比較2019’ メッシュWi-Fi・無線LAN中継機29機のおすすめ:メッシュWi-Fiネットワーク機器 Google Wi-Fi対応 (1)

2019年06月14日

比較2019’ メッシュWi-Fi・無線LAN中継機29機のおすすめ:メッシュWi-Fiネットワーク機器 Google Wi-Fi対応 (1)

【今回レビューする内容】2019年 旅館・企業に対応!無線LANルーター中継機の性能とおすすめ・選び方:メッシュルーター Wi-Fi システム一戸建・マンション用のWi-Fi中継機・相性重視:設置場所別の性能ランキング:バッファロー グーグル NETGEAR TP-Link NEC ELECOM アイオーデータ

【比較する製品型番】AirStation connect WTR-M2133HP/E2S WEM-1266 WRM-D2133HP/E1S GA00157-JP GA00158-JP Google Wi-Fi 3Pack Orbi Micro RBK23-100JPS RBK50-100JPS RBR20-100JPS RBS20-100JPS AC2200 Deco M9 Plus WEX-1166DHP WEX-1166DHPS WEX-733DHP WEX-G300 W1200EX-MS WTC-1167US-W WTC-1167USA-W WTC-733HWH2 WRC-300FEBK-R WTC-300HWH WN-AC1167EXP WN-AG300EXA WN-G300EXP RE650 RE200TL-WA850RE 

今回のお題
安定性の高い無線LAN中継機のおすすめ機種はどれ?

 ども!Atlasです。

 今日は、2019年6月現在、最新のメッシュWi-Fiシステムを含む無線LAN中継機の比較です。

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 無線LAN親機と1対1でつなげる、昔からのインフラストラクチャ型の無線LAN中継機は、5社の最新製品を網羅します。

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 また、2018年頃にGoogleが参入して以来、ブームの兆しがあるメッシュWi-Fi(メッシュネットワーク)型のシステムについても詳しく扱います。

 Atlasの経験をふまえつつ、「基本的な製品の選び方」や、スペックに基づきながら「オススメ機種」を紹介していきます。

 以下では、はじめに、(比較的高額な)メッシュネットワーク対応中継機を紹介したあと、(比較的安く、既存のルーターと組み合わせられる)インフラストラクチャ型中継機を紹介します。

ーーー

1・高速な無線LANルーターの比較
2・格安な無線LANルーターの比較
3・無線LAN子機の比較
4・メッシュWi-Fi/無線LAN中継機の比較

 なお、今回の記事は、このブログの無線LANルーター比較記事の4回目として書きました。 

1・メッシュWi-Fi対応ルーターの選び方

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 メッシュネットワークとは、【親機→中継機→端末】と単線でしかデータ伝送ができない従来の中継機(インフラストラクチャ型)の欠点を克服し、【中継機→中継機】間もデータ伝送を可能にしたものです。

 「網の目」のように、つながるので、旅館・ペンションのようにとても広い一軒家には、従来のシステムには効果的だと言われます。

 ただし、このシステムには、良い部分イマイチな部分があります。

1・メッシュWi-Fiの良い部分

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 第1に、メッシュネットワークの良い部分は、「無線の安定性」が向上する点です。

 中継ポイントにアクセスが集中した場合、または、電波状態が悪くなった場合迂回路に自動的に移動するため、通信遮断や速度遅延が起こりにくいと言えます。

 例えば、バッファローの対応機の場合、9台までのアクセスポイントを「メッシュ」にできるため、かなり広範囲をカバーできます。旅館やオフィス兼自宅などをお持ちの方には、オススメです。

 設定についても、機械が自動的に経路を設定するため、中継機としては割と設置が楽です。DLNAなども、対応できる機種があります。

2・メッシュWi-Fiのイマイチな部分

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 第2に、メッシュネットワークのイマイチな部分は、互換性に乏しい点です。

 業界の統一基準がないので、無線LANの親機を含めて、同一のメーカーの製品を購入する必要が生じます。

 そのため、必要なコストは高めです。

 また、あくまで「中継機」を介する仕組みなので、現状では、最速でも866bps(約110メガバイト/秒)を越えた、速度向上は不可能です。

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 メッシュWi-Fiを使わずに、従来的な「親機」で、【親機→端末】とダイレクトにつなげる場合、理論値において1000Mbps(125メガバイト/秒)で送信できるのが普通です。

 そのため、ご家庭で「電波が届いているが、速度が遅い、安定しない」という悩みを抱える方で、「数年、ルーターを買い替えた記憶がない」という方は、メッシュWi-Fiより、新しく、高性能な親機を選んだほうが、手軽で、導入効果が高いでしょう。

 そのような機種は、このブログでは、【高速な無線LANルーター(親機)の比較記事】で紹介しています。

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 加えて、「1カ所だけ届きたい部屋に届かない!」という方の場合も、メッシュネットワークの構築は「費用対効果が悪い」です。

 今回の記事の後半で説明するような、(従来型の)インフラストラクチャ型中継機のほうが「だいぶ安い」ですし、まずはそちらで試すのが良いでしょう。

ーーー

 結論的にいえば、メッシュネットワークは、(場所)「個人経営の旅館・ペンション、オフィス兼自宅など」で、(人数)「同時に3−10端末以上を利用することが想定される環境」に向いたシステムです。

 自宅での利用は、3-4回線以上同時に使うようなご家庭で、(従来の)インフラストラクチャ型中継機を利用しても改善しないかった場合に限って、「オススメ」できます。

2・メッシュWi-Fiシステムの比較

 長短、両方ともあるシステムですが、現状で利用できる「メッシュWi-Fi」をいくつか紹介していきます。

 なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


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 【親機+中継機2台】

 1・AirStation connect WTR-M2133HP/E2S
  ¥33,604 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

 【専用中継機1台】

 2・BUFFALO WEM-1266
  ¥7,932 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:866Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×1
簡単設定機能 :WPS

 WEM-1266は、バッファローの販売するメッシュネットワークシステムです。

 このカテゴリーの製品では、最も性能が良い機種の1つです。

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 この製品が用いるパラボラ形状の親機は、【高速な無線LANルーターの比較記事】でも詳しく紹介しました。

 繰り返せば、速度的利点がある5GHz帯について、2セットのアンテナ網を持つトライバンド仕様なので、家族の同時利用の際に、回線速度の低下が起こりにくい特長がある機種です。

 したがって、こちらは、「メッシュに向いた親機」です。

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 中継機は、 130×126×73mmの、円形の中継機です。

 コンセントの近くに設置するのが原則です。

 なお、中継機は、後ほど説明する他社製品と異なり「中継機としての専用設計」なので、1機当たりのコストは安く済みます。

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 もちろん、この方式でもメッシュネットワークの構築に支障はありません。

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 理論値上の通信速度は、帯域によって異なります。

 2.4GHz帯電波は、最大400Mbps(約50メガバイト/秒)です。

 5.0GHz帯電波は、最大866bps(約110メガバイト/秒)です。

 「中継機」は、「受信側」を(到達距離が長い)2.4GHz、「送信側」を(電波干渉に強い)5GHzを固定的に行う「デュアルバンド同時接続方式」です。

 したがって、メッシュ通信網を利用する場合、400Mbpsしか入ってこないので、通信速度の上限は(理論値で)最大400Mbps(約50メガバイト/秒)となります。

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 実測値は、メーカーによると、2F設置の環境で221Mbps(約27メガバイト/秒)ほどとなります。

 この値は、中継機としては「とても優秀」なレベルです。

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 無線の安定性は、ビームフォーミングに対応する点が注目に値します。

 これは、スマホなどの端末の位置を特定するソナーを発信する機能です。(手に持つことで)動き回る小さなスマホ等の端末に安定した電波を送ることができる仕組みです。

 その上で、通信の混雑状況に応じて帯域を自動的に変えるバンドステアリング機能、4K動画の信号を優先させて、動画視聴を自動で安定させるアドバンスドQoS 「4Kモード」、家電の利用状況(特に電子レンジ)からのノイズを回避させる干渉波自動回避機能などが搭載です。

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 加えて、MUーMIMOに対応です。

 非対応機の場合、無線LANと接続する際、無線LAN機器が1台ずつしか処理できないために、実際は時間をミリ秒単位で区切って通信しています。

 しかし、MUーMIMOに対応する機種は、3台まで同時に伝送が可能であるため、複数台の機器(スマホ・パソコンなど)を同時に使っても速度低下が起こりにくいというメリットがあります。

 なお、これらは中継機での搭載はかなり珍しい、独自機能です。

 ただ、(繰り返し言えば)親機の性能に依存するシステムです。したがって、パラボラ型の親機とセットで利用してこそ、という製品です。

 なお、中継機能プラスに実質的に対応するため、この機種はDLNAにも対応します。

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 簡単設定機能は、業界標準規格のWPSとAOSSに対応です。

 そのため、親機の設定が済んでいれば、親機と子機のWPSボタンを押すだけで設定が可能です。メッシュネットワークの構築は、あまり考えずともできるでしょう。

 有線LANポートは、中継機ご1つ搭載されます。1000BASE-T 対応なので、最大(1000Mbps)の速度でつなげることができます。親機は、3ポート搭載されます。

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 以上、バッファローWEM-1266の紹介でした。

 先行した他社機と比較する場合、接続の安定性を高める複数の工夫がある点が、高く評価できます。あまり考えずに、「メッシュネットワーク」が、簡単に構築できるのが「売り」ですね。

 なお、この機種の場合、子機は最大9機まで増設可能です。したがって、個人経営の旅館やペンションなどでも導入する意義は高いでしょう。

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 【専用中継機1台】

 3・BUFFALO WEM-1266
  ¥7,932 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

 【親機+中継機2台】

 4・BUFFALO WRM-D2133HP/E1S
  ¥21,372 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:866Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×1
簡単設定機能 :WPS

 なお、この機種の場合、親機を、廉価版のWRM-D2133HPと組み合わせて利用することも可能です。

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 ただ、先ほどの親機が5Ghz帯を2系統持ち、さらに、一本が指向性アンテナであるのに対して、こちらの親機は単なるデュアルバンドルーターです。

 中継機の導入目的を考えると、全くオススメできない機種で、「安くないと売れにくい」ため、妥協的に出した製品だと思います。

 これならば、親機にお金をかけた方が「まし」でしょうし、選択肢に加えずとも良いでしょう。


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 5・Google GA00157-JP Google Wi-Fi
  ¥11,376 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

 6・Google GA00158-JP Google Wi-Fi 3Pack
  ¥41,980 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:866Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×2
簡単設定機能 :WPS

 Google Wi-Fi は、米国のGoogleが販売するメッシュネットワーク用Wi-Fi端末です。

 「メッシュネットワーク」を企業から家庭に広める世界的契機となったという製品です。

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 基本的な仕組みは、バッファローの製品と同様です。

 中継機は、ただ、Googleの場合は、全てが親機と同等の機能を持ちます。

 これは一長一短があります。デメリットとしては、CPUなどをどれも同じ水準で持つため、導入コストが割高という点が挙げられるでしょう。

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 設置法は、こちらもコンセントに直付けする方式です。

 理論値上の通信速度は、AC1200という表記です。

 これは米国流の表記です。バッファローと同じく、日本式に換算すると次のようになります。

 2.4GHz帯電波は、最大300Mbps(約38メガバイト/秒)です。

 5.0GHz帯電波は、最大866Mbps(約110メガバイト/秒)です。

 したがって、バッファローの「パラボラ型」よりやや劣るスペックです。

 アンテナの本数(2×2)のデュアルバンドですが、親機の部分について5GHz帯が2回線あるトライバンド仕様のバッファローより、親機から近い距離の安定性は劣るでしょう。

 その点で言えば、バッファローの方が「家庭向き」ではあります。

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 無線の安定性は、バッファローと同じくビームフォーミングに対応です。

 スマホなどとの接続に強いでしょう。

 一方ライバルとなるだろう専業メーカーのバッファローに比べると、その他の独自機能がイマイチです。

 ただ、子機を含めてクアッドコアのCPUを採用するなど、ハードは(価格なりに)優秀です。CPU性能が良いと、一般的に実効スループット(速度)は高まるため、ある程度期待できそうです。

 簡単設定機能は、こちらも、業界標準規格のWPS対応です。

 有線LANポートは、1つの端末ごとに2つのギガビットイーサネットポートが付属です。

 そのほか、Bluetooth smartにも対応します。

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 以上、Google Wi-Fi の紹介でした。

 メッシュネットワーク構築にあたって、バッファローのパラボラ型の対案となる製品です。デザイン性はさすがです。

 他社に比べての強みとしては、セキュリティ設定が容易で強固である点が挙げられるでしょう。

 一方、「中継機」にも本体機能があるため、価格的に割高な点と、ビームフォーミング以外の独自機能の乏しさがイマイチと言えます。


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 【親機1台+サテライト2台】

 7・NETGEAR Orbi Micro RBK23-100JPS
  ¥32,800 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

 【親機1台+サテライト1台】

 8・NETGEAR Orbi Micro RBK50-100JPS
  ¥33,491 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

 【親機1台】

 9・NETGEAR Orbi Micro RBR20-100JPS
  ¥12,800 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

 【サテライト1台】

 10・NETGEAR Orbi Micro RBS20-100JPS
  ¥11,800 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

2.4GHz帯速度:400Mbps
5.0GHz帯速度:866Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×2
簡単設定機能 :WPS

 Orbi Microi は、米国の周辺機器メーカーのネットギアが販売するメッシュネットワーク用Wi-Fi端末です。

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 基本的な仕組みは、他社と同様です。

 中継機は、一方、バッファローと同様の方式で、専用サテライト(中継機)を利用する仕組みです。

 サイズは、 14.2 × 6.0 × 16.7cmと、他社並みです。

 ただ、中継機の単価は「ネットギア」のがやや高めです。一方、15台までの同時接続に対応するので、9台までのバッファローより、より広範囲の利用を想定していると言えます。米国的です。

 理論値上の通信速度は、バッファローと同じです。

 2.4GHz帯電波は、最大400Mbps(約50メガバイト/秒)です。

 5.0GHz帯電波は、最大866bps(約110メガバイト/秒)です。

 一方、この機種は「親機」だけでなく、サテライト(中継機)も5GHz帯が2回線あるトライバンド仕様です。

 おそらく、バッファローは日本家屋のサイズと、平均的な通信速度を勘案して中継機は(値段重視)デュアルバンド仕様にしていたと思います。

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 いずれにしても、ネットギアは、中継機の性能が良いので、安定性はバッファローと同じでも、特に(家庭内ネットワークの)速度は速いでしょう。

 専門誌の「速度測定」で評価が高いのも、このあたりの仕様が影響していると思われます。

 5GHz帯で利用するならば、中継機を通しても理論上最大866bps(約110メガバイト/秒)で通るわけなので。実効スループットも高いでしょう。

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 無線の安定性は、こちらもビームフォーミングとMUーMIMOに対応です。

 バッファローほど多機能ではないですが、水準としては十分でしょう。

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 簡単設定機能は、こちらも、業界標準規格のWPS対応です。

 スマホ用のセットアップアプリも利用可能で、設定は容易です。

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 有線LANポートは、1つの端末ごとに2つのギガビットイーサネットポートが付属です。親機は3ポートです。

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 そのほか、細かい部分では【Amazon Ehco端末の比較記事】で紹介したAmazonの音声端末に対応します。ただ、現在日本については「準備中」です。

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 以上、ネットギアのOrbi Microiの紹介でした。

 速度的な部分については、中継機もトライバンド仕様ということで、バッファローより性能はよさそうです。

 安定性に寄与する技術は、ビームフォーミングとMu-Mimoに対応なのである程度期待できますが、この部分は、バッファローの方が(明記されている機能の部分では)多機能です。

 一長一短があるので、最終的な「オススメ」は、記事の最後で改めて考えてみたいと思います。


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 【2台セット】

 11・TP-Link AC2200 Deco M9 Plus
  ¥29,957 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

 【1台】

 12・TP-Link AC2200 Deco M9 Plus
  ¥15,147 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

2.4GHz帯速度:400Mbps
5.0GHz帯速度:866Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×2
簡単設定機能 :WPS

 Deco M9 Plusは、中国(深圳)のTP-Linkが販売するメッシュネットワーク用Wi-Fi端末です。

 ネットワークでは、世界的なシェアのある会社ですね。

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 基本的な仕組みは、割とユニークです。

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 この機種の場合、ホームハブ機能があるため、Bluetoothについてもメッシュします。

 そのため、制御にBluetoothを利用する機器についても、遠隔操作が対応になるという点で面白いです。

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 中継機は、Googleと同様の方式で、親機と仕組み上の区分けのない方式です。

 サイズは、 144 mm × 64 mmの、楕円形です。

 ただ、中継機の単価は「ネットギア」のがやや高めです。一方、15台までの同時接続に対応するので、9台までのバッファローより、より広範囲の利用を想定していると言えます。米国的です。

 理論値上の通信速度は、バッファローと同じです。

 2.4GHz帯電波は、最大400Mbps(約50メガバイト/秒)です。

 5.0GHz帯電波は、最大866bps(約110メガバイト/秒)です。

 一方、この機種もネットギアと同じで「親機」だけでなく、サテライト(中継機)も5GHz帯が2回線あるトライバンド仕様です。

 無線の安定性は、こちらもビームフォーミングとMUーMIMOに対応です。

 その上で、バッファローと同じく、バンドステアリングにも対応するため、性能はバッファローと同程度でしょう。

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 簡単設定機能は、こちらも、業界標準規格のWPS対応です。

 スマホ用のセットアップアプリも利用可能です。

 有線LANポートは、1つの端末ごとに2つのギガビットイーサネットポートが付属です。

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 以上、Deco M9 Plusの紹介でした。

 中継機もトライバンド仕様で、バンドステアリングとビームフォーミングとMUーMIMOに対応します。

 10台までの設定が可能ということで使い勝手も良さそうです。性能面の総合力は高いと言えます。

 ただ、グローバル仕様であり、説明書をみても、どちらかと言えば、上級者である程度ネットワークの知識がある方に向く「上級機」と言えるでしょう。

33・無線LAN中継機の選び方

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 続いて、ここからは、インフラストラクチャ型の(従来の)中継機を紹介していきます。

 このタイプの無線LAN中継機は、BUFFALOをはじめ、NEC・TP-Link・IODATA・ELECOMなどから多く販売されています。

ーーー

 結論的に言えば、無線LAN中継機は、無線LANルーター(親機)と違って「高額な製品を選べば選ぶほど安心」という原則は、あまり通じません

 また、他家で成功している機種だからといって、必ずしもご自宅で成功する保証はありません。

 これは、Atlasが自宅・職場・知り合い宅のWi-Fi管理の行ってきた経験に基づく経験からの意見です。

 しかし、どうしても「中継機を導入せざるを得ない場合」はあります。その場合は、次の2つのポイントを重視しましょう。


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 第1に、親機と中継機の「メーカーを合わせる」ことです。

 中継機は、購入当初に安定的に接続できていても、数ヶ月後にトラブルを抱える場合が多いです。

 これは、周囲の電波環境や、電波に影響を与える電化製品の状況が常に変化しているからです。

 トラブルが生じた場合、中継機と親機が別メーカーだど、「問題の発生源の切り分けがしにくい」状況になります。また、メーカーサポートでは「他社製品との相性問題」とみなされがちで、保証期間内でも対応して貰えない場合があります。

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 加えて、同じメーカーのほうが、速度的なパフォーマンスについても、傾向として「速い」です。

 また、 「設置のしやすさ」という点でも、有利です。とくに、中継機のラインアップが多いBUFFALO製品が親機ならば、素直に、メーカーを揃えた方が良いでしょう。


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 第2に、最新の無線LANルーター親機の導入を「優先」することです。

 中継機は、「受信」と「送信」双方とも電波を使います。そのため、システムは複雑であり、電波の安定面において不安定要素が多いです。

 そのため、中継機を使わず、電波が強く干渉に強い「ランクの高い最新の親機」を導入した方が、ネット接続が「安定」する場合が多数です。

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 一戸建てで、「複数の部屋の電波状況」に悩んでいる方は、とくにそのように言えます。

 少なくとも、2年以上前の親機ならば、そちらをはじめに見直すことをオススメします。

ーーー

 以上、中継機を導入する場合の注意点を2点紹介しました。

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中継機
=高性能親機で駄目だった場合にのみ購入を検討すべき

 結論的にいえば、今回紹介していく、無線LAN中継機は、「高品質な親機」を導入しても、「どうにもならなかった」場合のみ検討してください。

 昔の機種をそのまま使っている方は、まずは、無線LANルーターの導入を考えるべきです。

ーー

 とくに、初心者の方は、自動機能が充実したハイパフォーマンスタイプの親機を1台導入した方が良いです。

 Atlasの経験から言えば、届かない要因は、電波の「飛び」ではなく、周辺の家屋との「混戦問題」が主なので、親機の見直しで解決する場合が多いです。

 一方、中継機については、先述のように、接続安定性に「疑問符」が付きます。

 ネットユーザー評価や、雑誌のレビューでは、導入当初の効果のレビューが主で、「長期利用したあとの安定度」については、あまり報告がありません。

 Atlasは、大学院の下積みの時代から、「故障のたびに施工主の自宅(ないし管理者)に呼び出されてきた」経緯があります。

 そのため、「家庭での複雑すぎるネットワーク構築」を初心者向けに提案することに、やや懐疑的です。

1・高速な無線LANルーターの比較

 なお、「親機の選び方」については、このブログでは、以上の記事でフォローしています。

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 とはいえ、中継機が「有意義」な場面もあります。

ーー

 第1に、一戸建てやマンションで、比較的最近の「親機」でも改善が見られない場合です。

 第2に、また、企業やホテルなど、面積が広く、厚めの防音壁がある複雑な構造の場合です。

ーー

 コスパ的には、3000円ほどの投資で済む可能性もあり、予算重視で考える場合、(初心者以外は)選択しても良いでしょう。

 いずれにしても、「最後の頼みの綱」として中継機の存在は重要です。そのため、以下では、しっかり比較していきたいと思います。

4・各社の中継機の比較

 では、メーカーごと具体的な製品を比較していきましょう。

 はじめに、BUFFALO無線LAN中継機からです。 

 なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。


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 【通常型番】

 13・BUFFALO WEX-1166DHP
  ¥5,572 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

 【Amazon限定型番】(同性能)

 13・BUFFALO WEX-1166DHP
  ¥6,799 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:866Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×1
簡単設定機能 :WPS

 WEX-1166DHPは、バッファローの中継機(単品)では、2番目に性能が良い中継機です。

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 設置法は、160×80×28mmと横長ですが、コンセント直付けに対応します。

 もちろん、2Mの延長コードを利用して、付属のスタンドに設置も可能です。

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 理論値上の通信速度は、帯域によって異なります。

 2.4GHz帯電波は、最大300Mbps(約38メガバイト/秒)です。

 5.0GHz帯電波は、最大866bps(約110メガバイト/秒)です。

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 ただし、「中継機」は、「受信側」を(到達距離が長い)2.4GHz、「送信側」を(電波干渉に強い)5GHzを固定的に行う「デュアルバンド同時接続方式」です。

 したがって、中継機への段階で300Mbpsしか入っていないので、通信速度の上限は最大300Mbps(約38メガバイト/秒)となります。

 実測値は、メーカーによると、163Mbps(約20.3メガバイト/秒)ほどとなります。

 この値は、中継機としては「とても優秀」なレベルです。

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 一方、子機側(PC側)が、2.4GHz帯しか対応しない場合は、話は別です。

 中継機では、親機・子機の送受信を交互にする必要があるため、通信速度は半分ほどの「約80Mbps(約10メガバイト/秒)」まで、さらに減衰します。

 こうした仕様が、(Atlasが)中継機は初心者ではないとみなしている部分の1つです。

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 無線の安定性は、ビームフォーミングに対応する点が注目に値します。

 これは、スマホなどの端末の位置を特定するソナーを発信する機能です。(手に持つことで)動き回る小さなスマホ等の端末に安定した電波を送ることができる仕組みです。

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 簡単設定機能は、業界標準規格のWPS対応です。

 そのため、親機の設定が済んでいれば、親機と子機のWPSボタンを押すだけで設定が可能です。

 そのため、他社のWPS対応親機との接続も容易ですが、冒頭書いたように、「相性問題」を考慮すると、BUFFALOの親機をオススメします。

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 また、スマホで、親機、中継機の電波強度を確認できるアプリがあるため、最適な中継機の位置を見つけることも容易です。

 そのほか、子機(PC側)が「必ず」、中継機を経由するように、中継機用に親機と異なるSSIDを割り当てることも可能です。

 有線LANポートは、本体に1つ搭載されます。1000BASE-T 対応なので、最大(1000Mbps)の速度でつなげることができます。

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 以上、バッファローWEX-1166DHPの紹介でした。

 理論値において最大300Mbps(約38メガバイト/秒)とスピード的な成績がよい中継機です。

 「デュアルバンド同時接続方式」で、速度的なパフォーマンスも期待できるので、親機がBUFFALO製ならば、この機種を選ぶと良いでしょう。

 ただし、この機種は、「中継機能プラス」に非対応ですので、DLNA電源の遠隔操作などには対応できない点、注意しましょう。対応させたい場合は、次に紹介する機種が(バッファローでは)唯一の選択肢です。


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 14・BUFFALO WEX-1166DHPS
  ¥4,579 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:866Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×1
簡単設定機能 :WPS

 WEX-1166DHPSは、バッファローの高性能なコンパクト機です。

 こちらは、あとからの増設用として、バッファローその他の一般的なルーターと組み合わせて良い製品です。

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 設置法は、基本的にコンセントに直付けする方式です。上位機に比べてコンパクトで設置性は良いです。

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 理論値上の通信速度は、上位機と同じです。

 また、速度的な減衰のない「デュアルバンド同時接続方式」である点も同じです。

 ただ、形状の小型かが影響してか不明ですが、実測値は、メーカーによると、126Mbps(約15.75メガバイト/秒)ほどと、上位機より劣ります。

 無線の安定性は、こちらも、ビームフォーミングに対応し、スマホなどの動きながらの利用に強いです。

 これは、スマホなどの端末の位置を特定するソナーを発信する機能です。(手に持つことで)動き回る小さなスマホ等の端末に安定した電波を送ることができる仕組みです。

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 簡単設定機能は、こちらも、業界標準規格のWPS対応です。

 スマホで、親機、中継機の電波強度を確認できるアプリがあるなど、その他の部分も同じです。

 有線LANポートは、1000BASE-T の通信速度のものが本体に1つ搭載されます。

---

 以上、バッファローWEX-1166DHPSの紹介でした。

 コンパクトで設置性の良さは評価できます。アンテナの本数なども同じですが、126Mbps(約15.75メガバイト/秒)ほどと実測値の速度が落ちている点はやや問題でしょう。


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 15・BUFFALO WEX-733DHP
  ¥3,406 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:433Mbps
有線LAN:
簡単設定機能 :WPS

 WEX-733DHPは、BUFFALOの中級グレードの中継機です。

 設置法は、基本的にコンセントに直付けする方式です。上位機に比べてコンパクトで設置性は良いです。

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 理論値上の通信速度は、先述のように、「デュアルバンド同時接続方式」の場合は、2.4GHz帯の最大速度に左右されるため、最大300Mbps(約38メガバイト/秒)です。

 一方、実測値は、メーカーによると、163Mbps(約20.3メガバイト/秒)ほどとなります。そのため、速度面では、最上位機と同じです。

 ただし、中継機と子機(PC側)の接続に利用する5.0GHz帯電波は、1本のアンテナなので、複数人で共有する場合や、動画などの大容量データの接続安定性は、上位機種に及ばないでしょう。

 無線の安定性は、こちらは、ビームフォーミングに非対応です。

 一方、Smart ExRate機能という上位機に搭載されないスループットを動画専用に最適化する機能は付きますが、5.0GHz帯電波でつなげる限りにおいては、上位機の方が安定度は高いでしょう。

 簡単設定機能は、こちらも、業界標準規格のWPS対応です。

 有線LANポートは、未付属です。

---

 以上、バッファローWEX-733DHPの紹介でした。

 「163Mbps(約20.3メガバイト/秒)という実測値が最上位機と同じ点は優秀です。ただし、5.0GHz帯電波は、1本のアンテナというのは、複数人の利用者がいる一軒家などではやや物足りないと思います。


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 16・BUFFALO WEX-G300
  ¥2,896 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:
有線LAN:1000BASE-T ×4
簡単設定機能 :WPS

 WEX-G300は、BUFFALOの格安機です。

 201806111035.jpg

 ただ、この機種は2.4Ghz帯のみの対応です。

 先述のように、この場合、親機-中継機と、中継機-子機を切替ながら通信するため、理論値でも速度が半減します(150Mbps)。Wi-Fiで理世する場合、中継機の意味はあまりないしょう。

 有線LANポートは、一方で1000BASE-Tが4ポート付属という「豪華」な仕様なので、どちらかといえば、中継機より先は「有線でつなぐ」という方向けの特殊機です。


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 【人感センサーなし】

 17・NEC W1200EX
  ¥5,869 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

 【人感センサー付属】

 18・NEC W1200EX-MS
  ¥7,538 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:867Mbps
有線LAN:100BASE-T ×1
簡単設定機能 :WPS

 PA-W1200Eは、NECが発売する中継機です。

 こちらも、NECが、自社の一般的案ルーターと組み合わせて使うために販売しているものです。

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 設置法は、基本的にコンセントに直付けする方式です。なお、人感センサー付きの製品は、夜間用のセンサーライトとして足下照明に利用できるという「アイデア商品」です。

 理論値上の通信速度は、

 2.4GHz帯電波は、最大300Mbps(約38メガバイト/秒)です。

 5.0GHz帯電波は、最大867bps(約110メガバイト/秒)です。

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 NECの場合、BUFFALOと逆で、親機と中継機の間を5.0GHzで、中継機から先が2.4GHzという構成が基本です。

 5.0GHz帯の子機(PCやスマホなど)につなぐ場合、中継機では交互に通信が行われるため、867Mbpsの半分の433Mbps(約54メガバイト/秒)で通信されます。

 2.4GHz帯電波の(PCやスマホなど)につなぐ場合、「デュアルバンド同時接続方式」となり減衰しません。そのため、最大300Mbps(約38メガバイト/秒)のままです。

 多少「ややこしい」話ですが、5.0GHz帯で接続する限りにおいては、BUFFALOよりも通信速度が速いです。実測値でも、180<bps程度のようですので、BUFFALOより高いです。

 ただ、安定性と速度の早いという意味で「多用」したい5.0GHz帯では、常に時分割通信をしていることは、安定面と耐用面でやや「疑問符」でしょうか。

 また、飛距離が短い5Ghz帯を親機との通信に利用すると言うことは、中継機は、「親機に近い方の場所」に設置する必要のある点も注意点です。

 これらの点で、方式としては、BUFFALOの安定感が強い気もします。

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 無線の安定性は、こちらも、ビームフォーミングに対応です。

 簡単設定機能は、こちらも、業界標準規格のWPS対応です。

 有線LANポートは、1ポート付属ですが、100BASE-T と遅い規格ですので、家庭内ネットワークを組んでいる場合は不利です。

---

 以上、NECのPA-W1200Eの紹介でした。

 NECのルーターを利用している場合は、冒頭書いたように、同じメーカーのこちらが良いでしょう。

 帯域の組み合わせについても、親機側に外部アンテナを付けないポリシーであるNECとしては、この組み合わせの方が、「試したら良かった」ということなのでしょう。


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 【通常型番】

 19・ELECOM WTC-1167US-W
  ¥5,375 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

 【Amazon限定】(性能は同じ)

 20・ELECOM WTC-1167USA-W
  ¥5,665 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:867Mbps
有線LAN:100BASE-T ×1
簡単設定機能 :WPS

 WTC-1167USは、エレコムが販売する無線LAN中継機の最上位機です。

 親機のメーカーとしては、あまり「売れ筋」ではないです。

 しかし、その分、どのメーカーのルーターにも「汎用的に合いやすい」ようで、雑誌等で、同じく感・Wi-Fi親機で「使い比べ」をする場合、成績が優秀なメーカーです。

 なお、「Amazon限定版」は、箱などが簡易包装になった格安モデルですが、性能は同じです。

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 設置法は、USB方式ですので、コンセントのほか、バッテリー駆動も可能です。

 コンセントに設置する際は付属のUSBアダプタを介しますが、形状的に、2コ口のコンセントを専有しないデザインがよいです。

 理論値上の通信速度は、

 2.4GHz帯電波は、最大300Mbps(約38メガバイト/秒)です。

 5.0GHz帯電波は、最大867bps(約110メガバイト/秒)です。

 軒並み他社の最上位機はこの規格で統一しています。

 ただし、この製品はスリムのため、両帯域の共用アンテナが2本だけという構成です。

 例えば、ここまで見てきた、NECやBUFFALOの同じ速度がだせる中継機は、それぞれの帯域ごと、送信2本・受信2本とアンテナを分けています。

 一方、エレコムの方式だと、常に時分割通信しているため、接続台数や接続帯域にかかわらず、最大速度は常に半減しているということになります。

 無線の安定性は、次の3点について、かなり手が込んでいます。

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 第1に、ビームフォーミングZを搭載します。

 各社のビームフォーミングの上級版で、非対応の古いスマホでも電波を送ることができます。iPhoneSE/6以前の場合などに有効です。

 第2に、MU-MIMOの搭載です。

 この場合、間断なく最大2台のスマホと同時通信できるため、速度遅延は少なくなります。

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 第3に、 バンドステアリング機能の搭載です。

 インフラストラクチャ型中継機ではほとんど見かけない機能ですが、中継機から子機の経路において、混雑した帯域を賢く避けられるため、接続安定性は高いです。

 簡単設定機能は、こちらも、業界標準規格のWPS対応です。

 有線LANポートは、付属しません

---

 以上、エレコムのWTC-1167USの紹介でした。

 スリムサイズで設置性が良いため人気になりそうです。その上で、バンドステアリング機能・ビームフォーミングW・MU-MIMOと、親機並みの通信安定化技術がある点で、かなり魅力的です。

 ただし、スリムサイズの弊害かアンテナ2本を共用する方式のため、一長一短があります。

 その点で言えば、他社ユーザーがあえてこれを選ぶ必要はなく、エレコムの最新の親機を持っている方に限定してオススメと言えます。

ーーー

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 21・ELECOM WTC-733HWH2
  ¥4,500 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:433Mbps
有線LAN:100BASE-T ×1
簡単設定機能 :WPS

 なお、エレコムからは、いくつか下位機種があります。

 このうち、WTC-733HWH2は、エレコムが販売する無線LAN中継機の中級機です。

 こちらの場合、5.0GHz帯電波433Mbpsと最大速度が落ちています。

 また、ビームフォーミングW・MU-MIMO・バンドステアリング機能などの先進機能も全て省略です。

 その他の部分は同じですが、価格差もほとんどないですし、選ぶ必要はなさそうです。買うならば、上位機でしょう。

ーーー

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 22・ELECOM WRC-300FEBK-R
  ¥2,069 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

 23・ELECOM WTC-300HWH
  ¥3,390 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:
簡単設定機能 :WPS

 さらに、これらは、エレコムの格安モデルです。

 上位機との相違点は、5.0GHz帯電波未対応である点です。

 2.4Ghz帯の方が電波到達距離が長いとはいえ、この方式の場合、「デュアルバンド同時接続方式」とならないので、さらにスピードが落ちることを考えると、全くオススメできないでしょう。


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 24・IODATA WN-AC1167EXP
  ¥4,978 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:867Mbps
有線LAN:
簡単設定機能 :WPS

 WN-AC1167EXP は、アイオーデータが販売する無線LAN中継機の最上位機です。

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 設置法は、こちらもコンセントに直付けする方式です。2コ口のコンセントを(ギリギリ)専有せずに付けられそうな構造です。

 理論値上の通信速度は、

 2.4GHz帯電波は、最大300Mbps(約38メガバイト/秒)です。

 5.0GHz帯電波は、最大867bps(約110メガバイト/秒)です。

 アイオーデータも他社の最上位機と横並びです。

 ただし、こちらもエレコム同様に、両帯域の共用アンテナが2本という構成なので、5GHz帯・2.4GHz帯にかかわらず、理論上の最大転送速度は半減しています。

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 アイオーデータの場合も、エレコムと同じで、親機・中継機中継機・子機にどの帯域を利用するかを、ユーザーに選ばせる方式です。

 サポートについては、050電話を用意している点で、必ず通話料の発生するナビダイヤルのみのエレコムよりも「親切」です。

 さらに、土日もサポートダイヤルがあいています。さらに、つながらなかった場合の「ペイバック保証」と、わりと「初心者への優遇度は高そう」です。

 無線の安定性は、一方で、ビームフォーミングに未対応です。動いて利用するスマホなどには不利です。

 簡単設定機能は、こちらも、業界標準規格のWPS対応です。また、BUFFALOのように、中継機用に個別のSSIDを振ることも可能です。

 有線LANポートは、付属しません

---

 以上、IODATAのWN-AC1167EXP の紹介でした。

 IO-DATAのルーターを使っている方は少数派でしょうが、例えば、オフィスやホテル用として、他社製でも「格安」な製品を探している方は良い選択肢です。

 とくに、ユーザーサポートについては、「手厚い」といえるので、「企業で設定するように言いつかった」(あまり詳しくない)総務の方などにも向くでしょう。


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 25・IODATA WN-AG300EXA
  ¥8,472 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:300Mbps
有線LAN:
簡単設定機能 :WPS

 26・IODATA WN-G300EXP
  ¥2,434 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:
有線LAN:
簡単設定機能 :WPS

 これらは、IODATAの下位機種です。

 WN-AG300EXA は、据置型ですが、5GHz帯が11ac規格非対応のため、最大300Mbpsと遅いモデルです。

 その代わり、受信用の内蔵アンテナを3本搭載するモデルですが、その他の部分の仕様は、やや陳腐化の傾向にあります。

 WN-G300EXPは、小型サイズですが、5GHz帯に対応しません

 これらの点で、いずれも、「イマイチ」なので、同社から選ぶならば、WN-AC1167EXP のほうが安心でしょう。


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 27・TP-Link RE650
  ¥9,414 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

2.4GHz帯速度:800Mbps
5.0GHz帯速度:1733Mbps
有線LAN:1000BASE-T
簡単設定機能 :WPS

 TP-Link RE650 は、TP-Linkが販売する無線LAN中継機の最上位機です。

 設置法は、こちらもコンセントに直付けする方式です。

 サイズは、163x40x86mmですので、2つ口のコンセントを専有するサイズです。アンテナ部分もありますし、仕方ないでしょう。

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 理論値上の通信速度は、

 2.4GHz帯電波は、最大800Mbps(約100メガバイト/秒)です。

 5.0GHz帯電波は、最大1733bps(約217メガバイト/秒)です。

 他社の中継機に比べて、アンテナ数が4本と多く、基本的なスピードスペックは最も良いです。

デュアルバンド同時接続方式」で、親機・中継機中継機・子機の帯域を替えれば、理論上は、約100メガバイト/秒を超える速度で通信が可能でしょう。

 無線の安定性は、ビームフォーミングに対応です。スマホなどについても接続性が良いと思います。

 さらにMU-MIMOにも対応するため、スマホやゲーム機との同時接続にも強みがあります。

 また、こうした技術を処理するためのCPUは、中継機と贅沢なデュアルコアCPUなので、処理能力がボトルネックになりにくいのもメリットです。

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 簡単設定機能は、こちらも、業界標準規格のWPS対応です。そのほか、接続状況が、LEDランプで分かるなど、細かい工夫も気が利いています。

 有線LANポートは、1000BASE-Tの規格で1ポート付属します。

---

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 以上、TP-Link RE650の紹介でした。通信規格は、中継機としては現状で最高水準の通信規格に対応します。

 とくに、中継機の先で、複数の端末に同時接続するような場合には、同時通信可能な4つのアンテナと、通信を制御する高性能CPUの力で高水準の能力が発揮されるでしょう。

 一方、グローバルメーカーということで、一部の機能に日本語の説明書がないなど、(いまのところ)中級者以上をターゲットにした製品である点は注意点です。ただs、サポートは、日本語対応で、しかもフリーダイヤルです。保証も3年間と長いですね。

 いずれにしても、他社の中継機を試した方が「最後に行きつく最終手段」がこの機種と言えそうです。


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 28・TP-Link RE200 
  ¥2,790 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

2.4GHz帯速度:866Mbps
5.0GHz帯速度:300Mbps
有線LAN:100BASE-T
簡単設定機能 :WPS

 TP-Link RE200は、TP-LINKの無線LAN中継機の中位機種です。

 201806111346.jpg

 設置法は、こちらもコンセントに直付けする方式です。2コ口のコンセントを(ギリギリ)専有せずに付けられそうな構造です。

 理論値上の通信速度は、他社の上位機並の数値で、

 2.4GHz帯電波は、最大300Mbps(約38メガバイト/秒)です。

 5.0GHz帯電波は、最大866bps(約110メガバイト/秒)です。

 ただし、送受信に同じ帯域を使うと、スペックが半減するため、5.0GHz帯電波は、実質的には半分の最大433bps(約65メガバイト/秒)が最大です。これについは、NECで説明したのと同じ理屈です。

 無線の安定性は、ビームフォーミングに未対応です。

 簡単設定機能は、こちらも、業界標準規格のWPS対応です。

 有線LANポートは、付属しますが、100BASE-Tと速度は遅いですね。

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 以上、TP-Link RE200の紹介でした。

 理論値で最大433bps(約65メガバイト/秒)以上のスペックの中継機としては「最安」です。

 ネットでは「売れ筋」の製品ですが、これは、スペックに比べて性能が期待できるからでしょう。上位機同様に、3年保証と、サポートも手厚いので、価格重視で「(高い)新ルーターを買い換える前に、とりあえず中継機でもいけそうか試したい」という方には向きそうです。


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 29・TP-Link TL-WA850RE
  ¥2,190 Amazon.co.jp (6/14執筆時)

2.4GHz帯速度:300Mbps
5.0GHz帯速度:
有線LAN:
簡単設定機能 :WPS

 TL-WA850REは、TP-LINKの無線LAN中継機の下位機種です。

 こちらは「価格重視」の機種であり、5.0GHz帯に未対応です。安いですが、この価格帯ならば、国内他社もまだ「勝負」できており、明確な優位性はないでしょう。

次回につづく!
無線LAN中継機のおすすめ機種は結論的にこれ!

 というわけで、今回は、無線LAN中継機の比較でした。

 記事はもう少し続きます。

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 次回の後編記事(こちら)では、ここまで紹介してきた全機種から、予算別・目的別に「Atlasのオススメ機種」を提案していきます。

 ひきつづき、よろしくお願いします。

 後編記事は→こちら

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posted by Atlas at 13:36 | 無線LANルーター

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