1回目記事からの続きです→こちら
今回の結論
無線LANルーターのおすすめは結論的にこの機種!
ども、Atlasです。
今回は、無線LANルーターの比較記事の6回目記事で、全体の「結論編」です。
1・標準の無線LANルーターの比較
速度: 2402Mbps(最大)
予算:7500円〜
用途:2LDK・一戸建て
2・安めの無線LANルーターの比較
速度:1300Mbps(最大)
予算:3千円〜
用途:1LDK・ワンルーム向け
3・高速なWi-Fi 6ルーターの比較
速度: 4803Mbps(最大)
予算:1.5万円〜
用途:大家族・ゲーマー・トレーダー
4・最速なWi-Fi 7 ルーターの比較
速度: 11520Mbps(最大)
予算:3万円〜
用途:高速10G回線ユーザー
5・メッシュWi-Fiルーターの比較
速度: 11520Mbps(最大)
予算:3万円〜
用途:旅館・自営業・3F建ての家庭
6・おすすめの無線LANルーター 【結論】
=予算別・目的別のおすすめ機種の提案
今回の記事では、ここまでの以上の記事で紹介した全機種から、予算別・目的別にAtlasのオススメ機種!を最終的に提案していきます。
第1に、ワンルーム用の低価格なルーターとしておすすめできるのは、
【2023年発売】
【通常型番】
5・バッファロー WSR-1800AX4P-BK
6・バッファロー WSR-1800AX4P-WH
¥10,300 楽天市場 (4/18執筆時)
【特定店用型番】
7・バッファロー WSR-1800AX4P/DBK
8・バッファロー WSR-1800AX4P/DWH
¥9,420 楽天市場 (4/18執筆時)
【Amazon限定】(在庫限り)
9・バッファロー WSR-1800AX4P/NBK
¥7,980 Amazon.co.jp (4/18執筆時)
Wi-Fi規格:Wi-Fi6 (11ax)
2.4GHz帯速度:573Mbps
5.0GHz帯速度:1201Mbps
有線LAN:1000BASE-T×4
WAN:1000BASE-T
メッシュ:EasyMesh
USB:
IPv6:対応
WPA3:対応
対応人数 ワンルーム向き
速度(ネット)★★★★☆
速度(宅内) ★★★★☆
無線の安定性 ★★★★☆
設定の容易さ ★★★★★
総合評価 ★★★★☆
バッファローのWSR-1800AX4Pシリーズでしょう。
発売年と流通経路の違いで複数の型番があります。
ただ、本編で書いたように、セキュリティに関する有料サービスの構成を除くと、本体性能は同じなので、値段で決めて良いかと思います
本機より格安な製品は、3000円台から相当数あります。
ただ本機は、この値段でWi-Fi6に対応です。
Wi-Fi6に対応するスマホ・PCが十分増えているという現状からすると、Wi-Fi5よ(11ac)より、Wi-Fi6機のが将来性があります。
速度は、お持ちの端末(スマホやPC)がWi-Fi5のみ対応だと、上表のアンテナ2本機の水準に少し落ちます。
ただ、落ちたスペックでも、ワンルームマンションの光回線程度ならボトルネックにはなりません。
無線の安定性のは、Wi-Fi6の標準装備となるMU-MIMO・OFDMA・ビームフォーミングは装備です。
そのほか、同社が独自で加えるバンドステアリング(lite)という現在的に「あった方良い」機能が網羅されます。
インターネット速度も、モデム(光ファイバーの終端装置)と本体をつなぐWAN側ケーブルが1000BASE-Tに対応します。
そのため、一部の格安機と違い、100Mbps前後(=12.5MB/秒)にボトルネックがないです。
お住まいの集合住宅のネットが「けっこう速め」の回線だったとしても、本機はそれを活かしきれるでしょう。
サポート面でも、国内メーカー製なので、マニュアルはオンラインを含めて充実します。
電話での土日サポートにも対応する点で、初心者にも有利です。
その上で、ボタン一つでWi-Fi設定ができるAOSS機能や、スマホの設定が容易なQRsetupも、設定面でも、初心者には非常に便利だと思います。
ただし、速度と安定性を重視して、こうした機機を本格的に運用したいは、このグレードだとCPU性能に不安があります。
つまり、1万円以上のより高速な無線LANルーターとの差はあります。安定性を重視したい場合は、のちほど紹介するような上位機を選んでください。
2・安めの無線LANルーターの比較
速度:1300Mbps(最大)
予算:3千円〜
用途:1LDK・ワンルーム向け
なお、この機種は、今回の記事では、上記3回目の記事で詳しく紹介しています。
ーーーー
【2022年発売】
28・IODATA WN-DAX3000GR
¥5,808 楽天市場 (4/18執筆時)
29・IODATA WN-DAX3000GR/E
¥7,380 Amazon.co.jp (4/18執筆時)
30・IODATA WN-DAX3000GR/D
¥12,021 楽天市場 (4/18執筆時)
Wi-Fi規格:Wi-Fi6(11ax)
2.4GHz帯速度:574Mbps
5.0GHz帯速度:2402Mbps
有線LAN:1000BASE-T×4
WAN:1000BASE-T
メッシュ:
USB:
IPv6:対応
WPA3:対応
ただ、現状だと、アイオーデータの入門機が、5GHz帯で2402Mbpsだせる製品が、流通ルートによっては、結構安めに出ています。
アンテナ2本ですが、ワイドバンド(WB)対応で、この速度が出せます。
端末側の対応はこれからで、22年末以降に発売された高級PC・スマホにちらほら採用がはじまってきた程度です。
そのため、WB対応しない端末(スマホ・PC)に対しては、最大1201Mbpsでの接続で、バッファロー機と速度が変わらないとは言えます。
ただ、WBは、長期的に普及が見込まれる規格ですし、先取りするのは良いでしょう。
無線安定化の部分でも、バンドステアリングは非対応ながら、Wi-Fi6認定の基礎要件となる、MU-MIMO・OFDMA・ビームフォーミングは対応します。
同社の定評のある「360コネクト」という全方向性アンテナ技術がありますし、バッファロー機より安いようならば候補になるでしょう。
同社は、保証部分とユーザーサポートの部分も優れるので、悪くない選択肢です。
ーー
なお、この機種は、今回の記事では、上記1回目の記事で詳しく紹介した機種です。
第3に、2LDK・3LDKのマンションや一軒家の標準的なルーターとしておすすめなのは、
【2021年発売】
【通常型番】
13・NEC Aterm PA-WX3600HP
¥12,800 楽天市場 (4/18執筆時)
【Amazon限定型番】
14・NEC Aterm AM-AX3600HP
¥17,578 Amazon.co.jp (4/18執筆時)
Wi-Fi規格:Wi-Fi6(11ax)
2.4GHz帯速度:1147Mbps
5.0GHz帯速度:2402Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×4
WAN:1000BASE-T
USB:
メッシュ:
IPv6:対応
WPA3:対応
対応人数 世帯向き
速度(ネット)★★★★★
速度(宅内) ★★★★★
無線の安定性 ★★★★★
設定の容易さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★
NECのWi-Fi6機となるWG2600HP4でしょう。
最大速度は、5GHz帯でアンテナ4本の2402Mbpsです。
2.4GHz帯も、アンテナ4本のWi-Fi6規格です。
2.4GHz帯でアンテナ本数が多く、最大で1147Mbpsまで速度が出せる部分で、とくに、ルーターから離れた場所で使う端末の速度に、よりメリットがあると言えます。
【2023年11月発売】
1・バッファロー WSR-3000AX4P
¥9,980 Amazon.co.jp (4/18執筆時時)
一方、最大速度で、同じWi-Fi6となるライバルのバッファロー(WSR-3000AX4P)は、23年機から、共用アンテナ2本と専用アンテナ1本の、変則構成になりました。
WB(ワイドバンド)に対応する分、最新MacやiPhone(WB+アンテナ2本)と、1対1でつなげるならば、「より高速」な可能性はあります。
ただ、本編で書いたように、WB対応アンテナは1本である上で、あとは、両帯域の共用アンテナになるなど、アンテナ構成が「複雑怪奇」です。
一般家庭だと、スマホ・PC・TV・IOT家電など、複数同時に色々な端末から通信するのが普通です。
そのため、雑誌やユーザーによるレビューテストはともかく、ふつうの家庭の利用環境では、アンテナ構成がシンプルで、かつ、アンテナ数が多い(総数8)であるNEC機の方が、実際有利です。
筐体は、その分、バッファロー少し大きめの51.5(W) x 200(H) x 215(D)mmです。
ただ、その意味はあると言えます。
通信安定性も、Wi-Fi6の基礎要件のU-MIMO・OFDMA・ビームフォーミングほか、バンドステアリングとオートチャネルセレクト機能が付きます。
電波状況の悪い環境で効くことの多い機能ですし、やはりここもワイポイントです。
バッファロー機も「バンドステアリング」には「ライト版」が付きます。しかし、混雑状況を把握しつつ、チャンネルも変更するNECのほうが、対策度は高いです。
定評のある小型アンテナの性能を含めて、本機を選ぶのは「あり」でしょう。
ただし、メッシュを組む仕組みがないのは、つながらない部屋があった場合の「保険」がないという点で、少し残念です。
ーーー
【2024年発売】
【通常型番】
17・NEC Aterm WX5400T6 PA-WX5400T6
¥18,085 楽天市場 (4/18執筆時)
【Amazon限定型番】
18・NEC Aterm AX5400T6 AM-WX5400T6
¥21,978 Amazon.co.jp (4/18執筆時)
Wi-Fi規格:Wi-Fi 6E(11ax)
2.4GHz帯速度:574Mbps
5.0GHz帯速度:2402Mbps
6.0GHz帯速度:2402Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×4
WAN:1000BASE-T
USB:
メッシュ:あり(自社方式)
IPv6:対応
WPA3:対応
一方、このクラスでも、最新のWi-Fi6Eが利用できる製品がいくつか出ています。
Wi-Fi6Eは、20222年に通産省に認められたばかりの新しい帯域です。
そのため、他の帯域より利用者が少なく、回線が空いている6GHz帯が利用できます。電波干渉にも強い帯域です。
日本の住宅は、隣家と隣接する場合が多いため、この部分で実空間での 速度改善効果が期待できます。
スマホなどの端末対応も、23年以降採用機が徐々に増えています。
Appleの場合、先述のWB(ワイドバンド)対応と歩調を合わせつつ、23年以降のMac、iPhoneは15 Pro以降、iPad 12.9(6世代)iPad 11(4世代)以降からの対応となります。
最高速は、一方、6GHz帯と5GHz帯の2401Mbpsです。
値としては、一般家庭として文句なく、速いといえます。
どのバンドもアンテナ2本で、ワイドバンド(WB)利用を前提とした数字です。
ただ、本機の場合、トライバンド(3バンド)です。
その上で、6GHz帯・5GHz帯・2.4GHz帯に(共用ではない)単独アンテナを装備しての6アンテナですし、複数同時に接続しても問題ないとでしょう。
6GHz帯を扱える端末が(無いことはないにせよ)まださほど多くない点と、2.4GHz帯の回線速度がやや弱い点で、主には、先行投資的な要素が強いとは言えます。
ただ、皆さんがお使いのメインの端末(PC・スマホ)が、Wi-Fi6EとWBに対応する新しいものならば、ここまでおすすめしたこのグレードの製品より改善効果は望めます。
また、この2つの規格は、今後拡がるのは間違いない点から、将来性を含めて言えば、この額を投資するのは「あり」です。
【2022年発売】WSR-5400XE6同等品
9・バッファロー WSR-5400XE6/N
¥16,180 Amazon.co.jp (4/18執筆時)
なお、こちらの場合も、ライバルのバッファローから、Wi-Fi6Eで、同じ速度のトライバンド機がでます。
本体は、こちらの方がやや小さく、WAN側(インターネット側)が2.5GB対応で、高速回線(フレッツクロスほか)に対応できる部分で優ります。
ただ、こちらは、2.4GHzと5GHzのアンテナが2本とも共用アンテナですし、特別な高速回線を契約していない限り、やはりNECが良いでしょう。
ーーー
1・標準の無線LANルーターの比較
速度: 2402Mbps(最大)
予算:7500円〜
用途:2LDK・一戸建て
なお、これらの機種は、今回の記事では、上記1回目の記事で詳しく紹介しています。
第4に、ネットゲームの遅延対策に「とことん」こだわる方に、おすすめなのは、
【2023年発売】
【ゲーム用】GT-AX6000
27・ASUS ROG Rapture GT-AX6000/J
¥72,525 楽天市場 (4/18執筆時)
Wi-Fi規格:Wi-Fi6(11ax)
2.4GHz帯速度:1148Mbps
5.0GHz帯速度:4804Mbps
有線LAN:1000BASE-T×4 2.5G×1
WAN:2.5G〈LAN兼用〉
メッシュ:AiMesh(自社)
USB:USB3.0×1 (USB2.0)
IPv6: 対応
WPA3:対応
対応人数 ゲーミング向き
速度(ネット)★★★★★★
速度(宅内) ★★★★★★★
無線の安定性 ★★★★★★
設定の容易さ ★★★☆☆
総合評価 ★★★★★★
ASUSのGT-AX6000でしょう。
ゲーム以外でも、遅延が問題になる仕事(株の取引など)に利用する場合は、目的とする部分が同じと言える、ゲーミングWi-Fiの本機が向くでしょう。
ゲーミングWi-Fiについては、ASUSやTp-Linkなどのアジア勢の「独壇場」です。
その中でも、ASUSについては、長年の定評があります。
本機は、トライバンド機(3バンド)ではないです。
ただ、この用途については、主に1つの端末と高速につながることが重要と言えるため、必ずしも3バンドでなくても良いと思います。
速度部分については、申し分ありません。
5GHz帯は、4804Mbps(約601メガバイト/秒)2.4GHz帯も、1148Mbps(約144メガバイト/秒)ですから。
最近登場している、超高速な光回線でも、実力を発揮できます。
PCなどゲームを有線LAN接続する場合も、2.5Gbpsマルチポートを装備します。
また、WANアグリゲーションとリンクアグリゲーション双方に対応します。
そのため、【NASの比較記事】で紹介したようなネットワークHDDを運用している方にも便利でしょう。
2.5GbpsマルチポートをLANとして利用しても、理論上2000Mbps(=250MB/秒)のネット速度が得られますから。
無線の安定性も、かなり工夫あります。
特に、基本となるCPUは、2GHzのクアッドコアCPUを採用しており、能力が高いです。
その上でRangeBoost Plusなど、速度に関わる部分もメスを入れているのも光ります。
ゲーム利用時の速度向上についても、本編で書いたように、「ゲームブースト」ほかの三段構えの高速化技術を採用しますし、有線でつなぐ場合も、優先的に接続できる「ゲーミングLANポート」は便利でしょう。
この用途では、ここまで専門特化したハイエンド機はないため、本機を選んで良いかと思います。
ーーー
【2024年発売】
【ゲーム用】B0DDX8HD6D
35・TP-Link Archer GXE75
¥22,500 楽天市場 (4/18執筆時)
36・TP-Link Archer GXE75/A
¥21,717 Amazon.co.jp (4/18執筆時)
Wi-Fi規格:Wi-Fi 6E(11ax)
2.4GHz帯速度:574Mbps
5.0GHz帯速度:2402Mbps
6.0GHz帯速度:2402Mbps
有線LAN:2.5G 1000BASE-T×4
WAN:2.5G 1000B-T〈LAN兼用〉
【2024年発売】
13・TP-Link Archer GE550/A
¥39,800 Amazon.co.jp (4/18執筆時時)
14・TP-Link Archer GE550
¥38,810 楽天市場 (4/18執筆時時)
Wi-Fi規格:Wi-Fi7(11be/ax)
2.4GHz帯速度:574Mbps
5.0GHz帯速度:2,882Mbps
6.0GHz帯速度:5,764Mbps
有線LAN:2.5G×4 5G×1
WAN:5G〈WAN専用〉
メッシュ:EasyMesh
USB:USB3.0×2
IPv6: 対応
WPA3: 対応
一方、少し予算を抑えつつも「ゲーミングを優先して考えたい」という場合は、TP-Linkのゲーミング用でしょう。
Wi-Fi7機も出ましたが、値ごろ感がだいぶあるのは、Wi-Fi6Eの方です。
ASUSだと、値ごろ感のある価格でよさげなゲーミング用がないです。
本機も、QOS対応なのはもちろん、WTFast GPNにも対応するほか、ゲーム系特有ののブースト装備を一通り装備します。
本編で書いたように、2.5Gbが1つという部分が(突き詰めて言えば)若干ネックですが、それ以外は、トライバンド構成、あるいは、有線接続の際、1ポートをゲーミング優先にできるなど、主要機能は装備します。
2万円前後で日本で手に入る、ゲーミングルーターのなかでは現状良さそうです。
ーーー
【2024年発売】
30・ASUS ROG Rapture GT-BE98
¥128,355 Amazon.co.jp (4/18執筆時)
Wi-Fi規格:Wi-Fi7(11be/ax)
2.4GHz帯速度:1376Mbps
5.0GHz(1)帯速度:5760Mbps
5.0GHz(2)帯速度:5760Mbps
6.0GHz帯速度:11,520Mbps
有線LAN:1000Base-T×1 2.5G×4 10G×1
WAN:10G〈WAN専用〉+2.5G(兼用)
メッシュ:AiMesh(自社)
USB:USB3.0
IPv6: 対応(制限あり)
WPA3: 対応
逆に、速度と安定性を極限まで欧場合は、ASUSのWi-Fi7のフラッグシップです。
PC並の価格ですが、クアッドバンド(4バンド)である上でこの速度なので、価格には納得感があります。
消費電力は、ただし最大65Wです。
電気代と言うより、廃熱が心配ですが、ヒートシンクなどしっかり工夫があります。
制御も、GPU部分はAI世代の2.6GHzの4コアですし、より安定感あります。
先述のように、このレベルの制御には、PC並のハードが必要なので、この値段でも納得感があります。
とはいえ、かなりコアなユーザーや、ゲーム関係の法人や団体向けでしょうし、多くの方は、先ほど「おすすめ」したルーターでも十分高性能です。
ーー
3・高速なWi-Fi 6ルーターの比較
速度: 4803Mbps(最大)
予算:1.5万円〜
用途:大家族・ゲーマー・トレーダー
4・最速なWi-Fi 7 ルーターの比較
速度: 11520Mbps(最大)
予算:3万円〜
用途:高速10G回線ユーザー
第6に、特別に高速な光回線を契約している方にオススメな、Wi-Fi7高性能機は、
【2024年発売】(全て同じ性能)
1・バッファロー AirStation WXR18000BE10P
¥49,900 楽天市場 (4/18執筆時時)
2・バッファロー AirStation WXR18000BE10P/D
¥26,980 楽天市場 (4/18執筆時時)
3・バッファロー AirStation WXR18000BE10P/N
¥58,480 Amazon.co.jp (4/18執筆時時)
Wi-Fi規格:Wi-Fi7(11be/ax)
2.4GHz帯速度:688Mbps
5.0GHz帯速度:5760Mbps
6.0GHz帯速度:11,520Mbps
有線LAN:1000BASE-T×3 10G×1
WAN:10G〈WAN専用〉
メッシュ:EasyMesh
USB:USB3.0×1
IPv6: 対応
WPA3: 対応
対応人数 世帯向き(上級)
速度(ネット)★★★★★★★
速度(宅内) ★★★★★★★
無線の安定性 ★★★★★★★
設定の容易さ ★★★★★
総合評価 ★★★★★★★
自宅に10Gbps回線を引いている方で、それを活かしきりたいというニーズならば、バッファローの WXR18000BE10Pシリーズが良いでしょう。
複数型番がありますが、どれも同じなので、値段で決めてOKです。
無線規格は、最新のWi-Fi7(11be)です。
最大速度は、理論上11,520Mbps(約601メガバイト/秒)です。
そのため、10Gbps(=10000Mbps)を、10G有線LANだけでなく、無線でも「ロスなく活かせる」といえます。
サイズは、幅300×奥行75×高さ195mmです。
小型ではないですが、同社のWi-Fi6ルータ上位機と同サイズです。
消費電力も、最大30Wですので、家庭でも無理のないスペックです。
無線の安定性の部分でも、Wi-Fi7だと対応できる、6GHz帯の新しい超ワイドバンド(320MHz)は、電波干渉に強く、結果、遠くまで強い電波が飛びやすいと言えます。
電波法の限界で出力は同じですが、おそらく、5GHzよりもだいぶ飛ぶでしょう。
そのほか、Wi-Fi7認定の必須要件の技術となる、Multi-RU(マルチリソースユニット)は、Wi-Fi6のOFDMAの強化版で、複数接続時時の通信効率が改善します。
加えて、5GHz帯について、パンクチャネリングの対応で、電波干渉が原因による速度低下も防げます。
Wi-Fi7ルーターは、他社からもでていますが、バッファローの場合、バンドステアリングと干渉波自動回避機能と、室内がコンパクトで、隣家が近い場合が多い、日本の住宅事情にマッチするような独自技術もあります。
買ってみて、中継機が必要となった場合もEasyMesh対応です。
バッファロー機の場合、同じ製品を2機用意すればですが、Wi-Fi7の必須要件のMLOによって、各帯域の回線を束ねて、親機-中継機間のバックホール通信を太くできます。
こうした部分で「夢の規格」で皆におすすめしたい、と言いたいところですが、端末側の対応がまだまだです。
ONN WiFi 7カード9.3Gbps 802.11BE
¥4,499 Amazon.co.jp (4/18執筆時時)
実質的には、サードパーティ製のネットワークカードを買って、デスクトップPCで利用する以外は、先述のメッシュ利用ほどしか、今のところは、潜在能力を活かせませんので、
とはいえ、むろん「未来への投資」にはなります。ルーターはなかなか壊れない家電といえますので。
【Windows Mac対応】
BUFFALO LUA-U3-A2G/C
¥5,868 楽天市場 (4/18執筆時時)
なお、PCに引き込めるインターフェースで、USB式の場合、現状だと、2.5Gpsあたりが最高です。
ただ、繰り返しますが、「このグレードの製品は特殊」です。一般的には、さきほどおすすめした、Wi-Fi6・Wi-Fi6Eクラスの製品で十分(以上)です。
ーーー
【2024年発売】
31・ ASUS RT-BE14000
¥41,993 楽天市場 (4/18執筆時)
Wi-Fi規格:Wi-Fi7(11be/ax)
2.4GHz帯速度:688Mbps
5.0GHz帯速度:4,323Mbps
6.0GHz帯速度:8,640Mbps
有線LAN: 2.5G×1 1000Base-T×1
WAN:2.5G×1 〈WAN兼用〉
メッシュ:AiMesh(自社)
USB:USB3.0×1
IPv6: 対応
WPA3: 対応
一方、「ハイエンド」の速度は不要だが、将来性をふまえて、高レベルなWi-Fi7ルーターを「家庭用」に考えている場合、ASUSのRT-BE14000は候補です。
速度は、6GHz帯は8,640Mbpsで、5GHz帯も4,323Mbps、2.5GHz帯で、688Mbpsです。
Wi-Fi7のトライバンド(3バンド)ですが、専用アンテナ3本(2.5GHz帯は2本)ですので、最高速ではないです。
ただ、一般的に、この水準で不足に感じる方は少ないでしょう。
LAN・WAN端子も、(10Gではなく)2.5Gですがいずれも「専用」です。
少し遠い将来を考えても、やはり、不足に感じる方は、ほぼいないように思います。
このように、スペックを(ハイエンドからは)抑えていることで、消費電力も35Wと無理のない水準です。
独自の、廃熱対策もありますし能力低下も少なそうです。
こうした部分で、(ハイエンドクラスではないものの)性能が高レベルにまとまっている印象です。
家庭用としては、これくらいのスペックが、最も扱いやすいように思います。
USB端子で、スマホを接続して、5G・LTEをつなげてテザリングが利用できる部分も、非常時には、合っても良さそうな機能ですし、個人的に良いと思った製品です。
4・最速なWi-Fi 7 ルーターの比較
速度: 11520Mbps(最大)
予算:3万円〜
用途:高速10G回線ユーザー
なお、これらの製品は、今回の記事では、4回目の記事で詳しく紹介しています。
第7に、広範囲をカバーできるメッシュを構築したい場合のおすすめは
【2022年12月発売】
【2台セット】
29・TP-Link Deco X95 (2-pack)
¥43,973 Amazon.co.jp (4/18執筆時時)
【1台】
30・TP-Link Deco X95 (1-pack)
¥26,935 Amazon.co.jp (4/18執筆時時)
メッシュ:自社方式
Wi-Fi規格:Wi-Fi6 (11ax)
2.4GHz帯速度:574Mbps
5.0GHz帯速度:4804+2402Mbps
有線LAN:1000BASE-T×1 2.5G×1
WAN:2.5G〈LAN兼用〉
最大増設台数:10台
登録可能端末:200台以上
互換性:Decoシリーズ
USB:
IPv6: 一部対応
WPA3: 対応
対応人数 広い一軒家・旅館
速度(ネット)★★★★★★
速度(宅内) ★★★★★
無線の安定性 ★★★★★
設定の容易さ ★★★☆☆
総合評価 ★★★★★
TP-Link Deco X95が良いでしょう。
新しいWi-Fi6E対応の同社の新製品と迷いましたが、やはり、回線速度を優先したほうが快適でしょうから、こちらにしました。
ただし、メッシュシステムは、【メッシュWi-Fiの比較記事】冒頭でも書きましたが、「普通の一軒家・2LDKのマンション」にはオーバースペックなのでおすすめしません。
そのような場合で、電波の心配があるときは、ここまで「おすすめ」にした機種のうち「EasyMesh」ないし「自社メッシュ」搭載の製品で性能の良い機種を(まずは)選ぶのがよいです。
そういったものは、サテライトの増設がしやすいため、実際親機だけでは「駄目だった」際に、あらためて増設を考えればOKです。
ただ、事業者の方や、3階建て以上の一軒家などで、「親機と中継機で3台以上いりそう」と最初から想像できる場合は、メッシュWi-Fiを選んでOKですし、そうするべきでしょう。
色々ありますが、Wi-Fi6は現場では「マスト」でしょうし、そういった機種の中では、本機が、現場で「おすすめ」です。
本機は、Wi-Fi6対応であるのは当然として、「トライバンド仕様」である上、「2.5Gbpsポートがある」ため、入口が高速回線でもボトルネックになりにくい仕様です。
サテライトとして利用する場合は、2.5Gbpsポートは、LAN用にできるため、家庭内ネットワークの構築にも向きます。
その上で、通信の優先順位を設定できるQOSに対応するので、例えば「この部屋の、このPCだけはとにかく速度が必要」という場合の対応力が、メッシュ専用機では優れます。
通信安定性も、ビームフォーミング・MUーMIMO・OFDMAに対応です。
消費電力も、高性能機としては、30Wと加減があります。
配線を含めてデザイン面にかなり配慮がある部分を含めて、本機は良いかと思います。
本機については「自社メッシュ」ですが、Decoシリーズは展開数も多いです。
将来的な増設などにも対応しやすいでしょう。増設可能台数も、1ネットワーク10台までと多いです。
ーー
【2023年発売】
【2台セット】
45・TP-Link Deco XE200 (2パック)
¥72,558 Amazon.co.jp (4/18執筆時時)
【1台】
46・TP-Link Deco XE200 (1パック)
¥41,536 Amazon.co.jp (4/18執筆時時)
メッシュ:自社方式
Wi-Fi規格:Wi-Fi6E(11ax)
2.4GHz帯速度:1147Mbps
5.0GHz帯速度:4804Mbps
6.0GHz帯速度:4804Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×4
WAN:10G〈WAN専用〉
最大増設台数:10台
登録可能端末:最大200台
互換性:Decoシリーズ
USB:
IPv6:対応
WPA3:対応
一方、法人利用の場合で、Wi-Fi6Eを「マスト」とするならば、TP-Link Deco XE200でしょう。
ネットギアからはクアッドバンド機もでましたが、価格とサイズが本格的すぎますので、適度なバランスのトライバンドであるこちらを推します。
しっかりしたCPUを積む上で、NEC同様に6GHz帯をバックホール通信に使う方式です。
さらに、5GHz帯は8ストリーム(8×8)アンテナと倍増させているので、通信安定度も高いでしょう。CPUもしっかりしたものを詰みますので、基礎部分の仕様がとても良いです
ペア10万円前後で手に入るメッシュに限定して言えば、性能面では最も良さそうに見えます。
ーー
【2023年発売】BE22000
【2台セット】(執筆時Amazon在庫切れ)
49・TP-Link Deco BE85(2パック)
¥98,235 楽天市場 (4/18執筆時)
【1台】
50・TP-Link Deco BE85(1パック)
¥61,237 楽天市場 (4/18執筆時)
メッシュ:自社方式
Wi-Fi規格:Wi-Fi7(11be/ax)
2.4GHz帯速度:1376Mbps
5.0GHz帯速度:5760Mbps
6.0GHz帯速度:11,520Mbps
有線LAN:10G ×2 + 2.5G ×2
WAN:10G 〈LAN共用〉
最大増設台数:10台
登録可能端末:最大200台
互換性:Decoシリーズ
USB:USB3.0×1
IPv6:対応
WPA3:対応
一方、予算がある場合は、次世代のWi-Fi7に対応したTP-Link Deco BE85も候補です。
速度的な優秀性は繰り返すまでもないでしょう。
一台だけで利用する場合は、(スマホ・PCなどの)機器側の対応の関係で、この速度は現状であまり活かせないといえます。
しかし、メッシュの場合は、バックホール同士の接続に、この規格のアンテナを活かせますし、導入しても良いでしょう。
消費電力も、最大で41.8Wですので、業務用としては、ビックリするほどではないと思います。
5・メッシュWi-Fiルーターの比較
速度: 11520Mbps(最大)
予算:3万円〜
用途:旅館・自営業・3F建ての家庭
なお、メッシュWi-Fiについては、4回目の記事で詳しく紹介しています。
第8に、Macユーザーで、USB HDDをつなげた「バックアップ」を考えたいならば、
【2021年発売】
【1台のみ】MX4200-JP-A
66・LINKSYS VELOP AX4200 MX4200-JP
¥27,302 楽天市場 (4/18執筆時時)
メッシュ:自社方式
Wi-Fi規格:Wi-Fi6 (11ax)
2.4GHz帯速度:600Mbps
5.0GHz帯速度:2400+1200Mbps
有線LAN:1000BASE-T×3
WAN:1000BASE-T
最大増設台数:
登録可能端末:
互換性:i-Mesh
USB:USB3.0×1
IPv6:
WPA3: 対応
対応人数 多人数家族向け
速度(ネット)★★★★★
速度(宅内) ★★★★★
無線の安定性 ★★★★★
設定の容易さ ★★★★☆
総合評価 ★★★★★
アメリカのLINKSYSが販売する、VELOP MX4200-JP-Aが良いでしょう。
ご存じのように、Macユーザーに一定の存在感があった「APPLE AirMac Extreme(ME918J/A)」ほか、HDD内蔵タイプの「APPLE Time Capsule」も、2018年に生産終了になっています。
お持ちの方は、おそらく、そろそろ「買換時期」でしょうが、純正がないので、他機を選ぶ必要があります。
本機は「メッシュWi-Fi」として紹介した機種です。
しかし、1台で親機として使う場合も性能が良いです。
サイズは、114×114×244mmです。
Appleが純正で売っていたHDD内蔵のルータ(AirMac Time Capsule)と形状・サイズ感が最も似ているといえる機種です。
実際に、Appleストアで取扱いがある唯一のルーターですし、この部分で、本機を選定しました。
速度規格は、トライバンドのWi-Fi 6です。
2.4GHzは、4本のアンテナで、600Mbpsです。
5.0GHz (1)は、4本のアンテナで、2402Mbpsです。
5.0GHz (2)はは、2本のアンテナで、1200Mbpsです。
メッシュとして、2機以上で使う場合、本編で書いたように、少し弱いようにおもいますが、1台だけ親機として運用するならば、全く問題ないでしょう。
通信安定性の部分でも、ある程度良いCPU(1.4GHz/4コア)やメモリを積みます。
ストレージ運用する場合、ある程度のマシンスペックあった方が安心感があるので、その部分も評価しています。
設定も、スマホアプリで簡単にできます。
海外メーカーですが、アプリはしっかり日本語化しており、迷わない作りです。
逆に(超上級者向けの)細かい設定はさほどできませんが、 Time Capsuleができることは(ほぼ)できています。
USB:USB3.0×1
ただ、少し高いと思われる場合は、USB端子を装備する機種で、ある程度良いCPUを積んでいる機種ならば、もう少し安めの機種でもOKです。
今回比較した製品は、上図のように「USB端子」の搭載の有無をスペックとして掲載していまので、予算に応じて選んでください。
1・ポータブルHDDドライブの比較
2・ポータブルSSDドライブの比較
なお、HDDやSSDは別に買う必要があります。
おすすめについては、以上の記事で書いています。
USB3.0ですので、そうそう高スペックなものでなくて良いでしょうが、それでもSSDのほうが少し速く済みます。
詳しくは以上の記事をご確認ください。
ーー
【2020年発売】
65・LINKSYS VELOP MX5300-JP
¥42,900 楽天市場 (4/18執筆時時)
メッシュ:自社方式
Wi-Fi規格:Wi-Fi6 (11ax)
2.4GHz帯速度:1147Mbps
5.0GHz帯速度:2402+1733Mbps
有線LAN:1000BASE-T×4
WAN:1000BASE-T
最大増設台数:
登録可能端末:
互換性:i-Mesh
USB:USB3.0×1
IPv6:
WPA3: 対応
一方、とにかく回線速度が欲しいという場合は、その上位機でも良いでしょう。
速度規格は、同じ、Wi-Fi 6のトライバンドです。
ただ、アンテナ数が増えるので、通信速度が下位機より速いです。
2.4GHzは、1148Mbps、5.0GHz(1)は、2402Mbpsです。
個人的に本機を、Macの「タイムマシン(自動バックアップ)」に利用していた時期もありますが、問題なく運用していました。
サイズは、114×114×244mmですので、下位機種とほぼ変わりません。
CPUも、2.2 GHzの4コアCPUです。
なお、リンクシスのサポートの電話窓口がどこか分かりにくいですが、平日の電話サポートがあります(03-6851-4359)。
親会社のベルキン経由で教えて貰いました。
ーー
なお、同社のメッシュWi-Fiについては、4回目の記事のなかで詳しく紹介しています。
捕捉:トラブル時に確認して欲しいこと
というわけで、今回は無線LANルーター(Wi-Fiルータ)の比較記事でした。
最後に、ブックマーク用の「おまけ」です。
無線LANルーターを新調したが「速度が全然出ない」というトラブルにあった場合に確認して欲しいことを、3点書いておきます。

第1に、ルーターのモード設定の確認です。
NTTのフレッツ光や、KDDIのAUひかりなどを契約している方は、上図だと黒色のOMU(終端装置)のほか、上図だと白色のホームゲートウェイ端末をレンタル供与されている方が多いと思います。
この場合、ホームゲートウェイ端末のLAN端子と、新しい買われた無線LANルーターのWAN(インターネット)端子をケーブルで接続し、ネットにつなげることになります。
一方、ホームゲートウェイ端末も、無線LANルーターと同じで、PC・スマホ端末ごと番号を振り、回線を分ける「ルーティング機能」を持ちます。
---
細かい原理の説明は省略し、結論だけ言えば、ホームゲートウェイ側のルーター機能と、無線LANルーター側のルーター機能とが競合し、トラブルが起こる場合があります。
例えば、ルーターを新調したが、思ったより速度が出ない、接続が安定しない、外出先からの家電操作などができないなどのトラブルあったら、「二重ルーター」になっていることを疑ってください。
対処法は、簡単です。
無線LANルーターの設定を開いて、ルーター機能をOFFにするだけです。
NEC:ブリッジモード
バッファロー:APモード
エレコム:APモード
TP-LINK:APモード
アイオーデータ:ブリッジ接続
メーカーによって呼び方はマチマチなのですが、説明書を見ながら、以上のモードに変更すれば、ルータ機能はOFFになります。
どうしても分からない場合は、ユーザーサポートに「APモードに変更できない」旨を伝えて、やり方を教えて貰えば良いかと思います。
なお、NTTほかの回線業者から提供されたのが、終端装置(白色)のみで、買われる無線LANルーター(黒色)に直接つなげるだけの配線ならば、こうした設定は不要です。
ただ、ひかり電話も契約しているかたは、(電話用にホームゲートウェイが必要なので)、たいていの場合、上で書いたような変更が必要でしょう。
第2に、ケーブルについてです。
無線LANルーターの「買い換え」の際に、お手持ちの「古いLANケーブル」を「流用」しようと考えていると思います。
しかし、ケーブルにも規格があることに注意が必要です。
お使いのLANケーブルがCAT5規格(カテゴリー5)の場合、最大でも100Mbps(12.5メガバイト/秒)しか対応できないからです。
ADSL時代に買われたLANケーブルなど、10年以上前のケーブルは、CAT5規格である可能性があります。
この場合、速度的なボトルネックになるので、ホームゲートウェイからルーター、あるいは、メインのパソコンまでの経路だけでも、新しいものに「買い直し」を検討しましょう。
【0.5m-20m】【CAT7規格】
サンワサプライ 細径メッシュLANケーブル
¥1,009〜 Amazon.co.jp (4/18執筆時時)
エレコム つめが折れないLANケーブル
¥1,249〜 Amazon.co.jp (4/18執筆時時)
バッファロー つめが折れないLANケーブル
¥685〜 Amazon.co.jp (4/18執筆時時)
その場合、設置性の良い「平麺型のLANケーブル」よりも、単線かヨリ線のLANケーブルをオススメします。
その上で、CAT7(カテゴリー7)のものは、ノイズ対策も認証の要件なので、選ぶ価値が高いです。
なお、太いほど対策になるものの、取り回しにくいので、5mmほどの細径ケーブルが良いでしょう。
各社のルーター製品には、どれも1メートル程度の長さのインターネット側(WAN)用のケーブルが「オマケ」で付属します。
しかし、どれも、CAT7(カテゴリー7)ではないでしょう。
短いですし「交換不要」ですが、FPSゲームをするなどの場合で、ノイズ対策にとことんこだわりたいならば、検討の余地はあるでしょう。
品質については、国内メーカーが良いでしょう。
上記のエレコム・iBuffalo・サンワサプライあたりが、ケーブルでは大手です。
少額の小物類はデンキヤでは価格設定が「高め」ですから、ネットで購入するのが良いと思います。
第3に、バンドステアリング機能についてです。
多くのメーカーが採用する技術で、2.4GHz帯と5.0GHz帯のうち、最適な帯域に自動で移行してくれる機能です。
今回の比較記事でも、その搭載を重視してきました。
実際、便利な機能で、Atlasも利用しています。
しかし、スマホなど持ち歩く端末について、(飛距離が長い)2.4GHz帯だと十分だが、(飛距離が短い)5GHz帯だとギリギリ届くか届かないあたりに利用したい部屋(寝室など)がある場合、5GHz帯を優先してひろってしまい、断線しがちになることがあります。
こうした現象が起きた場合は、バンドステアリングは利用せず、ネットワークID(SSID)を2.4GHz帯と5.0GHz帯を分けてアクセスポイントを帯域ごとに分けてみてください。
そのほうが快適な場合があります。
----
以上、トラブルが起こった場合の対処法についてでした。
基本的にトラブルを感じた際に役に立つ類の情報なので、「ブックマーク」していただければ、良いかなと思います。
最後に、関連記事の紹介です。
ルーターの買換を考えている方のうち、例えば、1つだけ電波が届かない部屋がある、という問題の場合で、デスクトップPCなど、確実に「持ち運ばない」ものならば、(メッシュ以外に)Wi-Fi中継機の導入は考えられます。
この方式ならば、既存のルーターを活かせ、また費用も安いです。ただし、各記事で繰り返し説明したように、スマホなど持ち歩く端末には致命的に向きません。
固定のPCなら、SSID(ネットワーク名)を親機と別に設定すれば問題ないですし、費用面で安上がりでもあるので、興味のある方は、以上の記事をご覧ください。
そのほか、一方、Wi-Fi6に、お持ちのパソコンが対応していないという方は、子機の増設が必要になるでしょう。
上記記事では、USBタイプとPCeタイプ双方を比較しています。よろしければご覧ください。
−
ではでは!