比較2019'【目に優しい】大画面液晶モニター35機のおすすめ:31.5インチ WQHD解像度 (4)

2019年12月06日

比較2019'【目に優しい】大画面液晶モニター35機のおすすめ:31.5インチ WQHD解像度 (4)

【今回レビューする内容】 2019-2020年 目の疲れない31.5インチ液晶ディスプレイの価格・性能・おすすめ :WQHD解像度モデル

【比較する製品型番】ASUS VA32AQ フィリップス 328P6AUBREB/11 iiyama ProLite XB3270QS XB3270QS-B1 X3291HS-B1 IODATA EX-LDQ321DB ViewSonic VX3276-2K-MHD-7 323E7QDAB/11 EX-LDQ322DB LCD-PHQ321XQB

今回のお題
目に優しい大型液晶ディスプレイのおすすめはどの機種?

 ども、Atlasです。

 今日は、2019年12月現在、最新の中型〜大型のパソコン用の液晶ディスプレイの比較をします。

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 売れ筋の大画面ディスプレイのうち、「目に優しい」といえる製品をピックアップして紹介します。

1・31.5インチの液晶モニタ
2・27インチの液晶モニタ
3・24インチの液晶モニタ
4・23インチの液晶モニタ

5・21インチの液晶モニタ

 記事はサイズ別に分けています。

 1回目の今回は、4K対応モデルを除くと最も「大画面」な、31.5インチのモニターを紹介します。

第6回・4K5K解像度の液晶モニタ

 ただ、4K解像度のモニターについては6回目の【4K5K解像度の液晶モニタの比較記事】でまとめて紹介しています。恐れ入りますが、そちらのリンク記事をご覧ください。

1・液晶パネルの品質 ★★★★★
2・スタンドの性能  ★★★★★
3・動画の再生技術  ★★★★★
4・品質保証     ★★★★★
5・総合評価     ★★★★★

 というわけで、以下では、各社のモニターを一機ずつ比較していきます。

 そして、最後の「結論」では、上表のような観点から、「Atlasのオススメ機種」を提案していきます。

7・タッチパネル式モニタ
8・ゲーム向けの液晶モニタ
9・Mac向けの液晶モニタ
10・液晶モニターの選び方【まとめ】

 なお、今回の記事は、全10回のPC用モニター比較シリーズの記事の1つとして書きました。

1・目に優しい液晶モニターの選び方

 Atlasは、仕事用を合わせると、これまでモニターを20機種以上は使い潰し、買い換えてきました。 

 その経験上、「目に優しいモニター」を選ぶためには、以下の3つの基本をおさえることが重要です。

1・適切な画面の大きさ

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 第1に、画面の大きさです。

 仕事の効率を考える場合、「大画面」のモニターというのは大きな魅力があります。

 しかし、良いことばかりでもなく、目線を移動させる回数が増えるために、眼精疲労が増加します。

 そのため、31.5インチサイズなら80cm以上は、目からモニターの距離を確保してください。仕事用の事務机ならば、いずれのサイズも問題ありません。

 一方、奥行のない机をお使いならば、【27インチモニターの比較記事】で紹介した、ワンサイズ小さな27インチが良いでしょう。

2・モニタースタンドの性能

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 第2に、モニタースタンドの稼働性です。

 スタンドについては、モニターを選ぶ際に、軽視されがちです。しかし、「目の疲れ」に大きく影響する要素です。

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 基本的に、モニターと目線は水平にするのが、目が最も疲れない配置です。

 しかし、格安モニターの場合、角度は調整できても高さが調整できない機種がほとんどです。

 そうした機種の場合、「目に優しい」体勢をとろうとすると、椅子の高さを無理に調整する必要がでるため、腰や肩の疲労につながります。

 そのため、モニターアームの角度や高さが柔軟に調整できるモデルを選ぶことが大切です。

3・液晶パネルの品質

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 第3に、液晶パネルの品質です。

 液晶は、VAパネルTNパネルと、IPSパネルという3種類の液晶方式が主流です。


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 このうち、もっとも「目に優しい」といえるのは、IPSパネルです。

 なぜなら、IPS液晶は、視野角が広いので、色味やコントラストが画面を見る角度が変わっても変わらないからです。 また、コントラスト比も高く、動画表示なども得意ですから、高級な液晶テレビでも採用されています。  

 IPSパネルは、高級な液晶テレビでも採用されるものです。コントラスト比も高く、動画表示なども得意です。

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 TNパネルやVAパネルは、IPSに較べると安いのですが、視野角が狭く、表示品質も悪いです。

 なお、最近は、IPSパネルの廉価版で、それに準じる視認性を持つADSパネルという種類もでています。これについては、該当機種の説明で詳しく書きますが、表示品質は多少IPSを下回ります。

 いずれにしても、以下の記事では、それぞれの機種がIPSパネルかどうか必ず言及しながらレビューします。

ーーーー

 基本的にこの3点に注意すれば、「目に優しいモニター」は選べます。

 他にも画面の加工法(光沢・非光沢)や、画像調整機能など重要視したい項目はありますが、それらは、各機種を解説する中で、説明していきたいと思います。

2・大型31.5型モニターの比較

 ここからは、具体的に31.5インチのモニターを紹介していきます。

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 本体サイズは、27型の場合、高さ40cm×横幅62cmほど設置に必要ですが、31.5型の場合、高さ50cm×横幅70cmほどのスペースは、考慮しておく必要があります。

 画面領域は、このサイズは共通して、WQHD(2560x1440)解像度なので、16:9の縦横比となります。

 フルHDや4Kと互換性があるため、ゲームなどをフルスクリーン表示する場合も、問題なく使えて便利なサイズです。


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 【スピーカー付属】

 27・ASUS WQHDモニターディスプレイ VA32AQ
  ¥37,223 Amazon.co.jp (12/6執筆時)

解像度:2560x1440
輝度:250cd/m2
液晶方式:IPS
コントラスト比:1,200:1
応答速度:5ms(GTG)
接続端子:HDMI Display port D-Sub×1
スタンド:角度のみ【VESA100mm】
スピーカー:内蔵(4w×2)
保証期間:3年

 VA32AQは、台湾のASUSから販売されているモニターです。

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 中型のTVとしても利用できそうな大画面です。

 書類仕事には、複数書類を並べるにせよ、(机とのバランスを考えても)27インチ前後が最適で、大きすぎると思います。

 しかし、大画面でゲームをしたい場合や、トレード用などには、このサイズには一定のニーズがありそうです。

 一方、額縁(ベゼル部分)は、それなりに薄く、一定の没入感は得られそうです。

 液晶の性能は、視野角が広いIPS液晶を採用します。

 応答速度も、5msと十分なうえ、コントラスト比もIPS液晶としては、1200:1と水準が高めです。

 輝度は、250cd/m2ですので、他社水準より多少劣ります。

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 画質調整機能は、シーンに合わせた表示を自動調整できる、SplendidPlusを採用します。

 明るさセンサーや、輝度制御に関する技術は未搭載ですので、このあたりに高級機との差を感じます。

 しかし、それでも値段の割に充実していると言えます。

 業界標準となる、フリッカーフリーとブルーライト軽減機能も付属します。

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 モニタースタンドは、一方、上下に角度を変える機能のみ付属です。

 ただ、30インチを超えてくる大画面ディスプレイの場合、(用途的にTVに近い目線移動で利用することになるため)そこまで神経質になる必要もないでしょう。

 接続端子は、アナログ端子のほか、HDMI・Display portが付属します。HDMIケーブルとアナログケーブルは、本体に同梱されます。

 スピーカーは、4wの簡易的なスピーカーが付属です。

 保証は、3年間です。パネルも含めての保証であり、海外ブランドながら充実します。

---

 以上、ASUSの31.5インチモニターVA32AQの紹介でした。

 大手の製品で、かつ売れ筋なので、31.5インチのモニターを選ぶ際の「標準」として、比較対象にするのに便利な機種です。

 これといった弱点もないですし、3年保証もあるため、素直にこれを選んでしまっても問題ないでしょう。


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 28・フィリップス 328P6AUBREB/11
  ¥47,304 Amazon.co.jp (12/6執筆時)

解像度:2560x1440
輝度:450cd/m2
液晶方式:IPS
コントラスト比:1,200:1
応答速度:4ms(GTG)
接続端子:USB-C 3.1 HDMI2.0 Display port D-Sub
スタンド:上下左右高さ回転【VESA100mm】
スピーカー:内蔵(3w×2)
保証期間:5年

 328P6AUBREB/11 は、オランダのフィリップスが販売する31.5インチの大画面モニターです。

 液晶の性能は、この機種も視野角が広いIPS液晶を採用します。

 応答速度は、4msとASUSより高速です。

 性能面では多少こちらの方が良いと言えます。

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 輝度も、最大輝度が450cd/m2と明るいです。

 それもあって、HDMI端子経由で、HDR(ハイダイナミックレンジ)に対応します。

 HDRは、最近のTVに採用されつつある技術です。対応した動画を再生する場合、輝度ピークが高く、階調表現に優れる画像を楽しめます。

 ただ、他社には、HDRに満たない普通のSDRを再計算でアップコンバートする機能を持つモデルがありますが、こちらはそうした技術は不採用です。

 そのため、明確に「有効な技術」とも言えません。

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 また、こちらは、AdobeRGB 99%カバーのカバー率で、10bit表示可能な、広色域タイプのIPS液晶を採用します。

 その点で優れますが、グラボなどの周辺機器の対応が必須ですし、ゲームや動画にはほぼ無関係です。デザイン業務以外は、この部分を考慮せずとも問題ありません。

 画質調整機能は、一方、言及するべき特別な機能は未搭載です。

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 モニタースタンドは、一方、上下の高さ調節のほか、左右・回転も自在のフレキシブルタイプです。

 大画面モニターで、このタイプが搭載されるのは珍しいです。しっかり角度を合わせれば、目は疲れにくいでしょう。もちろん、「31.5型だけで比較した場合に、疲れにくい」という意味です。

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 接続端子は、アナログ端子のほか、HDMI2.0・Display portが付属します。一方、この機種はUSB-C 3.1ドッキングステーションを内蔵しています。

 給電可能なので、ノートPCの充電も可能です。その状態で、映像表示やデータのやり取りが可能ですので、ノートをリッドクローズドで利用する場合など、有用でしょう。

 スピーカーは、3wの簡易的なスピーカーが付属です。

 保証は、5年間です。長期ですが、パネルも含めての保証であり、充実します。

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 以上、フィリップスの328P6AUBREB/11の紹介でした。

 ノートPCの外部ディスプレイとして、USB-C 3.1ドッキングステーションを使いこなそうと考えている場合、この機種はオススメできます。動画などを大画面で手軽に再生したい場合など、配線面では有利でしょう。

 モニタースタンドもビジネス向きに作られているので、ビジネス用にも向きそうです。

 ただ、この製品は輝度ピークが高い特殊なパネルの製品ですので明るさを落として、長時間(2-3時間)文字をずっと見つめるような使い方(ワープロなど)は、あまり向かないと思います。


  

 29・iiyama ProLite X3291HS X3291HS-B1
  ¥24,374 Amazon.co.jp (12/6執筆時)

解像度:1920×1080
輝度:250cd/m2
液晶方式:IPS
コントラスト比:1,000:1
応答速度:5ms(GTG)
接続端子:DVI HDMI D-SUB
スタンド:上下左右高さ【VESA100mm】
スピーカー:内蔵(3w×2)
保証期間:3年

 X3291HS-B1は、マウスコンピューター参加の日本のイイヤマが販売するディスプレイです。

 同社は、これ以外にもこのサイズで上位解像度の製品(XB3270QS-B1)を出していましたが、現在は生産終了となっています。

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 液晶の性能は、この機種も視野角が広いIPS液晶を採用します。

 LGのAH-IPSです。また、テレビにも使われる、ハーフグレア液晶になります。また、画面サイズはここまでの機種とことなり、解像度が低い、フルHD解像度となる製品です。

 結論的にいえば、この機種は、会議室などの業務用に生産されているものだと思われます。とはいえ、家庭でもおそらく「32型ほどのテレビ兼用」として考えている方には向きます。

 その上で、応答速度も5msですから、優秀です。


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 画質調整機能は、ASUSのように、細かい自動調整モードが付属します。ブルーライト軽減機能とフリッカーフリー対策も対応します。

 モニタースタンドは、ただし注意が必要です。

 この機種は、前後の角度調整のみ対応だからです。先述のように、基本、会議室などの業務用に販売しているモデルだからです。

 接続端子は、HDMI・DVI・D-subという一般的な構成です。

 いずれも、長めの1.8mのケーブルが付属しており、利便性が高いです。

 スピーカーは、3wの簡易的なスピーカーが付属です。

 保証は、3年間です。

 一部の海外ブランドは、パネルとバックライトは1年保証ですが、イイヤマは、しっかり「全部3年保証を明示」しています。

---

 以上、イイヤマの X3291HS-B1の紹介でした。

 大画面ながら、画質面でフルHDを要求する環境で使われる方に向けられたニッチな製品でしょう。

 高解像度を追うブランドが増えたので、その穴埋めとして、市場でこうした製品は重要でしょう。

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 30・フィリップス E-Line 323E7QDAB/11
  ¥24,200 Amazon.co.jp (12/6執筆時)

解像度:1920×1080
輝度:250cd/m2
液晶方式:IPS
コントラスト比:1,000:1
応答速度:5ms(GTG)
接続端子:DVI HDMI D-SUB
スタンド:チルトのみ【VESA100mm】
スピーカー:内蔵(3w×2)
保証期間:5年

 なお、フィリップスからも、実質的な下位機種として、解像度の及ばない「フルハイビジョン液晶」の製品が出ています。

 イイヤマとパネルの供給元が同じで、性能も似通っています。

 値段もほぼ同一ですが、スタンドの稼働性が及ばないため、スペックで選ぶならば、イイヤマでしょう。


  

 【2019年】【通常型番】

 31・IODATA LCD-MQ322XDB
  ¥49,279 楽天市場 (12/6執筆時)

 【2019年】【Amazon限定】

 32・IODATA EX-LDQ322DB
  ¥33,480 Amazon.co.jp (12/6執筆時)

 【2017年】【Amazon限定】(フルHD)

 33・IODATA EX-LDQ321DB
  ¥33,747 Amazon.co.jp (12/6執筆時)

解像度:2560x1440
輝度:300cd/m2
液晶方式:ADS(IPS方式)
コントラスト比:1,200:1
応答速度:4ms(GTG)
接続端子:HDM×3I Display port
スタンド:角度のみ【VESA100mm】
スピーカー:内蔵(2.5w×2)
保証期間:3年/5年

 EX-LDQ322DBは、アイオーデータが販売する31.5インチディスプレイです。

 同社は、三菱電機のモニター部門を吸収して、ゲーム方面に強いモニターを多く作っている会社です。

 なお、現状で複数のモデルがあります。「Amazon限定販売」とあるモデルは、保証は3年(通常は5年)ですが、価格が安く、性能は通常と同等です。

 ただし、2017年モデルについては、解像度がフルHDであるほか、明るさ調整に関わる機能が無いため、新モデルで良いでしょう。

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 液晶の性能は、しかし注意が必要です。

 なぜなら、アイオーデータは、格安のADSパネルを採用しているからです。

 ADSは、IPS液晶の「ジェネリック」とも言えます。特許・商標の関係から中国の企業が「IPS方式」で生産したパネルをADSという名前で流通させています。

 表示品質はIPSに準じますが、信頼性については、やはりIPSが上位です。

 ただ、公平を期して言えば、最近はその部分の評価も高まってきてはいます。

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 画質調整機能は、動画などの低解像ソースを再計算し、解像度を高める超解像技術が目立ちます。

 テレビなどに採用される技術で、同社のモニターの多くに搭載されます。

 加えて、バックライトを制御して、輝度ピークを調整できるCREXも搭載します。

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 その上で、映像の彩度をあげるエンハンストカラー機能など、最近のテレビの傾向をふまえた諸機能を搭載しており、動画には強そうです。

 ゲームモードなど、画面モードの変更も可能です。また、フリッカーレスモードと、ブルーライトカットモードも搭載です。

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 また、コントラスト・輝度の部分で言えば、画像の明るさに応じて、輝度をコントロールするCREX機能が付属します。

 これは、シアター向きの機能ですが、書類仕事における目の優しさの部分でも、有効です。その場合、「コントラストリダクション」機能と名前が変わりますが、意味合いは同じでしょう。

 モニタースタンドは、一方で、上下の角度のみ変更可能と充実していません。

 接続端子は、HDMI・Display portという一般的な構成です。

 HDMI端子は3つなので、複数の機器をつなげるには便利でしょう。

 ケーブルは、1.8mのDisplayPortケーブルのみ付属です。

 スピーカーは、2.5wの簡易的なスピーカーが付属です。

 保証は、3年間です。こちらも、しっかり「全部3年保証を明示」しています。

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 以上、アイオーデータのEX-LDQ321DBの紹介でした。

 端子が多いので、どちらかと言えば、家庭用ゲーム機などを含めたマルチな利用に向きそうな機種です。

 ADS液晶である点は割り引いて考えないといけないですが、画質補正は、ゲーム・動画に向いたものが多いと言えます。

 その点で、エンターテイメント系の利用法を考えている場合は、こちらを選んでも良いと思います。


    

 【2019年】【通常型番】

 34・IODATA LCD-PHQ321XQB  
  ¥49,976 Amazon.co.jp (12/6執筆時)

解像度:2560x1440
輝度:250cd/m2
液晶方式:ADS(量子ドット)
コントラスト比:1,200:1
応答速度:3ms(GTG)
接続端子:HDM×3I Display port
スタンド:角度のみ【VESA100mm】
スピーカー:
保証期間:5年

 LCD-PHQ321XQBは、アイオーデータが発売する上位機です。

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 液晶の性能は、この機種も、中国系のADSパネルです。

 しかし、Quantum dot(量子ドット)ディスプレイ技術を採用します。

 最近日本に進出した、中国のTCLが同社のテレビに使っている技術ですが、光源に青色LEDを採用した上で、パネルの後部に特殊フィルムを差し込むことで、色再現性を高めた技術です。

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 これにより、Adobe RGB 99%のカバー率を誇るため、グラフィック関係の仕事には向くでしょう。

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 画質調整機能は、量子ドット技術で表現が拡がったためか、色調ではなく、コントラストをいじる、エンハンストコントラスト機能が付属します。

 応答速度は、わりと速いですが、位置付け的には、ゲーム向きな機種ではないでしょう。

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 そのほか、下位機種同様に、輝度をコントロールするCREX機能が付属します。

 また、多彩な画面モードも搭載です。

 モニタースタンドは、上下の角度のみ変更可能と充実していません。

 接続端子は、こちらも、HDMI・Display portという一般的な構成です。

 ケーブルは、1.8mのDisplayPortケーブルと、1.5mのHDMIケーブルが付属です。

 保証は、5年間です。

---

 以上、LCD-PHQ321XQBの紹介でした。

 sRGBとAdobe RGBのカバー率が高く、写真やデザイン関係の方が、格安品を探している場合は、フィリップス同様に候補でしょう。

 書類仕事についても、輝度を適切に自動調整する「コントラストリダクション」機能や、フリッカー対策など、「目の優しさ」の部分で有利な技術が網羅されます。

 こうした点で言えば、信頼性の部分で劣るADSパネルである点に納得できるならば、グラフィック用としては、相当なコスパがあり、選択肢にできます。


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 35・ViewSonic VX3276-2K-MHD-7
  ¥30,352 楽天市場 (12/6執筆時)

解像度:2560x1440
輝度:250cd/m2
液晶方式:IPS
コントラスト比:1,200:1
応答速度:4ms(GTG)
接続端子:HDM×2 Display port mini DP
スタンド:固定【VESA100mm】
スピーカー:2w×2
保証期間:3年

 VX3276-2K-MHD-7 は、アメリカのViewSonicが販売する液晶ディスプレイです。

 アメリカでは、格安の液晶製品のシェアが昔から高く、Atlasも現地でよく見かけました。

 液晶の性能は、この機種は、IPS液晶を採用します。

 フィリップス同様に10bit対応ですが、輝度は250カランと控えめです。

 ビジネス向きにおもに最適化した製品かもしれません。ただ、オーバードライブ時の応答速度は速めです。

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 画質調整機能は、ソースに合わせた自動的な画質調整機能は、未付属です。

 ただ、ビューソニックは、SuperClear画像補正技術と名付けた、色域・輝度・動画ブレ調整を含めた総合的な補正技術を採用します。そのため、低価格帯製品としては、レベルは高いです。

 そこそこ(マニュアル調節の)経験のある方ならば、無難に使いこなせます。

 モニタースタンドは、一方で、固定式であり、調整がきかない点が難点です。

 接続端子は、HDMI・Display port Mini DPという構成です。

 HDMI端子は2つですし、端子の多さもこの製品の人気の秘密でしょう。

 スピーカーは、2wの簡易的なスピーカーが付属です。

 保証は、3年間です。同社の場合も、しっかり「全部3年保証を明示」しています。

---

 以上、ViewSonicVX3276-2K-MHD-7 の紹介でした。

 できるだけ、格安で31.5インチモニターを探している場合は、選択肢となります。とはいえ、使われているパネルや、画像補正は問題の無い水準ですから、実用性もあるでしょう。

 ただ、スタンドの柔軟性がない点と、スイッチなど周囲の作りにやや価格が出ている点はあります。また、自動調整モードなどはないので、とくに、あまり詳しくない方は、もう少し上位の機種を選んでも良いと思います。

今回の結論
目に優しい大型液晶モニターのおすすめはこの機種!

 というわけで、今回は、大型液晶ディスプレイのうち、31.5インチ前後のディスプレイを紹介しました。

 最後に、今回紹介した機種から目的別、予算別にAtlasのオススメ機種について書いておきたいと思います。


 第1に、費用対効果が高く、マルチに利用できそうな31.5インチモニターは、

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 【スピーカー付属】

 27・ASUS WQHDモニターディスプレイ VA32AQ
  ¥37,223 Amazon.co.jp (12/6執筆時)

解像度:2560x1440
輝度:250cd/m2
液晶方式:IPS
コントラスト比:1,200:1
応答速度:5ms(GTG)
接続端子:HDMI Display port D-Sub×1
スタンド:角度のみ【VESA100mm】
スピーカー:内蔵(4w×2)
保証期間:3年

1・液晶パネルの品質 ★★★★★★
2・スタンドの性能  ★★★☆☆
3・動画の再生技術  ★★★★☆
4・品質保証     ★★★★★
5・総合評価     ★★★★☆

 ASUSが販売する VA32AQ でしょう。

 高解像度タイプで、仕事にも使える機種は、イイヤマが撤退したので、数が少なくなりました。

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 もちろん、「目の疲れにくさ」の部分で基礎となる、IPS液晶を採用する機種は、現状でもほかにもあります。

 ただ、使い勝手の良い、画質の自動調整機能と、画質向上に関わる独自機能のバランスを考えて、この機種を「オススメ」とします。

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 モニターは、上下角度のみしか調節できませんが、30インチを超えるモニターですから、20インチ台ほどは不便ではないでしょう。使い勝手は良いです。

 モニター性能面でも、応答速度は4ms・コントラスト比は1200:1ですから、十分と言えます。

 3年間の保証もあるため、仕事用として、迷ったらとりあえずこの機種を選ぶと良いと思います。


 第2に、ノートPCの外部モニター用に向いているディスプレイと言えるのは、

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 28・フィリップス 328P6AUBREB/11
  ¥47,304 Amazon.co.jp (12/6執筆時)

解像度:2560x1440
輝度:450cd/m2
液晶方式:IPS
コントラスト比:1,200:1
応答速度:4ms(GTG)
接続端子:USB-C 3.1 HDMI2.0 Display port D-Sub
スタンド:上下左右高さ回転【VESA100mm】
スピーカー:内蔵(3w×2)
保証期間:5年

1・液晶パネルの品質 ★★★★★★★
2・スタンドの性能  ★★★★★★
3・動画の再生技術  ★★★★★
4・品質保証     ★★★★★
5・総合評価     ★★★★★★

 フィリップスが販売する328P6AUBREB/11 でしょう。

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 ポイントは、画像情報だけでなく、充電やデータ転送をケーブル1つで可能なUSB-C 3.1ドッキングステーションを内蔵している点です。

 机の上がケーブルで煩雑になりがちな、リッドクローズドでの利用において相当利便性があると思います。

 ただ、輝度ピークが高い特殊なパネルの製品ですから、ワープロなど「見つめる作業」を日常的に31.5インチで長時間行うなどには基本向かないでしょう。

 とはいえ、2-3時間程度の作業ならば、柔軟性の高いモニタースタンドを採用する点を含めて、こうした用途でも選択肢にして良いかとも思います。


第3に、家庭用ゲーム機などもつなげて利用する予定の方にオススメできるのは、

  

 【2019年】【Amazon限定】

 32・IODATA EX-LDQ322DB
  ¥33,480 Amazon.co.jp (12/6執筆時)

解像度:2560x1440
輝度:300cd/m2
液晶方式:ADS(IPS方式)
コントラスト比:1,200:1
応答速度:4ms(GTG)
接続端子:HDM×3I Display port
スタンド:角度のみ【VESA100mm】
スピーカー:内蔵(2.5w×2)
保証期間:3年

1・液晶パネルの品質 ★★★★★
2・スタンドの性能  ★★★★☆
3・動画の再生技術  ★★★★★★
4・品質保証     ★★★★★
5・総合評価     ★★★★★

 アイオーデータが販売するEX-LDQ321DB でしょう。

201804111321.jpg

 液晶が、ADSパネル採用という点は、割り引いて評価するとしても、テレビ的に利用する場合に有効と言える、画質調整・向上機能は、最高レベルに充実します。

 その上で、HDMI端子が3系統と充実するため、複数の機器をつなげておく用途には一般的に向くと言えます。

 こうした点で、家庭用ゲーム機などを含めたマルチな利用にはこの機種が最適でしょう。選んでも良いと思います。


 第4に、写真やグラフィック関係の仕事で、比較的安い大画面モニターを利用したいならば、

    

 【2019年】【通常型番】

 34・IODATA LCD-PHQ321XQB  
  ¥49,976 Amazon.co.jp (12/6執筆時)

解像度:2560x1440
輝度:250cd/m2
液晶方式:ADS(量子ドット)
コントラスト比:1,200:1
応答速度:3ms(GTG)
接続端子:HDM×3I Display port
スタンド:角度のみ【VESA100mm】
スピーカー:
保証期間:5年

1・液晶パネルの品質 ★★★★★★
2・スタンドの性能  ★★★★☆
3・動画の再生技術  ★★★★★
4・品質保証     ★★★★★
5・総合評価     ★★★★★

 アイオーデータのLCD-PHQ321XQBでしょう。

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 ADSパネルではありますが、Quantum dot(量子ドット)ディスプレイ技術を採用することで、色再現性を向上させていますので。

 その上で、輝度も一般的です。

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 画質調整機能も充実し、書類仕事の場合も「目の優しさ」に配慮があるため、グラフィック関係の仕事を中心としつつも、その他の用途にも使いたい方には向きます。

 もちろん、ベースはADSパネルですし、10万円前後の本格的なキャリブレーションとは差がありますが、コスパはとても優秀です。

補足:PCモニターの関連機器について

 最後におまけで、液晶ディスプレイに関係する周辺機器についてです。


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 第1に、モニターアームです。

 より「目への負担の軽減」をお考えならば、新しいモニターと同時に、別売のモニターアームを導入するのも効果的です。

 予算としては+1万円ほどです。このブログの【モニターアームの比較記事】で詳しく紹介していますので、興味があれば、ぜひご覧ください。

 なお、今回の記事のスペック表記の部分で【VESA100mm】と書いてある製品については、モニターアーム用の統一規格のネジ穴があるため、こうしたモニターアームが利用可能です。


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 第2に、PC用スピーカーです。

 ここで挙げたディスプレイの一部には内部スピーカーが付属します。しかし、スピーカーの口径が圧倒的に小さく、音質は全く期待できません

1・おすすめPCスピーカーの比較記事
2・おすすめBluetoothスピーカーの比較記事

 そのため、少しでも音にこだわりたい方は、上記の記事で紹介しているような外部スピーカーを買われると満足度が高いでしょう。


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 ディスプレイ用クリーニングリキッド
  ¥296 Amazon.co.jp (12/6執筆時)

 液晶画面用ハイテククロス DK-KC5
  ¥682 Amazon.co.jp (12/6執筆時)

 ドライクリーニングティッシュ50枚入り
  ¥500 Amazon.co.jp (12/6執筆時)

 第3に、PC用液晶クリーナーです。

 購入されたディスプレイを普通のティッシュペーパーなどで拭かないでください!高価な液晶に傷がつきますから。

 Atlasは、ELECOMのスプレー式のクリーニング・リキッドの使用をおすすめします。

 他社の製品と違って界面活性剤を使っていませんので、ディスプレイの表面に塗られるコーティングに影響しない安心仕様だからです。

 これをサンワサプライののハイテククロスに吹きかけて使うのが良いでしょう。

 ただし、スプレー式のクリーナーは拭いた後に、「ふき跡」が画面に白く僅かに残ることがあります。

 「ふき跡」はパソコンをつけている間は画面の明るさで全く気にならないですが、消した状態では見えます。

 拭いた後が気になる人は、仕上げに、ドライクリーニングキッドを使うのも手です。

 こちら は、(アマゾンでの評判をみれば分かりますが)皮脂汚れはあまりとれません。しかし、拭き跡をとるための仕上げにはもってこいです!!

ーーー

 というわけで、今回は、31.5インチの大画面ディスプレイを紹介しました。

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 なお、このブログ「モノマニア」では、最新液晶モニターの記事が他にもあります。

3・液晶モニターの選び方とおすすめ 【まとめ】

 とくに、「どのサイズにするのか」「どの解像度にするのか」迷っている方は、以上の【まとめ記事】を参考にしていただければ幸いです。サイズ別にオススメの機種とその選び方を解説しました。

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 また、最後になりましたが、この記事がもし皆さんのお役に立ったようならば、Twitter Facebook はてなブックマークなどで記事を共有していただければ嬉しいです。

 ではでは。

posted by Atlas at 14:15 | PC用液晶モニター

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