【今回レビューする内容】2025年 10万円前後までの14.0インチのノートパソコンの性能とおすすめ:Windows11対応 14インチノートPC人気機種の違いと性能ランキング 価格.com限定モデル対応
【比較する製品型番】HP 14-em 14-em0002AU 14-em0199AU 14-em0200AU HP Pavilion Plus 14-ew1000 14-ew1007TU 価格.com限定モデル 14-ew1008TU レノボ ThinkPad E14 Gen 6(AMD) 21M3CTO1WWJP5 21M3000XJP 21M30070JP 21M30012JP 21M3CTO1WWJP4 21M3CTO1WWJP6 ThinkPad E14 Gen 6 (Intel Core Ultra) 21M7CTO1WWJP6 21M70094JP 21M7000UJP 21M70093JP 21M7000YJP ThinkBook 14 Gen 7 AMD 21MV003LJP 21MV0097JP 21MV0098JP 21MV003MJP 21MV0060JP 21MV0063JP 21MV0064JP ThinkBook 14 Gen7 Intel 21MRCTO1WWJP2 21MRCTO1WWJP5 21MR00B2JP 21MRCTO1WWJP8 ThinkBook 14 Gen8 Intel 21SGCTO1WWJP5 21SGCTO1WWJP2 21SGCTO1WWJP6 Lenovo V14 Gen 4 AMD 82YXCTO1WWJP5 82YX002XJP 82YXCTO1WWJP6 82YXCTO1WWJP3 82YX004JJP IdeaPad Slim 3 Gen 10 AMD 83K6000DJP 83K6000EJP 83K6000CJP IdeaPad Slim 5 Gen 10(14型 AMD) 83HV000TJP Dell Inspiron 14 3000 intel Dell New Inspiron 14 5000 AMD ASUS Vivobook 14 X1407QA X1407CA X1407CA-U5165BU X1405VA X1405VA-I5H165W X1405VA X1405VA-I7H165W 富士通 FMV LIFEBOOK MH55/J3 FMVM55J3G MVM55J3S ほか
今回のお題
低価格で性能の良いノートPCのおすすめはどれ?
ども、Atlasです。
今日は、2025年5月現在、ノートパソコンの比較です。
だいたい「10万円以内」、高くても「15万円まで」の予算で買えるものを「サイズ別」にみていきます。
基本となるマシンパワー(CPU・GPU・メモリー)は、ベンチマークを交えて説明します。
そのほか、ストレージの速さや量(HDD/ SSD)や、液晶画面の見やすさ(IPS液晶/TN液晶)、USB端子の速度なども重視して各機を分析しました。
1・小型ノートPCの比較
サイズ:13.3・12.4インチ
重さ:1.25kg前後
予算:9万円〜
用途:モバイル/自宅兼用(軽め)
2・中型ノートPCの比較
サイズ:14インチ
重さ:1.5kg前後
予算:6万円〜
用途:モバイル/自宅兼用(重め)
3・大画面ノートPCの比較
サイズ:15.6・16インチ
重さ:1.6kg以上
予算:6万円〜
用途:自宅・職場用の据置用
今回は、このブログの「ノートPCの比較記事」全体としては2回目記事になります。
各社の14インチの中型ノートPCを紹介していきます。
画面もそこそこ広く、重さもそこそこ軽いので、「持ち運び&自宅のメインマシン」として兼用できるサイズです。
1・14インチ中型ノートPCの比較 (1)
1-1:HP
1-2:レノボ〈ThinkPad 〉
2・14インチ中型ノートPCの比較 (2)
2-1:レノボ〈その他〉
2-2:DELL
3・14インチ中型ノートPCの比較 (3)
3-1:ASUS
3-2:富士通
3-3:最終的なおすすめの提案【結論】
というわけで、比較をはじめます。
以上のようなメーカー順に製品を比較していきます。
マシンパワー ★★★★★
読み書き速度 ★★★★★
ストレージの量 ★★★★★
軽量性 ★★★★★
バッテリーの保ち ★★★★★
画面の見やすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最後の結論では、全製品から、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種を提案していきます。
よろしくお願いします。
ーー
1・VAIOのノートPCの比較
2・Surface Bookの比較
3・AppleのMacbookの比較
なお、Apple(MacBook)ほか、VAIOとマイクロソフトのノートPCは、別の記事を用意しています。
これらをお探しだった場合(今回の記事ではなく)上記リンクを直接お読み頂ければと思います。
よろしくお願いします。
1-1・HPの大画面ノートPC(14型)
はじめに、アメリカのHP(ピューレットパッカード)のノートPCの比較からです。
HPのノートPCは、「筐体部分の形状・種類(品質)」の違いでの4ランクがあります。
10万円以内ではENVYシリーズまでが「射程圏」です。
1・パフォーマンスモデル
2・スタンダードモデル
3・ベーシックモデル
4・エントリーモデル
さらに、各シリーズ内に、CPU性能・メモリ・ストレージ量などの違いで、以上のような「性能ランク」が示されます。
「パフォーマンスモデル」が最上位で、「エントリーモデル」が最下位です。ただし、各シリーズ全てに全クラスがあるわけではないです。
またモデル番号の末尾には「G2(ジェネレーション2)」などの表記があります。これは、「第2世代」を示していて、細かい仕様のマイナーチェンジがあることを示します。
このほか、「マウス」などのオマケ付きのほうが安い場合もありますが、上の基準だけをみていれば、価格を見誤ることはないでしょう。
結構「分かりやすい」区分なので、今回はこれを利用しながら、各機をみていきます。
ーーー
なお、ここから先は、Atlasのおすすめポイントは赤系の文字色で、イマイチだと思う点は青字で記していきます。
【2023年発売】
【エントリーモデル】
1・HP 14-em 14-em0002AU
¥39,900 HP ダイレクト (5/29執筆時)
2・HP 14 Athlon Silver 価格コム限定モデル
¥42,800 HP ダイレクト (5/29執筆時)
CPU: Athlon Silver 7120U
メモリ:4GB
ストレージ:128GB SSD/PCIe
通信:Bluetooth5.3 Wi-fi 6
【ベーシックモデルG2】
3・HP 14-em 14-em0199AU
¥65,800 HP ダイレクト (5/29執筆時)
4・HP 14 Ryzen3 価格コム限定モデル
¥69,900 HP ダイレクト (5/29執筆時)
CPU: Ryzen 3 7320U
メモリ:8GB
ストレージ:256GB SSD/PCIe
通信:Bluetooth5.3 Wi-fi 6E
【スタンダードプラスモデルG2】
5・HP 14-em 14-em0200AU
¥77,800 HP ダイレクト (5/29執筆時)
6・HP 14 Ryzen5 価格コム限定モデル
¥72,800 HP ダイレクト (5/29執筆時)
CPU:AMD Ryzen 5 7530U
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe
通信:Bluetooth5.3 Wi-fi 6E
モニター:14型 フルHD IPS 非光沢
DVD:
重さ: 1.39kg
接続:USB-A (3.0)×2 USB-C (3.0) HDMI
バッテリー:11時間(MobileMark 2018)
カメラ:フルHDカメラ
OS:Windows 11 Home(一部sモード)
ソフト:Office 2024(追加可)
保証:1年間
HP 14-em0000シリーズは、米国のHP(ヒューレットパッカード)の製品です。
同社のHPシリーズに属する格安機で、2025年にモデルチェンジされた第2世代機(G2)です。
現在、リンク先だと「G2」表記のない旧機(2023年機)があります。CPU回りは同じですが、Wi-Fi規格が1世代旧式(WI-FI6)になります。その代わり、2000円相当のマウス( HP 240)がおまけで付きますが、あまり性能は期待できないので不要かと思います。
後ほど書くように、新機種のWI-FI6Eは普及確実ですし、値段差をふまえても新機種でしょう。
価格は、HPの場合、本機をはじめとする一部構成だと「価格.com限定モデル」があります。
同じ製品ですが、時期によってはこちらのほうが「安い」場合はあります。
両方見比べて、安い方を選ぶと良いと思います。なお、完全に別ページです。
OSは、windows11 Homeを搭載します。
ただ、「エントリーモデル」だけはWindows 11 Home Sモードです。
不可逆的に解除はできますが、Windowsストアの製品以外インストールできなくしています。途上国などに向けて、性能の劣るCPUのみ搭載を許されるライセンスです。
ベーシックモデル以上は普通のWindows 11 Home です。
重さは、1.39kgです。
コンパクトな筐体設計で、この画面サイズでは軽めのモデルと言えます。
ディスプレイは、14型のフルHD解像度(1920×1080)です。
格安機の場合、この解像度なら問題ないです。
表面処理も、光の写りこみが少なく、ワープロ作業にも非光沢液晶(ノングレア)で、家庭用のほか、ビジネスにも利用しやすい作りです。
パネルは、広視野角で、目が疲れにくいIPSの利用が明言されています。
ノートPC選びで最も重要な液晶の品質の部分で優れるのが、本機の良い部分です。
CPUは AMD系を採用します。
いずれも、2022年登場の同社のエントリークラスの構成です。
なお、CPUについていえば、インテル系は「信者」が多いといえます。ただ、インテルは2020年前後にCPUの製造プロセスの小型化(省電力化)にやや遅れを取りました。
そのため、AI世代の最近のCPU(Inter Ultra系)は例外として、安めのノートPC向けのCPUは、同じ消費電力ならば、今でもAMDの方が性能が良いと言えます。
CPUスコアは、グレードで変わります。
エントリーは、2コア・2スレッドのAthlon Silver 7120U(2.4Ghz×2)です。
ベーシックは、4コア・8スレッドのRyzen3 7320U(2.4Ghz×4)です。
スタンダードは、6コア・12スレッドのRyzen5 7530U(2.0Ghz×6)です。
ベンチマークは、各機でかなりの差があります。
上表は、スコアによる格安ノートPCの快適度を(Atlasの感覚で)示したものです。
一般的な仕事・動画用とし10000を越えると、入門機として普段の作業に苦なく使える、「標準的な水準」といえます。
エントリーは、今だと(正直)時代遅れの性能です。
ベーシックは、最近の製品の平均よりは弱いですが、入門機としては(まあ)ありです。
スタンダードは、スコアが15000を超えてきます。
入門機では良い構成と言え、価格差をふまえても「Ryzen5 7530U」採用機はお得です。
グラフィックス(GPU)は、統合型(CPUとメモリ共有)です。
デザイン向けに重要なほか、NPU(AIエンジン)の性能と共にAI技術を利用する場合、ここも重要です。
エントリー・ベーシックモデルはAMD Radeon610M、スタンダードはAMD RX Vega7です。
スタンダードは1000を超えますし、入門機としては「快適」なほうです。
2024年頃から増えてきた「AI世代」のGPUだと、より伸びている製品もありますが、本機のような「入門機」の場合、十分と言えます。
ただ、ベーシックモデル以下は、この部分でもやや「時代遅れ」でしょう。
メモリーは、4GB、8GB、16GBの選択です。
ボトルネックになりやすい部分ですが、8GBならば問題ないです。
なお、本機は、メモリーはスロット式なので(物理的には)交換可能です。ただ、開口は複雑ですし、メーカーも「ユーザーが交換できるタイプではない」とします。
記憶ストレージは、SSDです。
エントリーはやや少なめ(128GB)ですが、あとは、256GB以上であり十分です。
具体的な、速度は示しません。
しかし、PCIe3.0世代なので、現行水準としては、読込速度 3000MB/s あたりが、速度の最高値(理論値)です。
HDDの10倍以上は速く、また、SATA接続の昔のSSDよりも高速です。
ここは問題ないです。
ネットワーク機能は、Wi-Fi6EとBluetooth5.3に対応です(エントリーはWI-FI6)。
Wi-Fi6Eは、とくに注目点です。
前規格となるWI-FI5、WI-FI6ともに使えない 6GHz帯で通信が通信できるからです。
新しく民間に開放されたばかりであまり普及していないのと、干渉しにくい帯域であるため、近所の電波などとの混線がなく、通信速度は安定的です。
速度は、本機は「アンテナ2本」なので、6GHz帯でも理論上1201Mbps(=150メガバイト/秒)の速度が得られます。
ただし、無線LANルーター側の対応も必要です。
とくに、2022年以後に買い替えていない方は、前世代のWi-Fi6にも非対応のWi-Fi5(11ac)のルーターでしょう。
下位互換性があるので接続には問題ないですが、速度は、最大876Mbps(109メガバイト/秒)にボトルネックがあります。
Wi-Fi6E対応機の導入は、速度ほか、規格化された新技術によって通信安定性も高めるため、ご自宅全体の通信改善効果を見込めます。
ただ、話がずれるため、興味のある方は、このブログの【無線LANルーターの比較記事】のほうを後ほどお読みください。
インターフェースは、片側に(四角い)USB-A端子が2つと、(丸い)USB-C端子が1つ
反対側は、SDカードスロットのみです。
速度規格は、USB-A・USB-C端子とも、USB3.0です。
値段の高いノートPCではないですし、仕方ない部分です。
なお、このあたりの速度仕様に興味のある方は、このブログの【ポータブルSSDの比較記事】で、ある程度詳しく説明しました。
その他端子としては、プレゼン用にHDMI端子もあります。
BUFFALO LUA5-U3-AGTE-NBK
¥1,780 Amazon.co.jp (5/29執筆時)
一方、コンパクト設計なので、有線LAN端子は省略です。
どうしても必要な場合は、サードパーティのアダプタを利用します。
キーボードは、日本語キーボードが付属します。
キーサイズは、Fキーについては小さいですが、あとは普通のサイズです。
利便性の部分では、指紋認証機能を備えます。ただ、キー部分のバックライトは未装備です。
セキュリティは、指紋認証機能を備えます。
一方、キー部分のバックライトは未装備です。
DVDドライブは、別売です。
最近は「オールインワン」は、大画面機でも各社とも(ほぼ)ないです。
このブログでは【Windows向けブルーレイ・DVDドライブの比較記事】が別にあります。
必要な方は、後ほどご覧ください。
Officeソフトは、オプションです。
追加料金を払えば、インストールしてもらうことは可能です。
なお、パッケージ版を別に買われる場合は、このブログの【Microsoft Office 2024の比較記事】に値段や選び方を書いておきました。
なお、オプションで選べるのはバンドル版です。2つ以上のPCで使う場合は、正規版のほうが良いでしょう。
カメラは、92万画素のHDカメラです。
画質は期待できませんし、簡易的なものです。顔認証もできません。
バッテリーは、MobileMark 2018の測定基準で11時間との表記です。
昔から使われている指標で、日本で多いJEITA2.0と同じほど「甘め」な基準の試験です。
なお、最も測定基準が厳しい「MobileMark 25」ほか、各企業で使う指標は乱立しています。測定基準が異なりすぎて、メーカー間での持続時間は比較しにくいです。
一応、上表で一般的なJEITA2.0に換算する場合の持続時間の目安を示します。しかし、CPUのメーカーや世代で大きく変わるので、あくまで「試験の厳しさの度合い」を示しただけものです。
なお、バッテリーは、スペックから客観的に比較しにくいので、今回の比較記事ではさほどまで重視しません。
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以上、HP 14-em0000シリーズの紹介でした。
自宅でも使いたいが、持ちはこびもしたい方で、比較的安めである程度大画面なモデルを揃えたい場合に「候補」です。
モニターも「非光沢」ですし、仕事には向くでしょう。もちろん、家庭でのカジュアルな利用もこなせます。
おすすめは、CPUスペックととSSDの量の部分で、スタンダードモデルです。
下位構成より少し高めにはなりますが、これなら陳腐化せずそれなりに長く使えそうです。
重さも(この画面サイズの製品としては)そこそこ軽いです。大学生や会社員などで「たまに持ち運ぶ」程度ならば、本機でもよいでしょう。
【2024年発売】
【スタンダードモデルG2】
7・HP Pavilion Plus 14-ew1000 14-ew1007TU
¥134,000 HP ダイレクト (5/29執筆時)
8・HP Pavilion Plus 14-ew Ultra 5 価格.com限定モデル
¥137,800 HP ダイレクト (5/29執筆時)
モニター:14型 WQXGA IPS 非光沢
CPU:Core Ultra 5 125H
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe
【パフォーマンスモデルG2】
9・HP Pavilion Plus 14-ew1000 14-ew1008TU
¥174,800 HP ダイレクト (5/29執筆時)
10・HP Pavilion Plus 14-ew Ultra 5価格.com限定モデル
¥179,800 HP ダイレクト (5/29執筆時)
モニター:14型 2.8K 光沢 OLED
CPU:Core Ultra 7 155H
メモリ:32GB
ストレージ:1TB SSD/PCIe
DVD:
重さ:1.44kg
接続:USB-A (3.1+3.0) USB-C (4.0+3.0 )HDMI
通信:Bluetooth 5.3 Wi-Fi6E
バッテリー:12.5時間(MobileMark 25)
カメラ:500万画素
OS:Windows 11 Home
ソフト:Office 2024(追加可)
保証:1年間
HP Pavilion Plus 14-ew は、HPのパビリオンシリーズに属するモデルです。
2023年登場機ですが、24年にCPUが一新され第2世代になりました。
こちらも、価格コム限定モデルがありますが、基本性能は同じです。先述のように、値段が都度変わるため、両方チェックしてみてください。
パビリオンは、HPの「中位ランク」の筐体です。
上でみたHPシリーズの本体と異なり、細部まで詰めた産業デザインで、10万円前後のPCと同等のエレガントさが「売り」です。
重さは、1.44kgです。
下位機種とほぼ同じです。十分持ち運べる重さです。
ディスプレイは、下位機と上位機で異なります。
下位機は、非光沢のIPS系です。解像度はWQXGA(2560×1600)です。
フルHDより詳細であり上級です。一方、縦横比は、16:10(フルHDは16:9)ですが、PC用の場合、書類仕事ではこの比が便利なので、採用例が増えています。
輝度300ニトで、120Hzのリフレッシュレートです。おそらくBOEのパネルです。
色域は非開示ですが、sRGB100%の(広色域パネルでまではいかないですが)質の良いIPS系です。
フル画面表示してもわずかに黒帯が増える程度なので、ゲームや動画でも問題ないです。
価格が15万を超えるので「参考例」ですが、上位機だとOLED(有機EL)です。
PCの場合ここは少し注意点です。
OLEDは固定して静止画や文字を表示し続けると、「焼付け」が起こるからです。
スクリーンセーバーの利用などを心がけてください。
注意点を書きましたが、OLED自体は応答速度が速く、色域も広いため、マルチメディア利用には向きます。
上位機は光沢液晶ですし、そちらのニーズは取り込めるかなとおもいます。ただ、OLED自体の性質もあり、日中の光の下では液晶に負ける部分はあるでしょう。
CPUは、Intel系列です。
下位機は、14コア18スレッドのIntel Core Ultra 5 125H (3.3GHz ×4 + 2.3GHz ×10)です。
上位機は、16コア22スレッドのIntel Core Ultra 7 155H (3.8GHz ×6 + 2.3GHz? ×10 )となります。
先述のように、インテル系は性能面でAMD系にしばらくの間遅れを取っていました。しかし、AI世代のCPU(Ultra)以降は、消費電力に帯する処理性能が大幅に強化されました。
本機も23年登場の多コアの Ultraシリーズですので、いずれも性能が良いです。
下位機種でも「かなり快適」、上位機でもノートPCとしては「最高水準」といえるスコアです。
値段的に妥当です。
GPUは、CPUとの統合型です。
下位機でArc7-Core、上位機でArc8-Coreです。
同社のUtlraシリーズは、GPUもですが、1.4GHzという、しっかりとしたNPU(AIエンジン)を積みます。
このクラスだと、単独GPU搭載のラップトップ、あるいは、Apple系プロセッサ並ともいえ、スコアはかなり良いです。
メモリーは、16GBです。
ストレージは、SSDです。
第4世代のPcieですので、SSDの中でも速いものです。
Officeソフトは、オプションです。
ネットワーク機能は、Wi-Fi6EとBluetooth5.3に対応です。
Wi-Fiは、下位機同様に、回線安定度が高い6GHz帯に対応できる新規格に対応です。
本機もアンテナ2本なので、理論上の最高速は1201Mbps(=150メガバイト/秒)です。
ただし、下位機種で説明したように、2022年以前に買われたルーターだと速度は落ちるでしょう。
詳しくは、【無線LANルーターの比較記事】のほうで書きました。
インターフェースは、(四角い)USB-A形状が両側合計で2つと、(丸い)USB-C形状が片側のみに2つです。それに、HDMIが1つです。
USB-Cの片方は、本体の充電にも利用しますが、1ポートは自由に使えます。
速度は、注目点です。
USB-Cの片方が、USB4.0(TB4)、USB-Aも片方がUSB3.1に対応だからです。
このブログの【ポータブルSSDの比較記事】で紹介したような、高速SSDをより速くつなげられます。
USB4.0(TB4)は、先述のように、充電用にも使います。この端子は、65WのUSB-PD対応なの【USB-PDモバイルバッテリーの比較記事】で紹介したモバイル電源から本機へ緊急給電すること、あるいは、そちらへの充電が可能です。
キーボードは、アイソレーション式で打ちやすいです。
さほど変則配置もなく、良い仕様です。タッチパッドも少し大きめです。
その上で下位機種にはなかったキーのバックライトが搭載です。
カメラは、500万画素のIRカメラです。
プライバシーシャッターはもちろん、オートフレームや肌補正などWeb会議用に便利な補正は一通り装備します。
Core UltraはAIエンジン(NPU)搭載世代なので、機械学習のが重要になるこのあたりは強力です。
バッテリーは、最大で12.5時間との明記です。
目立った数字ではないですが、本機の場合、基準が相当厳しいと言われるMobileMark 25での値なので、JEITA2.0で言えば、(3.5倍まで行くかは不明ながら)2-3倍は長いのではないかと思います。
DVDドライブは、本機も、別売です。
このブログでは【Windows向けブルーレイ・DVDドライブの比較記事】が別にありますので、興味のある方は、後ほどご覧ください。
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以上、HP Pavilion Plus 14-ewの紹介でした。
今回の比較基準(高くても15万円以下)だと下位構成が範囲内に相当します。
最新のNPU(AIエンジン)搭載である上で、CPU・GPUスコアもよい世代なので、10万円前後のクラスと比べると、Intel系のなかでは、下位構成でも1-2ランク上の性能を期待できそうです。
筐体やキーボード・カメラ周りも値段相応に状況が良い上で、第4世代SSD、Wi-Fi6E対応、高速USB規格対応など、魅力的な機種です。
予算が許せば選択肢になると思います。
1-2・レノボの大画面ノートPC(14型)
続いて、レノボが販売する製品です。
米国のIBMが販売していたThinkPadほか、多くのシリーズを抱える世界的メーカーです。
【2024年発売】
【下位構成】(カメラ720P/指紋センサ/backlightなし)
11・ThinkPad E14 Gen 6(AMD) 21M3CTO1WWJP5
¥94,094 Lenovoダイレクト (5/29執筆時)
CPU: AMD Ryzen 5 7535HS
メモリ:8GB
ストレージ:256GB SSD/PCIe 4th
モニター:14型 WUXGA IPS 非光沢
【中位構成】
【Officeなし】 (Win11Pro版:21M30010JP)
12・ThinkPad E14 Gen 6(AMD) 21M3000XJP
¥114,900 Lenovoダイレクト (5/29執筆時)
【Officeあり】〈WinPro11版:21M3006YJP〉
13・ThinkPad E14 Gen 6(AMD) 21M30070JP
¥140,800 Lenovoダイレクト (5/29執筆時)
CPU: AMD Ryzen 5 7535HS
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe 4th
モニター:14型 WUXGA IPS 非光沢
【上位構成】
【Officeなし】
14・ThinkPad E14 Gen 6(AMD) 21M30012JP
¥134,950 Lenovoダイレクト (5/29執筆時)
【Officeあり
15・ThinkPad E14 Gen 6(AMD) 21M3006XJP
¥159,830 Lenovoダイレクト (5/29執筆時)
CPU: AMD Ryzen 7 7735HS
メモリ:16GB
ストレージ:1TB SSD/PCIe 4th
モニター:14型 2.2K IPS 非光沢
【価格com限定プレミアム】
16・ThinkPad E14 Gen 6(AMD) 21M3CTO1WWJP4
¥104,830 Lenovoダイレクト (5/29執筆時)
【価格com限定プレミアム2】 (SSD少なめ256GB )
17・ThinkPad E14 Gen 6(AMD) 21M3CTO1WWJP6
¥99,700 Lenovoダイレクト (5/29執筆時)
CPU: AMD Ryzen 7 7735HS
メモリ:32GB
ストレージ:1TB SSD/PCIe 4th
モニター:14型 2.2K IPS 非光沢
DVD:
重さ: 約1.41kg〜
通信:Bluetooth 5 Wi-Fi6E LAN
バッテリー:最大21.8時間(JEITA3.0b)
カメラ:FHD 1080p カメラ
接続: USB-A (3.0) USB-C (3.1) (3.0) HDMI
OS:Windows 11 Home(一部Pro)
ソフト:Office 2024(追加可)
保証:1年間
ThinkPad E14 Gen5 (AMD)は、レノボのThinkPadシリーズの製品です。
ThinkPadでは10万円前後で買えるラインナップになります。
かなりの数の構成例があります。
しかし、基本的には、CPUの違いをはじめにみておいて、あとはメモリ・ストレージの必要量と、Microsoft Officeの付属の有無とをみて選べば簡単です。
ただし、レノボの場合、「カスタマイズモデル」と「セット」モデルが混在します。
「カートに入れる」のボタンがある製品は、カスタマイズ不可の「セットモデル」です。しかし、価格なりに実用的な構成になっている場合が多いので、初心者にはおすすめです。
「カスタマイズする」ボタンがある製品は、カスタマイズ(CTO)対応です。
Officeの追加ほか、パーツのCTOが有料で可能です。
ただ、一部のパーツ(カメラ、パネル、指紋センサー、バックライトなど)の周辺装備が、通常より下のグレードになっている場合があります。
価格コム限定も、同じく「カスタマイズ用」で、これら3つの基本装備が一部ないです。
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結論的にいえば、あまり詳しくない方は、「カートに入れる」のボタンがある「買い切り」タイプを選んだ方が良いかと思います。
予算に応じて装備は変わりますが偏った装備の場合は少ないので、初心者向きで選びやすいので。
あとは、以下でみる性能面と、Officeの有無だけみればだいたい区別は付くでしょう。
OSは、基本、Windows 11 Homeです。
ただ、一部、Windows 11 Proが選べる構成もあります。
キーボードは、伝統の「赤ボッチ」トラックポイントを装備です。
アメリカのIBMから引き継いだもでるで、コアなファンが多いです。
凹みのついたパンタグラフ式のキーボードは押し味が良いです。剛性やキーピッチなどは、IBM以来の伝統を受け継いでいます。
剛性やキーピッチなどは、IBM以来の伝統を受け継いでいます。
いずれにしても、ThinkPadは、Windows系のノートPCでは、レッツノートやVAIOの上位機と並び、伝統的に入力システムは信頼されています。
なお、キー部分のバックライト・指紋センサーも装備です。ただし、先述のように、下位構成を含む、カスタマイズモデルは、この2点はオプションです。
重さは、1.41kgからです。
大画面ながら、持ち歩ける最低限の水準をキープします。
画面サイズは、14インチワイドです。
解像度は、フルハイビジョンで、むろん、IPS液晶の非光沢です。
液晶画面は、非光沢の14インチのIPS液晶です。
色域は普通(sRGBで60%±)ですが、輝度は300ニトありますし、スペックに問題はないです。
解像度はWUXGA (1920 x 1200)です。フルHD相当ではありますが、縦横比が16:10なので、僅かに縦に長いです。
HPでも書いたように、Officeソフトなどを利用する場合、縦長表示できます。
動画などをフルスクリーン表示する場合、隅に黒帯がやや多めにでますが、普通、アスペクト比は維持できるでしょうし、問題ないです。
なお、レノボ機の場合、ディスプレイも「カスタマイズ」できます。
特に+1.2万円する場合、「色域強化IPS」にできます。
縦横比はそのままで解像度が少し高い2.2K(2240 x 1400)になります。
sRGBカバー率100%で(広色域パネルとまでは言えないものの)色域が広めです。恐らくBOEの高品質IPSで、コントラスト比も少し上がる(1500:1)と思います。
ディスプレイにこだわりたい場合、検討に値します。
CPUは、2種類です。
下位構成の場合、6コア12スレッドのAMD Ryzen 5 7535HS (3.0GHz ×6)です。
上位構成の場合、8コア16スレッドのAMD Ryzen 7 7735HS (3.2GHz ×8)です。
スコアは、(現在の)下位構成でも、快適水準の15000をだいぶ越えます。
さらに、上位構成は、高級ノートPCを含めて考えてもかなり快適な水準と言えます。
GPUは、下位構成で、Radeon 660M、上位機構成で、Radeon 680Mです。
ベンチ的に標準以上で、下位構成でも「かなり快適」と言って良いです。
【16GB×2】(32GB×2もあり)
Crucial DDR5-4800 PC5-38400
¥12,980 Amazon.co.jp (5/29執筆時)
メモリーは、下位機種でも16GBです。
ビジネス用では、メモリーが多い方がCPUが強いよりも快適度が増す場合も多いです。
その辺を考慮しています。
2スロットの増設で最大64GBまで認識させることが可能です。
ストレージは、下位機種でも256GB SSDです。
世代としては、4thで、速度での不満はないと思います。
ネットワークは、本機も、最新のWi-Fi 6Eに対応し、Bluetoothも5.2です。
なお、Wi-Fi6Eは、2022年登場の新規格で、Wi-Fi6の上位互換です。
新しく民間開放された6GHz帯が利用できる点が特長です。
通信安定性が大きく高まりますが、話がそれるので、興味のある方は、このブログの【Wi-Fi6ルーターの比較記事】をご覧ください。冒頭で説明しました。
インターフェースは、(四角い)USB-A形状が2つと、(丸い)USB-C形状が2つです。
なお、USB-Cの、片方は充電にも利用します。
65W(USB-C PD)で、アダプタも付属です。
速度は、USB-Aは、いずれもUSB3.0です。
USB-Cは、充電に利用する方がUSB3.1で、そうでないほうがUSB3.0です。
端子数は十分ですが、USB3.1側が充電と共用なのは、高速ストレージ運用における注意点です。
なお、65W対応のモバイルバッテリーからならば、速度低下なしで給電もできるでしょう。
カメラは、フルHDカメラが搭載です。
この解像度の場合、顔認証(Windows Hello)に対応できます。
ただ、下位構成(カスタマイズモデル)だけ、解像度がHDになります。
バッテリーは、こちらはJEITA3.0表記です。
この基準はアイドル時と動画再生時の2値を併記する規則です。
JEITA3.0bの基準で最大21.8時間、動画再生時(JEITA3.0a)も最大11.8時間 です。
指標が異なるので比較しにくいですし、換算も正確にはできませんが、JEITA2.0だと22時間は越えるでしょう。長めですし優秀です。
オフィスソフトは、付属モデルがあります。
永続版ライセンス、市販版と異なり「そのPCのみ利用できる」ライセンスです。
そのほか、フルHD解像度のカメラが付属するのが目立ちます。
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以上、ThinkPad E14 Gen 6 AMDの紹介でした。
昔は、日本でブランド力のあるThinkPadがこの値段で買えることはなかったと思います。
使ったことのない方でも、堅牢なキーボードなど使い勝手の部分で優秀ですので、ビジネス用の場合は選択肢になります。
下位構成でもCPU・GPUともに「現代的」な性能で長く使えそうですが、CPUスコアを重視する場合、中位構成以上がよいでしょう。画質ならむろん上位構成ですが、ここは予算との相談になります。
ThinkPadは、同社の一般機(ideapad)に比べると、1万円前後高くなるのですが、使い心地の部分でその意味はあるでしょう。
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【2024年発売】
【下位構成】
〈カスタマイズ対応〉(カメラ720P/指紋センサ/backlightなし)
18・ThinkPad E14 Gen 6 (Intel Core Ultra) 21M7CTO1WWJP6
¥115,632 Lenovoダイレクト (5/29執筆時)
(Officeあり)OSは Win 11 Pro
19・ThinkPad E14 Gen 6 (Intel Core Ultra) 21M70094JP
¥164,890 Lenovoダイレクト (5/29執筆時)
CPU:: Core Ultra 5 125U
メモリ:16GB
ストレージ:256GB SSD/PCIe
【中位構成】
(Officeなし)プロ版は:21M7000WJP
20・ThinkPad E14 Gen 6 (Intel Core Ultra) 21M7000UJP
¥128,810 Lenovoダイレクト (5/29執筆時)
(Officeあり)プロ版は:21M70094JP
21・ThinkPad E14 Gen 6 (Intel Core Ultra) 21M70093JP
¥154,990 Lenovoダイレクト (5/29執筆時)
CPU:: Core Ultra 5 125H
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe
【上位構成】
(Officeなし)
22・ThinkPad E14 Gen 6 (Intel Core Ultra) 21M7000YJP
¥178,860 Lenovoダイレクト (5/29執筆時)
CPU:: Core Ultra 7 155H
メモリ:16GB
ストレージ:1TB SSD/PCIe
モニター:14型 WUXGA IPS液晶 非光沢
DVD:
重さ: 約1.41kg〜
通信:Bluetooth 5 Wi-Fi6 LAN
バッテリー:最大11.7時間(JEITA2.0)
カメラ:FHD 1080p カメラ
接続: USB-A (3.1)( 3.0) USB-C (4.0) (3.1) HDMI
OS:Windows 11 Home
ソフト:Office 2024(追加可)
保証:1年間
なお、ThinkPad E14 Gen 6 (Intel Core Ultra)としてインテル系CPU採用版もあります。
本機も「カスタマイズ対応」モデルがあります。
最小構成(最安)は、カスタマイズ用の型番なので、カメラの質、指紋センサー・バックライトなどの装備が他機と違う点は注意してください。
そちらは、Wi-Fi6Eも「オプション」となります。
CPUは、Intel系では、NPU(AIエンジン)搭載となる新世代のUtlraです。
下位構成は、12コア14スレッドのIntel Core Ultra 5 125U (1.3GHz×2 + 0.8GHz×8)です。
中位構成は、14コア18スレッドのIntel Core Ultra 5 120H (3.3GHz×4 + 2.3GHz ×10)です。
上位構成は、16コア22スレッドのIntel Core Ultra 7 155H (3.8GHz×5 + 2.3GHz? ×10)です。
どれも、バッテリー持続時間はさほど変わらないようです。
スコアは、下位構成でも「かなり快適」な15000を大きく超えます。
全く問題ないです。
GPU(グラフィックス)は、中位構成まではArc7で、上位構成だとArc8です。
先述のように、Utlraは、1.4GHzのNPU(AIエンジン)も積む、インテルのAI新世代GPUです。検索やカメラ(Web会議)などにも重要であり、力強い仕様です。
この部分のスコアは、3000を超えます。単独GPUに比するものであり高水準です。
パネルは、本機も、カスタマイズで、IPSの2.2Kに変更できます。
AMD系で説明したように、色域がsRGB100%水準で良いため、画質は1ランク上です。
個人的には、カスタマイズはおすすめできます。
そのほか、接続端子の構成がAMD系と異なります。
本機もUSB-C給電ですが、空いているほうの端子(5番)がUSB4(Thunderbolt4)なので高速ストレージ運用に適します。一方、USB-A端子は、USB3.0とUSB3.1が1つずつです。
利用するマザーボードの違いでしょう。あとは、同じです。
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結論的にいえば、冒頭みた最新のAMD系より、CPU・GPU・NPUの部分が強力です。
端子周りの速度スペックも良いため、実際的には「上位機」といえます。むろん、値段差があるので、このスペックが必要な方向けで、一般ユーザーはAMDが良いかと思います。
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【2024年発売】
23・ThinkPad E14 Gen 5 第13世代Intel 21JKS1U200
¥114,510 Lenovoダイレクト (5/29執筆時)
OS:Windows 11 Pro
24・ThinkPad E14 Gen 5 第13世代Intel 21JKS1U300
¥104,390 Lenovoダイレクト (5/29執筆時)
OS:Windows 11 Home
モニター:14型 WUXGA IPS 非光沢
CPU:: Core i5-1335U
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD/PCIe
DVD:
重さ: 約1.41kg〜
通信:Bluetooth 5 Wi-Fi6E LAN
カメラ:FHD 1080p カメラ
接続: USB-A (3.0) (2.0) USB-C (4.0) (3.1) HDMI
OS:Windows 11 Home
ソフト:Office 2024(追加可)
バッテリー:15.4時間(JEITA2.0)
保証:1年間
一方、インテル系は、1世代前の旧機がのこります。
もともと搭載のCPUが生産完了のようで、ユニットを入れ替えて販売しています。
こちらは、まだ、カスタマイズ」対応をしていますが、先述の、パネルのグレードアップは不可になります。
CPUは、10コア12スレッドの Core i5-1335U (1.3GHz ×2 0.9GHz×8)です。
2023年登場のCPUで、15000前後の「標準以上」の水準ででにスコアは良いですが、AI世代ではないです。
先述のNPUの部分ほか、マルチ処理は、先ほどみた次世代(Gen6)が相当増えたので、新しいものとの差はある感じです。
GPUも、80EUs (1.35GHz/ 90パイプライン)です。
接続端子は、本機もUSB-C給電です。
しかし、空いているほうの端子(5番)がUSB4なので高速ストレージ運用に適します。一方、USB-A端子の片方(1番)がマウス用専用といえるUSB2.0になります。
バッテリーは、最大で、15.4時間です。
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結論的にいえば、CPUの部分で新機種と差がありますが、安いです。
一方、CPUは(AI処理を考えなければ)しばらくは通じる性能はありますが、バックライト・指紋センサーの装備はない上で、(FHDではなく)HDカメラになるなど装備に差はでます。
すでにカスタマイズモデルもないので、このあたりの装備を含めて、問題ないかは、よく考えてください。
次回につづく
14型ノートパソコンのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、14インチクラスのノートPCの比較の1回目記事でした。
しかし、まだまだ「続き」ます。
2・14インチ中型ノートPCの比較 (2)
2-1:レノボ〈その他〉
2-2:DELL
3・14インチ中型ノートPCの比較 (3)
3-1:ASUS
3-2:富士通
3-3:最終的なおすすめの提案【結論】
続く2回目記事(こちら)では、レノボの残りの機種をみたあと、DELLのノートPCを追加で紹介します。
マシンパワー ★★★★★★
読み書き速度 ★★★★★
ストレージの量 ★★★★☆
軽量性 ★★★★★
バッテリーの保ち ★★★★☆
画面の見やすさ ★★★★★★
総合評価 ★★★★★★
その上で、最終回となる3回目記事(こちら)で、全体の「結論」として、14インチのノートPC全機種から、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。
2回目記事は→こちら