比較2019'【グレード別】PCスピーカー53機の音質とおすすめ・選び方:ハイレゾ対応(2)

2019年08月09日

比較2019'【グレード別】PCスピーカー53機の音質とおすすめ・選び方:ハイレゾ対応(2)

前半からの続き記事です。前半記事は→こちら


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 25・ヤマハ パワードスピーカー NX-N500(B)
  ¥66,678 楽天市場 (8/9執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スピーカー出力:45w
スピーカー直径:13.0cm+3cm
高音再生力:★★★★★ 40kHz
低音再生力:★★★★★ 54Hz
小音量再生:★★★☆☆
ボリューム:調整可(リア)
PC接続方法:USB/アナログ/光デジタル/無線
サイズ:幅17.0× 高さ28.5× 奥行23.8cm

 NX-N500は、ヤマハが発売しているハイレゾ対応スピーカーです。

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 スピーカーの大きさは、幅17.0m× 高さ28.5cm× 奥行23.8cmです。

 ONKYOの上位機並みに大きいため、机の上での利用はやや難しい仕様です。

 PCとの接続は、こちらもデジタル方式です。

 光デジタル端子のほか、WindowsやMacから付属のUSBケーブルで接続が可能です。ブルトゥースにも対応しますが、Bluetoothの場合はハイレゾ音質は不可能です。

 定格出力は、45Wとパワフルです。

 スピーカーの直径は、低音再生用のウーハーが13cmと特大で、高音再生用のツイーターが3cmです。

 DACについては、384kHz/32bitまで対応します。スピーカーについて高音域の再生可能音域は最大40kHzであるため、高解像度のハイレゾ音源のソースを十分に活かせるかどうかは、やや心配です。

 また、小音量再生時については、特段の機能は付属しません。

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 ボリューム調節は、後面にあるツマミで調整が可能です。

 また、リモコンも付属するため、リモコンでの操作も可能です。また、【Amazon Echoの比較記事】で書いたようなEchoを利用する場合、搭載のBluetoothを活かして、音声でこのスピーカーの音量を制御できます。

---

 以上、ヤマハのNX-N500の紹介でした。

 どちらかといえば、PC用ですが、個人視聴ではなく、部屋全体に音を飛ばしたい方向けの製品です。その用途には向くでしょう。


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 26・クリプトン KRIPTON KS-3HQM
  ¥81,599 Amazon.co.jp (8/9執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スピーカー出力:25w
スピーカー直径:
高音再生力:★★★★★
低音再生力:★★★★★
小音量再生:★★★★★
ボリューム:調整可(リア)
PC接続方法:USB/アナログ/光デジタル/無線
サイズ:幅8.7× 高さ17.3× 奥行10.5cm

  KS-3HQM は、日本のクリンプトンが発売するPCオーディオです。

 メインは医療用映像機器の会社ですが、超高額のPCオーディオを日本で唯一販売する会社です。その中でもこのシリーズは「入門機」にあたります。

 スピーカーの大きさは、幅8.7× 高さ17.3× 奥行10.5cmです。相当に小型ですが、写真のように台座のが幅はあるため、設置寸法は、10×12cmとなります。

 台座は、ハイカーボンスチール製で、700gと重量感があり、防振性が期待できます。

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 PCとの接続は、こちらもデジタル方式です。

 USBか光デジタル端子でつなげる方式です。

 定格出力は、25Wとソニーと同等ですね。

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 スピーカーの直径は、この製品は6.35cmのスピーカーユニットが1つのみのフルレンジ型です。

 他社の上位機は、ウーハーとツイーターを分離する2WAYですが、それに比べると、中音域の受け渡しのない分、聴きやすい音質です。

 ただ、一般的にこの構造は、高音域の解像感がイマイチでハイレゾ向きではないでしょう。ユニットは、自社生産できず、デンマークのティンファニー社のものを採用します。

 DACについては、3192kHz/24bitまで対応します。

 一方、スピーカーユニットの再生周波数帯域は非公開です。DACの部分は確かにハイレゾ対応ですが、スピーカーユニットがそれに耐えうる業界基準があるか不明瞭です。

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 したがって、ハイレゾ認証マークも公式サイトには見られませんね。

 ボリューム調節は、調整用のリモコンが付属します。

 以上、クリンプトンの KS-3HQMの紹介でした。初登場は、2011年頃の製品で、「息の長い」製品です。ただ、2018年にもVGPの部門賞を取っていますし、試聴の限り、音質も他社の高級機に引けを取らない水準です。

 ただ、フルレンジのスピーカー採用で、果たしてスピーカーがハイレゾに対応する水準なのかについては、もう少し丁寧な説明が欲しい製品です。

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 【直販限定】

 27・クリプトン KRIPTON KS-1HQM
 28・クリプトン KRIPTON KS-1HQM
  ¥52,380 Amazon.co.jp (8/9執筆時)

 なお、クリンプトンの直販限定で、下位機種が販売されています。

 こちらは、色以外ほぼ同じ仕様ですが、DACが96kHz-24bitまでと落ちています。シャーシもアルミ製ではなく、このあたりでコストカットがなされています。

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 29・クリプトン KRIPTON KS-9Multi
  ¥279,936 楽天市場 (8/9執筆時)

 逆に「とことん予算をつぎ込んで」PC用のハイエンドモデルとしているのがこちらです。

 84mmウーハーと30mmツイーターを採用した2Way仕様で、パワーも40Wに上がっています。ツイーターの再生周波数帯域は60kHzと公開されているため、こちらは、しっかり、ハイレゾ音源に対応できるスピーカーユニットでしょう。

 サイズも、13×20×170 mmと大きめです。

 ニッチな製品だけあって価格は相当高いので、「オーディオファイル」の方の専用製品です。

今回の結論
パソコンスピーカーのおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、前半記事こちら)から、今回の後半記事まで、各社のPC用スピーカーを比較・紹介してきました。

 最後に、いつものように、「Atlasのおすすめ機種!」を提案しておきたいと思います。


 第1に、1万円以内の予算で、机の上で使えるスピーカーとしてオススメできる機種は、

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 【各色】

 4・ヤマハ パワードスピーカー NX-50 (W)
 5・ヤマハ パワードスピーカー NX-50 (B)
  ¥11,485 Amazon.co.jp (8/9執筆時)

ハイレゾ音源:未対応
スピーカー出力:7w
スピーカー直径:7cm
高音再生力:★★★☆☆ 20kHz
低音再生力:★★★★☆ 55Hz
小音量再生:★★★★★
ボリューム:調整可(フロント)
PC接続方法:アナログ
サイズ:幅8.3×高さ18.4×奥行18.4cm

1・音質の良さ  ★★★★☆
2・重低音の迫力 
★★★★☆
3・小音量の音質 
★★★★★
4・ハイレゾ再生 ★★★☆☆
5・設置スペース ★★★★★

6・総合評価   ★★★★☆

 ヤマハのNX-50でしょう。

 1万円以下のスピーカーとしては、音質面で最もバランスが取れています。

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 冒頭で述べたように、PC用の小口径スピーカーの場合、低音の充実度が極めて重要ですが、独自のバスレフ構造を採用しており、サイズからすると考えられないほどのパワーが出ます。

 その上で、高級機のように、入力音量の大小により自動で低音量の補整する機能が付属するため、小音量での再生も優秀です。

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 デザイン性も高いです。こうした点で、予算が限られた中での選択肢としてはとても良いと思います。

ーー

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 【ブラック】

 2・JBL PEBBLES JBLPEBBLESBLKJN
 3・JBL PEBBLES JBLPEBBLESWHTJN
  ¥4,661 Amazon.co.jp (8/9執筆時)

ハイレゾ音源:未対応
スピーカー出力:−−
スピーカー直径:5cm
高音再生力:★★★★☆
低音再生力:★★★☆☆
小音量再生:★★★★☆
ボリューム:調整不可
PC接続方法:USB接続/アナログ
サイズ:幅7.8cm× 高さ13.2cm× 奥行15.0cm

1・音質の良さ  ★★★★☆
2・重低音の迫力 
★★★☆☆
3・小音量の音質 
★★★★☆
4・ハイレゾ再生 ★★★☆☆
5・設置スペース ★★★★★

6・総合評価   ★★★☆☆

 一方、USB経由で接続したい場合は、JBLのPEBBLESが良いと思います。

 格安機では例外的に、DACを搭載しています。デジタル接続ができるので、ノイズは少ないでしょう。

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 迫力ではヤマハに負けますが、5000円前後のスピーカーの中では、最も性能が充実しており、高音質を得やすいと思います。


 第2に、机の上で使える高級スピーカーとしてオススメできる機種は、

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 13・Bose Companion20
  ¥27,494 Amazon.co.jp (8/9執筆時)

ハイレゾ音源:未対応
スピーカー出力:ーーー
スピーカー直径:7.0cm
高音再生力:★★★★☆
低音再生力:★★★★★
小音量再生:★★★★★
ボリューム:調整可(コントールポッド)
PC接続方法:アナログ(オーディオケーブル)
サイズ:幅9.0× 高さ22.0×奥行14.7cm

1・音質の良さ  ★★★★★
2・重低音の迫力 
★★★★★
3・小音量の音質 
★★★★★
4・ハイレゾ再生 ★★★☆☆
5・設置スペース ★★★★★

6・総合評価   ★★★★★

 BoseCompanion20でしょう。

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 ロングセラーの名機だけあって、小型サイズのスピーカーとは思えないクオリティの高い音質が得られます。

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 音質は、しっかりボーカルが聞こえつつ、充実した低音という、伝統的なBOSEサウンドの技術と傾向を引き継ぎます。

 とくに、夜間に小音量で再生する場合の音のバランスは、BOSEは最も優れると言えるでしょう。

 普段使いで、飽きの来ないサウンドだと思います。多少高いですが「買って後悔のない機種」です。


 第3に、ある程度の口径があり、音の迫力を感じやすい製品としておすすめできるのは、

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 【2019】

 11・JBL 同軸パワードステレオモニター 104-Y3
  ¥17,496 Amazon.co.jp (8/9執筆時)

ハイレゾ音源:未対応
スピーカー出力:30W
スピーカー直径:11.4cm+1.9cm
高音再生力:★★★☆☆ 20kHz
低音再生力:★★★☆☆ 60Hz
小音量再生:★★★★☆
ボリューム:調整可(フロント)  
PC接続方法:アナログ
サイズ:幅15.4×高さ12.5×奥行12.5cm

1・音質の良さ  ★★★★★
2・重低音の迫力 
★★★★★★
3・小音量の音質 
★★★★☆
4・ハイレゾ再生 ★★★☆☆
5・設置スペース ★★☆☆☆

6・総合評価   ★★★★★

 JBL104-Y3でしょう。

  201908091033.jpg

 横幅が15.4cmある製品のため、普通の学習机・事務机サイズだと、圧迫感があります。

 ただ、例えば、マルチメディア関係の作業用としてなど、設置面積がクリアできるとすると、かなり良い選択肢です。

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 同軸型の採用という音質面での見所もあります。

 音の定位感の向上が期待できるほか、構造的に大きなウーハーが搭載できているので、低音も充実するでしょう。

 ただし、無理に机に詰め込んでも音質は期待できないため、しっかり設置スペースを考えられる方におすすめします。


 第4に、ハイレゾに対応するPCスピーカーとしてオススメできる機種は、

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 23・SONY CAS-1 W
 24・SONY CAS-1 B
  ¥78,427 Amazon.co.jp (8/9執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スピーカー出力:24w
スピーカー直径:6.2cm+1.4cm
高音再生力:★★★★★ 50kHz
低音再生力:★★★★★ 60Hz
小音量再生:★★★★★★
ボリューム:調整可(フロント)
PC接続方法:USB/アナログ/光デジタル/無線
サイズ:幅9.5× 高さ17.8×奥行17.2cm

1・音質の良さ  ★★★★★★
2・重低音の迫力 
★★★★★
3・小音量の音質 
★★★★★
4・ハイレゾ再生 
★★★★★★
5・設置スペース ★★★★★

6・総合評価   ★★★★★★

 SONYCAS-1が良いでしょう。

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 ハイレゾとしては唯一無理なく、デスクトップにおけるサイズの機種です。

 また、USB-DAC内蔵型の機種で、音質は数ランク高いです。小音量再生も対応できるため、「ハイレゾ対応スピーカーとして買って間違いない機種」だと思います。

 ただ、きちんと音が鳴るまで、1週間ほどは「エージング」期間が必要でしたので、最初は満足がいかなくても、しばらく使い続けて見てください。また、小音量で使う場合は、LVMを必ず「ON」にしてください。さもないと、180度異なる評価になるでしょう。

 なお、こちらは、スピーカーケーブルが変更できます。デンキヤで買って交換するのも面白いでしょう。

 なお、3万円以下の予算の場合、「ハイレゾ対応」「近接視聴向き」という機種は、あまり見られません。冒頭で述べたように、PC用スピーカーは「特殊」なので、この場合、BOSEなどのハイレゾに対応しない高級機種を選ぶ方が無難です。

ーーー

  201810201003.jpg

 21・ONKYO GX-100HD(B)
  ¥28,012 Amazon.co.jp  (8/9執筆時)

ハイレゾ音源:対応
スピーカー出力:15w
スピーカー直径:12cm+3cm
高音再生力:★★★★★ 100kHz
低音再生力:★★★★☆ 50Hz
小音量再生:★★★☆☆
ボリューム:調整可(フロント)
PC接続方法:アナログ+光デジタル
サイズ:幅14.0×高さ26.0×奥行18.0cm

1・音質の良さ  ★★★★★
2・重低音の迫力 
★★★★★
3・小音量の音質 
★★★★★
4・ハイレゾ再生 
★★★★★★
5・設置スペース ★★☆☆☆

6・総合評価   ★★★★★

 ただし、PC用スピーカーでも、部屋の机が150cm以上に幅広な場合、スタンドやラックに収納する予定の場合、または、部屋でソファに座りながら聴くようなシーンを想定するならば、GX-100HD(B)をオススメします。

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 スピーカーの大きさは、幅14.0m× 高さ26.0cm× 奥行18.0cmと大きいので、事務机程度の幅の机にて近接視聴で聴いてもあまり楽しめません。

 しかし、逆に言えば、部屋中に広く流すならば、このスピーカーのサイズ感が生きてきます。

補足:オルタナティブな選択肢について

 以上、今回は、PCスピーカーの話でした。

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 なお、このブログモノマニアには、スピーカー関係の記事は以下の3つがあります。

1・PC用スピーカーの比較
2・
ミニコンポの比較
3・Bluetoothスピーカーの比較
4・サウンドバーの比較
5・ブックシェルフスピーカーの比較  

 これらの記事もよろしくお願いします。とくにPCで使うならば、3番・4番の選択肢も「あり」だと思いますので。

 なお、現在的には、こうした音源を利用しない方が大半でしょう。しかし、通常音源の再生についても、価格双方に音質が期待できるモデルがありますので、よろしければ、引き続きご覧ください。

ーー

 最後になりましたが、今回の記事がお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。(今回は後編なので、前編記事を共有して頂ければなお嬉しいです)

 ではでは。

posted by Atlas at 11:03 | 日用品

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