【今回レビューする内容】2022年 最新脱臭機の性能とおすすめ・選び方
【紹介する製品型番】日立 ジアクリン ZP-GA1000T ピュアクリエ HLF-Z5000 ダイキン LOOP STREAMER DSA10W cado SAP-001 カルテック ターンド・ケイ KL-W01 KL-P01 KL-P02 三菱電機 デオダッシュ DA-8000A-W 東芝エアリオン DC-230(W) DAC-2400(W) 東芝 Uvish CSD-B03 カルテック SPOT AIR KL-S01
今回のお題
ペット・トイレ・タバコ臭に強い脱臭機のおすすめはどれ?
どもAtlasです。
今日は、2022年10月現在、最新の家庭用脱臭機を比較の2回目記事です。
1・最新の脱臭機の比較 (1)
1-1:富士通〈日本〉
1-2:マクセル〈日本〉
1-3:シャープ〈日本〉
1-4:パナソニック〈日本〉
2・最新の脱臭機の比較 (2)
2-1:日立〈日本〉
2-2:ダイキン〈日本〉
2-3:カドー〈日本〉
2-4:カルテック〈日本〉
2-5:三菱電機〈日本〉
2-6:東芝〈日本〉
2-7:最終的な「おすすめ機種」の提案
前回の1回目記事(こちら)に引き続き、上表のような信頼性の高い日本メーカーの製品を、順番に紹介します。
なお、「脱臭機の選び方基本」については、1回目記事の冒頭に書いています。
そのため、検索エンジン経由でいらしていただいた方は、1回目記事(こちら)からお読みいただければ、より分かりやすいかと思います。
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適応畳数 12畳まで
脱臭パワー ★★★★★
脱臭スピード ★★★★★
消耗品コスト ★★★★★
花粉対策 ★★★★★
お手入れ ★★★★★
コンパクトさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、以下では、いつものように各機種を比較します。
そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種!を数機種提案する形式で書いていきます。
2-1・日立のジアクリンの比較
続いて、日立のジアクリンを紹介します。
前半でみたPanasonicと同じで、次亜塩素酸を利用する方式です。
日立が後発となるので、Panasonicとの違いに注目しながらみていきます。
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なお、以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記しています。
【2021年発売】
31・ 日立 ジアクリン ZP-GA1000T
¥69,400 楽天市場 (10/28執筆時)
適応面積:(木造13.5畳 洋室22畳)
脱臭方式:次亜塩素酸式
電気代:10円/時
消耗品:必要
サイズ:幅360×奥行278×高さ669mm
ジアクリンは、日立の販売する脱臭機です。
本機については、新開発機というより、【加湿空気清浄機の比較】でみた日立機に、次亜塩素酸生成装置を追加した、「改良進化版」です。
したがって、「ハイブリッド家電」の類です。
本体のサイズは、幅360×奥行278×高さ669mmです。
ハイブリッド家電なので、特に高さ方面に「大きい」です。
適応面積は、スペック的に、木造13.5畳 洋室22畳です。
ただ、次亜塩素酸放出時には風量が落ちるので、木造10畳 洋室14畳ほどです。
脱臭の仕組みは、パナソニックのように、次亜塩素酸を利用します。
ただ、パナソニックと違い、細粒状の塩化ナトリウムを水タンクに入れ、ポンプアップした水を、生成ユニットに通す仕組みです。
【300包】
補充用 塩化ナトリウム ZPS-GA1000T
¥5,114 Amazon.co.jp (10/28執筆時)
ナトリウムは、消耗品です。
消耗品単価は、パナソニックとさほど変わらないです。
安全性は、発生時の濃度は35ppmとパナソニックより強めです。
次亜塩素酸はニオイを伴うので、強ければ良いというものではないですが、放出時は塩素濃度の基準をしっかり下回っています。
水タンクは、2.2Lです。
加湿機能も、搭載です。
次亜塩素酸モード時は、最大550mL/時の加湿量なので、部屋の加湿も同時にできます。
パナソニックの上位機より、単純に加湿量だけで言えば上です。
ただ、タンクはかなり小さいため、おそらく、次亜塩素酸モードの強運転で6時間といったところだと思います。
ただし、次亜塩素酸の放出を伴わない場合、加湿力は800mL/hと強力です。
なお、給水タンクは、横入れ式で、給水時ふたが必要なので、やや不便です。
使用時のお手入れは、240時間運転ごとです。案内があります。
パナソニックと違い、押し洗いできない「ジャバラ式」です。また、仕組み上、ナトリウム分を通すので、さほど寿命は期待できないと思われます。
加湿フィルター EPF-KVG900KF
¥1,945 Amazon.co.jp (10/28執筆時)
加湿フィルタについては、約10年寿命ですが、次亜塩素酸モードをつかった場合は、さほど持たないでしょう。
ただ、フィルタは特段高価ではなく、ここで「サブスク商売」する気もなさそうです。
脱臭の持続性も、塩タブレットを利用する形式なので、優秀です。
一方、この部分は、補足が必要です。
先述のように、本機は、【加湿空気清浄機の比較】でみた日立機の進化形なので、空浄フィルターほか、10年寿命の脱臭フィルターも装備されます。
この部分で、日立は、W効果であると、説明がされます。
個人的には、片方でも良いとは思いますが、時節柄、次亜塩素酸のウイルス抑制は注目されるところなので、この仕様としたように思います。
ただし、脱臭機として見た場合、脱臭フィルタは10年寿命ながら、効果を回復する仕組みはないので、10年の間に、効果は減衰します。
花粉やほこりの除去は、対応です。
しかも、空浄用のフィルタは、10年寿命のHEPA規格なので、優秀です。
搭載されるセンサーは、湿温度・ダスト・ニオイです。
その上で、風量は、9.2㎣/分と強力ですから、本機で、上級の「花粉対策」も可能です。
静音性は、次亜塩素酸モードの強運転時、約38dBです。
わりと優秀かと思います。
電気代も、強運転で10円/時、弱で5円/時です。
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以上、日立のジアクリンの紹介でした。
このようなハイブリッド化は、仕組みさえしっかりしていれば、「あり」に思えます。
懸念材料は、ジャバラタイプの加湿フィルタにナトリウムを通した時の耐用性です。フィルターは安いので、1シーズンと割り切るならあまり問題にならないでしょう。あとは、給水タンクの構造さえなんとかなれば「買い」といえます。
ただ、仕組み的に、給水とナトリウムの分包の挿入は毎日発生するため、このあたりの利便性の改善は、次期モデルで期待したい部分です。
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【2021年発売】
32・ 日立 ピュアクリエ HLF-Z5000
¥40,000 Amazon.co.jp (10/28執筆時)
適応面積:(木造10畳 洋室17畳)
脱臭方式:次亜塩素酸式
電気代:10円/時
消耗品:必要
サイズ:幅400×奥行220×高さ520mm
なお、日立は、加湿機能+次亜塩素酸という組み合わせの商品(ピュアクリエ)も出します。
こちらの場合、水タンクは3.8Lと大きいです。
風量は、最大4.5㎣/分と加湿量は最大600mL/hなので、適応畳数は17畳までです。
ただ、一般的なご家庭のリビングなら、本機は、強運転でも8時間以上は加湿できるでしょう。
ただし、本機については、次亜塩素酸モードを利用したい場合、フィルターを入れ替える必要があります。
その場合、風量は、最大3.5㎣/分で、加湿量は最大320mL/hなので、実際的には、洋室で8畳程度の加湿力に落ちます。
ジアクリンもそうですが、日立は、既存のユニットを流用しての次亜塩素酸対応なので、利便性の部分で、結構難点があるように思えます。
2-2・ダイキンの脱臭機の比較
つづいて、ダイキン製品の紹介です。
同社は、【加湿空気清浄機の比較】で書いたような、製品には、再生可能な脱臭システムを取り入れるなど、わりと力を入れます。
一方、「脱臭機」という単独ジャンルとしては、面白いですが、ニッチな小型製品のみ展開します。
【2020年発売】
33・ダイキン LOOP STREAMER DSA10W
¥18,982 Amazon.co.jp (10/28執筆時)
適応面積:2畳以下
脱臭方式:金属触媒加熱+オゾン
電気代:
消耗品:不要
サイズ:幅62×高さ237×奥行159mm
ループストリーマ DSA10W-Wは、ダイキンが販売する新型脱臭機です。
ユーザー参加型の「DAIKIN LAUNCH X」という対話型・想像型のプラットフォームで生まれたニッチ製品です。
本体のサイズは、幅62×高さ237×奥行159mmです。
本機は、フックに吊して、クローゼットで利用することを想定する脱臭機です。
スーツの不着臭を取り除くための製品と言えます。
・パナソニック 脱臭ハンガー MS-DH100-K
¥5,999 Amazon.co.jp (10/28執筆時)
似たようなコンセプトの家電として、パナソニックの脱臭ハンガーがあります。
こちらは、マイナスイオン(ナノイー)放出でスーツの消臭を図ります。
ダイキン機の場合、クローゼットと全体に機能する部分で、新味があります。
適応面積は、2畳までです。
ウォーキングクローゼット程度ならば、カバーできそうです。
サイズ感から言えば、トイレでもいけそうですが、この部分は、後述するように、限界も感じます。
本機は、リチウムイオンバッテリー(10,000mAh)を電源とし、強運転で7日間運転可能です。
ただ、USB-Cアダプタを別に購入すれば、コンセントでも稼働するため、普通の脱臭機のようにも使えます。
脱臭の仕組みは、独特です。
本機は、脱臭用のカードリッジが内蔵されます。
電気なしで単独でも脱臭に使える脱臭剤なのですが、電気でストリーマ放電をすることで、脱臭剤を自動で再生します。
脱臭の持続性は、したがって担保されます。
ストリーマ放電は、強力な酸化分解力があるため、脱臭剤に吸着した汚れ分子を分解するというわけです。
金属触媒を利用する富士通とは異なる仕組みですが、理論的です。
また、この記述は【加湿空気清浄機の比較記事】で紹介した、ダイキン製品には古くから搭載されているもので、歴史の裏打ちもあります。
一方、脱臭剤(フィルター)はダイキンの場合、交換不要とされます。
一方、脱臭するのは、内蔵の「脱臭剤の仕事」で、マイナスイオンのようなものを放出するわけではないため、本機は、空気を巻き込むため、27デシベル程度の稼働音はあります。
脱臭力は、先述のように、2畳程度となります。
ペットのいない空間で利用するようにとの註もありますので、用途限定的です。
搭載されるセンサーは、とくにないです。
強・弱を選択して、繰り返し運転します。
一方、先述の用意、本機は充電式となるため、1にちあたり、強で4時間、弱で7.5時間の運転時間で、残り時間はお休みです。
コンセント給電時も同じ仕様なので、おそらく、USB-Cのパワーでは、プラズマ放電による分解に時間を要するということのようです。
その点で言えば、クローゼットなど、あるていど密閉できる空間用です。
トイレ用ともされますが、電源をとってもこの稼働時間ならば、利用する意義は少ないでしょう。扉がないクローゼット、シンク下から発生するニオイの抑制なども、同様に対応は難しそうです。
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以上、ダイニチのループストリーマ DSA10Wの紹介でした。
確実に密閉できる空間で、換気扇などの空気の入替が少ない場所の場合、機能するでしょう。
ただ、2畳までなら「どこでも利用できる」とは必ずしも言えないため、その部分は承知で買うべきでしょう。
2-3・カドーの脱臭機の比較
つづいて、カドーの製品の紹介です。
空調家電を多く販売する日本メーカーで、デザイン性が良いので、海外で人気があります。
【2019年発売】
34・cado カドー 除菌脱臭機 SAP-001
¥39,800 楽天市場 (10/28執筆時)
適応面積:10畳まで
脱臭方式:金属触媒+オゾン
電気代:不明
消耗品:不要
サイズ:幅170×高さ350×奥行170mm
SAP-001 は、カドーの販売する脱臭機です。
なお、本機は、除菌脱臭機という名前ですが、除菌の部分は、実空間での実証ではないので、脱臭の部分を比較していきます。
本体のサイズは、幅170×高さ350×奥行170mmです。
設置性は良いですが、富士通の小型機より高さはあるため、存在感はあるでしょう。
とはいえ、トイレでも十分置けます。
適応面積は、10畳までの脱臭が可能です。
脱臭の仕組みは、富士通の仕組みとほとんど同じです。
富士通のように金属触媒を利用します。分解は、オゾンを利用し、取り切れない部分を熱分解させています。
オゾン濃度はフィルターで弱まりますが、低濃度のオゾンはそのまま放出させ、壁などの不着臭を除去させる、という仕組みです。この部分も、富士通とほぼ同じです。
ただし、異なる部分もあります。
富士通は、1日1回、加熱時間を設けて、小1時間で全体を加熱分解させています。
その際は、通常運転時の4Wより、だいぶ多めの24Wの消費電力で、部屋が少し暖かくなるほどです。
カドーは、「再生エリア」と「脱臭エリア」とにわけ、回転しながら、シームレスに加熱分解させています。
電気代については、情報開示がないです。
部分過熱している時間にもよるでしょうが、電力は最大で43.2W(24V 1.8A)ですので、意外とかかっている可能性はあります。
脱臭の持続性も、仕組み上、富士通と同様でしょう。
ただ、部分過熱の仕組みゆえか、ニオイが取れなくなった場合、17時間かけて、加熱再生を求める仕様ではあります。
搭載されるセンサーは、ニオイセンサーです。
したがって、本機の場合は、ニオイに応じたオートモードが利用できます。
富士通は中型からの搭載なので「ワンポイント」でしょう。
人感センサーも搭載で氏、未検知状態で5分後にオート運転にになるよう設定可能です。
センサーには方向性がありますが、まあ問題ないでしょう。
この2つは、省エネに寄与するので、先ほどの懸念材料である電気代の部分は、緩和的です。
オゾン発生量は、情報がないです。
花粉やほこりの除去は、除去はできません。
静音性は、急速モードで40デシベル、ナイトモードで26デシベルという数値です。
小型機としては音がします。
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以上、SAP-001 の紹介でした。
富士通の小型がライバル機でしょう。
デザイン性の高さとニオイセンサー搭載の部分がとくに評価できるでしょう。
一方、本体価格の高さと、光熱費の部分での不明瞭さがあるので、その部分はネックです。
2-4・カルテックの脱臭機の比較
つづいて、カルテックの製品の紹介です。
2018年に、もともとシャープの技術者だった方々が作った光触媒の新興企業です。
【2020年発売】
35・カルテック ターンド・ケイ KL-W01
¥39,999 Amazon.co.jp (10/28執筆時)
適応面積:16畳まで
脱臭方式:光触媒式
電気代:1.08円/1時間
消耗品:不要
サイズ:幅441×高さ436×奥行83mm
ターンド・ケイ KL-W01 は、大阪のカルテックが発売する脱臭機です。
本体のサイズは、幅441×高さ436×奥行83mm です。
写真のような壁掛け可ですが、無論、コードは付くので、配線は考える必要があります。
KL-W01用スタンド ホワイト KL-W01-A
¥9,000 Amazon.co.jp (10/28執筆時)
別売の専用スタンドが用意されますが、ややアンテナぽいので、この部分はネックでしょう。
適応畳数は、16畳です。
16畳を1時間ですが、30分を8畳という水準です。小部屋ならば効果を発揮しやすいでしょう。
脱臭の仕組みは、ユニークです。
光触媒を利用する仕組みですが、複数のLED光源をフィルタに照射し、面で脱臭する方式です。
風が起こるので、これ以外にプレフィルターはありますが、ニオイ除去には関係しないでしょう。
なお、光触媒フィルターは再生可能ですが、2-4ヶ月に一度の10時間のつけ置き、天日乾燥が必要です。
なお、光触媒は油分に弱い性質があるので、スプレーや油分の多いニオイについては、手入れの頻度は多いでしょう。
仕組み上、(ニオイなどがしても)洗剤などは使用不可です。
脱臭力は、光触媒上での酸化脱臭力は、(活性炭などと同様に)しっかり検証されたものです。
時間を制限しないならば、ほぼ完全に脱臭できますから、産業用では、大がかりな光触媒は脱臭にも使われます。
ただ、本機のサイズ感だと、脱臭面はさほど広くないので、脱臭にかかる時間は長めであるほか、効果も「やわらかめ」でしょう。
センサーは、ニオイセンサーが付属です。
静音性は、強運転で44dB・標準で39dB・静音で20dBです。
運転音は、シャープ機とだいたい同水準です。
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以上、ターンド・ケイ KL-W01の紹介でした。
本体に厚みが必要な活性炭フィルターを使わないため、壁掛け時のデザイン性が相当良いため、個人的にかなり真剣に購入を考えた機種です。
ただ、風量が強く、拙宅の設置環境だと意外とうるさいだろう(共振する)部分のほか、壁掛けにしてしまうと、年3-4階のための手入れのために外すのが面倒で、すこし挫折しました。
いずれにしても、その手入れに1日を要する点から言えば、その他に脱臭機できる家電(空浄機など)を所有している方が、その「補助用」として向くと言えます。
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【2022年発売】(白モデル・黒モデル)
36・ カルテック SPOT AIR KL-S01-W
37・ カルテック SPOT AIR KL-S01-K
¥39,800 楽天市場 (10/28執筆時)
適応面積:
脱臭方式:光触媒式
電気代:
消耗品:不要
サイズ:幅210×高98×奥行98mm
なお、主には業務用向けでしょうが、天井設置型の脱臭機もでました。
配線ダクトに直結させるというもので、主に店舗向けにニーズがありそうです。
た光触媒は、3ヶ月に1回のメンテが必要な部分もあるため、天井設置は面倒に思えます。
また、光触媒は「吸入型脱臭」です。
空気の性質を考えると、天井は脱臭機の設置場所としてあまり良くないと思います。
ニオイは空気より重いので、基本的に床付近に滞留します。タバコ煙も、最初は(熱があるので)上に向かいますが、冷めるとおります(暖かい時期にはニオイがあがることはあります)。
少なくとも、設置場所の気流(換気ルート)を考えて設置しないと、あまり意味のない「装備」になるでしょう。
本機は、適応面積(畳数)の情報も出していないので、実際、どの程度の空間で効果があるかも分かりません。
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結論的にいえば、メインの脱臭機には(おそらく)できません。設置場所に他の脱臭機があって、それを補助する役割くらいに考えて設置した方が良いかと思います。
ちなみに、本機をみて、シャープが、天井のLED照明を兼ねる「天井空清」という製品(上図)を思い出しました(現在は終売)。
その時も書きましたが、天井でニオイ(+ホコリ)を完全に対策するのは無理です。
エアコンも同じことが言え、最近は各社とも高性能フィルタの搭載を止めてきました。
【2020年発売】
【通常製品】
38・カルテック KL-P01-O
38・カルテック KL-P01-W
38・カルテック KL-P01-K
¥6,480 楽天市場 (10/28執筆時)
【花粉除去対応】
39・カルテック KL-P02-W
39・カルテック KL-P02-K
¥7,999 楽天市場 (10/28執筆時)
適応面積:首かけ
脱臭方式:光触媒式
電気代:
消耗品:不要
サイズ:直径32×高さ115mm
ターンド・ケイ KL-P01 も、カルテックが販売する新型脱臭機です。
本機は、リンク先のPDFファイル(こちら)にあるように、バッテリー不具合で自主回収でしたが、一段落して、再販となりました。
ただ、型番を替えずの再販ですので、十分に気をつけてください。
本体のサイズは、直径32×高さ115mmです。
首かけのほか、付属クリップ・スタンドでの利用が提案されます。
本機は、ダイキンと同じリチウムイオンバッテリー(1500mAh)です。
ただ、小型・軽量(75g)なので、身につけられる点が売りです。
脱臭の仕組みは、本機も光触媒です。
一方、本機の場合、製品名が「パーソナル空間除菌・脱臭機」なのですが、ここまで小さいと、2つの効果とも効果が得られるのかは、個人的に疑問です。
示されるデータ(アンモニア・アセトアルデヒド除去率)は、たった11Lの試験空間内です。
常識的に考えて、机のある実空間で効果を発揮するとはとても思えません。
その上で、本機の仕組み的に、フィルターの手入れが2-3ヶ月に一度必要です。
なお、上位機は、花粉フィルターを搭載です。
80%除去可能とありますが、この出力で十分な除去ができるのだとすれば、相当の稼働音だと思います。
実際、花粉を取り切るのは無理でしょうし、仮にできたとしても、フィルターはすぐ目詰まりでしょう。
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以上、ターンド・ケイ KL-P01 の紹介でした。
光触媒は素晴らしい素材ですが、この使い方はおそらく、付ける意味が薄く、効果を発揮しないでしょう。
実際、「お守り」以上の効果はないと思いますし、あるなら、実空間でのデータを示すべきでしょう。
2-5・三菱電機の脱臭機の比較
つづいて、三菱電機の脱臭機です。
おもに、法人向けでしょうが「デオダッシュ」という製品をだします。
40・三菱電機 デオダッシュ DA-8000A-W
¥144,606 楽天市場 (10/28執筆時)
適応面積:36畳まで
脱臭方式:金属触媒加熱式
電気代:
消耗品:不要
サイズ:幅425×奥行292×高さ663mm
急速脱臭機 デオダッシュ DA-8000A-W は、三菱電機が販売する脱臭機です。
本機は、業務用のみのラインアップです。
本体のサイズは、 幅425×奥行292×高さ663mmです。
ただし、手で持ち運べる「ギリギリのサイズ」で設計されています。重さは11.5kgです。
適応面積は、こちらは、大部屋対応であり、36畳までの脱臭が可能です。
風量も強いので、音が心配ですが、そこは「医療機関でも使われる製品」ということで、強運転でも51dbと家庭用より静かなくらいですね。
脱臭の仕組みは、基本的に富士通の脱臭機と同じで、金属の酸化作用を用いています。
脱臭触媒も、アンモニア臭に強い専用設計のセラミック触媒のフィルターを用います。
一方、富士通とは異なり、オゾン脱臭機能は持ちません。
脱臭力は、本体が大きな分だけ、富士通ゼネラルのモデルより高いと言えます。
搭載されるセンサーは、こちらの機種は、ニオイセンサーが付属です。
その上で、ほこりセンサーが付属です。そのため、タバコやハウスダストにも対応できる製品です。
デオダッシュ用 HAPR801-HFT
¥7,120 Amazon.co.jp (10/28執筆時)
花粉やほこりの除去は、この機種は、除菌HEPAフィルターを搭載するため可能です。
こし取るほこりや花粉の水準は、HEPA規格対応ということで99.9%以上と問題のない水準です。
表面加工で除菌も対応する点で、清潔性も高いです。PM2.5などの細かい汚染物質にも対応できます。
ただし、集塵フィルターは、強運転で1年ごとに交換が必要です。
静音性は、騒音的には、弱運転で20デシベル(ささやきより小さな音)です。
ジアイーノ同様に配慮があります。
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以上、デオダッシュ DA-8000A-W の紹介でした。
基本的には、富士通ゼネラルの脱臭機では、やや適用床面積が不安という場合に選択肢にするべき製品です。
例えば、医療機関の待合室やペットショップなどで、広範囲を一台でまかなえるという点で需要がありそうです。
家庭用には正直オーバースペックでしょう。ただ、気密性が低い和風建築で、多部屋にニオイが流出するなど、介護などでニオイ問題に困っている場合は、こちらが良いでしょう。
某所の温泉の脱衣所でこの機種を見かけましたが、生乾きのニオイをかなり強力に吸い取っていました。
2-6・東芝の脱臭機の比較
続いて、東芝の脱臭機を紹介します。
家庭用としてメインなのは、消臭機エアリオンで、特殊な「消臭剤」を用いて脱臭する方式です。
一方、東芝ライテックが、業務用(ないし家庭用の大型機)として、光触媒とUVを併用する方式の製品も出しているので、それも紹介します。
41・東芝エアリオン DC-230(W)
¥1,855 Amazon.co.jp (10/28執筆時)
適応面積:6畳
脱臭方式:消臭剤式
電気代:電池式
消耗品:必要
サイズ:幅76×奥行79×高さ151mm
DC-230は、東芝が販売するエアリオンシリーズの消臭機です。
本体のサイズは、 幅76×奥行79×高さ151mmです。
トイレの芳香剤とさして変わらないコンパクトサイズです。
適応畳数は、パワーが低いため、6畳程度以上は対応できません。
トイレなどに向いています。
東芝 消臭器交換用ジェル GEL 100SP
¥544 Amazon.co.jp (10/28執筆時)
脱臭の仕組みは、「消臭剤式」です。
グラフト重合法を用いたジェルを気化させる方式です。
この本体に、ジェル状の「エアリオン・ジェル」をセットして使います。このジェルをファンで気化させて消臭していく方式です。
こちらは消耗品で、2ヶ月に1度交換です。最初に1回分(2ヶ月分)、本体に付属しています。なくなったら、基本的には、上記の消耗品を再度買います。
ただし、同じくジェル式の家庭用芳香剤とは明確な違いがあります。
家庭用の消臭剤は、マスキング法という消臭方式で、「ニオイ分子を芳香剤でおおって隠す」方式です。
そのため、無香料の製品を含めて「良い匂い」も一緒に消してしまうか、もしくはより強い香りをまき散らします。
グラフト重合方式は、しかし、悪臭や有害化学物資を吸着さて、化学反応で分解する方式です。
そのため、例えば、ご家庭のお香やポプリなどの「良い匂い」は残したまま、嫌なニオイだけ消臭されます。
その点で、ペット臭や、風呂のカビ臭、トイレの脱臭に効果的で、ネット上の評判も高い商品になります。
脱臭力は、この方式は、即効力はないです。
ただ、トイレなどの密閉空間ならば、ニオイの低減効果は期待できます。
静音性は、ファンを使う方式なので運転音はありますが、大きなものではありません。
なお、電源は、単3アルカリ電池4本です。一回の交換で、3ヶ月くらい動きます。
エアリオン交換用ジェル【無香料】
エアリオン交換用ジェル 【グレープ】
エアリオン交換用ジェル 【フローラル】
¥980〜 Amazon.co.jp (10/28執筆時)
ランニングコストは、エアリオン消臭機の場合、「消臭ジェル」の代金が電気代とは別にかかってきます。
これは、この小型機種の場合年間2,500円ほどです。
そのため、長期間使う場合、富士通のプラズィオン脱臭機のほうが総費用が安い計算です。
ただ、「お徳用」を買って中身だけ補充することも可能です。5回分ほど充填できます。
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以上、エアリオンのDC-230の紹介でした。
なお、エアリオンが採用するグラフト重合法は新しい技術ですが、安全性に関する公的機関による実験をクリアしています。
ペット臭の除去にはパワー不足ですが、トイレの消臭については、従来の消臭剤を超える力を持ちます。ただ、トイレについても、常時の消臭は、富士通の脱臭機などに及ばない面もあります。
42・東芝 エアリオンワイド DAC-2400(W)
¥3,973 Amazon.co.jp (10/28執筆時)
適応面積:16畳まで
脱臭方式:消臭剤式
電気代:2円/1時間
消耗品:必要
サイズ:幅300×奥行103×高さ255mm
DAC-2400は、東芝の発売するエアリオンの大型モデルです。
本体のサイズは、幅300×奥行103×高さ255mmです。
トイレに設置するには大きすぎるレベルです。部屋用です。
適応畳数は、16畳です。
リビングのペット臭など、広い範囲で対策したい場合はこちらでしょう。
脱臭の仕組みは、本機もグラフト重合法を用いたジェルを気化させる方式です。
大型の本体だけに、薬剤の持ちは悪く、約1ヶ月半で交換になります。
脱臭力は、コンセントから電源をとるタイプですので、薬剤の拡散力は高いです。
生ゴミなどの生活臭にも効くため、キッチンにも良い製品です。
搭載されるセンサーは、本機は、ニオイセンサーが付属します。
ニオイに合わせて、運転が切り替わるため、節電になります。
静音性は、ファンを使う方式なので運転音はあります。
ただ、さほど大きな音ではないです。電気代は1時間2円程度です。
ランニングコストは、ただし、「消臭ジェル」の代金がありますので、年間6,000円ほどとなります。
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以上、エアリオンのDC-2400の紹介でした。
16畳まで対応できるため、リビング用として利用するのに向いた製品です。方式は違いますが、富士通の脱臭機の「強力なライバル」と言えるでしょう。
Atlasの経験から言えば、エアリオンは確かな力を持ります。ただ、薬剤がまだ残っているか見えないため、「知らない間に薬剤が尽きており、ニオイが発生してから気付く」ことはよくありました。
43・東芝 Uvish CSD-B03
¥35,000 Amazon.co.jp (10/28執筆時)
適応面積:8畳まで
脱臭方式:光触媒+UV
電気代:約2円/1時間
消耗品:不要
サイズ:幅250×奥行12-×高さ207mm
Uvish CSD-B03は、東芝ライテックが販売する除菌脱臭UV-LED光触媒装置です。
提携関係のあるオランダのフィリップスライティングの産業向けUV製品をもとに、家庭や小さな会議室向けに機能を落とし込んだ製品と言えます。
なお、業務用としては、フィリップスブランドでUV-C室内空気除菌機という20畳用が出ています。
本体のサイズは、幅300×奥行103×高さ255mmです。
超小型であり、設置性は良いです。
適応畳数は、8畳です。
広くない点に注意してください。
脱臭の仕組みは、基本的には光触媒式です。
ここまでも、カルテックでもみた方式ですが、消耗品扱いではなく、金属製フィルタで交換が不要です。
数ヶ月に1度、つけ置き洗いが必要である点はカルテックと同じです。
先述のように、仕組み的に油分を伴う空間には不向きですので、キッチンが近い飲食店などにはあまり向かないでしょう。
オフィス、あるいは、大きめのリビングで、威力を発揮します。
一方、除臭ではなく「除菌」に関わる部分ですが、本機は、光触媒ユニットに対して、深紫外線(UV-C)を照射する仕組みがあります。
通常の紫外線より波長の長い(315nm〜400nm)もので、コロナ下において、UV LEDユニットは白物家電でかなり流行しています。
例えば、このブログの【空気清浄機の比較記事】でみたダイキン製品も旭化成グループのCrystal ISが開発したUV LEDを使用した似たような製品を発売しました。
東芝の場合は、先述のようにオランダのフィリップスのユニットが使われます。
「除菌」に関わる部分は、検証結果が示されます。
浮遊ウイルスについては200Lの試験空間での実機試験です。
浮遊菌・カビ菌は、1立方メートルの密閉空間です。
いずれも光触媒ユニットも搭載された実機試験です。
ただ、試験空間はいずれも「8畳」という適応空間よりだいぶ狭いことから、不特定多数の来客があり、常に空気が流れているような場所では、効果は薄いでしょう。
脱臭力は、数値が出ます。
光触媒ユニット自体のの脱臭力も、1立方メートルの試験空間の数値ですが、効果はともかく、ニオイの減衰率は活性炭フィルタに及ばないといえます。
搭載されるセンサーは、特段ありません。
ただ、ほとんど電力をかけない機械なので、問題ないでしょう。
静音性は、静音運転時は20dBという数字が出ていますが、この風力で、実用性が担保されるかは不明です。
ランニングコストは、基本電気代だけで、1時間1−2円程度です。
ただ、UV-Aランプは、光源寿命があるので、永遠に交換不要ではないです。
なお、目に触れると有害ですが、開閉時に消灯するようにインターロックがあります。
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以上、東芝 Uvish CSD-B03の紹介でした。
光触媒も、UVも、業務用でも採用され実際の効果はある製品です。ただ、家庭でも使える小型機に落とし込む場合、出力的な部分で実際どうなのか、というのはあります。
今回の結論
脱臭機・消臭機のおすすめは、結論的にこの機種!
というわけで、今回は、各社の脱臭機について見てきました。
最後に、いつものように、目的別にAtlasのおすすめ機種について提案しておきます。
第1に、トイレや8畳程度での部屋におけるペットのニオイの脱臭にオススメな機種は、
【2019年発売】
1・富士通ゼネラル DAS-15K-W
2・富士通ゼネラル DAS-15K-B
¥17,800 楽天市場 (10/28執筆時)
適応面積:10畳まで
脱臭方式:金属触媒加熱+オゾン
電気代:2.0円/1時間
消耗品:不要
サイズ:幅174×高さ282×奥行178mm
適応畳数 10畳まで
脱臭パワー ★★★★★
脱臭スピード ★★★★☆
消耗品コスト ★★★★★
花粉対策 ☆☆☆☆☆
お手入れ ★★★★★
コンパクトさ ★★★★★★
総合評価 ★★★★★
富士通のプラズィオン脱臭機でしょう。
本体サイズは、幅174×高さ282× 行178mmです。
小型で設置性も良いですし、脱臭力は折り紙付きです。
脱臭の仕組みは、金属の酸化作用を利用するものですから、毎日1回の自動加熱で脱臭力が回復します。
そのため、能力の減衰が基本的にありません。
フィルター不要ですから、消耗品費も発生しませんし、ランニングコストの部分でも優秀です。
その上で、放出系の対策として、低濃度オゾン脱臭機能もあるので、脱臭機としてバランスがとれています。
この場合、オゾン濃度は低く、また、酸化作用でオゾンをこしとれるため、トイレなどの狭い密閉空間でも問題ないです。
設置しやすい製品ながら、トイレから10畳まで広く対応できるので、迷ったらこれを選べば良い!と言える製品です。
第2に、8畳以上のリビングにおけるペットのニオイの脱臭にオススメな機種は、
【2019年発売】
3・富士通ゼネラル DAS-303K-W
4・富士通ゼネラル DAS-303K-T
¥24,180 楽天市場 (10/28執筆時)
適応面積:20畳まで
脱臭方式:金属触媒加熱+オゾン
電気代:2.0円/1時間
消耗品:不要
サイズ:幅300×奥行276×高さ446mm
適応畳数 20畳まで
脱臭パワー ★★★★★
脱臭スピード ★★★★★
消耗品コスト ★★★★☆
花粉対策 ★★★☆☆
お手入れ ★★★★★
コンパクトさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
富士通のプラズィオン加湿脱臭機のDAS-303Kが良いでしょう。
金属触媒加熱式の優秀性は繰り返すまでもないでしょう。
本体のサイズは、幅300× 奥行276× 高さ446mmです。
リビングに置くならば、邪魔にならないでしょう。
適応面積は、20畳まで対応できるパワーで十分です。
運転についても、ニオイセンサーが付属するため、ニオイが発生したらすぐニオイを「退治」できるのが最大の魅力です。
高機能集じんフィルターDAS-30HSFB
¥2,440 Amazon.co.jp (10/28執筆時)
一方、こちらの機種は、花粉対策も可能ですが、利用する場合はフィルターの1年ごとの交換が必要なので、注意してください。
ただ、同時に付属する加湿機能については、それなりに「使える」水準ですので、この部分は、「便利に使えば」よいかと思います。
メンテ性も良いですし、温湿度センサーを搭載しているため、結露の心配も少ないでしょう。
第3に、脱臭だけではなく、除菌やウイルス対策まで高度にしたい方におすすめなのは、
【2021年発売】F-MVB13-W同等品
18・パナソニック ジアイーノ F-MV1300-W
¥80,689 楽天市場 (10/28執筆時)
【2019年発売】
19・パナソニック ジアイーノ F-MV1100-W
¥50,202 Amazon.co.jp (10/28執筆時)
適応面積:9畳まで
脱臭方式:次亜塩素酸式
電気代:0.7円/1時間
消耗品:必要
サイズ:幅360×奥行230×高さ580mm
適応畳数 9畳まで
脱臭パワー ★★★★★
脱臭スピード ★★★★★★
消耗品コスト ★★★★☆
花粉対策 ☆☆☆☆☆
お手入れ ★★★★☆
コンパクトさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
パナソニックのジアイーノでしょう。
次亜塩素酸を利用できる唯一の家庭製品で、価格も10万を切ってきた点を評価しました。
新旧両機種ありますが、下位機については、基本性能が同じですので、価格の値下がりした旧機種でOKです。
性能面では、脱臭力・脱臭速度が優秀なほか、ウイルス除菌機能を持つ唯一のタイプなので、この点で需要があると思います。
比較的高い機種ですが、家庭でもこの側面を期待して置くのはありでしょう。
本体サイズは、大小あります。
ただ、子供部屋などに置くならば、8畳用の小型がよいでしょう。
一方、大きめの2機については、塩タブレット自動投入機が搭載です。
利便性において勝るため、リビングなどでは、これらの機種が良いと思います。
・ジアイーノ用 塩タブレット F-ZVC03
¥2,973 Amazon.co.jp (10/28執筆時)
消耗品となる塩タブレットはこちらです。
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【12畳まで】
【2021年発売】F-MVB23-WZ同等品
20・パナソニック ジアイーノ F-MV2300-WZ
¥97,244 楽天市場 (10/28執筆時)
【2019年発売】
21・パナソニック ジアイーノ F-MV2100-WZ
¥63,870 楽天市場 (10/28執筆時)
適応面積:12畳まで
電気代:0.6円/1時間
【18畳まで】
【2021年発売】
22・パナソニック ジアイーノ F-MV4300-SZ
23・パナソニック ジアイーノ F-MV4300-WZ
¥139,697 楽天市場 (10/28執筆時)
【2019年発売】
24・パナソニック ジアイーノ F-MV4100-SZ
¥77,560 楽天市場 (10/28執筆時)
適応面積:18畳まで
電気代:1.7円/1時間
【21畳まで】
【2022年発売】(集中クリーンモード)
25・パナソニック ジアイーノ F-MV5400-SZ
¥176,418 楽天市場 (10/28執筆時
適応面積:21畳まで
電気代:1.9円/1時間
脱臭方式:次亜塩素酸式
消耗品:必要
サイズ:幅398×奥行270×高さ710mm
適応畳数 18畳まで
脱臭パワー ★★★★★★
脱臭スピード ★★★★★★
消耗品コスト ★★★★☆
花粉対策 ☆☆☆☆☆
お手入れ ★★★★☆
コンパクトさ ★★★★☆
総合評価 ★★★★★★
一方、広めのリビングで考えるならば、上位機が良いです。
新旧両機種ありますが、こちらについては、新機種が約2倍の「大容量タンク」になりました。
結果、加湿もできるようになった点が改善点ですが、むしろ、水の交換頻度が半減できる部分が魅力です。
選ぶならば新機種でしょう。ただ、メンテ性については、本文で書いたように、フィルタが、新形式になっているので、その部分のチェックはしてからが良いかと思います。
第4に、コンセントがない場所や風呂などの水がある場所のでオススメな機種は、
41・東芝エアリオン DC-230(W)
¥1,855 Amazon.co.jp (10/28執筆時)
適応面積:6畳
脱臭方式:消臭剤式
電気代:電池式
消耗品:必要
サイズ:幅76×奥行79×高さ151mm
適応畳数 6畳まで
脱臭パワー ★★★☆☆
脱臭スピード ★★★★☆
消耗品コスト ★★★☆☆
花粉対策 ☆☆☆☆☆
お手入れ ★★★★★
コンパクトさ ★★★★★★
総合評価 ★★★★☆
乾電池で稼働する東芝のエアリオン消臭機が良いでしょう。
エアリオン交換用ジェル【無香料】
エアリオン交換用ジェル 【グレープ】
エアリオン交換用ジェル 【フローラル】
¥980〜 Amazon.co.jp (10/28執筆時)
消耗品として消臭剤が必要ですが、電池で稼働するため、コンセントが取れない風呂場の脱臭やなどに特に効果を発揮すると思います。
補足:脱臭機の近接ジャンル家電の紹介
というわけで、今回は、脱臭機の話でした。
最後に「おまけ」で、関連する家電の話です。
1・加湿空気清浄機の比較 (1)
:パナソニック・ダイキン
2・加湿空気清浄機の比較 (2)
:シャープ
3・加湿空気清浄機の比較 (3)
:日立・アイリスオーヤマ・ダイソン
4・空気清浄機の比較 (1)
:シャープ
:パナソニック・ダイキン
5・空気清浄機の比較 (2)
:日立・アイリスオーヤマ
:バルミューダ・
:無印良品・カドー
6・空気清浄機の比較 (3)
:ブルーエア
:エレクトロラックス
7・空気清浄機の比較 (4)
:ダイソン・エアドッグ
:シャオミ・象印ほか
8・加湿 / 空気清浄機の選び方【結論】
:全体からのおすすめの提案
記事の冒頭でも書いたように、空浄機でも、脱臭フィルターを装備して、脱臭はできます。
ダイキンなど、脱臭フィルタ再生機能をもつ機種がある上で、花粉対策については、専門機は上位です。
リビング用にお考えで、予算が許すならば、検討しても良いかと思います。さしあたって「6番の記事」からお読み頂ければ、脱臭機能を含めて分かりやすいでしょう。
ではでは。