を有しています。

簡単設定機能は、業界標準規格のWPSとAOSSに対応です。
親機の設定が完了していれば、親機と子機のWPSボタンを押すだけで設定が可能で、メッシュネットワークの構築も容易です。
WAN(インターネットポート)は、2.5G対応です。
そのため、高速な光回線(フレッツクロス、NURO光など)を契約している場合、その速度を十分に活かしやすくなります。

有線LANポートは、1台あたり3ポート搭載し、規格は1000BASE-Tです。
有線接続の場合、高速回線を契約していても最大1000Mbps(約125MB/秒)が上限となるため、ここがボトルネックになります。
その他の仕様として、IPv6(追加料金が必要な場合あり、混雑回避効果あり)や、新しい暗号化規格のWPA3にも対応しています。

また、「ネット脅威ブロッカー2 プレミアム」というDiXiMのセキュリティサービス利用権が付属します。
1年後からは有料(年額2,980円)です。IoT家電のセキュリティ対策には有用ですが、PCに搭載されているセキュリティソフトと機能が重複する可能性があります。
なお、このサービスはウイルス対策機能は含みません。---
以上、バッファローのWNR-5400XE6 の紹介でした。
6GHz帯(Wi-Fi6E・Wi-Fi7)に対応する端末をご家族が多くお持ちならば、アンテナをフルに活かして、それなりに実用的な速度が得られそうな製品です。
ただ、その場合を含めて、それ以外の2帯域が共用アンテナであるのが、やはりメッシュの場合は心配です。
バックホール通信(親機と子機間)に6GHzを使えればまた別の評価はあり得ますが、それができない仕様なので。
そのほか、Easy meshへの対応や、トライバンドと2.5G LANの処理にCPUを使わざるを得ない関係もあるため、仕方ない部分もありそうですが、QOSなどの上位の通信安定化技術が不採用になった点も残念に見えました。
TVやIOT家電などを含めて、6GHz帯(Wi-Fi6E・Wi-Fi7)対応端末ばかりになった将来の話はともかくとして、複雑過ぎるアンテナ構成である部分を含めて、高性能メッシュとしては、ややおすすめしにくい製品です。

【2022年発売】
【親機2台セット】(3機の性能は同じ)
5・バッファロー AirStation WNR-3000AX4/2S
¥20,234 楽天市場 (8/13執筆時)
6・バッファロー AirStation WNR-3000AX4/2SD
¥(28,292) 楽天市場 (8/13執筆時)
7・バッファロー AirStation WNR-3000AX4/2SN
¥23,980 Amazon.co.jp (8/13執筆時)
【親機1台のみ】(3機の性能は同じ)
8・バッファロー AirStation WNR-3000AX4
¥10,499 楽天市場 (8/13執筆時)
9・バッファロー AirStation WNR-3000AX4/D
¥8,970 楽天市場 (8/13執筆時)
10・バッファロー AirStation WNR-3000AX4/N
¥12,480 Amazon.co.jp (8/13執筆時)
メッシュ:Easy mesh
Wi-Fi規格:Wi-Fi6 (11ax)
2.4GHz帯速度:573Mbps
5.0GHz帯速度:2401Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×3
WAN:1000BASE-T
最大増設台数:5機(親機含)
登録可能端末:64台まで
互換性:Easy mesh対応機
USB:
IPv6:対応
WPA3:対応
WNR-3000AX4は、1つ上で紹介した機種の下位モデルです。
複数の型番で売られますが、性能は同じです。Amazonだとページ内クーポンがでている時期があるので、買われる際は確認してください。

本体サイズは、先ほどの機種と同じです。
メッシュシステムも、同じEasy meshです。
同時接続できる台数も、中継機だけで最大4台まで接続できます。
同じシステムなので、増設して上位機と組み合わせることも可能ですが、後述のとおり速度体系が異なるため、やや複雑になります。
そのため、本機単体でシステムを組む方が無難です。

速度規格は、Wi-Fi 6です。
上位機(Wi-Fi 6E)と異なり、6GHz帯には対応していません
アンテナ構成は、Wi-Fi6のデュアルバンド(2バンド)です。
2.4GHz帯は、共用アンテナ2本で、最大574MBです。
5GHz帯は、共用アンテナ2本とワイドバンド(160MHz帯域幅)で、最大2401MBです。

中継装置(サテライト)も、親機と同じ構成です。
なお、本機をセット購入する場合はペアリング済みで出荷されます。
理論値上の通信速度は、しかし、最大でも1200Mbpsに止まります。
これは5GHz帯(最大2401Mbps)を2つに分けて「時差分割通信」する場合の速度です。
実効速度も、上位機より落ちやすいでしょう。
デュアルバンド(2バンド)ルーターだと、親機と中継機間の通信に「専用バンド」が設定されない(されにくい)点からです。
通信が複雑な共用アンテナ方式を取る点からもそう言えます。
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結論的にいえば、本機は、実運用においてパッケージ記載の2401Mbpsでは通信できない点が注意点です。
こうした構成のメッシュは他社にも見られますが、速度が重要な用途では共通して注意が必要です。

インターネット速度も、注意点です。
本機は、WAN(インターネット側)も1000BASE-T だからです。
ネットの場合、1000Mbps(125メガバイト/秒)にボトルネックがあります。
無線の安定性は、上位機と変わらない水準です。
問題ありません。
有線LANポートも、1000BASE-T の3基で同じです。
IPv6・WPA3も対応です。
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以上、バッファローのWNR-3000AX4の紹介でした。
仕様上、4台まで中継機(エージェント)を増設でき、端末も64台まで接続可能です。
ただし、トライバンドではないため、実用上は事業者利用にはやや厳しい仕様です。
もっとも、高速回線を導入していない一般家庭で、電波状況の改善を目的に標準の2台構成(または+1台程度)で利用する場合は、家族の端末やIoT家電を常識的な台数で運用するには十分です。
複数接続時の安定性にも問題はなく、速度面で大きなこだわりがない家庭向けの「手頃な」選択肢と言えます。
ペアセット購入時には初期設定が完了しているため、ライトユーザーにも適したモデルです。
1-3・NECのメッシュWi-Fi

続いて、NEC(NECプラットフォーム)のメッシュWi-Fiです。
同社はルーター事業にはかなり力を入れていますが、メッシュ分野ではそれほど目立っていません。
NECは、自社独自方式のメッシュと、業界共通仕様である「EasyMesh」の両方を展開しています。
同社のメッシュ製品は数が少ないため、今回の記事ではまとめて紹介します。

【2022年発売】
【通常型番】
11・NEC PA-WX11000T12
¥34,599 楽天市場 (8/13執筆時)
【Amazon限定】
12・NEC PA-AX11000T12
¥46,731 Amazon.co.jp (8/13執筆時)
メッシュ:自社方式
Wi-Fi規格:Wi-Fi6E(11ax)
2.4GHz帯速度:1147Mbps
5.0GHz帯速度:4804Mbps
6.0GHz帯速度:4804Mbps
有線LAN:10G 1000BASE-T×3
WAN:10G〈WAN専用〉
最大増設台数:9機(親機含)
登録可能端末:36機
互換性:(同社下位機)
USB:
IPv6:対応
WPA3:対応
NEC Aterm WX11000Tは、NECが販売するメッシュ対応Wi-Fiルーターです。

本体サイズは、幅90×奥行257×高さ237mmです。
NECは、小型の高性能アンテナを内蔵するため、筐体は比較的コンパクトに設計されています。

メッシュシステムは、自社方式です。
他社製品との接続はできません。
本機は同社の一部メッシュ対応ルーターとだけ組み合わせて使用できます。
通信規格は、Wi-Fi6Eです。
2022年から登場した規格です。
6GHz帯を利用できるため、近隣の電波との混信や干渉に強く、利用可能なチャネル数も多いのが特徴です。
対応端末は2023年以降、中級機以上のスマホ・PCを中心に徐々に増加しています。 
アンテナ構成は、Wi-Fi6Eのトライバンド(3バンド)です。
5GHz帯と6GHz帯には、いずれもワイドバンド(160MHz)に対応した4本の専用アンテナを搭載し、最大4804Mbps(約601メガバイト/秒)の通信が可能です。
2.4GHz帯も、4本の専用アンテナを備え、最大1148Mbps(約144メガバイト/秒)に対応します。
NECは、全12本のアンテナがすべて専用アンテナであり、共用アンテナが一切ない構成です。
同クラスのバッファローモデルと比較しても、アンテナ構成に由来する信頼性は高く評価できます。

メッシュ中継機(エージェント)は、、NECでは同社の下位ルーターとも組み合わせられます。
しかし、本機と同一モデルを中継機として組み合わせる場合は、6GHz帯をメイン経路(親機―中継機―他の中継機)の通信に利用できます。
6GHz帯は、先述の通りPCやスマホ側の端末対応が2023年頃から徐々に始まったばかりです。しかし、本機では端末側ではなく、メイン経路の通信(バックホール)として利用できるため、その点に意義があります。
お、中継機を経由させた場合の最大速度は、6GHzで受信し、5GHzで送信する構成とすれば、理論上最大4804Mbps(約601MB/秒)です。
初期設定では、5GHz帯を親機との接続に利用するよう設定されていますが、後から変更可能です。アンテナ構成は、NECの特徴である全アンテナ専用構成(4本+4本+4本)を採用しており、共用アンテナがありません。
このため、複雑な通信経路となりやすいメッシュ構成でも有利といえます。
理論値上の通信速度は、、最大4804Mbps(約601メガバイト/秒)です。
Wi-Fi 6E対応の3バンド構成なので、中継機を経由しても高い速度を維持しやすい構造です。アンテナも共用ではないため、速度低下も抑えられる傾向があります。

無線の安定性は、ビームフォーミング・バンドステアリング・QoSといった、バッファローで説明した主要な機能と同等のものをNECも搭載しています。
さらに独自性として「オートチャネルセレクト」を備えています。

これは2.4GHz・5GHz・6GHzの各帯域で、周囲のWi-Fi環境を解析し、電波干渉の少ないチャンネルへ自動で切り替える機能です。
NECが昔から強調してきた特徴的な技術です。
一方、電子レンジなどによる電波干渉対策機能も搭載していません。

安定性の部分で言えば、本機は(角のような)アンテナがないです。ただ、同社のマイクロアンテナ技術には定評があります。
先述のとおり、実測でも十分な速度が確認されています。
CPUは4コア構成で、クロック数は非公開ですが、高性能モデルであることを考えれば大きな問題はないでしょう。
簡単設定機能は、WPSのほか、スマートフォンで設定できる「らくらくQRスタート2」に対応しています。
接続端子は、充実します。
WAN側・LAN側とも(共用でない)単独の10Gbps対応端子が1つずつ装備します。
高速回線契約の性能を十分に引き出せます。

インターネット速度は、理論上、10Gbps(=1250メガバイト/秒)です。
ボトルネックがなく優秀です。
セキュリティは、同社の場合、最新のWPA3に対応です。
iPhoneをはじめとする対応端末で利用でき、従来のWPA2より強固で、現実的に突破は不可能とされる暗号化方式です。。
消費電力は、最大38Wです。
省エネ性が高く、発熱も比較的低めです。。
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以上、NECのNEC Aterm WX11000T の紹介でした。
本機は【Wi-Fi6ルーターの比較記事】でも親機の紹介として取り上げています。
そちらでも高く評価した機種ですが、メッシュ構成では6GHz帯を中継用通信に利用できる点が、さらに評価できる部分です。
やや高額ながら、速度と安定性を兼ね備えた「贅沢なメッシュネットワーク」が構築できます。
端末は最大9台までメッシュ中継機(エージェント)として追加可能で、個人事務所や旅館など、業務用途でのメッシュ構築にも向くでしょう。
また、NECは既存の自社メッシュ対応機との相互接続を(現状では)維持しており、後からの「買い足し」によってネットワークを拡張することも比較的容易です。
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なお、NECの「メッシュ」対応製品は、このほかにもあります。
主要機のみ確認しておきます。

【2024年発売】
【Amazon限定】
14・NEC AX5400T6 AM-AX5400T6
¥24,178 Amazon.co.jp (8/13執筆時)
(2台セット)
15・NEC AX5400T6 AM-AX5400T6/MS
¥45,938 Amazon.co.jp (8/13執筆時)
Wi-Fi規格:Wi-Fi 6E(11ax)
2.4GHz帯速度:574Mbps
5.0GHz帯速度:2402Mbps
6.0GHz帯速度:2402Mbps
【Amazon限定】(クーポンあり)
16・ NEC Aterm AM-AX4200D5
¥20,878 Amazon.co.jp (8/13執筆時)
(2台セット)
17・ NEC Aterm PA-WX4200D5/MS
¥39,668 Amazon.co.jp (8/13執筆時)
Wi-Fi規格:Wi-Fi 6
2.4GHz帯速度:574Mbps
5.0GHz帯速度:3603Mbps
メッシュ:自社方式
有線LAN:1000BASE-T×4
WAN:1000BASE-T
USB:
IPv6: 対応
WPA3:対応
第1に、 AM-AX5400T6/MSなどです。
NECの自社メッシュ対応の下位シリーズです。
複数のグレードありますが、(とりあえず)同時にまとめました。
各製品とも、ページ内クーポンがでている場合があるので、購入時は正確な価格を確認してください。

メッシュシステムは、NECの自社方式です。
このため、本機を、先ほど紹介した上位モデルの中継機(サテライト)として利用することも可能です。
実際、NECの場合、上位機だけでメッシュを構成するとコストが高くなるため、こうした下位グレードを中継機として組み合わせる方法が有効でしょう。

価格は、一方、2台買っても、家庭用として「常識的な値段」です。
ご家庭で「一部屋だけ電波が届かない」などの理由があり、「選び方の基本」で述べたメッシュのメリット(シームレスにスマホを途切れさせず利用できる)を活かしたい場合は、「セット買い」でそろえるのに適しています。
速度規格は、上位機は、3バンドのWi-Fi 6Eで、下位機は、2バンドのWi-Fi6です。
繰り返し述べているように、2バンド構成ではメッシュ時のバックホール通信が安定しにくいため、この価格差であれば上位機を選ぶ方が無難です。

2台セットモデルの場合、ペアリングはあらかじめ済ませてあります。
システムは既存のNECルーターと同一仕様のため、すでにNEC製ルーターを使用中の方は、同じ操作感でメッシュを組めるため導入が容易です。---
結論的にいえば、家庭用で「1部屋だけ電波が届かない」ような場合には、本機の2台セットモデルを選ぶのは十分「あり」です。
NECはクセのないアンテナ構成で、価格も2台購入しても常識的な範囲に収まります。もちろん他社製品でも対応可能ですが、NECのルーターは、プロバイダのモデム事業も手掛ける企業らしく、堅実な設計が特徴です。
そのため、メッシュ構築時にもNECを指名買いする愛用者は少なくありません。
なお、これらの製品は基本的に「親機」として単品販売されています。そのため、親機としての詳細なスペックは【Wi-Fi6ルーターの比較記事】で書いています。
味のある方はそちらをご参照ください。また、NECでは本機以外にも自社メッシュ対応製品を展開しています。各記事では、その違いが分かるように整理しています。
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【2020年発売】
【1台のみ】
18・NEC Aterm AM-AX1800HP(MC)
¥(7,560) Amazon.co.jp (8/13執筆時)
18・NEC Aterm PA-WX1800HP
¥6,880 楽天市場 (8/13執筆時)
メッシュ:Easy mesh
Wi-Fi規格:Wi-Fi6 (11ax)
2.4GHz帯速度:574Mbps
5.0GHz帯速度:1201Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×1
WAN:1000BASE-T
最大増設台数:9台
登録可能端末:20台
互換性:Easy mesh対応機
USB:
IPv6:
WPA3:対応
第2に、AM-AX1800HPです。
もともとAmazon限定発売でしたが、同型の製品が、25年にあとから一般販売で出ています。
こちらは、ここまでの機種とは仕組みが違います。

システムは、こちらのみ、自社メッシュではなく、業界規格のEasy meshです。
ここまで見たNEC機とはネットワークは組めません。
通信安定化技術は、ビームフォーミング・バンドステアリング・MU-MIMOという、基本となる機能性はあります。
ただ、通信速度が遅いのがネックです。
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結論的にいえば、どちらかというと、親機ではなく、Easy mesh対応機をお持ちの方が、「安いサテライト」を探している場合に、候補にできる機種でしょう。
メイン機としては、期待しがたい能力です。
1-4・エレコムのメッシュWi-Fi

続いてエレコムのメッシュルーターです。
名古屋のBUFFALOのライバルとなる、大阪のPC周辺機器メーカーです。

【2023年発売】
【親機+中継装置セット】
19・ エレコム WMC-2LX2-B
¥4,620 Amazon.co.jp (8/13執筆時)
メッシュ:自社方式
Wi-Fi規格:Wi-Fi6 (11ax)
2.4GHz帯速度:574Mbps
5.0GHz帯速度:1201Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×2
WAN:1000BASE-T
最大増設台数: 2台
登録可能端末:50台
互換性:Easy mesh
USB:
IPv6: 対応
WPA3:
WMC-2LX2-B は、日本のエレコムが販売するメッシュWi-Fi端末です。
メッシュ中継機とのセットの販売です。
同社は、自社独自のe-Meshというメッシュシステムを展開していましたが、すでに終了しています。
本機は、他社製品とも互換性のある「Easy Mesh」対応機です。
本体サイズは、幅141×高さ160×奥行36.5mmです。
小型といえるコンパクトタイプです。

メッシュシステムは、Easy meshです。
「選び方の基本」で述べたとおり、他社対応機との互換性が確保されます。
ただし、最大増設台数は2台までに制限されています
つまり、基本的には本機のみで運用する想定の製品です。 推奨接続台数は最大50台ですが、速度面から見て法人用途には不向きです。

速度規格は、Wi-Fi 6です。
アンテナ構成は、2.4GHz帯は、2台運用ならば、最低限の水準といえます。で574MBです。
5GHz帯は、共用アンテナ2本で、1201MBです。
2台運用ならば、最低限の水準といえます。
理論値上の通信速度は、最大574Mbps程度にとどまります。
Wi-Fi 6対応とはいえ、アンテナ数やバンド数が少ないためです。
有線LANポートは、2つのギガビットイーサネットポートが付属です。
インターネット速度は、WANが1000BASE-Tであるため最大1000Mbps(=125MB/秒)が上限です。
ただし、一般家庭での利用では問題ないでしょう。
無線の安定性は、ビームフォーミングZ・MUーMIMO・バンドステアリング対応しています。
ビームフォーミングはエレコム独自仕様で、非対応のスマホにも独自方式で効果を持たせています。ただ、最近はビームフォーミングに非対応のスマホの方が希とは言えます。
簡単設定機能は、業界標準規格のWPSには対応です。
IPv6は、対応します。
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以上、エレコムのWMC-2LX2-B の紹介でした。
Wi-Fi6のEasy meshの2台セットとしては安めなのが売りです。
速度面では正直、高性能とはいえませんが、比較的広い住居に住む一人暮らしの方など、電波が届かない部屋の対策としては、主に価格面で検討に値する製品です
先述のように、メッシュの利点(スマホの通信を途切れさせずにシームレスに利用できる)は、この価格帯の本機でも十分に享受できます。
次回につづく
メッシュWi-Fiのおすすめは、結論的にこれ!
というわけで、今回は、各社のメッシュWi-Fiの比較の1回目記事でした。
しかし、記事はまだまだ「続き」ます。

2・メッシュWi-Fiの比較 (2)
2-1:TP-LINK〈中国〉
2-2:LINKSIS〈米国〉
3・メッシュWi-Fiの比較 (3)
3-1:Amazon(eero)〈米国〉
3-2:ファーウェイ〈中国〉
3-3:ASUS〈台湾〉
3-4:Xiaomi ほか
4・おすすめのWi-Fiルーター
=最終的なおすすめの提案 【結論】
次回の2回目記事(こちら)では、今回紹介できなかったネットギアなどの製品を紹介します。
主な用途 2DK〜3DK向き
通信速度 ★★★★★
到く距離 ★★★★★
通信安定性 ★★★★★
端子構成 ★★★★★
簡単設定 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最終回となる結論編(こちら)では、目的別・用途別に、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。
引き続き、よろしくお願いします。
2回目記事は→こちら
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