1回目記事からの続きです→こちら
2-1・BOSEのAlexa対応スピーカー
2回目記事のトップバッターは、BOSEのAlexa搭載スピーカーです。
1・Amazon Alexa端末の比較 (1)
1-1:選び方の基本の紹介【導入】
1-2:Amazon Echo
2・Amazon Alexa端末の比較 (2)
2-1:BOSE
2-2:SONOS
2-3:Bowers & Wilkins
2-4;他の企業
2-5:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で書いた「選び方の基本」に基づきながら、各機を比較していきます。
ーーー
以下の記事では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【液晶あり】
21・Bose Home Speaker 500
22・Bose Home Speaker 500
¥51,700 Amazon.co.jp (9/24執筆時)
スピーカー:ステレオ(高機能)
ユニット:フルレンジ
ユニット口径:
再生周波数帯域:
サイズ:幅170×奥行110×高さ204mm
Bose Home Speaker 500は、アメリカのBOSEが販売するアレクサ対応端末です。
同社は、アメリカ東海岸の高級オーディオメーカーの「草分け」で、日本にもコアなファンが多いブランドです。
本体サイズは、幅170×奥行110×高さ204mmです。
Amazon Echo Studioとほぼ同じですが、奥行は、本機のがコンパクトです。
設置性は良いでしょう。
動画視聴は、非対応です。
本機は、小さなカラー液晶を装備します。これは、時計表示ほか、定額聴き放題サービスなどの、楽曲情報を表示するためのものです。
スピーカーの音質は、仕組み的に言えば、多くの部分で「不明」です。
同社は極端の「秘密主義」なので、スペックの多くは非開示だからです。
ドライバーは、左右逆向きに「2組」配置され、同社の従来機にはない「斬新さ」が見られます。
部屋の、壁の跳ね返り音を利用する形で、サラウンド感を出す仕組みでしょう。
一方、無指向性なAmazonの360度全方位スピーカーとは、発想が異なると言えます。
上欄で「ステレオ」と便宜的に表記はしましたが、左右の音を発信するシステムなので、別の言い回しが適当かもしれません。
実際に試聴した印象は、BOSEの特長であるずっしりとした低音域の重層感があります。
おそらく、内部でなにかしらの増幅装置があると思います。
小音量の再生も、良好です。
BOSEは小音量再生でも、低音のバランスを崩さない作りには自信がある会社です。
その傾向はこの機種にも当てはまります。
逆に大音量時でも、Alexaの反応も良い印象です。
これは、集音マイクを全周に回してある効果でしょう。
スマホやPCの楽曲の再生もBluetoothに対応します。
コーデックはSBC規格のみです。
ただ、BOSEは圧縮音源を独自に解析して自社の音にする会社なので、この部分は見過ごして良いと言えます。
また、本機については、手持ちの音源については、Wi-Fiでの音楽再生もできるため、問題ないでしょう。
AppleのAirPlay 2にも対応します。
手持ちの音源再生にWi-Fiが利用できる部分は、非対応なAmazon Echo系より良い部分です。
初期設定は、Amazonのサービスに関わる部分は、Echoと同じアプリを利用します。
ただ、音響設定などについては、Bose Musicというアプリを用います。
iOS Android双方に用意されます。
ミュージックサーバー機能は、純正のAmazon Echoと同等に対応します。
先述の空間オーディオ以外は、全対応と言えます。
そのほか、家電操作や外部アプリは、Amazon Echoと同じアプリで設定できます。
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以上、Bose Home Speaker 500の紹介でした。
高級オーディオメーカーのAlexa対応スピーカーの参入は嬉しいところでしょう。
価格は高いですが、大音量でも小音量でもバランスがしっかりとした低音域は、さすがに作り込んだ印象を持ちました。
ある程度スピーカーに予算を投じられる方には、この機種がオススメです。
ーーー
なお、ボーズは、TVの下に設置するタイプのスピーカーにもAlexa搭載機を2タイプラインナップしています。
これについては【サウンドバーの比較記事】のほうで別に紹介しています。価格は、7万円台〜です。
【2020年発売】
23・Bose Portable Smart Speaker
¥42,122 Amazon.co.jp (9/24執筆時)
スピーカー:360度全方位
ユニット:フルレンジ
ユニット口径:
再生周波数帯域:
サイズ:幅119×奥行104×高さ191.5mm
Bose Portable Smart Speaker も、アメリカのBOSEが販売するアレクサ対応端末です。
本体サイズは、幅119×奥行104×高さ191.5mmです。
相当小型ですので、持ち運んで利用できるほどです。
実際本、IPx4等級の防塵防滴性があるほか、12時間分のバッテリーを内蔵するので、屋外利用も可能です。
重さも、1kg程度です。
充電は、付属の小型クレードルを利用します。
スピーカーの音質は、本機は、360度全方位スピーカーです。
その上で、パッシブラジエーターを周囲に3機置く構造で、低音域を強化しています。
実際に試聴した印象は、サイズ感からすると、豊かな低音域が強調できるという印象です。
同社は、小型ユニットでパワフルなサウンドを実現する技術には定評があります。
小音量の再生も、無難に、こなします。
アレクサの発声も、純正よりハスキーな感じですが、聞き取りに問題ないです。
スマホやPCの楽曲の再生は、上位機と同様の仕様で、Bluetooth・Wi-Fiに対応します。
そのほかは、上位機の仕様に準じます。
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以上、Bose Portable Smart Speakerの 紹介でした。
バッテリー式のAlexa対応機は少ないため、貴重な製品です。
その上で音質も良いです。水没しない限り利用できるので、お風呂でも利用したいという目的には適うでしょう。
一方、バッテリーは最大音量で12時間と十分ですが、屋外でAmazon Musicを利用するにはWi-Fiが必要です。Wi-Fi電力を食うので、そこまで長くは保たないかもしれません。
2-2・SONOSのAlexa対応スピーカー
続いて、アメリカのSONOSです。
BOSEを除けば、対応機のラインアップが豊富なメーカーです。
とくに、同社の場合、定額音楽サービスを複数契約している「ヘビーユーザー」に向く仕様のスマートスピーカーを出しています。
【2019年発売】(後継機あり)
【Sonos One (Gen2) 】
24・SONOS ONE ONEG2JP1BLK
25・SONOS ONE ONEG2JP1
¥28,909 Amazon.co.jp (9/24執筆時)
スピーカー:モノラル(サラウンド)
ユニット:2ウェイ式
ユニット口径:
再生周波数帯域:
サイズ:直径119.7×高さ161.5mm
SONOS ONE は、アメリカの新興オーディオメーカーのソノスが販売する「ちょっと面白い」Alexa搭載スピーカーです。
2019年に「第2世代」になり、低消費電力のBluetooth LEの搭載と、内蔵メモリーが増えました。また、2023年に本機の後継機(SONOS Era 100)もでました。こちらは後ほど紹介します。
本体サイズは、直径119.7×高さ161.5mmです。
本機も十分小型で、どこにでも置けそうです。
なお、重さは1850gあり、防水性もないため、持ちはこびは想定していない製品です。
スピーカーユニットの構成は、高音域を担当するトゥイーターと、中・低音域を担当するウーファーがそれぞれ1機という構成です。
サイズは非開示です。
円形ですが、ユニット自体は正面方向に音が出る構造なので、指向性はあります。
この点で、360度スピーカーではないと言えます。
ただ、この機種は、Echoのように、2台のマルチペアリングに対応です。
2台用意することを前提とすれば、ステレオサウンド環境が構築しやすい機種なので、「ステレオ」を構築したい場合には有利です。
チューニングについては、iOS系の対応機のみですが、スマホマイクを利用した設置環境に応じた設定(TruePlay)に対応です。
実際に試聴した印象は、サイズ感からすると、低音域が充実しています。
ただ単機で使う場合、ややサラウンド感に欠けたので、音質的にはやはり2台購入が前提となるかもしれません。
小音量の再生は、ユニットが小さいこともあり、問題ないでしょう。
スマホやPCの楽曲の再生は、Bluetoothではなく、Wi-Fiでつなげる形式です。
AirPlay2対応ですから、iPhone・Macからは音質の劣化なしに、しかも手軽に音楽が転送できます。
Sonosコントローラ
¥0 Apple App Store (9/24執筆時)
Sonosコントローラ
¥0 Google Play (9/24執筆時)
初期設定は、こちらは、上記の純正アプリが用意されます。
このアプリが、ある意味この機種の人気の「秘密」です。
Apple Music・Spotify・Amazon Music・TunesInを含む50を越えるストリーム配信を登録でき、複数ログインしたまま、好きな楽曲を探して、プレイリストが作成できるからです。
音楽配信サービスは、選んだ音声AI(Amazon/Google)の仕様に合わされます。
Amazon Alexaを利用する場合に限ってですが、Sonos Voice Controlが併用可能です。「Hey Sonos」を起動コマンドとして、【こちらのリストにあるコマンド】が入ります(日本語対応)。
先述のように、本機は「アプリが便利」なので、それを制御できないと「面白くない」ため、これを用意しています。AIの「賢さと耳」自体は、純正AIに及びませんが、用途限定ですし、良いかと思います。
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以上、SONOS ONEの紹介でした。
アプリの出来が良いので、多くの音楽配信サービスを利用している人は、向く機種でしょう。
音質的な部分で言えば、「2台でステレオサウンド」環境を構築し、正面方向に試聴する場合は、割と音質は期待できそうです。
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【2023年発売】
29・Sonos Era 100 E10G1JP1BLK
29・Sonos Era 100 E10G1JP1
¥36,543 Amazon.co.jp (9/24執筆時)
スピーカー:ステレオ
ユニット:3スピーカー
ユニット口径:
再生周波数帯域:
サイズ:幅182×奥行130.5×高さ182.5mm
なお、本機の後継機としてSonos Era 100が登場しました。
サイズは、幅182×奥行130.5×高さ182.5mmです。
すこし大きくなりましたが、十分小型です。、
音質面では、ユニット構成が変更です。
サイズ不明ながら、2基のトゥイーターと1基のウーファーを装備します。
単機でステレオ化した部分と、ウーファーが旧機より25%大きくなった部分で、実質的に、音質は向上したと言えます。
ペアリングもできるので、2台で使えば「より本格的」にもできます。
処理面は、CPUが47%の性能向上です(アーム系 4コア・1.5GHz)。機械学習用のニューラルエンジンも加わりました。
この部分ほかで、定額音楽サービスを含めた、同社のアプリ連携面で「新世代」になったとも言えます。
あとは、Bluetooth5.0とライン入力に対応した点と(Alexa系は関係ないですが)Google Assistantをフォローしない点がONEとの違いです。
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結論的にいえば、小型ユニットで考える場合、SONOS ONEより音質は確実に良いと言えます。
価格差もあるため、難しい部分はありますが、アプリ利用が「肝」というSONOSの特性もありますし、今買うならば、CPU部分も強化された本機の方がだいぶ良いように思います。
【2023年発売】
30・Sonos Era 300 E30G1JP1BLK
30・Sonos Era 300 E30G1JP1
¥63,455 Amazon.co.jp (9/24執筆時)
スピーカー:3.0.2ch
ユニット:6スピーカー
ユニット口径:
再生周波数帯域:
サイズ:幅260×奥行160×高さ185mm
Sonos Era 300 は、2023年に登場したSONOSの完全新作のAIスピーカーです。
後述するように、立体音響(空間オーディオ)のドルビーアトモス対応機です。
本体サイズは、幅120×奥行160×高さ185mmです。
幅方面に存在感があります。本機は設置方向性があるので、基本は壁際がよいです。
スピーカーユニットの構成は、トゥイーター4基と、ウーファーが2基という構成です。
配置は、センターにトゥイーターが1基、両サイドにウーファーとトゥイーターが1基ずつ、上方向に向けてトゥイーターが1基です。
上向きのハイトスピーカーがあるので、ドルビーアトモス(空間オーディオ)に「リアルで対応」になります。
先述のように、Amazon系でこの規格に公式対応していたのはAmazon Echo Studioだけなので、サードパーティでは「本機が初」となります。
本機は、「Dolby Atmos Music」対応なので、Amazon Musicの空間オーディオ(3Dミュージック)と、Apple Musicの対応音源に公式対応です。
なお、本機もペアリング対応です。
単機の場合、上向きのハイトスピーカーは1基なので、実質的に3.0.1のような構成です。ドルビーデータは左右の区別もあるので、3.0.2chのリアル化する場合、ペアリングすれば可能とも言えます。
ただ、ここまで複雑なシステムだと、適切な説明といえるかは微妙です。単機でも「立体音響」は実現できるでしょう。2基だと「よりリアル」という話としてきいてください。
実際に試聴した印象は、まだ未試聴です。
機会があれば、試したいと思います。なお、配置は、360度ではないので基本的に、壁面配置になります。
小音量の再生は、AI音声の聞きとりを含めて、多少調査が必要かなと思います。
これも、できれば補記します。
スマホやPCの楽曲の再生は、下位機と仕組みは同じです。
あえて言えば、音声AIが、Amazon AlexaとSonos Voice Controlのコンビのみで、Google系がなくなったのが違いです。今回の記事の趣旨では問題にならないかと思います。
Wi-Fiほか、Bluetoothも対応です。
【2020年発売】【各色】
33・Sonos Sonos Arc SS1FSJP1BLK
33・Sonos Sonos Arc SS1FSJP1
¥117,5182 Amazon.co.jp (9/24執筆時)
一方、ペアリングについて言えば、本機は、、Sonos Airkや、少し安めの第2世代のSonos Beamに対して、ワイヤレスリアスピーカーとして機能させることができます。
いずれの機種も【サウンドバーの比較記事】で詳しく書いています。
そちらは、3chなので、立体方向だけでなく、水平方向にもリアルサラウンドで5.0.2chを実現できることになります。総費用としては、20万位からですが、興味のある方は、そちらもご覧ください。
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以上、Sonos Era 300の紹介でした。
単機でも面白いですが、ペア、あるいは、シアターとして使う場合、真の力が発揮されるタイプに思います。全部のユニットに、(AIシステムはともかく)強力なCPUがある構成は、消費電力をふくめ贅沢な気もしますが、逆に言えば、ワイヤレス転送の問題は生じにくいとも言えそうです。
音響専門メーカーで、Alexaネイティブで、空間オーディオ対応の機種はEcho Studioしかない点で、上級者のニーズに適うでしょう。
なお、リアでシアターを組む場合の比較対象は【シアターシステムの比較記事】で書いたソニーのWi-Fiシステムでしょう。いずれにしても、システムとして試聴できそうならば、その部分を含めて加筆したいかと思います。
【2023年発売予定】(加筆予定)
28・SONOS MOVE2
¥----- Amazon.co.jp (9/24執筆時)
【2019年発売】
31・SONOS MOVE MOVE1JP1BLK
31・SONOS MOVE MOVE1JP1
¥39,442 Amazon.co.jp (9/24執筆時)
スピーカー:ステレオ(サラウンド)
ユニット:2ウェイ式
ユニット口径:
再生周波数帯域:
サイズ:約240×160×126mm
SONOS MOVE 2も、SONOSが販売する製品です。
2023年に新機種になる予定です。
詳しくは発売後に書きますが、先述のeraと同等のUIに更新しています。
スピーカーユニットの構成も、1つトゥイーターが増えていて、変更(1ウーファー・2トゥイーター)になりました。
旧機と異なり、しっかり「ステレオサラウンド」と明記されてもいます。
本機も小型端末ですが、バッテリー内蔵型です。
単独で24時間の再生に対応します(旧機は11時間)。
また、耐候性の表明があるため、野外でも利用できる仕様です。
この点で、先ほど紹介したBose Portable Home Speakerのライバルでしょう。
本体の重さは、ただ、3kgあるので、頑張ってもっていく感じではあります。
スマホやPCの楽曲の再生は、本機も、Wi-Fi以外に、Bluetoothにも対応です。
その他の部分は、アプリやAIを含めて、先ほどの機種と同等です。
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以上、SONOS MOVE 2の紹介でした。
ライバルといえるBOSE機より、バッテリー持続時間が長い部分が見どころでしょう。
その上で、Sonosコントローラの部分に魅力はありますので、ポータブル利用では新機種は有力な候補とできそうです。
【2021年発売】
32・ Sonos Sonos Roam ROAM1JP1
32・ Sonos Sonos Roam ROAM1JP1BLK
¥23,445 Amazon.co.jp (9/24執筆時)
スピーカー:モノラル(サラウンド)
ユニット:2ウェイ式
ユニット口径:
再生周波数帯域:
サイズ:約240×160×126mm
SONOS Roamも、SONOSが販売する製品です。
こちらは、完全にポータブル前提の設計で、重さも430gです。
【Bluetoothスピーカーの比較記事】で(スマートスピーカーではない)小型機を色々見ましたが、それらと比べても、だいぶ軽量です。
なお、2台買ってペアリングして、ステレオ構成で使う提案もありますが、自宅で使うにはパワフルではないので、価格的にやや「もったいない」使い方でしょう。
やはり、持ち運びたい方向けです。
防水等級は、IP67です。
ビーチなどでも使える水準です。
Wireless Charger RMWCHJP1
¥6,097 Amazon.co.jp (9/24執筆時)
バッテリーは、本機は搭載です。
最長10時間とのスペックです。
ただ、Wi-Fiは電力をかなり食うため、おそらく、Bluetoothでの再生時間の数字だと思います。
充電器は別売ですが、ワイヤレスQi充電に対応します。
5V・2.1A(10.2W)給電なので、通常の充電より時間はかかりますが、それでも、4-5時間で満量にはなります。
一方、ワイヤードでの充電は、USB-C端子経由の15W給電です。
そのため【USBモバイルバッテリーの比較記事】で書いた製品で、この出力が可能なモデルならば、1時間で半量程度まではバッテリーを回復できます。
スピーカーユニットの構成は、やはり1方向に向かうウーファーとトゥイーターという構成です。
ユニットサイズは公開されませんが、サイズ感からあまり大きくないと思います。
スマホやPCの楽曲の再生は、本機も、Wi-Fi以外に、Bluetoothにも対応です。
音楽配信サービスは、本機も対応です。
先述のように、Amazon Alexaを利用する場合に限って、Sonos Voice Controlが併用可能です。「Hey Sonos」を起動コマンドとして、【こちらのリストにあるコマンド】が入ります(日本語対応)。
本機は「アプリが便利」なのが売りなので、実際、こちらのAIを多用する方は多いように思います。
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以上、SONOS Roam紹介でした。
Alexa搭載の音声スピーカーで、ここまで小型で外に持ち出せる機種はこれまでなかったと思います。ニッチですが、その部分でユニークです。
注意点としては、バッテリー量の問題から、コンセントなしで、直接Wi-Fiストリーミングする使い方をメーカーが想定していない点です。
SONOS自体も「自宅ではWiFi、外ではBluetooth」と宣伝しています。
自宅でだけ聴くならば、SONOSの製品を選ぶにしても他機のほうが音質(音圧は)確実に優れます。
加えて、外出先などでWi-Fiを(実際)使えないならば、 【Bluetoothスピーカーの比較記事】で紹介したような、AI非搭載の(安めの)小型スピーカーを買うのと利便性はあまり変わらないとも思えます。
いずれにしても、何に使いたいのかは、事前によく考えて選ぶべきで、やや難易度の高めの機種です。
2-3・B&WのAlexa対応スピーカー
続いて、イギリスのBowers & Wilkinsです。
1966年創業で、防弾チョッキに使うケプラーコーンを利用したスピーカーは日本でも流行りました。
Atlasも若い頃、ここのスピーカーを使っていた時代があります。日本では、マランツが取り扱います。
【2022年発売】
33・Bowers & Wilkins Zeppelin MGJP
33・Bowers & Wilkins Zeppelin PGJP
¥99,000 Amazon.co.jp (9/24執筆時)
スピーカー:モノラル(サラウンド)
ユニット:2ウェイ式
ユニット口径:90×2+25×2+150mm
再生周波数帯域:35Hz–24kHz
サイズ:幅50×奥行194×高さ210mm
ZEPPELINは、Bowers & Wilkinsの発売するスマートスピーカーです。
同名の飛行船をモチーフにした同社のZEPPELINというステレオスピーカーの最新作です。原型は、2007年に登場した、iPod専用スピーカで、その「リバイバル」です。
本体サイズは、幅50×奥行194×高さ210mmです。
昭和レトロの「ラジカセ」のような横長のユニットです。
スピーカーユニットの構成は、3ウェイ5スピーカーです。
中央には、150mmのサブウーファー、左右には90mmのミッドレンジウーファーと、25mmのダブルドームトゥイーターという構成です。
原型機同様、エッジレスの90mmのFST(Fixed Suspension Transducer)ウーファーです。
素材はケプラーではないですが、原型機が出た当時の同社の高級ユニットにも使われていていました。この方式は仕組み的に、音のスピード感を強調できます。
トゥイーターは、アルミ系素材を用いて、やはりスピード感を重視します。
アンプは、総合240Wなので、音圧という部分でも十分です。
設置場所は、最近のスマートスピーカーと違って壁際にほぼ限られそうです。
再生周波数帯域は、原型機が、ハイレゾ時代以前の設計ということもあって、35Hz–24kHzです。
小音量の再生は、本機については、旧機の利用経験がありますが、問題ありません。
スマホやPCの楽曲の再生は、Bluetooth 5とWi-Fiに対応します。
Bluetooth再生は、コーデックとして、SBC・AAC・AptX Adaptive対応です。
AptX Adaptiveは、可変ビットレートで遅延が少ないコーデックで、最近登場したものです。
(意義はともかくとして)先述の「スピード感」という部分の思想で採用したのかなと思います。
ただ、基本はWi-Fiを利用して、定額聴き放題サービスなどを利用することを前提にする設計でしょう。
本機もAirPlay2対応ですから、iPhone・Macからは音質の劣化なしに、しかも手軽に音楽が転送できます。
マイクは、Alexaがネイティブで使える機種ですので搭載です。
Bowers & Wilkins music
¥0 Apple App Store (9/24執筆時)
Bowers & Wilkins music
¥0 Google Play (9/24執筆時)
初期設定は、こちらは、上記の純正アプリが用意されます。
本機は、SONOSなどと同じで、アプリを介して、Amazon Music以外の各社のストリーム配信のリスト作成や制御が可能です。
対応するのは、Amazon Musicほか、Deezer・TuneIn・SoundCloud・Spotify(Spotify Connect)です。
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以上、Bowers & WilkinsのZEPPELINの紹介でした。
「スピード感」という明確なこだわりがある機種で、オーディオとして評価できる機種です。
先述のように、設計は決して新しくないので、3Dサラウンド全盛となりつつある現在、音質の傾向として革新性はないです。ただ、オールインワンで、ストリーム配信を良いステレオで聴きたい、という方には(値段が許せば)候補でしょう。
2-4・その他のAlexa対応スピーカー
最後に、ここまでみた製品以外をまとめて「ざっくり」紹介します。
【Bang&Olufsen】
34・B&O Beosound A1 2nd Gen【黒】
34・B&O Beosound A1 2nd Gen【白】
34・B&O Beosound A1 2nd Gen【桃】
¥31,809 Amazon.co.jp (9/24執筆時)
スピーカー:360度全方位
ユニット:2ウェイ
ユニット口径:15mm+89mm
再生周波数帯域:
サイズ:直径13.3cm×高さ4.8cm
Bang&Olufsenの play Beoplay A1 2ndは、デンマークの老舗音響メーカーの製品です。
A1シリーズは同社でも人気がある機種ですが、「第2世代の本機は(めでたく)Alexa対応となりました。
本体サイズは、直径13cm×高さ4.8cmの円筒形です。
Amazon Echo Dotより幅がありますが、小型機の範疇です。
スピーカーの音質は、密閉型の360度スピーカーです。
スピーカーユニットは、上部全体にわたり、13.3cmのウーファーが装備されます。
その上で、脇にかなり小型ながら、高音域用にシルクドームの1.5cmのトゥイーターを装備します。
小型で1セットのスピーカーです。
しかし、音が四方に広がるような構造(True360オムニディレクショナルサウンド)を採用しています。
実際に試聴した印象は、やはりサイズからの限界はあります。
ただ、大きめウーファーを積んだことで、寝室程度なら十分な低音が出ます。
とくに、小音量でのベッドサイドでの再生は、初代からそのバランスに定評があります。
スマホやPCの楽曲の再生は、Bluetoothにて対応です。
SBCに加えて、AACとAPT-Xにも対応できるので、音質もそれなりに期待できるでしょう。
ただし、本機は、Wi-Fiを未搭載です。
そのため、Amazon Musicをふくめ、本機単独での再生は不可能です。
ようするに、スマホとリンクし、楽曲を聴いている時などに限り、内蔵の3マイクを介してAlexa での情報の取得と、楽曲操作が可能という製品です。
なお、BluetoothはWi-Fiと違って回線が細いです。
過度なデータ(音楽+情報)を送受信すると、音質が落ちます。
しかし、本機は、通信安定化の部分で定評がある、Bluetooth 5.1を装備するので、お使いのスマホなどがこの規格に対応していれば、この部分は問題ないでしょう。
初期設定は、AmazonのAlexaアプリで完結できます。
そのほか、本機は、IPX67等級の防水防塵対応なので、野外でハードに利用できる点が魅力です。
また、最大48時間の再生に対応する、内蔵バッテリーを持ちます。
ミュージックサーバー機能は、本機も、純正のAmazon Echoと同等に対応します。
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以上、Bang&Olufsenの play Beoplay A1 2ndの紹介でした。
本機は、Alexa搭載機ですが、Wi-Fiを装備しない特殊機です。
スマホなどの端末が介在しない場合、Alexaは利用できないタイプです。
とはいえ、このサイズの小型機として音質がかなり良いので、屋外・野外問わず、「スマホとセット」で利用できればよいならば、音質面で候補になるでしょう。
【2023年発売】(執筆時在庫なし)
35・defunc HOME Large D2092
35・defunc HOME Large D2091
¥59,800 Amazon.co.jp (9/24執筆時)
【2023年発売】(白・黒)
36・defunc HOME Small D2062
36・defunc HOME Small D2061
¥39,800 Amazon.co.jp (9/24執筆時)
スピーカー:モノラル
ユニット:2ウェイ
ユニット口径:
再生周波数帯域:
サイズ:下で説明
defunc HOMEは、スウェーデンのDefuncの販売するAlexa対応スピーカーです。
初見でしたが、2015年創業の新しい企業です。
格安ジャンルが得意な新しいメーカーですが、こちらもお買得感がある価格です。
本体サイズは、2種の展開です。
大きな方は、直径300×高さ150mm、小さな方は、直径200×高さ150mmです。
平面的なユニットですが、方向性や設置場所によらないとされます。
ただ、原則的には、壁際配置でしょう。
別売の、壁掛けマウントも用意される見込みです。
スピーカーユニットは、2ウェイ式です。
大きい方は、19mm+172mm、小さな方は 19mm+102mmとウーファーサイズだけ書いています。
サラウンドスピーカーとして設計ですが、基本的に、どちらもモノラル構成の2WAYです。
低温は、見た感じ、半円形のウェーブガイドで強化することで、この形状を実現しているといえます。
BGM用途なら問題ないにせよ、音質を重視するならば、ペアリングはできるので2機欲しい機種です。のような部分では、オーディオグレードとして作られた製品とは言えないでしょう。
スマホやPCの楽曲の再生は、Wi-Fi・Bluetoothで対応です。
専用アプリ(defunc HOMEアプリ)が用意されていて、それを利用する方法です。
日本語は対応表明があります。
なお、他社のWi-Fi搭載機とおなじで、AirPlay2には対応するので、そちらでPCを含めた転送もできる機種です。
初期設定も、こちらを利用します。
、EufyHome というオリジナルのアプリを利用します。iOS/Android双方あります。
その後のアプリなどの設定は、他機の場合と同じで、Amazon Alexaで行います。
---
以上、defunc HOMEの紹介でした。
システム的には、クラシックでオーソドックスなスピーカーに思えます。
ただ、薄型で壁掛けができる部分と、北欧らしい「相当の格好良さ」があるので、「一目惚れで」買ってしまいそうです。
ただ、音質的には、ペアで使わないと、値段相応の満足度は得にくいでしょう。
今回の結論
Amazon Alexa対応機器のおすすめは結論的にこちら!
というわけで、、AmazonのEchoなど、Alexa対応のスマートスピーカーを紹介してきました。
後半記事では、結論として、特に音質面を重視した場合のオススメ機種を提案しておきます。
第1に、Alexaの声が聞き取りやすく、小音量でもしっかりしたサウンドが期待できる製品は、
【2020年10月発売】
【第4世代】
1・Amazon Echo 第4世代 【黒】
2・Amazon Echo 第4世代 【白】
3・Amazon Echo 第4世代 【青】
¥11,980 Amazon.co.jp (9/24執筆時)
スピーカー:360度全方位
ユニット:2ウェイ
ユニット口径:20mm+76.2mm
再生周波数帯域:40Hz-20kHz
サイズ:直径175mm×高さ148mm
スピーカー音質 ★★★★☆
音楽再生 ★★★★★
動画視聴 ★★★☆☆
小音量再生 ★★★★★
スマホとの連携 ★★★★★
総合評価 ★★★★☆
Amazon Echo 【第4世代】でしょう。
Alexaの声の聞き取りやすさについては、「専用設計」といえるこの機種は優秀です。
声の発生において最も重要な中音域が充実し、聞き取りやすさの点では、サードパーティ製を凌ぎます。
また、どの方向に向けても、聞き取りやすい声で発生をしてくれます。
音質も、最近のトレンドをふまえた360度スピーカーです。
無指向性で、どこにおいてもサラウンド感を得れるので、設置場所に気を使わないで済む点で楽です。
形状もコンパクトなので、どこにでも置ける!というのは大きなメリットです。
Echoは、代々そうですが、一般的にどの音源にも柔軟に対応する作りです。
Amazon Musicのような圧縮音源の再生において、あまり「聴き劣り」はしないでしょう。
とくに、聴き疲れのしにくさという点では、純正のこちらが優れています。
単機で利用する場合、低音域については、ユニットのサイズ感を反映しますが、寝室などで気軽に聞くにはこの程度でもOKです。
保証やアフターケアも、(他社製と異なり)スピーカー本体の故障と、Alexaのソフト的な不良を切り分けずに、Amazonのサポートセンターを頼れるため、初心者の方は、とくにEchoシリーズがオススメです。
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なお、Echoは、インターネットの聴き放題サービスを利用してこそ、満足感がえられるという類のものです。
スピーカー入手前に、Amazon Music Unlimited の30日間無料体験を登録して、自分に合った楽曲が利用できるか試すのは「あり」でしょう。
聴き放題サービス自体は、EchoなどAlexa対応端末を入手せずとも、スマホ・PC・Macで試すことができます。このサービスと加入については、【Amazon Music Unlimitedの説明サイト 】をご覧ください。
第2に、360度全方位スピーカー「1台」で充実した低音域を再生する場合に最適なのは、
【2019年発売】
4・Amazon Echo Studio with 3Dオーディオ
5・Amazon Echo Studio with 3Dオーディオ
¥29,980 Amazon.co.jp (9/24執筆時)
スピーカー:360度全方位
ユニット: 3ウェイ5スピーカー
ユニット口径:133mm+51mm×3+25mm
再生周波数帯域:
サイズ:直径175mmx高さ206mm
スピーカー音質 ★★★★★
音楽再生 ★★★★★★
動画視聴 ★★★★★
小音量再生 ★★★★★
スマホとの連携 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
Amazon Echo Studioでしょう。
新製品ながら、3ウェイ5スピーカーの充実したスピーカー構成です。
ステレオ再生可能であるほか、上向きスピーカーの採用などで、 3Dオーディオに対応する点で、他社を出し抜きます。
先述のように、アマゾンの聴き放題サービスである「Amazon Music Unlimitedは(こちら)」では、CD・ハイレゾ音質の音源に対応しました。
さらに、本機に限っては、「Dolby Atmos」やMPEG-H(Sony 360 Realty Audio)などの、音楽コンテンツの 3Dオーディオにも対応になりました。
これらの音源をスマートスピーカーから出したい場合、両方対応するのはこの機種だけなので、現状ではある意味、これを選択せざるを得ないと言えます。
動画再生は、本機単独ではできません。
【セットトップボックス比較記事】で紹介したAmazon Fire TVを導入することで、外部スピーカー化はできます。
その場合は、ドルビーアトモス対応機として、立体音響に対応できるので、動画視聴においても本機の導入はある程度意味はあるでしょう。
なお、音質にこだわるステレオ好きの方は、「360度全方位スピーカー」にやや懐疑的な方がいると思います。
実際、Atlaもは、ステレオスピーカー好きで、テクニクス社の結構な価格なトールボーイを愛用しています。
しかし、最近の製品は、インターネットの音楽サービスの再生レベルならば、十分な音質を出せています。小音量再生も割と得意ですし、先入観なしで、気軽に試してみるのが良いと思います。
なお、本機は、2台増設でステレオにできます。将来的に考えても良いかなと思います。
第3に、音響メーカー製のAlexa搭載スピーカーとしておすすめできる製品は、
【液晶あり】
21・Bose Home Speaker 500
22・Bose Home Speaker 500
¥51,700 Amazon.co.jp (9/24執筆時)
スピーカー:ステレオ(高機能)
ユニット:フルレンジ
ユニット口径:
再生周波数帯域:
サイズ:幅170×奥行110×高さ204mm
スピーカー音質 ★★★★★★
音楽再生 ★★★★★
動画視聴 ★★★★☆
小音量再生 ★★★★★
スマホとの連携 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
Bose Home Speaker 500でしょう。
歌詞やジャケットの表示などが不要なら、液晶パネルがない下位機でもOKです。
先述のように、何世代かの改良でAmazon Echo Studioの音質はかなり上昇しました。
その点で言えば、それを上回る音質向上技術を搭載していると言えるのは、BOSEの両機くらいだと思います。
本機は、普通の音楽を普通に再生すると言う意味で、スピーカーとしてはより高品質ですから。
とくに、ネット上の圧縮音源を、再計算して「綺麗に再生する」技術は、同社は飛び抜けています。
そのため、Amazon Music Unlimitedでの再生はもちろん、HD音質でないノーマル(SD)のAmazon Music Primeについても、かなり上手に再生します。
他社の聴き放題サービスを含めて色々利用する場合、音質重視ならば、この機種を推します。
とくに、小音量時再生の音質バランスは「さすが」の一言で、寝室用などに向くと言えます。
また、Alexaの反応(発声)についても、Amazon純正品を除けば、一番反応が良く、聴きとりやすかったです。
ただし、Amazon Echo Studioと違って、「3Dオーディオ」は非対応という部分には注意してください。
第4に、Amazon music以外のスマホなどの音源を中心に聴く方におすすめなのは、
【2023年発売】
29・Sonos Era 100 E10G1JP1BLK
29・Sonos Era 100 E10G1JP1
¥36,543 Amazon.co.jp (9/24執筆時)
スピーカー:ステレオ
ユニット:3スピーカー
ユニット口径:
再生周波数帯域:
サイズ:幅182×奥行130.5×高さ182.5mm
スピーカー音質 ★★★★★
音楽再生 ★★★★★★
動画視聴 ★★★★☆
小音量再生 ★★★★★
スマホとの連携 ★★★★★★
総合評価 ★★★★★
Sonos Era 100 でしょう。
旧機もありますが、CPUやスピーカーユニットの強化を考えると断然こちらかと思います。
Sonos S2 コントローラ
¥0 Apple App Store (9/24執筆時)
Sonos S2 コントローラ
¥0 Google Play (9/24執筆時)
スマホアプリは、本機は、Amazon Musicのほか、Apple MusicやSpotifyなど、かなり多くの音楽配信サービスを並行的に利用する場合に、有利です。
その上で、本編で書いたように、独自の「音声AI」がいるので、同社のアプリ(サービス)についても音声AIで制御できるため、この部分でもかなり便利に感じるでしょう。
音質は、単体ステレオですが、トゥイーターユニットを利用するものです。
やや予算はかかりますが、2機導入したほうが、満足度は格段に高いでしょう。
第5に、画面付きで、スマートスピーカーを超えた利便性が得られる機種は、
【2021年発売】
6・Amazon Echo Show 10 第3世代
7・Amazon Echo Show 10 第3世代
¥29.980 Amazon.co.jp (9/24執筆時)
スピーカー:360度全方位
ユニット:2WAY式
ユニット口径:64mm×2+24mm×2
再生周波数帯域:
液晶解像度:10.1インチ 1280×800
カメラ:13Mピクセル
サイズ:幅251x奥行172x高さ230 mm
スピーカー音質 ★★★★☆
音楽再生 ★★★★☆
動画視聴 ★★★★★★
小音量再生 ★★★★★
スマホとの連携 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
Amazon Show 10でしょう。
下位機種もありますが、モーション検知機能による左右の首振りのほか、TV電話などの利用時における、カメラ性能などの面で、価格以上の差があります。
画面付きの専用製品は、他社も出します。
現状では対応コンテンツが少ないので、その部分の必要性で選ぶ部分はありますが、Amazonも悪くない構成です。
特に、Amazonサービスを多方面に利用している方が、リビングに置く、動画端末、あるいは、「ハブ」として利用するならば、本機は相当向きます。
こうした製品の場合、「使っていないとき」の機能性も重要です。
その点で言えば、無料の写真保存用クラウドのAmazon Photosに保存した写真を、フォトフレーム的に再生できること、また、その際、部屋の明るさを判断し、「自動色彩調整機能」が利用できる部分が、わりと良いと思います。
いずれも、高性能なカメラを搭載した恩恵を十分活かす技術です。
スピーカーの音質も、新世代になって、機構がだいぶ改善しました。
じっくり聴ける音質とは言いませんが、ネット動画を観たり、BGM的に音楽を聴くならば、不満はないでしょう。
画面サイズや用途的に、もともと「じっくり観たり、聴いたり」する用途の製品ではないので、十分かと思います。
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なお、Echo Showについていえば、バッテリー式の玄関カメラ(チャイム)と連携できる製品が、Amazonの子会社(Ring)から出ました。
このブログの 【次世代型ドアベルの比較記事】で紹介しています。完全に既設品と交換するには向かない部分がありますが、使いようによっては「便利」な部分があります。
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【2022年発売】
13・Amazon Echo Show 15 第1世代
¥29.980 Amazon.co.jp (9/24執筆時)
スピーカー:ステレオ
ユニット:フルレンジ
ユニット口径:41mm×2
再生周波数帯域:
液晶解像度:15.6インチ フルHD
カメラ:5Mピクセル
サイズ:幅402x奥行35x高さ252 mm
スピーカー音質 ★★★☆☆
音楽再生 ★★★☆☆
動画視聴 ★★★★★★
小音量再生 ★★★★★
スマホとの連携 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
一方、リビングやキッチンで「壁掛け」するのであれば、Amazon Echo Show 15も選択肢にできます。
壁美人 Echo Show 15用 WSKB-ES15
¥3.480 Amazon.co.jp (9/24執筆時)
壁が石膏ボードなら、穴開け不要で設置できるため、便利に思えます。
また、個人的には、【モニターアームの比較記事】で紹介したVESA100の製品に取り付けて、棚設置などをしてみるのも面白く思います。
これなら、電源ケーブルの配線もスッキリできるので。
補足:Amazon Alexa関連記事について
というわけで、今回は、Amazonのエコーの紹介でした。
なお、このブログには、スマートスピーカー関連記事として、以下のようなものがあります。
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1・各社のスマートスピーカーの比較
2・Amazonのエコーの比較
3・家電コントローラーの比較
これらの記事もよろしくお願いします。
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ではでは。