1回目記事からの続きです→こちら
2-1・Appleのヘッドホン
2回目記事のトップバッターは、AppleのBluetoothヘッドホンです。
同社の別ブランド(Beats)のものは後ほど見ますが、Apple直販の製品は「超高級機」だけです。
1・Bluetoothヘッドホンの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:ソニー〈日本〉
1-3:BOSE〈米国〉
2・Bluetoothヘッドホンの比較 (2)
2-1:Apple〈米国〉
2-2:Beats〈米国〉
2-3:パナソニック〈日本〉
2-4:ヤマハ〈日本〉
2-5:オーディオテクニカ〈日本〉
3・Bluetoothヘッドホンの比較 (3)
3-1:JBL〈米国〉
3-2:Anker〈米国〉
3-3:SHURE〈米国〉
3-4:Scallcandy〈米国〉
4・Bluetoothヘッドホンの比較 (4)
4-1:ゼンハイザー〈ドイツ〉
4-2:B&W〈英国〉
4-3:ダイソン〈英国〉
4-4:B&O〈北欧〉
4-5:Philips〈オランダ〉
4-6:AKG〈北欧〉
5・Bluetoothヘッドホンの比較 (5)
5-1:NTTソノリティ〈日本〉
5-2:JVCビクター〈日本〉
5-3:AVIOT〈日本〉
5-4:final・Edifier・Sonos ほか
6・Bluetoothヘッドホンの比較 (6)
6-1:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で書いた「選び方の基本」に沿いながら各機をみていきます。
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また、以下の本文では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【2024年発売】(USB-C充電)
10・ Apple AirPods Max USB-C
¥81,374 Amazon.co.jp (6/14執筆時)
【2021年発売】(Lightning充電)
11・ Apple AirPods Max
¥48,378 楽天市場 (6/14執筆時)
1・MWW43ZA/A [ミッドナイト]
2・MWW53ZA/A [スターライト]
3・MWW73ZA/A [オレンジ]
4・MWW83ZA/A [パープル]
5・MWW63ZA/A [ブルー]
タイプ:密閉型
再生周波数帯域:
ドライバー:40mm
コーデック:SBC AAC
3D音響:対応(Apple 空間オーディオ)
個人最適化:対応
連続再生時間:20時間
ノイキャン:Wマイク式 (自動)
有線接続:
重さ:366.2g
AirPods Max は、Appleが出す高級ヘッドホンです。
本機は、傘下のBeatsブランドの製品を除けば、自社では初めてのオーバーイヤー型でした。
なお、Apple機は高級機ながら他社と違ってBluetooth専用です。ワイヤード接続に非対応ですので、注意してください。
一方、新旧あります。
ただ、充電方法が、Lightning充電から、USB-C充電に変わっただけです。それに伴い2g程度ですが重さが増えました。
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結論的にいえば、とくに安くない場合は、新機種が良いでしょう。
あとは、同じなので、同時にみていきます。
本体の重さは、366.2gです。
わりと最近見かけない楕円形のドライバーで、見かけはすっきり軽く見ますが、平均よりけっこう重めです。
ただ、形状記憶フォーム性のイヤークッションのフィット感の調整が抜群なので、長時間でも疲れにくいです。
このあたりは、やはり「うまい」です。イヤーパッド以外も、頭の部分がメッシュで放熱性に配慮があったり、デザイン性と機能性が両立した伸縮アームなど、かなりレベルは高いです。
ドライバーは、実寸で40mmです。
このクラスとしては、大きいとも言えません。
下部に、強力なデュアルネオジウムリングを装備し、音の歪みを除去する仕組みです。
音質は、基本的に、フラットで、原音忠実性を優先した作りです。
ドライバのサイズからすれば、低音も出ます。
音質のパーソナライズは、アダプティブイコライゼーションに対応します。
内側のマイクを利用して実際聞いている音を把握し、中・低音域の周波数を調整をする技術です。密着度、あるいは、音源の性質に由来する不快感は吸収します。
なお、ソニーは、ノイキャン時の性能向上のためのパーソナライズだったので、少し方向性が違います。
Bluetoothコーデックは、SBCとAACのみに対応します。
同社のiPhoneに準じた仕様で、ハイレゾは非対応です。
通信安定性は、Bluetooth5.0(Class1)ですので、問題ないです。
その上で、本機はAppleのH1チップを搭載です。iPhoneなどのApple製品に対して、通信安定性・音の遅延が減少に効果を発揮します。
また、このチップにより、同社の人工知能、Sirとiも連携可能です。
ノイズキャンセリング機能は、Wマイク式(自動)です。
マイクは、片側に合計3マイクです。
正確には、外向きに3個、内向きに1個のマイクを装備します。
ただ、1基は通話用なので、片側3マイク(両側6マイク)をノイキャンに使っています。
したがって、片側6マイクでノイキャン制御している、ソニー最上位機の「第5世代」のWマイク式(WH-1000XM6)には、及ばないとは言えます。
ただ、それを除けば、キャンセル力はだいぶ高い水準といえる方式です。
自動処理の部分は、(ノイキャンとは別のモードとしての)適応型ノイズコントロール(モード)で利用できます。
自宅では、自然な外音を取り入れ「普通のステレオスピーカー」のように、外出先では、AIが周囲の外音や会話状況を即時に分析し、(電車のアナウンスなど)必要な外音か、そうではないかを判別し、ノイキャンと外音取り込みを(ある程度)自動化させるという方向です。
この部分の「効き」の評価は現状で意見の分かれる部分です。ただ、OSアップデートを含めて、今後進化・改善している部分でしょう。
なお、同社のTWS型にみられるコンテンツ間の音量の最適化(適応型オーディオ)と、会話検知は、非対応です。
外部音取り込みモードも対応です。
ノイキャンをしつつ、電車のアナウンスは聞きたい場合などに使います。
「適応型環境音除去( Adaptive Transparency reduce)」に対応し、周囲の騒音状況が酷い場合、自動でかかりが調整されます。
立体音響は、「空間オーディオ」をフォローします。
空間オーディオという名前自体は(商標でないので)各社でいろいろ使っています。
Appleの「空間オーディオ」は、7.1chまでのドルビーほか、映画用の立体音響技術のドルビーアトモスを音源として 利用する形式です。
ドルビーアトモスは、映画館のような上からの振り下ろし音を3D的にフォローできるサラウンド規格で、ネットを含む映画コンテンツで採用が多い音響規格です。
これらのデータを利用しつつ、再計算して立体音響を再現しています。
耳の聴覚特性で立体感は変わるので、iPhoneのカメラ(TrueDepth)を使い頭の形を測定して、カスタマイズする機能を備えます(=パーソナライズされた空間オーディオ機能)。
ヘッドトラッキング機能も、空間オーディオの補間技術として対応です。
内蔵される加速度・ジャイロセンサーを利用し、利用者の頭の向きに連動して、立体音響(ドルビーアトモス)の方向性を正しく調整する技術です。ようするに、普通のスピーカーのように、自分が首を振ったりしても、音が正しく定位します。
技術自体は10年以上前に確立していて、立体音響についても、ゲーム用ヘッドホン(写真はJBL Quantum ONE)などで既に先行しました。
ただ、ワイヤレスイヤホンでは初で、素直に「すごい技術」だと素直に思います。ちなみに、2022年から「Dolby Head Tracking」という汎用規格が登場したので、他社にも普及していきそうです。
立体音響の対応コンテンツは、Apple系の場合、基本的にAppleの提供する音源・映像になります。
音楽コンテンツは、Apple Music(Dolby Atmos音源)です。
映像コンテンツは、Apple TV(Dolby Atmos音源)とFace Timeです。
このほか、Netflix・Amazon Musicなどの空間オーディオコンテンツも一部再生可能です。
端末は、iPhone・iPadほかMac OS(itunes)を介して使う形です(Intel Macは一部機能制限あり)。
本機は【STB機器の比較記事】で紹介したApple TVともBluetoothペアリングできます。
Apt-X LLなど使用できませんが、あまり音ズレを気にする声が聞こえてきません。
TV側で何かしらの音ズレのタイミング処理がなされている可能性はあるでしょうが、単純にSBCの性能向上によるものかもしれません。
連続再生時間は、20時間です。
充電は、現行のiPhoneと同じUSB-C端子を利用する方式です。
5分の充電で、1.5時間分の緊急充電も可能です。
また、付属ケースに入れることで、自動的に低電圧モードになり、バッテリーを節約します。
マイク(ハンズフリー通話)は、搭載です。
先述のように、外音取り込みモード(会話モード)も搭載しますし、使い勝手は良好です。
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以上、AppleのAirPods Max 紹介でした。
値段は相当高いですが、Apple製品を軸にしてオーディオ環境を整えている場合、この値段でも、十分納得がいく機能性です。
メインの用途が、iPhoneやiPadを利用した「映像視聴」ならば、本機を買う価値があります。
ただ、そうでない場合は、単純に40mmのドライバーの高級機にすぎないわけで、本機はオーバースペックで割高でしょう。
ノイキャンにしても、外出先で使う分には他社機が優れますから、ある種ニッチな高級機と言えます。
2-1・Beatsのヘッドホン
続いて、BeatsのBluetoothヘッドホンです。
同社はApple傘下ですが、ストリート系の別ブランド扱いで継続展開しています。
【2024年発売】
12・ Beats Solo 4
¥29,410 Amazon.co.jp (6/14執筆時)
タイプ:密閉型
再生周波数帯域:
ドライバー:40mm
コーデック: SBC AAC aptX
3D音響:対応(空間オーディオ)
個人最適化:高度(ヘッドトラッキング可)
連続再生時間:40時間
ノイズキャンセル:
有線接続:対応(別売)
重さ:215g
Beats Solo4は、Beatsのオンイヤー型のBluetoothヘッドホンです。
実質的に言えば、AppleのMaxの下位機です。
ただ、こちらは有線(ワイヤード)でも利用できます。
本体の重さは、217gです。
前世代と多少みかけが変わった程度で、重さも同じで、軽めです。
カップも小さいのは同じで、小さめのオンイヤーです。
ドライバーは、40mmです。
ヘッドホンでは以前はこのサイズが普通でした。
ただ、最近は、他社機で30mm前後も増えたので、サイズを強調する意味はあります。
一般的な原則として、大きいほど音質は良くできますので。
接続方法は、Bluetooth 5.3です。
旧世代は、有線非対応でしたが、今回は両方とも対応です。
音質は、低音はドライバーサイズ由来でしょうが充実します。
もともとブランド傾向としてストリート系の音楽に強いブランドでしたので、そのあたりは引き続き重視していると言えます。
ただ「妙なブースト」はさせていないので、聴き疲れにくい音に思えます。この部分は、旧モデルで聴いた印象と少し変わりました。中・高音域も、サイズ感をふまえていえば良いです。
Bluetoothコーデックは、SBC AACに対応します。
なお、「ロスレス(=CD以上の音質)」のような書き方がありますが、上位コーデックには非対応です。
これは、USB-Cで有線接続した場合、内蔵DACがロスレス対応(CD音質)という意味です。DACがハイレゾ対応ビットレートである記述はないです。
CDグレードの、48kHz/16bitあたりのDACかと思います。
立体音響は、こちらも、Appleの空間オーディオに対応します。
音質のパーソナライズは、一方、AppleのAirPods Maxでみたアダプティブイコライゼーションに相当する機能性はみられません。
ただ、立体音響の部分で、iPhoneのカメラ(TrueDepth)を使い頭の形を測定して、カスタマイズする機能は同じく備えます。(=パーソナライズされた空間オーディオ機能)
音楽コンテンツ・映像コンテンツとも、AirPods Maxと対応幅は変わらないと言えます。
ヘッドトラッキング機能も、同じく実装されます。
したがって、立体音響部分だけで言えば、AirPods Maxと大きな差はない上で、安めでしょう。
通信安定性は、Bluetooth 5.3(Class 1 Bluetooth)です。
最新であり問題ないです。
連続再生可能時間は、50時間です。
充電は付属のUSBケーブルで行います。
ノイズキャンセリングには、ただし、非対応です。
パッド部分によるアナログ(パッシブ)なノイズ対策のみです。
マイクは、ビームフォーミングマイク仕様のものが搭載です。
ただ、外音取り込みは対応しません。
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以上、 Beats Solo4の紹介でした。
ヘッドトラッキングや、パーソナライズを含めて、本格的に「空間オーディオ」を楽しめるヘッドホンでは「最安」と言える製品です。
ノイキャンが非搭載なので、通勤・通学時にはやや厳しいですが、これらを自宅などで楽しむ場合、コスパが良いです。オンイヤー型で、軽く、長時間でも疲れにくい部分を含めて、完成度は高いです。
音質も、(ノイキャンを搭載しなかったからとも言えますが)40mmと今だと大きめといえるドライバーを搭載しています。余裕のありつつも、爆発しない低音域も、好感触です。
【2023年8月発売】
13・Beats Studio Pro MQTP3PA/A
¥44,740 Amazon.co.jp (6/14執筆時)
タイプ:密閉型
再生周波数帯域:
ドライバー:40mm
コーデック: SBC AAC
3D音響:対応(空間オーディオ)
個人最適化:高度(ヘッドトラッキング可)
連続再生時間:40時間
ノイズキャンセル:2マイク式(自動)
有線接続:対応(同梱)
重さ:260g
Beats Studio Proは、Beatsの上位モデルとなるワイヤレスヘッドホンです。
現在だと、Beats Solo4の上位機にあたります。
本体の重さは、260gです。
重さは「ほどほど」ですが、本機は口径がやや大きなオーバーイヤー型です。
先ほどみたSoloはオンイヤー型でしたので、比べると、やや大きめになります。
ドライバーは、おなじ40mmです。
先述のように、一昔前は、このサイズは各社のオーバーヘッド型の「定番」でした。
しかし「小粒」な30mmも増えました。そのため40mmは、セールスポイントになる時代です。
構造的には、素材は非開示です。
ただ、二層構造の振動板を採用します。マグネットも旧世代(solo3)との比で25%アップなので、solo4と比べても強いでしょう。マイクロベントで音抜けも良くしています。
(Apple的な表現ですが)最大80%の音の歪みが減少し、ほぼゼロとの触れ込みです。
音質は、試聴の限り、低音域を強調しつつも、中高音もある程度まで聴ける印象です。
やはり、ジャンル的には「ヒップホップやメタル、ジャズやエレクトロ・R&B」といったジャンルに強みがありそうです。
接続方法は、同じく、Bluetooth 5.3(Class 1)です。
こちらも、USB-C接続に対応です。
DACは、一方、24bit/48kHzまでの対応と、下位機と異なり明記があります。
入門水準とはいえ、有線だとハイレゾ対応水準と言えます。最近は、定額音楽サービスでも、ハイレゾ音源は増えたので、(高度ではないにせよ)良いです。
このほか、3.5mmアナログオーディオケーブルが付属です。利用時はバッテリーなしでも駆動します。
Bluetoothコーデックは、SBC AACのみ対応です。
立体音源の再生は、Apple MusicやApple TVなどの「空間オーディオ」に対応です。
カメラを使った耳の形の「パーソナライズ」ができる部分、また、ヘッドトラッキング機能を装備する部分を含めて、下位機と同じです。
先ほど書いたように、7.1chまでのドルビーほか、映画用の立体音響技術のドルビーアトモスを音源として、立体音響を実現するものです。
連続再生可能時間は、22時間です。
ノイズキャンセラをオフにした場合は、40時間です。
ノイズキャンセリング機能は、Wマイク式(自動)です。
外側と内側にマイクを搭載した、Hybirid仕様で、状況に合わせて、リアルタイム処理しています。
同社は、ピュアアダプティブノイズキャンセリング(Pure ANC)と呼びます。
しっかり最近の仕様です。
リアルタイム分析は、ただ、騒音の状況(種類)の分析のみに基づきます。
装着状況などをみるような機能性がなく、そのあたりが、Apple純正との差です。
実際、マイクは片側3つです。ノイキャンに使うのはうち2つですし、そこまで強調できません。
外音取り込みは、対応です。
仕事時、あるいは、外出先での利用には便利でしょう。
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以上、Beats Studio Proの紹介でした。
オーバーイヤー型で余裕のある形状なので音質重視の場合、Soloより良いでしょう。
外出先で利用するような場合も、外音取り込み(ヒアスルー)やノイキャンもあるので、どこでも使えそうです。
その上で、これは下位機と同じですが、コンテンツ面で、ヘッドトラッキング機能を含めた「空間オーディオ」が利用できます。最近のトレンドなので、対応していて損はないと思います。
Apple純正のヘッドホンはかなり高めですし、ミドルクラスのApple製ヘッドホンとして、本機は人気が出そうです。iPhoneを含むApple製品と合わせるのには向くでしょう。
2-3・パナソニックのヘッドホン
続いて、Panasonicが販売する、Bluetoothヘッドホンの紹介です。
同社は、割と格安なラインで、音漏れしない密閉型構造のBluetooth対応品を一定数出しています。
【2018年発売】
14・パナソニック RP-HF410B
¥4,739 Amazon.co.jp (6/14執筆時)
タイプ:密閉型
再生周波数帯域:20Hz-20kHz
ドライバー: 30mm
コーデック: SBC・AAC
3D音響:
個人最適化:
連続再生時間:24時間
ノイズキャンセル:
有線接続:
重さ:130g
RP-HF410Bは、パナソニックのBluetoothヘッドホンです。
以前は、RP-HTX80B という上位機もありましたが、終息しており、入門機のこちらのみ残っています。
イヤホンはまだ出しますが、ヘッドホンは、(テクニクスの限定品は除き)こちらを含めて、終息して撤退のような気がします。
本体の重さは、130gです。
小型のインイヤー型です。
ドライバーは、その口径が30mmです。
カップが小さなインイヤーではよくあるサイズで、ソニーと同じです。
音質は、経路の工夫と、フィルターによる「アコースティック・ベース・コントロール」の採用で、低音域を強調する仕様です。
先述のように、ドライバの口径が小さいので、それを補うための工夫と言えます。
Bluetoothコーデックは、SBC・AACに対応です。
通信安定性の面では、Bluetooth4.1です。
発売年度の関係もあり、Bluetooth5には非対応です。
連続再生時間は、24時間です。
十分でしょう。
ノイズキャンセリング機能は、未搭載です。
使い勝手の部分では、この機種も、操作ボタンを持ち、ハンズフリー通話にも対応できます。
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以上、PanasonicのRP-HF410Bの紹介でした。
Bluetooth規格を含めて、設計の古さがそろそろみえてきた感があります。
新機種への更新期だと思いますし、入門機としても今だと選びにくいでしょう。
2-4・ヤマハのヘッドホン
続いて、日本のヤマハのBluetoothヘッドホンです。
ポータブルは普及機の委託開発のみで、高級ヘッドホンのイメージはない企業でしたが、最近自社開発をはじめています。
【2023年発売】
15・ ヤマハ YH-L700A(B)
¥46,930 Amazon.co.jp (6/14執筆時)
タイプ:密閉型
再生周波数帯域:8Hz-40kHz
ドライバー: 40mm
コーデック: SBC AAC Aptx Adapt
3D音響:対応(3Dサウンドフィールド)
個人最適化:高度(ヘッドトラッキング可)
連続再生時間:34時間
ノイズキャンセル:Wマイク(自動)
有線接続:対応
重さ:330g
YH-L700Aは、ヤマハのBluetoothヘッドホンの最上位機です。
本体の重さは、330gです。
主張があるスクエア型のフォルムです。
重さは、重くはないですが、ソニーよりはしっかり目です。
外装パーツは値段相応に良さそうですが、装着性を強調した宣伝はしていません。
再生周波数帯域は48Hz-40kHzというスペックです。
したがって、「ハイレゾに対応」する上で、低音も出ることを主張していると言えます。
ドライバーは、40mmです。
やはり、素材や音質部分の工夫について、サイトには記載がないです。
音質のパーソナライズは、リスニングケア(アドバンスド)に対応します。
若干他社とニュアンスが違いますが、イコライザの部分で、人間の聴覚特性に合わせて音のバランスを調整し、各帯域の音の爆音を防ぎ、聴覚保護をするというものです。
ヤマハ機ではお馴染みのものですが「アドバンスド」なので、周囲の騒音も総合的に判断して、音質の犠牲を最小限に調整してくれます。
加えて、リスニングオプティマイザーとして、マイクを使いつつ、リアルタイムで、装着状況や、耳穴の内部の聞こえをマイクを通して解析し、実際の音源との差に基づき、音質を調整する機能が付きます。
Appleの「アダプティブイコライゼーション」機能に相当する機能で、(耳のケアではなく)音質アップのための機能です。
リアルタイムで、音質アップのための特定の周波数特性の調整に言及があるのは、Appleを除けばヤマハだけかと思います。
Bluetoothコーデックは、SBC AACほか、Aptx-Adaptiveに対応です。
一方、執筆時に確認したところ、Aptx-Adaptiveは、ハイレゾ対応水準のコーデックですが、ヤマハは「Hi-Resは有線接続のみ対応」とわざわざ註記しています。
ドライバもハイレゾには問題ない仕様ですが、DAC部分の仕様の限界とのことです。本機は独自機能が結構「充実」なので、仕方ないのかもしれません。
なお、このコーデックは、可変ビットレートで低遅延でもありますが、その部分は問題なく作動します。
立体音響は、対応です。
本機のポイントといえ、サラウンドが充実します(3Dサウンドフィールド)。
本機の場合、映像向け・ミュージックビデオ向け・音楽コンテンツ向けの各モードを備えます(計7モード)。
先述のように、少なくとも最近は高級ヘッドホンを出していないですが、定評のある同社のシアターオーディオ技術(CINEMA DSP)を応用して、この部分を伸ばしたのが個性です。
ヤマハの場合、2chステレオのデータを含め仮想的に多チャンネルにするとします。
いったん多チャンネルデータ(5ch)にしてから、パン処理(8ch)したデータをさらに解析し、3D化させているようです。
この方法の良い部分は、スマホアプリ・PCソフトに依存しない点でしょう。
内蔵チップでの処理なので(基本)コンテンツに左右されないでしょうから。
とくに映像向けには、よさげです。
ヘッドトラッキングセンサーも搭載です。
耳の外から音が聞こえるような感覚を作だし、また、頭を動かしても、音の方向性が維持されます。仮想的にバイノーラル音源を作り出す方向性で、Appleなどと同じです。
通信安定性は、Bluetooth5です。
連続再生時間は、34時間です。
ノイズキャンセリング機能は、Wマイク(自動)です。
クアルコムのSOCを利用したもので「アクティブノイズキャンセリング」という機能名です。マイク数は非開示です。
リアルタイム分析は、センシング回数や、騒音種類の区別をして処理しているかは不明ですが、発売時期を考えると、Soc的に恐らく「何かしらはしている」と思います。
先述のように、装着状況はリアルタイム分析もなします。
マイク(音声通話)は、搭載です。
通話もできます。また、スマホで利用する場合、本体ボタンで、各社のAI(Siri・Androidほか)を呼び出せる仕様です。外音取り込みも対応です。
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以上、ヤマハのYH-L700Aの紹介でした。
同社のサラウンド技術は定評があり、Atlasも良いと思っています。実際、3Dサウンドフィールでも、自社の調整技術は活かされます。
一方、最近の4K映像コンテンツは、ハイレゾ収録でもありますし、ハイレゾの部分で先述の仕様は少し残念ではあります。
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このほか、ヤマハからは、以下のようなヘッドホンの販売があります。
順番にみておきます。
【2023年発売】YH-E700BB
16・ ヤマハ YH-E700B(B)
¥28,930 楽天市場 (6/14執筆時)
タイプ:密閉型
再生周波数帯域:8Hz-40kHz
ドライバー: 40mm
コーデック: SBC AAC Aptx Adapt
3D音響:
個人最適化:対応
連続再生時間:34時間
ノイズキャンセル:Wマイク
有線接続:対応
重さ:335g
第1に、YH-E700Bです。
同時発売の。下位機です。
黒以外に、ベージュ(YH-E700B(C))も展開です。
本機の場合、ヘッドトラッキングを含む「3Dサウンドフィールド」がざっくり省略です。
そうなると、ヤマハの個性がだいぶ薄まると言えます。値段差はありますが、同社から選ぶにしても上位機でしょう。
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【2025年発売】YH-L500A
17・ ヤマハ YH-L500A(B)
¥21,450 楽天市場 (6/14執筆時)
タイプ:密閉型
再生周波数帯域:20Hz-20kHz
ドライバー: 40mm
コーデック: SBC AAC Aptx Adapt LC3
3D音響:
個人最適化:対応
連続再生時間:20時間
ノイズキャンセル:
有線接続:対応
重さ:265g
第2に、YH-L500A-Bです。
2025年に登場したモデルです。
こちらは、ヘッドトラッキングを含む「3Dサウンドフィールド」が搭載です。
ただし、音楽用のモードはなく、映画とゲーム用のみです。
一方、こちらは有線接続時を含めてハイレゾ非対応で、また、ノイキャンもありません。
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結論的にいえば、主に、「3Dサウンドフィールド」を試して見たい方で、自宅で、ゲームや動画に「専用」として使いたい方に向けた製品です。
汎用性がない部分が注意点ですが、商品展開としては、こうした「特化型」は割と「あり」かとは思います。
通話はできますし、オンラインゲームなどにも問題ないです。
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【2023年発売】
18・ ヤマハ YH-WL500
¥43,600 楽天市場 (6/14執筆時)
タイプ:半開放型
再生周波数帯域:20Hz-20kHz
ドライバー: 40mm
コーデック: SBC
3D音響:
個人最適化:
連続再生時間:9時間
ノイズキャンセル:
有線接続:対応
重さ:400g
第2に、YH-WL500です。
こちらは、クリエーター(演奏者)向けの販売で、音漏れのする半開放型です。
Bluetoothヘッドホンですが、コーデックはSBCのみです。
ただ、独自の低遅延処理があり、Bluetooth利用時4msのレイテンシとのことです。
むろん、Bluetoothでは無理な水準なので、写真にある台座(トランスミッタ)から専用の無線通信(2.4GHz)で転送してこの数字です。
つまり、「中間だけワイヤレス」のような仕様ですが、考えたな、と思いました。
あとの部分は普通で、もちろんノイキャンもありませんし、先述の立体音響や、パーソナライズの部分で、リスニングケアなども非対応です。
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結論的にいえば、本機は、Bluetoothヘッドホンというより、Wi-Fiヘッドホンと言えます。そのため、用途は限定されるでしょう。
実際、バッテリーの保ちは、Bluetooth 4.2の水準であること、かつ(恐らく未使用時でもWi-Fi子機に使われる電源を消せないため)9時間です。
2-5・オーディオテクニカのヘッドホン
続いて、オーディオテクニカのヘッドホンです。
日本の老舗で、スタジオモニター用など、原音忠実性に重きを置いてきた印象があるメーカーです。
【2021年発売】
19・ オーディオテクニカ ATH-M50xBT2
¥26,620 Amazon.co.jp (6/14執筆時)
タイプ:密閉型
再生周波数帯域:15Hz-28kHz
ドライバー: 45mmドーム型
コーデック: SBC AAC LDAC
3D音響:
個人最適化:
連続再生時間:50時間
ノイズキャンセル:
有線接続:対応
重さ:307g
ATH-M50xBT2 は、日本のオーディオテクニカのヘッドホンです。
2014年登場のTH-M50xを形状そのままに、ワイヤレスにした新型です。
旧機種はまだ販売されている定番で、デンキヤでもよく見かけました。
本体の重さは、307gです。
やや重く、軽量化はあまり意識しない作りです。
再生周波数帯域は、16Hz-28kHzというスペックです。
原型機の発売年度の関係もあるでしょうが、ハイレゾ対応水準ではないです。
ドライバーは、45mmです。
伝統のCCAWボイスコイル(opper-clad aluminum wire)です。
音質は、味付けの少なさが特長のモニタータイプです。
ドライバの大きさが作用して、解像感は全体的に高めです。音源の品質が出やすいので、(ハイレゾ対応でないですが)ワイヤードほか、LDACを使うと真価を発揮しやすいかと思います。
音質のパーソナライズは、特段機能性を持ちません。
Bluetoothコーデックは、SBC・AAC・LDACに対応します。
LDACはハイレゾ水準のコーデックですが、ドライバの再生周波数帯は40kHzに満たずハイレゾ水準ではないですし、その再生を主眼に置いた製品でもないです。
なお、ゲーム用に低遅延モード(Low Latency )の記載があります。
これは、apt-X LLの記載はなく、独自の仕様のようですが、スマホ(タブレット)アプリに依存します。
立体音響は、特別な対応表明はないです。
通信安定性の面では、Bluetooth5.0に対応します。
ノイズキャンセリング機能は、非搭載です。
外音取込も非対応です。
連続再生時間は、最大50時間です。
長いですが、おそらくLDAC使用時の時間は短くなります。とはいえ、長いです。
マイクは、搭載です。
2マイク式で、ビームフォーミング対応なので、それなりでしょう。
そのほか、AmazonとGoogleのAIをタップで呼び出せる機能があります。もちろん、スマホなどの利用時のことです。
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以上、オーディオテクニカのATH-M50xBT2 の紹介でした。
レガシーな音質ですが、逆に言えば、飽きが来ないため、Bluetooth導入を目指し、同系機を買い直しで買われる方が多いのだと思います。
加えて、特にコーデック対応が必要で遅延対策があるのは珍しいので、(対策がしにくい)iOS系のスマホ・タブレットでのゲーム用には良いかと思います。
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【2022年発売】
20・ オーディオテクニカ ATH-M20xBT
¥9,900 Amazon.co.jp (6/14執筆時)
タイプ:密閉型
再生周波数帯域:15Hz-32kHz
ドライバー: 40mmドーム型
コーデック: SBC AAC
3D音響:
個人最適化:
連続再生時間:60時間
ノイズキャンセル:
有線接続:対応
重さ:216g
なお、Mシリーズの入門機が2022年に追加発売されています。
こちらは、多少軽量ですが、ドライバーの口径が40mmと、上位機に比べるとやや小さくはなります。
ドライバの素材などは同じとなります。
あとは、Bluetoothのコーデック構成からLDACが除かれますが、先述のように、そもそもハイレゾ認証製品ではないため、ここは問題にならないかと思います。
【2024年発売】ATH-S300BT(E) TH-S300BT(E)
21・ オーディオテクニカ ATH-S300BT BK
¥15,000 Amazon.co.jp (6/14執筆時)
タイプ:密閉型
再生周波数帯域:20Hz-20kHz
ドライバー: 40mmドーム型
コーデック: SBC AAC
3D音響:
個人最適化:
連続再生時間:60時間
ノイズキャンセル:Wマイク式
有線接続:対応
重さ:258g
ATH-S300BT は、日本のオーディオテクニカのSシリーズのヘッドホンです。
同社のS(ストリートシリーズ)の最新作です。
本体の重さは、258gです。
若干重めといえる水準で、カップもそこそこ存在感があります。
デザイン面では、バッフル部分にテラゾー柄(大理石的な点点)のパターンがあるのを売りとします。
ドライバーは、40mmです。
最近は小型ユニットも増えましたが、こちらは昔からの平均サイズであり、十分です。
ただ、特段の特徴は示されません。
音質のパーソナライズは、特段機能性を持ちません。
Bluetoothコーデックは、SBC・AACに対応します。
そのほかゲーム用に低遅延モード(Low Latency )の記載があります。
立体音響は、特別な対応表明はないです。
通信安定性の面では、Bluetooth 5.1に対応します。
ノイズキャンセリング機能は、Wマイク式です。
ただ、周囲の状況に合わせた自動処理の類の記述はないです。おそらく、クアルコムの汎用Socかと思います。
連続再生時間は、最大60時間です。。
マイクは、搭載です。
外音取り込み(ヒアスルー)対応です。
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以上、オーディオテクニカのATH-S300BT の紹介でした。
Wマイク式のノイキャンがあるという以外、あまり個性がない製品です。
主に外観のファッション性を重視する方向けのラインですが、テラゾー柄も人に見えやすい部分にあるわけでもないですし、若干フェイク感もあるので、個人的には微妙です。
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【2021年発売】
22・ オーディオテクニカ ATH-S220BT
¥5,440 Amazon.co.jp (6/14執筆時)
タイプ:密閉型
再生周波数帯域:5Hz-32kHz
ドライバー: 40mmドーム型
コーデック: SBC
連続再生時間:50時間
ノイズキャンセル:
有線接続:対応
重さ:180g
このほか、SシリーズだとATH-S220BTという格安機の販売もあります。
小型ですが、オンイヤー型のヘッドホンではなく、オーバーイヤー型ヘッドホンです。
音質的に特段個性はないものの、先述の低遅延モードはあるので、ゲーム用の軽量・格安機としてはプレゼンスがあるかもしれません。
SBC以外のコーデックに非対応ですが、そもそも低遅延モード利用時には関係ないかと思います。
【2021年発売】
23・ オーディオテクニカ ATH-HL7BT
¥17,436 Amazon.co.jp (6/14執筆時)
タイプ:開放型
再生周波数帯域:5Hz-40kHz
ドライバー: 53mmドーム型
コーデック: SBC AAC
3D音響:
個人最適化:
連続再生時間:20時間
ノイズキャンセル:
有線接続:対応
重さ:220g
ATH-HL7BTも、日本のオーディオテクニカのヘッドホンです。
本機については、国内メーカーのBluetoothヘッドホンでは珍しく開放型(オープンエア)のBluetoothヘッドホンです。
音漏れしますし、防水耐性もないため、室内用と考えてください。
本体の重さは、220gと軽めです。
再生周波数帯域は、5Hz-40kHzというスペックです。
レンジが広く、高音域はハイレゾ水準です。
ただし、コーデックの関係で有線利用時に限定されます。
ドライバーは、53mmです。
大きめで、上質な低音を得られるでしょう。
音質は、開放型ですので、自然な音質で、疲れにくく、臨場感を得やすいです。
一方、先述のように、音は確実に漏れるので、このタイプは、家庭内の個人用です。
音質のパーソナライズは、特段機能性を持ちません。
Bluetoothコーデックは、SBC・AACです。
先述のように、ハイレゾ対応を謳いますが、有線でつなげた場合に限ります。
一方、Bluetooth仕様について言えば、遅延については独自に「低遅延モード」を搭載します。ただ、スマホアプリを利用する場合のみ使えるようです。
立体音響は、特別な対応表明はないです。
通信安定性の面では、Bluetooth5.0に対応します。
ノイズキャンセリング機能は、非搭載です。
外音取込も非対応です。
連続再生時間は、最大20時間です。
長いですが、おそらくLDAC使用時の時間は短くなります。とはいえ、長いです。
マイクは、搭載です。
2マイク式で、ビームフォーミング対応ですので、先ほどと同じです。
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以上、オーディオテクニカのATH-HL7BTの紹介でした。
開放型のBluetoothヘッドホンは珍しいので、ラインナップとして貴重な製品です。
愛用者でワイヤレスを探していた形には良いかと思います。一方、用途的にテレビで使う場合が多そうですが、その場合に遅延の対処ができない部分は、注意点でしょう。
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【2022年発売】
24・ オーディオテクニカ ATH-WB2022
¥(396,000) 楽天市場 (6/14執筆時)
タイプ:開放型
再生周波数帯域:5Hz-45kHz
ドライバー: 45mmドーム型
コーデック: LDAC、AAC、SBC
連続再生時間:9時間
ノイズキャンセル:
有線接続:対応
重さ:350g
なお、価格的に、今回の記事の「射程外」ですが、ハウジングに木材を利用した限定品が2022年に登場しています。
同社は、昔から、ワイヤードのハイレゾ用などに、天然木を使う製品を出していて、本機もそうです。フレイムメイプル・ウォルナット・マホガニー材の複合材です。
木製ハウジングは、独特の温かみのある音が再現される傾向にあると思います。ただ、主な値段の理由は「工芸品」的な意味合いになるのは確かです。
とはいえ、LDACに対応し、ドライバも大きめです。ハイレゾ向きの仕上げです。DACも珍しく公開があり、米国のESSのES9038Q2Mを、左右独立で搭載です。
小型機向けの同社のハイエンドであり、768kHz//32bitとDSD512に対応した「第3世代」で【ポータブルアンプの比較記事】でもいくつかの採用例を紹介したことがあります。オペアンプは、日清紡マイクロデバイスのMUSES05です。
もちろん、コーデックの限界で最大「96kHz/24bit」ですが、有線(USB接続)でつなげることを意図していて、その場合は、フルスペックにできるでしょう。デフォルトでケーブルも付きます。
本機は、「世界初の完全バランス音声出力システム」という触れ込みで、DACとオペアンプほか、バッテリーも左右で独立しています。この部分で、ノイズや解像感を高めています。
左右つながっていますが、「実際は独立」という感じでしょう。
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結論的にいえば、(お金があれば)コレクションしたいですが、電子部品(特にネットワーク部品)が使われる以上、寿命と陳腐化はあるため、ここまで出せるかと言えば、個人的には微妙です。
次回の予告
Bluetoothヘッドホンのおすすめは結論的にこの機種!
というわけで、今回は、Bluetoothヘッドフォンの比較の2回目記事でした。
しかし、記事は、まだまだ「続き」ます。
3・Bluetoothヘッドホンの比較 (3)
3-1:JBL〈米国〉
3-2:Anker〈米国〉
3-3:SHURE〈米国〉
3-4:Scallcandy〈米国〉
4・Bluetoothヘッドホンの比較 (3)
4-1:ゼンハイザー〈ドイツ〉
4-2:B&W〈英国〉
4-3:ダイソン〈英国〉
4-4:B&O〈北欧〉
4-5:Philips〈オランダ〉
4-6:AKG〈北欧〉
5・Bluetoothヘッドホンの比較 (4)
5-1:NTTソノリティ〈日本〉
5-2:JVCビクター〈日本〉
5-3:AVIOT〈日本〉
5-4:final・Edifier・Sonos ほか
6・Bluetoothヘッドホンの比較 (5)
6-1:最終的なおすすめの提案【結論】
続く3回目記事(こちら)では、米国のJBLなど、各社のBluetoothヘッドホンを引き続きみていきます。
音質の良さ ★★★★★
重低音 ★★★★★
ノイズキャンセル ★★★★★
ハイレゾ再生 ★★★★★
空間オーディオ再生 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
その上で、最終回の結論編(こちら)では、ここまで紹介してきたBluetoothヘッドホン全てから、価格別・目的別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。
3回目記事は→こちら