1回目記事からの続きです→こちら
4-1・デルのモニターの比較

4回目記事のトップバッターは、「米国勢」となる、デルのモニターです。
米国系は、HPもそうですが、画質調整をPCに任せる構成」にして、価格を少し安くする傾向にあります。
1・2.5K液晶モニターの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:LG〈韓国〉
1-3:EIZO〈日本〉
1-4:BenQ〈台湾〉
2・2.5K液晶モニターの比較 (2)
2-1:ASUS〈台湾〉
2-2:フィリップス〈日本〉
3・2.5K液晶モニターの比較 (3)
3-1:アイオーデータ〈日本〉
3-2:イイヤマ〈日本〉
4・2.5K液晶モニターの比較 (4)
4-1:DELL〈米国〉
4-2:レノボ ほか
5・2.5K液晶モニターの比較 (5)
5-1:最終的なおすすめの提案【結論】
今回も、1回目記事の冒頭(こちら)で書いた選び方の基本の説明に沿って解説をしていきます。
ーー
なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤系の文字色で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。

【27インチ】
【2023年発売】
45・Dell U2724DE
¥65,255 楽天市場 (4/11執筆時)
USB給電:90W
接続端子: HDMI DP USB-C LAN
46・Dell U2724D
¥52,560 楽天市場 (4/11執筆時)
USB給電:
接続端子: HDMI DP USB-C
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:350cd/u
液晶方式:Black IPS ノングレア
コントラスト比:2000:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:最大120Hz
HDR:
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:
保証期間:3年(無輝点保証)
U2724DEなどは、米国のデルのUシリーズの2.5K解像度のモニターです。
「デジタルハイエンドシリーズ」という別名もあります。
なお、U2724Dは、下位機種で、ノートPCに帯するUSB-C充電が不可なほか、付属するUSBハブ(USB-A)速度が遅く、LAN端子もない「廉価版」となります。
画面サイズは、27インチの大画面です。

パネルは、ノングレアのBlack IPSです。
4Kだとよく見る上位のパネルです。しかし、ビジネス向け2.5K機では珍しいです。
特に、コントラスト比(2000:1)は相当良く「黒が締まり」ます。
輝度(350cd/u)ほか、色域(P3 98%)も良いです。
Black IPSの場合、sRGB100%カバーなのは当然です。その上で、本機動画向けの基準となる(厳しい基準の)DCI-P3のカバー率も98%です。
新世代の広色域パネルを採用しており、優秀です。

キャリブレーション(Dell Color Management)機能も持ちますし、デザイナー向けと言って良いです。
応答速度は、オーバードライブ時、5msです。
輝度を含めて、パネル周りは他社機と同じです。
画像補正機能は、本機は、フリーカーフリー(ComfortView)や、ブルーライトカットは装備します。
ただ、自動画質調整をふくめて、あまり多機能ではないです。画面分割ほかマルチタスク関係の利便性が目立つほどです。

モニターアームは、前後左右高さ回転がフル装備です。
調整幅は、高さ15cm、チルト角度(上21° 下5°)、スイーベル(90°)、ピボット(180°)です。
モニターサイズを考えても、十分以上でしょう。
アームはスマートかつ堅牢ですし、買替の必要もないでしょう。優秀です。

接続端子は、HDMIとDisplayPortです。
加えて、上位機は、USB-Cでの接続に対応します。
給電力は90Wなので、16インチのMacBookProでもOKでしょう。
一方、上位機は、アップストリーム・ダウンストリームとも、USB-CはThunderbolt 4対応です。充電しつつ、最大、40Gbps(5000MB/s)のデータ通信が可能です。
デイジーチェーンもむろんできます。DELLは先述のように、画質調整などをあっさりですが、こうした部分の仕様は「骨太」です。

USBハブも、上位機は装備です。
USB-Aが3ポートとUSB-Cが1ポートです。
USB-Cは15W給電もできます。
いずれもUSB3.1規格なので、本機のUSBハブは「高速対応」です。最近の高速SSDストレージなどもそのスピードを活かせます。

Dell SB521A
¥4,331 Amazon.co.jp (7/17執筆時)
スピーカーは、未付属です。
ただ、Uシリーズは、別売で下部にスピーカー(SB521A)が挿入できます。
このブログの【サウンドバーの比較記事】紹介したようなバータイプです。
RMS表記で3.6Wのステレオなので、10W程度の出力は期待できそうです。ただ、【PCスピーカーの比較記事】で紹介したような、外部接続の製品の方が音は良いでしょう。
ただ、スマートに設置できるのは良い部分でしょうし、一般的なモニター搭載スピーカーより音質はだいぶ良いです。
ケーブルは、DisplayPortとUSB-Cケーブルがダブルで付属です。

保証期間は、DELLは3年です。
ただし、プレミアムパネル交換保証があります。
これは、嫌う方の多い「常時消灯(輝点)の交換保証」であり、DELLの人気の秘密です。
常時消灯(ドット抜け・黒点)は保証対象外ですが、3年と長期間でこの点を保証するのは同社だけでしょう。
---
以上、DELLの U2724DE の紹介でした。
それなりの価格がする製品ですが、パネル部分の品質は上級で、値段相応に思います。
その上で、USB-C端子で充電可能な2.5Kモニターですので、個人でも仕事用の高級機として需要がありそうです。
画質調製部分はやはり「あっさり」ですが、スタンド性能などほかの部分は問題ないです。プレミアムパネル交換保証もありますし、高級機として選択肢になるでしょう。

【2025年発売】
【23.8インチ】
47・Dell P2425D
¥39,098 Amazon.co.jp (4/11執筆時)
【27インチ】
47・Dell P2725D
¥41,493 Amazon.co.jp (4/11執筆時)
USB給電:
接続端子:HDMI2.1 DP
【23.8インチ】
48・Dell Pro 23 Plus QHD P2425DE
¥54,497 Amazon.co.jp (4/11執筆時)
【27インチ】
48・Dell Pro 27 Plus QHD P2725DE
¥43,800 Amazon.co.jp (4/11執筆時)
USB給電:90W
接続端子:HDMI2.1 DP USB-C1.4 LAN
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:350cd/u
液晶方式:IPS++ ノングレア
コントラスト比:1500:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:100Hz(WQHD)
HDR:
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:
保証期間:3年
P2425D などは、米国のDELLが販売するPシリーズのモニターです。
簡単に言えば、Pシリーズ(プロフェッショナルシリーズ)は、デザイン系を除く一般的なビジネス向けの上位ラインと言えます。
画面サイズは、本機は、27インチほか、23.6インチもラインナップします。

パネルは、IPSです。
輝度(350cd/u )、コントラスト比(1500:1)色域(sRGB 99%)と数字が良いです。
広色域IPSではないですが、(Atlasが便宜的に定めた)IPS++の水準はクリアする、コントラスト強化型の「新スタンダードIPS」といえるものです。
24年ごろから増えた、新世代のIPSと言えます。
モニターアームは、前後左右高さ回転がフル装備です。
調整幅は、高さ15cm、チルト(上21° 下5°)、左右(90°)と縦回転です。
先ほどの機種と同じです。十分です。
また、アーム部分は、スマートかつ堅牢であるので、買替の必要もないでしょう。優秀です。

接続端子は、上位機は、HDMI・DisplayPort・USB-Cです。
Display Port出力もあるので、デイジーチェーンにも対応できます。
下位機は、USB-Cは未付属で、デイジーチェーンもできません。
上位機は、USB-Cにで90W給電できます。
かなり強力で、大画面ノートでもフルスペック給電できます。
そのほか、上位機のみ有線LAN端子を装備です。

USBハブは、4ポートです。
形状は、USB-Cが1つ、USB-Aが3つで、速度はどれも普通にUSB3.0です。
スピーカーは、未付属です。

保証期間は、3年です。
Pシリーズは、デルのプレミアムパネル交換保証対応機です。
---
以上、DELLのP2425D などの紹介でした。
仕事用の使い勝手において、多くの配慮がある製品です。
後ほど見るようにこのシリーズには、WEBカメラ付きがありますが、それが不要ならば、仕事用としてまとまっていると言って良いです。
IPS液晶・フリッカー対策・稼働性の良いスタンドと、最低限大事な部分は備えますので、「目に優しい」要素を備えます。
ただ、画質補正の部分では、先述のように、LGほかに負ける部分はありますし、値段面でも格段に安いというわけではないですので、比較は重要でしょう。
ーーー

【2025年発売】
【27インチ】
49・Dell P2726DEB
¥73,3000 DELL直販 (4/11執筆時)
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:350cd/u
液晶方式:IPS++ ノングレア
コントラスト比:1500:1
応答速度:5ms (GTG)
リフレッシュレート:100Hz(WQHD)
HDR:
USB給電:90W
接続端子:HDMI2.1 DP USB-C1.4 LAN
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:5W×2
保証期間:3年
なお、P2726DEBも、DELLのPシリーズの製品です。
画面サイズは、27インチです。

パネルは、先ほどの機種と同じでIPS++の水準です。
本機も輝度(350cd/u )、コントラスト比(1500:1)色域(sRGB 99%)です。
モニターアームや接続端子の校正も先ほどの機種の上位構成と変わりません。
USB PD給電(90W)も、デイジーチェーンもありますし、LAN端子も備える「USB-Cドッキングステーション」仕様です。

カメラは、一方、本機のみ装備です。
装着式で、ポップアップ機能などはないです。
解像度は4M(2K)です。
撮像素子自体は、ソニーの裏面照射型のSTARVIS 5MP QHDカメラとされます。センサー自体は5MPですが、動画に必要な分に足るよう、ダウンサンプルさせている感じで理解できます。
いずれにしても、暗い場所につよいスタービスで、F2.0レンズ、AF対応と装備は「プロ用」だけに、筋が良いです。なお、撮像素子については【カメラの選び方の基本】を書いたこのブログの記事で書いています。

そのほか、AI自動フレーミングなど、最近進歩してきた画質改善技術を加えており、テレビ会議用のモニターとしては、かなり性能が良いと言えます。
スピーカーも、本機は備えます。
スピーカーは総合10Wでやや強めです。
マイクも、搭載で、ノイズキャンセル対応です。
--
結論的にいえば、値段は高めですが、カメラ・スピーカーなどテレビ会議の部分のスペックを重視する場合、かなりの性能と言えます。
パネルは、コントラストを強化した「新スタンダードIPS」系です。スタンドなどを含めて、装備は良いので、業務用の高品質機として、有力な選択肢にできるでしょう。
ーーー

【34インチ】【2025年発売】
50・Dell P3426WEV
¥96,800 DELL直販 (4/11執筆時)
解像度:UWQHD (3440x1440)
輝度:350cd/u
液晶方式:IPS++ ノングレア
コントラスト比:1,500:1
応答速度:3ms (GtoG)
リフレッシュレート:100Hz(最大)
HDR:
USB給電:90W
接続端子:HDMI2.1 DP USB-C1.4 LAN
スタンド:チルト 左右 高さ
VESA:100mm
スピーカー:(選択可 W×2)
保証期間:3年
LCD-CWQ341SDB-FXなどは、アイオーデータが販売するモニターです。

一方、カメラ付きについては、34型のUWQHD解像度 (3440x1440)の製品も出ています。
DELLは、この解像度を「WQHD」と表し、2.5Kを「QHD」表すので「ややこしい」ですが、他社にもあった、縦は4K・横は2K画面です。

パネルは、先ほどの機種と同じIPS++の水準です。
同じく、輝度(350cd/u )、コントラスト比(1500:1)色域(sRGB 99%)です。

正確には、色数がこちらのが多い(1677万→10.7億)パネルです。
ただ、FRCでの対応になるので、実質的に画質・階調差はないに等しいです。
モニターアームは、回転こそ非対応です。
ただ、高さ15cm、チルト(上21° 下5°)、左右(60°)このサイズでは柔軟です。
接続端子の構成は一方、入力はと変わりません。
ただ、出力部分で、デイジーチェーン用のDP端子がないです。
もっとも、このパネルサイズでマルチモニターを組みたい方は限られますし、合理的な判断です。
---結論的にいえば、横長画面を1モニターで賄いたい場合に候補になりそうな製品です。
接続面の装備も良いですし、用途によっては選択肢にできるでしょう。
ただ、仕事用の確認用とならば、同じほどのサイズの曲面用も結構あります。トレードのように一度に広範囲を見たい仕事ならば【曲面パネルの比較記事】で見ているような各機と、本機とを比べても良いでしょう。ただ、書類仕事による「目疲れ対策」には、最終的に平面のが有利というのがAtlasの考えです。
4-2・レノボのモニターの比較

続いて、レノボのモニターです。
米国のIBMからThinkPadとThinkVision を引き継いだ中国企業で、PC供給ではNECなどと連携関係にもある企業です。

【23.8インチ】
【2025年発売】
51・Lenovo ThinkVision P24Q-40 64B2GAR1JP
¥39,600 Lenovo直販 (9/22執筆時)
接続端子:HDMI2.1x1 DisplayPort1.4x1
USB給電:
52・Lenovo ThinkVision P24QD-40 64B1GAR1JP
¥48,400 Lenovo直販 (9/22執筆時)
接続端子:HDMI1.4 USB-C DisplayPort1.4
USB給電: 140W
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:300cd/u
液晶方式:IPS++ ノングレア
コントラスト比:1500:1
応答速度:4ms (GTG)
リフレッシュレート:最大120Hz
HDR:HDR 10
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:(別売)
保証期間:3年
Lenovo ThinkVision P24Q-40などは、レノボの ThinkVisio Pシリーズの2.5Kモニターです。
画面サイズは、23.8インチです。
このシリーズには27型もありますが、後ほど紹介します。

パネルは、IPSです。
輝度(300cd/u)、コントラスト比(1500:1)色域(sRGB 99%)というスペックです。
コントラストの改善が入った新世代のIPSです。その他の数字を含めて、上表のIPS++の水準は、クリアする良質のパネルです。
応答速度は、オーバードライブ時最大で4msです。
ノーマルでも6msなので問題ないです。
画像補正機能は、ただし、特段の説明はなく、「あっさり」です。
フリッカー対策はなされます。
スタンドは、上下左右高さ回転と全方向対応です。
チルト(上 23.5度 下5度)、左右(90度)、高さ(15.5cm)と回転なので、可動性も良いです。

接続は、下位機は、HDMI2.1x1 DisplayPort1.4x1です。
一方、上位機は、これに加えて、合計140Wとかなりの給電力を持つUSB-C端子を装備します。加えて、4基のUSB3.0ハブ(USB-A)とLANを装備する、接続性の良い機種です。
最大4台までのデイジーチェーン(数珠つなぎ)も上位機だと対応します。

【型番:4XC1J05150】
ThinkVision MC60 (ロング)モニター Webカメラ
¥9,900 Lenovo直販 (8/20執筆時)
【型番:4XD1J05151】
ThinkVision MS30(ロング) モニター サウンドバー
¥2,970 Lenovo直販 (8/20執筆時)
スピーカーは、未付属です。
しかし、以上の純正サウンドバー、ノイキャンマイク内蔵のフルHDカメラが用意されており、増設により、特にビデオ通話などに対応できます。Windowsならば顔認証も対応です。
特にカメラは、オートフォーカス・オートフレーミング対応の新世代ですので、導入効果は高いでしょう。いずれも専用設計で、背面の端子にささるような設計なので、他社製品を導入するよりスマートでしょう。
配線も、本機の仕様だとUSB-Cで済むので、スマートです。
保証年数は、3年です。
---
以上、 ThinkVision T25d-30の紹介でした。
上位機は、特に接続面で高度な仕事向けモニターといえます。
23.8インチほどの2.5K解像度の仕事用としては、各社通しても、パネルやスタンド部分を含めて、総合的な性能が良いといえます。カメラやスピーカーを増設すれば、かなり高度な運用ができそうです。
あえて言えば、映像補正系の機能性は弱めですが、仕事用ならば問題ないかと思います。フリッカー対策もありますし、「目の優しさ」に注目した場合も問題なさそうです。
ーーー
このほか、同社のビジネス用の高級機は、次のような展開があります。
順番にみておきます。

【27インチ】
【2025年発売】
53・Lenovo ThinkVision P27Q-40 64A7GAR6JP
¥44,990 Lenovo直販 (9/22執筆時)
接続端子:HDMI2.1x1 DisplayPort1.4x1
USB給電:
(可変ビットレートあり)
53・Lenovo ThinkVision P27QD-40 64B3GAR2JP
¥46,750 Lenovo直販 (9/22執筆時)
接続端子:HDMI1.4 USB-C DisplayPort1.4
USB給電: 140W
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:350cd/u
液晶方式:広色域IPS+ ノングレア
コントラスト比:1500:1
応答速度:4ms (GTG)
リフレッシュレート:最大120Hz
HDR:HDR 10
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:(別売)
保証期間:3年
第1に、ThinkVision P27Q-40などです。
Pシリーズの27インチ機になります。
仕様は、上位機、下位機とも、先ほどみた23.8インチとほぼ同じです。

パネルは、ただ、このサイズだと、広色域IPSです。
輝度(350cd/u)コントラスト比(1500:1)色域(DCI-P3:98%)というスペックです。2.5Kの一般機だと、この価格帯で、P3 98%の水準を表明できる機種は珍しいです。
その上で、コントラスト比も高いので「広色域IPS++」というのが今回の記事だと正確かもしれません。
この部分でデザイン系の仕事には割と良さそうです。
ただ、画像補正面や、設定部分、あるいは、キャリブレーションなどの点で、ASUSほかの完全な「デザイナー向け」のディスプレイほどの専門的な機能性はないでうす。

一方、面白い機能性は、自動の可変リフレッシュレートで、コンテンツにあわせて、24〜120Hzまで自動でリフレッシュレートを調整する機能性です。
これは、27型のみにみられる特徴です。ただし、使用する機器側が、HDMI2.1(VRR or DRR)に対応している必要があり、基本的にWindows向けの機能性です。
---
結論的にいえば、厳密な色合わせなどの意味でのデザイン用モニターではないものの、デザイン業務に使いつつ、普通の仕事用にもマルチに使う場合、割とよさそうな仕様です。
仕様的に、テキスト仕事用には、輝度がやや高め水準には思いますが、本機は、ThinkVision Pシリーズでビジネス用ラインの高級機としての設計ですし、しっかり設定すれば(おそらく)問題ないかと思います。
ーー

【27インチ】
【2025年発売】 (可変ビットレートなし)
54・Lenovo ThinkVision T27QD-40 64AAGAR2JP
¥41,360 Lenovo直販 (9/22執筆時)
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:350cd/u
液晶方式:IPS++ ノングレア
コントラスト比:1500:1
応答速度:4ms (GTG)
リフレッシュレート:最大120Hz
HDR:HDR 10
USB給電: 100W
接続端子:HDMI1.4 USB-C DisplayPort1.4
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:(別売)
保証期間:3年
第2に、T27QD-40 です。
Tシリーズの27インチ機になります。
1つ上のPシリーズ(上位版)と仕様は似ていて、デイジーチェーンなどの接続性が良い、ビジネス用になります。

パネルは、ただ、今回の基準だとIPS++です。
輝度(350cd/u)、コントラスト比(1500:1)色域(sRGB 99%)というスペックです。
ただ、色域においてP3は出されませんし、デザイン業務用ではないです。
そのため、出荷前キャリブレーションもないです。
接続端子の構成は、同じく、HDMI1.4 USB-C DisplayPort1.4です。
また、デイジーチェーン対応で、USBハブや、LANもあります。
ただ、、LANの仕様(2.5G→1G)がやや劣るほか、USB給電力(140W→100W)も、比べればやや弱いです。

しかし、最も大きな違いは、自動可変ビットレート機能を省いた仕様である点です。

【型番:4XC1J05150】
ThinkVision MC60 (ロング)モニター Webカメラ
¥8,690 Lenovo直販 (8/20執筆時)
【型番:4XD1J05151】
ThinkVision MS30(ロング) モニター サウンドバー
¥2,970 Lenovo直販 (8/20執筆時)
Tシリーズも、純正のカメラとサウンドバーの接続は可能です。
---
結論的にいえば、可変ビットレートの自動制御機能が内部分で、Pシリーズとは一定の差はあります。
個人的には、そちらのほうが面白く思いますが、普通の仕事用ならこちらで十分でしょう。接続性は引き続き優れますし、スタンド、パネル部分の質を含めて、仕事用モニターとしては「贅沢」仕様といえます。
ただ、普通の仕事用と考えると、輝度がやや高めなのでテキスト中心の仕事の場合は、より良い機種はあるでしょう。
ーーー

【27インチ】
【2025年発売】
55・レノボ ThinkVision E27Q-40 64BDGAR4JP
¥31,790 Lenovo直販 (9/22執筆時)
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:350cd/u
液晶方式:IPS++ ノングレア
コントラスト比:1500:1
応答速度:4ms (GTG)
リフレッシュレート:最大100Hz
HDR:HDR 10
USB給電: 100W
接続端子:HDMI2.1 x2 DisplayPort1.2
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:(別売)
保証期間:3年
第2に、T27QD-40 です。
Eシリーズの27インチ機になります。
ThinkVisionの入門機的位置づけのラインです。

パネルは、ただ、本機もIPS++の水準はあります。
輝度(350cd/u)、コントラスト比(1500:1)色域(sRGB 99%)というスペックですので、Sシリーズとパネル部分は同じです。
リフレッシュレートは、100Hzと多少落ちますが、仕事用なら問題ないでしょう。
接続端子の構成は、HDMI2.1 x2 DisplayPort1.2となります。
HDMIが2系統あるのは、家庭向きには良い仕様です。
ただし、USB-C端子はないですし、USBハブもなく本格的な仕事向けではないです。
この仕様なので、先述の純正のカメラとサウンドバーの接続は非対応になります。
スタンドは、本機もフル稼動です。
チルト(上 22度 下5度)、左右(360度)、高さ(15.5cm)と回転です。
可動性は良いです。
---
結論的にいえば、パネル、スタンドは合格点の仕様で、接続もHDMIが2系統という構成は、一般向けには、良い仕様に思います。
これらの点で言えば、ThinkVision は「仕事向け」に出されているシリーズながら、むしろ、映像、動画視聴を中心に考えた「家庭向けモニター」として、評価できるスペックです。
テキスト仕事用のモニターとして考える場合、若干輝度が高めかなと思いますので。

【27インチ】
【2024年発売】67C0UAC6JP
56・ Lenovo L27h-4A QHD 67C0UAC6JP
¥27,280 Lenovo直販 (4/11執筆時)
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:350cd/u
液晶方式:IPS++ ノングレア
コントラスト比:1500:1
応答速度:4ms (GTG)
リフレッシュレート:最大100Hz
HDR:HDR10
USB給電:75W
接続端子:HDM2.1I×2 -DP1.4 USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:3W×2
保証期間:3年
L27h-4Aは、レノボの販売する、2.5Kの27インチモニターです。
米国のIBMからThinkPadとThinkVision を引き継いだ中国企業で、PC供給ではNECなどと連携関係にもある企業です。
新旧両機種あります。パネルが変更になっており、コントラスト比とリフレッシュレートの改良が見られます。

パネルは、IPS++の水準です。
スペックは、輝度(350cd/u)コントラスト比(1500:1)、色域(sRGB 99% DCI-P3 90%)です。本機も、コントラスト比は、やはり目をひきます。
HDRは、HDR10ですが、対応です。
応答速度は、オーバードライブ時最大で4msです。
ノーマルでも6msなので問題ないです(ネイティブ14ms)。
リフレッシュレートも、100Hzは出せます。
画像補正機能は、特段の説明はなく、「あっさり」です。
フリッカー対策がなされる程度です。

スタンドは、上下左右高さ回転と全方向対応です。
チルト(上 22度 下5度)、左右(360度)、高さ(15cm)と回転なので、可動性も良いです。
接続端子は、DP HDMIとUSB-C端子です。
USB-C端子は、スペック表未記載でしたが説明書によると最大75Wです。
スピーカーは、総合6Wです。
内蔵スピーカーのレベルではありますが、そこそこです。
保証期間は、しっかり3年です。
---
以上、 Lenovo L27h-4Aの紹介でした。
3万円前後のWQHD解像度27インチ機は、競合が多いです。
本機の場合、コントラスト比の部分のパネルスペックが良い上で、スタンドの稼働性、輝度ほか、他のスペックもしっかりします。USB-C給電もしっかり対応です。
外観デザインもHPのようなシンプル系で交換がもてますし、スペック的なバランスも良いように思います。保証も、しっかり3年です。
画像処理の部分は、海外勢の多くのように「PCおまかせ」系ですが、それ以外は問題ないです。パネル品質重視で、格安な機種を探している場合、意外と良い候補に見えます。

【27インチ】
【2025年発売】(執筆時在庫なし)
57・ Lenovo L27qe QHD ディスプレイ 68C8GAC3JP
¥(19,800) Lenovo直販 (4/11執筆時)
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:4ms (GTG)
リフレッシュレート:最大100Hz
HDR:
USB給電:
接続端子:HDMI2.1 DisplayPort1.4
スタンド:チルト
VESA:100mm
スピーカー:
保証期間:3年
Lenovo L27qe QHD ディスプレイ は、レノボの製品では、最も安い2.5Kモニターです。
他社と比べても「最安クラス」と言えます。

パネルは、IPSです。
スペックは、輝度(250cd/u)コントラスト比(1000:1)、色域(sRGB 99%)です。
昔からあるスタンダードなスペックのパネルです。
色域は、やや良いタイプですが、ここまでみた同社の製品とは、差があります。
ただ、普通に仕事用に使うならば、問題ない水準です。
HDRは、非対応です。
応答速度は、オーバードライブ時最大で4msです。
リフレッシュレートも、100Hzは出せます。
画像補正機能は、本機も特段の説明はなく、「あっさり」です。
フリッカー対策がなされる程度です。
スタンドは、チルト角度(上 22° 下5°)の調整のみです。
同社はスタンドの装備が良い機種が多いですが、本機は例外です。
接続端子は、HDMI2.1 DisplayPort1.4です。
格安機の場合、デジタル系は1端子の場合も他社ではあるので、しっかり2系統あるのはポイントでしょう。
スピーカーは、未搭載です。
保証期間は、3年です。
---
以上、Lenovo L27qe QHD ディスプレイ の紹介でした。
2.5K解像度である部分以外は、個性はないが、安いという製品です。仕事用に、高解像度の27型が欲しいが予算は抑えたいという場合候補でしょう。
仕事用モニターとして、テキスト仕事を中心に考える場合、この程度の性能でも問題ないですから。スタンドは、不満があればアームなどに後日換装することも視野に入れると良いでしょう。
次回に続く
WQHDモニターのおすすめは結論的にこれ!
というわけで、今回は、2.5Kモニターの比較の4回目記事でした。
しかし、記事は、もうすこしだけ「続き」ます。

5・2.5K液晶モニターの比較 (5)
5-1:最終的なおすすめの提案【結論】
画質の良さ ★★★★★
目疲れしにくさ ★★★★★
スタンドの性能 ★★★★★
応答速度 ★★★★★
リフレッシュレート ★★★★★
品質保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
続く、5回目記事(こちら)では、全体の結論編です。
今回紹介した全製品から、予算別・目的別に、Atlasのおすすめモニターを提案していきます。
引き続きよろしくお願いします。
5回目記事は→こちら
