Top 生活家電 比較2025’【広め】2ドア冷蔵庫45機の性能とおすすめ・選び方 (1)

2025年06月09日

比較2025’【広め】2ドア冷蔵庫45機の性能とおすすめ・選び方 (1)

【今回レビューする内容】2025年 170L以上の中型2ドア冷蔵庫の性能とおすすめ・2ドア中型冷蔵庫: 自動製氷機能付き2ドア対応 168 170 200 250リットル:カメラ付き冷蔵庫ほか

【比較する製品型番】パナソニック NR-B18C2-K NR-B18C2-W NR-B253T-K 三菱電機 MR-P17K MR-P17J MR-P17E3J-W シャープ SJ-BD23P SJ-PD28P SJ-D18K SJ-BD23M SJ-PD31K SJ-PD28K SJ-D23H-S SJ-PD31H SJ18E3B SJ-D18P-W SJ-D18PJ-H ハイアール JR-NF173D JR-XP2NF173F-XK JR-M20AJR-SX21 JR-M28AL JR-M28AR JR-NF262B JR-NF326B JR-M36A-W  アクア AQUA SIMPLE+ AQR-17R-DS AQR-17RBK-DS AQR-20R-W AQR-20R-DS AQR-20RBK-DS AQR-20E4-K 東芝 GR-W17BS GR-V17BS(W) GR-U17BS(W) GR-U17BS(K) アイリスオーヤマ STOCK EYE IRSN-IC30B-W IRSN-IC30B-B IRSN-IC30A-W IRSE-16A IRSN-27A-W IRSN-27A-B  IRSD-17A-B IRSD-17A-W RSN-IC30A-W IRSD-17A-BH IRSD-17A-WH IRSN-I30A-W IRSN-I30A-B ハイセンス HR-G260HW HR-B2501 MAXZEN JR168ML01WH JR253HM01WH JR230HM01WH R254ML01 ツインバード HR-E923W HR-E923B ほか

今回のお題
少し大きめな中型の2ドア冷蔵庫おすすめはどれ?

 ども、Atlaです。

 今回は、2025年6月現在、最新2ドア冷蔵庫の比較です。

 光熱費(電気代)の違いや「設置サイズ」に注目つつ、冷蔵室・冷凍室それぞれの機能性の違いを重視して比べました。

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1・大型プレミアム冷蔵庫の比較
 サイズ:450L〜
 ドア数:5ドア〜
 用途:料理好きの家庭向け
2・中型3ドア冷蔵庫の比較

 サイズ:270L-400L
 ドア数:3ドア
 人数: 2-4人家族向け
3・中型2ドア冷蔵庫の比較
 サイズ:170L-300L
 ドア数:2ドア
 人数: 1-2人家族向け
4・小型2ドア冷蔵庫の比較

 サイズ:120L-160L
 ドア数:2ドア
 人数:1人暮らし向け
5・超小型冷蔵庫の比較 
 サイズ:100L以下
 ドア数:1ドア〜
 
用途:家庭の2台目向け
6・サイズ別のおすすめ冷蔵庫 【結論】
  全製品からのおすすめ機種の提案

 今回の記事は、このブログの冷蔵庫の比較記事全体としては、3回目記事になります。

 収納量としては、170L〜300L中型2ドア冷蔵庫だけを扱います。

 だいたい、2人程度の世帯(+小さいお子さん1人)までに向くといえます。

 また、料理好きならば、1人暮らしの方にも向くと言え、実際、売れているサイズです。

ーー

対応できる人数 1-4人向け
電気代の安さ  ★★★★★
冷蔵庫の広さ  ★★★★★
冷凍庫の広さ  ★★★★★
製氷機の性能  ★★★★★
チルド室の性能 ★★★★★
本体の高級感  ★★★★★
総合評価    ★★★★★

 というわけで、以下では、各社の冷蔵庫を個別に比較します。

 そして、最後の「結論編」(こちら)では、上表のようなポイントから、サイズ別・目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。

1-1・中型冷蔵庫の選び方の基本!

 具体的な製品の紹介に入る前に、「中型2ドア冷蔵庫の選び方の基本」について、紹介しておきます。

 中型冷蔵庫を選ぶ場合、特に注意するべきポイントは、次の3点です。

1・冷蔵庫の庫内容量
2・冷蔵庫の電気代
3・冷蔵庫のサイズ

 重要な部分なので、個別の製品解説にはいる前に、順番に解説しておきます。

1・冷蔵庫の庫内容量

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 第1に、冷蔵庫の庫内容量です。

 皆さんが悩むのは「どの程度の容量が必要か」でしょう。

 皆さんが悩むのは「どの程度の容量が必要か」でしょう。

冷蔵庫の場合、各社とも冷蔵庫全体のサイズ(定格内容積)ほか、冷蔵室と冷凍室の細かい容積を公開します(リットル単位)。

 今回の記事でも示しながら紹介しています。

 〈やまかっこ〉内の数字は、任意で公開される「実収納量」です。ここを見た方がより正確に収納力を把握できます。 

ーー

2ドア冷蔵庫(170L-)
 :料理好きの個人
2ドア冷蔵庫(200L-230L)
 :カップル向け
2ドア冷蔵庫(250L-)
 :料理好きカップル向け

 結論的にいえば、定格内容積の部分での、Atlasの「おすすめの庫内容量」は上表の通りです。

 もうすこし詳しく書いておきます。

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 第1に、170L-200Lサイズです。

 2ドア冷蔵庫の「中型の小さめ」といえるサイズです。

 150L以下の小型冷蔵庫に「卒業」したい1人暮らしの方の買い換えに最適です。

 このサイズは、国内メーカーならば、だいたいラインナップがあります。

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 第2に、200L-240Lサイズです。

 2ドア冷蔵庫の「中型のやや大きめ」といえるサイズです。

 ここまであれば、2人暮らしにもしっかり対応できる水準です。

 1週間に2回ほど買い物するならば、このクラスで賄えるでしょう。

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 第2に、250L-300Lです。

 2ドア冷蔵庫では「ビッグサイズ」といえます。

 2人暮らしなら、週1の買い物でも十分に対応できる水準です。子供がいても大丈夫でしょう。料理したものを保存しがちな場合も対応できます。

 なお、写真は割と冷蔵室が大きなモデルですが、逆に冷凍室の大きめのモデルもあります。

 いずれにしても、1人暮らしでも、「ホームフリージング」などを含めて、料理に毎日かなりじっくり取り組むならば、実際この程度あると快適です。

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 ただし、一点だけ注意です。

 2ドアは価格が安いのですが、3ドア以上に比べると、上位機能が少ないです。

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 例えば、野菜の鮮度維持、生鮮食品の長期保存(チルド)、急速冷凍(ホームフリージング)や自動製氷が得意な機種がほとんどないです。

 また、あったとしても、全ての機能が揃う機種は皆無です。

 その点で言えば、次回記事となる【中型3ドア冷蔵庫の比較記事】でみる製品とは必ず比べてください。

 予算は少し必要なのですが、設置に必要なスペースは250Lの2ドアと比べてもほとんど同じで、機能が充実します。

 なお、Atlasの場合、友人で200L以上のサイズが必要そうな場合、3ドア機をオススメするのが普通です。

2・冷蔵庫の電気代

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 第2に、冷蔵庫の電気代です。

 この部分は、勘違いしている方が多いです。

 しかし、冷蔵庫は、基本的に、大きな冷蔵庫のほど、省エネであり、年間電気代が安い性質があります。

 なぜなら、大型冷蔵庫のほうが、冷媒を効率よく循環させられ、また断熱性も高くできるからです。

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 ただ、同じ庫内容量をもつ冷蔵庫でも、メーカーによって、電気代にかなり差があります。

 そのため、今回の記事は「家電公取協」が上表の計算式で、各機の年間の消費電力量から、各機の1年間の電気代を算出し、比べることにします。

 なお、2022年7月に、電気代の高騰で単価が変わっています。カタログ、ネットを含む電器店の表示だと、旧水準の計算(×0.027円)の場合があるため、比較する場合は注意してください。

 できるだけ「光熱費の安い小型冷蔵庫」を探していきます。

3・冷蔵庫のサイズ

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 第3に、冷蔵庫のサイズ(外形寸法)です。

 中型の2ドア冷蔵庫で、「市販の冷蔵庫ラック」を利用する方は注意するべき部分です。

 幅は、特に重要です。

 50cm以内に留めないと市販のラックの多くが利用できません。

 奥行も、60cmに収まるような製品を選ばないと、ラックを利用したい場合、設置性が悪くなります。

 高さは、可動棚を利用できるタイプならば、設置において邪魔になりにくい部分です。

--

 結論的にいえば、できるだけ収納量の多い2ドア冷蔵庫が欲しい方は、幅と奥行の控えめの製品を探しつつ、「背の高い」モデルを選ぶと良いでしょう。

ーーー

 以上、冷蔵庫を選ぶ際に重要なポイントを3点紹介しました。

 そのほか、冷蔵庫のデザイン性、静音性など、重視するべき点は無数にあります。

 しかし、これらについては、製品比較の中で説明していくこととします。

1・中型2ドア冷蔵庫の比較 (1)
 1-1:選び方の基本の説明【導入】
 1-2:パナソニック
 1-3:三菱電機
 1-4:シャープ
 1-5:ハイアール
2・中型2ドア冷蔵庫の比較 (2)
 2-1:ハイアール〈続き〉
 2-2:アクア
 2-3:アイリスオーヤマ
 2-4:東芝
 2-5;ハイセンス
 2-6:MAXZEN
 2-7:ツインバード工業
3・最新の冷蔵庫庫の選び方
 =最終的なおすすめの提案【結論】

 以上のように、メーカーで分けながら、順番に見ていきます。

1-2・パナソニックの冷蔵庫

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 はじめに、パナソニックの中型2ドア冷蔵庫です。

 言わずと知れた日本の総合家電メーカーで、このサイズの冷蔵庫も展開します。

 性能面で、際だった個性はないのですが、堅実な作りで、総合力で勝負するタイプの冷蔵庫が多いので、同社製品は「比較基準」にしやすいです。

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 なお、以下の本文では、Atlasのおすすめできるポイントを赤系の文字色で、イマイチな部分を青字で記していきます。


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 【2024年11月発売】

 1・パナソニック NR-B18C2-K
 2・パナソニック NR-B18C2-W
  ¥50,318 Amazon.co.jp (6/9執筆時)

定格内容積:180L
冷蔵室容量:120L〈98L〉
冷凍室容量:60L〈41L〉
霜取り機能:あり
運転音: 19db  
年間電気代8,432円(272kWh)

 NR-B18C2は、パナソニックの中型の2ドア冷蔵庫です。

 2023年からの展開になった新しい製品で「静音性」を1つの売りにして登場した製品です。

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 デザイン性は、フラットスチールの鋼板ドアです。

 値段なりに高級感があります。

 内部も、トレイには清潔なガラス板を使用し、内部のLED照明は鮮やかで、食品がよく見え、清潔感もあります。

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 定格内容積は、180Lです。

 2ドア冷蔵庫としては「中型の小さめ」で、1人用の大きめと言えます。

 なお、1サイズ小さな150Lクラスと比較する場合、大きく違うのは「背の高さ」だけです。

 設置面積は変わらないため、ワンルームでも圧迫感なく導入が可能です。

 サイズは、幅が50cmクラスです。

 大きめの2ドアの平均値で、設置性は悪くないです。

 奥行も同じことが言えるため、本機を比べる際の基準とすれば良いかと思います。

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 冷蔵室は 、120リットルです。

 フタ側は収納力が高いです。

 3段目には2Lペットボトルが3本、2段目のポケットには500mlのペットボトルが前後に計10本収納可能です。

 内側は、3段のガラス棚と、下段のボトムケースという構成です。

 他社機の170Lサイズは、4段モデルもあるのですが、棚と棚との間は広いほか、ボトムケースは大きいです。

 個人的には、2ドアの場合、野菜を冷蔵室に入れることになるため、170Lサイズは、本機のように、3段のほうが良いです。

 白菜・キャベツなどの大物は入れやすいので、欠点とは感じません。

 ただ、(ジャム瓶的な)小物などをたくさん入れたい方は、4段の方が良いでしょう。

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 ボトムケースは、フタ付きケースです。

 温度については言及がないですが、(凍らない程度に)低温になりそうです。

 長期間保存するようなものや、ニオイ移りが気になるものなどをいれると良いです。なお、野菜については、(湿度の関係で)ガラス棚を利用するような指示です。

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 冷凍室は、60Lです。

 180L前後の中型2ドアとしてはかなり広めにとっています。

 冷凍室は製氷室と分離された仕様で、もちろん、霜取り機能も付属します。

 本体の天板は、背の高い機種ですが、耐熱仕様です。

 上に、オーブンレンジを置いてもOKです。

 電気代は、冒頭示した業界標準の計算式で言えば、年間電気代は、8,432円です。

 大型の庫内を持つ機種ですが、年間電気代は、150L以下のクラスよりだいぶ優秀です。

 今回、新型のインバーターモーターに変更あったようで、そこが活かされます。

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 静音性は、19デシベルです。

 かなり静かです。20dBを切る値を出す機種は、過去に記憶がないです。やはり、モーターの恩恵です。そのため、寝室にも置けることが強調されます。

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 清潔性は、カテキン抗菌・脱臭フィルターが装備されている点がワンポイントです。

 ただ、脱臭力はそれ程期待できないため、生ものを保存する方は、キムコは必要だと思います。

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 以上、パナソニックのNR-B18C2の紹介でした。

 モーター部分が優秀で、消費電力と静音性の部分が優秀です。

 その上で、冷凍庫が広めである点が魅力です。容量の割に設置性も良いですし、外観もよいと言えます。2ドアとしては、高度にまとまった良い機種に思えました。


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 【2025年3月発売】

 3・パナソニック NR-B253T-K
  ¥66,000 Amazon.co.jp (6/9執筆時)

定格内容積:248L
冷蔵室容量 :186L〈151L〉
冷凍室容量 :62L〈41L〉
霜取り機能 :あり
運転音:
年間電気代9,641円(311kWh)  

  NR-B253Tも、パナソニックの2ドア冷蔵庫です。

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 なお、旧機種が残ります。

 後述する庫内容量の表記が変わりましたが、これは、製氷皿・ケースが独立型になったためです。この仕様だと、実収納量が多く表記できるので、そうなります。

 ただ、便利にはなったかと思います。あとは同じなので、同時にみていきます。

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 定格内容積は、同社の2ドア製品では最も大きく248Lクラスです。

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 250L前後だと、2ドア冷蔵庫としては「中型の大きめ」といえます。2人暮らしでも問題なく使えます。子供がプラスされても問題ありません。

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 配置は、冷凍庫が上のトップフリーザータイプの製品です。

 同じ配置の小型格安機と違い、霜取りはしますので、そこは問題ないです。

 冷蔵庫のサイズは、ただし、注意点です。

 本機は、幅55cmクラスですから、奥行を含めて、中型の3ドアとほぼ同じスペースが必要です。

 冷蔵室は 、186Lで、庫内は3段トレイです。

 最上段がチルド室〈9L〉で、最下段は野菜ケース〈23L〉です。

 2ドアでしっかり低温貯蔵ができるチルド付きは「珍しい」です。

 値段的には3ドアも見通せる価格の製品ですから、そちらと比べれば「普通」ではあります。

 2ドアは野菜室が独立しない部分を含めて、このサイズだと3ドアが良いかなとは感じました。

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 冷凍室は、62L〈41L〉です。

 収納量は多いですが、トップフリーザー式は奥まで見にくいので、実収納量を生かし切るには、写真のように、ケースほかの工夫は必要です。

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 本体の天板は、耐熱天板の明記がないです。

 形状的な利点で、2ドアながら(窮屈感なしに)4段トレイを実現できています。

 電気代は、省エネ基準をクリアする水準です。

 問題ありません。

 静音性は、情報がないです。

 本機は恐らく、独立したキッチン専用の開発です。そうした機種(多ドア機)は、騒音値を書かない場合は多いです。

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 以上、パナソニックのR-B253Tの紹介でした。

 トップフリーザー式に使い慣れていて「マスト」という場合以外、あまり候補にできない気がします。

 大きさ的に3ドアとほぼ変わらないですし、冷凍室も実際の収納量としても、使い勝手としても、あまり良くないように思えます。

1-3・三菱電機の冷蔵庫

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 続いて、三菱電機の中型2ドア冷蔵庫です。

 同社のこのクラスの製品は、パナソニック機とわりとスペックは似ているのですが、ドアポケットの収納力が高い点には個性があります。


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 【2024年11月発売】

 4・三菱電機 MR-P17K-H
 4・三菱電機 MR-P17K-W
  ¥52,800 楽天市場 (6/9執筆時)

 【2023年11月発売】

 【通常製品】

 5・三菱電機 MR-P17J
  ¥45,857 楽天市場 (6/9執筆時)

 【エディオン限定】

 6・三菱電機 MR-P17E3J-W MRP17E3JW
  ¥(49,800) 楽天市場 (6/9執筆時)

定格内容積:168L【右開き】
冷蔵室:122L〈98L〉
冷凍室:46L〈33L〉
霜取り機能:あり
運転音:22db
年間電気代:9,548円(308kWh)

 MR-P17Kは、三菱の冷蔵庫です。

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 旧機種が残ります。

 新機種は、カラシ・わさび類の収納用のチューブスタンドが付属になります。

 一方、エディオン限定版は、そちらに加えて、冷凍室最上段用のアルミトレイが「オマケ」です。

 3ドア以上の製品だと割とある工夫です。2ドアでも強運転にして上にアルミホイルなどで補えば(簡単な)急速冷凍はできるかと思います。オマケとしては上質でしょう。 

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 結論的にいえば、基本的には値段で決めてOKですが、エディオン限定が同じほどの値段ならば、優先しても良いかと思います。

 あとは同じなので、以下、同時にみていきます。

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 本体色は、マットチャコールとMマットホワイトから選べます。

 仕様的に、上部は耐熱仕様なので、電子レンジを載せられる仕様です。

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 定格内容積は、168Lです。

 2ドア冷蔵庫としては「中型の小さめ」で、1人用の大きめを考える場合最適です。

 ただ、同じクラスのパナソニック機(180L機)に比べて、同程度のサイズで、合計容量は控えめです。

 サイズは、幅50cmクラスです。

 大きさを含めて、大きめの2ドアの平均値です。

 上方向に138cmですから、背はやや高めです。

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 冷蔵室122Lです。

 内側は、同社は4段トレイと、下段のボトムケースという仕様です。

 パナソニックより1段、棚の数が多いです。

 とはいえ、キャベツなどの大玉は、(上棚の位置が写真より上に移動できないので)本機の場合、最上段に入れざるを得ないです。

 もちろん、棚を1つ取り外すせばいいですが、そうすると、なんとなく損した気分はありますし、わざわざ4段ある本機を選ぶ意味もなくなるでしょう。

 ボトムケースは、フタ付きです。

 低温ケースとして利用できますが、(肉などを長持ちさせられる)チルド室ではないです。

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 ドアポケット側は、小型機の場合、他社より収納力が高いのが「売り」です。

 ただ、170Lクラスだと他社も結構充実するので、明確な利点とは言えなそうです。

 となると、ドア半開きでペットボトルを取り出せる「ヨコ取りポケット」とペットボトルの転倒を防ぐ「ボトルストッパー」の工夫が独自性ですが、さほど訴求力は感じません。

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 冷凍室は、46Lです。

 実収納量は、パナソニックと同等水準です。

 本機も2段式です。自動霜取り機能も付属します。

 デザイン性は、本機も、LED照明・ガラス棚が使われており見やすい点で優れます。

 電気代は、省エネ達成率は超えています。

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 静音性は、22デシベルです。

 パナソニックほどではないですが、静かと言えます。

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 以上、三菱MR-P17Kの紹介でした。

 23年に改変があったため、パナソニックの同級機と比べる場合、収納量ほか、静音性と電気代で、少し負ける状況になりました。

 一方、本機は冷蔵庫の段数自体は4段と多いので小物を棚に多く収納したいならば、本機も良いかと思います。

 ただ、棚間隔は狭くなりますし、「とにかく棚が欲しい」方以外は、パナソニックのほうが良いでしょう。

1-4・シャープの冷蔵庫

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 つづいて、シャープの中型2ドア冷蔵庫です。

 同社は、冷凍室が大きめなのが特長です。

 この点で冷凍食品を多く買う方には、わりと向くメーカーです。


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 【2024年11月発売】

 【通常型番】(白)

 7・シャープ SJ-D18P-W
  ¥57,819 Amazon.co.jp (6/9執筆時)

 【エディオン系限定】(白)

 7・シャープ SJ-18E4-W SJ18E4W
  ¥59,800 楽天市場 (6/9執筆時)

 【Joshin限定】(黒)

 7・シャープ SJ-D18PJ-H
  ¥66,190 楽天市場 (6/9執筆時)

 【2023年11月発売】

 【通常型番】(白)

 8・シャープ SJ-D18K-W
  ¥60,800 楽天市場 (6/9執筆時)

定格内容積:179L【両開き】
冷蔵室:122L〈98L〉
冷凍室:58L〈40L〉
霜取り機能:あり
運転音:23db
年間電気代:8,742円(282kWh)

 SJ-D18Pは、シャープの170Lクラスの2ドア冷蔵庫です。

 旧機種が残ります。

 ただ、今年は、モーターがインバーターになっています。

 それに伴い消費電力量も減っています。価格もすでに変わらないので、新機種を推します。

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 一方、特定電気店向けに特注品があります。

 Joshinは、色が特注(黒)だけで性能は同じです。

 エディオン系限定も、色が特注(フレークマットホワイト)です。

 その上で、通常だと未搭載の「タマゴ仕切り(左図)」が付属です。

 なお、後述の「ナノ低温脱臭触媒」は、通常装備なのでエディオンだけではないです。

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 結論的にいえば、各社の限定モデルはそこまでの差はないので、値段で決めて良いでしょう。

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 デザイン性は、フロントパネルの質感を含めて、(ガラストップ機を除くと)品質は良いです。

 庫内も、白色系のLED照明ですし、他社水準です。

 なお、シャープは、ツメを工具で外すだけで、左開きにもできるため、利き手や、引っ越しが想定される方には、割と便利です。

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 定格内容積は、179Lです。

 2ドア冷蔵庫としては「中型の小さめ」で、他社もラインナップするサイズです。

 先述のように、1人用の大きめを考える場合最適です。

 シャープは伝統的に「冷凍室サイズ」を重視しますが、本機も、冷蔵室と冷凍室の比において、後者を少し大きめにしています。

 サイズは、幅50cmクラスの製品です。

 やや背は高めですが、ライバルとさほど変わらない設置性です。

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 冷蔵室は 、121L〈97L〉です。

 他社水準の容量と言えます。ガラス棚は3段で、ボトムケースが下段に付きます。

 ボトムケースは「野菜ケース」という名前です。したがって、肉などのチルド用途ではなく、低温にはならない仕様です。

 実際、(その部分が小さな)三菱と比べると17Lと2倍ほどのサイズで、東芝と比較しても大きいです。

 低温ケースに野菜を入れた方が鮮度が持つので、料理好きには良いでしょう。

 フタ側は、他社同様に3段で、下段は2Lペットボトル3本収納と他社と横並びです。

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 冷凍室は、58L〈40L〉です。

 先述のように、ここがシャープの特長であり、大きめの「メガフリーザー」です。

 パナソニックの180Lクラスとほぼ同じ収納量ですから。

 自作を含めて、冷凍食品を多く保存する方には良いと思います。

 製氷皿の下に、貯氷ケースが用意されているのも結構気が利いてます。

 もちろん、製氷室と分離された2段収納タイプです。

 本体の天板は、オーブン対応の耐熱仕様です。

 電気代は、年間で9,610円ですので、他社と同等の水準です。

 以前のモデルはあまり良くなかったのですが、改善しました。

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 静音性は、23dBですので、水準として静かと言えます。

 清潔面では、消臭部分でナノ低脱臭触媒が採用されています。

 キムコなどは別に必要ですが、あって良い装備です。

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 以上、シャープのSJ-D18Kの紹介でした。

 シャープの場合も、はじめに挙げたパナソニックの180Lの新型がでたことで、比べると、収納量の部分で多少分が悪い部分が目立ちはじめました。

 とはいえ、引き続き冷凍室は、パナソニック並に広めです。また、下段が野菜ケースの仕様で、かつ、大きめですのでそこにポイントを置きたい方が、値段を比べて十分安かったならば、選択肢にできるでしょう。

 電気代・静音性も、このクラスの平均水準はあります。


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 【2024年12月発売】

 9・ シャープ SJ-BD23P-W
   ¥65,780 楽天市場 (6/9執筆時)

 【2023年12月発売】

 10・ シャープ SJ-BD23M-W
  ¥69,120 Amazon.co.jp (6/9執筆時)

定格内容積:230L【右開き】
冷蔵室容量 :143L〈117L〉
冷凍室容量 :87L〈67L〉
霜取り機能 :あり
運転音:23dB
年間電気代:9,021円(291kWh)

 SJ-BD23Pは、シャープの230Lクラスの冷蔵庫です。

 本機も新旧ありますが、性能は変わりません。値段で決めてOKです。

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 デザイン面は、ガラストップではないですが、外観は割と良いです。

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 定格内容積は、230Lです。

 先ほどの機種より、一回り大きな製品です。日立やパナソニックで、250Lを越えるモデルを見ました。

 それよりは小さいのですが、今まで小型を使っていた方ならば「十分な量」と感じる人は多いでしょう。

 サイズは、ただ、設置幅として、55cmクラスです。

 より便利と言える3ドアと設置性があまり変わりません

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 冷蔵室の脱臭は、ナノ低温脱臭触媒の工夫があります。

 同社ではお馴染みのプラズマクラスターも搭載です。

 ただし、プラズマクラスターは冷気除菌はしますが、食材を含む庫内の付着菌の除菌までは(5ドア以上の上位機と違って)対応しません。

 なお、ドアの開閉があった場合、強めに吹き付ける工夫(プラズマクラスター見守り運転)もあります。

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 冷蔵室は 、143L〈117L〉です。

 背がさほど高くない冷蔵庫なので、4段ではなく、3段トレイです。

 下段は野菜ケース〈18L〉です。

 十分な量ですが、小物用ケースや低温ケースはないです。

 野菜室自体も(同じ設置性の)3ドア機と比べると、調湿などの機能はシャープの場合もないです。

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 冷凍室は、87L〈67L〉です。

 ここは少しポイントで、200L以上250L以下の冷蔵庫としては、実収納量が多めです。

 ただし、ユーロ式ですので、開けてから探す手間があります。また、扉を開けてからケースをさらに引き出す手間もあります。

 この部分を不便に感じないならば、良いかと思います。

 本体の天板は、耐熱仕様ではないです。

 電気代は、年間で9,021円です。

 結構安めですが、ボトムフリーザーのユーロ式の場合、電気代が少し安い傾向です。

 静音性は、23dBです。

 静かな方でしょう。

--

 以上、シャープのSJ-BD23Pの紹介でした。 

 250L以上で背が180cm以上ある機種を除けば、収納力が高い機種と言って良いです。

 小型冷蔵庫からの買い換えのかたは、収納力に驚くレベルでもあるかと思います。

 ただ、先述のように、幅55cmの冷蔵庫が置ける場合、3ドアも選択肢にでき、そちらのが高性能です。また、ユーロ式の冷凍庫が、自分にとって「本当に便利か」は、よく「脳内シミュレーション」してから買ってください。


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 【280L】

 【2024年12月発売】

 11・ シャープ SJ-PD28P-W
 11・ シャープ SJ-PD28P-T
   ¥96,880 楽天市場 (6/9執筆時)

 【2023年12月発売】

 12・ シャープ SJ-PD28K-W
 12・ シャープ SJ-PD28K-T
   ¥90,780 楽天市場 (6/9執筆時)

定格内容積:280L【右開き】
冷蔵室容量 :155L〈120L〉
冷凍室容量 :120L〈84L〉
霜取り機能 :あり
運転音:23dB
年間電気代:10,323円(333kWh)

 【310L】

 【2023年12月発売】(310L)

 13・ シャープ SJ-PD31K-W
 13・ シャープ SJ-PD31K-B
  ¥103,980 楽天市場 (6/9執筆時)

定格内容積:310L【右開き】
冷蔵室容量 :185L〈145L〉
冷凍室容量 :125L〈84L〉
霜取り機能 :あり
運転音:23dB
年間電気代:10,416円(336kWh)

 SJ-PDラインは、シャープの大きめの2ドアです。

 こちらは、280Lもでるは新旧ありますが、.基本仕様は同じです。値段で決めてOKです。

 310Lは、23年で(恐らく)廃版です。後継機は317Lの3ドアになったので、3ドアの記事のほうでみています。

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 デザイン面は、本機もガラストップではなく、普通の鋼板ドアです。

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 定格内容積は、280Lモデル(左図)と310Lモデル(右図)があります。

 両機とも、3ドア機と変わらない実収容力です。 2ドア冷蔵庫としては「中型の超大きめ」です。世帯用とも言えます。

 大きい方は、冷蔵庫部分の容量差です。

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 サイズは、280Lモデル(上図)でも、幅55cmクラスです。奥行もあります。

 必要な余白を含めると、本機の場合も、3ドアと必要な面積は変わりません

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 310Lモデル(上図〉は、10cm背が高くなる程度で、設置面積は同じです。

 値段差もありますが、冷蔵室の広さを考えると、本機の場合、大きい方が「お得」に思えます。冷蔵庫の場合、上に大きい分には、邪魔にならないので。

 天板は、耐熱天板ではないですし、上にものを置く仕様ではないですから。

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 冷蔵室は、しかし、工夫があります。

 内部に、お肉や魚の保存に便利な10Lの「チルド室」があるほか、19Lの「抗菌加工シャキット野菜室」があるからです。

 脱臭は、本機も、(除菌という表現ですが)プラズマクラスター対応です。

 ナノ低温脱臭触媒もあります。

 野菜室は、高湿度シールド構造で、保湿面での工夫がある上位仕様です。

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 冷凍庫は、開き扉で、ケース収納の「ユーロ仕様」になります。

 このタイプは、収納量が稼げるため、120Lと大容量です。

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 一方、冷凍室の一段目は「おいそぎ冷凍室」という、ドリップを抑えつつ解凍できる「特別室」です。ホームフリージングに便利です。

 自動製氷こそないですが、プラズマクラスターを利用した除臭機能を装備する豪華仕様で、機能性の面で、10万円前後の「3ドア機並」の水準にあります。

 電気代は、他機よりも多少高めです。

 ただ、本機は収納容量が多いため、省エネ基準はしっかり達成しています。

 静音性は、本機も23dBです。

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 以上、シャープのSJ-PDラインの紹介でした。

 チルド・急速冷凍・野菜室の鮮度維持という、3ドア級の「上位装備」がある製品です。自動製氷こそないですがそれ以外は備えます。

 こうした多機能からすると、本機は、「ドアだけ2つで、実際は3ドア相当の冷蔵庫」と言えます。

 同じほどの容量の3ドアに比べると、野菜室(置き場)が圧倒的に狭いかわりに、(ユーロ使用ながら)冷凍庫を充実させています。

 個人的には、相当バランスの悪い構成と思いますが、ほぼ(野菜を使った)料理をしないが、大きな冷蔵室と大きな冷凍室が欲しい!という方には向くかもしれません。

1-5・ハイアールの冷蔵庫

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 続いて、中国のハイアールの中型2ドア冷蔵庫です。

 グローバル規模の白物家電メーカーで、日本のデンキヤにも並びます。

 シャープにもありましたが、ユーロ仕様の、開き戸タイプの冷凍庫の製品を展開します。


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 【2023年7月発売】

 【通常型番】

 14・ハイアール JR-NF173D-W
  ¥53,130 楽天市場 (6/9執筆時)

 【特定店用型番】(URBAN CAFE SERIES)

 15・ハイアール JR-XP2NF173F-XK
  ¥51,800 楽天市場 (6/9執筆時)

定格内容積:173L【右開き】
冷蔵室:119L〈96L〉
冷凍室:54L〈37L〉
霜取り機能:あり
運転音: 25db
年間電気代:7,688円(248kWh)

 JR-NF173Dは、ハイアールの173リットルサイズの大きめの2ドア冷蔵庫です。

 流通ルートの違いでグレーのモデルがありますが、性能は同じです。

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 デザイン性は、本機も普通のドアです。

 ただ、シャープのようにシンプルで、悪くない外観です。

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 定格内容積は、173Lです。

 2ドア冷蔵庫としては「中型の小さめ」です。何度も書いているように、1人用の大きめを考える場合最適です。

  170Lサイズを展開する他社機と比べて、冷凍・冷蔵室も遜色のない広さです。

 ただ、後述するように、冷凍室がユーロ式なので、その部分は注意してください。  

 冷蔵庫のサイズは、他社の180L前後の製品と同じ、幅50cmクラスです。

 ただ、140cmと少し背は高いですので、上にレンジを置きたい場合は、自分の背の高さとの「相談」になります。

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 冷蔵室は 、119L〈96L〉です。

 ポケット側の収納性は、下段にペットボトルを3本収納できる仕様で広めです。

 ただ、ポケット上段部については、卵専用と言って良い幅ですので、あまり使わない方は注意です。

 内側は、ガラス棚3段と、下部のボトムケースです。

 ケースはふたがないので、普通に庫内と同じ温度で、単なるケースです。

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 冷凍室は、54Lです。

 このサイズとしては大きいです。

 収納は、「ユーロスタイル」の冷凍三段収納で収納量は多めです。

 ただし、開き戸であり、引き出しタイプではないです。

 のぞき込んで材料を確認する動作に慣れている方は、不向きかもしれません。

 霜取り機能は付属します。

 デザイン性は、ユーロ圏でも売られているモデルと言うことで、シンプルですが、好感の持てるデザインです。

 内装もガラストレイを採用し、白色度の強いLED庫内灯が付属するので、綺麗です。

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 本体の天板は、背の高い機種ですが、こちらも耐熱仕様です。

 電気代は、注目点です。

 先述のように、ユーロ型(開き戸)は、実容量が稼げるので、容量比での省エネ達成率はかなり良いです。

 本機の場合、それを加味しても相当「節電」といえ、年間7,688円と、目に見えて電気代が安いです。省エネ達成率も、100%を大きく超えて125%です。

 静音性は、25デシベルです。

 パナソニックには及ばないですが、静音です。

---

 以上、ハイアールのJR-NF173Dの紹介でした。

 170L前後の中型2ドア機では、電気代の点で最も優れます

 コスパも、デザインも良いと思います。

 ユーロ仕様でボトムフリーザーがドア式の点は、「引き出し型」に使い慣れている場合は、注意しましょう。

 慣れれば問題ないのですが、開ける際、屈んで確認するのは面倒くさいという方は多いかもしれません。


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 【2023年6月発売】

 16・ハイアール JR-M20A
  ¥53,800 楽天市場 (6/9執筆時)

定格内容積:201L【右開き】
冷蔵室容量 :129L〈104L〉
冷凍室容量 :72L〈48L〉
霜取り機能 :あり
年間電気代:9,424円(304kWh)

  JR-NF218B は、ハイアールの200Lクラスの2ドア冷蔵庫です。

 天井面が耐熱天板で、電子レンジが置けるモデルとしては、相当な収納力のモデルです。

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 本体色は、JR-M20AN(ゴールド)とJR-M20A-W(ホワイト)から選べます。

 ゴールド塗装は珍しいですが、格好良いです。

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 定格内容積は、201Lです。

 冷凍室がとくに広めの構成で、2人暮らしほどに向いたサイズです。

 サイズは、幅52.5×奥行57.8×高さ156cmです。

 やや幅広で、奥行もそれなりですが、収納量比では悪くないです。

 幅がとくに広めに必要で、3ドアタイプと同じほどです。

 ただし、高さは背の低めの方で電子レンジを置く場合、すこし気にする必要はあります。

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 冷蔵室は 、129L〈104L〉です。

 3段と(棚がふた代わりの)クリアトレイという構成です。

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 ただフタ側の収納は、下位機と同じく2段です。

 3段にならないのは、下位機より野菜ケース(クリアケース)を手前まで大きくしているためです。

 冷凍室は、72L〈48L〉です。

 「ユーロ式」の開き戸ですので、収納力は多いタイプです。

 段数も3段で、小型の専用冷凍庫並の収容力です。

 冷凍を重視したい方に向きます。

 しっかり、霜取り機能は付属します。

 ユーロ仕様でも、専用の製氷皿(アイスボックス)もあるので、この部分では安心です。

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 本体の天板は、背の高い機種ですが、こちらも耐熱仕様です(30kgまで)。

 電気代は、9,424円です。

 省エネ達成率は、新基準でも105%ですし、やはりユーロ型だと省エネです。

 静音性は、25デシベルと、三菱には及ばないですが、静音です。

--

 以上、ハイアールのJR-M20Aの紹介でした。

 冷蔵室も広めですが、冷凍庫が特に広いため、この部分を重視するならば良い選択肢です。

 ただし、156cmと背丈はややあるため、電子レンジを直起きする予定の方は、ご自分の背の高さを考慮した方が良いでしょう。

ーーー

 なお、ハイアールは、ユーロ型の冷蔵庫を他にもいくつか出します。

 順番にみておきます。

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 【2025年発売】

 【左開き:黒】JR-M28AL(S)

 17・ハイアール JR-M28AL-S
  ¥69,800 楽天市場 (6/9執筆時)

 【右開き:黒】JR-M28AR(S)

 17・ハイアール JR-M28AR-S
  ¥69,800 楽天市場 (6/9執筆時)

定格内容積:279L【右開き】
冷蔵室容量 :197L〈161L〉
冷凍室容量 :82L〈56L〉
霜取り機能 :あり
運転音: 25db
年間電気代:280Wh (8,680円)  

 【左開き:白】JR-M36A(W)

 18・ハイアール JR-M36A-W
  ¥89,800 楽天市場 (6/9執筆時)

定格内容積:355L【右開き】
冷蔵室容量 :197L〈161L〉
冷凍室容量 :82L〈56L〉
霜取り機能 :あり
運転音: 25db
年間電気代:280Wh (8,680円)

 第1に、JR-27B(S)などです。

 庫内容量は、279Lです。

 2ドアとしては、相当大きめといえる中型の2ドアです。

 こちらは、右開きと左開きのモデルが選べます。

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 冷凍庫は、本機もユーロ仕様の開き戸タイプで、下にあるボトムフリーザー式です。

 幅広で、また、かなり背が高いですが、やはり本機も、上部が耐熱天板で、30kgまでのオーブンレンジが置けます。

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 冷凍室の最下段は、チルド室(フレッシュルーム)です。

 ケース自体も割と深めですが、野菜室として使いたい方のためでしょう。

 ただ、チルドにしても、野菜室にしても、5ドア機のような上位の工夫には欠けます。

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 JR-M36Aも、ユーロ開きですが、さらに庫内が広い355Lです。

 冷蔵室の庫内は、ケースの上で広めの4段で、2ドアでは、相当広めです。

 こちらも、冷蔵室の下段はチルドです。その上で、冷蔵室の庫内の面照明など、高級感を演出する工夫があります。

---

 結論的にいえば、収納量の部分では見どころがあります。

 ただ、両機とも、野菜室とチルドが切替である部分を含めて、材料から料理をする家庭向けと言うより、(ふだんは)冷凍と買った総菜中心だが、「毎日自宅で食事」という方向けに思います。

 この仕様だと、やはり野菜を常備したいご家庭には使いにくいと思います。繰り返しになりますが、本機に限らず、250Lを超えるクラスの場合、(素直に)3ドアを選ぶのが正解だと、個人的には思います。

ーーー

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 【2023年発売】(一部24年/25年)

 【右開き】(白・ベージュ・緑)

 19・ハイアール freemo JR-SX21A-W
 19・ハイアール freemo JR-SX21A-C
 19・ハイアール freemo JR-SX21T-WG
  ¥64,666 楽天市場 (6/9執筆時)

 【左開き】(白・グレー)

 20・ハイアール freemo JR-SX21BL-WG
 20・ハイアール freemo JR-SX21BL-H
  ¥69,800 楽天市場 (6/9執筆時)

定格内容積:208L【右開き】
冷蔵室容量 :134L〈110L〉
冷凍室容量 :74L〈60L〉
霜取り機能 :あり
運転音: 25db
年間電気代:247Wh (7,657円)  

 第3に、 freemo JR-SX21Aです。

 右開きと左開きの展開があります。

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 デッドスペースを活かせる、ひょろ長いタイプの冷蔵庫です。

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 壁側の廃熱スペースは4mmで良いので、実質46cmで200Lクラスが置けるというコンセプトの製品です。背の高さは、170cmですので6ドアの高級機と同じほどです。

 冷蔵室も、134Lと以外と広めなので、大きなご自宅の「セカンド冷蔵庫」などで需要が見込めそうです。

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 ハイアール フリーモ用 着せ替えマグネットカバー
  ¥6,980 楽天市場 (6/9執筆時)

 また、デコレーションできる専用のマグネットカバーも各種展開するので、この部分も面白いです。

次回に続く
冷蔵庫のおすすめは結論的にこの機種!

 というわけで、今回は、中型の2ドア冷蔵庫の比較の1回目記事でした。

 しかし、記事はまだまだ「続き」ます。

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2・中型2ドア冷蔵庫の比較 (2)
 2-1:ハイアール〈続き〉
 2-2:アクア
 2-3:アイリスオーヤマ
 2-4:東芝
 2-5;ハイセンス
 2-6:MAXZEN
 2-7:ツインバード工業
3・最新の冷蔵庫庫の選び方
 =最終的なおすすめの提案【結論】

 続く、2回目記事こちら)では、ハイアールの上位機を見たあと、ここまで紹介できなかった各社の製品をみていきます。

対応できる人数 1-2人向け
電気代の安さ  ★★★★★
冷蔵庫の広さ  ★★★★★
冷凍庫の広さ  ★★★★★
製氷機の性能  ★★★★★
チルド室の性能 ★★★★★
本体の高級感  ★★★★★
静音性     ★★★★★
総合評価    ★★★★★

 その上で、最終回の記事(こちら)に入ります。

 「結論編」として、ここまで紹介してきた全ての冷蔵庫から、予算別にAtlasのおすすめ機種!を提案していきます。

 引き続き、よろしくお願いします。

 2回目記事は→こちら

posted by Atlas at 20:24 | 生活家電

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