【今回レビューする製品】2022年 大光量モデルの明るいLEDシーリングライトの性能とおすすめ・選び方:14畳・18畳・20畳用ハイパワーLEDシーリングライト
【比較する製品型番】パナソニック HH-CF1444A HH-CG1434A LSEB1182 HH-CF1480A HH-CF1492A HH-CF1496A HH-CF1833A HH-CG1833A HH-CF2033A HH-CG2033A 日立 LEC-AHR1410U LEC-AH1400U LEC-AHR1400UAZ LEC-AH1400T LEC-AH1410PH LEC-AH2010PH NEC ホタルクス HLDCKE1499SG HLDZG1862 アイリスオーヤマ CL14D-5.0CF CL14DL-5.0CF CL14D-5.1CF CL14DL-5.1CF 東芝 NVC LEDH8601A01-LC NLEH14011B-LC NLEH14010B-LC NLEH14002B-LC NLEH14001B-LC
今回のお題
14〜20畳以上用の大光量シーリングライトはどの機種がおすすめ?
どもAtlasです。
今日は、2022年3月現在、最新のLEDシーリングライトを比較します。
1・ 8畳用シーリングライトの比較
2・10畳用シーリングライトの比較
3・12畳用シーリングライトの比較
4・14畳-20畳用シーリングライトの比較
5・6畳用シーリングライトの比較
6・和風シーリングライトの比較
LEDシーリングライトは販売点数が多いため、適応畳数から記事を分けています。
今回は、4番の記事です。
広めのリビングルームに向いた14畳・18畳・20畳相当に対応できるLEDシーリングライトを紹介します。
明るさ ★★★★★
演色性の良さ ★★★★★
調光と調色 ★★★★★
目の疲れにくさ ★★★★★
照明のデザイン ★★★★★
総合評価 ★★★★★
以下では、いつものように、各機種を比較します。
そして、最後の「結論」では、上表のようなポイントから、Atlasのおすすめ機種を提案する形式で書いていきます。
1・シーリングライトの選び方の基本
今回は、シーリングライトについて、「電気代の安さ」と「目への優しさ」という観点から今回比較します。
とくに、「目への優しさ」という観点では、以下の3要素を重視しています。
1・明るさ(ルーメン)
第1に、最大照度(明るさ)です。
テレビやパソコンの液晶画面は、反射して自分の顔が映し出される光沢モデル(ハーフグレア)が多いです。
反射問題の対処には、できるだけ明るいシーリングライトを導入することが大切です。
なお、業界規格(日本照明工業会)により、畳数当たりの最大光束(明るさ)が指定されています。
14畳用の場合は、6099lmです。
畳数あたりの「最大光束」を達成している製品が、「明るさを重視」した設計のシーリングライトと言えます。
しかし、18畳以上のモデルは、業界基準がない状況です。
そのため、各社が公開している最大光束(ルーメン値)の値を軸に、「明るいモデル」を選ぶのが「基本」となります。
なお、LEDは10年ほど光源が保ちますが、照度は、経年変化で落ちていきます。
また、最大光束の基準も、「20代の目の良さ」を基準に作られた値です。
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結論的にいえば、使用する畳数と同じか、1段階広い適応畳数を持つ製品がおすすめです。
場合によっては、それ以上の適応畳数のモデルを購入しても良いですが、消費電力も相応に上がっていくため、(事情がない限り)「最大でも1段階」程度が良いと思います。
2・色調の調整機能(調色)
第2に 色の調整機能(調色)です。
電球色と蛍光灯色(昼白色・昼光色)に調色できる点が重要です。
なぜなら、夜間は電球色に調色できた方が「疲れた目に優しく」、昼間は、昼白色・昼光色のほうが活動しやすいからです。
3・色の鮮やかさ(演色値:Ra指数)
第3に 色の鮮やかさ(Rs指数)です。
光源や認知科学にかんする研究成果によれば、目に優しい光の理想は、「太陽光に近い」色合いのライトです。
シーリングライトの場合、白球色(昼光色・昼白色)での演色評価指数(Ra指数)が、太陽の光(Ra100)に近い方が目に優しいと言えます。
最近は各メーカーも演色値を公開しますが、特に、読書をされる方は、この部分のスペックを重視すると満足度が高いです。
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というわけで、今回は、この3要素を重要視しつつ、比較をしていきます。
なお、以下で紹介する機種については、天井に引っかけコンセントがあればどの家庭でも設置できます。
2・大光量シーリングライトの比較
では、14畳以上のリビング用モデルを紹介していきます。
1・14-20畳用シーリングライトの比較
1-1:パナソニック
1-2:日立
1-3:NEC〈hotaluX〉
1-4:アイリスオーヤマ
1-5:東芝
2・シーリングライトまとめ 【結論】
=最終的なおすすめ機種の提案
なお、今回は、上表のような順番で、メーカ別にみていこうと思います。
よろしくお願いします。
1-1・パナソニックのLEDシーリングライト
はじめに、パナソニックの大光量のシーリングライトです。
同社は、LEDシーリングライトの「最もラインナップが多い」メーカーです。大光量モデルも、最も展開数が多いのは同社です。
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なお、以下では、Atlasがオススメできるポイントは赤字で、イマイチと思う部分は青字で記していきます。
【2021年】【14畳用】
1・パナソニック HH-CG1434A
¥34,650 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
明るさ:6099ルーメン(41W )
最大時:7928ルーメン(48.7W)
直径:60cm
調光:連続調光
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra83(太陽光=Ra100)
HH-CG1434Aは、パナソニックの「スタンダードモデル」です。
本体の形状は、2021年にフルモデルチェンジをして新設計になりました。
直径は60cmなので、「リビングのすみずみまでの明るい」サイズです。
カバーと天井の感覚を近づけることで、光の拡散(色ムラ防止)に必要な十分なカバー厚をキープしながら、スタイリッシュにしたという方向性です。
このグレード以上が、一般的に「リビング用」と言えます。
明るさは、6099ルーメンです。
業界基準で許される最大の明るさをキープしています。
その上で、消費電力が41Wと優秀であり、「明るさと省エネの両立」は、さすがに「最新のハイグレード機」といえます。
光の拡散性も、上図のようなレンズ配置の工夫で、拡散性や、色の混ざり(白系とオレンジ系)の違和感を軽減する仕組みがあり、質が良いです。
調光(明るさ調整)は、無段階での連続調光が可能です。
常夜灯も6段階で調光できます。
調色(色の調整)も、対応です。
全灯ボタンを選択した際に6200Kの文字くっきり光(昼光色)を自動調光できる仕様です。
コントラスト感を高めることができるため、文字が読みやすい光です。書斎には最適でしょう。
また、「裏技」的ですが、全灯ボタンを長押しすることで、全灯(文字くっきり光)を1.2倍の明るさに「ブースト」可能です。
消費電力は上がりますし、調色・調光はできませんが、JIS基準で定められた畳数当たりの最大光量を越えて明るくできます。
掃除の手軽さも「虫ブロック」構造が売りです。
光に向かう虫の性質を利用したすきま構造にした上で、防虫剤入りのパッキン利用する仕組みです。
この部分の掃除は面倒なので、良い工夫でしょう。
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以上、パナソニックのスタンダードモデルの紹介でした。
多少高いですが、調光・調色・省電力性能において、ワンランク上の実力を見せています。
オーバーブーストは、日立も装備しますが、多少仕組みが異なるため、後ほど紹介する日立機と比較することは重要でしょう。
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【2020年】【14畳用】
2・パナソニック HH-CF1444A
¥41,700 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
【2019年】【住設用型番】(性能は同じ)
3・パナソニック LSEB1182
¥23,436 楽天市場 (3/24執筆時)
明るさ:6099ルーメン(38.1W )
最大時:7928ルーメン(49.3W)
直径:60cm
調光:連続調光
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra83(太陽光=Ra100)
なお、スタンダードモデルは、2020年旧モデルが残ります。
昨年モデルは、写真のように薄型90cmのカバー(新機種は136cm)を採用していました。
明るさは、(実際点灯する)LEDレンズの数が旧機種のが多かったので、ブースト時1.3倍と、旧機種のが明るかったと言えます。
省エネ性も旧機種のが、わずかに良いです。
一方、旧機種は、カバーまで距離が短いほか、実際には点灯に使わないLEDが多いなど、LEDの配置が割と特殊でした。
発光しにくい基板部分も導光プリズム(図の3)で反射させ、拡散させる仕組みでした。
いずれも「薄型」にするための処置ですが、反作用として、オレンジ系と白色系の中間色で利用する場合、少し色ムラが気になる部分はあったので、新機種で見直したという形だと思います。
とはいえ、Atlasは本機を利用している部屋がありますが、ふだん使う分には気にならないほどです。
そのほか、虫ブロック構造がない代わりに、汚れの付きにくいキレイコートが採用されている点、リモコンが下位ランクのものであるなどが相違点です。
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結論的にいえば、薄型90cmのカバーというのは、部屋を広く見せるのに効果的である部分を含めて、(在庫のあるうちは)値段差があるうちは旧機を選んでも良いかと思います。
上に書いたマイナス面も「あえて言えば」というレベルです。導光プリズムの部分を含めた技術は、今年度の大光量(高級)モデルに採用され続けられてもいますし、欠点ではないです。
在庫があるうちは、こちらを選んでよいかと思います。
【2020年】
【14畳】HH-CF1480A同等品
4・Panasonic HH-CF1492A
¥37,620 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
明るさ:6099ルーメン(48.5W)
直径:60cm
調光:調光100%〜約5%
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値: Ra 83(太陽光=Ra100)
こちらも、パナソニックの製品ですが、AIR PANEL LED に属する上位機です。
もともと流通ルートの違いで型番が2つありましたが、現在は統一されています。
明るさは、14畳用で6099ルーメンです。
「業界基準」の最大値です。ただし、こちらについては、ブースト機能はないです。
調光(明るさ調整)についても、無段階で連続調光が可能で、常夜灯の調光できる製品ですが、これも下位機種と同じです。
もちろん、文字の視認性が良い「文字クッキリ色」に対応します。
調色(色の調整)は、その一方でかなり特色があります。
こちらの場合、外縁部・内周部だけ照射し、間接照明的にライトが使える点があげられます。
この機能はパナソニックの力を入れている部分で、シアター用途になどに向くでしょう。
演色値は、Ra83と低く、光の鮮やかさは期待できない機種です。
消費電力は、特殊な形状のモデルのため、パナソニックの通常機に比べると、多少ながら劣ります。
「趣味的」な機能があるので、これは仕方ないでしょう。
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以上、Panasonic AIR PANEL の紹介でした。
これは、シアタールーム兼用リビングの照明として「売り出した」ものです。雰囲気のある光が出せるため、リラックスしたい部屋の設置に向くと言えます。
デザイン性も良く、その点も買換え同機になりそうです。
【2020年9月】
【14畳】HH-CF1485A同等品
5・パナソニック HH-CF1496A
¥40,590 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
明るさ:6099ルーメン(50.7W )
直径:55×56.6cm
調光:調光100%〜約5%
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra83(太陽光=Ra100)
HH-CF1485Aは、パナソニックの角型パネルの製品です。
AIR PANEL LEDというシリーズに属します。流通ルートの違いで別型番がありましたが、現在は片側は終息しています。
他社にない独特の形です。
この機種の場合、光源は中央部にあり、左右のパネル(クリア色)の部分は、透明なプラスチックパネルです。
とくに、クリア色の場合、天井の壁紙が透けて見えるため、おしゃれです。
明るさは、14畳用で6099ルーメンです。
角形ですが、照度は変わりません。ただし、消費電力は、形状と、以下で説明するような仕組みのため、やや高めです。
調光(明るさ調整)は、無段階で連続調光が可能です。
常夜灯の調光もできる製品です。
調色(色の調整)は、昼光色・電球色に対応し、文字くっきり光も出せます。
また、3パターンの発光パターンを組み合わせた調光に対応します。
なお、左右のパネルの部分については、中央パネルの「パネル用LED」からの拡散光で照らされる仕組みです。
間接照明的に広々照らせられるので、雰囲気があります。
タイマーは、もうひとつの特長です。
こちらの場合、「おまかせモード」で、時間帯による調光・調色に変化が付けられるため、時間によって自動で色合いを変化させることができます。
マニュアルで時間調整なども可能です。
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以上、パナソニックのHH-CF1485Aの紹介でした。
Atlasは、仕事部屋の隣の寝室(兼シアター)にこの系統の製品を配備しています。
十分な光量がある上、天井反射の間接照明的に利用可能なので、昼に夜に便利に使っています。
光の広がり方的に、(新聞を読むような)書斎・リビングには向きませんが、用途を考えて使う場合は、デザインを含めてとても良い製品です。
【2021年】【18畳相当】
6・パナソニック HH-CG1833A
¥43,560 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
【2020年】【18畳相当】
7・パナソニック HH-CF1833A
¥38,961 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
明るさ:8500ルーメン(53W)
直径:60cm
【2021年】【20畳相当】
8・パナソニック HH-CG2033A
¥47,520 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
【2020年】【20畳相当】
9・パナソニック HH-CF2033A
¥43,956 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
明るさ:11000ルーメン(69.9W)
直径:60cm
調光:調光100%〜約5%
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra83(太陽光=Ra100)
これらは、パナソニックの「大光量モデル」として売っているシリーズです。
新旧両機種あります。
14畳のスタンダードモデルの場合と同じで、旧機種は、天井からの高さが90cmのスリムカバー、新機種は天井とシェードの距離は短くしたものの、高さが141cmの普通のカバーです。
一方、中身のLEDの配置は大光量モデルについては同じで、導光プリズム(図の3)で反射させ、拡散させる仕組みを使います。
先ほど、14畳モデルでも少し書きましたが、オレンジ系と白色系の中間色で利用する場合、少し色ムラが気になる部分はあったので、その改良のため、カバーに手を加えたという形だと思われます。
14畳用でも書いたように、(Atlasも2020年機を)実際使用していますが、ふだん使う分には気にならないほどです。
とはいえ、スリムカバーを数年でやめたという事実もありますし、現在の値段差ならば、(石橋を叩いて渡る的な意味を含め)2021年モデルが良いかと思います。
明るさは、18畳相当が8500ルーメンで、20畳相当が11000ルーメンです。
後ほど、日立の「大光量モデル」を紹介します。比較する場合、明るさも消費電力もあまり変わらないと言えます。
調光(明るさ調整)は、無段階で連続調光が可能です。
調色(色の調整)は、昼光色・電球色に対応します。
また、パナソニックではお馴染みの文字くっきり光も出せますが、このグレードについては、1.2倍の明るさアップは非対応です。
ただ、後ほど見る、日立の大光量モデルと比べるとそれ以外の部分にさほど工夫はない、とも言えます。
演色値は、Ra83と低く、光の鮮やかさは期待できない機種です。
消費電力は、大光量モデルについては、やはり14畳用より増えます。
明るさに比例しますし、極めて高いわけでもないです。
一方、パナソニックは20畳の大光量モデルでも、直径60mm×厚みが90mmです。
明るい上で、設置性が良いのは大きな利点です。
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以上、パナソニックの「大光量モデル」の紹介でした。
機能面や省エネ面では、日立のほうが優れる一方、「本体の薄さ」は、部屋の美観を増します。とくに、天井が低めご家庭の場合、本機は「救世主」になるでしょう。
1-2・日立のLEDシーリングライト
つづいて、日立のシーリングライトです。
「ラク見え」という青色LEDを利用した機能が、同社の特長です。
【14畳】
【2021年】
【ラク見え搭載】
10・日立 LEC-AHR1410U
¥20,907 楽天市場 (3/24執筆時)
【ラク見えなし(よみかき)】
11・日立 LEC-AH1400U
¥19,525 楽天市場 (3/24執筆時)
明るさ:6099ルーメン(35.8W )
最大時:7319ルーメン(50.1W)
直径:70cm
調光:連続調光可能
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra90(全灯時 Ra85)
こちらは、日立の「ラク見え搭載タイプ」のLEDシーリングライトです。
未搭載の「スタンダードモデル」が安いですが、この値段差なら、上位機が確実におすすめできます。
明るさは、6099ルーメンと、業界基準が許す最大量の明るさです。
その上で、日立には(パナソニックと同じく)「オーバーブースト」機能があります。
「ラク見え」モードと言います。
明るさが「標準の1.2倍」となり、ルーメン値もそれ応じて「畳数の業界基準を飛び越えて」明るくできます。
日立は、レンズ内に青色LEDを配備させ、「文字をくっきりさせつつのオーバーブースト」です。
書類仕事や新聞を読む際に特化した、ブーストとも言えます。
直径は、70cmです。
クリアパネル仕様ですので、少し大きめです。
天井からの高さが138mmですので、パナソニックと同等です。
多くの場合問題ないですが、マンションの作りで、天井が低いご家庭だけは「少し注意」です。ただ、(パナソニックを含め)従来水準ではあるので、買い換えの場合は違和感はないと思います。
演色値は、Ra85です。
「ラク見え」モードの際には、Ra90とより太陽光に近い明るさを出すことができます。
「目の疲れにくさ」の点ではこの数値が大事です。
このモードの際は、クッキリ見やすいタイプの高性能なシーリングとも言えます。
なお、「スタンダードモデル」も、1.2倍のブーストはできます。
ただ、青色LEDがないので「よみかき」の明かりです。
消費電力水準が、通常点灯時でも10%強悪いので、その部分を含めて「ラク見え」でしょう。
調光(明るさ調整)は、無段階で連続調光が可能です。
常夜灯(保安灯)も調光できます。
調色(色の調整)は、「らくみえモード」を昼光色と考えた場合、昼光色・昼白色・電球色全てを出せる機種です。
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以上、日立の「ラク見え搭載タイプ」の紹介でした。
明るさをオーバーブーストできる「ラク見え」が、やはり注目点となる製品です。このモードでは、演色値も上がりますので、明るさを重視した場合、本機はかなり良い選択肢となります。
手元作業や読書、書類仕事をする方には、かなり合うでしょう。
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【2021年】
【12畳】【Amazon.co.jp限定】
【ラク見え搭載】
12・日立 LEC-AHR1400UAZ
¥23,320 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
明るさ:6099ルーメン(35.8W )
最大時:7319ルーメン
直径:60cm
調光:連続調光
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra90(全灯時 Ra85)
なお、日立は【Amazon.co.jp限定】で、本機の姉妹版をだします。
主な違いは、カバーで、クリアパネルの部分がない、一般的な乳白色のアクリルカバーです。
高さは138mmで、直径は60cmとなります。
配光や、光の拡散性は大きく変わらないですし、【ラク見え搭載機】はお買得に思えます。
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【2020年】
【14畳】【下位機種】
13・日立 LEC-AH1400T
¥19,900 楽天市場 (3/24執筆時)
明るさ:6099ルーメン(43.5W )
明るさ:7999ルーメン(58.0W)
直径:56cm/60cm
調光:連続調光可能
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra85(太陽光=Ra100)
そのほか、日立からはスタンダードモデルとして、この機種の下位機種も販売中です。
本機も「ブースト」はできますが、カラーLED未搭載なので、演色値などは変わりません。
同社の特徴的な部分が削がれており、個性がないので、こちらについては、あまりおすすめできません。
【2018年発売】
【14畳】【ひろびろ光搭載】
14・日立 LEC-AH1410PH
¥32,973 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
明るさ:6099ルーメン(37.5W )
最大時:7999ルーメン(58.0W)
直径:70.5cm
【20畳相当】【ひろびろ光搭載】
15・日立 LEC-AH2010PH
¥36,034 楽天市場 (3/24執筆時)
明るさ:11500ルーメン(70.9W )
最大時:13800ルーメン(118.7W)
直径:70.5cm
調光:連続調光可能
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra90(全灯時 Ra85)
LEC-AH1410PHは、日立のシーリングライトの上位機です。
同社の大型LEDシーリングライトにだけある特別なシリーズです。
明るさは、20畳相当のモデルは11500ルーメンです。
通常点灯時でも明るいですが、オーバーブースト時に13800ルーメンなので、大光量モデルでも「断トツ明るい」といえます。
演色値は、Ra85です。
その上で「オーバーブースト」や、青色LEDを利用した「ラク見え」があるのは、先ほどの機種と同じです。
ただし、本機は、これらに加えて【ひろびろ光】が搭載です。
主光源の上部に、天井方向に拡散性のある別の光源を配置し、部屋の隅々まで光を届ける仕組みです。広いリビングで、隅々まで明るくしたい場合は選んでも良いかもしれません。
応用的に、そちらだけで間接照明的な明かりも作れますが、そちらは「リラックスのあかり」と呼んでいます。
消費電力は、ひろびろ光とラク見えを「重ねがけ」したときは、さすがに118.7Wです。
ただ、本機については、節電モードがあるほか、ワンボタンで設定した状況にできる「あかりセレクト」もあるため、あまり心配は要らないかと思います。
その他の部分は、下位の「ラクみえ」と同じです。
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以上、日立のシーリングライトの最上位機の紹介でした。
本機の重量は4.7kgなのですが、家庭用の引っかけシーリングの耐荷重が5kgなので、「本当にギリギリを攻めた」製品なのだと思います。
明るさの部分ではこれ以上はないので、20畳相当のモデルは、ニッチな需要があると思います。
14畳用についても、12畳程度のリビングで少し暗く感じている方にはおすすめできます。
1-3・NECのLEDシーリングライト
続いて、NECの14畳以上のシーリングライトです。
2019年から社名を「ホタルクス(HotaluX)」に変更しました。しかし、今回は、「NEC」で通します。
【2018年】【14畳】
16・NEC LIFELED’S HLDCKE1499SG
¥27,800 楽天市場 (3/24執筆時)
明るさ:6099ルーメン(46.5W)
直径:56cm
調光:連続調光
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra85(太陽光=Ra100)
こちらは、NEC(ホタルック)のLIFELED’Sシリーズの上位ラインとなる「快適あかりシーリング(ハイスペックモデル)」です。
同社の14畳の大光量モデルは、入門機はないので、このグレードからとなります。
明るさは、6099ルーメンです。
したがって、業界規格が認める最大照度を出せる機種です。
また、この機種は、ワイドアングルシステムという新しいLED配置になっているので、NECの下位機種で不評だった明るさのムラについては、完全に解決されます。
しかし、後述する、パナソニックなどに比べると、消費電力は高めです。主に、エコセンサーが未付属のためです。
調光(明るさ調整)は、無段階での連続調光が可能で、常夜灯も7段階で調光できます。
ただし、昼光色と昼白色での最大光量のほか、電球色点灯時も大光量を保証している点が、この機種の「売り」です。
例えば、パナソニックのスタンダード機の場合、全灯(100%)に対して、昼光色で約90%、昼白色で約70%、電球色だと50%程の最大照度となります。
一方、本機の場合、全灯(100%)に対して、昼光色・昼白色で最大100%、電球色だも80%程の最大照度となります、(Wの大光量)
他社は、電球色の最大光量を考慮に入れた機種はなく、この機種の大きな見所です。
電球色で明るくてもさほど大きな意味はないでしょうが、オフィス照明に多い昼白色で照度を高くできるのは、それなりに意味性があると言えます。
演色値も、Ra85ですから、この機種は割と優秀です。
調色(色の調整)は、対応で5種類のパターンから選択可能です。
さらに、こちらは、「快適あかりモード」の搭載し、時間に合わせて自動的に「昼光色」「昼白色」「光量」を調整する機能も付きます。
常夜灯の部分では、こちらは、「ホタルック」という機能があります。
これは、急な停電時や消灯後のしばらくの間、蓄電してある電力を使って数分間青系のほのかな明かりを点灯し続ける機能です。
蛍光管でもNECのモデルには蛍光塗料を使った同等の機能がありましたが、それを応用したものです。
そのほか、地震の際に自動的に全灯する、「感震センサ」が付属です。
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以上、NECの「GRAND QUALITY」の紹介でした。
電球色の光量が強いので、普段この色を利用する場合には良いでしょう。
その上で、他社の上位機と比較する場合、感震センサーの搭載が見所でしょう。ホタルック機能を含め、災害対策という意味では、NECは優秀で、選ぶべき意味があると言えます。
一方、快適あかりモードも、面白い機能ですが、ユーザーによるプログラミングの変更が利かない点と、光量については、部屋の外光を感知できる「明るさセンサー」を搭載しないため、使い勝手の部分で改良の余地はありそうです。
【2015年】【18畳相当】
17・NEC HLDZG1862
¥13,500 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
明るさ:8100ルーメン(62W)
直径:58.7cm
調光:連続調光
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra85(太陽光=Ra100)
こちらは、NEC(ホタルック)の「大光量モデル」です。
18畳相当という表記としてはかなり安いです。
明るさは、18畳相当で8100ルーメンです。
調色・調光も対応で、昼光色(よみかき光)も出せます。
消費電力は、62Wです。
パナソニックと比べると、暗くて、電気代がかかるといえます。
2015年の設計という点でこうなる部分があります。
ただ、本体価格の安さを考えれば、そう長い期間使わない前提ならば、費用対効果はこちらが良いかも知れません。ただし、LED照明は(通常)10年以上保ちます。
一方、本機は、大光量モデルとしては、直径が58.7cmと小さめです。
一応、拡散に関する工夫は(マルチアングルシステムII)はありますが、構造部分を含めて、光の広がり具合(均一性)の部分では、値段相応でしょう。
また、リモコンに液晶(時計が)がなく、オフタイマーのみです。
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以上、HLDZG1862の紹介でした。
18畳相当としては、値段が安いので、おそらく業務用などで需要がある製品だと思います。
ただ、家庭で利用する場合は、光の拡散性などにおいてやはり難がありそうです。
1-4・アイリスのシーリングライト
続いて、アイリスオーヤマの12畳用のシーリングライトです。
低価格製品が多くホームセンターではお馴染みですが、LED照明については、昔から力を入れてきた会社です。
【14畳】
【調光のみ】
18・アイリスオーヤマ CL14D-5.0CF
¥9,864 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
【調色対応】
19・アイリスオーヤマ CL14DL-5.0CF
¥7,980 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
明るさ: 5800ルーメン(50W)
直径:56cm
調光:10%段階
調色:昼光色(6500k)
演色値:Ra80(太陽光=Ra100)
CL14DL-5.0CFは、日本のアイリスオーヤマのエコハイルクスシリーズの14畳モデルです。
直径は、本機については、直径56cmです。
14畳とするとやや狭めでしょう。
ただ、本機は、パナソニック機の高級機のように、取付高が9.3cmと、通常14cm前後はあるLEDシーリングライトとしては薄いという特色があります。
この場合、部屋がわずかに広く見えます。天井が低い部屋にはとくにマッチするでしょう。
明るさは、ただし、5800ルーメンです。
業界規格が許す、14畳の最大の照度に及ばない製品です。
他社の12畳用並と言えるでしょう。
演色値は他社較べて低いRa80です。
太陽の光から相当離れた色合いの光であり、あまりオススメできません。
調光(明るさ調整)については、段階調光ながら10段階の調光と、それなりに細かく調光できるのが魅力です。
調色(色の調整)は、【調色対応】と書いてある機種については、オレンジ系の電球色も出せる機種です。
消費電力は、14畳用としてみるとあまり水準は高くないです。
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以上、アイリスオーヤマのシーリングライトの紹介でした。
調色できるタイプがある点が「売り」です。
ただ、14畳としては明るさは暗めで、かつ、消費電力は高めなので、省エネ性と明るさの両立は「今後の課題」という機種だと思います。
14畳用をお探しの方は「大光量」を期待しているでしょうから、その意味で、これはオススメできません。
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【14畳】
【調光のみ】
20・アイリスオーヤマ CL14D-5.1CF
¥7,618 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
【調色対応】
21・アイリスオーヤマ CL14DL-5.1CF
¥8,246 Amazon.co.jp (3/24執筆時)
明るさ: 5800ルーメン(42W)
直径:58cm
調光:10段階
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra85(太陽光=Ra100)
一方、クリアフレーム採用機は、同社ではもう一機あります。
本機は、さきほどの機種よりも省エネ性が良い機種です。
これは、錫めっき鋼板を回路に採用し、LEDの放熱効果を高めた「メタルサーキット」という新技術を採用したためです。
一方、本機は導光リングの採用で部屋の隅まで光が届きやす機種ですが、取付高は12cmと少し増えます。
また、明るさは、引き続き14畳の最大光量に満たないため、ニーズとしては特殊かもしれません。
1-5・東芝のLEDシーリングライト
続いて、東芝(ライテック)の14畳用のLEDシーリングライトです。
なお、家庭用は、NVC Lighting Japan(雷士照明)が、消費者向け照明事業を引き継いで、「東芝ブランド」で販売する形の製品です。
住設ルートの製品は、東芝ライテックが引き続き売っているようです。
【2021年】【14畳】
22・東芝 LEDH8601A01-LC
¥9,280 楽天市場 (3/24執筆時)
明るさ:6099ルーメン(48.8W)
直径:50cm
調光:連続調光
調色:可能〈昼白色・電球色〉
演色値:Ra85(太陽光=Ra100)
LEDH8601A01-LCは、東芝ライテックのシーリングライトです。
同社は、一般家庭用(家電量販店向け)は撤退なので、本機については住設用(工務店用)を一般販売しているものです。
明るさは、6099ルーメンです。
格安ですが、こちらは、業界規格が認める最大照度を出せる機種です。
ただし、本体の直径が50cmと小さいので、シェードの形状がやや特殊です。
それでも、光の広がりはさほど期待できないでしょう。
演色値もRa85と、一定の水準があります。
調光(明るさ調整)については、この製品は段階がない連続超高に対応します。
常夜灯についても、6段階の常夜灯の調光ができる製品です。
調色は、この機種も対応し、電球色と昼光色の双方に色を切り替えることができます。
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以上、東芝のシーリングライトの紹介でした。
14畳モデルでは、明るくて比較的安い機種です。ただ、50cmという直径は、大光量モデルとしては、やや無理を感じます。
【2021年】
【14畳】
23・東芝 NLEH14011B-LC
¥18,150 楽天市場 (3/24執筆時)
24・東芝 NLEH14010B-LC
¥16,456 楽天市場 (3/24執筆時)
明るさ:6099ルーメン(49.0W)
最大時:7929ルーメン (64.4W)
直径:66.4cm/ 58.6cm
調光:連続調光
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra85(太陽光=Ra100)
NLEH14011B-LCは、東芝の発売するLEDシーリングライトです。
こちらは、家庭用向けの一般流通のモデルです。
円周部がクリアパネルになる製品と、アクリルシェードの製品がありますが、グレードは同じです。
直径は違いますが、配光は同じので、好きな方を選んでください。
直径は、クリアパネルの方は66.4cmで、アクリルシェードは58.5cmです。
いずれもリビング用でLED配置も同じです。フレーム枠の部分の寸法差となります。
壁からの高さは105cmなので、低い天井でも邪魔になりにくいです。
明るさは、6099ルーメンと14畳の最高値です。
一方、本機は、日立やパナソニックと同じで「明るさアップ」を搭載です。
1.3倍水準ですので、数字は良いですが、日立のようなカラーLEDによる工夫はなく、パナソニックのように「文字くっきり光(昼光色)」で明るさアップされるわけではないです。
あくまで、スタンダードな全灯(昼白色)が1.3倍にできるだけですから、もっとも光が欲しいだろう読書や手元作業の強化という点では、一歩及ばないでしょう。
調光(明るさ調整)連続調光が可能です。
また、常夜灯の調光も6段階でできる製品です。
調色(色の調整)は、先述のように、上位機のみ可能です。
演色値は、Ra85です。
タイマーは、30分と60分だけですが、ゆっくり照度を落としていく「ゆっくりおやすみタイマー」が付属です。
掃除の手軽さは、割と配慮があります。
帯電しにくいカバー(クリーンエース)を採用するほか、虫が入りにくい構造(ムシールド)があります。
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以上、東芝(NVC)の、 NLEH14011B-LCの紹介でした。
同じようなクリアパネルは日立も出しますが、それがライバルです。
比較すると先述のように、天井からの距離があまり必要でなく本機はスマートです。
その上でブースト機能が付きますが、日立の「ラク見え」のような特別な面白い個性がない点では、少し負けます。
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【2021年】
【14畳】
【下位機種】
25・東芝 NLEH14002B-LC
¥12,278 楽天市場 (3/24執筆時)
【廉価版】
26・東芝 NLEH14001B-LC
¥11,000 楽天市場 (3/24執筆時)
明るさ:6099ルーメン(46.9W)
直径:50cm
調光:連続調光
調色:可能〈昼光色・電球色〉
演色値:Ra85(太陽光=Ra100)
なお、これらの型番については、下位機種となります。
直径が50cmと小型になるので、配光が上位に及ばないほか、リモコンに液晶がないため、時間設定ができず、ON/OFFタイマーが利用できません。
一方、廉価版のほうは、123cmと他機よりやや高さがあるほか、シェード形状の違いで、他機とちがって、光の均一拡散への配慮が低い機種となります。
いずれにしても、上位機の方が良いかと思います。
次回に続く!
LEDシーリングライトのおすすめは結論的にこれ!!
というわけで、今回は、比較的14畳用・18畳相当・20畳相当に対応できるLEDシーリングライトについて書いてきました。
しかし、記事はもうすこしだけ「続き」ます。
1・ 8畳用シーリングライトの比較
2・10畳用シーリングライトの比較
3・12畳用シーリングライトの比較
4・14畳用シーリングライトの比較
5・6畳用シーリングライトの比較
6・和風シーリングライトの比較
7・シーリングライトまとめ 【結論】
明るさ ★★★★★
演色性の良さ ★★★★★
調光と調色 ★★★★★
目の疲れにくさ ★★★★★
照明のデザイン ★★★★★
総合評価 ★★★★★
最終回の結論編(こちら)では、全ての畳数の製品から、「Atlasのおすすめ機種!」を、価格別・目的別・部屋サイズ別に提案していきたいと思います。
引き続き、よろしくお願いします。
結論編は→こちら