Top ノートPC・タブレット 比較2025'【安い】14型ノートPC 70機の性能とおすすめ :14インチノートPC (1)

2025年05月29日

比較2025'【安い】14型ノートPC 70機の性能とおすすめ :14インチノートPC (1)

【今回レビューする内容】2025年 10万円前後までの14.0インチのノートパソコンの性能とおすすめ:Windows11対応 14インチノートPC人気機種の違いと性能ランキング 価格.com限定モデル対応

【比較する製品型番】HP 14-em 14-em0002AU 14-em0199AU 14-em0200AU HP Pavilion Plus 14-ew1000 14-ew1007TU 価格.com限定モデル 14-ew1008TU レノボ ThinkPad E14 Gen 6(AMD) 21M3CTO1WWJP5 21M3000XJP 21M30070JP 21M30012JP 21M3CTO1WWJP4 21M3CTO1WWJP6 ThinkPad E14 Gen 6 (Intel Core Ultra) 21M7CTO1WWJP6 21M70094JP 21M7000UJP 21M70093JP 21M7000YJP ThinkBook 14 Gen 7 AMD 21MV003LJP 21MV0097JP 21MV0098JP 21MV003MJP 21MV0060JP 21MV0063JP 21MV0064JP ThinkBook 14 Gen7 Intel 21MRCTO1WWJP2 21MRCTO1WWJP5 21MR00B2JP 21MRCTO1WWJP8 ThinkBook 14 Gen8 Intel 21SGCTO1WWJP5 21SGCTO1WWJP2 21SGCTO1WWJP6 Lenovo V14 Gen 4 AMD 82YXCTO1WWJP5 82YX002XJP 82YXCTO1WWJP6 82YXCTO1WWJP3 82YX004JJP IdeaPad Slim 3 Gen 10 AMD 83K6000DJP 83K6000EJP 83K6000CJP IdeaPad Slim 5 Gen 10(14型 AMD) 83HV000TJP Dell Inspiron 14 3000 intel Dell New Inspiron 14 5000 AMD ASUS Vivobook 14 X1407QA X1407CA X1407CA-U5165BU X1405VA X1405VA-I5H165W X1405VA X1405VA-I7H165W 富士通 FMV LIFEBOOK MH55/J3 FMVM55J3G MVM55J3S ほか

今回のお題
低価格で性能の良いノートPCのおすすめはどれ?

 ども、Atlasです。

 今日は、2025年5月現在、ノートパソコンの比較です。

 だいたい「10万円以内」、高くても「15万円まで」の予算で買えるものを「サイズ別」にみていきます。

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 基本となるマシンパワー(CPU・GPU・メモリー)は、ベンチマークを交えて説明します。

 そのほか、ストレージの速さや量(HDD/ SSD)や、液晶画面の見やすさ(IPS液晶/TN液晶)、USB端子の速度なども重視して各機を分析しました。

1・小型ノートPCの比較
 サイズ:13.3・12.4インチ
 重さ:1.25kg前後
 予算:9万円〜
 用途:モバイル/自宅兼用(軽め)
2・中型ノートPCの比較
 サイズ:14インチ
 重さ:1.5kg前後
 予算:6万円〜
 用途:モバイル/自宅兼用(重め)
3・大画面ノートPCの比較
 サイズ:15.6・16インチ
 重さ:1.6kg以上
 予算:6万円〜
 用途:自宅・職場用の据置用

 今回は、このブログの「ノートPCの比較記事」全体としては2回目記事になります。 

 各社の14インチの中型ノートPCを紹介していきます。

 画面もそこそこ広く、重さもそこそこ軽いので、「持ち運び&自宅のメインマシン」として兼用できるサイズです。

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1・14インチ中型ノートPCの比較 (1)
 1-1:HP
 1-2:レノボ〈ThinkPad 〉
2・14インチ中型ノートPCの比較 (2)
 
2-1:レノボ〈その他〉
 2-2:DELL
3・14インチ中型ノートPCの比較 (3)
 3-1:ASUS
 3-2:富士通
 3-3:最終的なおすすめの提案【結論】

 というわけで、比較をはじめます。

 以上のようなメーカー順に製品を比較していきます。

マシンパワー   ★★★★★
読み書き速度   ★★★★★
ストレージの量  ★★★★★
軽量性      ★★★★★
バッテリーの保ち ★★★★★
画面の見やすさ  ★★★★★
総合評価     ★★★★★

 その上で、最後の結論では、全製品から、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種を提案していきます。

 よろしくお願いします。

ーー

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1・VAIOのノートPCの比較
2・Surface Bookの比較

3・AppleのMacbookの比較

 なお、Apple(MacBook)ほか、VAIOマイクロソフトのノートPCは、別の記事を用意しています。

 これらをお探しだった場合(今回の記事ではなく)上記リンクを直接お読み頂ければと思います。

 よろしくお願いします。

1-1・HPの大画面ノートPC(14型)

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 はじめに、アメリカのHP(ピューレットパッカード)のノートPCの比較からです。

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 HPのノートPCは、「筐体部分の形状・種類(品質)」の違いでの4ランクがあります。

 10万円以内ではENVYシリーズまでが「射程圏」です。

 1・パフォーマンスモデル
 2・スタンダードモデル
 3・ベーシックモデル
 4・エントリーモデル

 さらに、各シリーズ内に、CPU性能・メモリ・ストレージ量などの違いで、以上のような「性能ランク」が示されます。

 「パフォーマンスモデル」が最上位で、「エントリーモデル」が最下位です。ただし、各シリーズ全てに全クラスがあるわけではないです。

 またモデル番号の末尾には「G2(ジェネレーション2)」などの表記があります。これは、「第2世代」を示していて、細かい仕様のマイナーチェンジがあることを示します。

 このほか、「マウス」などのオマケ付きのほうが安い場合もありますが、上の基準だけをみていれば、価格を見誤ることはないでしょう。

 結構「分かりやすい」区分なので、今回はこれを利用しながら、各機をみていきます。

ーーー

 なお、ここから先は、Atlasのおすすめポイントは赤系の文字色で、イマイチだと思う点は青字で記していきます。


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 【2023年発売】

 【エントリーモデル】

 1・HP 14-em 14-em0002AU
  ¥39,900 HP ダイレクト (5/29執筆時)

 2・HP 14 Athlon Silver 価格コム限定モデル
  ¥42,800 HP ダイレクト (5/29執筆時)

CPU: Athlon Silver 7120U
メモリ:4GB
ストレージ:128GB SSD/PCIe
通信:Bluetooth5.3 Wi-fi 6

 【ベーシックモデルG2】

 3・HP 14-em 14-em0199AU
  ¥65,800 HP ダイレクト (5/29執筆時)

 4・HP 14 Ryzen3 価格コム限定モデル
  ¥69,900 HP ダイレクト (5/29執筆時)

CPU: Ryzen 3 7320U
メモリ:8GB
ストレージ:256GB SSD/PCIe
通信:Bluetooth5.3 Wi-fi 6E

 【スタンダードプラスモデルG2】

 5・HP 14-em 14-em0200AU
  ¥77,800 HP ダイレクト (5/29執筆時)

 6・HP 14 Ryzen5 価格コム限定モデル
  ¥72,800 HP ダイレクト (5/29執筆時)

CPU:AMD Ryzen 5 7530U
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe
通信:Bluetooth5.3 Wi-fi 6E

モニター:14型 フルHD IPS 非光沢
DVD:
重さ: 1.39kg
接続:USB-A (3.0)×2 USB-C (3.0) HDMI
バッテリー:11時間(MobileMark 2018)
カメラ:フルHDカメラ
OS:Windows 11 Home(一部sモード)
ソフト:Office 2024(追加可)
保証:1年間

 HP 14-em0000シリーズは、米国のHP(ヒューレットパッカード)の製品です。

 同社のHPシリーズに属する格安機で、2025年にモデルチェンジされた第2世代機(G2)です。

 現在、リンク先だと「G2」表記のない旧機(2023年機)があります。CPU回りは同じですが、Wi-Fi規格が1世代旧式(WI-FI6)になります。その代わり、2000円相当のマウス( HP 240)がおまけで付きますが、あまり性能は期待できないので不要かと思います。

 後ほど書くように、新機種のWI-FI6Eは普及確実ですし、値段差をふまえても新機種でしょう。

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 価格は、HPの場合、本機をはじめとする一部構成だと「価格.com限定モデル」があります。

 同じ製品ですが、時期によってはこちらのほうが「安い」場合はあります。

 両方見比べて、安い方を選ぶと良いと思います。なお、完全に別ページです。

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 OSは、windows11 Homeを搭載します。

 ただ、「エントリーモデル」だけはWindows 11 Home Sモードです。

 不可逆的に解除はできますが、Windowsストアの製品以外インストールできなくしています。途上国などに向けて、性能の劣るCPUのみ搭載を許されるライセンスです。

 ベーシックモデル以上は普通のWindows 11 Home です。

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 重さは、1.39kgです。

 コンパクトな筐体設計で、この画面サイズでは軽めのモデルと言えます。

 ディスプレイは、14型フルHD解像度(1920×1080)です。

 格安機の場合、この解像度なら問題ないです。

 表面処理も、光の写りこみが少なく、ワープロ作業にも非光沢液晶(ノングレア)で、家庭用のほか、ビジネスにも利用しやすい作りです。

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 パネルは、広視野角で、目が疲れにくいIPSの利用が明言されています。

 ノートPC選びで最も重要な液晶の品質の部分で優れるのが、本機の良い部分です。

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 CPUは AMD系を採用します。

 いずれも、2022年登場の同社のエントリークラスの構成です。

 なお、CPUについていえば、インテル系は「信者」が多いといえます。ただ、インテルは2020年前後にCPUの製造プロセスの小型化(省電力化)にやや遅れを取りました。

 そのため、AI世代の最近のCPU(Inter Ultra系)は例外として、安めのノートPC向けのCPUは、同じ消費電力ならば、今でもAMDの方が性能が良いと言えます。 

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 CPUスコアは、グレードで変わります。

 エントリーは、2コア・2スレッドAthlon Silver 7120U(2.4Ghz×2)です。

 ベーシックは、4コア・8スレッドRyzen3 7320U(2.4Ghz×4)です。

 スタンダードは、6コア・12スレッドRyzen5 7530U(2.0Ghz×6)です。

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 ベンチマークは、各機でかなりの差があります。

 上表は、スコアによる格安ノートPCの快適度を(Atlasの感覚で)示したものです。

 一般的な仕事・動画用とし10000を越えると、入門機として普段の作業に苦なく使える、「標準的な水準」といえます。

 エントリーは、今だと(正直)時代遅れの性能です。

 ベーシックは、最近の製品の平均よりは弱いですが、入門機としては(まあ)ありです。

 スタンダードは、スコアが15000を超えてきます。

 入門機では良い構成と言え、価格差をふまえても「Ryzen5 7530U」採用機はお得です。

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 グラフィックス(GPU)は、統合型(CPUとメモリ共有)です。

 デザイン向けに重要なほか、NPU(AIエンジン)の性能と共にAI技術を利用する場合、ここも重要です。

 エントリー・ベーシックモデルはAMD Radeon610M、スタンダードはAMD RX Vega7です。

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 スタンダードは1000を超えますし、入門機としては「快適」なほうです。

 2024年頃から増えてきた「AI世代」のGPUだと、より伸びている製品もありますが、本機のような「入門機」の場合、十分と言えます。

 ただ、ベーシックモデル以下は、この部分でもやや「時代遅れ」でしょう。

 メモリーは、4GB、8GB、16GBの選択です。

 ボトルネックになりやすい部分ですが、8GBならば問題ないです。

 なお、本機は、メモリーはスロット式なので(物理的には)交換可能です。ただ、開口は複雑ですし、メーカーも「ユーザーが交換できるタイプではない」とします。

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 記憶ストレージは、SSDです。

 エントリーはやや少なめ(128GB)ですが、あとは、256GB以上であり十分です。

 具体的な、速度は示しません。

 しかし、PCIe3.0世代なので、現行水準としては、読込速度 3000MB/s あたりが、速度の最高値(理論値)です。

 HDDの10倍以上は速く、また、SATA接続の昔のSSDよりも高速です。

 ここは問題ないです。

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 ネットワーク機能は、Wi-Fi6EBluetooth5.3に対応です(エントリーはWI-FI6)。

 Wi-Fi6Eは、とくに注目点です。

 前規格となるWI-FI5、WI-FI6ともに使えない 6GHz帯で通信が通信できるからです。

 新しく民間に開放されたばかりであまり普及していないのと、干渉しにくい帯域であるため、近所の電波などとの混線がなく、通信速度は安定的です。

 度は、本機は「アンテナ2本」なので、6GHz帯でも理論上1201Mbps(=150メガバイト/秒)の速度が得られます。

 ただし、無線LANルーター側の対応も必要です。

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 とくに、2022年以後に買い替えていない方は、前世代のWi-Fi6にも非対応のWi-Fi5(11ac)のルーターでしょう。

 下位互換性があるので接続には問題ないですが、速度は、最大876Mbps(109メガバイト/秒)にボトルネックがあります。

 Wi-Fi6E対応機の導入は、速度ほか、規格化された新技術によって通信安定性も高めるため、ご自宅全体の通信改善効果を見込めます。

 ただ、話がずれるため、興味のある方は、このブログの【無線LANルーターの比較記事】のほうを後ほどお読みください。

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 インターフェースは、片側に(四角い)USB-A端子が2つと、(丸い)USB-C端子が1つ

 反対側は、SDカードスロットのみです。

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 速度規格は、USB-A・USB-C端子とも、USB3.0です。

 値段の高いノートPCではないですし、仕方ない部分です。

 なお、このあたりの速度仕様に興味のある方は、このブログの【ポータブルSSDの比較記事】で、ある程度詳しく説明しました。

 その他端子としては、プレゼン用にHDMI端子もあります。

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 BUFFALO LUA5-U3-AGTE-NBK
  ¥1,780 Amazon.co.jp (5/29執筆時)

 一方、コンパクト設計なので、有線LAN端子省略です。

 どうしても必要な場合は、サードパーティのアダプタを利用します。

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 キーボードは、日本語キーボードが付属します。

 キーサイズは、Fキーについては小さいですが、あとは普通のサイズです。

 利便性の部分では、指紋認証機能を備えます。ただ、キー部分のバックライトは未装備です。

 セキュリティは、指紋認証機能を備えます。

 一方、キー部分のバックライトは未装備です。

 DVDドライブは、別売です。

 最近は「オールインワン」は、大画面機でも各社とも(ほぼ)ないです。

 このブログでは【Windows向けブルーレイ・DVDドライブの比較記事】が別にあります。

 必要な方は、後ほどご覧ください。

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 Officeソフトは、オプションです。

 追加料金を払えば、インストールしてもらうことは可能です。

 なお、パッケージ版を別に買われる場合は、このブログの【Microsoft Office 2024の比較記事】に値段や選び方を書いておきました。

 なお、オプションで選べるのはバンドル版です。2つ以上のPCで使う場合は、正規版のほうが良いでしょう。

 カメラは、92万画素のHDカメラです。

 画質は期待できませんし、簡易的なものです。顔認証もできません。

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 バッテリーは、MobileMark 2018の測定基準で11時間との表記です。

 昔から使われている指標で、日本で多いJEITA2.0と同じほど「甘め」な基準の試験です。

 なお、最も測定基準が厳しいMobileMark 25」ほか、各企業で使う指標は乱立しています。測定基準が異なりすぎて、メーカー間での持続時間は比較しにくいです。

 一応、上表で一般的なJEITA2.0に換算する場合の持続時間の目安を示します。しかし、CPUのメーカーや世代で大きく変わるので、あくまで「試験の厳しさの度合い」を示しただけものです。

 なお、バッテリーは、スペックから客観的に比較しにくいので、今回の比較記事ではさほどまで重視しません

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 以上、HP 14-em0000シリーズの紹介でした。

 自宅でも使いたいが、持ちはこびもしたい方で、比較的安めである程度大画面なモデルを揃えたい場合に「候補」です。

 モニターも「非光沢」ですし、仕事には向くでしょう。もちろん、家庭でのカジュアルな利用もこなせます。

 おすすめは、CPUスペックととSSDの量の部分で、スタンダードモデルです。

 下位構成より少し高めにはなりますが、これなら陳腐化せずそれなりに長く使えそうです。

 重さも(この画面サイズの製品としては)そこそこ軽いです。大学生や会社員などで「たまに持ち運ぶ」程度ならば、本機でもよいでしょう。


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 【2024年発売】

 【スタンダードモデルG2】

 7・HP Pavilion Plus 14-ew1000 14-ew1007TU
  ¥134,000 HP ダイレクト (5/29執筆時)

 8・HP Pavilion Plus 14-ew Ultra 5 価格.com限定モデル
  ¥137,800 HP ダイレクト (5/29執筆時)

モニター:14型 WQXGA IPS 非光沢
CPU:Core Ultra 5 125H
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe

 【パフォーマンスモデルG2】

 9・HP Pavilion Plus 14-ew1000 14-ew1008TU
  ¥174,800 HP ダイレクト (5/29執筆時)

 10・HP Pavilion Plus 14-ew Ultra 5価格.com限定モデル
  ¥179,800 HP ダイレクト (5/29執筆時)

モニター:14型 2.8K 光沢 OLED
CPU:Core Ultra 7 155H
メモリ:32GB
ストレージ:1TB SSD/PCIe

DVD:
重さ:1.44kg
接続:USB-A (3.1+3.0) USB-C (4.0+3.0 )HDMI
通信:Bluetooth 5.3 Wi-Fi6E
バッテリー:12.5時間(MobileMark 25
カメラ:500万画素
OS:Windows 11 Home
ソフト:Office 2024(追加可)
保証:1年間

 HP Pavilion Plus 14-ew  は、HPのパビリオンシリーズに属するモデルです。

 2023年登場機ですが、24年にCPUが一新され第2世代になりました。

 こちらも、価格コム限定モデルがありますが、基本性能は同じです。先述のように、値段が都度変わるため、両方チェックしてみてください。

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 パビリオンは、HPの「中位ランク」の筐体です。

 上でみたHPシリーズの本体と異なり、細部まで詰めた産業デザインで、10万円前後のPCと同等のエレガントさが「売り」です。

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 重さは、1.44kgです。

 下位機種とほぼ同じです。十分持ち運べる重さです。

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 ディスプレイは、下位機と上位機で異なります。

 下位機は、非光沢のIPS系です。解像度はWQXGA(2560×1600)です。

 フルHDより詳細であり上級です。一方、縦横比は、16:10(フルHDは16:9)ですが、PC用の場合、書類仕事ではこの比が便利なので、採用例が増えています。

 輝度300ニトで、120Hzのリフレッシュレートです。おそらくBOEのパネルです。

 色域は非開示ですが、sRGB100%の(広色域パネルでまではいかないですが)質の良いIPS系です。

 フル画面表示してもわずかに黒帯が増える程度なので、ゲームや動画でも問題ないです。

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 価格が15万を超えるので「参考例」ですが、上位機だとOLED(有機EL)です。

 PCの場合ここは少し注意点です。

 OLEDは固定して静止画や文字を表示し続けると、「焼付け」が起こるからです。

 スクリーンセーバーの利用などを心がけてください。

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 注意点を書きましたが、OLED自体は応答速度が速く、色域も広いため、マルチメディア利用には向きます。

 上位機は光沢液晶ですし、そちらのニーズは取り込めるかなとおもいます。ただ、OLED自体の性質もあり、日中の光の下では液晶に負ける部分はあるでしょう。

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 CPUは、Intel系列です。

 下位機は、14コア18スレッドIntel Core Ultra 5 125H (3.3GHz ×4 + 2.3GHz ×10)です。

 上位機は、16コア22スレッドIntel Core Ultra 7 155H (3.8GHz ×6 + 2.3GHz? ×10 )となります。

 先述のように、インテル系は性能面でAMD系にしばらくの間遅れを取っていました。しかし、AI世代のCPU(Ultra)以降は、消費電力に帯する処理性能が大幅に強化されました。

 本機も23年登場の多コアの Ultraシリーズですので、いずれも性能が良いです。

 下位機種でも「かなり快適」、上位機でもノートPCとしては「最高水準」といえるスコアです。

 値段的に妥当です。

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 GPUは、CPUとの統合型です。

 下位機でArc7-Core、上位機でArc8-Coreです。

 同社のUtlraシリーズは、GPUもですが、1.4GHzという、しっかりとしたNPU(AIエンジン)を積みます。

 このクラスだと、単独GPU搭載のラップトップ、あるいは、Apple系プロセッサ並ともいえ、スコアはかなり良いです。 

 メモリーは、16GBです。

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 ストレージは、SSDです。

 第4世代のPcieですので、SSDの中でも速いものです。

 Officeソフトは、オプションです。

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 ネットワーク機能は、Wi-Fi6EとBluetooth5.3に対応です。

 Wi-Fiは、下位機同様に、回線安定度が高い6GHz帯に対応できる新規格に対応です。

 本機もアンテナ2本なので、理論上の最高速は1201Mbps(=150メガバイト/秒)です。

 ただし、下位機種で説明したように、2022年以前に買われたルーターだと速度は落ちるでしょう。

 詳しくは、【無線LANルーターの比較記事】のほうで書きました。

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 インターフェースは、(四角い)USB-A形状が両側合計で2つと、(丸い)USB-C形状が片側のみに2つです。それに、HDMIが1つです。

 USB-Cの片方は、本体の充電にも利用しますが、1ポートは自由に使えます。

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 速度は、注目点です。

 USB-Cの片方が、USB4.0(TB4)、USB-Aも片方がUSB3.1に対応だからです。

 このブログの【ポータブルSSDの比較記事】で紹介したような、高速SSDをより速くつなげられます。

 USB4.0(TB4)は、先述のように、充電用にも使います。この端子は、65WのUSB-PD対応なの【USB-PDモバイルバッテリーの比較記事】で紹介したモバイル電源から本機へ緊急給電すること、あるいは、そちらへの充電が可能です。

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 キーボードは、アイソレーション式で打ちやすいです。

 さほど変則配置もなく、良い仕様です。タッチパッドも少し大きめです。

 その上で下位機種にはなかったキーのバックライトが搭載です。

 カメラは、500万画素のIRカメラです。

 プライバシーシャッターはもちろん、オートフレームや肌補正などWeb会議用に便利な補正は一通り装備します。

 Core UltraはAIエンジン(NPU)搭載世代なので、機械学習のが重要になるこのあたりは強力です。

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 バッテリーは、最大で12.5時間との明記です。 

 目立った数字ではないですが、本機の場合、基準が相当厳しいと言われるMobileMark 25での値なので、JEITA2.0で言えば、(3.5倍まで行くかは不明ながら)2-3倍は長いのではないかと思います。

 DVDドライブは、本機も、別売です。

 このブログでは【Windows向けブルーレイ・DVDドライブの比較記事】が別にありますので、興味のある方は、後ほどご覧ください。

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 以上、HP Pavilion Plus 14-ewの紹介でした。

 今回の比較基準(高くても15万円以下)だと下位構成が範囲内に相当します。

 最新のNPU(AIエンジン)搭載である上で、CPU・GPUスコアもよい世代なので、10万円前後のクラスと比べると、Intel系のなかでは、下位構成でも1-2ランク上の性能を期待できそうです。

 筐体やキーボード・カメラ周りも値段相応に状況が良い上で、第4世代SSD、Wi-Fi6E対応、高速USB規格対応ど、魅力的な機種です。

 予算が許せば選択肢になると思います。 

1-2・レノボの大画面ノートPC(14型)

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 続いて、レノボが販売する製品です。

 米国のIBMが販売していたThinkPadほか、多くのシリーズを抱える世界的メーカーです。


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 【2024年発売】

 【下位構成(カメラ720P/指紋センサ/backlightなし)

 11・ThinkPad E14 Gen 6(AMD) 21M3CTO1WWJP5
  ¥94,094 Lenovoダイレクト (5/29執筆時)

CPU: AMD Ryzen 5 7535HS
メモリ:8GB
ストレージ:256GB SSD/PCIe 4th
モニター:14型 WUXGA IPS 非光沢

 【中位構成

 【Officeなし】 (Win11Pro版:21M30010JP)

 12・ThinkPad E14 Gen 6(AMD) 21M3000XJP
  ¥114,900 Lenovoダイレクト (5/29執筆時)

 【Officeあり】〈WinPro11版:21M3006YJP〉

 13・ThinkPad E14 Gen 6(AMD) 21M30070JP
  ¥140,800 Lenovoダイレクト (5/29執筆時)

CPU: AMD Ryzen 5 7535HS
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe 4th
モニター:14型 WUXGA IPS 非光沢

 【上位構成】

 【Officeなし】

 14・ThinkPad E14 Gen 6(AMD) 21M30012JP
  ¥134,950 Lenovoダイレクト (5/29執筆時)

 【Officeあり

 15・ThinkPad E14 Gen 6(AMD) 21M3006XJP
  ¥159,830 Lenovoダイレクト (5/29執筆時)

CPU: AMD Ryzen 7 7735HS
メモリ:16GB
ストレージ:1TB SSD/PCIe 4th
モニター:14型 2.2K IPS 非光沢

  価格com限定プレミアム】

 16・ThinkPad E14 Gen 6(AMD) 21M3CTO1WWJP4
  ¥104,830 Lenovoダイレクト (5/29執筆時)

  【価格com限定プレミアム2】 (SSD少なめ256GB

 17・ThinkPad E14 Gen 6(AMD) 21M3CTO1WWJP6
  ¥99,700 Lenovoダイレクト (5/29執筆時)

CPU: AMD Ryzen 7 7735HS
メモリ:32GB
ストレージ:1TB SSD/PCIe 4th
モニター:14型 2.2K IPS 非光沢

DVD:
重さ: 約1.41kg〜
通信:Bluetooth 5 Wi-Fi6E LAN
バッテリー:最大21.8時間JEITA3.0b
カメラ:FHD 1080p カメラ
接続: USB-A (3.0) USB-C (3.1) (3.0)  HDMI
OS:Windows 11 Home(一部Pro)
ソフト:Office 2024(追加可)
保証:1年間

 ThinkPad E14 Gen5 (AMD)は、レノボThinkPadシリーズの製品です。

 ThinkPadでは10万円前後で買えるラインナップになります。

 かなりの数の構成例があります。

 しかし、基本的には、CPUの違いをはじめにみておいて、あとはメモリ・ストレージの必要量と、Microsoft Officeの付属の有無とをみて選べば簡単です。 202505291602.jpg

 ただし、レノボの場合、「カスタマイズモデル」と「セット」モデルが混在します。

 「カートに入れる」のボタンがある製品は、カスタマイズ不可の「セットモデル」です。しかし、価格なりに実用的な構成になっている場合が多いので、初心者にはおすすめです。

 「カスタマイズする」ボタンがある製品は、カスタマイズ(CTO)対応です。

 Officeの追加ほか、パーツのCTOが有料で可能です。

 ただ、一部のパーツ(カメラ、パネル、指紋センサー、バックライトなど)の周辺装備が、通常より下のグレードになっている場合があります。

 価格コム限定も、同じく「カスタマイズ用」で、これら3つの基本装備が一部ないです。

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 結論的にいえば、あまり詳しくない方は、「カートに入れる」のボタンがある「買い切り」タイプを選んだ方が良いかと思います。 

 予算に応じて装備は変わりますが偏った装備の場合は少ないので、初心者向きで選びやすいので。

 あとは、以下でみる性能面と、Officeの有無だけみればだいたい区別は付くでしょう。

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 OSは、基本、Windows 11 Homeです。

 ただ、一部、Windows 11 Proが選べる構成もあります。

 キーボードは、伝統の「赤ボッチ」トラックポイントを装備です。

 アメリカのIBMから引き継いだもでるで、コアなファンが多いです。

 凹みのついたパンタグラフ式のキーボードは押し味が良いです。剛性やキーピッチなどは、IBM以来の伝統を受け継いでいます。

 剛性やキーピッチなどは、IBM以来の伝統を受け継いでいます。

 いずれにしても、ThinkPadは、Windows系のノートPCでは、レッツノートやVAIOの上位機と並び、伝統的に入力システムは信頼されています。

 なお、キー部分のバックライト指紋センサーも装備です。ただし、先述のように、下位構成を含む、カスタマイズモデルは、この2点はオプションです。

 202307011905.jpg

 重さは、1.41kgからです。

 大画面ながら、持ち歩ける最低限の水準をキープします。

 画面サイズは、14インチワイドです。

 解像度は、フルハイビジョンで、むろん、IPS液晶の非光沢です。

 202310082050.jpg 

 液晶画面は、非光沢14インチのIPS液晶です。

 色域は普通(sRGBで60%±)ですが、輝度は300ニトありますし、スペックに問題はないです。

 解像度はWUXGA (1920 x 1200)です。フルHD相当ではありますが、縦横比が16:10なので、僅かに縦に長いです。

 HPでも書いたように、Officeソフトなどを利用する場合、縦長表示できます。

 動画などをフルスクリーン表示する場合、隅に黒帯がやや多めにでますが、普通、アスペクト比は維持できるでしょうし、問題ないです。 

 202502081709.jpg

 なお、レノボ機の場合、ディスプレイも「カスタマイズ」できます。

 特に+1.2万円する場合、「色域強化IPS」にできます。

 縦横比はそのままで解像度が少し高い2.2K(2240 x 1400)になります。

 sRGBカバー率100%で(広色域パネルとまでは言えないものの)色域が広めです。恐らくBOEの高品質IPSで、コントラスト比も少し上がる(1500:1)と思います。

 ディスプレイにこだわりたい場合、検討に値します。

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 CPUは、2種類です。

 下位構成の場合、6コア12スレッドAMD Ryzen 5 7535HS (3.0GHz ×6)です。

 上位構成の場合、8コア16スレッドAMD Ryzen 7 7735HS (3.2GHz ×8)です。

 202502081029.jpg

 スコアは、(現在の)下位構成でも、快適水準の15000をだいぶ越えます。

 さらに、上位構成は、高級ノートPCを含めて考えてもかなり快適な水準と言えます。

 202406041505.jpg

 GPUは、下位構成で、Radeon 660M、上位機構成で、Radeon 680Mです。

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 ベンチ的に標準以上で、下位構成でも「かなり快適」と言って良いです。

 202406021446.jpg

 【16GB×2】(32GB×2もあり)

 Crucial DDR5-4800 PC5-38400
  ¥12,980 Amazon.co.jp (5/29執筆時)

 メモリーは、下位機種でも16GBです。

 ビジネス用では、メモリーが多い方がCPUが強いよりも快適度が増す場合も多いです。

 その辺を考慮しています。

 2スロットの増設で最大64GBまで認識させることが可能です。

 202407081434.jpg  

 ストレージは、下位機種でも256GB SSDです。

 世代としては、4thで、速度での不満はないと思います。

 202501221647.jpg

 ネットワークは、本機も、最新のWi-Fi 6Eに対応し、Bluetooth5.2です。

 なお、Wi-Fi6Eは、2022年登場の新規格で、Wi-Fi6の上位互換です。

 新しく民間開放された6GHz帯が利用できる点が特長です。

 通信安定性が大きく高まりますが、話がそれるので、興味のある方は、このブログの【Wi-Fi6ルーターの比較記事】をご覧ください。冒頭で説明しました。

 202406041529.jpg

 インターフェースは、(四角い)USB-A形状が2つと、(丸い)USB-C形状が2つです。

 なお、USB-Cの、片方は充電にも利用します。

 65W(USB-C PD)で、アダプタも付属です。

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 速度は、USB-Aは、いずれもUSB3.0です。

 USB-Cは、充電に利用する方がUSB3.1で、そうでないほうがUSB3.0です。

 端子数は十分ですが、USB3.1側が充電と共用なのは、高速ストレージ運用における注意点です。

 なお、65W対応のモバイルバッテリーからならば、速度低下なしで給電もできるでしょう。

 カメラは、フルHDカメラが搭載です。

 この解像度の場合、顔認証(Windows Hello)に対応できます。

 ただ、下位構成(カスタマイズモデル)だけ、解像度がHDになります。

 202409051841.jpg  

 バッテリーは、こちらはJEITA3.0表記です。

 この基準はアイドル時と動画再生時の2値を併記する規則です。

 JEITA3.0bの基準で最大21.8時間、動画再生時(JEITA3.0a)も最大11.8時間 です。

 指標が異なるので比較しにくいですし、換算も正確にはできませんが、JEITA2.0だと22時間は越えるでしょう。長めですし優秀です。

 オフィスソフトは、付属モデルがあります。

 永続版ライセンス、市販版と異なり「そのPCのみ利用できる」ライセンスです。

 そのほか、フルHD解像度のカメラが付属するのが目立ちます。

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 以上、ThinkPad E14 Gen 6 AMDの紹介でした。

 昔は、日本でブランド力のあるThinkPadがこの値段で買えることはなかったと思います。

 使ったことのない方でも、堅牢なキーボードなど使い勝手の部分で優秀ですので、ビジネス用の場合は選択肢になります。

 下位構成でもCPU・GPUともに「現代的」な性能で長く使えそうですが、CPUスコアを重視する場合、中位構成以上がよいでしょう。画質ならむろん上位構成ですが、ここは予算との相談になります。

 ThinkPadは、同社の一般機(ideapad)に比べると、1万円前後高くなるのですが、使い心地の部分でその意味はあるでしょう。

ーーー

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 【2024年発売】

 【下位構成】

 〈カスタマイズ対応〉(カメラ720P/指紋センサ/backlightなし)

 18・ThinkPad E14 Gen 6 (Intel Core Ultra) 21M7CTO1WWJP6
  ¥115,632 Lenovoダイレクト (5/29執筆時)

 (Officeあり)OSは Win 11 Pro

 19・ThinkPad E14 Gen 6 (Intel Core Ultra) 21M70094JP
  ¥164,890 Lenovoダイレクト (5/29執筆時)

CPU:: Core Ultra 5 125U
メモリ:16GB
ストレージ:256GB SSD/PCIe

 【中位構成】

 (Officeなし)プロ版は:21M7000WJP

 20・ThinkPad E14 Gen 6 (Intel Core Ultra) 21M7000UJP
  ¥128,810 Lenovoダイレクト (5/29執筆時)

 (Officeあり)プロ版は:21M70094JP

 21・ThinkPad E14 Gen 6 (Intel Core Ultra) 21M70093JP
  ¥154,990 Lenovoダイレクト (5/29執筆時)

CPU:: Core Ultra 5 125H
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe

 【上位構成】

 (Officeなし)

 22・ThinkPad E14 Gen 6 (Intel Core Ultra) 21M7000YJP
  ¥178,860 Lenovoダイレクト (5/29執筆時)

CPU:: Core Ultra 7 155H
メモリ:16GB
ストレージ:1TB SSD/PCIe

モニター:14型 WUXGA IPS液晶 非光沢
DVD:
重さ: 約1.41kg〜
通信:Bluetooth 5 Wi-Fi6 LAN
バッテリー:最大11.7時間(JEITA2.0)
カメラ:FHD 1080p カメラ
接続: USB-A (3.1)( 3.0) USB-C (4.0) (3.1)  HDMI
OS:Windows 11 Home
ソフト:Office 2024(追加可)
保証:1年間

 なお、ThinkPad E14 Gen 6 (Intel Core Ultra)としてインテル系CPU採用版もあります。

 本機も「カスタマイズ対応」モデルがあります。

 最小構成(最安)は、カスタマイズ用の型番なので、カメラの質、指紋センサー・バックライトなどの装備が他機と違う点は注意してください。

 そちらは、Wi-Fi6Eも「オプション」となります。

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 CPUは、Intel系では、NPU(AIエンジン)搭載となる新世代のUtlraです。

 下位構成は、12コア14スレッドのIntel Core Ultra 5 125U (1.3GHz×2 + 0.8GHz×8)です。

 中位構成は、14コア18スレッドのIntel Core Ultra 5 120H (3.3GHz×4 + 2.3GHz ×10)です。

 上位構成は、16コア22スレッドのIntel Core Ultra 7 155H (3.8GHz×5 + 2.3GHz? ×10)です。

 どれも、バッテリー持続時間はさほど変わらないようです。

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 スコアは、下位構成でも「かなり快適」な15000を大きく超えます。

 全く問題ないです。

 202406041505.jpg

 GPU(グラフィックス)は、中位構成まではArc7で、上位構成だとArc8です。

 先述のように、Utlraは、1.4GHzのNPU(AIエンジン)も積む、インテルのAI新世代GPUです。検索やカメラ(Web会議)などにも重要であり、力強い仕様です。

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 この部分のスコアは、3000を超えます。単独GPUに比するものであり高水準です。

 パネルは、本機も、カスタマイズで、IPSの2.2Kに変更できます。

 AMD系で説明したように、色域がsRGB100%水準で良いため、画質は1ランク上です。

 個人的には、カスタマイズはおすすめできます。

 202406041649.jpg

 そのほか、接続端子の構成がAMD系と異なります。

 本機もUSB-C給電ですが、空いているほうの端子(5番)がUSB4(Thunderbolt4)なので高速ストレージ運用に適します。一方、USB-A端子は、USB3.0とUSB3.1が1つずつです。

 利用するマザーボードの違いでしょう。あとは、同じです。

---

 結論的にいえば、冒頭みた最新のAMD系より、CPU・GPU・NPUの部分が強力です。

 端子周りの速度スペックも良いため、実際的には「上位機」といえます。むろん、値段差があるので、このスペックが必要な方向けで、一般ユーザーはAMDが良いかと思います。

ーー

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 【2024年発売】

 23・ThinkPad E14 Gen 5 第13世代Intel 21JKS1U200
  ¥114,510 Lenovoダイレクト (5/29執筆時)

OS:Windows 11 Pro

 24・ThinkPad E14 Gen 5 第13世代Intel 21JKS1U300
  ¥104,390 Lenovoダイレクト (5/29執筆時)

OS:Windows 11 Home

モニター:14型 WUXGA IPS 非光沢
CPU:: Core i5-1335U
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe
DVD:
重さ: 約1.41kg〜
通信:Bluetooth 5 Wi-Fi6E LAN
カメラ:FHD 1080p カメラ
接続: USB-A (3.0) (2.0) USB-C (4.0) (3.1)  HDMI
OS:Windows 11 Home
ソフト:Office 2024(追加可)
バッテリー:15.4時間(JEITA2.0)
保証:1年間

 一方、インテル系は、1世代前の旧機がのこります。

 もともと搭載のCPUが生産完了のようで、ユニットを入れ替えて販売しています。

 こちらは、まだ、カスタマイズ」対応をしていますが、先述の、パネルのグレードアップは不可になります。

 202409051519.jpg

 CPUは、10コア12スレッドの Core i5-1335U (1.3GHz ×2 0.9GHz×8)です。

 2023年登場のCPUで、15000前後の「標準以上」の水準ででにスコアは良いですが、AI世代ではないです。

 先述のNPUの部分ほか、マルチ処理は、先ほどみた次世代(Gen6)が相当増えたので、新しいものとのはある感じです。

 GPUも、80EUs (1.35GHz/ 90パイプライン)です。

 202307011315.jpg

 接続端子は、本機もUSB-C給電です。

 しかし、空いているほうの端子(5番)がUSB4なので高速ストレージ運用に適します。一方、USB-A端子の片方(1番)がマウス用専用といえるUSB2.0になります。

 バッテリーは、最大で、15.4時間です。

---

 結論的にいえば、CPUの部分で新機種とがありますが、安いです。

 一方、CPUは(AI処理を考えなければ)しばらくは通じる性能はありますが、バックライト・指紋センサーの装備はない上で、(FHDではなく)HDカメラになるなど装備に差はでます。

 すでにカスタマイズモデルもないので、このあたりの装備を含めて、問題ないかは、よく考えてください。

次回につづく
14型ノートパソコンのおすすめは結論的にこれ!
 

 というわけで、今回は、14インチクラスのノートPCの比較の1回目記事でした。

 しかし、まだまだ「続き」ます。

  202103121803.jpg

2・14インチ中型ノートPCの比較 (2)
 
2-1:レノボ〈その他〉
 2-2:DELL
3・14インチ中型ノートPCの比較 (3)
 3-1:ASUS
 3-2:富士通
 3-3:最終的なおすすめの提案【結論】

 続く2回目記事こちら)では、レノボの残りの機種をみたあと、DELLのノートPCを追加で紹介します。

マシンパワー   ★★★★★★
読み書き速度   ★★★★★
ストレージの量  ★★★★☆
軽量性      ★★★★★
バッテリーの保ち ★★★★☆
画面の見やすさ  ★★★★★★
総合評価     ★★★★★★

 その上で、最終回となる3回目記事こちら)で、全体の「結論」として、14インチのノートPC全機種から、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。

 引き続きよろしくお願いします。

 2回目記事は→こちら

posted by Atlas at 20:22 | ノートPC・タブレット

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