【今回レビューする内容】 2023年 目の疲れない31.5インチ液晶ディスプレイの価格・性能・おすすめ:31.5インチ 32インチ 34インチ
【比較する製品型番】iiyama ProLite XB3270QS-B5 XB3270QS-B2 X3291HS-B1 IODATA LCD-MQ322XDB EX-LDQ322DB LCD-PHQ321XQB 32QN600-B ViewSonic VX3276-2K-MHD-72 グリーンハウス GH-ALCW32A-BKB GH-LCW32WA-BK ASUS VP32AQ VA329HE ASUS ProArt PA348CGV Dell P3223DE JAPANNEXT JN-IPS315FLWQHDR JN-V320WQHD-C65W JN-V32FLFHD BenQ GW3290QT GW3290QT-JP
今回のお題
目に優しい大型液晶ディスプレイのおすすめはどの機種?
ども、Atlasです。
今日は、2023年6月現在、最新の、31.5型(WUXGA)解像度の液晶モニターの比較です。
32型など、前後するサイズも合わせてみていきます。
記事では、パネル自体の品質やスタンド部分の調整力、あるいは、明るさセンサーなどの独自の工夫などに注目しながら、長時間作業でも「目が疲れにくい」モニターを提案していきます。
細かい部分では、保証期間の長さや保証内容にも注目しました。
1・31.5型液晶モニターの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:イイヤマ〈日本〉
1-3:アイオーデータ〈日本〉
1-4:LG〈韓国〉
1-5:ASUS〈台湾〉
1-6:DELL〈米国〉
1-7:BenQ〈台湾〉
1-8:他の企業
2・31.5型液晶モニターの比較 (2)
2-1:最終的なおすすめの提案【結論】
以下、31.5インチモニターの「選び方の基本」をはじめに示します。
その上で、以上のようなメーカー順に各社のモニターを比較していきます。
なお、4K解像度のモニターと、ゲーム用の高リフレッシュレート機については、31.5インチでも、以上の別記事で紹介しています。
恐れ入りますが、そちらのリンク記事をご覧ください。
液晶パネルの品質 ★★★★★
スタンドの性能 ★★★★★
動画ゲーム対応 ★★★★★
品質保証 ★★★★★
総合評価 ★★★★★
というわけで、以下では、各社のモニターを一機ずつ比較していきます。
そして、最後の「結論」では、上表のような観点から、「Atlasのオススメ機種」を提案していきます。
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1・31.5型のPCモニターの比較
2・27.0型のPCモニターの比較
3・24.1型のPCモニターの比較
4・23.8型のPCモニターの比較
5・21.5型のPCモニターの比較
6・4KのPCモニターの比較
7・2.5KのPCモニターの比較
8・タッチパネルモニターの比較
9・ゲーミングモニターの比較
10・Mac向けPCモニターの選び方
11・液晶モニターの選び方【まとめ】
なお、今回の記事は、このブログ「モノマニア」の液晶ディスプレイ関連記全体としては、「1回目記事」として書きました。
1-1・目に優しい液晶モニターの選び方
具体的な製品の紹介にはいる前に、「目に優しい31.5型モニターの選び方の基本」を書いておきます。
仕事用を合わせると、Atlasは、モニターを20機種以上は使い潰し、買い換えてきました。
その経験をふまえると、31.5インチ機の場合以下の4つの基本をおさえることが重要です。
1・適切な解像度
第1に、解像度についてです。
31.5インチ機は、フルHD(1920×1080)はほぼ終息していて 2.5K(WQHD)がメインの展開です。
2.5K(WQHD)は、2560x1440ドットです。同じ31.5型ならば、フルHDの1920×1080より、ドット細かいといえます。
文字を細かく表示しても可読性が良いため、表示できる情報量は多いと言えます。
ビジネスでは、Excel・Word・メールソフトを並べて全て表示しながら快適に作業することができます。
一方、2.5K(WQHD)の場合、フルHD (1920x1080)と同じインチのモニターでは、OSのシステムフォントの表示が「細かく」なります。
そのため、老眼世代の方は注意が必要です。
ただ、27インチを使っていたならば、さほど変わらないでしょうが、後述する「画面からの距離」を勘案すると、あまり向かない気がします。
老眼世代の方で仕事用ならば、もう少しサイズを抑えつつの、1920×1080(フルHD画質)のほうが良いかもしれません。
ゲームは、2.5K(WQHD)の場合、高解像度対応のゲームだとフルHD (1920x1080)より広範囲表示ができますし、メニュー表示も広くなり使いやすいです。
この場合は、快適度は増します。
一方、 レトロゲーマーや低解像度動画をよく見る方は、少し注意が必要です。
とくに、フルHD 時代以前に買われた低解像度ソフトの場合、「2.5K解像度」まで、サイズを数倍アップスケーリングすることになります。
結果、文字については、輪郭の粗さが目立ちます。
これを嫌い(フルスクリーンに拡大せず)元のサイズでWindow表示しても、相当小さなウィンドウになるでしょう。
何らかの事情で昔の仕事用ソフトを利用する方にも、これは言えます。モニターやビデオカードの補正力でなんとかなる部分もありますが、注意点です。
2・適切な画面の大きさ
第2に、画面の大きさです。
仕事の効率を考える場合、「大画面」のモニターというのは大きな魅力があります。
しかし、良いことばかりでもなく、目線を移動させる回数が増えるために、眼精疲労が増加します。
31.5インチサイズなら80cm以上は、目からモニターの距離を確保してください。
仕事用の事務机ならば、問題ないでしょう。
奥行のない机をお使いならば、【27インチモニターの比較記事】で紹介した、ワンサイズ小さな27インチが良いでしょう。
3・モニタースタンドの性能
第3に、モニタースタンドの稼働性です。
大画面モデルでも、小型機ほどではないですが、この部分は、「目の疲れ」に大きく影響する要素です。
基本的に、モニターと目線は水平にするのが、目が最も疲れない配置です。
しかし、角度は調整できても高さが調整できない機種がほとんどです。
そうした機種は「目に優しい」体勢をとろうとすると、椅子の高さを無理に調整する必要がでるため、腰や肩の疲労につながります。
そのため、モニターアームの角度や高さが柔軟に調整できるモデルを選ぶことが大切です。
4・液晶パネルの品質
第4に、液晶モニターの品質です。
液晶は、PC用の場合、TNパネル、VAパネル、IPSパネル、ADSパネルという、4種類の液晶方式が主流です。
それぞれの特徴を「ざっくり」表示すると上表のようになります。
結論的にいえば、視聴時の視認性(ギラつきのなさ)と、視野角の広さが大事ですので、IPSパネルがベストであり、「目に優しい」です。
予算が限られる場合は、そのジェネリックとなる「ADSパネル」でもOKです。
VAパネルは「黒が締まる」ので映像向き、TNパネルは、応答速度が良いのでゲーム向きです。
しかし、TVより近接視聴になるPCモニター利用の場合、いずれも疲れやすいので、積極的にはおすすめしません。
これらについては、このブログの【液晶モニターの選び方の基本の記事】でもっと詳しく書いています。
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1・液晶モニターの選び方【まとめ】
2・Mac用モニターの選び方
以上、モニターを選ぶ際に重要なポイントを4点紹介しました。
もっと深く「基本部分の選び方」を知りたい方は、(製品自体の比較ではないですが)以上の記事でもまとめています。
ただ、今回説明する内容だけでも「目に優しいモニター」は選べると思います。
このまま読み進めていただいてもOKです。
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1・31.5型液晶モニターの比較 (1)
1-1:選び方の基本の説明【導入】
1-2:イイヤマ〈日本〉
1-3:アイオーデータ〈日本〉
1-4:LG〈韓国〉
1-5:ASUS〈台湾〉
1-6:DELL〈米国〉
1-7:BenQ〈台湾〉
1-8:他の企業
2・31.5型液晶モニターの比較 (2)
2-1:最終的なおすすめの提案【結論】
以下、冒頭示したような企業順に、各機を比較していきます。
1-2・イイヤマのモニターの比較
はじめに日本のイイヤマからです。
現在はマウスコンピュータ傘下ですが、古くからあるディスプレイメーカーであり、品質には信頼性があります。
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なお、以下では、Atlasのおすすめポイントを赤字で、イマイチと思う部分を青字で記していきます。
【31.5インチ】
【2023年発売】モデル番号: XB3270QS-5
1・iiyama ProLite XB3270QS-B5
¥33,547 Amazon.co.jp (2/24執筆時)
【2020年発売】モデル番号:XB3270QS-2
1・iiyama ProLite XB3270QS-B2
¥36,980 Amazon.co.jp (2/24執筆時)
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS方式 ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:5ms (GTG)
HDR:
USB給電:
接続端子:DVI HDMI D-SUB
スタンド:チルト 左右 高さ
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(3w×2)
保証期間:3年
XB3270QS は、イイヤマが販売するディスプレイです。
新旧ありますが、若干台座の形状が変わり、高さ方面の調整幅が多少伸びた以外は同じです。
旧機でも調整はできるので、値段で決めてOKでしょう。
解像度は、2.5K解像度(WQHD)です。
液晶パネルは、「IPS方式パネル」という「謎」の表記です。
同社の説明では、IPSパネルの駆動方式と「同等の技術を使用した」と表現になります。
ようするに、商標の関係でIPSを名乗れない製品になります。
上表は、IPS系のモニターを生産できる主要メーカーだけ示したものです。ただ、その他もあります。
ただ、変則的なスペック、あるいは、モニターインチの刻みでもないですし、上表のどこかのメーカーだと思います。
スペック的に視野角(178度)など問題は確認できないため、過度に神経質にはならないでください。だいたい、ADSを目安に考えて貰えれば、OKです。
視野角にIPS磬ならば問題ありませんし、基本「目に優しい」と言えます。
色空間は、sRGBなど色域に関する情報は非開示です。
ADSなどは出さない場合が多いですが、本機はデザイナー向けのような使い方の提案があるので、データを出すべきでしょう。
応答速度は、オーバドライブ時4msです。
コントラスト比も他機より少し良いので、あえて言えば、ゲームやエンターテインメント系にはそこそこ向きそうです。
自動画質調整は、i-Style Colorという機能が目に付きます。
選択した利用目的に合わせて、コントラストや明るさを自動調整してくれる機能です。
映画・ゲームなどのほか、「テキストモード」が採用されている点は、文書仕事には有利でしょう。
そのほか、ゲームなどで便利なアスペクト比固定も対応です。
画質調整機能は、「映像美」という意味では、ACR機能があります。
仮想的に5,000,000:1までコントラスト比が挙げられます。
ADSはIPS液晶同様に「黒の締まり」が課題なので、なにかしら工夫は各社の上級機でなされます。
そのほか、同社の超解像技術であるX-Res Tech.もフォローします。
「目の優しさ」の部分で言えば、フリッカーフリー対策も装備します。
これが、画面暗めの低輝度で「チラツキ」が生じやすいので、だいたい各社とも装備します。
一方、トレンドとなる、ブルーライト抑制機能もありますが、色味が変わる部分を含めて、どのメーカーの機能も、Atlasはあまり評価していません。
モニタースタンドは、上下・左右・高さに調整可能です。
ただ、縦表示(ピボット)は画面サイズ的に非対応です。
その他の調整力は、この画面サイズで言えば、本機は「優秀なほう」です。
27インチ以下のモニターだと物足りない数字なのですが、大画面機の場合、これくらいで十分以上です。実際、他社の31.5インチ機は「チルト調整のみ」しかできない機種ばかりです。
接続端子は、HDMI・DVI・Display Portという構成です。
ケーブルは、1.5mのケーブルが付属しています。
スピーカーは、3wの簡易的なスピーカーが付属です。
保証は、3年間です。
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以上、イイヤマのXB3270QSの紹介でした。
IPS系パネルの調達コストは、IPS液晶より安いため、価格的に値頃感が出る傾向です。
そのため、優秀なスタンドと充実する画像調整機能を装備する本機は「それなりにコスパが良い」と言えます。
ただ、この価格帯では、IPSほか、(PCモニター用で採用例が割と多い)ADSパネル採用機も多いため、それらとの比較は重要です。
1-3・アイオーデータのモニターの比較
続いて、日本のアイオーデータの製品です。
三菱電機の液晶モニター部門を吸収して、プレゼンスを高めた日本企業です。
【31.5インチ】
【2019年発売】【通常型番】
3・IODATA LCD-MQ322XDB
¥36,276 楽天市場 (2/24執筆時)
【2019年発売】【Amazon限定】
4・IODATA EX-LDQ322DB
¥39,980 Amazon.co.jp (2/24執筆時)
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:300cd/u
液晶方式:ADS ノングレア
コントラスト比:1,200:1
応答速度:4ms (GTG)
HDR:
USB給電:
接続端子:HDMI×3 Display port
スタンド:チルト
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2.5w×2)
保証期間:3年/5年
LCD-MQ322XDBは、アイオーデータが販売する31.5インチディスプレイです。
なお、「Amazon限定」とあるモデルは、保証は3年(通常は5年)ですが、価格が安く、性能は通常と同等です。
解像度は、WQHD(2.5K)です。
液晶パネルは、ADSパネルです。
ADSは、IPS液晶の「ジェネリック」と言えます。
IPSとADSは正確に言えば、中身の仕組みが少し異なりますが、表示傾向は同じです。
なお、ADSは、中国大手のBOE系列が生産しています。
PCモニターでは長い採用実績もあるため、(4Kなどではない)格安パネルの場合でも信頼性は担保されます。
実際、商標の関係でIPS液晶を名乗れない他の液晶は「IPS系パネル」など、ごまかし気味な表現でカタログに載せます。
しかし、ADSは、TVにも採用例がありますし、実際「名乗った方が安心感をもたらす」ので、同社のように名乗る場合が多いです。
色空間は、sRGBなどのデータを出しません。
デザイナー向けではないですので、気にしなくても良いでしょう。
応答速度は、オーバードライブ時に4msです。
自動画質調整は、シーン別オート調整モードが付きます。
日本企業の製品はモードが多い傾向です。
画像補正機能は、アイオーデータの場合、超解像技術を搭載します。ネット動画で、DVDレベルの低画質ソースを向上できます。
一方、写真画質向上のための「エンハンストカラー」の言及はありますが、LGのブラックスタビライザーに該当する機能はないです。
その上で、この機種は、フリッカーレス設計の言及があります。
画像補正機能は、本機は、フリッカーレス設計の言及がありますし、目には良いでしょう。ブルーライト抑制機能もあります。
一方、テキストを読むような仕事には不要ですが、動画を見る際などに10段階で色域が強化できる、エンハンストカラー機能が付属です。
モニタースタンドは、一方で、チルト角度のみ変更可能と充実していません。
接続端子は、HDMI・Display portという一般的な構成です。
HDMI端子は3つなので、複数の機器をつなげるには便利でしょう。
ケーブルは、1.8mのDisplayPortケーブルのみ付属です。
スピーカーは、2.5wの簡易的なスピーカーが付属です。
保証は、3年間です。
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以上、アイオーデータのLCD-MQ322XDBの紹介でした。
HDMI端子が多いので、家庭用ゲーム機などを含めたマルチな利用に向きそうな機種です。
ADS液晶である点は割り引いて考えないといけないですが、画質補正は、ゲーム・動画に向いたものが多いと言えます。
その点で、エンターテイメント系の利用法を考えている場合は、こちらを選んでも良いと思います。
【31.5インチ】
【2019年発売】
5・IODATA LCD-PHQ321XQB
¥37,798 Amazon.co.jp (2/24執筆時)
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:250cd/u
液晶方式:ADS(量子dot)ノングレア
コントラスト比:1,200:1
応答速度:3ms(GTG)
HDR:
USB給電:
接続端子:HDMI×3 Display port
スタンド:チルト
VESA:100mm
スピーカー:
保証期間:5年
LCD-PHQ321XQBは、アイオーデータが発売する上位機です。
解像度は、WQHD(2.5K)です。
液晶パネルは、この機種も、中国系のADSパネルです。
しかし、Quantum dot(量子ドット)ディスプレイ技術を採用します。
最近日本に進出した、中国のTCLも同社のテレビに使っている技術です。
これは、光源に青色LEDを採用した上で、パネルの後部に特殊フィルムを差し込むことで、色再現性を高めた技術です。
比較的安く色域を高められる新技術です。
色空間は、言及に値します。
本機については、一般的なsRGB100%に加え、より厳しいAdobe RGB 99%のカバー率を誇ります。その点で、グラフィック関係の仕事には向くでしょう。
ただし、動画向けのDCI-P3カバー率は不明です。そちらの用途は想定していません。
自動画質調整は、本機も、シーン別オート調整モードが付きます。
画質調整機能は、量子ドット技術で表現が拡がったためか、色調ではなく、コントラストをいじる、エンハンストコントラスト機能が付属します。
応答速度は、わりと速いですが、位置付け的には、ゲーム向きな機種ではないでしょう。
下位機種同様に、輝度をコントロールするCREX機能が付属します。
モニタースタンドは、チルト角度のみ変更可能と充実していません。
接続端子は、HDMI・Display portという一般的な構成です。
HDMIは3系統と多いのは良い部分です。
ケーブルは、1.8mのDisplayPortケーブルと、1.5mのHDMIケーブルが付属です。
保証は、5年間です。
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以上、LCD-PHQ321XQBの紹介でした。
sRGBとAdobe RGBのカバー率が高く、写真やデザイン関係の方が、格安品を探している場合は、フィリップス同様に候補でしょう。
書類仕事についても、輝度を適切に自動調整する「コントラストリダクション」機能や、フリッカー対策など、「目の優しさ」の部分で有利な技術が網羅されます。
こうした点で言えば、ADSパネルである点に納得できるならば、グラフィック用としては、相当なコスパがあり、選択肢にできます。
1-4・LGのモニターの比較
続いて、LGエレクトロニクスのモニターです。
同社は、自社で(部品としての)IPSが生産できる世界的企業です。性能の良い機種が割安の場合が多いです。
【31.5インチ】
【2020年発売】
6・LGエレクトロニクス 32QN600-B
¥33,917 Amazon.co.jp (2/24執筆時)
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:350cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:5ms (GTG)
HDR:HDR10
USB給電:
接続端子:HDM×2 Display port
スタンド:チルト
VESA:100mm
スピーカー:
保証期間:3年
32QN600-B は、LGエレクトロニクスが発売する31.5インチモニターです。
解像度は、WQHD(2.5K)です。
液晶パネルは、IPS液晶です。
色空間は、sRGB 99%で、輝度も350cd/uと割と良いスペックのものを使います。
デザイナー向けではないですが、色域は良いです。
本機の場合、工場出荷時の色合いの個体差の調整(キャリブレーション)の言及があります。
機械がやるか人間がやるかは不明ですが、この価格帯では珍しく、色ムラに対する保険となります。
HDRは、HDR10(ハイダイナミックレンジ)に対応します。
HDR10は、最近のTVやゲームに採用されつつある技術です。
対応した動画やゲームで使う場合、階調表現に優れる画像を楽しめます。
ただ、通常画質(SDR)の再計算についての言及はないので、対応するコンテンツ(ソフト)のみ、階調性が良くなります。
応答速度は、最大で5msです。
平凡ですが、問題ないスペックです。
自動画質調整は、「あざやか・シネマ・FPS・RTS」の各モードが利用できます。
ややゲーム仕様です。
画像補正機能は、暗部補正となるブラックスタビライザーのほか、超解像技術ほか充実します。
特にゲームには強いと言えますが、TVでも使われる高画質化技術でもあるため、通常の動画などでも効果があるでしょう。
「目の優しさ」の部分では、フリッカー対策・ブルーライト軽減も機能として持ちます。
モニタースタンドは、チルト角度調整のみです。
やや残念ですが、VESA規格に対応するので交換は可能です。
接続端子は、HDMI2系統とDPという構成です。
HDMIが複数あるのは、やはりゲームユーザーをターゲットにしているからでしょう。
ケーブルは、1.5mのDisplayPortケーブル・HDMIケーブルが付属です。
保証は、3年間です。
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以上、LGの32QN600-B の紹介でした。
高輝度でHDR10に対応できるIPS液晶という部分が見どころです。
アイオーデータの量子ドットパネルがライバルでしょう。
どちらが良いかは、最後に改めて考えます。
1-5・ASUSのモニターの比較
つづいて、台湾のエイスースのモニターです。
日本では、ゲーミング全般に強い印象のあるメーカーですが、このサイズだと、デザイナー向けが多いです。
【2022年発売】【31.5インチ】
【上位機種】
7・ASUS VP32AQ
¥35,945 Amazon.co.jp (2/24執筆時)
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:350cd/u
接続端子:HDMI DP
【下位機種】
8・ASUS VA329HE
¥25,273 Amazon.co.jp (2/24執筆時)
解像度:フルHD (1920×1080)
輝度:300cd/u
接続端子:HDMI×2 D-sub
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:5ms (GTG)
HDR:
USB給電:
スタンド:チルト
VESA:なし
スピーカー:2W×2
保証期間:3年
VZ279HE-Jは、台湾のASUSから販売されているモニターです。
下位機種がありますが、解像度がフルHDになるほか、端子構成が変わります。
この値段差ならば、上位機でしょう。
解像度は、WQHD(2.5K)です。
液晶パネルは、ノングレアのIPS液晶です。
パネル部分は、上でみたLGの350cd/uのパネルとスペックは同じですので、そちらからの調達でしょう。
自動画質調整は、「ASUS Splendid」として、8つのモードを搭載です。
海外メーカーは、この部分がない場合がありますが、本機はあります。
シアター・ゲームモード・読書などの自動的な画像調整(Splendid映像設定モード)が付属です。
画像補正機能は、バックライトのフリッカー対策がなされます。
チラツキ問題は少ないでしょう。
「ブルーライト」低減に注目した「ASUS Eye Care技術」も搭載されます。
ただ、ブルーライトを調整すると色調が変わるため、積極的にはおすすめしかねます。これは、他社機でも同じです。
そのほか、「映像美」という方向では、VividPixelテクノロジーとして、画像の輪郭を強調する機能が付属です。
暗い部分でのコントラスト表現を高めるASCRテクノロジーを含めて、他社の上位技術に匹敵する水準で搭載となっています。
モニタースタンドは、上下にチルト角度を変える機能のみ付属です。
やはり高さを調整する機能は持ちません。
接続端子は、HDMI 端子とDisplay Portという構成です。
ケーブルは、HDMIケーブルのみ付属します。
スピーカーは、2Wながら付属です。
保証期間は、3年です。
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以上、ASUSのVP32AQ の紹介でした。
LGと同じパネルなので、そちらとの値段勝負でしょう。両社とも画像処理の部分は、それなりに凝っているので、性能部分で差は感じません。
【2022年発売】【34インチ】
9・ ASUS ProArt PA348CGV
¥98,774 Amazon.co.jp (2/24執筆時)
解像度:UWQHD (3440x1440 )
輝度:350cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:2ms (GTG)
HDR:HDR10
USB給電:90W
接続端子:USB-C DP HDMI
スタンド:チルト 左右 高さ
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間:3年
ASUS ProArt PA348CGV は、台湾のASUSの34インチモニターです。
今回メインで見ている31.5インチモニターより多少大きめの刻みです。
やや特殊な形の製品といえますが、やはり「デザイナー向け」です。
解像度は、UWQHD (3440x1440 ) です。
あまり見かけない刻みですが、21:9の縦横比のディスプレイです。
言い換えれば、横幅だけ4Kで、縦は2.5Kという感じです。
ようするに、デュアルディスプレイを1枚のパネルでこなせるというコンセプトでしょう。
曲面に見えますが、しっかり平面ディスプレイです。
液晶パネルは、本機は広色域タイプのIPS液晶です。
色空間は、動画の標準指標と言えるDCI-P3カバー率で98%、sRGBで100%です。
スペック的に、動画でも静止画でも高レベルに編集できる機種です。
リフレッシュレートも、120Hzまでは対応するので、ゲームデザインなどのニーズをくみ取ろうとしているのかもしれません。FreeSyncにも対応です。
輝度は、350 cd/uです。
パネル自体の生産メーカーは、ASUSとの関係からすると台湾のAUOかなと思います。
HDRにも対応します。(HDR10)
HDRモードで利用する場合、輝度が350 cd/uという数字ですが、HDR400には対応を明記しません。
自動画質調整は、sRGBモード・Rec.709モード・DCI-P3モードほか6種類です(ProArt Preset)。
画像補正機能は、フリッカー対策・ブルーライトカットなど、他社の主要機能は網羅します。
応答速度は、2ms (GTG)です。
おそらく、AUOのゲーミング用のパネルです。
モニタースタンドの性能は、本機も稼働性が良いです。
他社上位機のように、上下・左右・高さに対応するエルゴノミクススタンドです。
さすがに、回転はできません。しかし、高さ11.5cm、チルト角度(上23° 下5°)、スイーベル(60°)と、このサイズだと優秀な調整幅です。
接続端子は、Displayport・HDMI・USB-Cという構成です。
USB-Cは、ノートPCなどに対して90W給電対応です。
本機も本体に(四角い)USB-A形状のハブが4ポート付きます。
速度は、USB3.0相当です。
ケーブルは、DPケーブルとUSB-Cケーブルが付属です。
スピーカーは、2W(2W×2)です。
保証は、3年間です。
加えて、本機は「ZBD(ドット欠け)保証」の明記もあります。先述のように、常時点灯のみで、消灯(黒点)はフォローしないようです。
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以上、ASUSのProArt PA348CGV の紹介でした。
どのカテゴリーの記事で取りあげようか、正直迷った機種です。
ゲーミング用とも4K機とも言えますし、縦横比的には「曲率ゼロ」の曲面機とも言えますので。
ただ、ターゲット層は「はっきり」していて、今まで、フルHDか2.5Kモニターを横に並べて作業をしていた「デザイナー向け」と言えます。USB-C採用の部分を含めて、導入で「机が片付く」方は割と多そうです。
1-6・デルのモニターの比較
続いて、「米国勢」となる、デルのモニターです。
米国系は、HPもそうですが、画質調整をPCに任せる構成」にして、価格を少し安くする傾向にあります。
【2022年発売】【31.5インチ】
10・Dell P3223DE
¥62,650 楽天市場 (7/16執筆時)
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:350cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1,000:1
応答速度:5ms (GTG)
HDR:
USB給電:90W
接続端子:HDMI DP USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:
保証期間:3年
P3223DEは、米国のDELLから販売されているモニターです。
解像度は、WQHD(2.5K)です。
液晶パネルは、ノングレアのIPS液晶です。
本機についても、LGやASUSと同じパネルでしょう。
液晶部分に関わるスペックは変わりません。
自動画質調整・画質補正は、DELLの場合「あっさり」です。
基本的に、PC側に任せる方針です。
ただ、フリッカー対策はしっかりありますので、問題ありません。
モニタースタンドは、強調できます。
このサイズでは珍しく、前後左右高さ回転と全方向対応に調整対応です。
調整幅も、高さ15cm、チルト角度(上21° 下5°)、スイーベル(90°)とピボット(90°)と柔軟です。
接続端子は、HDMI・DP・USB-Cという構成です。
USB-C端子は90W給電できる強力な仕様です。
そのほか、USB3.0規格ながら、4ポートのUSB-Aハブが背面に付属です。
ケーブルは、HDMIケーブル以外は付属します。
スピーカーは、ありません。
保証期間は、3年です。
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以上、DELLのP3223DEの紹介でした。
しっかりしたスタンドを装備している部分と、USB-C端子を装備する部分が強調できます。
それでも、少し価格は高めに感じるので、予算との相談でしょう。稼働性の良いスタンドは、31.5インチの場合、画面が小さいディスプレイと違い、必ずしも必須ではないですので。
1-6・ベンキューのモニターの比較
続いてに、台湾のベンキューのモニターです。
【2023年発売】
【31.5インチ】
11・BenQ GW3290QT
¥68,300 Amazon.co.jp (6/17執筆時)
(末尾-JPはドット抜け1ヶ月保証あり)
12・BenQ GW3290QT-JP
¥74,000 楽天市場 (6/17執筆時)
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:350cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1000:1
応答速度:5ms (GTG)
HDR:
USB給電: 65W
接続端子: HDMI DP USB-C
スタンド:チルト 左右 高さ 回転
VESA:100mm
スピーカー:内蔵(2w×2)
保証期間: 1年(本体は3年)
GW3290QT-JPは、台湾のBenQが販売する2.5K解像度の31.5インチモニターです。
一般のビジネス向けに展開している機種と言えます。
画面サイズは、31.5インチです。
液晶パネルは、IPSパネルを採用します。
輝度は350cd/uで、色空間は、sRGB色域の99%との表記です。
広色域パネルではないですが、輝度が高い点でIPSパネルとしては上位製品と言えます。
応答速度は、5msです。
HDRは、対応しません。
自動画質調整は、見どころがあります。
自動でコントラストを強めにして、プログラミング時に見やすくする「コーディングモード」と、とくに、MacBookの外付けモニターにする場合、色味をMacBookに合わせて調整する「M-bookモード」があります。
以前から同社のグラフィック系の機種には採用があった機能ですが、一般向けでは、本機が初めてだったかと思います。
いずれも、相当数のユーザーがいるにもかかわらず、ここまで各社ノータッチだった部分ですから、「目の付け所が良い」と感じました。
画質調整機能は、「目の優しさ」に関わる部分は、、明かりの色温度もみられる環境光センサー(明るさセンサー)を搭載した調整を行います。
こおは同社の特長で、長年採用してきました。
しかし、今回、周囲の明るさ・色温度に合わせてコンテンツを調整する、ブライトネスインテリジェンスが、 Gen2(B.I. Gen2)に進化しており、起点としたい明るさについて、ユーザーが自由に決定できるようになり、利便性が増しました。
フリッカー対策など基本部分は、むろんクリアします。
モニタースタンドは、本機も稼働性が良いです。
調整幅は、高さ11cm、チルト角度(上20° 下5°)、スイーベル(40°)と回転です。
スイーベル(左右)は、さほど動かないですが、家庭用ならば問題ないです。調整する際に台座ごと回りにくい形状ですし、良いかと思います。
足回りもスッキリした形状で、美観も良いです。
接続端子は、 DisplayPort・HDMI・USB-Cという構成です。
本機も、USB-Cにて65W給電に対応します。
13インチ程度のノートPCならば、速度低下なしで給電可能でしょう。
デイジーチェーン(数珠つなぎ)も、DPにて対応です。
一方、USB-C端子ほか、USBハブ用として、USB-A(USB3.0)端子が3つあります。
とくに、USB-CをノートPC用に使わない方は、前面がスマホなどを便利に収納できる構造になっていますので、急速充電に利用できて便利に思えます。
ケーブルは、1.5mのHDMIケーブルとUSB-Cケーブルが付属です。
スピーカーは、2Wのステレオスピーカーです。
音楽を聴ける水準ではないものの、ノイズフィルタが採用されます。ノイキャン対応のマイクと合わせて、音声通話時には、「それなりに使える」と言えます。
保証期間は、本体3年、パネル1年です。
ただ、最近ベンキューは、一部の製品に、DELLやEIZOのように「ドット抜け(無輝点)保証」を付けはじめ、本機も対象になります。ただし、型番末尾に「-JP」が付く機種のみで、期間も1ヶ月です。
常時点灯まで効くわけではないですし、しっかり最初にチェックするような方でないならば、値段で決めてOKでしょう。
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以上、BenQのGW3290QT-JPの紹介でした。
ビジネス用にモニターとして、「目への優しさ」から、細かい部分の「使い勝手」まで、広く独自の工夫があり、個人的に好印象な機種です。
とくに、MacBookユーザーが外付けとして使う場合、「これならMacで便利」というモニターは(Apple純正を除けば)今までなかっと言えます。簡単に色味が合わせられることは、「目への優しさ」にもつながりますし、かなり良いとに思います。
1-8・その他のモニターの比較
最後に、ここまでみたメーカー以外の製品をまとめて「ざっくり」みていきます。
【31.5インチ】
【2021年発売】
13・ViewSonic VX3276-2K-MHD-72
¥36,400 楽天市場 (2/24執筆時)
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:250cd/u
液晶方式:IPS ノングレア
コントラスト比:1,200:1
応答速度:4ms(GTG)
HDR:
USB給電:
接続端子:HDM×2 Display port mini DP
スタンド:固定
VESA:100mm
スピーカー:2w×2
保証期間:3年
VX3276-2K-MHD-7 は、アメリカのViewSonicが販売する液晶ディスプレイです。
アメリカでは、格安の液晶製品のシェアが昔から高く、Atlasも現地でよく見かけました。
解像度は、WQHD(2.5K)です。
液晶パネルは、この機種は、IPS液晶を採用します。
ただ、以前本機と同じ「SuperClearテクノロジー」搭載として売っていた製品( JAPANNEXT JN-IPS3202WQHD)は、IPS-ADSとして売っていました。
この部分は、商標と日本の商慣習が関わる部分ですので、はっきり言えません。ただ、そうだとしても、ADSは信頼性が高まっていますし、基本的には問題ないです。
輝度は、250cd/uと控えめです。色空間も、データがないです。
応答速度は、オーバードライブ時に4msと速めです。
ただ、輝度の部分で、現在的なゲームや動画に向いているといえば、微妙です。
画質調整機能は、ソースに合わせた自動的な画質調整機能は、未付属です。
ただ、SuperClear画像補正技術と名付けた、色域・輝度・動画ブレ調整を含めた総合的な補正技術を採用します。そのため、低価格帯製品としては、レベルは高いです。
そこそこ(マニュアル調節の)経験のある方ならば、無難に使いこなせます。
そのほか、フリッカー対策もなされている機種です。
モニタースタンドは、一方で、固定式であり、調整がきかない点が難点です。
接続端子は、HDMI・Display port Mini DPという構成です。
HDMI端子は2つですし、端子の多さもこの製品の人気の秘密でしょう。
スピーカーは、2wの簡易的なスピーカーが付属です。
保証は、3年間です。同社の場合も、しっかり「全部3年保証を明示」しています。
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以上、ViewSonicの VX3211-2K-MHD-7 の紹介でした。
できるだけ、格安で31.5インチモニターを探している場合は、選択肢となります。
ただ、スタンドの柔軟性がない点と、液晶がIPSと確実に判断できない点が、おすすめするには、ネックです。
【27インチ】
【2020年発売】
14・グリーンハウス GH-LCW32WA-BK
¥39,800 楽天市場 (2/24執筆時)
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:250cd/u
接続端子: HDMI×2 DP
【2019年発売】
15・グリーンハウス GH-ALCW32A-BK
¥34,535 楽天市場 (2/24執筆時)
解像度:フルHD (1920×1080)
輝度:220cd/u
接続端子: HDMI DP D-sub
液晶の方式:ADS ノングレア
コントラスト比:1200:1
HDR:
USB給電:
スタンド:チルト
VESA:100mm
スピーカー:内臓(2W×2)
保証期間:5年
GH-LCW32WA-BKは、PC周辺機器を取り扱う日本のグリーンハウスが販売するモニターです。
解像度が、フルHDとなる GH-ALCW32Aは、一部の量販店を除くと終売です。
液晶パネルは、ADSパネルです。
先述のように、IPSと特性が同等の「ジェネリック」です。
自動画質調整は、未付属です。
画像補正機能は、フリッカー対策についての記述が見られません。
「ノイズを自動調整」という記述はみられますが、やや特異な表現です。
モニタースタンドは、上下のチルトのみ対応です。
接続端子は、HDMI×2 Display Port端子という構成です。
付属ケーブルは、HDMIとDPについてそれぞれ1.5mのケーブルが付属です。
スピーカーは、2Wのものが付属です。
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以上、グリーンハウスのGH-LCW32WA-BKの紹介でした。
お値段重視で選ぶ場合に選択肢の1つになるでしょう。
ただ、現状ではIPSでしっかり画質向上機能がある他社機も優秀なので、値段からもやや選びにくいと言えばそうです。
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【2022年発売】
【31.5インチ】
16・JAPANNEXT JN-IPS315FLWQHDR
¥33,980 Amazon.co.jp (2/24執筆時)
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:300cd/u
液晶方式:IPS系 ノングレア
コントラスト比:1200:1
応答速度:5ms (GTG)
USB給電:
接続端子:HDMI×2 DP
【32.5インチ】
17・JAPANNEXT JN-V320WQHD-C65W
¥36,345 Amazon.co.jp (2/24執筆時)
解像度:WQHD (2560x1440)
輝度:300cd/u
液晶方式:VA系 ノングレア
コントラスト比:3000:1
応答速度:10ms (GTG)
USB給電:65W
接続端子:HDMI DP USB-C
【32インチ】フルHD
18・JAPANNEXT JN-V32FLFHD
¥25,446 Amazon.co.jp (2/24執筆時)
解像度:フルHD (1920×1080)
輝度:250cd/u
液晶方式:VA系 半光沢
コントラスト比:4000:1
応答速度:2ms (OD)
USB給電:65W
接続端子:HDMI D-sub
HDR:
スタンド:チルト
VESA:100mm(要同封スペーサー)
スピーカー:2W×2
保証期間:1年
このほか、PCモニターを輸入する日本のファブレス企業となるJAPANNEXTからも、31.5インチのWQHD(2.5K)解像度とフルHDの製品とが出ます。
パネルは、それぞれ「IPS系パネル」と「VA系パネル」との表記です。
表面処理はノングレア処理ですが、フルHDの32インチ機に限っては、ハーフグレア(半光沢)なので、テレビ用パネルかと思います。
「IPS系パネル」は、先述のように、LG以外のどこかのメーカーが生産したIPSと同じ性質をもつパネルになります。
主要5社をだしましたが、これ以外もあり得ます。IPSは(テレビなどだと)輝度を稼ぐため、RGBカラーに白(W)のピクセルを加えた質の悪いRGBWがあり得ますが、モニターだとあまり聞かないです。
本機は、sRGB96%カバーで、コントラストの値も良いので、それを信じるとすると、問題あるパネルではないでしょう。大手のどれかだと思います。
「VA系パネル」も、スペック的にsRGB100%カバーで、コントラスト比もVAの標準値はあるので、同じことが言えそうです。
ただ、VA系のモデルは応答速度が遅いので、ゲームほか動きのある動画にはあまり強くないです。
フルHDモデルのみOD時2ms表記ですが、GtoGの計測かは不明です(違うと思います)。
また、VA系は、モニター面に独特の粒状感(ギラツブ)がある関係で、書類仕事には(ある意味TN以上に)向かない性質があるので、用途に注意してください。
ちなみに、ノートPCにVAが採用されないのは、このためです。
なお、VAモデルのみUSB給電(65W)対応ですが、常時65Wは保証できないので、USB-CのミニPCの接続は推奨されないとの補記があります。
保証期間は、1年です。
この部分も大手との違いで、安い理由と言えます。
次回に続く
31.5インチ液晶モニターのおすすめはこの機種!
というわけで、今回は、31.5インチ前後のディスプレイを紹介しました。
しかし、記事はもう少しだけ「続き」ます。
2・31.5型液晶モニターの比較 (2)
2-1:最終的なおすすめの提案【結論】
続く2回目記事(こちら)は結論編です。
ここまでみた製品全体から、目的別、予算別にAtlasのオススメ機種について書いていきます。
引き続き、よろしくお願いします。
2回目記事は→こちら!