1回目記事からの続きです→こちら
2-1・Google Homeの比較(続き)

2回目記事では、Google純正品のうち、1回目記事で紹介できなかった残りの製品の紹介からです。
1・スマートスピーカーの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:Amazon〈Alexa〉
1-3:Apple〈siri〉
1-4:Google〈G-Assistant〉
2・スマートスピーカーの比較 (2)
2-1:Google〈続き〉
2-2:Bose〈Alexa or Seri〉
2-3:Sonos〈G-Assistant/ Alexa〉
2-4:Denon〈Alexa〉
2-5:JBL〈G-Assistant/ Alexa〉
3・スマートスピーカーの比較 (3)
3-1:他の企業〈G-Assistant or Alexa〉
3-2:最終的なおすすめの提案 【結論】
今回も1回目記事の冒頭(こちら)で書いた「選び方の基本」に沿いながら、各機を説明していきます。
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なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字系で記していきます。

【2019年発売】【10インチ】(執筆時在庫なし)
8・Google Nest Hub Max GA00426-JP
8・Google Nest Hub Max GA00639-JP
¥(28,050) 楽天市場 (11/11執筆時)
AIの種類:Google Assistant
スピーカー:モノラル
ユニット:2WAY
ユニット口径:18mm ×2 +75mm
再生周波数帯域:
液晶解像度:10インチ1280×800
カメラ:6.5Mピクセル
サイズ:幅200×奥行101×高さ183mm
Google Nest Hub Maxは、Googleのディスプレイ搭載タイプの上位機です。
なお、本機も、執筆時、2025年現在、在庫が一部量販店に限られます。生産完了の可能性がありますが、確証がないので、掲載をしています。
ただし、「ミリ波レーダー(soli)」を搭載しない部分で、先ほどみたGoogle Nest Hubに及ばない部分もある機種です。画面サイズ的に10インチだと大きいという判断かもしれません。

本体サイズは、幅200×奥行101×高さ183mmです。
机に置いても邪魔にならないサイズです。
ディスプレイのサイズは、10インチで、タッチスクリーン式です。
解像度は、1280×800ですので、Amazon同様に、ハイビジョン規格をクリアします。

主な用途は、下位機種と同じです。
動画を見たり、時計表示したり、フォトフレームにしたりという利用がメインです。
ただ、画面サイズがタブレットクラスと大きいので、視認性はより良いでしょう。心室世言うより、リビングやキッチン向きです。

動画配信サービスも、下位機種と以上のものに対応します。

音楽配信サービスも、下位機種と同じ構成です。
一方、面白いのは、超音波センサーと高感度マイクの搭載です。
超音波パルス信号をスピーカーから流し、マイクと併用することで、前方1.2mに人間がいるか検知できます。
それにより、近くにいるときは通知などの詳細な情報を、遠くの場合は、ざっくりとした情報表示にしつつ、視認性を高めます。

ビデオ通話も、対応です。
この端末はか、Android iOS双方でもアプリが用意される、GoogleのDuo通話機能での通信です。
端末自体に好きなアプリはインストールできないのですが、もともと対応しています。
なお、カメラの解像度は650万画素です。十分とはいえ、1300万画素のAmazonに比べると、少し画素は粗めです。
面白い機能としては、Voice Match機能とカメラを用いたFace Match機能が、挙げられます。
ようするに、画面を見たユーザーと距離を把握し、本人に合わせた情報を、適切なサイズで表示できる機能です。
このほか、睡眠時に明るさを落とすためのアンビエント EQ 光センサーも付属です。
スピーカーユニットは、ステレオとなります。
構成は、高音域を担当する18mmのツイーターが2基と、75mmのウーハーが1機という変則構成です。
ただ、「小型テレビ」として考えるならば、この程度で十分です。
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以上、Google Nest Hub Maxの紹介でした。
ライバルは、AmazonのEcho Show 10でしょう。
「AIの賢さ」は別として、カメラやスピーカーなどの部分は、先発だったGoogleが少し不利です。
ただ、本人に合わせた情報を適切な情報を適切なサイズで出せる部分などは、Amazonの「首振り」に匹敵する面白さがあると言えます。
どちらを選ぶかは難しいところですが、動画や音楽を含め、Google系のサービスをメインに使っている場合は、本機で良いかと思います。
2-2・ボーズのHomeSpeakerの比較
続いて、米国のBOSEのスマートスピーカーです。アメリカ東海岸のスピーカーメーカーでは最も有名と言って良いでしょう。
独特の低音強化技術で知られており、このブログの音響機器の紹介記事の「おすすめの常連」でもあります。

【2020年発売】
9・Bose Portable Smart Speaker 【シルバー】
9・Bose Portable Smart Speaker 【ブラック】
¥43,945 楽天市場 (11/11執筆時)
AIの種類:Google or Amazon
スピーカー:360度全方位
ユニット:フルレンジ
ユニット口径:woofer×2
再生周波数帯域:
サイズ:幅119×奥行104×高さ191.5mm
Bose Portable Smart Speaker は、アメリカのBOSEが販売するGoogle Home対応のスマートスピーカーです。

搭載される人工知能は、複数から選択可能です。
本機は、Google系とAmazon系から選択できます。
ただし、排他利用であり、共存できない仕様です。
スマホのBose Musicアプリで利用するシステムを、最初に選択することになります。
AIの利用は排他的で、瞬間で切り替えられるわけではないので、音声操作や質問をしたい方をあらかじめ選ぶ形です。この部分は、同時利用できるJBLとの差です。

本体サイズは、幅119×奥行104×高さ191.5mmです。
同社のHome Speaker 500と異なり、小型化を重視した設計です。
サイズ的には、Echoより少し大きな程で、設置性は良いです。

また、本機は、IPx4等級の防塵防滴性があるほか、12時間分のバッテリーを内蔵するため、屋外での利用も可能です。重さも、1kg程度です。
充電は、付属の小型クレードルを利用します。

ネットワークは、Wi-FiとBluetoothを搭載です。
Wi-FiはApple系のAirPlay2にも対応しており、自宅用のWi-Fiスピーカーとして手軽に利用しやすい仕様です。
Bluetoothは、コーデックはSBC規格のみです。
しかし、BOSEは圧縮音源を独自に解析して自社の音にする会社なので、この部分は見過ごして良いと言えます。

スピーカーユニットは、360度全方位スピーカー構成です。
その上で、パッシブラジエーターを周囲に3機置く構造で、低音域を強化しています。
実際に試聴した印象は、サイズ感からすると豊かな低音という印象です。
同社は、小型ユニットでパワフルなサウンドを実現する技術には定評があります。
小音量の再生も、無難にこなします。

音楽配信サービスは、Google Assistantを使う場合と、Amazon Alexaの場合で異なります。
選べるサービスや、細かい仕様(対応音声操作)などは、ここまでみたAmazon、Google双方の純正モデル(EchoとNest)と基本同じです。
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どちらのAIを選べば良いかは、「難しいところ」でしょう。
ただ、声で楽曲を選ぶ(操作する)のではなく、スマホで楽曲(リスト)を選択し、スマートスピーカーに再生させることならば、どちらのAIを選んでも、上表のサービスなら対応できるでしょう。

BOSE MUSIC
¥0 Apple App Store (11/11執筆時)
BOSE MUSIC
¥0 Google Play (11/11執筆時)
例えば、Amazon MusicやSpotifyならば、純正のBOSE Musicアプリを通して再生対応できます。

YouTube Musicなども、本機は「Chromecast built-in」なので、BOSEの純正アプリを通せば、iOSでもAndroidでも再生対応できます。
方法には【BOSEのFAQ】が、キャストできるサービスは【GoogleのFAQ】が参考になるでしょう。
AppleのAirplay 2も規格対応しますので、iOS系やMacならば、より簡単にキャスト可能とも言えます。

動画配信サービスは、(ディスプレイがないので)本機単独では不可です。
ただし、【セットトップボックス比較記事】で書いた、Google、あるいは、Amazonの端末を用意する場合、「AI音声スピーカー」として、テレビに映した動画の音声操作は可能です。
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以上、Bose Portable Home Speakerの 紹介でした。
音質的には、BOSEらしい低音域を重視した「BOSEサウンド」です。
ユニット自体は小型ですが、同社は小型ユニットでこの部分を強化するのが「うまい」ので、その部分は心配不要です。
むろん、リビング全体に音をひびかせるというより、机で近接視聴するのに向くサイズで、実際、そうした用途を前提にした設計ではあります。
その上で、バッテリー式で、最低減の防水性もあるので、たまに持ち出して使いたい場合も候補にできるでしょう。
2-3・SONOSのスピーカーの比較

続いて、米国のSONOSです。
同社の場合、詳しくは後述しますが、定額音楽サービス・無料音楽サービスを複数契約している「ヘビーユーザー」に向く仕様のスマートスピーカーを出しています。

【2023年発売】
10・Sonos Era 100 E10G1JP1BLK
10・Sonos Era 100 E10G1JP1
¥29,819 Amazon.co.jp (11/11執筆時)
AIの種類:Google or Amazon
スピーカー:ステレオ
ユニット:3スピーカー
ユニット口径:
再生周波数帯域:
サイズ:幅182×奥行130.5×高さ182.5mm
Sonos Era 100 は、アメリカのソノスが販売する「ちょっと面白い」Alexa搭載スピーカーです。

搭載される人工知能は、BOSEと同じで本機も複数から選択可能です。
アプリでどちらを選ぶか初期設定する方式で、排他利用になります。

サイズは、幅182×奥行130.5×高さ182.5mmです。
本機も十分小型で、どこにでも置けそうです。
なお、防水性はないですし、外への持ちはこびは想定していない製品です。

スピーカーユニットは、サイズ不明ながら、2基のトゥイーターと、1基のウーファーを装備します。
円形ですが、ユニット自体は正面方向に音が出る構造なので、指向性はあります。ウーファーは、本体のサイズ感からすると大きめです。旧機(SONOS ONE)に対しても25%大きくなったとの記載です。
なお、本機は、360度スピーカーではないですが、構成的にはステレオです。

本機は、Echoのように、2台のマルチペアリングに対応です。
2台用意することを前提とすれば、ステレオサウンド環境が構築しやすい機種なので、「ステレオ」を構築したい場合には有利です。
チューニングは、iOS系の対応機のみですが、スマホマイクを利用した設置環境に応じた設定(TruePlay)に対応です。
小音量の再生は、ユニットが小さいこともあり、問題ないでしょう。

スマホやPCの楽曲の再生は、Bluetoothではなく、Wi-Fiでつなげる形式です。
AirPlay2対応ですから、iPhone・Macからは音質の劣化なしに、しかも手軽に音楽が転送できます。

Sonosコントローラ
¥0 Apple App Store (11/11執筆時)
Sonosコントローラ
¥0 Google Play (11/11執筆時)
初期設定は、こちらは、上記の純正アプリが用意されます。
このアプリが、ある意味この機種の人気の「秘密」です。
Apple Music・Spotify・Amazon Music・TunesInを含む50を越えるストリーム配信を登録でき、複数ログインしたまま、好きな楽曲を探して、プレイリストが作成できるからです。

音楽配信サービスは、BOSEと同じで選んだ音声AI(Amazon/Google)の仕様に合わされます。
Amazon Alexaを利用する場合に限ってですが、Sonos Voice Controlが併用可能です。「Hey Sonos」を起動コマンドとして、【こちらのリストにあるコマンド】が入ります(日本語対応)。
先述のように、本機は「アプリが便利」なので、それを制御できないと「面白くない」ため、これを用意しています。AIの「賢さと耳」自体は、純正AIに及びませんが、用途限定ですし、良いかと思います。
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以上、Sonos Era 100の紹介でした。
アプリの出来が良いので、多くの音楽配信サービスを利用している人は、向く機種でしょう。
音質的な部分で言えば、「2台でステレオサウンド」環境を構築し、正面方向に試聴する場合は、割と音質は期待できそうです。

【2023年発売】
11・Sonos Era 300 E30G1JP1BLK
11・Sonos Era 300 E30G1JP1
¥63,455 Amazon.co.jp (11/11執筆時)
AIの種類:Google or Amazon
スピーカー:3.0.2ch
ユニット:6スピーカー
ユニット口径:
再生周波数帯域:
サイズ:幅260×奥行160×高さ185mm
Sonos Era 300 は、2023年に登場したSONOSの完全新作のAIスピーカーです。
後述するように、立体音響(空間オーディオ)のドルビーアトモス対応機です。

本体サイズは、幅120×奥行160×高さ185mmです。
幅方面に存在感があります。本機は設置方向性があるので、基本は壁際がよいです。

スピーカーユニットの構成は、トゥイーター4基と、ウーファーが2基という構成です。
配置は、センターにトゥイーターが1基、両サイドにウーファーとトゥイーターが1基ずつ、上方向に向けてトゥイーターが1基です。
上向きのハイトスピーカーがあるので、ドルビーアトモス(空間オーディオ)に「リアルで対応」になります。
先述のように、Amazon系でこの規格に公式対応していたのはAmazon Echo Studioだけなので、サードパーティでは「本機が初」となります。
本機は、「Dolby Atmos Music」対応なので、Amazon Musicの空間オーディオ(3Dミュージック)と、Apple Musicの対応音源に公式対応です。
ハイレゾ音源も、公式に対応表明(こちら)があります。
純正アプリ経由で、ネットのハイレゾ音源の再生ができます。

なお、本機もペアリング対応です。
単機の場合、上向きのハイトスピーカーは1基なので、実質的に3.0.1のような構成です。ドルビーデータは左右の区別もあるので、3.0.2chのリアル化する場合、ペアリングすれば可能とも言えます。
ただ、ここまで複雑なシステムだと、適切な説明といえるかは微妙です。単機でも「立体音響」は実現できるでしょう。2基だと「よりリアル」という話としてきいてください。
音質は、スピーカー配置の工夫で、立体音響のサラウンド感は単体でもなかなか良いです。
ステレオ感も寝る前や、BGMを流す感じならば、単体で問題ないです。こだわりたい場合は、ペアリングするなりすれば良いです。
なお、配置は、360度ではないので基本的に、壁面配置になります。
小音量の再生は、AI音声の聞きとりを含めて、多少調査が必要かなと思います。
これも、できれば補記します。
スマホやPCの楽曲の再生は、下位機と仕組みは同じです。
あえて言えば、音声AIが、Amazon AlexaとSonos Voice Controlのコンビのみで、Google系がなくなったのが違いです。今回の記事の趣旨では問題にならないかと思います。
Wi-Fiほか、Bluetoothも対応です。
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以上、Sonos Era 300の紹介でした。
単機でも面白いですが、ペア、あるいは、シアターとして使う場合、真の力が発揮されるタイプに思います。全部のユニットに、(AIシステムはともかく)強力なCPUがある構成は、消費電力をふくめ贅沢な気もしますが、逆に言えば、ワイヤレス転送の問題は生じにくいとも言えそうです。
音響専門メーカーで、Alexaネイティブで、空間オーディオ対応の機種はEcho Studioしかない点で、上級者のニーズに適うでしょう。

【2019年発売】
12・SONOS MOVE MOVE1JP1BLK
12・SONOS MOVE MOVE1JP1
¥33,800 Amazon.co.jp (11/11執筆時)
【近日発売予定?】(加筆予定)
13・SONOS MOVE2
¥----- Amazon.co.jp (11/11執筆時)
AIの種類:Google or Amazon
スピーカー:ステレオ(サラウンド)
ユニット:2ウェイ式
ユニット口径:
再生周波数帯域:
サイズ:約240×160×126mm
SONOS MOVEも、SONOSが販売する製品です。
なお、2024年初頭にSONOS MOVE2が登場予定でした。そちらは、先述のeraと同等のUIに更新されますが、プレスリリース後の発売がないままです。
海外展開はありますが、(結局)日本未発売かもしれません。何かしら通信規格上の問題があったのかと想像しますが、詳細は不明です。

スピーカーユニットの構成も、1つトゥイーターが増えていて、変更(1ウーファー・2トゥイーター)になりました。
旧機と異なり、しっかり「ステレオサラウンド」と明記されてもいます。

本機も小型端末ですが、バッテリー内蔵型です。
単独で24時間の再生に対応します(旧機は11時間)。
また、耐候性の表明があるため、野外でも利用できる仕様です。
この点で、先ほど紹介したBose Portable Home Speakerのライバルでしょう。

本体の重さは、ただ、3kgあるので、頑張ってもっていく感じではあります。
スマホやPCの楽曲の再生は、本機も、Wi-Fi以外に、Bluetoothにも対応です。
その他の部分は、アプリやAIを含めて、先ほどの機種と同等です。
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以上、SONOS MOVE の紹介でした。
ライバルといえるBOSE機より、バッテリー持続時間が長い部分が見どころでしょう。
その上で、Sonosコントローラの部分に魅力はありますので、ポータブル利用では新機種は有力な候補とできそうです。

【2024年発売】
14・ Sonos Roam ROAM2JP1 【白】
14・ Sonos Roam ROAM2JP1WBLU 【青】
14・ Sonos Roam ROAM2JP1BLK【黒】
14・ Sonos Roam ROAM2JP1OGRN【緑】
14・ Sonos Roam ROAM2JP1SRED 【橙】
¥23,455 Amazon.co.jp (11/11執筆時)
【2021年発売】
15・ Sonos Roam ROAM1JP1OGRN【緑】
15・ Sonos Roam ROAM1JP1SRED【橙】
¥20,745 Amazon.co.jp (11/11執筆時)
AIの種類:Google or Amazon
スピーカー:モノラル(サラウンド)
ユニット:2ウェイ式
ユニット口径:
再生周波数帯域:
サイズ:約240×160×126mm
SONOS Roam 2も、SONOSが販売する製品です。
旧機が残ります。
色以外の仕様はほぼ同じですが、仕様面でBluetoothと電源ボタンが独立し、節電しやすくなった部分が改良点です。値段差も逆転して居ますので、新機種で良いでしょう。

重さは、430gです。
こちらは、完全にポータブル前提の設計といえます
【Bluetoothスピーカーの比較記事】で(スマートスピーカーではない)小型機を色々見ましたが、それらと比べても、だいぶ軽量です。
なお、2台買ってペアリングして、ステレオ構成で使う提案もありますが、自宅で使うにはパワフルではないので、価格的にやや「もったいない」使い方でしょう。
やはり、持ち運びたい方向けです。

防水等級は、IP67です。
ビーチなどでも使える水準です。

Wireless Charger RMWCHJP1
¥7,480 楽天市場 (11/11執筆時)
バッテリーは、本機は搭載です。
最長10時間とのスペックです。
ただ、Wi-Fiは電力をかなり食うため、おそらく、Bluetoothでの再生時間の数字だと思います。
充電器は別売ですが、ワイヤレスQi充電に対応します。
5V・2.1A(10.2W)給電なので、通常の充電より時間はかかりますが、それでも、4-5時間で満量にはなります。

一方、ワイヤードでの充電は、USB-C端子経由の15W給電です。
そのため【USBモバイルバッテリーの比較記事】で書いた製品で、この出力が可能なモデルならば、1時間で半量程度まではバッテリーを回復できます。

スピーカーユニットの構成は、やはり1方向に向かうウーファーとトゥイーターという構成です。
ユニットサイズは公開されませんが、サイズ感からあまり大きくないと思います。
スマホやPCの楽曲の再生は、本機も、Wi-Fi以外に、Bluetoothにも対応です。

音楽配信サービスは、本機も対応です。
先述のように、Amazon Alexaを利用する場合に限って、Sonos Voice Controlが併用可能です。「Hey Sonos」を起動コマンドとして、【こちらのリストにあるコマンド】が入ります(日本語対応)。
本機は「アプリが便利」なのが売りなので、実際、こちらのAIを多用する方は多いように思います。
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以上、SONOS Roam紹介でした。
Alexa搭載の音声スピーカーで、ここまで小型で外に持ち出せる機種はこれまでなかったと思います。ニッチですが、その部分でユニークです。
注意点としては、バッテリー量の問題から、コンセントなしで、直接Wi-Fiストリーミングする使い方をメーカーが想定していない点です。
SONOS自体も「自宅ではWiFi、外ではBluetooth」と宣伝しています。
自宅でだけ聴くならば、SONOSの製品を選ぶにしても他機のほうが音質(音圧は)確実に優れます。
加えて、外出先などでWi-Fiを(実際)使えないならば、 【Bluetoothスピーカーの比較記事】で紹介したような、AI非搭載の(安めの)小型スピーカーを買うのと利便性はあまり変わらないとも思えます。
いずれにしても、何に使いたいのかは、事前によく考えて選ぶべきで、やや難易度の高めの機種です。
2-4・DENONのスマートスピーカーの比較

続いて、日本のDENONです。
こちらは、低音域の豊かさ、パワフルさに定評のある、老舗の音響企業です。

【2022年発売】
16・DENON Home 350K
16・DENON Home 350W
¥55,785 楽天市場 (11/11執筆時)
AIの種類: Amazon
スピーカー:ステレオ
ユニット:2.1ch
ユニット口径:下記参照
再生周波数帯域:
サイズ:幅380×奥行190×高さ229mm
DENON Home 350は、日本のDENONが2022年に出した、すこし高級なスマートスピーカーです。
搭載される人工知能は、Amazon Alexaです。

本体サイズは、幅380×奥行190×高さ229mmです。
置き場所はあるでしょうが、幅広です。

ネットワークは、Wi-FiとBluetoothを搭載です。
Wi-FiはApple系のAirPlay2に対応です。Bluetoothは対応コーデックの説明がないのですが、販売サイトの情報だとSBCだけです。
ただ、そこを狙った製品ではないので、問題ないかと思います。

スピーカーの音質は、低音重視です。
スペックで言えば、左右に20mmのドーム型トゥイーター+50mmのミッドレンジの2ウェイのステレオユニットが、中央に、165mmのロングストロークサブウーファーという、2.1ch (3WAY)です。
コーンなどの素材は現状で不明ですが、伝統的な同社の音の特徴と言える「パワフルさ(圧倒的な低音域)」は、アンプ(Class-Dパワーアンプ)部分を含めて期待できるでしょう。
なお、単体でもステレオですが、2機ペアリングさせて、より指向性(ステレオ感)を強めることも可能です。
一方、スピーカー自体の再生周波数帯域は非開示ですが、アンプ自体は192kHz / 24bitで、ハイレゾ対応です。

音楽配信サービスは、Amazon系のサービスに準じます。
ハイレゾ音源も、対応です。
同社のアプリHEOS経由でAmazon Musicを利用する場合、Amazon Musicのハイレゾ音源(Ultra HD)も対応できます。2024年にアップデートされました。 そのほか、LAN(Wi-Fi)経由でPCを含むミュージックサーバから伝送する場合、あるいは、USBスティックでの再生を公式にフォローします。スピーカーユニットも恐らく「対応水準」には作っているのでしょう。ただ、協会の「ハイレゾ認証」マークがサイトにないのは少し気になります。
対応音源は、DSD、WAV、 FLAC、Apple Losslessほかです。
Wi-Fi経由で、「スピーカー付きネットワークアンプ」として使える機種です。【NASの比較記事】で紹介したような機器で、大量の音源を保存している方に向くでしょう。
小音量の再生は、AIスピーカーの場合重要です。
この部分は、視聴しないとなんとも言えないので、なにかしら分かったら書きます。
ただ、本機について言えば、もうひとつ大事な「マイク」部分に主だった解説がないので、音声操作に付いては、音楽操作用として付いている「おまけ」と言えるかもしれません。

そのほか、面白い部分としては、近接センサーの搭載で、手を近づけるとバックライトが点灯し、再生ほかの操作が受け付けられるギミックがあります。
なお、デフォルトのインターネットラジオなどのショートカット登録も可能です。
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以上、DENON Home 350の紹介でした。
詳しくは視聴してから書き直しますが、サイズ感からしても、BOSEの上位機を上回る音圧は得られそうです。
ただ、クラシックなステレオ+サブウーファーの2.1chです。ハイレゾなど、旧世代の高音質音源は対応するものの、今後展開していく「3D音源(空間ミュージック)」に対応しない部分で、安定感はあるが、野心的ではない製品には思えました。
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【2022年発売】
17・DENON Home 250K
17・DENON Home 250W
¥39,800 Amazon.co.jp (11/11執筆時)
AIの種類: Amazon Alexa
スピーカー:ステレオ
ユニット:2.0ch
ユニット口径:下記参照
再生周波数帯域:
サイズ:幅295×奥行120×高さ217mm
なお、本機の下位機種となるのが、DENON Home 250Kです。

サイズは、幅295×奥行120×高さ217mmですので、先ほどの機種よりも小型です。

ユニットは、ただし、左右20mmのツイーターと102mmのウーハーの、普通の2.0chステレオです。
一方、133mmのパッシブラジエーターで低音を補う形で、左右だけでも総合80Wは、やはり、本体のサイズ感に比べては「パワフル」なユニットです。
あとは、ペアリング可能な部分、Alexa対応な部分、ハイレゾ対応を謳う部分など、先ほどの機種と同じになります。
シンプルな形状なので、同じユニット2つ購入し、ステレオを組むならば良いような気はしますが、やはり、AIが使える以外、音の部分はクラシックですので、従来のDENONファンに向けたものに思います。
2-5・JBLのスマートスピーカーの比較

続いて、米国のJBLです。
DENONとはまた傾向(哲学)が違うといえる、オーディオ企業です。
中音域の安定性を最重要視しつつ、低音域を膨らましていく傾向にあります。特に小型端末はその傾向にあると思います。

【2023年発売】
18・JBL Authentics 300 JBLAUTH300BLKJN
¥58,000 Amazon.co.jp (11/11執筆時)
AIの種類:Google or Amazon
スピーカー:ステレオ
ユニット:2.0ch
ユニット口径:25mm×2+133mm
再生周波数帯域: 45Hz〜20kHz
サイズ:幅342×奥行272×高さ195.6mm
JBL Authentics 300は、JBLの発売するスマートスピーカーです。
だいぶ以前に円筒形のスマートスピーカーを出していましたが、しばらく「お休み」があったので、同社からは久しぶりの登場になります。

搭載される人工知能は、Amazon Alexa、Google Assistantに対応です。
同社の場合、両社のAIが同時利用できるのが特徴です。この仕様は、以前は、AI提供企業に許可されていなかった「ふし」がありますが、業界規格の一連の統一化の流れの中で、最近みられるようになりました。
JBLの場合、同社のJBL Oneアプリを通しての制御になります。
コマンドワード「OK Google」「アレクサ」の区別で、呼び出すAIが変わります。

本体サイズは、幅342×奥行272×高さ195.6mmです。
ボードにおいて、それなりの存在感はありますが、大きくはないです。

バッテリーは、本機は搭載です。
3.5時間の充電で、最大8時間の再生が可能です。
基本はAC電源コンセントで据置として使い、たまに持ち運ぶような運用でしょう。
ただし、防水仕様ではないので、野外での利用は想定しません。

ネットワークは、Wi-Fi 5とBluetooth 5.3 を搭載です。
Bluetoothは対応コーデックの説明がないのですが、販売サイトの情報だとSBCだけです。
ただ、ここは本機の仕様上、問題ないでしょう。
スピーカーの音質は、先述のように、同社は中音域を重視する構成です。
左右に25mmのドーム型トゥイーターが1つずつと、133mmのウーファーです。加えて(スピーカーユニットのない)165mmのパッシブラジエータで低音を膨らませます。
他社ほどガンガンならず、聴き疲れしにくい音質です。BGM的にゆったり聴きたい方に向きそうです。ハイレゾは非対応ですが、レンジはそれなりに広そうでした。
マルチルーム再生は対応ですが、2機用意してステレオのように使う方法は用意されません。
一方、JBLのセルフチューニング機能が利用できます。
場所を換えるごとに、内蔵マイクを利用して、音質を最適化できます。
ただ、ステレオ構成なので、最適なリスニングポイントはありますし、据え置くならば壁際でしょう。
小音量の再生は、仕組み的に問題なさそうです。

音楽配信サービスは、本機の「売り」です。
AIシステム的に Amazon系とGoogle系のサービス双方対応できるからです。
Apple系もAirplay対応です。
Chrome-Cast Build-in・Spotify Connectともに対応するので、スマホを介在させず、直接ネットワークにつなげられる仕様です。この仕様だと、先述のように、スマホの利用状況(着信)などがあっても、音楽は中断されません
Amazon系のマルチルームミュージックにも対応です。
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以上、JBL Authentics 300の紹介でした。
Amazon系とGoogle系の音楽サービスが双方利用できる部分が便利です。
SONOSのように、アプリ上で統合されてはいるわけではないですが、本機は、アトランダムに「BGM的」に流すのが本筋でしょうし、良いと思います。
一方、スピーカーユニットとしては、昔ながらのクラシカルでオーソドックスな構成です。安定感があるものの、空間ミュージックなどには対応しませんし、面白みはないです。また、置く場所によって音質は変わりそうです。
ただ、高級機ですし、昔ながらの「ミニステレオシステム」を楽しみたいようなオールドユーザーに向けた製品としては完成度が高いように思いました。
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【2023年発売】
19・JBL Authentics 200 JBLAUTH200BLKJN
¥37,577 Amazon.co.jp (11/11執筆時)
AIの種類:Google or Amazon
スピーカー:ステレオ
ユニット:2.0ch
ユニット口径:25mm×2+125mm
再生周波数帯域: 50Hz〜20kHz
サイズ:幅267×奥行168×高さ172mm
なお、本機の下位機種となるのが、JBL Authentics 200 です。

スピーカー構成は、こちらも、2.0chのステレオです。
左右に25mmのドーム型トゥイーターが1つずつと、125mmのウーファー、150mmのパッシブラジエータです。
本体が小さくなるぶん、トゥイーター以外が、上位機より若干小さいです。
あとは、バッテリーが内蔵されない点を除けば、同じです。
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結論的にいえば、スピーカーユニットはさほど小型化されていないのですが、本体サイズ(幅)の違いもあるので、上位機とは音質面で差はあります。
ただ、小型のユニットが欲しい方はいるでしょうし、机で仕事をしながら、近接視聴する場合、むしろ、こちらの構成のが向きそうでした。
Amazon系とGoogle系双方に対応できる部分も引き続き魅力です。外観のデザイン性も含めて、選んで良い製品に感じます。
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【2024年発売】(加筆予定)
20・JBL Authentics 500 JBLAUTH500BLKJN
¥99,000 Amazon.co.jp (11/11執筆時)
AIの種類:Google or Amazon
スピーカー:マルチサラウンド
ユニット:3.1ch
ユニット口径:25mm×3+70mm×3+165mm
再生周波数帯域: 40Hz〜20kHz
サイズ:幅447×奥行240×高さ255.7mm
一方、2024年に同じような仕様で、スピーカーの口径を大きくした上位機が登場しています。
こちらも Amazon系とGoogle系双方に対応できる同じコンセプトの製品です。

サイズは、幅447×奥行240×高さ255.7mmです。
幅広なので、結構存在感があります。
ただ、広めのリビングなどに置くぶんには問題ないです。

スピーカー構成は、こちらも、3.1chのステレオです(総合270W)。
左・右・中に25mmのドーム型トゥイータと70mmのミッドレンジウーファーが装備されます。
トゥイーターはアルミニウム製です。

その上で、下部に165mmのサブウーファーが、裏面にスリップストリーム型バスレフポートがあります(写真)。
大きな筐体に、可能な限りユニットを配置した感じがあります。むろん、設計が良いので、箱なりなどはないです。
一方、規格的にDolby Atmosの対応ですが、ハイトスピーカーはないので、そこは「バーチャル」です。
ネットワークは、Wi-Fi 6とBluetooth 5.3 を搭載です。
発売時期の関係もありますが、Wi-Fiのバージョンが新しいです。
一方、Bluetoothのコーデックは引き続きSBCのみなので、ここを狙った製品ではないです。
また、Wi-Fi経由で、ハイレゾ音源の再生はできますが、周波数帯域の部分で(認証基準としての)ハイレゾは非対応です。
そこを狙った製品ではないでしょう。
接続は、3.5mmのアナログの入力端子が見られます。
ただ、補助的なものでしょう。
あとは、言及したい違いはないです。
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結論的にいえば、落ちついた外観の高級機として評価できそうです。
ただ、中身の仕様は新しいので、そのギャップが面白く感じました。
未見ですので、現物をみてから加筆予定ですが、仕様をみた印象として、結構良さそうに思います。
2ウェイ3スピーカー構成で、同社の大事にする中音域を重視しつつ、サイズ感以上に、特に低音が強く感じられそうな構成ですから。
次回に続く!
スマートスピーカーのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、スマートスピーカーの比較の2回目記事でした。
しかし、記事は、もう少しだけ「続き」ます。

3・スマートスピーカーの比較 (3)
3-1:他の企業〈G-Assistant or Alexa〉
3-2:最終的なおすすめの提案 【結論】
スピーカー音質 ★★★★★
家電操作 ★★★★★
AIの賢さ ★★★★★
テレビ連携 ★★★★☆
設定のしやすさ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
次回の、3回目記事(こちら)は、残りの各社の製品をみたあとで、結論編に入ります。
今回紹介したスマートスピーカー全てから、目的別・予算別にAtlasのおすすめ機種を提案していきます。
引き続き、よろしくお願いします。
3回目記事は→こちら
