Top オーディオ製品 比較2021'【高音質】ハイレゾヘッドホン38機のおすすめ・選び方 (2) :開放型ハイレゾヘッドホン編

2021年10月27日

比較2021'【高音質】ハイレゾヘッドホン38機のおすすめ・選び方 (2) :開放型ハイレゾヘッドホン編

【今回レビューする内容】2021年 ハイレゾ対応ヘッドフォンの性能とおすすめ・選び方 :高音質・高級ヘッドホン:オープンエア型製品の違いと人気ランキング

【紹介する製品型番】ゼンハイザー オープン型 HD 599 HD599 SE HD 660 HD 560S beyerdynamic DT 1990 PRO beyerdynamic T1 3rd Generation beyerdynamic T5 3rd Generation オーディオテクニカ ATH-ADX5000 AKG K712 PRO-Y3 AKG K702-Y3 iBasso Audio SR2 フィリップス Fidelio X3/00

今回のお題
高音質なハイレゾヘッドホンのおすすめはどれ?

 どもAtlasです。

 今日は、2021年10月現在、最新のハイレゾ対応有線ヘッドフォンを比較の2回目記事です。

  201810061305.jpg

1・有線ハイレゾヘッドホンの比較 (1)
  タイプ:密閉型(音漏れなし)
  1-1:パナソニック〈日本〉
  1-2:SONY〈日本〉
  1-3:JVC〈日本〉
  1-4:DENON〈日本〉
  1-5:オーディオテクニカ〈日本〉
  1-6: v-moda〈米国〉
2・有線ハイレゾヘッドホンの比較 (2)
  タイプ:開放型(音漏れあり)
  2-1:ゼンハイザー〈ドイツ〉
  2-2:AKG〈オーストリア〉
  2-3:フィリップス〈オランダ〉
  2-4:beyerdynamic〈ドイツ〉
  2-5:その他の企業〈各社〉
  2-6:最終的なおすすめ機種の提案

 前回の1回目記事では、日本国内メーカーが得意な「密閉型ヘッドホン」のハイレゾ対応機を紹介しました。

 今回の2回目記事では、音漏れするので室内用ですが、音抜けの良い、音質重視の「開放型ヘッドホン」のハイレゾ対応機を紹介します。

音質の良さ ★★★★★
重低音   ★★★★★
原音再現性 ★★★★★
疲れにくさ ★★★★★
総合評価  ★★★★★

 その上で、ここまで紹介してきた製品全てから、価格別・目的別に、Atlasのおすすめ機種!を提案していきます。

 長い記事ですが、よろしくお願いします。

ーーー 

1・Bluetoothヘッドホンの比較
2・Bluetoothイヤホンの比較
3・完全ワイヤレスイヤホンの比較
4・ハイレゾヘッドホンの比較
5・ハイレゾイヤホンの比較
6・ノイキャンヘッドホンの比較
7・Beatsのヘッドホンの比較
8・ライトニング端子イヤホンの比較
9・ウェアラブルネックスピーカーの比較
10・おすすめヘッドホンの選び方 【結論】

 なお、今回の記事は、ヘッドホン比較シリーズ4回目記事の一環として書きました。

2・ハイレゾヘッドホンの比較(開放型)

  201810071033.jpg

 ここからは、開放型のハイレゾ対応ヘッドホンの紹介です。

 繰り返しますが、このタイプは、音漏れするので外出先では使えない仕様です。

 ただ、音の広がりの点で一定のメリットがあるため、割とファンが多いジャンルでもあります。

2-1・ゼンハイザーの開放型ヘッドホン

 202106161720.jpg

 はじめに、ドイツの老舗音響メーカーのゼンハイザーのハイレゾ対応の開放型ヘッドホンからです。

ーーー

 なお、以下の本文では、Atlasのおすすめポイント赤字系で、イマイチと思う部分青字系で記していきます。


  201911072048.jpg

 【通常型番】

 27・ゼンハイザー オープン型 HD 599
  ¥21,700 Amazon.co.jp
(10/27執筆時)

 【Amazon限定】

 28・ゼンハイザー オープン型 HD599 SE
  ¥26,400 Amazon.co.jp (10/27執筆時)

インピーダンス:50Ω
再生周波数帯域: 12Hz〜38.5kHz
ドライバー:40mm   
重さ:250g

 HD 599は、ドイツの音響メーカーであるゼンハイザーのヘッドフォンです。

 オープン型の「代表格」とも言えるモデルであり、独特の「プリン型」は根強いファンがいます。

 なお、この製品には、アマゾン限定色があります。簡易包装での発送となりますが、性能は同じです。

 201810071021.jpg

 重さは、250グラムと、オープン型としては平均的です。

 再生周波数帯域は、しかしながら、12Hz〜38.5kHzです。

 この部分の数値でとらえると、低音・高音共に余裕が少ない状況です。

 201810071022.jpg

 ドライバーは、サイズ非公開ですが、およそ40mmです。

 音質は、味付けの少ない「まろやかな」サウンドです。

 解像感・メリハリよりも、聞きやすさが重視されているヘッドフォンで、固定ファンも多いですね。

 インピーダンスは、50Ωと高めです。

 実際、開放型なので、自宅のオーディオ機器で聴くのに向いている機種です。

---

 以上、ゼンハイザーのHD 599の紹介でした。

 再生周波数帯域の点で、決して「ハイレゾ向き」とは言えない機種ですが、良い音が出せるのは変わりません。

 実力がある機種ですので、ヘッドフォンアンプなどのDACを通すとより真の性能が発揮されそうです。


   201806061206.jpg

 【2017年】

 29・ゼンハイザー オープン型 HD 660S
  ¥53,582 Amazon.co.jp
(10/27執筆時)

インピーダンス:150Ω
再生周波数帯域: 10Hz〜41kHz
ドライバー:40mm   
重さ:260g

 HD 660sも、ドイツの音響メーカーであるゼンハイザーの開放型ヘッドフォンです。

 重さは、260グラムdえす。

 下位機種より20gほど重い水準です。

 ただ、さほど変わらないと言えばそうです。

 再生周波数帯域は、しかしながら、10Hz〜41kHzと、下位機種より向上しています。

 ただし、高音域は「ハイレゾ」ギリギリの水準ではあります。

 201806061209.jpg

 ドライバーは、サイズ非公開ですが、こちらもおよそ40mmです。

 音質は、下位機種の傾向を引き継ぐ味付けの少ない「まろやかな」サウンドです。ただ、高音域と中音域については、音の安定性が増している印象です。

 インピーダンスは、しかし、150Ωですので、本格的なシステムにつなげるべき製品です。

----

 以上、ゼンハイザーのHD 660sの紹介でした。

 ちまたでは「5万円で買えるリファレンスグレード」のヘッドホンとして評判が高まっています。

 たしかに良い音がする製品です、インピーダンスの関係で入門者向きではないですが、中級者以上には、逆に費用対効果は高いでしょう。


   202106161724.jpg

 【2021年】

 30・ゼンハイザー オープン型 HD 560S
  ¥25,000 Amazon.co.jp
(10/27執筆時)

インピーダンス:120Ω
再生周波数帯域: 6Hz〜38kHz
ドライバー:38mm   
重さ:240g

 HD 560sも、ドイツの音響メーカーであるゼンハイザーの開放型ヘッドフォンです。

 ヘッドホンは新機種への更新頻度が遅いですが、本機は、2021年に発売された新しめの製品です。

 重さは、240グラムです。 

 HD 599と同じほどで、HD 660sより、軽量性を意識したとされます。

 202106161731.jpg

 再生周波数帯域は、6Hz〜38kHzです。

 したがって、ハイレゾ対応機として、高音域は平凡です。

 ただ、低音域方面が6Hzとスペックが良いです。

 実際、この部分を重視した改良だったようで、低音域の表現力はより充実します。

 ドライバーは、38mmです。

 素材は、不明ですが「ポリマー化学物質をブレンド」との表現が見られます。

 音質は、基本的には、本機も、音抜けのよい、フラットな音質のモニターヘッドホンです。

 方向性はHD 660sと同じです。

 インピーダンスは、引き続き高めの、120Ωです。

----

 以上、ゼンハイザーのHD 560sの紹介でした。

 ようするに、安めのHD 660sという表現が適当かと思います。

 味付け少なめなので、扱いは難しく、「音源そのものを聴く」タイプです。

 多少こちらの方がハイレゾには良い気もしますが、聴く音源の質に左右されるようになるので、ゼンハイザーで選ぶならば、一般的には、HD 599のほうが扱いやすいかと思いました。

2-2・AKGの開放型ヘッドホン

 201904221745.jpg

 続いて、AKGの製品です。

 AKGは、オーストリアの音響メーカーです。

 JBLなどと同じくHarman傘下で、そのルートで日本にやってきているようです。


 201907281616.jpg

 【2020年】K702-Y3-E

 31・AKG K702-Y3 オープンエアー型
  ¥23,344 Amazon.co.jp (10/27執筆時)

インピーダンス:62Ω
再生周波数帯域: 10Hz〜39.8kHz
ドライバー:
重さ:235g

 K702は、AKGのハイレゾ対応製品です。

 もともと2011年に展開されたモデルです。保証期間の延長(3年)で型番が変わりました。

 イヤーパッドに低反発性素材を使って、長時間かけても疲れないと評判のあるヘッドフォンです。

 201907281618.jpg

 重さは、235グラムと軽量です。

 装着感も良いため、疲れにくいヘッドホンです。

 ただし、密閉型ではないため、自宅で使うオープンタイプのヘッドフォンです。

 再生周波数帯域は、しかしながら、10Hz〜39.8kHzと、さほど重要視した作りではありません

 インピーダンスも、62Ωと能率が悪いので、携帯音楽プレーヤーには向かないと言える機種です。

 自宅やスタジオで使うと真価が発揮できるタイプのヘッドフォンですね。

 音質は、低音が強調されず、中・高音域で勝負をかけるような感じです。

 耳疲れしにくい音質と言えます。ゼンハイザーと割と似た傾向でね。ドイツとオーストリアはお隣同士ですし傾向は似るのでしょうか。

---

 以上、K702の紹介でした。

 恐らく、統計を取れば最も評価を得るだろう「ハイレベルのオーソドックスさ」がある機種です。ハイレゾに向いている機種ではないですが、クラシックには、このメーカーが個人的にはおすすめです。


 201810071030.jpg

 【2020年】K712 PRO-Y3-E

 32・ AKG K712 PRO-Y3
  ¥36,912 Amazon.co.jp (10/27執筆時)

インピーダンス:62Ω
再生周波数帯域: 10Hz〜39.8kHz
ドライバー:
重さ:235g

 K712PROは、AKGのハイエンドモデルです。

 唯一、モニタリング用ヘッドフォンという高級オーディオの称号?を付けられています。こちらも2013年モデルが、保証延長で型番が変わっています。

 デザインも下位機種よりもスタイリッシュで、価格相応の高級感があります。

 再生周波数帯域は、10Hz〜39.8kHzというハイレゾを満たす最低水準です。

 数字に表れない部分の能力は高そうですが、スペック的には、先ほどの機種と同等です。

 インピーダンス62Ωです。

 こちらもオープンタイプの構造なので、携帯用ハイレゾプレーヤーではなく、自宅やスタジオ向きのヘッドフォンだといえます。

2-3・フィリップスの開放型ヘッドホン

 202106161750.jpg

 続いて、オランダのフィリップスが製造するハイレゾ対応ヘッドホンです。

 音響機器メーカーというよりも世界的な総合家電メーカですが、定期的に「佳作」といえる音響機器を日本市場に投入し続けています。


 202103031255.jpg

 【2021年】

 33・フィリップス Fidelio X3/00
  ¥41,800 Amazon.co.jp (10/27執筆時)

インピーダンス:30Ω
再生周波数帯域: 5Hz〜40kHz
ドライバー:50mm
重さ: 380グラム

 Fidelio X3 は、オランダのフィリップスが製造するハイレゾ対応ヘッドホンです。

 重さは、380グラムです。

 それなりに重量感がありますが、フィット感はよいので、装着疲れは少なく感じます。

 再生周波数帯域は、低音域5Hzで、高音域が40kHzです。

 ギリギリにハイレゾに対応する水準ですので、それだけをメインに作成されたモデルではないでしょう。

 202103031301.jpg

 ドライバーは、50mmと重量感に見合うサイズです。

 こちらについては、ダイヤフラムドライバーで、被膜下にダンピングジェルを充填しています。

 軟質な素材を使うのは同社の特徴で、過剰な周波数を吸収し、バランス調整することを目的にしています。 

 一方、開放型で問題となる共振については、二層構造のイヤーシェルを導入する工夫があります。

 インピーダンスも、30Ωとそれなりに使いやすそうです。

 音質は、基本的にはフラットで原音忠実性を旨とします。

 その上で、雑味がないよう調整されています。その上で、高音域もしっかり出ていました。  

---

 以上、Fidelio X3 の紹介でした。

 新技術というより、従来このシリーズが培った技術を積み重ね、ハイレゾ機にしたという製品です。

 その点で革新性はないですが、実際的に音は良いため、値段相応の音質は期待して良いでしょう。

2-4・beyerdynamicの開放型

 202106161752.jpg

 続いて、ドイツのベイヤーダイナミックが製造するハイレゾ対応ヘッドホンです。

 ドイツは、優秀なオープン型が多い印象ですが、日本のメーカーがあまり手を付けないから、輸入されるという部分もありそうです。

 なお、日本では、お馴染みのTEAC(TASCAM)が取り扱っています。


  201810071031.jpg

 【2016年】

 34・beyerdynamic DT 1990 PRO
  ¥58,900 Amazon.co.jp
(10/27執筆時)

インピーダンス:250Ω
再生周波数帯域: 5Hz〜40kHz
ドライバー:45mm
重さ:370g

 DT 1990 PROは、ドイツの音響メーカーのbeyerdynamicの発売する高級モニタリング用ヘッドホンです。

 201810071033.jpg

 重さは、370グラムと重量感があります。

 再生周波数帯域は、5Hz〜40kHzです。

 高音域はハイレゾを満たす最低水準ですが、低音は5Hzと豊かに出せるタイプですね。なかなか試聴できる機会が無かったのですが、先日試したところ、かなり好印象でした。

 ドライバーは、45mmとさほど大きくはないです。

 ただし、前シリーズを踏襲するテスラ2.0ドライバーは、その解像感で定評があります。

 インピーダンス250Ωです。

 かなり高いので、機器側が対応するか調べた方が良いでしょう。接続は、ステレオミニプラグでも可能です。

 音質は、定評通り、たしかに伸びやかな音が鳴ります。

 とくに低音がわりに力強かったので、その点ではハイレゾ向きかは微妙です。

---

 以上、 DT 1990 PROの紹介でした。

 機会があれば、しっかり試聴したいと考えていたのが、やっと聴けました。

 個人的には、臨場感重視でとても好印象でした。ただ、今回の趣旨に沿ってハイレゾの再生に向くか?といわれると、自信はありません


  202011301546.jpg

 【2020年】

 【開放型】

 35・beyerdynamic T1 3rd Generation
  ¥122,100 楽天市場 (10/27執筆時)

 【密閉型】

 36・beyerdynamic T5 3rd Generation
  ¥132,000 楽天市場 (10/27執筆時)

インピーダンス:32Ω
再生周波数帯域: 5Hz〜50kHz
ドライバー:50mm
重さ:360g

 T1 3rd Generationも、ドイツの音響メーカーのbeyerdynamicのヘッドホンです。

 2020年に登場した第3世代となります。

 202011301554.jpg

 重さは、370グラムと重量感があります。

 再生周波数帯域は、5Hz〜50kHzです。

 「ハイレゾ対応」とは明言しない機種ですが、実際的には対応水準です。

 202011301557.jpg

 ドライバーは、情報非開示です。ただ、見たところ、50mm前後です。

 本機もテスラドライバーですが、1世代新しいテスラ3.0ドライバーです。

 引き続き、1万ガウス(1テスラ)の磁力を持つユニットで、解像感・レンジ拡大・歪みの低減などの効果が謳われます。

 インピーダンス32Ωです。

 この世代から、低インピーダンスになりました。ポータブルデバイス時代に適合的です。

 音質は、新世代機の試聴経験はないです。

 とくにT1については、セミオープン型から構造が変わったので、発売後に試聴したいと思います。

 なお、本機については、ほぼ同じ仕様の密閉性も展開されます。密閉型は、解像感・没入感重視、開放型は、音の抜けと立体感重視と言えます。

---

 以上、 T1 3rd Generationの紹介でした。インピーダンスが下がり、かなり使いやすくなった製品です。同社の製品は個人的にこの点がネックでしたが、使いやすくなったと感じます。

 装着感も良さそうですので、もう少し軽量ならば、すぐにでも欲しいです。

5・他社の開放型ヘッドホン

 最後に、ここまで紹介したメーカー以外の製品を総覧します。


 202011301615.jpg

 【2020年】

 37・ iBasso Audio SR2
  ¥61,600 Amazon.co.jp (10/27執筆時)

インピーダンス:24Ω
再生周波数帯域:3Hz–40kHz
ドライバー:
重さ:395g

 SR2 は、iBasso Audioが販売する開放型のヘッドホンです。

 同社は中国で2006年に創業した音響メーカーです。【ポタアンの比較記事】でも同社の製品を取りあげたことがありますが、そういった小型音響機器を得意としています。

 ただ、有線ヘッドホンは本機からの展開です。日本ではMUSINという輸入商社が代理店です。

 202011301624.jpg

 重さは、370グラムと重量感があります。

 再生周波数帯域は、3Hz〜40kHzです。

 本機も、「ハイレゾ対応」とは明言しない機種ですが、実際的には対応水準です。

 202011301626.jpg

 ドライバーは、サイズ情報は、非開示です。

 技術的には、デノンでもみた、剛性と軽量性が利点で、解像感が高いカーボンファイバー製のドライバです。

 そちらでも書いたように、素材的に扱いが難しいとされますが、エッジにシリコン素材を利用することで、振動を調整しているようです。

 その上で「テスラ磁気回路」の採用が示されますが、強度の表記はbeyerdynamicと違って特にないです。

 インピーダンス24Ωです。

 音質は、本機も試聴経験がないです。

 今年は、あまりふらふら出歩けないため、落ち着いたらまとめて聞いてみたいと思っています。

---

 以上、iBasso Audio SR2 の紹介でした。

 同社は、この手のヘッドホンは初見参です。技術的に新味もありそうなので、個人的には期待値が高い製品の1つです。

 ただ、特性をみるかぎり、どちらかというと、低音域が充実するタイプなのかな、とも思います。


 201810071035.jpg

 【2017年】

 38・オーディオテクニカ ATH-ADX5000
  ¥241,500 Amazon.co.jp
(10/27執筆時)

インピーダンス:420Ω
再生周波数帯域: 5Hz〜50kHz
ドライバー:58mm
重さ:270g

 ATH-ADX5000は、オーディオテクニカの最高級機です。

 オープン型の超高級なレファレンスモデルですね。日本のメーカーとしては挑戦的な価格設定です。

 201810071037.jpg

 重さは、同じく高級機のDT 1990 PROと比べて270gと軽量です。

 実物を見ると、オープン型の利点を活かした軽量化が各所に見られますが、その部分をつきつめた「産業デザイン」としても美しい本体です。

 再生周波数帯域は、5Hz〜50kHzです。ハイレゾに重要な高音域について、従来モデルよりも柔軟に対応させてきました。

 201711251334.jpg

 ドライバーは、58mmです。

 ドライバーを一体成形して入る点が贅沢です。

余分なパーツを含めないことで、純粋な音の振動をそのまま伝える工夫ですね。音のスピード感は最初の試聴時から感じられました。この部分は、ピュアオーディオには重要な部分です。

 インピーダンスは、ただし420Ωです。

 能率は良くないので、相当「趣味性」の強い製品と言えます。接続は、6.3mmのステレオプラグです。

 音質は、オーディオテクニカの「味付けのなさ」をつきつめた印象です。

 耳心地の良い「詩的な表現」は得意ではないので、音に関する説明はしませんが、「場の再現性」を強く感じられました。

---

 以上、 ATH-ADX5000の紹介でした。

価格的には、1つ抜けた高級品ですが、優れた性質を持つ製品です。ただ、ニッチ市場の製品ですので、割高ではあります。

基本的に10万円以上の製品は「魔術と泥沼が支配する別世界」ですので、上級者に限定しておすすめです。

今回の結論
ハイレゾ対応のおすすめヘッドホンはこの機種!

 というわけで、今回は、ハイレゾに対応する高音質のヘッドフォンを紹介しました。

 最後に、いつものように、Atlasのおすすめ機種!を提案したいと思います。


 第1に、スマホに向く入門用ヘッドホンとしておすすめなのは、

 201711251132.jpg

 【2017年】【赤のみ継続販売】

 7・SONY h.ear on 2 MDR-H600A R
  ¥15,784 Amazon.co.jp (10/27執筆時)

インピーダンス:24Ω
再生周波数帯域: 5Hz〜60kHz
ドライバー:40mm  
重さ: 220グラム

1・音質の良さ ★★★★★
2・重低音   ★★★★★
3・原音再現性 ★★★★★
4・疲れにくさ ★★★★★
5・総合評価  ★★★★★

 というわけで、以下では、いつものように、各製品を機種ごと比較します。

 ソニーのMDR-H600A が最適でしょう。密閉型の軽量モデルのため、自宅でも外出先でも使えます。

 201401261031.jpg

 再生周波数帯域も、5Hz〜60kHzと十分な幅を確保してあるため、ハイレゾ音源の音質の良さが十分味わえるでしょう。

 201810070941.jpg

 こちらは、ハイレゾ対応機器をプッシュしたいソニーが「戦略的に」低価格で損益を覚悟しても推しているような気もします。

 そのため、お買得感は高いです。外出用ヘッドフォンとして「ファッション性」も高いです。 

ーーー

 201810070935.jpg

 6・パナソニック ヘッドホン RP-HD10
  ¥13,068 Amazon.co.jp
(10/27執筆時)

インピーダンス:18Ω
再生周波数帯域: 4Hz〜50kHz
ドライバー:50mm  
重さ: 340グラム

1・音質の良さ ★★★★★
2・重低音   ★★★★★
3・原音再現性 ★★★★★
4・疲れにくさ ★★★★☆
5・総合評価  ★★★★★

 一方、SONY機は、赤以外は生産終了で、在庫限りです。

  201810070939.jpg

 代替機をあげるとすれば、パナソニックのRP-HD10でしょう。

 こちらも、ハイレゾ対応機の密閉型で、インピーダンス的にも外出先でも使いやすいタイプです。

 やや重さがありますが、装着感は良いので、問題ないでしょう。


 第2に、自宅内外で楽しめる、高音質なハイレゾ対応機としておすすめなのは、

 201806061041.jpg

 【2018年】

 8・SONY MDR-1AM2 B
 9・SONY MDR-1AM2 S
  ¥28,418 Amazon.co.jp (10/27執筆時)

インピーダンス:16Ω
再生周波数帯域: 3Hz〜100kHz
ドライバー:40mm
重さ: 187グラム

1・音質の良さ ★★★★★★
2・重低音   ★★★★★
3・原音再現性 ★★★★★★
4・疲れにくさ ★★★★★
5・総合評価  ★★★★★★

 SONYMDR-1AM2 が良いでしょう。

 201806061053.jpg

 ドライバーは、40mmHDドライバーユニットですが、アルミニウムコートの振動板など、独自の工夫があります。

 201810070957.jpg

 また、何といっても187gという軽量性は、持ち運んで聴くのにかなり向くでしょう。

 音質的には、100kHzとかなり余裕を持ったハイレゾ専用設計ですので、ハイレゾ音源の特質を、ハッキリ感じることができます。

 特にバランス接続ができる、ソニーの高級ウォークマンとの相性が良いと思います。

 なお、ウォークマンなどで、バランス接続に対応する製品での再生の場合以外は、ステレオミニ端子も付属します。

----

 201911071947.jpg

 【2019年】

 11・SONY MDR-M1 ST
  ¥34,020 Amazon.co.jp (10/27執筆時)

インピーダンス:24Ω
再生周波数帯域: 3Hz〜80kHz
ドライバー:40mm
重さ: 215グラム

1・音質の良さ ★★★★★★
2・重低音   ★★★★★
3・原音再現性 ★★★★★★
4・疲れにくさ ★★★★★
5・総合評価  ★★★★★

 一方、「スタジオの臨場感」の再現をハイレゾ音源で狙う場合、同社のモニターヘッドホンを選ぶのは、面白い考えだと思います。

  201911071953.jpg

 ハイレゾ向きの「味付け」というより、「フラットな音質」ですが、音源そのままを楽しむ、という場合は、割と良い方向性かと思います。

 1年保証がないですが「ハンドメイド製造」と「プロ用の検品体制」というプラスアルファもあるので、「買い替えるならばちょっと違う傾向のもの」と思っている方は、良い選択肢です。


 第3に、比較的低予算で導入できるハイレゾ音源対応ヘッドホンとしておすすめできるのは、

 201702281309.jpg

 【2017年】

 1・パナソニック ヘッドホン RP-HD5-K
 2・パナソニック ヘッドホン RP-HD5-R
 3・パナソニック ヘッドホン RP-HD5-W
 4・パナソニック ヘッドホン RP-HD5-A
  ¥6,949 Amazon.co.jp (10/27執筆時)

インピーダンス:44Ω
再生周波数帯域: 4Hz〜40kHz
ドライバー:40mm  
重さ: 240グラム

1・音質の良さ ★★★★☆
2・重低音   ★★★★★
3・原音再現性 ★★★★☆
4・疲れにくさ ★★★★★
5・総合評価  ★★★★☆

  パナソニックRP-HD5でしょう。

 201810070931.jpg

 1万円以下という価格のヘッドホンの中では、ドライバーのサイズや再生周波数帯域の点で、ハイレゾに最も向いている製品だと思います。

 持ち運びやすさの面でも、「スイーベル機構」があり、ポータブル機器での使用も可能です。

 ただ、インピーダンスの点では、やはり、自宅の音響機器やPCなどで利用するヘッドホンとして向いていると思います。


 第4に、自宅専用のオープン型ヘッドホンとして、おすすめできるのは、

  201911072048.jpg

 【通常型番】

 27・ゼンハイザー オープン型 HD 599
  ¥21,700 Amazon.co.jp
(10/27執筆時)

 【Amazon限定】

 28・ゼンハイザー オープン型 HD599 SE
  ¥26,400 Amazon.co.jp (10/27執筆時)

インピーダンス:50Ω
再生周波数帯域: 12Hz〜38.5kHz
ドライバー:40mm   
重さ:250g

1・音質の良さ ★★★★★
2・重低音   ★★★★☆
3・原音再現性 ★★★★★
4・疲れにくさ ★★★★★★
5・総合評価  ★★★★★

 独特の「プリン型フォルム」もオシャレなゼンハイザーHD 599でしょう。

 201810071021.jpg

 音の抜けの良さは、オープン型ヘッドホン共通の特長ですが、この機種もこの点で非常に良い性質を持っています。聴き疲れのしにくさでは定評があります。

 遮音性がないため自宅外では利用できませんが、自宅のAV機器で利用するならば、こうしたオープン型ヘッドホンを利用するのも選択肢として良いと思います。

ーーー

 202103031255.jpg

 【2021年】

 33・フィリップス Fidelio X3/00
  ¥41,800 Amazon.co.jp (10/27執筆時)

インピーダンス:30Ω
再生周波数帯域: 5Hz〜40kHz
ドライバー:50mm
重さ: 380グラム

1・音質の良さ ★★★★★
2・重低音   
★★★★★
3・原音再現性 ★★★★★
4・疲れにくさ ★★★★★★
5・総合評価  ★★★★★★

 一方、予算に余裕がある方は、フィリップスFidelio X3が良いかと思います。

 202103031301.jpg

 ドライバーは、ダンピングジェルを充填した軟性のあるダイヤフラムドライバーで技術的にユニークです。

 50mmと大きめサイズのドライバーも奏功して、原音忠実性がありつつ、音の膨らみはより良いです。

 やや重さがあるのがネックですが、装着感は良好で、圧迫感も少ないので、さほど問題にはならないと思います。

補足:イヤホン・ヘッドホン関連記事の紹介

 というわけで、今回は、ハイレゾヘッドホンの紹介でした。

 201810061305.jpg

 なお、このブログ「モノマニア」には、ヘッドホン・イヤホンについて、他に、以下のような比較記事があります。

1・Bluetoothヘッドホンの比較
2・Bluetoothイヤホンの比較
3・完全ワイヤレスイヤホンの比較
4・ハイレゾヘッドホンの比較
5・ハイレゾイヤホンの比較
6・ノイキャンヘッドホンの比較
7・Beatsのヘッドホンの比較
8・ライトニング端子イヤホンの比較
9・ウェアラブルネックスピーカーの比較
10・おすすめヘッドホンの選び方 【結論】

 よろしければ、これらの記事をご覧ください。

 とくに、10番の記事は、全記事の「まとめ」として、どのようにイヤホンを選ぶべきか、スペック表の読み方などをまとめています。

 よろしければご覧ください。

 201809170924.jpg

アップルの iPod touchの比較
2・
ソニーのウォークマンの比較
3・ハイレゾ対応ポータブルアンプ

 また、このブログには、他にもオーディオ関係の記事がありますので、こちらもよろしくお願いします。

 最後になりましたが、記事がお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで話題を共有していただければ嬉しいです。

 ではでは。

posted by Atlas at 16:27 | オーディオ製品

 このブログ家電批評モノマニアには「家電やモノの比較記事」が約350本あります!

 よろしければ、下部のリンク集をご覧ください。

 家電批評モノマニアは、「家電ブログランキング」に参戦中です。右のリンクから「クリックで応援」お願いします!  201302192014.jpg
          

Googleなどの検索エンジンでは

「家電批評モノマニア」「家電ジャンル」or「型番」

の単語入力で、このブログの個別記事検索ができます!





          




 今後の記事は、【Twitter アカウント】でツイートしています。お題も募集中!

monomani31.png