【今回レビューする内容】2022年 小型モバイルフォトプリンターの性能とおすすめ・選び方:スマホ専用ミニ写真印刷プリンター人気機種の違い・性能ランキング
【評価する製品型番】富士フイルム スマホdeチェキinstax mini Link instax SHARE SP-3 instax Link WIDE Polaroid Lab ポラロイド Zip インスタントモバイルプリンター タカラトミー プリントス SORA TPJ-03SO TPJ-03SU TPJ-03SA POLMP01 キヤノン SELPHY CP1300 iNSPic PV-123-SP PV-123-HK HP Sprocket 1AS85A#ABJ ELECOM erie EPR-PP01WWH コダック Instant Printer P300 P210 Canon SELPHY SQUARE QX10 (WH) ポラロイド Hi・Print 2×3 Pocket Photo Printe 9046
今回のお題
外出先で写真印刷できるスマホプリンタのおすすめはどれ?
ども、Atlasです。
今日は、2022年5月現在、最新のスマホ対応のフォトプリンタを比較します。
1・モバイルフォトプリンタの比較
本体:小型モバイル
画質:標準
印刷コスト:L判40円〜
2・高画質フォトプリンタの比較
本体:大型据え置き
画質:良い
印刷コスト:L判15円〜
今回の記事(1回目)は、バッテリー付きで、外に持ち出して写真印刷できる小型のモバイルプリンタを比較します。
自宅に置いて使う、本格的な写真印刷用プリンタは、2回目記事(こちら)でのフォローです。
別の記事なので、どちらから読んでもOKです。
1・モバイルフォトプリンタの比較 (1)
1-1:富士フイルム〈日本〉
1-2:キャノン〈日本〉
1-3:ポラロイド〈米国〉
1-4:コダック〈米国〉
1-5:タカラトミー〈日本〉
2・モバイルフォトプリンタの比較 (2)
=最終的なおすすめ機種の提案
写真の画質 ★★★★★
印刷コスト ★★★★★
印刷の面白さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、珊瑚の結論編では、Atlasのおすすめ機種!を提案する形式で書いていきます。
よろしくお願いします。
1-1・富士フイルムのスマホdeチェキ
はじめに、この分野の先駆けとなった、富士フイルムのスマホdeチェキを紹介します。
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なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
1・instax mini Link 【ダークデニム】
2・instax mini Link 【ダスキーピンク】
3・instax mini Link 【アッシュホワイト】
¥13,500 Amazon.co.jp (5/2執筆時)
1'・instax mini Link BEIGE GOLD ギフトBOX
¥14,477 Amazon.co.jp (5/2執筆時)
1'・instax mini Link ピカチュウ シリコンケースセット
¥13,891 Amazon.co.jp (5/2執筆時)
印刷方式:インスタント式
重さ:209g
印刷コスト(1枚):約70円
写真サイズ:62×46mm
写真の画質 ★★★★★
印刷コスト ★★★★☆
印刷の面白さ ★★★★★★
総合評価 ★★★★★
フジフィルムのinstax mini Linkは、スマホ用として初めて販売された富士通のモバイル用のフォトプリンタの「4世代目」となる最新機種です。
こちらについては、期間限定で、10枚の絵柄フィルムほか、ポーチなどがついた限定版も出ています。
また、ピカチュウシリコンケースセット( instax mini Link INS MINI LINK NS POKEMON)は、2021年に追加リリースされた製品で、ピカチュウのシリコンケース付きです。
なお、追加発売に合わせて、instax mini Link for Nintendo Switchという、連携アプリが登場します。
これについては、ピカチュウモデル以外でも使えるため、(デザイン面に)縛られずに選んでOKです。
本体のサイズは、90.3mm×34.6mm×124.5mmです。
重さも、209gと軽量ですから、気兼ねなく持ち運べる製品です。
現地の方とのコミュニケーションの手段として、海外旅行に持っていくのも面白そうです。
その点で言えば、本体にモーションでリプリントができるスイッチがあり、複数枚印刷する場合は、そのボタンを押すだけで「焼き増し(再印刷)」ができる便利な仕様です。
instax mini Link
¥0 Apple App Store
instax mini Link
¥0 Google Play
写真の印刷は、instax mini Linkアプリを利用します。
写真アプリとして、27種類のフレームプリントを含め、友人と楽しめる機能が強化されています。
3枚の写真のコラージュや、スプリットなど、アプリを通して割と面白いことができます。
動画からの写真の切り出し機能など、単純に写真アプリとして考えても、優秀です。
加工したら、印刷ボタンを押すだけな、簡単操作な製品です。
本体は、スイッチ1つだけの単純な作りです。
ただ、モーションセンサーが内蔵されているので、先述のカメラアプリを利用する場合、アプリ操作用のリモコンとして利用できます。
ズーム操作もできますし、リモートシャッターなど、パーティなどに便利な機能も備えます。
INSTAX MINI JP 2【20枚入】
¥1,373 Amazon.co.jp (5/2執筆時)
利用するフィルムは、こちらです。シートフィルム式ですから、インクがなくても印刷できる仕様です。
一方、この種のタイプは、現像できるフィルムのサイズが決まっています。
こちらの場合は、ISO800のフィルムで、サイズは86×54mmです。
画質は、インスタント式の場合、(あくまでフィルムなので)「クッキリハッキリ」な写真は撮れません。
基本的に、味わい重視です。
また、後ほどみる、キヤノンなどのZINKペーパー式や、昇華型のフォトプリンタと違い、富士フイルムは、ふちなし印刷ができないほか、、裏面が全面シールの製品がないです。
そのため、ステッカーのような利用は、本機は難しいです。
ただ、チェキ(INSTAX MINI)の強みは、(ふちなし印刷ができない部分を逆手に取った)15種類を超えるフレームカラーの多さです。
写真としても、モノクロフィルムも用意されているので、フィルム(フレーム)の買換を楽しめるのが、良い部分です。
印刷コストは、標準フィルムで、1枚あたりで約70円です。
高くも、安くもない、平均的な値段です。
バッテリーは、USB充電のリチウムイオン電池式です。
一回の充電には、最大120分かかりますが、フル充電で、100枚程度まで印刷可能です。
そのため、パーティなどでも問題ないでしょう。
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以上、フジフィルムのinstax mini Linkの紹介でした。
画質、フィルム価格、バッテリーの保ちなどを見ても、バランスが取れており、最も堅実な製品がこちらだと思います。
INSTAX MINI のフィルムは、日本のデンキヤならどこでも、海外でも欧米なら手に入りやすいため、その点でもオススメです。
【2021年】INS LINK WIDE A WHITE GRAY
4・富士フイルム instax Link WIDE 白
5・富士フイルム instax Link WIDE グレー
¥16,182 Amazon.co.jp (5/2執筆時)
印刷方式:インスタント式
重さ:349g
印刷コスト(1枚):約135円
写真サイズ:62×99mm
写真の画質 ★★★★★
印刷コスト ★★★★☆
印刷の面白さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
フジフィルムの instax Link WIDE は、2021年にあとから登場したinstax Linkシリーズの製品です。
基本的には、1つ上でみた製品と対応フィルムが違うという製品です。
先ほどの機種は62×46mmサイズでしたが、こちらは62×99mm(余白込 86×108mm)とフィルムが大きめです。面積として約2.15倍です。
普通にカメラ屋さんに出したときの写真(L判)が89×127mmですから、ほぼそれに近いサイズです。
解像度は、先ほどの機種の800×600ドットから、800×1260ドットになりますが、密度は318dpiと同じなので、大きくても同じように綺麗に仕上がります。
INSTAX WIDE WW 2【20枚入】
¥2,755 Amazon.co.jp (5/2執筆時)
利用するフィルムは、こちらです。
印刷コストは、1枚あたり約135円です。
フィルムが大きな分、コストはもちろん高めです。
ただ、面積比で考えれば「割高」とは言えません。
本体のサイズは、139mm×127.5mm×33.7mmです。
重さは、349gです。
さすがにポケットサイズではないものの、サイズと重さの部分では、十分に携帯できるコンパクトさを保ちます。
写真の印刷は、本機は、独自のinstax Link WIDEアプリを利用します。
用途性がさきほどの機種とは少し違うので、共通化しなかったようです。この部分は、良いと思います。
一方、本機だけの面白い機能として、QRコードの埋め込み印刷機能がありあす。
QRコードに、画像共有サイトのURLアドレスほか、地図、手紙、音楽をアップロードしたアドレスを組み込んでプレゼントするという提案です。
アップロード先は、画像共有・地図は他社サービス利用ですが、音と手紙は、富士フイルムが専用サーバーを用意します。2年間保持されます。
いずれにしても、先述のスマホアプリで処理できるので迷わないでしょう。
写真加工については、通常の色合い(instax-Natural Mode)ほか、色の濃さを上げるモード(instax-Rich Mode)も搭載です。
一方、テンプレートも他機とは別です。
大きな画面を活かし、割と大人向き(家族向け)な感じで良いかと思います。
バッテリーは、USB充電のリチウムイオン電池式です。
一回の充電には、最大120分で、フル充電で、100枚程度まで印刷可能です。
この部分は、先ほどの機種と同じです。
なお、1枚約12秒で印刷されます。画像データの送信時間は考慮していませんが、Bluetooth 4.2なので「信じられないくらい遅い」ということはないでしょう。
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以上、フジフィルムのの instax Link WIDE の紹介でした。
ファミリー層を含めた20代〜30代あたりに人気がでそうな仕様だと感じます。ちょっとしたプレゼントにその場であげられるので、使い道は多そうです。
【ブラック】【ホワイト】
6・FUJIFILM instax SHARE SP-3
7・FUJIFILM instax SHARE SP-3
¥17,200 Amazon.co.jp (5/2執筆時)
印刷方式:インスタント式
重さ:312g
印刷コスト(1枚):約90円
写真サイズ:62×62mm
写真の画質 ★★★★★
印刷コスト ★★★★☆
印刷の面白さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
Instax SHARE SP-3は、スクエアフィルム専用のスマホdeチェキです。
instax mini Linkが「みんなでわいわい楽しむ」タイプのプリンターとすれば、Instax SHARE SP-3は、「芸術的でユニークな写真が印刷したい」という、別のニーズに適った製品と言えます。
本体のサイズは、116mm×130.5mm×44.4mmです。
重さも、312gです。
持ち歩くのに支障はないですが、スマホ1.5台分ほどの重さですから、instax mini Linkよりは重い仕様です。
スマホ de チェキ
¥0 Apple App Store
スマホ de チェキ
¥0 Google Play
写真の印刷は、本機もアプリが別で、「スマホ de チェキ 」という専用アプリを利用します。
撮った写真をこのアプリで開き、必要なら加工(モノトーン調・セピア調)などをして、 このアプリから送信します。
スマホアプリでは、その他、画像の明るさ、コントラスト、彩度をあらかじめ好みに合わせて調整できるカスタムフィルタを搭載し、その場でアートな写真を印刷できます。
instax mini Linkと比較すると、真面目な(本格的な)調整機能がメインで、やはり「アート」な方向性のアプリです。
なお、こちらは、モーションセンサーは非搭載ですが、リプリントスイッチはあるので、複数枚印刷する場合は、そのボタンを押すだけで「焼き増し(再印刷)」ができる便利な仕様です。
INSTAX SQUARE WW 1【10枚】
¥973 Amazon.co.jp (5/2執筆時)
INSTAX SQUARE WW 2【20枚】
¥1,800 Amazon.co.jp (5/2執筆時)
利用するフィルムは、スクエア型で特殊です。
こちらの場合は、ISO 800で、6.2cm×6.2cmというスクエア型のフィルムとなります。
真四角のフィルムは、富士フイルムが目下「売り出し中」の規格で、「場の空気感」まで撮影できるとしています。
人間が視覚的に見慣れないサイズだという心理的な側面が大きいような気もしますが、たしかに珍しいので、印刷してお友達などに配るには良いと思います。
フィルム(フレーム)の種類は、ただし、現状で3種類です。
この規格については、純正のモノクロフィルムがないのは、注意点です。
印刷コストは、1枚あたりで約90円です。多少ですが、高めでしょう。
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以上、Instax SHARE SP-3の紹介でした。
構図的に面白いので、「アートな写真」に特化して考えるならば、真四角なフィルムを利用できるこちらでしょう。
インパクトがあるので、友人にあげても喜ばれるでしょう。
1-2・キヤノンのフォトプリンタ
続いてキヤノンです。
同社は、汎用規格となるZINKペーパーを用いるフォトプリンタと、インクを使う方式のモバイルフォトプリンタと二系統を生産します。
順番にみていきます。
【ピンク】【ブルー】【ゴールド】
8・キャノン iNSPic PV-123-SP
9・キャノン iNSPic PV-123-SP
10・キャノン iNSPic PV-123-SP
¥12,847 Amazon.co.jp (5/2執筆時)
印刷方式:ZINK(感熱式)
重さ:160g
印刷コスト(1枚):約40円
写真サイズ:50×76mm
写真の画質 ★★★★★
印刷コスト ★★★★★★
印刷の面白さ ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
キャノン iNSPicは、日本のキャノンが販売するZINKペーパー式採用のモバイルフォトプリンターです。
本機については、ハローキティ柄のコラボモデルがあります。
本体のサイズは、11.8cm(縦)×8.2cm(横)×1.9cm(高さ)です。
手のひらサイズですから、持ちはこびには問題ないでしょう。
重さは、一方、160gです。
富士フイルムのスマホ de チェキと比べるとかなり軽量です。おそらく、モバイルフォトプリンターとしては最軽量でしょう。
Canon Mini Print
¥0 Apple App Store
Canon Mini Print
¥0 Google Play
スマホアプリは、 iOS用、Android用双方が用意されます。
日本企業らしく、エフェクトが日本的で、どちらかと言えば、女子をターゲットにしたものです。
フィルムは、キヤノンの場合、ZINKペーパーを利用します。
ZINKは、インクを利用しない感熱紙に似た方式のフォトペーパーです。
もとは、米国のZINK社の製品ですが、今では各社が生産し、互換性があります。
画質は、今回紹介する諸方式と比べて、ZINKの場合あまり強調できません。
フィルム的な味わいがある画質でも、デジカメ的な「クッキリハッキリ」な画質でもないです。
【裏面シール式】
CANON ZINKフォトペーパー 50枚
¥2,045 Amazon.co.jp (5/2執筆時)
サイズが同じならば、他社ののZINKペーパーでも、利用可能です。
ただ、キヤノン純正のZINKはシール紙なので、そのまま貼り付けられる点で便利です。
シール式は、富士フイルムのinstaxにはないため、本機の魅力ともいえます。
用紙サイズは、5cm×7.6cmサイズです。
なお、ZINKペーパーの場合、写真のように四隅が縁なし印刷できる特長があります。
さらに、化学的な現像方式ではないため、写真自体の保ち(色あせ)には強いとされます。
印刷コストは、同社の純正の印画紙を利用した場合で40円です。
ZINKはコスパ、かなり優れます。
基本ZINKペーパーなので、こちらも、写真のように四隅が縁なし印刷できる製品です。
印刷速度は、50秒ほどです。
バッテリーは、一回の充電で20枚ほど印刷可能と、重さが軽いだけにあまり優秀ではないです。
ただ、【USBモバイルバッテリー】経由でも90分程度で満充電できます。
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以上、キャノン iNSPicの紹介でした。
富士のinstax mini Linkとどちらを選ぶか迷う製品です。
富士フイルムは、(良い意味で)インスタントカメラ的な味のある写真なのに対して、ポラロイドの場合(加工しなければ)、普通の家庭用フォトプリンターに近い画質です。
これを「素晴らしい」とみなすか、「面白みがない」とみなすかは、皆さんの考える用途によるでしょうね。
ただ、純正のシール仕様のZINK紙でもかなり安いですので、消耗品コストを気にせず、気軽に楽しむならばこちらでしょう。軽量で使いやすいのも売りです。
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【2020年】
11・CANON iNSPiC PV-123-HK
¥15,500 Amazon.co.jp (5/2執筆時)
なお、期間限定ですが、本機の、サンリオコラボモデルが登場しています。
中身は同じですが、外観がハローキティです。また、本機接続時にスマホアプリが「キティちゃん仕様」になる「おまけ」もあります。
さらに、発売と同時に、アプリに専用フレームが登場します。
こちらについては、通常機でも利用できます。ただし、おそらくライセンスの関係で、2021年10月末までの限定公開です。
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【在庫限り】
12・HP Sprocket 1AS85A#ABJ
¥9,710 楽天市場 (5/2執筆時)
印刷方式:インスタント式
重さ:170g
印刷コスト(1枚):約40円
写真サイズ:50×76mm
【在庫限り】(黒売り切れ)
13・ポラロイド Zip POLMP01W
14・ポラロイド Zip POLMP01B
15・ポラロイド Zip POLMP01BL
16・ポラロイド Zip POLMP01R
¥16,800〜 Amazon.co.jp (5/2執筆時)
印刷方式:ZINK(感熱式)
重さ:190g
印刷コスト(1枚):約80円
写真サイズ:50×76mm
なお、同じZINKを利用する端末は、最近まで、HP(ヒューレットパッカード)とPolaroidも販売していました。ただ、2020年に日本での販売は終息しており、値段も高めです。
継続的なサポート面を含めて、現在は、選択肢にはならないでしょう。
【2017年】
17・キヤノン SELPHY CP1300-WH
18・キヤノン SELPHY CP1300-PK
¥12,700 Amazon.co.jp (5/2執筆時)
印刷方式:昇華型熱転写方式
重さ:860g
印刷コスト(1枚):約25円
写真サイズ:L判など多彩
写真の画質 ★★★★★★
印刷コスト ★★★★★★
印刷の面白さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
CP1300-WHは、キヤノンの「SELPHY CPシリーズ」に属するモバイルフォトプリンターです。
ネットワークはこちらは、Wi-Fiを搭載し、それでスマホと接続します。
Wi-Fiはパワーが必要ですが、内蔵バッテリーのみで稼働します。
本体のサイズは、180.6×135.9×63.3mmです。
重さは、860gですので、ここまで見た機種と比べる場合、かなり大きな製品です。
ただし、これには理由があります。
スマホアプリは、 この機種は純正では用意されません。
ただ、iOS系ならば、OS標準のAirPrintを、Android系ならば、Mopria Print Serviceを利用すれば良いので不便はありません。
また、Wi-Fiを搭載するため、WindowsやMacからでも利用できます。
【ポストカードサイズ 約100×148mm】【108枚】
カラーインク/ペーパーセット KP–36IP
¥2,805 Amazon.co.jp (5/2執筆時)
【L判サイズ 約89×119mm】【108枚】
カラーインク/ペーパーセット KL–36IP
¥2,805 Amazon.co.jp (5/2執筆時)
【カードサイズ 約54×86mm】【36枚】
カラーインク/ペーパーセット KC–36IP
¥1,980 Amazon.co.jp (5/2執筆時)
【カードサイズシール 約54×86mm】【18枚】
カラーインク/フルサイズラベルセット KC-18IF
¥1,712 Amazon.co.jp (5/2執筆時)
【スクエアシール 約54×86mm】【18枚】
カラーインク/フルサイズラベルセット KC-18IS
¥1,889 Amazon.co.jp (5/2執筆時)
【8分割シール 約54×86mm】【18枚】
カラーインク/フルサイズラベルセット KC-18IL
¥1,712 Amazon.co.jp (5/2執筆時)
用紙サイズは、本機の場合、選択肢が広いです。
最大では、ポストカードサイズ(約100×148mm)から、最小では、8分割シール(22×17.3mm×8)まで対応できます。
印刷コストは、L判写真サイズだと1枚25円ですし、インスタント式よりも安いです。
裏面シール式の用紙でも70円代ほどなので、コスパは良いです。
印刷の仕組みは、熱でインクを気化させる昇華型熱転写式です。
インスタント式はもちろん、インクジェットとも明確に異なる技術です。
液体インクを吹き付ける型式ではないので、インクジェットのような粒状感がなく、「極めてなめらかな写真画質」です。業務用の高画質プリンターでもこの方式が使われます。
画質は、写真の印刷で考えた場合、(クッキリハッキリという)一般的な意味で「きれい」と言えるのは、この方式です。
(露光)解像度は、インスタント式の方が数字では上ですが、方式の違いでこうなります。
ちなみに、大昔は家庭用でも昇華型熱転写式があったのですが、淘汰されました。
ヘッドがない分「詰まり」の問題がなく、Atlasは好きでしたが。
印刷速度は、L判でも、1枚あたり、約39秒で印刷します。
バッテリーパック NB-CP2LH
¥6,190 Amazon.co.jp (5/2執筆時)
バッテリーは、予備が欲しい場合は、購入も可能です。ただ、1本のバッテリーで70枚ですから、基本的には不要でしょう。
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以上、キャノンのCP1300-WHの紹介でした。
ここまで紹介してきたインスタント式にくらべて、かなり本格的な製品です。
とくに、プリント工程の最後で、オーバーコート仕上げをするため、適切に保存すれば「100年保つ」、写真屋さんグレードの印刷が可能です。
モバイル性はイマイチですが、画質は最強でしょう。
【2020年】
19・キヤノン SELPHY SQUARE QX10 (WH)
20・キヤノン SELPHY SQUARE QX10 (BK)
21・キヤノン SELPHY SQUARE QX10 (PK)
¥17,027 Amazon.co.jp (5/2執筆時)
印刷方式:昇華型熱転写方式
重さ:445g
印刷コスト(1枚):約70円
写真サイズ:62×62mm
写真の画質 ★★★★★
印刷コスト ★★★★☆
印刷の面白さ ★★★★★
総合評価 ★★★★☆
SELPHY SQUARE QX10は、キヤノンが発売するもうひとつのスマホプリンターです。
ネットワークは、本機も、Wi-Fiを搭載し、それでスマホと接続します。
本機もバッテリーで駆動するため、モバイル利用が可能です。
本体のサイズは、143.3×102.2×31.0mmです。
重さは、445gです。
フジフィルムのinstax系ほどは軽くないです。
ただ、それでも、スマホ2台分ほどの重さデスで、気軽に持ち運べるだろう(ぎりぎりの)重さまでに軽量化されています。
SELPHY Photo Layout
¥0 Apple App Store
SELPHY Photo Layout
¥0 Google Play
スマホアプリは、 SELPHY Photo Layoutというアプリが準備されます。
一方、先ほどの機種と異なり、完全にスマホ専用の設計で、このアプリを使うこと前提となる点、注意してください。
1枚あたり、43秒で印刷できます。
【20枚】【背面シール式】
カラーインク/ラベルセット XS-20L
¥1,209 Amazon.co.jp (5/2執筆時)
利用するインクは、上記の製品です。
本機も、熱でインクを気化させる昇華型熱転写式です。
一方、こちらは、専用のスクエア型のみ利用可能です。写真にはフチ(余白)がつきますが、最後にラミネート加工をするため、色あせなどは少ないでしょう。
印刷コストは、シール式ながら、約70円となり、方式が変わったことで、コスパはすこし悪いです。
ただ、今後、インク価格が下がれば、その限りではありません。
用紙サイズは、セット販売なので、62×62mmのスクエア型に固定です。
余白を出さないようにすると65×65mmですが、シール式ですし、一般的ではないでしょう。
バッテリーは、20枚分の印刷まで対応です。
充電時間は約2時間です。
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以上、キャノンのSELPHY SQUARE QX10の紹介でした。
コストは問題ですが、携帯できる重さと、信頼性の高い画質を備えた製品と言えます。
ただし、携帯性が高く、画質も良い熱転写型は、先行する他社がほかにも出しているため、比較することは重要です。
1-3・ポラロイドのフォトプリンター
つづいて、ポラロイドです。
旧ポラロイドから事業譲渡を受けて設立された会社の製品です。
同社にはポラロイドフィルムを利用するものもありますが、本機は普通サイズの昇華型プリンタです。
【2021年】
22・Polaroid Hi・Print 2x3 Pocket Photo Printer
¥17,946 Amazon.co.jp (5/2執筆時)
印刷方式:昇華型熱転写方式
重さ:255g
印刷コスト(1枚):約135円
写真サイズ:縦86mm×横54mm
写真の画質 ★★★★★
印刷コスト ★★★☆☆
印刷の面白さ ★★★☆☆
総合評価 ★★★★☆
Hi・Print 2×3 Pocket Photo Printe 9046は、ポラロイドが販売するスマホ用プリンタです。
ネットワークは、Bluetoothを利用します。
面白いのは、本機は、通信安定性や省電力性の良いBluetooth5.0のほか、かなり古い規格となるBluetooth 2.1+EDRという通信規格を併用する点です。
これは、(昔はBluetoothの高速化を狙っていたので)後者のほうが最大の通信速度が速かった(24Mbps)ためです。
Wi-Fiに比べたら速度は劣りますが、カメラにはこの仕様が向くでしょう。
本体のサイズは、幅79.5mm×奥行149.8mm×高さ26.8mmです。
重さは、255gですので、昇華型としては、軽量機といえます。
Polaroid Hi・Print
¥0 Apple App Store
Polaroid Hi・Print
¥0 Google Play
スマホアプリは、Polaroid Hi・Printというアプリが、 iOS系・Android系ともに用意されます。
ただ、アプリの日本語化がなされていない点は注意です。実際は(英語が分からなくても)感覚的に使えますが、この部分はイマイチです。
【シールタイプ】
Hi・Print 2×3 Paper Cartridge 6089 【20枚】
¥2,710 Amazon.co.jp (5/2執筆時)
利用するインクは、上記の製品です。
本機についても、熱を利用する昇華式です。背面がシールになっているものが1種類の展開です。
一方、本機は、ふちなし印刷が可能です。この部分は、キヤノン機との違いです。一方、ラミネート加工については、言及がないです。
用紙サイズは、縦86mm×横54mmとなります。
このサイズのフィルムは他社もよく出しています。同じ仕組みなのでしょうが、カードリッジの仕様でメーカー間のフィルム互換性はないです。
印刷コストは、1枚あたりの印刷コストは約135円です。
この部分は他社に比べると課題でしょう。
印刷速度は、60秒です。
バッテリーは、1回のバッテリ充電で20枚ほどです。
大量印刷には向きません。
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以上、ポラロイドのHi Print 2×3 Pocket Photo Printe 9046の紹介でした。
キャノンのELPHY SQUARE QX10のライバル機です。
比較すると、重さの部分で本機は有利です。
一方、消耗品価格が高いほか、オーバーコート品質の説明がない点で、色あせなどの部分に課題がありそうです。
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【2017年】【在庫限り】
23・ELECOM erie EPR-PP01WWH
¥9,800 Amazon.co.jp (5/2執筆時)
印刷方式:昇華型熱転写方式
重さ:248g
印刷コスト(1枚):約60円
写真サイズ:縦86mm×横54mm
また、エレコムは、Wi-Fi搭載の同じ規格の製品を生産していました。
EJK-EPRPP01W 光沢タイプ 【20枚】
¥1,181 Amazon.co.jp (5/2執筆時)
EDT-EPRPP01Wシールタイプ【20枚】
¥1,879 Amazon.co.jp (5/2執筆時)
印字用紙とカードリッジが一体型でユニークでしたが、消耗品の生産も次第に終息するでしょうし、現状では選択肢にはできないでしょう。
24・Polaroid Lab
¥21,159 Amazon.co.jp (5/2執筆時)
印刷方式:インスタント式
重さ:655g
印刷コスト(1枚):約300円
写真サイズ:79×79mm
写真の画質 ★★★★★
印刷コスト ★★☆☆☆
印刷の面白さ ★★★★★★
総合評価 ★★★★★
polaroid Lab も、スマホ用のフォトプリンターです。
本体のサイズは150mm×115.6mm×177.1mmです。
重さは、665gとなります。
充電式なので持ち運んで利用できますが、軽量とは言いがたい仕様です。
写真の印刷は、スマホに表示された写真をアナログに投写して撮影する方式です。
ただ、作りは本格的で、ARコーティングがなされた3層の光学レンズを利用して現像する方式です。
【カラー】
Polaroid Color Film for i-Type 【8枚入】
(¥2,475) Amazon.co.jp (5/2執筆時)
【モノクロ】
Polaroid Color Film for i-Type 【8枚入】
(¥1,480) Amazon.co.jp (5/2執筆時)
利用するフィルムは、ポラロイドの i-Typeフィルムです。
フィルムは(もちろん)継続販売ですが、最近の流通事情の関係で、在庫は不安定です。
要するに「本当のポラロイド規格のフィルム」であり、79×79mmで印字可能です。
現像には時間を要しますが、風合いはポラロイドであり、本格的で、芸術的です。
印刷コストは、約300円の現像費用がかかる点で、完全に「趣味の世界」の製品ではあります。
スマホアプリは、Polaroid Originalsというアプリが、iPhone/Android用に用意されます。
面白いのは、AR(拡張現実)機能です。写真にバーコード的な情報を埋め込んでいて、スマホをかざすと、あらかじめ設定した動画・メッセージなどを再生できる機能でしょう。
これは、個人用にも、公開用にも設定できます。
---
以上、polaroid Lab の紹介でした。
現像写真の味を楽しむという意味で、「新しく古い」製品です。
費用はかかりますが、この製品しか楽しめないものがあるのも事実です。一般向けではないですが、個人的にはぜひ試したい製品です。
1-4・コダックのフォトプリンタ
つづいて、コダックです。
老舗のフィルム企業の系譜を継ぐ会社ですが、日本ではカメラ周辺機器メーカーのケンコー・トキナーが販売しています。
【生産完了】
25・ コダック Instant Printer P300YE
26・ コダック Instant Printer P300WH
¥8,980 Amazon.co.jp (5/2執筆時)
印刷方式:昇華型熱転写方式
重さ:334g
印刷コスト(1枚):約80円
写真サイズ:88×76mm
写真の画質 ★★★★★
印刷コスト ★★★★★
印刷の面白さ ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
Instant Printer P300 は、コダックが販売するモバイルフォトプリンターです。
ただ、コダックのこのタイプのプリンタは、後継機のないまま生産完了の情報がでました。
(コロナという)時期的な問題で復活するかもしれないため、記事は残していますが、消耗品があるものですので、ここだけは注意してください。
本体のサイズは、13cm(縦)×10.5cm(横)×2.8cm(高さ)です。
重さは、334gです。
ズッシリと言うほどではないですが、それなり重みはあります。
Kodak Instant Printer
¥0 Apple App Store
Kodak Instant Printer
¥0 Google Play
スマホアプリは、 本機にも用意されます。
本機も、Bluetooth接続になります。
iOS用、Android用双方とも「KODAK INSTANT PRINTER」というアプリが用意されます。
国産製品では日本語化されていますが、アプリの完成度の点では、富士フイルム・キャノンなどの国内組に負けています。
利用するフィルムは、さすがにフィルムメーカーなので、同社専用の写真用紙です。
コダックの場合も、カードリッジ式で、昇華型熱転写方式で、ラミネート加工もなされます。
ふちなし印刷とふちあり印刷も選べます。
用紙サイズは、プリントサイズが7.5cm × 7.6cmのスクエア型フィルムです。
ペーパー自体は76×88mmなので、12mmの余白がでます。
ただ、それを考えても、富士フイルムのスクエア型よりもやや大きめに撮影ができます。
本機も、カラープリントの後で、ラミネート加工をする関係で退色に強いです。
ICRG-320 (写真用紙 20シート入り)
¥909 Amazon.co.jp (5/2執筆時)
印刷コストは、50枚入りを買った場合、1枚あたり80円です。
フィルムのサイズが大きめな点を考えれば、この方式では標準的でしょう。
印刷速度は、60秒ほどです。
バッテリーは、970mAhという実数が公開されますが、印刷可能枚数の情報開示はないです。
ただ、本機もこのブログの記事でも紹介している【USBモバイルバッテリー】経由でも、120分程度で満充電できます。
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以上、コダックのInstant Printer P300の紹介でした。
カードリッジ式である点で、キャノン・エレコムのライバルとなる製品です。仕組みは同じなので、画質は基本的に大きく、変わらないでしょう。
一方、それらと比較すると、やや大きめに印刷できる点が「売り」といえる製品です。
一方、現状で、フィルムの選択肢は少なく、この方式としては、コストもやや高めなのでこの部分は今後に期待でしょう。
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【生産完了】
27・ コダック Instant Printer P210
28・ コダック Instant Printer P210
¥12,371 Amazon.co.jp (5/2執筆時)
印刷方式:昇華型熱転写方式
重さ:245g
印刷コスト(1枚):約70円
写真サイズ:縦86mm×横54mm
写真の画質 ★★★★★
印刷コスト ★★★★☆
印刷の面白さ ★★★☆☆
総合評価 ★★★★☆
なお、米国のコダックからは、キャノンやポラロイド同様の縦86mm×横54mmが印刷できる製品も発売されます。
【通常タイプ】
MC-20 (写真用紙 20シート入り)
¥1,312 Amazon.co.jp (5/2執筆時)
本機についても、ふちなし印刷・ふちあり印刷が選べるほか、オーバーコート(ラミネート加工)の言及があります。
Kodak Instant Printer
¥0 Apple App Store
Kodak Instant Printer
¥0 Google Play
キヤノンに比べると、アプリの出来がイマイチですが、軽量で、消耗品価格は同等な上で、しかも本体が安いので、値段重視ならば良いかと思います。
1-5・タカラトミーのフォトプリンタ
最後に、タカラトミーのフォトプリンタです。
トイですが、面白いモデルを出します。
29・タカラトミー プリントス SORA TPJ-03SO
30・タカラトミー プリントス SORA TPJ-03SU
31・タカラトミー プリントス SORA TPJ-03SA
¥2,582 Amazon.co.jp (5/2執筆時)
印刷方式:インスタント式
重さ:350g
印刷コスト(1枚):約70円
写真サイズ:62×46mm
写真の画質 ★★★☆☆
印刷コスト ★★★★☆
印刷の面白さ ★★★★★
総合評価 ★★★★☆
タカラトミーの プリントスも、スマホ用のフォトプリンターです。
玩具メーカーとして、「おもちゃとして楽しめる」価格で出している製品です。
本体のサイズは、収納時のサイズが143mm×55mm×130mmです。
重さは、350gとなります。十分に軽量・コンパクトと言えます。
写真の印刷は、アプリ不要・電池電源不要で可能です。
仕組みは単純で、スマホに写真が表示された状態で本体上部に置き、シャッターを切り、フィルをダイヤルで回して排出するだけです。
単純な仕組みなので、写真も、良い意味で「味のある」トイ風の写真です。
INSTAX MINI JP 2【20枚入】
¥1,373 Amazon.co.jp (5/2執筆時)
利用するフィルムは、富士通のチェキです。もちろん、現像される画質は、異なります。
一方、注意点もいくつかあります。
第1に、印字できるサイズが、46cm×62cmに表示されている部分だけであること、
第2に、スマホに移された自体を利用する方式なので、スマホに汚れやヒビがあるとうまく撮影できないこと、
第3に、液晶保護フィルムを利用した場合、やや現像が暗くなってしまうこと、
これら3点です。
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以上、タカラトミーの プリントスの紹介でした。
よく考えられた製品だと素直に思いました。対象年齢15才以上という製品ですが、子どもと遊びながら撮影したり、楽しめそうです。
もちろん、あくまで玩具の範疇なので、他の製品と画質面で比べるべきものではないでしょう。
次回につづく!
スマホプリンタのオススメは結論的にはこれ!
というわけで、今回は、モバイルフォトプリンタを紹介してきました。
しかし、記事はもう少しだけ「続き」 ます。
1・モバイルフォトプリンタの比較 (1)
1-1:富士フイルム〈日本〉
1-2:キャノン〈日本〉
1-3:ポラロイド〈米国〉
1-4:コダック〈米国〉
1-5:タカラトミー〈日本〉
2・モバイルフォトプリンタの比較 (2)
=最終的なおすすめ機種の提案
写真の画質 ★★★★★
印刷コスト ★★★★☆
印刷の面白さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
続く2回目記事(こちら)では、ここまでみた全機種から、改めて、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。
2回目記事は→こちら
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