1回目記事からの続きです→こちら
2-1・EDIFIERのPCスピーカー

2回目記事では、香港のエディファイヤーのスピーカーのうち、1回目記事で見れなかった上位機を紹介します。
1・PCスピーカーの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:オーディオテクニカ〈日本〉
1-3:Edifier 1〈香港〉
2・PCスピーカーの比較 (2)
2-1:Edifier 2〈香港〉
2-2:CREATIVE〈シンガポール〉
2-3:JBL〈米国〉
3・PCスピーカーの比較 (3)
3-1:クリプトン〈日本〉
3-2:パイオニアDJ〈日本〉
3-3:サンワサプライ〈日本〉
3-4:Razer〈米国〉
3-5:EVE AUDIO〈ドイツ〉
4・PCスピーカーの比較 (4)
4-1:ロジクール〈スイス〉
4-2:FiiO〈中国〉
4-3:Audioengine〈米国〉
4-4:ELAC〈ドイツ〉
4-5:AIRPULSE〈香港〉
4-6:フォスター〈日本〉
5・PCスピーカーの比較 (5)
5-1:最終的なおすすめの提案【結論】
1回目記事の冒頭(こちら)でみた「選び方の基本」に基づいて、今回も説明していきます。
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なお、以下の本文では、Atlasのおすすめできるポイントについては赤系の文字色で、イマイチな部分については青字で書いていきます。

【2025年発売】
(直販系型番)各色
18・Edifier ED-MR5
¥39,193 Amazon.co.jp (3/22執筆時)
(代理店経由型番)各色
19・Edifier ED-MR5-BK
19・Edifier ED-MR5-WH
¥39,980 楽天市場 (3/22執筆時)
ハイレゾ:対応
出力:55W+55W
スピーカー:12.5cm+11.2cm + 2.5cm
周波数帯域: 46Hz-40kHz
接続:Bluetooth アナログ
サイズ:幅15.9× 高さ25.7×奥行26.4cm
ED-MR5 も、プリンストンが扱うEdifierの上位機の1つです。
1回目記事の冒頭でみたMR3の上位機にあたる「モニタースピーカー」です。
先述のように、このシリーズは、スタジオ用途を意識した音作りを意識し、録音された音をできるだけ素直に再現する方向性です。
こちらも、代理店経由と直販系で型番が変わりますが、性能は変わりません。

大きさは、左右で少し異なります。
左側が幅15.9×高さ25.7×奥行26.4cmです。
それなりに大柄なサイズで、存在感のあるスピーカーです。外観は、米国Klipschあたりのブックシェルフ機を思わせる雰囲気で、高級感のあるデザインといえます。

PCとの接続は、Bluetoothとアナログ系入力です。
Bluetoothは、SBCほか、LDACに対応です。そちらでハイレゾ相当の無線再生も可能です。そのほか、XLR/TRSにも対応しますが、一般ユーザーはあまり関係ない部分です。
アンプ出力は、総合110Wです。
近接視聴用としてはかなり余裕があり、出力的には通常のリビング用としても十分に使えるクラスだといえます。メーカーも、近距離だけでなくリビング用途まで想定した設計としてアピールしています。
スピーカーの直径は、低音再生用のウーハーは12.6cm、中音域用のミッドレンジは、11.2cm、高音再生用のツイーターは2.5cmという3WAY構成です。
ツイーターはシルクドーム型で、表面に独自のディンプル加工を施したタイプです。ミッド/ウーハーは銅色の振動板で、見た目のアクセントにもなっていますが、色味は意匠的な要素と考えて良いでしょう。
音質は、モニタースピーカーらしく全体としてナチュラルな傾向です。
特に中域は明瞭で、ボーカルや楽器の輪郭がはっきりと見えます。高音域は味付けを抑えめにして自然さを重視しており、低音域も量感より質感重視で、タイトに締まったタイプです。
立ち上がりと立ち下がりが速く、「すっと鳴って、すっと止まる」イメージの低音で、スピード感もあります。
小音量再生は、特段の強みとして推せるタイプではありません。
ある程度は音量を上げたほうが、このスピーカーらしさが分かりやすい印象です。

ボリューム調節は、フロントのノブで行えます。
左右で本体サイズがわずかに異なるのは、このフロント操作部の構成による部分もあるでしょう。
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以上、EdifierのED-MR5 の紹介でした。
基本的には、クリエイターや自宅で制作を行うユーザー向けのモニタースピーカーです。
一方で、この手のニュートラルなスピーカーのほうが、ハイレゾ音源の情報量や録音の質は見えやすく、「聞こえていなかった音を探す」という楽しみ方には向いています。音の分離感や音場、定位もクラス相応に良好です。
その反面、音源側の粗もよく見えるタイプです。その意味では、SBCでのBluetooth再生はやや「物足りない」と感じられる場面もあるでしょう。LDACが使える環境や、しっかり対策したアナログ接続環境がある方向けの製品であり、その点ではややニッチな立ち位置といえます。
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【2022年発売】
20・Edifier ED-MR4-BK
20・Edifier ED-MR4-WH
¥16,540 Amazon.co.jp (3/22執筆時)
ハイレゾ:
出力:21W+21W
スピーカー:10.6m+2.5cm
周波数帯域: 60Hz-20kHz
接続:アナログ(RCA/3.5mm)TRS
サイズ:幅14×高さ22.8×奥行17.0cm
なお、モニタースピーカー系の下位機となるのがED-MR4です。

音質は、ED-MR5と同じくフラット寄りの傾向です。ドイツのKLIPPELによるチューニングをうたっており、測定・補正を重視した設計です。
一方で、本機はハイレゾには対応しない点には注意が必要です。
ユニットは、ウーハーがやや大きめの2WAYですが、低音域はあまり深く沈み込むタイプではありません。モニタースピーカーとしても、より用途が限られる、かなりニッチな立ち位置のモデルと言えるでしょう。

【2023年発売】
(直販系型番)各色
21・Edifier QR65
¥49,980 Amazon.co.jp (3/22執筆時)
(代理店経由型番)各色
22・Edifier ED-QR65-BK
22・Edifier ED-QR65-WH
¥48,999 楽天市場 (3/22執筆時)
ハイレゾ:対応
出力:35W+35W
スピーカー:7.0cm+3.2cm
周波数帯域: 55Hz-40kHz
接続:USB Bluetooth アナログ
サイズ:幅14.2× 高さ21.3×奥行21.7cm
Edifier QR65も、Edifierの上位機の1つです。
こちらも、代理店(プリンストン)経由と直販系で型番が変わりますが、性能差はないです。

サイズは、左右で少し異なります。
左側が幅14.2×高さ21.3×奥行21.7cmです。
やや大きめではありますが、デスクトップ用と言えるサイズ感です。写真のように前面にはイルミネーションを備えます。RGB仕様なので、スマホアプリから色の調整が可能です。

PCとの接続は、アナログ接続を含めて複数の方法から選べます。
注目はBluetoothで、Bluetooth 5.3に対応しつつ、SBCに加えてLDACにも対応します。
Bluetooth接続でもハイレゾ対応にできます。
USB入力では、DACとして24bit/96kHzまでに対応します。定額音楽配信サービスで提供されるハイレゾ音源を想定しても、十分なスペックと言えるでしょう。
アンプ出力は、総合70Wです。

スピーカーは、低音再生用のウーハーは7cm、高音再生用のツイーターは3.2cmです。
ツイーターは大きめのシルクドーム型で、ウーハーはアルミ製のダイアフラムを採用しています。長い導管を持つバスレフ構造により、低音域を補強する設計です。
回路はフルデジタル構成であることもアピールされており、音響部分への「こだわり」を前面に出した製品と言えます。
音質は、高音域は、「元気で明るい」印象です。音の自然さや聴き疲れにくさというより、「楽しさ」を優先したチューニングです。
中音域は明瞭性はやや控えめで、ボーカルはやや後ろ目に位置する傾向です。低音域は量感は十分に感じられますが、重低音(ミッドサブ)はそれほど深い沈み込みは得られません。
小音量再生は、とくに強みとして挙げられるタイプではありません。
ボリューム調節は、側面に調整つまみを配置したユニークな構造です。
この構造のため、左右の寸法が少し異なります。リモコンは付属しません。

一方で、本機の大きな特徴となるのが、USB-Cポートによる最大65Wの給電に対応する点です。
スマホや小型ゲーム機の充電にも十分な出力で、デスク周りの電源まわりをすっきりまとめたい場合には便利に感じられるでしょう。
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以上、Edifierの ED-QR65-の紹介でした。
ゲームやハイレゾ音源の視聴など、マルチな用途に対応できるステレオスピーカーという印象です。とくに、充電機能を含めた利便性に魅力を感じる場合には、選択肢になりやすいモデルでしょう。
音質は、同社の他シリーズと比べても「元気で派手目」で、低音も強調される傾向があり、ややドンシャリ系(V字)寄りのチューニングです。ただし、ゲームや映画用途においては、こうした音作りは一般的に「向いている」方向性であり、大きなマイナスにはなりにくいと感じます。
筐体デザインもいわゆる「格好良い系」に振っているため、世代や好みによって評価は分かれそうですが、PCまわりを演出したいユーザーには相性の良いモデルと言えるでしょう。
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Edifierは、相当数のアンプ付きスピーカーを出すので、全てを見ることはできませんが、このほか目に付いた機種を、簡単に見ておきます。
【2023年発売】
(直販系型番)各色
23・Edifier QR30
¥16,980 Amazon.co.jp (3/22執筆時)
(代理店経由型番)各色
23・Edifier ED-QR30-BK
23・Edifier ED-QR30-WH
¥19,980 Amazon.co.jp (3/22執筆時)
ハイレゾ:
出力:15W+15W
スピーカー:7.0cm+2.3cm
周波数帯域: 63Hz-20kHz
接続:USB Bluetooth アナログ
サイズ:幅12.8× 高さ19.3×奥行14.2cm
第1に、Edifier ED-QR30です。
先ほどの機種と同じQRシリーズの下位モデルです。
本機も、プリンストンを通す代理店経由は型番が変わりますが、性能差はないです。
ただ、直販系はクーポン割引がある時期があるので、リンク先はみてください。

サイズは、幅12.8× 高さ19.3×奥行14.2cmです。
幅に加えて奥行方向の設置性は、先ほどの機種よりもだいぶ良好です。
ユニット構成は、同じですが、ツイーターがやや小さくなります。
ウーファーもアルミ製であることが示されていません。写真からは判別しにくいものの、おそらく樹脂系かペーパー系の別素材でしょう。
アンプは、総合30Wで、上位機の半分です。
そのうえで、本機は周波数帯域(上限20kHz)とBluetoothコーデック(SBCのみ)の仕様により、ハイレゾ非対応となります。
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結論的にいえば、設置性、特に奥行方向の扱いやすさは評価できます。
一方で、音質面や接続性の部分では、上位機との差をはっきり感じます。
また、記事の最後の結論編(まとめ)でも触れますが、同社の製品に限っても、価格はやや上がるものの、今回の設置幅(以下)の条件を満たしつつ、アンプ出力もより余裕のある機種は存在します。
何度も買い替える類いの製品ではありませんし、どうせ選ぶならば、そちらを候補にしたほうが良いでしょう。

(直販系型番)各色
24・Edifier HECATE G2000PRO
¥19,760 Amazon.co.jp (3/22執筆時)
(代理店経由型番)各色
24・Edifier HECATE ED-G2000PRO-BK
24・Edifier HECATE ED-G2000PRO-WH
¥21,374 楽天市場 (3/22執筆時)
ハイレゾ:
出力:16W+16W(RMS)
スピーカー:7.62cm
周波数帯域: 75Hz-20kHz
ボリューム:
接続:USB-C Bluetooth5.4 アナログ
サイズ:幅11.6×高さ16.0×奥行12.0cm
HECATE G2000PROは、エディファイヤーのゲーミング向けスピーカーです。
ゲーミング用はバータイプが人気で次に見るCreativeなども得意です。左右ステレオ構成のスクエア型は今だとわりと珍しいです。

サイズは、幅11.6×高さ16.0×奥行12.0cmです。
幅を含めて小型ですので、机のサイズに左右されず置きやすい形状です。
ゲーミング用なので、カラーLEDによるイルミネーションの演出もあります。

PCとの接続は、USB-C・Bluetooth・アナログ接続に対応できます。
BluetoothはSBCのみです。遅延がありますし、PC用だとUSB接続が前提と言えます。
アンプ出力は、総合32Wです。
サイズ感からすれば優秀ですが、ゲーミング用として言えば、そこまで強くないです。
ただ、DSP技術を利用した強化量が割と強く、低音の量感はそれなりにあります。
とくに、ゲームモード、映画モード、ミュージックモードと調整できる仕様にしています。

スピーカーは、7.6cmのフルレンジが1基です。
背面にバスレフがある構成で、そちらで低音を強化します。
低音をしっかり出すため、背面はある程度スペース(壁から10〜15cm)あると良いでしょう。奥行もそこまでない製品ですし、余裕でしょう。
なお、同心円状に銀色のユニットがみられますが、これは、保護と高音域の多少の補正を意図したキャップです。同社の言い方だと「shield reflector cone」です。
そのほか、背面中央部に特徴的なエアグリルがあります。
小型機で大きめの音を鳴らすことを意識した機種で、振動板の動きで箱の中の空気が暴れにくいよう、流れを整えるための装備と考えてください。
音質は、はっきりと、低域の量感重視の構成で、DSP技術もそれによって構成されている印象です。ゲーミング用なので問題ないです。
一方、空間ミュージック(立体音響)はフォローしませんが、「バーチャル7.1」として、仮想的に2Dサラウンド再生をなす機能性があります。
小音量再生は、とくに強みとして挙げられるタイプではありません。
むしろ苦手と言えます。
ボリューム調節は、天面のボタンで調整可能です。
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以上、EdifierのHECATE G2000PROの紹介でした。
ゲーミング用などで、低音域の量感を重視したい場合で、あまり大きなスピーカーは置けないという場合、候補の1つになります。
ユニットサイズ的に、低音域の質感と量感共に充実する構成とは言えませんが、ある程度大きめの音で鳴らせる環境で、ゲーミング用に特化して使うならば、この構成でも良いかと思います。
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【2021年発売】(ペア)
25・Edifier G2000 ゲーミングスピーカー
¥15,648 Amazon.co.jp (3/22執筆時)
ハイレゾ:
出力:8W+8W(RMS)
スピーカー:7cm
周波数帯域: 98Hz-20kHz
ボリューム:
接続:USB-C Bluetooth アナログ
サイズ:幅10.5×高さ13.0×奥行12.5cm
なお、同社はG2000というゲーミング用スピーカーを別に展開しています。

サイズは、幅10.5×高さ13.0×奥行12.5cmです。
本機も設置性は良いタイプです。
スピーカーは、一方、7cmのフルレンジです。
さらに小さめです。出力もRMSで16W(最大32W)なので、先ほどの機種の半分です。
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結論的にいえば、周波数帯域の値をみても、あまり深くまで低音がでないことが示唆されますし、同社から選ぶとすれば先ほどの機種が良いでしょう。
2-2・CreativeのPCスピーカー

続いて、CreativeのPCスピーカーです。
同社は、サウンドボード(サウンドブラスター)をはじめ、PC向けの音楽機器やDTM機器を得意とする、シンガポールの老舗企業です。PC用スピーカーのラインナップ数は、日本市場でもトップクラスのメーカーと言えます。
同社は、一般的なブックシェルフ型の製品のほか、Pebble(小石)をイメージしたコンパクト型や、バー型スピーカーなど、バリエーションが豊富です。種類ごとに、順番に見ていこうと思います。

【2021年発売】
26・Creative T60 SP-T60-BK
¥10,727 Amazon.co.jp (11/9執筆時)
ハイレゾ:
出力:15W+15W (RMS)
スピーカー:約7cm
周波数帯域: 50Hz-20kHz
接続:USB-C Bluetooth アナログ
サイズ:幅9.2× 高さ19.9×奥行14.7cm
Creative T60は、Creativeが販売するPCスピーカーの入門機です。
スクエア型のPC用では、同社では最も安いモデルです。

大きさは、幅9.2× 高さ19.8×奥行14.7cmです。
上方面を含めて比較的コンパクトで、設置性は良好です。
コントロール側のユニットは、奥行きが約1cmだけ深くなっています。
PCとの接続は、アナログほか、デジタル接続が選べます。
アナログ方式は、付属のステレオケーブル(2M)でPCとつなぐ、昔ながらの形式です。
デジタル方式は、後述するBluetoothほか、USB-C端子を使ったデジタル転送に対応します。
技術的に言えば、本機はUSB-DACを内蔵しているので、この方式が可と言えます。
DAC(デジタル信号をアナログ信号に変換する装置)の詳細な性能は非公表ですが、PCオーディオ用途であれば、アナログよりUSB接続を優先したほうが、ノイズの乗りにくさも含めて音質面では有利と考えられます。
USB-Cケーブルに加えて、USB-A変換アダプタも付属するため、ほとんどのPCとそのまま接続できます。
電源は、コンセントから取る方式です。

ネットワークは、Bluetoothを搭載します。
対応する圧縮コーデックはSBCのみです。
SBCは(およそ220ms)と、音声の遅延が比較的大きくなりやすいため、ゲームや映画用途にはあまり向きません。
アンプ出力は、総合で30Wです。
この価格帯としてはそれなりにパワフルな部類で、音量面での余裕があります。
同社のPCスピーカーは、昔から「音圧の高さ」が売りですが、本機もその路線にあります。

スピーカーの直径は、7cmです。
フルレンジ(1ウェイ)構成で、背面にはバスレフポート(BasXPort)があり、低音域を補強します。小型機によく見られる構造です。
音質は、フルレンジ1基の構成ということもあり、、高音域が「明るく元気」な傾向の、同社の2ウェイ式・3ウェイ式と比べれば、全体に「おとなしめ」です。
ただ、中音域は聴きやすく、低音の質感も保たれるため、PCで「仕事をしながら」BGM的に音楽を流す用途であれば、これくらいががちょうど良いと感じる場面も多いでしょう。
音質強化技術は、Sound Blasterオーディオ処理技術に対応します。
オーディオ信号を解析し、サラウンド感を高めるための処理で、同社がPC用サウンドカードで培ってきた技術の応用とされています。
人間の声(中音域)を識別して強調する「Clear Dialog」機能も備えており、テレワークでの音声チャットや、映画・ドラマの視聴などにも有効です。

テレワークという観点では、本機はマイク端子も搭載します。
有線ヘッドセットを接続でき、その際には、発言時のみマイクを自動でオンにする「VoiceDetect」と、エアコンなどの環境ノイズを低減する「NoiseClean」といった機能も利用できます。
ただし、これらの機能は専用アプリを介して動作するため、現状ではWindowsのみの対応です。
ボリューム調節は、右スピーカー前面のツマミで行います。
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以上、CreativeのT60 の紹介でした。
スピーカーとアンプだけを見ると、音質面は「及第点クラス」の構成ですが、USB接続に対応する点で、下位機より一段加点できます。
さらに、テレワーク時代に合った各種機能を備えているため、こうしたニーズに合う方にとっては、かなり有力な選択肢と言える製品です。
PC作業を中心としつつ、音楽とオンライン会議を快適にこなしたい場合に、選んで良い1台だと思います。
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なお、同社のスクエア形状の製品は、このほかに次のような製品展開もあります。
順番に確認しておきます

【2019年発売】
27・Creative T100 SP-T100-BK
¥11,800 Amazon.co.jp (11/9執筆時)
ハイレゾ:
出力:20W+20W (RMS)
スピーカー:約7cm
周波数帯域: 50Hz-20kHz
接続:Bluetooth 光 アナログ
サイズ:幅9.3× 高さ20.8×奥行13.0cm
第1に、Creative T100です。
だいたい同じグレードで、形状もT50と似ています。

サイズは、T60より少し背が高い程度で、全体としてはほぼ同じクラスです。
PCとの接続は、しかし、USB-C接続に非対応です。
マイク端子も非搭載です。
その代わりに、光デジタル端子を備えますが、対応機器が限られるため、利用シーンはやや狭いかもしれません。
Bluetoothは、SBCのみですので、評価はできません。
アンプ出力は、総合で40Wです。
同社の小型機の中では上位クラスのパワーです。
スピーカーの直径は、本機も7cmです。
ただし、背面のバスレフポート(BasXPort)のサイズや設計からすると、T60より低音域はやや強めに感じられるチューニングです。
なお、本機のバスレフポート(空気孔)は背面にありますが、上向きに開口する専用設計(BasXPort)となっているため、壁ぎわに設置しても、背面に大きなスペースを取らなくても使いやすい構造です。
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結論的にいえば、本質的な音質、とくに低音域の量感ではT60より上位です。音の分離もしっかりしており、総合的な音質面では先ほどの機種を上回ると感じます。
同クラスの他社機と比べても、フルレンジ構成ゆえに派手さは控えめですが、そのぶん聴き疲れしにくい音質と言えます。
この構成でPCとのUSB-C接続ができればさらに理想的ですが、そこにこだわらない使い方であれば、本機を優先して選んでよい一台です。
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【2021年発売】
28・Creative T40 Series II GW-T40II-R2
¥15,800 Amazon.co.jp (11/9執筆時)
28・Creative T40 Series II GW-T40II-R2A
¥15,810 楽天市場 (11/9執筆時)
ハイレゾ:
出力:16W+16W(RMS)
スピーカー:約6.8cm×2+TW(実測)
周波数帯域: 50Hz-20kHz
接続:アナログ(3.5mm)
サイズ:幅8.46×高さ23×奥行14.3cm
第2に、Creative T40 Series IIです。
ウーファーを2系統で搭載する2ウェイ・3ドライバーのバスレフ方式の製品です。型番が2系統ありますが性能差はありません。
一方、

サイズは、幅8.46×高さ23×奥行14.3cmです。
やや長細い形状ですが、デスク上での設置性は良いです。
ユニット構成は、中高音域用として6.8cmのミッドレンジウーファーが2基と、高音域用のトゥイーターが1基です。
素材は、ウーファーがグラスファイバーコーン、ツイーターがシルクドームです。
トゥイーターをサンドイッチする形式のユニークなミッドレンジ - ツィーター - ミッドレンジ(MTM)構成です。
独特の形状のバスレフポート(BasXPort)で低音を強化する仕組みもあります。
音質は、同社の2WAY以上のPCスピーカーに共通する傾向で、高音域は「明るく元気」です。
低音域は重低音までは出ませんが、本体サイズを考えると、量感は十分に感じられます。
全体としては、厚めの低音と元気な高音で聴かせるV字(ドンシャリ系)の音傾向です。ボーカルやアコースティック系の楽曲を気持ちよく聴けるタイプと言えます。PC用は近接視聴が前提になりますが、そうした用途には合います。
ただし、BGM用として長時間流しっぱなしにする場合には、やや聴き疲れしやすいと感じる方もいるかもしれません。また、小音量再生はあまり得意ではなく、ある程度ボリュームを上げないと、音の輪郭がややぼやけて(ばらけて)聞こえる傾向があります。
一方、音はそれなりにクリアですが、解像感や見通しの良さはクラス相応です。コンテンツによっては、やや「ごちゃごちゃ感」はありますが、入門用のPCスピーカーとしては合格点のクオリティはあります。
クロス付近については、高音域は元気で中音域は明瞭ですが、大きな段差感はあまり感じません。あえて言えば、中域と低域のつながりのほうがわずかに気になりますが、価格帯を考えればここも十分に及第点です。
接続は、ただし、アナログのみです。このあたりは旧式です。
音量調整などはフロントパネルの調整で可能です。
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結論的にいえば、動画やゲームなどには本機の「明るく元気」な特性は合いやすいと言えます。最近改めて調査する機会がありましたが、以前とやや印象が変わりました。
接続方法がアナログのみで良いならば、この価格帯では有力な選択肢になります。
ただ、仕事利用や、仕事中にBGM的に聞き流すような用途ならば、先ほどの製品(フルレンジ系)のほうが向くという印象です。
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【2021年発売】
【通常型番】
29・Creative T20 Series II GW-T20II-R2
¥(13,200) Amazon.co.jp (11/9執筆時)
【特定店向け型番】(性能は同じ)
29・Creative T20 Series II GW-T20II-R2A
¥(13,200) 楽天市場 (11/9執筆時)
ハイレゾ:
出力:14W+14W(RMS)
スピーカー:約6.8cm(実測)
周波数帯域: 50Hz-20kHz
接続:アナログ(3.5mm)
サイズ:幅8.46×高さ23×奥行14.3cm
第3に、Creative T20 Series IIです。
T40の下位機です。ただ、現在の在庫状況からして生産が終息に向かっている可能性がある機種です。

サイズは、幅8.46×高さ23×奥行14.3cm です。
背が高めですが台形の形状なので、それほど圧迫感はありません。 横幅も狭めなので、本機が物理的に置けない机は多くないはずです。
ユニット構成は、トゥイーターとウーファーからなる2ウェイ式です。
ただ、T40と比べるとウーファーが1系統となります。ユニット自体のサイズや、コーン素材などは、T40と同じです。
音質は、傾向としては、本機も高音域が「明るく元気」な方向性です。
先ほどの機種より低音の量感がやや少ない代わりにある程度まで音を絞っても、バランスが崩れない感じがあります。
あとは、特段言及したい違いはないです。
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結論的にいえば、8cm前後の設置性のPC用は少なくなってきている点で「希少種」です。
在庫があって用途に合えば選んで良い音質です。一方、仕事中のBGMだと同社のフルレンジ系が、ゲームケーだとT40が今だとやや良い印象はあります。逆に言えば「どちらにもそこそこ使える」といえますが、用途ごとのたびたびの調整は必要な部分はあります。
【2024年発売】
【サブウーファーなし】P-PBLX-BKK
30・Creative Pebble X SP-PBLX-BK
¥13,300 楽天市場 (11/9執筆時)
【サブウーファーあり】SP-PBLXP-BKK
30・Creative Pebble X Plus SP-PBLXP-BK
¥18,700 楽天市場 (11/9執筆時)
ハイレゾ:
出力:15W+15W(RMS)
スピーカー:7cm(+8.9cm)
周波数帯域: 45Hz(60Hz)-20kHz
接続:USB-C Bluetooth アナログ
サイズ:幅139.5x高さ131.8x奥行136.5mm
Creative Pebble X SP-PBLX-も、Creativeの製品です。
Pebble(小石)型スピーカーは他社からも出ていますが、同社Pebbleシリーズの評価は総じて高めです。ここでは、サブウーファー付きのCreative Pebble X Plusとあわせて見ていきます。

本体サイズは、幅139.5x高さ131.8x奥行136.5mmです。
設置性をそれほど気にせず机上に置きやすい形状です。
シリーズとしては初めてRGBライティングに対応しました。色や発光パターンはスマホアプリから設定でき、好みに応じて調整が可能です。
電源は、USB-C端子から取りますが、その1本で音楽データの転送も行えます。
ここは少し解説が必要です。
本機のアンプ出力は、総合30W(RMS)、ピーク60Wと、サイズ感からするとかなり余裕のある設計です。
一方で、USB-C端子は、格安ノートPCだと給電能力がそれほど高くなく、実質的にUSB 3.0クラス相当の電力(5V 2A程度)しか出せない場合があります。
本機は、最低でも約10W、十分な音量と音質を引き出したい場合は、30W程度の供給電力が必要になります。
エレコム MPA-ACCP30BK
¥2,000 Amazon.co.jp (11/9執筆時)
結論的にいえば、お使いのPC、あるいはPC用モニターのUSB-C端子が、30W以上のUSB-C PD規格に対応しているならば、本機をそのまま利用できます。
スペック上のピーク値は60Wですが、電源としては30Wもあれば実用上は問題ありません。
無理な場合、上記のような30W(15V 2A)以上出せるUSB-Cアダプタを導入する必要があります。ただ、その分配線が煩雑になりやすく、積極的にはおすすめしにくい方法です。

接続方法は、USB-C・Bluetooth・アナログ接続から選べます。
音質重視の場合、USB-C接続が良いです。
ただし、USB-Cケーブル1本だけで、音楽データの転送と電源供給を同時に行う場合、供給電力は最大約15Wにとどまり、パワーが半分程度になるため、その分音質面でも余裕がなくなります。
ここは重要な注意点です。
ネットワークは、接続の安定性に優れたBluetooth 5.3を採用しています。
ただし、対応コーデックはSBCのみで、無線接続では音質面はあくまで「便利さ優先」のレベルにとどまります。
スピーカーは、7cmのフルレンジ(1ウェイ)ユニットです。
同社のPebble型シリーズとしては、もっとも大口径のドライバーを搭載します。
ドライバーが約45度上向きに配置されている構造は、超小型スピーカーで問題になりがちな指向性の面で有利に働く設計です。
低音域は、パッシブラジエータ(BassFlex)で補強します。筐体サイズを考えれば、最低限欲しい音圧は確保できる構成と言えます。
オーディオ処理は、同社が得意とする分野です。
本機も、セリフの明瞭化処理(Clear Dialog)や、低音強化技術(BassFlex)に対応します。
サブウーファーは、上位機種のPebble X Plusのみに付属します。2.1ch構成での使用が可能です。
およそ15cm四方のキューブ型ユニットで、約8.9cmのドライバーとパッシブラジエータを搭載します。個別の電源を持たないパッシブタイプのため、最大出力はメインと合わせて総合30Wである点は変わりません。
接続は、付属のRCAケーブルで本体と接続します。
ボリューム調節は、本体右スピーカー前面の調整つまみで行います。
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以上、Creative Pebble Xの紹介でした。
超小型のPCスピーカーでは、音質面で評判のあるシリーズです。
このサイズ・形状の製品としてはアンプのパワー面で優れており、ゲームや映画の視聴を重視する場合の有力候補になります。小さめの机で使う場合や、ノートPC用に手軽なスピーカーを探している場合にも、候補にしやすいモデルです。
ただし、USB-Cケーブル1本だけでPCと接続する構成では、供給電力の制約から音質が落ちる点は注意が必要です。給電系統を分けて使える環境であれば、本来の性能をより引き出しやすくなります。
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なお、同社のPebble型を含めて、設置性が有利で、もう少し安めの展開が複数あります。
順番にみておきます。

【2022年発売】SP-PBLPRO-BKA SP-PBLPRO-WHA
31・CREATIVE Pebble Pro SP-PBLPRO-BK
31・CREATIVE Pebble Pro SP-PBLPRO-WH
¥9,980 Amazon.co.jp (11/9執筆時)
31・CREATIVE Pebble Pro SP-PBLPRO-BKA
31・CREATIVE Pebble Pro SP-PBLPRO-WHA
¥9,480 楽天市場 (3/22執筆時)
ハイレゾ:
出力:15W+15W(RMS)
スピーカー:5.72cm
周波数帯域: 80Hz-20kHz
接続:USB-C Bluetooth アナログ
サイズ:幅12.3x高さ12.3x奥行11.8cm
第1に、Pebble Pro SP-PBLPROです。
先ほどのPebble Xシリーズが登場する前は、本機がシリーズの最上位機でした。
なお流通ルートで型番が変わりますが、性能は同じです。

大きさは、幅12.3x高さ12.3x奥行11.8cmです。
Pebble Xよりひと回り小さいサイズで、サブウーファー付きモデルはありません。RGBライティング機能も省略されています。
ドライバーは、5.72cmです。
口径はPebble Xより小さく、アンプ出力は同じく総合30Wであるものの、低音域の量感は先ほどの機種ほどは出ません。
機能面では、セリフの明瞭化処理(Clear Dialog)に対応している旨の記載があります。
新機種のPebble Xシリーズには明記されていない機能です。
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結論的にいえば、「仕事をしながら、BGMとして聞き流す」ような使い方ならば、こちらの方が向いている印象です。スピーカーを主にチャット用に使う場合などは、特にそう言えます。
一方で、ゲーム用途(ゲーミング)など、趣味的に迫力あるサウンドも楽しみたい場合は、先ほどのPebble Xシリーズの方が低音の押し出しは強く、向いているでしょう。
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【2020年発売】
【8W出力(4W+4W】+Bluetooth5 .0
32・CREATIVE Pebble V3 SP-PBLV3-BK
32・CREATIVE Pebble V3 SP-PBLV3-WH
¥5,480 楽天市場 (11/9執筆時)
【8W出力(4W+4W】
32・CREATIVE Pebble V2 SP-PBLV2-BK
32・CREATIVE Pebble V2 SP-PBLV2-BKA
¥3,980 楽天市場 (11/9執筆時)
【4.4W出力(2.2W+2.2W】
(ライティングなし)
32・Creative Pebble SP-PBL-BK
32・Creative Pebble SP-PBL-WH
¥2,280 Amazon.co.jp (11/9執筆時)
(ライティングあり)
32・Creative Pebble SE SP-PBLSE-BK
¥2,980 Amazon.co.jp (11/9執筆時)
【8.0W出力】SP-PBLPL-BK同型
32・CREATIVE Pebble Plus SP-PBLP-BK
¥5,800 Amazon.co.jp (11/9執筆時)
ハイレゾ:
出力:上記参照
スピーカー:5.72cm
周波数帯域: 100Hz-18kHz
接続:USB・Bluetooth・アナログ
サイズ:12.3x12.0x11.9cm
※ V3のスペック
第2に、Pebble V3 などです。
同じPebble形状を採用した下位機種(あるいは旧シリーズ)にあたります。
音質は、出力がだいぶ弱めになるので、とくに低音域の充実度で上位機種との違いが出ます。
接続方法は、V3以外は、Bluetooth接続に非対応です。
Pebbleは、USB-Cではなく、端子がUSB-Aです。
Pebble Plusは、サブウーファー付きのモデルです。
小型のサブウーファーで、スピーカーユニット径は約10cmです。
ただしUSB-A給電です。合計8Wクラスの電源をPCのUSBポートから安定して取るのは、PC側の給電能力次第では、少しハードルが高い場合もあります。
【2025年発売】SP-PBLNV-BKK SP-PBLNV-WHK
33・Creative Pebble Nova SP-PBLNV-WHA
33・Creative Pebble Nova SP-PBLNV-BKA
¥37,600 楽天市場 (11/9執筆時)
ハイレゾ:
出力:25W+25W(RMS)
スピーカー:7.5+2.4cm
周波数帯域: 20Hz-50kHz
接続:USB-C Bluetooth アナログ
サイズ:幅149.2x高さ150.3x奥行150.8mm
Pebble Nova も、CreativeのPebbleタイプに属する上位機種です。
Pebble(小石)タイプとしては、かなり高級なモデルになります。

大きさは、幅149.2x高さ150.3x奥行150.8mmです。
幅・奥行ともおよそ15cmありますので、Pebble型として言えば、設置性はそれほど良いとは言えません。
電源は、USB-C(65W)から取ります。
PCやモニターからこのクラスの電力を直接供給できる機種は多くないため、USB-PD電源アダプタが同梱されています。基本的には、コンセントからそのアダプタ経由で電源を取る使い方になります。
接続方法は、USB-C・Bluetooth5.3・アナログ接続に対応します。
Bluetoothは、対応コーデックがSBCのみなので、音質に大きな期待はできません。
PCとは、USB-C接続が基本になります。
電源用とは別系統のUSB-C端子を備えており、そちらをPC側と接続します。

スピーカーは、2ウェイのパッシブラジエータ方式です。
ウーファーが約7.5cm、ツイーターが約2.4cmという構成で、低音域は、パッシブラジエータで補います。小型スピーカーではときどき見られる形式です。
低音域は、パッシブラジエータで補う小型ではたまにみられる形式です。
2つのユニットは同軸上に配置されています。ブックシェルフ型やヘッドホン(イヤホン)などでは見かける構造ですが、PC用のPebbleシリーズとしては初めて採用された形式です。
同軸配置の他機種と同じで、音の定位感は良好です。
アンプ出力も、総合50W(ピーク100W)です。
こ このタイプのサイズ感としては、かなり余裕のある出力です。
ボリューム調節は、本体上部に配置されたボタンで行います。
本機もRGBライティングに対応しており、専用ドライバー(ソフトウェア)が必要ですが、別売のトールスタンドに載せ替えて使うこともできます。
スタンド自体は角度や高さを自由に調整できる仕様ではなく、その点の機能性は備わっていません。
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以上、Creative Pebble Novaの紹介でした。
Pebbleタイプに限って言えば、音質面では最も高い水準が期待できるモデルでしょう。
また、外観の「格好良さ」も評価できるポイントです。
一方、設置性があまり良くないことに加え、形状的な制約もあるため、同等クラスの音域や音圧が期待できる同社のバスレフ型スピーカー各種と比べると、価格面ではかなり割高に感じます。

【2021年発売】SP-SBKV2X-A
34・Creative Sound BlasterX Katana V2X
¥39,800 楽天市場 (11/9執筆時)
ハイレゾ:
出力:50W+40W (RMS)
スピーカー:6.35cm×2 1.9cm×2 13.3cm
周波数帯域:50Hz-20kHz
接続:USB・Bluetooth4.2・光
サイズ:幅60× 高さ6.2×奥行9.5cm
Creative Sound BlasterX Katana V2Xは、Creativeが発売するバータイプのPC用スピーカーです。
メインの用途として想定されているのはPCゲーム用です。

本体サイズは、幅60× 高さ6.2×奥行9.5cmです。
写真ではテレビに合わせていますが、この横幅であれば、一般的なPC用ゲーミングモニターでも問題なく合わせやすい大きさです。
PCとの接続は、Bluetooth(SBC・AAC)や光デジタル端子、HDMIなども利用できますが、基本的にはUSB接続が前提になります。

アンプ出力は、総合で90W(RMS)です。
スピーカーはミッドレンジ(6.35cm×2)トゥイーター( 3.4cm×2)で総合45Wです。加えて、サブウーファー が13.3cmで35Wです。
5ユニット構成ということもあり、幅60cmというサイズ感からすると、音圧とサラウンド感はかなり期待できる構成です。
ハイレゾは、規格上USBでは24bit/96kHzまでの入力に対応です。
ただし、スピーカーユニット側の再生周波数帯域は、いわゆるハイレゾ認証クラスのスペックではありません。
サブウーファーとの接続は、有線となります。
仮想サラウンドは、5.1ch対応に対応します。
PC/MacとUSB接続する場合、まずPC側で5.1chのPCM音源を出力し、本体側で同社独自のDSPにより、2.1chスピーカー構成での仮想サラウンド再生を行います。ただし、発売時期の関係もあり、Dolby Atmosなどの立体音響フォーマットには対応していません。

一方、本機は同社の専用チップを利用したサラウンド技術「Super X-Fi」に対応します。
これはヘッドホン出力を使用する場合にのみ有効な機能です。耳の形状などを個別にマッピングし、ヘッドホン再生時の定位や空間表現を改善するシステムで、ゲーム用途では併用するユーザーも多く、意味のある付加価値と言えます。
ボリューム調整は、本体上面の操作スイッチに加えて、付属のリモコンからも行えます。
そのほか、ゲーム用という位置づけもあり、LEDイルミネーションを搭載しています。消灯も可能です。
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以上、Creative Sound BlasterX Katana V2Xの紹介でした。
近接視聴の場合、バータイプはBGM的な音楽視聴にはあまり向きません。
一方で、サラウンド感や迫力は得やすいため、ゲームや映画視聴を中心に考えた場合には、おすすめしやすい方式です。そのうえで、ヘッドホン併用時にSuper X-Fiを使える点が、本機ならではの見どころと言えます。
なお、このタイプについては【TV向けのサウンドバーの比較記事】でも書きましたが、TV用であってもUSBに対応し、PCでも流用できそうなモデルはいくつか存在します。
ただし、USB端子を備え、ここまで小型にまとめられたサウンドバーは多くないため、23インチ前後のゲーミングモニターと組み合わせる場合、とくに「存在感」のある製品だと感じます。
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このほか、同社のバータイプの製品について、以下、簡単に確認しておきます。

【2023年発売】
35・CREATIVE Sound Blaster Katana SE SP-SBKSE
¥42,799 楽天市場 (11/9執筆時)
出力:90W (RMS)
スピーカー:7.62cm×2 1.9cm×2 13.3cm
サイズ:幅65× 高さ.7.8×奥行10.9cm
第1に、 Sound Blaster Katana SEです。
先ほどの機種にたいして、こちらは別体のサブウーファーを持たない構成になります。
本体内部のウーファーをやや大きめにしたうえで、低音を補強する目的でパッシブラジエータ(電気信号を直接与えない受動型の振動板)を4基搭載しています。
総合出力は、Katana V2Xと同じく90W(RMS)で、Super X-Fiにも対応します。
ただし、本体の高さがやや出るため、どちらかと言えば「テレビ向けの小型サウンドバー」という印象が強い構成です。
低音の量感はしっかり出ると思われますが、質という点では、専用サブウーファーで低音を受け持つKatana V2Xのほうが有利と言えるでしょう。
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【2023年発売】51MF8410AA000
【上位機】12W+12W
36・Creative Stage SE STGESE-BK
¥8,900 楽天市場 (11/9執筆時)
【中位機】6W+6W (2025年追加)
36・Creative Sound Blaster GS3 SP-SBGS3-WHA
¥7,980 楽天市場 (11/9執筆時)
【下位機】6W+6W
36・Creative Stage SE mini SP-STGESM-BK
¥(3,980) Amazon.co.jp (11/9執筆時)
ハイレゾ:
出力:12W+12W (RMS)
スピーカー:75×52mm ×2
周波数帯域: 55Hz-20kHz
接続:USB・Bluetooth5.3
サイズ:幅41× 高さ6.8×奥行10.8cm
※上位機のスペック
第2に、Creative Stage SE などです。
同じバータイプですが、価格を抑えた入門機という位置づけになります。

大手メーカーのPC向けとしては、この価格帯のサウンドバーはこれまであまりなく、意外と盲点を突いた製品に思えます。

スピーカーユニットは、グレードによって異なります。
この部分だけ、グレードごとに見ておきます。
上位機は、75×52mmのレーストラック型ウーファーを左右に各1基、合計2基搭載します。
加えて、中央部に低音を補うパッシブラジエータが1つ配置されています。
こちらは、機構としては空間サラウンド技術をフォローしつつ、トーン調整機能や、セリフの聞き取りを強化するClear Dialogにも対応します。
低音域は比較的力強く再生でき、必要に応じてセリフの聞き取り(中音域)も補強できる仕様と言えます。価格帯をふまえると、基本が押さえられており、かなり好印象です。

中位機は、75×52mmのドライバー2基という構成です。
低音域はこちらはバスレフで強化するタイプです。
アンプ出力も総合12Wと上位機の半分です。
その代わり、電源はPCからのUSB-C給電のみで動作します。ただし、10W程度の給電力でも鳴りはしますが、音質面では余裕がなくなるため、PC側のUSB-C出力には注意が必要です(少なくとも15W程度は欲しいところです)。
一方で、中位機もサラウンド機能(SuperWideオーディオエンハンスメント)を備えますが、上位機と異なり、左右方向(2D方向)の拡張にとどまり、セリフ強調などの追加機能はありません。

下位機は、ドライバーサイズ自体は中位機と同じです。
ただし、サラウンド系の機能は省かれており、シンプルなステレオ構成です。
リモコンもないです。
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結論的にいえば、上位機については、先ほど見たPebbleシリーズの上位機と比べた場合、ステレオ感では劣る一方で、低音(重低音)については、サブウーファー付きのX Plusを除けば、優位と言えるバランスです。
比較的安価にゲーム用のサウンドバーを導入したいケースでは、なかなか良い選択肢のひとつになるでしょう。ただし、先ほど見た(バー型の)KATANAシリーズと比べると、音質、とくに音圧やスケール感の部分では、さすがに決定的な差があると考えられます。
2-3・JBLのPCスピーカー

続いて、米国のJBLの製品を紹介します。
名作を多く持つ古くからのスピーカーメーカーで、日本での販売歴も長いです。BOSEが小型スピーカーから撤退なので、米国系は同社が最も展開数が多くなりました。
格安製品から超高級製品までラインナップがあり、味付けの少ない「JBLサウンド」は世界中にファンを持ちます。
【2020年発売】
37・JBL パワードモニター 104-BT-Y3
37・JBL パワードモニター 104-BTW-Y3
¥21,166 Amazon.co.jp (3/22執筆時)
ハイレゾ:
出力:30W+30W
スピーカー:11.4cm+1.9cm
周波数帯域: 60Hz-20kHz
接続:Bluetooth アナログ(3.5 RCA)
サイズ:幅15.3×高さ24,7×奥行12.5cm
104-BTY3は、JBLの販売するPCスピーカーです。
Edifierにもありましたが、プロ・クリエイター向けのモニタースピーカー寄りの設計です。

大きさは、幅15.4×高さ12.5×奥行12.5cmです。
写真ではややコンパクトにも見えますが、実際には幅も高さもそれなりにあります。
ノートPCとの組み合わせなら問題ありませんが、27型クラスのPCモニターと合わせる場合、幅120cm程度の机がないと、左右に十分なスペースを確保するのは難しいでしょう。
PCとの接続は、アナログ接続が基本です。
RCA端子と3.5mmステレオ端子に加え、バランス対応のTRS端子も装備します。
マスタースピーカー前面にはヘッドホン端子があり、スタジオモニターとしての使い勝手も良好です

ネットワークは、Bluetoothを備えます。
コーデックは、SBCと日本の代理店(ヒビノ)によるとAACも対応です。詳細は不明(経験上、尋ねても教えてくれない)です。
ただ、KBLは昔からコーデック対応より、自社独自のDSP処理での最適化を重視するブランドですし、実用上はSBCでも破綻しにくいチューニングでしょう。
どちらにせよ、大きな問題ではないようには思います。
アンプ出力は、片側30Wですので、総合60Wです。
ある程度の音圧でも余裕を持って再生可能です。

スピーカーは、低音再生用のウーハーが11.8cm、高音再生用のツイーターが1.9cmです。
ウーハーの中にツイーターが内蔵される同軸型の2WAYです。
PC用としては珍しいですが、古くからある設計です。音の発生源が1点にまとまるため、定位感(ステレオ感)に優れると言われます。

一方、バスレフポートは背面配置です。
この構成の場合、机上で壁際にぴったり寄せてしまうと、低音が不自然になりやすいので、背面を壁から15〜20cmほど離せると理想的です。
もっとも、本機自体は奥行きが浅いので、この条件を満たせる環境は多いでしょう。
音質は、まずJBLらしいクリアで明瞭な中音域の良さが感じられます。高音域もわりときらびやかで明るめの傾向です。
低音域は、量よりも質感(しまりやスピード感)を重視したタイプです。すっと鳴ってすっと止まる印象で、中音域を邪魔しない、タイトで質の良い低音という方向性です。
ただし、サイズから想像するほど低音の量感は多くなく、重低音の沈み込みも同様です。
小音量での再生は、特段強みがあるタイプではなく、標準的な印象です。
ボリューム調節は、本体前面のつまみで行えます。
前面操作で手を伸ばしやすく、日常の使い勝手は良好です。
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以上、JBLの104-Y3の紹介でした。
低音の質が良い部分と、中音域がクリアで明瞭なのが特徴です。そのうえで、音の分離も良く、音場や定位感も高いため、モニター系として音質面はしっかり評価できます。
低音の量感はさほどないので、ゲーム向きではないのと、高音域を含めて多少「疲れやすい音質」です。この点で、BGM用途で使うと言うより、質の良い音源を集中して短時間良音で聴きたい場合に向きそうです。
次回に続く
パソコンスピーカーのおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、PC用スピーカーの比較の2回目記事でした。
しかし、記事はまだまだ「続き」ます。

3・PCスピーカーの比較 (3)
3-1:クリプトン〈日本〉
3-2:パイオニアDJ〈日本〉
3-3:サンワサプライ〈日本〉
3-4:Razer〈米国〉
3-5:EVE AUDIO〈ドイツ〉
4・PCスピーカーの比較 (4)
4-1:ロジクール〈スイス〉
4-2:FiiO〈中国〉
4-3:Audioengine〈米国〉
4-4:ELAC〈ドイツ〉
4-5:AIRPULSE〈香港〉
4-6:フォスター〈日本〉
5・PCスピーカーの比較 (5)
5-1:最終的なおすすめの提案【結論】
続く3回目記事(こちら)では、クリプトンほか、一般市場ではすこしニッチな製品を多くみていきます。
低音域の迫力 ★★★★★
中音域の明瞭さ ★★★★★
高音域の伸び ★★★★★
小音量再生 ★★★★★
端子構成 ★★★★★
設置性 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、5回目記事(こちら )では、今回紹介する全機種から、目的別・予算別に「Atlasのおすすめ機種!」を提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。
3回目記事は→こちら
