1回目記事からの続きです→こちら
2-1・ネスプレッソの比較

2回目記事のトップバッターは、ネスレのネスプレッソ・オリジナルです。
昔からのネスレの「顔」といえる、本格的なコーヒーマシンです。
1・ネスレのコーヒーマシンの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:ネスカフェ バリスタ
1-3:ドルチェグスト
2・ネスレのコーヒーマシンの比較 (2)
2-1:ネスプレッソ
2-2:ヴァーチュオ
3・ネスレのコーヒーマシンの比較 (3)
= 最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で書いた「選び方の基本」に沿いながら説明していきます。
---
以下では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。

【Cタイプ】
20・ネスプレッソ エッセンサ ミニ D30-RE-W
21・ネスプレッソ エッセンサ ミニ D30-WH-W
22・ネスプレッソ エッセンサ ミニ D30-GN-W
¥18,000 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
寸法:幅8.4×奥行33×高さ20.4cm

【2017年発売】
【Dタイプ】
23・ネスプレッソ エッセンサ ミニ C30-WH
24・ネスプレッソ エッセンサ ミニ C30-GR
25・ネスプレッソ エッセンサ ミニ C30-BK
¥19,500 楽天市場 (8/17執筆時)
寸法:幅11×奥行32.5×高さ20.5cm
水容量:0.6L
ラテ材料;牛乳など
ミルクタンク:
コスト:90円/1杯
エッセンサ ミニ は、ネスプレッソの小型の入門機です。

本体形状は、2種類の展開です。
ただ、三角形フォルムのCタイプは、デンキヤベースでは終息していて、四角形のDタイプのみとなりました。性能は同じですので、気に入ったモデルを購入する方向性で問題ありません。

なお、Cタイプは、Amazonでサンプル付が売っていました。カプセルの消費期限があるので「たまに」ですが、このタイプの「おまけ」がある場合、約1000円前後の価値があります。
水タンクは、0.6Lと小さめです。
コーヒー(ルンゴ)だと4杯分です。
ただ、このシリーズは、基本エスプレッソで飲む場合が被いので、これくらいで良いでしょう

使用方法は、カプセル式です。
カプセルは、ドルチェグストシリーズとは別です。

抽出サイズは、最大110mlです。
水量的にコーヒー系が基本作れないのが、ドルチェグストとの相違点です。
水量自体は、微調整可能ですが、それでコーヒーできるわけではないです。
なお、リストレットの抽出は不可です。
抽出量の設定ではできる(最低20ml)ため、「リストレット的なもの」はできるでしょう。なお、ルンゴも、上限(150ml)までならば調整可能です。

カプセルの種類は、冒頭の「選び方の基本」でも書きましたが、かなり多いです。
エスプレッソの味わいの変化を楽しみたい場合は、有利です。

【純正カプセル各種】
ネスプレッソ・50カプセル
¥4,860〜 楽天市場(ネスレ公式) (8/17執筆時)
【互換カプセル】
ロッソカフェ ネスプレッソ 60カプセル
¥3,591 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
【互換カプセル】
ロッソカフェ 60カプセル
¥2,862 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
カプセルの価格は、基本的に、一杯90〜100円ほどです。
このクラスだと、チェーン店と同等以上の味が期待できますので、一概に高いとは言えません。
一日何回も飲むものではないですし、中級者以上なら許容範囲でしょう。
一方、売れ筋製品だけで互換カプセルは豊富です。
推奨はしませんし、何かあったら自己責任ですが、使う場合、70円前後です。
かけられる気圧は、(ポンプ圧として)19気圧です。
ドルチェグストの15気圧と明示的な違いを述べろと言われると厳しいです。
ただ、気圧はクレマ(泡)の質に関係するので、質は良いはずです。

使用方法は、下位シリーズに比べて難しいわけではないです。
抽出量は、水量ボタンがあるため、押すだけでOKです。
操作系がシンプルなのはカプセル式に共通する利点です。
仕組みは違いますが「オートオフ」にも対応です。

【2022年発売】
ネスプレッソ エアロチーノ4 4194-JP
¥13,703 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
ミルクメニューは、本機だけで利用する場合、非対応です。
別売のエアロチーノなどが必要です。純正だと、以上の製品があります。
エアロチーノとは、ミルク加熱泡立て器です。
130mlほどの生乳を電動で沸かし、自動で泡立て、スチームミルクとフォームミルクを作り出すものです。
4モード(コールド・ホット・カプチーノ・ラテ)あり、必要なキメがことなる、それぞれの飲料が「作りやすい」製品です。
ラテアートにも使えるでしょう。
また、牛乳以外での工夫(豆乳ほか)も考えられます。

使用後のお手入れは、カプセル式のため、ほとんどメンテフリーで利用可能です。
洗うパーツの点数はドルチェグルストよりわずかに多いですが、面倒というほどではないです。
カプセル自体は、ネスプレッソは下部のケースに溜まるので、連続利用にはドルチェグストより適します。
---
以上、ネスプレッソのエッセンサ ミニの紹介でした。
ドルチェグストより気圧が高めな部分、エスプレッソに豆の種類が選べる部分で、ドルチェグストに比べると、本格的です。
エスプレッソだけ淹れるならば素早く仕上がるため、カプセルの種類まで「こだわりたい」上級者には良いでしょう。
一方、ラテ系は、ミルクで作った美味しいです。
本格的に楽しみたい場合は、「はじめてのマシン」でも、ネスプレッソをベースに考えたほうが良いように思います。
ただ、次に見ていくように、エアロチーノなしでもできる上位機があるので、そちらとは比較しましょう。
ーーーー

【2019年発売】
26・ネスプレッソ ピクシー II C61-TI
26・ネスプレッソ ピクシー II C61-RE
¥26,492 楽天市場 (8/17執筆時)
水容量:0.7L
ラテ材料;牛乳など
ミルクタンク:
コスト:90円/1杯
寸法:幅11.1×奥行23.5×高さ32.6cm
一方、NESPRESSO PIXIE IIという、エッセンサ ミニの「姉妹機」もあります。
こちらは、タンク容量が0.7Lとほんのわずか多いだけです。
抽出方法は、気圧を含めてエッセンサ ミニと同様です。
あえて言えば、ルンゴ設定時の「最大」抽出量が、200mLではなく、250mLです。
マージンがあるので、専用ボタンはないので、使い分けはできません。
--
結論的にいえば、機能面でほとんど差はないと言って良いです。
デザインはわりと格好良いので、好みに応じてこちらでもOKです。
ーー

【2014年発売】
27・ネスプレッソ イニッシア D40-BK-W
27・ネスプレッソ イニッシア C40-RE-W
¥17,600 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
水容量:0.6L
ラテ材料;牛乳など
ミルクタンク:
コスト:90円/1杯
寸法:幅12×奥行32.1×高さ23.0cm
INISSIAは、以上の機種に対して、下位機となる旧型デザインです。
一度消えて最近復活しました。おそらく、生産部品在庫の調整のためだと思います。
抽出温度は、気圧を含めて、同じです。
操作系は、旧式です。極端に不便な部分はないです。
また、スペック的に現れませんが、抽出量を200mlより多く設定した際のオーバーヒートの言及があります。
--
結論的にいえば、サーモの問題は、変な使い方をしなければ問題ないので、主に値段面で選んで良い機種の1つです。
近年のネスプレッソの改良は、主に、幅を狭くして、設置性を高めるものだったので、その部分が問題ないならば、クラシカルな本機でも選べます。
【2023年発売】
【Cタイプ】
28・ネスプレッソ シティズ プラチナム C140-ME
28・ネスプレッソ シティズ プラチナム C140-TI
¥30,800 楽天市場 (8/17執筆時)
寸法:幅13×奥行38.9×高さ27.7cm

【Dタイプ】
29・ネスプレッソ シティズ プラチナム C140-ME
29・ネスプレッソ シティズ プラチナム C140-TI
¥30,800 楽天市場 (8/17執筆時)
寸法:幅13×奥行38.9×高さ27.4cm
水容量:1L
ラテ材料;牛乳など
ミルクタンク:
コスト:90円/1杯
ネスプレッソ シティズ プラチナムは、ネスプレッソの小型では、最も最近に登場したモデルです。

本体形状は、本機も、丸みを帯びたものと、四角いものが展開です。
こちらの場合、設置面積は同じで、高さもほぼ同じなので、好みで良いでしょう。
あえて言えば、丸形のほうがデザイン性は良い一方、スイッチのオペレーションは、とくに、隙間を活かす場合、四角型のほうが少し良いようにはみえます。
水タンクは、1Lです。
従来機より増えました。
使用方法は、同じくカプセル式です。
利用するカプセルも同じです。

抽出サイズは、一方、、150ml(アメリカーノ)と200mL(アメリカーノXL)に対応します。

ルンゴは、抽出量を増やす方法ですが、こちらは、抽出後に、お湯を足して作るものになります。
とはいえ、専用ボタンがあるので、カフェイン薄めのものを長い時間かけて飲みたいというニーズには適うでしょう。
逆に、少量のリストレットの抽出には対応しません。
その他の部分は、1つ上でみた下位機種と変わりませんので、説明は省略します。
---
以上、ネスプレッソのネスプレッソ シティズ プラチナムの紹介でした。
このシリーズでは、最も高級感がある外観です。値段差の多くはこの部分でしょう。
機能面では、アメリカーノの対応が見どころです。ただ、沸かしたポットのお湯を最後に加水すれば、アメリカーノは作れると言えばそうなので、「試しに飲みたい」程度ならば、お湯を沸かして手造りで良いでしょう。

【2021年発売】
【カプセル14個付】
30・ラティシマ・ワン プラス F121 WH
30・ラティシマ・ワン プラス F121 BK
¥37,400 楽天市場 (8/17執筆時)
水容量:1リットル
ラテ材料;牛乳
ミルクタンク: 170ml
コスト:90円/1杯
寸法:幅154×奥行324×高さ265mm
ラティシマ・ワン プラスは、ネスプレッソが2018年に投入した新コンセプト機です。

2021年に新機種になりました。
ミルクの最低投入量が30mLとなったので、ラテ以外に、エスプレッソでもマキアートができるようになった点が新しいです。
構造的にも、ミルクタンクの天面ふたが開く構造にして、簡単に再抽出をできるようになった点が、従来機との違いです。

こちらも、お試しカプセルが14個(1500円相当)がオマケで付いています。

サイズは、幅154×奥行324×高さ265mmです。
幅を狭くすることで、日本のマンションなどでの設置性に配慮した製品と位置づけられます。
水タンクは、1Lです。
コーヒー(ルンゴ)だと、6杯分です。

コーヒー系は、本機も、ルンゴとエスプレッソにのみ対応です。
かけられる気圧は、本機も19気圧です。

ミルクメニューは、本格的です。
写真のように、ミルク加熱泡立て器が本体に付属しています。
泡立は、 ミルクタンクに必要な分だけの牛乳を入れ、ミルクメニューボタンを押すと(停止ボタンを押さない限り)「全量が抽出される」仕組みです。
エアロチーノを使う場合と違って、泡立ち量の調整はできないですし、むろん、ラテアートも不可です。
名前通り「ワンタッチ」で作れる利便性に重きをおいています。
ただし、このグレードだと、ミルクの泡立ち量が設定不可なので、カフェラテ系は不可です。(きめの細かい)スチームミルクがつくれないからです。
コーヒーの味は、リストレットは非対応です。
ルンゴ・エスプレッソのみ対応です。
使用後のお手入れは、タンクは、使用の都度水洗いすることになります。
しかし、面倒なミルクタンクは食器洗い乾燥機に対応します。このあたりは、「欧米仕様」であり、好感が持てます。
---
以上、ネスプレッソのラティシマ・ワンの紹介でした。
2人程度の家族で、気軽にカプチーノ系飲料を楽しめる省スペース機という位置づけでしょう。
他方、エスプレッソメインである場合や、ミルク系でも連続使用をする場合は、従来機より劣る部分がある機種ではあります。

【2022年発売】F531-WH (執筆時在庫なし)
31・ネスプレッソ グラン ラティシマ F531-BK-W
32・ネスプレッソ グラン ラティシマ F531-WH-W
¥(48,400) 楽天市場 (8/17執筆時)
水容量:0.95リットル
ラテ材料;牛乳
ミルクタンク: 500ml
コスト:90円/1杯
寸法:幅20.3×奥行36.7×高さ27.6cm
ネスプレッソ グラン ラティシマは、ネスプレッソの上位機種です。
本機は、日本販売がしばらくないので、日本にでは終売かもしれません。
しばらく記事には残しますが、この点はご了承ください。
形状的には、ラティシマと似ていて、やはり、ミルクタンクが付属です。
水タンクは、1.3Lです。
サイズは幅20.3×奥行36.7×高さ27.6cmです。
下位機種より大きいため、タンクも少し大きめと言えます。
ミルクタンクも500mLなので、ミルクを多めに利用するレシピを家族分作るのにも良いです。
かけられる気圧は、19気圧です。
この仕様は変わりません。

ミルクメニューは、下位機種より、さらに本格的です。
本機については、ミルクの泡立ち量が自動調整される仕様で、カプチーノ系ほか、カフェラテ系もミルクから作れます。

「フラットホワイト」も対応です。エスプレッソに(きめ細かな)スチームミルクをいれたもので、南半球でよく飲まれます。
デロンギの上位機でも作れますが、カフェラテよりもクリーム感が強いです。
なお、ミルクタンク容量は0.5Lとなります。

コーヒーの味は、リストレット・エスプレッソ・ルンゴと分かりやすい構成です。
ネットワーク機能は、Bluetoothを装備しない機種です。

使用後のお手入れは、下位機種より容易です。
先述のスチームミルクが作れる機能を活かす形でしょうが、使用後にミルクタンク(ミルク経路)を自動洗浄する機能が付属します。
もちろん、1日の最後には外して洗うわけですが、1日何回も使うという方は(1日程度ならタンクごと冷蔵庫に保存できる点を含めて)便利です。
下位機種の場合は、30分以上放置する場合、都度外して洗わないと(清潔面)問題なので、こういった使い方は無理です。
あとは、下位機種と同じです。
---
以上、ネスプレッソ グラン ラティシマの紹介でした。
ネスプレッソ系で、スチームミルクに対応し、カフェラテ系ができる自動機はここからです。
この部分でバリエーションが増えるので「飽きずに楽しめる」という部分で投資する価値はあると思います。ただ、下位機種より少しサイズが大きな点が注意点です。

【2021年発売】
33・ネスプレッソ アトリエ S85-BK-W
¥44,350 楽天市場 (8/17執筆時)
水容量:1リットル
ラテ材料;牛乳・豆乳など
ミルクタンク:
コスト:90円/1杯
寸法:幅11×奥行43.4×高さ27.9cm
Nespresso Atelier S85は、2021年に登場したネスプレッソのもうひとつの上級機です。
以前、最上位だった、クレアティスタ・プラスに変わる製品です。
サイズが小型化したほか、公式的に植物性ミルクの利用ができるという目立つ特徴も加えています。

水タンクは、1Lです。
以前の最上位機よりタンクは小型化したのですが、これは、「新しい生活様式」をふまえ、少人数向けにシフトしたからかと思います。
いずれにしても、小型で、家庭で使いやすい仕様です。
かけられる気圧は、入門機と同じ19気圧です。

コーヒーの味は、リストレット、エスプレッソ、ルンゴの3種類に対応です。

ミルクメニューは、ミルクタンクではなく、カップやミルクジャグを利用して泡立てる方式です。
スチームノズル(ミルクフォーマー)を利用する点では、デロンギの中位機と同様です。
先述のように植物性ミルクの利用が(公式に)可能とされています。
タンク式の全自動では対応できない部分ですので、ワンポイントでしょう。
アーモンドミルクと豆乳を入れてもOKです。

本機は、コーヒー抽出量の設定のほか、6種類のミルクメニューボタンもあります。
カプチーノ以下の飲料については、泡立てが終わると、自動でカプセルからのコーヒー抽出がはじまるので、基本的に「全自動」に近いと言えます。
ただ、液晶パネルを利用して、ミルクメニューを選ぶだけで、適切に調整された泡ができるため「半自動」と言えます。
また、初期設定値から、好みに合わせてコーヒー量・ミルク温度・泡の厚みが調整できるため、割と高度です。
使用後のお手入れは、スチームノズルの洗浄が必要ですが、ボタンを押した後は自動洗浄なので、さほど面倒でもありません。
---
以上、クレアティスタ・プラスの紹介でした。
ミルクタンクは、洗浄が必要な点で一長一短ですので、カプセル対応で、スチームノズル式が良いと考えていた方には良い選択肢でしょう。
サイズも、こちらの方がとくに幅が狭くて済む利点があります。
一方、カプチーノ系は、ミルクの泡立てのオートメニューが充実するものの、完全に自動ではなく、一手間は必要です。その点では、落ち着いた時間にじっくり取り組みたい方に向くと言えます。
牛乳は(水と違い)しっかり洗わないといけない点で言えば、ミルクタンクに比べると、構造がシンプルなノズル式のがメンテは楽なので、個人的にはこちらが好みです。
ただ、1日何回も、多人数に対して作るような環境ならば、グラン ラティシマのほうが、手が離せる時間が多い点で便利でしょう。
2-2・ヴァーチュオ・ネクストの比較

続いても、ネスプレッソ系列ですが、2020年から展開となった「ネスプレッソ・ヴァーチュオ・ネクストシリーズ」をまとめて紹介します。

【2020年発売】
【カプセル12個付】
34・ヴァーチュオ ネクスト GCV1-RE-W
34・ヴァーチュオ ネクスト GDV1-WH-W
34・ヴァーチュオ ネクスト GDV1-MB-W
¥23,100 楽天市場 (8/17執筆時)
【カプセル20個付】
35・ヴァーチュオ ネクスト RVM-E02K
¥25,740 楽天市場(ネスレ公式) (8/17執筆時)
水容量:1.1L
ラテ材料;牛乳など
ミルクタンク:
コスト:110円/1杯
寸法:幅14×奥行37.4×高さ31.8cm
NESPRESSO ヴァーチュオ ネクストは、2020年に登場した新しい系列の製品です。
なお、ネスレ公式販売品は、カプセルが付きます。
量販店に出ているもので、末尾に「W」がないものは、カプセルが付属しないものがあります。消費期限の問題でしょう。

本体サイズは、幅14×奥行37.4×高さ31.8cmです。
サイズ感は、ネスプレッソの「エッセンサ」と同様す。
ネスプレッソ系列では小型なほうです。

なお、図のように、カップホルダーは、リフトアップできる仕様です。
後述する「大容量マグ」に対応できるため、他機より柔軟です。
水タンクは、1.1Lです。
同じ理由で、大きめにしています。
カプセルの回収コンテナは8つまでです。

使用するカプセルは、ヴァーチオ専用です。
種類はあとで書きますが、ネスプレッソオリジナルとはカプセルが別です。
使用方法は、自動化という部分で優れます。
本機は、カプセルの背面にバーコード印字がなされていて、湯量・温度・時間などを、カプセルに合わせ自動調整される仕組みです。
似た仕組みのドルチェグストとは異なり、湯量以外も完全自動にできます。
「ボタンを押すだけで美味しいコーヒー」という部分では、ネスレで最も優れるシリーズです。

気圧は、他機と仕組みが異なります。
というのも、圧をかける構造は持たないからです。
代わりに、カプセルを高速で回転(4000回転/分)させるセントリフュージョン(遠心力抽出法)を採用します。この作用で、空気を混ぜ込み、クレマを作り出すという発想です。
とくに、大容量で淹れた場合に相当分厚く泡が出せるため、ネスプレッソとはまた違った楽しみができると言えます。

こうした仕組みがあるので、ネスレも「エスプレッソタイプコーヒー」とはせず、しっかり「エスプレッソ」と表現しています。
クレマは、きめの細かさはネスプレッソ・オリジナルかなと思います。
ただ、濃厚な重圧さは独特で、そこに楽しみを感じます。
クレマの質感が少し異なるので、この部分の感じ方には個人差はありそうです。ただ、悪い印象はないです。
しっかり湯通ししてから使えば、泡立ちも良いですし、微粉も残らないでしょう。

コーヒー・エスプレッソの量は、最大量のカラフェ(535ml)から最小量のエスプレッソ(40ml)まで、5段階です。
ネスプレッソと違い、購入するカプセルで抽出量が決まります。

カプセルの種類は、全部で20種です。
先述のように「全自動」で出す仕組みなので、エスプレッソ・ダブルエスプレッソも、それぞれの専用カプセルです。
ネスプレッソオリジナルと異なる部分です。
ただ、エスプレッソだけで7種類(Wは3)なので、バリエーションは問題ないです。
グランルンゴ(150ml)は4種類、マグ(230ml)は7種類です。

カラフェ(535ml)は、2種類と少ないです。
味も、カプセルに詰め込める粉の量に限界がある点で、コーヒーとはせずに、「クラフトブリュー」という書き方をします。
カラフェ用はカプセルは大きくしています。ただ、もともと「アルト(414ml)」が最大だったので、コーヒーとするには、粉の量が足りなかったのかもしれません。

【2022年発売】
ネスプレッソ エアロチーノ4 4194-JP
¥13,703 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
ミルクメニューは、エアロチーノを別に買えば対応できます。
「ミルクレシピ用」のカプセルが売られます。ただ、ドルチェグストのように、ミルク用カプセルがあるわけではないので、ミルクは自分で調達です。
なお、24年にミルクタンク付がでたので、のちほどみます。

・ヴァーチュオ カプセルセット 4種40個
¥5,022 楽天市場(ネスレ公式) (8/17執筆時)
コーヒー1杯あたりの単価は、時期によりますが直販だと、約110〜125円です。
特別なもの以外は、カプセルの価格は種類を問わず統一しているようです。

Nessus 再利用可能 Vertuo カプセルキット 100個
¥4,980 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
バーコード付属の特殊カプセルですので完全互換品は出にくいでしょう。再利用目的のふたのようなものはちらほら出ていました。
もちろん、自己責任ですし、微粉はでそうなので、おすすめはしません。
使用後のお手入れは、本機もカプセル式のため、ほとんどメンテフリーで利用可能です。
ネットワーク機能は、Bluetooth・Wi-Fi対応です。
iOS/Androidのアプリが用意されています。
ただ、味の部分の細かい操作には使わず、カプセルの注文、湯垢洗浄アラートと、ファームウェアの更新に利用します。
---
以上、ヴァーチュオ ネクストの紹介でした。
独特の方式で、クレマの繊細さや、カプセルの汎用性、または、カプセル単価では負けるので、オリジナルにとって変わることはないでしょう。
しかし、淹れるコーヒーの量を問わず「分厚いクレマを楽しめる」というコンセプトは面白いです。マグ用のカプセルが多めである点から見ても、エスプレッソ好きに向けた製品と言うよりも、がぶ飲みもしたいコーヒーユーザーに向けた製品でしょう。
その部分で、ドルチェグストで「ネスレユーザー」になった方で「全自動」という言葉が刺さる方は、上級への買い換え用にはこちらが良いかと思います。
ーーー
なお、ァーチュオ ネクスト系列は、このほか、以下のようなラインナップもあります。
順番にみておきます。

【2023年発売】【カプセル12個付】
36・ ネスプレッソ ヴァーチュオ ポップ
¥19,800 楽天市場(ネスレ公式) (8/17執筆時)
黄: GDV2-YE
青: GDV2-BL
黒: GDV2-BK
緑: GDV2-AQ
赤: GDV2-RE
白: GDV2-WH
水容量:0.56L
ラテ材料;牛乳など
ミルクタンク:
コスト:110円/1杯
寸法:幅14×奥行42.5×高さ25.9cm
第1に、ヴァーチュオ ポップです。
多色構成の別ラインです。
サイズは、幅14×奥行42.5×高さ25.9cmです。
「最小・最軽量」という触れ込みですが、背は低い一方で、奥行は逆に増えます。
幅は同じです。
機能面では、小型化のため、水タンク量が若干犠牲になり、0.56Lです。
コーヒー系が中心の場合は、先ほどの機種のが良いかと思います。
ーーー

【2023年発売・直販限定】
【カプセル12個+アイストレイ付】
37・ ネスプレッソ ヴァーチュオ ポップ
¥19,800 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
青: GSP-GDV2-BL
黒: GSP-GCV2-AQ
白: GSP-GCV2-WH
第2に、 アイストレイがおまけで付くヴァーチュオ ポップです。
オマケのカプセルも、アイスフォルテ(10個)とコールドブリュー スタイル インテンス(7個)と、それ向けにしています。
ーー

【2023年発売】【カプセル12個付】
38・ネスプレッソ ヴァーチュオ ポップ プラス
¥23,100 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
シルバーD: GDV6-SI-W
チタンC: GDV6-TI-W
水容量:1.1L
ラテ材料;牛乳など
ミルクタンク:
コスト:110円/1杯
寸法:幅21.9×奥行35.6×高さ26.5cm
第3に、ヴァーチュオ ポッププラスです。
写真のように、水タンクを横付けにしたモデルです。
キッチンに合理的な形状かと言われると判断がつかないですが、給水はしやすいでしょう。
水タンクは、1.1Lと大きめです。
ようするに、1日に何回も入れるような方向けのモデルと言えそうです
ーーー

【カプセル12個】GCV1-BK-W GDV1-BR-W
39・ヴァーチュオ ネクスト プレミアム【黒】
39・ヴァーチュオ ネクスト プレミアム【茶】
¥(25,300) 楽天市場(ネスレ公式) (8/17執筆時)
寸法:幅14×奥行37.4×高さ31.8cm
40・ヴァーチュオ ネクスト デラックス
¥27,500 ネスレ直販 (8/17執筆時)
水容量:1.1リットル
水容量:1.1リットル
ラテ材料;牛乳など
ミルクタンク:
コスト:110円/1杯
寸法:幅14×奥行37.4×高さ31.8cm
第4に、ヴァーチュオ ネクスト プレミアムです。
直販と通販限定の製品です。
機能面は同じで、「プレミアム」で「デラックス」なのは、外観となります。

【2024年発売】
41・ヴァーチュオ ラティシマ GDV5 GDV5-BK
41・ヴァーチュオ ラティシマ GDV5 GDV5-WH
¥77,000 楽天市場 (8/17執筆時)
(12種カプセルおまけ)
42・ヴァーチュオ ラティシマ GDV5 GDV5-BK-W
42・ヴァーチュオ ラティシマ GDV5 GDV5-WH-W
¥54,364 Amazon.co.jp (8/17執筆時)
水容量:1.6L
ラテ材料;牛乳など
ミルクタンク:付属
コスト:110円/1杯
寸法:幅19×奥行40.7×高さ31.8cm
NESPRESSO ヴァーチュオ ラディシマは、2024年に登場したヴァーチュオの新製品です。
こちらも、Amazonを含むネスレ公式販売品は、12個カプセルが付きます。
量販店に出ているもので、末尾に「W」がないものは、カプセルが付属しないものがあります。消費期限の問題です。

本体サイズは、幅19×奥行40.7×高さ31.8cmです。
写真のようにミルクタンク付きです。
ミルクタンク付きのネスプレッソとだいたいおなじサイズです。
カップホルダーは、リフトアップできるカップホルダーなど、基本構造は1つ上でみた機種と同じです。
水タンクは、1.6Lです。
ミルクコンテナは0.5Lになります。
職場などのカフェスペース利用も想定したサイズと言えます。むろんミルクを利用する場合、冷蔵庫は必要でしょうが。

使用するカプセルは、ヴァーチオ専用です。
先ほどの機種と同じです。
コーヒー1杯あたりの単価は、したがって直販だと、約110円です。
気圧も、同様(大気圧)です。
カプセルを高速で回転(4000回転/分)させるセントリフュージョン(遠心力抽出法)です。

コーヒー・エスプレッソの量は、やはり同じです。
最大量のカラフェ(535ml)から最小量のエスプレッソ(40ml)まで、5段階です。
カプセルはむろん先ほどの機種と共通です。

ミルクメニューは、先述のように、ミルクタンク付きです。
トッピング用のホットフォームをのぞき、カプチーノとラテマキアートに対応です。

分量は以上の通りです。
ネスプレッソと比べると、フラットホワイトとカフェラテに非対応です。
これは、フォームミルクの作成はできても、ホットミルクは扱えない仕様のためのようです。

使用後のお手入れは、本機もカプセル式のため、ほとんどメンテフリーで利用可能です。
ミルクタンク部分は、ネスプレッソ系とだいたい同じです。
洗浄モードがあるのでそれで洗ってから、1日の終わりにタンクを分解してすすぐ感じです。食洗機は不可です。洗浄モードでお湯通しするだけでは、アレルゲン物質が取り切れないからです。
こちらも、ミルクは常温では30分まで、冷蔵庫に入れておいた場合も24時間で、ノズルなどのお手入れが必要です。
ネットワーク機能は、こちらも、Bluetooth・Wi-Fi対応です。
---
以上、NESPRESSO ヴァーチュオ ラディシマの紹介でした。
シンプルに、普段、カプチーノとラテマキアートを「(ほぼ)自動」で作りたい場合に向く製品です。あるいは、一度に多めに作りたい場合もそう言えます。
ただ、ミルクタンクはメンテフリーではないのと、ホットミルクを用いるメニューは作れない点が注意点と言えます。
その点で言えば、「全自動」で作りたい場合は、ドルチェグストのが手軽で、メニューを増やしたいならばネスプレッソのが多いです。その中間あたりの利便性を狙ったものといえるかと思います。

【2024年10月発売】
43・ヴァーチュオ クレアティスタ GDV5 GDV5-ME-W
¥80,650 楽天市場 (8/17執筆時)
水容量:2L
ラテ材料;牛乳など
ミルクタンク:
コスト:110円/1杯
寸法:幅21.5×奥行41.7×高さ32.2cm
ヴァーチュオ クレアティスタGDV5-ME は、2024年に登場したヴァーチュオの最上位機です。
こちらは、ミルクタンクは未装備ですが、スチームノズルを装備していて、ミルクメニューができる製品です。

本体サイズは、幅21.5×奥行41.7×高さ32.2cmです。
ラティシマ系より多少幅があります。ボトムにタンクがある形式ですので、オペレーションを考えると、設置場所は選ぶでしょう。
水タンクは、2Lです。
ミルクジャグは0.2.4Lです。

使用するカプセルは、本機もヴァーチオ専用です。
このシリーズの他機と同じです。
コーヒー1杯あたりの単価は、したがって、時期により約110-125円あたりです。
気圧も、同様(大気圧)です。
カプセルを高速で回転(4000回転/分)させるセントリフュージョン(遠心力抽出法)です。

コーヒー・エスプレッソの量は、やはり同じです。
最大量のカラフェ(535ml)から最小量のエスプレッソ(40ml)まで、5段階です。
その上で、コーヒークリエーショズモードを装備します。
初期抽出量は、主にはコールドメニュー向けになっていますが、調整して、「ミルク負け」しない味わいに調整もできます。
抽出ボタンを「2回押し」で発動するような仕様なので、間違えにくいでしょう。

ミルクメニューは、スチームノズルにて、4種に対応です。
下位機に比べて、フラットホワイトとカフェラテに追加対応です。
本機は、フォームミルクについて、3段階の温度ほか、3種のテクスチャー(=きめの細かさ)が選択できるので、対応幅が増えた形です。
分量的には、マグ用のカプセルを使う場合、最大で、カプチーノだと320mL、カフェラテだと430mLです。

その上で、長めのスチームパイプで、ラテアートがしやすい仕組みも加わりました。
使用後のお手入れは、下位機と変わらず問題ないです。
スチームノズルは、(当たり前ですが)ミルクを通すわけでないので、月一の手入れでOKです。
ネットワーク機能は、こちらも、Bluetooth・Wi-Fi対応です。
---
以上、NESPRESSO ヴァーチュオ クレアティスタの紹介でした。
基本的には「ラテ絵」を楽しみたい方向けの製品として開発されたに思います。ミルクタンク仕様でも、カフェオレ系はノズルの工夫でおそらく対応できたでしょうから。ただ、近年は、見映え(映え)が流行りですし、ニーズはあろうかと思います。
次回に続く!
ネスレのコーヒーマシンのおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、ネスカフェのカプセル式コーヒーマシンの比較の2回目記事でした。
しかし、記事は、もう少しだけ続きます。

3・ネスレのコーヒーマシンの比較 (3)
= 最終的なおすすめの提案【結論】
エスプレッソ ★★★★★
カプチーノ ★★★★★
コーヒー ★★★★★
準備の手軽さ ★★★★★
豆コストの安さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
つづく、3回目記事(こちら)は、全体の「結論編」です。
今回、紹介した全機種から、最終的に、Atlasがオススメしたい機種を、予算別・目的別に提案します。
引き続きよろしくお願いします。
3回目記事は→こちら
