【今回レビューする製品】 2022年 ハンドブレンダー・ハンドミキサーの性能とおすすめ・選び方
【評価する製品型番】 クイジナート HB-202WJ HB-202BKJ HB-502WJ HB-502BKJ HB-702WJ HB-702BKJ RHB-100J CSB-80JBS HM-050SJ RHM-100J HB-204WJ HB-504KJ HB-504WJ HB-704WJ HB-200WJ HB-500WJ HB-500KJ RHM-100テスコム Pure Natura THM332 THM322 THMX600 アイリスオーヤマ HB-NSC501 IHB-SC501 IHB-SC502 タイガー SKQ-G200-W SKQ-G200-P LINKChef HB-1230 OXA HB2033 ティファール ベビーマルチ HB65H8JP ベビー HB65GDJP YISSVIC JHB-178 HAGOOGI HB-2050
今回のお題
使いやすく多機能なハンドミキサーのおすすめはどれ?
ども、Atlasです。
今日は、2022年5月現在、最新のハンドミキサーの比較の2回目記事です。
1・ハンドミキサーの比較 (1)
1-1:パナソニック〈日本〉
1-2:ブラウン〈ドイツ〉
2・ハンドミキサーの比較 (2)
2-1:クイジナート〈米国〉
2-2:T-Fal〈仏国〉
2-3:テスコム〈日本〉
2-4:アイリスオーヤマ〈日本〉
2-5:タイガー〈日本〉
2-6:OXA LINKChef〈中国〉
3・ハンドミキサーの比較 【結論】
= 最終的な「おすすめ機種」の提案
前回紹介できなかった米国のクイジナートや、フランスのT-Falなどの製品を追加で見ていきます。
ただ、「ハンドブレンダーの選び方の基本」は、1回目記事の冒頭(こちら)で書いています。
お時間のある方は、そちらからお読みいただくと、より分かりやすいかと思います。
よろしくお願いします。
速度調節 ★★★★★
パワフルさ ★★★★★
チョッパー容量 ★★★★★
本体の軽さ ★★★★★
離乳食の調理 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、本編に入ります。
以下では、具体的に各社の製品を比較していきます。
そして、最後の「結論編」では、上表のようなポイントから、目的別・用途別にAtlasのおすすめ機種を提案する形式で書いていきます。
よろしくお願いします。
2-1・クイジナートのハンドブレンダー
はじめに、アメリカのクイジナートのハンドブレンダーの紹介です。
日本では同国の家電メーカーでもあるコンエアーが売っています。
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なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤字系で、イマイチと思う部分を青字系で書いていきます。
【2021年発売】
【本体+カップのみ】
17・クイジナート HB-204WJ
¥8,800 楽天市場 (5/5執筆時)
【本体+チョッパー+泡立て】
17・クイジナート HB-504KJ
¥12,629 Amazon.co.jp (5/5執筆時)
17・クイジナート HB-504WJ
¥12,629 楽天市場 (5/5執筆時)
【本体+チョッパー+泡立+おろし】
17・クイジナート HB-704WJ
¥15,400 楽天市場 (5/5執筆時)
本体の重さ:550g
回転調節:6段階
回転回数:約16000回転
チョッパー:300gまで
定格時間: 1分
サイズ:幅6.0×奥行6.0×高さ36cm
HB-204WJ などは、アメリカの大手キッチン用品メーカー「クイジナート」の製品です。
日本では多展開していませんが、コアな人気があります。
本体の重さは、この機種の最大の見所です。
なぜなら、ブレンダー使用時に550gとかなり軽量だからです。
ブラウンの上位機より40%は軽いため、操作は楽です。
その上で、クイジナートの場合、幅6.0×奥行6.0×高さ36cm と握りがやや細めで、長さも加減されています。
この部分を重視したい方にはかなり良い選択肢です。
主な用途は、本体のみの製品は「つぶす」「混ぜる」です。
ただし、中位機以上は、「きざむ」「泡立てる」という2つの指標にも対応できます。
ビーター(泡立て器)は、クイジナートは独特な形状です。
チョッパーは、「きざむ」用途に利用しますが300gまでとわずかに大きめです。
なお、本機もクラッシュアイスは非対応で、食材は半解凍以上にする必要があります。
さらに、最上位機に限ってはおろしディスクが追加で付属します。
ブラウンにもありましたが、大根ほか、野菜のすりおろしに対応します。
その分値段が高いですが、あとからでは揃わないため、使いそうならば、こちらを選ぶのは手でしょう。
ブレードは、2枚刃です。
こちらも、加熱調理中に利用できますが、フードがやや浅いため、他社よりも多少飛び散りやすい感じはします。
なお、今回の改良で、リリースホールができていた、かくはん速度があがりました。
回転数の調節は、一方で、上部のダイヤルで調節可能です。
メモリとしては6段階ですが、実際、無段階といっても良いかと思います。
完結運転(パルス運転)もできます。
本体の安全面では、本機については、モーター加熱保護機能(サーモスタット)は装備します。
この場合、限界点での検知なので、一度働いてしまうと40分以上の休息が必要ですが、あった方が良いでしょう。
連続使用時間は、ブレンダーを利用する場合1分です。
ビーターは3分、おろしは2分となります。
パナソニックと異なり、サーモ・ブレーカーなどはないので、注意は必要です。本機の場合、次の利用までの休止時間は、10分となります。
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以上、 HB-204WJ などの紹介でした。
競合する他社製品と比べる場合、その軽量性は魅力でしょう。
オプション面では、ビーターほか、おろしディスクまで備えた最上位機ならば、マルチに使えるかと思います。
一方、刃の工夫や回転速度の調節など、他社に及ばない面もあります。
最終的にどの機種を「おすすめ」にするかは、記事の最後に改めて考えてみたいと思います。
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【2019年発売】
【本体+カップのみ】
18・クイジナート HB-202WJ
18・クイジナート HB-202BKJ
¥6,190 楽天市場 (5/5執筆時)
【本体+チョッパー+泡立て】
18・クイジナート HB-502WJ
18・クイジナート HB-502BKJ
¥9,180 楽天市場 (5/5執筆時)
【本体+チョッパー+泡立て+マッシャー】
18・クイジナート HB-702WJ
18・クイジナート HB-702BKJ
¥6,590 楽天市場 (5/5執筆時)
【2017年発売】
【本体+カップのみ】
19・クイジナート HB-200WJ
¥6,435 Amazon.co.jp (5/5執筆時)
【本体+チョッパー+泡立て】
19・クイジナート HB-500WJ
19・クイジナート HB-500BKJ
¥10,404 Amazon.co.jp (5/5執筆時)
本体の重さ:540g
回転調節:3段階
回転回数:約16000回転
チョッパー:300gまで
定格時間: 3分
サイズ:幅5.7×奥行5.7×高さ36cm
なお、本機については、2019年登場の旧機種の販売がみられます。
性能差は、3点です。
第1に、先述のように、新機種にはブレンダーの刃にリリースホールが付いた点、第2に、握りにラバーグリップが付いた点、第3にブレンダーシャフトごと丸洗いができるようになった点です。
付属品は、最上位機についいて、おろしディスクの代わりに、今回省略となったマッシャーアタッチメントが追加で付属します。
ポテトやゆで卵など、比較的柔らかい食材をなめらかに仕上げたいかたは良いでしょう。
あとはほぼ同じ仕様ですが、旧機種の場合、調理方法を問わず、定格時間が3分という表記でした。
なお、Amazonでは、2017年登場の旧機種もアウトレット的ににうられます。
こちらについては、持ち手ハンドルの形状以外、2019年登場の機種と変わりません。
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結論的にいえば、今回は利便性部分での改良ですので、基本的には新機種を推します。ただ、主に値段面の理由で、現状では旧機種を選んでも良いかと思います。
最上位機のみ付属するマッシャーアタッチメントは、あまり類似する機能をもつ他機がないので、とくに、サラダ系などの料理に使いたい方には良いでしょう。
【2020年発売】
【本体+泡立て】
20・クイジナート RHB-100J
¥11,400 Amazon.co.jp (5/5執筆時)
本体の重さ:620g
回転調節:
回転回数:最大13500回転
チョッパー:別売
定格時間: 3分
サイズ:幅5.5×奥行5.5×高さ41.5cm
CSB-80JBS は「クイジナート」の家庭用ハンドブレンダーのコードレス機です。
小型モーターを利用する調理家電は、最近バッテリーを採用する「コードレス化」が進んでいます。
本機もその流れを受け、2020年に登場しました。
本体の重さは、ブレンダー利用時に620gです。
握りも引き続き細めですし、同社の良い部分が出ています。
主な用途は、「つぶす」「混ぜる」「泡立てる」という3つの機能です。
本体と泡立て器のみ付属する構成だからです。
・クイジナート チョッパー RHB-100JCH
¥3,166 Amazon.co.jp (5/5執筆時)
チョッパーは、別売です。
形状が従来機と異なります。一番パワーが要求される部分なので小型化(100g前後)しています。
定格運転時間はチョッパーも3分なので、小分けで利用することは可能ではあります。
ブレードは、2枚刃です。
回転数の調節は、基本的にはできません。
そのため、本格的な製菓にはあまり向かないかもしれません。
とはいえ、ブレンダー利用時に13500回転、パワーが必要なチョッパー利用時も3500回転です。
コードレス化しても、モーターはしっかり回していると言えます。
バッテリーは、リチウムイオン電池で、2時間の充電で、最大12分間稼働します。
定格運転時間は3分なので、MAXに利用しても4回は使用できる水準で、無理はないでしょう。
ただし、防水性が重要なキッチン用品なので、電池の交換はNGです。
リチウムイオン電池の寿命は、500回前後の充放電なので、毎日利用するような方には向かないでしょう。
本体の安全面では、サーキットブレーカーとサーモが付属です。
連続使用時間は、本機も3分です。
同社によれば、時間のかかるメレンゲも、卵白3個までなら時間以内です。
なと、再利用までは、10分の間隔が必要です。
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以上、 クイジナートのCSB-80JBS の紹介でした。
家庭用において、ブレンダーのコードレス化はあるしゅ「必然的な進化」だとおもいます。
先駆け的な機種ですが、もっとも気になるパワーと持続時間の面でユーザーに不便を強いていない仕様で、好感が持てます。
もちろん、パナソニックほど刃に工夫がなく、ブラウン上位機ほどパワフルではないですが、軽量性と利便性という明確なチャームポイントは、本機を選ぶポイントです。
【2014年発売】
【本体+フードプロセッサ+泡立て】
21・クイジナート CSB-80JBS
¥11,700 Amazon.co.jp (5/5執筆時)
本体の重さ:900g
回転調節:3段階
回転回数:約16000回転
チョッパー:300gまで
定格時間: 1分
サイズ:幅6.0×奥行6.7×高さ38.8cm
CSB-80JBS は「クイジナート」の家庭用の上位機です。
最上位機については、継続販売になるため、多少価格が安めです。
本体の重さは、注意点で、下位機種のメリット性だった軽量性が失われ900gと重いです。
その分、しっかりした作りとは言えます。
主な用途は、「つぶす」「混ぜる」「きざむ」「泡立てる」という4つの機能です。
加えて、「おろす」「こねる」「薄切り」という機能が付属します。パナソニックの上位機と同じで、多機能性が「売り」ですね。
なお、下位機に較べると、マッシャーアタッチメントは付属しませんが、できる調理の数はこちらが多いです。
チョッパーは、他社にもあった、中型のフードプロセッサータイプです。
ただ、ミンチについては、250gまでです。氷も非対応です。
ブレードは、2枚刃です。
回転数の調節は、ボタン式ではなく、それぞれのアタッチメントごとに回転数が変わる仕様です。
ユーザーで操作はできません。
本体の安全面では、こちらもサーモやブレーカーなどの言及がありません。
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以上、 CSB-80JBS の紹介でした。
7種の調理パターンに対応する多機能モデルです。ただ、他社に比べて明確に優れる部分がないのも事実です。とくに、軽量性が失われたのは、痛いでしょう。
【コンセント式】
【約650〜1350回転】
22・クイジナート HM-050SJ
¥8,137 Amazon.co.jp (5/5執筆時)
【約200〜920回転】
22・クイジナート HM-030WJ
¥5,390 楽天市場 (5/5執筆時)
本体の重さ:1100g
回転調節:5段階
回転回数:1350回転
チョッパー:
定格時間: 30分
サイズ:幅9.5×奥行21.0×高さ29.5cm
HM-050SJ は、クイジナート社の特殊なハンドミキサーです。
なお、下位機種としてHM-030WJもあります。
こちらについては、回転数がやや少なく、回転調節も3段階になるエントリーモデルです。
主な用途は、「泡立てる」「混ぜる」です。
また、卵白の泡立てや生クリーム用のバルーンウィスクに加えて、ビーターが付くので、簡易的ですがマッシュポテトなどを混ぜるような利用法も可能です。
回転数の調節は、パナソニックよりも細かく5段階で、2つの泡立て器で、ムラ無く泡立てることができます。
その他は格段の機能はありません。
ハンドブレンダーとしての用途は限定的ですが、製菓専用と考えた場合、スピード調節の自在性と定格運転時間の面では、他社機より上位でしょう。
また、収納面でも有利ですね。
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【2020年発売】
【コードレス式】
23・クイジナート RHM-100J
¥10,665 Amazon.co.jp (5/5執筆時)
本体の重さ:900g
回転調節:5段階
回転回数:950回転
チョッパー:
定格時間: 10分
サイズ:幅7.5×奥行19.5×高さ27cm
なお、クイジナートは、コードレス式の泡立て器を2020年に展開しています。
こちらについても、5段階の速度調整ですが、コード式と回転数の幅が異なります。
コード付き機は、約650〜1350回転、コードレス機は、約500〜950回となります。
一般向けのブレンダーと異なり、製菓に特化した方が買う機種なので、この部分は注意してください。
とはいえ、旧機種で、そもそも「5」まではスピードを上げていなかった方ならば、利便性の部分で本機導入は「あり」でしょう。
バッテリーは、2時間充電で30分稼働で、定格運転時間(1回に利用できる最大時間)は10分です。
リチウムイオン電池を利用する方式なので、製品寿命は500充放電程度となります。
2-2・T-Falのハンドミキサー
続いて、フランスのT-Falの製品の紹介です。
とくに「子育て世代」に注目した製品を得意として、良い製品を出しています。
【2019年】
【本体のみ】【グレイ】
24・ティファール ベビー HB65GDJP
¥7,169 楽天市場 (5/5執筆時)
【本体のみ】【ホワイト】
24・ティファール ベビー HB65G1JP
¥8,150 Amazon.co.jp (5/5執筆時)
【本体+チョッパー+泡立て】
24・ティファール ベビーマルチ HB65H8JP
¥10,010 楽天市場 (5/5執筆時)
【本体+チョッパー+泡立て】(執筆時在庫なし)
24・ティファール ベビーマルチ HB65H8JPA
¥----- Amazon.co.jp (5/5執筆時)
本体の重さ:820g
回転調節:3段階
回転回数:13000回転
チョッパー:
定格時間: 1.5分(泡立て10分)
サイズ:幅7.0×奥行7.0×高さ40cm
ハンドブレンダー ベビーマルチHB65H8JPは、フランスのT-Falが最近売り出したハンドミキサーです。
最上位機については、末尾「A」のAmazon限定型番もありますが、性能は同じです(現在在庫なし)。
また、下位機種としてHB65GDJPもありますが、こちらは、チョッパー・ビーターが付属しない機種となります。
それ以外は同等です。
本体の重さは、ブレンダー利用時で、820gです。
他社の平均値より多少重めと言えます。
主な用途は、「つぶす」「混ぜる」「きる」「刻む」「泡立てる」の5WAYです。
その上で、普通のスティックと「離乳食ブレンダー」が別に付属します。
通常のブレードより小さな35mmの樹脂製ブレードで、付属するカップを利用して、50ml程度の少量の離乳食が作りやすいという製品です。
これまで、他社にも「離乳食作り」を売りにしたミキサーがありましたが、ブレンダーを含めて独自設計なのは、T-Falのオリジナルです。
ただし、外国製なので、日本的な「こねる」「おろす」「薄切り」「千切り」などの調理パターンは省略されています。
クラッシュアイスも非対応です。
チョッパーのサイズは、T-Falは定格容量を明記しません。食材の種類によるという感じです。
実際的には、玉ネギなら中タマ200g程度となるでしょう。
ブレードは、ティファールの場合、新開発のPowelixブレードを採用です。
また、形状は異なりますが、Panasonic同様、伝統的に4枚刃仕様であり、時短効果のほか、繊維質の切断には強い仕様です。
回転数の調節は、3段階で、最大13000回転です。
間欠運転も可能です。
本体の安全面では、サーモのみ付属です。
連続使用は、90秒までです(定格運転時間)。
他社機よりすこし長めですが、チョッパー・泡立て器(ウィスク)利用時は10分と長いです。
2回程度ならば連続使用できそうです。休止時間の目安は20分です。
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以上、ハンドブレンダー ベビーマルチHB65H8JPの紹介でした。
目的は明確で、「離乳食用作り」に向いている製品です。成長にあわせたレシピブックも付くため、この部分の使い勝手では他社を凌ぐでしょう。
また、通常のブレンダーの刃の性能が良いため、通常のお子さんの成長後にも様々な料理に使えるでしょう。
一方、価格は他社に比べてもさほど安くないため、この用途に限定しておすすめといえます。
2-3・テスコムのハンドミキサー
続いて、日本のテスコムのハンドミキサーの比較です。 「格安でお買得」な路線で、とくに存在感があります。
【2019年発売】
【本体のみ】
25・テスコム Pure Natura THM312
¥2,430 楽天市場 (5/5執筆時)
本体の重さ:540g
回転調節:
回転回数:約11800回転
チョッパー:
定格時間: 1分
サイズ:幅6.1×奥行6.9×高さ34.3cm
THM312 は、日本のテスコムの「スティックブレンダー 」です。
比較的低価格の製品に強いメーカーであり、コスパが良い製品が多いです。。
本体の重さは、540gと軽量です。
また、ブラウン・クイジナートの下位機種と同じく、ブレンダー使用時で34.3cmと短いスティックです。
機能がシンプルなだけに当然ではありますが、これらの部分は「強み」です。
主な用途は、こちらは、「つぶす」「混ぜる」で機能的に、他社の入門機と同様です。
ブレードは、普通の2枚刃です。
ただ、一定の耐熱性はあるのですが、加熱調理中の利用は不可です。この点は、大手に及びません。また、フードも浅くやや飛び散りやすいほか、モーター音が割とします。
回転数の調節は、約11800回転に固定で、できない仕様です。
本体の安全面では、本機は、パナソニック同様に、サーモとブレーカーを搭載です。
連続使用時間は、1分です。
一方、テスコムは、次の利用までの間隔は30分と、他社に比べ間隔が相当必要です。
そのため、連続使用には向きません。
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以上、 THM311 の紹介でした。
ハンドミキサーを試して見たい方には、手頃な価格の製品でしょう。
ただ、肝心のブレードの部分は「価格なり」です。予算の都合がつけば、もう少しグレードの高い機種を選ぶのも手です。
【2019年発売】
【本体+チョッパー+泡立て+おろし】
26・テスコム Pure Natura THM332
¥4,612 楽天市場 (5/5執筆時)
【本体+チョッパー】
26・テスコム Pure Natura THM322
¥3,080 楽天市場 (5/5執筆時)
本体の重さ 540g
回転調節:
回転回数:約16000回転
チョッパー:200gまで
定格時間: 1分
サイズ:幅6.1×奥行6.9×高さ34.3cm
THM332 も、日本のテスコムの「スティックブレンダー 」製品です。
下位機種のTHM322もありますが、泡立て器(ビーター)とおろし刃が付属しない点が相違点です。
本体の重さは、同じく540gです。
長さも34.3cmと短めです。
主な用途は、「つぶす」「混ぜる」「きざむ」「おろす」「泡立てる」です。
これらの機能が利用できるよう、アタッチメントが強化されています。
チョッパーのサイズは、200gです。
タマネギなら中タマが入るほどのサイズです。Panasonicとだいたい同じサイズです。
ブレードは、下位機種と同じ2枚刃で、加熱調理中の利用は不可です。
回転数の調節は、約11800回転で固定です。
手動で間欠運転はできますが、多機能モデルだけに、この部分は残念です。
本体の安全面では、2019年モデルから、サーモとブレーカーを搭載です。
連続使用時間は、本機も1分です。
泡立て器はつきますが、時間的には生クリーム程度で、メレンゲは無理でしょう。
また、下位機種の場合と同じで、次回利用時までは30分の間隔が必要です。そのため、ミンチ作りなどにおいて、チョッパーの連続使用は事実的に無理です。
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以上、THM332 の紹介でした。
「混ぜる」「きざむ」「泡立てる」「きざむ」機能が付いた機種としては最安水準です。
ただ、下位機種と同じく、モーターとブレードの部分で機能性が低く、とくに回転数を調整できない点はネックです。
【本体+チョッパー+泡立て+おろし】
27・ テスコム コードレスブレンダー THMX600
¥7,987 楽天市場 (5/5執筆時)
本体の重さ:620g
回転調節:
回転回数:14500回転
チョッパー:150gまで
定格時間: 1分(泡立て3分)
サイズ:幅6.3×奥行6.3×高さ40.7cm
THMX600(K)は、テスコムの「スティックブレンダー 」のコードレス機です。
本体の重さは、620gです。
クイジナートのコードレス機と同じで、軽量です。
長さは40cmを超えますが、握りはそれなりには細めです。
またこの機種から、食洗機対応が明示されます。
また、スティック部分のデザインが一新されており、シンプルで外装の質感も良くなっている機種です。
主な用途は、こちらは、「つぶす」「混ぜる」「きざむ」「泡立てる」のほか、2種類の「おろし」に対応できる製品です。
チョッパーのサイズは注意点で、150gと本機は少し小さめです。
おろしもこのケースを利用しますが、80gまでです。
この部分は、コードレス化によるモーターパワーの限界が出ているように思います。
ブレードは、下位機種と同じ2枚刃です。
バッテリーは、リチウムイオン電池で、2時間の充電で、最大40分間稼働します。
回転数の調節は、非対応です。
ブレンダーで14500回転で、チョッパーで3400回転です。なお、間欠運転は可能です。
連続使用時間は、1分です。
おろしは2分、泡立て器は3分ですが、やはり30分と長めに休ませる必要があります。
本体の安全面では、モーター保護装置(サーモ)が付属します。ただし、ブレーカーの言及はありません。
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以上、 THMX600(K)の紹介でした。
コードレス機は、クイジナートにもありますが、比較する場合、1回の充電での持続時間は長いですが、逆に、パワーへの影響が大きいように思います。
また、チョッパーが小さめなうえ、運転間隔が30分というのは、やや使い勝手が悪いでしょう。
2-4・アイリスのハンドブレンダー
続いて、アイリスオーヤマのハンドミキサーを紹介します。
【2020年発売】
【本体のみ】
28・アイリスオーヤマ IHB-NSC501-W
(¥2,981) 楽天市場 (5/5執筆時)
【本体+チョッパー+スタンド】
28・アイリスオーヤマ IHB-SC501-W
¥4,378 楽天市場 (5/5執筆時)
【本体+チョッパー+泡立て器+スタンド】
28・アイリスオーヤマ IHB-SC502-W
¥5,804 楽天市場 (5/5執筆時)
本体の重さ:800g
回転調節:5段階
回転回数:
チョッパー:300g
定格時間: 1分(泡立て2分)
サイズ:幅7×奥行7×高さ38.6cm
IHB-NSC501などは、日本のアイリスオーヤマの製品です。
低価格な製品に実力のあるメーカーです。
本体の重さは、800gです。
同社の旧機種は結構軽量でしたが、今回その利点はなくなっています。
主な用途は、こちらも、「つぶす」「混ぜる」「きざむ」機能が利用できる製品です。
ただし、下位機種のIHB-NSC501は、チョッパーが付属せず、「つぶす」「混ぜる」のみ対応できます。
逆に上位機は「泡立て器」が付属するので「泡立てる」は可能です。
チョッパーのサイズは、液体換算で500mlです。
食材とすれば、肉ならば300g、玉ネギならば200g(中タマ1個)程度まで処理できそうです。
食材投入口などはないシンプルな仕様ですが、値段からしたら仕方ないです。
ブレードは、4枚刃ですが、さほど堅牢なものではないです。
加熱調理中の利用は不可です。
回転数の調節は、一方、ダイヤル式ながら5段階で調整できる仕様です。
本体の安全面では、サーモやブレーカーなどの言及がありません。
電流ヒューズはあるようです。
連続使用時間は、1分です。
また、本機は、1度利用した後は、10分の休止時間が必要です。事実上、連続使用は難しいです。
一方、中位機以上はスタンドが付きます。
収納は、格安機としては、わりと考えられた製品に思えます。
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以上、アイリスオーヤマの製品の紹介でした。
値段の安さのほか、スタンド収納を付けた点が個性でしょう。
ただ、刃のほか、容器は耐熱非対応で食洗機に使えないなどの部分では、値段相応の部分もあります。
2-5・タイガーのハンドミキサー
続いて、日本のタイガーのハンドブレンダーの紹介です。
【本体+チョッパー+泡立て】
29・タイガー SKQ-G200-W
29・タイガー SKQ-G200-P
¥7,587〜 Amazon.co.jp (5/5執筆時)
本体の重さ:830g
回転調節:5段階
回転回数:13000回転
チョッパー:200gまで
定格時間: 1分(泡立て5分)
サイズ:幅6.5×奥行6.3×高さ43.0cm
SKQ-G200-Wは、タイガーが販売するハンドミキサーです。
「スマートブレンダー」という名前です。
本体の重さは、ブレンダー利用時で、830gです。
握りはわりと細めですが、他社と比べるとやや重め水準です。
主な用途は、「つぶす」「混ぜる」「きざむ」「おろす」「泡立てる」の5WAYです。
他社の多機能タイプに比べると、「こねる」「薄切り」「千切り」などは省略されています。
一方、「泡立てる」については、本機は、独特の形状の「ホイップブレード」を利用する形式です。
チョッパーのサイズは、200gです。
タマネギなら中タマが入るほどのサイズです。
ブレードは、下位機種と同じ2枚刃です。
回転数の調節は、最大13000回転からの5段階です。
本体の安全面では、サーモやブレーカーなどの言及はありません。
ただし、誤動作を防ぐための2段階の安全スイッチが装備です。
連続使用は、1分までです(定格運転時間)。
ただし、泡立て器は5分と長めで、メレンゲもできます。おろしも3分です。
一方、休止時間は30分なので、連続使用での大量処理には向かない製品です。
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以上、タイガーの製品の紹介でした。
大手調理家電メーカー製という安心感がある製品です。
性能もある程度まとまっていますが、他社の「上位機」と比べると、目立った点はないです。
あえて言えば、「ホイップブレード」利用時の持続時間の長さですが、イマイチおすすめポイントが定まらない平均点的な機種ですね。また、やや重めとは言えます。
9・その他のメーカーの製品
最後に、主にネットで販売されている、格安モデルをフォローしておきます。
【2021年】
【本体+泡立て+チョッパー】
30・OXA ハンドブレンダー HB2033
¥4,499 Amazon.co.jp (5/5執筆時)
本体の重さ:625g
回転調節:12段階
回転回数:15000回転
チョッパー:200gまで
定格時間: 1分
サイズ:
HB2033は、Amazonで売られている格安のハンドミキサーです。
こちらは、中国のKOIOSが、OXAというブランド名で展開しています。キッチンウェアでは、OXOという似た名前の世界展開の会社がありますが、関係はないようです。
本体の重さは、625gなので、わりと軽量です。
主な用途は、こちらも「つぶす」「混ぜる」「きざむ」「泡立てる」「砕く」の5WAYです。
氷を砕けるグレードなので、堅牢性はあるでしょう。
チョッパーのサイズは、情報非開示です。
ただ、写真を見る限り500ml程でしょうから、玉ネギ中タマ200g程度の処理能力です。
ブレードは、チタンメッキを施したステンレスです。
回転数の調節は、12段階です。
一方、回転速度は15000回転と最大値が高いです。
ただ、一般的に、最大13000回転前後が最も使いやすいので、大手はどこもそのようにしています。
ただ、12段階で速度を調整でき、9000回転まで落とせるため、問題はないでしょう。
本体の安全面では、サーモやブレーカーなどの言及はありません。
連続使用は、1分までです。一方、休止時間については、情報がありません。
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以上、HB2033の製品の紹介でした。
ブレンダーの場合、海外製は値段が安く、機能も充実しているため、スペック面からの費用対効果大きく期待できます。
問題は、保証性と検品で、日本に代理店がなく、販売店の電話番号も中国です。まあ、30日間の返品保証とメーカー保証はありますが、注意点です。
【本体+泡立て+チョッパー】
31・LINKChef ハンドブレンダー HB-1230
¥4,503 Amazon.co.jp (5/5執筆時)
本体の重さ:
回転調節:2段階
回転回数:15000回転
チョッパー:200gまで
定格時間: 1分
サイズ:
HB-1230 は、Amazonで売られている格安のハンドミキサーです。
LINKChefというブランド名ですが、中国の深圳からの直送です。
本体の重さは、スペック的な情報がなく、不明です。
主な用途は、「つぶす」「混ぜる」「きざむ」「泡立てる」「砕く」の5WAYです。
本機は、ブラウンに次ぐ300Wのパワーで、氷を砕ける仕様です。
チョッパーのサイズは、最大容量としては500mlです。
この場合、玉ネギ中タマ200g程度の処理能力でしょう。
ブレードは、ユニークな形をした4枚刃です。
素材はステンレスです。
回転数の調節は、本機も15000回転と他社より最大値が高いです。
一方、2段階で回転速度は選べますが、細かい調整はできないようです。
本体の安全面では、サーモやブレーカーなどの言及はありません。
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以上、HB-1230 の製品の紹介でした。
万一の際のやり取りはネットになりますが、30日間の返品保証と3年間のメーカー保証はありますので、最低限の安心感はあります。
ただ、重要な回転速度がブレンダーに最適化されているとは必ずしも言いがたい部分はあります。
アイリスオーヤマやテスコムなど、国内の販売網をもつ会社の製品も割と安いため、基本的にはそちらでしょうか。
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【本体+泡立て+チョッパー】
32・HAGOOGI HB-2050
¥4,680 Amazon.co.jp (5/5執筆時)
本体の重さ:
回転調節:7段階
回転回数:
チョッパー:200gまで
定格時間:
サイズ:
なお、ハンドブレンダーについては、これら以外にも、結構、中国からの輸入品が入ってきています。
ざっと見た感じ、製品名(販売社名)よりも、型番の方に規則性(HB-型番)があるので、原型機を製造している会社は同じかもしれません。
他にもあるかもしれませんが、例えば、これらの製品は、800Wクラスのモーターです。
ただ、強力さに定評があるブラウンでも500Wクラスですので、パワフルに思えますが、ブレンダーとしてはオーバースペックです。
先述のように、ブレンダーは「加熱問題」と「飛び散り」もあるので、必ずしも、モーターパワーがあるほうが良いわけでもないです。
次回につづく!
ハンドブレンダーのおすすめ機種は結論的にこれ!
というわけで、今回は、ハンドミキサー・ハンドブレンダーの比較の2回目記事でした。
しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。
1・ハンドミキサーの比較 (1)
1-1:パナソニック〈日本〉
1-2:ブラウン〈ドイツ〉
2・ハンドミキサーの比較 (2)
2-1:クイジナート〈米国〉
2-2:T-Fal〈仏国〉
2-3:テスコム〈日本〉
2-4:アイリスオーヤマ〈日本〉
2-5:タイガー〈日本〉
2-6:OXA LINKChef〈中国〉
3・ハンドミキサーの比較 【結論】
= 最終的な「おすすめ機種」の提案
速度調節 ★★★★★
パワフルさ ★★★★★
チョッパー容量 ★★★★★
本体の軽さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
次回の3回目記事(こちら)は「結論編」です。
ここまでの記事で紹介した全機種から目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。
引き続きよろしくお願いします!
3回目記事は→こちら !