Top 無線LANルーター 比較2025’【結論】無線LANルーター96機の性能とおすすめ・選び方 (まとめ)

2025年08月14日

比較2025’【結論】無線LANルーター96機の性能とおすすめ・選び方 (まとめ)

1回目記事からの続きです→こちら

今回の結論
無線LANルーターのおすすめは結論的にこの機種!

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 ども、Atlasです。

 今回は、無線LANルーターの比較記事の6回目記事で、全体の「結論編」です。

1・標準の無線LANルーターの比較
 速度: 2880Mbps(最大)
 予算:7,500円〜
 用途:2LDK・3LDK・一戸建
2・安めの無線LANルーターの比較
 速度:1300Mbps(最大)
 予算:3,000円〜
 用途:ワンルーム・1K
3・高速なWi-Fi 6ルーターの比較
 速度: 4803Mbps(最大)
 予算:1.5万円〜
 用途:3LDK・一戸建(大家族)
4・最速なWi-Fi 7 ルーターの比較
 速度: 11520Mbps(最大)
 予算:3万円〜
 用途:ゲーマー・トレーダー
5・メッシュWi-Fiルーターの比較
 速度: 11520Mbps(最大)
 予算:3万円〜
 用途:4LDK・自営業・3F建て
6・おすすめの無線LANルーター 【結論】
 =予算別・目的別のおすすめ機種の提案

  今回の記事では、ここまでの以上の記事で紹介した全機種から、予算別・目的別にAtlasのオススメ機種!を最終的に提案していきます。


 第1に、ワンルーム用の低価格なルーターとしておすすめできるのは、

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 【2023年発売】

 38・TP-Link Archer AX1800 AX23V
  ¥3,770 Amazon.co.jp (8/13執筆時)

Wi-Fi規格:Wi-Fi6(11ax)
2.4GHz帯速度:574Mbps
5.0GHz帯速度:1201Mbps
有線LAN:1000BASE-T×4
WAN:1000BASE-T  
メッシュ:Easy Mesh/ One mesh
USB:   
IPv6:対応
WPA3:

主な用途  ワンルーム向き
通信速度  ★★★☆☆
届く距離  ★★★☆☆
通信安定性 ★★★☆☆
端子構成  ★★★☆☆
簡単設定  ★★★★☆

総合評価  ★★★☆☆

 TP-LinkArcher AX1800でしょう。

 後ほど見るように、普及版ではありますが、最新のWi-Fi 7規格に対応する上位ルーターでも1万円以内で購入できる価格まで下がってきています

 その影響もあり、本機のような1200Mbpsクラスのルーターも価格が「連れ安」となり、5,000円前後で入手可能になっています。

 こうした機種は他社からも多く販売されていますが、Wi-Fi 6対応かつ最安水準である本機は、コスト重視の選択肢として有力です。

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 速度規格は、Wi-Fi6です。

 最近ではスマホやPCもWi-Fi 6対応製品が増えており、対応ルーターを選ぶ意義は大きくなっています。

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 より安い製品もあります。

 ただ、アンテナ1本あたりの通信速度が低いWi-Fi 5(11ac)だとは将来性が乏しく、現状では在庫処分的に販売されている印象があります。

 無線の最大速度は、5GHz帯で1,201Mbps、2.4GHz帯で574Mbpsです。

 いずれもアンテナ2本の構成です。

 一人暮らしのワンルーム程度であれば、この速度で十分です。

 共用アンテナか専用アンテナかは不明ですが、一般的な利用環境では大きな影響はないでしょう。

 無線の安定性も、Wi-Fi 6の規格要件であるビームフォーミングおよびMU-MIMOに対応しています。

 有線LANは、WANをふくめて、1000BASE-Tです。

 フレッツ光クロスなど特殊な超高速回線を除けば速度のボトルネックにはなりません。

2・安めの無線LANルーターの比較

 なお、本機は今回の記事内では概要のみの紹介です。詳細は第3回記事にて解説しています。

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 【2024年発売】(2機は同じ性能)

 17・IODATA WN-7D36QR
  ¥10,800 Amazon.co.jp (8/13執筆時)

 18・IODATA WN-7D36QR/UE
  ¥13,087 Amazon.co.jp (8/13執筆時)

Wi-Fi規格:Wi-Fi7(11be/ax)
2.4GHz帯速度:688Mbps
5.0GHz帯速度:2880Mbps
6.0GHz帯速度:
有線LAN:1000BASE-T×2
WAN:2.5G〈WAN専用〉
メッシュ:EasyMesh
USB:
IPv6: 対応
WPA3: 対応

主な用途  ワンルーム〜2DK向き
通信速度  ★★★★☆
到く距離  ★★★☆☆
通信安定性 ★★★★☆
端子構成  ★★★★☆
簡単設定  ★★★★★

総合評価  ★★★★☆

 ただ、先ほど書いたように、普及版のWi-Fi 7ルーターがすでに1万円前後、機種によっては1万円以下で購入できる状況になっています。

 ルーターは、耐用年数が比較的長く、Wi-Fi 7対応PCやスマホの普及も確実視されることから、先行投資として選ぶ価値は十分にあります。

 この速度クラスの製品は他社からも複数販売されています。しかし、本機は価格と仕様のバランスが優れており、さらに初心者向けのサポート体制が充実している点から、今回「おすすめ」としました。

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 本体サイズは、160(W) x 215(H) x 50(D)mmです。

 やや大きめですが設置性に大きな支障はありません。

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 接続規格は、Wi-Fi7です。

 最大速度は、5GHz帯で2,880Mbps(約360MB/秒)、2.4GHz帯で688Mbps(約86MB/秒)です。

 ワンルームや1K程度のマンションは十分すぎる速度で、2.4GHz帯も安定した通信が可能です。

 また、この構成ならば、平屋・2DKでも「エントリークラス」と評価できるでしょう。

 通信安定化技術も、優れています。

 Wi-Fi 6の標準機能であるビームフォーミングとMU-MIMOはもちろん扱えます。

 その上で、、Wi-Fi 7対応のスマホやPCならMLO(マルチリンクオペレーション)やMulti-RU(マルチリソースユニット)も利用可能です。

 MLOは電波干渉を避けつつ高速かつ安定した通信を実現し、Multi-RUは複数端末が同時通信する際にも効率的に高速化します。

 さらに、本機は電子レンジ使用時などの電波干渉時にも接続障害を軽減するパンクチャリングにも対応します。

 これらにより、Wi-Fi 7対応端末との通信では、数万円クラスの高級機に匹敵する性能といえるでしょう。

 対応端末は今後増えていく見込みで、近い将来にスマホやPCの買い替え予定がある場合、将来性の観点からも選択肢となります。

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 また、下位互換性があり、Wi-Fi 7非対応の端末でもWi-Fi 6のアンテナ2本(最大1,200Mbps)で安定して接続可能です。

 2020年以前に普及価格帯のルーターを利用していた場合、多くはWi-Fi 5(最大860Mbps)であったため、本機に更新することで、さらなる通信速度の向上が期待できます。

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 接続端子は、LANポートが2基、WANポート(インターネット)が1基という構成です。

 インターネット側は2.5Gbpsなので、Wi-Fiならばフレッツ光クロスなどの高速回線も活かせる仕様です。

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 保証期間は、3年間と、他社より長めです。

 サポート体制も、充実します。

 特に初心者や機器設定に不慣れな方にとって安心感があります。5000円前後の入門機では「簡単セットアップ」機能が省かれることが多く、その点でも本機の優位性は明確です。

 なお、エレコムとはOEM関係があると公式に発表されています。

 そのため、エレコムからもほぼ同仕様の製品が販売されています。製造元は明らかにされていませんが、設計や仕様面からはアイ・オー・データが関与している可能性もあります。

 なお、保証面ではアイ・オー・データが優位ですので、こちらを推しています。

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1・標準の無線LANルーターの比較

 なお、この機種は、エレコム版を含めて、今回の記事では、上記1回目の記事で詳しく紹介しています。


 第3に、2LDK・3LDKのマンションや一軒家の標準的なルーターとしておすすめなのは、

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 【2024年発売】

 【通常型番】

 11・NEC Aterm WX5400T6 PA-WX5400T6
  ¥18,085 楽天市場 (8/13執筆時)

 【Amazon限定型番】

 12・NEC Aterm AX5400T6 AM-WX5400T6
   ¥21,978 Amazon.co.jp (8/13執筆時)

Wi-Fi規格:Wi-Fi 6E(11ax)
2.4GHz帯速度:574Mbps
5.0GHz帯速度:2402Mbps
6.0GHz帯速度:2402Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×4
WAN:1000BASE-T
USB:
メッシュ:あり(自社方式)
IPv6:対応
WPA3:対応

主な用途   2DK〜3DK向き
通信速度  ★★★★☆
到く距離  ★★★☆☆
通信安定性 ★★★★★
端子構成  ★★★☆☆
簡単設定  ★★★★★

総合評価  ★★★★☆

 NECWi-Fi 6E対応機となるPA-WX5400T6でしょう。

 先述のとおり、現在では1万円前後の予算でWi-Fi 7対応モデルも購入できます。

 ただし、これらは正確には「普及版Wi-Fi 7」といえる仕様で、通信安定性に重要な6GHz帯には非対応です。

 とくに、2024年以降の最新上位端末(iPhone 16 Proなど)でなければWi-Fi 7自体に非対応なため、実質的には「Wi-Fi 6相当の速度」にとどまるケースが多いと考えられます。

 この点、本機は規格としてはWi-Fi 7より1世代前ですが、6GHz帯に対応するWi-Fi 6E機であり、現状ではより安定した通信環境を得やすいことからおすすめできます。

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 筐体は、51.5(W) x 200(H) x 215(D)mmとやや大きめです。

 ただし、放熱性能を重視し、無理に小型化していない点は好印象です。

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 アンテナ構成は、Wi-Fi6Eトライバンド(5GHz・6GHz・2.4GHz)です。

 5GHzは、2402Mbps6GHzは、2402Mbps2.4GHzは、574Mbpsです。

 2.4GHz帯の速度が控えめな点は気になります。

 NECは全帯域で専用アンテナを採用しており、時差分割通信が起こりにくいです。一般家庭であれば過度に気にする必要はないでしょう。

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 通信安定性の部分も、Wi-Fi 6の基礎要件であるMU-MIMO、OFDMA、ビームフォーミングはを標準搭載しています。

 加えて、NECの独自機能としてバンドステアリングオートチャネルセレクトと搭載です。

 双方とも周囲に多くのWi-Fi電波が飛び交う環境で効果を発揮する技術です。とくに、後者はNEC独自技術であり、本機の大きな特徴です。

 同社の「ワイドレンジアンテナPLUS」を含むアンテナ技術も高く評価されています。

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 有線LANポートは1000Base-T(1Gbps)×4ポートで、WAN(インターネット)側も同仕様です。

 そのためネット速度は最大1Gbps(125MB/秒)に制限され、超高速回線ではボトルネックになります。

 実際、同価格帯では2.5GbpsのWANポートを持つ他社製品も存在します。

 ただし、一般家庭でフレッツ光クロスなどの超高速回線を契約するケースは少なく、この仕様でも実用上は問題ないでしょう。

 価格面では、同等性能のWi-Fi 6E対応モデルには、より安価な製品もあります。

 ただ、NECは共用アンテナを採用せず、信頼性を重視した設計を貫いています。法人向けや家庭用終端装置の提供実績からも、その堅実な設計思想が感じられます。

 総合的に見て、本機は2万円前後で入手可能な家庭向けルーターの中でも、バランスの取れた性能を持つおすすめの一台です。

1・標準の無線LANルーターの比較

 なお、この機種は、今回の記事では、上記1回目の記事で詳しく紹介しています。

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 【2025年発売】

 8・TP-Link Archer BE450
  ¥16,700 Amazon.co.jp (8/13執筆時時)

Wi-Fi規格:Wi-Fi7(11be/ax)
2.4GHz帯速度:1376Mbps
5.0GHz帯速度:5,764Mbps
6.0GHz帯速度:
有線LAN:2.5G 10G 1G×3
WAN:10G 2.5G〈LAN共用〉
メッシュ:EasyMesh
USB:USB3.0×1
IPv6: 対応
WPA3: 対応

主な用途   2DK〜3DK・一軒家向き
通信速度  ★★★★★
到く距離  ★★★★★
通信安定性 ★★★★★
端子構成  ★★★★★
簡単設定  ★★★☆☆

総合評価  ★★★★☆

 一方、Wi-Fi7ですが、TP-LinkArcher BE450 も候補に挙げられるでしょう。

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 速度規格は、デュアルバンド(2バンド)のWi-Fi7です。

 この仕様の場合、6GHzは非対応です。

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 ただ、6GHz帯は、速度が速く電波干渉に強い一方、到達距離は短めです。

 こうした特性を踏まえると、2.4GHz帯のアンテナがこの価格帯では珍しく4本で、最大1376Mbpsの速度を実現している点は注目に値します

 アンテナ構成は、2帯域共用型ですが、5本のアンテナのうち余剰の1本は通信の安定化に寄与していると考えられ、過度に心配する必要はないでしょう。

 なお、スマホやPC側で2.4GHz帯用に4本のアンテナを搭載する機種はほぼ存在しません。

 ただし、2.4GHz帯は遠距離通信や壁越え通信に強く、近年増加しているIoT家電でも広く使われています。この混雑しやすい帯域でアンテナ数が多いことは、速度低下のリスクを下げる効果が期待できます。

 そのため、「電波が届かない部屋があるが、親機単体で何とかカバーしたい」という場合に、本機は有力な選択肢となります。

 もちろん、必ず届くと保証できるわけではありませんが、EasyMesh対応により、必要に応じて簡単にメッシュネットワークを構築できる点も安心材料です。

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 端子構成も、10Gbpsポートと2.5Gbpsを備えており、WAN/LAN共用で利用できます。

 さらにUSBポートも搭載しており、拡張性は意外と高めです。

 これにより、フレッツ光クロスなどの超高速回線にも対応でき、速度面での不安はありません。

 一方で一方で、TP-Link製品は日本市場では法人向けが主力という背景もあり、説明書や設定画面の内容がやや中級者以上向けの印象があります。

 そのため、設定や運用で不安がありFAQやユーザーサポートに頼る機会が多そうな場合は、NECなどの国内メーカー製品を選ぶ方が安心でしょう。NECは家庭用市場での実績が長く、初心者にも分かりやすい設計やサポート体制が整っています。

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4・最速なWi-Fi 7 ルーターの比較

 なお、これらの製品は、今回の記事では、上記4回目の記事で詳しく紹介しています。


 第4に、ネットゲームの遅延対策に徹底的にこだわる方におすすめなのは、

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 【2024年発売】

 30・ASUS ROG Rapture GT-BE98
  ¥128,355 Amazon.co.jp (8/13執筆時)

Wi-Fi規格:Wi-Fi7(11be/ax)
2.4GHz帯速度:1376Mbps
5.0GHz(1)帯速度:5760Mbps
5.0GHz(2)帯速度:5760Mbps
6.0GHz帯速度:11,520Mbps
有線LAN:1000Base-T×1 2.5G×4 10G×1
WAN:10G〈WAN専用〉+2.5G(兼用)
メッシュ:AiMesh(自社)
USB:USB3.0
IPv6: 対応(制限あり)
WPA3: 対応

主な用途  ゲーミング・トレード
通信速度  ★★★★★★
到く距離  ★★★★★
通信安定性 ★★★★★
端子構成  ★★★★★
簡単設定  ★★★★☆

総合評価  ★★★★★

 ASUSROG Rapture GT-BE98でしょう。

 本機はゲーム用途に特化したゲーミングWi-Fiルーターです。

 ただ、オンライントレードなど、遅延が問題になる業務にも適しています。

 ゲーミングWi-Fi分野は、ASUSやTP-Linkといったアジアメーカーの得意領域であり、とくにASUSは長年にわたり高い評価を得ています。

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 規格は、Wi-Fi7です。

 さらに、こちらは、クアッドバンド(4バンド)構成を採用しています。

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 最大速度、11,520Mbps(約1565MB/秒)ですのでと他社上位機と同等ですが、5GHz帯を2系統備えている点が特徴です。

 総計16本の専用アンテナは業界最大級であり、Wi-Fi 7のMLO(マルチリンクオペレーション)による帯域束ね機能と合わせ、通信の安定性と低遅延化に寄与します。

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 アンテナユニットは、8本角構造で、各角に2本のアンテナを配置します。

 そのうち4本は銅管を用いたデュアルフィード設計を採用し、アンテナ間の干渉を抑える工夫が施されています。こうした設計は安定した通信品質を求めるユーザーにとって有益です。

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 ゲームミング用OSは、TP-Link製品も多機能ですが、ASUSもゲーム向け機能が充実しています。

 たとえば、通信速度を優先したい機器に帯域を優先的に割り当てる「Adaptive QoS」も搭載しており、この点に不足はありません。

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 接続端子は、WAN・LANそれぞれに単独の10Gbpsポートを装備します。

 そのほか、WAN/LAN共用の2.5Gbpsポートが1つ、LAN専用の2.5Gbpsポートが3つ、さらに1000Base-Tポートが1つ備わります。

 これはLANアグリゲーションに対応させるための仕様で、拡張性は非常に高いといえます。

 CPUも、2.6GHzの4コアです。

 多数のアンテナや高性能LAN構成を安定的に制御可能です。コア数まで公式に公表している点は、性能面への自信の表れといえるでしょう。

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 消費電力は、ただし、最大65Wです。

 高性能CPUを搭載していることから電力消費や発熱は避けられません。しかし、大型ヒートシンクなどの放熱設計により、発熱対策は十分に行われており、処理落ちも起きにくい設計です。

 こうした仕様から、本機は価格は高めながらも、ゲーミングやオンライントレードなど、低遅延かつ安定性を求めるユーザーのニーズに応えるハイエンドモデルといえます。

ーーー

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 【2024年発売】

 17・TP-Link Archer GE550/A
  ¥39,800 Amazon.co.jp (8/13執筆時時)

 18・TP-Link Archer GE550
  ¥38,810 楽天市場 (8/13執筆時時)

Wi-Fi規格:Wi-Fi7(11be/ax)
2.4GHz帯速度:574Mbps
5.0GHz帯速度:2,882Mbps
6.0GHz帯速度:5,764Mbps
有線LAN:2.5G×4 5G×1
WAN:5Gbps〈WAN専用〉
メッシュ:EasyMesh
USB:USB3.0×2
IPv6: 対応
WPA3: 対応

主な用途  ゲーミング・トレード
通信速度  ★★★★★
到く距離  ★★★★☆
通信安定性 ★★★★★
端子構成  ★★★★★
簡単設定  ★★★☆☆

総合評価  ★★★★☆

 一方、予算をやや抑えつつもゲーミング性能を重視したい場合には、TP-LinkArcher GE550も有力な選択肢です。

 こちらは同社ゲーミングモデルの上位から2番目に位置する機種です。

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 AASUSには同価格帯の有力なゲーミングモデルが少ないため、コストパフォーマンスを求める場合には本機が候補となります。

 QoS機能のほか、WTFast GPNにも対応し、ゲーミング特有のブースト機能も一通り備えています。

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 通信規格は、Wi-Fi7です。

 ただ、アンテナ数が各帯域2本となります。

 最大速度は、その点で、6GHz帯の5,764Mbps(約720.5MB/秒)ですが、日本の現状の高速回線環境を考慮すれば十分な性能といえます。

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 接続端子は、WAN専用の5Gbpsポート、LANは2.5Gbps×4と5Gbps×1の構成です。

 いずれも速度面でのボトルネックは生じにくく、特に5GbpsポートはゲーミングLANとして設定可能で、低遅延化にも寄与します。

 こうした点から、本機は同社の他モデル同様、コストパフォーマンスに優れたゲーミング用ルーターと評価できます。

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4・最速なWi-Fi 7 ルーターの比較

 なお、これらの製品は、今回の記事では、上記4回目の記事で詳しく紹介しています。

 第6に、特別な高速な光回線を契約している方にオススメできる、Wi-Fi7高性能モデルは、

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 【2024年発売】(全て同じ性能)

 1・バッファロー AirStation WXR18000BE10P
  ¥49,900 楽天市場 (8/13執筆時時)

 2・バッファロー AirStation WXR18000BE10P/D
  ¥26,980 楽天市場 (8/13執筆時時)

 3・バッファロー AirStation WXR18000BE10P/N
  ¥58,480 Amazon.co.jp (8/13執筆時時)

Wi-Fi規格:Wi-Fi7(11be/ax)
2.4GHz帯速度:688Mbps
5.0GHz帯速度:5760Mbps
6.0GHz帯速度:11,520Mbps
有線LAN:1000BASE-T×3 10G×1
WAN:10G〈WAN専用〉
メッシュ:EasyMesh
USB:USB3.0×1
IPv6: 対応
WPA3: 対応

主な用途  3DK・一軒家
通信速度  ★★★★★★
到く距離  ★★★★☆
通信安定性 ★★★★★
端子構成  ★★★★★
簡単設定  ★★★★★
総合評価  ★★★★★

 バッファローのWXR18000BE10Pシリーズが有力候補です。 

 ゲームミング用というわけではないが、自宅に10Gbpsクラスの光回線を導入しており、その性能を最大限活かしたい場合に最適です。

 複数の型番がありますが、性能は同一のため価格で選んで問題ありません。

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 サイズは、幅300×奥行75×高さ195mmです。

 やや大型の筐体です。

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 無線規格は、Wi-Fi7(11be)です。

 アンテナの構成は、各帯域にアンテナが4本ずつのトライバンド(3バンド)仕様です。

 少し細かくみておきます。

 2.4GHz帯は、2本のアンテナを利用します。

 11beとして接続する場合は、688Mbpsです。

 5GHz帯は、4本のアンテナです。

 ワイドバンド(160MHz)対応で、5760Mbpsでます。

 6GHz帯は、4本のアンテナです。

 ワイドバンド(320MHz)対応で、11,520Mbpsです。

 この構成では2.4GHz帯の速度が控えめです。

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 ただ、遠距離通信で不足を感じた場合でもEasyMeshに対応しており、後からメッシュ子機を追加してカバーエリアを拡張できます。

 消費電力も、最大30Wですので、家庭でも無理のないスペックです。 

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 無線の安定性の部分でも、Wi-Fi7ですからMLO・Multi-RU・パンクチャリングなどの通信改善技術は網羅です。

 Wi-Fi6の必須要件であるビームフォーミング・MU-MIMO・OFDMAも当然サポートしています。

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 その上で、同社独自の機能性となる、バンドステアリング干渉波自動回避機能も備えます。

 隣家との距離が近い住宅が多い日本の環境にも適した干渉対策が可能です。

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 ONN WiFi 7カード9.3Gbps 802.11BE
  ¥4,523 Amazon.co.jp (8/13執筆時時)

一方、320MHz幅のワイドバンドに対応し多アンテナ構成を活かせるWi-Fi 7端末は、現状では市販PCやスマートフォンでの普及は限定的です。

 最大速度を十分に活かすには、サードパーティ製のWi-Fi 7対応ネットワークカードを買って、を用い、デスクトップPCで利用するのが有効です。

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 【Windows Mac対応】

 BUFFALO LUA-U3-A2G/C
  ¥5,840 楽天市場 (8/13執筆時時)

 なお、PCにUSBから引き込む場合、現状だと、2.5Gpsあたりが最高クラスとなります。

 総じて、このクラスのハイエンドモデルは、明確な目的がある場合にこそ真価を発揮します。

 特別な用途がなく「大は小を兼ねる」という感覚だけで導入すると、多くの場合オーバースペックとなり、筐体サイズや設置性で後悔する可能性もあります。

 一般的な家庭用途では、先に紹介したWi-Fi 6またはWi-Fi 6E対応の上位機種でも十分以上の性能が得られるでしょう。

ーーー

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 【2024年発売】

 24・ ASUS RT-BE14000
  ¥33,301 楽天市場 (8/13執筆時)

Wi-Fi規格:Wi-Fi7(11be/ax)
2.4GHz帯速度:688Mbps
5.0GHz帯速度:4,323Mbps
6.0GHz帯速度:8,640Mbps
有線LAN: 2.5G×1 1000Base-T×1
WAN:2.5G×1 〈WAN兼用〉
メッシュ:AiMesh(自社)
USB:USB3.0×1
IPv6: 対応
WPA3: 対応

主な用途  3DK・一軒家
通信速度  ★★★★★
到く距離  ★★★★☆
通信安定性 ★★★★★
端子構成  ★★★★★
簡単設定  ★★★★☆

総合評価  ★★★★★

 一方、「ハイエンド」の速度は不要だが、将来性を考えて高性能なWi-Fi 7ルーターを家庭用として検討する場合は、ASUSのRT-BE14000が候補となります。

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 速度は、6GHz帯は8,640Mbpsで、5GHz帯も4,323Mbps、2.5GHz帯で、688Mbpsです。

 規格は、Wi-Fi7トライバンド(3バンド)です。

 ただ、専用ながらアンテナ3本(2.5GHz帯は2本)ですので、現行の最高速ではないです。

 しかし、この水準で不足を感じるユーザーは少ないでしょう。

 LAN・WAN端子も、ずれも2.5Gbpsの専用ポートで、10Gbpsには対応しません。

 しかし、フレッツ光クロスなどの高速回線を活かすには十分です。

 長期的に見ても、多くの利用環境で不足を感じる場面はほぼないと考えられます。

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 特に、また、スペックを無理なく抑えているため消費電力35Wに留まり、独自の放熱対策により性能低下も少なそうです。

 ハイエンド機ほどのピーク性能はありませんが、バランスの取れた高水準の構成で、家庭用としては扱いやすい製品です。

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 さらにUSB端子経由でスマホを接続し、5G・LTE回線をテザリングできる機能も備えており、非常時のバックアップ回線として有用です。

 個人的にも好印象な製品です。   

4・最速なWi-Fi 7 ルーターの比較

 なお、これらの製品は、今回の記事では、4回目の記事で詳しく紹介しています。


 第7に、広範囲をカバーできるメッシュ環境を構築したい場合におすすめなのは

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 【2022年12月発売】

 【2台セット】

 20・TP-Link Deco X95 (2-pack)
  ¥46,135 Amazon.co.jp (8/13執筆時)

 【1台】

 21・TP-Link Deco X95 (1-pack)
  ¥25,626 Amazon.co.jp (8/13執筆時)

メッシュ:自社方式
Wi-Fi規格:Wi-Fi6 (11ax)
2.4GHz帯速度:574Mbps
5.0GHz帯速度:4804+2402Mbps
有線LAN:1000BASE-T×1 2.5G×1
WAN:2.5G〈LAN兼用〉
最大増設台数:10台
登録可能端末:200台以上
互換性:Decoシリーズ
USB:
IPv6: 一部対応
WPA3: 対応

主な用途  3DK・一軒家・ホテル
通信速度  ★★★★★
到く距離  ★★★★★★
通信安定性 ★★★★★
端子構成  ★★★★★
簡単設定  ★★★★☆

総合評価  ★★★★★

 TP-Link Deco X95が良いでしょう。

 Wi-Fi 6E対応の同社上位製品とも比較しましたが、メッシュ構築では複数台の導入が必要となるため、その分コストがかさみます。

 その点、Deco X95は、価格を抑えつつWi-Fi 6でありながらトライバンド仕様を採用しており、メッシュ向きの通信構成を備えている点を評価しました。

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 サイズは、幅130×高さ210×奥行123mmです。

 配線を含め、デザイン面にも配慮が見られ、本機はその点でも優れています。

 メッシュ方式は、TP-LINKの自社方式で、業界規格のEasyMeshには対応しません。ただし、同シリーズは対応機種のバリエーションが豊富で、ニーズや予算に応じて柔軟に子機を増設できる選択肢の広さが魅力です。

 EasyMeshの場合、他社製でも(原則的に)メッシュ構築が可能なため、1台購入して電波が届かない場所があった場合の「保険」として使いやすい規格です。

 しかし、本格的にメッシュ構築を行う場合は、他メーカーとの動作保証がないことがネックになります。そのため、初期導入からメッシュ構築を前提とするなら、バリエーションが豊富なTP-Linkのシステムを導入する方が安心でしょう。

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 【メッシュWi-Fiの比較記事】の冒頭で書いたように、メッシュは広い空間でこそ効果を発揮します。

 ただ、一般家庭でも三階建てではもちろん、二階建ての一軒家、RC造(コンクリート造)のマンションなど、壁が厚く電波が届きにくい環境では大きな改善が期待できます。

 メッシュ型は従来型の中継機と異なり、移動中もスマホがシームレスに接続され、経路もCPUが賢く最適化します。

 特に、現状で、電波が入りにくい部屋が、2部屋以上ある場合、メッシュ方式を選ぶ価値が高いと言えるでしょう。

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 通信規格は、Wi-Fi6です。

 5GHz帯が2系統と、2.4GHz帯が1系統のトライバンド仕様です。

 メイン経路であるバックホール通信に、4804Mbps(約600メガバイト/秒)を使う構成ですし、しっかり、ルーター間の距離を設定しさえすれば、安定した通信環境を構築できそうです。

  202107271744.jpg

 接続端子も、2.5Gbpsを備えます。

 そのため、フレッツ光クロスなどの高速光回線でも活かせる仕様です。

 通信安定性も、ビームフォーミング・MUーMIMO・OFDMAに対応です。 

 その上で、通信の優先順位を設定できるQOSに対応するので、例えば「この部屋の、このPCだけはとにかく速度を確保したい」といったケースにも有効です。

 消費電力も、30Wと高性能機としては抑えられています。

 このように、本機は、とくに家庭向けの中級メッシュ機として「穴のない」仕様と言えます。2セットで、5万円以内で考える場合、候補にして良いでしょう。

ーー

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 【2023年発売】

 【2台セット】

 38・TP-Link Deco XE200 (2パック)
  ¥72,558 Amazon.co.jp (8/13執筆時)

 【1台】

 39・TP-Link Deco XE200 (1パック)
  ¥38,126 Amazon.co.jp (8/13執筆時)

メッシュ:自社方式
Wi-Fi規格:Wi-Fi6E(11ax)
2.4GHz帯速度:1147Mbps
5.0GHz帯速度:4804Mbps
6.0GHz帯速度:4804Mbps
有線LAN:1000BASE-T ×4
WAN:10Gbps〈WAN専用〉
最大増設台数:10台
登録可能端末:最大200台
互換性:Decoシリーズ
USB:
IPv6:対応
WPA3:対応   

主な用途  3DK・一軒家・ホテル
通信速度  ★★★★★★
到く距離  ★★★★★★
通信安定性 ★★★★★★
端子構成  ★★★★★
簡単設定  ★★★★☆

総合評価  ★★★★★★

 一方、小規模法人(ホテルなど)で自力で、Wi-Fiを備えようという場合は、もう少し性能が良いシステムでも良いでしょう。

 現状では、Wi-Fi6Eを基軸としているTP-Link Deco XE200を推します。

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 サイズは、幅130×高さ241×奥行123.5mmです。

 比較的コンパクトで、設置場所を選ばないデザイン性も備えており、圧迫感を与えにくい点が魅力です。

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 最大速度は、5GHz帯・6GHz帯の2バンドとも4804Mbpsです。

 2.4GHz帯も1147Mbpsですから、どの帯域も速いトライバンド(3バンド)機と言えます。

 TP-Linkはバックホール通信を含め、6GHz帯柔軟に活用できるため、通信の安定性が高く、メッシュとしての完成度も優れています。

 さらに、5GHz帯には8本の専用アンテナを割り当てることで、複数接続時の速度低下を抑える構成です。

 CPUも十分な性能を備えます。

 無線の安定性ビームフォーミング・MUーMIMO・OFDMAほか、通信の優先順位を設定できるQOSに対応しますし、十分です。

 有線LANポートも、WAN/LAN兼用の10Gbps端子があるので、高速回線でも性能を引き出せます。

 本機の場合も、互換性のあるDecoシリーズは価格帯ごとに豊富なラインナップがあります。

 親機とメインとなるサテライトなど「中心部分」を本機で構築し、周辺は下位機で補うことで、大規模構成でも比較的安価にシステムを構築できそうです。

ーー

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 【2023年発売】BE22000

 【2台セット】

 44・TP-Link Deco BE85(2パック)
  ¥110,083 楽天市場 (8/13執筆時)

 【1台】

 45・TP-Link Deco BE85(1パック)
  ¥69,800 楽天市場 (8/13執筆時)

メッシュ:自社方式
Wi-Fi規格:Wi-Fi7(11be/ax)
2.4GHz帯速度:1376Mbps
5.0GHz帯速度:5760Mbps
6.0GHz帯速度:11,520Mbps
有線LAN:10Gbp×2 + 2.5GHz×2
WAN:10Gbps 〈LAN共用〉
最大増設台数:10台
登録可能端末:最大200台
互換性:Decoシリーズ
USB:USB3.0×1
IPv6:対応
WPA3:対応   

主な用途  3DK・一軒家・ホテル
通信速度  ★★★★★★
到く距離  ★★★★★★
通信安定性 ★★★★★★
端子構成  ★★★★★
簡単設定  ★★★★☆

総合評価  ★★★★★★

 一方、ハイエンド構成でメッシュを組むならば、Wi-Fi7に対応したTP-Link Deco BE85も候補です。

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 本体サイズは、幅128×高さ236×奥行128.0mmです。

 小型ではありませんが、本機の速度を考えると、以外とコンパクトに思えます。

 消費電力も、最大で41.8Wです。

 業務用としては、ビックリするほどではないと思います。

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 速度は、6GHz帯で11,520Mbps、5GHz帯で最大5760Mbpsです。

 遠くまでしっかりとぶ、2.4GHz帯も1376Mbpsです。

 速度部分は、現行機種の中でもトップクラスです。

 本機を親機に据えれば、広範囲を超高速でカバーできる非常に強力なネットワークが構築可能です。

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 ただし、本機を選ぶ場合、幹線ルートとなる子機も同モデルで統一し、6GHz帯を活用したバックホール通信を行うのが理想です。

 その上で、必要に応じてDecoシリーズの下位モデルを末端に組み合わせることで、性能とコストのバランスを最適化できます。

 いずれにしても、TP-Linkの強みは、必要な速度や用途に応じて子機を柔軟に選べる点にあります。

 ネットワークの入口となる親機は、性能が高いほど全体のパフォーマンスが向上するため、本機を選ぶ大きな理由となるでしょう。

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 端子構成も、かなり充実しており、ここも、問題ないです。

5・メッシュWi-Fiルーターの比較

 なお、メッシュWi-Fiについては、4回目の記事で詳しく紹介しています。


 第8に、Macユーザーで、USB HDDをつなげた「バックアップ」を考えたいならば、

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 【2025年発売】

 【1台のみ】(2025年モデル NT1522)

 66・LINKSYS VELOP AX4200 MX4200-JP
  ¥17,600 Amazon.co.jp (8/13執筆時)

メッシュ:自社方式
Wi-Fi規格:Wi-Fi6 (11ax)
2.4GHz帯速度:600Mbps
5.0GHz帯速度:2400+1200Mbps
有線LAN:1000BASE-T×3
WAN:1000BASE-T
最大増設台数:
登録可能端末:
互換性:i-Mesh
USB:USB3.0×1
IPv6:
WPA3: 対応

主な用途  Macユーザー
通信速度  ★★★★★
到く距離  ★★★★☆
通信安定性 ★★★★★
端子構成  ★★★★☆
簡単設定  ★★★★☆

総合評価  ★★★★☆

 アメリカのLINKSYSが販売する、VELOP MX4200-JP-Aが良いでしょう。

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 本機は、Apple Storeにおいている唯一の無線LANルーターです。

 また、本編で書いたように、日本で唯一のAppleHomeKit対応ルーターです。

 Apple Homeで、照明やカメラといったスマート家電を管理する場合本機を導入することで、iPhone「ホーム」アプリを使うことで、外部アクセスを制御できる利点があります。

 主に、セキュリティ部分の向上に寄与しますが、ネットワークカメラ類の情報セキュリティの向上を考える場合など、良い選択肢になります。

 なお、近年までは、Appleは、日本において、Google系やAmazon系に比べて制御可能な家電類の少なさが重大問題でした。

 ただ、2024年末あたりから、各社共通のMatter規格が登場したことで、この部分の改善見込みが立ちました。そちらの家電も「ホーム」アプリ経由で制御できる見込みです。

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 そのほか、最近の無線LANルーターには珍しく、USB端子が付属するのも、ポイントです。

 ご存じのように、Macユーザーに一定の存在感があった「APPLE AirMac Extreme(ME918J/A)」ほか、HDD内蔵タイプの「APPLE Time Capsule」は、2018年に生産終了になっています。

 それらと同じ感覚で、Apple製品のバックアップ(TimeMachine)を運用したい場合も、本機はよさそうです。

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 サイズは、幅114×奥行114×高さ244mmです。

 Appleが純正で売っていたHDD内蔵のルータ(AirMac Time Capsule)と形状・サイズ感が最も似ているといえる機種です。

 実際に、Appleストアで取扱いがある唯一のルーターですし、この部分で、本機を選定しました。

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 速度規格は、トライバンドのWi-Fi 6です。

 2.4GHzは、4本のアンテナで、600Mbpsです。

 5.0GHz (1)は、4本のアンテナで、2402Mbpsです。

 5.0GHz (2)はは、2本のアンテナで、1200Mbpsです。

 メッシュとして、2機以上で使う場合、本編で書いたように、少し弱いようにおもいますが、1台だけ親機として運用するならば、全く問題ないでしょう。

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 通信安定性の部分でもある程度良いCPU(1.4GHz/4コア)やメモリを積みます。

 ストレージ運用する場合、ある程度のマシンスペックあった方が安心感があるので、その部分も評価しています。

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 設定も、スマホアプリで簡単にできます。

 海外メーカーですが、アプリはしっかり日本語化しており、迷わない作りです。

 逆に(超上級者向けの)細かい設定はさほどできませんが、 Time Capsuleができることは(ほぼ)できています。

5・メッシュWi-Fiの比較

 なお、同社のメッシュWi-Fiについては、4回目の記事のなかで詳しく紹介しています。

捕捉:トラブル時に確認して欲しいこと

 というわけで、今回は無線LANルーター(Wi-Fiルータ)の比較記事でした。

 最後に、ブックマーク用の「おまけ」です。

 ルーターを新調したのに「速度が全然出ない」というトラブルが起きたときに確認してほしいポイントを3つ紹介します。


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 第1に、ルーターのモード設定の確認です。

 NTTのフレッツ光やKDDIのauひかりなどを契約している場合、多くの方は、黒色のONU(光回線終端装置)に加え、上図では白色のホームゲートウェイ端末(ルーター機能付き)をレンタル提供されています。

 この構成では、ホームゲートウェイ端末のLAN端子と、新しく購入した無線LANルーターのWAN(インターネット)端子をLANケーブルで接続し、ネットに接続します。

一方で、ホームゲートウェイ端末も無線LANルーター同様に、PCやスマホに個別のIPアドレスを割り振る「ルーティング機能」を持っています。

 細かい原理は省きますが、ホームゲートウェイ側と新しい無線LANルーター側のルーター機能が同時に働くと、通信が競合してトラブルを起こすことがあります

 例えば、ルーターを新調したのに速度が出ない、接続が不安定になる、外出先からの家電操作ができないなどの場合は、「二重ルーター」になっている可能性を疑ってください。

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 対処法は、簡単です。

 無線LANルーターの設定を開いて、ルーター機能をOFFにするだけです。

NEC:ブリッジモード
バッファロー:APモード
エレコム:APモード
TP-LINK:APモード
アイオーデータ:ブリッジ接続

 メーカーによって呼び方はマチマチなのですが、説明書を見ながら、以上のモードに変更すれば、ルータ機能はOFFになります。

 もし分からない場合は、ユーザーサポートに「APモードに変更できない」と伝えれば、やり方を案内してもらえます。

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 なお、NTTほかの回線業者から提供されたのが、終端装置(白色)のみで、買われる無線LANルーター(黒色)に直接つなげるだけの配線ならば、この設定変更は不要です。

 ただし、ひかり電話を契約している場合は電話用ホームゲートウェイが必要になるため、多くのケースで上記の変更が必要となります。


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 第2に、ケーブルについてです。

 無線LANルーターを買い替える際、お手持ちの古いLANケーブルを流用しようと考える方は多いと思います。

 202203181718.jpg

し かし、LANケーブルにも規格があります。

 古い規格では回線速度の足を引っ張る可能性があります。特に、CAT5(カテゴリー5)規格の場合、最大でも100Mbps(=12.5MB/秒)しか対応できません。

 ADSL時代に購入したLANケーブルなど、10年以上前のものはCAT5である可能性が高く、これが速度のボトルネックになっている場合があります。

 この場合、ホームゲートウェイからルーター、あるいはメインのPCまでの経路だけでも、新しいケーブルへの交換を検討してください。

  201903161344.jpg

 【0.5m-20m】【CAT7規格】

 サンワサプライ 細径メッシュLANケーブル
  ¥1,009〜 Amazon.co.jp (8/13執筆時時)

 エレコム つめが折れないLANケーブル
  ¥1,182〜 Amazon.co.jp (8/13執筆時時)

 バッファロー つめが折れないLANケーブル
  ¥709〜 Amazon.co.jp (8/13執筆時時)

 おすすめはCAT7(カテゴリー7)規格のケーブルです。

 CAT7はノイズ対策(シールド構造)が規格要件に含まれており、安定性を重視する場合に有効です。

 なお、太いほどノイズ耐性は高まりますが、取り回しやすさを考えると直径5mm前後の細径タイプがおすすめです。逆に、平麺型(フラットタイプ)は設置性は良いものの、ノイズ耐性では単線またはより線タイプの丸形ケーブルに劣ります。

 国内メーカー製なら、エレコム・バッファロー(iBuffalo)・サンワサプライが定番で、品質面でも安心です。

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 なお、ルーター製品には多くの場合、1m程度のWAN用LANケーブルが付属しています。

 ほとんどがCAT7ではありません。短いため交換不要ですが、FPSゲームなどでノイズ対策にこだわる場合は交換を検討してもよいでしょう。

 小物類は家電量販店では価格が高めな傾向があるため、ネット購入がおすすめです。


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 第3に、バンドステアリング機能についてです。

 多くのメーカが採用している技術で、2.4GHz帯5GHz帯のうち、通信状況に応じて最適な帯域へ自動で切り替えてくれる機能です。

 今回の比較記事でも、この機能の搭載は評価しました。実際に便利な機能であり、筆者(Atlas)も利用しています。

 ただし、スマホなど持ち歩く端末の場合、(電波到達距離が長い)2.4GHz帯なら安定するエリアでも、(到達距離が短い)5GHz帯だとギリギリ届くか届かない部屋(例:寝室など)では、5GHz帯を優先的に拾ってしまい、接続が途切れやすくなることがあります。

 こうした現象が起きる場合は、バンドステアリングを使わず、ネットワークID(SSID)を2.4GHz帯と5GHz帯で分け、それぞれの帯域を明示的に使い分ける方法を試してください。

 そのほうが安定する場合があります。

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 以上、トラブル時の対処法でした。

 こうした情報は必要な時にすぐ参照できるよう、「ブックマーク」して頂ければ良いかと思います。


  最後に、関連記事の紹介です。

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1・無線LAN中継機の比較
2・無線LAN子機の比較

 ルーターの買い替えを検討している方の中には、特定の1部屋だけ電波が届きにくいケースもあるでしょう。

 ただ、先ほどおすすめした「メッシュシステム」を導入するほどまで「深刻ではない」場合も少なくありません。

 このような場合、対象が固定設置のデスクトップPCテレビなど、持ち運びをしない機器であれば、Wi-Fi中継機の導入が有効です。

 既存ルーターを活かせるうえ、費用も安価です。

 ただし、スマホやタブレットなどの持ち歩く端末の対策には不向きです。これは、中継機と親機の間で切り替え時の通信が途切れやすく、利用体験が悪化するためです。

 固定機器なら、SSID(ネットワーク名)を親機と別に設定することでこの問題を回避できます。詳細は関連記事(1番)をご覧ください。

 201810120015.jpg

 そのほか、お使いのパソコンがWi-Fi 6などの上位規格に対応していない場合、無線LAN子機の増設が必要です。

 関連記事(2番)では、USBタイプとPCIeタイプ双方の比較を行っています。興味のある方はぜひご参照ください。

 ではでは!

posted by Atlas at 00:48 | 無線LANルーター

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